JP2003046846A - カメラの遠隔制御方法及びカメラシステム - Google Patents

カメラの遠隔制御方法及びカメラシステム

Info

Publication number
JP2003046846A
JP2003046846A JP2001236365A JP2001236365A JP2003046846A JP 2003046846 A JP2003046846 A JP 2003046846A JP 2001236365 A JP2001236365 A JP 2001236365A JP 2001236365 A JP2001236365 A JP 2001236365A JP 2003046846 A JP2003046846 A JP 2003046846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
power
image
period
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001236365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4244539B2 (ja
Inventor
Mikio Watanabe
幹夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001236365A priority Critical patent/JP4244539B2/ja
Publication of JP2003046846A publication Critical patent/JP2003046846A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4244539B2 publication Critical patent/JP4244539B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラのバッテリー消費を低減しつつ、無線に
よるカメラの遠隔制御を可能とし、操作者の操作要求に
応じて必要なときに使用可能な操作応答性のよいカメラ
の遠隔制御方法及びカメラシステムを提供する。 【解決手段】カメラ1の無線インターフェース部34に
供給する電源を一定期間ON/OFF制御するタイマー
35を設定し、電源ON期間(通信可能期間)にはその
旨を操作機器50側に通知する。該通知に基づいて操作
機器50側で操作可能状態であることを表示する。通信
可能期間内に操作機器から操作要求信号を送ると、その
後所定の操作(待機ボタンの押下)が行われるまで通信
可能な状態を維持するモード(遠隔撮影モード)に移行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信を利用す
るカメラの遠隔制御方法及びカメラシステムに係り、特
に、バッテリーを電源とするデジタルカメラに好適な省
電力制御、撮像制御並びに画像伝送技術に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−233563号公報は、パソ
コンやプリンタなどの本体情報機器と携帯情報端末の双
方にワイヤレス通信装置を搭載し、携帯情報端末からの
操作指示に基づいて本体情報機器を動作させて、データ
転送等を行うことができるように構成したシステムを開
示している。同システムによれば、無線通信によって本
体情報機器を遠隔から操作する場合には、指示信号の入
力を監視するため機器の無線受信部を常に動作状態とし
ておく必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、少なくとも無線インターフェース回路に常時通
電する必要があるため、使用しない期間も機器のバッテ
リーが消耗し、使用したい時に既に使用不能となってい
ることがあった。このようなバッテリー消費を低減する
ために、通信を間欠的に行い、送信側及び受信側で相互
に同期をとる方法が提案されている(特開平9−135
487号公報)。また、一定期間にデータ伝送が行われ
なかった場合には通信を停止する方法も提案されている
(特開平9−174979号公報)。しかし、これら従
来の方法では、通信停止期間中に操作者の指示を入力し
ても、その指示が受け入れられず、操作の即応性が犠牲
になっている。カメラのように操作応答性が要求される
機器の場合には、従来の方法を適用し難い。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、被制御機器であるカメラのバッテリー消費を低
減し、かつ操作者の操作要求に応じて、いつでも必要な
ときに動作可能なカメラの遠隔制御方法及びカメラシス
テムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、操作機器から入力される
指示に応じた指令信号を無線通信によってカメラ側に伝
送することによりカメラを遠隔制御する方法であって、
該方法は、前記カメラの無線インターフェース部に対す
る電源ON期間及び電源OFF期間を設定する工程と、
前記設定に従って前記無線インターフェース部に供給す
る電源のON/OFFを制御する工程と、前記電源ON
期間にカメラ側から前記操作機器に対して通信可能な状
態である旨を通知する工程と、前記通知に対応して前記
操作機器側において前記カメラに対する操作指示の入力
が可能な状態である旨を提示する工程と、前記電源ON
期間内に前記操作機器から操作要求信号が送信され、該
操作要求信号を前記カメラが受信すると、前記設定によ
らず、前記無線インターフェース部への給電を継続して
通信可能な状態を維持する工程と、その後、前記操作機
器から所定の操作が行われ、該操作に応じた指令信号が
前記カメラ側に伝送されることにより、前記無線インタ
ーフェース部への電源をOFFし、前記設定に従った電
源のON/OFF制御に戻す工程と、を含むことを特徴
としている。
【0006】本発明によれば、無線通信の送受信部とな
る無線インターフェース部への電源ON(供給)/OF
F(遮断)期間を規定する設定を行い、その設定に従い
無線インターフェース部の電源をON/OFF制御する
ことにより省電力化を図っている。電源のON/OFF
を一定の周期で繰り返してもよいし、電源ON期間、O
FF期間を任意に設定してもよい。その一方で、電源O
N期間(すなわち、通信可能期間)には、その旨を操作
機器側に通知し、該通知に基づいて操作機器側において
カメラ制御可能な状態であることをユーザに知らせてい
る。
【0007】操作機器によってカメラを遠隔制御できる
状態(通信可能状態)であることを提示する手段として
は、ディスプレイによる表示、ランプ表示、音声出力又
はこれらの組合せなどの態様がある。こうした提示によ
り、ユーザは通信可能状態であるか否かを容易に把握す
ることができる。
【0008】無線インターフェース部に電源が供給され
ていない状態(電源OFF期間)は、操作機器からカメ
ラを制御できず、操作応答性が犠牲となるが、通信可能
期間中に操作機器から操作要求信号を送ると、その後所
定の操作が行われるまで通信可能な状態を維持するモー
ドに移行する。このため、利用者は必要に応じて当該モ
ードを利用することで、操作不能期間のない遠隔制御が
可能となる。これにより、バッテリー消費の低減と操作
応答性の向上という二つの目的を達成できる。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記方法発明を
具現化するカメラシステムを提供するものである。すな
わち、本発明は、カメラと、該カメラを無線により遠隔
制御する操作機器と、から構成されるカメラシステムに
おいて、前記カメラは、光学像を電気信号に変換する撮
像部と、前記操作機器との間で無線による通信を行う第
1の無線インターフェース部と、前記第1の無線インタ
ーフェース部に供給する電源のON/OFFを切り替え
るスイッチ部と、前記第1の無線インターフェース部に
対する電源ON期間及び電源OFF期間を設定するタイ
マー手段と、前記電源ON期間に前記操作機器に対して
通信可能な状態である旨を通知する通知手段と、前記タ
イマー手段の設定に従い前記第1の無線インターフェー
ス部に供給する電源のON/OFFを制御する一方、前
記電源ON期間内に前記操作機器から操作要求信号を受
信した場合は、前記タイマー手段の設定によらず、所定
の操作が行われるまで前記第1の無線インターフェース
部への給電を継続し通信可能な状態を維持する制御を行
う制御手段と、を備え、前記操作機器は、前記カメラに
対する指示を入力する操作部と、前記カメラとの間で無
線による通信を行う第2の無線インターフェース部と、
前記通知手段からの通知に応じて前記カメラに対する操
作指示の入力が可能な状態である旨を提示する状態提示
手段と、を備えていることを特徴としている。
【0010】本発明に係るカメラシステムの一態様によ
れば、前記カメラは、前記撮像部に供給する電源のON
/OFFを切り替える撮像電源スイッチ部を備え、前記
制御手段は、前記操作機器から撮影開始の指示を示す遠
隔撮影信号を受信すると前記撮像部に給電して撮影を開
始させることを特徴としている。撮影開始の指示が入力
するまで撮像部の電源をOFFしておくことにより省電
力化を図る。
【0011】この場合、前記操作要求信号の受信に応じ
て前記第1の無線インターフェース部を通信可能な状態
で維持するモードに移行した場合は、レンズカバーを含
む撮影光学系の機構部分を撮影可能な状態で維持するよ
うに制御する態様が好ましい。本態様によれば、操作要
求信号の受信に呼応して無線通信可能な状態を維持する
モードに移行するとともに、レンズカバーを開け、必要
に応じて収納位置(沈胴状態)にある撮影レンズ鏡胴を
撮影位置に移動させるなど、撮影光学系の機構部分を撮
影可能な状態に準備する動作を行う。そして、当該動作
モード期間中、撮影光学系の機構部分は撮影可能な状態
で維持されるため、遠隔撮影信号の受信に伴う撮像部へ
の電源投入とともに、直ちに撮影が可能となる。
【0012】本発明の他の態様によれば、前記カメラ
は、前記撮影によって取得された主画像のデータを間引
いて小画像を生成する信号処理手段を備え、前記生成さ
れた小画像は前記無線インターフェース部を介して前記
操作機器に伝送されることを特徴としている。この場
合、前記操作機器には前記カメラから伝送された画像を
表示する表示部を設け、画像内容を操作機器側で確認で
きるように構成する態様が好ましい。
【0013】本発明の他の態様によれば、前記カメラ
は、前記撮影によって取得された主画像のデータを一時
記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記操作機
器から伝送要求信号を受信すると、前記記憶手段に記憶
している主画像を前記第1の無線インターフェース部経
由で前記操作機器に伝送することを特徴としている。こ
の場合、前記操作機器は、前記カメラから伝送された画
像を不揮発性の記録媒体に記録する記録手段を備えてい
ることが好ましい。
【0014】本発明の更に他の態様によれば、前記カメ
ラは、前記撮像部で撮影した画像のデータを不揮発性の
記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体の装着の
有無及び前記記録媒体の記録可能容量を検出する検出手
段と、を備え、前記制御手段は、前記記録媒体が装着さ
れ、かつ当該記録媒体内に画像データを記録可能な空領
域があることが検出された場合に前記操作機器に対して
記録可能信号を伝送する一方、前記操作機器は前記記録
可能信号の受信に応じて画像の保存を指示可能な状態と
なり、ユーザ操作に伴い前記操作機器から画像の保存を
指示する保存指示信号が送信され、該保存指示信号を前
記カメラが受信すると、前記制御手段は前記記録媒体を
読み書きするメディアインターフェース部に給電して、
当該画像を前記記録媒体に記録する処理を実行すること
を特徴としている。
【0015】記録媒体が未装着の場合、或いは装着され
ていても空き容量が不足している場合には、撮影画像を
保存できないため、操作機器において画像の保存を指示
する操作ができないように操作系を制限することが好ま
しい。また、操作機器側から出力される保存指示信号に
応じてメディアインターフェース部に給電することによ
り、常時給電状態とする場合に比べてバッテリー消費を
低減できる。
【0016】本発明の他の態様によれば、前記カメラ
は、前記小画像を前記操作機器側に伝送して当該画像内
容を前記操作機器に表示させ、前記主画像のデータを前
記記録媒体に保存するか否かをユーザが選択できる動作
モード(プレビュー伝送撮影モード)を予め設定可能な
モード設定手段を有し、前記制御手段は、前記プレビュ
ー伝送撮影モードに設定されている場合に、レンズカバ
ーを含む機構部分を撮影可能な状態で維持するように制
御することを特徴としている。
【0017】プレビュー伝送撮影モードは、撮影した画
像を記録媒体に書き込む前に、その画像内容を操作機器
の表示部に表示してユーザ(撮影者)に記録の可否を選
択させるものである。プレビュー画を表示した段階で記
録不可の選択が行われ、再撮影を実施する状況も多いと
考えられるため、当該モード時には電動式レンズカバー
などの撮影光学系の機構部分を撮影可能な状態で維持す
ることにより、連続的な撮影要求に対して即座に応動で
きる。
【0018】本発明の他の態様によれば、前記操作機器
は、前記電源ON期間及び電源OFF期間の設定を変更
する手段を有している。予め設定されている電源のON
/OFF期間を操作機器側から変更可能とする態様も好
ましい。また、第1の無線インターフェース部に対して
一定の周期で間欠的に電源を供給する態様に代えて、又
はこれと併せて、電源ONとなる日時及び電源OFFと
なる日時のうち少なくとも一方を設定できるように構成
してもよい。設定を入力する手段は、カメラ側に設けて
もよいし、操作機器側に設けてもよい。
【0019】本発明の更に他の態様によれば、前記カメ
ラは、撮影画像を表示可能な表示部を有し、前記制御手
段は、前記操作機器からの指令に従って撮影動作を実施
する遠隔撮影モードの状態では前記表示部に給電しない
ように制御することを特徴とする。操作機器による遠隔
制御によって撮影を行う遠隔撮影モードの場合は、操作
者がカメラから離れている状況も多いと考えられ、カメ
ラの表示部に画像等を表示する必要性が乏しい。このた
め、遠隔撮影モード下では表示部の電源を強制的にOF
Fすることでバッテリー消費の低減を図る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラの遠隔制御方法及びカメラシステムシステムの
好ましい実施の形態について説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態を示すブロック
図である。このカメラシステムは、カメラ1と該カメラ
1を遠隔制御する操作機器50とから構成される。カメ
ラ1は、撮影レンズ10を介して入射する被写体の光学
像を撮像部12によって電気信号に変換し、得られた電
子画像データをメモリカード13に記録可能なデジタル
カメラである。カメラ1は電動で開閉するレンズカバー
14を有し、撮影レンズ10の鏡胴11は沈胴式に構成
されている。
【0022】レンズカバー14を駆動するための駆動部
(モーターを含む。)15は、鏡胴11の駆動部として
兼用され、中央演算処理装置(CPU)16によって制
御される。撮影時、レンズカバー14は所定の退避位置
(開位置)に移動し、この開動作に連動して鏡胴11が
格納位置(沈胴状態)から所定の撮影位置まで繰り出さ
れる(図1参照)。その一方、パワーOFF操作時に
は、鏡胴11が所定の格納位置に没入し、レンズカバー
14は撮影レンズ10の前方を覆う位置(閉位置)に移
動する。
【0023】撮像部12は、CCDイメージセンサ(以
下、CCDという。)18と、該CCD18から出力さ
れる画像信号を処理するアナログ処理部19と、A/D
変換器20を含む。CCD18に限らず、CMOSセン
サその他の撮像デバイスを適用してもよい。撮影レンズ
10を通過した光は、絞り17によって光量が調節され
た後、CCD18に入射する。CCD18の受光面は、
多数のフォトセンサが平面的に配列された構造を有し、
CCD18の受光面に結像された被写体像は、各フォト
センサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換さ
れる。
【0024】こうして蓄積された信号電荷は、CPU1
6の指令に基づいて、図示せぬタイミング信号発生回路
から与えられるパルスに従って読み出され、信号電荷に
応じた電圧信号(画像信号)として順次出力される。な
お、CCD18は、各フォトセンサに蓄積される電荷の
蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる
電子シャッター機能を有している。
【0025】CCD18から読み出された画像信号は、
アナログ処理部19に送られ、ここで相関二重サンプリ
ング処理、色分離処理、ゲイン調整等が行われる。アナ
ログ処理部19の出力信号は、A/D変換器20によっ
てデジタル信号に変換された後、バス23を介して信号
処理部24に送られる。信号処理部24は、輝度・色差
信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回
路、ホワイトバランス補正回路等を含むデジタルシグナ
ルプロセッサ(DSP)で構成されており、CPU16
からの指令に従って画像信号を処理する。信号処理部2
4に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び
色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガン
マ補正等の所定の処理が施された後、メモリバッファ2
5に格納される。
【0026】撮影画像を表示出力する場合、メモリバッ
ファ25に記憶された画像データは、CPU16の指令
に従って読み出され、表示用の所定の信号形式に変換さ
れた後、表示手段27に出力される。表示手段27は、
カメラ1に設けられた液晶ディスプレイ又はケーブルそ
の他の信号伝達手段によって接続される外部の画像表示
装置を用いることができる。こうして、当該画像データ
の画像内容が表示手段27の画面上に表示される。
【0027】CCD18から出力される画像信号によっ
てメモリバッファ25内の画像データが定期的に書き換
えられ、その画像データから生成される映像信号が表示
手段27に供給されることにより、CCD18を介して
入力する画像がリアルタイムに動画像として表示手段2
7に表示される。
【0028】撮影者は表示手段27の画面を見ながら、
或いは図示せぬ光学ファインダーによって撮影画角を確
認することができる。操作部28には、レリーズボタン
の他、モード切替手段、十字ボタン、メニュー/実行ボ
タンなどの各種の入力操作手段が含まれる。モード切替
手段によって撮影モードが選択され、レリーズボタンが
押下操作されることにより、撮影指示信号が発せられ
る。CPU16は、撮影指示信号の受入に呼応して撮像
部12その他必要な回路を制御し、記録用の画像データ
の取り込み(露光、読み出し)を開始する。取り込まれ
た画像データは、所要の信号処理を経た後、圧縮伸張回
路30に送られ、JPEGその他の所定の形式に従って
圧縮される。圧縮された画像データは、カードインター
フェース部31を介してメモリカード13に記録され
る。
【0029】画像を保存する手段は、スマートメディア
(Solid-State Floppy Disk Card)、PCカード、コン
パクトフラッシュ(登録商標)、磁気ディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、メモリスティックなど種々の形
態が可能であり、使用される媒体に応じた信号処理手段
とインターフェースが適用される。異種、同種の記録メ
ディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしても
よい。また、リムーバブルメディアに限らず、カメラ1
に内蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0030】操作部28のモード切替手段によって再生
モードが設定されると、メモリカード13から画像デー
タが読み出され、伸張処理その他の必要な信号処理を経
て表示手段27に出力される。
【0031】CPU16は、カメラ1の各回路を統括制
御する制御部であり、操作部28等から受入する入力信
号に基づき、対応する回路の動作を制御する。例えば、
CPU16は、CCD18から出力される画像信号に基
づいて、オートフォーカス(AF)評価値の演算や自動
露出(AE)演算などの各種演算を行い、その演算結果
に基づいてレンズ駆動部(モーターを含む。)33を制
御し、撮影レンズ10を合焦位置に移動させるととも
に、図示せぬ絞り駆動部を制御して適正な絞りに設定
し、かつCCD18の電荷蓄積時間を制御するなどの撮
影動作制御を実行する。また、CPU16は、タイマー
35を利用してカメラ1内の電源制御を行うとともに、
メモリカード13の容量管理、表示手段27の表示制
御、電源制御及び無線インターフェース部34を利用し
た通信制御等を行う。
【0032】ROM36にはCPU16が処理するプロ
グラム及び制御に必要な各種データ等が格納されてい
る。メモリバッファ25は、画像等のデータを一時格納
する領域の他、CPU16が各種の演算処理等を行う作
業用領域を有している。
【0033】カメラ1にはバッテリー37が装着されて
おり、バッテリー37の電圧は電源回路38に加えられ
る。電源回路38はDC/DCコンバータを含み、該電
源回路38に加えられたバッテリー電圧は、当該電源回
路38によって所要の電圧に変換された後、各回路ブロ
ックに供給される。撮像部12、タイマー35、無線イ
ンターフェース部34、表示手段27及びカードインタ
ーフェース部31の各ブロックについては、それぞれ電
源制御スイッチSW1 〜5(以下、電源SW1〜5と表
記する。)を介して電源回路38から電源が供給され
る。各電源SW1〜5は、CPU16からの指令信号に
よってON/OFF制御される。バッテリー37の電圧
値は電圧検出回路39によって検出され、その情報はC
PU16に通知される。
【0034】操作機器50は、カメラ1を遠隔制御する
ための指令信号を出力する機器であり、制御部としての
CPU52、無線インターフェース部53、操作部5
4、表示部55、メモリバッファ56、カードインター
フェース部57及び各回路ブロックの間で情報の伝送を
行うバス58を備えている。具体的には、汎用性のある
携帯情報端末(PDA)、モバイルパソコン、又は専用
のリモコン送信機などが操作機器50として利用可能で
ある。
【0035】操作機器50は、無線インターフェース部
53を介してカメラ1その他の操作対象機器との間で無
線通信を行い、カメラ1等の機器側から様々な情報を取
得する一方、操作部54から入力される指示に応じた指
令信号を無線通信によって送信する。無線伝送の方式と
しては、Bluetooth 、IEEE802.11又は IMT_2000など、
種々の方式を適用することができる。操作機器50は、
カメラ1から伝送された画像を表示部55に表示させる
ことができるとともに、カードインターフェース部57
を介してメモリカード60に画像を記録することも可能
である。操作部54は、表示部55に設けたタッチパネ
ルで構成されている。もちろん、タッチパネルに代え
て、又はこれと併用して、押下式の操作キー、ダイヤ
ル、傾動式のレバーその他の操作部材を設けてもよい。
【0036】図2に操作機器50の操作画面の一例を示
す。操作機器50とカメラ1が無線通信によってネゴシ
エーションを行い、カメラ1が操作機器50による通信
対象として認識されると、表示部55において「カメラ
1」ボタン62が「Ready 表示」となる。また、カメラ
1とは別のカメラ(以下、カメラ2という。)も通信対
象として認識された場合には、表示部55に「カメラ
2」ボタン63が表示される。操作者は、「カメラ1」
ボタン62又は「カメラ2」ボタン63の何れか一方の
ボタンを押すことにより、制御対象を選択できる。
【0037】表示部55には、「カメラ1」ボタン62
及び「カメラ2」ボタン63の他、撮影ボタン64、伝
送ボタン65、保存ボタン66、待機ボタン67などの
操作ボタンが表示される。撮影ボタン64は撮影開始の
指示を入力するためのボタンである。伝送ボタン65は
カメラ1で撮影した画像のデータを操作機器50側に伝
送する旨の要求を行うボタンである。保存ボタン66は
カメラ1内のメモリバッファ25に保持されている撮影
画像をメモリカード13に書き込む指示を入力するため
のボタンである。待機ボタン67は無線による通信可能
状態(遠隔撮影モード)を解除する指示を入力するボタ
ンである。
【0038】これら操作ボタンのうち、何れか1つのボ
タンに操作者が触れると、タッチパネルによってその押
下位置が検知され、対応する指示信号が生成される。表
示部55の画面内において符号68で示した部分は、カ
メラ1から伝送された画像を表示する画像表示領域であ
る。
【0039】次に、上記の如く構成されたカメラ1及び
操作機器50の動作について説明する。
【0040】図3は、カメラ1における電源制御のシー
ケンスを示すタイミングチャートである。同図(a)に
示すように、無線インターフェース部34の電源は周期
的にON/OFFが繰り返されている。電源ON期間T
1と電源OFF期間T2の設定は適宜変更することがで
き、ON/OFFの繰り返し周期T3 はT1+T2で規
定される。
【0041】無線インターフェース部34への給電中
(T1期間内)に操作機器50の「カメラ1」ボタン6
2が押されると、カメラ1は「遠隔撮影モード」とな
り、無線インターフェース部34の電源がON状態のま
ま保持され、以後、待機ボタン67が押されるまでその
ON状態(通信可能状態)が維持される。待機ボタン6
7の押下によって無線インターフェース部34の電源が
OFF状態となり、その後は、周期T3 によってON/
OFFが繰り返される。
【0042】撮像部12については、同図(b)に示す
ように、撮影ボタン64が押されるまで電源が供給され
ない。「カメラ1」ボタン62が押された後に、撮影ボ
タン64が押下されると撮像部12の電源がON状態と
なり撮影が開始される。撮影終了後、撮像部12の電源
はOFFされる。
【0043】また、同図(c)に示すように、カードイ
ンターフェース部31については、「カメラ1」ボタン
62が押されるまで電源が供給されない。「カメラ1」
ボタン62の押下によってカードインターフェース部3
1に電源が供給され、メモリカード13の装着の有無並
びにカード容量の確認が行われる。所要の確認処理が終
了するとカードインターフェース部31の電源はOFF
される。
【0044】その後、撮影ボタン64の押下によって撮
影が実行され、操作機器50の保存ボタン66が押され
ると、カードインターフェース部31に給電され、撮影
画像をメモリカード13に書き込む処理が実行される。
メモリカード13への記録処理が終了するとカードイン
ターフェース部31の電源はOFFされる。
【0045】図4及び図5は遠隔撮影モードのシーケン
スを示すフローチャートであり、図6は操作機器50に
おける表示画面の例を示す図である。これらの図面に示
したシーケンスは、撮影した画像(主画像)をメモリカ
ード13に記録する前に、その撮影画像のサムネイル画
像(小画像)を操作機器50の表示部55に表示して、
撮影者に記録の可否を選択させる動作モード(プレビュ
ー伝送撮影モード)に関するものである。このような動
作モードは、予めカメラ1のメニュー画面等によって設
定される。
【0046】〔シーケンス#1〕図4に示すように、ま
ず、事前設定としてカメラ1及びカメラ2と操作機器5
0を無線で通信可能に設定しておく(ステップS1
0)。このペアリング処理によって操作機器50は、カ
メラ1及びカメラ2を通信対象として認識する。
【0047】〔シーケンス#2〕次いで、カメラ1の電
源制御に必要なパラメータT1、T2の設定を行う(ス
テップS20)。例えば、T1=10sec 、T2=50
secを設定する。図3で説明したように、T1は無線イ
ンターフェース部34に供給する電源のON期間を規定
し、T2は電源OFF期間を規定するものであり、これ
らの値がタイマー35にセットされる。設定値はカメラ
1又は操作機器50のメニュー画面などからユーザが適
宜指定することができる。
【0048】〔シーケンス#3〕その後、図4に示すよ
うに、カメラ1は「遠隔撮影モード」の待機状態に設定
される(ステップS30)。遠隔撮影モードは、操作機
器50からの指令信号に応じて撮影等を実行する動作モ
ードである。以後、カメラ1は遠隔撮影モードの待機状
態となる。
【0049】〔シーケンス#4〕この待機状態において
は、上記設定されたT1及びT2に従ってカメラ1内の
電源制御が行われる。すなわち、T1期間は無線インタ
ーフェース部34に通電するとともに操作機器50に対
して撮影スタンバイ信号を伝送する。T2期間は無線イ
ンターフェース部34の電源をOFFしてタイマー35
のみに給電する(ステップS40)。
【0050】〔シーケンス#5〕操作機器50は、カメ
ラ1から送られてくる撮影スタンバイ信号を受信し、そ
の受信中(T1期間中)は「カメラ1」ボタン62をア
クティブとし、ボタン部分に「Ready 」の文字を表示す
る(ステップS50)。この状態でユーザからのボタン
操作待ちとなる。図6(a)にシーケンス#3〜#5に
おける操作機器50の表示例を示す。T1期間中に「カ
メラ1」ボタン62が押されると、図4に示すシーケン
ス#6に進む。
【0051】〔シーケンス#6〕操作者が「カメラ1」
ボタン62を押下すると、CPU52がこれを検知し、
操作機器50は操作要求信号をカメラ1に伝送するとと
もに、受信可能な画素数など画像に関する情報をカメラ
1に伝送する(ステップS60)。
【0052】〔シーケンス#7〕操作機器50から必要
な情報を受信したカメラ1は、待機状態から伝送モード
へ移行し(ステップS70)、対応画素数等のチェック
を行う(ステップS71)。そして、対応可能か否かの
判定を行い(ステップS72)、対応不能との判定を得
た場合にはNG信号を操作機器側に返信する(ステップ
S73)。NG信号を受信した操作機器50は、カメラ
1から画像を受け取ることができない。
【0053】その一方、ステップS73において、対応
可能との判定を得た場合、カメラ1は、遠隔撮影モード
に設定されていることを示す信号及びバッテリー容量の
情報を操作機器50側に伝送する(ステップS75)。
また、このときメモリカード13の装着の有無及び残容
量(記録可能容量)のチェックを行い(ステップS7
6)、カード未装着又は残容量なしの判定を得た場合に
は操作機器50に対してカメラ1から信号を送り、保存
ボタン66をアクティブにしない(ボタンを無効化す
る)ように制御する。
【0054】以後、操作機器50の待機ボタン67が押
されるまで無線インターフェース部34の通電状態が保
持され、通信可能状態が維持される(ステップS7
8)。上記シーケンス#7における操作機器50の表示
例を図6(b)に示す。
【0055】〔シーケンス#8〕上記したシーケンス#
7においてカメラ1が通信可能な状態で維持されると、
操作機器50側では、図4に示すように、カメラ1から
送られたバッテリー情報並びに遠隔撮影モードを示す信
号に基づいて、バッテリー残量表示を行うとともに、撮
影ボタン64がアクティブとなる(ステップS80)。
この状態でユーザからのボタン操作待ちとなる。撮影ボ
タン64が押下されると、図5に示したシーケンス#9
に進む。
【0056】〔シーケンス#9〕操作者が撮影ボタン6
4を押下すると、CPU52がこれを検知し、操作機器
50はカメラ1に対して撮影指示信号を送信する(ステ
ップS90)。
【0057】〔シーケンス#10〕撮影指示信号を受信
したカメラ1は、撮像ブロック(撮像部12)に通電を
行う(ステップS100)。なお、レンズカバー14の
開動作並びに沈胴状態にある鏡胴11の繰り出し動作等
の撮影準備動作は、撮影指示信号に応動して実施しても
よいし、「カメラ1」ボタン62の押下に連動して実施
してもよい。「カメラ1」ボタン62の押下に基づいて
撮影準備動作を実施した場合は、その後待機ボタン67
が押されるまで撮影可能状態が維持される。
【0058】次いで、撮像動作(露光、読み出し)が実
行され、得られた画像信号はA/D変換後に所要の信号
処理が施される。こうして生成された画像データ(本画
像のデータ)は圧縮された後、メモリバッファ25に記
憶される(ステップS101)。また、撮影画像信号か
ら画素を間引く処理(間引き処理)が行われ、本画像よ
りも画像サイズの小さい画像(サムネイル画像)が生成
される。この小画像のデータは圧縮された後、メモリバ
ッファ25の別領域に記憶される(ステップS10
2)。更に、当該小画像のデータ(サムネイルデータ)
は、操作機器50に対して伝送される(ステップS10
3)。撮影が終了すると、撮像部12への電源はOFF
されるが、レンズカバー14は開状態のまま保持され、
鏡胴11も収納位置に戻らず、撮影可能な位置で保持さ
れる。これにより、再撮影の指示に対して即座に対応で
きる。
【0059】〔シーケンス#11〕操作機器50は、カ
メラ1から伝送された間引き画像(サムネイル画像)を
表示部55の画像表示領域68に表示する(ステップS
110)。図6(c)には、上記したシーケンス#8〜
#11における表示例が示されている。同図によれば、
撮影ボタン64が強調表示され、画像表示領域68には
カメラ1から伝送された画像が表示される。また、画面
下には、バッテリー残量の情報69が表示される。
【0060】上記したシーケンス#11による間引き画
像の表示状態で操作機器50はユーザからのボタン操作
待ちとなる。伝送ボタン65が押されると図5に示すシ
ーケンス#12に進む。他方、保存ボタン66が押され
た場合は、シーケンス#16に進む。
【0061】〔シーケンス#12〕操作者が伝送ボタン
65を押すと、操作機器50はカメラ1に対して、デー
タ伝送を要求する指令信号を送信する(ステップS12
0)。
【0062】〔シーケンス#13〕この指令信号を受信
したカメラ1は、主画像の圧縮データを操作機器50に
伝送する処理を行う(ステップS130)。このとき、
伝送画素数が指定されている場合には、指定画素数と主
画像の画素数を比較し、主画像が大きい場合は主画像を
リサイズ(サイズ変換)してから伝送する。伝送画素数
の指定がない場合は、メモリバッファ25に記憶されて
いる画像データを操作機器50に伝送する。
【0063】〔シーケンス#14〕データの伝送中、操
作機器50の表示部55には、進捗状況を示すプログレ
ッシブバー70(図6(d)参照)が表示される(ステ
ップS140)。プログレッシブバー70は、伝送済み
データ量とファイルサイズの比を表示するものであり、
伝送処理の進行に伴って表示内容が変化する。操作機器
50はカメラ1から転送された画像データをメモリバッ
ファ56に一時的に記憶した後、カードインターフェー
ス部57を介してメモリカード60に書き込む処理を実
施する。
【0064】〔シーケンス#15〕主画像のデータ伝送
が終了したら、上記したシーケンス#7に戻る(ステッ
プS150)。
【0065】〔シーケンス#16〕上記したシーケンス
#14による画像データの伝送終了後、又は上記したシ
ーケンス#11による間引き画像表示中のボタン操作待
ち状態において、操作者が保存ボタン66を押すと、操
作機器50はカメラ1に対して画像の保存を指示する指
令信号を送信する(ステップS160)。
【0066】〔シーケンス#17〕この指令信号を受信
したカメラ1は、メモリバッファ25に保持している画
像データをメモリカード13に転送し記録する処理を行
う(ステップS170)。シーケンス#16〜#17に
対応する操作機器50の表示例を図6(e)に示す。
【0067】〔シーケンス#18〕図5で説明したシー
ケンス#17によるメモリカード13への書き込み処理
が終了したら、上記したシーケンス#7に戻る(ステッ
プS180)。
【0068】〔シーケンス#19〕シーケンス#7を経
由したボタン操作待ちの状態において、操作者が待機ボ
タン67を押すと、操作機器50のCPU52は、これ
を検知して、カメラ1に対して「遠隔撮影モード」の待
機状態に移行すべき旨の指令信号を送信する(ステップ
S190)。
【0069】〔シーケンス#20〕待機ボタン67の押
下によって送信された指令信号をカメラ1が受信する
と、カメラ1は図4で説明したシーケンス#3に戻る。
このとき、鏡胴11は収納位置に収納され、レンズカバ
ー14も閉じられる。
【0070】図6(f)には上記シーケンス#19にお
ける表示例が示されている。同図に示すように、待機ボ
タン67の押下によって操作機器50の表示画面は図6
(a)の状態に戻る。
【0071】上記したカメラシステムによれば、無線イ
ンターフェース部34に対して間欠的に電源を供給する
ため、常時通電する場合と比較してバッテリー37の消
耗を抑制することできる。その一方で「遠隔撮影モー
ド」に移行させた場合には、その後、待機ボタン67が
押されるまで通信可能状態が維持されるので操作応答性
のよいワイヤレス遠隔制御を実現できる。
【0072】また、撮影した画像の小画像を操作機器5
0側に伝送してこれを表示し、画像内容を確認してか
ら、主画像をメモリカード13に保存するか否かを選択
できるため、目的に応じたワイヤレス画像伝送の利用が
可能となる。
【0073】上記実施形態では、無線インターフェース
部34への電源ON期間(T1)及び電源OFF期間
(T2)をカメラ1側で設定したが、操作機器50の操
作部54からこれらの設定を入力又は変更する態様も可
能である。
【0074】また、本発明の実施に際しては、一定の周
期T3で無線インターフェース部34に通電する態様に
限らず、電源ONとなる年月日及び時刻、電源OFFと
なる何月日及び時刻を任意に設定できるように構成して
もよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、設
定に従って無線インターフェース部への電源のON/O
FFを制御したことにより、バッテリーの消耗を抑制で
きるとともに、必要なときには操作機器から操作要求信
号を送信することで通信可能な状態を維持できるため、
操作応答性のよい遠隔制御システムを実現できる。
【0076】また、本発明によれば、カメラで撮影した
画像を操作機器に無線伝送し、操作機器側で画像内容を
確認してから、その画像をカメラ側の記録媒体に保存す
るか否かを選択できるように構成したため、目的に応じ
たワイヤレス伝送の利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカメラシステムの構成
を示すブロック図
【図2】操作機器の表示部に表示される操作画面の一例
を示す図
【図3】本実施形態のカメラにおける電源制御のシーケ
ンスを示すタイミングチャート
【図4】遠隔撮影モードのシーケンスを示すフローチャ
ート
【図5】遠隔撮影モードのシーケンスを示すフローチャ
ート
【図6】遠隔撮影モードのシーケンスに対応する操作機
器の表示画面の例を示す図
【符号の説明】
1…カメラ、10…撮影レンズ、12…撮像部、13…
メモリカード、14…レンズカバー、16…CPU、1
8…CCD、24…信号処理部、25…メモリバッフ
ァ、27…表示手段、31…カードインターフェース
部、34…無線インターフェース部、35…タイマー、
37…バッテリー、50…操作機器、52…CPU、5
3…無線インターフェース部、54…操作部、55…表
示部、57…カードインターフェース部、60…メモリ
カード、62…「カメラ1」ボタン、64…撮影ボタ
ン、65…伝送ボタン、66…保存ボタン、67…待機
ボタン、68…画像表示領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 5/907 B H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B // H04N 101:00 H04N 101:00 Fターム(参考) 2H020 FB01 2H102 AB11 5C022 AA13 AB40 AB65 AB67 AC01 AC42 AC69 AC73 AC78 5C052 EE02 GA02 GA08 GB01 GD10 GE06 GF00 5K048 AA04 BA10 DA01 DB01 DC01 EA11 EB02 EB15 FC01 HA01 HA02 HA05 HA07 HA13 HA23

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作機器から入力される指示に応じた指
    令信号を無線通信によってカメラ側に伝送することによ
    りカメラを遠隔制御する方法であって、該方法は、 前記カメラの無線インターフェース部に対する電源ON
    期間及び電源OFF期間を設定する工程と、 前記設定に従って前記無線インターフェース部に供給す
    る電源のON/OFFを制御する工程と、 前記電源ON期間にカメラ側から前記操作機器に対して
    通信可能な状態である旨を通知する工程と、 前記通知に対応して前記操作機器側において前記カメラ
    に対する操作指示の入力が可能な状態である旨を提示す
    る工程と、 前記電源ON期間内に前記操作機器から操作要求信号が
    送信され、該操作要求信号を前記カメラが受信すると、
    前記設定によらず、前記無線インターフェース部への給
    電を継続して通信可能な状態を維持する工程と、 その後、前記操作機器から所定の操作が行われ、該操作
    に応じた指令信号が前記カメラ側に伝送されることによ
    り、前記無線インターフェース部への電源をOFFし、
    前記設定に従った電源のON/OFF制御に戻す工程
    と、 を含むことを特徴とするカメラの遠隔制御方法。
  2. 【請求項2】 カメラと、該カメラを無線により遠隔制
    御する操作機器と、から構成されるカメラシステムにお
    いて、 前記カメラは、光学像を電気信号に変換する撮像部と、 前記操作機器との間で無線による通信を行う第1の無線
    インターフェース部と、 前記第1の無線インターフェース部に供給する電源のO
    N/OFFを切り替えるスイッチ部と、 前記第1の無線インターフェース部に対する電源ON期
    間及び電源OFF期間を設定するタイマー手段と、 前記電源ON期間に前記操作機器に対して通信可能な状
    態である旨を通知する通知手段と、 前記タイマー手段の設定に従い前記第1の無線インター
    フェース部に供給する電源のON/OFFを制御する一
    方、前記電源ON期間内に前記操作機器から操作要求信
    号を受信した場合は、前記タイマー手段の設定によら
    ず、所定の操作が行われるまで前記第1の無線インター
    フェース部への給電を継続し通信可能な状態を維持する
    制御を行う制御手段と、を備え、 前記操作機器は、前記カメラに対する指示を入力する操
    作部と、 前記カメラとの間で無線による通信を行う第2の無線イ
    ンターフェース部と、 前記通知手段からの通知に応じて前記カメラに対する操
    作指示の入力が可能な状態である旨を提示する状態提示
    手段と、 を備えていることを特徴とするカメラシステム。
  3. 【請求項3】 前記カメラは、前記撮像部に供給する電
    源のON/OFFを切り替える撮像電源スイッチ部を備
    え、前記制御手段は、前記操作機器から撮影開始の指示
    を示す遠隔撮影信号を受信すると前記撮像部に給電して
    撮影を開始させることを特徴とする請求項2に記載のカ
    メラシステム。
  4. 【請求項4】 前記操作要求信号の受信に応じて前記第
    1の無線インターフェース部を通信可能な状態で維持す
    るモードに移行した場合、前記制御手段はレンズカバー
    を含む撮影光学系の機構部分を撮影可能な状態で維持す
    る制御を行うことを特徴とする請求項3に記載のカメラ
    システム。
  5. 【請求項5】 前記カメラは、前記撮影によって取得さ
    れた主画像のデータを間引いて小画像を生成する信号処
    理手段を備え、前記生成された小画像は前記無線インタ
    ーフェース部を介して前記操作機器に伝送されることを
    特徴とする請求項3に記載のカメラシステム。
  6. 【請求項6】 前記カメラは、前記撮影によって取得さ
    れた主画像のデータを一時記憶する記憶手段を備え、前
    記制御手段は、前記操作機器から伝送要求信号を受信す
    ると、前記記憶手段に記憶している主画像を前記第1の
    無線インターフェース部経由で前記操作機器に伝送する
    ことを特徴とする請求項5に記載のカメラシステム。
  7. 【請求項7】 前記カメラは、前記撮像部で撮影した画
    像のデータを不揮発性の記録媒体に記録する記録手段
    と、前記記録媒体の装着の有無及び前記記録媒体の記録
    可能容量を検出する検出手段と、を備え、前記制御手段
    は、前記記録媒体が装着され、かつ当該記録媒体内に画
    像データを記録可能な空領域があることが検出された場
    合に前記操作機器に対して記録可能信号を伝送する一
    方、前記操作機器は前記記録可能信号の受信に応じて画
    像の保存を指示可能な状態となり、ユーザ操作に伴い前
    記操作機器から画像の保存を指示する保存指示信号が送
    信され、該保存指示信号を前記カメラが受信すると、前
    記制御手段は前記記録媒体を読み書きするメディアイン
    ターフェース部に給電して、当該画像を前記記録媒体に
    記録する処理を実行することを特徴とする請求項5に記
    載のカメラシステム。
  8. 【請求項8】 前記カメラは、前記小画像を前記操作機
    器側に伝送して当該画像内容を前記操作機器に表示さ
    せ、前記主画像のデータを前記記録媒体に保存するか否
    かをユーザが選択できる動作モード(以下、プレビュー
    伝送撮影モードという。)を予め設定可能なモード設定
    手段を有し、前記制御手段は、前記プレビュー伝送撮影
    モードに設定されている場合に、レンズカバーを含む機
    構部分を撮影可能な状態で維持するように制御すること
    を特徴とする請求項7に記載のカメラシステム。
  9. 【請求項9】 前記操作機器は、前記電源ON期間及び
    電源OFF期間の設定を変更する手段を有していること
    を特徴とする請求項2乃至8の何れか1項に記載のカメ
    ラシステム。
  10. 【請求項10】 前記電源ON期間及び電源OFF期間
    の設定に代えて、又はこれと併せて、電源ONとなる日
    時及び電源OFFとなる日時のうち少なくとも一方を設
    定可能としたことを特徴とする請求項2乃至9の何れか
    1項に記載のカメラシステム。
  11. 【請求項11】 前記カメラは、撮影画像を表示可能な
    表示部を有し、前記制御手段は、前記操作機器からの指
    令に従って撮影動作を実施する遠隔撮影モードの状態で
    は前記表示部に給電しないように制御することを特徴と
    する請求項2乃至10の何れか1項に記載のカメラシス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項2乃至11の何れか1項に記載
    のカメラシステムの構成要素である前記カメラとして利
    用されること特徴とするカメラ。
  13. 【請求項13】 請求項2乃至11の何れか1項に記載
    のカメラシステムの構成要素である前記操作機器として
    利用されることを特徴とする操作機器。
JP2001236365A 2001-08-03 2001-08-03 カメラの遠隔制御方法及びカメラシステム Expired - Lifetime JP4244539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001236365A JP4244539B2 (ja) 2001-08-03 2001-08-03 カメラの遠隔制御方法及びカメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001236365A JP4244539B2 (ja) 2001-08-03 2001-08-03 カメラの遠隔制御方法及びカメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003046846A true JP2003046846A (ja) 2003-02-14
JP4244539B2 JP4244539B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=19067647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001236365A Expired - Lifetime JP4244539B2 (ja) 2001-08-03 2001-08-03 カメラの遠隔制御方法及びカメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4244539B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004320441A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Sony Corp 撮影システム、撮影方法、端末装置、撮影装置、映像制作装置
US7525585B2 (en) 2003-04-08 2009-04-28 Panasonic Corporation Solid-state image pickup device and image pickup method
JP2011061715A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Canon Inc 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2017050639A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 キヤノン株式会社 制御装置、通信装置及び通信システム
JP2020150332A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法
US20210123727A1 (en) * 2018-10-19 2021-04-29 Autel Intelligent Technology Corp., Ltd. Wheel aligner

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7525585B2 (en) 2003-04-08 2009-04-28 Panasonic Corporation Solid-state image pickup device and image pickup method
JP2004320441A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Sony Corp 撮影システム、撮影方法、端末装置、撮影装置、映像制作装置
JP2011061715A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Canon Inc 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2017050639A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 キヤノン株式会社 制御装置、通信装置及び通信システム
US20210123727A1 (en) * 2018-10-19 2021-04-29 Autel Intelligent Technology Corp., Ltd. Wheel aligner
JP2020150332A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法
JP7284600B2 (ja) 2019-03-11 2023-05-31 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4244539B2 (ja) 2009-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006203809A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2003264737A (ja) 撮像通信システム
JP4367955B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5058607B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、及びプログラム
JP2000165726A (ja) 通信装置及び方法
JP2002064740A (ja) 電子カメラ及び外部機器の遠隔操作システム
JP4196394B2 (ja) 入力装置及び電子カメラ
JP2007208903A (ja) 撮影システム及び撮影指示装置
JP3807007B2 (ja) デジタルカメラ用アクセサリー
JP2007079845A (ja) 非接触icカード、カメラ付き携帯装置、クレードル装置及びカメラシステム
JP4244539B2 (ja) カメラの遠隔制御方法及びカメラシステム
JP4434449B2 (ja) 電子カメラ
JP2002320117A (ja) 電子機器および電子機器システム
JP2005033454A (ja) 撮影装置
JP4565276B2 (ja) カメラ及びそのモード切換方法
JP4238448B2 (ja) 電子カメラ
JP2003046703A (ja) 無線通信装置、撮像端末装置および画像通信システム
JP4400953B2 (ja) プリント制御装置
JP4401974B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2002077689A (ja) 電子カメラ
JP2006350447A (ja) 携帯型メモリ
JP2001169159A (ja) デジタルカメラおよびデジタルカメラシステム
JP2005223616A (ja) 撮像装置
JP2006245654A (ja) 電子カメラ
JPH10271369A (ja) デジタルカメラ用アクセサリー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060123

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081229

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4244539

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term