JP2003082220A - 粉体スラリー組成物 - Google Patents
粉体スラリー組成物Info
- Publication number
- JP2003082220A JP2003082220A JP2001272338A JP2001272338A JP2003082220A JP 2003082220 A JP2003082220 A JP 2003082220A JP 2001272338 A JP2001272338 A JP 2001272338A JP 2001272338 A JP2001272338 A JP 2001272338A JP 2003082220 A JP2003082220 A JP 2003082220A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- component
- slurry composition
- oil
- fluorine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
1〜100%に変曲点を有する粉体スラリー組成物。 【効果】 本発明の粉体スラリー組成物は、粉体がネッ
トワーク構造を構築して、スラリー中に分散し、粘弾性
を有し、分散安定性に優れ、また振盪すると容易に再分
散する。また化粧料とした場合、皮膚への塗布がしやす
く、化粧効果の持続性に優れ、また使用感にも優れ、保
存安定性もよい。
Description
の油剤とを均一に混合した粉体スラリー組成物及び化粧
料に関する。
有し、かつ化学的に安定なため化粧品、塗料、医薬品な
ど幅広い分野で用いられている。特に、化粧品において
は汗や皮脂による化粧崩れを防止する目的でフッ素系油
剤が配合される場合が多い(特開昭63-107911、特開平2
-295912)。しかし、これらフッ素系油剤は、炭化水素
油、シリコーン油、エステル油、エーテル油等のその他
の化粧用油剤との相溶性が悪いために、両者を均一に配
合することは難しい。そのため、多くの場合フッ素系界
面活性剤、有機フッ素化炭化水素化合物、非イオン界面
活性剤等を添加することにより均一な組成物を調製して
きた(特開昭62-223105、特開昭63-2916、特開平4-1005
34、特開平4-224506、特開平4-187617、特開平6-17980
9、特開平7-17831、特開平7-33622、特開平7-27792
7)。しかしながら、界面活性剤の添加は、フッ素系油
剤の特性である撥水撥油性を低下させる傾向があり好ま
しくない。特に、メイクアップ化粧料においてはその影
響は顕著である。
素系油剤の特性である撥水撥油性を低下することなく、
フッ素系油剤と、炭化水素油、シリコーン油等の油剤と
を均一に混合した粉体スラリー組成物を提供することに
ある。
フッ素系油剤と親和性の高い部分と他の油剤と親和性の
高い部分が混在する特定の粉体を、フッ素系油剤及び他
の油剤との混合物に加えると、該粉体がフッ素系油剤に
より造粒し、他の油剤中に分散したスラリーが得られる
ことを見出した。さらに、該スラリーは長時間静置する
と次第に沈澱・分離するが、振盪すると容易に再分散す
ることを見出した。
(C): (A)フッ素系油剤 1〜25重量%、 (B)成分(A)と相溶しない油剤 20〜90重量%、 (C)表面張力が20〜50mN/mの粉体を撥水撥油化処理した粉体 10〜75重量% を含有し、動的粘弾性の歪み依存性測定において歪み幅
1〜100%に変曲点を有する粉体スラリー組成物を提
供するものである。また、本発明は、次の成分(D)、
(E)及び(F): (D)フッ素系油剤 20〜90重量%、 (E)成分(D)と相溶しない油剤 1〜25重量%、 (F)表面張力が20mN/m未満の粉体を撥水親油化処理した粉体 10〜75重量% を含有し、動的粘弾性の歪み依存性測定において歪み幅
1〜100%に変曲点を有する粉体スラリー組成物を提
供するものである。
がフッ素系油剤によって造粒され、その粉体造粒物がネ
ットワーク状に連なり高次構造を構築しているものであ
る。本発明の粉体スラリー組成物は、増粘剤、ゲル化剤
等を含有していないにもかかわらず、粘弾性を有する粉
体スラリー組成物である。
ッ素系油剤としては、25℃で液体のものであって、例
えばパーフルオロデカリン、パーフルオロアダマンタ
ン、パーフルオロブチルテトラハイドロフラン、パーフ
ルオロオクタン、パーフルオロノナン、パーフルオロペ
ンタン、パーフルオロデカン、パーフルオロドデカン、
フッ素変性シリコーン、次の一般式(1)
異なって、フッ素原子、パーフルオロアルキル基又はパ
ーフルオロアルキルオキシ基を示し、R2はフッ素原子
又はパーフルオロアルキル基を示し、s、t及びuは分
子量が500〜100,000となる0以上の数を示
す。ただし、s=t=u=0となることはない。また、
ここでカッコ内に示される各パーフルオロ基はこの順に
並んでいる必要はなく、またランダム重合でもブロック
重合でもかまわない。〕で表わされるパーフルオロポリ
エーテル、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。
記一般式(2)〜(5)で表わされる構造単位の1以上
と、下記一般式(6)で表わされる構造単位とを有する
ものを挙げることができる。
ていてもよく、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖のパー
フルオロアルキル基又は次式:H(CF2)b−(bは1
〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフルオロア
ルキル基を示し;R6、R9及びR10は、同一又は異なっ
ていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の
脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは
芳香族炭化水素基を示し;R7は、水素原子、炭素数1
〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基、炭素
数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化水素基、炭素数
1〜20のパーフルオロアルキル基又は次式:H(CF
2)c−(cは1〜20の整数を示す)で表わされるω−
H−パーフルオロアルキル基を示し;R8は、炭素数2
〜6の2価の炭化水素基を示し;X及びYは、単結合、
−CO−又は炭素数1〜6の2価の炭化水素基を示し;
vは2〜16の数を示し、w及びpはそれぞれ1〜16
の数を示し、qは1〜200の数を示し、zは0〜5の
数を示し、aは0〜200の数を示す〕
位において、Rf及びRf′で示されるパーフルオロアル
キル基としては、例えば、CF3−、C2F5−、C4F9
−、C6F13−、C8F17−、C10F21−、H(CF2)2
−、H(CF2)4−、H(CF2)6−、H(CF2)
8−、(C3F7)C(CF3)2−等を挙げることができ
る。また、H(CF2)b−におけるbとしては、6〜2
0の整数が好ましい。
しては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基等の直鎖アルキル基;イソプロ
ピル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ネオペンチル
基、1−エチルプロピル基、2−エチルヘキシル基等の
分岐鎖アルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等の環状アルキル基;フェニルナフチル基等の芳香族
炭化水素基等を挙げることができる。また、R8で示さ
れる2価の炭化水素基としては、炭素数2〜4の直鎖又
は分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特にエチレン基、
プロピレン基が好ましい。
リコーンとしては、例えば、下記一般式(7);
一般式(2)、(3)、(4)及び(5)から選ばれる
構造単位を示し、残余は単結合を示し、a、R9及びR
10は前記と同じ意味を示す〕で表わされるもの、又は下
記一般式(8);
(4)及び(5)から選ばれる構造単位を示し、R11は
炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素
基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族の炭化水
素基を示し、dは0〜200の数を示し、a、R9及び
R10は前記と同じ意味を示す〕で表わされるものを挙げ
ることができる。
としては、一般式(3)及び一般式(6)で表わされる
構造単位を有する、特開平5−247214号公報に記
載された重合度2〜200のフッ素変性シリコーンや、
市販品であるFSL−300(旭硝子社製)、X−22
−819、X−22−820、X−22−821、X−
22−822及びFL−100(以上、信越化学工業社
製)、FS1265(東レ・ダウコーニングシリコーン
社製)等を挙げることができる。
一般式(9)
0,000となる数を示し、f/gは0.2〜2であ
る〕で表わされるFOMBLIN HC−04(平均分
子量1,500)、同HC−25(同3,200)及び同HC−R
(同6,600)(以上、アウジモント社製)や、次の一般
式(10)
わされるデムナムS−20(重量平均分子量2,500)、
同S−65(同4,500)、同S−100(同5,600)及び
同S−200(同8,400)(以上、ダイキン工業社製)
などの市販品が挙げられる。
ン、パーフルオロポリエーテルが好ましく、特にパーフ
ルオロポリエーテルが、撥水撥油性が高く、化粧崩れが
起きにくい点及び皮膚に塗布するときの使用感に優れる
点で特に好ましい。
い。本発明の粉体スラリー組成物中には、成分(A)は
1〜25重量%(以下単に%と記載する)含有するが、
好ましくは5〜20%、特に5〜15%含有するのが、
化粧効果の持続性と仕上がりの点で好ましい。
(A)と相溶しない油剤である。ここで相溶しないと
は、成分(A)と成分(B)を混合しただけでは均一溶
液とならないことをいう。
もよく、固体脂の場合は、溶解、溶融させて用いる。成
分(B)の具体例としては、例えば油脂、ロウ、炭化水
素油、エステル油、エーテル油、高級アルコール、高級
脂肪酸、シリコーン油等が挙げられる。油脂としては、
例えばヒマシ油、オリーブ油、アボガド油、パーム油、
カカオ油等;ロウとしては、例えば木ロウ、ラノリン、
ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等;炭化
水素油としては例えばペトロラクタム、流動パラフィ
ン、固形パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリン
ワックス、スクワラン等;エステル油としては、例えば
ステアリン酸ブチルエステル、ミリスチン酸オクチルド
デシルエステル、ミリスチン酸イソプロピルエステル、
ラノリン脂肪酸イソプロピルエステル、ステアリン酸ブ
チルエステル、ラノリン酸ヘキシルエステル、オレイン
酸オレイルエステル、アジピン酸ジイソプロピルエステ
ル、セバチン酸ジイソプロピルエステル等;エーテル油
としては、ポリオキシエチレン等;高級アルコールとし
ては、例えばステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル等;高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベ
ヘニン酸、ラノリン脂肪酸等;シリコーン油としては、
例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン等が挙げられる。
油、エステル油、シリコーン油が好ましく、特にシリコ
ーン油が化粧料の使用感の点で好ましい。
キサン、メチルシクロポリシロキサンが好ましい。
い。本発明の粉体スラリー組成物中には、成分(B)は
2〜95%含有するが、皮膚に塗布したときの感触及び
保存安定性の点で好ましくは20〜80%、特に50〜
60%含有するのが好ましい。
いては、粉体がフッ素系油剤(A)を介して造粒され、
(A)と相溶しない油剤(B)内に、高次ネットワーク
構造を形成する。その場合、撥水親油性粉体を基材とし
てその表面に、適度な撥水撥油処理を行い、粉体表面を
(A)及び(B)両方の油剤に対して親和性の高い部分
を混在させることによって、フッ素系油剤(A)を介し
て粉体(C)が造粒され、(A)と相溶しない油剤
(B)相中に高次ネットワーク構造が得られる。本発明
の成分(C)の基材としては、シリコーン樹脂、ナイロ
ン樹脂、アクリル酸樹脂、ポリエチレン樹脂、ウレタン
樹脂等の樹脂粉体、界面活性剤多価金属塩、アミノ酸系
粉体等の有機粉体等が挙げられる。
力が20mN/mであるトスパール105、120、13
0、145、3120、200B(以上、東芝シリコー
ン社製)等、X−52−590E(信越シリコーン社
製)、トレフィルE−506(東レ・ダウコーニング社
製)等が挙げられる。
が32〜49mN/mのナイロンSP500(東レ社製)、
ダイアミドT430P61、メタルカラーWNP−60
9B(以上、ダイセル化学社製)、ナイロンパウダーH
K−5000(シオノケミカル社製)、オルガノール1
002、2002(以上、エレファクトケム(elfactoc
hem)社製)等が挙げられる。
40mN/mのマイクロスフェアM503(マツモト油脂社
製)、ガンツバール(ガンツ化成社製)、テクノポリマ
ーMB−2、モオリテックスPM−2700M(以上、
積水化成社製)、MP1400(綜研化学社製)等が挙
げられる。
0〜40mN/mのフロービーズ、SF−H(製鉄化学社
製)等が挙げられる。ウレタン樹脂としては、表面張力
が36〜39mN/mのプラスチックパウダーD800(松
本工業社製)等が挙げられる。
が30〜40mN/mのモノアルキルリン酸亜鉛塩、アルキ
ルベンゼンスルホン酸カルシウム塩、アシルタウリンカ
ルシウム塩、アルキル硫酸エステルカルシウム塩等(例
えば、特開平4-18011、特開平3-294210)が挙げられ
る。
〜40mN/mのN−アシルリジン(特開昭60-67406)、α
−アミノ脂肪酸(特開昭62-4211)、アミホープLL
(味の素社製)等が挙げられる。
化学会編「新実験化学講座18 界面とコロイド」、P10
4、丸善(株)1977年発行)にて測定されたものであ
る。粉体をペレット状に成形し、20℃で表面にヨウ化
メチル(γ=50.8 mN/m、20℃)を滴下し、接触角θを
測定(例えば、協和界面科学:CA−X型接触角測定装
置)し、次式により表面張力δ(mN/m、20℃)を算出す
る。
法で測定し、0.01〜100μm、好ましくは0.1
〜30μm、特に0.1〜10μmであるのが好ましい。
ては、ポリフルオロアルキルリン酸エステルジエタノー
ルアミン塩等のパーフルオロアルキル基を有する高分
子、フルオロアルキルジ(オキシエチル)アミンリン酸
塩エステル、フッ素変性シリコーン、フッ素ポリエーテ
ル共変性シリコーン等が挙げられる。
(A)で挙げられたフッ素変性シリコーンや特開平6−
184312に記載のものが挙げられる。
ては、例えば特開平7−126126号記載のパーフル
オロアルキル基及びポリオキシアルキレン基を側鎖に持
つシリコーンであって、次式
r1=0〜500、r2=1〜500、r3=1〜500
であり、R12は同種又は異種の非置換又は置換の炭素数
1〜20のアルキル基又はアリール基、R13は炭素数1
〜10のフッ素置換アルキル基であり、R14は−CkH
2kO(C2H4O)l(C3H6O)m R16で示されるポリオキ
シアルキレン基であり、R15はR12又はR13又はR14の
いずれかであり、R16は水素原子又は炭素数1〜5のア
ルキル基又はアセチル基であり、p、q、kは整数であ
って、l=0〜100、m=0〜100、l+mは1以
上であり、k=2〜6である。)で表わされる化合物が
例示される。
ルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩等
が好ましい。
油化処理法としては、特開昭62−250074記載の
方法が挙げられる。この際、粉体と撥水撥油化処理剤の
重量比率は、粉体/撥水撥油化処理剤の値が、100/
1〜100/7、好ましくは100/2〜100/7、
特に100/3〜100/5であるのが好ましい。
粉体を撥水撥油化処理した粉体としては、粉体/撥水撥
油化処理剤が100/5の比率でポリフルオロアルキル
リン酸エステルジエタノールアミン塩で処理したシリコ
ーン樹脂及びナイロン樹脂等が好ましい。
い。本発明の粉体スラリー組成物中には、成分(C)は
10〜75%含有するが、組成物の保存安定性及び皮膚
に塗布したときの使用感の点で好ましくは15〜60
%、特に20〜40%含有するのが好ましい。
おいて歪み幅1〜100%に変曲点を有するとは、複素
弾性率G*の対数(log10G*)と歪み幅γの対数(log
10γ)の比log10G*/log10γが50%以上変動する点が
存在することをいう。動的粘弾性の歪み依存性測定は、
Rheometrics社RFS-II液体粘弾性測定装置を用い、以下
の条件で行うものとする。測定温度:25℃、Frequenc
y:0.1Hz、歪み幅:0.1-400%、Euqipment:C
one plate 25mm 0.1rad、Sample volume:0.4
1mL、Delay:300s。
様について説明する。第2番目の本発明の粉体スラリー
組成物で使用する成分(D)のフッ素系油剤は、前記成
分(A)で挙げられるたと同じフッ素系油剤が使用され
る。成分(D)は、本発明の粉体スラリー組成物中に2
0〜95%含有するが、皮膚に塗布したときの感触及び
保存安定性の点で好ましくは30〜70%、特に35〜
60%含有するのが好ましい。
使用する成分(E)の成分(D)と相溶しない油剤とし
ては、前記成分(B)で挙げられたと同じ油剤が使用さ
れる。成分(E)は、本発明の粉体スラリー組成物中に
1〜25%含有するが、好ましくは5〜20%、特に5
〜15%含有するのが、化粧効果の持続性と仕上がりの
点で好ましい。
いては、粉体がフッ素系油剤と相溶しない油剤(E)を
介して造粒され、フッ素系油剤(D)内に、高次ネット
ワーク構造を形成する。その場合、撥水撥油性粉体を基
材としてその表面に、適度な撥水親油処理を行い、粉体
表面の(D)及び(E)両方の油剤に対して親和性の高
い部分を混在させることによって、(D)と相溶しない
油剤(E)介して粉体(F)が造粒され、フッ素系油剤
(D)中に高次ネットワーク構造が得られる。本発明の
成分(F)の基材としては、四フッ化エチレン樹脂等が
挙げられる。
17mN/mのルブロンL−2、10(ダイキン工業社製)
等が挙げられる。
0.01〜100μm、好ましくは0.1〜30μm、特
に0.1〜10μmであるのが好ましい。
化処理剤としては、シリコーン、アルキルシリル化剤、
親油性高分子、金属石鹸等が挙げられる。
サン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン、メチルビニルポリシロキサン等
が挙げられる。
ラン、アルキルクロロシラン、ジアルキルジクロロシラ
ンが挙げられる。
リスチレン、アクリル及びその誘導体、ポリアミド、ポ
リイソブチレン、純塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセテ
ート、エチレンビニルアセテート共重合物、芳香族炭化
水素樹脂等が挙げられる。
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘ
ニン酸等の炭素数10〜24の脂肪酸のアルミニウム、
マグネシウム、カルシウム、亜鉛等の塩が挙げられる。
ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン
等が好ましい。
化処理法としては、特開昭63−250311記載の焼
き付け法が挙げられる。この際、粉体と撥水親油化処理
剤の重量比率は、粉体/撥水親油化処理剤の値が、10
0/1〜100/7、好ましくは100/2〜100/
7、特に100/3〜100/5であるのが好ましい。
理した粉体としては、粉体/撥水親油化処理剤及び10
0/5の比率でメチルハイドロジェンポリシロキサンで
処理したフッ素系樹脂等が特に好ましい。
成分(F)は、本発明の粉体スラリー組成物中に10〜
75%含有するが、乳化物の保存安定性及び皮膚に塗布
したときの使用感の点で好ましくは20〜45%、特に
25〜40%含有するのが好ましい。
物は、化粧料とするのが好ましく、その際これらの成分
の他に、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤等の界面活性剤、無機及び有機顔
料、有機染料等の色剤、防腐剤、酸化防止剤、色素、増
粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促
進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等を適宜含
有させることができる。
物は、通常の乳化組成物と同様の方法に従って製造する
ことができる。
る場合は、アイシャドー、ファンデーション、化粧下
地、化粧水、乳液等とすると、フッ素系油剤による撥水
撥油性が十分に発揮され、汗や皮脂による化粧崩れが起
きにくい、化粧効果が長時間持続する点で好ましい。
調製した。 調製法:F相中に粉体を添加、ディスパーで混合した
後、撹拌しながらO相成分を添加、更に水相を添加して
目的物を得た。得られた組成物の顕微鏡観察を行い、ネ
ットワーク構造を構築しているものに○印、そうでない
ものに×印を付けた。更に、図1に実施例1の動的粘弾
性の歪み依存性の測定結果を示す。歪み幅約10%のと
ころに、変曲点があらわれた。
調製した。 調製法:O相中に粉体を添加、ディスパーで混合した
後、撹拌しながらF相成分を添加、更に水相を添加して
目的物を得た。得られた組成物の顕微鏡観察を行い、ネ
ットワーク構造を構築しているものに○印、そうでない
ものに×印を付けた。
結果ネットワーク構造を構築し、安定であった(図
2)。
製した。 調製法:O相中に、粉体及びその他の成分を添加し、デ
ィスパーで混合した後、撹拌しながらF相成分、水相を
準じ添加して目的物を得た。
製した。 調製法:F相中に、粉体及びその他の成分を添加し、デ
ィスパーで混合した後、撹拌しながらO相成分、水相を
準じ添加して目的物を得た。
て、次の評価基準に従って、塗布のしやすさ、化粧持ち
を判断した結果を総合評価した。 ◎:良い ○:やや良い △:どちらともいえない ×:やや悪い ××:悪い
ットワーク構造を構築し、安定であって、塗布しやす
さ、化粧持ちが極めて優れていた。
ネットワーク構造を構築して、スラリー中に分散し、粘
弾性を有し、分散安定性に優れ、また振盪すると容易に
再分散する。また化粧料とした場合、皮膚への塗布がし
やすく、化粧効果の持続性に優れ、また使用感にも優
れ、保存安定性もよい。
示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)フッ素系油剤 1〜25重量%、 (B)成分(A)と相溶しない油剤 20〜90重量%、 (C)表面張力が20〜50mN/mの粉体を撥水撥油化処理した粉体 10〜75重量% を含有し、動的粘弾性の歪み依存性測定において歪み幅
1〜100%に変曲点を有する粉体スラリー組成物。 - 【請求項2】 粉体スラリー組成物が化粧料である請求
項1記載の粉体スラリー組成物。 - 【請求項3】 成分(A)がパーフルオロポリエーテ
ル、成分(B)がシリコーン油及び成分(C)が樹脂粉
体又は有機粉体をフッ素化合物で表面処理した粉体であ
る請求項1又は2記載の粉体スラリー組成物。 - 【請求項4】 次の成分(D)、(E)及び(F): (D)フッ素系油剤 20〜90重量%、 (E)成分(D)と相溶しない油剤 1〜25重量%、 (F)表面張力が20mN/m未満の粉体を撥水親油化処理した粉体 10〜75重量% を含有し、動的粘弾性の歪み依存性測定において歪み幅
1〜100%に変曲点を有する粉体スラリー組成物。 - 【請求項5】 粉体スラリー組成物が化粧料である請求
項1記載の粉体スラリー組成物。 - 【請求項6】 成分(D)がパーフルオロポリエーテ
ル、成分(E)がシリコーン油及び成分(F)がフッ素
樹脂をシリコーン樹脂で表面処理した粉体である請求項
4又は5記載の粉体スラリー組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272338A JP5128740B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 粉体スラリー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272338A JP5128740B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 粉体スラリー組成物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009211985A Division JP4641324B2 (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | 粉体スラリー組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003082220A true JP2003082220A (ja) | 2003-03-19 |
JP5128740B2 JP5128740B2 (ja) | 2013-01-23 |
Family
ID=19097728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001272338A Expired - Fee Related JP5128740B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 粉体スラリー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5128740B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10143189B2 (en) | 2015-10-21 | 2018-12-04 | Pure Fishing Japan Co., Ltd | Fishing reel |
CN111278412A (zh) * | 2017-11-02 | 2020-06-12 | 株式会社资生堂 | 粉末状组合物 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1029914A (ja) * | 1996-07-16 | 1998-02-03 | Kao Corp | 化粧料 |
JPH11180828A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-06 | Kao Corp | 化粧料 |
JPH11236317A (ja) * | 1997-12-13 | 1999-08-31 | Kose Corp | 油性化粧料 |
JP4261782B2 (ja) * | 2001-09-07 | 2009-04-30 | 花王株式会社 | F/o乳化組成物 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001272338A patent/JP5128740B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1029914A (ja) * | 1996-07-16 | 1998-02-03 | Kao Corp | 化粧料 |
JPH11236317A (ja) * | 1997-12-13 | 1999-08-31 | Kose Corp | 油性化粧料 |
JPH11180828A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-06 | Kao Corp | 化粧料 |
JP4261782B2 (ja) * | 2001-09-07 | 2009-04-30 | 花王株式会社 | F/o乳化組成物 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10143189B2 (en) | 2015-10-21 | 2018-12-04 | Pure Fishing Japan Co., Ltd | Fishing reel |
CN111278412A (zh) * | 2017-11-02 | 2020-06-12 | 株式会社资生堂 | 粉末状组合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5128740B2 (ja) | 2013-01-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4066497B2 (ja) | 含フッ素共重合体を含んでなる化粧品 | |
EP1000602B1 (en) | Copolymers for cosmetics | |
JPWO2006106728A1 (ja) | 表面被覆粉体及びそれを含有する化粧料 | |
JP4054705B2 (ja) | 化粧料 | |
WO1999011225A1 (fr) | Preparation cosmetique | |
JP5930775B2 (ja) | 化粧料 | |
JP5930776B2 (ja) | 化粧料 | |
JPH07267828A (ja) | 水中油型まつ毛用化粧料 | |
JP4261782B2 (ja) | F/o乳化組成物 | |
JP2003082220A (ja) | 粉体スラリー組成物 | |
WO2010016437A1 (ja) | 複合体、及びこれを含む乳化組成物、油中水型乳化化粧料 | |
JP2007269697A (ja) | 固型粉末化粧料 | |
JP2876160B2 (ja) | 非水乳化組成物 | |
JP3484560B2 (ja) | 固型粉末化粧料 | |
JP4934658B2 (ja) | O/f乳化組成物 | |
JP4641324B2 (ja) | 粉体スラリー組成物 | |
JP3550090B2 (ja) | 固形化粧料 | |
JPH08295612A (ja) | 化粧料 | |
JP2001302455A (ja) | 化粧料用顔料およびその顔料を含有する化粧料 | |
JP2002087929A (ja) | ゲル状組成物およびそれを含有してなる化粧料 | |
JP3889711B2 (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
JPH10182352A (ja) | メイクアップ化粧料 | |
JP2008050620A (ja) | 化粧品用共重合体 | |
JPH11236307A (ja) | 化粧料 | |
JPH11236317A (ja) | 油性化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060816 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060816 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090714 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090914 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100331 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100413 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20100528 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120911 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121101 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |