JP2003067884A - 共用車両管理システム - Google Patents

共用車両管理システム

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JP2003067884A JP2001251571A JP2001251571A JP2003067884A JP 2003067884 A JP2003067884 A JP 2003067884A JP 2001251571 A JP2001251571 A JP 2001251571A JP 2001251571 A JP2001251571 A JP 2001251571A JP 2003067884 A JP2003067884 A JP 2003067884A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共用車両に搭載されたコンピュータが独自で車
両貸出条件をチェックして、効率的かつスムーズな車両
共用を実現する共用車両管理システムを提供する。 【解決手段】車両貸出予約情報を作成するとともにこの
車両貸出予約情報を前記貸出車両に送信する管理サーバ
コンピュータ10と、車両操作コードを送信可能な電子
カードキーと、前記管理サーバコンピュータから受け取
った車両貸出予約情報に含まれる車両操作コードと電子
カードキーから送信された車両操作コードの照合一致に
基づいてユーザの共用車両の利用を許可するとともに、
前記車両貸出予約情報に含まれる貸出終了時刻に基づい
て返却警告を報知する車両搭載型車両クライアントコン
ピュータ20から構成される共用車両管理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のユーザによ
って共同利用される共用車両の管理システム及びこの管
理システムに用いられるサーバコンピュータとクライア
ントコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】このような共用車両管理システムは、例
えば特開2000−311287号公報に開示されてお
り、ここでは、ユーザから共用車両管理センタに車両貸
出申し出があると、管理センタは申込ユーザを特定する
ユーザIDコード付きのICカードを申込ユーザに配布
するとともに、管理センタのサーバコンピュータは貸出
予約が設定された共用車両のクライアントコンピュータ
に管理用IDコードを送信し、その後該当ユーザがIC
カードを予約した共用車両のクライアントコンピュータ
に設けられたICリーダに挿入することにより読み取ら
せたユーザIDコードと受信した管理用IDコードが照
合一致することで、クライアントコンピュータはこのユ
ーザの車両利用を許可し、ドアの開閉やエンジン始動が
可能となる。さらに、管理センタのサーバコンピュータ
と共用車両のクライアントコンピュータとの間で双方向
通信が可能であり、管理センタから共用車両には常時運
行計画を含む管理情報が送信され、共用車両から管理セ
ンタには運行状態や車両整備状態や現在位置を含む運行
情報が送信されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記共
用車両管理システムでは、走行中において常時管理セン
タと共用車両との間の双方向通信によって運行状態をチ
ェックしているため、もし通信事情が悪くなった場合は
その運行チェックが不可能となる。例えば、このような
共用車両管理において、効率的かつスムーズが車両共用
を実施するには、予定されている貸出終了の時刻を厳守
することが重要であるが、管理センタのサーバコンピュ
ータと共用車両のクライアントコンピュータの間の通信
が十分でない場合、従来の共用車両管理システムでは共
用車両に搭載されたクライアントコンピュータに貸出終
了時刻をチェックする機能がないため、ユーザの不注意
で貸出終了時刻を過ぎたまま走行を続けるといった問題
を避けることができない。
【0004】上記従来技術の問題点に鑑み、本発明の課
題は、共用車両に搭載された管理コンピュータが独自で
車両貸出条件をチェックして、効率的かつスムーズな車
両共用を実現する共用車両管理システムを提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による共用車両管理システムは、固有の車両
操作コードを割り当てられたユーザからの車両貸出申し
込みに基づいて貸し出しすべき共用車両を特定するとと
もに少なくとも前記車両操作コードと貸出終了時刻を含
む車両貸出予約情報を作成するとともにこの車両貸出予
約情報を前記貸出車両に送信する車両管理手段と、前記
車両操作コードを送信可能なユーザ携帯機器と、前記車
両管理手段から受け取った前記車両貸出予約情報に含ま
れる車両操作コードと前記ユーザ用携帯機器から送信さ
れた車両操作コードの照合一致に基づいてユーザの共用
車両利用を許可するとともに、前記車両貸出予約情報に
含まれる貸出開始終了時刻に基づいて返却警告を報知す
る、各共用車両に搭載された車両制御手段とから構成さ
れる。
【0006】この構成では、利用予約が決まった共用車
両の車両制御手段には、管理センタ側の車両管理手段か
ら車両操作コードだけではなく貸出終了時刻といった車
両予約時に設定される情報も送信される。従って、この
共用車両を予約したユーザによるユーザ用携帯機器から
の送信車両操作コードと、車両貸出予約情報として送ら
れてきた車両操作コードとの照合一致により共用車両の
走行を許可される前の時点から、車両管理手段はこの共
用車両の貸出終了時刻を把握しているので、車両走行中
に管理センタ側の車両管理手段との双方向通信を行わな
くても、いつでも運転中のユーザに車両返却の時刻がい
つであるかあるいは返却時刻がどの程度迫っているかと
いった警告を報知することができる。つまり、貸出中の
共用車両に搭載されている車両制御手段が貸出終了時刻
といった重要な貸出条件を把握していることから、効率
的かつスムーズな共用車両管理の運用を推進すべくユー
ザに貸出条件遵守のための注意を与えることが可能とな
る。
【0007】本発明の好適な実施形態の1つとして、さ
らに前記車両貸出予約情報に貸出開始時刻が含まれ、前
記車両制御手段が前記貸出開始時刻の所定時間前に前記
ユーザ携帯機器に対する通信が可能な状態となるように
構成されたものがある。この構成では、この貸出開始時
刻からユーザが貸出車両に到着する時刻が予め想定でき
るので、この想定時刻より少し前の時点で車両制御手段
はユーザ携帯機器との間での通信が可能な状態になるこ
とで、ユーザ携帯機器から送信される車両操作コードを
受信可能な状態に設定したり、あるいはユーザ携帯機器
に対して車両操作コード送信の要求コマンドを出し続け
る状態に設定することができる。これにより、ユーザが
貸出車両に到着するよりかなり早い時点で車両制御手段
をユーザ携帯機器との通信セッションを可能とする状態
にすることで無駄にバッテリを消費するような不都合を
避けることができる。
【0008】このような共用車両管理システムでは、正
当な契約ユーザだけが共用車両を運転できることを保証
するセキュリティ対策が重要である。このため、本発明
の好適な実施形態の1つでは、前記車両貸出予約情報に
さらに認証データが含まれ、前記車両制御手段は乗車し
たユーザに対して前記認証データを用いたユーザ認証を
行う構成となっている。この構成では、上述したように
車両操作コードの照合一致によってドアを開いて共用車
両の運転席に乗り込んだユーザに対して、ユーザ認証が
行われるので、セキュリティが向上する。ユーザ認証と
しては、パスワードが一般的であるが、より信頼性の高
い指紋照合や虹彩照合などの生体情報を用いることも可
能である。その場合、本発明では、本人認証のために必
要とされる指紋や虹彩のリファレンス情報である認証情
報が車両貸出予約情報に含まれて特定の共用車両の車両
制御手段にその都度送られるので、車両制御手段に全ユ
ーザの照合用リファレンス情報を格納しておくといった
プライバシー上の問題を伴う不都合も避けられる。
【0009】予約を行ったユーザが利用対象となる共用
車両をパーキングで見つけ出す際、パーキングに多数の
類似車両が駐車している場合、もし車両登録番号が知ら
されていたとしても困難である。この問題を解決するた
め、本発明の好適な実施形態では、前記ユーザ携帯機器
が車両探索要求付き車両操作コードを送信可能であり、
前記車両制御手段は前記車両貸出予約情報に含まれる車
両操作コードと前記ユーザ用携帯機器から送信された車
両操作コードの照合一致に基づいて識別報知動作を実行
するように構成されている。つまり、多くの類似車両を
前にしたユーザがユーザ携帯機器を操作して車両探索要
求付き車両操作コードを送信するならば、この車両操作
コードと照合一致する車両操作コードを予め受け取って
いる車両制御手段がハザードランプの点滅など何らかの
識別報知動作を実行することで、ユーザに利用対象共用
車両の位置を自ら報知することができる。
【0010】当然、共用車両は、これを運転する各ユー
ザの種々の要求を満たすように整備されているわけでは
ない。このため、運転中のユーザの要求に基づいて、前
記車両管理手段から情報をダウンロードできるユーザサ
ービス管理部が備えられているならば、好都合である。
要求によってダウンロードされる情報の一例として、ユ
ーザ嗜好に関するものとしては、音楽データが挙げられ
る。これにより、ユーザは好みの音楽CDやMDを自ら
持参しなくても、要求を出すことにより管理センタから
配信される好みの音楽を運転中に聴くことができる。
【0011】共用車両の利用中にユーザと管理センタと
の間で行われるべきさらに重要な情報は、既に決定され
た車両利用予約の変更である。例えば、貸出終了時間の
延長や、返却パーキングの変更などは、利用中に頻繁に
発生する可能性がある。もしこの変更要求が乗車中に可
能であるなら、この共用車両管理システムはさらに効率
的かつスムーズに運用することが可能となる。この目的
を達成するため、本発明の好適な実施形態の1つでは、
共用車両利用中のユーザがユーザサービス管理部を通じ
て管理センタの車両管理手段に車両貸出予約情報の変更
要求を行うことができ、車両管理手段がこの変更要求に
対する返答を要求元のユーザサービス管理部に送信する
ように構成されている。
【0012】さらに本発明の対象には、上述した利点を
持つ共用車両管理システムに用いられるサーバコンピュ
ータ及びクライアントコンピュータも含まれており、例
えば、好適な実施形態での共用車両管理システム用サー
バコンピュータは、固有の車両操作コードを割り当てら
れたユーザからの車両貸出申し込みに基づいて貸し出し
すべき共用車両を特定するとともに少なくとも前記車両
操作コードと貸出終了時刻を含む車両貸出予約情報を作
成するとともにこの車両貸出予約情報を前記貸出車両に
搭載されたクライアントコンピュータに車両貸出開始前
に送信する特徴を備えている。同様に、好適な実施形態
での共用車両管理システム用クライアントコンピュータ
は、固有の車両操作コードを割り当てられたユーザから
の車両貸出申し込みに基づいて貸し出しすべき共用車両
を特定するとともに少なくとも前記車両操作コードと貸
出終了時刻を含む車両貸出予約情報を作成するサーバコ
ンピュータから、前記車両貸出予約情報を受信するため
に前記貸出車両に搭載され、かつ前記車両貸出予約情報
に含まれる車両操作コードと前記車両操作コードを送信
可能なユーザ用携帯機器から送信された車両操作コード
との照合一致に基づいてユーザの共用車両利用を許可す
るとともに前記車両貸出予約情報に含まれる貸出終了時
刻に基づいて返却警告を報知する特徴を備えている。こ
れらのサーバコンピュータやクライアントコンピュータ
は、上述した共用車両管理システムにおける作用効果を
分担して受け持っている。本発明によるその他の特徴及
び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明ら
かになるだろう。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による共用車両管理システ
ムの実施形態が模式的に図1に示されている。このシス
テムは、共用車両(以下単に車両と称する)2を管理す
る管理センタに設置された管理サーバコンピュータ10
と、各車両に搭載された車両クライアントコンピュータ
20と、車両を利用するためにこの共用車両管理システ
ムに登録したユーザに与えられるユーザ携帯機器として
の電子カードキー4を主な構成要素としている。後で詳
しく説明されるが、管理サーバコンピュータ10はユー
ザの申込により適当な車両を割り当て管理する車両管理
手段として機能することができ、車両クライアントコン
ピュータ20は車両に搭載された各種機器やユーザが携
帯する電子カードキー4との間及び管理サーバコンピュ
ータ10との間で種々のデータのやりとりを行う車両制
御手段として機能することができる。
【0014】ユーザによる車両貸出の申し込みは、通常
インタネットなどの通信ネットワーク8を介してユーザ
端末3つまりコンピュータ端末3aや携帯電話3bから
直接管理サーバコンピュータ10にアクセスして自動的
又は半自動的に行われるが、電話やFaxによるオペレ
ータを介在させた申し込みも可能である。管理サーバコ
ンピュータ10への代表的なアクセスの方法として、ウ
エブブラウジング(HTTP通信)による情報の双方向
伝送やEメールシステムによる情報伝達が挙げられる。
【0015】管理サーバコンピュータ10は、図2に示
されているように、ユーザ管理サーバ11と車両管理サ
ーバ12とデータベースサーバ13とから構築されてい
る。ユーザ管理サーバ11には、WWWブラウザを実装
したユーザ端末3との間でHTML等で記述された車両
貸出申込書のやり取りを行うWWWサーバ部11aや車
両貸出申込を内容とするユーザ端末3からのEメールを
受け取ったり車両利用予約の確認を内容とするEメール
をユーザ端末3に送るメールサーバ部11bやアクセス
してきたユーザを認証するための認証サーバ部11cが
含まれている。さらに、必要に応じてWWWサーバ部1
1aの代わりに又は追補的にユーザ端末3と車両管理サ
ーバ12との間で情報のやり取りを仲介するフロントプ
ロセッサとしての仲介サーバ部を構築してもよい。
【0016】車両管理サーバ12には、ユーザによる車
両貸出申込みに基づいて空きの車両を探し出して車両予
約を成立させる処理をデータベースサーバ13にアクセ
スしながら行う予約管理部12aや貸し出された車両の
走行中に関係する情報処理を行う貸出走行管理部12b
や車両貸出終了時の情報処理を行う貸出終了管理部12
cなどが含まれており、これらは実質的にプログラムに
よって各種機能を実現させているので、この車両管理サ
ーバ12は実質的にアプリケーションサーバの形態とな
っている。この車両管理サーバ12はデータ通信部14
を介して車両2の車両クライアントコンピュータ20と
双方向データ伝送可能となっている。
【0017】データベースサーバ13には、登録された
ユーザの情報を格納しているユーザデータベース部13
aや車両2の貸出予約情報などを格納している車両管理
データベース部13bや貸出実績情報ないしは貸出が有
料の場合には課金情報も格納している貸出実績データベ
ース部13cなどが含まれている。ユーザデータベース
部13aのデータファイル構造は図3に示されており、
「ユーザID」をキーフィールドとするレコードには、
「ユーザ名」、「住所」、「メールアドレス」、「免許
証番号」などの個人情報を示すフィールドや、登録時に
割り当てられ車両利用におけるキーコードとして機能す
る固有の「車両操作コード」、本人認証のための認証手
続きに用いられる「認証データ」、場合によっては生じ
る料金発生時の料金引き落としに利用される「引き落と
し口座番号」、車両運転時にダウンロードされる音楽デ
ータを選択する際に利用されるユーザが好む「音楽リス
ト」などがフィールドとして備えられている。ここで記
録されている車両操作コードは登録時にユーザに渡され
る電子カードキー4にも書き込まれている。認証データ
としては、パスワードだけではなく、ここでは指紋照合
を採用しているので、このフィールドには照合リファレ
ンスとしてユーザの指紋の特徴を抽出したイメージデー
タの格納アドレスも格納されている。もちろん指紋照合
に代えて虹彩などを利用することも可能である。
【0018】車両管理データベース部13bのデータフ
ァイル構造は図4に示されており、「車両ID」によっ
てリレーショナルな関係となっている車両ファイルと予
約ファイルから構成されている。車両ファイルには、
「車両ID」以外「車種」、「通信アドレス」、「駐車
位置」などのフィールドが含まれている。通信アドレス
は、この車両IDをもつ車両2に搭載されている車両ク
ライアントコンピュータ20の通信機能を呼び出すため
のアドレスであり、通信方式としてTCP/IPを用い
ている場合はIPアドレスとなる。いずれにしても、こ
の通信アドレスを用いて管理センタの管理サーバコンピ
ュータ10は車両クライアントコンピュータ20との間
の双方向のデータ伝送を行うことができる。「駐車位
置」のフィールドには、車両2が走行中はもちろん空白
となるが、貸出が終了して駐車された場合にはその駐車
エリアの場所データが入ることになる。
【0019】予約ファイルには、ユーザによる車両貸出
申し込みを受けて予約管理部12aが車両管理データベ
ース部13bの車両ファイルを検索して未予約でユーザ
が希望する駐車位置に駐車している車両2を抽出するこ
とによって貸出予約を決定した段階で記録される、「予
約No」、「車両ID」、「ユーザID」、「予約
日」、「貸出開始時刻」、「貸出終了時刻」、「返却駐
車位置」などのフィールドが含まれている。従って、車
両IDを検索キーとして予約ファイルを検索すること
で、特定車両2の予約状況を知ることができるし、予約
日や貸出開始時刻を検索キーとして予約ファイルを検索
することで、貸出予約が入っている車両2を特定するこ
とができ、貸出開始前に必要な情報をその車両2に搭載
されている車両クライアントコンピュータ20に送り込
むことができる。また、貸出終了時刻を検索キーとして
予約ファイルを検索することで、現在貸出走行中の車両
2に対して貸出終了時刻が迫っていることを警告するこ
とも可能となる。
【0020】貸出実績データベース部13cのデータフ
ァイル構造は図5に示されており、「車両ID」と「ユ
ーザID」によって車両ファイルやユーザファイルとリ
レーショナルな関係となっている。貸出実績を記録する
ために、「貸出日」や「貸出時間」のフィールドととも
にこの車両貸出中において運転者としてのユーザの要求
によって管理サーバコンピュータ10から車両クライア
ントコンピュータ20へダウンロードされた情報を特定
できるデータを格納する「供給情報」フィールドも備え
られている。もしダウンロードされた情報に課金が発生
する場合、ユーザIDから導かれる引き落とし口座番号
を通じてその料金を収集することも可能である。
【0021】図6に車両クライアントコンピュータ20
の機能ブロック図が示されている。ここで示されている
各機能はソフトウエア又はハードウエア或いはその両方
によって実現されるものであり、管理サーバコンピュー
タ10のデータ通信部14と双方向データ伝送を行うデ
ータ通信部21、ユーザが携帯する電子カードキー4と
データ通信を行う対電子カードキー通信部22、指紋照
合のための指紋データを入力する認証デバイス23、ド
アロック・アンロック機構24aやエンジン制御機構2
4bやハザードランプ24cや内蔵オーディオ装置24
dなどの車両電装品の制御を行うドライバ群24、GP
S・カーナビ装置25、ユーザに対するデータ表示やユ
ーザによるデータ入力の機能を果たすタッチパネル26
及びデータ処理部30が備えられている。なお、対電子
カードキー通信部22は、その指向性を車両2の全周囲
に合わせるべく車両2の外部に設けられた外部アンテナ
22aとその指向性を車両2の運転席にに合わせるべく
車両2の内部に設けられた内部アンテナ22bを備えて
いる。
【0022】特にデータ処理部30は車両クライアント
コンピュータ20の中枢機能を構成しており、車両管理
サーバ12から送られてきた車両貸出予約情報を管理格
納する予約情報管理部31と、入力されてきたデータに
基づいてドライバ群24を介して種々の電装品を動作さ
せる車両制御部32と、GPS・カーナビ装置25等と
の信号のやりとりによって車両2の走行情報を管理する
走行情報管理部33と、認証デバイス23から送られて
きた指紋検出データと車両貸出予約情報に含まれる認証
データを比較して車両2に乗り込んできたユーザの認証
を行う認証制御部34と、タッチパネル26を介して入
力されたユーザ要求に基づいて車両貸出予約情報の変更
や音楽データのダウンロードといった各種情報サービス
を車両管理サーバ12に依頼するユーザサービス管理部
35などが実装されている。特に車両制御部32には、
後でその手順を詳しく説明するが、ユーザがポケットや
鞄の中に携帯する電子カードキー4との交信を通じてユ
ーザに車両2への乗り込み及びエンジン始動の許可を与
えるキーフリーシステム管理部32aが含まれている。
【0023】電子カードキー4の機能ブロック図を示し
ている図7から明らかなように、この電子カードキー4
は送信部41と受信部42とデータ処理部43備えてい
る。データ処理部43は、この電子カードキー4を保有
するユーザに割り当てられている車両操作コードを書き
込んでいる不揮発性メモリ43aを有し、車両クライア
ントコンピュータ20の対電子カードキー送受信部22
から送り出されるコードリクエスト信号に応答してこの
車両操作コードを送信する機能をもつ。44は、後述す
る車両探索要求を車両クライアントコンピュータ20に
送信するためのスイッチである。
【0024】上述した共用車両管理システムにおける運
用手順を以下に説明する。図8には、ユーザが管理セン
タの管理サーバコンピュータ10に対して行う車両2の
貸出予約の手順が模式的に示されている。ここでは、ユ
ーザがユーザ端末3としてWWWブラウザ搭載パソコン
3aを用いた予約手順を例とする。 〔ステップ#1〕まず、ユーザがWWWサーバ11aに
接続して、貸出予約ページを選択すると、認証サーバ1
1cによる認証手続きが始まる。この認証手続きでは、
認証サーバ11cはユーザ端末3aから与えられたユー
ザIDに基づいてユーザデータベース部13aにアクセ
スして貸出予約のための認証コードを読み出し、ユーザ
端末3aから送られてきた認証コード、ここではパスワ
ードと比較し、認証を行う。
【0025】〔ステップ#2〕認証が完了すると、ユー
ザからの貸出申込ページの送信要求に応じてWWWサー
バ11aが貸出申込ページを送信し、ユーザ端末3aの
画面に表示させる。 〔ステップ#3〕表示された貸出申込ページの各入力欄
に、例えば貸出日、乗り込み駐車エリア、返却駐車エリ
ア、貸出開始時刻、貸出終了時刻などの入力欄に適当な
予約申込情報を入力する。これらの入力データは予約申
込情報としてWWWサーバ11aに送信される。
【0026】〔ステップ#4〕ユーザから送信された予
約申込情報が予約管理部12aに転送されると、予約管
理部12aは車両管理データベース部13bにアクセス
して予約申込情報の条件を満たす車両2を検索し、貸し
出しすべき車両2を決定する。この予約申込が成立する
と、車両管理データベース部13bの車両ファイルから
貸出車両2の車両通信アドレスなどの車両個別情報が読
み出されて、図4で示された予約ファイルの内容を含む
車両貸出予約情報が作成され、新規の予約レコードとし
て車両管理データベース部13bの予約ファイルに書き
込まれる。また、この車両貸出予約情報は予約完了確認
ページに形式に変換されて再びユーザ端末3aに送ら
れ、ユーザによる確認のためその画面に表示される。同
時にこの予約完了確認のデータはメールサーバ11bに
転送され、予約ユーザのEメールアドレスに予約完了確
認通知メールとして送信される。
【0027】〔ステップ#5〕予約管理部12aで作成
された、貸出日、貸出開始時刻、貸出終了時刻、返却駐
車位置などを含む車両貸出予約情報はさらに予約ユーザ
の車両操作コードと指紋認証データなどが付加された
後、データ通信部14を通じて、この貸出予約の対象と
なっている車両2の車両通信アドレスに、結果的にはそ
のアドレスをもつ車両クライアントコンピュータ20に
伝送される。このようにして管理サーバコンピュータ2
0からこの予約を割り当てられた車両2の車両クライア
ントコンピュータ20に対して送り出された車両貸出予
約情報はデータ通信部21を介して予約情報管理部31
に転送されることになる。
【0028】図9には、キーフリーシステムの利用の下
で、ユーザが駐車している予約車両2に乗り込んで運転
するまでの手順が模式的に示されている。ここでいうキ
ーフリーシステムとは、電子カードキー4を携帯する運
転者としてのユーザが車両2に接近する、電子カードキ
ー4と車両クライアントコンピュータ20が通信を行う
ことでドアのロックが自動的にアンロックされ、ユーザ
が車両に乗り込むことが許され、さらにユーザが運転席
に座った状態で電子カードキー4と車両クライアントコ
ンピュータ20が通信を行うことで、エンジン始動待機
状態が実現され、従来のようなキーを用いることなしに
スイッチやつまみを操作するだけでエンジンが始動し、
車両2の走行が可能となるシステムである。ここでのキ
ーフリーシステムにはセキュリティを考慮して運転席に
座ったユーザに対する指紋による認証が組み込まれてい
る。
【0029】〔ステップ#10〕車両クライアントコン
ピュータ20は予約情報管理部31に格納されている貸
出開始時刻の15分前までスリープ状態を保っており、
貸出開始時刻の15分前になると、自己ウェイクアップ
して、キーフリーシステム管理部32aによるキーフリ
ーシステムが起動する。キーフリーシステムが起動する
と、対電子カードキー送受信部22は所定のインターバ
ルで電子カードキー4に対する車両操作コードの送信要
求を車両外部に設置された外部アンテナ22aを介して
発信する。 〔ステップ#11〕もし、ユーザがこの車両クライアン
トコンピュータ20を搭載する車両2に接近することに
より、ユーザが携帯する電子カードキー4が車両操作コ
ードの送信要求を受信すると、自動的に設定されている
車両操作コードを送信する。電子カードキー4から送信
された車両操作コードを受信すると、車両制御部32は
予約情報管理31から読み出した車両操作コードと照合
し、その照合一致が確認された場合、予約した正規のユ
ーザが接近していると判断し、ドライバ群24を介して
ドアロック・アンロック機構24aを制御して車両2の
ドアをアンロックする。
【0030】〔ステップ#12〕ユーザがドアを開けて
運転席に乗り込んで再びドアが閉じられると、対電子カ
ードキー送受信部22は所定のインターバルで電子カー
ドキー4に対する車両操作コードの送信要求を今度は車
両内部に設置された非常に狭い指向性をもつ内部アンテ
ナ22bを介して発信する。着座したユーザに携帯され
ている電子カードキー4が車両操作コードの送信要求を
受信すると、再び自動的に設定されている車両操作コー
ドを送信する。電子カードキー4から送信された車両操
作コードを受信すると、車両制御部32は予約情報管理
31から読み出した車両操作コードと再度照合し、その
照合一致が確認された場合、さらに着座したユーザに対
して指紋認証を実施をスタートさせる。 〔ステップ#13〕指紋認証は認証制御部34によって
行われるが、まずタッチパネル26に指紋認証の実施を
告げる表示を行い、ユーザがその指先を認証デバイス2
3に押しつけることを促す。認証デバイス23で検出さ
れた指紋検出データは認証制御部34に転送され、ここ
で予約情報管理部から読み出された認証データとパター
ン認識による比較がなされ、指紋パターンの照合が行わ
れる。
【0031】〔ステップ#14〕照合一致であれば、車
両制御部32はドライバ群24を介してエンジン制御機
構24bを制御してエンジン始動待機状態を作り出す。
さらに、車両走行に備えて、このキーフリーシステム管
理部32aは、車両制御部32を通じてドアロック・ア
ンロック機構24aに制御信号を送ってドアのロックを
行い、その後キーフリーシステムの制御を停止する。ユ
ーザは、ここでは図示されていないエンジン始動用のつ
まみを操作することでエンジンを始動し、車両2の走行
を開始する。
【0032】上述したキーフリーシステムでのユーザの
予約車両2への乗り込みでは、ユーザが予約車両2を識
別できることが前提となっているが、もしユーザが予約
車両2を識別できないようなケースでの車両乗り込み手
順を図10を用いて説明する。なお、この手順は図9に
比べてステップ#10と#11との間にステップ#10
A入っていることが異なっているだけなので、ここでは
ステップ#10Aだけを説明する。
【0033】予約車両2が駐車されている駐車場に多く
の類似した車両2も駐車しており、ユーザが予約車両2
を識別できない場合、携帯している電子カードキー4の
車両探索スイッチ44を押すと、車両探索要求付きの車
両操作コードが発信される。スリープ中でない車両クラ
イアントコンピュータ20がこの車両探索要求付きの車
両操作コードを受信すると、受信した車両操作コードと
予約情報管理部31から読み出した車両操作コードを比
較する。コードが異なっている場合発信元が予約ユーザ
ではないと見なして再びキーフリーシステムは待機状態
となるが、コードが一致した場合発信元のユーザに対す
る識別報知動作を行う。識別報知動作として、この実施
形態では、まず車両制御部32に識別報知コマンドを送
ることにより生成される制御信号がドライバ群24を経
てハザードランプに送られ、ハザードランプが点滅す
る。これにより、ユーザは簡単に予約車両2を見つけだ
すことができ、それに接近すると、携帯している電子カ
ードキー4が予約車両2から発信されている車両操作コ
ードを受信することができ、図9のステップ#11に示
したように予約車両2に乗り込むことができる。他の識
別報知動作としては、他のランプを点滅したり、クラク
ションを鳴らしたりすることが挙げられる。
【0034】図11には、車両走行中に車両クライアン
トコンピュータ20のユーザサービス管理部34を介し
て行われるユーザサービスとしてのイベント処理の手順
が模式的に示されている。 〔ステップ#20〕例えば、ユーザがカーナビや道路混
雑情報を要求した場合、走行情報管理部33がGPS・
カーナビ装置25を起動させてタッチパネル26を画面
を利用してカーナビ情報を表示させたり、管理サーバコ
ンピュータ10にアクセスして取得されている又は取得
する交通情報をGPSによる現在位置情報と組み合わせ
て道路混雑情報をを表示する。
【0035】〔ステップ#21〕ユーザが自分宛のメー
ルチェックを車両走行時に行うことも可能である。ユー
ザサービス管理部34が管理サーバコンピュータ10に
メール転送要求を行うと、ユーザデータベース部13a
に格納されている該当ユーザのメールアドレスを用い
て、このメールアドレスに到着しているメールをユーザ
サービス管理部34に転送する。受信したメールはタッ
チパネルに表示されるか、あるいは音声合成技術を利用
してオーディオ装置24dを通じて音声報知される。
【0036】〔ステップ#22〕ユーザが好きな音楽デ
ータをダウンロードして聞くことも可能である。まず、
タッチパネル26を用いて音楽データのダウンロードを
要求すると、この実施形態では予め予約情報管理部31
に格納されている予約情報に好みの音楽リストが含まれ
ているので、このリストに含まれている曲名や関連の曲
名がタッチパネル26に表示される。表示された曲名か
ら希望の曲を選択すると、ユーザサービス管理部34が
選択された曲の音楽データのダウンロードを管理サーバ
コンピュータ10に要求する。管理サーバコンピュータ
10から音楽データがダウンロードされると、この音楽
データは車両制御部32、ドライバ群24、内蔵オーデ
ィオ装置24dを経て音楽として流される。
【0037】〔ステップ#23〕ユーザサービス管理部
34によるユーザサービスの最も重要なサービスは車両
貸出予約の変更要求処理である。車両走行中、貸出終了
時刻や返却駐車位置を変更したい場合、タッチパネルを
利用して予約変更処理をスタートさせる。まず、予約情
報管理部31から現状の車両貸出予約情報が表示される
とともに、変更可能な項目が点滅するので、希望の変更
項目を選択するとともに変更データを入力する。この変
更データは管理サーバコンピュータ10に送信され、変
更可能かどうかがチェックされる。変更可能な場合、変
更項目を含む新しい車両貸出予約情報が送られてくるの
で、この情報内容が予約情報管理部31に格納されると
ともにタッチパネル2に表示される。
【0038】図12と図13には、車両貸出終了に関す
る手順が模式的に示されている。〔ステップ#30〕走
行情報管理部33によって行われる貸出終了チェック
は、まず予約情報管理部31から貸出終了時刻と返却駐
車位置を読み出すとともにGPS・カーナビ装置25か
ら現在位置情報を取得し、現在時刻と貸出終了時刻の比
較値と現在位置と返却駐車位置の比較値から返却に関す
る警告を必要するかどうかを判断する。 〔ステップ#31〕警告の必要なしと判断された場合、
貸出終了チェックはリセットされ所定インターバルの経
過後再スタートする。警告の必要ありと判断された場
合、「返却時間が迫っています」や「返却駐車位置より
10Km離れています」といった警告情報が生成されタッ
チパネルに表示される。
【0039】〔ステップ#32〕いずれにせよ、ユーザ
は車両貸出を終了するため車両を停止することなり、貸
出終了操作を行う。貸出終了操作が入力されると、GP
S・カーナビ装置25から現在位置情報を取得するとと
もに予約情報管理部31から返却駐車位置を読み出し、
返却駐車位置に車両2が駐車されているかどうかチェッ
クされる。予定の返却駐車位置に駐車されていない場合
駐車エラー処理が行われる。この駐車エラー処理では、
予定の返却駐車位置まで車両2を移動させるか、あるい
は車両貸出予約情報の返却駐車位置の変更を問い合わせ
ることになる。 〔ステップ#33〕現在位置と返却駐車位置が一致して
いる場合、車両貸出終了処理を続行するため、再び先に
説明したようなユーザ認証が行われる。ユーザ認証が完
了すると車両制御部32にコマンドを送ってエンジン始
動ロックを行う。
【0040】〔ステップ#34〕続いてキーフリーシス
テム管理部32aによるキーフリーシステムが起動し
て、ドアのアンロックを行う。 〔ステップ#35〕ドアがアンロックされると、ユーザ
によってドアが開けられ、ユーザが降車するが、ユーザ
が確実に降車して車両2から離れたことを確認する必要
がある。このために、ユーザが携帯する電子カードキー
4に対して車両操作コードの要求を内部アンテナ22b
と外部アンテナ22aの両者から所定のインターバルで
交互に発信して電子カードキー4から送信されてくる車
両操作コードをチェックする。ユーザが車内にいる場合
内部アンテナ22bからの車両操作コードの要求に対し
てのみ電子カードキー4から車両操作コードが送信され
てくるし、ユーザが車外にいる場合外部アンテナ22a
からの車両操作コードの要求に対してのみ電子カードキ
ー4から車両操作コードが送信されてくる。これにより
ユーザの車両2に対する位置関係を確認することが可能
となる。 〔ステップ#36〕ユーザが車両2から離れたことが確
認されると、車両制御部32にコマンドを送って、制御
信号がドライバ群24を介してドアロック・アンロック
機構に送られ、ドアがロックされる。ドアがロックされ
るとキーフリーシステムは停止する。
【0041】〔ステップ#37〕この手順の最後の処理
は、走行情報管理部33が今回の貸出車両走行における
情報、例えば車両利用時間やタコメータ出力データや有
料ユーザサービスイベントデータなどから走行データフ
ァイルを作成して管理サーバコンピュータ10に送信す
ることである。送信された走行データファイルは貸出実
績データベース部13cに格納され、必要であれば、課
金処理を行って、所定口座から料金の引き落としを行
う。
【0042】上述したように本発明による共用車両管理
システムでは、車両クライアントコンピュータ10に予
め車両貸出予約情報が管理センタ側の管理サーバコンピ
ュータ10からロードされているので、このロードされ
た情報を利用して、共用車両2とユーザとの間だけでも
有益な情報交換が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による共用車両管理システムの1つの実
施形態を示す模式図
【図2】管理サーバコンピュータの機能構成図
【図3】ユーザデータベース部のデータファイル構造図
【図4】車両管理データベース部のデータファイル構造
【図5】貸出実績データベース部のデータファイル構造
【図6】車両クライアントコンピュータの機能構成図
【図7】電子カードキーの機能構成図
【図8】車両乗り込み手順を示すブロックダイヤグラム
【図9】別な車両乗り込み手順を示すブロックダイヤグ
ラム
【図10】車両走行中のイベント処理手順を示すブロッ
クダイヤグラム
【図11】車両貸出終了手順を示すブロックダイヤグラ
【図12】車両貸出終了手順を示すブロックダイヤグラ
【図13】車両貸出終了手順を示すブロックダイヤグラ
【符号の説明】
1 管理センタ 2 共用車両 3 ユーザ端末 4 電子カードキー(ユーザ携帯機器) 10 管理サーバコンピュータ(車両管理手段) 11 ユーザ管理サーバ 12 車両管理サーバ 12a 予約管理部 13 データベースサーバ 20 車両クライアントコンピュータ(車両制御手
段) 30 データ処理部 31 予約情報管理部 32 車両制御部 32a キーフリーシステム管理部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固有の車両操作コードを割り当てられたユ
    ーザからの車両貸出申し込みに基づいて貸し出しすべき
    共用車両を特定するとともに少なくとも前記車両操作コ
    ードと貸出終了時刻を含む車両貸出予約情報を作成する
    とともにこの車両貸出予約情報を前記貸出車両に送信す
    る車両管理手段と、 前記車両操作コードを送信可能なユーザ携帯機器と、 前記車両管理手段から受け取った前記車両貸出予約情報
    に含まれる車両操作コードと前記ユーザ用携帯機器から
    送信された車両操作コードの照合一致に基づいてユーザ
    の共用車両利用を許可するとともに、前記車両貸出予約
    情報に含まれる貸出終了時刻に基づいて返却警告を報知
    する、各共用車両に搭載された車両制御手段と、から構
    成される共用車両管理システム。
  2. 【請求項2】前記車両貸出予約情報には貸出開始時刻が
    含まれており、前記車両制御手段は前記貸出開始時刻の
    所定時間前に前記ユーザ携帯機器に対する通信可能状態
    になることを特徴とする請求項1に記載の共用車両管理
    システム。
  3. 【請求項3】前記車両貸出予約情報には認証データが含
    まれており、前記車両制御手段は乗車したユーザに対し
    て前記認証データを用いたユーザ認証を行うことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の共用車両管理システム。
  4. 【請求項4】ユーザの要求に基づいて前記車両管理手段
    から情報を取得するユーザサービス管理部が前記車両制
    御手段に備えられていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の共用車両管理システム。
  5. 【請求項5】前記ユーザの要求が車両貸出予約情報の変
    更要求であり、前記車両管理手段はこの変更要求に対す
    る返答を要求元のユーザサービス管理部に送信すること
    を特徴とする請求項4に記載の共用車両管理システム。
  6. 【請求項6】固有の車両操作コードを割り当てられたユ
    ーザからの車両貸出申し込みに基づいて貸し出しすべき
    共用車両を特定するとともに少なくとも前記車両操作コ
    ードと貸出終了時刻を含む車両貸出予約情報を作成する
    とともにこの車両貸出予約情報を前記貸出車両に搭載さ
    れたクライアントコンピュータに車両貸出開始前に送信
    する共用車両管理システム用サーバコンピュータ。
  7. 【請求項7】固有の車両操作コードを割り当てられたユ
    ーザからの車両貸出申し込みに基づいて貸し出しすべき
    共用車両を特定するとともに少なくとも前記車両操作コ
    ードと貸出終了時刻を含む車両貸出予約情報を作成する
    サーバコンピュータから、前記車両貸出予約情報を受信
    するために前記貸出車両に搭載され、かつ前記車両貸出
    予約情報に含まれる車両操作コードと前記車両操作コー
    ドを送信可能なユーザ用携帯機器から送信された車両操
    作コードとの照合一致に基づいてユーザの共用車両利用
    を許可するとともに前記車両貸出予約情報に含まれる貸
    出終了時刻に基づいて返却警告を報知する共用車両管理
    システム用クライアントコンピュータ。
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