JP2003086217A - 燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造 - Google Patents

燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造

Info

Publication number
JP2003086217A
JP2003086217A JP2001271939A JP2001271939A JP2003086217A JP 2003086217 A JP2003086217 A JP 2003086217A JP 2001271939 A JP2001271939 A JP 2001271939A JP 2001271939 A JP2001271939 A JP 2001271939A JP 2003086217 A JP2003086217 A JP 2003086217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
bead
frame
side frame
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001271939A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kanamori
謙二 金森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001271939A priority Critical patent/JP2003086217A/ja
Publication of JP2003086217A publication Critical patent/JP2003086217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 側面衝突時における側部フレームの車幅方向
の潰れ変形を促進してエネルギー吸収効果の向上を図
る。 【解決手段】 車両の側面衝突時にフロア骨格メンバ4
のサイドメンバ5からフレーム本体11の側部フレーム
12に、それらの締結部分16,17を介して車幅方向
に衝突入力が作用すると、該側部フレーム12の上面に
前後方向に設けたビード18を起点に該上面の車幅方向
内側への潰れ変形が誘発されて、該側部フレーム12の
閉断面が全体的に車幅方向内側へ潰れ変形し、これに伴
ってサイドメンバ5の車幅方向内側への変形を促してエ
ネルギーを効率よく吸収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池車両の燃料
電池システム搭載フレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池車両は燃料電池スタックを始め
とする各種燃料電池システム構成部品を搭載した燃料電
池システム搭載フレームを、車体フロア下面のフロア骨
格メンバに締結固定するようにしているが、このような
駆動電源ユニットを車体フロアの下面側に搭載した構造
として、例えば特開平7−52835号公報に示される
ものがある。
【0003】これは、複数のバッテリを搭載したバッテ
リフレームをフロア骨格メンバの下面に突合わせてボル
ト・ナットにより締結して取付けてあり、バッテリフレ
ームの側部フレームの上面には前記締結点の前後に複数
の凸ビードを車幅方向に設ける一方、該側部フレームに
対応するフロア骨格メンバのサイドメンバの下面に前記
凸ビードに嵌合する複数の凹ビードを車幅方向に設け
て、前記締結点周りの剛性を高めるようにしたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フロア骨格メンバの下
面にバッテリフレームを結合することによって、フロア
剛性が高くなることに加えて、バッテリフレームの側部
フレーム上面とサイドメンバ下面とに相互に嵌合する複
数のビードを車幅方向に設けてあることによってこれら
サイドメンバと側部フレームの車幅方向入力に対する剛
性が一段と高められる。
【0005】このため、車両の側面衝突時におけるこれ
らサイドメンバおよび側部フレームの車幅方向内側への
変形が抑制されて、センターピラーの車室側への変形移
動量の適切なコントロールが難しくなる可能性がある。
【0006】そこで、本発明は燃料電池車両における燃
料電池システム搭載フレームの側部フレームを車幅方向
入力に対して車幅方向へ容易に変形させることができ
て、側面衝突時におけるセンターピラーの車室側への変
形移動量を適切にコントロールすることができる燃料電
池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、前後方向に延在する一対の閉断面の側部フレーム
と、これら側部フレームを車幅方向に連結する閉断面の
前,後側フレームとを備え、各種燃料電池システム構成
部品を搭載してフレーム上面を車体フロア下面のフロア
骨格メンバの下面に重合して締結固定される燃料電池車
両の燃料電池システム搭載フレーム構造であって、少な
くとも前記側部フレームの上面にビードを前後方向に設
けたことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造
であって、前記側部フレーム上面とフロア骨格メンバ下
面とが上下方向に締結固定され、側部フレーム上面のビ
ードが該締結固定点よりも車幅方向内側に設けられてい
ることを特徴としている。
【0009】請求項3の発明にあっては、請求項1,2
に記載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム
構造であって、前記側部フレームに対応するフロア骨格
メンバの下面に、側部フレーム上面のビードと嵌合する
ビードを前後方向に設けたことを特徴としている。
【0010】請求項4の発明にあっては、請求項3に記
載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造
であって、前記側部フレーム上面のビードが凹形に形成
され、フロア骨格メンバ下面のビードが凸形に形成され
ていることを特徴としている。
【0011】請求項5の発明にあっては、請求項4に記
載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造
であって、前記フロア骨格メンバ下面の凸形のビード
は、側部フレーム上面の凹形のビードの成形深さよりも
突出高が短く形成されていることを特徴としている。
【0012】請求項6の発明にあっては、請求項1〜5
に記載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム
構造であって、前記側部フレームの下面にビードを前後
方向に設けたことを特徴としている。
【0013】請求項7の発明にあっては、請求項6に記
載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造
であって、前記側部フレームの上面および下面のビード
が凹形に形成され、下面側ビードの成形深さを上面側ビ
ードの成形深さよりも大きくしたことを特徴としてい
る。
【0014】請求項8の発明にあっては、請求項1〜7
に記載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム
構造であって、前記側部フレームの上側部には、側部フ
レーム上面とフロア骨格メンバ下面との締結点の下方
で、該側部フレームのフレーム断面を車幅方向に締付け
るボルトとナットが設けられていることを特徴としてい
る。
【0015】請求項9の発明にあっては、請求項1〜8
に記載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム
構造であって、少なくとも前記側部フレームが軽量金属
材料の押出し材で形成されていることを特徴としてい
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、車両の
側面衝突時にフロア骨格メンバから燃料電池システム搭
載フレームの側部フレームに、それらの締結部分を介し
て車幅方向に衝突入力が作用すると、該側部フレームの
上面に前後方向に設けたビードを起点として該上面の車
幅方向内側への潰れ変形が誘発されて、該側部フレーム
の閉断面が全体的に車幅方向内側へ潰れ変形し、これに
伴ってフロア骨格メンバの該側部フレームに対応したメ
ンバの車幅方向内側への変形を促す。
【0017】この結果、衝突エネルギーを効率よく吸収
できることは勿論、センターピラー下部の車幅方向内側
への変形移動を許容し、その反作用でセンターピラー上
側部の車幅方向内側への変形移動量を小さく抑制して車
室を保護することができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、前記側部フレーム上面のビード
がフロア骨格メンバとの締結点よりも車幅方向内側に設
けられているため、側面衝突入力がこの締結点を剛体の
入力伝達系としてビードに車幅方向に作用して、該ビー
ドの変形誘発作用を速やかに行わせて側部フレームの潰
れ変形をスムーズに行わせることができる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、フロア骨格メンバの下面
に側部フレーム上面のビードと嵌合するビードを設けて
あるため、該ビードによってフロア骨格メンバ下面の車
幅方向内側への潰れ変形が誘発されて、エネルギー吸収
効果を高めることができると共に、センターピラー下部
の車幅方向内側への変形移動が行われ易くなって車室保
護効果を高めることができる。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
の発明の効果に加えて、フロア骨格メンバ下面の凸形の
ビードから側部フレーム上面の凹形のビードに側面衝突
入力を直接的に車幅方向内側に向けて作用させることが
できるため、該側部フレームの車幅方向内側への潰れ変
形を効率よく行わせることができる。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の発明の効果に加えて、フロア骨格メンバ下面の凸形の
ビードの突出高が小さいため、該フロア骨格メンバをプ
レス成形する場合に成形性を確保することができる。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜5の発明の効果に加えて、側部フレームの下面にもビ
ードを前後方向に設けてあるため、該ビードを起点とし
て側部フレーム下面の潰れ変形が誘発され、側部フレー
ムの全体的な車幅方向内側への潰れ変形を促進してエネ
ルギー吸収効果を高めることができる。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
の発明の効果に加えて、側部フレームへの側面衝突入力
点となる締結点から遠い側部フレーム下面の凹形のビー
ドの成形深さが、上面側の凹形のビードの成形深さより
も大きく、該下面が車幅方向内側へ潰れ変形し易くなっ
ているため、側部フレームの上下面がバランスよく潰れ
変形してより一層エネルギー吸収効果を高めることがで
きる。
【0024】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
〜7の発明の効果に加えて、側部フレームにはボルトと
ナットによって予め閉断面に対して車幅方向の締付け力
が作用しているため、側部フレームが車幅方向に潰れ変
形する初期にこの締付け力の相乗作用によって側部フレ
ームの全体的な車幅方向内側への潰れ変形をより一層促
進することができる。
【0025】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
〜8の発明の効果に加えて、ビードを有する側部フレー
ムを容易に成形することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0027】図1,2において、1は車体フロアを示
し、車幅方向中央に上方に膨出するフロアトンネル2を
前後方向に形成してあり、該フロアトンネル2の左右の
フロア面上にはそれぞれ車幅方向に延在する前後複数個
のレインフォース3を接合配置してある。
【0028】4は車体フロア2の下面のフロア骨格メン
バを示し、前後方向に延在して車体フロア1の下面に接
合されて閉断面を形成する左右一対のサイドメンバ5
と、サイドメンバ5,5を車幅方向に連結し、車体フロ
ア1の下面に接合されて閉断面を形成するフロントクロ
スメンバ6およびリヤクロスメンバ7と、サイドメンバ
5,5の各外側にそれぞれ複数のアウトリガー9を介し
て配置された閉断面のサイドシル8とを備えている。
【0029】前記アウトリガー9は車体フロア1の下面
に接合されて閉断面を形成し、各サイドシル8は車体フ
ロア1の側縁に接合されて前後方向に延在している。
【0030】11は燃料電池スタック10を始めとして
各種燃料電池システム構成部品を搭載した燃料電池シス
テム搭載フレーム(以下、単にフレーム本体と称する)
を示し、閉断面に形成されて前後方向に延在する左右一
対の側部フレーム12と、閉断面に形成されてこれら側
部フレーム12,12を車幅方向に連結する前側フレー
ム13および後側フレーム14とを備えている。
【0031】このフレーム本体11はその内側の底部近
傍に、井桁状に交差する複数の仕切フレーム11Aを設
けて補強してある。
【0032】本実施形態にあっては前記仕切フレーム1
1Aを含めて側部フレーム12および前,後側フレーム
13,14を、アルミ合金等の軽量金属材料により方形
の閉断面に押出成形してある。
【0033】フレーム本体11は前記側部フレーム12
および前,後側フレーム13,14の各上面を、これら
に対応するフロア骨格メンバ4のサイドメンバ5および
フロントクロスメンバ6、リヤクロスメンバ7の各下面
に重合し、それら重合面に設けたボルト挿通孔15を介
して図3に示すようにボルト16とナット17とにより
上下方向に締結固定して車体側に取付けてある。
【0034】前記サイドフレーム12の上面および下面
にはその前後端に亘ってビード18,19を形成してあ
る。
【0035】本実施形態にあってはこれらビード18,
19は何れも断面三角形の凹形に形成してあり、サイド
メンバ5の下面には前記ビード18に嵌合する断面三角
形の凸形のビード20を前後方向に形成してある。
【0036】前記ビード18,20の形成位置はボルト
16とナット17とによる締結点よりも車幅方向内側に
設定してある。
【0037】また、側部フレーム12の下面側のビード
19はその成形深さを上面側のビード18の成形深さよ
りも大きく設定してある。
【0038】更に、この側部フレーム12の上側部に
は、前記ボルト16、ナット17の締結点の下方で、該
側部フレーム12のフレーム断面を車幅方向に所要の締
結力で締付けるボルト21とナット22を設けてある。
【0039】このボルト21、ナット22の側部フレー
ム上面からの配設位置Mは、前記ボルト16の長さLと
の関係においてL>Mとなる位置に設定してある。
【0040】また、本実施形態にあっては前,後側フレ
ーム13,14は側部フレーム12と同じ押出し材が用
いられ、従って、これら前,後側フレーム13,14の
各上,下面にビード18と同様断面形状のビード23、
およびビード19と同様断面形状のビード24が設けら
れ、他方、フロントクロスメンバ6およびリヤクロスメ
ンバ7の下面には、前記ビード20と同様の断面形状の
ビード25が設けられると共に、ビード23,25の形
成位置は、ボルト16、ナット17によるこれら前,後
側フレーム13,14の下面と、これと対応するメンバ
6,7の上面との結合点よりも前後方向内側に設定され
ている。
【0041】以上の実施形態の構造によれば、車両の側
面衝突時にサイドメンバ5から側部フレーム12にそれ
らのボルト16、ナット17による締結部分を介して車
幅方向に衝突入力が作用すると、該側部フレーム12の
上,下面のビード18,19を起点としてこれら上,下
面の車幅方向内側への潰れ変形が誘発されて、該側部フ
レーム12の閉断面が全体的に車幅方向内側へ潰れ変形
し、これに伴ってサイドメンバ5の車幅方向内側への潰
れ変形を促す。
【0042】この結果、衝突エネルギーを効率よく吸収
できることは勿論、図外のセンターピラー下部の車幅方
向内側への変形移動を許容し、その反作用でセンターピ
ラー上側部の車幅方向内側への変形移動量を小さく抑制
して車室を保護することができる。
【0043】ここで、本実施形態にあっては前述のよう
に側部フレーム12の上,下面に凹形のビード18,1
9を形成して、これら両ビード18,19を起点として
上,下面の潰れ変形が誘発されて側部フレーム12の全
体的な車幅方向内側への潰れ変形を促進できることと併
せて、側部フレーム12への側面衝突入力点となる前記
ボルト16、ナット17の締結点から遠い下面側のビー
ド19の成形深さを、上面側のビード18の成形深さよ
りも大きくして、該下面が車幅方向内側へ潰れ変形し易
くしてあることによって、側部フレーム12の上下面が
バランスよく潰れ変形して、エネルギー吸収効果を高め
ることができる。
【0044】また、ビード18が前記締結点16,17
よりも車幅方向内側に設けられているため、側面衝突入
力がこの締結点16,17を剛体の入力伝達系としてビ
ード18に車幅方向に作用して、該ビード18の変形誘
発作用を速やかに行わせて側部フレーム12の潰れ変形
をスムーズに行わせることができる。
【0045】特に本実施形態ではサイドメンバ5の下面
にこの側部フレーム12の上面のビード18に嵌合する
凸形のビード20を設けてあるため、該ビード20を起
点としてサイドメンバ5の車幅方向内側への潰れ変形を
促進してエネルギー吸収効果を高められると共に、該凸
形のビード20から側部フレーム上面の凹形のビード1
8に側面衝突入力を直線的に車幅方向内側に向けて作用
させることができて、該側部フレーム12の車幅方向内
側への潰れ変形を効率よく行わせることができる。ここ
で、サイドメンバ5の下面の凸形のビード20と側部フ
レーム12の上面のビード18が嵌合することにより、
フレーム本体11の取付時に車体フロア2への車幅方向
の位置決めも容易に行うことができる。
【0046】更に、側部フレーム12にはボルト21と
ナット22によって予め閉断面に対して車幅方向の締付
け力が作用しているため、側部フレーム12が車幅方向
に潰れ変形する初期にこの締付け力の相乗作用によっ
て、該側部フレーム12の全体的な車幅方向内側への潰
れ変形をより一層促進することができる。
【0047】また、このボルト21、ナット22の配設
位置Mを締結固定用のボルト16の長さLとの関係にお
いてL>Mに設定してあるため、通常状態時に万一ボル
ト16、ナット17に緩みが生じても、ボルト21によ
ってボルト16の脱落を防止することができる。
【0048】本実施形態では、前側フレーム13上面の
ビード23とフロントクロスメンバ6下面のビード2
5、及び後側フレーム14上面のビード23とリヤクロ
スメンバ下面のビード25とがそれぞれ嵌合する構造と
なっており、フレーム本体11の取付時に車体フロア2
への車体前後方向の位置決めも容易に行うことができ
る。
【0049】図4は本発明の第2の実施形態を示すもの
で、本実施形態にあっては前記第1実施形態におけるサ
イドメンバ5の下面のビード20を断面台形状に形成し
て突出高を小さくしてある。
【0050】従って、この第2実施形態の構造によれ
ば、前記第1実施形態の効果に加えて、サイドメンバ5
をプレス成形する場合に、ビード20の絞り深さが浅く
なって成形性を確保することができる。
【0051】図5は本発明の第3実施形態を示すもの
で、本実施形態にあっては前記第1実施形態における側
部フレーム12の上面のビード18を、車幅方向内側の
コーナー部分に断面三角形状の凸形のビード18Aとし
て形成する一方、サイドメンバ5の下面のビード20
を、車幅方向内側のコーナー部分を斜状に面取り形成し
て、前記ビード18Aの斜面に係合する凹形の斜面20
Aとして形成してある。
【0052】従って、この第3実施形態にあっても、ビ
ード18A、斜面20Aをそれぞれ車幅方向の潰れ変形
の誘起点とすることができると共に、斜面20Aから直
接的に側面衝突入力をビード18Aに作用させることが
できて、前記第1実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0053】なお、前記各実施形態では側部フレーム1
2の上下面に変形誘発用のビード18,19を設けてい
るが、上面側のビード18のみでも本発明の所期の目的
を達成することができ、また、何れの実施形態にあって
も側部フレーム12として軽量金属材料の押出材を用い
ているため、ビード18,19の深さに関らず、ビード
18,19を備えた閉断面形状に容易に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す分解斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態におけるフレーム本体を
示す平面図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す図3と同様の断面
図。
【図5】本発明の第3実施形態を示す図3と同様の断面
図。
【符号の説明】
1 車体フロア 4 フロア骨格メンバ 11 フレーム本体(燃料電池システム搭載フレーム) 12 側部フレーム 13 前側フレーム 14 後側フレーム 16 締結用のボルト 17 締結用のナット 18,18A 上面側のビード 19 下面側のビード 20,20A フロア骨格メンバ下面のビード 21 締付け用のボルト 22 締付け用のナット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に延在する一対の閉断面の側部
    フレームと、これら側部フレームを車幅方向に連結する
    閉断面の前,後側フレームとを備え、各種燃料電池シス
    テム構成部品を搭載してフレーム上面を車体フロア下面
    のフロア骨格メンバの下面に重合して締結固定される燃
    料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造であっ
    て、少なくとも前記側部フレームの上面にビードを前後
    方向に設けたことを特徴とする燃料電池車両の燃料電池
    システム搭載フレーム構造。
  2. 【請求項2】 前記側部フレーム上面とフロア骨格メン
    バ下面とが上下方向に締結固定され、側部フレーム上面
    のビードが該締結固定点よりも車幅方向内側に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池車両
    の燃料電池システム搭載フレーム構造。
  3. 【請求項3】 前記側部フレームに対応するフロア骨格
    メンバの下面に、側部フレーム上面のビードと嵌合する
    ビードを前後方向に設けたことを特徴とする請求項1,
    2に記載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレー
    ム構造。
  4. 【請求項4】 前記側部フレーム上面のビードが凹形に
    形成され、フロア骨格メンバ下面のビードが凸形に形成
    されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池
    車両の燃料電池システム搭載フレーム構造。
  5. 【請求項5】 前記フロア骨格メンバ下面の凸形のビー
    ドは、側部フレーム上面の凹形のビードの成形深さより
    も突出高が短く形成されていることを特徴とする請求項
    4に記載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレー
    ム構造。
  6. 【請求項6】 前記側部フレームの下面にビードを前後
    方向に設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに
    記載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構
    造。
  7. 【請求項7】 前記側部フレームの上面および下面のビ
    ードが凹形に形成され、下面側ビードの成形深さを上面
    側ビードの成形深さよりも大きくしたことを特徴とする
    請求項6に記載の燃料電池車両の燃料電池システム搭載
    フレーム構造。
  8. 【請求項8】 前記側部フレームの上側部には、側部フ
    レーム上面とフロア骨格メンバ下面との締結点の下方
    で、該側部フレームのフレーム断面を車幅方向に締付け
    るボルトとナットが設けられていることを特徴とする請
    求項1〜7の何れかに記載の燃料電池車両の燃料電池シ
    ステム搭載フレーム構造。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記側部フレームが軽量金属
    材料の押出し材で形成されていることを特徴とする請求
    項1〜8の何れかに記載の燃料電池車両の燃料電池シス
    テム搭載フレーム構造。
JP2001271939A 2001-09-07 2001-09-07 燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造 Pending JP2003086217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271939A JP2003086217A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271939A JP2003086217A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003086217A true JP2003086217A (ja) 2003-03-20

Family

ID=19097379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001271939A Pending JP2003086217A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003086217A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112793433A (zh) * 2019-11-12 2021-05-14 现代自动车株式会社 燃料电池车辆
CN114709535A (zh) * 2022-04-19 2022-07-05 万向一二三股份公司 一种电池包外壳、电池包和电动汽车

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112793433A (zh) * 2019-11-12 2021-05-14 现代自动车株式会社 燃料电池车辆
CN112793433B (zh) * 2019-11-12 2024-06-11 现代自动车株式会社 燃料电池车辆
CN114709535A (zh) * 2022-04-19 2022-07-05 万向一二三股份公司 一种电池包外壳、电池包和电动汽车
CN114709535B (zh) * 2022-04-19 2024-02-02 万向一二三股份公司 一种电池包外壳、电池包和电动汽车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7185934B2 (en) Vehicle body structure
CN105339243B (zh) 车辆的车身前部结构
US7097235B2 (en) Impact energy absorbing structure of vehicle frame member
US10850597B2 (en) Vehicle body lower structure
JP2001239959A (ja) 自動車のフロア構造
JP2007038839A (ja) 自動車の後部車体構造
JP2009006902A (ja) 自動車の車体構造
JP2001225766A (ja) 自動車の車体構造
JP2001253365A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2003127893A (ja) 車体前部構造
JP2009029244A (ja) 車体構造
MX2008005073A (es) Estructura de armazon para un area de plataforma de camioneta o furgoneta de plataforma descubierta.
US7080875B2 (en) Vehicle floor capable of distributing impact load at collision
JPH06144299A (ja) 自動車の下部車体構造
JP6016246B2 (ja) 自動車の車体構造
US10046633B2 (en) Vehicle rear portion structure
JP2003086217A (ja) 燃料電池車両の燃料電池システム搭載フレーム構造
JP2009208678A (ja) 車両のサブフレーム
CN201501440U (zh) 带加强结构的汽车车身中柱
JP3141915B2 (ja) 車両のスペアタイヤパン構造
JP2003063454A (ja) 自動車の車体前部構造
JP7141836B2 (ja) 側面衝撃対応の車体構造
JP4123012B2 (ja) 車体前部構造
JP2004203328A (ja) 車体構造
JP2019166850A (ja) 側面衝撃対応の車体構造