JP2003070749A - 診断システム、肌の診断方法、及びそれに用いられる情報処理装置、並びにプログラム、記録媒体 - Google Patents

診断システム、肌の診断方法、及びそれに用いられる情報処理装置、並びにプログラム、記録媒体

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JP2003070749A
JP2003070749A JP2001272330A JP2001272330A JP2003070749A JP 2003070749 A JP2003070749 A JP 2003070749A JP 2001272330 A JP2001272330 A JP 2001272330A JP 2001272330 A JP2001272330 A JP 2001272330A JP 2003070749 A JP2003070749 A JP 2003070749A
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Wakateru Kudo
稚曜 工藤
Yumi Sasaki
由美 佐々木
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MYUU GIKEN KK
Scalar Corp
Original Assignee
MYUU GIKEN KK
Scalar Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手軽な診療ないし治療を、病院以外の場所
で、いつでも自由に受けられるようにするための診断シ
ステムを提供する。 【解決手段】 このシステムは、ネットワークNにより
接続される端末TとサーバSとを含んでなる。ユーザ
は、端末Tに接続された撮像装置Cで身体の所定位置を
撮像し、その撮像により得た画像データをネットワーク
を介してサーバSへ送る。サーバSは、受け取った画像
データから、ユーザの肌の皮溝に対応する領域の画像デ
ータに基づいて診断データを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、遠隔地か
ら発信された画像と問診・聞診情報から、肌や皮膚の情
報等の個人情報をネットを用いて迅速に評価するための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病気や健康状態、例えば肌の状態
の診断や治療、カウンセリング等は、医師やカウンセラ
ー等の診断者の手により行われるのが一般的である。ま
た、かかる診断等は、患者や被験者等の被診断者が直接
診断者の下に出向き、対面して診断やカウンセリングが
行われるのが通常である。なお、本発明では、医師免許
やその他の免許を必ずしも必要としないカウンセリング
等も含めて「診断」と記載する。一方、近年のインフラ
の発達により、一般家庭や個人単位でも、自己の端末を
インターネットなどのネットワークヘ接続し、これによ
り様々な提供を受けることが可能になってきている。か
かる技術進歩に伴って、インターネットを介してそれぞ
れの端末を接続された診断者と患者等とが、リアルタイ
ムで音声や画像をやり取りし、これにより診断や治療を
行うといった技術が実用化されるに至っている。
【0003】ところで、診断や治療の中には、診断がそ
れほど難しくないもの、例えば肌の性状に関するもの
や、美容カウンセリングなど身体、生命にそれほど重大
な影響のないものもある。生活の水準が向上した最近で
は、このようないわば軽微な診断や治療等についての需
要はかなり大きく、特に肌の性状に関する診断結果や治
療方法及びカウンセリング内容を、診断者等の元にわざ
わざ出向くことなく得らるようにしたいと考えるユーザ
も数多く存在する。
【0004】しかしながら、従来知られている技術は、
総合的な診断を行うには向いているが、被診断者の年齢
等に応じてきめ細かい診断を行うのに適したものは未だ
知られていない。
【0005】更には、医師やカウンセラー等が直接診断
を行う場合には、被診断者の肌を直接視認することによ
って、被診断者の年齢等を考慮したうえで肌の性状の診
断を行うことも可能な場合があるが、診断装置によって
肌の性状診断を行う場合、被診断者の肌のキメの整い具
合や皮脂量等のきめ細かい診断を行うことは困難であっ
た。このため、上述のようなきめの細かい診断が必要な
場合は、被診断者と診断者とがインターネット等のネッ
トワークに同時に接続し、診断者自身が直接被診断者の
肌の性状診断を行う必要があり、ネットワーク接続を利
用した診断においても、結局は医師等の診断者を確保す
ることが重要となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、原則的に被
診断者と診断者とが同時にネットワーク接続する必要が
ない、ネットワークを応用した診断、治療、カウンセリ
ング技術の提供を課題とする。また、診断者が被診断者
と同時にネットワークに接続する必要がないにもかかわ
らず、肌のキメの整い具合や皮脂量等のきめ細かい診
断、治療、カウンセリング等を行うことを可能とするこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために以下のようなものとされている。即ち、
ユーザの肌の画像データを受け付けることができる端末
装置と、当該端末装置にネットワークを介して接続可能
とされている情報処理装置とを含んで構成される診断シ
ステムであって、前記端末装置は、前記画像データを前
記ネットワークを介して前記情報処理装置へ送信する送
信手段を備え、前記情報処理装置は、前記端末装置から
受け取った画像データに基づいて所定の診断を行うと共
に、その診断結果についての診断データを生成する診断
手段を備え、前記診断手段は、前記ユーザの肌の画像デ
ータにおけるユーザの肌の皮溝に対応する領域を特定す
る手段と、前記皮溝に対応する領域の画像データに基づ
いて所定の診断を行う判定手段と、を含んで構成され
る、診断システムである。この診断システムでは、ユー
ザが端末装置から撮像装置を通じて撮像対象位置を撮像
することで生成して送出した画像データから、ユーザの
肌の皮溝に対応する領域を特定してその領域の画像デー
タに基づいて、情報処理装置が所定の診断を自動的に行
うようになっている。従って、この診断システムによれ
ば、医師の手を煩わせることなく診断を行えるようにな
る。このため、ユーザは、医師との時間合わせの必要も
なく、いつでも、どこからでも気軽に診断を受けられる
ようになる。また、皮溝に対応する領域の画像データに
基づいて診断を行っているので、皮溝の形状や深さ等か
ら、肌の性状、例えば肌の乾燥状態やキメの細かさ等を
診断することが可能となる。尚、上述の診断データは、
例えば、それをユーザに返送することで、ユーザが自己
の健康管理にそれを応用することも可能である。例え
ば、その診断データに基づいて必要と判断される薬剤や
化粧品の購買をユーザが行うようにするといった利用も
可能となる。また、この診断データは、薬剤や、化粧
品、医療器具、美容器具などの製造、販売元などでこれ
を利用することができる。例えば、薬剤や化粧品の販売
元などにこれを送ることにより、その利用を図ることが
できる。例をあげれば、そのデータを受け取った販売元
などから、自動的に或いはユーザからの購買要求に応じ
て薬剤や化粧品などを配送するようなシステムを構築す
ることができる。この場合には、ユーザが、診断システ
ムを管理する者との間で何らかの契約を行っておくこと
などが必要であろうが、そのような手当てさえあれば、
ユーザは、所定の画像データの撮影及び送信のための簡
単な処理を自宅で行うだけで、自分の健康状態に適合し
た薬剤、化粧品、健康食品、健康器具などを家に居なが
らにして入手できるようになる。本発明における画像
は、静止画像のみならず動画像をも含む。
【0008】上記診断システムでは、また、診断データ
を生成するのみならず、これに基づいて、診断結果に適
合する処方を表す処方データを生成するようにしても良
い。この場合には、時系列に従って生成される前記診断
データに基づいて、時系列に従った処方データが生成さ
れるようになる。このようにすれば、診断から処方とい
う医師が行う一連の作業を自動化することができるよう
になる。尚、この処方データは、上述の診断データと同
様、ユーザや、薬剤、化粧品、医療器具、美容器具など
の製造、販売元などで利用できる。
【0009】また、本発明においては、以下のような情
報処理装置も提供される。即ち、端末装置がネットワー
クを介して接続可能とされている情報処理装置であっ
て、前記端末装置は、ユーザの肌の画像データを受け付
け可能でかつ当該画像データをネットワークを介して前
記情報処理装置に送信できるものにおいて、前記情報処
理装置は、前記端末装置からネットワークを介して受け
取った前記画像データに基づいて所定の診断を行うと共
に、その診断結果についての診断データを生成する診断
手段を備えており、前記診断手段は、前記ユーザの肌の
画像データにおける皮溝に対応する領域を特定する手段
と、前記皮溝に対応する領域の画像データに基づいて所
定の診断を行う判定手段と、を含んで構成される、情報
処理装置である。この情報処理装置においては、前記端
末装置は、診断内容に関するとともに文字情報を含んだ
問診データをもネットワークを介して前記情報処理装置
に送信できるものであり、前記診断手段は、前記端末装
置からネットワークを関して受け取った前記画像データ
と前記問診データとの双方に基づいて前記所定の診断を
行うものとすることができる。このような構成の情報処
理装置では、撮像した位置の診断内容に関する問診デー
タに基づいて診断がなされるので、きめ細かくかつ精度
の高い診断を行うことが可能となる。撮像した位置の診
断内容に関する問診データには、撮像部位に関する情
報、例えば額を撮像した場合には、額にニキビがある
か、等の情報を含むものである。また、撮像部位に関す
る以外に、ユーザの年齢、性別についての情報や、ユー
ザの生活環境についての情報などを含むものとすること
もできる。なお、この明細書では、吹き出物等も含めて
ニキビと記載する。画像データに含めることのできない
情報であってなおかつ撮像した位置の診断内容に関する
データがこの問診データに含まれるので、診断の精度を
あげることができる。この情報処理装置は、前記ユーザ
の肌の画像データにおける皮溝に囲まれた閉領域を特定
する手段を更に備え、前記判定手段は、当該閉領域の面
積に基づいて前記所定の診断を行う、ものとすることも
できる。この構成によれば、皮丘の面積から肌のキメを
診断することで、より精度の高い診断を行うことができ
る。また、この情報処理装置においては、前記皮溝に対
応する領域における当該皮溝に溜まった皮脂に対応する
領域と、前記閉領域における皮脂に覆われた領域に対応
する領域と、を特定する手段を更に備え、前記判定手段
は、当該閉領域における皮脂に覆われた領域の面積に基
づいて診断を行うようにすることで、皮溝に溜まった皮
脂及び皮溝から溢れた皮脂の測定により皮脂量を診断す
ることで、皮脂の量を測定することが可能となり、より
精度の高い診断を行うことができる。この情報処理装置
において、前記診断データに基づいて、診断結果に適合
する処方についての処方データを生成する処方手段を備
えるようにしてもよい。この場合、診断データを生成す
るのみならず、これに基づいて、診断結果に適合する処
方を表す処方データを生成するようにしても良い。この
ようにすれば、診断から処方という医師が行う一連の作
業を自動化することができるようになる。尚、この処方
データは、上述の診断データと同様、ユーザや、薬剤、
化粧品、医療器具、美容器具などの製造、販売元などで
利用できる。また、本発明の情報処理装置は、以下のよ
うな方法を実行できるものとすることができる。即ち、
ユーザの肌の画像データを送信する送信手段が設けられ
た端末装置がネットワークを介して接続可能とされた情
報処理装置にて実行される方法であって、前記ユーザの
肌の画像データにおける皮溝に対応する領域を特定し、
当該特定された領域の画像データに基づいて所定の診断
を行い、その診断結果についての診断データを生成する
過程を含む、肌の診断方法である。
【0010】また、本発明の情報処理装置や、肌の診断
方法は、所定の記録媒体に記録された以下のようなプロ
グラムをコンピュータに読み込ませることで、家庭用コ
ンピュータや、通信手段を備えたゲーム専用コンピュー
タなどを用いて簡易に実現できるようになる。かかる記
録媒体とは、例えば以下のものを言う。即ち、ユーザの
肌の画像データを送信する送信手段が設けられた端末装
置がネットワークを介して接続可能とされているととも
に、コンピュータを含んで構成される情報処理装置を、
肌の診断装置として機能させるためのプログラムがコン
ピュータ読み取り可能な形態で記録された記録媒体であ
って、前記プログラムが、前記コンピュータに、前記端
末装置から画像データを受け取る処理と、前記画像デー
タにおける皮溝に対応する領域を特定する処理と、前記
皮溝に対応する領域の画像データに基づいて所定の診断
を行い、その診断結果についての診断データを生成する
処理と、を行わせるものである記録媒体がその一例であ
る。
【0011】本発明の情報処理装置や、診断データの生
成方法は、所定の記録媒体に記録された以下のようなプ
ログラムをコンピュータに読み込ませることで、家庭用
コンピュータなどの汎用的コンピュータを用いて簡易に
実現できるようになる。即ち、ユーザの肌の画像データ
を送信する送信手段が設けられた端末装置がネットワー
クを介して接続可能とされているとともに、コンピュー
タを含んで構成される情報処理装置を、肌の診断装置と
して機能させるためのプログラムであって、前記コンピ
ュータに、前記端末装置から画像データを受け取る処理
と、前記画像データにおける皮溝に対応する領域を特定
する処理と、前記皮溝に対応する領域の画像データに基
づいて所定の診断を行い、その診断結果についての診断
データを生成する処理と、を行わせるためのものとして
コンピュータ読み取り可能な形態で所定の記録媒体に記
録されたプログラムがその例である。
【0012】また、本発明に依れば、端末装置がネット
ワークを介して接続可能とされている情報処理装置であ
って、前記端末装置は、ユーザの肌の画像データを受け
付け可能でかつ当該画像データをネットワークを介して
前記情報処理装置に送信できるものにおいて、前記情報
処理装置は、前記端末装置からネットワークを介して受
け取った前記画像データに基づいて所定の診断を行うと
共に、その診断結果についての診断データを生成する診
断手段を備えており、前記診断手段は、前記ユーザの肌
の画像データにおける毛穴に対応する領域を特定すると
ともに当該特定された毛穴近傍における色素が分布して
いる領域を特定する手段と、前記ユーザの肌の画像デー
タ内の毛穴の数と前記色素が分布している領域の画像デ
ータに基づいて所定の診断を行う判定手段と、を含んで
構成される、情報処理装置も提供される。
【0013】この情報処理装置においては、ユーザの肌
の画像データにおける毛穴近傍における色素が分布して
いる領域を特定し、ユーザの肌の画像データ内の毛穴の
数と前記色素が分布している領域の画像データ、例えば
その領域の面積に基づいて、色素に基づいた肌の色や、
色素の異常発生を伴う肌の病変の診断等を行うことがで
きる。この色素による診断は、上述の皮溝や皮丘の特定
による診断と組み合わせて行うこともできる。
【0014】このような診断を行う情報処理装置は、以
下のような方法を実行できるものとすることもできる。
即ち、ユーザの肌の画像データを送信する送信手段が設
けられた端末装置がネットワークを介して接続可能とさ
れた情報処理装置にて実行される方法であって、前記ユ
ーザの肌の画像データにおける毛穴に対応する領域を特
定するとともに当該特定された毛穴に対応する領域の近
傍における色素が分布している領域を特定し、前記ユー
ザの肌の画像データ内の毛穴の数と前記色素が分布して
いる領域の画像データに基づいて所定の診断を行い、そ
の診断結果についての診断データを生成する過程を含
む、肌の診断方法である。
【0015】また、毛穴の数と前記色素が分布している
領域の画像データに基づいて所定の診断を行う情報処理
装置や、肌の診断方法も、所定の記録媒体に記録された
以下のようなプログラムをコンピュータに読み込ませる
ことで、家庭用コンピュータや、通信手段を備えたゲー
ム専用コンピュータなどを用いて簡易に実現できるよう
になる。かかる記録媒体とは、例えば以下のものを言
う。即ち、ユーザの肌の画像データを送信する送信手段
が設けられた端末装置がネットワークを介して接続可能
とされているとともに、コンピュータを含んで構成され
る情報処理装置を、肌の診断装置として機能させるため
のプログラムがコンピュータ読み取り可能な形態で記録
された記録媒体であって、前記プログラムが、前記コン
ピュータに、前記端末装置から画像データを受け取る処
理と、前記画像データにおける毛穴に対応する領域を特
定する処理と、当該特定された毛穴に対応する領域の近
傍における色素が分布している領域を特定する処理と、
前記ユーザの肌の画像データ内の毛穴の数と前記色素が
分布している領域の画像データに基づいて所定の診断を
行い、その診断結果についての診断データを生成する処
理と、を行わせるものである記録媒体。
【0016】毛穴の数と前記色素が分布している領域の
画像データに基づいて所定の診断を行う情報処理装置
や、肌の診断方法は、所定の記録媒体に記録された以下
のようなプログラムをコンピュータに読み込ませること
で、家庭用コンピュータなどの汎用的コンピュータを用
いて簡易に実現できるようになる。即ち、ユーザの肌の
画像データを送信する送信手段が設けられた端末装置が
ネットワークを介して接続可能とされているとともに、
コンピュータを含んで構成される情報処理装置を、肌の
診断装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、前記端末装置から画像データを受
け取る処理と、前記画像データにおける毛穴に対応する
領域を特定する処理と、当該特定された毛穴に対応する
領域の近傍における色素が分布している領域を特定する
処理と、前記ユーザの肌の画像データ内の毛穴の数と前
記色素が分布している領域の画像データに基づいて所定
の診断を行い、その診断結果についての診断データを生
成する処理と、を行わせるためのものとしてコンピュー
タ読み取り可能な形態で所定の記録媒体に記録されたプ
ログラムである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
の一例について説明する。
【0018】≪全体構成≫この実施形態において具現化
される診断システムは、図1に示す如きものである。こ
の診断システムは、本発明の端末装置としての端末T及
び、本発明の情報処理装置としてのサーバSとを含み、
更には、美容用品販売店B及び病院Yを含んで構成され
ている。これらは、インターネット、イントラネットな
どにより形成されるネットワークNを介して接続されて
いる。
【0019】≪端末の構成≫次に端末Tについて説明す
る。この実施形態における端末Tは、これには限られな
いが、家庭用のコンピュータにより構成されている。こ
の端末Tは、所定のディスプレイ装置T1、後述の問診
データの入力などを行うための、キーボードやマウスな
どによって構成される入力装置T2、及びデジタルカメ
ラやマイクロスコープなどにより構成される撮像装置C
を備えている。
【0020】この撮像装置Cは、本発明の撮像手段に相
当するものである。撮像装置Cは、撮像を行うことによ
り画像データを生成することができるようになってい
る。端末Tは、端末Tと撮像装置Cとを繋ぐケーブルが
接続される入力端子を介して、画像データを受け取るこ
とが可能となっている。撮像装置Cは、ユーザの身体の
一部である所定の撮像対象位置を撮像するためのもので
ある。
【0021】端末Tとなるコンピュータは、ディスクド
ライブを備えている。そしてそのディスクドライブに、
CD−ROMやDVD−ROMなどにより構成される本
発明による記録媒体MTを挿入し、その記録媒体MTに
記録されている本発明によるプログラムを読み込ませる
ことができるようになっている。コンピュータは、上述
の過程によって本発明によるプログラムをインストール
することで、本発明の端末Tに求められる各機能を有す
るものとなる。これには限られないが、この実施形態に
おける記録媒体MTは、このシステムを運営するサーバ
Sの管理者などが配布したものである。但し、上述のプ
ログラムは、記録媒体MTを介してコンピュータにイン
ストールされる必要は必ずしもなく、ネットワークを介
しての配信の過程を経てコンピュータにインストールさ
れるようにしても構わない。あるいは、端末Tを単なる
インターフェースとして、サーバS側で必要なプログラ
ムを実行する形態としてもよい。このプログラムは、そ
れ単体でコンピュータに本発明の端末Tとしての機能を
奏させることができるようなものでもよく、それとコン
ピュータにインストールされているOSとの協働によ
り、コンピュータに本発明の端末Tとしての機能を奏さ
せるようなものとなっていても良い。
【0022】上述のプログラムの実行により、本発明の
端末Tが内蔵するCPUは、以下の機能ブロックを形成
する。つまり、図2に示したように、この端末は、画像
データ受け付け部110、問診データ受け付け部12
0、制御部130、送受信部140、及びディスプレイ
装置管理部150を備えて構成される。
【0023】画像データ受け付け部110は、撮像装置
Cで撮像されることにより生成された所定の画像データ
を受け付けるものである。この実施形態における画像デ
ータ受け付け部110は、撮像装置Cと端末Tとを繋ぐ
ケーブルを介してかかる画像データを受け付けるように
なっている。もっとも、画像データ受け付け部110
は、撮像装置Cで生成された画像データを受け付けるよ
うになっていれば良く、メモリカードその他の外部記録
媒体などを介して画像データを受け付けるように構成さ
れていても構わない。問診データ受け付け部120は、
入力装置を介して行われるユーザの入力に応じて、問診
データを生成する。問診データとは、診断の内容に関す
る情報であり、且つ文字情報を含むものである。
【0024】例えば、ユーザの年齢、性別、自覚症状な
どについての情報や、画像データを生成した(撮像を行
った)日時、生活リズムや生活パターンについての情報
を含むものとすることができる。つまり、この問診デー
タには、それが文字情報に関するものでありさえすれ
ば、診断に必要な情報に関するどのようなものも含める
ことができる。また、問診データは、診断内容の種別に
応じて適宜変更することができる。この問診データは、
一般的には、入力装置T2を構成するキーボードから文
字情報として入力される。例えば、問診データは、ユー
ザが自由に文字を打ち込むことによって生成されるよう
なものとすることができる。もっとも、上述のプログラ
ムの実行により形成される制御部130に、行われる診
断についての質問及びその質問に対する選択肢をユーザ
に提示し、ユーザがマウス等のポインティングデバイス
によって所望の選択肢を選択することで、問診データの
入力を行えるようにすることもできる。また、制御部1
30に、対象となる診断を行う際に必要となる情報につ
いての複数の選択肢をディスプレイ装置T1に表示させ
る機能を持たせておき、ディスプレイ装置T1に表示さ
れた選択肢をユーザに選択させることによって、問診デ
ータを入力可能とすることもできる。
【0025】制御部130は、前述の画像データ受け付
け部110及び問診データ受け付け部120と、後述の
送受信部140及びディスプレイ装置管理部150の管
理を行う。例えば、送受信部140から送信すべき画像
データや問診データをユーザの入力内容に基づいて決定
したり、ディスプレイ装置T1に表示される画像の決定
を行ったりする。また、制御部130は、前述の入力装
置T2などからの入力に基づいて、受け付けた画像デー
タがいかなる診断のためのものであるかということを示
すデータである対応情報を生成し、これを画像データに
付加する機能も有している。上述の対応情報には、診断
の内容が「肌の性状の診断」であることを示す情報が含
まれることとなる。また、後述するように、撮像装置C
で撮像されることにより生成された所定の画像データ
が、肌のどの部位を撮像したものであるのか、例えば、
額、右頬、左頬、おとがい部のいずれであるのかを示す
情報も含まれることとなる。この例では、後述するよう
に、右頬の診断を行うことがユーザにより入力され、上
述の画像データが右頬に関するものであることを示す情
報も含まれることとなる。
【0026】送受信部140は、この端末Tとネットワ
ークNとの間での通信を実行するものである。この送受
信部140は、少なくとも、画像データ(及び付加され
た対応情報)と問診データとを、サーバSに対してネッ
トワークNを経由して送信できるようになっている。
尚、この実施形態における送受信部140は、サーバS
が生成した後述の診断データ(場合により、診断データ
と処方データ、或いは処方データ)をネットワークNを
介してサーバSから受け取れるようになっている。
【0027】ディスプレイ装置管理部150は、ディス
プレイ装置T1に所望の画像を表示するための表示用デ
ータを生成するものである。ディスプレイ装置管理部1
50は、制御部130の管理下で、表示用データを生成
するようになっている。
【0028】≪サーバの構成≫次にサーバSについて説
明する。この実施形態におけるサーバSは、一般的なコ
ンピュータにより構成されている。このサーバは、所定
のディスプレイ装置、キーボードやマウスなどにより構
成される所定の入力装置を備えている。
【0029】サーバSとなるコンピュータは、ディスク
ドライブを備えている。そしてそのディスクドライブ
に、CD−ROMやDVD−ROMなどにより構成され
る本発明による記録媒体MSを挿入し、その記録媒体に
記録されている本発明によるプログラムを読み込ませる
ことができるようになっている。このコンピュータは、
上述の過程によって本発明によるプログラムをインスト
ールすることで、本発明のサーバSに求められる各機能
を有するものとなる。このプログラムは、それ単体でコ
ンピュータに本発明の情報処理装置としての機能を奏さ
せることができるようなものでもよく、それとコンピュ
ータにインストールされているOSとの協働により、コ
ンピュータに本発明の情報処理装置としての機能を奏さ
せるようなものとなっていても良い。
【0030】上述のプログラムの実行により、本発明の
サーバSが内蔵するCPUは、以下の機能ブロックを形
成する。つまり、図3に示したように、このサーバS
は、送受信部210及び診断部2220を備え構成され
ている。
【0031】送受信部210は、この端末Tとネットワ
ークNとの間での通信を実行するものである。この送受
信部210は、少なくとも画像データ、問診データの端
末Tからの受信を行えるようになっている。尚、この実
施形態の送受信部210は、美容用品販売店Bや病院Y
へ、或いはユーザが使用する端末Tへ、ネットワークN
を介して診断データ(場合によっては、処方データと診
断データ、或いは処方データ)を送信できるようになっ
ている。美容用品販売店Bや病院Y或いは端末Tへの処
方データの送信は、その中の一ヶ所或いは複数箇所に対
して選択的に行えるようになっている。
【0032】診断部220は、本発明における診断手段
及び処方手段の機能を併有するものであり、端末Tから
ネットワークNを介して受け付けた上述の画像データ及
び問診データに基づいて所定の診断を行うと共に、その
診断結果に基づいて、診断結果に適合する処方について
の処方データを生成するものである。また、この例で
は、診断部220は、本発明におけるユーザの肌の画像
データにおけるユーザの肌の皮溝に対応する領域を特定
する手段、皮溝に囲まれた閉領域を特定する手段、皮溝
に溜まった皮脂に対応する領域と閉領域における皮脂に
覆われた領域に対応する領域とを特定する手段、及びユ
ーザの肌の画像データにおける毛穴に対応する領域を特
定するとともに当該特定された毛穴近傍における色素が
分布している領域を特定する手段の各機能を併有するも
のである。勿論、上述した各手段の一部又は全てを、診
断部220とは別個の手段として設けることもできる。
より詳述すれば、この診断部220は、画像処理部22
1、判定部223、処方基準データ記録部224、処方
データ生成部225、対応判定部226を含んで構成さ
れる。
【0033】画像処理部221は、本発明における画像
処理手段に相当するものであり、画像データに対して所
定の画像処理を行う機能を有している。基準データ記録
部222には、画像データにおける皮溝、皮丘、皮脂、
色素等から肌の性状を判断するための基準データが記録
されている。判定部223は、後述の処方データ生成部
225と協働して、本発明における判定手段として機能
するものである。判定部223は、上述の画像処理部2
21で生成された画像データを、所望する診断に適した
上述の基準データと対比すると共に、上述の問診データ
を加味して診断結果についての診断データを生成する機
能を有している。
【0034】また、処方基準データ記録部224には、
上述の診断データに基づいて処方データを生成するにあ
たって必要とされるデータが記録されている。この実施
形態の処方データ記録部224は、これには限られない
が、処方データとして、肌のキメの整い具合と肌の皮脂
量とに応じた処方を行うためのデータが記録されてい
る。処方データ生成部225は、本発明の処方手段に相
当するものである。上述の診断データを受け取り、処方
基準データ記録部224から適当なデータを読み出すこ
とにより処方データを生成する。処方データは、診断デ
ータにより示される現状に適合する処方についてのデー
タであり、例えば皮脂量が過多な場合肌の性状を回復さ
せるためのアドバイス、現状の健康状態回復のためのア
ドバイスや、或いはこれらに関連する情報などが含まれ
ている。この処方データは、各診断に応じた内容とされ
ている。対応判定部226は、画像データに付加されて
端末Tから送られてきた対応情報を解析し、当該画像デ
ータに対して行われるべき診断を決定し、また、端末T
からの画像データが肌のどの部位を撮像したものである
かを判定する。この例では、上述のように、画像データ
が右頬を撮像したものであるという情報が、それぞれ対
応情報に含まれているので、画像データが右頬を撮像し
たものであるということが対応判定部226で判定され
る。この決定は、画像処理部221及び判定部223へ
と送られる。この判定情報に基づいて、画像処理部22
1は適切な画像処理を行い、判定部223は適切な診断
の判定を行うようになっている。
【0035】以下、上述の端末TからネットワークNを
介してサーバSに接続することによる肌の性状の診断例
を説明する。まず、ユーザは、予め割り振られた識別情
報としてのユーザID及びパスワードを入力装置T2を
通じて問診データ受け付け部120に入力する。尚、識
別情報の送信に先立って、制御部130によって、ディ
スプレイ装置管理部150を通じて、識別情報の入力を
ユーザに促す画像をディスプレイ装置T1に表示するよ
うにしてもよい。この例においては、図4に示した如き
画像をディスプレイ装置T1に表示させ、ユーザによる
識別情報の入力をスムーズなものとした。
【0036】図4で示した例においては、予めユーザを
登録しておき、登録されたユーザを利用者1,利用者2
…としてディスプレイ装置T1に一覧表示する。ユーザ
は、表示された利用者一覧から自分に該当するものを選
択し、図中の空欄に所定のパスワードを入力する。これ
により生成された情報は、制御部130へと送られる。
制御部130は、この情報に基づいて生成した識別情報
を送受信部140へと送る。この識別情報は、端末Tが
サーバSにアクセスする際に、サーバSの送受信部21
0へと送られ、サーバSでの診断処理等におけるユーザ
の特定等に用いられる。ユーザは、まず、肌のどの部位
における診断を行うかを決定する旨の意思表示を、入力
装置T2を介して入力する。これにより、制御部130
にて、画像データが肌のどの部位を撮像したものである
かを示す対応情報が生成される。この例では、図5に示
される画像をディスプレイ装置T1に表示してユーザか
らの入力を容易なものとした。
【0037】図5において、画像最上部には、ユーザ
名、生年月日、年齢が表示される。画面下中央には、撮
像対象となる部位の画像、ここでは顔画像が表示され、
顔画像の額、右頬、左頬、顎の各部位のいずれかをマウ
ス等の入力デバイスにより選択指示することで、顔のど
の部位を撮像するかを選択指示する。画面下左には、過
去の撮影履歴が表示され、画面下右には、ユーザからの
コメントの入力領域が表示される。画面中央右には、画
面下中央の顔画像を通じて撮像する場所を選択すること
をユーザに求めるメッセージと、選択された場所に撮像
装置C、この例ではマイクロスコープ、をセットするこ
とを求めるメッセージが表示される。撮像装置Cからの
画像は、画像データ受け付け部110を通じて制御部1
30に入力され、画面中央左に表示される。このような
構成により、撮像装置Cで撮像されることによって生成
された画像データが、画像データ受け付け部110を通
じて制御部130に送られる。
【0038】この例では、ユーザが画面下中央の顔画像
において、右頬の部分をマウスでクリックし、これによ
り右頬における肌の画像を撮像する旨の入力を制御部1
30に対して行う。また、ユーザは、画面中央左に示さ
れる、右頬における肌の画像を確認し、右頬の肌の画像
が実際に撮像されていることを確認したうえで、撮像装
置Cに設けられた決定スイッチ、あるいはマウス等を通
じて、現在画面中央左に表示されている画像を、送受信
部140を通じてサーバSに送る画像として決定する。
制御部130は、その時点で画像データ受け付け部11
0を通じて送られている画像データを、送受信部140
を通じてサーバSに送る画像として決定し、更に、前述
した対応情報を画像データに付加し、これらの画像デー
タ及び送受信部140に送る。送受信部140は、端末
Tの操作によって入力されたユーザの求めに応じてなさ
れる制御部130による制御を受けて、対応情報が付加
された画像データと、以下に述べる問診データと、をネ
ットワークNを介してサーバSへと送る。
【0039】また、肌の画像に加えて、問診データをユ
ーザに入力してもらい、この問診データを肌の画像とと
もにサーバSに送るようにすることもできる。この問診
データは、入力装置T2を介して文字情報を含む問診デ
ータの入力操作をユーザが行うことで生成される。問診
データの入力にあたっては、例えば図6に示される質問
1−1〜1−5のうちいずれかの質問がディスプレイ装
置T1に表示されるようになっている。この例では、上
述のようにユーザが右頬の画像をクリックしているの
で、右頬に関する質問である質問3が、図7のようにデ
ィスプレイ装置T1に表示される。この画像は、制御部
130の制御に基づいてディスプレイ装置管理部150
が生成した表示用データに基づいてディスプレイ装置T
1に表示される。図7に示されるように、ディスプレイ
装置T1には、右頬に関して、「ニキビや吹き出物があ
る」、「カサカサがある」、「湿疹がある」、「シミや
ソバカスがある」、「油肌でテカる」、「シワやたるみ
がある」の各質問が示される。ユーザは、これら各質問
に対し、「いいえ」、「ほんの少し」、「すこし」、
「かなり」、「非常に」の各選択肢のうちから1つを選
択して、マウス等の入力手段を通じてチェックマークを
つける。これらの質問及び選択肢は、ユーザがこれらの
質問に対して選択肢を選んで回答することによって、ユ
ーザによる主観的な診断情報(主訴)が得られるものと
なっている。例えば、「ニキビや吹き出物がある」とい
う質問に対して、「いいえ」〜「非常に」のいずれかの
選択肢を選ぶことで、「ニキビや吹き出物がある」、
「カサカサがある」…の各質問に関して、ユーザが自分
の肌をどのように判断しているか、つまりユーザの主観
的な診断情報を得ることができる。一方、客観的情報と
しては、上述のようにユーザの額における肌の画像デー
タが得られている。
【0040】この結果、画像データからユーザの額には
「ニキビや吹き出物」が殆どなく、かつ、かなり「カサ
カサ」していることが客観的に判断できるにもかかわら
ず、ユーザからの回答が、「ニキビや吹き出物」が「か
なり」あり、かつ「カサカサがある」が「ほんの少し」
であるというものであれば、このユーザは、ニキビや吹
き出物が気になるタイプで、かつ肌のカサカサはあまり
気にならないタイプであることがわかる。このため、後
述するサーバでの判定処理においては、これら主観的な
診断情報と客観的情報の双方を得たうえで、主観的な診
断情報から得られる当該ユーザのタイプや好みをも加味
したうえで判定及び処方データの生成を行うことができ
る。上記の各質問とは別個に、ユーザが自由に入力可能
である領域が図7における画面下に設けられており、上
述の各質問以外で気になることをユーザが自由に書き込
めるようになっている。これにより、ユーザの意志や要
望をも加味したうえで判定及び処方データの生成を行う
ことも可能となっている。
【0041】図7に示した額に関する質問は、図6にお
いて質問1の中の質問1−1として示されている。ま
た、図6に示されるように、図7での各選択肢には、
「いいえ」には0点、「ほんの少し」には1点、「すこ
し」には2点、「かなり」には3点、「非常に」には4
点が割り当てられている。また、「額に上記以外で気に
なることがある場合お知らせ下さい」の項目に入力があ
る場合は4点、入力がない場合には0点を割り当てる。
ユーザが全ての質問に対して選択肢を決定すると、制御
部130においては、額に関する回答の合計点数を算出
する。図7の例では、すべて「いいえ」の選択肢が選択
されており、なおかつ「額に上記以外で気になることが
ある場合お知らせ下さい」の項目に入力がないので、合
計点は0点となっている。
【0042】以上の構成により、図6に示されるよう
に、質問1(詳細には質問1を構成する質問1−1〜1
−5)に対してユーザが回答することで、右頬の画像デ
ータという客観的情報と、その画像データに対応した問
診データが得られ、サーバSの診断部220で、これら
画像データ及び問診データに基づいて、肌のキメのあら
さと肌の皮脂量に関しての診断データ及び処方データを
生成することが可能となる。特に、この例では、画像デ
ータに対応した主観的な診断情報、いわゆる主訴、を得
ることができる。質問に対する回答が得られた後に、図
7の質問の回答合計点が所定点数以上、この例では12
点以上であるかどうかを判定し、合計点が12点以上で
あれば、更に詳しくユーザの肌の状態を把握するため
に、図8に示される質問を実行する。図7の質問に対す
る回答結果が12点未満であった場合、及び、図8の質
問に対する答えが得られた場合は、質問を終了する。勿
論、ここで質問を終了せずに、更にその他の質問を行う
ことで、ユーザの肌の状態や健康状態、普段使用してい
る化粧品の種類や、家族にアレルギー症の人がいるかど
うか等の情報を得て、一層詳細な情報を収集するように
してもよい。以上のように問診データの入力がなされた
場合には、端末Tは、問診データ受け付け部120を介
して、上述の問診データを受け付ける。このデータは、
制御部130を介して送受信部140へ送られる。送受
信部140は、端末Tの操作によって入力されたユーザ
の求めに応じてなされる制御部130による制御を受け
て、この問診データを、画像データに加えてサーバSへ
と送る。
【0043】サーバSは、ネットワークNを介して端末
Tから送られた画像データを送受信部210によって受
け取り、これらのデータに基づいて診断を行う。また、
端末Tから問診データも送られた場合には、この問診デ
ータにも基づいて診断を行う。送受信部210により受
け取られた、肌についての画像データ、この例では右頬
の肌の画像データ、は、診断部220へ送られる。対応
判定部226は、画像データに付加されている対応情報
を解析し、この対応情報に基づいて、送信されてきた画
像データについて、額、右頬、左頬、おとがい部のいず
れにおける肌の画像データであるかを決定し、その画像
に対して行われるべき診断を決定する。この例では、右
頬の肌の診断を行うことが決定される。この決定は、画
像処理部221及び判定部223へと送られ、画像処理
部221での適切な処理と、判定部223での適切な判
定が行われる。また、画像データは、画像処理部221
へと送られる。画像処理部221は、必要な場合に、画
像データに対して所定の画像処理を行う。例えば、肌の
画像についての以後の判定を行いやすくするための処理
を行う。エッジ強調や、モアレによる等高線処理などを
行っても良い。なお、画像処理を行わない場合には、端
末Tから送信された画像データをそのまま用いる。
【0044】また、画像処理部221では、色補正の処
理を行っても良い。画像データは、撮像装置C毎の仕様
の違いや、撮像時の照明の相違などにより本来の画像と
は異なるものとなっていることが多いので、かかる色補
正を行うことで、正確な診断を行うことができる。例え
ば、所定の基準色が所定の配置で付されたシールなどを
ユーザに予め配布しておくと共に、このシールを撮像範
囲に張付けて撮像を行うことをユーザに義務付け、画像
に映りこんでいるシール内の基準色を予め準備しておい
た色に合わせるとともに、この処理を画像全体に適用す
ることによって行うことができる。尚、色補正の処理
は、ユーザ側の端末Tにて行ってもよい。この場合に
は、色補正のされた統一された画像データがサーバSに
送られることとなる。この場合には、端末Tが、色補正
を行うための手段を備えていることが必要となるが、例
えば前述の制御部130に、かかる手段としての機能を
与えておくことができる。図9で示したのが、画像デー
タで示される肌の拡大像の一例である。図9中縦横に走
る線として表現されているHMは、皮溝と呼ばれる表皮
上の溝であり、皮溝HMで区画された各部分は皮丘HO
と呼ばれる。
【0045】上述の処理が必要に応じて行われた画像デ
ータは、次に、判定部223へと送られる。判定部22
3では、画像データから皮溝、皮丘、皮脂量、色素量等
を特定する。以下、この例の判定部223が実行する、
皮溝の特定による肌の性状の診断、皮溝と皮丘の特定に
よる肌のキメの細かさの診断、皮脂量の診断、色素の診
断、ニキビの診断、シミの診断のそれぞれについて説明
する。
【0046】(1)皮溝の検出による肌の性状の診断 この例では、判定部223は、画像データ内で周囲より
も明度が低く、暗く表示される連続した曲線部を、肌の
溝の部分である皮溝に対応する領域として特定する。こ
れにより、曲線部の太さから皮溝の太さを、また皮溝に
対応する領域の明るさ(明度)や皮溝の形状から、皮溝
の深さを検出あるいは特定することができる。なお、本
実施形態に記載する皮溝や皮丘、毛穴等の検出基準は一
例であり、その他任意の基準や方法で皮溝等を検出する
ことができる。これら検出された情報と、基準データ記
録部222に記録された皮溝と肌の性状に関する基準デ
ータと、に基づいて、判定部223において、肌の性状
を診断する。この例では、基準データ記録部222に
は、皮溝の深さに応じて、肌の性状の診断、この例では
肌の乾燥度を診断するための基準データが記録されてい
る。判定部223では、基準データに従って、皮溝の深
さが一定範囲内であれば、肌が潤っていると診断し、皮
溝が認められるもの浅いという場合には、肌がやや乾燥
気味と診断する。皮溝が認められない場合には、肌が乾
燥していると診断する。
【0047】(2)皮溝と皮丘の検出による肌のキメの
細かさの診断 肌(皮膚)の表面には細かなシワが縦横斜めに走ってお
り、肌の溝状の部分を皮溝、肌の高くなっている部分は
皮丘と呼ばれる。これらが大小集まり、多角形で区切ら
れた曲面を形成しているものを皮野をいう。理想肌のキ
メは、皮溝がはっきりとしていて、細かい皮野が多く整
っている状態で、”キメの細かい肌”と表現される。角
が広い皮野が多く整っている場合は肌のキメが粗く、細
かい皮野が多く整っている場合は肌のキメが細かいとい
える。また、皮丘の角が大小バラバラの場合、肌のキメ
が乱れており、皮丘の角が同じ大きさに整っている場合
は、肌のキメが整っているといえる。この例において、
基準データ記録部222に記録された肌のキメの細かさ
の判定基準を図10に示す。図10に示されるように、
皮丘の平均面積が0.1mm 2以下のときは、皮溝・皮
丘が網目状に均一であるので、肌のキメが細かいと判定
する。皮丘の平均面積が0.1mm2〜1.0mm
ときは、皮溝・皮丘が網目状に認められるが浅いと判定
し、肌のキメがやや粗いと判定する。皮溝が一方向しか
認められない場合は、皮丘がないとみなして、皮丘の平
均面積を0mm とし、かつ、肌のキメが粗いと判定す
る。皮溝、皮丘を認めない場合は、画像データの撮像範
囲をすべて皮丘とみなし、皮丘の平均面積を1.0mm
以上とし、肌のキメが非常に粗いと判定する。判定部
223では、皮溝の検出及び皮溝で囲まれた閉領域を皮
丘として検出し、上述の判定基準を基準データ記録部2
22から読み出し、画像データから検出された皮溝等か
らユーザの肌のキメの細かさを診断する。
【0048】(3)皮脂量の診断 皮脂は、皮脂腺より分泌され、皮溝の溝をつたって顔全
体に分布していくので、皮脂分泌量が多くなると、溝に
溜まる皮脂量が増加しこれが溝からあふれ出す。従っ
て、溝に溜まった皮脂の量と溝からあふれ出た皮脂の量
から、皮脂量を判定することができる。溝よりあふれ出
た皮脂は、皮丘、皮野の表面では、白く光った状態で撮
像される。図11に、皮脂が皮溝に溜まっており、皮丘
にあふれてはいない状態の説明図を示す。この図におい
て、h1で示される皮脂は、皮溝に収まった状態となっ
ており、皮脂量が適量と判定される。図12に示される
ように、皮脂h2が皮丘にあふれている場合は、皮脂量
が多いと判定される。また、図示はしないが、皮脂が皮
溝からあふれておらず、なおかつ皮溝からの反射光が通
常よりも少ない、つまり皮溝にも皮脂が少ないことが示
される場合には、皮脂が少ないと判定される。この例で
は、輝度分布調整、輝度反転等の画像処理を行なうこと
で、皮丘・皮野の皮脂部を抽出し、画像データ領域の面
積に対する、皮脂量面積を算出することで、上述の皮脂
が皮溝から溢れている、いないの判定基準に加えて、皮
脂量を0〜20%、20〜40%、40〜60%、60〜80%、80〜
100%の5段階でも判定するものとした。上述の皮脂量
の判定基準を基準データ記録部222に記録しておき、
判定部223によって、皮溝・皮丘・皮野の領域におけ
る、白く光って見える面積を測定するとともに上述の判
定基準を用いて皮脂量の診断を行う。なお、この皮脂量
の診断や、後述する色素の診断、ニキビの診断、シミの
診断は、単独で行うこともでき、また、上述の皮溝の検
出あるいは皮溝及び皮丘の検出による肌の性状の診断と
適宜組み合わせて行うこともできる。例えば、(2)皮
溝及び皮丘の検出による肌のキメの細かさの診断に、皮
脂量の診断、色素の診断、ニキビの診断、シミの診断の
いずれかまたは全部を組み合わせて、総合的に肌の診断
を行うことができる。
【0049】(4)色素の診断 色素の判定は以下のように行う。なお、この例では、メ
ラニン色素の判定を行うものとした。色素は、通常毛穴
の点を中心に発達するので、(油やけ)色素の量を判定
する場合、毛穴を中心に発達した色素の分布面積、即
ち、色素が分布している領域の面積を測定し、カメラ収
録面積に対する色素量で判定を行う。この例では、毛穴
近傍における色素が所定のしきい値以上検出される領域
を、「色素が分布している領域」として判定し、その面
積を求めた。毛穴の検出にあたっては、輝度分布調整、
輝度反転等の画像処理を行ない、毛幹(毛の肌の表面か
ら露出している部位)の形状抽出を行なうことで毛幹を
検出する。これにより、毛幹の根本(肌に最も近い部
分)を毛穴として検出することができる。その後に、画
像データの全体内、つまりカメラ収録面積内における毛
穴の数量をカウントし、当該数量に色素の分布面積を乗
算する、つまり、毛穴の数量×分布面積の値を算出する
ことで、カメラ収録面積に対する色素面積を算出した。
図13、図14は、毛穴付近の色素が分布している領域
の説明図であり、図13のm1で示される領域、及び図
14のm2で表される領域がそれぞれ色素が分布してい
る領域となる。図13においては、m1の領域が狭く、
色素の分布面積が小さいことがわかる。一方、図14に
おいては、図13の例よりもm2の領域が比較的広く、
色素の分布面積が大きいことが示される。従って、図1
3の画像の撮像対象のユーザのほうが、図14の画像の
撮像対象のユーザよりも色が白いと判定される。以上の
構成とすることで、ユーザの肌の色素量についての診断
を行うことができる。基準データ記録部222には、カ
メラ収録面積に対する色素面積の値に応じて、色が黒
い、やや色が黒い、普通、やや色が白い、色が白いとい
う5段階で判定するための基準データが記録されている
判定部223は、この基準データから、ユーザの肌が色
黒であるかどうかを診断する。また、判定部223で
は、色素分布から、色素が異常に多量となってないか等
の診断を行うこともできる。
【0050】(5)ニキビの診断 この例では、基準データ記録部222には、ニキビの程
度を以下のような5段階に分けて判断するための基準デ
ータを記録しておくものとした。 第1段階(面皰:めんぽう) 皮膚表面から突起物が出ている状態で、ニキビの先端が
開いていて黒っぽくなっている黒ニキビと、ニキビの先
端が閉じていて黄白色をした白ニキビの2種類がある。
この段階では、炎症は生じていない。この段階は、判定
部223では、画像データに対して輝度分布調整、輝度
反転等の画像処理及び形状抽出を行って、ニキビによる
突起物に対応する画像領域を特定する。基準データ記録
部222には、皮膚化学的診断を加味し、その領域内で
ニキビの先端部にあたる領域の色が所定のしきい値より
も黒い(明度が低い)場合には黒ニキビ、そうでない場
合には白ニキビと判定するという判定基準が記録されて
おり、判定部223では、ニキビによる突起物に対応す
る画像領域がある場合には、この判定基準に従って、ニ
キビが第1段階であること、及び白ニキビ、黒ニキビの
いずれかであるかを診断する。 第2段階(瘡:ざそう) 面皰のつまった毛穴の中で、細菌が増殖して、炎症が起
こる。赤くはれると痛みを感じるようになる。数週間
で、自然と消えるものもあれば、さらに悪化することも
ある。基準データ記録部222には、上記第1段階の判
定条件に加えて、画像データのニキビに対応する領域に
おいて、皮膚化学的診断を加味し、炎症をあらわす赤い
色が出現していれば、第2段階と判定するという判定基
準が記録されている。これにより、判定部223では、
ニキビが第2段階にあるかどうかを診断する。 第3段階(膿疱性瘡:のうほうせいざそう) 瘡が悪化するとさらに赤くはれて、炎症が起こって膿を
もつようになる。ニキビ後が残ることが多い。基準デー
タ記録部222には、上記第2段階の判定条件に加え
て、ニキビの領域において膿の色が出現しているか、ま
たは炎症の領域が所定の値よりも大きいか、のいずれか
を満たす場合に、第3段階であると判定するという判定
基準が記録されている。これにより判定部223では、
ニキビが第3段階にあるかどうかを診断する。 第4段階(硬結性瘡:こうけっせいざそう) 膿疱性瘡がさらに悪化して、硬くなったものが硬結性?
瘡で、炎症がさらにひどくなり硬いしこりができている
状態。基準データ記録部222には、第3段階の判定基
準に加えて、炎症の領域の大きさが更に大きくなってい
るか、また、皮膚表面に、硬いしこりが生じたときに特
有の形状が現れているか、のいずれかを満たす場合に、
第4段階であると判定するという判定基準が記録されて
いる。これにより判定部223では、ニキビが第4段階
にあるかどうかを診断する。 第5段階(曩腫性瘡) 硬結性瘡がもっとひどくなりおできのような状態にな
る。皮膚の中で、袋状になるために極めて跡が残る。ニ
キビ跡にはクレーターのようにへこんだものとボコッと
硬く膨れたケロイドの2種類があり治にくいのが特徴。
基準データ記録部222には、上記第4段階の判定基準
に加えて、クレータ状にへこんだ形状、あるいはケロイ
ド状の形状が現れている場合には、第5段階と判定する
という判定基準が記録されている。これにより判定部2
23では、ニキビが第5段階にあるかどうかを診断す
る。
【0051】(6)シミの診断 また、シミを判定することもできる。マイクロスコープ
に取り込まれた画像から画面上肌が一番白い領域の色を
0とし、肌の一番黒い部分と比べその差を一段階(ほと
んど同じ)〜五段階(差が大きい)で表すことで、シミ
の領域を判定することができる。この際、例えば毛穴や
毛幹により色が黒くなっている領域と、シミによって色
が黒くなっている領域とを区別するために、色が黒い領
域が一定以上の大きさに達している領域を対象として、
この条件を満たす領域について、シミの判定を行う。上
記条件を満たす領域のうち、一番色が白い領域と一番色
が黒い領域との差を比較する。その差が小さく、上記1
段階〜5段階評価で1段階の差であるならば、シミの発
生はないものとし、その差が2段階なら非常に薄いシミ
がある、3段階なら薄いシミがある、4段階ならシミが
ある、5段階なら濃いシミがある、というように判定で
きる。これらのニキビ、シミの判定に当たっては、適宜
画像処理や形状抽出処理を行うことで、判定の精度を高
くすることができる。なお、この例では、皮丘、皮溝、
皮脂、色素、ニキビ、シミの判定を行うものとしたが、
これらの一部のみを行うようにしてもよく、ユーザがこ
れらの判定のうちどれを行うかを自由に特定できるよう
にしてもよい。更に、問診データがある場合には、その
問診データをも参照することによって、診断データを生
成する。問診データがある場合、上述の質問において例
えば「よく体・顔に湿疹がでる」等の質問の回答結果か
ら、アレルギー症状がでていると判断されるユーザに対
しては、アレルギー症状をも加味した診断を行うことが
できる。
【0052】この診断データは、処方データ生成部22
5へと送られる。処方データ生成部225は、この診断
データに基づいて処方データを生成する。これら処方デ
ータの生成には、処方基準データ記録部224に記録さ
れた、肌のキメのあらさと肌の皮脂量についての処方基
準データが用いられる。この基準データは、肌のキメの
あらさと肌の皮脂量について、有意な処方を行えるよう
なものであればどのようなものとしても良い。
【0053】例えば、診断データが、『肌のキメは普通
で皮脂量が少ない』ことを示す場合には、皮脂量が少な
い肌に適した化粧品Aを使用すべきことを示すデータを
生成しする。診断データが、『肌のキメは普通で皮脂量
が多い』、ことを示す場合には、皮脂の分泌を抑える成
分が入った化粧品Bを使用すべきことを示すデータを生
成するように構成することができる。問診データがある
場合、上述の質問において「よく体・顔に湿疹がでる」
等の質問の回答結果から、アレルギー症状がでていると
判断されるユーザに対しては、この問診データに基づ
き、アレルギー症状が進行しないように、皮膚に対する
刺激の少ない化粧品Cをすすめる処方データを生成す
る。あるいは、化粧品Cに加えて、アレルギーを抑える
薬の服用等を進めるように処方データを生成する。尚、
判定部223にて判断が微妙なものは、医師その他の専
門家の判断に委ねるべく、判定部223での判断を保留
するようにすることもできる。この場合には、以下の処
方データの生成も医師が行うようにすることができる。
【0054】これら診断データや処方データは、サーバ
Sからユーザの使用する端末Tなどに送信することによ
り利用される。つまり、ユーザは、この診断データや処
方データに基づいて自分の健康状態を把握したり、或い
は、薬剤を購入して服用したりすることができる。そし
て、必要と考えれば、改めて医師による診断を受けたり
することができる。
【0055】これら診断データや処方データは、例え
ば、サーバSからユーザの使用する端末Tに返信するこ
とにより利用される。つまり、ユーザは、この処方デー
タに基づいて購入すべき化粧品を決定したり、専門家に
よる更なる判断を仰いだりすることができるようにな
る。これら診断データや処方データは、例えば、サーバ
Sからユーザの使用する端末Tに返信することにより利
用される。つまり、ユーザは、この処方データに基づい
て購入すべき化粧品を決定したり、専門家による更なる
判断を仰いだりすることができるようになる。
【0056】また、診断データや処方データは、サーバ
Sから、美容用品販売店Bや病院Yなどへと渡すことに
より利用することもできる。つまり、美容用品販売店B
や病院Yでは、処方データを利用して、ダイレクトメー
ルサービスや、適切な化粧品や薬の発送などを行うこと
ができる。例えば、病院Yは、診断データに基づき、肌
の健康に不安をもっていそうな人を抽出してダイレクト
メールを出すことができる。また、病院Yは、処方デー
タを利用して、それに示された薬剤Aや薬剤Bをユーザ
に配送するサービスや、これらの薬剤を購入する意図を
ダイレクトメールなどでユーザに問うサービスを行うこ
とができる。このような診断データや処方データの利用
により、ユーザ、病院Yの双方が利益を得られることと
なる。
【0057】この際の病院Yへのデータの受け渡しは、
サーバSの送受信部210から、ネットワークNを介し
て送信することで行うことができる。この場合には、病
院Yに配置した図示せぬ端末によりこれを受け取るよう
にすることができる。また、このデータの受け渡しは、
何らかの記録媒体を介在させて行っても良いし、サーバ
Sから打ち出した紙媒体などにより行ってもよい。ま
た、美容用品販売店Bは、処方データを利用して、病院
Y場合と同様に、肌に不安をもっていそうな人を抽出し
てのダイレクトメールサービスや、適切な化粧品の発送
などを上記病院Yの場合と同様に行うことができる。上
述のような診断システムを継続的に利用することで、ユ
ーザの肌の状態の変化に追随して、肌の診断精度を高く
したり、適切な化粧品や薬を勧めることもできる。例え
ば、上述の診断システムをユーザが定期、不定期に使用
して質問1〜4に答えることで、その時々の診断デー
タ、処方データを生成して、ユーザなどの利用に供す
る。ユーザの状況が変化すれば、診断データや処方デー
タも刻々と変化するので、常にユーザの状態に合致した
診断データや処方データが生成されることになる。
【0058】尚、上述の実施形態では、処方データをも
利用する場合の例を説明した。しかしながら、処方デー
タが必要ない場合には、診断データのみを利用するよう
にすることもできる。この場合には、サーバS内の処方
基準データ記録部224、処方データ生成部225が不
要になる。また、上記(1)〜(6)に示した、肌のキ
メの細かさや皮脂量等、肌の性状の診断を複数行い、そ
れらの診断結果を総合的に判断して、よりよいスキンケ
アー方法のカウンセリングを行うことや、診断された肌
の性状に応じて化粧品や薬等の紹介を行うこともでき
る。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、手軽な診療ないし治療
を、医師の都合によらず、いつでも自由に受けられるよ
うになる。また、医師等ががユーザと同時にネットワー
クに接続する必要がないにもかかわらず、肌のキメの整
い具合や皮脂量等のきめ細かい診断、治療、カウンセリ
ング等を行うことを可能となり、原則的に医師を必要と
しないにも関わらず、その診療ないし治療の精度を高く
保てるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる診断システムの全
体構成を概略的に示す図。
【図2】図1で示した診断システムに含まれる端末の構
成を示す機能ブロック図。
【図3】図1で示した診断システムに含まれるサーバの
構成を示す機能ブロック図。
【図4】問診データを入力する際に、端末のディスプレ
イ装置に表示される画像の一例を示す図。
【図5】問診データを入力する際に、端末のディスプレ
イ装置に表示され画像の一例を示す図。
【図6】質問の回答結果に対する点数の割り当ての一例
を示す図。
【図7】ユーザに対する質問の表示画像の一例を示す
図。
【図8】質問の回答結果に対する点数の割り当ての一例
を示す図。
【図9】画像データで示される肌の拡大像の一例の説明
【図10】参照肌画像の一例の説明図。
【図11】皮脂が適量の場合の肌画像の一例の説明図。
【図12】皮脂が多い場合の肌画像の一例の説明図。
【図13】色素が少ない場合の肌画像の一例の説明図。
【図14】色素が多い場合の肌画像の一例の説明図。
【符号の説明】
T 端末 T1 ディスプレイ装置 T2 入力装置 C 撮像装置 S サーバ(情報処理装置) N ネットワーク B 美容用品販売店 Y 病院 MT 記録媒体 MS 記録媒体 110 画像データ受け付け部 120 問診データ受け付け部 130 制御部 140 送受信部 150 ディスプレイ装置管理部 210 送受信部 220 診断部 221 画像処理部 223 判定部 224 処方基準データ記録部 225 処方データ生成部 227 参照肌画像記録部
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 由美 徳島県徳島市沖浜3丁目63−1 有限会社 ミュー技研内 Fターム(参考) 4C038 VA04 VB03 VB22 VC05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの肌の画像データを受け付けるこ
    とができる端末装置と、当該端末装置にネットワークを
    介して接続可能とされている情報処理装置とを含んで構
    成される診断システムであって、 前記端末装置は、前記画像データを前記ネットワークを
    介して前記情報処理装置へ送信する送信手段を備え、 前記情報処理装置は、前記端末装置から受け取った画像
    データに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結
    果についての診断データを生成する診断手段を備え、 前記診断手段は、前記ユーザの肌の画像データにおける
    ユーザの肌の皮溝に対応する領域を特定する手段と、前
    記皮溝に対応する領域の画像データに基づいて所定の診
    断を行う判定手段と、を含んで構成される、診断システ
    ム。
  2. 【請求項2】 端末装置がネットワークを介して接続可
    能とされている情報処理装置であって、前記端末装置
    は、ユーザの肌の画像データを受け付け可能でかつ当該
    画像データをネットワークを介して前記情報処理装置に
    送信できるものにおいて、 前記情報処理装置は、前記端末装置からネットワークを
    介して受け取った前記画像データに基づいて所定の診断
    を行うと共に、その診断結果についての診断データを生
    成する診断手段を備えており、 前記診断手段は、前記ユーザの肌の画像データにおける
    皮溝に対応する領域を特定する手段と、前記皮溝に対応
    する領域の画像データに基づいて所定の診断を行う判定
    手段と、を含んで構成される、情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記端末装置は、診断内容に関するとと
    もに文字情報を含んだ問診データをもネットワークを介
    して前記情報処理装置に送信できるものであり、 前記診断手段は、前記端末装置からネットワークを関し
    て受け取った前記画像データと前記問診データとの双方
    に基づいて前記所定の診断を行う、 請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ユーザの肌の画像データにおける皮
    溝に囲まれた閉領域を特定する手段を更に備え、前記判
    定手段は、当該閉領域の面積に基づいて前記所定の診断
    を行う、 請求項2記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記皮溝に対応する領域における当該皮
    溝に溜まった皮脂に対応する領域と、前記閉領域におけ
    る皮脂に覆われた領域に対応する領域と、を特定する手
    段を更に備え、前記判定手段は、当該閉領域における皮
    脂に覆われた領域の面積に基づいて診断を行う、 請求項2記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記診断データに基づいて、診断結果に
    適合する処方についての処方データを生成する処方手段
    を備える、 請求項2記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 ユーザの肌の画像データを送信する送信
    手段が設けられた端末装置がネットワークを介して接続
    可能とされた情報処理装置にて実行される方法であっ
    て、 前記ユーザの肌の画像データにおける皮溝に対応する領
    域を特定し、当該特定された領域の画像データに基づい
    て所定の診断を行い、その診断結果についての診断デー
    タを生成する過程を含む、肌の診断方法。
  8. 【請求項8】 ユーザの肌の画像データを送信する送信
    手段が設けられた端末装置がネットワークを介して接続
    可能とされているとともに、コンピュータを含んで構成
    される情報処理装置を、肌の診断装置として機能させる
    ためのプログラムがコンピュータ読み取り可能な形態で
    記録された記録媒体であって、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 前記端末装置から画像データを受け取る処理と、 前記画像データにおける皮溝に対応する領域を特定する
    処理と、 前記皮溝に対応する領域の画像データに基づいて所定の
    診断を行い、その診断結果についての診断データを生成
    する処理と、 を行わせるものである記録媒体。
  9. 【請求項9】 ユーザの肌の画像データを送信する送信
    手段が設けられた端末装置がネットワークを介して接続
    可能とされているとともに、コンピュータを含んで構成
    される情報処理装置を、肌の診断装置として機能させる
    ためのプログラムであって、 前記コンピュータに、 前記端末装置から画像データを受け取る処理と、 前記画像データにおける皮溝に対応する領域を特定する
    処理と、 前記皮溝に対応する領域の画像データに基づいて所定の
    診断を行い、その診断結果についての診断データを生成
    する処理と、 を行わせるためのものとしてコンピュータ読み取り可能
    な形態で所定の記録媒体に記録されたプログラム。
  10. 【請求項10】 端末装置がネットワークを介して接続
    可能とされている情報処理装置であって、前記端末装置
    は、ユーザの肌の画像データを受け付け可能でかつ当該
    画像データをネットワークを介して前記情報処理装置に
    送信できるものにおいて、 前記情報処理装置は、前記端末装置からネットワークを
    介して受け取った前記画像データに基づいて所定の診断
    を行うと共に、その診断結果についての診断データを生
    成する診断手段を備えており、 前記診断手段は、前記ユーザの肌の画像データにおける
    毛穴に対応する領域を特定するとともに当該特定された
    毛穴近傍における色素が分布している領域を特定する手
    段と、前記ユーザの肌の画像データ内の毛穴の数と前記
    色素が分布している領域の画像データに基づいて所定の
    診断を行う判定手段と、を含んで構成される、情報処理
    装置。
  11. 【請求項11】 ユーザの肌の画像データを送信する送
    信手段が設けられた端末装置がネットワークを介して接
    続可能とされた情報処理装置にて実行される方法であっ
    て、 前記ユーザの肌の画像データにおける毛穴に対応する領
    域を特定するとともに当該特定された毛穴に対応する領
    域の近傍における色素が分布している領域を特定し、前
    記ユーザの肌の画像データ内の毛穴の数と前記色素が分
    布している領域の画像データに基づいて所定の診断を行
    い、その診断結果についての診断データを生成する過程
    を含む、肌の診断方法。
  12. 【請求項12】 ユーザの肌の画像データを送信する送
    信手段が設けられた端末装置がネットワークを介して接
    続可能とされているとともに、コンピュータを含んで構
    成される情報処理装置を、肌の診断装置として機能させ
    るためのプログラムがコンピュータ読み取り可能な形態
    で記録された記録媒体であって、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 前記端末装置から画像データを受け取る処理と、 前記画像データにおける毛穴に対応する領域を特定する
    処理と、 当該特定された毛穴に対応する領域の近傍における色素
    が分布している領域を特定する処理と、 前記ユーザの肌の画像データ内の毛穴の数と前記色素が
    分布している領域の画像データに基づいて所定の診断を
    行い、その診断結果についての診断データを生成する処
    理と、 を行わせるものである記録媒体。
  13. 【請求項13】 ユーザの肌の画像データを送信する送
    信手段が設けられた端末装置がネットワークを介して接
    続可能とされているとともに、コンピュータを含んで構
    成される情報処理装置を、肌の診断装置として機能させ
    るためのプログラムであって、 前記コンピュータに、 前記端末装置から画像データを受け取る処理と、 前記画像データにおける毛穴に対応する領域を特定する
    処理と、 当該特定された毛穴に対応する領域の近傍における色素
    が分布している領域を特定する処理と、 前記ユーザの肌の画像データ内の毛穴の数と前記色素が
    分布している領域の画像データに基づいて所定の診断を
    行い、その診断結果についての診断データを生成する処
    理と、 を行わせるためのものとしてコンピュータ読み取り可能
    な形態で所定の記録媒体に記録されたプログラム。
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