JP2003065619A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003065619A
JP2003065619A JP2001253589A JP2001253589A JP2003065619A JP 2003065619 A JP2003065619 A JP 2003065619A JP 2001253589 A JP2001253589 A JP 2001253589A JP 2001253589 A JP2001253589 A JP 2001253589A JP 2003065619 A JP2003065619 A JP 2003065619A
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compressor
evaporator
refrigerating
refrigerator
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JP2001253589A
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Yoshifumi Noguchi
好文 野口
Koji Takagi
康志 高木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮機15、凝縮器21、3方弁22が順次接
続され、3方弁22にはRエバ10とFエバ12とがそ
れぞれ絞り機構を介して並列に接続された冷凍サイクル
を有する冷蔵庫において、全閉モード中で電源が遮断さ
れた場合において、圧縮機15を円滑に起動することが
できる冷蔵庫を提供するものである。 【解決手段】全閉モード中に電源が遮断された場合は、
電源投入後に圧縮機15の停止状態で3方弁22のFエ
バ12側を開状態として、冷凍サイクル中の冷媒の圧力
をバランスさせ、その後全閉モードに移行して、更に冷
蔵モードに移行するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵室と冷凍室に
蒸発器をそれぞれ設けた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷蔵庫は圧縮機から吐出された
冷媒が凝縮器、絞り機構(キャピラリーチューブ)、蒸
発器を通り、再び圧縮機に戻る冷凍サイクルを構成し、
一つ蒸発器で温度の異なる複数の部屋を冷却している。
【0003】一方、近年、冷蔵室と冷凍室にそれぞれ任
意の口径のキャピラリーチューブを介して蒸発器を配置
し、冷媒流路を切り替えて冷蔵室を冷却する冷蔵モード
と、冷凍室を冷却する冷凍モードを交互に冷却すると共
に、圧縮機の回転数を可変して各部屋の温度帯に適した
蒸発温度に制御する冷蔵庫が提案されている。
【0004】すなわち、圧縮機を出た冷媒は、切替弁で
冷蔵用蒸発器につながる冷蔵キャピラリチューブと、冷
凍用蒸発器につながる冷凍キャピラリチューブに流れを
選択的に制御する。
【0005】また、冷凍用蒸発器の出口にはアキュムレ
ータと逆止弁がつながり、冷蔵用蒸発器の出口からつな
がるパイプと合流し、圧縮機に戻る(特願平11−17
3729号)。
【0006】上記のような冷凍サイクルにおいて、次の
ような制御方法も提案されている(特願2000−25
4132)。
【0007】すなわち、切替弁を全閉にして冷媒流路を
遮断してから圧縮機を停止し、所定時間後あるいは庫内
温度が設定温度に到達した場合に、切替弁を冷蔵モード
にするものである。そして、各冷却モードを効率良く行
うため、冷却室を冷蔵室側へ切り替える前に冷蔵側と冷
凍側の両冷媒流路を遮断し、冷媒を高圧側に滞留させる
冷媒回収モードを行うものである。
【0008】つまり、冷凍モード、全閉モード(すなわ
ち、冷媒回収モードである)、冷蔵モードの工程を繰り
返すことで、冷蔵モード前に凝縮器側に必要な冷媒を移
動させ、冷蔵モードでの冷媒遅れを解消すると共に、冷
凍室には冷蔵室と冷凍室の圧力差を利用した逆止弁の作
用によって低温冷媒を滞留させる。
【0009】上記のような冷凍サイクルを有する冷蔵庫
にあっては、冷却室毎にそれぞれの蒸発温度に適した温
度で冷却できるため、高い冷凍サイクル効率を得られ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、冷蔵モ
ードに移行する前に、全閉モードを行う冷蔵庫におい
て、この全閉モードの途中で、コンセントが抜かれた
り、または、停電などによって冷蔵庫の電源が遮断され
る場合がある。
【0011】この全閉モードの途中で電源が遮断された
後に、再び電源が投入された場合、圧縮機の吐出側と吸
入側とのバランス、すなわち冷凍サイクル内の高圧側と
低圧側のバランスがとれておらず、電源の投入によって
圧縮機を起動させても、圧縮機の機能不良を招くという
問題点がある。
【0012】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、切替
弁を全閉モードにしている途中で電源が遮断され、その
後電源が再び投入された場合に、圧縮機の起動が良好に
行える冷蔵庫を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、圧縮
機、凝縮器、切替弁が順次接続され、この切替弁には、
冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器とが各々絞り機構を介して
並列に接続された冷凍サイクルを有し、前記冷蔵用蒸発
器、または、前記冷凍用蒸発器への冷媒流路を前記切替
弁によって交互に切替えることによって、冷蔵空間を冷
却する冷蔵モードと冷凍空間を冷却する冷凍モードを交
互に行う冷蔵庫において、前記冷蔵庫の制御手段は、前
記圧縮機を起動させた状態で、前記切替弁を前記冷蔵用
蒸発器と前記冷凍用蒸発器のどちらにも冷媒が流れない
全閉モードにしてから冷凍モードまたは冷蔵モードの次
のモードに移行させることが可能であり、前記制御手段
は、前記全閉モード中に前記冷蔵庫の電源が遮断された
場合は、電源投入後に、前記圧縮機の停止状態で前記切
替弁を、前記冷蔵用蒸発器と前記冷凍用蒸発器のどちら
にも冷媒が流れる全開状態、前記冷蔵用蒸発器に冷媒が
流れる状態、または、前記冷凍用蒸発器に冷媒が流れる
状態にしてから、冷凍モードまたは冷蔵モードの次のモ
ードへ移行して圧縮機を起動させる電源遮断移行モード
を行うことを特徴とする冷蔵庫である。
【0014】請求項2の発明は、前記電源遮断移行モー
ドにおいて、電源投入後における、前記圧縮機の停止状
態で全開状態、前記冷蔵用蒸発器に冷媒が流れる状態、
または、前記冷凍用蒸発器に冷媒が流れる状態を3分か
ら10分継続してから次のモードへ移行することを特徴
とする請求項1記載の冷蔵庫である。
【0015】請求項3の発明は、前記次のモードが、冷
蔵モードの場合には、前記電源遮断移行モードの後に全
閉モードを行い、その後冷蔵モードを行うことを特徴と
する請求項1、2記載の冷蔵庫である。
【0016】請求項4の発明は、圧縮機、凝縮器、切替
弁が順次接続され、この切替弁には、n個の蒸発器が各
々絞り機構を介して並列に接続された冷凍サイクルを有
し、前記各蒸発器への冷媒流路を前記切替弁によって切
替えることによって、前記各蒸発器の蒸発温度に応じた
複数の冷却モードが実現できる冷蔵庫において、前記冷
蔵庫の制御手段は、前記圧縮機を起動させた状態で、前
記切替弁を前記全ての蒸発器に冷媒が流れない全閉モー
ドにしてから次の冷却モードに移行させることが可能で
あり、前記制御手段は、前記全閉モード中に前記冷蔵庫
の電源が遮断された場合は、電源投入後に、前記圧縮機
の停止状態で前記切替弁を前記全ての蒸発器に冷媒が流
れる全開状態、または、少なくとも前記一の蒸発器に冷
媒が流れる状態にしてから、次の冷却モードへ移行して
前記圧縮機を起動させる電源遮断移行モードを行うこと
を特徴とする冷蔵庫である。
【0017】請求項5の発明は、圧縮機、凝縮器、遮断
弁が順次接続され、この遮断弁には、1個の蒸発器が絞
り機構を介して接続された冷凍サイクルを有した冷蔵庫
において、前記冷蔵庫の制御手段は、前記圧縮機を起動
させた状態で、前記遮断弁を閉じて前記蒸発器に冷媒が
流れない閉モードが可能であり、前記制御手段は、前記
閉モード中に前記冷蔵庫の電源が遮断された場合は、電
源投入後に、前記圧縮機の停止状態で前記遮断弁を開い
て、その後に圧縮機を起動させる電源遮断移行モードを
行うことを特徴とする冷蔵庫である。
【0018】請求項1の冷蔵庫においては、制御手段は
冷媒回収を行う全閉モード中に電源が遮断された場合
は、電源投入後に圧縮機の停止状態で切替弁を、冷蔵用
蒸発器と冷凍用蒸発器のどちらにも冷媒が流れる全開状
態、冷蔵用蒸発器に冷媒が流れる状態、または、冷凍用
蒸発器に冷媒が流れる状態にして、冷媒サイクルの圧力
をバランスさせた後、次のモードへ移行して圧縮機を起
動させるものである。
【0019】請求項2の冷蔵庫においては、電源遮断移
行モードにおいて、電源投入後における圧縮機の停止状
態で全開状態等を行う時間を3分から10分継続して次
のモードへ移行することによって、良好に次のモードへ
移行することができる。
【0020】請求項3の冷蔵庫においては、電源遮断移
行モードの後に全閉モードを行い、これによって冷媒を
回収した後に冷蔵モードを行う。
【0021】請求項4の冷蔵庫においては、制御手段は
圧縮機を起動させた状態で、切替弁を全ての蒸発器に冷
媒が流れない全閉モードにして冷媒を回収した後、次の
モードに移行させることが可能である。そして、制御手
段は、全閉モード中に冷蔵庫の電源が遮断された場合
は、電源投入後に、圧縮機の停止状態で切替弁を全ての
蒸発器に冷媒が流れる全開状態または、少なくとも一の
蒸発器に冷媒が流れる状態にしてから、次のモードへ移
行して圧縮機を円滑に起動させる電源遮断移行モードを
行う。
【0022】請求項5の冷蔵庫においては、制御手段
は、圧縮機を起動させた状態で遮断弁を閉じて蒸発器に
冷媒が流れない閉モードが可能である。そして、閉モー
ド中に冷蔵庫の電源が遮断された場合は、電源投入後
に、圧縮機の停止状態で遮断弁を開いて冷凍サイクル中
の冷媒の圧力をバランスさせた後、圧縮機を起動させる
電源遮断移行モードを行うものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施例を具体的に説明する。
【0024】(1)冷蔵庫の構造 図1は、本実施例を示す間冷式冷蔵庫の断面図である。
【0025】冷蔵庫本体1は、断熱箱体9と内箱8で形
成されている。そして、断熱仕切壁2によって冷蔵空間
30と冷凍空間40に区画され、これら部屋の冷気は完
全に独立し、各冷気が混合することのない構造となって
いる。
【0026】冷蔵空間30の庫内は冷蔵仕切板3によっ
て冷蔵室4と野菜室5とに仕切られ、冷凍空間40の庫
内は第1冷凍室6と第2冷凍室7から成り、各室はそれ
ぞれ開閉扉51〜54を有している。
【0027】野菜室5の背面には冷蔵用蒸発器(以下、
Rエバという)10と冷蔵用冷却ファン(以下、Rファ
ンという)11が配置され、Rファン11は庫内温度変
動や扉開閉によって任意に運転される。そして、冷蔵室
4の背面は、冷気を冷蔵空間30内に供給するための冷
気循環路18となっている。Rファン11は、インバー
タ制御で可変速である。
【0028】冷凍用蒸発器(以下、Fエバという)12
と冷凍用冷却ファン(以下、Fファンという)13は第
1及び第2冷凍室6、7の背壁に配置され、冷気を循環
することで第1及び第2冷凍室6、7が冷却される。F
ファン12は、インバータ制御で可変速である。
【0029】冷蔵庫本体1の背壁下部の機械室14に
は、圧縮機15、凝縮器21がそれぞれ配置されてい
る。また、凝縮器21を放熱するファン(以下、Cファ
ンという)25を有する。このCファン25は、インバ
ータ制御で可変速である。
【0030】また、除霜ヒータ60,62が、Rエバ1
0,Fエバ12の下方に配置されている。
【0031】さらに、冷蔵庫本体1の背面上部には、こ
の冷蔵庫の制御を行うマイクロコンピュータよりなる制
御部64が設けられている。この制御部64には、冷蔵
庫の電源が遮断されても、記憶内容が除去されない不揮
発性ROM(例えば、EEPROM)等のメモリを有し
ている。
【0032】(2)冷凍サイクルの構成 図2は、冷蔵庫の冷凍サイクルである。
【0033】圧縮機15から吐出された可燃性冷媒は、
凝縮器21を通った後、3方弁22の冷媒切換機構によ
って冷媒流路が切り替えられる。
【0034】この3方弁22の一方の出口には冷蔵キャ
ピラリーチューブ23とRエバ10が順次接続され、3
方弁22の他方の出口には冷凍キャピラリーチューブ2
4とFエバ12とアキュームレータ16が順次接続され
ている。そして、この3方弁22は、冷媒を冷蔵キャピ
ラリーチューブ23にのみ送る状態、冷凍キャピラリー
チューブ24にのみ送る状態、どちらにも冷媒を送る全
開状態、どちらにも冷媒を送らない全閉状態の4つの状
態が実現できる。
【0035】アキュームレータ16の出口配管には,機
械室14内で逆止弁17が接続され、逆止弁17の出口
側はRエバ10の出口配管と合流して圧縮機15の吸込
側に繋がっている。
【0036】(3)交互運転 まず、上記冷蔵庫における通常の庫内温度制御運転につ
いて説明する。
【0037】圧縮機15で圧縮、加圧された高温の冷媒
は凝縮器21で放熱され、それを出た冷媒は3方弁22
に入り、Rエバ10またはFエバ12を冷却して下記で
説明する冷蔵モードと冷凍モードを交互に行う交互運転
を行う。
【0038】(3−1)冷蔵モード 冷蔵空間30の庫内温度が設定温度より高くなると、冷
蔵モードを行う。
【0039】図3(a)に示しように、冷蔵モードで
は、3方弁22を切り替え、冷蔵キャピラリチューブ2
3に冷媒を流し、Rエバ10で蒸発して、冷蔵空間30
を冷却する。蒸発してガス化した冷媒は圧縮機15に戻
る。Fエバ12の温度は冷蔵モードの蒸発温度より低い
ため、冷媒がFエバ12に流れ込み再凝縮しないように
逆止弁17がFエバ12側の流路に設置されている。
【0040】(3−2)冷凍モード 冷凍空間40の庫内温度が設定温度より高くなると、冷
凍モードを行う。
【0041】図3(b)に示しように冷凍モードでは、
3方弁22を切り替え、冷凍キャピラリチューブ24に
冷媒が流れるように冷媒流路を切り替え、Fエバ12で
蒸発し、アキュムレータ16と逆止弁17を通り圧縮機
15に戻る。
【0042】そして、これら蒸発器10,12が強制対
流で空気と熱交換する熱交換器であるので、冷蔵モード
時はRファン11、冷凍モード時はFファン13を冷媒
流路の切替えと同時に運転し庫内を冷却する。
【0043】(3−3)全閉モード(冷媒回収モード) そして、冷凍モードから冷蔵モードに移行する場合、ま
たは、圧縮機15の停止状態から冷蔵モードに移行する
場合には、従来技術の欄で説明したように、図3(c)
に示すように、圧縮機15を起動させた状態で全閉モー
ドにし、凝縮器21側に冷媒を回収した後、3方弁22
のRエバ10側のみを開いて、冷蔵モードに移行する。
【0044】このように全閉モードを行うことによっ
て、上記したように、冷蔵モードでの冷媒遅れを解消す
ることができる。
【0045】(4)電源遮断移行モード (3−3)に示したように、冷蔵モードへ移行する前に
全閉モードを行っているが、この全閉モードを行ってい
る途中に、コンセントが抜かれたり、停電によって電源
が遮断された場合の制御状態について、図4から図6に
基づいて説明する。
【0046】(4−1)従来の問題点 全閉モードの途中において、電源が遮断され、その後電
源が投入された場合において、この状態で圧縮機15を
起動させると、図6に示すように、冷凍サイクルの高圧
側Pdと低圧側Psの圧力比は、起動可能圧力を超えて
おり、圧縮機15の起動が不良になるという問題点があ
る。なお、図6のグラフは、圧縮機15における吐出圧
力と吸入圧力の比である。
【0047】(4−2)本実施例の電源遮断移行モード そこで、本実施例では、図4に示すような制御を行って
いる。
【0048】ステップ1,2において、冷凍モードの状
態で、冷蔵室4の庫内温度が上昇して、冷蔵モードへ移
行するための冷蔵モードオン温度に到達した場合には、
冷蔵モードへ移行するために、ステップ6に移行する。
【0049】また、ステップ3から5において、圧縮機
15の停止中に、冷蔵室4の庫内温度が上昇して、冷蔵
モードへ移行する場合には、圧縮機15を所定時間(例
えば30秒)起動させてステップ6に移る。
【0050】ステップ6においては、全閉モード(冷媒
回収モード)を行う。すなわち、図3(c)に示すよう
に、3方弁22が全閉状態にして、この状態で圧縮機1
5を駆動させると凝縮器21側に冷媒が回収されること
となる。また、この全閉モードであることを制御部64
のメモリが記憶している。
【0051】ステップ7において、全閉モードで冷蔵庫
の電源が遮断されず、正常に全閉モードが終了した場合
には、ステップ8に示すように、冷蔵モードを行うため
に、圧縮機15を起動させたままで、3方弁22のRエ
バ10側を開いて、冷媒をRエバ10に流し、冷蔵モー
ドを行う。
【0052】一方、ステップ7において、全閉モードで
停電やコンセントが抜かれたりして電源が遮断された場
合にはステップ8に進む。
【0053】ステップ8において、電源が遮断された後
に電源が投入されたか否かを判断し投入されなければス
テップ9の状態を続け、電源が投入されればステップ1
0に進む。
【0054】ステップ10において、制御部64は、自
己のメモリに全閉モードの途中で電源が遮断されたこと
を記憶しているため、圧縮機15の起動を円滑に行うた
め、圧縮機の停止状態で、3方弁22のFエバ12側を
開状態とし、この状態を3分から10分(好ましくは6
分)の間継続して、圧縮機15の吐出側と吸入側のアン
バランスな状態をバランスさせる。図5に示すように、
6分以上経過すると、冷凍サイクルの高圧側Pdと低圧
側Psの圧力比は、起動可能圧力より下がるため、圧縮
機15の起動が円滑に行えるようになるため、ステップ
11に進む。
【0055】ステップ11において、制御部64は、冷
蔵室4または第2冷凍室7の庫内温度を検知し、冷蔵モ
ードで開始するか冷凍モードで開始するかを判断し、冷
凍モードで開始する場合にはステップ1に戻って、3方
弁22のFエバ12側の方を開状態としたままで圧縮機
15を起動させ、冷凍モードを行う。
【0056】一方、ステップ11において、冷蔵モード
で開始すると判断した場合には、ステップ6に戻り、3
方弁22の状態を全閉モードに戻し、圧縮機15を起動
させ、上記で説明したように凝縮器21側に冷媒を回収
した後に冷蔵モードを行うものである(ステップ8参
照)。
【0057】このように、全閉モードの途中で、電源が
遮断され、その後電源が投入された場合において、圧縮
機15を停止させた状態で、3方弁22のFエバ12側
を開くことによって、冷凍サイクル中の冷媒の圧力をバ
ランスさせることができるので、その後の圧縮機15の
起動を円滑に行うことができる。
【0058】また、この冷凍サイクルにおいては、冷媒
として可燃性冷媒を使用しており、従来のように圧力が
アンバランスな状態で圧縮機15を起動させると、可燃
性冷媒がリークし易くなる可能性があるが、本実施例の
ようにバランスさせた後に圧縮機15を起動させると、
リークが起こらない。
【0059】(変更例1)上記実施例では、電源投入後
に、3方弁22のFエバ12側の冷媒通路を開状態とし
たが、これに代えて、Rエバ11側の冷媒通路を開状態
として、圧力をバランスさせてもよく、また図3(d)
に示すように全開状態にして圧力をバランスさせてもよ
い。
【0060】(変更例2)上記実施例では、3方弁22
のFエバ12側へ3分から10分の間開状態にして圧力
をバランスさせたが、これに代えて、圧縮機15の吐出
側出口と、吸入側入口とにそれぞれ圧力センサを設け、
これら圧力センサの圧力が略同じになった場合に圧力バ
ランスがとれたとして、圧縮機15を起動させてもよ
い。
【0061】(変更例3)上記実施例では可燃性冷媒を
使用したが、これに代えて不燃性冷媒を使用しても、圧
縮機15の起動を円滑に行うことができる。
【0062】(変更例4)上記実施例では2つの蒸発器
を用いた冷凍サイクルで説明したが、これに代えて、図
6に示すように、圧縮機115、凝縮器121、切替弁
122、n個(n=3以上)のキャピラリーチューブ1
23、n個(n=3以上)の蒸発器110より構成され
る冷凍サイクル100における制御方法においても、本
発明を適用することができる。なお、切替弁122は、
全ての蒸発器110に冷媒を送る全開モードと、一の蒸
発器110に冷媒を送って、各蒸発器に応じた冷却モー
ドとの切替えを行うことができる。
【0063】そして、切替弁122を全閉モードにし
て、凝縮器121に冷媒を回収した後、目的の蒸発器1
10に切替弁122を開いて冷媒を流す制御を行うとき
であって、この全閉モードにおいて電源が遮断された場
合には、電源投入後に圧縮機115の停止状態で切替弁
122を全て開状態、または、一つの蒸発器110へ冷
媒が流れるようにして、冷凍サイクル100の圧力をバ
ランスさせた後、目的の蒸発器110に冷媒を流す。
【0064】この場合においても、圧縮機115の起動
を円滑に行うことができる。
【0065】(変更例5)図7に示すように、圧縮機2
15、凝縮器221、遮断弁222、キャピラリーチュ
ーブ223、蒸発器210より構成される冷凍サイクル
200における制御方法においても、本発明を適用する
ことができる。
【0066】すなわち、遮断弁222を閉じた状態で電
源が遮断された場合には、圧縮機215を停止した状態
で遮断弁222を開いて、冷凍サイクル中の圧力をバラ
ンスさせた後に、圧縮機215を起動させる。
【0067】これにより、冷凍サイクル200の圧力バ
ランスがとれているため圧縮機15の起動を円滑に行う
ことができる。
【0068】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫であると、全
閉モードの途中で電源が遮断されても、その後電源が投
入された場合に、圧縮機を円滑に起動することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の冷蔵庫の縦断面図である。
【図2】同じく冷凍サイクルの構成図である。
【図3】本実施例の冷凍サイクルにおける冷媒の流れを
示すものであり、(a)は冷凍モード、(b)は冷蔵モ
ード、(c)は全閉モード、(d)は全開状態を示すも
のである。
【図4】電源遮断モードにおけるフローチャートであ
る。
【図5】本実施例の電源遮断モードにおける冷凍サイク
ル中の圧力と、時間との関係を示すグラフである。
【図6】変更例4の冷凍サイクルである。
【図7】変更例5の冷凍サイクルの図である。
【図8】従来例における冷凍サイクルの圧力と時間との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 断熱仕切壁 3 冷蔵仕切板 4 冷蔵貯蔵庫 5 野菜室 6 第1冷凍室 7 第2冷凍室 8 内箱 9 断熱箱体 10 Rエバ 11 Rファン 12 Fエバ 13 Fファン 14 機械室 1 5 圧縮機 16 アキュームレータ 17 逆止弁 18 冷気循環路 30 冷蔵空間 40 冷凍空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 HA02 HA03 JA14 LA01 LA17 MA00 MA04 MA12 NA16 NA19 PA01 PA03 PA04 PA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、凝縮器、切替弁が順次接続され、
    この切替弁には、冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器とが各々
    絞り機構を介して並列に接続された冷凍サイクルを有
    し、 前記冷蔵用蒸発器、または、前記冷凍用蒸発器への冷媒
    流路を前記切替弁によって交互に切替えることによっ
    て、冷蔵空間を冷却する冷蔵モードと冷凍空間を冷却す
    る冷凍モードを交互に行う冷蔵庫において、 前記冷蔵庫の制御手段は、前記圧縮機を起動させた状態
    で、前記切替弁を前記冷蔵用蒸発器と前記冷凍用蒸発器
    のどちらにも冷媒が流れない全閉モードにしてから冷凍
    モードまたは冷蔵モードの次のモードに移行させること
    が可能であり、 前記制御手段は、前記全閉モード中に前記冷蔵庫の電源
    が遮断された場合は、電源投入後に、前記圧縮機の停止
    状態で前記切替弁を、前記冷蔵用蒸発器と前記冷凍用蒸
    発器のどちらにも冷媒が流れる全開状態、前記冷蔵用蒸
    発器に冷媒が流れる状態、または、前記冷凍用蒸発器に
    冷媒が流れる状態にしてから、冷凍モードまたは冷蔵モ
    ードの次のモードへ移行して圧縮機を起動させる電源遮
    断移行モードを行うことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】前記電源遮断移行モードにおいて、電源投
    入後における、前記圧縮機の停止状態で全開状態、前記
    冷蔵用蒸発器に冷媒が流れる状態、または、前記冷凍用
    蒸発器に冷媒が流れる状態を3分から10分継続してか
    ら冷凍モードまたは冷蔵モードへ移行することを特徴と
    する請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】前記次のモードが、冷蔵モードの場合に
    は、 前記電源遮断移行モードの後に全閉モードを行い、その
    後冷蔵モードを行うことを特徴とする請求項1、2記載
    の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】圧縮機、凝縮器、切替弁が順次接続され、
    この切替弁には、n個の蒸発器が各々絞り機構を介して
    並列に接続された冷凍サイクルを有し、 前記各蒸発器への冷媒流路を前記切替弁によって切替え
    ることによって、前記各蒸発器の蒸発温度に応じた複数
    の冷却モードが実現できる冷蔵庫において、 前記冷蔵庫の制御手段は、前記圧縮機を起動させた状態
    で、前記切替弁を前記全ての蒸発器に冷媒が流れない全
    閉モードにしてから次の冷却モードに移行させることが
    可能であり、 前記制御手段は、前記全閉モード中に前記冷蔵庫の電源
    が遮断された場合は、電源投入後に、前記圧縮機の停止
    状態で前記切替弁を前記全ての蒸発器に冷媒が流れる全
    開状態、または、少なくとも前記一の蒸発器に冷媒が流
    れる状態にしてから、次の冷却モードへ移行して前記圧
    縮機を起動させる電源遮断移行モードを行うことを特徴
    とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】圧縮機、凝縮器、遮断弁が順次接続され、
    この遮断弁には、1個の蒸発器が絞り機構を介して接続
    された冷凍サイクルを有した冷蔵庫において、 前記冷蔵庫の制御手段は、前記圧縮機を起動させた状態
    で、前記遮断弁を閉じて前記蒸発器に冷媒が流れない閉
    モードが可能であり、 前記制御手段は、前記閉モード中に前記冷蔵庫の電源が
    遮断された場合は、電源投入後に、前記圧縮機の停止状
    態で前記遮断弁を開いて、その後に圧縮機を起動させる
    電源遮断移行モードを行うことを特徴とする冷蔵庫。
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