JP2003044646A - 経営状態警告システム - Google Patents

経営状態警告システム

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JP2003044646A
JP2003044646A JP2001235755A JP2001235755A JP2003044646A JP 2003044646 A JP2003044646 A JP 2003044646A JP 2001235755 A JP2001235755 A JP 2001235755A JP 2001235755 A JP2001235755 A JP 2001235755A JP 2003044646 A JP2003044646 A JP 2003044646A
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JP
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alarm
trend
warning
warning system
data
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JP2001235755A
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English (en)
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Mamoru Umeyama
守 梅山
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BUSINESS ACT KK
Original Assignee
BUSINESS ACT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時々刻々入力される経営資料に基づい
て、統計的に異常な状態であるか、あるいは前もって設
定しておいた変動の程度を超えた場合には経営上の警告
を発しようとするシステムを提供すること。 【解決手段】 入力された時系列データ(b)に必要な
統計的処理(c)を施して傾向が見出された場合には、
その傾向の大きさを検出して(h)警告を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、日常記録すべき
各種の経営資料から傾向を自動的に見出して、経営上注
意すべき警告としてそれを表示できるシステムである。
【0002】
【従来の技術】従来、日常記録すべき各種の経営資料を
コンピューターに時々刻々入力し、最近の集計結果が直
ちに出力できるようなソフトウェアが普及している。
【0003】しかし、これ等の従来技術は入力された経
営資料をそのまま記録保存、集計するだけであって、そ
れ等の経営資料から異常な状態を発見し、それを警告と
して経営資料として提供できるものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、時々刻々
入力される経営資料に基づいて、統計的に異常な状態で
あるか、あるいはあらかじめ設定しておいた変動の程度
を超えた場合には経営上の警告を発するというシステム
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、この発明の構成は、[1](1)入力された時系列
データに必要とする統計的処理を施して傾向分析を行っ
て、傾向の有無を検討する段階、(2)傾向が見出され
なかった場合は作業を終了し、傾向が見出された場合は
回帰式を作成して傾向変動を検出する段階、(3)検出
した傾向が統計確率的に異常である場合には警告を作成
する段階からなることを特徴とする経営状態警告システ
ム、[2]検出した傾向が前もって決定しておいた範囲
を超えた場合に警告を作成する段階からなることを特徴
とする前記[1]記載の経営状態警告システム、[3]
検出した傾向が前もって決定しておいた範囲を超えた場
合に、その超えた回数、超えた程度に応じて上位の管理
責任者に対しても警告が出されることを特徴とする前記
[2]記載の経営状態警告システム、である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を参照してこの発明の具体的
構成を説明する。図1はこの発明方法のフローシートの
一例であって、その基本となるものは、入力初期設定1
の段階とデータ入力2の段階およびアラームレポートフ
ァイル3の段階からなるシステムである。
【0007】まず、このソフトウェアの顧客から通信回
線を通して顧客が決定したアラーム発信の限界となる基
準値を入力し、初期設定基準5として保存される。この
基準はアラーム有無処理8において、顧客が決定したア
ラームの判断の基になる。
【0008】顧客は通信回線1によって入力すべき項目
を設定し、入力初期設定とする。これは例えば初期設定
の項目が理論的に十分であるか否か初期設定チェック4
を経て設定される。
【0009】この初期設定された各項目について通信回
線2から時々刻々の経営データが送信され、入力データ
チェック段階6を経て正確なデータが入力される。
【0010】このデータがアラーム有無処理段階8で、
例えば統計的な処理をされる。
【0011】必要とする統計的処理としては、例えば年
間移動平均(年間+週間)のような移動平均によって循
環変動、季節変動や不規則変動を除くこと、次に傾向分
析としてケンドールによるトレンドの検定の公式あるい
は連の総数によるトレンドの検定の公式、更に、相関分
析公式、回帰分析公式等によって時間的従属性の有無を
検定する。
【0012】従属性が無い場合は、アラームは必要がな
く、終了となる。
【0013】従属性が見出された場合は移動平均、最小
二乗法、スプライン関数等によって傾向線(例えば回帰
直線)を決定し、変動を計算する。
【0014】これを基準値と比較し、あらかじめ設定し
た値を超えている時にはアラーム9から警告作成の信号
が生じ、アラームレポート作成段階10で、アラームレ
ポート処理11で作成されたアラームレポートが出力さ
れると共にアラームファイル3でレポートが保存され
る。
【0015】アラームレポート処理11段階では、あら
かじめ設定されているアラームレポート基準にしたがっ
て、アラームレポートが作成される。
【0016】これが最初の段階の警告である。この警告
に従って何等かの対策が取られても、その異常がある期
間解消されなかった場合は、マルチレベルアラーム有無
チェック段階12を経てマルチレベルアラーム有無処理
13をされる。ここで設定されているアラーム基準に従
ってアラームの有無がチェックされる。アラーム14が
無い場合は終了する。アラーム14があると、それが発
信されると共にアラームレポート作成段階15を経てマ
ルチアラームレポート処理段階16でアラームレポート
基準に従って、アラームレポートが作成される。
【0017】このマルチレベルアラームの段階の警告が
最初のアラームレポート10の段階の警告より上位の組
織に報告されるようになっていれば経営者が時機に後れ
ずに警告に接することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例として日々の売上額に基づく警
告の可否判断方法を図面と表を参照して具体的に説明す
る。
【0019】図2に示すように、顧客から送信(a)さ
れてくる毎日の売上額を実績(b)として記録蓄積す
る。
【0020】この実績(b)として下記表1の実績列に
は商品A、商品B、商品C別の売上の実績が示されてい
る。
【0021】この実績から季節変動、週間変動等の変動
を除くために商品別に売上年間移動平均(日)および年
間、週間移動平均(日)を算出する[図2の処理
(c)]。
【0022】
【表1】
【0023】この結果を商品Aについて図表にしたもの
が図3、商品Bについて図表にしたものが図4、商品C
について図表にしたものが図5である。
【0024】上記表1のデータに基づいて作成した連に
よる傾向検定ファイルを表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】図2のこの処理(c)によって出た結果を
傾向変動仮説検定(d)段階で傾向変動が無いとする仮
説と傾向変動が有るという対立仮説を立てて傾向変動の
有無を検定し、傾向変動が見当たらない場合は傾向変動
無し(e)として作業は終了する。
【0027】上記仮説検定(d)段階で傾向変動有
(f)という結果が出ると、回帰分析段階(g)を経て
傾向変動計算(h)段階で変動率、変動売上等の予測値
を算出し、アラームレポート作成段階(i)を経てそれ
を送信(j)し、作業は終了する。その結果は図6のマ
ルチレベルアラーム処理フローのアラームファイル
(3)に保存される。
【0028】下記表3は商品Aの売上げデータを回帰分
析をした結果に基づいて傾向線等の予測値を示す表であ
る。
【0029】表4は商品Bについて同様の予測値を示
し、表5は商品Cについて同様の予測値を示す表であ
る。
【0030】図7は商品Aの売上げデータの移動平均グ
ラフと表3に基づく傾向線である。
【0031】図8は商品Bの売上げデータの移動平均グ
ラフと表4に基づく傾向線、図9は商品Cの売上げデー
タの移動平均グラフと表5に基づく傾向線である。
【0032】下記表6は商品A、B、Cの年間売上高増
減予想を示す表である。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
【表6】
【0037】図6のアラームファイル3に保存されたア
ラームの内容および回数の記録から上位の管理責任者に
対するアラーム(マルチレベルアラーム)の必要の有無
をチェック12する。このチェックの基準はアラーム基
準13による。
【0038】マルチレベルアラームの必要がない場合は
そこで作業は終了する。
【0039】上記マルチレベルのアラーム基準の一例は
表7のマルチレベルアラーム基準として例示する。
【0040】
【表7】
【0041】差異・変化率調整はアラーム基準値に対す
る調整%値で、レベル区分内の階層別アラーム基準値の
調整値%の例示である。
【0042】計画基準差異率は前もって決定されている
基準値に対するアラームの許容範囲の例示である。
【0043】傾向有意変化率は傾向検定で有意と判定さ
れた時のアラーム傾向変化率基準の例示である。
【0044】責任レベルは複数の管理期間数内でいくつ
のアラームが発生した時にアラームをだすかの基準値の
例示(この表ではアラームの発生毎)である。
【0045】下位4CS(control span:
管理の時間幅の略称)は管理責任の下位段階でアラーム
のためにチェックすべき一管理期間の四期間分のことで
ある。言うまでもなく、この基準は各事業体の実状に応
じて自由に設定できる。
【0046】この基準にしたがって、マルチレベルアラ
ームの有無をチェックし、アラームが発生するとアラー
ムレポート15で、アラームレポート基準16にしたが
ってアラームレポートが作成され、それが保存17され
ると共に、顧客に送信18されて作業は終了する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来複雑な作業を経なければ処理できなかった統計デー
タを極めて短時間で処理できるので、経営上注意すべき
傾向を素早く警告として示すことができる。また、経営
上注意すべき事項の重大さに応じて、上位の経営責任者
にも警告を示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアラームシステムの概要を示すフロ
ーシート。
【図2】この発明におけるアラームの事例を説明するフ
ローシート。
【図3】商品Aの日別売上高移動平均(年間+週間)グ
ラフ。
【図4】商品Bの日別売上高移動平均(年間+週間)グ
ラフ。
【図5】商品Cの日別売上高移動平均(年間+週間)グ
ラフ。
【図6】マルチレベルアラーム処理フロー。
【図7】商品Aの売上予測グラフ。
【図8】商品Bの売上予測グラフ。
【図9】商品Cの売上予測グラフ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)入力された時系列データに必要と
    する統計的処理を施して傾向分析を行い、傾向の有無を
    検討する段階 (2)傾向が見出されなかった場合は処理を終了し、傾
    向が見出された場合は回帰式を作成して傾向変動を算出
    する段階 (3)検出した傾向が統計確率的に異常である場合には
    警告を作成する段階からなることを特徴とする経営状態
    警告システム。
  2. 【請求項2】 検出した傾向が前もって決定しておいた
    範囲を超えた場合に警告を作成する段階からなることを
    特徴とする上記請求項1記載の経営状態警告システム。
  3. 【請求項3】 検出した傾向が前もって決定しておいた
    範囲を超えた場合に、その超えた回数、超えた程度に応
    じて上位の管理責任者に対しても警告が出されることを
    特徴とする請求項2記載の経営状態警告システム。
JP2001235755A 2001-08-03 2001-08-03 経営状態警告システム Pending JP2003044646A (ja)

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