JP2003075777A - 投影装置 - Google Patents
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Abstract
て光の分離合成を適切に行う。 【解決手段】 本発明に係る投影装置1は、入射PBS
17、RB−PBS19、G−PBS24、出射PBS
26の4つのPBSを用いて、ランプ10から出射した
照明光を青、赤、緑の波長帯域に分離し、最もコントラ
ストの良い位置に緑の波長帯域の照明光を導き、この位
置に第3の液晶パネル25が配設され、次にコントラス
トの良い位置に赤の波長帯域の照明光を導き、この位置
に第2の液晶パネル21を配設し、残りの位置に青の波
長帯域の照明光を導き、この位置に第1の液晶パネル2
0を配設し、それぞれの液晶パネルで変調されたそれぞ
れの波長帯域の反射光を合成して、投影レンズ27によ
り拡大投影する。
Description
た照明光を反射型の光変調素子を用いて変調し、レンズ
を用いて拡大投影する投影装置に関する。
液晶パネル等の光変調素子にランプから照明光を照射
し、この液晶パネルに入力された映像信号に応じたパタ
ーンが表示され、液晶パネルからの反射光を拡大投影す
ることにより液晶パネルに表示されたパターンを拡大投
影する投影装置が用いられている。
な投影装置の光学システムが提案されており、ある特定
の波長帯域の偏光方向を90°回転させる機能を持つ偏
光回転素子と、偏光ビームスプリッタ(以下では、PB
Sと称する。)を用いるカラー用の光学システムでは、
コントラスト、明るさ共に概して良好な光学システムで
ある。
装置としては、例えば、図5に示すようなプロジェクタ
装置100が提案されている。以下、このプロジェクタ
装置100について説明する。
するランプ101と、このランプ101側から光路順
に、フライアイインテグレータ102と、PS変換合成
素子103と、メインコンデンサ104と、フィールド
レンズ105と、プリ偏光板106と、G偏光回転素子
107と、入射PBS108とを備えている。
て、ランプ101から出射された照明光は、フライアイ
インテグレータ102により照度分布が均一化され、P
S変換合成素子103によりP偏光がS偏光に変換され
全てS偏光とされ、メインコンデンサ104とフィール
ドレンズ105とにより集光され、プリ偏光板106に
より偏光面が揃えられ、G偏光回転素子107により緑
の波長帯域が偏光面を90°回転されてP偏光とされ
る。そして、入射PBS108によりP偏光すなわち緑
の波長帯域が透過すると共にS偏光すなわち赤及び青の
波長帯域が光路に対して45°傾いた入射PBS108
の反射面108aで反射され進行方向を90°変化させ
る。
BS108を透過して直進した照明光の光路順に、G−
PBS109と、第1の液晶パネル110とを備えてい
る。
光は、緑の波長帯域のP偏光であり、G−PBS109
を透過して第1の液晶パネル110に導かれ、第1の液
晶パネル110により変調され入射方向へ反射される。
そして、第1の液晶パネル110で反射された反射光
は、緑の波長帯域のS偏光となり、光路に対して45°
傾いたG−PBS109の反射面109aで反射されて
進行方向を90°変化させる。
PBS108の反射面108aで反射された照明光の光
路順に、R偏光回転素子111と、RB−PBS112
と、RB−PBS112を透過する照明光の進行方向に
第2の液晶パネル113と、RB−PBS112の反射
面112aで反射された照明光の進行方向に第3の液晶
パネル114とを備える。
された照明光は、赤及び青の波長帯域のS偏光であり、
R偏光回転素子111により赤の波長帯域だけ偏光面が
90°回転されてP偏光とされ、RB−PBS112に
入射する。
ち赤の波長帯域のP偏光は、RB−PBS112を透過
して直進し第2の液晶パネル113に導かれ、第2の液
晶パネル113により変調され入射方向に反射される。
また、RB−PBS112に入射した照明光のうち青の
波長帯域のS偏光は、光路に対して45°傾いたRB−
PBS112の反射面112aで反射され進行方向を9
0°変化させ第3の液晶パネル114に導かれ、第3の
液晶パネル114により変調され入射方向に反射され
る。
れた反射光は、赤の波長帯域のS偏光となり、光路に対
して45°傾いたRB−PBS112の反射面112a
で反射され進行方向を90°変化させる。また、第3の
液晶パネル114で変調され反射された反射光は、青の
波長帯域のP偏光となり、RB−PBS112を透過し
て直進する。
RB−PBS112の反射面112aで反射された第2
の液晶パネル113からの反射光とRB−PBS112
を透過した第3の液晶パネル114からの反射光との進
行方向に、R偏光回転素子115を備えている。
射された第2の液晶パネル113からの反射光は、赤の
波長帯域のS偏光であり、R偏光回転素子115により
偏光面が90°回転されP偏光となる。また、RB−P
BS112を透過した第3の液晶パネル114からの反
射光は、青の波長帯域のP偏光であり、R偏光回転素子
115を透過する。
G−PBS109の反射面109aで反射した第1の液
晶パネル110からの反射光の進行方向で、R偏光回転
素子115により偏光面が90°回転された第2の液晶
パネル113からの反射光と、R偏光回転素子115を
透過した第3の液晶パネル114からの反射光との進行
方向に、出射PBS116を備えている。
された第1の液晶パネル110からの反射光は、緑の波
長帯域のS偏光であり、光路に対して45°傾いた出射
PBS116の反射面116aで反射され進行方向を9
0°変化させる。また、R偏光回転素子115により偏
光面が90°回転された第2の液晶パネル113からの
反射光は、赤の波長帯域のP偏光であり、出射PBS1
16を透過して直進する。さらに、R偏光回転素子11
5を透過した第3の液晶パネル114からの反射光は、
青の波長帯域のP偏光であり、出射PBS116を透過
して直進する。
S116の反射面116aで反射した第1の液晶パネル
110からの反射光と、出射PBS116を透過した第
2の液晶パネル113からの反射光と、第3の液晶パネ
ル114からの反射光との進行方向に光路順に、G偏光
回転素子117と、出射偏光板118と、投影レンズ1
19とを備えている。
した第1の液晶パネルからの反射光は、緑の波長帯域の
S偏光であり、G偏光回転素子117により偏光面が9
0°回転されてP偏光となり、出射偏光板118で偏光
面が揃えられ、投影レンズ119により図示しないスク
リーンに拡大投影される。また、出射PBS116を透
過した第2の液晶パネル113からの反射光は、赤の波
長帯域のP偏光であり、G偏光回転素子117を透過
し、出射偏光板118により偏光面が揃えられ、投影レ
ンズ119により図示しないスクリーンに拡大投影され
る。さらに、出射PBS116を透過した、第3の液晶
パネル114からの反射光は、青の波長帯域のP偏光で
あり、G偏光回転素子117を透過し、出射偏光板11
8により偏光面が揃えられ、投影レンズ119により図
示しないスクリーンに拡大投影される。
第1の液晶パネル110、第2の液晶パネル113、第
3の液晶パネル114にそれぞれ入力された緑、赤、青
の3色に分離された映像信号に応じた映像を投影レンズ
119によりスクリーンに拡大投影するようになってい
る。
な光学システムを用いた投影装置では、3つの液晶パネ
ルがそれぞれどこに配設されるかによってコントラスト
が大きく異なってしまう。これは、一般的なPBSの特
性から発生してしまう問題である。
利用して光線の分離合成を行うために、例えば、透過す
るべきP偏光の反射率が10%程度と大きくなってしま
う。これにより、上述したような光学システムでは、各
液晶パネルで反射された後に、投影レンズ119に至ら
ず、光源ランプ101に戻るべき不要光であるOFF光
が、P偏光として各PBSを透過する際に、10%程度
反射されてしまい投影レンズ119に至りスクリーンに
拡大投影されてしまう。
光は、第1の液晶パネル110にP偏光として導かれ
る。そして、第1の液晶パネル110からの反射光は、
変調されたS偏光と不要なP偏光とを含み、G−PBS
109のP偏光の透過率は100%にすることができな
いので、上述したように不要なP偏光すなわちOFF光
の10%程度はS偏光と共に反射されてしまう。このよ
うにG−PBS109により反射されたOFF光は、出
射PBS116に至り、同様に出射PBS116におい
ても10%程度は反射され投射レンズ119に至りスク
リーンに投射されてしまう。
れることにより、コントラストを劣化させる原因とな
る。
09,RB−PBS112,出射PBS116のそれぞ
れのP偏光の透過率TPを90%、反射率RPを10
%、S偏光の透過率TSを0.5%、反射率RSを9
9.5%として実際のコントラストを以下で計算する。
ネル110で反射光となり投影レンズ119に導かれる
間に、入射PBS108でP偏光の透過、G−PBS1
09でP偏光の透過、G−PBS109でS偏光の反
射、出射PBS116でS偏光の反射が行われ、投影レ
ンズ119でスクリーンに投影されるべき光、いわゆる
白側の光は、TP×TP×RS×RS=80.2%とな
る。これに対して第1の液晶パネル110で発生するO
FF光が投影レンズ119に導かれる間に、G−PBS
109でP偏光の反射、出射PBS116でP偏光の反
射が行われるので、投影レンズ119でスクリーンに投
影されるべきでない光、いわゆる黒側の光は、TP×T
P×RP×RP=0.81%となり、コントラストは略
99となる。
液晶パネル113で反射光となり投影レンズ119に導
かれる間に、白側の光が、RS×TP×RS×TP=8
0.2%、黒側の光が、RS×TP×RP×TS=0.
005%となり、コントラストは、略16000とな
る。
の液晶パネル114で反射光となり投影レンズ119に
導かれる間に、白側が、RS×RS×TP×TP=8
0.2%、黒側の光が、RS×RS×TS×TS=0.
0025%でコントラストが略32000となる。
いたプロジェクタ装置100では、コントラストの高い
順に青、赤、緑の波長帯域となり、コントラストに最も
寄与する緑の波長帯域が最もコントラストが低い状態と
なっている。
た欠点を補うために、出射PBS116の投影レンズ1
19側にG偏光回転素子117を配設し、赤、緑、青の
波長帯域の光線の偏光面を揃えた上で、さらに出射偏光
板118を配設し、上述した各波長帯域のコントラスト
を劣化させるOFF光を吸収、浄化するようにしてい
る。
17や出射偏光板118を追加することで素子数が増え
ることにより透過効率を低下させ、これにより明るさが
低下する問題が発生する。また、G偏光回転素子117
は、非常に高価な光学素子であり、このG偏光回転素子
117を配設することでプロジェクタ装置全体のコスト
が増加してしまう。
のであり、システム全体のコントラストを向上させると
共に、高価な光学素子の追加を最低限度に抑え、コスト
ダウンを可能にし、安価で高性能な投影装置を提供する
ことを目的とする。
は、照明光を出射する光源と、光源から出射された照明
光を集光する集光レンズと、集光レンズを透過した照明
光の偏光成分を揃える第1の偏光板と、第1の偏光板で
偏光成分が揃えられた照明光の緑の波長帯域の偏光面を
回転させる第1の偏光回転素子と、第1の偏光回転素子
で偏光面が回転された緑の波長帯域の照明光を反射する
と共に、赤及び青の波長帯域の照明光を透過する分離手
段と、分離手段を透過した照明光の赤及び青のいずれか
一方の波長帯域の偏光面を回転させる第2の偏光回転素
子と、第2の偏光回転素子を透過した他方の波長帯域の
照明光を変調して入射方向へ反射する第1の光変調素子
と、第2の偏光回転素子で偏光面が回転された一方の波
長帯域の照明光を変調して入射方向へ反射する第2の光
変調素子と、分離手段で反射された緑の波長帯域の照明
光を変調して入射方向へ反射する第3の光変調素子と、
第2の偏光回転素子と第1の光変調素子との間で第2の
偏光回転素子と第2の光変調素子との間に配され、第2
の偏光回転素子を透過した他方の照明光を透過させ第1
の光変調素子に入射させ、第2の偏光回転素子で偏光面
が回転された一方の波長帯域の照明光を反射して第2の
光変調素子に入射させると共に、第1の光変調素子から
の他方の波長帯域の反射光を反射し、第2の光変調素子
からの一方の波長帯域の反射光を透過する第1の偏光ビ
ームスプリッタと、第1の偏光ビームスプリッタで反射
された他方の波長帯域の反射光を透過し、第1の偏光ビ
ームスプリッタを透過した一方の波長帯域の反射光の偏
光面を回転させる第3の偏光回転素子と、分離手段と第
3の光変調素子との間に配され、分離手段で反射された
緑の波長帯域の照明光を反射して第3の光変調素子に入
射させると共に、第3の光変調素子からの緑の波長帯域
の反射光を透過する第2の偏光ビームスプリッタと、第
3の偏光回転素子を透過した他方の波長帯域の反射光を
反射し、第3の光変調素子で偏光面が回転された一方の
波長帯域の反射光を反射し、第2の偏光ビームスプリッ
タを透過した緑の波長帯域の反射光を透過する第3の偏
光ビームスプリッタと、第3の偏光ビームスプリッタで
反射された一方の波長帯域の反射光と第3の偏光ビーム
スプリッタで反射された他方の波長帯域の反射光と第3
の偏光ビームスプリッタを透過した緑の波長帯域の反射
光とを拡大投影する投影レンズとを備えることを特徴と
する。
射型投影装置は、光源から出射された照明光を集光レン
ズにより集光し、第1の偏光板により偏光方向を揃え、
第1の偏光回転素子により緑の波長帯域の偏光面を回転
させ、分離手段により照明光を緑の波長帯域と、赤及び
青の波長帯域とに分離する。次に、第2の偏光回転素
子、第2の偏光ビームスプリッタとで第1の光変調素子
に赤又は青のいずれか一方の波長帯域の照明光を導き、
第2の光変調素子の他方の波長帯域の照明光を導き、第
1の光変調素子で変調され反射された一方の波長帯域の
反射光と、第2の光変調素子で変調され反射された他方
の波長帯域の反射光とを第3の偏光回転素子、第3の偏
光ビームスプリッタにより投影レンズに導き、投影レン
ズにより拡大投影する。さらに、緑の波長帯域の照明光
を第2の偏光ビームスプリッタにより反射させ第3の光
変調素子に導き、第3の光変調素子により変調され反射
された反射光を第2の偏光ビームスプリッタと第3の偏
光ビームスプリッタとを透過させ投影レンズにより拡大
投影する。このように、緑の波長帯域用の第3の光変調
素子を配設することで、コントラストを向上させること
ができる。
に適用して、図面を参照しながら説明する。まず、図1
に示すような構成とされた、プロジェクタ装置1につい
て説明する。
光源となるランプ10と、このランプ10側から光路順
に、フライアイインテグレータ11と、PS変換合成素
子12と、メインコンデンサ13と、フィールドレンズ
14と、プリ偏光板15と、G偏光回転素子16と、入
射PBS17とを備えている。
に必要とされる、光の3原色である赤,緑,青の波長帯
域の光を含む白色光を出射することができるようにされ
ている。このようなランプ10は、白色光を発する発光
体10aと、発光体10aから発せられた光を反射する
リフレクタ10bとを有している。ランプ10の発光体
10aとしては、例えば、高圧水銀ランプ、ハロゲンラ
ンプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等が好適
である。ランプ10のリフレクタ10bとしては、凹面
鏡が用いられ、その鏡面が周効率のよい形状とされてい
ることが好ましく、例えば、回転方物面や回転楕円面の
ような回転対称面の形状とされている。
10から出射された照明光が後述する液晶パネルの有効
面積内を均一に照明するために、照明光を液晶パネルの
有効面積の形状の光束とし、照度分布を均一化するよう
にされている。このようなフライアイインテグレータ1
1は、マルチレンズアレイとも呼ばれ、複数の小さな凸
レンズをアレイ状に設けたものを二つ組み合わせ、ラン
プ10側のマルチレンズアレイ11aによりランプ10
からの照明光を集光し小さな点光源を作り出し、他方の
マルチレンズアレイ11bによりそれぞれの点光源から
の照明光を合成するようにされている。
の照明光を有効利用するために、照明光の偏光成分を揃
えるようにされている。PS変換合成素子12は、λ/
2板や偏光ビームスプリッタ等により構成され、例え
ば、S偏光をP偏光に変換することができるようにされ
ており、入射した照明光の内でP偏光を透過するととも
にS偏光をP偏光に変換して出力するので、照明光を全
てP偏光にすることができる。
子12を透過した照明光を集光する凸レンズである。
サ13を透過した照明光を集光する凸レンズである。
を透過した照明光を所定の偏光成分のみ透過させる偏光
板であり、例えばP偏光の成分を透過させるようになっ
ている。
14に集光された照明光のうち、緑の波長帯域、すなわ
ち緑色の成分の偏光面を90°回転させるとともに、そ
れ以外の波長帯域、すなわち赤及び青色の成分の偏光状
態を保持して透過するように最適化された積層型の位相
差フィルムである。
透過した照明光の偏光成分に応じて、この照明光を透過
又は反射させて分離するようにされている。入射PBS
17は、例えば、複屈折性の少ない石英やショット社製
SF57等の硝材を誘電体多層膜を介して張り合わせた
構成とされており、例えば、P偏光を透過させるととも
に、S偏光を光路に対して45°傾いた反射面17aで
反射させ進行方向を90°変化させる。
を透過した照明光が、入射PBS17を透過して直進す
る光と、反射面17aで反射して進行方向が90°変化
する光とに分離される。
17を透過して直進した照明光の光路順に、第1のR偏
光回転素子18と、RB−PBS19とを備えている。
17を透過した照明光のうち、所定の波長帯域、すなわ
ち所定の色の成分の偏光面を90°回転させるととも
に、それ以外の波長帯域の偏光状態を保持して透過する
ように最適化されたの位相差フィルムである。第1のR
偏光回転素子18は、例えば、すでに入射PBS17に
よって緑色の成分が反射分離されているので、透過した
青色及び赤色の成分のうち、赤色の照明光だけ偏光面を
90°回転させ、他の波長帯域の照明光すなわち青色の
照明光の偏光状態を保持して、それぞれ透過させる。
子18を透過した照明光の偏光成分に応じて、この照明
光を透過又は反射させて分離するようにされている。R
B−PBS19は、入射PBS17と略同等の構成とさ
れており、例えば、P偏光を透過させ直進させるととも
に、S偏光を光路に対して45°傾いた反射面19aで
反射させ進行方向を90°変化させる。
素子18を透過した照明光と後述する液晶パネルで変調
された反射光とが、RB−PBS19を透過して直進す
る光と反射面19aで反射して進行方向が90°変化す
る光とに分離される。
−PBS19を透過した照明光の進行方向に第1の液晶
パネル20と、RB−PBS19の反射面19aで反射
した照明光の進行方向に第2の液晶パネル21とを備え
る。
分離された映像信号のうち青色の映像信号が入力され、
この青色の映像信号に基づいたパターンを表示し、照明
光が入射されることにより、この照射光を変調し反射す
るようにされている。この第1の液晶パネル20は、液
晶分子が封入された液晶パネルであり、各画素ごとに光
を変調することができる。
分離された映像信号のうち赤色の映像信号が入力され、
この赤色の映像信号に基づいたパターンを表示し、照明
光が入射されることにより、この照射光を変調し反射す
るようにされている。この第2の液晶パネル21は、液
晶分子が封入された液晶パネルであり、各画素ごとに光
を変調することができる。
パネル20で変調された反射光が反射面19aで反射し
て進行方向が90°変化するとともに、第2の液晶パネ
ル21で変調された反射光がRB−PBS19を直進し
て透過する。
−PBS19の反射面19aで反射した第1の液晶パネ
ル20で変調された反射光とRB−PBS19aを透過
した第2の液晶パネル21で変調された反射光との光路
順に、第2のR偏光回転素子22と、B帯域偏光板23
とを備えている。
S19の反射面19aで反射した第1の液晶パネル20
で変調された反射光とRB−PBS19を透過した第2
の液晶パネル21で変調された反射光とのうち、所定の
波長帯域、すなわち所定の色の成分の偏光面を90°回
転させるとともに、それ以外の波長帯域の偏光状態を保
持して透過するように最適化されたの位相差フィルムで
ある。第2のR偏光回転素子22は、例えば、すでに入
射PBS17によって緑色の成分が反射分離されている
ので、透過した青色及び赤色の成分のうち、赤色の光だ
け偏光面を90°回転させ、他の波長帯域の光すなわち
青色の光の偏光状態を保持して、それぞれ透過させる。
うち所定の偏光成分を吸収するようにされた特性を持っ
た偏光板である。B帯域偏光板23は、第2のR偏光回
転素子22を透過した第1の液晶パネル20で変調され
た反射光と、第2の液晶パネル21で変調された反射光
とが入射され、青の波長帯域の所定の偏光成分を吸収す
る。
PBS17の反射面17aで反射された照明光の進行方
向にG−PBS24が備えられている。
面17aで反射され進行方向を90°変化された照明光
の偏光成分に応じて、この照明光を透過又は反射するよ
うにされている。G−PBS24は、入射PBS17と
略同等の構成とされており、例えば、P偏光を透過させ
直進させるとともに、S偏光を光路に対して45°傾い
た反射面24aで反射させ進行方向を90°変化させ
る。
射面17aで反射された照明光を反射面24aで反射さ
せ進行方向を90°変化させる。
PBS24の反射面24aで反射された照明光の進行方
向に第3の液晶パネル25を備えている。
分離された映像信号のうち緑色の映像信号が入力され、
この緑色の映像信号に基づいたパターンを表示し、照明
光が入射されることにより、この照射光を変調し反射す
るようにされている。第3の液晶パネル25は、液晶分
子が封入された表示パネルであり、各画素ごとに光を変
調することができる。
ネル25で変調された反射光を透過させ直進させる。
域偏光板23を透過した第1の液晶パネル20で変調さ
れた反射光と、第2の液晶パネル21で変調された反射
光との進行方向で、G−PBS24を透過した第3の液
晶パネル25で変調された反射光の進行方向に、出射P
BS26を備えている。
過した第1の液晶パネル20で変調された反射光と、第
2の液晶パネル21で変調された反射光と、G−PBS
24を透過した第3の液晶パネル25で変調された反射
光とを、偏光成分に応じて透過又は反射させて合成する
ようにされている。出射PBS26は、入射PBS17
と略同等の構成とされており、例えば、P偏光を透過さ
せるとともに、S偏光を光路に対して45°傾いた反射
面26aで反射させ進行方向を90°変化させる。
透過した第1の液晶パネル20で変調された反射光と、
第2の液晶パネル21で変調された反射光とを反射面2
6aで反射させ進行方向を90°変化させるとともに、
G−PBS24を透過した第3の液晶パネル25で変調
された反射光を透過させ直進させ、これらを同一方向に
出力する。
PBS26の反射面26aで反射した第1の液晶パネル
20で変調された反射光と、第2の液晶パネル21で変
調された反射光と、出射PBS26を透過した第3の液
晶パネル25で変調された反射光との進行方向に、投影
レンズ27を備えている。
面26aで反射された第1の液晶パネル20で変調され
た反射光と、第2の液晶パネル21で変調された反射光
と、出射PBS26を透過した第3の液晶パネル25で
変調された反射光とをともに拡大投影することができる
ようにされた凸レンズであり、図示しないスクリーン等
に映像を投影することができるようにされている。
置1をランプ10から出射した照明光の光路に沿って各
部の動作を説明する。
原色となる赤、緑、青の波長帯域を含み、無偏光光とし
てフライアイインテグレータ11に導かれる。
かれた照明光は、フライアイインテグレータ11により
照度分布を均一化され透過し、PS変換合成素子12に
入射する。
明光は、P偏光がそのまま透過するとともに、S偏光が
P偏光に変換されて、全てP偏光としてメインコンデン
サ13に入射する。
明光は、メインコンデンサ13により集光されてフィー
ルドレンズ14に導かれ、フィールドレンズ14により
集光されプリ偏光板15に入射する。
は、さらに偏光成分が揃えられP偏光としてG偏光回転
素子16に導かれる。
光は、緑の波長帯域だけ偏光面が90°回転してS偏光
とされ透過して入射PBS17に導かれるとともに、赤
及び青の波長帯域の成分がP偏光のまま透過して入射P
BS17に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光と赤及び青の波長帯域のP偏
光とであり、入射PBS17の反射面17aにおいてP
偏光だけが透過して直進するとともに、S偏光が反射面
17aにより反射され進行方向を90°変化させる。す
なわち、赤及び青色の波長帯域の照明光は、入射PBS
17内を直進して透過して第1のR偏光回転素子18に
導かれ、緑の波長帯域の照明光は、入射PBS17の反
射面17aで反射されて進行方向を90°変化させG−
PBS24に導かれる。
離された照明光のうち、入射PBS17を透過して第1
のR偏光回転素子18に導かれた、赤及び青の波長帯域
の照明光の光路について説明する。
光は、赤及び青の波長帯域のP偏光であり、第1のR偏
光回転素子18により赤の波長帯域の偏光面が90°回
転されS偏光となり、RB−PBS19に導かれる。
の波長帯域のS偏光と青の波長帯域のP偏光とであり、
青の波長帯域のP偏光がRB−PBS19の反射面19
aを透過して、第1の液晶パネル20に導かれ、赤の波
長帯域のS偏光がRB−PBS19の反射面19aで反
射され進行方向を90°変化させ、第2の液晶パネル2
1に導かれる。
明光は、青の波長帯域のP偏光であり、青色の映像信号
に基づくパターンが表示された第1の液晶パネル20に
より変調され反射されて進行方向を180°変化させ、
この際にS偏光が生成され、RB−PBS19に戻され
る。
明光は、赤の波長帯域のS偏光であり、赤色の映像信号
に基づくパターンが表示された第2の液晶パネル21に
より変調され反射されて進行方向を180°変化させ、
この際にP偏光が生成され、RB−PBS19に戻され
る。
液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏光
とOFF光であるP偏光とであり、P偏光がRB−PB
S19の反射面19aを透過してランプ10側へ戻さ
れ、S偏光が反射面19aで反射され進行方向を90°
変化させ、第2のR偏光回転素子22に導かれる。ま
た、RB−PBS19に戻された第2の液晶パネル21
からの反射光は、赤の波長帯域のP偏光とOFF光であ
るS偏光とであり、S偏光がRB−PBS19の反射面
19aで反射されランプ10側へ戻され、P偏光がRB
−PBS19の反射面19aを透過して、第2のR偏光
回転素子22に導かれる。
た第1の液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域
のS偏光であり、第2のR偏光回転素子22を透過し、
B帯域偏光板23に導かれる。また、第2のR偏光回転
素子22に導かれた第2の液晶パネル21からの反射光
は、赤の波長帯域のP偏光であり、第2のR偏光回転素
子22により偏光面が90°回転されてS偏光となり、
B帯域偏光板23に導かれる次に、B帯域偏光板23に
導かれた、第1の液晶パネル20からの反射光は、青の
波長帯域のS偏光であり、RB−PBS19の反射面1
9aでわずかながら反射されてしまったOFF光、すな
わちP偏光がこのB帯域偏光板23が吸収し、S偏光の
み透過して、出射PBS26に導かれる。また、B帯域
偏光板23に導かれた、第2の液晶パネル21からの反
射光は、赤の波長帯域のS偏光であり、B帯域偏光板2
3をそのまま透過し、出射PBS26に導かれる。
晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏光で
あり、出射PBS26の反射面26aで反射され進行方
向を90°変化させ、投影レンズ27に導かれる。
された照明光のうち、入射PBS17の反射面17aで
反射されG−PBS24に導かれた緑の波長帯域の照明
光の光路について説明する。
は、緑の波長帯域のS偏光であり、G−PBS24の反
射面24aで反射され進行方向を90°変化させ第3の
液晶パネル25に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光であり、緑色の映像信号に基
づくパターンが表示された第3の液晶パネル25により
変調され反射されて進行方向を180°変化させ、この
際にP偏光が生成され、G−PBS24に戻される。
晶パネル25からの反射光は、緑の波長帯域のP偏光と
OFF光であるS偏光とであり、S偏光が反射面24a
で反射され進行方向を90°変化させ入射PBS17へ
戻され、P偏光が反射面24aを透過して出射PBS2
6に導かれる。
晶パネル25からの反射光は、緑の波長帯域のP偏光で
あり、出射PBS26の反射面26aを透過して直進
し、投射レンズ27に導かれる。
BS19により3つの光路に分離されたそれぞれの波長
帯域の光は、照明光としてそれぞれの波長帯域に対応し
た液晶パネルに入射され、それぞれの液晶パネルにより
変調され反射される。そして、それぞれの液晶パネルで
変調された反射光は、出射PBS26で合成されて投影
レンズ27に導かれ、この投影レンズ27によりスクリ
ーン等に拡大投影される。
1は、最もコントラストの向上が期待できる位置、すな
わち液晶パネルで変調された反射光の光路で投影レンズ
27に至るまでの間で液晶パネル変調された反射光が各
PBSにより反射され進行方向が変化しないような位置
に、緑色の映像信号が入力される第3の液晶パネル25
を配設し、この第3の液晶パネル25に緑の波長帯域の
照明光を導くことで、OFF光が反射され投影レンズ2
7に至ることを抑制し、プロジェクタ装置1全体のコン
トラストが向上する。
ラストの向上が期待できる位置に赤の波長帯域に対応す
る第2の液晶パネル21を配設している。これは、赤の
波長帯域の光が最も弱いため、青の波長帯域に対応する
第1の液晶パネル20よりも優先的に配置することで、
各色のバランスを保つことができる。
トラストに最も影響する緑の波長帯域を最もコントラス
トに有利な位置に配設することで、システム全体でコン
トラストが向上する。また、残りの赤及び青の波長帯域
において、光源の特性から青の波長帯域の光量が多いた
め、赤の波長帯域をこの次に有利な位置に配設し、赤の
波長帯域に対応する第2の液晶パネル21のとなりに青
の波長帯域に対応する第1の液晶パネル20を配置する
ことで、赤の波長帯域の光量を維持することができる。
板23を配設することにより、コントラストが最も悪い
位置に配設された第1の液晶パネル20からの反射光の
うち、RB−PBS19の反射面19aで反射されてし
まったOFF光をカットすることができる。なお、B帯
域偏光板23は、偏光板の偏光特性から、緑の波長帯域
にも影響するが、B帯域偏光板23の位置には、緑の波
長帯域の光が入射せずに、青及び赤の波長帯域の光しか
入射しないため他の波長帯域への影響を考慮する必要が
なくなる。
及び赤の波長帯域のコントラストを向上させ、青の波長
帯域についてもB帯域偏光板を用いてコントラストを向
上させており、鮮明な映像を投影することができる。ま
た、プロジェクタ装置1は、従来に比して高価なG回転
偏光素子や出射偏光板の使用点数を削減しているため、
透過効率が向上するだけでなく、コストの低減が可能と
なる。
装置として、図2に示す、プロジェクタ装置40につい
て説明する。
等の部位には同じ符号を付して説明を省略する。
る光源となるランプ10と、このランプ10側から光路
順に、フライアイインテグレータ11と、PS変換合成
素子12と、メインコンデンサ13と、プリ偏光板15
と、G偏光回転素子16と、入射PBS17とを備えて
いる。
を透過した照明光が、入射PBS17を透過して直進す
る光と、反射面17aで反射して進行方向が90°変化
する光とに分離される。
S17を透過して直進した照明光の光路順に、第1のフ
ィールドレンズ28と、第1のR偏光回転素子18と、
RB−PBS19とを備えている。
S17を透過した照明光を第1の液晶パネル20と第2
の液晶パネル21とに集光する凸レンズである。
ールドレンズ28を透過した照明光のうち、所定の波長
帯域、すなわち所定の色の成分の偏光面を90°回転さ
せるとともに、それ以外の波長帯域の偏光状態を保持し
て透過するように最適化されたの位相差フィルムであ
る。
素子18を透過した照明光と後述する液晶パネルで変調
された反射光とが、RB−PBS19を透過して直進す
る光と、反射面19aで反射して進行方向が90°変化
する光とに分離される。
B−PBS19を透過した照明光の進行方向に第1の液
晶パネル20と、RB−PBS19の反射面19aで反
射した照明光の進行方向に第2の液晶パネル21とを備
える。
パネル20で変調された反射光が反射面19aで反射し
て進行方向が90°変化するとともに、第2の液晶パネ
ル21で変調された反射光がRB−PBS19を直進し
て透過する。
B−PBS19の反射面19aで反射した第1の液晶パ
ネル20で変調された反射光と、RB−PBS19aを
透過した第2の液晶パネル21で変調された反射光との
進行方向に、第2のR偏光回転素子22と、B帯域偏光
板23とを備えている。
射PBS17の反射面17aで反射された照明光の光路
順に、第2のフィールドレンズ29と、第1のGトリマ
30と、G−PBS24とを備えている。
S17の反射面17aで反射された照明光を第3の液晶
パネル25に集光する凸レンズである。
レンズ29を透過した照明光の緑の波長帯域だけを透過
するように特性が合わされたトリミングフィルタであ
る。
透過した照明光の偏光成分に応じて、この照明光を透過
又は反射するようにされている。
を透過した照明光を反射面24aで反射させ進行方向を
90°変化させる。
−PBS24の反射面24aで反射された照明光の進行
方向に第3の液晶パネル25を備えている。
ネル25で変調された反射光を透過させ直進させる。
−PBS24を透過した第3の液晶パネル25で変調さ
れた反射光の進行方向に第2のGトリマ31を備えてい
る。
透過した第3の液晶パネル25で変調された反射光の緑
の波長帯域だけを透過するように特性が合わされたトリ
ミングフィルタである。
帯域偏光板23を透過した第1の液晶パネル20で変調
された反射光と、第2の液晶パネル21で変調された反
射光との進行方向で、第2のGトリマ31を透過した第
3の液晶パネル25で変調された反射光の進行方向に、
出射PBS26を備えている。
過した第1の液晶パネル20で変調された反射光と、第
2の液晶パネルで変調された反射光と、第2のGトリマ
31を透過した第3の液晶パネル25で変調された反射
光とを、偏光成分に応じて透過又は反射させて合成する
ようにされている。出射PBS26は、入射PBS17
と略同等の構成とされており、例えば、P偏光を透過さ
せるとともに、S偏光を光路に対して45°傾いた反射
面26aで反射させ進行方向を90°変化させる。
透過した第1の液晶パネル20で変調された反射光と、
第2の液晶パネル21で変調された反射光とを反射面2
6aで反射させ進行方向を90°変化させるとともに、
第2のGトリマ31を透過した第3の液晶パネル25で
変調された反射光を透過させ直進させ、これらを同一方
向に出力する。
射PBS26の反射面26aで反射した第1の液晶パネ
ル20で変調された反射光と、第2の液晶パネル21で
変調された反射光と、出射PBS26を透過した第3の
液晶パネル25で変調された反射光との進行方向に、投
影レンズ27を備えている。
置40をランプ10から出射した照明光の光路に沿って
各部の動作を説明する。
原色となる赤、緑、青の波長帯域を含み、無偏光光とし
てフライアイインテグレータ11に導かれる。
かれた照明光は、フライアイインテグレータ11により
照度分布を均一化され透過し、PS変換合成素子12に
入射する。
明光は、P偏光がそのまま透過するとともに、S偏光が
P偏光に変換されて、全てP偏光としてメインコンデン
サ13に入射する。
明光は、メインコンデンサ13により集光されてプリ偏
光板15に入射する。
は、さらに偏光成分が揃えられP偏光としてG偏光回転
素子16に導かれる。
光は、緑の波長帯域だけ偏光面が90°回転してS偏光
とされ透過して入射PBS17に導かれるとともに、赤
及び青の波長帯域の成分がP偏光のまま透過して入射P
BS17に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光と赤及び青の波長帯域のP偏
光とであり、入射PBS17の反射面17aにおいてP
偏光だけが透過して直進するとともに、S偏光が反射面
17aにより反射され進行方向を90°変化させる。す
なわち、赤色、青の波長帯域の照明光は、入射PBS1
7内を直進して透過して第1のフィールドレンズ28に
導かれ、緑の波長帯域の照明光は、入射PBS17の反
射面17aで反射されて進行方向を90°変化させ第2
のフィールドレンズ29に導かれる。
離された照明光のうち、入射PBS17を透過して第1
のフィールドレンズ28に導かれた、赤及び青の波長帯
域の照明光の光路について説明する。
明光は、赤及び波長帯域のP偏光であり、第1の液晶パ
ネル20と第2の液晶パネル21とに集光するように、
第1のR偏光回転素子18に導かれる。
光は、赤及び青の波長帯域のP偏光であり、第1のR偏
光回転素子18により赤の波長帯域の偏光面が90°回
転されS偏光となり、RB−PBS19に導かれる。
の波長帯域のS偏光と青の波長帯域のP偏光とであり、
青の波長帯域のP偏光がRB−PBS19の反射面19
aを透過して、第1の液晶パネル20に導かれ、赤の波
長帯域のS偏光がRB−PBS19の反射面19aで反
射され進行方向を90°変化させ、第2の液晶パネル2
1に導かれる。
明光は、青の波長帯域のP偏光であり、青色の映像信号
に基づくパターンが表示された第1の液晶パネル20に
より変調され反射されて進行方向を180°変化させ、
この際にS偏光が生成され、RB−PBS19に戻され
る。
明光は、赤の波長帯域のS偏光であり、赤色の映像信号
に基づくパターンが表示された第2の液晶パネル21に
より変調され反射されて進行方向を180°変化させ、
この際にP偏光が生成され、RB−PBS19に戻され
る。
液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏光
とOFF光であるP偏光とであり、P偏光がRB−PB
S19の反射面19aを透過してランプ10側へ戻さ
れ、S偏光が反射面19aで反射され進行方向を90°
変化させ、第2のR偏光回転素子22に導かれる。ま
た、RB−PBS19に戻された第2の液晶パネル21
からの反射光は、赤の波長帯域のP偏光とOFF光であ
るS偏光とであり、S偏光がRB−PBS19の反射面
19aで反射されランプ10側へ戻され、P偏光がRB
−PBS19の反射面19aを透過して、第2のR偏光
回転素子22に導かれる。
た第1の液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域
のS偏光であり、第2のR偏光回転素子22を透過し、
B帯域偏光板23に導かれる。また、第2のR偏光回転
素子22に導かれた第2の液晶パネル21からの反射光
は、赤の波長帯域のP偏光であり、第2のR偏光回転素
子22により偏光面が90°回転されてS偏光となり、
B帯域偏光板23に導かれる。
の液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏
光であり、RB−PBS19の反射面19aでわずかな
がら反射されてしまったOFF光、すなわちP偏光がこ
のB帯域偏光板23が吸収し、S偏光のみ透過して、出
射PBS26に導かれる。また、B帯域偏光板23に導
かれた、第2の液晶パネル21からの反射光は、赤の波
長帯域のS偏光であり、B帯域偏光板23をそのまま透
過し、出射PBS26に導かれる。
晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏光で
あり、出射PBS26の反射面26aで反射され進行方
向を90°変化させ、投影レンズ27に導かれる。
された照明光のうち、入射PBS17の反射面17aで
反射され第2のフィールドレンズ29に導かれた緑の波
長帯域の照明光の光路について説明する。
明光は、緑の波長帯域のS偏光であり、第3の液晶パネ
ル25に集光するように第1のGトリマ30に導かれ
る。
光は、緑の波長帯域のS偏光であり、緑の波長帯域のみ
透過するように、入射PBS17の反射面17aでわず
かながら反射されてしまった不要な波長帯域がトリミン
グされて、G−PBS24に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光であり、G−PBS24の反
射面24aで反射され進行方向を90°変化させ第3の
液晶パネル25に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光であり、緑色の映像信号に基
づくパターンが表示された第3の液晶パネル25により
変調され反射されて進行方向を180°変化させ、この
際にP偏光が生成され、G−PBS24に戻される。
晶パネル25からの反射光は、緑の波長帯域のP偏光と
OFF光であるS偏光とであり、S偏光が反射面24a
で反射され進行方向を90°変化させ入射PBS17へ
戻され、P偏光が反射面24aを透過して第2のGトリ
マ31に導かれる。
の液晶パネル25からの反射光は、緑の波長帯域のP偏
光であり、緑の波長帯域のみ透過するように、入射PB
S17の反射面17aでわずかながら反射されてしまっ
た不要な波長帯域がトリミングされて、出射PBS26
に導かれる。
晶パネル25からの反射光は、緑の波長帯域のP偏光で
あり、出射PBS26の反射面26aを透過して直進
し、投射レンズ27に導かれる。
BS19により3つの光路に分離されたそれぞれの波長
帯域の光は、照明光としてそれぞれの波長帯域に対応し
た液晶パネルに入射され、それぞれの液晶パネルにより
変調され反射される。そして、それぞれの液晶パネルか
らの反射光は、出射PBS26で合成されて投影レンズ
27に到達し、この投影レンズ27によりスクリーン等
に拡大投影される。
40は、最もコントラストの向上が期待できる位置、す
なわち液晶パネルで変調された反射光の光路で投影レン
ズ27に至るまでの間で液晶パネルで変調された反射光
が各PBSにより反射され進行方向が変化しないような
位置に、緑色の映像信号が入力される第3の液晶パネル
25を配設し、この第3の液晶パネル25に緑の波長帯
域の照明光を導くことで、OFF光が反射され投影レン
ズ27に至ることを抑制し、プロジェクタ装置40全体
のコントラストが向上する。
トラストの向上が期待できる位置に赤の波長帯域に対応
する第2の液晶パネル21を配設している。これは、赤
の波長帯域の光が最も弱いため、青の波長帯域に対応す
る第1の液晶パネル20よりも優先的に配置すること
で、各色のバランスを保つことができる。
ントラストに最も影響する緑の波長帯域を最もコントラ
ストに有利な位置に配設することで、システム全体でコ
ントラストが向上する。また、残りの赤及び青の波長帯
域において、光源の特性から青の波長帯域の光量が多い
ため、赤の波長帯域をこの次に有利な位置に配設し、赤
の波長帯域に対応する第2の液晶パネル21のとなりに
青の波長帯域に対応する第1の液晶パネル20を配置す
ることで、赤の波長帯域の光量を維持することができ
る。
光板23を配設することにより、コントラストが最も悪
い位置に配設された第1の液晶パネル20からの反射光
のうち、RB−PBS19の反射面19aで反射されて
しまったOFF光をカットすることができる。なお、B
帯域偏光板23は、偏光板の偏光特性から、緑の波長帯
域にも影響するが、B帯域偏光板23の位置には、緑の
波長帯域の光が入射せずに、青及び赤の波長帯域の光し
か入射しないため他の波長帯域への影響を考慮する必要
がなくなる。
緑及び赤の波長帯域のコントラストを向上させ、青の波
長帯域についてもB帯域偏光板を用いてコントラストを
向上させており、鮮明な映像を投影することができる。
また、プロジェクタ装置40は、従来に比して高価なG
回転偏光素子や出射偏光板の使用点数を削減しているた
め、透過効率が向上するだけでなく、コストの低減が可
能となる。
クタ装置1におけるフィールドレンズ14を、第1のフ
ィールドレンズ29及び第2のフィールドレンズ30の
二つに分けて、光路上の入射PBS17の後方にそれぞ
れ配置することにより、入射PBS17へ入射する照明
光の角度分布を小さくすることができる。また、プロジ
ェクタ装置40は、これら第1のフィールドレンズ28
及び第2のフィールドレンズ29の位置を調整すること
ができる。これにより、各波長帯域ごとの照明光による
照明範囲を調整することが可能となる。
各波長帯域ごとの照明光による照明範囲を調整をするこ
とが可能となるために、部品公差を緩くすることができ
るので、安価な部品を用いることができ、製造コストを
低減させることができる。また、プロジェクタ装置40
では、各波長帯域ごとの照明光による照明範囲を調整を
することが可能となるために、製造過程での歩留まりが
向上し、製造コストを低減させることができる。
装置として、図3に示す、プロジェクタ装置50につい
て説明する。
ロジェクタ装置40と略同等の部位には同じ符号を付し
て説明を省略する。
る光源となるランプ10と、このランプ10側から光路
順に、フライアイインテグレータ11と、PS変換合成
素子12と、メインコンデンサ13と、プリ偏光板15
と、G偏光回転素子16と、平板PBS32とを備えて
いる。
透過した照明光の偏光成分に応じて、この照明光を透過
又は反射させて分離するようにされている。平板PBS
32は、例えば、誘電体多層膜からなる平板形状の構成
とされており、例えば、P偏光を透過させるとともに、
S偏光を光路に対して45°傾いた反射面32aで反射
させ進行方向を90°変化させる。また、平板PBS3
2は、微細なグリッド形状の金属からなる偏光分離特性
を有する光学素子であってもよい。
を透過した照明光が、平板PBS32を透過して直進す
る光と、反射面32aで反射して進行方向が90°変化
する光とに分離される。
S32を透過して直進した照明光の光路順に、第1のフ
ィールドレンズ28と、第1のR偏光回転素子18と、
RB−PBS19とを備えている。
素子18を透過した照明光と後述する液晶パネルで変調
された反射光とが、RB−PBS19を透過して直進す
る光と、反射面19aで反射して進行方向が90°変化
する光とに分離される。
B−PBS19を透過した照明光の進行方向に第1の液
晶パネル20と、RB−PBS19の反射面19aで反
射した照明光の進行方向に第2の液晶パネル21とを備
える。
パネル20で変調された反射光が反射面19aで反射し
て進行方向が90°変化するとともに、第2の液晶パネ
ル21で変調された反射光がRB−PBS19を直進し
て透過する。
B−PBS19の反射面19aで反射した第1の液晶パ
ネル20で変調された反射光とRB−PBS19aを透
過した第2の液晶パネル21で変調された反射光との進
行方向に、第2のR偏光回転素子22と、B帯域偏光板
23とを備えている。
板PBS32の反射面32aで反射された照明光の光路
順に、第2のフィールドレンズ29と、G−PBS24
とを備えている。
ズ29を透過した照明光の偏光成分に応じて、この照明
光を透過又は反射するようにされている。
ンズ29を透過した照明光を反射面24aで反射させ進
行方向を90°変化させる。
−PBS24の反射面24aで反射された照明光の進行
方向に第3の液晶パネル25を備えている。
ネル25からの反射光を透過させ直進させる。
帯域偏光板23を透過した第1の液晶パネル20で反射
された反射光と、第2の液晶パネル21で反射された反
射光との進行方向で、G−PBS24を透過した第3の
液晶パネル25で変調された反射光の進行方向に、出射
PBS26を備えている。
過した第1の液晶パネル20で変調された反射光と、第
2の液晶パネルで変調された反射光と、G−PBS24
を透過した第3の液晶パネル25で変調された反射光と
を、偏光成分に応じて透過又は反射させて合成するよう
にされている。
透過した第1の液晶パネル20で変調された反射光と、
第2の液晶パネル21で変調された反射光とを反射面2
6aで反射させ進行方向を90°変化させるとともに、
G−PBS24を透過した第3の液晶パネル25で変調
された反射光を透過させ直進させ、これらを同一方向に
出力する。
射PBS26の反射面26aで反射した第1の液晶パネ
ル20で変調された反射光と、第2の液晶パネル21で
変調された反射光と、出射PBS26を透過した第3の
液晶パネル25で変調された反射光との進行方向に、投
影レンズ27を備えている。
置50をランプ10から出射した照明光の光路に沿って
各部の動作を説明する。
原色となる赤、緑、青の波長帯域を含み、無偏光光とし
てフライアイインテグレータ11に導かれる。
かれた照明光は、フライアイインテグレータ11により
照度分布を均一化され透過し、PS変換合成素子12に
入射する。
明光は、P偏光がそのまま透過するとともに、S偏光が
P偏光に変換されて、全てP偏光としてメインコンデン
サ13に入射する。
明光は、メインコンデンサ13により集光されてプリ偏
光板15に入射する。
は、さらに偏光成分が揃えられP偏光としてG偏光回転
素子16に導かれる。
光は、緑の波長帯域だけ偏光面が90°回転してS偏光
とされ透過して平板PBS32に導かれるとともに、赤
及び青の波長帯域の成分がP偏光のまま透過して平板P
BS32に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光と赤及び青の波長帯域のP偏
光とであり、平板PBS32の反射面32aにおいてP
偏光だけが透過して直進するとともに、S偏光が反射面
32aにより反射され進行方向を90°変化させる。す
なわち、赤及び青の波長帯域の照明光は、平板PBS3
2内を直進して透過して第1のフィールドレンズ28に
導かれ、緑の波長帯域の照明光は、平板PBS32の反
射面32aで反射されて進行方向を90°変化させ第2
のフィールドレンズ29に導かれる。
離された照明光のうち、平板PBS32を透過して第1
のフィールドレンズ28に導かれた、赤及び青の波長帯
域の照明光の光路について説明する。
明光は、赤及び波長帯域のP偏光であり、第1の液晶パ
ネル20と第2の液晶パネル21とに集光するように、
第1のR偏光回転素子18に導かれる。
光は、赤及び青の波長帯域のP偏光であり、第1のR偏
光回転素子18により赤の波長帯域の偏光面が90°回
転されS偏光となり、RB−PBS19に導かれる。
の波長帯域のS偏光と青の波長帯域のP偏光とであり、
青の波長帯域のP偏光がRB−PBS19の反射面19
aを透過して、第1の液晶パネル20に導かれ、赤の波
長帯域のS偏光がRB−PBS19の反射面19aで反
射され進行方向を90°変化させ、第2の液晶パネル2
1に導かれる。
明光は、青の波長帯域のP偏光であり、青色の映像信号
に基づくパターンが表示された第1の液晶パネル20に
より変調され反射されて進行方向を180°変化させ、
この際にS偏光が生成され、RB−PBS19に戻され
る。
明光は、赤の波長帯域のS偏光であり、赤色の映像信号
に基づくパターンが表示された第2の液晶パネル21に
より変調され反射されて進行方向を180°変化させ、
この際にP偏光が生成され、RB−PBS19に戻され
る。
液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏光
とOFF光であるP偏光とであり、P偏光がRB−PB
S19の反射面19aを透過してランプ10側へ戻さ
れ、S偏光が反射面19aで反射され進行方向を90°
変化させ、第2のR偏光回転素子22に導かれる。ま
た、RB−PBS19に戻された第2の液晶パネル21
からの反射光は、赤の波長帯域のP偏光とOFF光であ
るS偏光とであり、S偏光がRB−PBS19の反射面
19aで反射されランプ10側へ戻され、P偏光がRB
−PBS19の反射面19aを透過して、第2のR偏光
回転素子22に導かれる。
た第1の液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域
のS偏光であり、第2のR偏光回転素子22を透過し、
B帯域偏光板23に導かれる。また、第2のR偏光回転
素子22に導かれた第2の液晶パネル21からの反射光
は、赤の波長帯域のP偏光であり、第2のR偏光回転素
子22により偏光面が90°回転されてS偏光となり、
B帯域偏光板23に導かれる。
の液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏
光であり、RB−PBS19の反射面19aでわずかな
がら反射されてしまったOFF光、すなわちP偏光がこ
のB帯域偏光板23が吸収し、S偏光のみ透過して、出
射PBS26に導かれる。また、B帯域偏光板23に導
かれた、第2の液晶パネル21からの反射光は、赤の波
長帯域のS偏光であり、B帯域偏光板23をそのまま透
過し、出射PBS26に導かれる。
晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏光で
あり、出射PBS26の反射面26aで反射され進行方
向を90°変化させ、投影レンズ27に導かれる。
された照明光のうち、平板PBS32の反射面32aで
反射され第2のフィールドレンズ29に導かれた緑の波
長帯域の照明光の光路について説明する。
明光は、緑の波長帯域のS偏光であり、第3の液晶パネ
ル25に集光するようにG−PBS24に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光であり、G−PBS24の反
射面24aで反射され進行方向を90°変化させ第3の
液晶パネル25に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光であり、緑色の映像信号に基
づくパターンが表示された第3の液晶パネル25により
変調され反射されて進行方向を180°変化させ、この
際にP偏光が生成され、G−PBS24に戻される。
晶パネル25からの反射光は、緑の波長帯域のP偏光と
OFF光であるS偏光とであり、S偏光が反射面24a
で反射され進行方向を90°変化させ平板PBS32へ
戻され、P偏光が反射面24aを透過して出射PBS2
6に導かれる。
晶パネル25からの反射光は、緑の波長帯域のP偏光で
あり、出射PBS26の反射面26aを透過して直進
し、投射レンズ27に導かれる。
BS19により3つの光路に分離されたそれぞれの波長
帯域の光は、照明光としてそれぞれの波長帯域に対応し
た液晶パネルに入射され、それぞれの液晶パネルにより
変調され反射される。そして、それぞれの液晶パネルか
らの反射光は、出射PBS26で合成されて投影レンズ
27に到達し、この投影レンズ27によりスクリーン等
に拡大投影される。
50は、最もコントラストの向上が期待できる位置、す
なわち液晶パネルで変調された反射光の光路で投影レン
ズ27に至るまでの間で液晶パネルで変調された反射光
が各PBSにより反射され進行方向が変化しないような
位置に、緑色の映像信号が入力される第3の液晶パネル
25を配設し、この第3の液晶パネル25に緑の波長帯
域の照明光を導くことで、OFF光が反射され投影レン
ズ27に至ることを抑制し、プロジェクタ装置50全体
のコントラストが向上する。
トラストの向上が期待できる位置に赤の波長帯域に対応
する第2の液晶パネル21を配設している。これは、赤
の波長帯域の光が最も弱いため、青の波長帯域に対応す
る第1の液晶パネル20よりも優先的に配置すること
で、各色のバランスを保つことができる。
ントラストに最も影響する緑の波長帯域を最もコントラ
ストに有利な位置に配設することで、システム全体でコ
ントラストが向上する。また、残りの赤及び青の波長帯
域において、光源の特性から青の波長帯域の光量が多い
ため、赤の波長帯域をこの次に有利な位置に配設し、赤
の波長帯域に対応する第2の液晶パネル21のとなりに
青の波長帯域に対応する第1の液晶パネル20を配置す
ることで、赤の波長帯域の光量を維持することができ
る。
光板23を配設することにより、コントラストが最も悪
い位置に配設された第1の液晶パネル20からの反射光
のうち、RB−PBS19の反射面19aで反射されて
しまったOFF光をカットすることができる。なお、B
帯域偏光板23は、偏光板の偏光特性から、緑の波長帯
域にも影響するが、B帯域偏光板23の位置には、緑の
波長帯域の光が入射せずに、青及び赤の波長帯域の光し
か入射しないため他の波長帯域への影響を考慮する必要
がなくなる。
緑及び赤の波長帯域のコントラストを向上させ、青の波
長帯域についてもB帯域偏光板を用いてコントラストを
向上させており、鮮明な映像を投影することができる。
また、プロジェクタ装置50は、従来に比して高価なG
回転偏光素子や出射偏光板の使用点数を削減しているた
め、透過効率が向上するだけでなく、コストの低減が可
能となる。
クタ装置1におけるフィールドレンズ14を、第1のフ
ィールドレンズ29及び第2のフィールドレンズ30の
二つに分けて、光路上の平板PBS32の後方にそれぞ
れ配置することにより、平板PBS32へ入射する照明
光の角度分布を小さくすることができる。また、プロジ
ェクタ装置50は、これら第1のフィールドレンズ28
及び第2のフィールドレンズ29の位置を調整すること
ができる。これにより、各波長帯域ごとの照明光による
照明範囲を調整することが可能となる。
各波長帯域ごとの照明光による照明範囲を調整をするこ
とが可能となるために、部品公差を緩くすることができ
るので、安価な部品を用いることができ、製造コストを
低減させることができる。また、プロジェクタ装置50
では、各波長帯域ごとの照明光による照明範囲を調整を
することが可能となるために、製造過程での歩留まりが
向上し、製造コストを低減させることができる。
を用いる場合には非点収差を考慮する必要があるが、プ
ロジェクタ装置50では、照明光学系内に平板PBS3
2を配することで、非点収差を考慮する必要がない。こ
れにより、プロジェクタ装置50は、高価な硝材を用い
ることなく安価な平板形状のPBSを用いることがで
き、装置全体でのコストを低減することができるだけで
なく、重量も低減することができる。
は、各光学素子間における空隙、いわゆるエアギャップ
をなくして接着する構成とされている。プロジェクタ装
置50では、RB−PBS19と、G−PBS24と、
出射PBS26とのそれぞれの間において各光学素子を
挟み込み接着されている。なお、上述したプロジェクタ
装置50では、第1のフィールドレンズ28及び第2の
フィールドレンズ29としてフレネルレンズを用いるこ
とができ、フレネルレンズが平面形状であるために、他
の光学素子と接着することが可能となる。
は、各光学素子を接着し一体化を図ることにより、装置
全体の小型化を可能とし、材料費を低減することができ
る。また、プロジェクタ装置50では、各光学素子を接
着することにより各素子が固定され、各液晶パネル間で
のいわゆる画素ずれを防止することができる。
装置として、図4に示す、プロジェクタ装置60につい
て説明する。
ジェクタ装置40及びプロジェクタ装置50と略同等の
部位には同じ符号を付して説明を省略する。
る光源となるランプ10と、このランプ10側から光路
順に、フライアイインテグレータ11と、PS変換合成
素子12と、メインコンデンサ13と、プリ偏光板15
と、G偏光回転素子16と、G反射ダイクロイックミラ
ー33とを備えている。
光回転素子16を透過した照明光の波長帯域に応じて、
この照明光を透過又は反射させて分離するようにされて
いる。G反射ダイクロイックミラー33は、例えば、薄
膜を複数層積層した平板形状の構成とされており、例え
ば、緑以外の波長帯域、すなわち赤及び青の波長帯域の
照明光を透過させるとともに、緑の波長帯域の照明光を
光路に対して45°傾いた反射面33aで反射させ進行
方向を90°変化させる。
偏光回転素子16を透過した照明光が、G反射ダイクロ
イックミラー33を透過して直進する光と、反射面33
aで反射して進行方向が90°変化する光とに分離され
る。
イクロイックミラー33を透過して直進した照明光の光
路順に、第1のフィールドレンズ28と、第1のR偏光
回転素子18と、RB−PBS19とを備えている。
素子18を透過した照明光と後述する液晶パネルからの
反射光とが、RB−PBS19を透過して直進する光
と、反射面19aで反射して進行方向が90°変化する
光とに分離される。
B−PBS19を透過した照明光の進行方向に第1の液
晶パネル20と、RB−PBS19の反射面19aで反
射した照明光の進行方向に第2の液晶パネル21とを備
える。
パネル20で変調された反射光が反射面19aで反射し
て進行方向が90°変化するとともに、第2の液晶パネ
ル21で変調された反射光がRB−PBS19を直進し
て透過する。
B−PBS19の反射面19aで反射した第1の液晶パ
ネル20で変調された反射光とRB−PBS19aを透
過した第2の液晶パネル21で変調された反射光との進
行方向に、第2のR偏光回転素子22と、B帯域偏光板
23とを備えている。
反射ダイクロイックミラー33の反射面33aで反射さ
れた照明光の光路順に、第2のフィールドレンズ29
と、G−PBS24とを備えている。
ズ29を透過した照明光の偏光成分に応じて、この照明
光を透過又は反射するようにされている。
ンズ29を透過した照明光を反射面24aで反射させ進
行方向を90°変化させる。
−PBS24の反射面24aで反射された照明光の進行
方向に第3の液晶パネル25を備えている。
ネル25で変調された反射光を透過させ直進させる。
帯域偏光板23を透過した第1の液晶パネル20で変調
された反射光と、第2の液晶パネル21で変調された反
射光との進行方向で、G−PBS24を透過した第3の
液晶パネル25で変調された反射光の進行方向に、出射
PBS26を備えている。
透過した第1の液晶パネル20で変調された反射光と、
第2の液晶パネル21で変調された反射光とを反射面2
6aで反射させ進行方向を90°変化させるとともに、
G−PBS24を透過した第3の液晶パネル25で変調
された反射光を透過させ直進させ、これらを同一方向に
出力する。
射PBS26の反射面26aで反射した第1の液晶パネ
ル20で変調された反射光と、第2の液晶パネル21で
変調された反射光と、出射PBS26を透過した第3の
液晶パネル25で変調された反射光との進行方向に、投
影レンズ27を備えている。
置60をランプ10から出射した照明光の光路に沿って
各部の動作を説明する。
原色となる赤、緑、青の波長帯域を含み、無偏光光とし
てフライアイインテグレータ11に導かれる。
かれた照明光は、フライアイインテグレータ11により
照度分布を均一化され透過し、PS変換合成素子12に
入射する。
明光は、P偏光がそのまま透過するとともに、S偏光が
P偏光に変換されて、全てP偏光としてメインコンデン
サ13に入射する。
明光は、メインコンデンサ13により集光されてプリ偏
光板15に入射する。
は、さらに偏光成分が揃えられP偏光としてG偏光回転
素子16に導かれる。
光は、緑の波長帯域だけ偏光面が90°回転してS偏光
とされ透過してG反射ダイクロイックミラー33に導か
れるとともに、赤及び青の波長帯域の成分がP偏光のま
ま透過してG反射ダイクロイックミラー33に導かれ
る。
導かれた照明光は、緑の波長帯域のS偏光と赤及び青の
波長帯域のP偏光とであり、赤及び青の波長帯域の照明
光は、G反射ダイクロイックミラー33内を直進して透
過して第1のフィールドレンズ28に導かれ、緑の波長
帯域の照明光は、G反射ダイクロイックミラー33の反
射面33aで反射されて進行方向を90°変化させ第2
のフィールドレンズ29に導かれる。
ラー33により波長帯域に応じて分離された照明光のう
ち、G反射ダイクロイックミラー33を透過して第1の
フィールドレンズ28に導かれた、赤及び青の波長帯域
の照明光の光路について説明する。
明光は、赤及び波長帯域のP偏光であり、第1の液晶パ
ネル20と第2の液晶パネル21とに集光するように、
第1のR偏光回転素子18に導かれる。
光は、赤及び青の波長帯域のP偏光であり、第1のR偏
光回転素子18により赤の波長帯域の偏光面が90°回
転されS偏光となり、RB−PBS19に導かれる。
の波長帯域のS偏光と青の波長帯域のP偏光とであり、
青の波長帯域のP偏光がRB−PBS19の反射面19
aを透過して、第1の液晶パネル20に導かれ、赤の波
長帯域のS偏光がRB−PBS19の反射面19aで反
射され進行方向を90°変化させ、第2の液晶パネル2
1に導かれる。
明光は、青の波長帯域のP偏光であり、青色の映像信号
に基づくパターンが表示された第1の液晶パネル20に
より変調され反射されて進行方向を180°変化させ、
この際にS偏光が生成され、RB−PBS19に戻され
る。
明光は、赤の波長帯域のS偏光であり、赤色の映像信号
に基づくパターンが表示された第2の液晶パネル21に
より変調され反射されて進行方向を180°変化させ、
この際にP偏光が生成され、RB−PBS19に戻され
る。
液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏光
とOFF光であるP偏光とであり、P偏光がRB−PB
S19の反射面19aを透過してランプ10側へ戻さ
れ、S偏光が反射面19aで反射され進行方向を90°
変化させ、第2のR偏光回転素子22に導かれる。ま
た、RB−PBS19に戻された第2の液晶パネル21
からの反射光は、赤の波長帯域のP偏光とOFF光であ
るS偏光とであり、S偏光がRB−PBS19の反射面
19aで反射されランプ10側へ戻され、P偏光がRB
−PBS19の反射面19aを透過して、第2のR偏光
回転素子22に導かれる。
た第1の液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域
のS偏光であり、第2のR偏光回転素子22を透過し、
B帯域偏光板23に導かれる。また、第2のR偏光回転
素子22に導かれた第2の液晶パネル21からの反射光
は、赤の波長帯域のP偏光であり、第2のR偏光回転素
子22により偏光面が90°回転されてS偏光となり、
B帯域偏光板23に導かれる。
の液晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏
光であり、RB−PBS19の反射面19aでわずかな
がら反射されてしまったOFF光、すなわちP偏光がこ
のB帯域偏光板23が吸収し、S偏光のみ透過して、出
射PBS26に導かれる。また、B帯域偏光板23に導
かれた、第2の液晶パネル21からの反射光は、赤の波
長帯域のS偏光であり、B帯域偏光板23をそのまま透
過し、出射PBS26に導かれる。
晶パネル20からの反射光は、青の波長帯域のS偏光で
あり、出射PBS26の反射面26aで反射され進行方
向を90°変化させ、投影レンズ27に導かれる。
ー33により分離された照明光のうち、G反射ダイクロ
イックミラー33の反射面33aで反射され第2のフィ
ールドレンズ29に導かれた緑の波長帯域の照明光の光
路について説明する。
明光は、緑の波長帯域のS偏光であり、第3の液晶パネ
ル25に集光するようにG−PBS24に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光であり、G−PBS24の反
射面24aで反射され進行方向を90°変化させ第3の
液晶パネル25に導かれる。
は、緑の波長帯域のS偏光であり、緑色の映像信号に基
づくパターンが表示された第3の液晶パネル25により
変調され反射されて進行方向を180°変化させ、この
際にP偏光が生成され、G−PBS24に戻される。
晶パネル25からの反射光は、緑の波長帯域のP偏光と
OFF光であるS偏光とであり、S偏光が反射面24a
で反射され進行方向を90°変化させG反射ダイクロイ
ックミラー33へ戻され、P偏光が反射面24aを透過
して出射PBS26に導かれる。
晶パネル25からの反射光は、緑の波長帯域のP偏光で
あり、出射PBS26の反射面26aを透過して直進
し、投射レンズ27に導かれる。
ー33やRB−PBS19により3つの光路に分離され
たそれぞれの波長帯域の光は、照明光としてそれぞれの
波長帯域に対応した液晶パネルに入射され、それぞれの
液晶パネルにより変調され反射される。そして、それぞ
れの液晶パネルからの反射光は、出射PBS26で合成
されて投影レンズ27に到達し、この投影レンズ27に
よりスクリーン等に拡大投影される。
60は、最もコントラストの向上が期待できる位置、す
なわち液晶パネルで変調された反射光の光路で投影レン
ズ27に至るまでの間で液晶パネルで変調された反射光
が各PBSにより反射され進行方向が変化しないような
位置に、緑色の映像信号が入力される第3の液晶パネル
25を配設し、この第3の液晶パネル25に緑の波長帯
域の照明光を導くことで、OFF光が反射され投影レン
ズ27に至ることを抑制し、プロジェクタ装置60全体
のコントラストが向上する。
トラストの向上が期待できる位置に赤の波長帯域に対応
する第2の液晶パネル21を配設している。これは、赤
の波長帯域の光が最も弱いため、青の波長帯域に対応す
る第1の液晶パネル20よりも優先的に配置すること
で、各色のバランスを保つことができる。
ントラストに最も影響する緑の波長帯域を最もコントラ
ストに有利な位置に配設することで、システム全体でコ
ントラストが向上する。また、残りの赤及び青の波長帯
域において、光源の特性から青の波長帯域の光量が多い
ため、赤の波長帯域をこの次に有利な位置に配設し、赤
の波長帯域に対応する第2の液晶パネル21のとなりに
青の波長帯域に対応する第1の液晶パネル20を配置す
ることで、赤の波長帯域の光量を維持することができ
る。
光板23を配設することにより、コントラストが最も悪
い位置に配設された第1の液晶パネル20からの反射光
のうち、RB−PBS19の反射面19aで反射されて
しまったOFF光をカットすることができる。なお、B
帯域偏光板23は、偏光板の偏光特性から、緑の波長帯
域にも影響するが、B帯域偏光板23の位置には、緑の
波長帯域の光が入射せずに、青及び赤の波長帯域の光し
か入射しないため他の波長帯域への影響を考慮する必要
がなくなる。
緑及び赤の波長帯域のコントラストを向上させ、青の波
長帯域についてもB帯域偏光板を用いてコントラストを
向上させており、鮮明な映像を投影することができる。
また、プロジェクタ装置50は、従来に比して高価なG
回転偏光素子や出射偏光板の使用点数を削減しているた
め、透過効率が向上するだけでなく、コストの低減が可
能となる。
クタ装置1におけるフィールドレンズ14を、第1のフ
ィールドレンズ29及び第2のフィールドレンズ30の
二つに分けて、光路上のG反射ダイクロイックミラー3
3の後方にそれぞれ配置することにより、G反射ダイク
ロイックミラー33へ入射する照明光の角度分布を小さ
くすることができる。また、プロジェクタ装置60は、
これら第1のフィールドレンズ28及び第2のフィール
ドレンズ29の位置を調整することができる。これによ
り、各波長帯域ごとの照明光による照明範囲を調整する
ことが可能となる。
各波長帯域ごとの照明光による照明範囲を調整をするこ
とが可能となるために、部品公差を緩くすることができ
るので、安価な部品を用いることができ、製造コストを
低減させることができる。また、プロジェクタ装置60
では、各波長帯域ごとの照明光による照明範囲を調整を
することが可能となるために、製造過程での歩留まりが
向上し、製造コストを低減させることができる。
を用いる場合には非点収差を考慮する必要があるが、プ
ロジェクタ装置60では、照明光学系内にG反射ダイク
ロイックミラー33を配することで、非点収差を考慮す
る必要がない。これにより、プロジェクタ装置60は、
高価な硝材を用いることなく安価な光学素子を用いるこ
とができ、装置全体でのコストを低減することができる
だけでなく、重量も低減することができる。また、プロ
ジェクタ装置60では、ダイクロイックミラーがPBS
に比べ安価であることから、さらなるコストの低減がで
きる。
は、各光学素子間における空隙、いわゆるエアギャップ
をなくして接着する構成とされている。プロジェクタ装
置60では、RB−PBS19と、G−PBS24と、
出射PBS26とのそれぞれの間において各光学素子を
挟み込み接着されている。なお、上述したプロジェクタ
装置60では、第1のフィールドレンズ28及び第2の
フィールドレンズ29としてフレネルレンズを用いるこ
とができ、フレネルレンズが平面形状であるために、他
の光学素子と接着することが可能となる。
は、各光学素子を接着し一体化を図ることにより、装置
全体の小型化を可能とし、材料費を低減することができ
る。また、プロジェクタ装置60では、各光学素子を接
着することにより各素子が固定され、各液晶パネル間で
のいわゆる画素ずれを防止することができる。
ネルを用いているが、これに限定されるものではなく、
偏光状態を空間的に変調する素子であれば、その種類を
問わない。
影装置は、最もコントラストに影響する緑の波長帯域用
の光変調素子を最も有利な位置、すなわち光変調素子か
らの反射光が投影レンズにいたるまでにPBS内で反射
しない位置に配することにより、OFF光の混入を防
ぎ、装置全体でのコントラストを向上させることができ
る。また、このような光学設計とすることで、従来の光
学系において必要であった、偏光回転素子や偏光板の部
品点数を削減することが可能であるために透過効率が向
上し装置全体での明るさが向上し、コストの低減が可能
である。
とすることで、コストの低減が可能となり、装置全体の
重量を低減させることができる。
て接着し、一体に形成することで装置の小型化ができる
とともに、コストの低減が可能である。また、一体に形
成することで、各光変調素子間の画素ずれを抑制するこ
とができる。
示す図である。
いるプロジェクタ装置の構成を示す図である。
たプロジェクタ装置の構成を示す図である。
いたプロジェクタ装置の構成を示す図である。
る。
イインテグレータ、13 メインコンデンサ、14 フ
ィールドレンズ、15 プリ偏光板、16 G偏光回転
素子、17 入射PBS、18 第1のR偏光回転素
子、19 RB−PBS、20 第1の液晶パネル、2
1 第2の液晶パネル、22 第2のR偏光回転素子、
23 B帯域偏光板、24 G−PBS、25 第3の
液晶パネル、26 出射PBS、27 投影レンズ、2
8 第1のフィールドレンズ、29第2のフィールドレ
ンズ、30 第1のGトリマ、31 第2のGトリマ、
32 平板PBS、33 G反射ダイクロイックミラ
ー、40 プロジェクタ装置、50 プロジェクタ装
置、60 プロジェクタ装置
Claims (17)
- 【請求項1】 照明光を出射する光源と、 上記光源から出射された照明光を集光する集光レンズ
と、 上記集光レンズを透過した照明光の偏光成分を揃える第
1の偏光板と、 上記第1の偏光板で偏光成分が揃えられた照明光の緑の
波長帯域の偏光面を回転させる第1の偏光回転素子と、 上記第1の偏光回転素子で偏光面が回転された緑の波長
帯域の照明光を反射すると共に、赤及び青の波長帯域の
照明光を透過する分離手段と、 上記分離手段を透過した照明光の赤又は青のいずれか一
方の波長帯域の偏光面を回転させると共に、他方の波長
帯域の照明光を透過する第2の偏光回転素子と、 上記第2の偏光回転素子を透過した他方の波長帯域の照
明光を変調して反射する第1の光変調素子と、 上記第2の偏光回転素子で偏光面が回転された一方の波
長帯域の照明光を変調して反射する第2の光変調素子
と、 上記分離手段で反射された緑の波長帯域の照明光を変調
して反射する第3の光変調素子と、 上記第2の偏光回転素子と、上記第1の光変調素子及び
上記第2の光変調素子との間に配され、上記第2の偏光
回転素子を透過した他方の照明光を透過させ上記第1の
光変調素子に入射させ、上記第2の偏光回転素子で偏光
面が回転された一方の波長帯域の照明光を反射して上記
第2の光変調素子に入射させると共に、上記第1の光変
調素子からの他方の波長帯域の変調された反射光を反射
し、上記第2の光変調素子からの一方の波長帯域の変調
された反射光を透過する第1の偏光ビームスプリッタ
と、 上記第1の偏光ビームスプリッタで反射された他方の波
長帯域の反射光を透過し、上記第1の偏光ビームスプリ
ッタを透過した一方の波長帯域の反射光の偏光面を回転
させる第3の偏光回転素子と、 上記分離手段と上記第3の光変調素子との間に配され、
上記分離手段で反射された緑の波長帯域の照明光を反射
して上記第3の光変調素子に入射させると共に、上記第
3の光変調素子からの緑の波長帯域の変調された反射光
を透過する第2の偏光ビームスプリッタと、 上記第3の偏光回転素子を透過した他方の波長帯域の反
射光を反射し、上記第3の偏光回転素子で偏光面が回転
された一方の波長帯域の反射光を反射し、上記第2の偏
光ビームスプリッタを透過した緑の波長帯域の反射光を
透過する第3の偏光ビームスプリッタと、 上記第3の偏光ビームスプリッタで反射された一方の波
長帯域の反射光と、上記第3の偏光ビームスプリッタで
反射された他方の波長帯域の反射光と、上記第3の偏光
ビームスプリッタを透過した緑の波長帯域の反射光とを
拡大投影する投影レンズとを備える投影装置。 - 【請求項2】 上記第2の偏光回転素子は、上記分離手
段を透過した照明光の青の波長帯域の照明光を透過し、
上記分離手段を透過した照明光の赤の波長帯域の偏光面
を回転し、 上記第1の偏光ビームスプリッタは、上記第2の偏光回
転素子を透過した青の波長帯域の照明光を透過させ上記
第1の光変調素子に入射させ、上記第2の偏光回転素子
で偏光面が回転された赤の波長帯域の照明光を反射して
上記第2の光変調素子に入射させ、 上記第3の偏光回転素子は、青の波長帯域の反射光を透
過し、赤の波長帯域の反射光の偏光面を回転させる請求
項1記載の投影装置。 - 【請求項3】 更に、上記第1の偏光ビームスプリッタ
と上記第2の偏光ビームスプリッタとの間に設けられ、
上記第1の光変調素子からの青の波長帯域の反射光を偏
光成分に応じて遮光し、上記第2の光変調素子からの赤
の波長帯域の反射光を透過する第2の偏光板を備える請
求項2記載の投影装置。 - 【請求項4】 上記分離手段は、偏光成分に応じて照明
光を透過又は反射する請求項1記載の投影装置。 - 【請求項5】 上記分離手段は、平板型に形成されてな
る請求項4記載の投影装置。 - 【請求項6】 上記分離手段は、偏光成分に応じて照明
光を分離する金属よりなる光学素子が基板上に微細なグ
リッド形状に形成されてなる請求項5記載の投影装置。 - 【請求項7】 上記分離手段は、波長帯域に応じて照明
光を透過又は反射する請求項1記載の投影装置。 - 【請求項8】 上記分離手段は、平板型に形成されてな
る請求項7記載の投影装置。 - 【請求項9】 上記分離手段は、ダイクロイックミラー
により形成されてなる請求項8記載の投影装置。 - 【請求項10】 更に、上記光源と上記集光レンズとの
間に設けられ、上記光源から出射された照明光の偏光成
分を揃えて透過する偏光変換素子を備える請求項1記載
の投射装置。 - 【請求項11】 更に、上記光源と上記集光レンズとの
間に設けられ、上記光源から出射された照明光の照度分
布を均一にするフライアイインテグレータを備える請求
項1記載の投影装置。 - 【請求項12】 上記集光レンズは、主レンズとフィー
ルドレンズとからなる請求項1記載の投影装置。 - 【請求項13】 上記フィールドレンズは、上記分離手
段と上記第1の偏光ビームスプリッタとの間に配された
第1のフィールドレンズと、上記分離手段と上記第2の
偏光ビームスプリッタとの間に配された第2のフィール
ドレンズとからなる請求項12記載の投影装置。 - 【請求項14】 上記第1の偏光ビームスプリッタと上
記第3の偏光ビームスプリッタとが上記第3の偏光回転
素子を介して接合され、上記第1の偏光ビームスプリッ
タと上記第3の偏光ビームスプリッタとが接合されてな
る請求項1記載の投影装置。 - 【請求項15】 上記第1の偏光ビームスプリッタと上
記第3の偏光ビームスプリッタとが上記第3の偏光回転
素子及び上記第2の偏光板を介して接合され、上記第1
の偏光ビームスプリッタと上記第3の偏光ビームスプリ
ッタとが接合されてなる請求項3記載の投影装置。 - 【請求項16】 上記第1のフィールドレンズ及び上記
第2のフィールドレンズは、フレネルレンズである請求
項13記載の投影装置。 - 【請求項17】 上記分離手段と上記第1の偏光ビーム
スプリッタとが上記第1のフィールドレンズ及び上記第
2の偏光回転素子を介して接合され、上記分離手段と上
記第2の偏光ビームスプリッタとが上記第2のフィール
ドレンズを介して接合され、上記第1の偏光ビームスプ
リッタと上記第3の偏光ビームスプリッタとが上記第3
の偏光回転素子を介して接合され、上記第1の偏光ビー
ムスプリッタと上記第3の偏光ビームスプリッタとが接
合されてなる請求項16記載の投影装置。
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