JP2003088503A - 眼底カメラ - Google Patents

眼底カメラ

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JP2003088503A
JP2003088503A JP2001286132A JP2001286132A JP2003088503A JP 2003088503 A JP2003088503 A JP 2003088503A JP 2001286132 A JP2001286132 A JP 2001286132A JP 2001286132 A JP2001286132 A JP 2001286132A JP 2003088503 A JP2003088503 A JP 2003088503A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検眼前眼部に投影された指標の反射像の受
光の有無に基づき、眼底観察状態から前眼部観察状態に
切換えることにより、撮影者がスイッチ操作を行わなく
ても大まかな位置合わせを効率的に行えるようにする。 【解決手段】 撮影者が前眼部観察状態において、前眼
部/眼底切換スイッチを押し、前眼部観察状態から眼底
観察状態に切換わったときに処理を開始する。ステップ
100ではフレーム数n=0とする。ステップ101で
は、画像処理部に格納された1フレームのデジタル画像
からアライメント指標の反射像の検出を行う。ステップ
102では、アライメント指標の反射像が検出されなか
った場合には、ステップ103に進み、n=n+1とす
る。ステップ104では、n>=Tか否か判定する。n
が閾値T以上のときにはステップ105に進み、前眼部
/眼底切換制御部により、眼底観察状態から前眼部観察
状態に切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼科医院等で使用
される眼底カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、無散瞳眼底カメラ等の眼科撮
影装置において、被検者の眼底部を観察・撮影する場合
は、先ず前眼部を観察しながら被検眼との大まかな位置
合わせを行い、次に前眼部観察状態から眼底観察状態に
切換え、被検眼眼底に投影されたアライメント指標の反
射像をテレビモニタにより観察し、このアライメント指
標が眼底の所定位置に投影されるように、装置本体を上
下・左右方向に移動させることによって、被検眼と眼底
カメラの光軸の精密な位置合わせを行っている。
【0003】しかし眼底観察状態時に、被検者の顔が移
動するなどして被検眼との相対位置が大きくずれてしま
った場合には、アライメント指標が観察されなくなって
しまうため、眼底観察状態のままで被検眼との精密な位
置合わせを行うことは困難である。
【0004】そのため、例えば特開平8−98805号
公報では被検者の顔移動検出手段を設け、眼底観察状態
時における被検者の顔移動に連動して、眼底観察状態か
ら前眼部観察状態に切換えることにより、撮影者がスイ
ッチ操作を行わなくとも、大まかな位置合わせを効率良
く行えるようにした眼科撮影装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、眼底観察状態時の被検眼との位置合わ
せは極めて微妙なものであるため、被検者の顔移動がな
く被検眼が動くだけでもアライメント指標が観察されな
くなることがある。また、操作者が位置合わせに熟練し
ていない場合には、装置本体を上下・左右方向に移動さ
せ過ぎることによってもアライメント指標が観察されな
くなってしまう。そのため、被検者の顔移動のみに対応
している上述の従来例では十分とは云えない。
【0006】本発明の目的は、上述の課題を解決し、被
検眼前眼部に投影されたアライメント指標の反射像の観
察状態に連動して、眼底観察状態から前眼部観察状態に
切換えることにより、撮影者がスイッチ操作を行わなく
とも大まかな位置合わせを効率良く行えるようにした眼
科撮影装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼底カメラは、被検眼の前眼部を観察す
る前眼部観察手段と、被検眼の眼底像を観察する眼底観
察手段と、前記前眼部観察手段による前眼部観察状態と
前記眼底観察手段による眼底観察状態を切換える切換手
段と、被検眼の前眼部に指標を投影する投影手段と、該
投影手段により被検眼の前眼部に投影した指標の反射像
を受光する受光手段と、該受光手段における受光の有無
により前記眼底観察状態から前記前眼部観察状態に切換
えるか否かを判定する判定手段とを有することを特徴と
する。
【0008】また、本発明に係る眼底カメラは、被検眼
の前眼部を観察する前眼部観察手段と、被検眼の眼底像
を観察する眼底観察手段と、前記前眼部観察手段による
前眼部観察状態と前記眼底観察手段による眼底観察状態
を切換える切換手段と、被検眼の前眼部に指標を投影す
る投影手段と、該投影手段により被検眼の前眼部に投影
した指標の反射像を受光する受光手段と、前記眼底観察
状態においてアライメント操作の入力の有無を検知する
入力検知手段と、該入力検知手段により検知した最終入
力からの経過時間を計測する計測手段と、前記受光手段
における受光の有無及び前記計測手段による経過時間に
より前記眼底観察状態から前記前眼部観察状態に切換え
るか否かを判定する判定手段とを有することを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は眼底カメラの構成図であ
り、被検眼Eに対向する対物レンズ1の後方の光路上に
は、光路中に挿脱自在な前眼部観察レンズ2、孔あきミ
ラー3、この孔あきミラーの孔部に配置した撮影絞り
4、光路方向に移動してピントを調整するフォーカスレ
ンズ5、撮影レンズ6、切換ミラー7、静止画像用撮像
部8を順次に配置する。更に、切換ミラー7の反射方向
に、ミラー9、フィールドレンズ10、結像レンズ1
1、動画像用撮像部12を配列する。切換ミラー7を光
路外に離脱したときには、撮影光学系を構成して静止画
像撮像部8により撮像し、切換ミラー7を光路中に挿入
したときには撮影光学系を構成し、動画像用撮像部12
により撮像する。
【0010】また、対物レンズ1の近傍には前眼部照明
用光源13を配置し、孔あきミラー3の入射方向には図
示しない眼底照明光学系を設ける。なお、前眼部観察レ
ンズ2が光路中に挿入されている場合には観察光学系は
前眼部観察手段を構成し、前眼部観察レンズ2が光路外
に離脱している場合には眼底観察手段を構成する。
【0011】孔あきミラー3の孔部内における撮影絞り
4の両側に光ファイバ14a、14bの端部を配置し、
光ファイバ14a、14bの他端部には、赤外光を発す
るアライメント指標照明用光源15a、15bに接続
し、指標照明光学系を構成する。
【0012】静止画像用撮像部8、動画像用撮像部12
の出力は、メモリ21aを有する画像制御部21に接続
し、画像制御部21の出力はテレビモニタ22、画像処
理部23に接続する。画像処理部23は前眼部/眼底切
換判定部24を介して前眼部/眼底切換制御部25に接
続する。前眼部/眼底切換制御部25の出力はアライメ
ント照明用光源15a、15b、前眼部照明用光源1
3、前眼部観察レンズ2に接続する。また、前眼部/眼
底切換判定部24は、図示しない前眼部/眼底切換えス
イッチに接続する。
【0013】前眼部観察レンズ2が光路中に挿入されて
いる場合には、前眼部照明用光源13を発した赤外光の
前眼部からの反射光は、対物レンズ1、前眼部観察レン
ズ2、撮影絞り4、フォーカスレンズ5、撮影レンズ
6、切換ミラー7、ミラー9、フィールドレンズ10、
結像レンズ11を介して動画像用撮像部12により前眼
部画像として撮像され、画像制御部21を介してテレビ
モニタ22に表示される。
【0014】前眼部観察レンズ2が光路中から離脱され
ている場合には、図示しない眼底照明光学系を発した赤
外光の眼底Erからの反射光は、対物レンズ1、撮影絞
り4、フォーカスレンズ5、撮影レンズ6、切換ミラー
7、ミラー9、フィールドレンズ10、結像レンズ11
を介して動画像用撮像部12により眼底画像として撮像
されテレビモニタ22に表示される。この前眼部観察レ
ンズ2が光路中から離脱されている場合には、アライメ
ント指標照明用光源15a、15bからの光は、光ファ
イバ14a、14bにより導光され、孔あきミラー3の
孔部から対物レンズ1を介して眼底Erを照明する。眼
底Erからの反射光は、同様に動画像用撮像部12によ
り撮像されテレビモニタ22に表示される。
【0015】画像制御部21では、切換ミラー7を光路
から離脱した撮影時には,静止画像用撮像部8で得る信
号をA/D変換し、デジタル画像としてメモリ21aに
格納する。また、画像制御部21では、切換ミラー7を
光路内に挿入した観察時には、動画像用撮像部12から
出力された信号をリアルタイムでA/D変換し、1フレ
ーム毎にデジタル画像としてメモリ21aに格納する。
【0016】このような構成において、撮影者が眼底観
察状態において、図示しない前眼部/眼底切換スイッチ
を押すと、前眼部/眼底切換判定部24により眼底観察
状態から前眼部観察状態に切換えると判定され、前眼部
/眼底切換制御部25により、前眼部観察レンズ2が光
路中に挿入され、前眼部照明光源13が点灯し、アライ
メント指標照明用光源15a、15bを消灯する。
【0017】撮影者は前眼部観察状態において、前眼部
を観察しながら被検眼Eとのおおまかな位置合わせを行
う。この位置合わせが終了し、撮影者が前眼部観察状態
において、前眼部/眼底切換スイッチを押すと前眼部/
眼底切換判定部24により、前眼部観察状態から眼底観
察状態に切換えると判定され、前眼部/眼底切換制御部
25により、前眼部観察レンズ2が光路中から離脱さ
れ、前眼部照明光源13が消灯される。また、後述する
ようにアライメント指標照明用光源15a、15bを半
周期ずれて点滅させる。
【0018】撮影者は眼底観察状態において、アライメ
ント指標照明用光源15a、15bによって、被検眼E
の眼底Erに投影されたアライメント指標の反射像をテ
レビモニタ22により観察し、このアライメント指標の
反射像が眼底Erの所定位置に投影されるように、装置
本体を上下・左右方向に移動させ、被検眼Eと眼底カメ
ラの光軸の精密な位置合わせを行う。
【0019】本実施の形態では、撮影者が眼底観察状態
において精密な位置合わせを行っている間に、アライメ
ント指標照明用光源15a、15bにより眼底Erに投
影されたアライメント指標の反射像がテレビモニタ22
により観察されない、つまり反射像が観察視野内に入っ
ていない状態が、或るフレーム数以上続いた場合にアラ
イメントが大きくずれたと判定して、眼底観察状態から
前眼部観察状態に切換えるように構成している。
【0020】アライメント指標の反射像がテレビモニタ
22により観察されていないことを検出するためには、
画像制御部21によってメモリ21aに記憶されたデジ
タル画像に対して、1フレーム毎にアライメント指標の
反射像の検出を行う必要がある。しかし、例えばアライ
メント指標照明用光源15a、15bを同一周期で点滅
させると、アライメント指標の反射像が観察視野内に入
っている場合でも、同時に消灯した時には、アライメン
ト指標の反射像の検出は不可能であるため、アライメン
ト指標の反射像が観察視野内に入っているか否かの判定
をすることができない。そのため、上述したようにアラ
イメント指標照明用光源15a、15bを半周期ずらし
て点滅させている。
【0021】アライメント指標照明用光源15a、15
bの反射像15a’、15b’の観察状態としては、反
射像15a’、15b’が共に観察視野内に入っている
場合、何れか一方のみが観察視野内に入っている場合、
共に観察視野内に入っていない場合が考えられる。
【0022】アライメント指標照明用光源15a、15
bの反射像が共に観察視野内に入っている場合に、図2
(a)に示すようにアライメント指標照明用光源15a
のみが点灯している時間帯Aには、アライメント指標照
明用光源15aの反射像15a’のみが受光され観察さ
れる。アライメント指標照明用光源15bのみが点灯し
ている時間帯Bには、アライメント指標照明用光源15
bの反射像15b’のみが受光され観察される。このよ
うに、アライメント指標の反射像15a’、15b’の
何れかが常に受光されるため、アライメント指標の反射
像15a’、15b’を常に検出することが可能であ
る。
【0023】アライメント指標照明用光源15a、15
bの反射像15a’、15b’の何れか一方のみが観察
視野内に入っている状態、例えばアライメント指標照明
用光源15aの反射像15a’のみが観察視野内に入っ
ている場合には、図2(b)に示すように、アライメン
ト指標照明用光源15aのみが点灯している時間帯Aに
は、アライメント指標照明用光源15aの反射像15
a’のみが受光され観察される。アライメント指標照明
用光源15bのみが点灯している時間帯Bでは、アライ
メント指標の反射像15b’は受光されず観察されな
い。そのため、観察視野内に入っているアライメント指
標照明用光源が点灯している間のみ、アライメント指標
の反射像15a’又は15b’を検出することが可能で
ある。
【0024】アライメント指標照明用光源15a、15
bの反射像が共に観察視野内に入っていない場合には、
図2(c)に示すように、アライメント指標照明用光源
15aのみが点灯している時間帯A、アライメント指標
照明用光源15bのみが点灯している時間帯Bの何れに
おいても、アライメント指標の反射像15a’、15
b’は受光されず観察されない。そのため、アライメン
ト指標の反射像15a’、15b’は常に検出すること
が不可能である。
【0025】以上のことから、アライメント指標照明用
光源15a、15bの少なくとも点滅の半周期をこえる
間、アライメント指標の反射像15a’、15b’が検
出されない場合には、アライメント指標の反射像15
a’、15b’が共に観察視野内に入っていないと考え
られる。
【0026】図3のフローチャート図はこれらの事項に
基づいた前眼部/眼底切換判定部24の処理手順を示し
ている。撮影者が前眼部観察状態において、前眼部/眼
底切換スイッチを押し、前眼部観察状態から眼底観察状
態に切換わったときに処理を開始する。
【0027】ステップ100ではn=0とする。ここ
で、nは連続してアライメント指標の反射像が検出され
なかったフレーム数である。
【0028】ステップ101では、画像処理部23によ
りメモリ21aに格納された1フレームのデジタル画像
からアライメント指標の反射像の検出を行う。ステップ
102では、ステップ101においてアライメント指標
の反射像が検出された場合にステップ100に戻る。ア
ライメント指標の反射像が検出されなかった場合には、
ステップ103に進む。
【0029】ステップ103では、n=n+1とする。
つまり、連続してアライメント指標の反射像が検出され
なかったフレーム数nを1つ増加する。ステップ104
では、n>=Tか否か判定する。ここで、Tは眼底観察
状態から前眼部観察状態に切換えるか否かの閾値であ
る。
【0030】上述したように、閾値Tはアライメント指
標照明用光源15a、15bの点滅の半周期分のフレー
ム数を越える値である。ただし、閾値Tを小さくし過ぎ
ると観察者が精密な位置合わせをしているときに、アラ
イメント指標の反射像が観察視野内に入っていない状態
が少しの間続いただけで、眼底観察状態から前眼部観察
状態に切換わってしまう。そのため、撮影者が眼底観察
状態から前眼部観察状態に切換わって欲しいと望む時間
となるように、閾値Tを設定する必要がある。
【0031】nがT未満の時には、ステップ101に戻
り、次フレームに対してアライメント指標の反射像の検
出を行う。nがT以上のときにはステップ105に進
む。ステップ105では、前眼部/眼底切換制御部25
により、眼底観察状態から前眼部観察状態に切換える。
【0032】以上の構成により、眼底観察状態におい
て、アライメント指標の反射像が観察されていない状態
がTフレーム以上続いた場合、つまりアライメントが大
きくずれてしまった場合に、自動的に前眼部観察状態に
なるため、前眼部/眼底切換スイッチを押すことなく、
大まかな位置合わせを効率良く行うことが可能となる。
【0033】前眼部観察状態から眼底観察状態に切換え
た直後から、アライメント指標の反射像が観察されてい
ない状態が続く場合には、前眼部観察状態での大まかな
位置合わせが不十分だったと考えられる。そのため、前
眼部/眼底切換判定部24において、前眼部観察状態か
ら眼底観察状態に切換えた直後のみ、それ以外の時より
閾値Tを小さくすることにより、前眼部観察状態での大
まかな位置合わせが不十分だった場合には、直ちに前眼
部観察状態に戻ることができるので、大まかな位置合わ
せを効率的に行うことが可能となる。
【0034】アライメント指標の反射像が観察されてい
ない状態がTフレーム以上続く場合でも、撮影者がアラ
イメント操作している場合は、アライメント可能と思っ
て操作していると考えられ、撮影者がアライメント操作
を停止した場合には、アライメント不可能と思って停止
したと考えられる。
【0035】そのため、先の実施形態の前眼部/眼底切
換判定部24において、アライメント指標の反射像が観
察されていない状態がTフレーム以上続いた場合でも、
直ちに眼底観察状態から前眼部観察状態に切換えずに、
アライメント指標が観察されていない状態がTフレーム
以上続き、かつ撮影者がアライメント操作していない状
態が、或る時間以上続いたときに眼底観察状態から前眼
部観察状態に切換えることも有効である。
【0036】図4は他の実施の形態の構成図を示し、図
1に示す実施の形態に対して、メモリ31aを有するタ
イマ制御部31を前眼部/眼底切換判定部24に接続
し、タイマ制御部31にはタイマ32を接続する。
【0037】この構成において、タイマ制御部31は図
5に示すフローチャート図の処理を行う。撮影者が前眼
部観察状態において、図示しない前眼部/眼底切換スイ
ッチを押し、前眼部観察状態から眼底観察状態に切換わ
ったときに処理を開始する。
【0038】ステップ200では、メモリ31aにタイ
マ値0を格納し、タイマ32をスタートさせる。ステッ
プ201では、本処理を終了するか否か判定する。眼底
観察状態から前眼部観察状態に切換わったときには本処
理を終了させる。眼底観察状態であるときには本処理を
終了せずに、ステップ202に進む。
【0039】ステップ202では、図示しない入力検出
部によりアライメント操作に関する入力がされたか否か
を検出する。ステップ203では、ステップ202にお
いてアライメント操作に関する入力が検出された場合
は、ステップ204に進む。アライメント操作に関する
入力が検出されなかった場合には、ステップ205に進
む。
【0040】ステップ204では、メモリ31aにタイ
マ値0を格納し、タイマ32をリセットして、ステップ
201へ戻る。ステップ205では、タイマ32から現
在のタイマ値を取得し、メモリ31aに格納しステップ
201に戻る。
【0041】タイマ制御部31の処理と同時に、前眼部
/眼底切換判定部24は、図6に示すフローチャート図
による処理を行う。撮影者が前眼部観察状態において、
図示しない前眼部/眼底切換スイッチを押し、前眼部観
察状態から眼底観察状態に切換わったときに処理を開始
する。
【0042】ステップ300ではn=0とする。ステッ
プ301では、画像処理部23によりアライメント指標
の反射像の検出を行う。ステップ302では、ステップ
301においてアライメント指標の反射像が検出された
場合に、ステップ300に戻る。アライメント指標の反
射像が検出されなかった場合に、ステップ303に進
む。
【0043】ステップ303では、n=n+1とする。
つまり、連続してアライメント指標の反射像が検出され
なかったフレーム数nを1つ増加する。ステップ304
では、メモリ31aからタイマ値を取得する。ステップ
305では、n>=Tでかつタイマ値>=Timeか否
か判定する。
【0044】ここで、Timeはアライメント操作に関
する入力がされない時間に関して、眼底観察状態から前
眼部観察状態に切換えるか否かの閾値である。Time
はTフレーム分の画像を処理する時間よりも長いことが
望ましい。n>=Tかつタイマ値>=Timeのときに
は、ステップ306に進む。それ以外のときにはステッ
プ301に戻り、次フレームに対してアライメント指標
の反射像の検出を行う。ステップ306では、前眼部/
眼底切換制御部25により、眼底観察状態から前眼部観
察状態に切換える。
【0045】このように、アライメント指標の反射像が
観察されていない状態がTフレーム以上続き、つまりア
ライメントが大きくずれ、かつ撮影者がアライメント操
作を停止した場合に自動的に前眼部観察状態になるた
め、前眼部/眼底切換スイッチを押すことなく、おおま
かな位置合わせを効率良く行うことが可能となる。
【0046】なお、本実施の形態では、画像処理部23
によりアライメント指標の反射像検出を行う方式を説明
したが、眼底照明系光源の波長とアライメント指標照明
用光源の波長を異ならせ、光路上に眼底照明系光源の波
長を透過し、アライメント指標照明用光源の波長の一部
を透過し、それ以外を反射するミラーを配置し、その反
射方向にセンサを配置し、このセンサによってアライメ
ント指標の反射像の検出を行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼底カ
メラにおいては、眼底観察状態において、投影した指標
の反射像が観察されるかどうかを判定し、自動的に前眼
部観察状態になるため、被検者の顔移動、被検眼の移
動、操作者が位置合わせに熟練しておらず、装置本体を
上下・左右方向に移動させ過ぎること等によって、大き
くアライメントがずれた場合に、自動的に前眼部観察状
態になるため、前眼部/眼底切換スイッチを押すことな
く、大まかな位置合わせを効率良く行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の眼底カメラの構成図である。
【図2】アライメント指標の反射像の観察状態の説明図
である。
【図3】前眼部/眼底切換判定部の動作フローチャート
図である。
【図4】他の実施形態の眼底カメラの構成図である。
【図5】タイマ制御部の動作フローチャート図である。
【図6】前眼部/眼底切換判定部の動作フローチャート
図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 前眼部観察レンズ 3 孔あきミラー 4 撮影絞り 5 フォーカスレンズ 6 撮影レンズ 7 切換ミラー 8 静止画像用撮像部 11 結像レンズ 12 動画像用撮像部 13 前眼部照明用光源 14a、14b 光ファイバ 15a、15b アライメント指標照明用光源 21 画像制御部 22 テレビモニタ 23 画像処理部 24 前眼部/眼底切換判定部 25 前眼部/眼底切換制御部 31 タイマ制御部 32 タイマ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の前眼部を観察する前眼部観察手
    段と、被検眼の眼底像を観察する眼底観察手段と、前記
    前眼部観察手段による前眼部観察状態と前記眼底観察手
    段による眼底観察状態を切換える切換手段と、被検眼の
    前眼部に指標を投影する投影手段と、該投影手段により
    被検眼の前眼部に投影した指標の反射像を受光する受光
    手段と、該受光手段における受光の有無により前記眼底
    観察状態から前記前眼部観察状態に切換えるか否かを判
    定する判定手段とを有することを特徴とする眼底カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記受光手段における過去所定回数分の
    受光有無状態を記憶する記憶手段とを有し、前記判定手
    段は前記記憶手段に記憶した過去所定回数分の受光有無
    状態により前記眼底観察状態から前記前眼部観察状態に
    切換えるか否かを判定することを特徴とする請求項1に
    記載の眼底カメラ。
  3. 【請求項3】 被検眼の前眼部を観察する前眼部観察手
    段と、被検眼の眼底像を観察する眼底観察手段と、前記
    前眼部観察手段による前眼部観察状態と前記眼底観察手
    段による眼底観察状態を切換える切換手段と、被検眼の
    前眼部に指標を投影する投影手段と、該投影手段により
    被検眼の前眼部に投影した指標の反射像を受光する受光
    手段と、前記眼底観察状態においてアライメント操作の
    入力の有無を検知する入力検知手段と、該入力検知手段
    により検知した最終入力からの経過時間を計測する計測
    手段と、前記受光手段における受光の有無及び前記計測
    手段による経過時間により前記眼底観察状態から前記前
    眼部観察状態に切換えるか否かを判定する判定手段とを
    有することを特徴とする眼底カメラ。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は前記受光手段における過
    去所定回数分の受光有無状態を記憶する記憶手段を有
    し、該記憶手段に記憶した過去所定回数分の受光有無状
    態により、前記眼底観察状態から前記前眼部観察状態に
    切換えるか否かを判定することを特徴とする請求項3に
    記載の眼底カメラ。
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