JP2003089451A - スキュー補正装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

スキュー補正装置及びこれを用いた画像形成装置

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JP2003089451A JP2001283522A JP2001283522A JP2003089451A JP 2003089451 A JP2003089451 A JP 2003089451A JP 2001283522 A JP2001283522 A JP 2001283522A JP 2001283522 A JP2001283522 A JP 2001283522A JP 2003089451 A JP2003089451 A JP 2003089451A
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JP2001283522A
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English (en)
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Toshiya Kojima
俊也 小島
Koji Uchida
浩司 内田
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でスキュー(斜め送り状態)を確
実に補正する。 【解決手段】 上ガイド板21と下ガイド板22とか
ら、受像材料17の搬送路27を構成する。上ガイド板
21の湾曲部21aの中央に、スキュー補正ガイドロー
ラ23を設ける。スキュー補正ガイドローラ23の取付
軸23bの中央部を軸受け26を介して揺動自在に取り
付ける。スキュー補正ガイドローラ23の一端部を固定
ダイヤル24によりフレーム28に固定する。スキュー
量に応じて、スキュー補正ガイドローラ23の傾斜角度
を変えることで、スキューを確実に補正することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料の斜め送
りの状態(以下、スキューという)を簡単に補正するス
キュー補正装置及びこれを用いた画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】画像原稿を読み取り、この読み取った画
像データに基づき感光材料にレーザー露光し、露光が完
了した感光材料の画像を受像材料へ転写して画像を形成
するレーザー露光熱現像転写方式の画像形成装置が実用
化されている。このような画像形成装置は、一般に第一
画像形成部(露光部)、及び第二画像形成部(処理部)
を備えており、先ず、露光部で感光材料にレーザー露光
を行って潜像を記録し、これを処理部に搬送する。処理
部では露光後の感光材料に例えば水を塗布し、感光材料
と受像材料とを貼り合わせて加熱することにより感光材
料の現像、及び受像材料への転写を行っている。
【0003】上記画像形成装置では、感光材料や受像材
料等の記録材料が斜め送りされると、得られるプリント
において、画像が斜めに記録されてしまい好ましくな
い。このため、製造後の出荷調整時等に記録材料の搬送
ガイドや搬送ローラの取付位置を微調整して、スキュー
が発生しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出荷調
整時等に搬送ガイドや搬送ローラの取付位置を微調整す
ることは工程が増えるし、また微調整に熟練を要するの
で、簡単にスキュー補正が行えることが望まれていた。
【0005】このスキュー補正としては、コピー機など
の画像形成装置において、種々の提案がなされている。
例えば、特開平6−263289号公報には、上ガイド
板と下ガイド板とを用紙の通過間隔を開けて配置し、こ
れらガイド板をねじる方向にネジ止めすることにより、
用紙の幅方向の通過経路の長さを変化させてスキューを
補正することが開示されている。しかしながら、このよ
うにネジ止めするタイプでは、出荷時などにスキュー補
正が可能であり、後にスキュー補正することは困難であ
った。
【0006】また、特開平10−53355号公報に
は、スキューセンサでスキュー量を検出し、このスキュ
ー量に基づき用紙の両側端に接触する補正ベルトを個別
に駆動してスキューを補正することが開示されている。
また、特開平11−157707号公報には、ネジロー
ラを用いて用紙の搬送を行いながらスキューの補正を行
うことが開示されている。これらのスキュー補正方法で
は自動化が可能になるものの、装置構成が複雑になり、
装置の製造コストが上がってしまう。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、スキュー補正が簡単に行えるようにした
スキュー補正装置及びこれを用いた画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、記録材料の搬送路と、この搬送路へ前
記記録材料の厚み方向から突出するように揺動自在に取
り付けられ、前記記録材料の幅方向で離れた複数位置に
おける搬送経路長さを変えるためのスキュー補正部材
と、このスキュー補正部材の揺動角度を変更するための
外部操作部材とを備えている。
【0009】なお、前記スキュー補正部材は、前記搬送
路を形成する1対のガイド部材の一方であることが好ま
しい。また、前記スキュー補正部材は、前記搬送路を形
成するガイド部材に揺動自在に取り付けられるガイドロ
ーラであることが好ましい。さらに、前記搬送路は前記
記録材料のカール方向へ湾曲して形成されており、前記
スキュー補正部材は前記記録材料のカールの内側に配置
されていることが好ましい。
【0010】前記搬送路は前記記録材料をその厚み方向
で一方へ寄せる付勢ガイドを備え、前記スキュー補正部
材は前記付勢ガイドにより前記記録材料が寄せられる側
に配置されていることが好ましい。また、前記外部操作
部材は、前記機枠から突出させた操作部材本体と、この
操作部材本体を前記機枠に固定する固定部材とから構成
されていることが好ましい。
【0011】記録材料の搬送路と、この搬送路から突出
するように、記録材料の幅方向で揺動自在に取り付けら
れ、前記記録材料の幅方向両端部における搬送経路長さ
を変えるためのスキュー補正部材と、このスキュー補正
部材の揺動角度を変更するスキュー部材駆動手段と、ス
キュー量を検出するスキューセンサと、このスキューセ
ンサにより検出したスキュー量に応じて前記スキュー部
材駆動手段を制御する制御手段とを備えることにより、
簡単な構成で自動的にスキュー補正が可能になる。
【0012】前記記録材料はロール状に巻き取られてい
ることが好ましく、この場合にはロール形態によるカー
ルによって、記録材料が前記スキュー補正部材に押しつ
けられるようになり、スキュー補正が確実に行えるよう
になる。
【0013】このようなスキュー装置は、感光材料に画
像を露光し、この露光済感光材料を受像材料に重ね合わ
せて加熱することにより画像形成処理を行う画像形成装
置に実施することが好ましく、この場合には、前記記録
材料としての感光材料または受像材料のスキューが確実
に補正され、画像が斜めに記録されることのないプリン
トが得られるようになる。また、感光材料に画像を露光
し、この露光済感光材料を熱現像して発色させ、光定着
することにより画像形成処理を行う画像形成装置に実施
することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1において、画像形成装置10
の内部には、感材マガジン11、受材マガジン12、露
光部13、ループ形成部14、処理部15の他に、本発
明の受像材料スキュー補正部16が設けられている。
【0015】受材マガジン12は、画像形成装置10内
の下方に配置されており、その内部にはロール状の受像
材料17が収納されている。受材マガジン12の側面下
部には引き出し口12aが設けられており、この引き出
し口12aから受像材料17が引き出される。引き出し
口12aの近傍には、引き出しローラ対18と受材用カ
ッタ19とが設けられており、受像マガジン12から引
き出された受像材料17は、プリントサイズに合わせて
所定の長さに切断される。
【0016】本実施形態では、プリントサイズとして、
A3,A3W,Wレター、A4、六切り、レター、2
L,A4W,四切りのサイズが用意されており、これら
サイズに対応した長さで受像材料17が切断される。
【0017】切断された受像材料17は、スキュー補正
部16によって斜め送り状態が補正される。図2に示す
ように、スキュー補正部16は、上方に配置される内ガ
イド板21と、下方に配置される外ガイド板22と、ス
キュー補正ガイドローラ23と、これの固定ダイヤル2
4とから構成されている。
【0018】内ガイド板21と外ガイド板22とは90
度の円弧形状湾曲部21a,22aを有しており、受像
材料17を横方向から上方向へ、その送り方向を90度
変更する。内ガイド板21の湾曲部21aの中央には、
受像材料17の幅方向にスキュー補正ガイドローラ23
が回動自在に取り付けられている。
【0019】スキュー補正ガイドローラ23は、10個
のローラ本体23aを取付軸23bに所定のピッチで固
定した串形状に形成されており、取付軸23bの中央部
で軸受け26によって回転自在に、且つ受像材料17の
厚み方向で揺動自在に取り付けられている。また、内ガ
イド板21にはローラ開口21bが形成されており、こ
のローラ開口21bからローラ本体23aが搬送路27
内に突出するようにされている。
【0020】また、取付軸23bの一端部には、固定ダ
イヤル24がネジ止めされている。固定ダイヤル24
は、画像形成装置10のフレーム28の外側から長孔2
8aを介して取付軸23bの軸端部にネジ部24aによ
って取り付けられており、スキュー補正ガイドローラ2
3を任意の傾斜角度で固定するように構成されている。
この傾斜角度を変更することにより、受像材料17の幅
方向両端部における搬送長さが変更されて、スキューが
補正される。特に、受材マガジン12から引き出された
受像材料17は巻き取り収納されているため、巻き癖
(カール)がある。この巻き癖の方向を、内ガイド板2
1の曲がり方向に合わせてあるため、受像材料17は内
ガイド板21に摺接する。したがって、受像材料17を
スキュー補正ガイドローラ23へ向けて付勢するための
付勢ガイド板などが不要になり、構成が簡単になる。
【0021】スキュー補正はテストプリントを行い、こ
の結果に基づき行われる。テストプリントで画像が傾い
て形成される場合に、この傾きを無くす方向にスキュー
補正ガイドローラ23を揺動させて、適正位置で固定ダ
イヤル24を用いて固定する。このとき、スキューの補
正度合いに応じてスキュー補正ガイドローラ23の傾斜
角度を変更させる。例えば、スキュー補正量を大きくす
る場合には傾斜角度を大きくする。
【0022】図1に示すように、感材マガジン11は、
画像形成装置10内の下方に配置されており、その内部
にはロール状の感光材料30が収納されている。引き出
し口11aから出た感光材料30は、引き出しローラ対
31により引き出されて、感材用カッタ32により、所
定の長さで切断される。このため、引き出しローラ対3
1の出口側には第1先端センサ33が設けられており、
この第1先端センサ33を通過した後の送り量に基づき
感材用カッタ32が駆動される。
【0023】露光部13は、感材マガジン11の上方に
配置されており、レーザー光源を用いて、感光材料30
の露光面上に3色同時露光処理を行う。この露光処理に
より感光材料30の露光面へ画像が走査露光され、潜像
が記録される。露光部13には2組の露光用ローラ対3
6が設けられており、この露光用ローラ対36による感
光材料30の送りによって副走査が行われる。
【0024】露光用ローラ対36は、露光時には速度V
1=21.6mm/sで感光材料30を搬送する。ま
た、露光部13の感光材料送り方向の下流側に配置され
る水塗布部37の水塗布用ローラ対38では、現像時に
速度V2=40.5mm/sで感光材料30を搬送す
る。そして、露光用ローラ対36と水塗布用ローラ対3
8との間の感光材料30の搬送距離は、感材用カッタ3
2で切断される感光材料30の長さよりも短くされてお
り、コンパクト化が図られている。
【0025】このため、露光用ローラ対36と水塗布用
ローラ対38との間にはループ形成部14が設けられて
おり、水塗布時の搬送速度が露光時の搬送速度よりも大
きいことによる速度差をループを消費することで吸収し
ている。ループは、水塗布用ローラ対38が感光材料3
0の先端を通過した後に、これを第2先端センサ39で
検出して水塗布用ローラ対38を停止させることで形成
され、露光済の感光材料30がループ状に貯留される。
そして、所定のループ長さに達したときに、水塗布用ロ
ーラ対38が回転することで、水塗布が行われて、水塗
布時と露光時との搬送速度差(V2−V1)によってル
ープが消費される。
【0026】図3に示すように、ループ形成部14はル
ープ形成用ガイド40を備えている。ループ形成用ガイ
ド40は、感光材料30の搬送ガイド41に沿った形に
形成されており、取付軸42を介して図3に示すような
先端ガイド位置と、図4に示すようなループ形成位置と
の間で変位するように構成されている。先端ガイド位置
では、ループ形成用ガイド40と搬送ガイド41との隙
間が感光材料30の搬送通路となる。また、図4に示す
ように、ループ形成位置では、ループ形成用ガイド40
と搬送ガイド41との間にループ形成空間が形成され、
この空間内にループ30aが形成される。このループ形
成部14のループ形成用ガイド40やその駆動装置等は
ガイドカバー52に取り付けられている。このガイドカ
バー52は取付軸53を介してフレーム28に回動自在
に取り付けられており、感光材料が詰まったときなどに
開放される。
【0027】図1に示すように、処理部15は、前述の
水塗布用ローラ対38と水塗布部37と熱現像処理装置
54とから構成されている。水塗布部37はループ形成
部14の近傍に設けられている。水塗布部37は受け皿
55とガイド部材56とから構成されており、受け皿5
5内には水が入れられている。この水塗布部37を感光
材料30が通過することで、感光材料30に水が塗布さ
れる。
【0028】熱現像処理装置54は、ドラム57、ベル
トサポート機構58、貼り合わせローラ59、感材分離
爪60、感材排出ローラ機構61、受材分離爪機構62
から構成されている。貼り合わせローラ59はドラム5
7に向けて付勢されており、搬送されてきた感光材料3
0と受像材料17とを重ね合わせ、これをドラム57の
外周面に圧着するとともに、ドラム57の外周面に貼り
合わせた状態で送り出す。
【0029】ドラム57は、その外周面に貼り合わされ
た感光材料30と受像材料17とを加熱して感光材料3
0の現像、及び感光材料30の画像の受像材料17への
転写を行う。ドラム57内には加熱用ヒータが設けられ
ており、このヒータによりドラム外周面の温度が調整さ
れる。
【0030】ベルトサポート機構58は、貼り合わされ
た感光材料30と受像材料17とをドラム57の外周面
から外れないように保持して搬送するためのものであ
り、無端ベルト63と複数の支持ローラ64とから構成
されている。無端ベルト63は各支持ローラ64により
移動自在に支持されるとともに、ドラム57の外周面に
圧接されており、ドラム57の回転に同期して移動す
る。
【0031】感材分離爪60はドラム57の外周面に貼
り付けられた感光材料30と受像材料17とから感光材
料30のみを分離する。感材排出ローラ機構61は感材
分離爪60で分離された感光材料30を感材排出トレイ
65に送り出す。受材分離爪機構62は受材分離爪66
と受材排出ローラ機構67とから構成されている。受材
分離爪66は、ドラム57に貼り付けられた受像材料1
7をドラム57の外周面から分離する。受材排出ローラ
機構67は受材分離爪66で分離された受像材料17を
受材排出トレイ68に送り出される。なお、受材排出ト
レイ68はA3Wサイズの受像材料17が収納可能な大
きさに形成されている。
【0032】次にプリント処理について説明する。プリ
ント開始信号が出されると、まず、引き出しローラ対3
1、露光用ローラ対36、水塗布用ローラ対38が回転
する。まず、引き出しローラ対31により感材マガジン
11から感光材料30が速度V1で引き出される。引き
出された感光材料30は露光部13に搬送され、露光用
ローラ対36でニップ搬送される。そして、露光部13
では、感光材料30は速度V1で送られて副走査され、
また、露光面へのレーザー露光により主走査される。ま
た、図示しないポンプが駆動されて受け皿55に水が注
入される。次に、水塗布用ローラ対38が速度V1で回
転する。
【0033】露光が完了すると、露光用ローラ対36の
回転を一旦停止するとともに、感材用カッタ32により
感光材料30が切断される。このとき、感光材料30は
所定の長さ、例えばA3の長手方向の長さに切断され
る。そして、再び、露光用ローラ対36が回転し、感光
材料30がループ形成部14に送られる。また、露光が
完了すると引き出しローラ対31が逆転してロール状の
感光材料30の先端が所定位置に巻き戻される。
【0034】露光部13で感光材料30を露光している
間に、露光が完了した感光材料30の先端は水塗布用ロ
ーラ対38に到達するため、第2先端センサ39によっ
て先端が検出される。図3に示すように、感光材料30
の先端が第2先端センサ39によって検出されると、水
塗布用ローラ対38は感光材料30の先端部分をニップ
した状態で停止する。また、これと同時に、先端ガイド
位置にセットされているループ形成用ガイド40がルー
プ形成位置に向けて回動する。そして、水塗布用ローラ
対38で感光材料30の搬送を停止しながら、露光用ロ
ーラ対36で感光材料30を搬送し続けているため、図
4に示すように、ループ形成用ガイド40と搬送ガイド
41との間にループ30aが形成される。また、水塗布
用ローラ対38の回転停止と同時に、図示しないループ
形成用タイマによって、ループ30aの長さが所定長に
達したか否かが検出される。
【0035】そして、ループ形成用タイマの計測時間が
所定時間経過してループ30aの長さが一定長に達する
と、水塗布用ローラ対38が速度V2で回転される。こ
れにより、感光材料30が水塗布部37へ送られて、感
光材料30へ水が塗布される。このとき、感光材料30
への露光は完了しておらず、感光材料30の水塗布時の
搬送速度V2と露光時の搬送速度V1との関係はV2>
V1であるが、ループ形成部14でループ30aが形成
されているため、感光材料30に無理な張力が作用する
ことがない。これにより、露光部13で露光を行いなが
ら、処理部12で現像処理が開始することができるた
め、熱現像転写処理の効率を良くすることができる。感
光材料30は水の塗布後に、熱現像処理装置54に送ら
れる。
【0036】受材マガジン12からは受像材料17が引
き出されて、所定の長さに切断される。このとき、スキ
ュー補正部16で受像材料17のスキュー補正が行われ
る。図2に示すように、スキュー補正ガイドローラ23
の搬送路27への突出量を受像材料17の幅方向両端部
位置で変えることにより、受像材料17の両端部におけ
る搬送長さが変更され、これによりスキューが補正され
る。スキュー補正された受像材料17は、熱現像処理装
置54に送られる。熱現像処理装置54では、露光部1
3で露光された感光材料30の現像と受像材料17への
転写が行われる。転写後の受像材料17は受材排出トレ
イ68に排出される。また、画像転写後の感光材料30
は感材排出トレイ65に排出される。
【0037】なお、上記実施形態では、スキュー補正ガ
イドローラ23の中央部を軸受け26で支持して、受像
材料17の厚み方向で揺動自在とさせたが、これに代え
て、一方の軸端を軸受けで固定し、他方の軸端を受像材
料17の厚み方向で移動自在に構成して、スキューを補
正してもよい。
【0038】次に、スキュー補正装置の別の実施形態に
ついて説明する。図2に示すようなスキュー補正ガイド
ローラ23を受像材料17の厚み方向で揺動させる代わ
りに、図5に示すように、内ガイド板70そのものを外
部操作部材71により受像材料17の厚み方向で変位さ
せることにより、両端部での隙間G1,G2を変化させ
てスキューを補正する。この場合にも、受像材料17の
幅方向両側端での搬送長が変更されることで、受像材料
17のスキューが補正される。
【0039】上記実施形態では、内ガイド板21にスキ
ュー補正ガイドローラ23を1個設けたが、スキュー補
正ガイドローラ23は複数設けてもよい。例えば、図6
に示すように、内ガイド板72に、受像材料17の搬送
方向に適宜間隔をおいて3本のスキュー補正ガイドロー
ラ73〜75を設け、これらを別個に揺動することで、
スキューを補正してもよい。
【0040】また、図7に示すように、外ガイド板76
にスキュー補正ガイドローラ77を設けてもよい。この
場合には、弾性のある薄板フィルムからなるマイラー7
8,79を設けて、受像材料17を確実にスキュー補正
ガイドローラ77に当てるようにする。なお、上記実施
形態では、搬送向きを90度転換する搬送路27にスキ
ュー補正ガイドローラ23等の補正部材を配置したが、
搬送方向は上記実施形態のものに限られなく、例えば直
線状やその他の角度で搬送方向を変更するものであって
もよい。
【0041】また、上記実施形態では、手動でスキュー
補正部材としてのガイドローラ等の傾斜角度を調節する
ようにしたが、この他に、図8に示すように、スキュー
補正ガイドローラ80の取付軸80bをシフト機構81
により移動させることで、その傾斜角度を変更させ、ス
キュー補正してもよい。この場合には、スキューセンサ
82を用いて、スキュー量を検出し、このスキュー量に
応じてスキュー補正ガイドローラ80の傾斜角度を自動
的に設定する。スキュー量とスキュー補正ガイドローラ
80の傾斜角度との関係は予め実験等により求めてお
き、これを例えばコントローラ83のルックアップテー
ブルメモリ84に記憶しておく。そして、スキュー量か
らこのスキュー量に適合する最適な傾斜角度を求めて、
この傾斜角度になるようにシフト機構81をドライバ8
5を介して駆動する。スキューセンサ82は専用のもの
を用いてもよいが、構成部材数を減らす観点からは、受
像材料17の幅検出センサを用いることが好ましい。ス
キュー量の検出は、例えば受像材料17の幅方向の2点
において、先端が通過するタイミングでカウンタを停止
させ、このカウント値の差分をスキュー量とするが、他
の種々の方法でスキュー量を検出してよい。
【0042】上記実施形態では、受像材料17のスキュ
ー補正について説明したが、この他に感光材料30に対
して同様のスキュー補正を行ってよい。また、熱現像転
写方式の画像形成装置の他に、感光感熱方式、サーマル
方式、銀塩写真方式、インクジェット方式等の画像形成
装置に実施してよい。例えば、感光感熱方式では、感光
材料にレーザースキャン露光し、この後に熱現像して発
色させ、さらに全面を露光することで光定着する方式で
あり、この場合には感光材料に対して上記のようなスキ
ュー補正を行う。また、画像形成装置としては、プリン
タの他に、複写機、ファクシミリ等が含まれる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、記録材料の幅方向両端
部における搬送経路長さを変えるためのスキュー補正部
材を、記録材料の厚み方向から搬送路へ突出するように
揺動自在に取り付け、外部操作部材によりスキュー補正
部材の揺動角度を機枠の外部から変更するようにしたか
ら、簡単にスキュー補正が可能になる。したがって、プ
リントサイズの変更等によってスキュー量が変わった場
合でも、確実にスキューを補正することができる。
【0044】前記搬送路は前記記録材料のカール方向へ
湾曲して形成されており、前記スキュー補正部材は前記
記録材料のカールの内側に配置されていることにより、
記録材料が確実にスキュー補正部材に押しつけられるた
め、スキュー補正が確実に行われる。
【0045】前記搬送路は前記記録材料をその厚み方向
で一方へ寄せる付勢ガイドを備え、前記スキュー補正部
材は前記付勢ガイドにより前記記録材料が寄せられる側
に配置されていることにより、直線状の搬送路にあって
も確実にスキューを補正することができるようになる。
【0046】機枠から突出させた操作部材本体と、この
操作部材本体を前記機枠に固定する固定部材とから、前
記外部操作部材を構成することにより、簡単に外部から
スキュー補正が可能になる。
【0047】また、スキュー補正部材の揺動角度を変更
するスキュー部材駆動手段と、スキュー量を検出するス
キューセンサと、このスキューセンサにより検出したス
キュー量に応じて前記スキュー部材駆動手段を制御する
制御手段とを備えることにより、自動的にスキュー補正
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像形成装置の概略構成を示
す正面図である。
【図2】スキュー補正部の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図3】先端ガイド位置にセットされた状態のループ形
成部を示す断面図である。
【図4】ループ形成位置にセットされた状態のループ形
成部を示す断面図である。
【図5】内ガイド板を受像材料の厚み方向で移動させる
ようにした他の実施形態におけるスキュー補正部材を示
す説明図である。
【図6】内ガイド板に3個のスキュー補正ガイドローラ
を設けた他の実施形態におけるスキュー補正部材を示す
概略図である。
【図7】外ガイド板にスキュー補正ガイドローラを設け
た他の実施形態におけるスキュー補正部材を示す概略図
である。
【図8】スキューセンサを用いてスキュー量を自動的に
補正する他の実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 13 露光部 14 ループ形成部 15 処理部 16 受像材料スキュー補正部 17 受像材料 21,70,72 内ガイド板 22,76 外ガイド板 23,73〜75,77,80 スキュー補正ガイドロ
ーラ 24 固定ダイヤル 28 フレーム28 30 感光材料 36 露光用ローラ対 37 水塗布部 38 水塗布用ローラ対 40 ループ形成用ガイド
フロントページの続き Fターム(参考) 3F101 FA06 FB02 FC01 FC11 FC18 FE01 FE02 FE11 FE17 LA01 LB03 LB08 3F102 AA01 AB01 BA02 BB02 BB07 CA00 CB06 FA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材料の搬送路と、この搬送路へ前記
    記録材料の厚み方向から突出するように揺動自在に取り
    付けられ、前記記録材料の幅方向で離れた複数位置にお
    ける搬送経路長さを変えるためのスキュー補正部材と、
    このスキュー補正部材の揺動角度を変更するための外部
    操作部材とを備えたことを特徴とするスキュー補正装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スキュー補正部材は、前記搬送路を
    形成する1対のガイド部材の一方であることを特徴とす
    る請求項1記載のスキュー補正装置。
  3. 【請求項3】 前記スキュー補正部材は、前記搬送路を
    形成するガイド部材に揺動自在に取り付けられるガイド
    ローラであることを特徴とする請求項1記載のスキュー
    補正装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送路は前記記録材料のカール方向
    へ湾曲して形成されており、前記スキュー補正部材は前
    記記録材料のカールの内側に配置されていることを特徴
    とする請求項1ないし3いずれか1つ記載のスキュー補
    正装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送路は前記記録材料をその厚み方
    向で一方へ寄せる付勢ガイドを備え、前記スキュー補正
    部材は前記付勢ガイドにより前記記録材料が寄せられる
    側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3
    いずれか1つ記載のスキュー補正装置。
  6. 【請求項6】 前記外部操作部材は、機枠から突出させ
    た操作部材本体と、この操作部材本体を前記機枠に固定
    する固定部材とから構成されていることを特徴とする請
    求項1ないし5いずれか1つ記載のスキュー補正装置。
  7. 【請求項7】 記録材料の搬送路と、この搬送路から突
    出するように、記録材料の幅方向で揺動自在に取り付け
    られ、前記記録材料の幅方向両端部における搬送経路長
    さを変えるためのスキュー補正部材と、 このスキュー補正部材の揺動角度を変更するスキュー部
    材駆動手段と、 スキュー量を検出するスキューセンサと、 このスキューセンサにより検出したスキュー量に応じて
    前記スキュー部材駆動手段を制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とするスキュー補正装置。
  8. 【請求項8】 前記記録材料はロール状に巻き取られて
    いることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1つ記
    載のスキュー補正装置。
  9. 【請求項9】 感光材料に画像を露光し、この露光済感
    光材料を受像材料に重ね合わせて加熱することにより画
    像形成処理を行う画像形成装置において、 請求項1ないし8いずれか1つ記載のスキュー補正装置
    を用い、前記感光材料または受像材料のスキューを補正
    することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 感光材料に画像を露光し、この露光済
    感光材料を熱現像して発色させ、光定着することにより
    画像形成処理を行う画像形成装置において、 請求項1ないし8いずれか1つ記載のスキュー補正装置
    を用い、前記感光材料のスキューを補正することを特徴
    とする画像形成装置。
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