JP2003075703A - 光学ユニット及び光学装置 - Google Patents
光学ユニット及び光学装置Info
- Publication number
- JP2003075703A JP2003075703A JP2001264336A JP2001264336A JP2003075703A JP 2003075703 A JP2003075703 A JP 2003075703A JP 2001264336 A JP2001264336 A JP 2001264336A JP 2001264336 A JP2001264336 A JP 2001264336A JP 2003075703 A JP2003075703 A JP 2003075703A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- unit
- gap
- optical unit
- elements
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lenses (AREA)
- Optical Head (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】光学素子同士の光学機能面間の間隙側の光学機
能面に結露や曇りが生じにくい。 【解決手段】フランジ部を有する複数個の光学素子を、
この光学素子同士の光学機能面間が間隙を有するように
組み合わせた光学ユニットにおいて、フランジ部及び/
または前記光学素子の非光学機能面に、保温部材を設け
た。また、フランジ部を有する複数個の光学素子を、こ
の光学素子同士の光学機能面間が間隙を有するように組
み合わせた光学ユニットを備える光学装置において、光
学ユニットを通電により駆動させる駆動手段を備え、こ
の駆動手段が発生する熱を光学ユニットに伝達されるよ
うに保持する。
能面に結露や曇りが生じにくい。 【解決手段】フランジ部を有する複数個の光学素子を、
この光学素子同士の光学機能面間が間隙を有するように
組み合わせた光学ユニットにおいて、フランジ部及び/
または前記光学素子の非光学機能面に、保温部材を設け
た。また、フランジ部を有する複数個の光学素子を、こ
の光学素子同士の光学機能面間が間隙を有するように組
み合わせた光学ユニットを備える光学装置において、光
学ユニットを通電により駆動させる駆動手段を備え、こ
の駆動手段が発生する熱を光学ユニットに伝達されるよ
うに保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光学ユニット及び
光学装置に関し、さらに詳しくは、第1光学素子と第2
光学素子とが一体化された光学ユニット及びこの光学ユ
ニットを有する光学装置に関する。
光学装置に関し、さらに詳しくは、第1光学素子と第2
光学素子とが一体化された光学ユニット及びこの光学ユ
ニットを有する光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学機能面を形成した第1光
学素子と、光学機能面を形成した第2光学素子を有し、
第1光学素子と第2光学素子とが一体化された光学ユニ
ットがある。
学素子と、光学機能面を形成した第2光学素子を有し、
第1光学素子と第2光学素子とが一体化された光学ユニ
ットがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、2枚以上
の光学素子を組み合わせて、1つの光学ユニットを構成
する際、精度良くそれらを組み合わせる必要がある。
の光学素子を組み合わせて、1つの光学ユニットを構成
する際、精度良くそれらを組み合わせる必要がある。
【0004】例えば、光ピックアップ用の対物レンズの
場合、光軸のシフトよりも、チルトの発生により性能を
達成できなくなることがある。特に最近では高密度化に
よって、対物レンズに高精度が要求されるため、チルト
が少なく、また光軸のシフトも少なく、単レンズ(ある
いは光学素子)を組み合わせる必要がある。
場合、光軸のシフトよりも、チルトの発生により性能を
達成できなくなることがある。特に最近では高密度化に
よって、対物レンズに高精度が要求されるため、チルト
が少なく、また光軸のシフトも少なく、単レンズ(ある
いは光学素子)を組み合わせる必要がある。
【0005】このような光学ユニットにおいては、第1
光学素子と第2光学素子とで囲まれた間隙は密閉状態と
なっているが、この間隙が密閉状態になっていると、使
用環境温度が下がった場合、この間隙に含まれる水分が
飽和状態となり間隙側の光学機能面に結露し光学性能に
影響をおよぼすことがある。
光学素子と第2光学素子とで囲まれた間隙は密閉状態と
なっているが、この間隙が密閉状態になっていると、使
用環境温度が下がった場合、この間隙に含まれる水分が
飽和状態となり間隙側の光学機能面に結露し光学性能に
影響をおよぼすことがある。
【0006】近年、高精度で安価な光ディスク用の光学
素子の要求が高まってきている。例えば、光ディスク用
対物レンズで間隙を有する場合、上述のような光学機能
面の結露が無視できず問題となってきた。すなわち、周
囲の温度変化により、光学素子同士の間の間隙で水蒸気
が結露し、光学機能面の表面に付着したり、曇る等の問
題であり、この結露や曇りが生じると、光学機能を達成
できなくなってしまう。
素子の要求が高まってきている。例えば、光ディスク用
対物レンズで間隙を有する場合、上述のような光学機能
面の結露が無視できず問題となってきた。すなわち、周
囲の温度変化により、光学素子同士の間の間隙で水蒸気
が結露し、光学機能面の表面に付着したり、曇る等の問
題であり、この結露や曇りが生じると、光学機能を達成
できなくなってしまう。
【0007】この発明は、上記の課題に鑑みなされたも
ので、光学素子同士の光学機能面間の間隙側の光学機能
面に結露や曇りが生じにくい光学ユニットを提供し、ま
た光学ユニットを組み込んでも、光学機能面の結露や曇
りが生じにくい光学装置を提供することを目的としてい
る。
ので、光学素子同士の光学機能面間の間隙側の光学機能
面に結露や曇りが生じにくい光学ユニットを提供し、ま
た光学ユニットを組み込んでも、光学機能面の結露や曇
りが生じにくい光学装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0009】請求項1に記載の発明は、『フランジ部を
有する複数個の光学素子を、この光学素子同士の光学機
能面間が間隙を有するように組み合わせた光学ユニット
において、前記フランジ部及び/または前記光学素子の
非光学機能面に、保温部材を設けたことを特徴とする光
学ユニット。』である。
有する複数個の光学素子を、この光学素子同士の光学機
能面間が間隙を有するように組み合わせた光学ユニット
において、前記フランジ部及び/または前記光学素子の
非光学機能面に、保温部材を設けたことを特徴とする光
学ユニット。』である。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、保温
部材により保温されていることから、周囲の温度変化が
生じても光学素子同士の光学機能面間の間隙で水蒸気が
生じることが軽減され、光学機能面に結露することが防
止され、あるいは抑制され、さらに曇ることが防止され
る。
部材により保温されていることから、周囲の温度変化が
生じても光学素子同士の光学機能面間の間隙で水蒸気が
生じることが軽減され、光学機能面に結露することが防
止され、あるいは抑制され、さらに曇ることが防止され
る。
【0011】請求項2に記載の発明は、『前記保温部材
は、ウレタン、保温防湿材料からなることを特徴とする
請求項1に記載の光学ユニット。』である。
は、ウレタン、保温防湿材料からなることを特徴とする
請求項1に記載の光学ユニット。』である。
【0012】この請求項2に記載の発明によれば、保温
部材は、ウレタン、保温防湿材料からなり、簡単かつ安
価に保温することができる。
部材は、ウレタン、保温防湿材料からなり、簡単かつ安
価に保温することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、『前記請求項1
または請求項2に記載の光学ユニットを保持する保持部
材を備えたことを特徴とする光学装置。』である。
または請求項2に記載の光学ユニットを保持する保持部
材を備えたことを特徴とする光学装置。』である。
【0014】この請求項3に記載の発明によれば、光学
装置に光学ユニットを組み込んでも、光学素子同士の光
学機能面間の間隙側の光学機能面に結露や曇りが生じに
くい。
装置に光学ユニットを組み込んでも、光学素子同士の光
学機能面間の間隙側の光学機能面に結露や曇りが生じに
くい。
【0015】請求項4に記載の発明は、『フランジ部を
有する複数個の光学素子を、この光学素子同士の光学機
能面間が間隙を有するように組み合わせた光学ユニット
を備える光学装置において、前記光学ユニットを通電に
より駆動させる駆動手段を備え、この駆動手段が発生す
る熱を前記光学ユニットに伝達されるように保持するこ
とを特徴とする光学装置。』である。
有する複数個の光学素子を、この光学素子同士の光学機
能面間が間隙を有するように組み合わせた光学ユニット
を備える光学装置において、前記光学ユニットを通電に
より駆動させる駆動手段を備え、この駆動手段が発生す
る熱を前記光学ユニットに伝達されるように保持するこ
とを特徴とする光学装置。』である。
【0016】この請求項4に記載の発明によれば、駆動
手段が発生する熱を光学ユニットに伝達して保温するこ
とで、周囲の温度変化が生じても光学素子同士の光学機
能面間の間隙で水蒸気が生じることが軽減され、光学機
能面に結露することが防止され、あるいは抑制され、さ
らに曇ることが防止される。
手段が発生する熱を光学ユニットに伝達して保温するこ
とで、周囲の温度変化が生じても光学素子同士の光学機
能面間の間隙で水蒸気が生じることが軽減され、光学機
能面に結露することが防止され、あるいは抑制され、さ
らに曇ることが防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の光
学ユニット及び光学ユニットを有する光学装置について
図面を参照して説明する。
学ユニット及び光学ユニットを有する光学装置について
図面を参照して説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は光学装置の要
部構成を示す背面図、図2は図1のII−II線に沿う
断面図である。
部構成を示す背面図、図2は図1のII−II線に沿う
断面図である。
【0019】光学装置1は、光学ユニット2を有する光
ピックアップ用の光学装置であり、光学装置1は、図示
しないレーザー光源、光学ユニット2及び保持部材3等
で構成されている。なお、7は光ディスクであり、7a
は光ディスクの透明保護層である。
ピックアップ用の光学装置であり、光学装置1は、図示
しないレーザー光源、光学ユニット2及び保持部材3等
で構成されている。なお、7は光ディスクであり、7a
は光ディスクの透明保護層である。
【0020】光学ユニット2は、第1光学素子4と第2
光学素子5で構成される。第1光学素子4は、2つの光
学機能面4a14a2、光軸Zに対し垂直方向に突出し
たフランジ部4b、第2光学素子5との当接面4f、第
2光学素子との嵌合部4g、保温部材30との当接面4
m、保温部材30との嵌合部4nをそれぞれ有してい
る。また、第1光学素子4はプラスチック成形された正
のレンズである。
光学素子5で構成される。第1光学素子4は、2つの光
学機能面4a14a2、光軸Zに対し垂直方向に突出し
たフランジ部4b、第2光学素子5との当接面4f、第
2光学素子との嵌合部4g、保温部材30との当接面4
m、保温部材30との嵌合部4nをそれぞれ有してい
る。また、第1光学素子4はプラスチック成形された正
のレンズである。
【0021】第2光学素子5は、2つの光学機能面5a
1,5a2、光軸Zに対し垂直方向に突出したフランジ
部5b、第1光学素子4との当接面5f、第1光学素子
4との嵌合部5gを有している。また、第2光学素子5
はプラスチック成形された正のレンズである。
1,5a2、光軸Zに対し垂直方向に突出したフランジ
部5b、第1光学素子4との当接面5f、第1光学素子
4との嵌合部5gを有している。また、第2光学素子5
はプラスチック成形された正のレンズである。
【0022】第1光学素子4と第2光学素子5は、フラ
ンジ部4b,5b同士が略全周にわたって嵌合してな
り、この嵌合部4g,5gが密着されている。光学素子
同士の光学機能面4a2,5a1間の間隙21が嵌合部
4g,5gによって密閉状態になっている。
ンジ部4b,5b同士が略全周にわたって嵌合してな
り、この嵌合部4g,5gが密着されている。光学素子
同士の光学機能面4a2,5a1間の間隙21が嵌合部
4g,5gによって密閉状態になっている。
【0023】このように、光学ユニット2は、光学素子
同士の光学機能面4a2,5a1間が間隙21を有する
ように組み合わせ、保温部材30により保温される。保
温部材30は、ジャケット状に形成され、この保温部材
30は保持部材3に保持されている。
同士の光学機能面4a2,5a1間が間隙21を有する
ように組み合わせ、保温部材30により保温される。保
温部材30は、ジャケット状に形成され、この保温部材
30は保持部材3に保持されている。
【0024】この実施の形態では、第1光学素子4のフ
ランジ部4bは、ジャケット状の保温部材30によって
覆われて保温されていることから、周囲の温度変化が生
じても光学素子同士の光学機能面4a2,5a1間の間
隙21で水蒸気が生じることが軽減され、間隙21側の
光学機能面4a2,5a1に結露することが防止され、
あるいは抑制され、さらに曇ることが防止される。
ランジ部4bは、ジャケット状の保温部材30によって
覆われて保温されていることから、周囲の温度変化が生
じても光学素子同士の光学機能面4a2,5a1間の間
隙21で水蒸気が生じることが軽減され、間隙21側の
光学機能面4a2,5a1に結露することが防止され、
あるいは抑制され、さらに曇ることが防止される。
【0025】図3は光学ユニットの他の実施の形態の要
部構成を示す断面図である。この実施の形態のジャケッ
ト状の保温部材30は、第1光学素子4のフランジ部4
bと第2光学素子5のフランジ部5bを覆って保温する
ように構成されている。
部構成を示す断面図である。この実施の形態のジャケッ
ト状の保温部材30は、第1光学素子4のフランジ部4
bと第2光学素子5のフランジ部5bを覆って保温する
ように構成されている。
【0026】このジャケット状の保温部材30は、図4
(a)に示すように、ウレタン、あるいはダイビングス
ーツ材の保温防湿材料で形成される。ウレタンを用いる
場合は、図4(b)に示すように、ウレタンを抜き型で
抜いてジャケット状の保温部材30が形成される。
(a)に示すように、ウレタン、あるいはダイビングス
ーツ材の保温防湿材料で形成される。ウレタンを用いる
場合は、図4(b)に示すように、ウレタンを抜き型で
抜いてジャケット状の保温部材30が形成される。
【0027】図5は光学ユニットの他の実施の形態の要
部構成を示す断面図である。この実施の形態の保温部材
30は、第1光学素子4と第2光学素子5の間隙21側
の非光学機能面4a21,5a11に設けている。この
この実施の形態の保温部材30は、保温防湿材料を塗布
して設けられ、あるいはシート状の保温防湿材料を接着
して設けられる。
部構成を示す断面図である。この実施の形態の保温部材
30は、第1光学素子4と第2光学素子5の間隙21側
の非光学機能面4a21,5a11に設けている。この
この実施の形態の保温部材30は、保温防湿材料を塗布
して設けられ、あるいはシート状の保温防湿材料を接着
して設けられる。
【0028】また、図1乃至図4に示す実施の形態にお
いて、第1光学素子4と第2光学素子5の間隙21側の
非光学機能面4a21,5a11に保温部材30を設け
てもよい。
いて、第1光学素子4と第2光学素子5の間隙21側の
非光学機能面4a21,5a11に保温部材30を設け
てもよい。
【0029】(第2の実施の形態)この実施の形態の光
学装置は、図6に示すように構成される。光学装置であ
る光ピックアップ装置100は、光源である半導体レー
ザ110、偏光ビームスプリッタ120、コリメータレ
ンズ130、1/4波長板140、絞り170、対物レ
ンズ160、非点収差を発生する非点収差素子であるシ
リンドリカルレンズ180、光検出器300、フォーカ
ス制御及びトラッキング制御のための2次元アクチュエ
ータ150などからなる。
学装置は、図6に示すように構成される。光学装置であ
る光ピックアップ装置100は、光源である半導体レー
ザ110、偏光ビームスプリッタ120、コリメータレ
ンズ130、1/4波長板140、絞り170、対物レ
ンズ160、非点収差を発生する非点収差素子であるシ
リンドリカルレンズ180、光検出器300、フォーカ
ス制御及びトラッキング制御のための2次元アクチュエ
ータ150などからなる。
【0030】半導体レーザ110から出射した光束は、
偏光ビームスプリッタ120、コリメータレンズ13
0、1/4波長板140を透過して円偏光の平行光束と
なる。この光束は、絞り170によって絞られ、対物レ
ンズ160により光ディスク200の透明基板210を
介して情報記録面220上に集光される。そして、情報
記録面220で情報ビットにより変調されて反射した光
束は、再び対物レンズ160、1/4波長板140、コ
リメータレンズ130を透過して偏光ビームスプリッタ
120に入射し、ここで反射してシリンドリカルレンズ
180により非点収差が与えられ光検出器300上へ入
射し、光検出器300から出力される信号を用いて光デ
ィスク200に記録された情報の読み取り(再生)信号
が得られる。また、光検出器300上でのスポットの形
状変化による光量分布変化を検出して、合焦検出やトラ
ック検出を行う。すなわち、光検出器300からの出力
を用いて、ここでは図示しない演算処理回路によってフ
ォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号が生成
される。このフォーカスエラー信号に基づいて(2次元
アクチュエータ(フォーカス制御用)150が半導体レ
ーザ110からの光を光ディスク200の情報記録面2
20上に結像するように対物ンンズ160を光軸方向に
移動させ、トラッキングエラー信号に基づいて2次元ア
クチュエータ(トラッキング制御用)150が半導体レ
ーザ110からの光を所定のトラックに結像するように
対物レンズ160を光軸と垂直な方向に移動させる。
偏光ビームスプリッタ120、コリメータレンズ13
0、1/4波長板140を透過して円偏光の平行光束と
なる。この光束は、絞り170によって絞られ、対物レ
ンズ160により光ディスク200の透明基板210を
介して情報記録面220上に集光される。そして、情報
記録面220で情報ビットにより変調されて反射した光
束は、再び対物レンズ160、1/4波長板140、コ
リメータレンズ130を透過して偏光ビームスプリッタ
120に入射し、ここで反射してシリンドリカルレンズ
180により非点収差が与えられ光検出器300上へ入
射し、光検出器300から出力される信号を用いて光デ
ィスク200に記録された情報の読み取り(再生)信号
が得られる。また、光検出器300上でのスポットの形
状変化による光量分布変化を検出して、合焦検出やトラ
ック検出を行う。すなわち、光検出器300からの出力
を用いて、ここでは図示しない演算処理回路によってフ
ォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号が生成
される。このフォーカスエラー信号に基づいて(2次元
アクチュエータ(フォーカス制御用)150が半導体レ
ーザ110からの光を光ディスク200の情報記録面2
20上に結像するように対物ンンズ160を光軸方向に
移動させ、トラッキングエラー信号に基づいて2次元ア
クチュエータ(トラッキング制御用)150が半導体レ
ーザ110からの光を所定のトラックに結像するように
対物レンズ160を光軸と垂直な方向に移動させる。
【0031】この対物レンズ160は、フランジ部を有
する複数個の光学素子160a,160bを、この光学
素子同士の光学機能面間が間隙Dを有するように組み合
わせた光学ユニットAで構成される。光学ユニットAを
通電により駆動させる2次元アクチュエータ150であ
る駆動手段Bを備え、この駆動手段Bが発生する熱を熱
伝達部材Cを介して光学ユニットAに伝達されるように
保持する。
する複数個の光学素子160a,160bを、この光学
素子同士の光学機能面間が間隙Dを有するように組み合
わせた光学ユニットAで構成される。光学ユニットAを
通電により駆動させる2次元アクチュエータ150であ
る駆動手段Bを備え、この駆動手段Bが発生する熱を熱
伝達部材Cを介して光学ユニットAに伝達されるように
保持する。
【0032】このように、駆動手段Bが発生する熱を光
学ユニットAに伝達して保温することで、周囲の温度変
化が生じても光学素子同士の光学機能面間の間隙Dで水
蒸気が生じることが軽減され、光学機能面に結露するこ
とが防止され、あるいは抑制され、さらに曇ることが防
止される。
学ユニットAに伝達して保温することで、周囲の温度変
化が生じても光学素子同士の光学機能面間の間隙Dで水
蒸気が生じることが軽減され、光学機能面に結露するこ
とが防止され、あるいは抑制され、さらに曇ることが防
止される。
【0033】
【発明の効果】前記したように、請求項1乃至請求項3
に記載の発明では、保温部材によって保温することで周
囲の温度変化が生じても光学素子同士の光学機能面間の
間隙で水蒸気が生じることが軽減され、光学機能面に結
露することが防止され、あるいは抑制され、さらに曇る
ことが防止される。
に記載の発明では、保温部材によって保温することで周
囲の温度変化が生じても光学素子同士の光学機能面間の
間隙で水蒸気が生じることが軽減され、光学機能面に結
露することが防止され、あるいは抑制され、さらに曇る
ことが防止される。
【0034】また、請求項4に記載の発明では、駆動手
段が発生する熱を光学ユニットに伝達して保温すること
で、周囲の温度変化が生じても光学素子同士の光学機能
面間の間隙で水蒸気が生じることが軽減され、光学機能
面に結露することが防止され、あるいは抑制され、さら
に曇ることが防止される。
段が発生する熱を光学ユニットに伝達して保温すること
で、周囲の温度変化が生じても光学素子同士の光学機能
面間の間隙で水蒸気が生じることが軽減され、光学機能
面に結露することが防止され、あるいは抑制され、さら
に曇ることが防止される。
【図1】光学装置の要部構成を示す背面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】光学ユニットの他の実施の形態の要部構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】ジャケット状の保温部材を示す図である。
【図5】光学ユニットの他の実施の形態の要部構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】光学装置の構成を示す図である。
1 光学装置
2 光学ユニット
3 保持部材
4 第1光学素子
5 第2光学素子
4a1,4a2,5a1,5a2 光学機能面
4b,5b フランジ部
4g,5g 嵌合部
21 間隙
30 保温部材
A 光学ユニット
B 駆動手段
C 熱伝達部材
D 間隙
Z 光軸
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 荒井 則一
東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会
社内
(72)発明者 本田 浩司
東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会
社内
(72)発明者 本田 裕一
東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会
社内
(72)発明者 新 勇一
東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式
会社内
Fターム(参考) 2H044 AB10 AB24 AB25 AD02
2H087 KA13 LA01 NA17 PA02 PA17
PB02 QA02 QA05 QA12 QA21
QA31 QA41 RA42 UA01
5D119 AA32 BA01 JA49 JC06 MA08
5D789 AA32 BA01 JA49 JC06 MA08
Claims (4)
- 【請求項1】フランジ部を有する複数個の光学素子を、
この光学素子同士の光学機能面間が間隙を有するように
組み合わせた光学ユニットにおいて、 前記フランジ部及び/または前記光学素子の非光学機能
面に、保温部材を設けたことを特徴とする光学ユニッ
ト。 - 【請求項2】前記保温部材は、ウレタン、保温防湿材料
からなることを特徴とする請求項1に記載の光学ユニッ
ト。 - 【請求項3】前記請求項1または請求項2に記載の光学
ユニットを保持する保持部材を備えたことを特徴とする
光学装置。 - 【請求項4】フランジ部を有する複数個の光学素子を、
この光学素子同士の光学機能面間が間隙を有するように
組み合わせた光学ユニットを備える光学装置において、 前記光学ユニットを通電により駆動させる駆動手段を備
え、この駆動手段が発生する熱を前記光学ユニットに伝
達されるように保持することを特徴とする光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264336A JP2003075703A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 光学ユニット及び光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264336A JP2003075703A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 光学ユニット及び光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003075703A true JP2003075703A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19090959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001264336A Pending JP2003075703A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 光学ユニット及び光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003075703A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005140848A (ja) * | 2003-11-04 | 2005-06-02 | Sekinosu Kk | 撮像用レンズ |
JP2008203696A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Sony Corp | レンズの配置構造およびカメラモジュール並びに電子機器 |
JP2008233237A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光学部材、撮像装置及び車載カメラ用鏡筒 |
US7936441B2 (en) | 2005-05-12 | 2011-05-03 | Nikon Corporation | Projection optical system, exposure apparatus, and exposure method |
US20130271945A1 (en) | 2004-02-06 | 2013-10-17 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
US9341954B2 (en) | 2007-10-24 | 2016-05-17 | Nikon Corporation | Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9423698B2 (en) | 2003-10-28 | 2016-08-23 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus and projection exposure apparatus |
US9678332B2 (en) | 2007-11-06 | 2017-06-13 | Nikon Corporation | Illumination apparatus, illumination method, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9678437B2 (en) | 2003-04-09 | 2017-06-13 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus having distribution changing member to change light amount and polarization member to set polarization in circumference direction |
US9885872B2 (en) | 2003-11-20 | 2018-02-06 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method with optical integrator and polarization member that changes polarization state of light |
US9891539B2 (en) | 2005-05-12 | 2018-02-13 | Nikon Corporation | Projection optical system, exposure apparatus, and exposure method |
US10101666B2 (en) | 2007-10-12 | 2018-10-16 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60184013A (ja) * | 1984-03-01 | 1985-09-19 | Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd | 点眼剤 |
JPS62118213A (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-29 | Honda Motor Co Ltd | オプシヨン部品内蔵のメ−タ構造 |
JPS63157554A (ja) * | 1986-12-22 | 1988-06-30 | Hitachi Ltd | 結露防止機構を備えたフアクシミリ装置 |
JPH0259717A (ja) * | 1988-08-25 | 1990-02-28 | Canon Inc | レーザーユニット |
JPH04364093A (ja) * | 1991-06-11 | 1992-12-16 | Toshiba Corp | 電子回路部品の防湿装置 |
JPH08102881A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Canon Inc | ビデオカメラ |
JPH10266375A (ja) * | 1997-03-24 | 1998-10-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 断熱壁パネル |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001264336A patent/JP2003075703A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60184013A (ja) * | 1984-03-01 | 1985-09-19 | Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd | 点眼剤 |
JPS62118213A (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-29 | Honda Motor Co Ltd | オプシヨン部品内蔵のメ−タ構造 |
JPS63157554A (ja) * | 1986-12-22 | 1988-06-30 | Hitachi Ltd | 結露防止機構を備えたフアクシミリ装置 |
JPH0259717A (ja) * | 1988-08-25 | 1990-02-28 | Canon Inc | レーザーユニット |
JPH04364093A (ja) * | 1991-06-11 | 1992-12-16 | Toshiba Corp | 電子回路部品の防湿装置 |
JPH08102881A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Canon Inc | ビデオカメラ |
JPH10266375A (ja) * | 1997-03-24 | 1998-10-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 断熱壁パネル |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9885959B2 (en) | 2003-04-09 | 2018-02-06 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus having deflecting member, lens, polarization member to set polarization in circumference direction, and optical integrator |
US9678437B2 (en) | 2003-04-09 | 2017-06-13 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus having distribution changing member to change light amount and polarization member to set polarization in circumference direction |
US9423698B2 (en) | 2003-10-28 | 2016-08-23 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus and projection exposure apparatus |
US9760014B2 (en) | 2003-10-28 | 2017-09-12 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus and projection exposure apparatus |
JP2005140848A (ja) * | 2003-11-04 | 2005-06-02 | Sekinosu Kk | 撮像用レンズ |
US9885872B2 (en) | 2003-11-20 | 2018-02-06 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method with optical integrator and polarization member that changes polarization state of light |
US10281632B2 (en) | 2003-11-20 | 2019-05-07 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method with optical member with optical rotatory power to rotate linear polarization direction |
US20130271945A1 (en) | 2004-02-06 | 2013-10-17 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
US10241417B2 (en) | 2004-02-06 | 2019-03-26 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
US10234770B2 (en) | 2004-02-06 | 2019-03-19 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
US10007194B2 (en) | 2004-02-06 | 2018-06-26 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
US9891539B2 (en) | 2005-05-12 | 2018-02-13 | Nikon Corporation | Projection optical system, exposure apparatus, and exposure method |
US7936441B2 (en) | 2005-05-12 | 2011-05-03 | Nikon Corporation | Projection optical system, exposure apparatus, and exposure method |
JP2008203696A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Sony Corp | レンズの配置構造およびカメラモジュール並びに電子機器 |
JP2008233237A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光学部材、撮像装置及び車載カメラ用鏡筒 |
US10101666B2 (en) | 2007-10-12 | 2018-10-16 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9341954B2 (en) | 2007-10-24 | 2016-05-17 | Nikon Corporation | Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9857599B2 (en) | 2007-10-24 | 2018-01-02 | Nikon Corporation | Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9678332B2 (en) | 2007-11-06 | 2017-06-13 | Nikon Corporation | Illumination apparatus, illumination method, exposure apparatus, and device manufacturing method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003075703A (ja) | 光学ユニット及び光学装置 | |
JP4461387B2 (ja) | ホログラフィック記録媒体、ホログラフィック記録システム及びホログラフィック再生システム | |
KR20060095433A (ko) | 광헤드, 광정보재생장치 및 그 제조 방법 | |
JP4196266B2 (ja) | 半導体集積装置 | |
US20050062916A1 (en) | Laminated phase plate and optical pickup using thereof | |
JP2003168239A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JPH10308031A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
WO2005091277A1 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2007317266A (ja) | 回折格子、アイソレータ及び光ピックアップ装置 | |
JP2003014914A (ja) | 回折素子およびそれを組み込んだ光ピックアップ装置 | |
JP2008041158A (ja) | 光デバイス及び光デバイスの製造方法 | |
JP2003075700A (ja) | 光学ユニット及び光学装置 | |
JP4258911B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP3267859B2 (ja) | 半導体レーザモジュールおよび光ピックアップ | |
JP2003075704A (ja) | 光学ユニット及び光学装置 | |
JP2005136171A (ja) | 半導体レーザ装置および光ヘッド装置 | |
JPH075457Y2 (ja) | 半透鏡型光アイソレータ | |
JP3003160B2 (ja) | 複合ビームスプリッタ素子、及びこれを用いた光磁気ディスク用光学ヘッド | |
TW559802B (en) | Composite optical component and composite optical unit using the same | |
JP4379249B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2006031785A (ja) | 光ピックアップ及びそれを用いた光ディスク装置 | |
KR200150059Y1 (ko) | 액정 셔터 | |
JPH06168473A (ja) | 光記録再生装置 | |
JP4770604B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JPH10247334A (ja) | 光学ヘッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110106 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111227 |