JP2003081739A - 化粧料用基剤およびそれからなる化粧料 - Google Patents

化粧料用基剤およびそれからなる化粧料

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JP2003081739A JP2001269197A JP2001269197A JP2003081739A JP 2003081739 A JP2003081739 A JP 2003081739A JP 2001269197 A JP2001269197 A JP 2001269197A JP 2001269197 A JP2001269197 A JP 2001269197A JP 2003081739 A JP2003081739 A JP 2003081739A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐湿性及び洗髪性に優れるだけでなく、LP
Gとの相溶性にも優れる化粧料用基剤及びこれが配合さ
れた化粧料を提供すること。 【解決手段】 式(I): 【化1】 (R1はH又はCH3、R2はH、C1〜12のアルキル
又はC(CH32CH2COCH3、R3はH又はC1〜
12のアルキル)のモノマー(A)25〜70重量%、
式(II): 【化2】 (R4はC3又は5のアルキレン)のモノマー(B)5
〜60重量%、式(III): 【化3】 (R5はH又はCH3、R6はH又はCOOH、R7はH、
CH3又はCH2COOH)のモノマー(C)2〜20重
量%、式(IV): 【化4】 (R8はH又はCH3、R9はC1〜4のアルキレン、R
10及びR11はH又はC1〜8のアルキル、AはO又はN
H)のモノマー(D)3〜40重量%及び式(V): 【化5】 (R12及びR15はH又はCH3、R13及びR14はC2〜
4のアルキレン、m及びnは0〜50(m及びnは同時
に0でない))のモノマー(E)2〜30重量%を含有
したモノマー成分を重合させた重合体からなる化粧料用
基剤、並びに該化粧料用基剤が配合された化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料用基剤およ
びそれからなる化粧料に関する。さらに詳しくは、耐湿
性および洗髪性にすぐれるだけでなく、液化石油ガス
(以下、LPGという)との相溶性にすぐれる化粧料用
基剤、およびとくに整髪用エアゾール型化粧料として好
適に使用し得る化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧品、とくに毛髪化粧品にはN
−ビニルピロリドンを含有した基材が広く用いられてい
る。N−ビニルピロリドンを含有した基材の長所は、水
溶性にすぐれ、適度な硬さを有する光沢のある皮膜が得
られることである。これらは毛髪化粧品に好適な物性で
ある。
【0003】このようなN−ビニルピロリドンを主成分
とした化粧料基材として、たとえばノニオン性化粧料基
材や(特開昭59−75911号公報)、カチオン性化
粧料基材(特公昭56−4533号公報)が知られてい
る。
【0004】化粧料基材のなかでも整髪剤基材に求めら
れる重要な物性として、耐湿性と洗髪性とがあげられ
る。これらは一般的には相反する物性であり、高い次元
での両立は困難なものである。前記ノニオン性化粧料基
材やカチオン性化粧料基材は、洗髪性にはすぐれるが、
それゆえに耐湿性がきわめて低い。その結果、長時間の
セット保持力が小さいという欠点がある。
【0005】セット保持力にすぐれる化粧料基材として
は、たとえばアクリル樹脂のアルカノールアミン液に代
表されるアニオン性化粧料基材が知られている(特公昭
44−31238号公報)。このアニオン性化粧料基材
は、前記ノニオン性化粧料基材およびカチオン性化粧料
基材とは逆に、耐湿性が高く、セット保持力にはすぐれ
るものの、水溶性が低いため、洗髪性にすぐれない。
【0006】前記ノニオン性化粧料基材、カチオン性化
粧料基材およびアニオン性化粧料基材の欠点を補うもの
として、両性化粧料基材が知られている(特開平7−1
33212号公報)。この両性化粧料基材は、これまで
困難とされていた耐湿性と洗髪性との両立を実現したも
のである。またこの両性化粧料基材は両性であるので、
他の樹脂との相溶性にすぐれるだけでなく、ベタツキが
少なく使用感がよいといった利点が多い基材である。
【0007】しかしながら、この両性化粧料基材は一般
にLPGに対する溶解性が低い傾向があるため、通常ス
プレーに処方する際には、原液の組成でエタノールなど
の溶剤を増量して基材の含量を減らすか、噴射剤として
ジメチルエーテル(以下、DMEという)を併用するな
ど、処方面での制約が多くなる。そのため、スプレー剤
型での整髪剤としては好適でない。
【0008】さらに前記のほかにも、カルボキシル基含
有エチレン性不飽和単量体、アルキレングリコール系不
飽和単量体およびアミノ基含有エチレン性不飽和単量体
を必須単量体成分としてなる(メタ)アクリル系共重合
体と、ゲル基剤とを含み、塩基性化合物で中和された両
性整髪用樹脂組成物も提供されている(特開2000−
154124公報)。
【0009】しかしながら、この両性整髪用樹脂組成物
は、含まれる(メタ)アクリル系共重合体とゲル基剤と
が良好に相溶しているので、たとえばゲル状の整髪料と
してはきわめて好適であるが、前記両性化粧料基材と同
様に、LPGに対する溶解性が低い傾向があるので、通
常スプレーに処方する際には処方面での制約が多くな
る。またかかる(メタ)アクリル系共重合体はそれ単独
での耐湿性は低い。そのため、この両性整髪用樹脂組成
物はスプレー剤型での整髪剤としては好適でない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
に鑑みてなされたものであり、耐湿性および洗髪性にす
ぐれるといった両性化粧料基材としての利点は維持した
まま、併せてLPGとの相溶性にもすぐれ、とくにエア
ゾール型化粧料に好適に使用し得る化粧料用基剤および
これが配合された化粧料を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (A)一般式(I):
【0012】
【化6】
【0013】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2は水素原子、炭素数1〜12のアルキル基または−
C(CH32CH2COCH3、R3は水素原子または炭
素数1〜12のアルキル基を示す)で表わされるモノマ
ー(A)25〜70重量%、(B)一般式(II):
【0014】
【化7】
【0015】(式中、R4は炭素数3または5のアルキ
レン基を示す)で表わされるモノマー(B)5〜60重
量%、(C)一般式(III):
【0016】
【化8】
【0017】(式中、R5は水素原子またはメチル基、
6は水素原子または−COOH、R7は水素原子、メチ
ル基または−CH2COOHを示す)で表わされるモノ
マー(C)2〜20重量%、(D)一般式(IV):
【0018】
【化9】
【0019】(式中、R8は水素原子またはメチル基、
9は炭素数1〜4のアルキレン基、R 10およびR11
それぞれ独立して水素原子または炭素数1〜8のアルキ
ル基、Aは−O−または−NH−を示す)で表わされる
モノマー(D)3〜40重量%および(E)一般式
(V):
【0020】
【化10】
【0021】(式中、R12およびR15はそれぞれ独立し
て水素原子またはメチル基、R13およびR14はそれぞれ
独立して炭素数2〜4のアルキレン基、mおよびnはそ
れぞれ独立して0または1〜50の整数(ただし、mお
よびnは同時に0ではない)を示す)で表わされるモノ
マー(E)2〜30重量%を含有したモノマー成分を重
合させて得られた重合体からなる化粧料用基剤、および 前記化粧料用基剤が配合されてなる化粧料に関する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の化粧料用基剤は、前記し
たように、(A)一般式(I):
【0023】
【化11】
【0024】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2は水素原子、炭素数1〜12、好ましくは1〜8の
アルキル基または−C(CH32CH2COCH3、R3
は水素原子または炭素数1〜12、好ましくは1〜8の
アルキル基を示す)で表わされるモノマー(A)25〜
70重量%、(B)一般式(II):
【0025】
【化12】
【0026】(式中、R4は炭素数3または5のアルキ
レン基を示す)で表わされるモノマー(B)5〜60重
量%、(C)一般式(III):
【0027】
【化13】
【0028】(式中、R5は水素原子またはメチル基、
6は水素原子または−COOH、R7は水素原子、メチ
ル基または−CH2COOHを示す)で表わされるモノ
マー(C)2〜20重量%、(D)一般式(IV):
【0029】
【化14】
【0030】(式中、R8は水素原子またはメチル基、
9は炭素数1〜4、好ましくは2〜3のアルキレン
基、R10およびR11はそれぞれ独立して水素原子または
炭素数1〜8、好ましくは1〜4のアルキル基、Aは−
O−または−NH−を示す)で表わされるモノマー
(D)3〜40重量%および(E)一般式(V):
【0031】
【化15】
【0032】(式中、R12およびR15はそれぞれ独立し
て水素原子またはメチル基、R13およびR14はそれぞれ
独立して炭素数2〜4のアルキレン基、mおよびnはそ
れぞれ独立して0または1〜50、好ましくは1〜20
の整数(ただし、mおよびnは同時に0ではない)を示
す)で表わされるモノマー(E)2〜30重量%を含有
したモノマー成分を重合させて得られた重合体からなる
ものである。
【0033】本発明に用いられるモノマー(A)は、一
般式(I)で表わされるアミド系モノマーであり、得ら
れる化粧料用基剤のLPGとの相溶性を向上させ、フィ
ルムに適度な硬度と親水性とを与える成分である。
【0034】モノマー(A)の具体例としては、たとえ
ばN−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、ダイアセト
ン(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ
エチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メ
タ)アクリルアミド、N−t−オクチル(メタ)アクリ
ルアミドなどがあげられ、これらは単独でまたは2種以
上を同時に用いることができる。
【0035】なお本明細書において「…(メタ)アクリ
〜」は「…アクリ〜」および「…メタクリ〜」を意味す
る。
【0036】モノマー(A)の使用量があまりにも少な
い場合には、得られる化粧料用基剤のエアゾール適性、
すなわちLPGとの相溶性が低くなるので、モノマー成
分全量の25重量%以上、好ましくは28重量%以上、
さらに好ましくは30重量%以上である。またモノマー
(A)の使用量があまりにも多い場合には、得られる化
粧料用基剤の洗髪性が損なわれるので、モノマー成分全
量の70重量%以下、好ましくは65重量%以下、さら
に好ましくは60重量%以下である。
【0037】本発明に用いられるモノマー(B)は、一
般式(II)で表わされるN−ビニルピロリドンおよび/
またはN−ビニルカプロラクタムであり、得られる化粧
料用基剤のLPGとの相溶性を向上させ、さらに洗髪性
や、フィルムに光沢、硬度を与える成分である。
【0038】モノマー(B)の使用量があまりにも少な
い場合には、得られる化粧料用基剤のエアゾール適性、
すなわちLPGとの相溶性が低くなるほか、洗髪性やフ
ィルムの光沢が不足するので、モノマー成分全量の5重
量%以上、好ましくは8重量%以上、さらに好ましくは
10重量%以上である。またモノマー(B)の使用量が
あまりにも多い場合には、得られる化粧料用基剤の耐湿
性が低くなるので、モノマー成分全量の60重量%以
下、好ましくは55重量%以下、さらに好ましくは50
重量%以下である。
【0039】本発明に用いられるモノマー(C)は、一
般式(III)で表わされるカルボキシル基含有酸性モノ
マーであり、たとえば後述するように、カルボキシル基
を塩基性化合物で中和することにより、得られる化粧料
用基剤にさらなる洗髪性を与える成分である。また後述
するモノマー(D)と分子間でイオン架橋することによ
り、得られる化粧料用基剤の耐湿性を向上させ、乾き際
のベタツキを低減する効果をもたらす成分である。
【0040】モノマー(C)の具体例としては、たとえ
ば(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレ
イン酸などがあげられ、これらは単独でまたは2種以上
を同時に用いることができる。
【0041】モノマー(C)の使用量があまりにも少な
い場合には、得られる化粧料用基剤の洗髪性が低下する
ばかりでなく、モノマー(D)とのイオン架橋による効
果が得られなくなるので、モノマー成分全量の2重量%
以上、好ましくは3重量%以上、さらに好ましくは5重
量%以上である。またモノマー(C)の使用量があまり
にも多い場合には、得られる化粧料用基剤の耐湿性が低
下し、LPGとの相溶性が悪化するので、モノマー成分
全量の20重量%以下、好ましくは18重量%以下、さ
らに好ましくは15重量%以下である。
【0042】本発明に用いられるモノマー(D)は、一
般式(IV)で表わされるアミノ基含有モノマーであり、
たとえば後述するように、アミノ基を酸性化合物で中和
することにより、得られる化粧料用基剤に洗髪性を与
え、髪への親和力を与える成分である。また前記モノマ
ー(C)と分子間でイオン架橋することにより、得られ
る化粧料用基剤の耐湿性を向上させ、乾き際のベタツキ
を低減する効果をもたらす成分である。
【0043】モノマー(D)の具体例としては、たとえ
ばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
ルアミドなどがあげられ、これらは単独でまたは2種以
上を同時に用いることができる。
【0044】モノマー(D)の使用量があまりにも少な
い場合には、得られる化粧料用基剤の洗髪性が低下し、
髪への親和力が低くなるため、皮膜が髪の表面より剥が
れ落ちる、いわゆるフレーキング現象が多くなり、前記
モノマー(C)とのイオン架橋による効果が乏しくなる
ので、モノマー成分全量の3重量%以上、好ましくは5
重量%以上、さらに好ましくは8重量%以上である。ま
たモノマー(D)の使用量があまりにも多い場合には、
得られる化粧料用基剤の耐湿性が低下し、乾き際のベタ
ツキが多くなるので、モノマー成分全量の40重量%以
下、好ましくは35重量%以下、さらに好ましくは30
重量%以下である。
【0045】本発明に用いられるモノマー(E)は、一
般式(V)で表わされるヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレートまたはポリオキシアルキレン(メタ)アクリ
レートであり、得られる化粧料用基剤に柔軟性を付与す
る成分である。
【0046】モノマー(E)の具体例としては、たとえ
ばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ブトキシポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレートなどがあげられ、これ
らは単独でまたは2種以上を同時に用いることができ
る。
【0047】モノマー(E)の使用量があまりにも少な
い場合には、得られる化粧料用基剤の柔軟性が低下する
ので、モノマー成分全量の2重量%以上、好ましくは3
重量%以上、さらに好ましくは5重量%以上である。ま
たモノマー(E)の使用量があまりにも多い場合には、
得られる化粧料用基剤の耐湿性が低下し、LPGとの相
溶性が低下するので、モノマー成分全量の30重量%以
下、好ましくは25重量%以下、さらに好ましくは20
重量%以下である。
【0048】さらに本発明において、重合体はその全量
が前記モノマー(A)、モノマー(B)、モノマー
(C)、モノマー(D)およびモノマー(E)であるモ
ノマー成分(モノマー(A)〜(E)の量が100重量
%であるモノマー成分)を重合させて得られたものであ
ってもよいが、たとえば得られる化粧料用基剤に水溶
性、油溶性、臭気、べたつき感抑制、すべり感、乾き
感、自然感、造膜性、粘性、透明感、ガス透過性、他の
添加剤との相溶性といった効果を付与することを考慮
し、これらモノマー(A)〜(E)と共重合可能なエチ
レン性不飽和モノマー(F)(以下、モノマー(F)と
いう)をモノマー成分に用いることができる。
【0049】モノマー(F)の具体例としては、たとえ
ば(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩、(メタ)アク
リル酸のアンモニウム塩、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブ
チル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリ
ル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ネオペンチル、
(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル
酸ベンジル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)ア
クリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、
(メタ)アクリル酸セチル、(メタ)アクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸エチルカルビト
ール、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)ア
クリル酸メトキシブチル、(メタ)アクリロイルモルホ
リン、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートの3級塩およびその4級塩、N,N−ジメチルアミ
ノプロピル(メタ)アクリルレートの3級塩およびその
4級塩、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリ
レートの3級塩およびその4級塩、N,N−ジエチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレートの3級塩およびその
4級塩、N−t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートの3級塩、N−t−ブチルアミノプロピル(メタ)
アクリレートの3級塩、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミドの3級塩およびその4級塩、
N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ドの3級塩およびその4級塩、N,N−ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリルアミドの3級塩およびその4級
塩、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリル
アミドの3級塩およびその4級塩、N−(メタ)アクリ
ロイルオキシメチル−N,N−ジメチルアンモニウム−
α−N−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−
N−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオ
キシプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N
−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキ
シメチル−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−カ
ルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシエ
チル−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−カルボ
キシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ル−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−カルボキ
シベタイン、スチレン、イタコン酸メチル、イタコン酸
エチル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの単官能
モノマー;1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、
2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、メチレンビスアクリルアミド、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートなどの多
官能モノマーがあげられ、これらは単独でまたは2種以
上を同時に用いることができる。
【0050】モノマー(F)の使用量があまりにも少な
い場合には、かかるモノマー(F)を用いることによる
効果が充分に発現されにくくなるので、モノマー成分全
量の3重量%以上、好ましくは5重量%以上であること
が望ましい。またモノマー(F)の使用量があまりにも
多い場合には、前記モノマー(A)〜(E)の使用量が
相対的に少なくなり、これらモノマー(A)〜(E)に
よる効果が充分に発現されにくくなるので、モノマー成
分全量の30重量%以下、好ましくは25重量%以下で
あることが望ましい。
【0051】本発明に用いられる重合体は、前記モノマ
ー(A)〜(E)および必要に応じてモノマー(F)の
所望量を調整したモノマー成分を重合させることによっ
て得られる。
【0052】前記モノマー成分の重合は、該モノマー成
分を水溶液としたり、有機溶剤中にて行なうことができ
る。すなわち、所望組成のモノマー成分を精製水、イオ
ン交換水や有機溶剤に充分に溶解させ、これを必要に応
じて加熱撹拌しながら重合開始剤を添加し、不活性ガス
雰囲気下で重合を行なうなどすればよい。
【0053】前記有機溶剤にはとくに限定がなく、たと
えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコ
ールなどのアルコール類;アセトン、メチルエチルケト
ンなどのケトン類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ランなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族類;n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの
炭化水素類;酢酸メチル、酢酸エチルなどの酢酸エステ
ル類などの通常溶液重合に用いられる有機溶剤を使用す
ることができる。これらのなかでは、得られる化粧料用
基剤を化粧料に配合することを考慮すると、エチルアル
コール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類が
とくに好ましい。
【0054】なお前記水溶液や有機溶剤中で重合を行な
う場合、モノマー成分の濃度が20〜60重量%程度と
なるように調整することが好ましい。なお、全モノマー
成分の濃度が50重量%を超える場合には、重合反応の
際に急激な発熱を発生する怖れがあるため、全モノマー
成分を分割して徐々に添加して重合を行なうことが好ま
しい。
【0055】前記重合開始剤にもとくに限定がなく、た
とえばアゾイソブチロニトリル、アゾイソ酪酸メチル、
アゾビスジメチルバレロニトリル、ジメチルアゾビスメ
チルプロピオネートなどのアゾ系重合開始剤;過酸化ベ
ンゾイルなどの過酸化物系重合開始剤;過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩系重合開始剤な
どを用いることができる。該重合開始剤の量は、通常モ
ノマー成分全量100重量部に対して0.01〜5重量
部程度であればよい。
【0056】重合を行なう際の重合温度は、用いる重合
開始剤の種類によっても異なるので一概には決定するこ
とができないが、通常重合開始剤の10時間半減期温度
付近とすることが好ましい。また重合を行なう際の重合
時間は、重合が不完全となって未反応のモノマー成分が
残存するおそれをなくすには、通常5〜20時間程度と
することが好ましい。
【0057】なお未反応モノマーの有無は、たとえばP
SDB法(二臭化硫酸ピリジン法)などの一般的な分析
方法により、二重結合が存在するか否かを測定して確認
することができる。
【0058】かくして得られる重合体の粘度平均分子量
にはとくに限定がないが、化粧料用基剤の化粧料として
の用途を考慮すると、1000以上、好ましくは500
0以上であり、1000000以下、好ましくは200
000以下であることが望ましい。
【0059】なお前記重合体は、重合で得られた有機溶
媒の溶液のままであってもよく、水で希釈することで水
/有機溶媒の混合溶液としてもよく、または有機溶媒を
除去して水に置換し、水溶液としてもよい。
【0060】また前記重合体の溶液にさらに水溶性を付
与するために、重合体中に含まれるカルボキシル基やア
ミノ基が中和されることが好ましい。すなわち、重合体
中、モノマー(C)由来のカルボキシル基が塩基性化合
物で中和されていることが好ましく、モノマー(D)由
来のアミノ基が酸性化合物で中和されていることが好ま
しい。
【0061】塩基性化合物の具体例としては、たとえば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基性化
合物;モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、
モルホリン、アミノメチルプロパノール、アミノメチル
プロパンジオール、オクチルアミン、トリブチルアミ
ン、アニリンなどの有機塩基性化合物があげられ、これ
らは単独でまたは2種以上を同時に用いることができ
る。
【0062】酸性化合物の具体例としては、たとえば塩
酸、硫酸、リン酸などの無機酸性化合物;乳酸、クエン
酸、グリコール酸、イソステアリン酸、パルミチン酸な
どの有機酸性化合物があげられ、これらは単独でまたは
2種以上を同時に用いることができる。
【0063】カルボキシル基やアミノ基の中和方法には
とくに限定がなく、たとえば前記重合法にて調製された
重合体の溶液に、塩基性化合物や酸性化合物を投入する
方法などがあげられる。
【0064】かくして得られる重合体中の、モノマー
(C)由来のカルボキシル基の中和率は、得られる化粧
料用基剤の水溶性がさらに向上し、よりすぐれた洗髪性
が付与されるように、10モル%以上、好ましくは30
モル%以上であることが望ましく、また化粧料として人
体に使用することを考慮し、過中和により過剰の塩基性
化合物が遊離しないように、95モル%以下、好ましく
は90モル%以下であることが望ましい。
【0065】また得られる重合体中の、モノマー(D)
由来のアミノ基の中和率は、得られる化粧料用基剤の水
溶性がさらに向上し、よりすぐれた洗髪性が付与される
ように、10モル%以上、好ましくは30モル%以上で
あることが望ましく、また化粧料として人体に使用する
ことを考慮し、過中和により過剰の酸性化合物が遊離し
ないように、95モル%以下、好ましくは90モル%以
下であることが望ましい。
【0066】本発明の化粧料用基剤は、耐湿性および洗
髪性にすぐれるだけでなく、LPGとの相溶性にもすぐ
れるものであるので、たとえば整髪用エアゾール型化粧
料などの整髪用の化粧料に好適に使用することができ
る。
【0067】本発明の化粧料は前記化粧料用基剤が配合
されてなるものである。
【0068】本発明の化粧料における前記化粧料用基剤
の量にはとくに限定がなく、後述するように処方によっ
ても異なり、該化粧料用基剤による効果が充分に発現さ
れる量であればよいが、通常の化粧料における有効成分
の含有量程度、たとえば0.1〜20重量%程度、好ま
しくは1〜10重量%程度であることが望ましい。
【0069】本発明の化粧料用基剤を用いた化粧料とし
ては、たとえば整髪用スプレー、整髪用カラースプレー
などの整髪用エアゾール型化粧料、整髪用ジェル、整髪
用ミスト、整髪用フォーム、整髪用クリーム、整髪用ワ
ックス、整髪用カラーフォーム、マスカラ、シャンプ
ー、リンスなどの毛髪化粧料があげられる。また毛髪化
粧料以外の用途としては、たとえば皮膚化粧料としてハ
ンドクリーム、顔面パックの皮膜形成剤、マニキュアの
皮膜形成剤などに使用することができる。
【0070】たとえば、本発明の化粧料用基剤を用いて
整髪用エアゾール型化粧料を処方する場合には、樹脂濃
度が0.5〜15重量%、好ましくは2〜10重量%と
なるように、本発明の化粧料用基剤が原液中に含まれる
ことが望ましい。また用いられる溶媒は、主にエタノー
ルであることが好ましく、必要に応じてセタノール、デ
カノールなどの高級アルコール、ラノリン誘導体などの
可塑性を付与する成分を配合したり、シリコーン誘導体
などの光沢や感触を付与する成分を配合してもよい。さ
らには他の皮膜形成樹脂を用いてもよい。噴射剤として
は、たとえばLPG、DMEなどを単独でまたは同時に
用いることができる。原液と噴射剤との割合(原液/噴
射剤(重量比))は、10/90〜90/10、さらに
は30/70〜70/30であることが好ましい。
【0071】また、本発明の化粧料用基剤を用いて整髪
用ジェルを処方する場合には、樹脂濃度が0.5〜15
重量%、好ましくは1〜10重量%となるように、本発
明の化粧料用基剤が原液中に含まれることが望ましい。
また増粘剤としては、カルボキシルビニルポリマー(ポ
リアクリル酸の架橋物)などのアニオン性増粘剤、ビニ
ルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリレート共
重合体などのカチオン性増粘剤、ヒドロキシエチルセル
ロース、メチルセルロースなどのノニオン性増粘剤など
を用いることができる。各増粘剤の使用量はジェル全体
量の0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%
であることが望ましい。溶媒としては、たとえば精製水
やエタノールが用いられ、必要に応じてグリセリン、
1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコール、界
面活性剤、キレート剤などを配合してもよい。
【0072】さらに、本発明の化粧料用基剤を用いて整
髪用フォームを処方する場合には、樹脂濃度が0.5〜
15重量%、好ましくは1〜10重量%となるように、
本発明の化粧料用基剤が原液中に含まれることが望まし
い。また用いられる溶媒は、精製水やエタノールである
ことが好ましい。そのほかにも、必要に応じてポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油などのノニオン性界面活性剤、
セタノールなどの高級アルコール、流動パラフィン、シ
リコン誘導体などを配合してもよい。
【0073】かくして得られる本発明の化粧料は、前記
化粧料用基剤が配合されたものであるので、耐湿性およ
び洗髪性にすぐれるだけでなく、LPGとの相溶性にも
すぐれ、とくに整髪用エアゾール型化粧料として好適に
使用し得るものである。
【0074】
【実施例】つぎに、本発明の化粧料用基剤およびそれか
らなる化粧料を実施例に基づいてさらに詳細に説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
【0075】実施例1 還流冷却器、温度計、チッ素ガス導入管および攪拌装置
を備えた1L容の5口フラスコに、N−t−ブチルアク
リルアミド30重量部、ダイアセトンアクリルアミド1
5重量部、N−ビニル−2−ピロリドン30重量部、ア
クリル酸5重量部、N,N−ジメチルアミノプロピルア
クリルアミド10重量部、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート10重量部および無水エタノール150重量部
を仕込み、α,α´−アゾビスイソブチロニトリル(以
下、AIBNという)0.15重量部を加えて攪拌しな
がらチッ素ガス雰囲気下で70℃で加熱攪拌した。重合
開始5時間後にAIBN0.1重量部を加え、さらに1
0時間重合して重合反応を完結し、樹脂組成物を得た。
【0076】得られた樹脂組成物を濃度が30重量%と
なるようにエタノールで希釈し、さらに2−アミノ−2
−メチルプロパノールの30%エタノール溶液(中和
剤)12.3重量部を加え(表2中には、2−アミノ−
2−メチルプロパノールのみの量(3.7重量部)を記
載)、樹脂組成物中のカルボキシル基の中和率を60モ
ル%として両性化粧料用基剤を得た。
【0077】なお、得られた化粧料用基剤の粘度平均分
子量を測定したところ、110000であった。
【0078】実施例2〜12 モノマー成分および中和剤を表1、表2に示すように変
更したほかは、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製
し、両性化粧料用基剤を得た。
【0079】樹脂組成物中の中和された基およびその中
和率、ならびに化粧料用基剤の粘度平均分子量を併せて
表2に示す。
【0080】また表1中および以下の比較例中の各略号
はつぎのことを意味する。 TBAAm:N−t−ブチルアクリルアミド DAAm:ダイアセトンアクリルアミド OAAm:N−オクチルアクリルアミド DMAA:N,N−ジメチルアクリルアミド NVP:N−ビニル−2−ピロリドン NVC:N−ビニル−2−カプロラクタム AA:アクリル酸 MAA:メタクリル酸 IA:イタコン酸 DMMA:N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト DMAPMA:N,N−ジメチルアミノエチルメタクリ
ルアミド DMAPAA:N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート HPA:2−ヒドロキシプロピルアクリレート M−90G:メトキシポリエチレングリコールモノメタ
クリレート(n=9) MDGMA:メトキシジエチレングリコールメタクリレ
ート GLM:グリセロールモノメタクリレート HEA:2−ヒドロキシエチルアクリレート NMA:N−メチロールアクリルアミド BMA:n−ブチルメタクリレート LA:ラウリルアクリレート EMA:エチルメタクリレート TBA:t−ブチルアクリレート VA:酢酸ビニル MMA:メチルメタクリレート AMP:2−アミノ−2−メチルプロパノール(30%
エタノール溶液)(表2中には、AMPのみの量(重量
部)を記載) TEA:トリエタノールアミン(30%エタノール溶
液)(表2中には、TEAのみの量(重量部)を記載)
【0081】比較例1 ポリビニルピロリドン(商品名:K=30、キシダ化学
販売(株)製)をエタノールに溶解し、ポリマー含量が
30重量%となるように調整した。
【0082】比較例2 ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体(商品名:PV
A−6450、大阪有機化学工業(株)製、ポリマー含
量が50重量%のエタノール溶液)をエタノールで希釈
し、ポリマー含量が30重量%となるように調整した。
【0083】比較例3 ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタ
クリル酸ジエチル硫酸塩液(商品名:H.C.ポリマー
3A、大阪有機化学工業(株)製、ポリマー含量が50
重量%のエタノール溶液)をエタノールで希釈し、ポリ
マー含量が30重量%となるように調整した。
【0084】比較例4 アクリル樹脂アルカノールアミン樹脂液(商品名:アニ
セットNF−1000、大阪有機化学工業(株)製、ポ
リマー含量が40重量%のエタノール溶液)をエタノー
ルで希釈し、ポリマー含量が30重量%となるように調
整した。
【0085】比較例5 特開平7−133212号公報に記載の実施例1と同様
の操作を行なった。
【0086】すなわち、還流冷却器、温度計、チッ素ガ
ス導入管、仕込み管および攪拌装置を取り付けた500
mL容の5口フラスコに、MAA10重量部、AA8重
量部、HEMA10重量部、DMMA18重量部、EM
A28重量部、DAAm26重量部および無水エタノー
ル150重量部を入れ、これにAIBN0.2重量部を
加え、攪拌しながらチッ素ガス気流下に80℃で加熱還
流した。重合開始6時間後にAIBN0.2重量部を追
添し、さらに12時間重合して反応を完結させ、樹脂組
成物を得た。
【0087】得られた樹脂組成物を濃度が30重量%と
なるようにエタノールで希釈し、さらにAMPの30%
エタノール溶液(中和剤)50.7重量部を添加し(表
2中には、AMPのみの量(15.2重量部)を記
載)、樹脂組成物中のカルボキシル基の中和率を75モ
ル%として整髪剤用基剤(30%ポリマーエタノール溶
液)を得た。
【0088】なお、得られた整髪剤用基剤の粘度平均分
子量を測定したところ、113000であった。
【0089】比較例6 特開平7−133212号公報に記載の実施例5と同様
の操作を行なった。
【0090】すなわち、モノマー成分および中和剤を表
1、表2に示すように変更したほかは、比較例5と同様
にして樹脂組成物を調製し、整髪剤用基剤を得た。
【0091】樹脂組成物中の中和された基およびその中
和率、ならびに整髪剤用基剤の粘度平均分子量を併せて
表2に示す。
【0092】比較例7 特開平7−133212号公報に記載の実施例12と同
様の操作を行なった。
【0093】すなわち、モノマー成分および中和剤を表
1、表2に示すように変更したほかは、比較例5と同様
にして樹脂組成物を調製し、整髪剤用基剤を得た。
【0094】樹脂組成物中の中和された基およびその中
和率、ならびに整髪剤用基剤の粘度平均分子量を併せて
表2に示す。
【0095】比較例8 特開2000−154124公報に記載の実施例1と同
様の操作を行なった。
【0096】すなわち、還流冷却器、温度計、滴下ロー
ト、チッ素ガス置換用ガラス管および攪拌装置を取り付
けた500mL容の4口フラスコに無水エタノール90
重量部を仕込み、滴下ロートにはMAA5重量部、MD
GMA19重量部、GLM20重量部、DMMA8重量
部、MMA10重量部およびNMA38重量部のモノマ
ー混合液を仕込んだ。撹拌装置で撹拌しながら、重合系
にチッ素ガスを30分間通して空気を置換しつつ昇温し
た。内温が70℃に達したのち、AIBN0.6gを添
加し、チッ素ガス気流、還流下で攪拌しながら、前記モ
ノマー混合液を2時間かけてフラスコ内に滴下した。滴
下終了後、さらに3時間還流下に重合させて反応を完結
させ、樹脂組成物を得た。
【0097】得られた樹脂組成物を濃度が30重量%と
なるようにエタノールで希釈し、さらにAMPの30%
エタノール溶液(中和剤)6.67gを添加し(表2中
には、AMPのみの量(2重量部)を記載)、樹脂組成
物中のカルボキシル基の中和率を38.6モル%として
整髪剤用基剤(30%ポリマーエタノール溶液)を得
た。
【0098】なお、得られた整髪剤用基剤の粘度平均分
子量を測定したところ、45000であった。
【0099】比較例9 特開2000−154124公報に記載の実施例4と同
様の操作を行なった。
【0100】すなわち、モノマー成分および中和剤を表
1、表2に示すように変更したほかは、比較例8と同様
にして樹脂組成物を調製し、整髪剤用基剤を得た。
【0101】樹脂組成物中の中和された基およびその中
和率、ならびに整髪剤用基剤の粘度平均分子量を併せて
表2に示す。
【0102】
【表1】
【0103】
【表2】
【0104】処方例1〜12および比較処方例1〜9
(整髪用エアゾール型化粧料) 実施例1〜12および比較例1〜9で得られた各化粧料
用基剤(ポリマー含量30重量%のエタノール溶液)
(処方例1〜12および比較処方例1〜9において、そ
れぞれ順に実施例1〜12および比較例1〜9の化粧料
用基剤を使用)20重量部と、無水エタノール80重量
部とを混合し、原液を調製した。この原液50重量部を
ガラス製スプレー用耐圧瓶(内容量:100mL)内に
充填したのち、バルブを設置して4.0kg/cm2
LPG50重量部を充填し、整髪用エアゾール型化粧料
を得た。
【0105】処方例13(整髪用ジェル) 実施例1で得られた化粧料用基剤(ポリマー含量30重
量%のエタノール溶液)を用い、以下の処方にて整髪用
ジェルを調製した。
【0106】 組 成 量(重量%) カルボキシビニルポリマー 0.50 トリエタノールアミン 0.62 エタノール 20.00 実施例1で得られた化粧料用基剤 10.00 精製水 68.88 (合計) (100.00)
【0107】処方例14(整髪用フォーム) 実施例1で得られた化粧料用基剤(ポリマー含量30重
量%のエタノール溶液)を用い、以下の処方にて整髪用
フォームを調製した。
【0108】 組 成 量(重量%) 実施例1で得られた化粧料用基剤 16.7 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 セタノール 0.2 流動パラフィン 0.5 エタノール 20.0 精製水 61.6 (合計) (100.0)
【0109】試験例1(LPGとの相溶性) 実施例1〜12および比較例1〜9で得られた化粧料用
基剤を、ポリマー含量が10重量%となるようにエタノ
ールで希釈し、得られた溶液2.0gをガラス製耐圧瓶
(満注量:100mL)に仕込んだ。このガラス製耐圧
瓶にバルブを取り付け、4kg/cm2のLPGを溶液
に濁りが生じるまで加えた。このときのLPGの添加量
を用いて以下の式からLPG相溶率を算出し、つぎの評
価基準に基づいてLPGとの相溶性を評価した。その結
果を表3に示す。
【0110】
【数1】
【0111】(評価基準) ○:LPG相溶率が50%以上である。 △:LPG相溶率が30%以上、50%未満である。 ×:LPG相溶率が30%未満である。
【0112】試験例2(エアゾールの安定性) 処方例1〜12および比較処方例1〜9で得られた整髪
用エアゾール型化粧料を−10℃の冷蔵庫内に24時間
放置したのち、溶液の状態を目視にて観察し、以下の評
価基準に基づいてエアゾールの安定性を評価した。その
結果を表4に示す。 (評価基準) ○:溶液が透明である。 △:溶液がわずかに濁る。 ×:溶液が二層に分離するか、または析出をおこす。
【0113】試験例3(耐湿性) 長さ25cmの毛髪(人毛)2gに、処方例1〜12お
よび比較処方例1〜9で得られた整髪用エアゾール型化
粧料を20cmの距離から均一に噴射するか、処方例1
3で得られた整髪用ジェルまたは処方例14で得られた
整髪用フォームを均一に塗布したのち、この毛髪を外径
1.2cmのカーラーに巻き、40℃の温風で60分間
かけて乾燥した。こののち、カーラーから毛髪をはず
し、温度30℃、相対湿度90%の雰囲気中に垂直に吊
るした直後の長さ(L0)と3時間放置後の長さ(L1
とを測定し、カールリテンション(%)を次式から算出
した。得られたカールリテンションから、つぎの評価基
準に基づいて耐湿性(セット保持力)を評価した。その
結果を表4に示す。 カールリテンション(%)={(25−L1)/(25
−L0)}×100 (評価基準) ○:カールリテンションが75%以上である。 △:カールリテンションが60%以上、75%未満であ
る。 ×:カールリテンションが60%未満である。
【0114】試験例4(しなやかさ) 長さ25cmの毛髪(人毛)2gに、処方例1〜12お
よび比較処方例1〜9で得られた整髪用エアゾール型化
粧料を20cmの距離から均一に噴射するか、処方例1
3で得られた整髪用ジェルまたは処方例14で得られた
整髪用フォームを均一に塗布したのち、この毛髪を外形
1.2cmのカーラーに巻き、40℃の温風で60分間
かけて乾燥した。乾燥した毛髪を手指で触り、しなやか
さを以下の評価基準に基づいて評価した。その結果を表
4に示す。 (評価基準) ○:まったくごわつきがなく、自然な感触である。 △:ややごわつきがあるが、不自然な感触ではない。 ×:ごわつきがあり、不自然な感触である。
【0115】試験例5(洗髪性) 10cm×10cmのガラス板に、処方例1〜12およ
び比較処方例1〜9で得られた整髪用エアゾール型化粧
料を20cmの距離から均一に噴射するか、処方例13
で得られた整髪用ジェルまたは処方例14で得られた整
髪用フォームを均一に塗布し、さらにバーコーターにて
均一にしたのち、40℃の温風で60分間かけて乾燥し
た。乾燥したフィルムに水を1滴滴下させ、フィルムが
完全に溶解する時間を測定し、洗髪性を以下の評価基準
に基づいて評価した。その結果を表4に示す。 (評価基準) ○:1分未満でフィルムが溶解した。 △:1分以上、5分未満でフィルムが溶解した。 ×:5分以上経過しても、フィルムが溶解しない。
【0116】試験例6(柔軟性) 長さ25cmの毛髪(人毛)2gに、処方例1〜12お
よび比較処方例1〜9で得られた整髪用エアゾール型化
粧料を20cmの距離から均一に噴射するか、処方例1
3で得られた整髪用ジェルまたは処方例14で得られた
整髪用フォームを均一に塗布したのち、この毛髪を外形
1.2cmのカーラーに巻き、40℃の温風で60分間
かけて乾燥した。この毛髪の中心から約1cmの間隔の
ところを指で挟み、上下に曲げる操作を10回繰り返し
てフィルムの変化を目視にて観察し、柔軟性(フレーキ
ング)を以下の評価基準に基づいて評価した。その結果
を表4に示す。 (評価基準) ○:フィルムに変化がない。 △:フィルムの剥離が若干認められる。 ×:曲げた箇所全面が白くなり、剥離がいちじるしい。
【0117】試験例7(平滑性) 10cm×10cmのガラス板に、処方例1〜12およ
び比較処方例1〜9で得られた整髪用エアゾール型化粧
料を20cmの距離から均一に噴射するか、処方例13
で得られた整髪用ジェルまたは処方例14で得られた整
髪用フォームを均一に塗布し、さらにバーコーターにて
均一にしたのち、40℃の温風で60分間かけて乾燥し
た。乾燥したフィルムの感触を手指で調べ、平滑性を以
下の評価基準に基づいて評価した。その結果を表4に示
す。 (評価基準) ○:完全に滑らかである。 △:ややざらつきがある。 ×:かなりざらつきがある。
【0118】
【表3】
【0119】
【表4】
【0120】表3および表4に示された結果から、処方
例1〜14で得られた整髪用エアゾール型化粧料、整髪
用ジェルおよび整髪用フォームは、いずれもカールリテ
ンションが高く耐湿性にすぐれ、また洗髪性にもすぐれ
るうえ、得られたフィルムがしなやかで、柔軟性および
平滑性にもすぐれていることがわかる。さらに実施例1
〜12で得られた化粧料用基剤はLPGとの相溶性にす
ぐれ、該化粧料用基剤が配合された処方例1〜12の整
髪用エアゾール型化粧料は、エアゾールの安定性にすぐ
れていることがわかる。このように、本発明の化粧料用
基剤が配合された化粧料は、前記種々の特性を具備する
ものである。
【0121】これに対して、比較処方例1〜9で得られ
た化粧料は、いずれかの特性に劣るものであり、とくに
洗髪性にすぐれる比較処方例1〜3および5〜9の化粧
料は、耐湿性に劣っていたり(比較処方例1〜3および
8〜9)、エアゾールの安定性(LPGとの相溶性)に
劣っており(比較処方例5〜9)、また逆にエアゾール
の安定性および耐湿性にすぐれる比較処方例4の化粧料
は、洗髪性に劣っていることがわかる。このように、本
発明の化粧料用基剤が配合されなかった場合には、前記
種々の特性を具備することができない。
【0122】
【発明の効果】本発明の化粧料用基剤は、耐湿性および
洗髪性にすぐれるだけでなく、LPGとの相溶性にもす
ぐれるものである。
【0123】よってかかる化粧料用基剤が配合された本
発明の化粧料は、とくに整髪用エアゾール型化粧料とし
て好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 220/54 C08F 220/54 222/02 222/02 226/02 226/02 290/06 290/06 Fターム(参考) 4C083 AC012 AC022 AC072 AC102 AC432 AC542 AD092 AD111 AD112 BB42 BB43 CC01 CC32 DD08 EE03 EE07 EE25 EE28 4J027 AC06 AJ02 BA04 BA05 BA06 BA07 BA08 BA09 BA10 BA12 BA13 BA14 BA15 BA17 BA19 BA20 BA24 BA26 CB02 CB03 CC02 CD07 4J100 AB02T AG02T AG04T AJ02R AJ08R AJ09R AK03T AK08T AL03T AL04T AL05T AL08S AL08T AL09T AL14T AL62T AL63T AL66T AM15P AM15T AM17P AM19P AM21P AM21S AM24T AQ06Q AQ08Q AQ15T BA02T BA04T BA05T BA08T BA14P BA31S BA32T BC04T BC43T BC53T CA03 CA31 HA31 HB25 HB39 HB52 HB59 HC27 HC43 HC45 HC47 HC64 JA61

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は水素原
    子、炭素数1〜12のアルキル基または−C(CH32
    CH2COCH3、R3は水素原子または炭素数1〜12
    のアルキル基を示す)で表わされるモノマー(A)25
    〜70重量%、(B)一般式(II): 【化2】 (式中、R4は炭素数3または5のアルキレン基を示
    す)で表わされるモノマー(B)5〜60重量%、
    (C)一般式(III): 【化3】 (式中、R5は水素原子またはメチル基、R6は水素原子
    または−COOH、R7は水素原子、メチル基または−
    CH2COOHを示す)で表わされるモノマー(C)2
    〜20重量%、(D)一般式(IV): 【化4】 (式中、R8は水素原子またはメチル基、R9は炭素数1
    〜4のアルキレン基、R 10およびR11はそれぞれ独立し
    て水素原子または炭素数1〜8のアルキル基、Aは−O
    −または−NH−を示す)で表わされるモノマー(D)
    3〜40重量%および(E)一般式(V): 【化5】 (式中、R12およびR15はそれぞれ独立して水素原子ま
    たはメチル基、R13およびR14はそれぞれ独立して炭素
    数2〜4のアルキレン基、mおよびnはそれぞれ独立し
    て0または1〜50の整数(ただし、mおよびnは同時
    に0ではない)を示す)で表わされるモノマー(E)2
    〜30重量%を含有したモノマー成分を重合させて得ら
    れた重合体からなる化粧料用基剤。
  2. 【請求項2】 重合体が、モノマー(C)由来のカルボ
    キシル基の10〜95モル%が塩基性化合物で中和され
    たものである請求項1記載の化粧料用基剤。
  3. 【請求項3】 重合体が、モノマー(D)由来のアミノ
    基の10〜95モル%が酸性化合物で中和されたもので
    ある請求項1または2記載の化粧料用基剤。
  4. 【請求項4】 モノマー成分が、モノマー(A)、モノ
    マー(B)、モノマー(C)、モノマー(D)およびモ
    ノマー(E)と共重合可能なエチレン性不飽和モノマー
    (F)0〜30重量%を含有したものである請求項1、
    2または3記載の化粧料用基剤。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の化粧料
    用基剤が配合されてなる化粧料。
  6. 【請求項6】 整髪用エアゾール型化粧料である請求項
    5記載の化粧料。
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