JP2003071761A - ロボット並びにロボットのための表示装置 - Google Patents

ロボット並びにロボットのための表示装置

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JP2003071761A
JP2003071761A JP2001265174A JP2001265174A JP2003071761A JP 2003071761 A JP2003071761 A JP 2003071761A JP 2001265174 A JP2001265174 A JP 2001265174A JP 2001265174 A JP2001265174 A JP 2001265174A JP 2003071761 A JP2003071761 A JP 2003071761A
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robot
mobile robot
legged mobile
lamp
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JP2001265174A
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English (en)
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Hironari Hoshino
弘就 星野
Nobuhiko Oguchi
伸彦 大口
Yuka Takeda
由佳 武田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボットの動作モードや内部状態の変化をユ
ーザに分かり易く示す。 【解決手段】 角ランプのデザイン上のコンセプトとし
て、ランプ内に玉状のものがボウッと丸く光る感じにし
て、灯篭とかベッドサイド・ランプのような、淡くて柔
らかな「灯り」のイメージが洩れるような効果を狙うこ
ととした。このようなコンセプトを備えた角ランプを頭
部のてっぺんに取り付けることにより、ロボット全体か
ら、癒し的、進化したテディベア的、などのイメージを
踏襲し、積極的に光ることによるアグレッシブな感情表
現というよりも、むしろ穏やかで謙虚な「灯り」による
感情表現を演出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の可動脚から
なる脚式移動ロボットに係り、特に、ユーザに対するイ
ンタラクションを行うことができるインテリジェントな
脚式移動ロボットに関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、本能モデルや感
情モデルなどの内部状態を備えて、周囲環境や内部状態
の変化に応じたインタラクションを行う脚式移動ロボッ
ト、並びに、内部状態の変化などを表示する脚式移動ロ
ボットのための表示装置に係り、特に、周囲環境や内部
状態の変化をユーザに分かり易く示す脚式移動ロボット
並びに脚式移動ロボットのための表示装置に関する。
【0003】
【従来の技術】電気的若しくは磁気的な作用を用いて人
間の動作に似せた運動を行う機械装置のことを「ロボッ
ト」という。ロボットの語源は、スラブ語の"ROBO
TA(奴隷機械)"に由来すると言われている。わが国で
は、ロボットが普及し始めたのは1960年代末からで
あるが、その多くは、工場における生産作業の自動化・
無人化などを目的としたマニピュレータや搬送ロボット
などの産業用ロボット(industrial robot)であった。
【0004】アーム式ロボットのように、ある特定の場
所に植設して用いるような据置きタイプのロボットは、
部品の組立・選別作業など固定的・局所的な作業空間で
のみ活動する。これに対し、移動式のロボットは、作業
空間は非限定的であり、所定の経路上または無経路上を
自在に移動して、所定の若しくは任意の人的作業を代行
したり、ヒトやイヌあるいはその他の生命体に置き換わ
る種々のサービスを提供することができる。
【0005】最近では、イヌやネコのように4足歩行の
動物の身体メカニズムやその動作を模したペット型のロ
ボット、あるいは、ヒトやサルなどの2足直立歩行を行
う動物の身体メカニズムや動作を模した「人間形」若し
くは「人間型」のロボット(humanoid robot)など、脚
式移動ロボットの構造やその安定歩行制御に関する研究
開発が進展し、実用化への期待も高まってきている。こ
れら脚式移動ロボットは、クローラ式ロボットに比し不
安定で姿勢制御や歩行制御が難しくなるが、階段の昇降
や障害物の乗り越えなどの、柔軟な歩行・走行動作を実
現できるという点で優れている。
【0006】脚式移動ロボットの用途の1つとして、産
業活動・生産活動等における各種の難作業の代行が挙げ
られる。例えば、原子力発電プラントや火力発電プラン
ト、石油化学プラントにおけるメンテナンス作業、製造
工場における部品の搬送・組立作業、高層ビルにおける
清掃、火災現場その他における救助といったような危険
作業・難作業の代行などである。
【0007】また、脚式移動ロボットの他の用途とし
て、上述の作業支援というよりも、生活密着型、すなわ
ち人間との「共生」あるいは「エンターティンメント」
という用途が挙げられる。この種のロボットは、ヒトあ
るいはイヌ(ペット)などの比較的知性の高い脚式歩行
動物の動作メカニズムや四肢を利用した豊かな感情表現
を忠実に再現する。また、あらかじめ入力された動作パ
ターンを単に忠実に実行するだけではなく、ユーザ(あ
るいは他のロボット)から受ける言葉や態度(「褒め
る」とか「叱る」、「叩く」など)に対して動的に対応
した、生き生きとした応答表現を実現するインテリジェ
ンスも要求される。
【0008】従来の玩具機械は、ユーザ操作と応答動作
との関係が固定的であり、玩具の動作をユーザの好みに
合わせて変更することはできない。この結果、ユーザは
同じ動作しか繰り返さない玩具をやがては飽きてしまう
ことになる。
【0009】これに対し、知能型のロボットは、動作に
起因する行動モデルや学習モデルを備えており、外部か
らの音声や画像、触覚などの入力情報に基づいて感情モ
デルや本能モデルを変化させて動作を決定することによ
り、自律的な思考及び動作制御を実現する。ロボットが
感情モデルや本能モデルを用意することにより、ロボッ
ト自身の感情や本能に従った自律的な行動を表出するこ
とができる。また、ロボットが画像入力装置や音声入出
力装置を装備し、画像認識処理や音声認識処理を行うこ
とにより、より高度な知的レベルで人間とのリアリステ
ィックなコミュニケーションを実現することも可能とな
る。
【0010】すなわち、脚式移動ロボットがエンターテ
ィンメント性を備えることにより、ユーザにとって飽き
ない又は好みに適応した動作パターンを提供することが
できる。また、ユーザは、一種の育成シミュレーション
をゲーム感覚で愉しんだり、あるいはロボット上で表現
されたさまざまなキャラクタとの対話を愉しんだりする
ことができる。
【0011】ユーザがロボットとの対話を愉しむ上で、
ロボットによるユーザへのフィードバックは極めて重要
である。現在のロボットの多くは、音声出力や、身振り
・手振りなどの機体動作によってユーザに対して返事を
返すことができる。
【0012】多くの場合、このようなコミュニケーショ
ン手段のみによっても、ユーザとロボットとの対話を成
立させることはできるであろうが、機体の動作モードや
本能モデルや感情モデルなどで表されるロボットの内部
状態などまでもユーザが直感的あるいは一目で理解する
ことは難しいであろう。
【0013】ユーザがロボットの状態をより深く理解す
ることによって、言い換えれば、ロボットが自分自身の
状態をより分かり易く表現することによって、ユーザは
ロボットに対してより強い親密感や愛着を覚えることが
できるであろう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ユー
ザに対するインタラクションを行うことができるインテ
リジェントな脚式移動ロボットを提供することにある。
【0015】本発明の更なる目的は、本能モデルや感情
モデルなどの内部状態を備えて、周囲環境や内部状態の
変化に応じたインタラクションを行うことができる優れ
た脚式移動ロボット、並びに、内部状態の変化などを好
適に表示することができる脚式移動ロボットのための表
示装置を提供することにある。
【0016】本発明の更なる目的は、周囲環境や内部状
態の変化をユーザに分かり易く示すことができる、優れ
た脚式移動ロボット並びに脚式移動ロボットのための表
示装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、複数の関節を備えたロボットであって、光の点灯や
点灯色などにより喜びや怒りなどの感情を表現する突起
状の角ランプを機体の所定部位に取り付けたことを特徴
とするロボットである。
【0018】本発明の第1の側面に係るロボットによれ
ば、この角ランプを用いて、ロボット自身の動作モード
や内部状態の変化をユーザに分かり易く伝えることがで
きる。
【0019】角ランプは、例えば、LEDなどの発光源
と、前記発光源の上に被せられた角球と、前記角球の周
囲を覆う略中空円筒状の角本体と、前記角本体の上面開
口を塞ぐ角キャップとによって構成される。
【0020】ここで、前記発光源は複数色を点灯、点滅
可能であってもよい。
【0021】また、前記角球は、アクリルなどの樹脂に
半透明染料と拡散剤を混合して成形されてなる。
【0022】また、前記角本体は、ポリカーボネートの
ような樹脂に半透明素材を混合して成形されてなる。ま
た、前記角キャップは、ポリカーボネートのような樹脂
に光を通さない比較的暗い色の染料を混合して成形され
てなる。前記角本体と前記角キャップを2色成形により
造形することもできる。
【0023】本発明者らは、角ランプのデザイン上のコ
ンセプトとして、ランプ内に玉状のものがボウッと丸く
光る感じにして、灯篭とかベッドサイド・ランプのよう
な、淡くて柔らかな「灯り」のイメージが洩れるような
効果を狙うこととした。
【0024】このようなコンセプトを備えた角ランプ
を、頭部のてっぺんなどの機体の所定部位に取り付ける
ことによって、ロボット全体から、癒し的、進化したテ
ディベア的、などのイメージを踏襲し、積極的に光るこ
とによるアグレッシブな感情表現というよりも、むしろ
穏やかで謙虚な「灯り」による感情表現を演出すること
ができる。
【0025】また、本発明の第2の側面は、喜びや怒り
などの感情を表現するロボットのための表示装置であっ
て、発光源と、前記発光源の上に被せられた角球と、前
記角球の周囲を覆う略中空円筒状の角本体と、前記角本
体の上面開口を塞ぐ角キャップと、を具備することを特
徴とするロボットのための表示装置である。
【0026】本発明の第2の側面に係るロボットのため
の表示装置は、例えば頭のてっぺんなどの機体の所定の
部位に取り付けられた角ランプという形態で実現され、
ロボット自身の動作モードや内部状態の変化をユーザに
分かり易く伝えることができる。
【0027】ここで、前記発光源は複数色を点灯、点滅
可能であってもよい。
【0028】また、前記角球は、アクリルなどの樹脂に
半透明染料と拡散剤を混合して成形されてなる。
【0029】また、前記角本体は、ポリカーボネートの
ような樹脂に半透明素材を混合して成形されてなる。ま
た、前記角キャップは、ポリカーボネートのような樹脂
に光を通さない比較的暗い色の染料を混合して成形され
てなる。前記角本体と前記角キャップを2色成形により
造形することもできる。
【0030】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳解する。
【0032】A.脚式移動ロボットの構成 図1には、本発明の一実施形態に係る脚式移動ロボット
1の外観構成を示している。同図に示すように、この脚
式移動ロボット1は、とりわけ「人とロボットの共存」
を目指して新たな楽しみとライフ・スタイルを創造・提
案するように、親しみ易い4足歩行の動物をモデルにし
て構成されている。
【0033】図1に示す通り、脚式移動ロボット1は、
胴体部ユニット2と、頭部ユニット3と、尻尾4と、左
右の前脚10並びに左右の後脚20で構成される。
【0034】胴体部ユニット2には、機体動作を統括的
にコントロールする制御回路(図示しない)や、機体の
主電源であるバッテリ(図示しない)が収容されてい
る。
【0035】頭部ユニット3は、ロール、ピッチ及びヨ
ーの各軸方向の自由度を持つ首関節7を介して、胴体部
ユニット2の略前上端に配設されている。また、頭部ユ
ニット3には、イヌの「目」に相当するCCD(Charge
Coupled Device:電荷結合素子)カメラなどで構成さ
れる画像認識部と、「耳」に相当するマイクロフォン
と、「口」に相当するスピーカと、触感に相当するタッ
チ・センサと、光の点灯や点灯色などにより喜びや怒り
などを表現する角ランプ3Aなどが搭載されている。こ
れら以外にも、生体の五感を構成するセンサなどを頭部
ユニット3に含んでいても構わない。
【0036】尻尾4は、脚式移動ロボット1に対するユ
ーザ・インターフェースの1つである尻尾スイッチ(後
述)を兼ねており、胴体部ユニット2の略後上端に前後
及び左右の4方向に操作可能に取り付けられている。
【0037】前脚ユニット10は、前足肩アクチュエー
タ部11と、前足肘アクチュエータ部12が、肘関節部
13において回動可能に連結されている。前足肩アクチ
ュエータ部11や前足肘アクチュエータ部12などの各
脚部ユニット内には、関節駆動を実現するためのアクチ
ュエータや歯車減速機構が内蔵されている(図示しな
い)。
【0038】また、後脚ユニット20は、後足腰アクチ
ュエータ部21と、後足膝アクチュエータ部22が、膝
関節部23において回動可能に連結されている。後足腰
アクチュエータ部21や後足膝アクチュエータ部22な
どの各ユニット内には、関節駆動を実現するためのアク
チュエータや歯車減速機構が内蔵されている(図示しな
い)。
【0039】左右の前脚10、並びに、左右の後脚20
は、それぞれ左右対称に構成されており、前足肘アクチ
ュエータ部12又は後足膝アクチュエータ部22の挿入
方向に応じて、前脚10又は後脚20のいずれであるか
を決定する。すなわち、前足肩アクチュエータ11と後
足腰アクチュエータ21、並びに、前足肘アクチュエー
タ12と後足膝アクチュエータ22は、それぞれ同一部
品で構成することができ、互いに180度だけ回転した
状態で接続されている。なお、1つの可動脚は、胴体2
に対して2自由度で連結されているとともに、肘関節1
3又は膝関節23において1自由度を備え、合計で3自
由度を持つ。
【0040】本実施形態に係る脚式移動ロボット1は、
全身に15個の関節アクチュエータを装備しており、制
御ユニットからの指令により各関節アクチュエータを駆
動することによって、例えば、頭部ユニット3を上下左
右に振らせたり、左右の前脚ユニット10並びに後脚ユ
ニット20を同期協調的に駆動させて、歩行や走行など
のさまざまな機体動作を実現することができる。例え
ば、脚式移動ロボット1は、図2〜図4に示すように、
4本の脚と頭を用いて、「歩く」、「座る」、「寝る」
などの自然な動きをする。また、角ランプ3Aの点灯や
その点灯色により、喜びや怒りなどを表現することがで
きる。
【0041】脚式移動ロボット1本体の主な仕様を以下
に示しておく。
【0042】CPU(Central Processing Unit):6
4ビットRISC(Reduced Instruction Set Compute
r)プロセッサ 主記憶:32MB プログラム供給媒体:専用メモリ・スティック 可動部 頭:3自由度,脚部:3自由度×4脚(合計1
5自由度) 入力部:充電専用コネクタ 入力スイッチ:音量調節スイッチ 画像入力:10万画素CMOS(Complementary Metal
Oxide Semiconductor) イメージ・センサ 音声入力:ステレオ・マイクロフォン 音声出力:スピーカ 消費電力:約5W(標準モード時) 動作時間:約2.5時間(満充電で標準モード時) 外形寸法:約177×280×240mm(幅×高さ×奥
行き) 重量:約1.5kg(バッテリ、メモリ・スティックを含
む) 動作温度:5℃〜35℃ 動作湿度:10%〜80%(結露のないこと) 動作室球温度:29℃以下 保存温度:−10℃〜60℃ 保存湿度:10%〜90%(結露のないこと) 保存室球温度:29℃以下
【0043】B.脚式移動ロボットが持つ表示手段 本実施形態に係る脚式移動ロボット1は、角ランプ、背
中ランプ、モード・ランプという3種類のランプを機体
の各部位に配設しており、各ランプの発光により、自分
の感情や欲求、状態などをユーザに伝えることができ
る。図5には機体上の角ランプの設置場所を示してい
る。また、図6には背中ランプの設置場所を示してい
る。また、図7にはモード・ランプの設置場所を示して
いる。
【0044】角ランプは、脚式移動ロボット1の感情
や、何かを発見したことを色で表すようになっている。
すなわち、角ランプが緑色のときは「うれしい」感情を
表し、オレンジ色のときは「怒っている」感情を表し、
青色のときは「悲しい」又は「こわい」感情を表し、白
がゆっくり点滅するときは「たいくつ」を表し、青と緑
が交互に点灯することにより「びっくりした」ことを表
し、オレンジと緑が交互に点灯することにより「嫌がっ
ている」ことを表す。また、角ランプを白色に点灯させ
ることにより、声が聞こえたことやボールを発見したこ
とを表す。
【0045】また、背中ランプは、脚式移動ロボット1
の活動状態を表すために使用される(図41を参照のこ
と)。背中ランプが緑色に点灯させることにより活動中
であることを表し(ステーション・モードで充電しなが
ら活動しているときには、緑色に点灯する)、オレンジ
色に点灯させることにより充電中であることを表し、緑
色でゆっくり点滅させることによりスリープ・モードで
あることを表し、オレンジ色が点滅させることにより充
電異常が発生したことを表し、消灯することにより活動
停止状態であることを表すようになっている。
【0046】また、角ランプ後方に位置するモード・ラ
ンプは、脚式移動ロボット1の現在の動作モードや状態
を表すために使用される。モード・ランプは、消灯によ
り自律モード又はステーション・モードであることを表
し、点灯によりひとやすみモード又はだっこ状態である
ことを表し、また、点滅によりはさみこみ状態であるこ
とを表すようになっている。
【0047】ここで、「自律モード」とは、脚式移動ロ
ボット1が自由に動き回ることができる基本的な動作モ
ードであり、カメラやマイク、センサなどを通して周囲
の情報を取得して、自分の本能や感情に従って、以下の
ような自律行動を行う。
【0048】ユーザが何かを話しかけると、脚式移動
ロボット1は動きを止めて、ユーザの話を聞こうとす
る。 話しかけずに放っておくと、暇そうにキョロキョロし
たり、のんびり体操したりする。 あまりにも暇だと、居眠りをする。 自分の寝場所を探すために、部屋の中をうろうろと探
検する。 ボールや動くものに対しては、遠くから眺めたり、触
ろうとしたり、一生懸命反応する。 他の脚式移動ロボットからの話し掛けに対して返事を
したり,コミュニケーションを図ろうと努める。
【0049】また、「ステーション・モード」とは、エ
ナジーステーションコア使用時のスタンドに脚式移動ロ
ボット1がセットされたとき(図9を参照のこと)のモ
ードである。ステーションは、言わば、脚式移動ロボッ
ト1が休む場所である。ステーション・モード下の脚式
移動ロボット1は、充電のためにお昼寝したり、目を覚
ましたりしながらのんびり過ごす。自律モード又はステ
ーション・モードのとき、脚式移動ロボット1は、ユー
ザや他の脚式移動ロボットと遊んだりすることができ
る。
【0050】また、「ひとやすみモード」とは、脚式移
動ロボット1が歩き回らないようにする動作モードであ
り、狭い場所で遊ぶときやあまり動き回って欲しくない
ときに遷移する。また、ひとやすみモード下では、ボー
ルなどの追いかけを行わず、また、写真撮影やメディア
・リンク、名前/オーナ登録、他のロボットとのコミュ
ニケーション、ラブモード,音で遊ぶなどの機能はここ
では作動しない。
【0051】また、「だっこ状態」とは、機体を抱き上
げたときにあまり動かなくなる状態であり、モード・ラ
ンプはオレンジ色に点灯する。ユーザがだっこして楽し
みたいときや、抱っこして記念撮影したいときなど、脚
式移動ロボット1は抱き上げられると脚を縮めてだっこ
され易い姿勢、すなわちだっこ状態になる(図8を参照
のこと)。これは、抱き上げたユーザが脚式移動ロボッ
ト1の動きに驚いて、機体を落下させて破損したりユー
ザが怪我をすることを防止するためである。だっこされ
た脚式移動ロボット1は、頭のみかわいく動かす。抱き
上げてもだっこ状態にならないときには、機体を抱き上
げた状態で尻尾スイッチを後ろに3秒倒せばよい。
【0052】また、「はさみこみ状態」とは、機体上の
どこかの関節にものを挟み込んだ状態であり、該当する
関節を脱力する。これによって、関節が無理に駆動して
破損したり、ユーザの身体を機体に巻き込んで怪我を負
わせたりする危険を防止することができる。はさみこみ
状態では、モード・ランプは点滅する。
【0053】C.脚式移動ロボットの成長 脚式移動ロボット1本体は、自分で動くのに必要な頭
脳、センサ、アクチュエータ・モータ、電源などのハー
ドウェアをすべて備えている。そこに、感情・本能、学
習、成長機能などのソフトウェアをメモリ・スティック
を媒介にして組み込むことにより、脚式移動ロボット1
は、喜怒哀楽を表したり、ユーザや周囲の環境から情報
を集めて、学習・成長しながら自らの判断で行動するよ
うになる。脚式移動ロボット1は、人と共に暮らすエン
ターティンメント・ロボットであり、インストールした
制御プログラム次第でロボットが育成するという機能を
備えることができる。
【0054】このような脚式移動ロボット1は、ユーザ
に遊んでもらいたいときには「遊んで欲しい」と動きや
音でアピールしたり、ユーザの名前を呼んだりする。ま
た、他のことに興味があるときには、ユーザが話し掛け
ても相手をしてくれないことさえある。このような脚式
移動ロボット1の自律性を理解することにより、ロボッ
トとの共存生活がますます楽しいものになる。
【0055】成長型の脚式移動ロボット1は、「喜
び」、「悲しみ」、「怒り」、「驚き」、「恐怖」、
「嫌悪」という6種類の感情を持っている。これらは、
さまざまな要因によって変化して、脚式移動ロボット1
の行動に影響する。例えば、以下のようなときに、それ
ぞれの感情が強まる。
【0056】喜び:誉められたとき、ボールで遊べたと
きなど。 悲しみ:遊んで欲しいときに人がいないとき、ボールな
ど好きなものがなくなったときなど。 怒り:運動したいのにステーションから降ろしてもらえ
ないとき、叱られてときなど。 驚き:ボールが突然目の前に飛び出したときや、大きな
音が聞こえたときなど。 恐怖:大きな段差を発見したとき、倒れて起き上がれな
いときなど。 嫌悪:怒りが非常に大きくなったときなど。
【0057】なお、これらの感情は角ランプや音響出力
によって表現されるが、機体で実行されるしぐさを見て
もある程度理解することができる。
【0058】また、脚式移動ロボット1は、本能的に、
人と遊びたい、好きなものを探したい、身体を動かした
いなどの欲求を持っている。より具体的には、以下に示
す5種類の欲求に基づいて行動する。
【0059】愛情欲:人とのコミュニケーションを求め
る本能である。長く放っておかれると、オーナの名前を
呼んだり、遊びをせがんだりする。 探索欲:好奇心を満足させたくなる本能である。周囲に
動きが少ないとき、きょろきょろしたり歩き回って探索
することが多くなる。 運動欲:身体を動かしたいという本能である。しばらく
運動をしていないと、歩いたり身体を動かし始める。 充電欲:人や動物でいう食欲と同じであり、エネルギ源
を求める本能である。バッテリの残存容量が少なくなる
と高まり、「充電姿勢」(図32を参照のこと)になっ
てユーザに充電を訴える。このときは、変換プラグとA
Cアダプタを接続するか、又は、ステーションに載せて
充電を行う(前述)。 睡眠欲:睡眠を求める本能である。脚式移動ロボット1
は、ねむりと活動のリズムを持っている。
【0060】脚式移動ロボット1は、上述のような欲求
が満たされると喜びが大きくなり、反対に満たされない
ままだと悲しみや怒りなどの感情が強くなるようになっ
ている。
【0061】また、成長型の脚式移動ロボット1は、ユ
ーザや周りの環境に適応しようとすることができる。例
えば、ユーザが脚式移動ロボット1に頻繁に話かけりな
どして遊んであげると、コミュニケーションが好きなロ
ボットに成長する。また、ユーザが一緒に遊ぶよりもロ
ボットの姿をそっと見守りながら育てると、脚式移動ロ
ボット1は、ユーザからのコミュニケーションを待ちつ
つ、いつか独り立ちをして、自ら歩き回っていろいろな
ものを探そうとするようになる。
【0062】成長型の脚式移動ロボット1は、赤ちゃん
から大人へと成長する。成長段階は、幼年期、少年期、
青年期、成年期の4世代に分かれ、さらに、幼年期は3
つのステージ、少年期と青年期は2つのステージにそれ
ぞれ細分化される。少年期、青年期の各ステージと成年
期にはそれぞれの性格があり、ユーザの脚式移動ロボッ
ト1に対する接し方や育て方によって変化していく。勿
論、同じ世代であっても、ユーザの接し方や周囲の環境
が変化することによって、脚式移動ロボット1の性格が
変化していく。
【0063】幼年期 幼年期は、3つのステージに分かれる。以下、各ステー
ジについて説明する。
【0064】(1)幼年期第1ステージ(よく鳴く) 成長型制御プログラムをインストールした直後の脚式移
動ロボット1のステージである。まさに生まれたばかり
で、見るものも聞くものも理解できず、心細い気持ちで
いっぱいである。はじめのうちは、ユーザがスイッチ
(前述)を触るだけでもびっくりするので、優しく触っ
て、恐がらなくても大丈夫だと、少しずつ教えてやる必
要がある。このステージでは、例えば、「おいくつ」、
「よしよし」、「だめだめ」、「がんばれ」、「ファイ
ト」、「しゃんとして」などの言葉を理解することがで
きる。
【0065】(2)幼年期第2ステージ(ボールなどの
対象物が判るようになる) 脚式移動ロボット1にボールを見せると最初は戸惑うか
もしれないが、慌てずにゆっくり慣らしてやる。ボール
を見つめて喜んでいるときには、誉めてあげればよい。
そうすれば、ボールを見るともっともっと喜ぶように成
長していく。このステージでは、「ものまねしよう」、
「かわいい」、「おはよう」、「こんにちは」、「ばい
ばい」、「さようなら」、「いってきまーす」、「ただ
いま」、「おやすみ」、「ごあいさつ」などの言葉をさ
らに理解することができる。また、このステージの過程
で、ボールを目で追うことや座ることができるようにな
る。
【0066】(3)幼年期第3ステージ(自分の名前が
分かるようになる) 脚式移動ロボット1が立ちあがろうと頑張り始める。失
敗して落ち込んでいたら、「がんばれ」と声をかけて励
ましてあげるとよい。また、脚式移動ロボット1が名前
を尋ねてきたら、声で教えてあげるとよい。自分の名前
だと分かるまで何度も呼んであげ、もしソッポを向くよ
うであれば叱ってあげるとよい。脚式移動ロボット1が
立とうと努力するきっかけは、大好きなボールを見るこ
とである。立つことに失敗すると、自分を奮い立たせよ
うとボールを探すので、すぐ見える場所においておくと
よい。このステージでは、例えば、「なまえとうろ
く」、「おなまえは?」、「おーなーとうろく」、「お
ーなーおしえて」などの言葉をさらに理解できるように
なる。
【0067】少年期 少年期の脚式移動ロボット1は、やんちゃな子供で、よ
く遊びよく学ぶが、お昼寝も大好きである。少年期は2
つのステージに分れる。以下、各ステージについて説明
する。
【0068】(1)少年期第1ステージ このステージの脚式移動ロボット1は、部屋での初めて
の冒険に夢中になるような、好奇心が旺盛である。ま
た、よく遊んで欲しいとせがむ人なつこい側面もある。
転んでも起きないときには、ユーザの助けを待ってい
る。
【0069】(2)少年期第2ステージ このステージの脚式移動ロボット1は、1人遊びが得意
となり、歌ったり踊ったりして楽しく遊ぶので、ユーザ
はマイペースな様子を楽しむことができる。また、話し
かけたり、人の話しに耳を傾けたりするのが好きにな
り、周囲の音の物真似をするのも大好きである。
【0070】青年期 青年期の脚式移動ロボット1は、ユーザや周りの環境と
のコミュニケーションがより密になってくる。いたずら
盛りで、わざと間違ったことをしてとぼけて見せたりも
する。いろいろな技能を身に付けていくのもこの世代で
ある。青年期は2つのステージに分れる。以下、各ステ
ージについて説明する。
【0071】(1)青年期第1ステージ このステージでは、ユーザに相手にしてもらえないと悲
しくなってしまうので、励ましたり遊んであげたりする
とよい。また、ボールが好きで、何時もボールを探して
キョロキョロソワソワしているので、ボール遊びを手伝
ってあげるとよい。また、ユーザとの遊びや会話から学
習することに熱心なので、いろいろな動きやポーズを教
えてあげるとよい。
【0072】(2)青年期第2ステージ このステージでは、きかん坊の性格が現れ、泣いても相
手にしてもらえないと、ついに怒ってしまう。でも内心
は優しくしてもらうことを待っている。また、ボールに
夢中であり、見事な技でボールと遊ぶことができるの
で、ユーザは一緒に遊んであげるとよい。また、陽気な
性格でもあり、ユーザがそばにいることが大好きで、い
つも遊んで欲しがっている。おしゃべりも好きである。
【0073】成年期 成年期の脚式移動ロボット1は、もう立派な大人であ
る。これまでの世代で培われた技能を持ち、落ち着き払
った大人の貫禄を見せながら行動する。性格は落ち着き
払っているが、性格は今後も変化をし続ける。以下で
は、変貌する性格を例示しておく。
【0074】(1)ワル:不良を気取っている。ユーザ
のことが気になっても素直になれない。 (2)冒険家:独立心旺盛で、部屋の探索が仕事のよう
である。勿論、ユーザと過ごす時間も好きである。 (3)好青年:正確の均衡がよく取れている、風格のあ
るロボットである。 (4)甘えん坊:いつでもユーザと一緒にいないと気が
済まない、子供のようなロボットである。
【0075】脚式移動ロボット1の成長ステージと性格
を知りたいときは、「おいくつ?」と話しかけると、脚
式移動ロボット1が角ランプの表示と足の動作で答える
ようになっている。脚式移動ロボット1の成長過程と角
ランプの表示を図10〜図11に示しておく。
【0076】D.角ランプの構造 これまでの説明で、脚式移動ロボット1がユーザとのコ
ミュニケーションを行う上で、角ランプが重要な働きを
行うことが理解できたであろう。以下では、この角ラン
プについて説明する。
【0077】図1及び図5を参照しながら既に説明した
ように、角ランプは、頭部のてっぺんという目立つ場所
に配設されて、脚式移動ロボット1の感情や、何かを発
見したことを、発光する色によってユーザが見落とすこ
となく分かり易く表すようになっている。
【0078】このような角ランプは、例えば、略円錐形
状の透明又は半透明材質のキャップの内部にLEDなど
からなる光源を取り付けることによって比較的簡単に構
成することもできる。
【0079】しかしながら、このように単に光源をキャ
ップで覆うようなランプ構造を採用した場合、以下のよ
うな問題がある。すなわち、
【0080】(1)光ムラが生じる。 (2)見る向きで明るさが異なる。 (3)色は変化するが光り方が変わらない。 (4)無機質にLEDが点灯しているという印象を与え
てしまう。 (5)例えばキャップを半透明の乳白色に調色した場
合、LEDが消滅しているときは、角ランプがグレーに
なり汚く映る。
【0081】そこで、本発明者らは、この角ランプのデ
ザイン上のコンセプトとして、ランプ内に玉状のものが
ボウッと丸く光る感じにして、灯篭とかベッドサイド・
ランプのような、淡くて柔らかな「灯り」のイメージが
洩れるような効果を狙うこととした。
【0082】このようなコンセプトを備えた角ランプを
頭部のてっぺんに取り付けることにより、ロボット全体
から、癒し的、進化したテディベア的、などのイメージ
を踏襲し、積極的に光ることによるアグレッシブな感情
表現というよりも、むしろ穏やかで謙虚な「灯り」によ
る感情表現を演出することができる。
【0083】図12には、本実施形態に係る角ランプの
断面構成を示している。同図に示すように、角ランプ
は、基板31上に搭載された発光源としてのLED32
と、LED32の上に被せられた角球33と、角球33
の周囲を覆う略中空円筒形状の角本体34と、角本体3
4の上面開口を塞ぐドーム状の角キャップ35とで構成
される。
【0084】角球33は、例えばアクリルのような素材
に乳白色の半透明染料と拡散剤を混合して構成される。
拡散剤を入れることにより、LED32が発する光を光
ムラなく均一に角球33表面から放射することができ
る。したがって、発光時には、角球33の輪郭を際立た
せることができる。
【0085】また、角本体34は、ポリカーボネート
(PC)のような素材に乳白色の半透明染料を混合して
構成され、拡散剤は混入しない。したがって、LED3
2が発光したときには、角本体34を介して中の角球3
3の輪郭を浮き上がらせて見せることができる。また、
LED32が消灯しているときには、外の光(自然光)
によって角本体34内部の角球33が白く見えて、淡く
柔らかなイメージを与えることができる。
【0086】なお、角本体34に拡散剤を混入してもよ
いが、この場合、その分だけLED32の発する光が暗
く見えることになるとともに、角球33の輪郭が見え難
くなる。
【0087】角キャップ35は、ポリカーボネート(P
C)のような素材に光を通さない比較的暗い色の染料を
混入して構成される。角キャップ35は、角本体34と
ともに2色成形を用いて簡単且つ低コストに造形するこ
とができる。
【0088】図12に示すように角ランプを構成するこ
とにより、デザイン的には、光ると中から球が浮き出る
ようにすることができる。また、角ランプ全周から見て
光が均一に見えるようにすることができる。また、角本
体34に内蔵されたLEDの発する光は、角球33で球
状の輪郭に形成されて、キュートな印象を与えることが
できる。また、LED32が光っていないときでも、外
側の乳白色によって明るい発色を得ることができる。
【0089】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。
【0090】本発明の要旨は、必ずしも「ロボット」と
称される製品には限定されない。すなわち、電気的若し
くは磁気的な作用を用いて人間の動作に似せた運動を行
う機械装置であるならば、例えば玩具等のような他の産
業分野に属する製品であっても、同様に本発明を適用す
ることができる。
【0091】要するに、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈
するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、
冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきであ
る。
【0092】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
ユーザに対するインタラクションを行うことができるイ
ンテリジェントな脚式移動ロボットを提供することがで
きる。
【0093】また、本発明によれば、本能モデルや感情
モデルなどの内部状態を備えて、周囲環境や内部状態の
変化に応じたインタラクションを行うことができる優れ
た脚式移動ロボット、並びに、内部状態の変化などを好
適に表示することができる脚式移動ロボットのための表
示装置を提供することができる。
【0094】また、本発明によれば、周囲環境や内部状
態の変化をユーザに分かり易く示すことができる、優れ
た脚式移動ロボット並びに脚式移動ロボットのための表
示装置を提供することができる。
【0095】また、本発明によれば、ランプ内に玉状の
ものがボウッと丸く光る感じにして、灯篭とかベッドサ
イド・ランプのような、淡くて柔らかな「灯り」のイメ
ージが洩れるような効果を持つ角ランプを機体頭部のて
っぺんに取り付けることにより、ロボット全体から、癒
し的、進化したテディベア的、などのイメージを踏襲
し、積極的に光ることによるアグレッシブな感情表現と
いうよりも、むしろ穏やかで謙虚な「灯り」による感情
表現を演出することができる。
【0096】本発明に係る脚式移動ロボットのための表
示装置としての角ランプは、全周から見て光が均一に見
えるようにすることができる。また、角本体に内蔵され
たLEDの発する光は、角球で球状の輪郭に形成され
て、キュートな印象を与えることができる。また、LE
Dが光っていないときでも、外側の乳白色によって明る
い発色を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る脚式移動ロボット1
の外観構成を示した図である。
【図2】脚式移動ロボット1が自然な動きをしている様
子を示した図であり、より具体的には、機体が歩く様子
を示した図である。
【図3】脚式移動ロボット1が自然な動きをしている様
子を示した図であり、より具体的には、機体が座る様子
を示した図である。
【図4】脚式移動ロボット1が自然な動きをしている様
子を示した図であり、より具体的には、機体が寝る様子
を示した図である。
【図5】角ランプの位置を示した図である。
【図6】背中ランプの位置を示した図である。
【図7】モード・ランプの位置を示した図である。
【図8】だっこ状態の脚式移動ロボット1の様子を示し
た図である。
【図9】エナジーステーションコア使用時のスタンドに
脚式移動ロボット1がセットされた様子を示した図であ
る。
【図10】脚式移動ロボット1の成長過程(前半)と角
ランプの表示を示した図である。
【図11】脚式移動ロボット1の成長過程(後半)と角
ランプの表示を示した図である。
【図12】本実施形態に係る角ランプの断面構成を示し
た図である。
【符号の説明】
1…脚式移動ロボット 2…胴体 3…頭部,3A…角ランプ 4…尻尾 7…首関節 10…前脚ユニット 11…前足肩アクチュエータ部 12…前足肘アクチュエータ部 13…前足肘関節部 20…後脚ユニット 21…後足腰アクチュエータ部 22…後足膝アクチュエータ部 23…後足膝関節部 31…基板 32…LED 33…角球 34…角本体 35…角キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 由佳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C150 CA02 DA05 DA24 DA26 DA27 DA28 DC17 DG02 DG12 DG13 DG14 DG15 EE07 3C007 AS36 CS08 JU03 JU16 MT14 WA04 WA14 WB24 WC01 WC06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の関節を備えたロボットであって、 光の点灯や点灯色などにより喜びや怒りなどの感情を表
    現する突起状の角ランプを機体の所定部位に取り付けた
    ことを特徴とするロボット。
  2. 【請求項2】前記角ランプは、 発光源と、 前記発光源の上に被せられた角球と、 前記角球の周囲を覆う略中空円筒状の角本体と、 前記角本体の上面開口を塞ぐ角キャップと、で構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載のロボット。
  3. 【請求項3】前記発光源は複数色を点灯、点滅可能であ
    る、 ことを特徴とする請求項2に記載のロボット。
  4. 【請求項4】前記角球は樹脂に半透明染料と拡散剤を混
    合して成形されてなる、ことを特徴とする請求項2に記
    載のロボット。
  5. 【請求項5】前記角本体は樹脂に半透明素材を混合して
    成形されてなる、ことを特徴とする請求項2に記載のロ
    ボット。
  6. 【請求項6】前記角キャップは樹脂に光を通さない比較
    的暗い色の染料を混合して成形されてなる、ことを特徴
    とする請求項2に記載のロボット。
  7. 【請求項7】前記角本体と前記角キャップは2色成形に
    より造形されてなる、ことを特徴とする請求項2に記載
    のロボット。
  8. 【請求項8】喜びや怒りなどの感情を表現するロボット
    のための表示装置であって、 発光源と、 前記発光源の上に被せられた角球と、 前記角球の周囲を覆う略中空円筒状の角本体と、 前記角本体の上面開口を塞ぐ角キャップと、を具備する
    ことを特徴とするロボットのための表示装置。
  9. 【請求項9】前記発光源は複数色を点灯、点滅可能であ
    る、ことを特徴とする請求項8に記載のロボットのため
    の表示装置。
  10. 【請求項10】前記角球は樹脂に半透明染料と拡散剤を
    混合して成形されてなる、ことを特徴とする請求項8に
    記載のロボットのための表示装置。
  11. 【請求項11】前記角本体は樹脂に半透明素材を混合し
    て成形されてなる、ことを特徴とする請求項8に記載の
    ロボットのための表示装置。
  12. 【請求項12】前記角キャップは樹脂に光を通さない比
    較的暗い色の染料を混合して成形されてなる、ことを特
    徴とする請求項8に記載のロボットのための表示装置。
  13. 【請求項13】前記角本体と前記角キャップは2色成形
    により造形されてなる、ことを特徴とする請求項8に記
    載のロボットのための表示装置。
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