JP2003048408A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2003048408A
JP2003048408A JP2001239037A JP2001239037A JP2003048408A JP 2003048408 A JP2003048408 A JP 2003048408A JP 2001239037 A JP2001239037 A JP 2001239037A JP 2001239037 A JP2001239037 A JP 2001239037A JP 2003048408 A JP2003048408 A JP 2003048408A
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groove
tire
protrusion
pneumatic tire
dimension
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Daisuke Tamura
大祐 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縁石等に乗り上げた際の、偏摩耗抑制用の細
溝の溝底に発生する亀裂を防止可能な空気入りタイヤを
提供すること。 【解決手段】 ショルダーリブ22に設けたディフェン
スグルーブ24のタイヤ幅方向外側の溝壁24Aに、タ
イヤ周方向に間隔を置いて複数の突起26を形成する。
縁石等の突起物30に乗り上げた場合、ディフェンスグ
ルーブリブ22Aが開いてしまう場合があるが、縁石等
の突起物30が突起26に当り、ディフェンスグルーブ
24の溝底と縁石等の突起物30との接触面積を減少ま
たは零ととし、ディフェンスグルーブ24の溝底からの
亀裂の発生を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りタイヤに係
り、特に、トラック、バス等の重荷重車両に適したリブ
の偏摩耗を抑えた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】トラック、バス等の重荷重車両に用いら
れる空気入りタイヤとして、周方向に延びる複数のリブ
をトレッドに備えた空気入りタイヤが種々提案されてい
る。
【0003】周方向に延びるリブを備えた空気入りタイ
ヤには、リブに偏摩耗を生じる問題や、悪路走行により
リブテアが発生する問題があり、種々の対策が施されて
いる。
【0004】その対策の一つとして、図5(A)に示す
ように、ショルダーエッジウェアと呼ばれる偏摩耗が発
生し易いショルダー側のリブ100に、ディフェンスグ
ルーブ(DG)102と呼ばれる周方向に延びる細溝を
設け、ディフェンスグルーブ102のタイヤ幅方向内側
の偏摩耗の発生を防止させる技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術では、ディフェンスグルーブ102の溝底の断面内
引っ張り歪み、周方向剪断歪み、ならびに図5(B)に
示すように溝壁、溝底に縁石104の角が接触すること
から、ディフェンスグルーブ102の溝底に亀裂が発生
する問題があった。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、例えば、縁石
等に乗り上げた際にも、偏摩耗抑制用の細溝の溝底に亀
裂(テアー)が発生することを防止することのできる空
気入りタイヤを提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、周方向に沿って延びる複数の主溝によって区分され
る複数のリブをトレッドに備えた空気入りタイヤであっ
て、タイヤ幅方向最外側のリブには、タイヤ周方向に沿
って延びると共に前記主溝よりも溝幅の狭い細溝が形成
されており、前記細溝の溝壁には、タイヤ周方向に間隔
を置いて複数の突起が形成されている、ことを特徴とし
ている。
【0008】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0009】空気入りタイヤに横力が働いた場合、タイ
ヤ幅方向最外側のリブ(以後、適宜ショルダーリブと呼
ぶ。)にかかる接地圧を細溝が適正に減少させ、ショル
ダーリブの接地圧分布をより均一化することによって、
偏摩耗の核たる局部摩耗が発生するのを抑制すると共
に、発生した局部摩耗がショルダーリブのタイヤ軸方向
内側(タイヤ赤道面側)へ成長進行することを抑制す
る。
【0010】また、走行中に、ショルダー付近が縁石等
に乗り上げ、ショルダーリブの細溝の外側部分が開いて
しまう場合があるが、細溝の溝底と縁石との接触面積を
減少(または零。)させることができ、細溝の溝底から
の亀裂の発生を抑制することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りタイヤにおいて、前記トレッドの踏面部接地
端から前記細溝までの寸法が1mm以上30mm未満である
ことを特徴としている。
【0012】次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0013】トレッドの踏面部接地端から細溝までの寸
法が30mm以上になると、ショルダーリブの偏摩耗性が
悪化する。
【0014】なお、トレッドの踏面部接地端から細溝ま
での寸法が1mm未満になると、接地面に入るショルダー
リブが小さ過ぎてショルダーリブの偏摩耗性が悪化す
る。
【0015】したがって、トレッドの踏面部接地端から
細溝までの寸法を1mm以上30mm未満に設定することが
好ましい。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記突起
は、踏面から溝底に向かって連続して延びていることを
特徴としている。
【0017】次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0018】突起を、踏面から溝底に向かって連続して
延びる形状とすることにより、縁石乗り上がり時の引っ
掛かりを防止することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記突起のタイヤ幅方向の寸法が、0.5mm以上5mm以
下である、ことを特徴としている。
【0020】次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0021】突起のタイヤ幅方向の寸法が、0.5mm未
満になると、細溝の溝底に縁石が接触することを防止出
来なくなる。
【0022】一方、突起のタイヤ幅方向の寸法が、5mm
を越えると細溝における抵抗が大きくなり、流水性が悪
化する。
【0023】したがって、突起のタイヤ幅方向の寸法を
0.5mm以上5mm以下に設定することが好ましい。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記突起のタイヤ周方向の寸法は、突起のタイヤ幅方向
寸法以上30mm以下である、ことを特徴としている。
【0025】次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0026】突起のタイヤ周方向の寸法が突起のタイヤ
幅方向寸法未満になると、突起の剛性が低下し過ぎ、細
溝の溝底と縁石等との接触面積を減少させることが出来
なくなる。
【0027】一方、突起のタイヤ周方向の寸法が30mm
を越えると、偏摩耗性が悪化する。
【0028】したがって、突起のタイヤ周方向の寸法を
突起のタイヤ幅方向寸法以上30mm以下に設定すること
が好ましい。
【0029】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
周方向に隣接する2つの突起の間隔は、前記突起のタイ
ヤ周方向寸法以上50mm以下である、ことを特徴として
いる。
【0030】次に、請求項6に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0031】周方向に隣接する2つの突起の間隔が突起
のタイヤ周方向寸法未満になると、溝のボリュームが小
さくなることで排水性が悪化する。
【0032】周方向に隣接する2つの突起の間隔が50
mmを越えると、突起と突起との間隔が開きすぎ、突起と
突起との間の溝底に縁石等が接触し易くなる。
【0033】したがって、周方向に隣接する2つの突起
の間隔を突起のタイヤ周方向寸法以上50mm以下に設定
することが好ましい。
【0034】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記細溝の溝底断面は略円弧形状であり、前記突起の溝
底側の端部と前記細溝の溝底最深部との間に隙間が設け
られていることを特徴としている。
【0035】次に、請求項7に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0036】細溝の溝底断面を略円弧形状とすることに
より、溝底付近の応力集中を防ぎ、溝底からの亀裂の発
生を抑えることができる。
【0037】また、突起の溝底側の端部と細溝の溝底最
深部との間に隙間が設けられていないと、細溝の溝底断
面を略円弧形状とすることが出来なくなったり、溝底の
曲率半径が小さくなり過ぎ、タイヤ転動時の溝底に繰り
返し歪みが大きくかかり、耐クラック性が悪化する。
【0038】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請
求項7の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記突起は、前記細溝のタイヤ赤道面側の溝壁に形成さ
れている、ことを特徴としている。
【0039】次に、請求項8に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0040】請求項8に記載の空気入りタイヤでは、細
溝のタイヤ赤道面側の溝壁に形成された突起が、溝底と
縁石等との接触面積を減少させる。
【0041】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請
求項8の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記突起は、前記細溝のショルダー側の溝壁に形成され
ている、ことを特徴としている。
【0042】次に、請求項9に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0043】請求項9に記載の空気入りタイヤでは、細
溝のショルダー側の溝壁に形成された突起が、溝底と縁
石等との接触面積を減少させる。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の空気入りタイヤの一実施
形態を図1乃至図3にしたがって説明する。
【0045】図2に示すように、本実施形態の空気入り
タイヤ10(タイヤサイズ:315/80R22.5)
のトレッド12(トレッド幅W)には、タイヤ赤道面C
Lを挟んでタイヤ軸方向(矢印L方向及び矢印R方向)
両側に形成されタイヤ周方向に沿って直線状に延びる周
方向主溝14と、周方向主溝14のタイヤ軸方向外側に
形成されタイヤ周方向に沿って直線状に延びる周方向主
溝16とによって、センターリブ18、セカンドリブ2
0及びショルダーリブ22が区画されている。
【0046】ショルダーリブ22には、ショルダー寄り
に周方向に沿って直線状に延び、かつ周方向主溝16よ
りも幅狭のディフェンスグルーブ24が形成されてい
る。
【0047】なお、ショルダーリブ22の内で、ディフ
ェンスグルーブ24よりもショルダー側の部分をディフ
ェンスグルーブリブ22Aと呼ぶ。
【0048】図1に示すように、ディフェンスグルーブ
24の溝底の断面形状は、亀裂の発生原因となる応力集
中を防止するために、半円形状に形成されている。な
お、溝底の曲率半径は、溝幅の範囲内で出来る限り大き
いことが好ましいのは勿論である。
【0049】ここで、トレッド12の踏面部接地端12
Aからディフェンスグルーブ24までの寸法aは1mm以
上30mm未満が好ましい。
【0050】なお、ここでの踏面部接地端12Aは、空
気入りタイヤ10をJATMA YEAR BOOK(2
001年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定され
ている標準リムに装着し、JATMA YEAR BO
OKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大
負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応す
る空気圧(最大空気圧)の100%の内圧を充填し、単
輪の最大荷重(最大負荷能力)を作用させたときのタイ
ヤ幅方向の接地端のことである。
【0051】なお、使用地又は製造地において、TRA
規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に
従う。
【0052】ディフェンスグルーブ24の溝幅w は、
ショルダーリブ22内に接地圧の急激な段差が生じない
ように、タイヤサイズが315/80R22.5の空気
入りタイヤ10においては2.0〜3.0mmが好まし
い。
【0053】また、ディフェンスグルーブ24の深さD
1は、隣接する周方向主溝16の深さD0の60%〜10
0%の範囲内が好ましい。
【0054】このディフェンスグルーブ24のタイヤ幅
方向外側の溝壁24Aには、タイヤ周方向に間隔を置い
て複数の突起26が形成されている。
【0055】突起26のタイヤ幅方向の寸法cは、0.
5mm以上5mm以下が好ましい。
【0056】突起26のタイヤ周方向の寸法eは、突起
26のタイヤ幅方向の寸法c以上30mm以下が好まし
い。
【0057】突起26と突起26との間隔寸法bは、突
起26のタイヤ周方向の寸法e以上50mm以下が好まし
い。る。
【0058】突起26は、踏面から溝底へ向けて連続し
て直線状に延びているが、溝底(半円弧部分)の手前で
終端している。
【0059】なお、突起26の溝底側の端部は、溝底
(半円弧部分)に掛らない程度ぎりぎりの位置まで溝底
側に近づけることが好ましい。
【0060】本実施形態では、トレッド幅Wが250m
m、周方向主溝14の溝幅が10.6mm、周方向主溝1
6の溝幅が15.4mm、センターリブ18の幅が31.
8mm、セカンドリブ20の幅が31.7mm、ショルダー
リブ22の幅が31.9mmである。
【0061】ディフェンスグルーブ24は、溝幅wが
2.5mm、深さD1 が11.5mm、溝底の曲率半径rが
1.25mm、踏面部接地端12Aからディフェンスグル
ーブ24までの寸法aが17mmである。
【0062】また、突起26は、間隔寸法bが20mm、
寸法cが1.25mm、溝底側の端部から溝底(最深部)
までの寸法dが1.5mm、寸法eが2.0mmである。
【0063】(作用)次に、本実施形態の空気入りタイ
ヤ10の作用を説明する。
【0064】空気入りタイヤ10に横力が働いた場合、
ショルダーリブ22にかかる接地圧をディフェンスグル
ーブ24が適正に減少させ、ショルダーリブ22の接地
圧分布をより均一化することによって、偏摩耗の核たる
局部摩耗が発生するのを抑制すると共に、発生した局部
摩耗がショルダーリブ22のタイヤ軸方向内側(タイヤ
赤道面CL側)へ成長進行することを抑制する。
【0065】また、走行中に、縁石等の突起物30に乗
り上げ、図3に示すように、ディフェンスグルーブリブ
22Aが開いてしまう場合があるが、ディフェンスグル
ーブ24の溝底の断面形状を半円弧形状として応力の集
中を防いでおり、また縁石等の突起物30が踏面から溝
底に向けて連続して延びる突起26に当り、ディフェン
スグルーブ24の溝底と縁石等の突起物30との接触面
積を減少または零とすることができるので、溝底からの
亀裂の発生を効果的に抑制することができる。
【0066】なお、接地端からディフェンスグルーブ2
4までの寸法aが1mm未満または30mm以上になると、
ショルダーリブ22の偏摩耗性が悪化する。
【0067】突起26のタイヤ幅方向の寸法cが、0.
5mm未満になると、ディフェンスグルーブ24の溝底と
縁石等の突起物30との接触面積を減少させることが出
来なくなり、寸法cが5mmを越えると、ディフェンスグ
ルーブ24における抵抗が大きくなり流水性が悪化す
る。
【0068】また、突起26のタイヤ周方向の寸法eが
突起26のタイヤ幅方向の寸法c未満になると、突起2
6の剛性が低下し過ぎ、ディフェンスグルーブ24の溝
底と縁石等の突起物30との接触面積を減少させること
が出来なくなり、寸法eが30mmを越えると、偏摩耗性
が悪化する。
【0069】突起26と突起26の間隔寸法bが突起2
6のタイヤ周方向の寸法e未満になると、溝のボリュー
ムが小さくなることで排水性が悪化する。
【0070】間隔寸法bが50mmを越えると、突起26
と突起26の間隔が開きすぎ、突起26と突起26の間
の溝底に、縁石等の突起物30が接触し易くなる。
【0071】なお、上記実施形態では、突起26がディ
フェンスグルーブ24のタイヤ幅方向外側の溝壁24A
に形成されていたが、本発明はこれに限らず、図4に示
すように、反対側(タイヤ赤道面CL側)の溝壁に形成
しても同様の作用効果が得られる。 (試験例)本発明の効果を確かめるために、従来例のタ
イヤ、及び本発明の適用された実施例のタイヤを用意
し、テアー性及び偏摩耗性について比較を行った。
【0072】実施例のタイヤ:実施形態で説明した空気
入りタイヤ(図1〜3)である。
【0073】従来例のタイヤ:ディフェンスグルーブの
溝壁に突起が設けられていないタイヤである。
【0074】試験に供試したタイヤは何れもタイヤサイ
ズが315/80R22.5であり、リムサイズ9.0
0×22.5のリムに組付け、内圧825kPaを充填
した。
【0075】テアー性の試験:供試タイヤを装着した車
両を1万km走行させた後、そのタイヤで縁石(高さ1
5cm)への乗り上げ下げを5回繰り返し行い、ディフ
ェンスグルーブの溝底に発生した亀裂の深さを測定し
た。評価は、従来例の亀裂の長さを100とする指数で
表しており、数値が小さいほど亀裂の深さが浅く、性能
に優れていることを表している。
【0076】偏摩耗性の試験:供試タイヤを装着した車
両を10万km走行させた後、ディフェンスグルーブの
タイヤ赤道面側に位置するリブの摩耗量を測定した。評
価は、従来例の摩耗量を100とする指数で表してお
り、数値が小さいほど偏摩耗が少なく、性能に優れてい
ることを表している。
【0077】
【表1】 試験の結果から、実施例1〜5のタイヤは、偏摩耗性を
低下させずにテアー性を向上できたことが分る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
タイヤは上記の構成としたので、偏摩耗性を低下させ
ず、かつ縁石等に乗り上げた際の偏摩耗抑制用の細溝の
溝底に発生する亀裂(テアー)を防止することができ
る、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのト
レッドのショルダー付近の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの外
輪郭を示す断面図である。
【図3】縁石に乗り上げてディフェンスグルーブリブが
開いた状態を示すトレッドのショルダー付近の断面図で
ある。
【図4】縁石に乗り上げてディフェンスグルーブリブが
開いた状態を示す従来のタイヤのトレッドのショルダー
付近の断面図である。
【図5】(A)は、従来のタイヤの断面図であり、
(B)は縁石に乗り上げた従来のタイヤの断面図であ
る。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 14 周方向主溝 16 周方向主溝 18 センターリブ 20 セカンドリブ 22 ショルダーリブ 24 ディフェンスグルーブ 26 突起

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に沿って延びる複数の主溝によっ
    て区分される複数のリブをトレッドに備えた空気入りタ
    イヤであって、 タイヤ幅方向最外側のリブには、タイヤ周方向に沿って
    延びると共に前記主溝よりも溝幅の狭い細溝が形成され
    ており、 前記細溝の溝壁には、タイヤ周方向に間隔を置いて複数
    の突起が形成されている、ことを特徴とする空気入りタ
    イヤ。
  2. 【請求項2】 前記トレッドの踏面部接地端から前記細
    溝までの寸法が1mm以上30mm未満であることを特徴と
    する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記突起は、踏面から溝底に向かって連
    続して延びていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記突起のタイヤ幅方向の寸法が、0.
    5mm以上5mm以下である、ことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記突起のタイヤ周方向の寸法は、前記
    突起のタイヤ幅方向寸法以上30mm以下である、ことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の
    空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 周方向に隣接する2つの突起の間隔は、
    前記突起のタイヤ周方向寸法以上50mm以下である、こ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記
    載の空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記細溝の溝底断面は略円弧形状であ
    り、前記突起の溝底側の端部と前記細溝の溝底最深部と
    の間に隙間が設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記突起は、前記細溝のタイヤ赤道面側
    の溝壁に形成されている、ことを特徴とする請求項1乃
    至請求項7の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 【請求項9】 前記突起は、前記細溝のショルダー側の
    溝壁に形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至
    請求項8の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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