JP2003044737A - 企業情報の広域認知システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 企業の商品やサービスなどに関するブランデ
ィング情報をユーザーにとって必要かつ有益な内容の情
報として効果的に拡散，浸透させるシステムを提供す
る。 【解決手段】 複数の企業によりホームページを通し
て、様々な形式で提示される商品，サービス，イベン
ト，それらのブランド名や提供企業名などの企業情報の
中から、各ユーザーに認知させたいブランディングに係
わる情報を、統一形式の表示形態で各企業のホームペー
ジに掲載できるように編成してシステム運営者のサーバ
ーコンピュータに配置すると共に、企業情報と関連付け
てサーバーに企業情報のデータベースとして配置し、デ
ータベースのデータに基づいて形成される企業情報検索
用のポータルサイトを配置することにより、各ユーザー
に夫々の端末から前記ポータルサイトにアクセスさせ、
企業のホームページに、統一形式で表示されるブランデ
ィングに係る情報をユーザーの端末に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用した企業のブランディング活動などの企業情報を各
ユーザー（消費者ともいう）に効果的に認知させること
ができる結果、企業情報をユーザー間によく浸透させる
ことが可能な企業情報の広域認知システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】企業等は自社が提供する商品やサービス
などをユーザーに購入してもらったり利用してもらうた
め、各企業等がそれぞれ独自に展開するインターネット
のホームページを始めとし、雑誌やＴＶ等の様々な宣
伝，広告等の媒体を利用した広告や広報など、様々な媒
体に様々な表現形態を採って各企業の商品やサービス等
のブランディングに関する企業情報を世間に対して発信
している。

【０００３】企業等が実行している企業情報の発信は、
その企業名やブランド名、或は、商品やサービス自体の
知名度を高めたり、その企業名やブランドなどの財産権
的価値を維持，高揚することなどを目的として、新聞，
雑誌等の紙媒体やＴＶやラジオなどによる電波媒体やイ
ンターネットのホームページなどを利用する電子媒体を
利用して、各企業が夫々に独自の企業色を打出しつつ様
々な形態で日常的に広く行われている。

【０００４】各ユーザーは、上記のような様々な媒体上
にそれぞれ独自の形式で展開されている各企業のブラン
ディングに関する企業情報を通して、新しい商品やサー
ビスなど、或は、自分が欲している商品やサービスなど
のブランディング情報に接することができる反面、その
中から自分にとって必要で有益な情報を瞬時に取出すこ
とが困難になりつつある。例えば、インターネットのホ
ームページについていえば、一企業一ホームページでユ
ーザーに提示される企業情報の中から、例えばある商品
について自分に必要な情報を捕捉するには、少なくとも
その商品に係りがある複数の企業のすべてのホームペー
ジを閲覧することが必要になってくるが、このような閲
覧手間，ホームページ閲覧による対応は、現実的とはえ
いない。

【０００５】即ち、ホームページやその他の各媒体上に
展開されている商品やサービスなど、各企業のブランデ
ィングに関する情報は、その表現形態が、各企業ごとに
全くまちまちであり、また、各種の媒体に重複して掲載
される同じ商品やサービス等のブランディングに関する
情報も、その提示の仕方や内容がまちまちであるため、
各ユーザーが捜しているサービスや商品等に関する必要
かつ有益なブランディング情報を容易，迅速に捕捉する
ことは、かなり困難だからである。また、検索時間が取
れないなどの理由で、一部の媒体を検索したり閲覧した
だけでは、各企業が様々な媒体を通して展開しているあ
らゆる商品やサービスなどブランディング情報に接した
り、それを入手することは出来ない。

【０００６】他方、前記の商品やサービス等に関するブ
ランディング情報を各媒体を通して展開している各企業
等も、あらゆる媒体に対し、自社の商品やサービスなど
に関するブランディング情報を掲載することは、コスト
面やその準備や手間、或は、その効果の面から見ても、
合理的或は経済的とはいえない面がある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な各企業による商品やサービスに関するブランディング
情報の提供の仕方、或は、そのような情報のユーザーへ
の拡散や浸透の現状に鑑み、各企業などにとっては自社
の商品やサービスなどに関するブランディング情報を各
ユーザーにとって必要かつ有益な内容の情報として効果
的に拡散，浸透させることができると共に、各ユーザー
は、サーバーコンピュータ側に統一形式で一元管理され
るデーターベース化された各企業のブランディング情報
を通して、ホームページやそれ以外の媒体上でも展開さ
れている前記商品やサービスなどに関するブランディン
グ情報、並びに、これらの情報に関連した情報や付帯し
た情報をも、見やすくわかりやすい形式で容易かつ迅速
に入手できる企業情報の広域認知システムを提供するこ
とを課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的とした本発明システムの構成は、複数の企業など
によりインターネットホームページを通して、様々な形
式，内容により提示される商品，サービス，イベント，
それらのブランド名や提供企業名などを内容とする様々
な企業情報の中から、各ユーザーに認知させたいブラン
ディングに係わる情報を、統一形式の表示形態で前記各
企業のホームページに掲載できるように編成してシステ
ム運営者のサーバーコンピュータに配置すると共に、前
記企業情報に含まれる様々な情報を関連付けて前記サー
バーコンピュータに当該企業情報のデータベースとして
配置し、該データベースのデータに基づいて形成される
前記企業情報検索用のポータルサイトを配置することに
より、各ユーザーに夫々の端末から前記ポータルサイト
にアクセスさせ、前記企業のホームページに、統一形式
で表示されるブランディングに係る情報を当該ユーザー
の端末に表示させるようにしたことを特徴とするもので
ある。

【０００９】

【発明の実施の形態】次に本発明システムの実施の形態
例について、図を参照しつつ説明する。図１は本発明シ
ステムに参画する各企業などによりその商品やサービス
などに関するブランディング情報が掲載されるホームペ
ージと、本発明システムの運営者のサーバーコンピュー
タと、ユーザーとの関係を、模式的に示したブロック図
である。

【００１０】図１において、１は本発明システムの運営
者、２は、ＴＶ，雑誌，街頭などの種々の広告媒体やイ
ベントなどを通して自社の商品やサービス等に関するブ
ランディング活動を展開していると共に、インターネッ
トのホームページHP-1〜HP-3・・・において自社の商品
やサービスなどに関するブランディング情報を含む企業
情報を提示している各種団体などを含む複数の企業、３
は複数のユーザーであって、ポータルサイト４を通して
各企業２が提供している前記ホームページHP-1〜HP-3・
・・に掲載される商品やサービス等に関するブランディ
ング情報を含む企業情報や、この情報に関連したり付帯
している情報を、閲覧することができる複数のユーザー
である。なお、WS-1，WS-2，WS-3・・・は、各企業２の
ホームページHP-1〜HP-3用に設置されているサーバーコ
ンピュータである。

【００１１】従来から行われている各企業２による既存
のホームページHP-1〜HP-3・・・は、各企業などが夫々
に独自の形式，内容などにより作成しているため、各ユ
ーザー３がポータルサイト４から各企業２のホームペー
ジHP-1〜HP-3・・・で商品などに関するブランディング
情報を得たいと思っても、具体的な商品名やブランド
名、或は、メーカー名などが予め判っていないと、その
ホームページにたどり着けなかったり、或は、同種の商
品（洋服やバッグ等々）であっても、各企業のブランデ
ィングのための情報の提示の仕方や内容或は様式が異な
っていることが大半であるため、ユーザー３が欲してい
るその商品のブランディング情報が入手できなかった
り、商品同士の比較が出来ないなどという問題がある。
これは、各企業のホームページHP-1〜HP-3・・・を閲覧
するための現在のポータルサイト４の検索用の表示形態
が、例えば閲覧したい「テーマ」、例えば一般商品名を
入力するとそのテーマに何らかの関連がある各ホームペ
ージのリストを単に羅列する形式だからである。

【００１２】そこで本発明システムでは、複数の企業が
区々の形式や内容によって行っているインターネットの
ホームページHP-1〜HP-3・・・による企業情報の提示の
現状に鑑み、各企業がそれぞれの形式，内容で提示して
いるホームページHP-1〜HP-3・・・などの掲載内容か
ら、ユーザーに対して必要かつ有益と判断されるブラン
ディング情報、つまり、各ユーザー３に対して発信され
るべきブランディングに係わる情報をホームページの情
報の中から選択して、選択した情報についてサーバーコ
ンピュータ５にデータベース5a〜5cを作成し、データベ
ース化された情報を単一形式に編成して、各企業のホー
ムページHP-1〜HP-3の中に統合されたプラットフォーム
６として掲載するようにした。

【００１３】本発明システムでは、商品やサービスなど
に関するホームページHP-1〜HP-3・・・での企業情報の
中から、ユーザーにとって必要で有益なブランディング
情報を選択し、その情報の形式を統一してプラットフォ
ーム６において各ユーザー３が閲覧できるようにしたの
で、各ユーザー３は多量かつ多様なスタイルの各ホーム
ページHP-1〜HP-3・・・の企業情報の中から、各ユーザ
ー３が必要とするブランディング情報を容易に取得する
ことができる。また、本発明システムでは、各ユーザー
３が更に詳しい情報や関連情報を得たい場合には、前記
プラットフォーム６の情報に関連付けしてサーバーコン
ピュータ５に構築されているデータベース5a〜5cの詳細
な情報や関連情報を閲覧することができるようにした。

【００１４】すなわち、本発明システムにおいては、一
例として各企業２が現在行っている夫々のホームページ
HP-1〜HP-3・・・における商品等に関する企業情報の中
から、各ユーザー３に対して発信すべきブランディング
に関する情報を抽出し、この情報をサーバーコンピュー
タ４にデータベース化して蓄積すると共に、データベー
ス化されたブランディング情報を、単一形式のプラット
フォーム６として各企業２のホームページHP-1〜HP-3・
・・に掲載するから、各ユーザー３はその検索用ポータ
ルサイト７又はポータルサイト４でブランディング情報
を統一された表示形式プラットフォーム６を閲覧できる
のである。なお、在来のホームページHP-1〜HP-3・・・
は、そのポータルサイト４から検索して各ユーザー３が
自由に閲覧できる点は、従来通りである。

【００１５】本発明システムでは、システム運営者１の
サーバーコンピュータ５に、各企業２が、既存の各媒体
上で展開している商品やサービスなどに関する企業情報
に基づいて、ブランディング情報のデータベース5a〜5c
を作成する。このデータベースの内容としては、例え
ば、商品のジャンルとその商品に関係するイベントのジ
ャンルを関連付けたデータ，商品内容の詳細情報とイベ
ントの詳細情報を関連付けたデータ，商品とその販売店
を関連付けたデータ，イベント会場とそのイベントに関
連した販売店とを関連付けたデータなど、各データを関
連付けた形で検索表示できる機能を持たせたものがあ
り、ここではメディアデータベース5a，イベントデータ
ベース5b，流通データベース5cが、サーバーコンピュー
タ４に企業情報に関するデータベースとして形成され
る。

【００１６】上記の企業情報のデータベース5a〜5cのデ
ータは、各企業２が既存のホームページHP-1〜HP-3・・
・で夫々に展開している企業情報の内容や、その他種々
の媒体においてそれぞれ独自の形式や内容により展開し
ているそれぞれの企業情報の内容の中から、例えば商品
やサービスのジャンル、その商品やサービスの販売店な
どの流通ルート、前記商品のサービスに関するイベント
の内容、時期、場所などに基づき分類すると共に、各分
類ごとに、商品やサービス等に関するブランディング情
報を一定形式のプラットフォーム６の表示形態に編集
し、サーバーコンピュータ４に蓄積している。

【００１７】このようにしてデータベース化された各企
業のホームページHP-1〜HP3・・・における企業情報の
中で商品やサービスのブランディングに関する情報は、
一例として、それを要約したり、簡素化した内容のデー
タにより、前記サーバーコンピュータ５のデータベース
5a〜54cなどの検索を支援するためのポータルサイト７
のデータに形成される。なお、ポータルサイト７から
は、前記データベース5a〜5cの各データに紐付けされた
夫々の詳細な内容の情報や付帯情報、関連情報を検索し
て閲覧することもできる。

【００１８】各ユーザー３は夫々のパソコン等の端末８
によって、システム運営者１のサーバーコンピュータ５
に形成されたデータベース5a〜5cのデータを閲覧するた
めのポータサイト７からインターネットなどを経由して
ユーザーに発信すべく編集されて統一形式のプラットフ
ォーム６が掲載されたホームページHP-3〜HP-3・・・や
プラットフォーム６にアクセスすることにより、一定形
式に編集された商品やサービス等に関するユーザー３が
必要とするブランディング情報、或は、この情報に互い
に関連付けられた付帯情報や関連情報を、夫々の端末８
に取得できる。従って、各ユーザー３は、簡易な形式
で、いわばインデックス的に情報が表示されるポータル
サイト７からより詳しい情報の内容までを自分の手元の
端末８に容易かつ迅速に取得することが可能になる。ユ
ーザー３の端末８には、パソコンのほか携帯電話などの
各種ＰＤＡを含む。

【００１９】以上により、各ユーザー３は、例えば自分
の部屋に居ながらにしてプラットフォーム６やポータル
サイト７を経由してサーバーコンピュータ５の各データ
ベース5a〜5cに格納されている各企業の商品やサービス
のブランディング企業情報を、夫々の端末８において各
ユーザーが見やすい形に統一された形式で閲覧できるこ
とは勿論、従来の電子情報サービスシステムでは行われ
ていない紙媒体や電波媒体、或は、街頭や店頭での広
告，広報などに基づく企業情報、並びに、これらの情報
に関連，付帯する情報についても、詳細な内容を伴って
閲覧したり、プリントアウトして入手することが可能に
なる。

【００２０】本発明システムにおいては、各ユーザー３
における上記ポータルサイト７に対するアクセスなどの
動向は、そのような情報の提供を受けたいユーザー３が
自分のＥ・メールアドレスや、生年月日，性別，郵便番
号等のユーザーデータを伴ってサーバーコンピュータ５
にユーザー登録として蓄積すると共に、その登録を各ユ
ーザー３ごとにバーコード等の適宜コードによりコード
化して登録することにより、サーバーコンピュータ５に
登録されたユーザー情報には、そのユーザー３がアクセ
スしたサーバーコンピュー５のデータベース5a〜5cへア
クセスした履歴などのユーザー情報を形成することが可
能になる。

【００２１】また、各企業２は、バーコード等のコード
情報によりサーバーコンピュータ５にデータベース化さ
れたユーザー情報を、一定の条件の下で各企業２の端末
からサーバーコンピュータ５にアクセスして取得するこ
とが可能になる。各企業２は夫々の端末から取得される
ユーザー情報を、それがバーコードであればバーコード
リーダにより読取ることができるので、各企業２では、
夫々に自社のユーザー３に対して直接商品やサービスな
どの購入を持ち掛ける、つまり、サーバーコンピュータ
５を介して営業活動を行うことも可能になる。

【００２２】

【発明の効果】以上に述べたように、従来のインターネ
ットのホームページにおける商品などに関する企業情報
の提示は、その内容や形式が各企業で区々であったもの
を、区々の企業情報の中からユーザーにとって必要なブ
ランディング情報を抽出し、これを一定形式の情報に編
集して前記ホームページの中に表示して閲覧できるよう
にデータベース化したから、各ユーザーは見やすく判り
易い内容になった企業情報に基づいて、関連した詳細な
内容のブランディング情報までの企業情報を、一元的
に、しかも、系列的に閲覧することができる。

【００２３】また、各ユーザーが必要で有益な企業情報
に容易に到達できてそれを閲覧できることにより、各企
業の商品などのブランディングに関する情報が関連する
情報を伴って各ユーザー間に拡散，浸透し易く、また、
各企業側では、各ユーザーの企業情報に対するアクセス
動向や履歴などのユーザー情報を、コード化された形な
どの情報として入手することも可能になるので、自社の
ブランディング活動の効果もはっきり把握することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明システムによる統一形式の統合プラット
フォームを掲載したホームページと、本発明システムの
運営者のサーバーコンピュータと、ユーザー（消費者）
との関係を、模式的に示したブロック図。

【符号の説明】

１ システム運営者 ２ 企業 ３ ユーザー ４ ホームページの検索ポータルサイト ５ サーバーコンピュータ ６ 統合プラットフォーム ７ 企業情報検索用のポータルサイト ８ ユーザーの端末 HP-1〜HP-3・・・ 企業のホームページ

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１３年７月３１日（２００１．７．３
１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の企業などによりインターネットホ
   ームページを通して、様々な形式，内容により提示され
   る商品，サービス，イベント，それらのブランド名や提
   供企業名などを内容とする様々な企業情報の中から、各
   ユーザーに認知させたいブランディングに係わる情報
   を、統一形式の表示形態で前記各企業のホームページに
   掲載できるように編成してシステム運営者のサーバーコ
   ンピュータに配置すると共に、前記企業情報に含まれる
   様々な情報を関連付けて前記サーバーコンピュータに当
   該企業情報のデータベースとして配置し、該データベー
   スのデータに基づいて形成される前記企業情報検索用の
   ポータルサイトを配置することにより、各ユーザーに夫
   々の端末から前記ポータルサイトにアクセスさせ、前記
   企業のホームページに、統一形式で表示されるブランデ
   ィングに係る情報を当該ユーザーの端末に表示させるよ
   うにしたことを特徴とする企業情報の広域認知システ
   ム。
2. 【請求項２】 各ユーザーがポータルサイトを経由して
   前記データベースの情報を閲覧すると、ユーザーの個人
   情報や閲覧履歴などのユーザー情報がバーコード等の適
   宜コードによってコード化され、前記サーバーコンピュ
   ータにユーザー情報のデータベースとして蓄積されるよ
   うにした請求項１の企業情報の広域認知システム。
3. 【請求項３】 サーバーコンピュータにコード化されて
   蓄積されるユーザー情報は、広告主の企業などがその端
   末に読出することができるようにした請求項２の企業情
   報の広域認知システム。