JP2003045274A - 着座センサ - Google Patents

着座センサ

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JP2003045274A
JP2003045274A JP2001232588A JP2001232588A JP2003045274A JP 2003045274 A JP2003045274 A JP 2003045274A JP 2001232588 A JP2001232588 A JP 2001232588A JP 2001232588 A JP2001232588 A JP 2001232588A JP 2003045274 A JP2003045274 A JP 2003045274A
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Takahiro Ishii
崇裕 石井
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高荷重が長時間加わるような状況においても
正確な荷重の検出をすることができる高い耐久性を備え
た着座センサを提供する。 【解決手段】 着座センサ6は、一対の可撓性シート1
1,12を絶縁スペーサ13及び接着材14を介して重
合して構成される。可撓性シート11,12の対向面1
1a,12aには、上部電極15aと下部電極16aが
接点部17に対応する位置に形成されている。絶縁スペ
ーサ13の接点部17に対応する位置には、所定の開口
径を有する開口部18が形成されると共に、この開口部
18に連通し接点部17を隣接する他の接点部と空間的
に連結する空気路19が形成されている。各接点部17
に対して同時に荷重が加わる場合は、密閉された空気の
反発力により各接点部17への実際の負荷荷重は軽減さ
れ、一部の接点部17に対して荷重が加わる場合は、他
の接点部が膨張して負荷荷重のある接点部は低荷重で接
点のオン/オフが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、座席への荷重の
有無を検出する着座センサに関し、特に高荷重が長時間
加わるような状態においても耐久性を失わず、安定した
検出特性を備える着座センサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、着座センサは、自動車の座席など
に多く搭載され、様々な制御を行うための検出装置とし
て注目されている。図10は、メンブレンスイッチを用
いた着座センサの構成を示す分解斜視図、図11は、図
9のA−A´断面図である。図10及び図11に示すよ
うに、従来の着座センサ100は、例えばポリエチレン
テレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート
(PEN)等の絶縁樹脂フィルムからなる一対の可撓性
シート101,102を、絶縁スペーサ103を介して
重合することにより構成されている。一対の可撓性シー
ト101,102の対向面には、それぞれAg(銀)ペ
ースト等の導電材からなる導電パターン104,105
がスクリーン印刷などの方法により形成されている。絶
縁スペーサ103の所定位置には、開口部106が形成
され、この開口部106の位置の上下の導電パターン1
04,105が接点部107を形成する。接点部107
に可撓性シート101,102の厚み方向の荷重が加わ
ると、この開口部106を介して上下の導電パターン1
04,105が接触し電気的に導通され、これにより流
れる電流を検出することにより接点部107のスイッチ
のオン/オフ(荷重の有無)を検出することができる構
造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな着座センサでは、例えば接点部107に高い荷重が
長時間加わりつづけるような場合、接点部107におい
てクリープ(変形)が発生し、上下の導電パターン10
4,105がずれて接点が変形してしまい、正確な検出
をすることができなくなるという問題がある。
【0004】この発明は、このような問題点に鑑みてな
されたもので、高荷重が長時間加わるような状況におい
ても正確な荷重の検出をすることができる高い耐久性を
備えた着座センサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の着
座センサは、座席への荷重の有無を検出する着座センサ
であって、一対の可撓性シートを絶縁スペーサ及びこの
絶縁スペーサの両面に配置された接着材を介して重合す
ることにより形成され、前記一対の可撓性シートの対向
面と前記絶縁スペーサとの接触面は前記接着材により密
閉され、前記対向面に複数の接点部を構成する導電パタ
ーンがそれぞれ形成されると共に、前記絶縁スペーサの
所定位置に前記接点部を形成するための開口部と、この
開口部に連通し隣接する接点部同士を空間的に連結する
空気路とが形成されたメンブレンスイッチからなること
を特徴とする。
【0006】この発明に係る第2の着座センサは、座席
への荷重の有無を検出する着座センサであって、一対の
可撓性シートを絶縁スペーサ及びこの絶縁スペーサの両
面に配置された接着材を介して重合することにより形成
され、前記一対の可撓性シートの対向面と前記絶縁スペ
ーサとの接触面は前記接着材により密閉され、前記対向
面に複数の接点部を構成する導電パターンがそれぞれ形
成されると共に、前記接点部における前記導電パターン
の少なくとも一方が前記接点部に加えられる荷重が増加
するにつれて抵抗値が低下する感圧層により覆われ、前
記絶縁スペーサの所定位置に前記接点部を形成するため
の開口部と、この開口部に連通し隣接する接点部同士を
空間的に連結する空気路とが形成された感圧スイッチか
らなることを特徴とする。
【0007】この発明によれば、一対の可撓性シートの
対向面に形成された上下の導電パターンにより構成され
る接点部を形成する絶縁スペーサの開口部が、一対の可
撓性シート及び接着材により密閉されると共に、この開
口部が隣接する接点部同士を空間的に連結する空気路に
より連通されている。このため、複数の接点部へ同時に
荷重が加わる場合、開口部及び空気路の内部に密閉され
た空気の圧縮反発力により各接点部への負荷荷重を軽減
することができ、接点部への負担を軽くして変形等が発
生しないようにすることができる。また、一部の接点部
へ荷重が加わる場合、負荷荷重のない接点部へ空気路を
通じて密閉された空気が押し出されるため、この接点部
の空気体積増加による減圧作用及び負荷荷重のある接点
部の分散作用により負荷荷重のある接点部のオン/オフ
検出を比較的低荷重で行うことができ、同様に接点部へ
の負担を軽くして変形等が発生しないようにすることが
できる。これにより、着座センサの耐久性を向上させる
ことができる。
【0008】なお、一対の可撓性シートと絶縁スペーサ
とを互いに密着する前記接着材は、コストや取扱性の面
からホットメルト系接着材であることが好適であるが、
その他の合成樹脂系接着材や粘着材も使用することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、こ
の発明の好ましい実施の形態を説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る着座センサを内蔵した座席を示
す側面図である。同図に示すように、座席1は、着座部
2、背もたれ部3及びヘッドレスト4により構成され
る。着座部2の表面には、布張り又は革張りなどの表皮
5が形成され、この表皮5の直下には、シート状の着座
センサ6が埋め込まれて配設されている。また、着座部
2には、子供を乗せたチャイルドシート7が着座部2全
体に対して荷重が加わるように設置されている。なお、
この着座センサ6は、確実にセンシングできる位置であ
れば着座部2のどの位置に配置されても良いものとす
る。
【0010】図2は、着座センサ6の一部を示す断面図
である。着座センサ6は、この例ではメンブレンスイッ
チからなるもので、ポリエステルフィルムのような絶縁
樹脂フィルムなどからなる一対の可撓性シート11,1
2を、同じく絶縁樹脂フィルムなどからなる絶縁スペー
サ13及びこの絶縁スペーサ13の両面に配置された接
着材14を介して重合することにより構成されている。
なお、この例では、絶縁スペーサ13は、2枚の絶縁ス
ペーサ13a,13bを、両面テープ等の接着部材13
cを介して貼り合わせた構造からなる。一対の可撓性シ
ート11,12の対向面11a,12aには、それぞれ
銀ペーストなどの導電材からなる導電パターン15,1
6がスクリーン印刷等の方法で形成されている。図中上
側の導電パターン15は、接点部17に対応する位置に
それぞれ形成される上部電極15aと、これら上部電極
15aを、例えば+側電源端子に共通に接続するリード
部(図示せず)とで構成されている。一方、図中下側の
導電パターン16は、接点部17に対応する位置にそれ
ぞれ形成される下部電極16aと、各下部電極16aに
流れる電流を個別的に検出回路50に導くリード部(図
示せず)とから構成されている。
【0011】絶縁スペーサ13の接点部17に対応する
位置には、上部電極15aと下部電極16aが互いに十
分接触できるだけの開口径を有する開口部18が形成さ
れると共に、この開口部18に連通し接点部17を隣接
する他の接点部(図示せず)と空間的に連結する空気路
19が形成されている。この空気路19は、例えば絶縁
スペーサ13a,13bの間に配置される接着部材13
cを予めパターン形成することなどにより形成される。
この着座センサ6では、この開口部18を介して座席1
の着座部2への荷重印加時に上部電極15aと下部電極
16aとが接触する構造となっている。このとき、図3
に示すように、荷重印加があった各接点部17の上部電
極15aと下部電極16aとが電気的に導通するため、
各接点部17を流れる電流を検出回路50で検出するこ
とにより荷重の有無を判別することができる。
【0012】この着座センサ6では、各接点部17(1
7a,17b,17c)を形成する開口部18(18
a,18b,18c)が、隣接する接点部と空気路19
を通じて空間的に連結されている以外は、一対の可撓性
シート11,12、絶縁スペーサ13及び接着材14に
より密閉されているため、例えば図4に示すように、チ
ャイルドシート7全体の重量(荷重F)が着座部2の全
面に加わり、着座センサ6の各接点部17a〜17cに
対して同時に荷重Fが加わるような場合、各開口部18
a〜18c及び空気路19内の密閉された空気は同時に
圧縮される。このように密閉状態で圧縮された空気は反
発力を生み出すため、各接点部17a〜17cをそれぞ
れ外側へ押し出そうとする力を発生する。このため、各
接点部17a〜17cへ加えられる実際の負荷荷重は、
荷重Fよりも軽減されたものとなる。従って、長時間に
わたり荷重Fが加えられた場合でも、各接点部17a〜
17cの変形等は少なくなるため、高い検出性能を維持
しつつ優れた耐久性を実現することができる。なお、各
接点部17a〜17cにおける上部電極15aと下部電
極16aの接触具合は、予めこの反発力を考慮して設定
することができるため、通常の着座センサと比較してオ
ン/オフ検出の性能に影響を与えることは皆無である。
【0013】一方、図5に示すように、例えば人が座席
1の着座部2に着座した場合、人の臀部30の着座位置
によっては着座センサ6の各接点部17(17d,17
e,17f,17g)のうち、一部の接点部17d,1
7eに荷重Fが加わり他の接点部17f,17gには荷
重が加わらないような状況が起こりえる。この場合、荷
重Fが加わる接点部17d,17eの各開口部18d,
18eの空気は空気路19を通じて他の接点部17f,
17gの各開口部18f,18gへ押し出されるため、
空気が流入してきた接点部17f,17gの各開口部1
8f,18gにおいては空気体積が増加して減圧作用が
起こり、接点部17f,17gが外側に膨張させられ
る。これにより、荷重Fが加わる接点部17d,17e
の各開口部18d,18eにおいては、同一体積内の空
気圧縮が軽減され空気の分散作用が起こるため、この接
点部17d,17eの上部電極15aと下部電極16a
の接触は、通常の着座センサに比べて低荷重で行われ
る。従って、この接点部17d,17eの荷重Fに対す
る抵抗は低減されるため、接点部の変形等が起こりにく
くなり同様に優れた耐久性などを実現することができ
る。
【0014】図6は、この発明の他の実施形態に係る着
座センサを示す断面図である。なお、以下において、既
に説明した部分と重複する説明は割愛する。着座センサ
8は、感圧スイッチからなるもので、絶縁樹脂フィルム
などからなる一対の可撓性シート21,22を、絶縁ス
ペーサ23及びこの絶縁スペーサ23の両面に配置され
た接着材14を介して重合することにより構成され、一
対の可撓性シート21,22の対向面21a,22aに
は、それぞれ導電パターン25,26が形成されてい
る。絶縁スペーサ23は、上記絶縁スペーサ13と同様
に、2枚の絶縁スペーサ23a,23bを、両面テープ
等の接着部材23cを介して貼り合わせた構造からな
る。図中上側の導電パターン25は、接点部27に対応
する位置にそれぞれ形成される上部電極25aと、これ
ら上部電極25aを、例えばVcc電源端子に共通に接
続する図示しないリード部とで構成されている。一方、
図中下側の導電パターン26は、接点部27に対応する
位置にそれぞれ形成される下部電極26aと、各下部電
極26aを、それぞれ抵抗を介して接地する図示しない
リード部とから構成されている。また、可撓性シート2
2の導電パターン26の下部電極26aには、この下部
電極26aを覆うように感圧インク(感圧層)30が形
成されている。この感圧インク30は、加えられる荷重
(圧力)に応じて抵抗値(接触抵抗)が変化するもので
ある。感圧インク30は、ペースト状材料をスクリーン
印刷やオフセット印刷などの方法により成形する方法
や、予め成型した膜状電極を所定の場所に固定する方法
などにより形成されるものである。
【0015】絶縁スペーサ23の接点部27に対応する
位置には、上記着座センサ6と同様に所定の開口径を有
する開口部28が形成されると共に、この開口部28に
連通し接点部27を隣接する他の接点部(図示せず)と
空間的に連結する空気路29が形成されている。この空
気路29は、例えば絶縁スペーサ23a,23bの間に
配置される接着部材23cを予めパターン形成すること
等で形成される。この着座センサ8では、この開口部2
8を介して上部電極25aと下部電極26aとが接触す
る構造となっている。
【0016】この着座センサ8では、可撓性シート21
の上部電極25aの接点部27の上方から押圧力(荷重
F)が可撓性シート22の下部電極26a方向に加えら
れ、可撓性シート21が撓んで上部電極25aが感圧イ
ンク30に接触すると、感圧インク30に加わる荷重F
(即ち、圧力)に応じて(反比例して)感圧インク30
の抵抗値が変化し、図7に示すような特性を示すように
なる。即ち、可撓性シート21の上部電極25aの接点
部27に荷重Fが加えられていない状態では、上部電極
25aと下部電極26aとが互いに絶縁スペーサ23で
離されているため、その抵抗値が無限大(∞)である。
一方、可撓性シート21の上部電極25aの上方(接点
部27の上方)から下部電極26a方向(下方向)に荷
重Fが加えられて可撓性シート21が撓み、上部電極2
5aが感圧インク30と接触して更に接点部27に荷重
が加えられていくと、感圧インク30に加わる荷重(即
ち、圧力値)FがF1,F2,F3,…,Fnと増えてい
き、感圧インク30の抵抗値RがR1,R2,R3,…,
nとなだらかに低下していく。
【0017】この着座センサ8では、上述したように、
接点部27の荷重値(圧力値)に応じて感圧インク30
の抵抗値Rが変化(荷重値が増えると抵抗値Rが低下)
するので、等価的に可変抵抗とみなすことができる。従
って、図8に示すように、この着座センサ8の接点部2
7a〜27nの可撓性シート21の上部電極25aは、
定電圧Vccを出力する図示しない定電圧源と接続さ
れ、可撓性シート22の下部電極26aは、抵抗40a
〜40nを介してそれぞれ接地されているように構成す
ることができる。このため、可変抵抗の一端に定電圧V
ccが供給され、可変抵抗の他端が抵抗40a〜40n
を介して接地されているのと等しいと考えることができ
る。このような構成の着座センサ8の接点部27a〜2
7nの他端、即ち、下部電極26aと抵抗40a〜40
nとの接続点Xa〜Xnの電位をこれら接続点Xa〜X
nとそれぞれ接続されたA/D変換器41a〜41nで
アナログ信号からディジタル信号に変換して検出回路5
0で検出することにより荷重の有無や圧力の大きさなど
を判定することが可能となる。
【0018】なお、この着座センサ8も上記着座センサ
6と同様に各接点部27を形成する開口部28が、隣接
する接点部と空気路19で連結されている他は、一対の
可撓性シート21,22、絶縁スペーサ23及び接着材
14により密閉されているため、各接点部27に対して
同時に荷重Fが加えられる場合、負荷荷重は軽減される
と共に、一部の接点部27に荷重Fが加わり他の接点部
27に荷重Fが加わらない場合、低荷重で荷重Fが加え
られる接点部27の接点のオン/オフが行われるため、
各接点部27の変形などを抑えることができ、高い検出
性能と優れた耐久性を同時に実現することが可能とな
る。
【0019】なお、上記実施例では、絶縁スペーサ13
(23)を、2枚の絶縁スペーサ13a,13b(23
a,23b)の間に接着部材13c(23c)を介して
貼り合わせた構造とし、この接着部材13c(23c)
に空気路19(29)を予め形成するようにしていた
が、図9に示すように、絶縁スペーサ33に予め空気路
39を構成する凹部を形成し、接着材14を介して一対
の可撓性シート31,32の間に介挿するようにしても
良い。この他にも空気路により開口部を連結することが
できる構造であれば、その形態は多様である。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
一対の可撓性シートの対向面に形成された上下の導電パ
ターンにより構成される接点部を形成する絶縁スペーサ
の開口部が、一対の可撓性シート及び接着材により密閉
されると共に、この開口部が隣接する接点部同士を空間
的に連結する空気路により連通されているため、複数の
接点部へ同時に荷重が加わる場合、開口部及び空気路の
内部に密閉された空気の圧縮反発力により各接点部への
負荷荷重を軽減することができ、接点部への負担を軽く
して変形等が発生しないようにすることができる。ま
た、一部の接点部へ荷重が加わる場合、負荷荷重のない
接点部へ空気路を通じて密閉された空気が押し出される
ため、この接点部の空気体積増加による減圧作用及び負
荷荷重のある接点部の分散作用により負荷荷重のある接
点部のオン/オフ検出を比較的低荷重で行うことがで
き、同様に接点部への負担を軽くして変形等が発生しな
いようにすることができる。これにより、着座センサの
耐久性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る着座センサを内
蔵した座席を示す側面図である。
【図2】 同着座センサの一部を示す断面図である。
【図3】 同着座センサの回路構成を示す図である。
【図4】 同着座センサ全体に荷重が加わる様子を示す
断面図である。
【図5】 同着座センサの一部に荷重が加わる様子を示
す断面図である。
【図6】 この発明の他の実施形態に係る着座センサを
示す断面図である。
【図7】 同着座センサにおける荷重と抵抗の関係を示
す特性図である。
【図8】 同着座センサの回路構成を示す図である。
【図9】 この発明の更に他の実施形態に係る着座セン
サを示す断面図である。
【図10】 メンブレンスイッチを用いた着座センサの
構成を示す分解斜視図である。
【図11】 図10のA−A´断面図である。
【符号の説明】
1…座席、2…着座部、3…背もたれ部、4…ヘッドレ
スト、5…表皮、6,8…着座センサ、7…チャイルド
シート、11,12,21,22…可撓性シート、1
3,23…絶縁スペーサ、14…接着材、15,16,
25,26…導電パターン、17,27…接点部、1
8,28…開口部、19,29…空気路、30…感圧イ
ンク、40…抵抗、41…A/D変換器、50…検出回
路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席への荷重の有無を検出する着座セン
    サであって、 一対の可撓性シートを絶縁スペーサ及びこの絶縁スペー
    サの両面に配置された接着材を介して重合することによ
    り形成され、 前記一対の可撓性シートの対向面と前記絶縁スペーサと
    の接触面は前記接着材により密閉され、前記対向面に複
    数の接点部を構成する導電パターンがそれぞれ形成され
    ると共に、 前記絶縁スペーサの所定位置に前記接点部を形成するた
    めの開口部と、この開口部に連通し隣接する接点部同士
    を空間的に連結する空気路とが形成されたメンブレンス
    イッチからなることを特徴とする着座センサ。
  2. 【請求項2】 座席への荷重の有無を検出する着座セン
    サであって、 一対の可撓性シートを絶縁スペーサ及びこの絶縁スペー
    サの両面に配置された接着材を介して重合することによ
    り形成され、 前記一対の可撓性シートの対向面と前記絶縁スペーサと
    の接触面は前記接着材により密閉され、前記対向面に複
    数の接点部を構成する導電パターンがそれぞれ形成され
    ると共に、前記接点部における前記導電パターンの少な
    くとも一方が前記接点部に加えられる荷重が増加するに
    つれて抵抗値が低下する感圧層により覆われ、 前記絶縁スペーサの所定位置に前記接点部を形成するた
    めの開口部と、この開口部に連通し隣接する接点部同士
    を空間的に連結する空気路とが形成された感圧スイッチ
    からなることを特徴とする着座センサ。
  3. 【請求項3】 前記接着材は、ホットメルト系接着材で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の着座セン
    サ。
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Cited By (4)

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