JP2003050560A - 画像処理システム、画像表示装置、プログラムおよび情報記憶媒体 - Google Patents

画像処理システム、画像表示装置、プログラムおよび情報記憶媒体

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JP2003050560A JP2001239162A JP2001239162A JP2003050560A JP 2003050560 A JP2003050560 A JP 2003050560A JP 2001239162 A JP2001239162 A JP 2001239162A JP 2001239162 A JP2001239162 A JP 2001239162A JP 2003050560 A JP2003050560 A JP 2003050560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッジ強調処理を行う場合に、動きぼけを適
切に防止することの可能な画像処理システム、画像表示
装置、プログラムおよび情報記憶媒体を提供すること。 【解決手段】 画像を構成する所定の複数の対象画素の
動きを把握する動き検出部20と、動き検出部20によ
って把握された対象画素の動きを示す情報に基づき、対
象画素の動きベクトルの分散値を求める動き演算部40
と、動き演算部40によって求められた分散値が所定値
未満かどうかを判定する判定部60と、当該判定処理結
果が真である場合には、偽である場合と比べてエッジ強
度を高めてエッジ強調処理を行うエッジ強調処理部70
とを画像処理部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エッジ強調処理に
用いられる画像処理システム、画像表示装置、プログラ
ムおよび情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】液晶表
示装置等のいわゆるホールド型ディスプレイでは、各フ
ィールドの表示光は、1フィールド間ほぼ一定の輝度に
保たれる。
【0003】しかし、このホールド型特有の表示方式が
原因で、動画表示の際に当該動画像を見ている者は、い
わゆる動きぼけ(blur)を感じてしまう。
【0004】このような問題に対して、例えば、特開平
7−199856号公報では、画像の中の運動要素の空
間周波数を、当該要素の速度に応じてエッジ強調する手
法が提示されている。
【0005】しかし、このような手法でエッジ強調処理
を行った場合、動き速度に応じて局所的にエッジ強調の
度合いを変えるため、動き速度の異なる画像領域の境
界、特に、動きのある画像領域とそうでない画像領域と
の境界が不自然に見えてしまう。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、エッジ強調処理を行う場合に、動き
ぼけを適切に防止することの可能な画像処理システム、
画像表示装置、プログラムおよび情報記憶媒体を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る画像処理システムは、ホールド型画像
表示用の画像処理システムにおいて、画像を構成する所
定の複数の対象画素の動きを把握する動き把握手段と、
当該動き把握手段によって把握された前記対象画素の動
きを示す情報に基づき、前記対象画素の動きベクトルの
分散値を求める動き演算手段と、当該動き演算手段によ
って求められた前記分散値が所定値未満かどうかを判定
する第1の判定処理を行う判定手段と、前記第1の判定
処理結果が真である場合には前記第1の判定処理結果が
偽である場合と比べてエッジ強度を相対的に高めて画像
全体に対してエッジ強調を行うエッジ強調処理手段と、
を含むことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る画像表示装置は、前記
画像処理システムを有することを特徴とする。
【0009】また、本発明に係るプログラムは、ホール
ド型画像表示用のプログラムであり、コンピュータによ
り読み取り可能なプログラムであって、画像を構成する
所定の複数の対象画素の動きを把握する動き把握手段
と、当該動き把握手段によって把握された前記対象画素
の動きを示す情報に基づき、前記対象画素の動きベクト
ルの分散値を求める動き演算手段と、当該動き演算手段
によって求められた前記分散値が所定値未満かどうかを
判定する第1の判定処理を行う判定手段と、前記第1の
判定処理結果が真である場合には前記第1の判定処理結
果が偽である場合と比べてエッジ強度を相対的に高めて
画像全体に対してエッジ強調を行うエッジ強調処理手段
としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る情報記憶媒体は、コン
ピュータにより使用可能な情報記憶媒体であって、上記
手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム
を記憶したことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、対象画素の動きベクトル
の分散値が小さい場合に、エッジ強調処理を行うことに
より、画像を構成する複数の画素が一様に動いている場
合にのみ、エッジ強調処理を行うことができる。
【0012】複数の画素が一様に動いている場合にのみ
画像全体に対してエッジ強度の高いエッジ強調処理を行
うことにより、動いている領域と動いていない領域との
境界が不自然となる事態の発生を防止できるため、動き
ぼけを適切に防止することができる。
【0013】また、本発明に係る画像処理システムは、
ホールド型画像表示用の画像処理システムにおいて、画
像を構成する所定の複数の対象画素の動きを把握する動
き把握手段と、当該動き把握手段によって把握された前
記対象画素の動き量を示す値と、前記対象画素の動き方
向を示す値とを求める動き演算手段と、前記複数の対象
画素の動き量を示す値の差異と、前記複数の対象画素の
動き方向を示す値の差異とが所定の範囲内にあるかどう
かを判定する第1の判定処理を行う判定手段と、前記第
1の判定処理結果が真である場合には前記第1の判定処
理結果が偽である場合と比べてエッジ強度を相対的に高
めて画像全体に対してエッジ強調を行うエッジ強調処理
手段と、を含むことを特徴とする。
【0014】また、本発明に係る画像表示装置は、前記
画像処理システムを有することを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るプログラムは、ホール
ド型画像表示用のプログラムであり、コンピュータによ
り読み取り可能なプログラムであって、画像を構成する
所定の複数の対象画素の動きを把握する動き把握手段
と、当該動き把握手段によって把握された前記対象画素
の動き量を示す値と、前記対象画素の動き方向を示す値
とを求める動き演算手段と、前記複数の対象画素の動き
量を示す値の差異と、前記複数の対象画素の動き方向を
示す値の差異とが所定の範囲内にあるかどうかを判定す
る第1の判定処理を行う判定手段と、前記第1の判定処
理結果が真である場合には前記第1の判定処理結果が偽
である場合と比べてエッジ強度を相対的に高めて画像全
体に対してエッジ強調を行うエッジ強調処理手段として
コンピュータを機能させることを特徴とする。
【0016】また、本発明に係る情報記憶媒体は、コン
ピュータにより使用可能な情報記憶媒体であって、上記
手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム
を記憶したことを特徴とする。
【0017】本発明によれば、複数の対象画素の動きの
方向と大きさがほぼ同じである場合に、エッジ強調処理
を行うことにより、画像を構成する複数の画素が一様に
動いている場合にのみ、エッジ強調処理を行うことがで
きる。
【0018】複数の画素が一様に動いている場合にのみ
画像全体に対してエッジ強度の高いエッジ強調処理を行
うことにより、動いている領域と動いていない領域との
境界が不自然となる事態の発生を防止できるため、動き
ぼけを適切に防止することができる。
【0019】また、前記画像処理システムおよび前記画
像表示装置は、前記対象画素の近隣画素の輝度を検出す
る輝度検出手段と、当該輝度検出手段によって検出され
た近隣画素の輝度の平均値および分散値を、前記対象画
素ごとに求める輝度演算手段と、を含み、前記判定手段
は、当該輝度演算手段によって求められた前記対象画素
ごとの輝度の平均値が所定値未満、かつ、前記対象画素
ごとの輝度の分散値が所定値以上かどうかを判定する第
2の判定処理を行い、前記エッジ強調処理手段は、前記
第1の判定処理結果が真であり、かつ、前記第2の判定
処理結果が真である場合には、前記第1の判定処理結果
が偽である場合、あるいは、前記第2の判定処理結果が
偽である場合と比べてエッジ強度を相対的に高めて画像
全体に対してエッジ強調を行ってもよい。
【0020】また、前記プログラム(または前記情報記
憶媒体)は、前記対象画素の近隣画素の輝度を検出する
輝度検出手段と、当該輝度検出手段によって検出された
近隣画素の輝度の平均値および分散値を、前記対象画素
ごとに求める輝度演算手段としてコンピュータを機能さ
せ(またはコンピュータを機能させるためのプログラム
を記憶し)、前記判定手段は、当該輝度演算手段によっ
て求められた前記対象画素ごとの輝度の平均値が所定値
未満、かつ、前記対象画素ごとの輝度の分散値が所定値
以上かどうかを判定する第2の判定処理を行い、前記エ
ッジ強調処理手段は、前記第1の判定処理結果が真であ
り、かつ、前記第2の判定処理結果が真である場合に
は、前記第1の判定処理結果が偽である場合、あるい
は、前記第2の判定処理結果が偽である場合と比べてエ
ッジ強度を相対的に高めて画像全体に対してエッジ強調
を行ってもよい。
【0021】これによれば、対象画素周辺の輝度の平均
値が大きく、かつ、分散値が小さい場合には、エッジ強
調処理を行わない処理を行うことができる。これによ
り、動きベクトルの検出精度が低下する輝度が一様な画
像において、動きがないにも関わらず誤ってエッジ強調
を行うことを防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、画像表示装置の
一種である液晶プロジェクタを用いた画像処理システム
に適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明す
る。なお、以下に示す実施形態は、特許請求の範囲に記
載された発明の内容を何ら限定するものではない。ま
た、以下の実施形態に示す構成の全てが、特許請求の範
囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限
らない。
【0023】(システム全体の説明)エッジ強調処理を
行う場合に、動きぼけを適切に防止するために、本発明
を、ホールド型画像表示を行う液晶プロジェクタの画像
処理部に適用した場合の画像処理部の機能ブロックにつ
いて説明する。
【0024】なお、ホールド型画像表示とは、(1)表
示単位(画素)のそれぞれが、各々の画像信号(輝度信
号)を1フィールド(または1フレーム)期間保持し、
この保持された画像信号(輝度信号)に基づいて光を射
出または変調すること、あるいは、(2)1つの表示単
位(画素)が、少なくとも1フィールド(または1フレ
ーム)期間、同じ画像信号(輝度信号)に基づいて光を
射出または変調すること、を意味する。
【0025】図1は、本実施形態の一例に係る液晶プロ
ジェクタ内の画像処理部の機能ブロック図である。
【0026】画像処理部は、1フレーム分の画像データ
を入力する画像データ入力部10と、入力された画像デ
ータにおける所定の複数の対象画素の動きを把握する動
き把握手段として機能する動き検出部20と、動き検出
部20によって把握された対象画素の動きを示す情報に
基づき、対象画素の動きベクトルの分散値を求める動き
演算部40とを含んで構成されている。
【0027】また、画像処理部は、画像データ入力部1
0からの画像データに基づき、対象画素の近隣画素の輝
度を検出する輝度検出部30と、輝度検出部30によっ
て検出された近隣画素の輝度の平均値および分散値を、
画像を構成する所定の複数の対象画素ごとに求める輝度
演算部50とを含んで構成されている。
【0028】さらに、画像処理部は、動き演算部40に
よって求められた分散値が所定値未満かどうかを判定す
る第1の判定処理と、輝度演算部50によって求められ
た輝度の平均値が所定値未満、かつ、輝度演算部50に
よって求められた分散値が所定値以上かどうかを判定す
る第2の判定処理を行う判定部60と、判定部60によ
る第1および第2の判定処理結果が真の場合に、偽の場
合と比べてエッジ強度を相対的に高めて画像全体に対し
てエッジ強調を行うエッジ強調処理部70と、当該エッ
ジ強調処理後の画像データを出力する画像データ出力部
80とを含んで構成されている。
【0029】このように、対象画素の動きベクトルの分
散値が小さい場合に、エッジ強度の高いエッジ強調処理
を行うことにより、画像を構成する複数の画素が一様に
動いている場合にのみ、エッジ強度の高いエッジ強調処
理を行うことができる。
【0030】このように、複数の画素が一様に動いてい
る場合にのみエッジ強度の高いエッジ強調処理を行うこ
とにより、動いている領域と動いていない領域との境界
が不自然となる事態の発生を防止できるため、動きぼけ
を適切に防止することができる。
【0031】さらに、対象画素周辺の輝度の平均値が大
きく、かつ、分散値が小さい場合には、エッジ強調処理
を行わないか、ごく弱いエッジ強調処理を行う。これに
より、動きベクトルの検出精度が低下する輝度が一様な
画像において、動きがないにも関わらず誤って通常のエ
ッジ強調を行うことを防止することができる。
【0032】ここで、上述した対象画素について説明す
る。
【0033】図2は、画像における対象画素を示す模式
図である。
【0034】例えば、図2に示すように、1画像内に均
等に12個の対象画素を設定する。
【0035】動き検出部20は、これらの12個の対象
画素のx方向およびy方向の動きベクトルを検出する。
なお、動きベクトルの検出手法としては、例えば、ブロ
ックパターンマッチング法等を用いることができる。
【0036】また、輝度検出部30は、対象画素とその
周囲の平均輝度を検出する。
【0037】(処理の流れの説明)次に、上述した各部
を用いた画像処理の流れについて説明する。
【0038】図3は、本実施形態の一例に係る画像処理
の流れを示すフローチャートである。
【0039】まず、画像データ入力部10は、1フレー
ム分の画像データを入力する。そして、動き検出部20
は、画像データ入力部10からの画像データに基づき、
図2に示す複数の対象画素のx方向およびy方向の動き
ベクトルを検出する(ステップS2)。
【0040】また、輝度検出部30は、画像データ入力
部10からの画像データに基づき、対象画素およびその
近隣画素の平均輝度を検出する(ステップS4)。
【0041】そして、動き演算部40は、動き検出部2
0によって求められたx方向およびy方向の動きベクト
ルの分散値を演算する。また、輝度演算部50は、画像
データ入力部10によって求められた平均輝度の分散値
を演算する。
【0042】そして、判定部60は、動き演算部40の
演算結果に基づき、x方向の動きベクトルの分散値が小
さいかどうか(所定値未満かどうか)を判定し(ステッ
プS6)、y方向の動きベクトルの分散値が小さいかど
うか(所定値未満かどうか)を判定し(ステップS
8)、第1の判定処理を行う。
【0043】この第1の判定処理結果が真の場合、判定
部60は、さらに、輝度演算部50による平均輝度の値
が小さく(所定値未満)、かつ、分散値が大きいか(所
定値以上)どうかを判定し、第2の判定処理を行う(ス
テップS10)。
【0044】この第2の判定処理結果も真の場合、エッ
ジ強調処理部70は、エッジ強調処理時のゲインを高く
し、画像全体に対してエッジ強度の高いエッジ強調が行
われるようにエッジ強調処理を行う(ステップS1
2)。
【0045】なお、x方向の動きベクトルの分散値が小
さいかどうかの判定(ステップS6)、y方向の動きベ
クトルの分散値が小さいかどうかの判定(ステップS
8)、平均輝度の値が小さく、かつ、分散値が大きいか
どうかの判定(ステップS10)の結果のいずれかが偽
である場合には、エッジ強調処理部70は、エッジ強調
処理時のゲインを低くし、画像全体に対してエッジ強度
の低いエッジ強調が行われるようにエッジ強調処理を行
う(ステップS14)。
【0046】そして、画像データ出力部80は、エッジ
強調処理部70による画像処理後の画像データを出力す
る。これにより、液晶ライトバルブの制御等が行われ、
液晶プロジェクタは画像を投写表示する。
【0047】これにより、エッジ強調処理を行ったほう
がよい場合にのみエッジ強度の高い、すなわち、エッジ
がより強調された画像が投写表示される。
【0048】以上のように、本実施形態によれば、画像
を構成する複数の画素が一様に動いている場合にのみエ
ッジ強度の高いエッジ強調処理を行うことにより、動い
ている領域と動いていない領域との境界が不自然となる
事態の発生を防止できるため、動きぼけを適切に防止す
ることができる。
【0049】さらに、対象画素周辺の輝度の平均値が大
きく、かつ、分散値が小さい場合には、エッジ強調処理
を行わないか、通常よりも強度の弱いエッジ強調を行
う。これにより、動きベクトルの検出精度が低下する輝
度が一様な画像において、動きがないにも関わらず誤っ
て通常のエッジ強調を行うことを防止することができ
る。 (ハードウェアの説明)次に、液晶プロジェクタ内の画
像処理部のハードウェアのブロック図について説明す
る。
【0050】図4は、本実施形態の一例に係る液晶プロ
ジェクタ内の画像処理部のハードウェアのブロック図で
ある。
【0051】図4に示す装置では、CPU1000、R
OM1002、RAM1004、情報記憶媒体100
6、画像生成IC1010、I/O(入出力ポート)1
020が、システムバス1016により相互にデータ送
受信可能に接続されている。そして、I/O1020を
介してPC等の機器に接続されている。
【0052】図1に示す画像データ入力部10および画
像データ出力部80の機能は、例えば、RAM1004
を用いて実現でき、動き検出部20、輝度検出部30、
動き演算部40、輝度演算部50、判定部60およびエ
ッジ強調処理部70の機能は、例えば、CPU1000
と画像生成IC1010とRAM1004とを用いて実
現できる。
【0053】なお、動き検出部20や判定部60等の機
能を情報記憶媒体1006からコンピュータにプログラ
ムを読み取らせて実現することも可能である。
【0054】また、情報記憶媒体1006としては、例
えば、CD−ROM、DVD−ROM、ROM、RAM
等を適用でき、そのプログラムの読み取り方式は接触方
式であっても、非接触方式であってもよい。
【0055】また、情報記憶媒体1006に代えて、上
述した各機能を実現するためのプログラムを、伝送路を
介してホスト装置等からダウンロードすることによって
上述した各機能を実現することも可能である。すなわ
ち、上述した各機能を実現するためのプログラムは、搬
送波に具現化される(embodied)ものであってもよい。
【0056】(変形例の説明)なお、本発明の適用は上
述した実施例に限定されず、各種の変形例に対して適用
可能である。
【0057】例えば、画像処理の手法は、上述した手法
に限定されず、種々の変形が可能である。
【0058】例えば、上述した動きベクトルを用いる動
き検出部20および動き演算部40に代えて、対象画素
の動きを把握する動き把握部と、動き把握部によって把
握された対象画素の動き量を示す値と、前記対象画素の
動き方向を示す値とを求める動き演算部とを設け、判定
部60を、上述した第1の判定処理に代えて複数の対象
画素の動き量を示す値の差異と、複数の対象画素の動き
方向を示す値の差異とが所定の範囲内にあるかどうかを
判定するように機能させてもよい。
【0059】これによっても、対象画素の動きを把握
し、画像全体が一様に動いている場合にのみエッジ強度
の高いエッジ強調処理を行うことができる。
【0060】また、上述した動き検出部20は、画像デ
ータ入力部10からの画像データに基づき、図2に示す
複数の対象画素のx方向およびy方向の動きベクトルを
検出するものであったが、x方向(画像の水平方向)の
み、あるいは、y方向(画像の垂直方向)のみの動きベ
クトルを検出するものであってもよい。
【0061】なお、上述した第2の判定処理は必須では
なく、第1の判定処理だけを行ってもよい。
【0062】また、上述した実施例では、第1または第
2の判定結果が偽である場合、エッジ強度の低いエッジ
強調処理を行ったが、この場合、エッジ強度が0、すな
わち、全くエッジ強調を行わなくてもよい。
【0063】また、図2に示す対象画素は1画像内に1
2個で均等に位置するものであったが、対象画素を11
個以下や13個以上としてもよく、対象画素は必ずしも
均等に位置する画素でなくてもよい。
【0064】また、上述したホールド型表示方式を採用
可能な画像表示装置としては、液晶プロジェクタだけで
はない。例えば、液晶プロジェクタ以外の画像表示装置
等の有する画像処理システムにも本発明を適用できる。
このような画像表示装置としては、例えば、直視型液晶
表示装置、液晶ディスプレイ等の液晶表示装置以外に
も、有機EL素子を用いた表示装置、DMD(Digital
Micromirror Device)を用いたプロジェクタ等の各種の
画像表示装置が該当する。なお、DMDは米国テキサス
インスツルメンツ社の商標である。また、プロジェクタ
は前面投写型のものに限られず、背面投写型のものであ
ってもよい。
【0065】なお、上述した液晶プロジェクタの画像処
理部の機能は、単体の画像表示装置(例えば、液晶プロ
ジェクタ)で実現してもよいし、複数の処理装置で分散
して(例えば、液晶プロジェクタとPC(Personal Com
puter)とで分散処理)実現してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一例に係る液晶プロジェクタ内の
画像処理部の機能ブロック図である。
【図2】画像における対象画素を示す模式図である。
【図3】本実施形態の一例に係る画像処理の流れを示す
フローチャートである。
【図4】本実施形態の一例に係る液晶プロジェクタ内の
画像処理部のハードウェアのブロック図である。
【符号の説明】
20 動き検出部 30 輝度検出部 40 動き演算部 50 輝度演算部 60 判定部 70 エッジ強調処理部 1006 情報記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 5/00 100 G06T 5/00 100 7/00 7/00 T 7/20 7/20 B G09G 3/34 G09G 3/34 D 3/36 3/36 Fターム(参考) 2H093 NA16 NC42 NC51 NC56 NC62 NC65 ND07 ND09 ND10 ND23 5B057 AA20 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE03 CH01 DA16 DC08 DC16 DC22 5C006 AF19 AF46 BB11 BC16 EC11 5C080 AA10 BB05 DD01 EE19 JJ01 JJ02 JJ07 5L096 AA06 BA20 DA01 FA06 FA14 FA32 FA33 FA67 GA51 MA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホールド型画像表示用の画像処理システ
    ムにおいて、 画像を構成する所定の複数の対象画素の動きを把握する
    動き把握手段と、 当該動き把握手段によって把握された前記対象画素の動
    きを示す情報に基づき、前記対象画素の動きベクトルの
    分散値を求める動き演算手段と、 当該動き演算手段によって求められた前記分散値が所定
    値未満かどうかを判定する第1の判定処理を行う判定手
    段と、 前記第1の判定処理結果が真である場合には前記第1の
    判定処理結果が偽である場合と比べてエッジ強度を相対
    的に高めて画像全体に対してエッジ強調を行うエッジ強
    調処理手段と、 を含むことを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 ホールド型画像表示用の画像処理システ
    ムにおいて、 画像を構成する所定の複数の対象画素の動きを把握する
    動き把握手段と、 当該動き把握手段によって把握された前記対象画素の動
    き量を示す値と、前記対象画素の動き方向を示す値とを
    求める動き演算手段と、 前記複数の対象画素の動き量を示す値の差異と、前記複
    数の対象画素の動き方向を示す値の差異とが所定の範囲
    内にあるかどうかを判定する第1の判定処理を行う判定
    手段と、 前記第1の判定処理結果が真である場合には前記第1の
    判定処理結果が偽である場合と比べてエッジ強度を相対
    的に高めて画像全体に対してエッジ強調を行うエッジ強
    調処理手段と、 を含むことを特徴とする画像処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかにおいて、 前記対象画素の近隣画素の輝度を検出する輝度検出手段
    と、 当該輝度検出手段によって検出された近隣画素の輝度の
    平均値および分散値を、前記対象画素ごとに求める輝度
    演算手段と、 を含み、 前記判定手段は、当該輝度演算手段によって求められた
    前記対象画素ごとの輝度の平均値が所定値未満、かつ、
    前記対象画素ごとの輝度の分散値が所定値以上かどうか
    を判定する第2の判定処理を行い、 前記エッジ強調処理手段は、前記第1の判定処理結果が
    真であり、かつ、前記第2の判定処理結果が真である場
    合には、前記第1の判定処理結果が偽である場合、ある
    いは、前記第2の判定処理結果が偽である場合と比べて
    エッジ強度を相対的に高めて画像全体に対してエッジ強
    調を行うことを特徴とする画像処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの画像処理シス
    テムを有することを特徴とする画像表示装置。
  5. 【請求項5】 ホールド型画像表示用のプログラムであ
    り、コンピュータにより読み取り可能なプログラムであ
    って、 画像を構成する所定の複数の対象画素の動きを把握する
    動き把握手段と、 当該動き把握手段によって把握された前記対象画素の動
    きを示す情報に基づき、前記対象画素の動きベクトルの
    分散値を求める動き演算手段と、 当該動き演算手段によって求められた前記分散値が所定
    値未満かどうかを判定する第1の判定処理を行う判定手
    段と、 前記第1の判定処理結果が真である場合には前記第1の
    判定処理結果が偽である場合と比べてエッジ強度を相対
    的に高めて画像全体に対してエッジ強調を行うエッジ強
    調処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴
    とするプログラム。
  6. 【請求項6】 ホールド型画像表示用のプログラムであ
    り、コンピュータにより読み取り可能なプログラムであ
    って、 画像を構成する所定の複数の対象画素の動きを把握する
    動き把握手段と、 当該動き把握手段によって把握された前記対象画素の動
    き量を示す値と、前記対象画素の動き方向を示す値とを
    求める動き演算手段と、 前記複数の対象画素の動き量を示す値の差異と、前記複
    数の対象画素の動き方向を示す値の差異とが所定の範囲
    内にあるかどうかを判定する第1の判定処理を行う判定
    手段と、 前記第1の判定処理結果が真である場合には前記第1の
    判定処理結果が偽である場合と比べてエッジ強度を相対
    的に高めて画像全体に対してエッジ強調を行うエッジ強
    調処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴
    とするプログラム。
  7. 【請求項7】 請求項5、6のいずれかにおいて、 前記対象画素の近隣画素の輝度を検出する輝度検出手段
    と、 当該輝度検出手段によって検出された近隣画素の輝度の
    平均値および分散値を、前記対象画素ごとに求める輝度
    演算手段としてコンピュータを機能させ、 前記判定手段は、当該輝度演算手段によって求められた
    前記対象画素ごとの輝度の平均値が所定値未満、かつ、
    前記対象画素ごとの輝度の分散値が所定値以上かどうか
    を判定する第2の判定処理を行い、 前記エッジ強調処理手段は、前記第1の判定処理結果が
    真であり、かつ、前記第2の判定処理結果が真である場
    合には、前記第1の判定処理結果が偽である場合、ある
    いは、前記第2の判定処理結果が偽である場合と比べて
    エッジ強度を相対的に高めて画像全体に対してエッジ強
    調を行うことを特徴とするプログラム。
  8. 【請求項8】 コンピュータにより読み取り可能な情報
    記憶媒体であって、 請求項5〜7のいずれかのプログラムを記憶したことを
    特徴とする情報記憶媒体。
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