JP2003074241A - 窓ロック装置、窓ロック状態通報システムおよび窓ロック方法ならびに記録媒体 - Google Patents

窓ロック装置、窓ロック状態通報システムおよび窓ロック方法ならびに記録媒体

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JP2003074241A
JP2003074241A JP2001265385A JP2001265385A JP2003074241A JP 2003074241 A JP2003074241 A JP 2003074241A JP 2001265385 A JP2001265385 A JP 2001265385A JP 2001265385 A JP2001265385 A JP 2001265385A JP 2003074241 A JP2003074241 A JP 2003074241A
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window
crescent
locking
crescent lock
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JP2001265385A
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Kenji Akiyama
賢治 秋山
Hideki Saito
英機 斎藤
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Sun Electronic Industries Corp
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Sun Electronic Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレセント錠の外部からの不正な操作を防止
できると共にクレセント錠の状態を正確に表示・監視で
きる窓ロック装置の提供。 【解決手段】 クレセント錠装置と、フック部とを有
し、クレセント錠装置は、回動自在の略半円形板状部お
よび板状部外縁に形成された略半円形突起部を有するか
いがら部とかいがら部のレバー部と回動する磁石付きの
ロック板とから成るクレセント錠と、正常施錠位置でロ
ック板の磁石に対向する第1の磁気センサと、全体を制
御する制御ユニットと、ソレノイドと、ソレノイドの発
生磁界により前進・後退するプランジャと、プランジャ
の磁石に対向する位置に来る第2の磁気センサと、空施
錠防止用突起部とを有し、略半円形突起部に形成された
フック用突起部と、ロック板に形成されたプランジャの
嵌合部とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内窓と外窓から成
る引違い窓をロックする窓ロック装置、その引違い窓に
おける窓ロック状態を外部へ通報する窓ロック状態通報
システム、その窓ロック装置における窓ロック方法およ
びその方法を記録する記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、盗難等を防止する観点から、窓の
開閉を正確に行うことが要求されるようになり、窓ロッ
クを正確に行うと共に窓ロック状態を監視することがで
きる窓ロック装置やシステムの研究開発が盛んに行われ
ている。このような窓ロック装置の従来例が例えば特開
平9−303011号公報にロック操作検知装置として
記載されている。この公報に記載の窓ロック装置はセン
サ装置と警報制御装置とから成り、センサ装置は、回転
可能に支持されたフック部およびフック部と一体に回転
するレバー部とを有するクレセント錠と、そのクレセン
ト錠のレバー部に形成された係止部に係脱可能に配置さ
れたプランジャ11aを有するソレノイドとを備えてい
るとしている。すなわち、クレセント錠はプランジャ1
1aにより内部から電気的にロックされ、ロック状態に
おいては外部からの機械的操作が不可能となるようにな
っており、これにより不正解錠操作を防止することとし
ている。また、警報制御装置がセット信号を含む無線信
号を発生したとき、センサ装置は、ソレノイドを一方向
に作動させてプランジャ11aをクレセント錠のレバー
部に形成された係止部に係合させ、警報制御装置がリセ
ット信号を含む無線信号を発生したとき、センサ装置
は、ソレノイドを他方向に作動させてプランジャ11a
をクレセント錠のレバー部に形成された係止部から離間
させる。すなわち、警報制御装置は集中的にセンサ装置
を操作できるようになっている。さらに、警報制御装置
においてクレセント錠の開放状態と閉鎖状態とを表示で
きることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の技
術では、クレセント錠の開放状態と閉鎖状態を表示し、
監視できるが、クレセント錠の更に正確な状態、例えば
正常施錠状態や不正解錠操作状態、空施錠状態を判別す
ることができないという問題点を有していた。また、ダ
ブルロックが行われた状態(侵入を阻止した状態)で警
報を発することができないという問題点を有し、空旋錠
を発見できず人が空施錠の有無を一々チェックしていか
なければならないという問題点を有していた。また、一
括施錠、一括解錠なので、個々のロック装置の解錠が行
えず利便性に欠け、施錠や解錠の作業が煩雑という問題
点を有し、更に、構成が複雑で部品点数が多く生産性に
かけるという問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、クレセント錠の外部からの不正な操作(不正解錠操
作)を防止することができると共にクレセント錠の施錠
等の状態を正確に表示・監視することができるだけでな
く、空施錠を高精度で検知できる窓ロック装置、回路構
成が簡単でクレセント錠の施錠等の状態を正確に外部へ
通報することができる窓ロック状態通報システム、およ
び、クレセント錠の外部からの不正な操作を防止すると
共にクレセント錠の状態を正確に表示・監視し、空施錠
を高精度で検知するための窓ロック方法、ならびに、そ
の方法を実行するための記録媒体を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の窓ロック装置は、引違い窓をロックするため
の窓ロック装置であって、引違い窓の内窓に筐体が取り
付けられたクレセント錠装置と、引違い窓の外窓に取り
付けられたフック部とを有し、クレセント錠装置は、筐
体に回動自在に取り付けられた略半円形の板状部および
板状部の外縁に形成された略半円形の突起部を有するか
いがら部とかいがら部を回動させるためのレバー部とか
いがら部と共に回動する磁石付きのロック板とから成る
クレセント錠と、クレセント錠が正常施錠位置であると
きにロック板の磁石に対向する位置に来るように配設さ
れた第1の磁気センサと、全体を制御する制御ユニット
と、制御ユニットにより発生磁界が制御されるソレノイ
ドと、ソレノイドの発生磁界により前進または後退する
プランジャと、プランジャが前進位置にあるときプラン
ジャの磁石に対向する位置に来るように配設された第2
の磁気センサと、クレセント錠が施錠方向に過度に回動
したときかいがら部が当接するように筐体に形成された
空施錠防止用突起部とを有し、略半円形の突起部は施錠
方向に回動するとき正常施錠位置でフック部に当接する
ために更に高く形成されたフック用突起部を備え、ロッ
ク板はプランジャ11aが嵌合する嵌合部を備えた構成
を有している。
【0006】これにより、クレセント錠の外部からの不
正な操作を防止することができると共にクレセント錠の
状態を正確に表示・監視することができ、空施錠を高精
度で検知できる窓ロック装置が得られる。
【0007】上記課題を解決するために本発明の窓ロッ
ク状態通報装置は、上記複数の窓ロック装置と、複数の
窓ロック装置との間で無線の送受信を行う自動通報装置
とから成る窓ロック状態通報システムであって、自動通
報装置は、窓ロック装置からの電波を受信して窓ロック
装置の固有番号を含む信号を復調する受信部と、受信部
で復調された信号に基づいて各種の処理を行う制御部
と、外部に対して通報を行う通報部とを有する構成を備
えている。
【0008】これにより、回路構成が簡単でクレセント
錠の状態を正確に外部へ通報することができる窓ロック
状態通報システムが得られる。
【0009】上記課題を解決するために本発明の窓ロッ
ク方法は、引違い窓をロックするための窓ロック装置で
あって、引違い窓の内窓に筐体が取り付けられたクレセ
ント錠装置と、引違い窓の外窓に取り付けられクレセン
ト錠装置のクレセント錠が嵌合するフック部と、クレセ
ント錠装置をリモートコントロールするリモコンと、ク
レセント錠装置にリモコンのIDであるリモコンIDと
自分自身のIDである書込み器IDとを与えるID書込
み器とを有し、クレセント錠装置は、クレセント錠を固
定するプランジャと、書込み器IDとリモコンIDとを
格納するID格納メモリを有し全体を制御する制御ユニ
ットとを備え、制御ユニットは、書込み器IDとリモコ
ンIDとをID格納メモリに格納する書込処理手段を有
する構成を備えている。
【0010】これにより、クレセント錠の外部からの不
正な操作を防止すると共にクレセント錠の状態を正確に
表示・監視し、空施錠を高精度で検知するための窓ロッ
ク方法が得られる。
【0011】上記課題を解決するために本発明の記録媒
体は、上記窓ロック方法の各ステップを実行するための
プログラムを記録した構成を備えている。
【0012】これにより、上記方法を実行するための記
録媒体が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の窓ロッ
ク装置は、引違い窓をロックするための窓ロック装置で
あって、引違い窓の内窓に筐体が取り付けられたクレセ
ント錠装置と、引違い窓の外窓に取り付けられたフック
部とを有し、クレセント錠装置は、筐体に回動自在に取
り付けられた略半円形の板状部および板状部の外縁に形
成された略半円形の突起部を有するかいがら部とかいが
ら部を回動させるためのレバー部とかいがら部と共に回
動する磁石付きのロック板とから成るクレセント錠と、
クレセント錠が正常施錠位置であるときにロック板の磁
石に対向する位置に来るように配設された第1の磁気セ
ンサと、全体を制御する制御ユニットと、制御ユニット
により発生磁界が制御されるソレノイドと、ソレノイド
の発生磁界により前進また後退するプランジャと、プラ
ンジャが前進位置にあるときプランジャの磁石に対向す
る位置に来るように配設された第2の磁気センサと、ク
レセント錠が施錠方向に過度に回動したときかいがら部
が当接するように筐体に形成された空施錠防止用突起部
とを有し、略半円形の突起部は施錠方向に回動するとき
正常施錠位置でフック部に当接するために更に高く形成
されたフック用突起部を備え、ロック板はプランジャが
嵌合する嵌合部を備えることとしたものである。
【0014】この構成により、以下の作用が得られる。 (a)フック部がクレセント錠に対して正確な位置にあ
る場合には、クレセント錠が正常施錠位置になると、フ
ック用突起部がフック部に当接することにより、クレセ
ント錠は正常施錠位置に止まり、クレセント錠が正常施
錠位置であることを第1の磁気センサは検知して制御ユ
ニットに知らせることがでる。 (b)制御ユニットは、クレセント錠が正常施錠位置に
あると判定したときは、ソレノイドを駆動してプランジ
ャによりロック板を固定、つまりクレセント錠を固定す
ることができるので、クレセント錠を外部から不正に操
作して解錠しようとしても、ロック板がプランジャで固
定されていることにより、クレセント錠を解錠状態にす
ることができない。 (c)第1の磁気センサが正常施錠位置を検知していな
いときは空施錠状態か不正解錠操作状態であり、空施錠
状態では第1の磁気センサが瞬間的に正常施錠位置を検
知するので、その状態を検知することにより空施錠状態
を判別することができる。 (d)不正解錠操作状態では第2の磁気センサがプラン
ジャの前進位置を検知しているにもかかわらず第1の磁
気センサは正常施錠位置を検知していないので、その状
態を検知することにより不正解錠操作状態を判別するこ
とができる。ここで、第1の磁気センサ及び第2の磁気
センサとしては、リードスイッチやホール素子が用いら
れる。
【0015】請求項2に記載の窓ロック装置は、請求項
1に記載の窓ロック装置において、制御ユニットは、ク
レセント錠が正常施錠状態であることを第1の磁気セン
サが検知したとき、正常施錠状態であることを第1の磁
気センサの検知時から所定時間だけ保持するホールド部
を有することとしたものである。この構成により、クレ
セント錠の正常施錠状態が所定時間だけ保持されるの
で、クレセント錠が瞬間的に正常施錠状態となっても、
その状態は所定時間だけ保持され、クレセント錠の所定
時間前の状態と現在状態とを比較すれば、瞬間的に正常
施錠状態を通過する空施錠状態か否かの判別を正確に行
うことができるという作用を有する。
【0016】請求項3に記載の窓ロック装置は、請求項
1または2に記載の窓ロック装置において、外部からの
赤外線を受光する赤外線受光部を備えることとしたもの
である。この構成により、信号を赤外線に乗せて送信す
る装置であれば、種々の指令を赤外線受光部を介して制
御ユニットに伝えることができるので、制御ユニットは
上記種々の指令にもとづく種々の処理を行うことができ
るという作用を有する。
【0017】請求項4に記載の窓ロック装置は、請求項
3に記載の窓ロック装置において、赤外線受光部に赤外
線信号を送出することによりプランジャの前進・後退を
制御するリモコンと、赤外線受光部に赤外線信号を送出
することにより制御ユニットに記憶された登録番号を更
新するID書込み器とを備えることとしたものである。
この構成により、プランジャを前進させてロック板を嵌
合状態にしてクレセント錠を固定状態にしたり、プラン
ジャを後退させてロック板を嵌合状態から解放してクレ
セント錠を開放状態にしたりすることを容易に行うこと
ができるという作用を有する。また、リモコンのID番
号に合致するように登録番号を更新することができると
いう作用を有する。
【0018】請求項5に記載の窓ロック装置は、請求項
1乃至4のいずれか1に記載の窓ロック装置において、
制御ユニットからの信号を電波として送信する無線ユニ
ットとアンテナとを備えることとしたものである。この
構成により、制御ユニットは、受信した情報や自らが発
生した情報、空旋錠状態等を外部へ送信することができ
るという作用を有する。
【0019】請求項6に記載の窓ロック状態通報システ
ムは、1乃至複数の窓ロック装置と、1乃至複数の窓ロ
ック装置との間で無線の送受信を行う自動通報装置とか
ら成る窓ロック状態通報システムであって、自動通報装
置は、窓ロック装置からの電波を受信して窓ロック装置
の固有番号を含む信号を復調する受信部と、受信部で復
調された信号に基づいて各種の処理を行う制御部と、外
部に対して通報を行う通報部とを有することとしたもの
である。この構成により、受信部と制御部と通報部とい
う簡単な構成で、複数の窓ロック装置から受信したクレ
セント錠の状態情報や自らが発生した情報を正確に外部
へ通報することができるという作用を有する。
【0020】請求項7に記載の窓ロック状態通報システ
ムは、請求項6に記載の窓ロック状態通報システムにお
いて、通報部は、外部通報のためのアンテナ及び/又は
有線の電話回線とに接続され、PHSや携帯電話機など
の携帯型電話機との通信を外部通報のためのアンテナを
介して行うか、及び/又は、電話回線を介する通信を行
うこととしたものである。この構成により、複数の窓ロ
ック装置から受信したクレセント錠の状態情報や自らが
発生した情報を正確にPHSや携帯電話機、パソコン、
一般電話機へ通報することができるという作用を有す
る。
【0021】請求項8に記載の窓ロック状態通報システ
ムは、請求項6または7に記載の窓ロック状態通報シス
テムにおいて、制御部における処理結果に応じて警報を
行う警報器を備えることとしたものである。この構成に
より、窓ロック装置に異常が発生した場合に直ちに知る
ことができるという作用を有する。
【0022】請求項9に記載の窓ロック装置は、引違い
窓をロックするための窓ロック装置であって、引違い窓
の内窓に筐体が取り付けられたクレセント錠装置と、引
違い窓の外窓に取り付けられクレセント錠装置のクレセ
ント錠が嵌合するフック部と、クレセント錠装置をリモ
ートコントロールするリモコンと、クレセント錠装置に
リモコンのIDであるリモコンIDと自分自身のIDで
ある書込み器IDとを与えるID書込み器とを有し、ク
レセント錠装置は、クレセント錠を固定するプランジャ
と、書込み器IDとリモコンIDとを格納するID格納
メモリを有し全体を制御する制御ユニットとを備え、制
御ユニットは、書込み器IDとリモコンIDとをID格
納メモリに格納する書込処理手段を有することとしたも
のである。この構成により、後にID書込み器を特定す
ることができるので、ID書込み器による不正使用を防
止することができ、またリモコンからの信号を受信した
場合に、そのリモコンのIDを照合することができるの
で、適正なリモコンか否かを判定することができるとい
う作用を有する。
【0023】請求項10に記載の窓ロック装置は、請求
項9に記載の窓ロック装置において、制御ユニットは、
空施錠か正常施錠かを判定し、空施錠の場合には警報す
る待機処理手段と、不正解錠操作が行われたか否かを判
定し、不正解錠操作が行われたと判定した場合には警報
する警備処理手段とを有することとしたものである。こ
の構成により、空施錠と正常施錠と不正解錠操作とを判
別することができるので、それぞれに応じた対策を講じ
ることができるという作用を有する。
【0024】請求項11に記載の窓ロック装置は、請求
項9または10に記載の窓ロック装置において、書込処
理手段は、第1回目の受信か第2回目の受信かを判定す
る受信判定手段と、第1回目の受信の場合には抽出した
IDを書込み器IDとしてID格納メモリに格納すると
共に第2回目の受信の場合には抽出したIDをリモコン
IDとしてID格納メモリに格納する記憶手段とを有す
ることとしたものである。この構成により、書込み器I
DとリモコンIDとを確実にID格納メモリに格納する
ことができるという作用を有する。
【0025】請求項12に記載の窓ロック装置は、請求
項10または11に記載の窓ロック装置において、待機
処理手段は、空施錠か正常施錠かを判定する施錠判定処
理手段と、空施錠の場合には警報を行う警報手段とを有
することとしたものである。この構成により、空施錠を
ユーザに通知することができるという作用を有する。
【0026】請求項13に記載の窓ロック装置は、請求
項12に記載の窓ロック装置において、施錠判定処理手
段は、クレセント錠の位置が所定範囲の位置か否かを判
定する磁気センサ判定手段を有することとしたものであ
る。この構成により、クレセント錠の位置とプランジャ
の位置とを正確に知ることができるので、空施錠か正常
施錠か閉鎖状態(二重ロック施錠状態)かを正確に知る
ことができるという作用を有する。
【0027】請求項14に記載の窓ロック装置は、請求
項10乃至13のいずれか1に記載の窓ロック装置にお
いて、警備処理手段は、クレセント錠の位置が所定範囲
内の位置であると共にプランジャの位置がクレセント錠
を固定する位置である二重ロック施錠状態になった後に
リモコンからの受信があったか否かを判定する受信判定
手段と、リモコンからの受信無しと判定した場合にクレ
セント錠の位置が所定範囲の位置に無い第1の不正解錠
操作状態か又はプランジャの位置がクレセント錠を固定
する位置に無い第2の不正解錠操作状態かを判定する磁
気センサ判定手段と、第1の不正解錠操作状態または第
2の不正解錠操作状態である場合には警報を行う警報手
段とを有することとしたものである。この構成により、
第1の不正解錠操作状態、第2の不正解錠操作状態を正
確に判定することができ、その判定結果をユーザに通知
することができるという作用を有する。
【0028】請求項15に記載の窓ロック装置は、請求
項12乃至14のいずれか1に記載の窓ロック装置にお
いて、警報手段は、ブザーを鳴動させLEDを点灯する
と共に異常であることを外部へ無線または有線の信号で
通知することとしたものである。この構成により、窓ロ
ック装置が異常か否かを内容を含めて正確にユーザに通
知することができるという作用を有する。
【0029】請求項16に記載の窓ロック方法は、引違
い窓の内窓に筐体が取り付けられたクレセント錠装置
と、引違い窓の外窓に取り付けられクレセント錠装置の
クレセント錠が嵌合するフック部と、クレセント錠装置
をリモートコントロールするリモコンと、クレセント錠
装置にリモコンのIDであるリモコンIDと自分自身の
IDである書込み器IDとを与えるID書込み器とを有
し、引違い窓をロックする窓ロック装置における窓ロッ
ク方法であって、書込み器IDとリモコンIDとをID
格納メモリに格納する書込処理ステップと、空施錠か正
常施錠かを判定し、空施錠の場合には警報する待機処理
ステップと、不正解錠操作が行われたか否かを判定し、
不正解錠操作が行われたと判定した場合には警報する警
備処理ステップとを有することとしたものである。この
構成により、後にID書込み器を特定することができる
ので、ID書込み器による不正使用を防止することがで
き、またリモコンからの信号を受信した場合に、そのリ
モコンのIDを照合することができるので、適正なリモ
コンか否かを判定することができるという作用を有し、
また、空施錠と正常施錠と不正解錠操作とを判別するこ
とができるので、それぞれに応じた対策を講じることが
できるという作用を有する。
【0030】請求項17に記載の窓ロック方法は、請求
項16に記載の窓ロック方法において、書込処理ステッ
プは、第1回目の受信か第2回目の受信かを判定する受
信判定ステップと、第1回目の受信の場合には抽出した
IDを書込み器IDとしてID格納メモリに格納すると
共に第2回目の受信の場合には抽出したIDをリモコン
IDとしてID格納メモリに格納する記憶ステップとを
有することとしたものである。この構成により、書込み
器IDとリモコンIDとを確実にID格納メモリに格納
することができるという作用を有する。
【0031】請求項18に記載の窓ロック方法は、請求
項16または17に記載の窓ロック方法において、待機
処理ステップは、空施錠か正常施錠かを判定する施錠判
定処理ステップと、空施錠の場合には警報を行う警報ス
テップとを有することとしたものである。この構成によ
り、空施錠をユーザに通知することができるという作用
を有する。
【0032】請求項19に記載の窓ロック方法は、請求
項18に記載の窓ロック方法において、施錠判定処理ス
テップは、クレセント錠の位置が所定範囲の位置か否か
を判定する磁気センサ判定ステップを有することとした
ものである。この構成により、クレセント錠の位置とプ
ランジャの位置とを正確に知ることができるので、空施
錠か正常施錠か閉鎖状態(二重ロック施錠状態)かを正
確に知ることができるという作用を有する。
【0033】請求項20に記載の窓ロック方法は、請求
項16乃至19のいずれか1に記載の窓ロック方法にお
いて、警備処理ステップは、クレセント錠の位置が所定
範囲内の位置であると共にプランジャの位置がクレセン
ト錠を固定する位置である二重ロック施錠状態になった
後にリモコンからの受信があったか否かを判定する受信
判定ステップと、リモコンからの受信無しと判定した場
合にクレセント錠の位置が所定範囲の位置に無い第1の
不正解錠操作状態か又はプランジャの位置がクレセント
錠を固定する位置に無い第2の不正解錠操作状態かを判
定する磁気センサ判定ステップと、第1の不正解錠操作
状態または第2の不正解錠操作状態である場合には警報
を行う警報ステップとを有することとしたものである。
この構成により、第1の不正解錠操作状態、第2の不正
解錠操作状態を正確に判定することができ、その判定結
果をユーザに通知することができるという作用を有す
る。
【0034】請求項21に記載の記録媒体は、請求項1
6乃至19のいずれか1に記載の窓ロック方法の各ステ
ップを実行するためのプログラムを記録することとした
ものである。この構成により、請求項16乃至19のい
ずれか1に記載の窓ロック方法の各ステップを実行する
ためのプログラムを制御ユニットで使用することによ
り、請求項16乃至19のいずれか1に記載の窓ロック
方法を任意の場所、任意の時間に実行することができる
という作用を有する。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図15を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)は本発明の実施の形態1に
よる窓ロック装置のクレセント錠装置を示す正面図であ
り、図1(b)は、その一部破断要部背面図、図1
(c)は、その右側面図である。図1において、1は外
窓と内窓とから成る引違い窓の内窓に筐体1x が取り
付けられるクレセント錠装置、2は赤外線信号を受光し
て復調する赤外線受光部、3は表示器としてのLED、
4はクレセント錠を構成し、後述のかいがら部5を回動
させるためのレバー部、4Aはレバー部4と後述のかい
がら部5とを有するクレセント錠、5は筐体に回動自在
に取り付けられた略半円形の板状部5aおよび板状部5
aの外縁に形成された略半円形の突起部5bを有するか
いがら部、6はクレセント錠4Aが施錠方向に過度に回
動したときかいがら部5が当接するように筐体1xに形
成された空施錠防止用突起部、7は電源を供給する電
池、8は全体を制御する制御ユニット(マイコン)、8
aは書込み器IDやリモコンIDを記憶するID格納メ
モリ、9は制御ユニット8からの信号を電波として送信
する無線ユニット、10は制御ユニット8により発生磁
界が制御されるソレノイド、11はプランジャ11aの
先端に取り付けられたストッパ、12はクレセント錠4
Aが正常施錠位置であるときに後述のロック板15の磁
石に対向する位置に来るように配設された第1の磁気セ
ンサ(たとえばリードスイッチ)、13はクレセント錠
4Aが解錠位置(正常施錠位置から施錠方向と反対方向
に略180度回転させた位置)と正常施錠位置に戻るよ
うにロック板15を略180度の回動範囲でそれぞれ時
計方向又は反時計方向に付勢するばね、14はロック板
15に取り付けらた第1の磁石、15はかいがら部5と
共に回動する磁石14付きのロック板、16はプランジ
ャ11aの先端部としてのストッパ11に取り付けられ
た第2の磁石、17はプランジャ11aが前進位置にあ
るときプランジャ11aの磁石に対向する位置に来るよ
うに配設された第2の磁気センサ(たとえばリードスイ
ッチ)はである。
【0036】以上のように構成されたクレセント錠装置
について、以下その操作法及び動作等を説明する。かい
がら部5は筐体(ケース)1xに軸支され、筐体1xに
対してロック板15と共に回動自在になっており、かい
がら部5と一体的に形成されたレバー部4をつまんで回
動させることにより容易に回動する。ロック板15には
第1の磁石14が取り付けられていて、クレセント錠4
Aが正常施錠位置(図1に示す状態)になると、磁石1
4は第1の磁気センサ12に対向する位置(換言すれ
ば、磁気センサ12に最も近く、磁界が最も強い位置)
になり、磁気センサ12をオン状態にする。すなわち、
磁気センサ12がオン状態であることが正常施錠位置で
あることを示す。磁気センサ12のオンを検知した制御
ユニット8は、ソレノイド10の発生磁界を制御してプ
ランジャ11aを前進位置とする。これにより、ストッ
パ11はロック板15の嵌合部(図示せず)に嵌合し、
クレセント錠4Aは回動しない固定状態になる。このと
き、ストッパ11に取り付けられている第2の磁石16
は第2の磁気センサ17に対向する位置にあり、磁気セ
ンサ17はオン状態になる。磁気センサ12, 17のオ
ンを検知した制御ユニット8は、クレセント錠装置は閉
鎖状態(クレセント錠4Aが正常施錠位置でかつプラン
ジャ11aが前進位置にある状態)にあることを認識す
ることができる。制御ユニット8は、上記各状態を示す
情報や自ら発生した情報を無線ユニット9のアンテナを
介して外部へ送信することができる。
【0037】図2は赤外線受光部2に赤外線信号を送出
することによりプランジャ11aの前進・後退を制御す
るリモコンを示す平面図である。図2において、18は
リモコン、19は赤外線投光部、20は赤外線の送信時
に送信状態であることを示す送信表示器、21は赤外線
を送信するための送信ボタンである。図2のリモコンに
おいて、クレセント錠装置1に対して指示信号を送信し
たいときは、送信ボタン21を押して赤外線投光部19
からクレセント錠装置1の赤外線受光部2に赤外線信号
を出射することにより行う。送信中は送信表示器20が
点灯する。
【0038】次にID書込みについて図面を用いて説明
する。図3は赤外線受光部に赤外線信号を送出すること
により制御ユニットに記憶された登録番号を更新するI
D書込み器を示す平面図である。ID書込み器は先述の
リモコンと共に窓ロック装置を構成する。図3におい
て、22はID書込み器、23はテンキー、24は送信
状態であることを示す送信表示器、25は赤外線投光
部、26はキー入力した内容を示すキー入力表示部であ
る。図3のID書込み器において、クレセント錠装置1
の登録番号を更新したいときは、テンキー操作で登録番
号をキー入力表示部26に表示した後に送信ボタン(た
とえばテンキーのいずれかのキー)を押して赤外線投光
部25からクレセント錠装置1の赤外線受光部2に赤外
線信号を出射することにより行う。送信中は送信表示器
24が点灯する。
【0039】次にクレセント錠装置の正常施錠について
図面を用いて説明する。図4(a)はクレセント錠4A
が正常施錠位置にあるときの要部正面図であり、図4
(b)はクレセント錠4Aが正常施錠位置にあるときの
ロック板等の位置を示す説明図である。図4において、
レバー部4、クレセント錠4A、かいがら部5、空施錠
防止用突起部6、ストッパ11、第1の磁気センサ(リ
ードスイッチ)12、ばね13、ロック板15、第1の
磁石14は、図1と同様のものなので、同一符号を付し
説明は省略する。15aはロック板15の嵌合部、27
は引違い窓の外窓にクレセント錠4Aに対向して配置さ
れるフック部、27aはフック部27の溝状に形成され
た嵌合部、28はクレセント錠4Aが施錠方向に回動す
るとき正常施錠位置でフック部27に当接するためにか
いがら部5の突起部5bの上に更に形成されたフック用
突起部である。
【0040】図4(a)に示すように、クレセント錠4
Aが正常施錠位置にあるときは、かいがら部5の突起部
5bの中央部がフック部27の嵌合部27aに嵌合して
おり、フック用突起部28は、図4(a)を紙面上から
見て、フック部27の嵌合部27aの右端に当接してお
り、クレセント錠4Aが過度に施錠方向に回転しないよ
うになっている。このとき、図4(b)に示すように、
ロック板15の磁石14は磁気センサ12に対向する位
置であり、この状態(正常施錠状態)では、第1の磁気
センサ12はオン(接点接触状態)となっている。ま
た、制御ユニット8はストッパ11を前進位置に制御し
ており、ストッパ11はロック板15の嵌合部15aに
嵌合している。
【0041】図5は窓ロック装置を構成するフック部2
7を示す平面図である。図5において、上方の方形部分
27bが外窓に対する取付け部分になっており、下方に
上述した嵌合部27aが形成されている。
【0042】次に、不正解錠操作が行われようとする際
のロック装置の動作について説明する。図6(a)はク
レセント錠4Aが不正解錠操作開始位置にあるときの要
部正面図であり、図6(b)はクレセント錠4Aが不正
解錠操作開始位置にあるときのロック板等の位置を示す
説明図である。図6において、レバー部4、クレセント
錠4A、かいがら部5、空施錠防止用突起部6、ストッ
パ11、第1の磁気センサ(リードスイッチ)12、ば
ね13、ロック板15、第1の磁石14、フック部2
7、フック用突起部28は図4と同様のものなので、同
一符号を付し、説明は省略する。
【0043】クレセント錠4Aが不正解錠操作開始位置
となるのは、例えば外窓を破壊してクレセント錠4Aを
強引に反施錠方向に回動させた場合である。図6(a)
に示すように、クレセント錠4Aが不正解錠操作開始位
置にあるときは、かいがら部5の突起部5bの中央部は
フック部27の嵌合部27aからずれた位置にあり、例
えばθ=−15度の位置である。このとき、図6(b)
に示すように、ロック板15の磁石14は第1の磁気セ
ンサ12に対向する位置とはなっておらず、磁石14が
第1の磁気センサ12から離間した分だけ第1の磁気セ
ンサ12における磁界強度が弱くなっており、この状態
では第1の磁気センサ12はオフ(接点開放状態)とな
っている。また、制御ユニット8は依然としてストッパ
11を前進位置に制御しており、ストッパ11はロック
板15の嵌合部に嵌合している。
【0044】次に空施錠の際のロック装置の動作につい
て説明する。図7(a)はクレセント錠4Aが空施錠位
置にあるときの要部正面図であり、図7(b)はクレセ
ント錠4Aが空施錠位置にあるときのロック板等の位置
を示す説明図である。図7において、レバー部4、クレ
セント錠4A、かいがら部5、空施錠防止用突起部6、
ストッパ11、第1の磁気センサ(リードスイッチ)1
2、ばね13、ロック板15、第1の磁石14、フック
部27、フック用突起部28は図4と同様のものなの
で、同一符号を付し、説明は省略する。
【0045】クレセント錠4Aが空施錠位置となるの
は、クレセント錠4Aがフック部27に対向しない位置
にあることによりクレセント錠4Aがフック部27の嵌
合部27aに嵌合しない場合である。図7(a)に示す
ように、クレセント錠4Aが空施錠位置にあるときは、
かいがら部5の半円形部分の中央部はフック部27の嵌
合部からずれた位置にあり(不正解錠操作の場合とは逆
の方向にずれた位置にあり)、例えばθ=+15度の位
置である。このとき、図7(b)に示すように、ロック
板15の磁石14は第1の磁気センサ12に対向する位
置とはなっておらず、磁石14が第1の磁気センサ12
から離間した分だけ第1の磁気センサ12における磁界
強度が弱くなっており、この状態では第1の磁気センサ
12はオフ(接点開放状態)となっている。
【0046】次に、クレセント錠装置の電気系統につい
て説明する。図8はクレセント錠装置1の電気系統を示
すブロック図である。図8において、赤外線受光部2、
表示器3、電池7、制御ユニット8、無線ユニット9、
ソレノイド10、第1の磁気センサ12、第2の磁気セ
ンサ17は図1と同様のものなので、同一符号を付し、
説明は省略する。30は電池7の電圧を監視する電池電
圧監視部、31は制御ユニット8により鳴動を制御され
るブザー、32は電波を送受信するアンテナである。
【0047】このように構成されたクレセント錠装置1
について、以下その動作を説明する。制御ユニット8
は、第1の磁気センサ12からオン信号(正常施錠状態
であることを示す信号)を入力すると、クレセント錠4
Aは、正常施錠状態であると判別し、無線ユニット9、
アンテナ32を介して後述の自動通報装置(図15参
照)にクレセント錠4Aの状態を含む信号を送信する。
制御ユニット8は、正常施錠状態であることを判別する
と、ソレノイド10を駆動して磁界を発生させ、ストッ
パ11を先端に付けたプランジャ11aを前進位置とす
る。プランジャ11aが前進位置になると、第2の磁石
16(図1参照)に対向する第2の磁気センサ17がオ
ン状態となり、クレセント錠4Aは固定状態となる。こ
の状態を含む信号も無線ユニット9、アンテナ32を介
して送信される。制御ユニット8は、赤外線受光部2か
ら赤外線信号を受光してソレノイド10を駆動制御する
ときも、表示器3を点灯して操作者に知らせる。また、
電池7の電圧が低下し、電池電圧監視部30が電池電圧
の低下を検出したときも、表示器3を点灯すると共に上
記自動通報装置に通知する。ブザー31は、表示器3の
点灯と共に鳴動する。
【0048】クレセント錠4Aの正常施錠状態の判別に
ついては上述したが、クレセント錠4Aの状態としては
他に、不正解錠操作状態と空施錠状態がある。不正解錠
操作状態は第1の磁気センサ12がオフで、第2の磁気
センサ17がオンの状態であり、判別は容易であるが、
空施錠状態は第1の磁気センサ12が瞬間的にオンとな
り、第2の磁気センサ17はオフである状態であるの
で、タイミング的に判別する必要がある。
【0049】空施錠状態の判別を図9を用いて説明す
る。図9は、第1の磁気センサ12およびホールド部
(図示せず)により発生する信号を示すタイミング図で
あり、図9(a)は正常施錠状態を示し、図9(b)は
空施錠状態、図9(c)はいたずらした状態、図9
(d)は誤操作の状態を示す。なお、ホールド部は、第
1の磁気センサ12がオン状態になった直後からの10
0ms間はオン信号を出力し、その後はオフ信号を出力
する。図9(a)に示すように、正常施錠状態では第1
の磁気センサ12は常にオン状態であり、オンを
「1」、オフを「0」として、磁気センサ12の出力信
号とホールド部の出力信号との論理積をとった場合は、
その論理積は常に「1」となり、正常施錠状態であるこ
とを判別することができる。
【0050】空施錠状態の場合は、図9(b)に示すよ
うに、瞬間だけオンとなることにより第1の磁気センサ
12は約100ms以下がオン状態であり、第1の磁気
センサ12の出力信号とホールド部の出力信号との論理
積は100ms後は「0」であり、その後も「0」とな
る。これにより、空施錠状態を判別することができる。
クレセント錠4Aを施錠方向または反施錠方向に回動さ
せるいたずらの場合は第1の磁気センサ12のオン状態
がやや長くなるが、空施錠状態と同様であるので、説明
は省略する。操作対象を間違える誤操作の場合は、図9
(d)に示すように、第1の磁気センサ12は100m
s以上オンとなるが、間違いに気づくことにより500
ms以上オン状態となることはないので、第1の磁気セ
ンサ12の出力信号とホールド部の出力信号との論理積
は100ms程度は「1」であり、500ms後は確実
に「0」となる。これにより、誤操作を判別することが
できる。不正解錠操作状態は、上述したように、磁気セ
ンサ12がオフで、ホールド部もオフであるので、容易
に判別することができる。
【0051】図10(a)はクレセント錠装置1とフッ
ク部27との関係を示す正面図であり、図10(b)は
クレセント錠4Aが空施錠状態にあるときを詳細に示す
要部側面図であり、図10(c)はクレセント錠4Aが
正常施錠位置にあるときを詳細に示す側面図である。図
11(a)はクレセント錠4Aが空施錠状態にあるとき
を詳細に示す説明図であり、図11(b)はクレセント
錠4Aが正常施錠位置にあるときを詳細に示す説明図で
ある。図10、図11において、レバー部4、クレセン
ト錠4A、かいがら部5、空施錠防止用突起部6、第1
の磁気センサ(リードスイッチ)12、ロック板15、
第1の磁石14、フック部27、フック用突起部28は
図4と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略
する。
【0052】図10(b)に示すようにクレセント錠4
Aが空施錠状態にあるときは、レバ部4は筐体の長手方
向に対してθ=約15度傾き、かいがら部5が空施錠防
止用突起部6に当接している。このとき、図11(a)
に示すように、ロック板15の磁石14も磁気センサ1
2に対して傾いており、第1の磁気センサ12から離間
した状態で、第1の磁気センサ12はオフとなってい
る。図10(c)に示す正常施錠状態では、レバー部4
は筐体の長手方向に対して傾きが無く、かいがら部5も
空施錠防止用突起部6に当接していない。このとき、図
11(b)に示すように、ロック板15の磁石14は磁
気センサ12に対向しており、磁気センサ12はオンと
なっている。これが、空施錠と正常施錠との相違であ
る。
【0053】図12(a)は図4等に示すフック用突起
部28の変形例を示す正面図であり、図12(b)はそ
の側面図、図12(c)はその平面図である。図12に
おいて、レバー部4、クレセント錠4A、かいがら部
5、フック部27は図4と同様のものなので、同一符号
を付し、説明は省略する。29はフック用突起部28の
変形例としてのフック用突起部である。図12に示すよ
うに、フック用突起部29は、かいがら部5のスリット
29aを介してねじと舌片を有したナット29bとを結
合したものであり、かいがら部5の嵌合部に容易に当接
するようになっている。また、ねじとナットとはスリッ
トを介して結合しているので、結合を外して左右に移動
させることが容易であり、クレセント錠4Aとフック部
27との相対的位置の調整が容易になる。
【0054】図13はクレセント錠装置1とID書込み
器22とを示す説明図である。図13において、クレセ
ント錠装置1、赤外線受光部2、表示器3、クレセント
錠4A、ID書込み器22、赤外線投光部25、テンキ
ー23、送信表示器24は図1、図3と同様のものなの
で、同一符号を付し、説明は省略する。IDの書替え方
法について図面を用いて説明する。まず、クレセント錠
装置1を書込みモードに設定する。書込みモードは所定
時間維持され、その間LED(表示器)3が点滅する。
所定時間を経過すると、警備モードに自動的に切り替わ
る。書込みモード中に、ID書込み器22によりID番
号をテンキー23より打ち込み、その後クレセント錠装
置1の赤外線受光部2にID書込み器22を対向させ赤
外線を使用してID番号を送信する。ID番号は、第1
のID番号と第2のID番号とがある。第1のID番号
はID書込み器22の機体番号であり、第2のID番号
はユーザ側のリモコン18のID番号である。ID書込
み器22に第1のID番号を打ち込み、これをクレセン
ト錠装置1に送信する。次に、第2のID番号を打ち込
み、同様にクレセント錠装置1に送信する。それぞれの
ID番号毎に正常受信した場合は、書込み完了を規定の
音(ブザー音)でしらせる。正常受信しない場合は、書
込みは行わず、規定の音も鳴らない。
【0055】次に、二重ロックの解除方法について、図
面を用いて説明する。図14はクレセント錠装置1とリ
モコン18とを示す説明図である。図14において、ク
レセント錠装置1、赤外線受光部2、クレセント錠4
A、リモコン18、赤外線投光部19、送信ボタン21
は図1、図2と同様のものなので、同一符号を付し、説
明は省略する。クレセント錠4Aがフック部27に嵌合
するロック状態を第1のロック状態とし、プランジャ1
1aのストッパ11がロック板15の嵌合部に嵌合する
ロック状態を第2のロック状態とすれば、第1のロック
状態の解除はクレセント錠4Aを反施錠方向に回動させ
ることにより行うことができるが、第2のロック状態を
解除することは、クレセント錠装置1で行うことはでき
ず、この解除は、リモコン18から赤外線信号を赤外線
受光部2に投光することにより行う。リモコン18にお
いては、赤外線受光部2にリモコン18を対向させて送
信ボタン21を押せば、クレセント錠装置1にID番号
が送られる。クレセント錠装置1はこのID番号を受信
し、事前に登録したID番号(登録番号)と照合し、一
致すれば、プランジャ11aを引き下げて(後退させ
て)ストッパ11を下方に移動させ、クレセント錠4A
の回転を阻止しないようにすることができる。登録番号
が一致しないときはプランジャ11aは動作せず、第2
のロック状態は解除されない。
【0056】図15は、上記クレセント錠装置1の複数
台を用いる窓ロック状態通報システムを示す構成図であ
る。図15において、1a、1b、1cは図1、図8で
示したクレセント錠装置、100は複数の窓ロック装置
(すなわち複数のクレセント錠装置)1a、1b、1c
との間で無線の送受信を行う自動通報装置、101は窓
ロック装置1a、1b、1cからの電波をアンテナ10
4で受信して窓ロック装置1a、1b、1cの固有番号
を含む信号を復調する受信部、102は受信部101で
復調された信号に基づいて各種の処理を行う制御部、1
03は外部に対して通報を行う通報部、105は外部通
報のためのアンテナ、106は制御部102における処
理結果に応じて警報を行う警報器である。通報部103
はアンテナ105に接続されると共に有線の電話回線に
接続されている。
【0057】以上のように構成された窓ロック状態通報
システムについて、その動作を説明する。クレセント錠
装置1からの電波信号は、アンテナ104で受信され、
復調される。クレセント錠装置1から自動通報装置10
0への送信は、定期的に行ってもよく、定期的通信にお
いて異常が発生した場合には、その定期的通信に対して
割込み通信を行ってもよい。例えば今クレセント錠装置
1cが自動通報装置100と定期的通信を行っている際
に、クレセント錠装置1bに異常が発生した場合、次の
定期的通信の順番はクレセント錠装置1aであるが、そ
の順番とはならず、クレセント錠装置1cの次にクレセ
ント錠装置1bが自動通報装置100と通信を行うこと
になる。受信部101で復調された信号は制御部102
に入力され、制御部102は、この復調信号に基づいて
処理を行う。処理結果は通報部103に通知され、また
必要に応じて警報器106により警報音を発する。通報
部103は、PHSや携帯電話機などの携帯型電話機と
しての機能を有し、アンテナ105を介して外部の一般
電話機やパソコンに接続可能で、またインターネットと
も接続可能である。通報部103は、また有線の電話回
線にも接続されていて、この電話回線を介する通信も可
能である。
【0058】次に、制御ユニット8について、その構成
を図16〜図20を用いて説明する。図16は制御ユニ
ット8の基本構成を示す機能ブロック図であり、図17
は書込処理手段の構成を示す機能ブロック図、図18は
待機処理手段を示す機能ブロック図、図19は施錠判定
処理手段を示す機能ブロック図、図20は警備処理手段
(不正解錠操作判定手段)を示す機能ブロック図であ
る。図16〜図20において、81は書込み器IDとリ
モコンIDとをID格納メモリ8aに格納する書込処理
手段、82は空施錠か正常施錠かを判定し、空施錠の場
合には警報する待機処理手段、83は不正解錠操作が行
われたか否かを判定する警備処理手段、84は空施錠か
正常施錠かを判定する施錠判定処理手段、811は計時
を行うタイマ手段、812は書込モードか否かを判定す
るモード判定手段、813は受信したか否かを判定する
と共に第1回目の受信か第2回目の受信かを判定する受
信判定手段、814は受信したIDを抽出するID抽出
手段、815は上記第1回目の受信の場合には抽出した
IDを書込み器IDとしてID格納メモリ8aに格納す
ると共に第2回目の受信の場合には抽出したIDをリモ
コンIDとしてID格納メモリ8aに格納する記憶手
段、821はフラグのセット、リセットを判定するフラ
グ判定手段、822は電池電圧を判定する電池電圧判定
手段、823は外部へ送信するためのコードを設定する
コード設定手段、824は警報を行う警報手段、831
はソレノイド10を駆動するソレノイド駆動手段、83
2はIDを判定するID判定手段、841は初期化を行
う初期化手段、842はフラグをセットまたはリセット
するフラグ設定手段、843は磁気センサ(リードスイ
ッチ)12、17のオン・オフを判定する磁気センサ判
定手段、844はコードを設定するコード設定手段であ
る。
【0059】次に、このように構成された制御ユニット
8について、その動作を図21〜図25を用いて説明す
る。図21は書込処理手段81の動作を示すフローチャ
ートであり、図22は待機処理手段82と警備処理手段
83との動作順序を示すフローチャート、図23は待機
処理手段82の動作を示すフローチャート、図24は施
錠判定処理手段84の動作を示すフローチャート、図2
5は警備処理手段83の動作を示すフローチャートであ
る。
【0060】まず書込処理手段81の動作を図21を用
いて説明する。図21において、まず、タイマ手段81
1は、図示しないタイマを所定の時間(例えば30秒)
にセットする(S11)。次に、モード判定手段812
は、ID書込モードか否かを判定する(S12)。これ
は、磁気センサ12、17のオン、オフを判定すること
により行い、磁気センサ12がオン(つまりクレセント
錠4Aが正常施錠状態)で、磁気センサ17がオフの場
合に、ID書込モードであると判定する。ID書込モー
ドと判定した場合はステップS13へ移行し、ID書込
モードでないと判定した場合は後述の待機処理(図22
参照)へ移行する。ステップS13において、受信判定
手段813は、ID書込み器22からの赤外線信号を赤
外線受光部2で受信したか否かを判定し、受信した場合
には、その受信が第1回目の受信か否かを判定する(受
信判定ステップ)。受信したと判定するまではステップ
S13の判定を所定の時間続行する(S14)。ステッ
プS14で、タイマ手段811により所定の時間が経過
したと判定したときは、書込処理を終了する。次に、I
D抽出手段814は受信したIDを抽出し(S15)、
記憶手段815は抽出したIDを第1のID(ID書込
み器22のID、書込み器ID)としてID格納メモリ
8aに格納する(S16、記憶ステップ)。次に、受信
判定手段813は、ID書込み器22からの赤外線信号
を赤外線受光部2で受信したか否かを判定し、受信した
場合には、その受信が第2回目の受信か否かを判定する
(S17、受信判定ステップ)。受信したと判定するま
ではステップS17の判定を所定の時間続行する(S1
8)。次に、ID抽出手段814は受信したIDを抽出
し(S19)、記憶手段815は抽出したIDを第2の
ID(リモコン18のID、リモコンID)としてID
格納メモリ8aに格納し(S20、記憶ステップ)、書
込処理を終了する。ステップS18で、タイマ手段81
1により所定の時間が経過したと判定したときは、書込
処理を終了する。
【0061】図21の書込処理手段81の動作が完了し
たら、制御ユニット8は、図22に示す待機処理手段8
2と警備処理手段83との動作(待機処理ステップS1
と警備処理ステップS2)に移行する。図22に示すよ
うに、待機処理手段82と警備処理手段83との動作に
移行後は、電池電源がオフとなるまでは、書込処理手段
81の動作に戻ることはない。待機処理手段82と警備
処理手段83との動作を図23〜図25を用いて説明す
る。
【0062】図23において、まず、施錠判定処理手段
84は空施錠か正常施錠かを判定する(S21、施錠判
定処理ステップ)。次に、フラグ判定手段821は、施
錠フラグがセット状態か否か(つまりクレセント錠4A
が正常施錠状態か否か)を判定する(S22)。ステッ
プS22において施錠フラグがセット状態でないと判定
された場合には、電池電圧判定手段822は電池7の電
圧が正常か否かを電池電圧監視部30を介して判定し
(S23)、電池7の電圧が正常でない場合にはコード
設定手段823は電池電圧が低下していることを示すコ
ードを設定し(S24)、警報手段824は設定された
コードを無線ユニット9を介して送信すると共に、ブザ
ー31を鳴動させ、LED3を点灯させる(S25、警
報ステップ)。ステップS23において電池電圧が正常
であると判定したときはステップS21に戻り、また、
ステップS22において施錠フラグがセット状態である
と判定した場合には次の警備処理S2へ移行する。
【0063】次に、施錠判定処理手段84の動作(施錠
判定処理ステップS21)について図24を用いて説明
する。図24において、まず、初期化手段841は送信
をオフとし、ブザー鳴動・LED点灯をオフとする(S
31)。次に、フラグ設定手段842は、磁気センサ1
2のオンフラグ(第1の磁気センサオンフラグ)をリセ
ットとし、施錠フラグをリセットする(S32)。次
に、磁気センサ判定手段843は磁気センサ12がオン
か否かを判定し(S33、磁気センサ判定ステップ)、
オンと判定した場合にはフラグ設定手段842は第1の
磁気センサオンフラグをセットとし(S34)、タイマ
手段811はタイマに所定の時間(ここでは100m
s)をセットする(S35)。磁気センサ12がオフの
場合はステップS22へ移行する。ステップS35でタ
イマに所定の時間をセットして100msを経過した後
(S36)、磁気センサ判定手段843は再び磁気セン
サ12がオンか否かを判定する(S37、磁気センサ判
定ステップ)。次に、磁気センサ12がオンであれば、
タイマ手段811がタイマセットから500ms経過し
たと判定したとき(S38、S39)、さらに再び磁気
センサ判定手段843は磁気センサ12がオンか否かを
判定する(S40、磁気センサ判定ステップ)。磁気セ
ンサ12がオンであれば、フラグ設定手段842は正常
施錠状態であると判定し、施錠フラグをセットとし(S
41)、磁気センサ12がオフであれば、フラグ設定手
段842は正常施錠状態でないと判定し、ステップS2
2へ移行する。ステップS37において磁気センサ12
がオフであると判定したときは、クレセント錠4Aが瞬
間的に正常施錠状態となる空施錠状態であると判定さ
れ、コード設定手段823は空施錠を示すコードを設定
し(S42)、警報手段824は設定されたコードを無
線ユニット9を介して送信すると共に、ブザー31を鳴
動させ、LED3を点灯させる(S43、警報ステッ
プ)。その後、ステップS22へ移行する。
【0064】最後に、警備処理手段83の動作(警備処
理ステップS2)について図25を用いて説明する。図
25において、まず、警報手段824は、二重ロック施
錠を行うことを通知する報知音をブザー31で鳴動させ
る(S51)。次に、タイマ手段811はタイマをセッ
ト(ここでは2秒前後にセット)し(S52)、ソレノ
イド駆動手段831はソレノイドをオン状態にし、プラ
ンジャ11aを前進位置(クレセント錠4Aを固定する
位置)にする(S53)。次に、磁気センサ判定手段8
43は第2の磁気センサ17がオンか否かを判定する
(S54)。磁気センサ17がオンと判定するまではス
テップS54の判定を所定の時間(約2秒)続行する
(S55)。磁気センサ17オフの状態が所定の時間以
上に継続した場合は、コード設定手段844は、二重ロ
ック施錠されなかったことを示すコードをセットし(S
56)、警報手段824は、設定されたコードを無線ユ
ニット9を介して送信すると共に、ブザー31を鳴動さ
せ、LED3を点灯させ(S57、警報ステップ)、ス
テップS58へ移行する。ステップS54で磁気センサ
17がオンであると判定されたときは直ちにステップS
58へ移行する。
【0065】ステップS58では、リモコン18からの
赤外線信号を赤外線受光部2で受信したか否か(つまり
リモコン18から二重ロック解錠が指示されたか否か)
を判定する。受信しなかったと判定した場合、磁気セン
サ判定手段843は、磁気センサ12がオンか否かを判
定し(S59、磁気センサ判定ステップ)、磁気センサ
12がオンの場合には磁気センサ17がオンか否かを判
定する(S61、磁気センサ判定ステップ)。磁気セン
サ12がオフと判定した場合、コード設定手段844
は、第1の不正解錠操作状態(クレセント錠4Aの不正
解錠操作状態)であることを示すコードを設定し(S6
0)、ステップS57へ移行する。磁気センサ12がオ
ンで磁気センサ17がオフと判定した場合、コード設定
手段844は、第2の不正解錠操作状態(プランジャ1
1aを手動で後退位置にした状態)であることを示すコ
ードを設定し(S62)、ステップS57へ移行する。
磁気センサ12、17共にオンで電池7の電圧が異常で
あると電池電圧判定手段822が判定した場合(電池7
の電圧が低下したと判定した場合)には(S63)、コ
ード設定手段844は電池電圧低下を示すコードをセッ
トし(S64)、ステップS57へ移行する。電池7の
電圧は低下していないと判定した場合はステップS63
からステップS58へ移行する。
【0066】ステップS58で、リモコン18からの赤
外線信号を赤外線受光部2で受信したと判定した場合、
ID抽出手段814はリモコンIDを抽出し(S6
5)、ID判定手段832は、抽出したリモコンIDが
ID格納メモリ8aに格納されているリモコンIDと一
致するか否かを判定し(S66)、一致したと判定した
ときは、警報手段824は、二重ロックが解錠されたこ
とをブザー31の鳴動による報知音で報知する(S6
7、警報ステップ)。次に、初期化手段841は、送信
をオフとし、ブザー鳴動・LED点灯をオフとする(S
68)。次に、タイマ手段811はタイマをセット(こ
こでは2秒前後にセット)し(S69)、ソレノイド駆
動手段831はソレノイドをオフ状態にし、プランジャ
11aを後退位置(クレセント錠4Aの固定状態を解除
する位置)にする(S70)。次に、磁気センサ判定手
段843は第2の磁気センサ17がオフか否かを判定す
る(S71、磁気センサ判定ステップ)。磁気センサ1
7がオフと判定するまではステップS71の判定を所定
の時間(約2秒)続行する(S72)。磁気センサ17
オンの状態が所定の時間以上に継続した場合は、コード
設定手段844は、二重ロックが解除されなかったこと
を示すコードを設定し(S73)、ステップS57へ移
行する。ステップS71で磁気センサ17がオフである
と判定された場合、タイマ手段811はタイマをセット
(ここでは10秒にセット)し(S74)、磁気センサ
判定手段843は第1の磁気センサ12がオフか否かを
判定する(S75、磁気センサ判定ステップ)。磁気セ
ンサ12がオフと判定するまではステップS75の判定
を所定の時間(10秒)続行し(S76)、所定の時間
経過した場合にはステップS51へ戻る。ステップS7
5で磁気センサ12がオフと判定された場合は、ステッ
プS21へ戻る。
【0067】以上のように本実施の形態によれば、引違
い窓の内窓に筐体が取り付けられたクレセント錠装置1
と、引違い窓の外窓に取り付けられたフック部27とを
有し、クレセント錠装置1は、筐体に回動自在に取り付
けられた略半円形の板状部および板状部の外縁に形成さ
れた略半円形の突起部を有するかいがら部5とかいがら
部5を回動させるためのレバー部4とかいがら部5と共
に回動する磁石付きのロック板15とから成るクレセン
ト錠4Aと、クレセント錠4Aが正常施錠位置であると
きにロック板15の磁石14に対向する位置に来るよう
に配設された第1の磁気センサ12と、全体を制御する
制御ユニット8と、制御ユニット8により発生磁界が制
御されるソレノイド10と、ソレノイド10の発生磁界
により前進また後退するプランジャ11aと、プランジ
ャ11aが前進位置にあるときプランジャ11aの磁石
16に対向する位置に来るように配設された第2の磁気
センサ17と、クレセント錠4Aが施錠方向に過度に回
動したときかいがら部5が当接するように筐体に形成さ
れた空施錠防止用突起部6とを有し、略半円形の突起部
は施錠方向に回動するとき正常施錠位置でフック部27
に当接するために更に高く形成されたフック用突起部2
8を備え、ロック板15はプランジャ11aが嵌合する
嵌合部15aを備えたことにより、フック部27がクレ
セント錠4Aに対して正確な位置にある場合には、クレ
セント錠4Aが正常施錠位置になると、フック用突起部
28がフック部27に当接することにより、クレセント
錠4Aは正常施錠位置に止まり、クレセント錠4Aが正
常施錠位置であることを第1の磁気センサ12は検知し
て制御ユニット8に知らせることができ、制御ユニット
8は、クレセント錠4Aが正常施錠位置にあると判定し
たときは、ソレノイド10を駆動してプランジャ11a
によりロック板15を固定、つまりクレセント錠4Aを
固定することができるので、クレセント錠4Aを外部か
ら不正に操作して解錠しようとしても、ロック板15が
プランジャ11aで固定されていることにより、クレセ
ント錠4Aを解錠状態にすることができず、また、第1
の磁気センサ12が正常施錠位置を検知していないとき
は空施錠状態か不正解錠操作状態であり、空施錠状態で
は第1の磁気センサ12が瞬間的に正常施錠位置を検知
するので、その状態を検知することにより空施錠状態を
判別し報知することができる。また不正解錠操作状態で
は第2の磁気センサ17がプランジャ11aの前進位置
を検知しているにもかかわらず第1の磁気センサ12は
正常施錠位置を検知していないので、その状態を検知す
ることにより不正解錠操作状態を判別し報知することが
できる。
【0068】また、制御ユニット8は、クレセント錠4
Aが正常施錠状態であることを第1の磁気センサ12が
検知したとき、正常施錠状態であることを第1の磁気セ
ンサ12の検知時から所定時間だけ保持するホールド部
を有することにより、クレセント錠4Aの正常施錠状態
が所定時間だけ保持されるので、クレセント錠4Aが瞬
間的に正常施錠状態となっても、その状態は所定時間だ
け保持され、クレセント錠4Aの所定時間前の状態と現
在状態とを比較すれば、瞬間的に正常施錠状態を通過す
る空施錠状態か否かの判別を正確に行うことができる。
さらに、外部からの赤外線を受光する赤外線受光部2を
備えたことにより、信号を赤外線に乗せて送信する装置
であれば、種々の指令を赤外線受光部2を介して制御ユ
ニット8に伝えることができるので、制御ユニット8は
上記種々の指令にもとづく種々の処理を行うことができ
る。
【0069】さらに、赤外線受光部2に赤外線信号を送
出することによりプランジャ11aの前進・後退を制御
するリモコン18と、赤外線受光部2に赤外線信号を送
出することにより制御ユニット8に記憶された登録番号
を更新するID書込み器22とを備えたことにより、プ
ランジャ11aを前進させてロック板15を嵌合状態に
してクレセント錠4Aを固定状態にしたり、プランジャ
11aを後退させてロック板15を嵌合状態から解放し
てクレセント錠4Aを開放状態にしたりすることを容易
に行うことができる。また、リモコンのID番号に合致
するように登録番号を更新することができる。さらに、
制御ユニット8からの信号を電波として送信する無線ユ
ニット9とアンテナ32とを備えたことにより、制御ユ
ニット8は、受信した情報や自らが発生した情報を外部
へ送信することができる。
【0070】さらに、複数の窓ロック装置と、複数の窓
ロック装置1a〜1cとの間で無線の送受信を行う自動
通報装置100とから成る窓ロック状態通報システムで
あって、自動通報装置100は、窓ロック装置1a〜1
cからの電波を受信して窓ロック装置1a〜1cの固有
番号を含む信号を復調する受信部101と、受信部10
1で復調された信号に基づいて各種の処理を行う制御部
102と、外部に対して通報を行う通報部103とを有
することにより、受信部101と制御部102と通報部
103という簡単な構成で、複数の窓ロック装置1a〜
1cから受信したクレセント錠4Aの状態情報や自らが
発生した情報を正確に外部へ通報することができる。
【0071】さらに、通報部103は、外部通報のため
のアンテナ105と有線の電話回線とに接続され、PH
Sや携帯電話機などの携帯型電話機との通信を外部通報
のためのアンテナ105を介して行うと共に、電話回線
を介する通信を行うことにより、複数の窓ロック装置1
a〜1cから受信したクレセント錠4Aの状態情報や自
らが発生した情報を正確にPHSや携帯電話機、パソコ
ン、一般電話機へ通報することができる。
【0072】さらに、制御部102における処理結果に
応じて警報を行う警報器106を備えたことにより、窓
ロック装置1a、1bまたは1cに異常が発生した場合
に直ちに知ることができる。さらに、制御ユニット8
は、書込み器IDとリモコンIDとをID格納メモリ8
aに格納する書込処理手段81を有することにより、後
にID書込み器を特定することができるので、ID書込
み器による不正使用を防止することができ、またリモコ
ンからの信号を受信した場合に、そのリモコンのIDを
照合することができるので、適正なリモコンか否かを判
定することができる。さらに、制御ユニット8は、空施
錠か正常施錠かを判定し、空施錠の場合には警報する待
機処理手段82と、不正解錠操作が行われたか否かを判
定し、不正解錠操作が行われたと判定した場合には警報
する警備処理手段83とを有することにより、空施錠と
正常施錠と不正解錠操作とを判別することができるの
で、それぞれに応じた対策を講じることができる。
【0073】さらに、書込処理手段81は、第1回目の
受信か第2回目の受信かを判定する受信判定手段813
と、第1回目の受信の場合には抽出したIDを書込み器
IDとしてID格納メモリ8aに格納すると共に第2回
目の受信の場合には抽出したIDをリモコンIDとして
ID格納メモリ8aに格納する記憶手段815とを有す
ることにより、書込み器IDとリモコンIDとを確実に
ID格納メモリ8aに格納することができる。さらに、
待機処理手段82は、空施錠か正常施錠かを判定する施
錠判定処理手段84と、空施錠の場合には警報を行う警
報手段824とを有することにより、空施錠をユーザに
通知することができる。さらに、施錠判定処理手段84
は、クレセント錠4Aの位置が所定範囲の位置か否かを
判定する磁気センサ判定手段843を有することによ
り、クレセント錠の位置を正確に知ることができるの
で、空施錠か正常施錠かを正確に知ることができる。
【0074】さらに、警備処理手段83は、クレセント
錠4Aの位置が所定範囲内の位置であると共にプランジ
ャ11aの位置がクレセント錠4Aを固定する位置であ
る二重ロック施錠状態になった後にリモコン18からの
受信があったか否かを判定する受信判定手段813と、
リモコン18からの受信無しと判定した場合にクレセン
ト錠4Aの位置が所定範囲の位置に無い第1の不正解錠
操作状態か又はプランジャ11aの位置がクレセント錠
4Aを固定する位置に無い第2の不正解錠操作状態かを
判定する磁気センサ判定手段843と、第1の不正解錠
操作状態または第2の不正解錠操作状態である場合には
警報を行う警報手段824とを有することにより、第1
の不正解錠操作状態、第2の不正解錠操作状態を正確に
判定することができ、その判定結果をユーザに通知する
ことができる。
【0075】さらに、警報手段824は、ブザー31を
鳴動させLED3を点灯すると共に異常であることを外
部へ無線または有線の信号で通知することにより、窓ロ
ック装置が異常か否かを内容を含めて正確にユーザに通
知することができる。さらに、図21〜図25に示す窓
ロック方法の各ステップを実行するためのプログラムを
制御ユニット8のマイコンに記録すれば、上記窓ロック
方法を任意の場所、任意の時間に実行することができ
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の窓ロック装置によれば、引違い窓をロックするた
めの窓ロック装置であって、引違い窓の内窓に筐体が取
り付けられたクレセント錠装置と、引違い窓の外窓に取
り付けられたフック部とを有し、クレセント錠装置は、
筐体に回動自在に取り付けられた略半円形の板状部およ
び板状部の外縁に形成された略半円形の突起部を有する
かいがら部とかいがら部を回動させるためのレバー部と
かいがら部と共に回動する磁石付きのロック板とから成
るクレセント錠と、クレセント錠が正常施錠位置である
ときにロック板の磁石に対向する位置に来るように配設
された第1の磁気センサと、全体を制御する制御ユニッ
トと、制御ユニットにより発生磁界が制御されるソレノ
イドと、ソレノイドの発生磁界により前進また後退する
プランジャと、プランジャが前進位置にあるときプラン
ジャの磁石に対向する位置に来るように配設された第2
の磁気センサと、クレセント錠が施錠方向に過度に回動
したときかいがら部が当接するように筐体に形成された
空施錠突起部とを有し、略半円形の突起部は施錠方向に
回動するとき正常施錠位置でフック部に当接するために
更に高く形成されたフック用突起部を備え、ロック板は
プランジャが嵌合する嵌合部を備えたことにより、フッ
ク部がクレセント錠に対して正確な位置にある場合に
は、クレセント錠が正常施錠位置になると、フック用突
起部がフック部に当接することにより、クレセント錠は
正常施錠位置に止まり、クレセント錠が正常施錠位置で
あることを第1の磁気センサは検知して制御ユニットに
知らせることができ、制御ユニットは、クレセント錠が
正常施錠位置にあると判定したときは、ソレノイドを駆
動してプランジャによりロック板を固定、つまりクレセ
ント錠を固定することができるので、クレセント錠を外
部から不正に操作して解錠しようとしても、ロック板が
プランジャで固定されていることにより、クレセント錠
を解錠状態にすることができず、また、第1の磁気セン
サが正常施錠位置を検知していないときは空施錠状態か
不正解錠操作状態であり、空施錠状態では第1の磁気セ
ンサが瞬間的に正常施錠位置を検知するので、その状態
を検知することにより空施錠状態を判別することがで
き、また不正解錠操作状態では第2の磁気センサがプラ
ンジャの前進位置を検知しているにもかかわらず第1の
磁気センサは正常施錠位置を検知していないので、その
状態を検知することにより不正解錠操作状態を判別する
ことができるという有利な効果が得られる。
【0077】請求項2に記載の窓ロック装置によれば、
請求項1に記載の窓ロック装置において、制御ユニット
は、クレセント錠が正常施錠状態であることを第1の磁
気センサが検知したとき、正常施錠状態であることを第
1の磁気センサの検知時から所定時間だけ保持するホー
ルド部を有することにより、クレセント錠の正常施錠状
態が所定時間だけ保持されるので、クレセント錠が瞬間
的に正常施錠状態となっても、その状態は所定時間だけ
保持され、クレセント錠の所定時間前の状態と現在状態
とを比較すれば、瞬間的に正常施錠状態を通過する空施
錠状態か否かの判別を正確に行うことができるという有
利な効果が得られる。
【0078】請求項3に記載の窓ロック装置によれば、
請求項1または2に記載の窓ロック装置において、外部
からの赤外線を受光する赤外線受光部を備えたことによ
り、信号を赤外線に乗せて送信する装置であれば、種々
の指令を赤外線受光部を介して制御ユニットに伝えるこ
とができるので、制御ユニットは上記種々の指令にもと
づく種々の処理を行うことができるという有利な効果が
得られる。
【0079】請求項4に記載の窓ロック装置によれば、
請求項3に記載の窓ロック装置において、赤外線受光部
に赤外線信号を送出することによりプランジャの前進・
後退を制御するリモコンと、赤外線受光部に赤外線信号
を送出することにより制御ユニットに記憶された登録番
号を更新するID書込み器とを備えたことにより、プラ
ンジャを前進させてロック板を嵌合状態にしてクレセン
ト錠を固定状態にしたり、プランジャを後退させてロッ
ク板を嵌合状態から解放してクレセント錠を開放状態に
したりすることを容易に行うことができるという有利な
効果が得られる。また、リモコンのID番号に合致する
ように登録番号を更新することができるという有利な効
果が得られる。
【0080】請求項5に記載の窓ロック装置によれば、
請求項1乃至4のいずれか1に記載の窓ロック装置にお
いて、制御ユニットからの信号を電波として送信する無
線ユニットとアンテナとを備えたことにより、制御ユニ
ットは、受信した情報や自らが発生した情報を外部へ送
信することができるという有利な効果が得られる。請求
項6に記載の窓ロック状態通報システムによれば、複数
の窓ロック装置と、複数の窓ロック装置との間で無線の
送受信を行う自動通報装置とから成る窓ロック状態通報
システムであって、自動通報装置は、窓ロック装置から
の電波を受信して窓ロック装置の固有番号を含む信号を
復調する受信部と、受信部で復調された信号に基づいて
各種の処理を行う制御部と、外部に対して通報を行う通
報部とを有することにより、複数の窓ロック装置から受
信したクレセント錠の状態情報や自らが発生した情報を
正確に外部へ通報することができるという有利な効果が
得られる。
【0081】請求項7に記載の窓ロック状態通報システ
ムによれば、請求項6に記載の窓ロック状態通報システ
ムにおいて、通報部は、外部通報のためのアンテナと有
線の電話回線とに接続され、PHSや携帯電話機などの
携帯型電話機との通信を外部通報のためのアンテナを介
して行うと共に、電話回線を介する通信を行うことによ
り、複数の窓ロック装置から受信したクレセント錠の状
態情報や自らが発生した情報を正確にPHSや携帯電話
機、パソコン、一般電話機へ通報することができるとい
う有利な効果が得られる。
【0082】請求項8に記載の窓ロック状態通報システ
ムによれば、請求項6または7に記載の窓ロック状態通
報システムにおいて、制御部における処理結果に応じて
警報を行う警報器を備えたことにより、窓ロック装置に
異常が発生した場合に直ちに知ることができるという有
利な効果が得られる。
【0083】請求項9に記載の窓ロック装置によれば、
引違い窓をロックするための窓ロック装置であって、引
違い窓の内窓に筐体が取り付けられたクレセント錠装置
と、引違い窓の外窓に取り付けられクレセント錠装置の
クレセント錠が嵌合するフック部と、クレセント錠装置
をリモートコントロールするリモコンと、クレセント錠
装置にリモコンのIDであるリモコンIDと自分自身の
IDである書込み器IDとを与えるID書込み器とを有
し、クレセント錠装置は、クレセント錠を固定するプラ
ンジャと、書込み器IDとリモコンIDとを格納するI
D格納メモリを有し全体を制御する制御ユニットとを備
え、制御ユニットは、書込み器IDとリモコンIDとを
ID格納メモリに格納する書込処理手段を有することに
より、後にID書込み器を特定することができるので、
ID書込み器による不正使用を防止することができ、ま
たリモコンからの信号を受信した場合に、そのリモコン
のIDを照合することができるので、適正なリモコンか
否かを判定することができるという有利な効果が得られ
る。
【0084】請求項10に記載の窓ロック装置によれ
ば、請求項9に記載の窓ロック装置において、制御ユニ
ットは、空施錠か正常施錠かを判定し、空施錠の場合に
は警報する待機処理手段と、不正解錠操作が行われたか
否かを判定し、不正解錠操作が行われたと判定した場合
には警報する警備処理手段とを有することにより、空施
錠と正常施錠と不正解錠操作とを判別することができる
ので、それぞれに応じた対策を講じることができるとい
う有利な効果が得られる。
【0085】請求項11に記載の窓ロック装置によれ
ば、請求項9または10に記載の窓ロック装置におい
て、書込処理手段は、第1回目の受信か第2回目の受信
かを判定する受信判定手段と、第1回目の受信の場合に
は抽出したIDを書込み器IDとしてID格納メモリに
格納すると共に第2回目の受信の場合には抽出したID
をリモコンIDとしてID格納メモリに格納する記憶手
段とを有することにより、書込み器IDとリモコンID
とを確実にID格納メモリに格納することができるとい
う有利な効果が得られる。
【0086】請求項12に記載の窓ロック装置によれ
ば、請求項10または11に記載の窓ロック装置におい
て、待機処理手段は、空施錠か正常施錠かを判定する施
錠判定処理手段と、空施錠の場合には警報を行う警報手
段とを有することにより、空施錠をユーザに通知するこ
とができるという有利な効果が得られる。
【0087】請求項13に記載の窓ロック装置によれ
ば、請求項12に記載の窓ロック装置において、施錠判
定処理手段は、クレセント錠の位置が所定範囲の位置か
否かを判定する磁気センサ判定手段を有することによ
り、クレセント錠の位置を正確に知ることができるの
で、空施錠か正常施錠かを正確に知ることができるとい
う有利な効果が得られる。
【0088】請求項14に記載の窓ロック装置によれ
ば、請求項10乃至13のいずれか1に記載の窓ロック
装置において、警備処理手段は、クレセント錠の位置が
所定範囲内の位置であると共にプランジャの位置がクレ
セント錠を固定する位置である二重ロック施錠状態にな
った後にリモコンからの受信があったか否かを判定する
受信判定手段と、リモコンからの受信無しと判定した場
合にクレセント錠の位置が所定範囲の位置に無い第1の
不正解錠操作状態か又はプランジャの位置がクレセント
錠を固定する位置に無い第2の不正解錠操作状態かを判
定する磁気センサ判定手段と、第1の不正解錠操作状態
または第2の不正解錠操作状態である場合には警報を行
う警報手段とを有することにより、第1の不正解錠操作
状態、第2の不正解錠操作状態を正確に判定することが
でき、その判定結果をユーザに通知することができると
いう有利な効果が得られる。
【0089】請求項15に記載の窓ロック装置によれ
ば、請求項12乃至14のいずれか1に記載の窓ロック
装置において、警報手段は、ブザーを鳴動させLEDを
点灯すると共に異常であることを外部へ無線または有線
の信号で通知することにより、窓ロック装置が異常か否
かを内容を含めて正確にユーザに通知することができる
という有利な効果が得られる。
【0090】請求項16に記載の窓ロック方法によれ
ば、引違い窓の内窓に筐体が取り付けられたクレセント
錠装置と、引違い窓の外窓に取り付けられクレセント錠
装置のクレセント錠が嵌合するフック部と、クレセント
錠装置をリモートコントロールするリモコンと、クレセ
ント錠装置にリモコンのIDであるリモコンIDと自分
自身のIDである書込み器IDとを与えるID書込み器
とを有し、引違い窓をロックする窓ロック装置における
窓ロック方法であって、書込み器IDとリモコンIDと
をID格納メモリに格納する書込処理ステップと、空施
錠か正常施錠かを判定し、空施錠の場合には警報する待
機処理ステップと、不正解錠操作が行われたか否かを判
定し、不正解錠操作が行われたと判定した場合には警報
する警備処理ステップとを有することにより、後にID
書込み器を特定することができるので、ID書込み器に
よる不正使用を防止することができ、またリモコンから
の信号を受信した場合に、そのリモコンのIDを照合す
ることができるので、適正なリモコンか否かを判定する
ことができるという作用を有し、また、空施錠と正常施
錠と不正解錠操作とを判別することができるので、それ
ぞれに応じた対策を講じることができるという有利な効
果が得られる。
【0091】請求項17に記載の窓ロック方法によれ
ば、請求項16に記載の窓ロック方法において、書込処
理ステップは、第1回目の受信か第2回目の受信かを判
定する受信判定ステップと、第1回目の受信の場合には
抽出したIDを書込み器IDとしてID格納メモリに格
納すると共に第2回目の受信の場合には抽出したIDを
リモコンIDとしてID格納メモリに格納する記憶ステ
ップとを有することにより、書込み器IDとリモコンI
Dとを確実にID格納メモリに格納することができると
いう有利な効果が得られる。
【0092】請求項18に記載の窓ロック方法によれ
ば、請求項16または17に記載の窓ロック方法におい
て、待機処理ステップは、空施錠か正常施錠かを判定す
る施錠判定処理ステップと、空施錠の場合には警報を行
う警報ステップとを有することにより、空施錠をユーザ
に通知することができるという有利な効果が得られる。
【0093】請求項19に記載の窓ロック方法によれ
ば、請求項18に記載の窓ロック方法において、施錠判
定処理ステップは、クレセント錠の位置が所定範囲の位
置か否かを判定する磁気センサ判定ステップを有するこ
とにより、クレセント錠の位置とプランジャの位置とを
正確に知ることができるので、空施錠か正常施錠か閉鎖
状態(二重ロック施錠状態)かを正確に知ることができ
るという有利な効果が得られる。
【0094】請求項20に記載の窓ロック方法によれ
ば、請求項16乃至19のいずれか1に記載の窓ロック
方法において、警備処理ステップは、クレセント錠の位
置が所定範囲内の位置であると共にプランジャの位置が
クレセント錠を固定する位置である二重ロック施錠状態
になった後にリモコンからの受信があったか否かを判定
する受信判定ステップと、リモコンからの受信無しと判
定した場合にクレセント錠の位置が所定範囲の位置に無
い第1の不正解錠操作状態か又はプランジャの位置がク
レセント錠を固定する位置に無い第2の不正解錠操作状
態かを判定する磁気センサ判定ステップと、第1の不正
解錠操作状態または第2の不正解錠操作状態である場合
には警報を行う警報ステップとを有することにより、第
1の不正解錠操作状態、第2の不正解錠操作状態を正確
に判定することができ、その判定結果をユーザに通知す
ることができるという有利な効果が得られる。
【0095】請求項21に記載の記録媒体によれば、請
求項16乃至19のいずれか1に記載の窓ロック方法の
各ステップを実行するためのプログラムを制御ユニット
で使用することにより、請求項16乃至19のいずれか
1に記載の窓ロック方法を任意の場所、任意の時間に実
行することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1による窓ロック装
置のクレセント錠装置を示す正面図 (b)図1(a)の一部破断要部背面図 (c)図1(a)の右側面図
【図2】赤外線受光部に赤外線信号を送出することによ
りプランジャ11aの前進・後退を制御するリモコンを
示す平面図
【図3】赤外線受光部に赤外線信号を送出することによ
り制御ユニットに記憶された登録番号を更新するID書
込み器を示す平面図
【図4】(a)クレセント錠が正常施錠位置にあるとき
の部分図 (b)クレセント錠が正常施錠位置にあるときのロック
板等の位置を示す説明図
【図5】窓ロック装置を構成するフック部を示す平面図
【図6】(a)クレセント錠が不正解錠操作位置にある
ときの部分図 (b)クレセント錠が不正解錠操作位置にあるときのロ
ック板等の位置を示す説明図
【図7】(a)クレセント錠が空施錠位置にあるときの
部分図 (b)クレセント錠が空施錠位置にあるときのロック板
等の位置を示す説明図
【図8】クレセント錠装置の電気系統を示すブロック図
【図9】(a)磁気センサおよびホールド部(図示せ
ず)により発生する信号を示すタイミング図 (b)磁気センサおよびホールド部(図示せず)により
発生する信号を示すタイミング図 (c)磁気センサおよびホールド部(図示せず)により
発生する信号を示すタイミング図 (d)磁気センサおよびホールド部(図示せず)により
発生する信号を示すタイミング図
【図10】(a)クレセント錠装置とフック部との関係
を示す正面図 (b)クレセント錠が空施錠状態にあるときを詳細に示
す部分側面図 (c)クレセント錠が正常施錠位置にあるときを詳細に
示す側面図
【図11】(a)クレセント錠が空施錠状態にあるとき
を詳細に示す説明図 (b)クレセント錠が正常施錠位置にあるときを詳細に
示す説明図
【図12】(a)図4等に示すフック用突起部の変形例
を示す正面図 (b)(a)の側面図 (c)(a)の平面図
【図13】クレセント錠装置とID書込み器とを示す説
明図
【図14】クレセント錠装置とリモコンとを示す説明図
【図15】クレセント錠装置の複数台を用いる窓ロック
状態通報システムを示す構成図
【図16】制御ユニットの基本構成を示す機能ブロック
【図17】書込処理手段の構成を示す機能ブロック図
【図18】待機処理手段を示す機能ブロック図
【図19】施錠判定処理手段を示す機能ブロック図
【図20】警備処理手段(不正解錠操作判定手段)を示
す機能ブロック図
【図21】書込処理手段の動作を示すフローチャート
【図22】待機処理手段と警備処理手段との動作順序を
示すフローチャート
【図23】待機処理手段の動作を示すフローチャート
【図24】施錠判定処理手段の動作を示すフローチャー
【図25】警備処理手段の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1、1a、1b、1c クレセント錠装置 1x 筐体 2 赤外線受光部 3 表示器 4 レバー部 4A クレセント錠 5 かいがら部 5a 板状部 5b 突起部 6 空施錠防止用突起部 7 電池 8 制御ユニット 8a ID格納メモリ 9 無線ユニット 10 ソレノイド 11 ストッパ 11a プランジャ 12 第1の磁気センサ(リードスイッチ) 13 ばね 14 第1の磁石 15 ロック板 15a 嵌合部 16 第2の磁石 17 第2の磁気センサ(リードスイッチ) 18 リモコン 19、25 赤外線投光部 20、24 送信表示器 21 送信ボタン 22 ID書込み器 23 テンキー 26 キー入力表示部 27 フック部 27a 嵌合部 28、29 フック用突起部 30 電池電圧監視部 31 ブザー 32、104、105 アンテナ 81 書込処理手段 82 待機処理手段 83 警備処理手段(不正解錠操作判定手段) 84 施錠判定処理手段 100 自動通報装置 101 受信部 102 制御部 103 通報部 106 警報器 811 タイマ手段 812 モード判定手段 813 受信判定手段 814 ID抽出手段 815 記憶手段 821 フラグ判定手段 822 電池電圧判定手段 823 コード設定手段 824 警報手段 831 ソレノイド駆動手段 832 ID判定手段 841 初期化手段 842 フラグ設定手段 843 磁気センサ判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA02 AA03 BB08 BB15 BB30 BB59 BB64 CC25 CC28 DD01 DD06 FF24 FF36 FF38 GG05 GG15

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引違い窓をロックするための窓ロック装置
    であって、前記引違い窓の内窓に筐体が取り付けられた
    クレセント錠装置と、前記引違い窓の外窓に取り付けら
    れたフック部とを有し、 前記クレセント錠装置は、前記筐体に回動自在に取り付
    けられた略半円形の板状部および前記板状部の外縁に形
    成された略半円形の突起部5bを有するかいがら部と前
    記かいがら部を回動させるためのレバー部と前記かいが
    ら部と共に回動する磁石付きのロック板とから成るクレ
    セント錠と、前記クレセント錠が正常施錠位置であると
    きに前記ロック板の磁石に対向する位置に来るように配
    設された第1の磁気センサと、全体を制御する制御ユニ
    ットと、前記制御ユニットにより発生磁界が制御される
    ソレノイドと、前記ソレノイドの発生磁界により前進ま
    たは後退する磁石付きのプランジャと、前記プランジャ
    が前進位置にあるとき前記プランジャの磁石に対向する
    位置に来るように配設された第2の磁気センサと、前記
    クレセント錠が施錠方向に過度に回動したとき前記かい
    がら部が当接するように前記筐体に形成された空施錠防
    止用突起部とを有し、 前記略半円形の突起部は前記施錠方向に回動するとき前
    記正常施錠位置で前記フック部に当接するために更に高
    く形成されたフック用突起部を備え、前記ロック板は前
    記プランジャが嵌合する嵌合部を備えたことを特徴とす
    る窓ロック装置。
  2. 【請求項2】前記制御ユニットは、前記クレセント錠が
    前記正常施錠状態であることを前記第1の磁気センサが
    検知したとき、前記正常施錠状態であることを前記第1
    の磁気センサの検知時から所定時間だけ保持するホール
    ド部を有することを特徴とする請求項1に記載の窓ロッ
    ク装置。
  3. 【請求項3】外部からの赤外線を受光する赤外線受光部
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の窓
    ロック装置。
  4. 【請求項4】前記赤外線受光部に赤外線信号を送出する
    ことにより前記プランジャの前進及び/又は後退を制御
    するリモコンと、前記赤外線受光部に赤外線信号を送出
    することにより前記制御ユニットに記憶された登録番号
    を更新するID書込み器とを備えたことを特徴とする請
    求項3に記載の窓ロック装置。
  5. 【請求項5】前記制御ユニットからの信号を電波として
    送信する無線ユニットを備えたことを特徴とするを請求
    項1乃至4のいずれか1に記載の窓ロック装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の1乃至複数の窓ロック装
    置と、前記1乃至複数の窓ロック装置との間で無線の送
    受信を行う自動通報装置と、を備えたロック状態通報シ
    ステムであって、 前記自動通報装置は、前記窓ロック装置からの電波を受
    信して前記窓ロック装置の固有番号を含む信号を復調す
    る受信部と、前記受信部で復調された信号に基づいて各
    種の処理を行う制御部と、外部に対して通報を行う通報
    部とを有することを特徴とする窓ロック状態通報システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記通報部は、外部通報のためのアンテナ
    及び/又は有線の電話回線とに接続され、PHSや携帯
    電話機などの携帯型電話機との通信を前記外部通報のた
    めのアンテナを介して行うか、及び/又は、前記電話回
    線を介する通信を行うことを特徴とする請求項6に記載
    の窓ロック状態通報システム。
  8. 【請求項8】前記制御部及び/又は制御ユニットにおけ
    る処理結果に応じて警報を行う警報器を備えたことを特
    徴とする請求項6または7に記載の窓ロック状態通報シ
    ステム。
  9. 【請求項9】引違い窓をロックするための窓ロック装置
    であって、前記引違い窓の内窓に筐体が取り付けられた
    クレセント錠装置と、前記引違い窓の外窓に取り付けら
    れ前記クレセント錠装置のクレセント錠が嵌合するフッ
    ク部と、前記クレセント錠装置をリモートコントロール
    するリモコンと、前記クレセント錠装置に前記リモコン
    のIDであるリモコンIDと自分自身のIDである書込
    み器IDとを与えるID書込み器とを有し、 前記クレセント錠装置は、前記クレセント錠を固定する
    プランジャと、前記書込み器IDと前記リモコンIDと
    を格納するID格納メモリを有し全体を制御する制御ユ
    ニットとを備え、 前記制御ユニットは、前記書込み器IDと前記リモコン
    IDとを前記ID格納メモリに格納する書込処理手段を
    有することを特徴とする窓ロック装置。
  10. 【請求項10】前記制御ユニットは、空施錠か正常施錠
    かを判定し、空施錠の場合には警報する待機処理手段
    と、不正解錠操作が行われたか否かを判定し、不正解錠
    操作が行われたと判定した場合には警報する警備処理手
    段とを有することを特徴とする請求項9に記載の窓ロッ
    ク装置。
  11. 【請求項11】前記書込処理手段は、第1回目の受信か
    第2回目の受信かを判定する受信判定手段と、前記第1
    回目の受信の場合には抽出したIDを前記書込み器ID
    として前記ID格納メモリに格納すると共に前記第2回
    目の受信の場合には抽出したIDを前記リモコンIDと
    して前記ID格納メモリに格納する記憶手段とを有する
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の窓ロック
    装置。
  12. 【請求項12】前記待機処理手段は、空施錠か正常施錠
    かを判定する施錠判定処理手段と、空施錠の場合には警
    報を行う警報手段とを有することを特徴とする請求項1
    0または11に記載の窓ロック装置。
  13. 【請求項13】前記施錠判定処理手段は、前記クレセン
    ト錠の位置が所定範囲の位置か否かを判定する磁気セン
    サ判定手段を有することを特徴とする請求項12に記載
    の窓ロック装置。
  14. 【請求項14】前記警備処理手段は、前記クレセント錠
    の位置が所定範囲内の位置であると共に前記プランジャ
    の位置が前記クレセント錠を固定する位置である二重ロ
    ック施錠状態になった後に前記リモコンからの受信があ
    ったか否かを判定する受信判定手段と、前記リモコンか
    らの受信無しと判定した場合に前記クレセント錠の位置
    が所定範囲の位置に無い第1の不正解錠操作状態か又は
    前記プランジャの位置が前記クレセント錠を固定する位
    置に無い第2の不正解錠操作状態かを判定する磁気セン
    サ判定手段と、前記第1の不正解錠操作状態または前記
    第2の不正解錠操作状態である場合には警報を行う警報
    手段とを有することを特徴とする請求項10乃至13の
    いずれか1に記載の窓ロック装置。
  15. 【請求項15】前記警報手段は、ブザーを鳴動させLE
    Dを点灯すると共に異常であることを外部へ無線または
    有線の信号で通知することを特徴とする請求項12乃至
    14のいずれか1に記載の窓ロック装置。
  16. 【請求項16】引違い窓の内窓に筐体が取り付けられた
    クレセント錠装置と、前記引違い窓の外窓に取り付けら
    れ前記クレセント錠装置のクレセント錠が嵌合するフッ
    ク部と、前記クレセント錠装置をリモートコントロール
    するリモコンと、前記クレセント錠装置に前記リモコン
    のIDであるリモコンIDと自分自身のIDである書込
    み器IDとを与えるID書込み器とを有し、前記引違い
    窓をロックする窓ロック装置における窓ロック方法であ
    って、 前記書込み器IDと前記リモコンIDとを前記ID格納
    メモリに格納する書込処理ステップと、空施錠か正常施
    錠かを判定し、空施錠の場合には警報する待機処理ステ
    ップと、不正解錠操作が行われたか否かを判定し、不正
    解錠操作が行われたと判定した場合には警報する警備処
    理ステップとを有することを特徴とする窓ロック方法。
  17. 【請求項17】前記書込処理ステップは、第1回目の受
    信か第2回目の受信かを判定する受信判定ステップと、
    前記第1回目の受信の場合には抽出したIDを前記書込
    み器IDとして前記ID格納メモリに格納すると共に前
    記第2回目の受信の場合には抽出したIDを前記リモコ
    ンIDとして前記ID格納メモリに格納する記憶ステッ
    プとを有することを特徴とする請求項16に記載の窓ロ
    ック方法。
  18. 【請求項18】前記待機処理ステップは、空施錠か正常
    施錠かを判定する施錠判定処理ステップと、空施錠の場
    合には警報を行う警報ステップとを有することを特徴と
    する請求項16または17に記載の窓ロック方法。
  19. 【請求項19】前記施錠判定処理ステップは、前記クレ
    セント錠の位置が所定範囲の位置か否かを判定する磁気
    センサ判定ステップを有することを特徴とする請求項1
    8に記載の窓ロック方法。
  20. 【請求項20】前記警備処理ステップは、前記クレセン
    ト錠の位置が所定範囲内の位置であると共に前記プラン
    ジャの位置が前記クレセント錠を固定する位置である二
    重ロック施錠状態になった後に前記リモコンからの受信
    があったか否かを判定する受信判定ステップと、前記リ
    モコンからの受信無しと判定した場合に前記クレセント
    錠の位置が所定範囲の位置に無い第1の不正解錠操作状
    態か又は前記プランジャの位置が前記クレセント錠を固
    定する位置に無い第2の不正解錠操作状態かを判定する
    磁気センサ判定ステップと、第1の不正解錠操作状態ま
    たは第2の不正解錠操作状態である場合には警報を行う
    警報ステップとを有することを特徴とする請求項16乃
    至19のいずれか1に記載の窓ロック方法。
  21. 【請求項21】請求項16乃至19のいずれか1に記載
    の窓ロック方法の各ステップを実行するためのプログラ
    ムを記録したことを特徴とする記録媒体。
JP2001265385A 2001-09-03 2001-09-03 窓ロック装置、窓ロック状態通報システムおよび窓ロック方法ならびに記録媒体 Withdrawn JP2003074241A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274669A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Asahi Kasei Homes Kk 開口部の施錠構造
JP2013124463A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Howa:Kk 錠装置
JP2022003567A (ja) * 2018-05-10 2022-01-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 検知装置、検知システム、及び通信システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008274669A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Asahi Kasei Homes Kk 開口部の施錠構造
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