JP2003052044A - データ処理装置、データ処理システム、データ処理方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理システム、データ処理方法、記憶媒体、及びプログラム

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JP2003052044A
JP2003052044A JP2001239831A JP2001239831A JP2003052044A JP 2003052044 A JP2003052044 A JP 2003052044A JP 2001239831 A JP2001239831 A JP 2001239831A JP 2001239831 A JP2001239831 A JP 2001239831A JP 2003052044 A JP2003052044 A JP 2003052044A
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JP2001239831A
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Akihiro Oishi
晃弘 大石
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Canon Inc
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良質な再生動画像を提供できる圧縮符号化を
実現したデータ処理装置を提供する。 【解決手段】 判定手段104は、対象データ(動画像
を構成する複数フレームの中の対象フレーム)に基づい
て符号化難易度を判定する。決定手段117は、判定手
段104で判定された符号化難易度に基づいて、対象フ
レームの量子化で用いる量子化係数として一定の量子化
係数を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、撮影して
得られた動画像データを圧縮符号化して記録媒体に記録
する装置或いはシステムに用いられる、データ処理装
置、データ処理システム、データ処理方法、それを実施
するためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能
な記憶媒体、及び当該プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ等で撮影して得られた
動画像データを記録媒体に記録する場合、動画像データ
を圧縮符号化して記録媒体に記録するが、当該圧縮符号
化処理では、例えば、動画像データの対象フレーム画像
(対象画面)を16画素×16画素のマクロブロックに
分割し、それぞれのマクロブロックデータに対して量子
化(マクロブロック単位の量子化)を行なっている。具
体的には例えば、既にフレーム内で符号化された符号量
及び目標ビットレート等に基づいて、マクロブロック毎
に量子化係数を決定し、その量子化係数を用いて量子化
を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の圧縮符号化処理方法では、量子化係数が
1つのフレーム内で可変となるため、当該フレームを構
成するマクロブロックのそれぞれについて、量子化にお
ける誤差が不均一となってしまう。この結果、圧縮符号
化後の動画像を再生した場合、その動画像に歪みが見え
てしまう。
【0004】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、良質な再生動画像を提供できる
圧縮符号化を実現した、データ処理装置、データ処理シ
ステム、データ処理方法、それを実施するためのプログ
ラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び
当該プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、対象データを量子化して符号化するデー
タ処理装置であって、対象データに基づいて符号化難易
度を判定する判定手段と、上記判定手段で判定された符
号化難易度に基づいて、上記量子化で用いる量子化係数
を決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
【0006】第2の発明は、上記第1の発明において、
対象データは、複数のフレームデータからなる動画像デ
ータを含み、上記判定手段は、対象フレームデータ基づ
いて、対象フレームデータの符号化難易度を判定し、上
記決定手段は、上記判定手段で判定された対象フレーム
データの符号化難易度に基づいて、対象フレームデータ
の上記量子化で用いる量子化係数を決定することを特徴
とする。
【0007】第3の発明は、上記第2の発明において、
上記決定手段は、対象フレームデータに対して一定の量
子化係数を決定することを特徴とする。
【0008】第4の発明は、上記第2の発明において、
上記判定手段は、フレーム間差分及びフレームの分散の
少なくとも何れかにより、対象フレームデータの符号化
難易度を判定することを特徴とする。
【0009】第5の発明は、上記第1の発明において、
所定の最大符号化レートを超えないように符号化レート
を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
【0010】第6の発明は、複数の機器が互いに通信可
能に接続されてなるデータ処理システムであって、上記
複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜
5の何れかに記載のデータ処理装置の機能を有すること
を特徴とする。
【0011】第7の発明は、対象データを量子化して符
号化するためのデータ処理方法であって、対象データか
ら対象データの符号化難易度を判定する判定ステップ
と、上記判定ステップにより判定された符号化難易度に
基づいて、上記量子化で用いる対象データの量子化係数
を決定する決定ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】第8の発明は、上記第7の発明において、
対象データは、複数のフレームデータからなる動画像デ
ータを含み、上記判定ステップは、対象フレームデータ
基づいて、対象フレームデータの符号化難易度を判定す
るステップを含み、上記決定ステップは、上記判定ステ
ップにより判定された対象フレームデータの符号化難易
度に基づいて、対象フレームデータの上記量子化で用い
る量子化係数を決定するステップを含むことを特徴とす
る。
【0013】第9の発明は、上記第8の発明において、
上記決定ステップは、対象フレームデータに対して一定
の量子化係数を決定するステップを含むことを特徴とす
る。
【0014】第10の発明は、上記第8の発明におい
て、上記判定ステップは、フレーム間差分及びフレーム
の分散の少なくとも何れかにより、対象フレームデータ
の符号化難易度を判定するステップを含むことを特徴と
する。
【0015】第11の発明は、上記第7の発明におい
て、上記符号化において、所定の最大符号化レートを超
えないように符号化レートを制御する制御ステップを含
むことを特徴とする。
【0016】第12の発明は、請求項1〜5の何れかに
記載のデータ処理装置の機能、又は請求項6記載のデー
タ処理システムの機能をコンピュータに実現させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読出可能な記憶媒
体。
【0017】第13の発明は、請求項7〜11の何れか
に記載のデータ処理方法の処理ステップをコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
読取可能な記憶媒体。
【0018】第14の発明は、請求項1〜5の何れかに
記載のデータ処理装置の機能、又は請求項6記載のデー
タ処理システムの機能をコンピュータに実現させるため
のプログラム。
【0019】第15の発明は、請求項7〜11の何れか
に記載のデータ処理方法の処理ステップをコンピュータ
に実行させるためのプログラム。
【0020】具体的には例えば、動画像データの輝度
や、動画像データを構成する複数フレームの画素値等に
基づいて、当該複数フレームの中の対象フレームデータ
の符号化難易度を判定し、その判定結果に基づいて、対
象フレームデータに対して一定の量子化係数を決定す
る。このような構成により、量子化係数が一画面内で一
定となり、マクロロブロック単位の量子化における誤差
が均一となる。この結果、画像に歪みが生じることはな
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0022】本発明は、例えば、図1に示すようなデー
タ処理装置100に適用される。本実施の形態のデータ
処理装置100は、特に、動画像データを構成する複数
フレームを圧縮符号化する際に、対象フレーム(符号化
フレーム)の輝度、或いは対象フレームの画素値に基づ
き対象フレームの符号化難易度を判定し、この判定結果
に基づき対象フレームに対して一定の量子化係数を決定
するように構成されている。これにより、量子化係数が
一画面(1フレーム)内で一定となり、従来のように、
マクロブロック単位の量子化における誤差が不均一とな
ることがなく、圧縮符号化後の動画像データを再生した
場合に、その動画像に歪みが見えてしまうこともない。
以下、本実施の形態のデータ処理装置100の構成及び
動作について具体的に説明する。
【0023】<データ処理装置100の構成>データ処
理装置100は、上記図1に示すように、レンズ10
1、撮像素子102、カメラ信号処理回路103、画面
並替回路104、スイッチ(1)105、減算器10
6、DCT回路107、量子化回路108、逆量子化回
路109、IDCT回路110、加算器111、スイッ
チ(2)112、動き補償予測回路113、可変長符号
化回路114、バッファ115、レート制御回路11
6、量子化係数算出回路117、及び記録媒体118を
備えている。
【0024】ここで、データ処理装置100は、動画像
データを構成する複数のフレームについて圧縮符号化
(フレーム符号化)を行なうが、この「フレーム符号
化」には、「イントラ符号化」と「インター符号化」の
二種類の符号化がある。「イントラ符号化」とは、対象
フレーム内のデータのみで符号化するものであり、「イ
ンター符号化」とは、フレーム間予測も含めて符号化す
るものである。また、「フレーム符号化」では、対象フ
レーム内の全てのデータをイントラ符号化したものをI
ピクチャ、前フレーム間予測を含むPピクチャ、及び前
後フレーム間予測を含むBピクチャがある。そして、Iピ
クチャから次のIピクチャの手前のピクチャまでを、1
つのグループオブピクチャ(GOP)と呼ぶ。
【0025】<データ処理装置100の動作>先ず、撮
影対象の被写体(不図示)からの光は、レンズ101を
介して、撮像素子102の受像面に結像される。撮像素
子102は、入射光を光電変換することで、被写体の撮
像画像データ(以下、単に「画像データ」と言う)を取
得して出力する。このとき、撮像素子102から出力さ
れる画像データは、1フレーム単位のディジタルの画像
データである。カメラ信号処理回路103は、撮像素子
102からのフレーム単位の画像データに対して、当該
画像データに基づき決定した補正値を用いた補正処理を
施し、当該処理後の画像データを色差信号及び輝度信号
に分け、これらをフレーム単位で画面並替回路104に
対して入力する。
【0026】画面並替回路104は、複数フレーム分の
記憶容量のメモリを有し、当該メモリを用いて、カメラ
信号処理回路103からの入力フレームデータの順番を
入れ替えて出力する。すなわち、画面並替回路104で
は、次に説明するように動作する。
【0027】まず、図2は、画面並替回路104でのフ
レーム入れ替えを示したものである。上記図2では、画
面並替回路104に対して、第1フレーム、第2フレー
ム、第3フレーム、…の順でフレームデータが入力され
る。画面並替回路104は、これらの第1フレーム、第
2フレーム、第3フレーム、…のフレームの順を、第3
フレーム、第1フレーム、第2フレーム、…の順に入れ
替えて出力する。
【0028】上述のようなフレーム並び替え(画面並び
替え)を行なうためには、1フレーム(1画面)以上の
データを記憶できるメモリが必要である。このため、画
面並替回路104は、詳細は後述するが、複数フレーム
分の記憶容量のメモリを有し、当該メモリを用いて、画
面並び替えと共に、特に、対象フレームの符号化難易度
を判定する。
【0029】図3は、画面並替回路104の内部構成を
示したものである。画面並替回路104は、上記図3に
示すように、カメラ信号処理回路103からフレームデ
ータが入力される入力端子401と、複数フレーム分の
データを記憶するための画像メモリ群402と、入力端
子401からの入力フレームデータを画像メモリ群40
2の中の任意の画像メモリに対して入力するためのスイ
ッチ403と、画像メモリ群402の各画像メモリから
の出力を切り換えるためのスイッチ407,408と、
スイッチ407からの出力をフレーム並び替え後のフレ
ームデータとして出力する出力端子410と、スイッチ
408からのデータ及び入力端子401からのデータを
用いて対象フレームの符号化難易度を判定する画像難易
判定回路409と、画像難易判定回路409の判定結果
を出力する出力端子411とを備えている。画像メモリ
群402は、バンク構成のメモリ群であり、ここでは説
明の簡単のため、画像メモリ1、画像メモリ2、及び画
像メモリ3の3つの画像メモリを有するものとする。
【0030】画面並替回路104で画面並び替え処理を
実行する場合、先ず、入力端子401から入力されたフ
レームデータは、スイッチ403を介して、画像メモリ
群402の3つの画像メモリ1〜3の中の任意の画像メ
モリに対して入力される。また、スイッチ407を介し
て、画像メモリ群402の3つの画像メモリ1〜3の中
の任意の画像メモリからフレームデータが出力される。
【0031】図4は、画像メモリ群402の3つの画像
メモリ1〜3において、スイッチ403及びスイッチ4
07による入力及び出力の様子を示したものである。こ
の図4に示す入出力は、上記図2に示したものに対応さ
せている。入出力で同じ画像メモリを使用するタイミン
グ時の処理では、読出及び書込に同じアドレス指定し、
先ず、当該画像メモリ内のデータを出力し、次に、当該
画像メモリに対してデータを入力して新たなデータを記
憶する、という処理を実行することになる。
【0032】一方、画面並替回路104で対象フレーム
の符号化難易度を判定する処理を実行する場合、先ず、
入力端子401から入力されたフレームデータは、スイ
ッチ403を介して、画像メモリ群402の3つの画像
メモリ1〜3の中の任意の画像メモリに対して入力され
る。また、スイッチ408を介して、画像メモリ群40
2の3つの画像メモリ1〜3の中の任意の画像メモリか
らフレームデータが出力される。
【0033】ここで、フレーム符号化において、Bピク
チャを符号化するためには、I(又はP)ピクチャ、又
はP(又はI)ピクチャを符号化した後に、その間にあ
るフレーム画像をBピクチャとして符号化する必要があ
る。このため、上記図2に示したような画面並び替えを
行なうためには、1フレーム(1画面)を記憶できる画
像メモリを2つ以上用いる必要がある。したがって、本
実施の形態では、上記図3に示したように、画像メモリ
群402として、3つの画像メモリ1〜3を有するメモ
リ群を用いている。
【0034】スイッチ408を介して出力されたフレー
ムデータは、画像難易判定回路408に対して入力され
る。また、画像難易判定回路408には、入力端子40
1に入力されたフレームデータも入力される。画像難易
判定回路408は、入力端子401からのフレームデー
タと、スイッチ408からのフレームデータとの差分
値、或いは入力端子401からのフレームデータの分散
を取得し、当該取得データを用いて、対象フレームの符
号化難易度を求める。ここでの難易度は、例えば、レベ
ル1〜5で示す。そして、このレベル及びピクチャの種
類に基づいて、量子化係数算出回路117において、画
像の量子化係数が決定される。
【0035】画像難易判定回路408での符号化難易度
について、さらに具体的に説明すると、画像難易判定回
路408は、例えば、難易度を一画面の輝度値によって
決定するためのテーブルA,Bを有する。
【0036】テーブルAは、一画面720×480画素
の輝度値の平均値と、一画素毎の輝度値との差分絶対値
和による比較テーブルであり、各レベルの閾値より大き
ければ、そのレベルとなる。1画素の輝度値は、“0”
〜“255”の値であり、画素の輝度値を一画面分加算
し、345,500(=720×480)で割ったもの
が、輝度値の平均値であり、この輝度値の平均値と1画
素毎の輝度値の差分絶対値を加算したものが差分絶対値
和となる。
【0037】一方、テーブルBは、前画面720×48
0画素の1画素の輝度値と、現画面の1画素の輝度値と
を同じ位置で差分絶対値をとり加算した差分絶対値和和
による比較テーブルであり、各レベルの閾値より大きけ
れば、そのレベルとなる。
【0038】テーブルA,Bで得られるレベルは、その
レベル値が大きい程、画像の符号化が難しいと判断す
る。テーブルAは、現画面そのものを重視するものであ
り、フレーム内符号化に使用し、一方のテーブルBは、
前画面との動きを重視するものであり、フレーム間符号
化に使用する。
【0039】上述のようにして、画像難易判定回路40
8において、1フレームに対する符号化難易度がレベル
情報(以下、単に「難易度情報」とも言う)として取得
されることになる。画像難易判定回路408で得られた
難易度情報は、出力端子411を介して出力される。ま
た、これと同時に、当該出力難易度情報に対応するフレ
ームデータが、スイッチ407を介して出力端子410
から出力される。
【0040】尚、入力データが2画面連続して同じ画像
メモリに記憶される場合、当該記憶データより先に同ア
ドレスデータを、画像難易判定回路408に対して入力
する。
【0041】したがって、画面並替回路104は、上記
図2に示した構成により、画面並べ替え後のフレームデ
ータを、スイッチ(1)105、減算器106、及び動
き補償予測回路113にそれぞれ供給すると共に、難易
度情報を量子化係数算出回路117に供給する。
【0042】以下、上記図1に戻り、画面並替回路10
4から後段の動作について説明を続けるが、Iピクチ
ャ、Pピクチャ、及びBピクチャの生成順序を示す図5
をも用いて、当該動作について説明する。
【0043】画面並替回路104から出力されるフレー
ムデータがIピクチャの場合、スイッチ(1)105
は、A側に倒れる。したがって、画面並替回路104か
ら出力されるフレームデータは、スイッチ(1)105
を介して、DCT回路107に対して入力される。DC
T回路107は、画面並替回路104からのフレームデ
ータに対して直交変換処理を施す。
【0044】画面並替回路104から出力されるフレー
ムデータがP又はBピクチャの場合、スイッチ(1)1
05は、B側に倒れる。したがって、画面並替回路10
4から出力されるフレームデータは、スイッチ(1)1
05を介して、減算器106に対して入力される。この
とき減算器106に対しては、動き補償予測回路113
からの予測画像データをも入力されている。減算器10
6は、画面並替回路104からのデータと、動き補償予
測回路113からのデータとの減算処理を実行し、その
減算結果を出力する。すなわち、減算器106は、当該
減算処理により、対象フレームデータの時間軸方向の冗
長度を落とす。減算器106で時間軸方向の冗長度が落
とされたフレームデータは、DCT回路107に対して
入力される。DCT回路107は、減算器106からの
フレームデータに対して直交変換処理を施す。
【0045】DCT回路107により直交変換処理が施
された全てのピクチャのフレームデータは、量子化回路
108で量子化される。すなわち、量子化回路108
は、DCT回路107からのフレームデータに対して、
量子化係数算出回路117から供給される量子化係数を
用いた量子化を施し、当該量子化後のフレームデータを
逆量子化回路109及び可変長符号化回路114にそれ
ぞれ供給する。
【0046】逆量子化回路109は、量子化回路108
からの量子化後のフレームデータを逆量子化する。ID
CT回路110は、逆量子化回路109による逆量子化
後のフレームデータ、すなわち直交変換処理が施された
状態のフレームデータに対して、逆直交変換処理を施
す。
【0047】このとき、スイッチ(2)112は、OF
F状態となっており、この結果、IDCT回路110で
の処理後のフレームデータがそのままの状態で動き補償
回路113に対して入力される。動き補償予測回路11
3は、IDCT回路110からのフレームデータに基づ
いて、次のインター符号化のための予測画像データを、
減算器106及びスイッチ(2)112に対してそれぞ
れ出力する。
【0048】一方、可変長符号化回路114は、量子化
回路108からの量子化後のフレームデータを可変長符
号化し、その結果をバッファ115に対して入力する。
バッファ115に記憶された可変長符号化後のフレーム
データは、記録媒体118に記録されると共に、ルート
制御回路116に対して入力される。
【0049】ルート制御回路116は、バッファ115
からのフレームデータに基づき符号化データ量を取得
し、当該符号化データ量が定められた最大ビットレート
を越えるか否かを予測し、当該予測結果に基づき量子化
係数算出回路117を制御する。
【0050】具体的には、ルート制御回路116での予
測は、1つのGOP中の使用符号量と、最新のI,P,
Bのピクチャの各々の符号量とを、1つのGOPの各残
ピクチャ数から取得するものである。すなわち、1つの
GOP中の使用符号量を「Tg」とし、最新のI,P,
Bのピクチャの各々の符号量を「Ti」、「Tp」、及
び「Tb」とし、現在のGOPのI,P,Bのピクチャ
の各々の残ピクチャ数を「Ni」、「Np」、及び「N
b」とした場合、1つのGOPの予測符号量は、 Tg+Ti*Ni+Tp*Np+Tb*Nb なる式で表される。ルート制御回路116は、上記式で
示される予測符号量から予測ビットレートを取得し、当
該予測ビットレートが定められた最大ビットレートを超
えない場合には、量子化係数算出回路117への制御を
行なわない。
【0051】量子化係数算出回路117は、ルート制御
回路116からの制御により、画面並替回路104から
の難易度情報、及び符号化対象のフレームデータのピク
チャの種類に基づいて、当該フレームに対する量子化係
数を決定する。したがって、量子化回路108は、量子
化係数算出回路117で決定された当該量子化係数を用
いて量子化処理を実行する。
【0052】尚、本発明の目的は、本実施の形態のホス
ト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供
給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はC
PUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコー
ドを読みだして実行することによっても、達成されるこ
とは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が本実施の形態の機能を実現
することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成すること
となる。プログラムコードを供給するための記憶媒体と
しては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いる
ことができる。また、コンピュータが読みだしたプログ
ラムコードを実行することにより、本実施の形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施
の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うま
でもない。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、そ
の処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0053】図6は、上記コンピュータの機能600を
示したものである。コンピュータ機能600は、上記図
6に示すように、CPU601と、ROM602と、R
AM603と、キーボード(KB)609のキーボード
コントローラ(KBC)605と、表示部としてのCR
Tディスプレイ(CRT)610のCRTコントローラ
(CRTC)606と、ハードディスク(HD)611
及びフレキシブルディスク(FD)612のディスクコ
ントローラ(DKC)607と、ネットワーク650と
の接続のためのネットワークインターフェースコントロ
ーラ(NIC)608とが、システムバス604を介し
て互いに通信可能に接続された構成としている。
【0054】CPU601は、ROM602或いはHD
611に記憶されたソフトウェア、或いはFD612よ
り供給されるソフトウェアを実行することで、システム
バス604に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU601は、所定の処理シーケンスに従
った処理プログラムを、ROM602、或いはHD61
1、或いはFD612から読み出して実行することで、
本実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0055】RAM603は、CPU601の主メモリ
或いはワークエリア等として機能する。KBC605
は、KB609や図示していないポインティングデバイ
ス等からの指示入力を制御する。CRTC606は、C
RT610の表示を制御する。DKC607は、ブート
プログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、
ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本
実施の形態における所定の処理プログラム等を記憶する
HD611及びFD612とのアクセスを制御する。N
IC608は、ネットワーク650上の装置或いはシス
テムと双方向にデータをやりとりする。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば、複数フレームからなる動画像の符号化において、
一画面の量子化係数を一定にすることができ、この結
果、画面に歪みのない良質な画像を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】上記データ処理装置の画面並替回路での画面並
替処理を説明するための図である。
【図3】上記画面並替回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】上記画面並替回路の画像メモリの入出力を説明
するための図である。
【図5】上記画面並替回路から出力されるフレームの符
号化を説明するための図である。
【図6】上記データ処理装置の機能をコンピュータに実
現させるためのプログラムをコンピュータ読出可能な記
憶媒体から読み出して実行する当該コンピュータの構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 データ処理装置 101 レンズ 102 撮像素子 103 カメラ信号処理回路 104 画面並替回路 105 スイッチ(1) 106 減算器 107 DCT回路 108 量子化回路 109 逆量子化回路 110 IDCT回路 111 加算器 112 スイッチ(2) 113 動き補償予測回路 114 可変長符号化回路 115 バッファ 116 レート制御回路 117 量子化係数算出回路 118 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK23 MA05 MA14 MA23 MC11 MC38 ME01 NN21 PP05 PP06 PP07 SS12 SS20 TA46 TB04 TC02 TC10 TD03 TD05 TD06 TD12 UA02 UA32 UA33 UA35 UA39 5D044 AB07 DE96 EF03 FG10 GK10 HH07 5J064 AA01 BA09 BA16 BB03 BC16 BC25 BC26 BD03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象データを量子化して符号化するデー
    タ処理装置であって、 対象データに基づいて符号化難易度を判定する判定手段
    と、 上記判定手段で判定された符号化難易度に基づいて、上
    記量子化で用いる量子化係数を決定する決定手段とを備
    えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 対象データは、複数のフレームデータか
    らなる動画像データを含み、 上記判定手段は、対象フレームデータ基づいて、対象フ
    レームデータの符号化難易度を判定し、 上記決定手段は、上記判定手段で判定された対象フレー
    ムデータの符号化難易度に基づいて、対象フレームデー
    タの上記量子化で用いる量子化係数を決定することを特
    徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記決定手段は、対象フレームデータに
    対して一定の量子化係数を決定することを特徴とする請
    求項2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記判定手段は、フレーム間差分及びフ
    レームの分散の少なくとも何れかにより、対象フレーム
    データの符号化難易度を判定することを特徴とする請求
    項2記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 所定の最大符号化レートを超えないよう
    に符号化レートを制御する制御手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の機器が互いに通信可能に接続され
    てなるデータ処理システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜5の何れかに記載のデータ処理装置の機能を有する
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  7. 【請求項7】 対象データを量子化して符号化するため
    のデータ処理方法であって、 対象データから対象データの符号化難易度を判定する判
    定ステップと、 上記判定ステップにより判定された符号化難易度に基づ
    いて、上記量子化で用いる対象データの量子化係数を決
    定する決定ステップとを含むことを特徴とするデータ処
    理方法。
  8. 【請求項8】 対象データは、複数のフレームデータか
    らなる動画像データを含み、 上記判定ステップは、対象フレームデータ基づいて、対
    象フレームデータの符号化難易度を判定するステップを
    含み、 上記決定ステップは、上記判定ステップにより判定され
    た対象フレームデータの符号化難易度に基づいて、対象
    フレームデータの上記量子化で用いる量子化係数を決定
    するステップを含むことを特徴とする請求項7記載のデ
    ータ処理方法。
  9. 【請求項9】 上記決定ステップは、対象フレームデー
    タに対して一定の量子化係数を決定するステップを含む
    ことを特徴とする請求項8記載のデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 上記判定ステップは、フレーム間差分
    及びフレームの分散の少なくとも何れかにより、対象フ
    レームデータの符号化難易度を判定するステップを含む
    ことを特徴とする請求項8記載のデータ処理方法。
  11. 【請求項11】 上記符号化において、所定の最大符号
    化レートを超えないように符号化レートを制御する制御
    ステップを含むことを特徴とする請求項7記載のデータ
    処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜5の何れかに記載のデータ
    処理装置の機能、又は請求項6記載のデータ処理システ
    ムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラム
    を記録したコンピュータ読出可能な記憶媒体。
  13. 【請求項13】 請求項7〜11の何れかに記載のデー
    タ処理方法の処理ステップをコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
    憶媒体。
  14. 【請求項14】 請求項1〜5の何れかに記載のデータ
    処理装置の機能、又は請求項6記載のデータ処理システ
    ムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項7〜11の何れかに記載のデー
    タ処理方法の処理ステップをコンピュータに実行させる
    ためのプログラム。
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