JP2003065669A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003065669A
JP2003065669A JP2001257145A JP2001257145A JP2003065669A JP 2003065669 A JP2003065669 A JP 2003065669A JP 2001257145 A JP2001257145 A JP 2001257145A JP 2001257145 A JP2001257145 A JP 2001257145A JP 2003065669 A JP2003065669 A JP 2003065669A
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urethane
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Hirobumi Nagumo
博文 南雲
Yutaka Yageta
豊 八下田
Hideaki Watanabe
秀明 渡辺
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Hitachi Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/02Doors; Covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/023Door in door constructions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】断熱性能を向上させた冷蔵庫を提供する。 【解決手段】外板と内板との間に断熱材が充填された扉
を貯蔵室の前面側に備えた冷蔵庫であって、前記外板の
前記扉内表面から扉内側に突出して設けられ前記扉の側
壁のいずれか1つに偏らせて配置された突出部材と、こ
の突出部材の前記扉の1つの側壁と反対の側に設けられ
前記側壁の側に向かう通路と、この通路に連通して配置
された前記断熱材の注入点とを備えた冷蔵庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫の発泡充填す
る断熱扉体でその内部にウレタンフォームを充填した断
熱扉体の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の冷蔵庫においては付加価値を高め
るため冷蔵室扉に小扉付の構造のものがある。この小扉
付の冷蔵庫は庫内の小物食品を出し入れする時に大扉を
開閉しなくても良く、小扉の開閉で先の収納食品を取り
出し出来るので使い勝手が良い。
【0003】そして、前記小扉を大扉の中に配設する場
合には大扉の内側に少なくとも小扉の大きさで、かつ大
扉の断熱厚さの空間容積分だけウレタン発泡が不要な
る。このウレタン発泡の不要部分を作るために扉体の発
泡前組み段階で予め大扉の内側へ扉外板側から断熱材側
に突出する四角状の枠部材を大扉の内側へ取り付け、そ
の後ウレタンフォームを充填し大扉の発泡断熱扉体がで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような発泡断熱扉
体においては付加機能のための部品、即ち上記枠部材が
扉断熱材側に内蔵されることが条件となる。これら枠部
材の形状によっては扉体の断熱材に付加機能の部材が突
き出て扉体のウレタン発泡の際に注入口からのウレタン
原液が前記突出部品に阻害され、扉体内の充填空間内に
ウレタン流入経路の抵抗が大きくなる充填空間ができて
ウレタンの充填不良やボイドが発生して、扉表面の凹凸
や断熱性能の低下が発生してしまうという問題があっ
た。
【0005】また、これを防止するためには、多くの断
熱材を注入することが考えられるが、断熱材の量が必要
以上になり、製造コストや重量が増大してしまう。
【0006】本発明の目的は、断熱性能を向上させた冷
蔵庫を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、外板と内板
との間に断熱材が充填された扉を貯蔵室の前面側に備え
た冷蔵庫であって、前記外板の前記扉内表面から扉内側
に突出して設けられ前記扉の側壁のいずれか1つに偏ら
せて配置された突出部材と、この突出部材の前記扉の1
つの側壁と反対の側に設けられ前記側壁の側に向かう通
路と、この通路に連通して配置された前記断熱材の注入
点とを備えた冷蔵庫により達成される。
【0008】また、前記通路は、前記突出部材とこの突
出部材に沿って前記外板の扉内側に設けられた板とで構
成され、前記板が前記1つの側壁の側に向けて傾斜した
傾斜部を備えたことにより達成される。
【0009】さらに、前記突出部材と前記1つの側壁と
の間に設けられ前記扉の外板の内側表面との間に段差を
有する段差部と、この段差部の表面と前記扉の外板の内
側表面との間に前記断熱材を誘導する手段とを備えたこ
とにより達成される。
【0010】また、外板と内板との間に第1の断熱材が
充填された扉を貯蔵室の前面側に備えた冷蔵庫であっ
て、前記外板の前記扉内表面から扉内側に突出して設け
られ前記扉の側壁のいずれか1つに偏らせて配置された
突出部材と、この突出部材の前記扉の1つの側壁と反対
の側に設けられた前記第1の断熱材の注入点と、前記内
板の前記突出部材と前記1つの側壁との間の位置に前記
貯蔵室の内側に膨らませて設けられた膨出部と、この膨
出部の前記扉内側に配置された第2の断熱材とを備えた
冷蔵庫により達成される。
【0011】このようにすることで注入ポイントから注
入された断熱材は上記ガイド部材と突出部材壁の左右方
向の壁面間に沿って流れるようにすることが出来る。扉
体内へ断熱材を均一に流し込むことことが出来る。ま
た、断熱材の流入経路の抵抗が大きい空間部分へスムー
ズに断熱材を流し込ませることが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
6により順次説明する。
【0013】図1は本一実施例の冷蔵庫正面図、図2は
図1のA−A要部縦断面図で、1は扉体で冷蔵庫本体1
1の前面にヒンジで回動自在に開閉し、この扉体1は、
主扉となる第1の扉とその周縁部から所定の距離だけは
なして装着された第2の扉(小扉)10を備えている。
この小扉10も扉体1と同様に扉体側にヒンジにて回動
自在に開閉出来るようになっている。本実施例では、第
2の扉である小扉10は、その下端部を主扉1と一致さ
せて、左右方向の略中央部に配置されている。この小扉
10の上方の主扉1の部分には、この冷蔵庫の動作を調
節するためのボタン17や運転状況を表示するディスプ
レイ等を備えたパネル部が設けられている。
【0014】また、冷蔵庫本体11は外箱と内箱との間
にウレタンフォームを充填した断熱箱体で、冷蔵庫本体
下部に圧縮機13等を収納した機械室14が設けられて
いる。更に、冷蔵庫本体11の庫内12背面下方部には
冷凍サイクルを構成する冷却器15、この上方には送風
機16が設けられ、前記冷却器15での低温空気は送風
機16により庫内ダクトを介して庫内12内を冷却し、
熱交換された空気は再び冷却器下方の吸込口に戻る冷気
循環を形成する。
【0015】本実施例の冷蔵庫は、その上部に扉1を備
えた冷蔵室を有し、この扉1は図3は扉体1のウレタン
発泡前組扉の扉体裏側から見た要部斜視図を示す。図4
は図3を扉体裏側から見た平面図で注入ポイントからウ
レタン原液が扉体1内の充填空間内を流れる状態を示す
平面図。図5は図3のB−B要部断面図、図6は図4の
C−C要部断面図をそれぞれ示す。尚、図中の矢印はウ
レタン原液の流れを示す。
【0016】次にこれら扉体1の構造を図にしたがって
順次説明する。まず図3、図4において、1は扉体、2
は金属製の薄板の正面扉板で両側部に立ち上がり壁有
し、この立ち上がり壁は裏面側へ折曲げられている。ま
たこの扉体1の長手方向の上下端には樹脂製の上エンド
ピース2a、下エンドピース2bとが組み込まれてい
る。したがって扉体1の側壁は正面扉板2の左右壁と上
下エンドピ−ス2a、2b四辺の立ち上がり壁から形成され
る。
【0017】また、正面扉板2の内側に配設されるのが
樹脂製の成形品で形成された枠部材3で、正面扉板2の
下エンドピース2b側寄りで幅方向位置は扉体のほぼ中
央位置に、正面扉板2側から断熱材側に突出する突出部
材となっている。そしてこの枠部材3の他壁側(上エン
ドピース2a側)に断熱材側に突出するガイド部材4を
備えている。又、前記枠部材3の一方端は下エンドピー
ス2b寄りに近接し、この枠部材3の一方端の壁面3b
と下エンドピース2bの立ち上がり壁との間に充填空間
5を備え、この充填空間の左右入口端にウレタン原液が
流れる入口部5a、5aがそれぞれ開口されている。突
出部材である枠部材は、扉の外板の内側表面上に下側エ
ンドピース2bに偏らせて設けられている。ここで前記
枠部材3の内側空間はウレタン発泡後の扉組付け時に小
扉10が取り付けられる。
【0018】次に枠部材3の他端に形成したガイド部材
4の周辺構成について述べると、反充填空間部5側で突
出部材3の壁面3aに近接し、且つ突出した枠部材3の他
壁の幅方向のほぼ中央部の位置にウレタン原液が扉体1
内に注入される注入ポイントYを設け、更にこの注入ポ
イントYに近接し、前記枠部材3の他壁に対面する位置
(エンドピース2a側)に突出した枠部材3の壁面3aの
幅とほぼ同寸法を有す前記ガイド部材4を正面扉板から
断熱材側へ突出するように設けている。換言すると注入
ポイントYは突出した枠部材の他壁面3aとガイド部材
壁4との間に挟むような位置関係となっている。そし
て、このガイド部材4は前記枠部材3の他壁3aの幅寸
法、高さ寸法がほぼ同等の大きさで、且つ前記枠部材3
の他壁3aとほぼ平行に形成されるとともに、前記枠部材
3と一体に樹脂成形されている。さらにこのガイド部材
4の両端部は前記枠部材の方向に傾斜した形状となって
いる。また、ガイド部材4の正面扉板2側にはウレタン
発泡後の扉組み付け時に操作パネル17とこれら操作のた
めの基板を収納する基板収納部等とをそれぞれ備える構
成となる。
【0019】さらにこのガイド部材4と枠部材3の他壁3
aとの配設構成を図5にて説明すると、注入ポイントYか
らガイド部材4の壁面までの距離(L1)及び注入ポイ
ントYから前記枠部材3の他壁3aまでの距離(L2)と
はほぼ同じ距離で形成される。そして上記ガイド部材4
は枠部材3の他壁3aとほぼ平行になるようになってい
る。このように配設する理由は注入されたウレタン原液
がガイド部材壁4と他壁3a間との左右に均等に充填でき
るようにするためである。
【0020】ここでウレタン注入ポイントをガイド部材
と前記突出部材の前記他壁とで挟むような位置関係に配
設した理由は注入されたウレタン原液が扉体内への充填
空間に均一に回し込ませるためである。
【0021】まず図に示すように正面+扉体1内の一方
側(下エンドピース2b側)寄りに断熱材に突出する枠
部材3が設けられ、この突出枠部材の一壁3bと扉体の
立ち上がり一壁(下エンドピース2b)との間に充填空
間5が形成された構成において、本発明のガイド部材が
無い場合の状態においては、まず注入ポイントYを基準
にした場合、扉体の充填空間内の流路を比較すると枠部
材3が形成する一方側の充填空間5の部分は枠部材3が
存在することで充填空間5へのウレタン原液の流路抵抗
が大きくなる。したがって枠部材3の抵抗体が無い他方
側(上エンドピース2a側)への充填空間へ流れるウレ
タン原液の量が多くなり、逆に一方側(下エンドピース
2b側)への流量が少なくなる。換言すると、上記充填
空間5は注入ポイントYを基点にした場合、流路抵抗は
非常に大きい充填空間となる。したがって、この充填空
間部5へのウレタン原液量が少なくなり、この抵抗大部
でのウレタンフォームの充填不良やボイドが発生するこ
とになる。
【0022】このようなウレタン原液の流れを均一に、
かつ扉体内のウレタンフォームの充填量の均一な分配を
達成するために本発明においては前記ウレタン注入ポイ
ントYの位置を枠部材の他壁3aとこの他壁とほぼ同等幅
を有すガイド部材4とで挟むようにした位置関係で構成
したものである。
【0023】このような構成で、注入されたウレタン原
液はまず上記ガイド部材4と枠部材壁面3aとの壁面間を
左右均等にウレタンの液量が分けられる。そして、先の
抵抗大部の充填空間へのウレタン原液を流すために、前
記ガイド部材の両端を枠部材の方向に傾斜させた形状と
し、この傾斜部4aに当たったウレタン原液は枠部材の
両側空間を通って、先の充填空間部5へ流すことが出来
る。また図5においてガイド部材4の突出先端と扉内板
との間には若干の隙間(2〜3mm)を確保し、扉体の発
泡時に扉内板と接触しないように配慮している。したが
って、ガイド部材の先端と扉内板間からは上エンドピー
ス2a側への大きな空間へはウレタン原液がほとんど流
れないようになっている。このガイド部材は、突出枠部
材3との間で、ウレタンを導く通路となっており、この
通路に注入されたウレタンを突出枠体が配置されたため
に、ウレタンが通流できる扉内の流路の幅や面積が小さ
くなった部分に向けて流出させる。本実施例では、枠体
の壁面3b,3c,3dと扉側壁との間の流路の幅や面
積は壁面3aの側の流路(空間)と比べ小さくなってお
り、また3bの側は段差を有してさらに幅や面積が小さ
くなっている。これらの領域ではウレタンの通流抵抗が
大きくなっており、本実施例では、これら領域に向けて
ウレタンが流入するように構成されている。
【0024】以上のような扉体構造のウレタンフォーム
発泡時の流れを図4にて説明する。まず注入ポイントY
から入るウレタン原液は枠部材壁面3aとガイド部材4と
の左右壁面に沿ってほぼ均一に流れ、その後一部はガイ
ド部材4の上エンドピース2a側の大きな充填空間に流
れ、一部は枠部材3の側壁3c、3dに沿って流れそれ
ぞれ充填される。
【0025】ここで、前記ガイド部材4の両端の傾斜部
4aに流れたウレタン原液はこの傾斜面方向に沿って前
記枠部材3の両側空間部へとながれる。また、前記ガイ
ド部材の傾斜部4aからの一部は扉板2の両側壁内に沿
いながら扉体1の下エンドピース2b側、及び充填空間
5へに向って流れる。
【0026】次に前記ガイド部材枠4により抵抗大部の
充填空間5に向ったウレタン原液はまず抵抗大部の充填
空間入口部5aに達する。この後左右の充填空間入口部
5aより流入したウレタン原液と互いに混ざり合ってウレ
タンフォームが均一に充填されることになる。
【0027】ここで先の充填空間入口部5aにおいては
正面扉板2と枠部材3とに段差を有しこの段差部にスチ
ロール樹脂で成形された誘導部材6を設けている。これ
は前記充填空間5へのウレタン原液の流れが悪くなるの
を防ぐためである。したがってこの入口部5aに流れて
きたウレタン原液はこの誘導部材6の傾斜面に沿って充
填空間5へ流すことが出来る。
【0028】更に、この充填空間部5の構成を図6で説
明すると、前記入口部5aの正面扉板側は枠部材と扉板
の両端接合部に段差を有し、この段差に断面が略三角状
をなす誘導部材6が取付けられる。この誘導部材6はウ
レタン原液がこの入口部5aに流れてきた時この誘導部
材6の傾斜面に沿ってウレタン原液が先の充填空間5へ
スムーズに流れるようにするためである。尚、この誘導
部材6は発泡成形品で作られ、例えばポリスチレン等の
材料で正面扉板2の裏面側へ粘着材などを介して取付け
られる。
【0029】更に図5において前記充填空間部5に隣接
する扉内板側には扉内板で作る狭い空間があり、この空
間内に予め扉内板側にウレタン原液の流れを良くするた
めの内板部材8を扉内板の狭い空間にほぼ全幅にわたっ
て設けている。この扉内板空間部は扉体の四辺立ち上が
り側壁に沿って扉内板の全周にわたって形成されてお
り、冷蔵庫内の扉内側に収納食品を収めるための一壁を
成すものである。
【0030】ここでこの内板部材8を設ける理由は、こ
の扉内板の狭い空間は前記充填空間5と連続的につなが
る充填空間を成す構成になっており、したがってこの狭
い空間を加えた充填空間体積は当然大きさが増大する
が、扉体1内の全体のウレタンフォ−ムの充填性を考慮
した場合、この抵抗大部を有す充填空間は出来るだけ立
方体の空間で、ウレタン原液の流動性の良い形状空間に
確保することが望ましいからである。こうすることで充
填空間へのウレタン充填性を確保することが出来る。
【0031】もし扉内板の狭い空間に上記内板部材8を
入れない場合は、この空間の部分は略台形状の先端が細
長い形状となっているのでウレタン流路抵抗を増大する
場合もあり、この流路抵抗の増大分だけウレタンの原液
の流れが少なくなり、この充填空間5へのウレタンフォ
−ムの充填不良を起こすことになる。このような充填不
良を防止するために扉内板の細長い形状に合ったポリス
チレン発泡成形で作られた略台形状の断面を有す内板部
材を予め設けて前記充填空間部5へのスムースな充填が
行われるようにしている。
【0032】次に本扉体の発泡手順は、まず図4、図5に
示す扉体を(扉内板を上方側に向ける)水平に置いて型
に載せる。そいて扉内板7がない状態でウレタン注入ポ
イントYからウレタン原液を注入する。
【0033】注入後は扉体裏側に扉内板7を、更にこの
扉内板7の上に内板発泡治具を一緒に扉体へ被せる。
【0034】その後は、図4で述べた如くウレタン原液
が扉体内の充填空間に流れてウレタンフォ−ムが隅々ま
で充填し、発泡断熱扉体ができ上がる。このようにして
できた発泡後の扉体内の抵抗大部の充填空間5において
は上記ガイド部材は前記ウレタン注入ポイント位置を前
記突出部材の他壁3aとで挟むようにした位置関係で構成
し、更に前記ガイド部材の両端を突出部材の方向に傾斜
した形状を有しているので、発泡断熱扉体1内のウレタ
ンフォームの末充填をなくすことができるものである。
【0035】上記実施例によれば、発泡扉体は抵抗大部
より離れた突出部材の他壁と扉体の立ち上がり他壁とが
作る扉体空間位置を扉体内に充填するウレタンフォーム
の注入ポイントとし、この注入ポイント位置から注入さ
れたウレタン原液を前記抵抗大部側へ流し込むためのガ
イド部材を立ち上がり壁と突出部材の他壁との間に設
け、更に前記注入ポイントをガイド部材壁と突出部材の
他壁との間に位置させるようにした設けたので、扉体へ
のウレタン原液を均一に充填させることができる。
【0036】また、上記ウレタン注入ポイントをガイド
部材前記突出部材の他壁とで挟むようにした位置関係で
構成すると共に、前記突出部材と一体に形成し、更に前
記ガイド部材の両端部を突出部材の方向に傾斜した形状
を有しているので、注入されたウレタン原液を上記ガイ
ド部材と突出部材との壁面間に流すことができる。そし
て前記傾斜部に当たったウレタンはこの傾斜部壁面に沿
って、前記抵抗大部への充填空間に均一に流し込むこと
が出来、ウレタンフォームの末充填を防止できる。
【0037】さらに上記抵抗大部を有す充填空間部の入
口部に段部を有し、この入口部段部に前記充填空間部へ
のウレタン原液を流し込ませるための誘導部材を設け、
更に前記抵抗大部の充填空間部に近い扉内板土手の狭い
空間部には予めスチロフォ−ム等の断熱材を充填してお
くようにしたしたのでウレタン流入経路の抵抗が大きい
充填空間部へスムーズにウレタン原液を流し込ませるこ
とが出来る。
【0038】また、突出部材の他壁に対面するガイド部
材は、前記突出部材の他壁の幅方向と高さ方向とをほぼ
同等寸法の大きさで、かつ他壁面とほぼ平行に構成させ
たのでガイド部材の部品を追加せずに、ウレタン原液を
扉体内への充填空間までの流路抵抗に応じて流し込ませ
ることが出来き、扉体の部組単価を抑えることができ
る。上記実施例では、扉の下側エンドピースに近づけ偏
らせて突出部材である枠体が設けられているが、他の側
壁やエンドピースの側に偏らせた場合も同様に構成し
て、上記作用効果を奏することができる。
【0039】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、断熱性能
を向上させた冷蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す小扉付扉体の冷蔵庫の
正面図
【図2】図1のA−A要部縦断面図
【図3】扉体のウレタン発泡前の扉板裏側から見た要部
斜視図
【図4】ウレタン原液が扉体内を流れる状態を示す平面
【図5】図3のB−B要部断面図
【図6】図4のC−C要部断面図
【符号の説明】
1 扉体、2 正面扉板、2a 上エンドピ−ス、2b
下エンドピ−ス、3枠部材、3a 突出壁面、3b 突出
壁面、3c 突出壁面、3d 突出壁面、4ガイド部材、
4a 端部の傾斜部、5 抵抗大部充填空間、5a 抵
抗大部入口部、6 誘導部材、7 扉内板、8 内
板部材、9 下扉体、10 小扉、11 冷蔵庫本体、
12 庫内、13 圧縮機、14 機械室、15 冷却
器、16 送風機、17 操作パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 秀明 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 Fターム(参考) 3L102 JA01 KA05 KA07 KE01 KE09 MA01 MB08 MB09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外板と内板との間に断熱材が充填された扉
    を貯蔵室の前面側に備えた冷蔵庫であって、 前記外板の前記扉内表面から扉内側に突出して設けられ
    前記扉の側壁のいずれか1つに偏らせて配置された突出
    部材と、この突出部材の前記扉の1つの側壁と反対の側
    に設けられ前記側壁の側に向かう通路と、この通路に連
    通して配置された前記断熱材の注入点とを備えた冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】前記通路は、前記突出部材とこの突出部材
    に沿って前記外板の扉内側に設けられた板とで構成さ
    れ、前記板が前記1つの側壁の側に向けて傾斜した傾斜
    部を備えた請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】前記突出部材と前記1つの側壁との間に設
    けられ前記扉の外板の内側表面との間に段差を有する段
    差部と、この段差部の表面と前記扉の外板の内側表面と
    の間に前記断熱材を誘導する手段とを備えた請求項1ま
    たは2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】外板と内板との間に第1の断熱材が充填さ
    れた扉を貯蔵室の前面側に備えた冷蔵庫であって、 前記外板の前記扉内表面から扉内側に突出して設けられ
    前記扉の側壁のいずれか1つに偏らせて配置された突出
    部材と、この突出部材の前記扉の1つの側壁と反対の側
    に設けられた前記第1の断熱材の注入点と、前記内板の
    前記突出部材と前記1つの側壁との間の位置に前記貯蔵
    室の内側に膨らませて設けられた膨出部と、この膨出部
    の前記扉内側に配置された第2の断熱材とを備えた冷蔵
    庫。
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