JP2003060974A - テレビジョンカメラ装置 - Google Patents

テレビジョンカメラ装置

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JP2003060974A
JP2003060974A JP2001241451A JP2001241451A JP2003060974A JP 2003060974 A JP2003060974 A JP 2003060974A JP 2001241451 A JP2001241451 A JP 2001241451A JP 2001241451 A JP2001241451 A JP 2001241451A JP 2003060974 A JP2003060974 A JP 2003060974A
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television camera
signal
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JP2001241451A
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Norio Murata
宣男 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョンカメラ装置においてリターン映
像信号による画像と撮像映像信号とを切り換えて画像表
示する場合に、その切り替え時の画像表示においてショ
ックや画像乱れが生じることがなく、かつ、撮像映像信
号とリターン映像信号との間の遅延差をよりすくなくす
る。 【解決手段】 撮像映像信号の画面位相に対しリターン
映像信号の画面位相を同期させる同期回路14と、リタ
ーン映像信号の各フレーム期間の映像信号を構成する第
1フィールド映像信号期間のフィールド映像信号構成と
第2フィールド映像信号期間のフィールド映像信号構成
とを互いに入れ換えるようにフィールド反転処理を行う
フィールド反転処理回路13とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンカメ
ラ装置で撮像して得られた映像信号と、その撮像映像信
号の画面位相とは異なる画面位相の映像信号とを選択切
換し、その切換時の画像が同期して切り換わるようにす
るための、それら映像信号どうしの画面位相同期の技術
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビジョンカメラ装置、例え
ば、放送局でもって求められる放送品質の映像信号を撮
像して得るための放送用テレビジョンカメラ装置では、
そのテレビジョンカメラ装置を操作するカメラマンが、
自ら操作しているテレビジョンカメラ装置で撮像された
映像信号である撮像映像信号と、そのカメラ装置の外部
から入力した、他のテレビジョンカメラ装置で撮像され
た映像信号や現在放送されている映像信号であるリター
ン映像信号とを、切り換えてビューファインダ(VF)
に表示できるようにしている。そして、この切換機能を
用いて、カメラマンは、頻繁にリターン映像信号と自分
のテレビジョンカメラ装置の撮像映像信号とを切り換え
ながら、それら信号による画像どうしを比較するように
して観察する。その場合、その切換のタイミングでもっ
て、VFにおいてショック(映像の断絶)や映像の乱れ
等が生じるとなると、撮像操作による番組作りに対して
支障を生じることになる。通常、この切り換えショック
や映像の乱れを無くするためには、リターン映像信号と
カメラヘッド側の撮像映像信号との画面位相どうしが同
期していること、すなわち、それら映像信号のフレーム
映像信号どうしの開始タイミングが同じタイミングとな
っている必要がある。
【0003】そのように画面位相の同期を取るようにし
た従来のテレビジョンカメラ装置としては、そのテレビ
ジョンカメラ装置の出力映像信号と入力される外部映像
信号とを同期させることで、上述の切り換えショックや
映像の乱れを無くすることができた。
【0004】ところで、近年、高精細TV放送(HDT
V放送)の開始に対応し、HDTV映像信号と現行放送
方式映像信号(以下SDTV映像信号)を同時に出力す
るとした、いわゆる、マルチスタンダードテレビジョン
カメラ装置の需要が高まってきている。このマルチスタ
ンダードテレビジョンカメラ装置では、HDTV映像信
号をSDTV映像信号に変換する回路を持つものがあ
る。この変換回路での変換処理によっては、変換後の映
像信号が変換前の映像信号に対して一定時間遅延するも
のである。したがって、外部映像信号がテレビジョンカ
メラ装置の出力映像信号である変換後の映像信号に対し
て同期しており、その外部同期信号をリターン映像信号
としてテレビジョンカメラ装置が入力し、この入力した
外部映像信号(リターン映像信号)と、変換前の撮像映
像信号(HDTV映像信号)との間に遅延差が生じ、上
述の切り換えショックや映像の乱れを生じさせてしまう
ことになる。
【0005】このことを避ける方法として、テレビジョ
ンカメラ装置に入力されるリターン映像信号を、フレー
ムシンクロナイザ回路(以下FS回路)を用いることに
よって、変換前の撮像映像信号(HDTV映像信号)の
画面位相に対して、外部映像信号(リターン映像信号)
の画面位相が同じになるように同期させる方法が従来か
ら用いられている。
【0006】図2に、この従来の技術を用いたテレビジ
ョンカメラ装置のブロック構成例を示し、その動作をよ
り詳しく説明する。この図の例では、テレビジョンカメ
ラ装置は、カメラヘッド1とカメラ制御ユニット部(C
CU部)8’とからなり、それらはケーブルでもって映
像信号や制御信号等が送受信されるように接続されてい
る。
【0007】カメラヘッド1では、図示していない撮像
レンズによって集光された被写体からの撮像光が、プリ
ズム20で各色光ごとに分光された後、それぞれ分光さ
れた撮像光により高精細CCD3の撮像面に被写体像が
結像される。高精細CCD3では、その被写体像が撮像
されて、それぞれ各色の撮像映像信号が得られて、信号
処理回路4へ出力される。信号処理回路4では、入力さ
れた映像信号に各種映像信号処理、例えば、ホワイト・
バランス調整やガンマ補正処理等が施されて、高精細映
像信号(HDTV映像信号)となる。そして、その映像
信号処理されたHDTV映像信号は、送信処理回路5へ
入力されてケーブル伝送のための信号処理が施されると
共に、画像選択回路7へも入力される。
【0008】送信処理回路5で処理されたHDTV映像
信号は、ケーブルを介してCCU部8’の受信処理回路
9へ入力され、そこで伝送された信号の再生やエラー訂
正等の処理が施される。
【0009】受信処理回路9から出力されたHDTV映
像信号は、ダウンコンバータ(DC)10で映像周波数
がダウンコンバートされる等して、その入力されたHD
TV映像信号の画面位相に対して遅延した画面位相のS
DTV映像信号に変換され、そのSDTV映像信号はS
D出力端子からテレビジョンカメラ装置の後段(図示せ
ず)、例えば、放送局内映像信号配信設備等へ出力され
る。さらに、受信処理回路9から出力されたHDTV映
像信号は、遅延回路11へも入力されて、そこで、上述
のダウンコンバータ10における変換前のHDTV映像
信号の画面位相と変換後の遅延したSDTV映像信号の
画面位相との位相差と同じ遅延量、例えば10水平走査
周期(以下10H)程度の処理遅延量だけ遅延され、そ
の遅延されたHDTV映像信号がHD出力端子からテレ
ビジョンカメラ装置の後段(図示せず)、例えば、放送
局内映像信号配信設備等へ出力されることで、そのテレ
ビジョンカメラ装置からは、同期したSDTV映像信号
とHDTV映像信号とが出力されるため、それらが同期
していることでは、後段の放送局内映像信号配信設備
(映像信号処理系)がより単純化されてシステム構成が
より簡便になる。
【0010】一方、その後段の映像信号処理系からは、
同様な構成上の利点から、テレビジョンカメラ装置の出
力映像信号に同期した映像信号がそのテレビジョンカメ
ラ装置に入力されるとする構成が一般的である。そのた
め、後段の映像信号処理系からHD出力端子やSD出力
端子から出力された映像信号に同期した映像信号が、リ
ターン入力端子へリターン映像信号として入力された場
合、そのリターン入力端子における入力映像信号の画面
位相は、上述した信号処理回路4から出力したHDTV
映像信号の画面位相とは異なることになる。
【0011】その場合、もし、そのままの画面位相でも
って画像選択回路7へ入力されて、同じく画像選択回路
7へ入力された信号処理回路4から出力したHDTV映
像信号と選択切り換えされてその切換られた映像信号が
VF2へ入力されて、そこで操作者が入力された映像信
号に基づく画像を観察するとなると、上述の切り換えシ
ョックや映像の乱れを生じさせてしまうことになる。
【0012】そこで、その問題を避ける方法として、図
2に示すようにCCU部8’に入力されたリターン映像
信号を、フレームシンクロナイザ回路(以下FS回路)
15へ入力し、ここで、変換前の撮像映像信号(HDT
V映像信号)の画面位相に対して、外部映像信号(リタ
ーン映像信号)の画面位相が同じになるように同期させ
る。このとき、この同期処理されたリターン映像信号
は、同期処理前のリターン映像信号に比べ、1フレーム
映像期間から上述の例えば10H程度であるとした遅延
期間を差し引いた期間分が遅延させられることで、トー
タルでは、最短でも1フレーム期間は遅延するようにさ
れた同期処理が施されることになる。
【0013】そのため、FS回路15で同期処理された
リターン映像信号が送信処理回路12へ入力されてケー
ブル伝送のための信号処理が施され、さらに、ケーブル
を介してカメラヘッド1の受信処理回路6へ入力され
て、そこで伝送された信号の再生やエラー訂正等の処理
が施されて、その再生されエラー訂正等が施されたリタ
ーン映像信号が画像選択回路7へ入力される。
【0014】そして、画像選択回路7へ入力された信号
処理回路4から出力したHDTV映像信号(撮像映像信
号)と、同じく画像選択回路7へ入力されたリターン映
像信号のいずれか一方が選択切り換えされてその切り換
えられた映像信号がVF2へ入力され、その入力された
映像信号に基づいた画像を操作者が観察する。このと
き、画像選択回路7で切り換えられる2つの映像信号
は、FS回路15でもって同期されているので、上述の
切り換えショックや映像の乱れを生じることがない。
【0015】しかしながら、画像選択回路7へそれぞれ
入力された撮像映像信号とリターン映像信号とが、画面
位相が同期していたとしても、それら映像信号間の映像
内容の遅延が最短でも1フレーム期間以上であることで
は、それら映像を切換ながらVF2で表示画面を眺める
ことによってテレビジョンカメラ装置を操作制御してい
るカメラマンにとって、動きの早い被写体を撮像するよ
うな番組の撮像、あるいは、番組進行のテンポが速いよ
うな番組の撮像等については、カメラマンのカメラ操作
(カメラワーク)の妨げとる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、テレ
ビジョンカメラ装置において、他のテレビジョンカメラ
装置からの映像信号や現在放送されている映像信号等の
外部映像信号(リターン映像信号)による画像と自ら撮
像しているテレビジョンカメラ装置の撮像映像信号とを
切り換えて画像表示する場合に、その切り替え時の画像
表示においてショックや画像乱れが生じることがなく、
かつ、撮像映像信号とリターン映像信号との間の遅延差
をよりすくなくすることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、被写体像を撮像して得た第1の映像信号と
該第1映像信号の画面位相に対し遅延した画面位相の第
2の映像信号とを選択切り換え出力する画像選択回路を
有するテレビジョンカメラ装置において、前記第1映像
信号の画面位相に対し前記第2映像信号の画面位相を同
期させる同期回路と、前記第2映像信号の各フレーム期
間の映像信号を構成する第1フィールド映像信号期間の
フィールド映像信号構成と第2フィールド映像信号期間
のフィールド映像信号構成とを互いに入れ換えるように
フィールド反転処理を行うフィールド反転処理回路とを
有するものである。
【0018】また、本発明は、被写体像を撮像して得た
第1の映像信号と該第1映像信号の画面位相に対し1フ
ィールド周期以内の所定遅延量ほど遅延した画面位相の
第2の映像信号とを選択切り換え出力する画像選択回路
を有するテレビジョンカメラ装置において、前記第1映
像信号の画面位相に対し前記第2映像信号の画面位相を
1フィールド周期未満の位相変化量でもって同期させる
同期回路と、前記第2映像信号の各フレーム期間の映像
信号を構成する第1フィールド映像信号期間のフィール
ド映像信号構成と第2フィールド映像信号期間のフィー
ルド映像信号構成とを互いに入れ換えるようにフィール
ド反転処理を行うことで、第1フィールド映像信号を第
2フィールド映像信号の映像信号構成でもって構成し、
第2フィールド映像信号を第1フィールド映像信号の映
像信号構成でもって構成するためのフィールド反転処理
回路とを有するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例のブロッ
ク構成例を示し、その動作を説明する。この図の例で
は、テレビジョンカメラ装置は、カメラヘッド1とカメ
ラ制御ユニット部(CCU部)8とからなり、それらは
ケーブルでもって映像信号や制御信号等が送受信される
ように接続されている。
【0020】カメラヘッド1では、図示していない撮像
レンズによって集光された被写体からの撮像光が、プリ
ズム20で各色光ごとに分光された後、それぞれ分光さ
れた撮像光により高精細CCD3の撮像面に被写体像が
結像される。高精細CCD3では、その被写体像が撮像
されて、それぞれ各色の撮像映像信号が得られて、信号
処理回路4へ出力される。信号処理回路4では、入力さ
れた映像信号に各種映像信号処理、例えば、ホワイト・
バランス調整やガンマ補正処理等が施されて、高精細映
像信号(HDTV映像信号)となる。そして、その映像
信号処理されたHDTV映像信号は、送信処理回路5へ
入力されてケーブル伝送のための信号処理が施されると
共に、画像選択回路7へも入力される。
【0021】送信処理回路5で処理されたHDTV映像
信号は、ケーブルを介してCCU部8の受信処理回路9
へ入力され、そこで伝送された信号の再生やエラー訂正
等の処理が施される。
【0022】受信処理回路9から出力されたHDTV映
像信号は、ダウンコンバータ(DC)10で映像周波数
がダウンコンバートされる等して、その入力されたHD
TV映像信号の画面位相に対して遅延した画面位相のS
DTV映像信号に変換され、そのSDTV映像信号はS
D出力端子からテレビジョンカメラ装置の後段(図示せ
ず)、例えば、放送局内映像信号配信設備等へ出力され
る。さらに、受信処理回路9から出力されたHDTV映
像信号は、遅延回路11へも入力されて、そこで、上述
のダウンコンバータ10における変換前のHDTV映像
信号の画面位相と変換後の遅延したSDTV映像信号の
画面位相との位相差と同じ遅延量、例えば10水平走査
周期(以下10H)程度の処理遅延量だけ遅延され、そ
の遅延されたHDTV映像信号がHD出力端子からテレ
ビジョンカメラ装置の後段(図示せず)、例えば、放送
局内映像信号配信設備等へ出力されることで、そのテレ
ビジョンカメラ装置からは、同期したSDTV映像信号
とHDTV映像信号とが出力され、上述のようにそれら
が同期していることでは、後段の放送局内映像信号配信
設備(映像信号処理系)がより単純化されてシステム構
成がより簡便になる。
【0023】一方、その後段の映像信号処理系からは、
同様な構成上の利点から、テレビジョンカメラ装置の出
力映像信号に同期した映像信号がそのテレビジョンカメ
ラ装置に入力されるとする構成が一般的であり、そのた
め、後段の映像信号処理系からHD出力端子やSD出力
端子から出力された映像信号に同期した映像信号が、リ
ターン入力端子へリターン映像信号として入力された場
合、そのリターン入力端子における入力映像信号の画面
位相は、上述した信号処理回路4から出力したHDTV
映像信号の画面位相とは異なる。
【0024】そこで、CCU部8に入力されたリターン
映像信号を、フレームシンクロナイザ回路(FS回路)
14へ入力し、ここで、変換前の撮像映像信号(HDT
V映像信号)の画面位相に対して、外部映像信号(リタ
ーン映像信号)の画面位相が同じになるように同期させ
る。このときこのFS回路14は上述の従来技術のFS
回路15とは異なり、この同期処理されたリターン映像
信号は、同期処理前のリターン映像信号に比べ、1フィ
ールド映像期間から上述の例えば10H程度であるとし
た遅延期間を差し引いた期間分が遅延させられる。そう
することで、遅延時間のトータルが最も短くて1フィー
ルド期間で済むようにされた同期処理が施されることに
なる。
【0025】そして、その同期処理された映像信号はフ
ィールド反転処理回路13へ入力されて、そこで各フレ
ーム期間の映像信号を構成する第1フィールド映像信号
期間のフィールド映像信号構成と第2フィールド映像信
号期間のフィールド映像信号構成とを互いに入れ換える
ようにしたフィールド反転処理が施される。
【0026】このフィールド反転処理は、第1フィール
ド映像信号を第2フィールド映像信号の映像信号構成で
もって構成するようにし、第2フィールド映像信号を第
1フィールド映像信号の映像信号構成でもって構成する
ようにするための処理を施すものであり、以下、図3と
図4とを用いてその動作を説明する。
【0027】図3は本発明の実施例のテレビジョンカメ
ラ装置の各部における映像信号の様子とそれら映像信号
間のタイミングの違いとを示す図である。
【0028】まず、テレビジョンカメラ装置で撮像され
た撮像映像信号が画像選択回路7へ入力されるときの信
号のようすを、図3(A)に示す。ここで、第1フィー
ルド映像信号期間と第2フィールド映像信号期間とによ
り1フレーム期間に映像信号が構成され、その構成が繰
り返された映像信号となっている。そして、図3(A)
に対して所定期間遅延したリターン映像信号が、図3
(B)に示すように本発明のテレビジョンカメラ装置の
CCU部8のリターン入力端子へ入力され、さらに、F
S回路14へ入力される。ここで図3(A)の信号と図
3(B)の信号間の位相差(遅延量)は、図にあるよう
に10H〜20Hの期間であるとする。そのため、画像
選択回路7へ入力された撮像映像信号とFS回路14へ
入力されたリターン映像信号とは画面同期が取られてい
ない状態である。
【0029】FS回路14へ入力されたリターン映像信
号(図3(B))は、そこで1フィールド期間がトータ
ルで遅延されるようにして、図3(C)に示すような信
号がFS回路14から出力される。ここで、図3(C)
に示すリターン映像信号は、図3(A)の撮像映像信号
とはフレーム周期では画面同期しているが、フィールド
周期が第1フィールド映像信号期間と第2フィールド映
像信号期間とでタイミングがずれ合う状態となってい
る。そのためフィールド周期まで同期した完全な画面同
期とはなっていない。
【0030】そのため、図3(C)のリターン映像信号
はさらにフィールド反転処理回路13へ入力され、そこ
で、図3(D)に示すような信号となって出力される。
このとき、図3(D)のリターン映像信号は図3(C)
のリターン映像信号と比べ、フレーム単位で数えた走査
線数で1ライン目の信号を634ライン目の位置に、6
24ライン目の信号を1ライン目の位置に来るように配
置する。さらに、アナログ信号形態でこの信号を送り返
す場合はV_BL期間内の同期波形信号を再挿入し、ま
た、ディジタル信号で送り返す場合は同じくV_BL期
間内等に挿入される同期コードを再挿入する。即ち、第
2フィールド映像信号の先頭に第1フィールド用の同期
波形または同期コードを付加し、第1フィールド映像信
号の先頭には第2フィールド用の同期波形または同期コ
ードを付加する。また、623ライン目の信号はブラン
ク処理する。そうすることで、フィールド周期が第1フ
ィールド映像信号期間と第2フィールド映像信号期間と
でタイミングが合うようになり、フィールド周期まで同
期した完全な画面同期とすることができる。
【0031】以上のように処理することで、カメラヘッ
ド1の画像選択回路7へ入力される図3(D)のリター
ン映像信号は、厳密には、フィールド反転処理されたリ
ターン映像信号に基づいた画像(リターン画像)と撮像
映像信号に基づいた画像(カメラ画像)の表示のようす
を説明する図4に示すように、第1ライン目が欠けるこ
とで、全体が1ライン分上に上がった映像となるが、カ
メラヘッド1が走査線本数1125本の高精細テレビジ
ョンカメラ装置として動作している場合には、この誤差
は0.1%以下に過ぎないので問題とはならず、さら
に、画面同期することで上述の切り換えショックや映像
の乱れを生じることがないと共に、遅延時間のトータル
が1フィールド期間で済むようになり、より遅延量を少
なくして、カメラマンのカメラ操作をより行いやすくす
ることができ、操作性の大幅向上が図れる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明を用いると、カメラ
マンがテレビジョンカメラ装置の画像とリターン画像を
切り換えてテレビジョンカメラ装置のビューファインダ
(VF)に表示する際の画像乱れが生じることがなく、
更に撮像映像信号とリターン映像信号との間の遅延差を
従来の方式に比べ1/2にすることが可能となり、操作
性の大幅向上が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のブロック構成例を示す
図。
【図2】 従来の技術を用いたテレビジョンカメラ装置
のブロック構成例を示す図。
【図3】 本発明の実施例のテレビジョンカメラ装置の
各部における映像信号の様子とそれら映像信号間のタイ
ミングの違いとを示す図。
【図4】 本発明に係わるフィールド反転処理されたリ
ターン映像信号に基づいた画像(リターン画像)と撮像
映像信号に基づいた画像(カメラ画像)の表示のようす
を説明する図。
【符号の説明】
1:カメラヘッド、 2:ビューファインダ(VF)、
3:高精細CCD、 4:信号処理回路、 5,12:
送信処理回路、 6,9:受信処理回路、 7:画像選
択回路、 8,8’:カメラ制御ユニット部(CCU
部)、 10:ダウンコンバータ(DC)、 11:遅
延回路、 13:フィールド反転処理回路、 14,1
5:フレームシンクロナイザ回路(FS回路)、 2
0:プリズム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を撮像して得た第1の映像信号
    と該第1映像信号の画面位相に対し遅延した画面位相の
    第2の映像信号とを選択切り換え出力する画像選択回路
    を有するテレビジョンカメラ装置において、前記第1映
    像信号の画面位相に対し前記第2映像信号の画面位相を
    同期させる同期回路と、前記第2映像信号の各フレーム
    期間の映像信号を構成する第1フィールド映像信号期間
    のフィールド映像信号構成と第2フィールド映像信号期
    間のフィールド映像信号構成とを互いに入れ換えるよう
    にフィールド反転処理を行うフィールド反転処理回路と
    を有することを特徴とするテレビジョンカメラ装置。
  2. 【請求項2】 被写体像を撮像して得た第1の映像信号
    と該第1映像信号の画面位相に対し1フィールド周期以
    内の所定遅延量ほど遅延した画面位相の第2の映像信号
    とを選択切り換え出力する画像選択回路を有するテレビ
    ジョンカメラ装置において、前記第1映像信号の画面位
    相に対し前記第2映像信号の画面位相を1フィールド周
    期未満の位相変化量でもって同期させる同期回路と、前
    記第2映像信号の各フレーム期間の映像信号を構成する
    第1フィールド映像信号期間のフィールド映像信号構成
    と第2フィールド映像信号期間のフィールド映像信号構
    成とを互いに入れ換えるようにフィールド反転処理を行
    うことで、第1フィールド映像信号を第2フィールド映
    像信号の映像信号構成でもって構成し、第2フィールド
    映像信号を第1フィールド映像信号の映像信号構成でも
    って構成するためのフィールド反転処理回路とを有する
    ことを特徴とするテレビジョンカメラ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のテレビジョンカメラ装
    置において、前記位相変化量は、前記所定遅延量に応じ
    た量であることを特徴とするテレビジョンカメラ装置。
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