JP2003069454A - スペクトラム拡散無線通信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散無線通信装置

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JP2003069454A
JP2003069454A JP2001255702A JP2001255702A JP2003069454A JP 2003069454 A JP2003069454 A JP 2003069454A JP 2001255702 A JP2001255702 A JP 2001255702A JP 2001255702 A JP2001255702 A JP 2001255702A JP 2003069454 A JP2003069454 A JP 2003069454A
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JP2001255702A
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English (en)
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Akira Shibuta
朗 渋田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スレーブ側通信機の待機時に不要な電波を送
信することを防止して待機時平均消費電流を減少させる
ことができるスペクトラム拡散無線通信装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 マスター側通信機1とスレーブ側通信機
2とから成り、周波数ホッピング・スペクトラム拡散に
より通信を行うスペクトラム拡散無線通信装置であっ
て、マスター側通信機1は、同期確立の際に、自らを全
フレーム送信モードに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスター側通信機
とスレーブ側通信機とから成り、周波数ホッピング・ス
ペクトラム拡散により通信を行うスペクトラム拡散無線
通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スペクトラム拡散通信方式を用い
た無線通信装置が急速に普及しており、無線LANやコ
ードレス電話機などの製品として一般家庭にも広く浸透
しはじめた。スペクトラム拡散方式は、優れた耐干渉性
と秘話性を特徴とする。また、米国のFCC(Fede
ral Communications Commi−
ssion)をはじめとする各国の機関は、スペクトラ
ム拡散通信用にISMバンド(Industrial,
Scientific and MedicalBan
d)を解放し、狭帯域変調の電波よりも大きな送信出力
を認めている国も少なくない。この場合、上記耐干渉性
と秘話性以外に、通信距離の点でも狭帯域変調を用いた
装置よりも格段に有利になる。スペクトラム拡散通信方
式の中で、周波数ホッピング方式は特に他の通信システ
ムとの干渉に強いとされており、Bluetoothを
はじめとする標準化の動きも活発である。その反面、同
期確立に要する時間が他のシステムより長く、携帯機の
バッテリ寿命の面で不利になるという欠点を有する。
【0003】図1は、周波数ホッピング・スペクトラム
拡散通信方式を用いた一般的なスペクトラム拡散無線通
信装置を示すブロック図である。
【0004】図1において、1はマスター側通信機1、
2はスレーブ側通信機2である。マスター側通信機1ま
たはスレーブ側通信機2のそれぞれの役割は固定してあ
る場合もあるが、通信機1、2の双方に発信機があり、
発信した方がマスターになり、役割が入れ替わるシステ
ムもある。
【0005】このように構成されたスペクトラム拡散無
線通信装置において、同期確立の手順を図6、図7を用
いて説明する。図6(a)、(b)はスレーブ側通信機
2の待機時の挙動を示すタイミング図であり、図7
(a)、(b)は同期確立方法を示すタイミング図であ
る。
【0006】スレーブ側通信機2は、マスター側通信機
1からの信号を待ち受けるために、基本的に1つのチャ
ンネル(固定チャンネル)で連続して受信機を動作させ
る。しかし、特にバッテリ駆動の携帯機の場合等は、平
均消費電流を厳しく制限する必要があるため、図6
(b)に示すように、一定周期T1における短時間T2
は受信機を動作させる受信モードに設定し、残りの時間
(T1−T2)は極力消費電流を押さえた待機モードに
設定するのが一般的である。受信機を動作させる周期T
1は、それぞれのアプリケーションによって最低必要な
周期が決まる場合が多く、またスレーブ側通信機2の受
信モードの時間の長さT2は最低でもマスター側通信機
1がすべてのチャンネルを1周スキャンする時間T3以
上は必要であり、これ以下だとマスター側通信機1の信
号を見落とす可能性がある。平均消費電流を左右するの
は、主に受信モードの時間の長さT2と、待機モード時
の電流をいかに押さえた値とするかである。このこと
は、周波数ホッピング方式とその他の通信方式で特に違
いはない。
【0007】ところで、マスター側通信機1が信号を送
ってくるチャンネルが或る程度分かるようにあらかじめ
取り決められる通信方式では、マスター側通信機1の送
信機は1〜Nチャンネルの中からあらかじめ優先するチ
ャンネルを取り出して送信してくるので、スレーブ側通
信機2の受信機は、その或る程度分かっているチャンネ
ルを優先して受信機を動作させればいいので、数フレー
ム〜十数フレーム程度の時間で同期確立させられること
が多い。
【0008】しかし、周波数ホッピング・スペクトラム
拡散方式では、ホッピングする最低チャンネル数や、チ
ャンネルを占有する時間について、各国にそれぞれ制限
がある場合がほとんどである。この制限は同期確立の際
にも例外ではなく、マスター側通信機1はその制限に合
わせた周波数をホッピングさせながら発信しなければな
らず、スレーブ側通信機2もこれに合わせて受信機を動
作させなければならない。
【0009】図7は、図1のスペクトラム拡散無線通信
装置における従来の同期確立方法を示し、双方の送信フ
レーム・受信フレームの長さがtで等しい場合(すなわ
ち、デューティ比50%の時分割復信方式)の例であ
る。この例では、スレーブ側通信機2が待ち受けている
チャンネルにマスター側通信機1がホッピングしてき
て、その信号を発見すると、同じ周波数テーブル上をス
レーブ側通信機2もホッピングし始めて、通信が開始さ
れる。この時、スレーブ側通信機2では、マスター側通
信機1の信号が最低でも1回はそのチャンネルに訪れる
だけの時間は、連続的に受信して監視していなければな
らない。もっとも短時間で済むのは、すべてのホッピン
グチャンネルを単純に1回ずつまわって1周期となるよ
うなホッピングパターンであるが、この場合でも図7の
ように、 T≧2×t×N・・・・・(1) となる。すなわち、2×t×N以上の時間は連続して受
信機を動作させて、マスター側通信機1からの信号を監
視する必要がある。ここで、Tは監視時間であり、tは
送信フレーム長(=受信フレーム長)、Nはホッピング
チャンネル数である。たとえば、t=1ms、N=75
チャンネルの場合には、T=150ms以上は受信する
必要がある。一方、同じようなフレーム構成で、マスタ
ー側通信機1が信号を送ってくるチャンネルが或る程度
わかっているような通信方式では、数ms〜十数ms程
度で済む。
【0010】このように、従来の周波数ホッピング・ス
ペクトラム拡散通信方式では、その他の方式に比べる
と、非常に長い時間受信機を動作させ、マスター側通信
機1からの信号を監視しなければならない。一方、最初
の同期確立だけを上記方法を用いて行い、あとは待機中
も定期的にマスター側通信機1から信号を送信して、常
に同期を確保しておく方法も一般的であるが、実際に通
信を行う場合以外にも定期的に電波を出していることに
なるため、干渉の面で好ましい方法とは言えない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のスペクトラム拡散無線通信装置における周波数ホッピ
ング・スペクトラム拡散通信方式では、スレーブ側通信
機2がマスター側通信機1からの信号を待ち受ける場合
に、その他のシステムに比べて非常に長い時間受信機を
動作させる必要があり、携帯機のバッテリ寿命などの点
で不利であるという問題点を有していた。他の方法とし
て、上述したように、待機中も同期を保持するために定
期的に通信を行う方法もあるが、干渉の点からあまり良
い方法ではない。
【0012】このスペクトラム拡散無線通信装置では、
スレーブ側通信機の待機時に不要な電波を送信すること
を防止して、待機時平均消費電流を減少させることが要
求されている。
【0013】本発明は、この要求を満たすため、スレー
ブ側通信機の待機時に不要な電波を送信することを防止
して待機時平均消費電流を減少させることができるスペ
クトラム拡散無線通信装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスペクトラム拡散無線通信装置は、マスター
側通信機とスレーブ側通信機とから成り、周波数ホッピ
ング・スペクトラム拡散により通信を行うスペクトラム
拡散無線通信装置であって、マスター側通信機は、同期
確立の際に、自らを全フレーム送信モードに設定する構
成を備えている。
【0015】これにより、スレーブ側通信機の待機時に
不要な電波を送信することを防止して待機時平均消費電
流を減少させることができるスペクトラム拡散無線通信
装置が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のスペク
トラム拡散無線通信装置は、マスター側通信機とスレー
ブ側通信機とから成り、周波数ホッピング・スペクトラ
ム拡散により通信を行うスペクトラム拡散無線通信装置
であって、マスター側通信機は、同期確立の際に、自ら
を全フレーム送信モードに設定することとしたものであ
る。
【0017】この構成により、短時間(従来の半分程度
の時間)で所定のホッピングチャンネルを回ることがで
き、スレーブ側通信機の待機時受信時間(図6の受信モ
ードの時間)を短縮することができるので、スレーブ側
通信機の待機時消費電流を減少させることができ、スレ
ーブ側通信機が携帯機の場合のバッテリの長寿命化を図
ることができるという作用を有する。
【0018】請求項2に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置は、請求項1に記載のスペクトラム拡散無線通信
装置において、スレーブ側通信機は、ホッピング・テー
ブル上のチャンネルを1つおきにホッピングする1つお
き送受信交互通信モードに数フレームだけ自らを設定す
ることとしたものである。
【0019】この構成により、1つおき送受信交互通信
モードにおいてマスター側通信機に対して所定のタイミ
ングで応答の信号を送信して、速やかに同期確立を行う
ことができるという作用を有する。
【0020】請求項3に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置は、請求項1に記載のスペクトラム拡散無線通信
装置において、スレーブ側通信機は、1つおき送受信交
互通信モードにおいてマスター側通信機からの信号を受
信できなくなった場合には速やかに固定チャンネル連続
受信モードに戻り、全フレーム送信モードのマスター側
通信機がホッピングチャンネルを少なくとも1周する間
は固定チャンネル連続受信モードを継続することとした
ものである。
【0021】この構成により、スレーブ側通信機がマス
ター側通信機からの信号を誤検知してモードを変更し、
マスター側通信機からの信号を受信できなくなった後の
復帰処理の際に、マスター側通信機のホッピングとすれ
違わずに、同期確立処理へ復帰することができる作用を
有する。
【0022】請求項4に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置は、請求項1に記載のスペクトラム拡散無線通信
装置において、マスター側通信機は、同期確立の際に、
ホッピング・テーブル上のチャンネルを1つおきにホッ
ピングする1つおき送受信交互通信モードを定期的に全
フレーム送信モードに付加することとしたものである。
【0023】この構成により、1つおき送受信交互通信
モードにおいてスレーブ側通信機からの信号を受信して
速やかに送受信交互通信モードに移行することができる
ので、速やかに同期確立を行うことができるという作用
を有する。
【0024】請求項5に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置は、請求項4に記載のスペクトラム拡散無線通信
装置において、マスター側通信機は、1つおき送受信交
互通信モードにおいてスレーブ側通信機からの応答信号
を受信できない場合には速やかに全フレーム送信モード
に戻ることとしたものである。
【0025】この構成により、1つおき送受信交互通信
モードにおいてスレーブ側通信機からの応答信号を受信
できない場合には速やかに全フレーム送信モードに戻る
ので、短時間で所定のホッピングチャンネルを回ること
ができ、スレーブ側通信機の待機時受信時間を短縮する
ことができるので、スレーブ側通信機の待機時消費電流
を減少させることができるという作用を有する。
【0026】請求項6に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置は、請求項1乃至5のいずれか1に記載のスペク
トラム拡散無線通信装置において、マスター側通信機と
スレーブ側通信機とは、マスター側通信機からの信号を
スレーブ側通信機が待ち受ける際に、あらかじめ待ち受
ける信号の周波数をホッピング・テーブル上の偶数チャ
ンネルまたは奇数チャンネルのいずれかのチャンネルの
周波数に決めておくこととしたものである。
【0027】この構成により、ホッピング・テーブル上
のチャンネルを1つおきにホッピングする送受信交互通
信モードに移行する際において、マスター側通信機とス
レーブ側通信機とのフレームがずれてしまわない様にす
ることができるという作用を有する。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を参照して説明する。
【0029】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
よるスペクトラム拡散無線通信装置の構成は従来と同
様、図1に示す構成である。
【0030】このような構成のスペクトラム拡散無線通
信装置において、マスター側通信機1が、従来の方法に
対して、半分の時間で1周のホッピングを終えるような
同期確立方法を図2、図3を用いて説明する。図2
(a)はモード0(固定チャンネル連続受信モード)を
示すタイミング図であり、図2(b)はモード1(全フ
レーム送信モード)を示すタイミング図、図2(c)は
モード2(1つおき送受信交互通信モード)を示すタイ
ミング図、図2(d)はモード3(送受信交互通信モー
ド)を示すタイミング図である。また、図3(a)はマ
スター側通信機1におけるモードを示すタイミング図で
あり、図3(b)はスレーブ側通信機2におけるモード
を示すタイミング図である。
【0031】次に、モードについて詳細に説明する。
【0032】まず、モード0は、周波数を変えずに連続
受信するモードであり、スレーブ側通信機2がマスター
側通信機1からの信号を監視するため、受信機を動作さ
せている状態で、従来の技術と同様のモードである。ま
た、モード1は、全チャンネルをホッピングするが、全
フレームを送信に使って、受信機を動作させないモード
である。さらに、モード2は、通常の通信と同様に交互
に送受信を行うモードであり、ホッピングを1チャンネ
ルおきに行うモードである。最後に、モード3は、交互
に送受信を行い、全チャンネルをホッピングする通常の
通信モードである。
【0033】図3は、図2の各モードを用いて実際に同
期確立を行う方法を示す。
【0034】通信開始の指示が出ると、まずマスター側
通信機1は、モード1で全フレームを送信に使って、全
チャンネルをホッピングする(図3(a))。図7の従
来の方法においては受信しているフレームまでを送信フ
レームに用いて、送信を全チャンネルホッピングさせて
いるため、モード1においては、従来の方法に対して、
半分の時間でホッピングチャンネルを1周することがで
きる。この時、スレーブ側通信機2は、まず従来の方法
と同様に、モード0でマスター側通信機1からの信号を
待ち受ける(図3(b))。この時、マスター側通信機
1とスレーブ側通信機2との間で、あらかじめ、待ち受
けるチャンネルがホッピング・テーブル上の偶数チャン
ネルであるか奇数チャンネルであるかを約束しておく必
要がある。これは、次に述べるモード2への移行の際
に、マスター側通信機1とスレーブ側通信機2との送受
信フレームがうまく一致するために必要である。マスタ
ー側通信機1が待ち受けているチャンネル(ここでは5
チャンネル)にホッピングしてくると、スレーブ側通信
機2はマスター側通信機1の信号を発見し、モード2に
移行して1チャンネルおきのホッピングを始める。スレ
ーブ側通信機2はマスター側通信機1の信号を受信し続
け、ID等を確認できるが、マスター側通信機1は受信
機を動作させないため、スレーブ側通信機2の応答の信
号を受信することができず、システムはしばらくこの状
態が続く。
【0035】ここでマスター側通信機1は、モード1で
全フレームを送信に使って全チャンネルをホッピングし
ているが、定期的にモード2に切り替えて、スレーブ側
通信機2からの応答の信号を監視する。応答の信号を発
見したら、そのまま数フレームはモード2でID情報な
どをやり取りした後、双方ともモード3に移行して通常
の通信を開始する。
【0036】基本的にマスター側通信機1は、従来の方
法に対して、半分の時間でホッピングチャンネルを1周
することができ、その信号を監視するスレーブ側通信機
2の監視時間Tは、 T≧=t×N・・・・・・(2) となり、従来の方法に対して、半分の時間だけ受信機を
動作させればよいことになる。正確には後述するよう
に、これにマスター側通信機1がモード2で監視する時
間が加わる。
【0037】マスター側通信機1をモード2に切り替え
て受信機を動作させる周期については、図3では、ホッ
ピングチャンネル数Nに対してちょうど1周期毎に実施
した例になっている。これは各アプリケーションの事情
などによって調整が可能である。
【0038】図4は、マスター側通信機1が定期的にモ
ード2に切り替えて受信機を動作させたとき、スレーブ
側通信機2からの信号が発見できなかった場合の挙動を
示すタイミング図であり、数フレーム受信して発見でき
なければ再びモード1に戻る。この際のフレーム数の分
は、マスター側通信機1がホッピングチャンネルを1周
するのに要する時間に含まれると考えるべきで、スレー
ブ側通信機2が受信機を動作させる時間も、この分は伸
ばす必要がある。よって、監視時間Tは、Mをマスター
側通信機1のモード2の動作フレーム数とすれば、 T≧t×(N+M)・・・・・・・(3) となる。したがって、マスター側通信機1が、定期的に
モード2に切り替えて、受信機を動作させるフレーム数
は、最小限にとどめることが望ましい。
【0039】図5は、スレーブ側通信機2が1度マスタ
ー側通信機1の信号を誤認識し、その後に誤りと判定し
て再度モード0に戻るときの挙動を示すタイミング図で
ある。たとえば、スレーブ側通信機2がモード0→モー
ド2に移行する条件を同期語(SyncWord)の一
致など比較的甘い条件にした場合、ノイズなどによる誤
検出が比較的起こりやすくなる。モード2に移行後、I
Dの不一致などが発覚した場合には、速やかにモード0
に戻る必要がある。この時、戻るチャンネルはどこでも
構わないが、この誤検出処理の間に、マスター側通信機
1の信号とすれ違わないようにするためには、戻った後
のモード0連続受信をやはり、 T≧t×(N+M)・・・・・・・(4) だけ続ける必要がある。すなわち、このような誤動作が
発生してもスレーブ側通信機2の連続受信期間をTにす
ることにより、マスター側通信機1の信号とすれ違うこ
となく同期確立処理へ復帰でき、最短の時間で同期確立
することができる。
【0040】以上のように本実施の形態によれば、マス
ター側通信機1とスレーブ側通信機2とから成り、周波
数ホッピング・スペクトラム拡散により通信を行うスペ
クトラム拡散無線通信装置であって、マスター側通信機
1は、同期確立の際に、自らを全フレーム送信モードに
設定することにより、短時間(従来の半分程度の時間)
で所定のホッピングチャンネルを回ることができ、スレ
ーブ側通信機2の待機時受信時間を短縮することができ
るので、スレーブ側通信機2の待機時消費電流を減少さ
せることができ、スレーブ側通信機2が携帯機の場合の
バッテリの長寿命化を図ることができる。
【0041】また、スレーブ側通信機2は、ホッピング
・テーブル上のチャンネルを1つおきにホッピングする
1つおき送受信交互通信モードに数フレームだけ自らを
設定することにより、1つおき送受信交互通信モードに
おいてマスター側通信機1に対して所定のタイミングで
応答の信号を送信して、速やかに同期確立を行うことが
できる。
【0042】さらに、スレーブ側通信機2は、1つおき
送受信交互通信モードにおいてマスター側通信機1から
の信号を受信できなくなった場合には速やかに固定チャ
ンネル連続受信モードに戻り、全フレーム送信モードの
マスター側通信機1がホッピングチャンネルを少なくと
も1周する間は固定チャンネル連続受信モードを継続す
ることにより、スレーブ側通信機2がマスター側通信機
1からの信号を誤検知してモードを変更し、マスター側
通信機1からの信号を受信できなくなった後の復帰処理
の際に、マスター側通信機1のホッピングとすれ違わず
に、同期確立処理へ復帰することができる。
【0043】さらに、マスター側通信機1は、同期確立
の際に、ホッピング・テーブル上のチャンネルを1つお
きにホッピングする1つおき送受信交互通信モードを定
期的に全フレーム送信モードに付加することにより、1
つおき送受信交互通信モードにおいてスレーブ側通信機
2からの信号を受信して速やかに送受信交互通信モード
に移行することができるので、速やかに同期確立を行う
ことができる。
【0044】さらに、マスター側通信機1は、1つおき
送受信交互通信モードにおいてスレーブ側通信機2から
の応答信号を受信できない場合には速やかに全フレーム
送信モードに戻ることにより、1つおき送受信交互通信
モードにおいてスレーブ側通信機2からの応答信号を受
信できない場合には速やかに全フレーム送信モードに戻
るので、短時間で所定のホッピングチャンネルを回るこ
とができ、スレーブ側通信機2の待機時受信時間を短縮
することができるので、スレーブ側通信機2の待機時消
費電流を減少させることができる。
【0045】さらに、マスター側通信機1とスレーブ側
通信機2とは、マスター側通信機1からの信号をスレー
ブ側通信機2が待ち受ける際に、あらかじめ待ち受ける
信号の周波数をホッピング・テーブル上の偶数チャンネ
ルまたは奇数チャンネルのいずれかのチャンネルの周波
数に決めておくことにより、ホッピング・テーブル上の
チャンネルを1つおきにホッピングする送受信交互通信
モードに移行する際において、マスター側通信機1とス
レーブ側通信機2とのフレームがずれてしまわない様に
することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のスペクトラム拡散無線通信装置によれば、マスタ
ー側通信機とスレーブ側通信機とから成り、周波数ホッ
ピング・スペクトラム拡散により通信を行うスペクトラ
ム拡散無線通信装置であって、マスター側通信機は、同
期確立の際に、自らを全フレーム送信モードに設定する
ことにより、短時間(従来の半分程度の時間)で所定の
ホッピングチャンネルを回ることができ、スレーブ側通
信機の待機時受信時間を短縮することができるので、ス
レーブ側通信機の待機時消費電流を減少させることがで
き、スレーブ側通信機が携帯機の場合のバッテリの長寿
命化を図ることができるという有利な効果が得られる。
【0047】請求項2に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置によれば、請求項1に記載のスペクトラム拡散無
線通信装置において、スレーブ側通信機は、ホッピング
・テーブル上のチャンネルを1つおきにホッピングする
1つおき送受信交互通信モードに数フレームだけ自らを
設定することにより、1つおき送受信交互通信モードに
おいてマスター側通信機に対して所定のタイミングで応
答の信号を送信して、速やかに同期確立を行うことがで
きるという有利な効果が得られる。
【0048】請求項3に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置によれば、請求項1に記載のスペクトラム拡散無
線通信装置において、スレーブ側通信機は、1つおき送
受信交互通信モードにおいてマスター側通信機からの信
号を受信できなくなった場合には速やかに固定チャンネ
ル連続受信モードに戻り、全フレーム送信モードのマス
ター側通信機がホッピングチャンネルを少なくとも1周
する間は固定チャンネル連続受信モードを継続すること
により、スレーブ側通信機がマスター側通信機からの信
号を誤検知してモードを変更し、マスター側通信機から
の信号を受信できなくなった後の復帰処理の際に、マス
ター側通信機のホッピングとすれ違わずに、同期確立処
理へ復帰することができる有利な効果が得られる。
【0049】請求項4に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置によれば、請求項1に記載のスペクトラム拡散無
線通信装置において、マスター側通信機は、同期確立の
際に、ホッピング・テーブル上のチャンネルを1つおき
にホッピングする1つおき送受信交互通信モードを定期
的に全フレーム送信モードに付加することにより、1つ
おき送受信交互通信モードにおいてスレーブ側通信機か
らの信号を受信して速やかに送受信交互通信モードに移
行することができるので、速やかに同期確立を行うこと
ができるという有利な効果が得られる。
【0050】請求項5に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置によれば、請求項4に記載のスペクトラム拡散無
線通信装置において、マスター側通信機は、1つおき送
受信交互通信モードにおいてスレーブ側通信機からの応
答信号を受信できない場合には速やかに全フレーム送信
モードに戻ることにより、1つおき送受信交互通信モー
ドにおいてスレーブ側通信機からの応答信号を受信でき
ない場合には速やかに全フレーム送信モードに戻るの
で、短時間で所定のホッピングチャンネルを回ることが
でき、スレーブ側通信機の待機時受信時間を短縮するこ
とができるので、スレーブ側通信機の待機時消費電流を
減少させることができるという有利な効果が得られる。
【0051】請求項6に記載のスペクトラム拡散無線通
信装置によれば、請求項1乃至5のいずれか1に記載の
スペクトラム拡散無線通信装置において、マスター側通
信機とスレーブ側通信機とは、マスター側通信機からの
信号をスレーブ側通信機が待ち受ける際に、あらかじめ
待ち受ける信号の周波数をホッピング・テーブル上の偶
数チャンネルまたは奇数チャンネルのいずれかのチャン
ネルの周波数に決めておくことにより、ホッピング・テ
ーブル上のチャンネルを1つおきにホッピングする送受
信交互通信モードに移行する際において、マスター側通
信機とスレーブ側通信機とのフレームがずれてしまわな
い様にすることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】周波数ホッピング・スペクトラム拡散通信方式
を用いた一般的なスペクトラム拡散無線通信装置を示す
ブロック図
【図2】(a)モード0(固定チャンネル連続受信モー
ド)を示すタイミング図 (b)モード1(全フレーム送信モード)を示すタイミ
ング図 (c)モード2(1つおき送受信交互通信モード)を示
すタイミング図 (d)モード3(送受信交互通信モード)を示すタイミ
ング図
【図3】(a)マスター側通信機におけるモードを示す
タイミング図 (b)スレーブ側通信機におけるモードを示すタイミン
グ図
【図4】マスター側通信機が定期的にモード2に切り替
えて受信機を動作させたとき、スレーブ側通信機からの
信号が発見できなかった場合の挙動を示すタイミング図
【図5】スレーブ側通信機が1度マスター側通信機の信
号を誤認識し、その後に誤りと判定して再度モード0に
戻るときの挙動を示すタイミング図
【図6】(a)スレーブ側通信機の待機時の挙動を示す
タイミング図 (b)スレーブ側通信機の待機時の挙動を示すタイミン
グ図
【図7】(a)同期確立方法を示すタイミング図 (b)同期確立方法を示すタイミング図
【符号の説明】
1 マスター側通信機 2 スレーブ側通信機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスター側通信機とスレーブ側通信機とか
    ら成り、周波数ホッピング・スペクトラム拡散により通
    信を行うスペクトラム拡散無線通信装置であって、前記
    マスター側通信機は、同期確立の際に、自らを全フレー
    ム送信モードに設定することを特徴とするスペクトラム
    拡散無線通信装置。
  2. 【請求項2】前記スレーブ側通信機は、ホッピング・テ
    ーブル上のチャンネルを1つおきにホッピングする1つ
    おき送受信交互通信モードに数フレームだけ自らを設定
    することを特徴とする請求項1に記載のスペクトラム拡
    散無線通信装置。
  3. 【請求項3】前記スレーブ側通信機は、前記1つおき送
    受信交互通信モードにおいて前記マスター側通信機から
    の信号を受信できなくなった場合には速やかに固定チャ
    ンネル連続受信モードに戻り、前記全フレーム送信モー
    ドの前記マスター側通信機がホッピングチャンネルを少
    なくとも1周する間は前記固定チャンネル連続受信モー
    ドを継続することを特徴とする請求項1に記載のスペク
    トラム拡散無線通信装置。
  4. 【請求項4】前記マスター側通信機は、同期確立の際
    に、ホッピング・テーブル上のチャンネルを1つおきに
    ホッピングする1つおき送受信交互通信モードを定期的
    に前記全フレーム送信モードに付加することを特徴とす
    る請求項1に記載のスペクトラム拡散無線通信装置。
  5. 【請求項5】前記マスター側通信機は、前記1つおき送
    受信交互通信モードにおいて前記スレーブ側通信機から
    の応答信号を受信できない場合には速やかに前記全フレ
    ーム送信モードに戻ることを特徴とする請求項4に記載
    のスペクトラム拡散無線通信装置。
  6. 【請求項6】前記マスター側通信機と前記スレーブ側通
    信機とは、前記マスター側通信機からの信号を前記スレ
    ーブ側通信機が待ち受ける際に、あらかじめ前記待ち受
    ける信号の周波数をホッピング・テーブル上の偶数チャ
    ンネルまたは奇数チャンネルのいずれかのチャンネルの
    周波数に決めておくことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか1に記載のスペクトラム拡散無線通信装置。
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