JP2003055313A - 水酸基含有樹脂およびその製造方法 - Google Patents

水酸基含有樹脂およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 望ましくない高分子量化成分がほとんどな
く、低溶剤化に非常に有利で、しかも反応性、相溶性が
非常に良好な、ハイソリッド塗料などに有用な水酸基含
有樹脂、及びその水酸基含有樹脂を効率的に製造する方
法を提供する。 【解決手段】 炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロ
ールアルカン酸を溶解させた後、該溶解物と炭素原子数
が8〜24のアルカン酸モノグリシジルエステルとを混
合しエステル付加反応させることを特徴とする酸価20
mgKOH/g以下の水酸基含有樹脂の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料、インキ、接
着剤などの分野において、低溶剤化、無溶剤化に効果が
あり、且つ硬化剤との相溶性および硬化性が優れた、水
酸基含有樹脂およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】近年、環境への配慮から、
塗料、インキ、接着剤などの分野において、低溶剤化が
進められており、そのひとつの手法として反応性希釈剤
の利用が検討されている。また、更なる低溶剤化、無溶
剤化のため、反応性希釈剤のような低分子化合物もしく
はオリゴマーを主体とした塗料やインキも研究されてい
る。
【0003】例えば、米国特許4,314,918号公
報においては、塗料組成物中へ、官能基数2.0以上、
酸価50mgKOH/g以下、不揮発分85%以上、ガ
ードナー粘度Z10以下の反応性希釈剤の利用が記載さ
れている。また、米国特許5,952,452号公報お
よび米国特許6,069,203号公報のハイソリッド
塗料に関する特許においても、同様な脂肪酸グリシジル
エステルを利用したオリゴマーが例示されている。
【0004】しかしながら、これらの公報に記載されて
いる反応性希釈剤やオリゴマーは、その製法上、多数あ
る官能基への反応に選択性がないため、意図した以上に
反応した成分が生成し、分子量分布の多分散性(重量平
均分子量/数平均分子量の比)が増大してしまう。結果
として粘度が上がり、低溶剤化には不利となる。
【0005】具体的には、例えば、(1)ポリオールと
グリシジルエステルもしくはグリシジルエーテル(以下
グリシジルエステル/エーテルと記す)との組み合わせ
においては、ポリオール中の水酸基への反応の選択性が
ないため、ポリオールにグリシジルエステル/エーテル
が多数反応した望ましくない成分が生成してしまう、ま
た、(2)ポリオールと酸無水物の反応も同様に選択性
がないため、酸無水物が多数反応した望ましくない成分
が生成してしまう、さらに、(3)融点の高いオキシ酸
とグリシジルエステル/エーテルの反応は、高温での反
応が必要となるため、意図するグリシジル基とカルボキ
シル基の反応以外に、水酸基とカルボキシル基との反応
が一部起こってしまうため、望ましくない高分子量成分
が生成する、といった欠点がある。
【0006】また、反応性希釈剤としてよく知られてい
るポリエーテルポリオールやポリカプロラクトンポリオ
ールは、上述した高分子量成分が生成する他に、硬度が
低下する、硬化剤などとの相溶性が劣るといった問題が
あった。
【0007】本発明は、望ましくない高分子量化成分が
ほとんどなく、低溶剤化に非常に有利で、しかも反応
性、相溶性が非常に良好な、ハイソリッド塗料などに有
用な水酸基含有樹脂を提供すること、及びその水酸基含
有樹脂を効率的に製造する方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、比較的低融点のオキシ
酸である炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロールア
ルカン酸と疎水基を有するアルカン酸モノグリシジルエ
ステルとのエステル付加反応物が、低溶剤化に非常に有
用で、しかも硬度や相溶性の点でも優れた材料であるこ
とを見出し、また、その効率的な製造法を見出し、本発
明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、炭素原子数が6〜8
の2,2−ジメチロールアルカン酸と、下記式〔1〕で
表されるアルカン酸モノグリシジルエステルとをエステ
ル付加反応させてなる酸価20mgKOH/g以下の水
酸基含有樹脂を提供するものである。
【0010】
【化3】
【0011】(式中、Rは、炭素原子数が4〜20で
あるアルキル基を表す) また、本発明は、炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチ
ロールアルカン酸を溶解させた後、該溶解物と前記式
〔1〕で表されるアルカン酸モノグリシジルエステルと
を混合しエステル付加反応させることを特徴とする酸価
20mgKOH/g以下の水酸基含有樹脂の製造方法を
提供するものである。以下に、本発明について詳細に説
明する。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明樹脂について詳細に
説明する。本発明樹脂の第1の特徴は、樹脂原料とし
て、2,2−ジメチロールブタン酸などの炭素原子数が
6〜8のジメチロールアルカン酸を用いることにある。
この化合物は1分子中に異なる官能基、すなわち2個の
水酸基と1個のカルボキシル基を有するものである。ジ
メチロールアルカン酸のカルボキシル基とアルカン酸モ
ノグリシジルエステルとをエステル付加反応させること
により、所望の水酸基含有樹脂を容易に合成することが
できる。
【0013】従来、1分子中に水酸基とカルボキシル基
を併せ持つオキシ酸と、アルカン酸モノグリシジルエス
テルとの反応によりポリオールを得る手法自体は公知で
ある。例えば、米国特許第4,314,918号公報、
米国特許第5,693,723号公報などが挙げられ
る。
【0014】これらの特許には、オキシ酸として、グリ
コール酸、乳酸、ヒドロキシピバル酸、12−ヒドロキ
システアリン酸、りんご酸、クエン酸、酒石酸、2,2
−ジメチロールプロピオン酸などが例示されている。こ
れらのオキシ酸のうち、例えば、グリコール酸、乳酸、
ヒドロキシピバル酸、12−ヒドロキシステアリン酸
は、1分子中に水酸基を1個しか有していないので、ア
ルカン酸モノグリシジルエステルとのエステル付加反応
によってジオールが合成される。その結果、この反応物
を多量に使用すると硬化性が低下してしまう問題があ
る。また、例えば、りんご酸、クエン酸、酒石酸はカル
ボキシル基を複数有しているので、反応の選択性が問題
となる。また、2,2−ジメチロールプロピオン酸は融
点が150℃以上の高温であり、高温でのグリシジル基
とのエステル付加反応の際、副反応としてカルボキシル
基と水酸基との反応や水酸基とグリシジル基との反応が
起こりやすいといった問題がある。
【0015】本発明においては、融点が約110℃の
2,2−ジメチロールブタン酸などの低融点である炭素
原子数が6〜8個の2,2−ジメチロールアルカン酸を
使用するものであって、例えば、2,2−ジメチロール
ブタン酸を使用すると、グリシジル基との反応は約11
0℃から行うことができる。低温での反応においては、
カルボキシル基と水酸基の反応や水酸基とグリシジル基
の反応などの副反応が起こりにくく、分子量分布が限り
なく単分散に近くなり、低溶剤化に非常に有利な水酸基
含有樹脂が得られる。
【0016】上記炭素原子数が6〜8個である2,2−
ジメチロールアルカン酸としては、2,2−ジメチロー
ルブタン酸、2,2−ジメチロールペンタン酸、2,2
−ジメチロールヘキサン酸を挙げることができ、なかで
も2,2−ジメチロールブタン酸が好適である。
【0017】本発明樹脂における第2の特徴は、樹脂原
料として、特定のアルカン酸モノグリシジルエステルを
用いることにある。グリシジルエーテルを有する化合物
も多数知られているが、本発明者の研究によると、グリ
シジルエーテルとカルボキシル基の反応は化学量論的に
進行しにくく、結果として未反応の化合物が残存してし
まい、それが揮発物となるのでVOC(揮発性有機化合
物)低減の観点から好ましくない。本発明において用い
られるアルカン酸モノグリシジルエステルは、下記式
〔1〕
【0018】
【化4】
【0019】(式中、Rは、炭素原子数が4〜20、
好ましくは4〜13であるアルキル基を表す)で表され
る化合物である。
【0020】上記式〔1〕において、Rの炭素原子数
が4より少ないと、得られる水酸基含有樹脂の極性が高
くなり、硬化剤などとの相溶性が低下しやすくなり、一
方、炭素原子数が20より多いと、得られる水酸基含有
樹脂を硬化させた硬化物の硬度が低下しやすくなる。さ
らに、このアルカン酸モノグリシジルエステルのR
は分岐していることが望ましい。分岐することにより、
硬度や相溶性がより優れたものになる。
【0021】上記アルカン酸モノグリシジルエステルの
例としては、ピバル酸グリシジルエステル、ヘキサン酸
グリシジルエステル、シクロヘキサンカルボン酸グリシ
ジルエステル、2−エチルヘキサン酸グリシジルエステ
ル、イソノナン酸グリシジルエステル、デカン酸グリシ
ジルエステル、ウンデカン酸グリシジルエステル、ラウ
リン酸グリシジルエステル、ミリスチン酸グリシジルエ
ステル、パルミチン酸グリシジルエステル、ステアリン
酸グリシジルエステル、「カージュラE10」(レゾリ
ューション社製、商品名、前記R基が分岐したアルカ
ン酸モノグリシジルエステル)、「グリデックスN1
0」(エクソン社製、商品名、前記R基が分岐したア
ルカン酸モノグリシジルエステル)、「アラルダイトP
T910」(チバガイギー社製、商品名、前記R基が
分岐したアルカン酸モノグリシジルエステル)などが挙
げられる。これらは単独で、又は2種以上組合せて使用
することができる。これらの中でも、特にピバル酸グリ
シジルエステル、シクロヘキサン酸グリシジルエステ
ル、2−エチルヘキサン酸グリシジルエステル、イソノ
ナン酸グリシジルエステル、デカン酸グリシジルエステ
ル、カージュラE10、グリデックスN10、アラルダ
イトPT910が、相溶性と得られる水酸基含有樹脂の
硬化物の硬度とのバランス面から好ましい。
【0022】本発明の水酸基含有樹脂は、上述した2,
2−ジメチロールアルカン酸とアルカン酸モノグリシジ
ルエステルとをエステル付加反応させることによって得
られる反応生成物であって、酸価が20mgKOH/g
以下、好ましくは10mgKOH/g以下であり、かつ
通常、水酸基価が300〜550mgKOH/g、好ま
しくは350〜530mgKOH/gの範囲内にあり、
主成分として下記式〔2〕又は〔3〕で表わされる化合
物を1種又は2種以上組合せて含有するものである。
【0023】
【化5】
【0024】(式中、Rは前記と同じ意味を有し、R
は炭素原子数2〜4のアルキル基である)
【0025】
【化6】
【0026】(式中、R及びRは、それぞれ前記と
同じ意味を有する) 本発明の水酸基含有樹脂は、酸価が20mgKOH/g
を超えると、未反応の2,2−ジメチロールアルカン酸
が樹脂中に析出するため好ましくない。本発明の水酸基
含有樹脂は、未反応の2,2−ジメチロールアルカン酸
や未反応のアルカン酸モノグリシジルエステルをできる
だけ含有せず、かつ副反応物をできるだけ含有しないも
のであることが好適である。本発明の水酸基含有樹脂
は、前記式〔2〕又は〔3〕で表わされる化合物を、水
酸基含有樹脂中、80重量%以上、特に90重量%以上
含有するものであることが好適である。
【0027】本発明の水酸基含有樹脂は、例えば、本発
明の製造方法によって好適に製造することができる。以
下、本発明の製造方法について、詳細に説明する。
【0028】本発明製造方法は、炭素原子数が6〜8の
2,2−ジメチロールアルカン酸を溶解させた後、この
溶解物と前記式〔1〕で表されるアルカン酸モノグリシ
ジルエステルとを混合しエステル付加反応させることに
よって水酸基含有樹脂を製造する方法である。
【0029】本発明製造方法では、融点が低く、かつ溶
剤への溶解性も良好な炭素原子数が6〜8個であるジメ
チロールアルカン酸、例えば、融点が約110℃の2,
2−ジメチロールブタン酸を用い加熱、溶解させ、この
溶解物に前記式〔1〕で表わされるアルカン酸モノグリ
シジルエステルを反応させるものであり、副反応を抑制
できる低温での反応が可能で、反応制御が容易で、カル
ボキシル基とグリシジル基を選択的に反応させることが
可能であり、単分散のトリオールに近い水酸基含有樹脂
の製造が可能である。
【0030】上記炭素原子数が6〜8個である2,2−
ジメチロールアルカン酸としては、前記本発明樹脂の原
料として挙げたものを同様に使用することができ、なか
でも2,2−ジメチロールブタン酸が好適であり、ま
た、アルカン酸モノグリシジルエステルとしては、前記
本発明樹脂の原料として挙げたものを同様に使用するこ
とができる。
【0031】2,2−ジメチロールアルカン酸とアルカ
ン酸モノグリシジルエステルとをエステル付加反応させ
るにあたって、反応温度は110〜140℃の範囲内に
あることが、2,2−ジメチロールアルカン酸の溶解
性、エステル付加反応の進行速度、水酸基とカルボキシ
ル基の反応などの副反応の起こり難さ、及び樹脂の着色
のし難さなどの点から好ましい。また、アミンなどの塩
基触媒の添加によってエステル付加反応を促進すること
ができるが、樹脂が着色しやすくなるため、着色のない
又は少ない樹脂を得るには反応は無触媒で行うことが好
ましい。
【0032】米国特許第4,314,918号公報で
は、2,2−ジメチロールプロピオン酸を予め溶解させ
ず未溶解のまま、2,2−ジメチロールプロピオン酸と
アルカン酸モノグリシジルエステルを一度に混合して反
応しているが、2,2−ジメチロールプロピオン酸は、
融点が150℃以上と高く、溶剤への溶解性も低いた
め、高温での反応が必要であるとともに、一度に混合す
るため発熱が激しく反応温度の制御が困難であるので副
反応が起こり易いという問題があった。
【0033】また、米国特許第5,693,723号公
報では、アルカン酸モノグリシジルエステルの中に2,
2−ジメチロールプロピオン酸を4回に分割して加えて
いる。しかしながら、この方法では、反応とともにグリ
シジル基が消失し最終的に酸価が下がらず反応が充分に
進行しないといった問題があった。
【0034】一方、本発明方法においては、前記2,2
−ジメチロールアルカン酸を加熱、溶解させた後、その
溶解物とアルカン酸モノグリシジルエステルとを混合
し、副反応を抑制できる温度でエステル化反応させるこ
とができるので、カルボキシル基とグリシジル基が選択
的に反応し高分子量化を抑えることができる。
【0035】前記2,2−ジメチロールアルカン酸の溶
解に関しては、単独で加熱溶解させることもできるし、
溶剤を加えて溶解させることもできる。この場合、使用
できる溶剤は特に制限されるものではないが、反応生成
物やその原料と反応しない溶剤が好ましい。その中で
も、前記2,2−ジメチロールアルカン酸に対する溶解
力があるエステル系やケトン系の溶剤が好ましい。本発
明方法において、反応に際して溶剤を使用した場合は、
反応後、溶剤の一部ないし全部を除去することができ
る。その場合は、除去しやすい溶剤が好ましく、酢酸ブ
チル、酢酸イソブチル、メチルイソブチルケトンなどが
特に好ましい。また、本発明方法においては、アクリル
樹脂やポリエステル中に2,2−ジメチロールアルカン
酸を溶解して、前記アルカン酸モノグリシジルエステル
反応させることもできる。
【0036】本発明方法において、炭素原子数が6〜8
個である2,2−ジメチロールアルカン酸と前記式
〔1〕で表されるアルカン酸モノグリシジルエステルと
の配合割合は、該2,2−ジメチロールアルカン酸中の
カルボキシル基1当量に対して、アルカン酸モノグリシ
ジルエステル中のエポキシ基が0.8〜1.5当量、好
ましくは0.9〜1.2当量、さらに好ましくは0.9
5〜1.1当量となる量的割合であることが、未反応物
の残存が少なく好適である。2,2−ジメチロールアル
カン酸が未反応物として残存すると、2,2−ジメチロ
ールアルカン酸が樹脂中に析出しやすくなり、一方、ア
ルカン酸モノグリシジルエステルが未反応物として残存
すると、揮発分もしくは可塑剤となってしまい好ましく
ない。
【0037】また、本発明方法において、前記2,2−
ジメチロールアルカン酸と前記アルカン酸モノグリシジ
ルエステルとの反応は、反応生成物である水酸基含有樹
脂の酸価が20mgKOH/g以下、好ましくは10m
gKOH/g以下になるまでエステル付加反応を行うこ
とが、未反応の2,2−ジメチロールアルカン酸の析出
抑制の点から好適である。
【0038】本発明方法によって得られる水酸基含有樹
脂は、前記式〔2〕又は〔3〕で表わされる化合物を主
成分として含有するものである。一般的には、式〔2〕
の化合物と〔3〕の化合物との両者を含有することが多
い。これらの比率は反応条件によって変わると考えられ
るが、その比率によらず本発明の目的は達成される。
【0039】上記本発明方法などによって得られる本発
明の水酸基含有樹脂の水酸基価は、300〜550mg
KOH/g、好ましくは350〜530mgKOH/g
の範囲内にあることが、硬化剤と組合せて硬化性組成物
としたときの硬化性、硬化剤などとの相溶性の面から好
適である。
【0040】本発明の水酸基含有樹脂が硬化性と相溶性
を両立できるのは、主成分が反応性の高い水酸基を3個
有する一方で、疎水基をバランスよく有しているためで
あると考えられる。また、この主成分である前記式
〔2〕又は〔3〕で表わされる化合物であるトリオール
は、低分子量であるため自身の粘度が低く、さらに、高
水酸基価であるため、例えば、低粘度のポリイソシアネ
ート硬化剤と組合せた硬化性組成物とする場合、水酸基
とイソシアネート基の官能基の当量を合わせるには、低
粘度のポリイソシアネート硬化剤の量を多く配合するこ
とになり、硬化性組成物を低粘度化できるので低溶剤化
の面で非常に有利となる。
【0041】本発明の水酸基含有樹脂は、塗料、イン
キ、接着剤などの分野において、低溶剤化、無溶剤化を
達成するために効果的に使用でき、且つ硬化剤との相溶
性および硬化性が優れているという特徴を有するが、使
用用途や使用方法は特に制限されるものでない。
【0042】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
を具体的に説明する。部及び%はいずれも重量に基づい
ており、また塗膜の厚さは硬化塗膜の厚さを意味する。
【0043】水酸基含有樹脂の製造 実施例1 攪拌器、冷却器、温度制御器、窒素導入管及び滴下ロー
トを備えた反応装置に、2,2−ジメチロールブタン酸
296部を仕込み、反応容器内の窒素置換を行ない、1
20℃に加熱し溶解した。そこへ、「カージュラE1
0」(レゾリューション社製、商品名、R基が分岐し
た前記式〔1〕のアルカン酸モノグリシジルエステル)
490部を2時間かけて滴下し、120℃に保持して、
酸価が9以下になった時点で反応を終了させて水酸基含
有樹脂(A−1)を得た。得られた水酸基含有樹脂(A
−1)は、固形分含有率約98%、ガードナー粘度(2
0℃)Z、色数1、水酸基価428mgKOH/
g、数平均分子量600、重量平均分子量610、Mw
/Mn=1.02であった。数平均分子量及び重量平均
分子量は、ゲル透過クロマトグラフ(GPC)によって
測定した(以下、同様)。
【0044】水酸基含有樹脂(A−1)の組成は、NM
Rによる分析の結果、前記式〔2〕において、Rが炭
素原子数8〜10のアルキル基であり、Rがエチル基
である化合物が約22重量%、前記式〔3〕において、
が炭素原子数8〜10のアルキル基であり、R
エチル基である化合物が約75重量%含有されていた。
【0045】実施例2 実施例1と同様の反応装置に、2,2−ジメチロールブ
タン酸296部、酢酸イソブチル197部を仕込み、反
応容器内の窒素置換を行ない、120℃に加熱し溶解し
た。そこへ、「カージュラE10」490部を2時間か
けて滴下し、120℃に保持して、樹脂酸価が9以下に
なった時点で反応を終了させ、その後減圧して酢酸イソ
ブチルを除いて水酸基含有樹脂(A−2)を得た。得ら
れた水酸基含有樹脂(A−2)は、固形分含有率約98
%、ガードナー粘度(20℃)Z 、色数1、水酸
基価428mgKOH/g、数平均分子量600、重量
平均分子量610、Mw/Mn=1.02であった。
【0046】水酸基含有樹脂(A−2)の組成は、NM
Rによる分析の結果、前記式〔2〕において、Rが炭
素原子数8〜10のアルキル基であり、Rがエチル基
である化合物が約22重量%、前記式〔3〕において、
が炭素原子数8〜10のアルキル基であり、R
エチル基である化合物が約75重量%含有されていた。
【0047】実施例3 実施例1と同様の反応装置に、2,2−ジメチロールブ
タン酸296部、エチル3−エトキシプロピオネート1
97部を仕込み、反応容器内の窒素置換を行ない、12
0℃に加熱し溶解した。そこへ、「カージュラE10」
490部を2時間かけて滴下し、120℃に保持して、
樹脂酸価が9以下になった時点で反応を終了させ、水酸
基含有樹脂溶液(A−3)を得た。得られた水酸基含有
樹脂溶液(A−3)は、固形分含有率約77%、ガード
ナー粘度(20℃)QR、色数1であり、樹脂の水酸基
価430mgKOH/g、樹脂の数平均分子量590、
重量平均分子量600、Mw/Mn=1.02であっ
た。
【0048】水酸基含有樹脂溶液(A−3)の溶剤を除
いた樹脂組成は、NMRによる分析の結果、前記式
〔2〕において、Rが炭素原子数8〜10のアルキル
基であり、Rがエチル基である化合物が約23重量
%、前記式〔3〕において、Rが炭素原子数8〜10
のアルキル基であり、Rがエチル基である化合物が約
74重量%含有されていた。
【0049】比較例1 実施例1と同様の反応装置に、「カージュラE10」4
90部を仕込み、反応容器内の窒素置換を行ない、12
0℃に加熱した。そこへ、2,2−ジメチロールブタン
酸296部を8回に分けて2時間かけて加えた。添加終
了後、120℃に3時間保持して酸価を測定した。しか
し酸価は75mgKOH/gまでしか下がっておらず、
またエポキシ基はほとんど残存していなかった。冷却す
ると多量の2,2−ジメチロールブタン酸が析出した。
【0050】比較例2 実施例1と同様の反応装置に、「カージュラE10」4
90部、2,2−ジメチロールプロピオン酸67部を仕
込み、反応容器内の窒素置換を行ない、130℃に加熱
した。しばらくすると発熱が始まるが、130℃を保持
して、さらに2,2−ジメチロールプロピオン酸67部
を4時間のうちに合計3回加えた。添加終了後、150
℃に3時間保持して酸価を測定した。しかし酸価は、7
0mgKOH/gまでしか下がっておらず、エポキシ基
はほとんど残存していなかった。冷却すると多量の2,
2−ジメチロールプロピオン酸が析出した。
【0051】比較例3 実施例1と同様の反応装置に、アジピン酸292部を仕
込み、反応容器内の窒素置換を行ない、150℃に加熱
し溶解した。そこへ、「カージュラE10」490部を
2時間かけて滴下し、150℃に保持して、酸価が9以
下になった時点で反応を終了させて水酸基含有樹脂(C
−3)を得た。得られた水酸基含有樹脂(C−3)は、
固形分含有率約98%、ガードナー粘度(20℃)
、色数1、水酸基価176mgKOH/g、数平均
分子量800、重量平均分子量910、Mw/Mn=
1.13であった。
【0052】試験用試料の調製及び試験 試験用試料として、20℃におけるフォードカップ#4
での粘度が60秒となるように、プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテートで希釈して粘度調節した
各クリヤ塗料を下記調製例1〜4により調製し、試験に
供した。
【0053】調製例1 実施例1で得た水酸基含有樹脂(A−1)100部と
「スミジュールN−3300」(住友バイエルウレタン
社製、商品名、ポリイソシアネート)150部を混合
し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
トで希釈して、フォードカップ#4(20℃)での粘度
が60秒のクリヤ塗料を得た。
【0054】調製例2 調製例1において、実施例1で得た水酸基含有樹脂(A
−1)のかわりに、実施例2で得た水酸基含有樹脂(A
−2)を使用する以外は調製例1と同様に行ない、フォ
ードカップ#4(20℃)での粘度が60秒のクリヤ塗
料を得た。
【0055】調製例3 調製例1において、実施例1で得た水酸基含有樹脂(A
−1)のかわりに、実施例3で得た水酸基含有樹脂溶液
(A−3)を使用し、後記表1に示す配合とする以外は
調製例1と同様に行ない、フォードカップ#4(20
℃)での粘度が60秒のクリヤ塗料を得た。
【0056】調製例4 (比較用) 比較例3で得た水酸基含有樹脂(C−3)100部と
「スミジュールN−3300」62部を混合し、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈し
て、フォードカップ#4(20℃)での粘度が60秒の
クリヤ塗料を得た。
【0057】調製例5 (比較用) PLACCEL303(ダイセル化学工業社製、ポリカ
プロラクトンポリオール、水酸基価540mgKOH/
g)100部と「スミジュールN−3300」190部
を混合したが、相溶しなかったため試験できなかった。
【0058】上記調製例1〜5で得られたクリヤ塗料に
ついて、塗膜硬度、加熱残分を下記試験方法に基づいて
試験した。その結果を後記表2に示す。
【0059】試験方法 塗膜硬度:クリヤー塗料を、ブリキ板上に乾燥膜厚40
μmとなるように塗布し、加熱乾燥機で140℃にて3
0分間焼き付け、20℃の室内に24時間放置した後、
塗膜硬度をヌープ硬度計で測定した。値が大きいほど硬
い塗膜である。
【0060】加熱残分:クリヤ塗料約0.5gをアルミ
皿に入れ、110℃で1時間加熱した。加熱前後の重量
からクリヤ塗料の加熱残分を下記式から求めた。 加熱残分(%)=〔(W2−W0)/(W1−W0)〕
×100 W0:アルミ皿の重量 W1:加熱前のクリヤ塗料とアルミ皿との合計重量 W2:加熱後のクリヤ塗料固化物とアルミ皿との合計重
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】実施例から明らかなように、本発明の水
酸基含有樹脂は、硬化性組成物の低溶剤化に非常に有効
で、しかも、硬化剤との相溶性が良好で、十分な硬度が
得られる。また、本発明の製造方法により、2,2−ジ
メチロールアルカン酸を溶解して、そこへアルカン酸モ
ノグリシジルエステルを加えることにより、反応制御が
容易で、カルボキシル基とグリシジル基を選択的に反応
させることが可能になり、ほぼ単分散に近いトリオール
からなる水酸基含有樹脂の製造が可能になった。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロ
    ールアルカン酸と、下記式〔1〕で表されるアルカン酸
    モノグリシジルエステルとをエステル付加反応させてな
    る酸価20mgKOH/g以下の水酸基含有樹脂。 【化1】 (式中、Rは、炭素原子数が4〜20であるアルキル
    基を表す)
  2. 【請求項2】 2,2−ジメチロールアルカン酸が、
    2,2−ジメチロールブタン酸である請求項1記載の樹
    脂。
  3. 【請求項3】 Rが、炭素原子数が4〜13の分枝状
    アルキル基である請求項1又は2記載の水酸基含有樹
    脂。
  4. 【請求項4】 炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロ
    ールアルカン酸を溶解させた後、該溶解物と下記式
    〔1〕 【化2】 (式中、Rは、炭素原子数が4〜20であるアルキル
    基を表す)で表されるアルカン酸モノグリシジルエステ
    ルとを混合しエステル付加反応させることを特徴とする
    酸価20mgKOH/g以下の水酸基含有樹脂の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 エステル付加反応を、110〜140℃
    において無触媒で行うことを特徴とする請求項4記載の
    水酸基含有樹脂の製造方法。
  6. 【請求項6】 炭素原子数が6〜8の2,2−ジメチロ
    ールアルカン酸と、該2,2−ジメチロールアルカン酸
    のカルボキシル基1当量に対しエポキシ基が0.8〜
    1.5当量となる量の前記式〔1〕で表されるアルカン
    酸モノグリシジルエステルとを、酸価が10mgKOH
    /g以下になるまでエステル付加反応させることを特徴
    とする請求項4又は5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 2,2−ジメチロールアルカン酸が、
    2,2−ジメチロールブタン酸である請求項4ないし6
    のいずれか一項記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 Rが、炭素原子数が4〜13個の分枝
    状アルキル基である請求項4ないし7のいずれか一項に
    記載の製造方法。
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