JP2003064817A - パネル体の取付構造 - Google Patents

パネル体の取付構造

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JP2003064817A
JP2003064817A JP2001254645A JP2001254645A JP2003064817A JP 2003064817 A JP2003064817 A JP 2003064817A JP 2001254645 A JP2001254645 A JP 2001254645A JP 2001254645 A JP2001254645 A JP 2001254645A JP 2003064817 A JP2003064817 A JP 2003064817A
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Isao Kojima
功 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーリング材の位置ズレに伴う施行の困難を
解消し、組立作業の遅延、煩雑化、複雑化を抑制防止で
き、かつ部品管理を容易とするパネル体の取付構造を提
供する。 【解決手段】 フレーム1の各対向壁2にパネル体20
を固定する固定機構30を、フレーム1の内部板3にビ
ス34で螺着されてフレーム1の対向壁2方向にスライ
ド可能なクリッパ31と、クリッパ31に係止して対向
壁2との間に各パネル体20を挟持する断面略J字形の
押縁40とから構成する。各押縁40の長片下端部42
をクリッパ31の自由下端部35に略はぜ継ぎ可能と
し、各押縁40の短片挟持部43を押縁ガスケット45
で被覆する。そして、各押縁40の短片挟持部裏面及び
押縁ガスケット45とパネル体20の表面との間を、常
温あるいは空気中の水分で硬化する反応硬化型のシーリ
ング材44で接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の窓、カ−
テンウォール、あるいは窓型トップライト等として使用
されるパネル体の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるパネル体の取付構造は、特
開平11‐293796号公報等に開示されているよう
に、図示しない断面略U字形のフレームを形成する一対
の対向壁の上端部にパネル体を押縁によりそれぞれ固定
する構造に構成される。各押縁は、断面略J字形に屈曲
成形され、その長片下端部がフレーム内部の取付部に締
結具等を介して螺着される。この押縁の短片挟持部の表
面から裏面の一部にかけては、フレームの対向壁上端部
との間にパネル体を挟持する押縁ガスケットが覆着さ
れ、この押縁ガスケットには、パネル体の表面に弾接す
る屈曲可能なリップ片が一体的に突出形成されるととも
に、パネル体の表面との間に介在密着するシーリング材
が密着されており、これらリップ片とシーリング材とが
雨水等に関する止水機能を発揮する。シーリング材とし
ては、常温あるいは空気中の水分で硬化する未硬化の反
応硬化型が使用される。
【0003】このようなパネル体の取付構造は、工場等
で仮組みされて現場に搬入され、現場で本組みされる。
この本組みにより、水密性を維持しつつ、複数枚のパネ
ル体を強固に保持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来におけるパネル体
の取付構造は、以上のように構成され、押縁ガスケット
に、リップ片とシーリング材とが単に配設されるだけな
ので、シーリング材が位置ズレすると、適切な接着面の
得られないおそれが少なくなく、施行が困難となる。ま
た、現場で多数の螺子具で本組みされる構成なので、組
立作業の遅延、煩雑化、複雑化を招き、しかも、部品管
理も容易ではない。このような問題は、作業が散漫にな
り易い寒冷地等においては、無視し難い大きなものとな
る。
【0005】本発明は、上記に鑑みなされたもので、シ
ーリング材の位置ズレに伴う施行の困難を解消し、組立
作業の遅延、煩雑化、複雑化を抑制防止することができ
るとともに、部品管理を容易にするパネル体の取付構造
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、上記課題を達成するため、フレームの少なくと
も一部を断面略U字形に形成し、このフレームの対向壁
と押縁との間にパネル体を挟むものであって、上記押縁
を断面略J字形に形成してその短片挟持部を押縁ガスケ
ットで被覆し、これら押縁の短片挟持部裏面及び押縁ガ
スケットの自由端部と上記パネル体の表面とを常温ある
いは空気中の水分で硬化する反応硬化型のシーリング材
により接着するようにしたことを特徴としている。
【0007】なお、上記フレームの対向壁間の内部板
に、該フレームの対向壁方向にスライドするクリッパを
取り付け、このクリッパを断面略U字形に形成してその
開口を該フレームの内部板方向に向け、該クリッパの自
由端部に上記押縁の長片部を略はぜ継ぎすることができ
る。また、上記フレームの内部板に雌螺子部材を座板を
介し立て設け、該雌螺子部材上に上記クリッパを雄螺子
部材を介し支持させることができる。
【0008】また、上記フレームの対向壁間の内部板
に、断面略U字形のクリッパを雄螺子部材を介し取り付
けるとともに、このクリッパの開口を上記フレームの開
口方向に向け、該クリッパの自由端部に上記押縁の長片
部を略はぜ継ぎ可能とし、上記フレームの内部板と該ク
リッパの間に、クリッパをリフトする断面略皿形の弾性
リフト体を介在し、この弾性リフト体を上記雄螺子部材
の螺締め時に撓ませて上記内部板に重ねることもでき
る。また、上記フレームの内部板に凹み部を反パネル方
向に向けて形成し、この凹み部に上記雄螺子部材を座板
を介して取り付け、上記フレームの内部板と該座板とを
略面一に揃えることもできる。
【0009】また、請求項6記載の発明においては、上
記課題を達成するため、フレームの少なくとも一部を断
面略U字形に形成し、このフレームの対向壁と押縁との
間にパネル体を挟むものであって、上記押縁を断面略J
字形に形成してその短片挟持部の裏面と上記パネル体の
表面とを常温あるいは空気中の水分で硬化する反応硬化
型のシーリング材により接着し、該押縁の短片挟持部を
押縁ガスケットで被覆してその自由端部と該シーリング
材との間に隙間を形成するようにしたことを特徴として
いる。
【0010】また、上記フレームの対向壁間の内部板
に、該フレームの対向壁方向にスライドするクリッパを
取り付け、このクリッパを断面略U字形に形成してその
開口を該フレームの内部板方向に向け、該クリッパの自
由端部に上記押縁の長片部を略はぜ継ぎすることが可能
である。また、上記フレームの内部板に雌螺子部材を座
板を介し立て設け、該雌螺子部材上に上記クリッパを雄
螺子部材を介し支持させることが可能である。
【0011】また、上記フレームの対向壁間の内部板
に、断面略U字形のクリッパを雄螺子部材を介し取り付
けるとともに、このクリッパの開口を上記フレームの開
口方向に向け、該クリッパの自由端部に上記押縁の長片
部を略はぜ継ぎ可能とし、上記フレームの内部板と該ク
リッパの間に、クリッパをリフトする断面略皿形の弾性
リフト体を介在し、この弾性リフト体を上記雄螺子部材
の螺締め時に撓ませて上記内部板に重ねることも可能で
ある。また、上記フレームの内部板に凹み部を反パネル
方向に向けて形成し、この凹み部に上記雄螺子部材を座
板を介して取り付け、上記フレームの内部板と該座板と
を略面一に揃えることも可能である。
【0012】また、請求項11記載の発明においては、
上記課題を達成するため、フレームの少なくとも一部を
断面略U字形に形成し、このフレームの対向壁と押縁と
の間にパネル体を挟むものであって、上記押縁を断面略
J字形に形成してその短片挟持部の裏面と上記パネル体
の表面とを常温あるいは空気中の水分で硬化する反応硬
化型の第一のシーリング材により接着し、該押縁の短片
挟持部を押縁ガスケットで被覆してその自由端部と該第
一のシーリング材との間に隙間を形成し、該押縁ガスケ
ットの自由端部と上記パネル体の表面とを常温あるいは
空気中の水分で硬化する反応硬化型の第二のシーリング
材により接着するようにしたことを特徴としている。
【0013】なお、上記フレームの対向壁間の内部板
に、断面略U字形のクリッパを雄螺子部材を介して取り
付けるとともに、このクリッパの開口を上記フレームの
開口方向に向け、該クリッパの自由端部に押縁の長片部
を略はぜ継ぎ可能とし、上記フレームの内部板と該クリ
ッパの間に、クリッパをリフトする断面略皿形の弾性リ
フト体を介在し、この弾性リフト体を上記雄螺子部材の
螺締め時に撓ませて上記内部板に重ねることができる。
また、上記フレームの内部板に凹み部を反パネル方向に
向けて形成し、この凹み部に上記雄螺子部材を座板を介
して取り付け、上記フレームの内部板と該座板とを略面
一に揃えることができる。
【0014】また、上記フレームの対向壁間の内部板
に、該フレームの対向壁方向にスライドするクリッパを
取り付け、このクリッパを断面略U字形に形成してその
開口を該フレームの内部板方向に向け、該クリッパの自
由端部に上記押縁の長片部を略はぜ継ぎすることもでき
る。さらに、上記フレームの内部板に雌螺子部材を座板
を介し立て設け、該雌螺子部材上に上記クリッパを雄螺
子部材を介し支持させることもできる。
【0015】ここで、特許請求の範囲におけるフレーム
は、少なくとも一部が断面略U字形を呈すれば良く、全
体としては断面略H字形等でも良い。押縁は、単数複数
の材料を使用して形成される。この押縁は断面略J字形
に形成されるが、この断面略J字形には、断面J字形、
おおよそ基本的な形が断面J字と認められる形状、断面
略L字形等が含まれる。略はぜ継ぎ、略皿形、略面一も
同様に解釈される。また、パネル体は、フレームの各対
向壁に固定されるものでも良いし、一の対向壁に固定さ
れても良い。このパネル体は、単数、複数、透明、ある
いは半透明のガラスパネル、断熱パネル等を特に問うも
のではなく、一部が屈曲したり、湾曲した構成でも良
い。
【0016】クリッパは、少なくともフレームの対向壁
方向にスライド可能であれば良く、フレームの対向壁に
直交する方向にスライド可能でも良い。このクリッパ
は、断面略U字形に形成されるが、この断面略U字形に
は、断面U字形、C字形、コ字形、すり鉢等が含まれ、
必要に応じ、上下逆にして使用される。本発明に係るパ
ネル体の取付構造は、取付の態様に応じ、図の上下左右
が適宜変更される。さらに、本発明に係るパネル体の取
付構造は、厳密な意味の建築物に利用されるが、それ以
外の構造物に利用することも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して請求項1記
載の発明の好ましい実施形態を説明すると、本実施形態
におけるパネル体の取付構造は、図1に示すように、複
数のフレーム1の各対向壁2にパネル体20を固定する
固定機構30を、各フレーム1の内部板3に締結具によ
り螺着されるクリッパ31と、このクリッパ31に係止
してフレーム1の対向壁上端部との間に各パネル体20
を挟持する一対の押縁40と、この一対の押縁40間に
着脱自在に介在されるカバーガスケット50とから構成
するようにしている。
【0018】各フレーム1は、電気・熱の伝導性に優
れ、腐食の進行しにくいアルミニウムやアルミニウム合
金等を使用して図1の奥方向に長い断面略H字形に押出
成形され、建築物の開口部にブラケットを介し螺着され
る。このフレーム1は、間隔をおいて相対向する左右一
対の対向壁2と、この一対の対向壁2の間に水平に架設
される内部板3とを備え、これら一対の対向壁2と内部
板3の表面とが区画形成する断面略U字形の空間が図の
奥方向に長い排水路4として利用される。一対の対向壁
2の下端部には、図の奥方向に伸びる断面略U字形のガ
イド支持片5がそれぞれ一体形成され、この一対のガイ
ド支持片5と内部板3の裏面とが区画形成する空間に、
図示しない補強材が下方から適宜インサートされる。
【0019】各対向壁2の上端部には、図の奥方向に伸
びるリップ溝6が一体形成され、このリップ溝6上に
は、図の奥方向に伸びる受けガスケット7が載置密嵌さ
れており、この受けガスケット7上にパネル体20の裏
面外周縁部が接触支持される。この受けガスケット7
は、耐熱性、耐候性、気密性、水密性、耐湿性、耐老化
特性に優れるシリコーンゴム等で押出成形され、パネル
体20との気密性を確保する単数複数の屈曲片(図示せ
ず)が選択的に突出形成される。また、内部板3の表面
中心部には、固定機構30用の嵌合溝8が区画形成さ
れ、この嵌合溝8に締結具であるボルト9が上向きに嵌
入支持されており、このボルト9の螺子部に簡易な雌螺
子部材である縦長のナット10が断面逆U字形の簡易な
座板11を介し安定状態に立てて螺嵌される。
【0020】パネル体20は、平坦な一対のガラスパネ
ル21・21Aを結露防止の観点から図1の上下方向に
間隔をおいて並べ備える。この一対のガラスパネル21
・21Aの外周縁部間には、矩形のセッティングブロッ
ク22と断熱用のスペーサ23とがシーリング材を介し
並べて介在配置され、下方のガラスパネル21の裏面外
周縁部が受けガスケット7上に支持される。
【0021】固定機構30のクリッパ31は、所定のバ
ネ性を有するアルミ材、ステンレス、スチール、チタ
ン、アラミド樹脂、PEEK等を使用して下面が開口し
た簡素な断面略逆U字形、逆皿形に屈曲形成され、開口
面を下方の内部板3方向に向けている。このクリッパ3
1は、その平坦板部32にフレーム1の対向壁2方向に
指向するルーズ孔33が平面トラック形(小判形ともい
う)に穿孔され、このルーズ孔33を遊貫する簡素な雄
螺子部材であるビス34がナット10に上方から着脱自
在に螺嵌されることにより、ナット10の上端部に搭載
支持されるとともに、外力が加わることによりフレーム
1の対向壁2方向(図1の左右方向)にある程度スライド
する。
【0022】一対の押縁40は、アルミニウム、アルミ
ニウム押出型材、ステンレス、スチール、チタン等を使
用して可撓性、バネ性を有する断面略J字形に屈曲形成
され、フレーム1の受けガスケット7との間にパネル体
20の外周縁部を挟持するとともに、隣接する押縁40
と押縁40との間がカバーガスケット50で被覆され
る。各押縁40は、その下方向に伸びる長片部41の下
端部42が折り返されて傾斜し、この下端部42がクリ
ッパ31の斜め下方向に伸びる自由下端部35に着脱自
在に係止されて略はぜ継ぎ(seam joint)接続
される。押縁40の短片挟持部43は、その平坦な裏面
内側に図の奥方向に伸びるテープ形あるいは棒形のシー
リング材44が接着されるとともに、略平坦な表面が押
縁ガスケット45で被覆され、この押縁ガスケット45
の一部にもシーリング材44が延長して接着される。
【0023】カバーガスケット50は、例えば耐熱性、
耐候性、気密性、水密性、耐湿性、耐老化特性に優れる
シリコーンゴム、クロロプレン系、EPDM系、ポリサ
ルファイド系、アクリルウレタン系、アクリル系のエラ
ストマーを使用して図の奥方向に伸びる断面略逆U字形
に形成される。このカバーガスケット50は、一対の押
縁ガスケット45間に弾接可能な複数の屈曲片51を介
し密嵌され、クリッパ31やビス34を上方から隠蔽
し、目地ガスケットとして意匠性を確保する。
【0024】シーリング材44は、常温あるいは空気中
の水分で硬化する未硬化で反応硬化型のタイプ(例え
ば、ポリマエース(信越ポリマー株式会社製 商品名)が
使用される)からなり、押縁ガスケット45の肉厚より
も厚く形成され、予め工場等で押縁40の短片挟持部4
3における裏面内側等に貼着される。この反応硬化型の
シーリング材44としては、未硬化時の可塑度が150
〜500の付加反応型シリコーンゴム、縮合反応型シリ
コーンゴムが使用される。付加反応型シリコーンゴム
は、オルガノポリシロキサンにオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン、アルコキシシラン及び硬化反応用触媒
が添加され、さらに必要に応じて充填剤、着色無機顔
料、発泡剤、シリカ分散剤、接着向上剤、反応抑制剤、
耐熱性向上剤等が添加される。
【0025】オルガノポリシロキサンは、平均単位式R
a(SiO) (4-a)/2で示される。同式中、aは1.90
〜2.05で、Rはメチル基、エチル基、プロピル基等
のアルキル基;シクロヘキシル基等のシクロアルキル
基;フェニル基;トリル基等のアリール基;ビニル基、
アリル基等のアルケニル基あるいはこれらの炭素原子に
結合した水素原子の一部又は全部のハロゲン原子、アミ
ノ基、エポキシ基、カルボキシル基、シアノ基等で置換
したクロロメチル基等の同一又は異種の非置換又は置換
の1価炭化水素基で、好ましくはその80モル%以上が
メチル基であり、0.1〜0.5モル%以上がビニル基
であるオルガノポリシロキサンで25℃における粘度が
100cSt以上で、好ましくは1,000cSt以上
のもの、さらには末端がシラノール基、メチル基、ビニ
ル基等で封鎖されたもの、特にはビニル基等で封鎖され
たものが良い。
【0026】オルガノハイドロジェンポリシロキサン
は、Si−H架橋剤として用いられ、好ましくは、分子
中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有
するものが用いられる。このオルガノハイドロジェンポ
リシロキサンは、オルガノポリシロキサンの1.5〜1
0倍当量、換言すれば、オルガノポリシロキサンに含有
されるアルケニル基(ビニル基)に対して≡SiH/≡S
i(CH=CH2 )が1.2〜5.0(モル比)を与える
範囲で添加され、添加量が1.5倍当量(1.2モル比)
未満の場合には十分な接着力が得られず、逆に、添加量
が10倍当量(5.0モル比)を超えると脆化する。
【0027】アルコキシシランは、ビニル基を有するも
のが好ましく、オルガノポリシロキサン100重量部に
対して3〜10重量部添加される。このアルコキシシラ
ンは添加量が3重量部未満の場合には、十分な耐水性が
得られず、10重量部を超えて添加しても効果が上がら
ない。触媒は、白金触媒(塩化白金酸、あるいは塩化白
金酸とアルコール、アセトアルデヒドとの錯塩等を通常
の1.5〜50倍量)等が用いられ、白金換算で20p
pm〜500ppm程度添加される。この触媒は、添加
量が20ppm未満の場合には、十分な硬化反応速度が
得られず、逆に、500ppmを超える場合、室温での
硬化反応速度が大き過ぎ、又塩化白金酸等の強酸触媒の
場合には解重合を起こす。
【0028】充填剤は、煙霧質シリカ、湿式シリカ、疎
水性シリカ、石英粉末、珪藻土等に代表されるシリカ系
充填剤が用いられる。この充填剤は、好ましくは平均粒
径50μm以下のものが良く、オルガノポリシロキサン
100重量部に対して20〜200重量部添加される。
この充填剤は、平均粒径が50μmを超えると十分な分
散性が得られない。また、添加量が20重量部未満の場
合には、十分な補強効果が得られず、逆に200重量部
を超える場合、ゴム組成物としての本体の性能が失われ
る。
【0029】接着向上剤は、シランカップリング剤、チ
タネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリン
グ剤、あるいはこれらカップリングを混合したものが用
いられる。シランカップリング剤としては、エポキシシ
ラン、あるいはビニルトリクロロシランやビニルトリエ
トキシシラン等のビニルシランが例示され、チタネート
系カップリング剤はイソプロピルトリイソステアロイル
チタネートやイソプロピルトリス(ジオクチルパイコフ
ォスフェート)チタネート等が例示され、アルミニウム
系カップリング剤としてはアセトアルコキシアルミニウ
ムジイソプロピレート等が例示される。
【0030】縮合反応型シリコーンゴムは、脱オキシム
型、脱アルコール型、脱アセトン型のいずれをも用いる
ことができるが、脱オキシム型が好ましく、オルガノポ
リシロキサンに架橋剤、触媒、補強性充填剤及び潤滑剤
を配合し、さらに、必要に応じ、接着助剤、非補強性充
填剤、無機含量、防カビ剤等が添加して調製される。オ
ルガノポリシロキサンは、上記付加反応型シリコーンゴ
ムと同等のものであって、平均重合度が3,000以
上、望ましくは5,000〜10,000程度のものが
用いられる。
【0031】架橋剤は、ケイ素原子に結合したアルコキ
シ基やケトオキシム基を少なくとも3つ以上有するオル
ガノシランやシロキサンオリゴマーから選択された1種
あるいは複数種を混合して用いられる。この架橋剤は、
トリメトキシメチルシラン、トリメトキシフェニルシラ
ン、トリエトキシフェニルシラン等に代表され、オルガ
ノポリシロキサンの水酸基量に対して100〜500倍
当量、好ましくは200〜400倍当量が配合される。
【0032】触媒としては、チタン系触媒とスズ系触媒
の双方が用いられる。チタン系触媒は、ポットライフ等
の保存性の向上を目的に添加され、オルガノポリシロキ
サン100重量部に対して0.1〜1.0重量部、好ま
しくは0.2〜0.8重量部添加される。スズ系触媒
は、硬化促進等を目的に添加され、オルガノポリシロキ
サン100重量部に対して0.02〜0.10重量部、
好ましくは0.03〜0.07重量部添加される。
【0033】チタン系触媒は、アルキルチタネート等で
代表され、具体的には、Ti(OR) 4 、特に、アルキル
基の炭素数が小さくなると、硬化速度が速くなり加水分
解しやすく不安定になるため、アルキル基がエチル、プ
ロピル、アミル、ヘキシルあるいはブチル等の低炭素数
のものが用いられる。スズ系触媒は、スズの有機酸塩
(R1 SnOCOR2 )で代表され、具体的には、R1
2 の炭素数が小さいほど硬化速度が速くなるため、ジ
ブチルスズジアセテート、ジブチルスズジラウレート、
オクテン酸スズ等が用いられる。
【0034】補強性充填剤は、物性及び賦形性の付与を
目的として添加され、補強性シリカ等、好ましくは煙霧
質シリカ、又平均粒径が50μm以下のものが用いられ
る。この補強性充填剤は、オルガノポリシロキサン10
0重量部に対して、5〜50重量部、好ましくは10〜
40重量部、より好ましくは15〜35重量部添加され
る。
【0035】湿潤剤は、補強性充填剤(シリカ)の凝集を
防ぐ分散剤として添加され、低重合度のシリコーンオイ
ル、アルコキシシラン、ジフェニルシランジオール、ヘ
キサメチルジシラザン等、具体的には、ジメチルシリコ
ーンオイル等が用いられる。この湿潤剤は、保存中の可
塑度の安定化と物性の維持を図るため、オルガノポリシ
ロキサン100重量部に対して0.5〜10重量部、望
ましくは2〜5重量部添加される。
【0036】接着助剤は、上記接着向上剤と同様のシラ
ンカップリング剤やチタネートカップリング剤等が用い
られ、オルガノポリシロキサン100重量部に対して0
〜2.0重量部程度添加される。非補強性充填剤、無機
顔料、及び防カビ剤は、周知のものが用いられ、必要に
応じた所定量が適宜配合される。
【0037】各押縁ガスケット45は、カバーガスケッ
ト50と同様の材料を使用して図の奥方向に伸びる構造
に形成され、上方のガラスパネル21Aの表面外周縁部
にシーリング材44を介し圧接して気密性や意匠性を確
保する。この押縁ガスケット45は、その先端部である
自由端部46が押縁40の短片挟持部43の表面側から
裏面側にかけて屈曲され、この折り返された自由端部4
6とガラスパネル21Aの表面外周縁部とがシーリング
材44で接着される。
【0038】上記構成において、パネル体20を組み立
てる場合には、先ず、フレーム1内部にボルト9の頭部
を上下逆に支持させてその螺子部にナット10を座板1
1を介して螺嵌し、このナット10上にクリッパ31を
ビス34で下向きに緩く仮締めする。これと前後して、
押縁40の短片挟持部43に押縁ガスケット45を覆着
してこれらにシーリング材44を貼着し、パネル体20
を貼り合わせて一体化するとともに、押圧してシーリン
グ材44を所定の厚さとし、このシーリング材44を硬
化養生させて各部材をユニット化する。
【0039】次いで、フレーム1の各受けガスケット7
上にパネル体20の外周縁部を支持させるとともに、フ
レーム1内に一対の押縁40をそれぞれ強く挿入し、ス
ライド可能なクリッパ31の各自由下端部35に押縁4
0の長片下端部42を隙間を介し下方から係止可能に近
接対向させる。この際、クリッパ31は、押縁40の長
片部41の挿入に伴い、左右の対向壁2方向に適宜スラ
イドし、押縁40の挿入を容易ならしめる。
【0040】こうしてクリッパ31に押縁40を隙間4
7を介し係止可能な状態にしたら、ビス34をきつく回
して本締めし、クリッパ31を下降させてその各自由下
端部35と押縁40の長片下端部42とを略はぜ継ぎ状
態にロックし、その後、一対の押縁ガスケット45間に
カバーガスケット50を密嵌して体裁を整える。これに
より、フレーム1の各受けガスケット7と押縁40との
間にパネル体20が強固に挟持され、図1に示すパネル
体の取付構造が得られる。
【0041】上記構成によれば、押縁ガスケット45の
リップ片を省略し、押縁ガスケット45にリップ片とシ
ーリング材44とが共に配設されるという従来の構成を
改善したので、シーリング材44の厚みがばらつきにく
く、しかも、シーリング材44に水分や温風を加えれ
ば、反応性のシーリング材44が短時間で硬化するの
で、工場等における施工期間を大幅に短縮することがで
きる。また、例えシーリング材44が位置ズレしても、
位置ズレを容易に修正することができるので、適切な接
着面を比較的簡単に得ることができ、施行がきわめて容
易となる。また、パネル体20、押縁40、及び押縁ガ
スケット45をシーリング材44でユニット化する作業
を工場で行えるので、現場工事を削減することができ、
工期の短縮と品質の確保を達成することができる。
【0042】また、環境の厳しい現場だけではなく、工
場で完全に本組みすることもできるので、組立作業の著
しい円滑化、簡素化、迅速化、容易化を図ることが可能
になる。また、従来例とは異なり、紛失しやすい螺子具
の数を少なくすることができるので、部品管理の容易化
が大いに期待できる。また、地震等が発生した場合に
は、クリッパ31や押縁40の長片部41が変形してエ
ネルギーやその揺れを吸収するので、優れた耐震設計を
得ることが可能になる。そして、より強い地震等が発生
した場合、クリッパ31や押縁40が変形するだけでは
なく、フレーム1の対向壁2方向にクリッパ31がルー
ズ孔33を介して適宜スライドし、その移動代でエネル
ギー等を有効に吸収するので、ガラスパネル21・21
Aの損傷防止を図ることが可能になる。
【0043】また、フレーム1の排水機構を重視し、一
対の対向壁2と内部板3とにより大きな排水路4を区画
形成するので、排水路4の断面積を縦長に拡大して排水
を円滑化することができ、これを通じて漏水のおそれを
有効に解消することができる。また、フレーム1に補強
材を外側からジョイント等で単に螺着するのではなく、
フレーム1内に補強材をインサートしてその一部を吸収
するので、見付け幅等を狭くすることができ、これを通
じて建築物全体の意匠性を向上させたり、インサート分
だけ材料費を抑制することが大いに期待できる。さら
に、クリッパ31の各自由下端部35に押縁40の下端
部42を略はぜ継ぎするので、簡易な構成で強固な接続
が大いに期待できる。さらにまた、建築物の意匠に応
じ、押縁ガスケット45やカバーガスケット50等を自
由にカラーリングすることができるので、建築物の外観
意匠設計に幅を持たせることができる。
【0044】次に、図2は請求項8記載の発明の好まし
い実施形態を示すもので、この場合には、押縁40の短
片挟持部43における裏面内側に、図の奥方向に伸びる
テープ形あるいは棒形のシーリング材44を接着し、こ
のシーリング材44とこれに隣接対向する押縁ガスケッ
ト45の自由端部46との間に、水滴等の流通を許容す
るシーリング材硬化用の隙間47を流通経路として形成
し、押縁ガスケット45の自由端部46をパネル体20
の表面に直接接触させるようにしている。その他の部分
については、上記実施形態と同様であるので説明を省略
する。
【0045】上記構成によれば、工場におけるシーリン
グ材44と押縁ガスケット45との間の隙間47に水分
や温風を流通させれば、反応性のシーリング材44が短
時間で硬化するので、工場等における施工期間を大幅に
短縮することができる。また、例えシーリング材44が
位置ズレしても、隙間47を利用して位置ズレを容易に
修正することができるので、適切な接着面を比較的簡単
に得ることができ、施行がきわめて容易となる。さら
に、シーリング材44を押縁ガスケット45の自由端部
46の肉厚よりも厚く形成して高低差を付け、クリッパ
31の本締め時に押縁40の短片挟持部43でシーリン
グ材44を圧縮して接着するので、ガラスパネル21・
21Aに対して押圧保持力を直接作用させることができ
る。
【0046】次に、図3ないし図7は請求項10記載の
発明の実施形態を示すもので、この場合には、各フレー
ム1の内部板3にクリッパ31Aをビス34等によりパ
ネル体20方向である上方に向けて螺着し、これら内部
板3とクリッパ31Aとの間に、このクリッパ31Aを
リフトする弾性リフト体60を介在し、この弾性リフト
体60をビス34の本締め時に撓ませて内部板3の表面
に重ねるようにしている。
【0047】各フレーム1の内部板3の中央部付近に
は、図の奥方向に長い凹み部12が反パネル体20方向
である下方に向けて屈曲形成されるとともに、この凹み
部12の中空凸部13には上方からビス34が座板11
やナット10Aを介して螺着され、内部板3の表面と座
板11の表面とが略面一に整合される。また、クリッパ
31Aは、図3ないし図6に示すように、上面が開口し
た断面略U字形に屈曲形成され、下方の平坦板部32に
フレーム1の対向壁2方向に指向するルーズ孔33が平
面トラック形に穿孔されており、このルーズ孔33を貫
通するビス34が中空凸部13内のナット10Aに螺嵌
されることにより、弾性リフト体60に支持搭載され、
かつ外力が加わることにより、フレーム1の対向壁2方
向(図2の左右方向)にある程度スライドしたり、傾斜す
る。
【0048】クリッパ31Aの両上端部は、内部下方向
に折り返されて傾斜し、押縁40の長片下端部42に略
はぜ継ぎ接続される。また、弾性リフト体60は、図
5、図7等に示すように、薄いばね鋼材等を使用して構
成の簡素な断面略皿形、逆すり鉢形に屈曲形成され、ク
リッパ31Aの平坦板部32よりも狭い平坦板部の中心
孔61がビス34に貫通される。その他の部分について
は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0049】本実施形態においても上記実施形態と同様
の作用効果が期待でき、しかも、ビス34の仮締め時に
クリッパ31Aの内部に各押縁40の長片部41を挿入
して接触させると、弾性リフト体60の傾斜片に案内さ
れてクリッパ31Aが左右に傾斜・転動し、クリッパ3
1Aが左右に位置ズレするので、クリッパ31Aの変形
量やクリッパ31Aの自由端部の位置にかかわらず、ク
リッパ31A内に各押縁40の長片部41を円滑に挿入
することができる。また、フレーム1の内部板3に凹み
部12を屈曲形成するので、パネル体20の取付構造の
大きさや高さを上記実施形態よりも小さくしたり、低く
することができる。さらに、組立や作業の煩雑化をきわ
めて有効に防止することができる。
【0050】次に、図8は請求項12記載の発明の実施
形態を示すもので、この場合には、押縁40を断面略J
字形に屈曲形成してその短片挟持部43の裏面内側とパ
ネル体20の表面とを常温あるいは空気中の水分で硬化
する反応硬化型の第一のシーリング材44Aにより接着
し、押縁40の短片挟持部43を押縁ガスケット45で
被覆してその自由端部46と第一のシーリング材44A
との間に隙間47を形成し、押縁ガスケット45の自由
端部46とパネル体20の表面とを常温あるいは空気中
の水分で硬化する反応硬化型の第二のシーリング材44
Bで接着するようにしている。
【0051】第一、第二のシーリング材44A、44B
はシーリング材44と同様に形成される。また、第二の
シーリング材44Bは、必要に応じ、押縁ガスケット4
5の自由端部46とガラスパネル21Aの表面の間から
一部露出したり(図8の状態)、露出しないよう形成され
る。その他の部分については、上記実施形態と略同様で
あるので説明を省略する。
【0052】本実施形態においても上記実施形態と同様
の作用効果が期待でき、しかも、第一、第二のシーリン
グ材44A、44Bを活用して短片挟持部43の裏面内
外にシーリングをそれぞれ接着して施すので、微小な隙
間が生じるおそれのあるリップ片の密着使用に比べ、水
密性の向上が大いに期待できる。また、第二のシーリン
グ材44Bの端部を押縁ガスケット45の自由端部46
とパネル体20の表面の間から露出させれば、施行作業
の確認が容易となり、逆に露出させなければ、建築意匠
や体裁を整えることができる。
【0053】なお、上記実施形態ではフレーム1をアル
ミニウム等で成形したが、高機能樹脂を用いて成形する
ことも可能である。また、一対のパネル体20は、同じ
大きさでも良いし、異なる大きさでも良い。また、クリ
ッパ31・31Aに左右一対の押縁40をそれぞれ係止
したが、パネル体20が一枚等の場合には、必要に応
じ、クリッパ31・31Aに一の押縁40を着脱自在に
係止しても良い。また、クリッパ31Aと弾性リフト体
60との間に、滑り性に優れるスペーサを介在すること
もできる。
【0054】また、図1に示した請求項1記載の発明の
実施形態を、図3ないし図7、図8の実施形態等に部分
的に変更しても良い。すなわち、各フレーム1の内部板
3における凹み部12に、断面略U字形のクリッパ31
Aをビス34等によりパネル体20方向である上方に向
けて螺着し、これら内部板3とクリッパ31Aとの間
に、このクリッパ31Aをリフトする断面皿形の弾性リ
フト体60を介在し、この弾性リフト体60をビス34
の本締め時に撓ませて内部板3の表面に重ねても良い。
また、各フレーム1の内部板3における凹み部12に、
断面略U字形のクリッパ31Aをビス34等によりパネ
ル体20方向である上方に向けて螺着しても良い。
【0055】同様に、図8に示した請求項12記載の発
明の実施形態を、図1や図3ないし図7の実施形態に部
分的に変更しても良い。すなわち、断面略H字形を呈す
るフレーム1の対向壁2間の内部板3上にナット10を
座板11を介して立設し、このナット10上にフレーム
1の対向壁2方向にスライドするクリッパ31をビス3
4を介して搭載支持させるとともに、このクリッパ31
を断面略逆U字形に形成してその開口を下方の内部板3
方向に向け、クリッパ31の自由下端部35に押縁40
の長片部41の下端部42を略はぜ継ぎすることができ
る。さらに、各フレーム1の内部板3における凹み部1
2に、断面略U字形のクリッパ31Aをビス34等によ
りパネル体20方向である上方に向けて螺着することも
できる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シーリン
グ材の位置ズレに伴う施行の困難を解消することができ
るという効果がある。また、組立作業の遅延、煩雑化、
複雑化を抑制防止することができ、しかも、部品管理を
容易にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係るパネル体の取付構造
の実施形態を示す断面説明図である。
【図2】請求項8記載の発明に係るパネル体の取付構造
の実施形態を示す断面説明図である。
【図3】請求項10記載の発明に係るパネル体の取付構
造の実施形態を示す断面説明図である。
【図4】請求項10記載の発明に係るパネル体の取付構
造の実施形態における仮締め時の状態を示す断面説明図
である。
【図5】請求項10記載の発明に係るパネル体の取付構
造の実施形態における本締め時の状態を示す断面説明図
である。
【図6】請求項10記載の発明に係るパネル体の取付構
造の実施形態におけるクリッパを示す平面図である。
【図7】請求項10記載の発明に係るパネル体の取付構
造の実施形態における弾性リフト体を示す平面図であ
る。
【図8】請求項12記載の発明に係るパネル体の取付構
造の実施形態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 対向壁 3 内部板 7 受けガスケット 10 ナット 10A ナット 11 座板 12 凹み部 20 パネル体 21 ガラスパネル 30 固定機構 31 クリッパ 31A クリッパ 33 ルーズ孔 34 ビス 35 自由下端部(自由端部) 40 押縁 41 長片部 42 下端部 43 短片挟持部 44 シーリング材 44A 第一のシーリング材 44B 第二のシーリング材 45 押縁ガスケット 46 自由端部 47 隙間 60 弾性リフト体

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの少なくとも一部を断面略U字
    形に形成し、このフレームの対向壁と押縁との間にパネ
    ル体を挟むパネル体の取付構造であって、 上記押縁を断面略J字形に形成してその短片挟持部を押
    縁ガスケットで被覆し、これら押縁の短片挟持部裏面及
    び押縁ガスケットの自由端部と上記パネル体の表面とを
    常温あるいは空気中の水分で硬化する反応硬化型のシー
    リング材により接着するようにしたことを特徴とするパ
    ネル体の取付構造。
  2. 【請求項2】 上記フレームの対向壁間の内部板に、該
    フレームの対向壁方向にスライドするクリッパを取り付
    け、このクリッパを断面略U字形に形成してその開口を
    該フレームの内部板方向に向け、該クリッパの自由端部
    に上記押縁の長片部を略はぜ継ぎするようにした請求項
    1記載のパネル体の取付構造。
  3. 【請求項3】 上記フレームの内部板に雌螺子部材を座
    板を介し立て設け、該雌螺子部材上に上記クリッパを雄
    螺子部材を介し支持させるようにした請求項2記載のパ
    ネル体の取付構造。
  4. 【請求項4】 上記フレームの対向壁間の内部板に、断
    面略U字形のクリッパを雄螺子部材を介し取り付けると
    ともに、このクリッパの開口を上記フレームの開口方向
    に向け、該クリッパの自由端部に上記押縁の長片部を略
    はぜ継ぎ可能とし、上記フレームの内部板と該クリッパ
    の間に、クリッパをリフトする断面略皿形の弾性リフト
    体を介在し、この弾性リフト体を上記雄螺子部材の螺締
    め時に撓ませて上記内部板に重ねるようにした請求項1
    記載のパネル体の取付構造。
  5. 【請求項5】 上記フレームの内部板に凹み部を反パネ
    ル方向に向けて形成し、この凹み部に上記雄螺子部材を
    座板を介して取り付け、上記フレームの内部板と該座板
    とを略面一に揃えるようにした請求項4記載のパネル体
    の取付構造。
  6. 【請求項6】 フレームの少なくとも一部を断面略U字
    形に形成し、このフレームの対向壁と押縁との間にパネ
    ル体を挟むパネル体の取付構造であって、 上記押縁を断面略J字形に形成してその短片挟持部の裏
    面と上記パネル体の表面とを常温あるいは空気中の水分
    で硬化する反応硬化型のシーリング材により接着し、該
    押縁の短片挟持部を押縁ガスケットで被覆してその自由
    端部と該シーリング材との間に隙間を形成するようにし
    たことを特徴とするパネル体の取付構造。
  7. 【請求項7】 上記フレームの対向壁間の内部板に、該
    フレームの対向壁方向にスライドするクリッパを取り付
    け、このクリッパを断面略U字形に形成してその開口を
    該フレームの内部板方向に向け、該クリッパの自由端部
    に上記押縁の長片部を略はぜ継ぎするようにした請求項
    6記載のパネル体の取付構造。
  8. 【請求項8】 上記フレームの内部板に雌螺子部材を座
    板を介し立て設け、該雌螺子部材上に上記クリッパを雄
    螺子部材を介し支持させるようにした請求項7記載のパ
    ネル体の取付構造。
  9. 【請求項9】 上記フレームの対向壁間の内部板に、断
    面略U字形のクリッパを雄螺子部材を介し取り付けると
    ともに、このクリッパの開口を上記フレームの開口方向
    に向け、該クリッパの自由端部に上記押縁の長片部を略
    はぜ継ぎ可能とし、上記フレームの内部板と該クリッパ
    の間に、クリッパをリフトする断面略皿形の弾性リフト
    体を介在し、この弾性リフト体を上記雄螺子部材の螺締
    め時に撓ませて上記内部板に重ねるようにした請求項6
    記載のパネル体の取付構造。
  10. 【請求項10】 上記フレームの内部板に凹み部を反パ
    ネル方向に向けて形成し、この凹み部に上記雄螺子部材
    を座板を介して取り付け、上記フレームの内部板と該座
    板とを略面一に揃えるようにした請求項9記載のパネル
    体の取付構造。
  11. 【請求項11】 フレームの少なくとも一部を断面略U
    字形に形成し、このフレームの対向壁と押縁との間にパ
    ネル体を挟むパネル体の取付構造であって、 上記押縁を断面略J字形に形成してその短片挟持部の裏
    面と上記パネル体の表面とを常温あるいは空気中の水分
    で硬化する反応硬化型の第一のシーリング材により接着
    し、該押縁の短片挟持部を押縁ガスケットで被覆してそ
    の自由端部と該第一のシーリング材との間に隙間を形成
    し、該押縁ガスケットの自由端部と上記パネル体の表面
    とを常温あるいは空気中の水分で硬化する反応硬化型の
    第二のシーリング材により接着するようにしたことを特
    徴とするパネル体の取付構造。
  12. 【請求項12】 上記フレームの対向壁間の内部板に、
    断面略U字形のクリッパを雄螺子部材を介して取り付け
    るとともに、このクリッパの開口を上記フレームの開口
    方向に向け、該クリッパの自由端部に押縁の長片部を略
    はぜ継ぎ可能とし、上記フレームの内部板と該クリッパ
    の間に、クリッパをリフトする断面略皿形の弾性リフト
    体を介在し、この弾性リフト体を上記雄螺子部材の螺締
    め時に撓ませて上記内部板に重ねるようにした請求項1
    1記載のパネル体の取付構造。
  13. 【請求項13】 上記フレームの内部板に凹み部を反パ
    ネル方向に向けて形成し、この凹み部に上記雄螺子部材
    を座板を介して取り付け、上記フレームの内部板と該座
    板とを略面一に揃えるようにした請求項12記載のパネ
    ル体の取付構造。
  14. 【請求項14】 上記フレームの対向壁間の内部板に、
    該フレームの対向壁方向にスライドするクリッパを取り
    付け、このクリッパを断面略U字形に形成してその開口
    を該フレームの内部板方向に向け、該クリッパの自由端
    部に上記押縁の長片部を略はぜ継ぎするようにした請求
    項11記載のパネル体の取付構造。
  15. 【請求項15】 上記フレームの内部板に雌螺子部材を
    座板を介し立て設け、該雌螺子部材上に上記クリッパを
    雄螺子部材を介し支持させるようにした請求項14記載
    のパネル体の取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016200037A1 (ko) * 2015-06-10 2016-12-15 동국제강주식회사 슬라이딩 타입의 스틸 커튼월
CN112459309A (zh) * 2020-11-13 2021-03-09 中铁广州工程局集团有限公司 一种大尺寸装饰陶棍的安装结构及其安装方法
AU2020260532B2 (en) * 2014-09-01 2022-10-20 Architectural Window Systems Pty Ltd A curtain wall

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