JP2003041068A - レトルト用樹脂組成物、そのフィルム及び積層体 - Google Patents
レトルト用樹脂組成物、そのフィルム及び積層体Info
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Abstract
撃性や透明性の低下抑制、更に油性食品等によるユズ肌
の発生抑制に優れたレトルト食品包装用樹脂組成物、そ
のフィルム及びレトルト食品包装用積層体を提供するこ
と。 【解決手段】 ポリエチレン系樹脂及び/又はポリプロ
ピレン系樹脂98.0〜99.9質量%に、BET法に
よって測定された比表面積が150m2/g以上であっ
て、かつ表面処理が施された合成シリカ系のアンチブロ
ッキング剤を0.1〜2.0質量%配合したレトルト用
樹脂組成物、そのフィルム及び積層体のシーラント層で
ある。
Description
加熱滅菌処理を施すレトルト食品包装に用いられるレト
ルト食品包装用樹脂組成物及びその樹脂フィルムに関
し、特にアンチブロッキング性、レトルト処理後の衝撃
性や透明性の低下抑制、更に油性食品等によるユズ肌の
発生抑制に優れたレトルト食品包装用樹脂組成物及びそ
の樹脂フィルムに関するものである。又、本発明は食品
を内容物として121℃以上の加熱滅菌処理を施すレト
ルト食品包装用積層体に関し、特にアンチブロッキング
性、レトルト処理後の衝撃性や透明性の低下抑制、更に
油性食品等によるユズ肌の発生抑制に優れたレトルト食
品包装用積層体に関するものである。
ている。レトルト食品の包装体に用いられる積層体は少
なくとも基材フィルムとシーラント層からなっている。
一般的に、積層体に用いられるシーラント層には、成形
時の巻きじわ防止や内容物充填時の開口性、内容物の取
り出し易さを目的としてアンチブロッキング剤が添加さ
れており、更にアンチブロッキング性を向上するために
ニッカリ粉等のパウダーをラミネートや製袋時に散布し
ている。シーラント層にアンチブロッキング剤として通
常の合成シリカを用いてレトルトの処理を行うと、吸水
によると思われる白化及び衝撃強度低下が生じ、又アル
ミノシリケートや珪藻土等のシラノール基の少ないアン
チブロッキング剤を用いた場合、レトルト後の白化及び
衝撃強度低下は少ないものの、アンチブロッキング性の
改善効果が十分なものではなかった。又、上記アンチブ
ロッキング剤は油性食品等によるユズ肌の発生を抑制す
ることができなかった。
として加熱滅菌処理を施すレトルト食品包装に用いられ
るレトルト食品包装用樹脂組成物及びその樹脂フィルム
に関し、特にアンチブロッキング性、レトルト処理後の
衝撃性や透明性の低下抑制、更に油性食品等によるユズ
肌の発生抑制に優れたレトルト食品包装用樹脂組成物及
びその樹脂フィルムを提供することを目的とするもので
ある。又、本発明は食品を内容物として121℃以上の
加熱滅菌処理を施すレトルト食品包装用積層体に関し、
特にアンチブロッキング性、レトルト処理後の衝撃性や
透明性の低下抑制、更に油性食品等によるユズ肌の発生
抑制に優れたレトルト食品包装用積層体を提供すること
を目的とするものである。
結果、レトルト食品包装用樹脂組成物及びその樹脂フィ
ルム並びにレトルト食品包装用積層体のシーラント層
に、シリコーンオイル、変性シリコーンオイル又はシラ
ンカップリング剤により表面処理された合成シリカ系の
アンチブロッキング剤を用いることで、アンチブロッキ
ング性とレトルト後に発生する白化・衝撃強度の低下抑
制及び油性食品等によるユズ肌の発生が抑制されること
を見出し、本発明を完成させたものである。
び/又はポリプロピレン系樹脂98.0〜99.9質量
%に、BET法によって測定された比表面積が150m
2/g以上であって、かつ表面処理が施された合成シリ
カ系のアンチブロッキング剤(以下、アンチブロッキン
グ剤と略記する。)を0.1〜2.0質量%配合したレ
トルト食品包装用樹脂組成物(以下、レトルト用樹脂組
成物と略記する。)、その樹脂フィルム(以下、フィル
ムと略記する。)に関するものであり、又、該樹脂フィ
ルム(積層体のシーラント層)からなるレトルト食品包
装用積層体(以下、積層体と略記する。)に関するもの
である。
トルト用樹脂組成物及びそのフィルム(積層体のシーラ
ント層)におけるアンチブロッキング剤の含有量は、そ
れぞれポリオレフィン系樹脂98.0〜99.9質量%
に対して0.1〜2.0質量%であり、好ましくは0.
5〜1.2質量%ある。含有量が0.1質量%未満では
アンチブロッキング性が改良されず、2.0質量%を超
えるとフィルム(積層体のシーラント層)の透明性や強
度が悪化する。
炭素数3〜18の共重合体、高密度ポリエチレン及び低
密度ポリエチレン等が挙げられる。ポリプロピレン系樹
脂としては、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチ
レンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック
共重合体及びプロピレン−エチレン−ブテン−1三元共
重合体等が挙げられるが、中でもプロピレン−エチレン
ランダム共重合体及びプロピレン−エチレン−ブテン−
1三元共重合体は多量のアンチブロッキング剤が必要で
あることから顕著な効果が認められ好ましく用いられ
る。特に、プロピレン-エチレンランダム共重合体にお
いては、エチレンを2〜10%含有するもの、プロピレ
ン−エチレン−ブテン−1三元共重合体においては、エ
チレンを1〜5%及びブテン−1を1〜20%含有する
ものが好ましく用いられる。本発明においては、ポリエ
チレン系樹脂及び/又はポリプロピレン系樹脂にEPR
(エチレン−プロピレンゴム)等の改質剤を添加するこ
ともできる。プロピレン−エチレンブロック共重合体に
あっては、プロピレン−エチレンブロック共重合体9
8.0〜99.7質量%とアンチブロッキング剤0.3
〜2.0質量%が好ましく、又はシーラント層を多層と
するときは、シール面層がプロピレン−エチレンプロッ
ク共重合体98.0〜99.7質量%とアンチブロッキ
ング剤0.3〜2.0質量%からなり、他層がプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体からなる積層体がより好
ましい。プロピレン−エチレンブロック共重合体として
は、融点が155〜165℃、メルトフローレート(M
FR)が1.0〜8.0g/10分のものが好ましい。
ET法によって測定された比表面積は、150m2/g
以上であることが必要であるが、好ましくは200m2
/g以上、更に好ましくは250m2/g以上のものが
よい。比表面積が、150m2/g/満の場合はアンチ
ブロッキング性が劣る。又、アンチブロッキング剤の平
均粒径は、アンチブロッキング性及び透明性の点から、
コールカウンターによる測定で1〜10μm、好ましく
は1〜6μmがよい。更に、本発明に用いられるアンチ
ブロッキング剤としては、表面処理が施された合成シリ
カが好ましく、表面のシラノール基量を示すDBA値が
表面処理前の70%以下、好ましくは50%以下、更に
好ましくは40%以下がよい。合成シリカは、形状は不
定形、球状等種々のものを使用することができる。製造
法は公知の方法を任意に用いることができるが、特に珪
酸ソーダ水溶液の酸又アルカリ金属塩により中和、分解
反応を行いシリカを析出させる湿式法や高温氣相反応に
よりシリカを析出させる乾式法が好ましい。DBA値は
表面処理前の70%を越えると、アンチブロッキング剤
表面のシラノール基による触媒残渣であるチタン化合物
とフェノール系酸化防止剤の吸着、分解等がおこり、黄
変物質の生成が促進されるため好ましくない。本発明に
おいて、アンチブロッキング剤の表面のシラノール基量
を示すDBA値は下記の方法により測定される。アンチ
ブロッキング剤を180℃で2時間焼成し、デシケータ
中で放冷した後に1g秤量し、0.01Nジ−n−ブチ
ルアミン(DBN)トルエン溶液を100ミリリットル
加える。次いで、これをスターラーで1時間攪拌した後
に一晩放置する。上澄み液5ミリリットルをとり、50
ミリリットルの水/メタノール=1/1溶液を加え、p
HメーターでpHを測定しながら0.01N塩酸で滴定
を行い、その滴定量を測定する。
限定されるものではなく公知の種々の方法が使用できる
が、特にシリコーンオイル、変性シリコーンオイル又は
シランカップリング剤シランカップリング剤等を用いた
方法が好ましく、例えば下記の方法で実施できる。 シリコーンオイル及び変性シリコーンオイルの場合 シリコーンオイルの溶液(トルエン、キシレン、石油
エーテル、イソプロピルアルコール、揮発性シリコーン
オイル等に希釈)に合成シリカを攪拌しながら含浸した
後、溶媒を除去し、加熱焼付処理する。 合成シリカをミキサーやブレンダーを用いて攪拌しな
がらシリコーンオイルやその溶液をスプレーし、加熱焼
付処理する。 シランカップリング剤の場合 シランカップリング剤の水、有機溶媒等の溶液を調製
し、この溶液にア合成シリカを攪拌しながら含浸した
後、ろ過、圧搾、遠心分離等により溶媒を除去し、乾燥
する。 合成シリカをミキサーやブレンダーを用いて攪拌しな
がらシランカップリング剤やその水、有機溶媒等の溶液
をスプレーし、乾燥する。 その他、脂肪酸金属塩やワックス等をシリカ表面にコー
ティングする方法もある。
性シリコーンオイル又はシランカップリング剤の使用量
は、表面処理の程度と合成シリカの比表面積によるため
一概には決定できないが、合成シリカ100質量部に対
して0.5〜20質量部程度で実際に表面処理を行い、
最適量を決定することができる。シリコーンオイル及び
変性シリコーンオイルを使用する場合の加熱焼付処理
は、ジメチルシリコーンオイルの場合で200〜350
℃/5〜30分程度、メチルハイドロジエンシリコーン
オイルの場合で120〜150℃/1〜2時間程度の条
件で行われる。
るシリコーンオイル及び変性シリコーンオイルは、特に
限定されないが、シリコーンオイルとしては例えば、ジ
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、メチルハイドロジエンポリシロキサン、フロロポリ
シロキサン等が挙げられ、変性シリコーンオイルとして
は、ジメチルポリシロキサンの側鎖に有機官能基を有す
るもの、分子鎖の末端に有するもの、又側鎖と末端の両
方に有するものがあるが、例えば、カルビノール変性ポ
リシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アミ
ノ変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポリシロキサン、
カルボキシル変性ポリシロキサン、メタクリル変性ポリ
シロキサン、メルカプト変性ポリシロキサン、フェノー
ル変性ポリシロキサン、アルキル基変性ポリシロキサ
ン、メチルスチリル基変性ポリシロキサン、フッ素変性
ポリシロキサン等が挙げられる。これらのうち、メチル
ハイドロジエンポリシロキサン、カルビノール変性ポリ
シロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、エポキシ変性
ポリシロキサン、カルボキシル変性ポリシロキサン、メ
タクリル変性ポリシロキサン又はメルカプト変性ポリシ
ロキサンが好ましく用いられる。
るシランカップリング剤は、特に限定されないが、例え
ば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、
ビニルトリアセトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキ
シシラン、デシルトリメトキシシラン、ジメチルジメト
キシシラン、ジメチルジエトキシシラン等が挙げられ
る。
チレン系樹脂及び/又はポリプロピレン系樹脂とアンチ
ブロッキング剤、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化
防止剤とを公知の種々の方法で混合するか、或いは押出
機内で溶融混練、造粒して製造することができる。本発
明のレトルト用樹脂組成物及びそのフィルム(積層体の
シーラント層)は、必要に応じ、フェノール系酸化防止
剤を含有することができる。フェノール系酸化防止剤と
しては、特に限定されないが、例えば2、6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェノール、n−オクタデシル−3
−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、ペンタエリスリチル−テトラキス
〔3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕、2−t−ブチル−6−(3−
t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−
4−メチルフェニルアクリレート、2−〔1−(2−ヒ
ドロキシ−3、5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチ
ル〕−4、6−ジ−t−ペンチルフェニルアクリレー
ト、トリエチレングリコール−ビス−〔3−(3−t−
ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕、1、6−ヘキサンジオール−ビス−〔3−
(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕、3、9−ビス〔1、1−ジ−メチル
−2−〔β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル〕−2、
4、8、10−テトラオキサスピロ〔5、5〕ウンデカ
ン、1、3、5−トリメチル−2、4、6−トリス
(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、トリス(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)イソシアヌレート、トリス(4−t−
ブチル−2、6−ジ−メチル−3−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート等が使用できる。
ルト用樹脂組成物及びそのフィルム(積層体のシーラン
ト層)、それぞれ100質量部に対して0.01〜0.
5質量部、好ましくは0.01〜0.3質量部、更に好
ましくは0.02〜0.2質量部含有される。含有量が
0.01質量部未満では成形加工時の熱安定性が不足
し、0.5質量部を越える場合は経済的に不利となるば
かりでなく、本発明に係るアンチブロッキング剤を使用
したとしても黄変の危険性が大きくなる。本発明におい
ては、フェノール系酸化防止剤は単独で用いてもよい
が、0.5質量部を越えない範囲で二種以上組み合わせ
て用いることもできる。
ィルム(積層体のシーラント層)は、必要に応じ、リン
系酸化防止剤を含有することができる。リン系酸化防止
剤としては、特に限定されないが、例えば、トリス(ノ
ニルフェニル)フォスファイト、トリス(2、4−ジ−
t−ブチルフェニル)フォスファイト、ビス(2、4−
ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−
フォスファイト、ビス(2、6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスフ
ァイト、ビス(2、4、6−トリ−t−ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイト、メチ
レンビス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)オクチル
フォスファイト、テトラキス(2、4−ジ−t−ブチル
フェニル)−4、4'−ビフェニレン−ジ−フォスフォ
ナイト、テトラキス(2、4−ジ−t−ブチル−5−メ
チルフェニル)−4、4'−ビフェニレン−ジ−フォス
フォナイト等が使用できる。
樹脂組成物及びそのフィルム(積層体のシーラント
層)、それぞれ100質量部に対して0.01〜0.5
質量部、好ましくは0.03〜0.5質量部、更に好ま
しくは0.05〜0.3質量部含有される。含有量が
0.01質量部未満では成形加工時の熱安定性が不足す
るとともに黄変の危険性が大きくなり、0.5質量部を
越える場合は経済的に不利となるばかりでなく、スクリ
ューやダイスを腐食させる恐れがある。本発明において
は、リン系酸化防止剤は単独で用いてもよいが、0.5
質量部を越えない範囲で二種以上組み合わせて用いるこ
ともできる。さらに、本発明のレトルト用樹脂組成物及
びそのフィルム(積層体のシーラント層)には、本発明
の目的を損なわない範囲で、酸化防止剤、耐熱安定剤、
滑剤、顔料、核剤、可塑剤、老化防止剤、塩素吸収剤及
び耐候安定剤等の添加剤を配合することができる。
ト層)の成形方法については特に制限はなく、例えばイ
ンフレーション法、Tダイ押出し法によって成形するこ
とができる。本発明のフィルム(積層体のシーラント
層)の厚さは、30〜200μm値程度で、好ましくは
40〜100μm程度である。30μm未満では強度不
足により、破袋等の問題が生じる恐れがある。本発明の
積層体は、シーラント層に基材フィルム、必要に応じて
バリアー性材料、耐衝撃性材料等の中間層を積層するこ
とができる。基材フィルムとしては、厚さ10〜50μ
m程度の一軸延伸されたボリエステル、ナイロン及びポ
リプロピレン等が挙げられる。中間層のバリアー性材料
としては、厚さ5〜25μm程度のAL箔、EVOH
(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、PVDC(ポリビ
ニリデンクロライド)、無機酸化物を蒸着したポリエス
テル、ナイロン及びポリプロピレン等が挙げられる。耐
衝撃性材料としては、厚さ5〜25μm程度のナイロン
フィルム等が挙げられ、これらは一層でも二層以上積層
してもよい。これらの積層方法には、特に制限はなく、
ドライラミネーション法、押出しラミネーション法等が
挙げられる。更に、本発明のフィルム(積層体のシーラ
ント層)と異種フィルムとの積層は、ドライラミネー
ト、接着性樹脂による押出しラミネート等の方法が採用
することができる。又、積層のために、必要に応じて接
着剤やアンカーコート剤を使用したり、コロナ処理等を
行うことができる。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 実施例1 プロピレン−エチレンランダム共重合体(エチレン含有
量;3.3質量%、MI;7.0g/10分、密度;
0.89g/cm3、出光石油化学(株)製;F−53
4N4)99.0質量%に対し、アンチブロッキング剤
として表1の表面処理合成シリカ(比表面積;500m
2/g、富士シリシア化学(株)製;サイロホービック
505)を1.0質量%配合し、二軸押出機で混練、ペ
レタイズした後、スクリュー直径40mm、スクリュー
L/D:25の単軸押出機にダイ幅500mm、ダイリ
ップ0.6mmのコートハンガー型Tダイを取り付け、
加工温度250℃、冷却温度30℃にて成形し、肉厚7
0μmのフィルムを得た。続いて、厚さ15μmの二軸
延伸ナイロンフィルムとウレタン系接着剤にてドライラ
ミネート法にて積層し、ラミネートフィルムを得た。こ
のフィルムの透明性及びラミネートフィルムのブロッキ
ング性、衝撃強度、ユズ肌を下記の方法で評価した。結
果を表2−1に示す。 [評価方法] (1)透明性 フィルムについて、ASTMD−1003に準拠して、
120℃で30分間レトルト処理前後のヘイズを評価し
た。 (2)ブロッキング性 80℃に加熱した1×5cmのシールバーでラミネート
フィルムのシーラント層同士を上下から60秒間、2k
g/cm2で圧着し、剪断剥離強度を引張速度500m
m/分で評価した。 (3)衝撃強度 ラミネートフィルムを150mm×150mmの平袋に
製袋し、200mlの水を充填し2重袋にて水平に落下
し、破袋するまでの回数を、120℃で30分間レトル
ト処理の前後で比較した。(0℃、落下高さ0.5m、
n=12) (4)ユズ肌 ラミネートフィルムを150mm×150mmの平袋に
製袋し、CookDoチンジャオロウスー用(味の素
(株)製)を充填し、120℃で30分間レトルト処理の
3日後に、ユズ肌の発生状態を0(なし)〜5(酷い)
の6段階で評価した。
合体をエチレン−オクテン共重合体(MI;2.0g/
10分、密度;0.937g/cm3、出光石油化学
(株)製;0278CN)にかえた以外は、実施例1と
同様にしてラミネートフィルムを得、評価を行った。結
果を表2−1に示す。
場合、アンチブロッキング剤として表1の未表面処理合
成シリカA又は表1の未表面処理合成シりカBを使用し
た場合について、それぞれ実施例1と同様にしてラミネ
ートフィルムを得、評価を行った。結果を表2−2に示
す。
場合、アンチブロッキング剤として表1の未表面処理合
成シリカA又は表1の未表面処理合成シりカBを使用し
た場合について、それぞれ実施例2と同様にしてラミネ
ートフィルムを得、評価を行った。結果を表2−2に示
す。
量;38.0質量%、MI;3.4g/10分、密度;
0.89g/cm3、出光石油化学(株)製;F−45
4NP)99.0質量%に対し、アンチブロッキング剤
として表1の表面処理合成シリカ:サイロホービック5
05(富士シリシア化学(株)製、比表面積:500m
2/g)を1.0質量%配合し、二軸押出機で混練、ペ
レタイズした後、スクリュー直径40mm、スクリュー
L/D:25の単軸押出機にダイ幅500mm、ダイリ
ップ0.6mmのコートハンガー型Tダイを取り付け、
加工温度250℃、冷却温度30℃にて成形し、肉厚7
0μmのシーラント層を得た。続いて厚さ12μmの二
軸延伸ナイロンフィルムと厚さ7μmのアルミニウム箔
を、ウレタン系接着剤にてドライラミネートして積層
し、更にシーラント層を同様に積層し、二軸延伸ポリエ
ステルフィルム//アルミニウム箔//シーラント層の
積層体を得た。このシーラント層の透明性及び積層体の
ブロッキング性、衝撃強度、ユズ肌を下記の方法で評価
した。結果を表3-1に示す。 [評価方法] (1)透明性 フィルムについて、ASTMD−1003に準拠して、
121℃で30分間レトルト処理前後のヘイズを評価し
た。 (2)ブロッキング性 80℃に加熱した1×5cmのシールバーで積層体のシ
ーラント層同士を上下から60秒間、2kg/cm2で
圧着し、剪断剥離強度を引張速度500mm/分で評価
した。 (3)衝撃強度 積層体を150mm×150mmの平袋に製袋し、20
0mlの水を充填し2重袋にて水平に落下し、破袋する
までの回数を、121℃で30分間レトルト処理の前後
で比較した。(0℃、落下高さ0.5m、n=12) (4)ユズ肌 ラミネートフィルムを150mm×150mmの平袋に
製袋し、CookDoチンジャオロウスー用(味の素
(株)製)を充填し、121℃で30分間レトルト処理の
3日後に、ユズ肌の発生状態を0(なし)〜5(酷い)
の6段階で評価した。
表面処理合成シリカを2.0質量%に増やした以外は、
実施例3と同様にして積層体を得、評価を行った。結果
を表3-1に示す。
場合、アンチブロッキング剤として表1の未表面処理合
成シリカA又は表1の未表面処理合成シりカBを使用し
た場合について、それぞれ実施例3と同様にして積層体
を得、評価を行った。結果を表3-2に示す。
合体及びアンチブロッキング剤として表1の表面処理合
成シリカの量を変化させた以外は、それぞれ実施例3と
同様にして積層体を得、評価を行った。結果を表3-2
に示す。
ィルム及び積層体は、アンチブロッキング性に優れ、レ
トルト処理後の衝撃性や透明性の低下が少なく、油性食
品等を充填した時に生ずるユズ肌の発生が少ない。
Claims (11)
- 【請求項1】 ポリエチレン系樹脂及び/又はポリプロ
ピレン系樹脂98.0〜99.9質量%に、BET法に
よって測定された比表面積が150m2/g以上であっ
て、かつ表面処理が施された合成シリカ系のアンチブロ
ッキング剤を0.1〜2.0質量%配合したレトルト食
品包装用樹脂組成物。 - 【請求項2】 表面処理が、シリコーンオイル、変性シ
リコーンオイル又はシランカップリング剤を用いてシリ
カ表面を被覆することを特徴とする請求項1に記載のレ
トルト食品包装用樹脂組成物。 - 【請求項3】 アンチブロッキング剤の平均粒径が1〜
10μmである請求項1又は請求項2に記載のレトルト
食品包装用樹脂組成物。 - 【請求項4】 ポリエチレン系樹脂がエチレンと炭素数
3〜18のα−オレフィンとの共重合体、高密度ポリエ
チレン及び低密度ポリエチレンから選ばれる請求項1〜
3のいずれかに記載のレトルト食品包装用樹脂組成物。 - 【請求項5】 ポリプロピレン系樹脂がプロピレン単独
重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロ
ピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エ
チレン−ブテン−1三元共重合体から選ばれる請求項1
〜4のいずれかに記載のレトルト食品包装用樹脂組成
物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のレトルト
食品包装用樹脂組成物を成形してなるレトルト食品包装
用樹脂フィルム。 - 【請求項7】 基材フィルムとシーラント層を有するレ
トルト食品包装用積層体であって、シーラント層が請求
項6に記載のフィルムであるレトルト食品包装用積層
体。 - 【請求項8】 基材フィルムとシーラント層の間に中間
層を有する請求項7に記載のレトルト食品包装用積層
体。 - 【請求項9】 中間層がAl箔である請求項8に記載の
レトルト食品包装用積層体。 - 【請求項10】 シーラント層が複数の層からなり、シ
ール面が請求項6に記載のフィルムであり、他層がプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体である請求項7〜9
のいずれかに記載のレトルト食品包装用積層体。 - 【請求項11】 基材フィルムがポリエステル、ナイロ
ン及びポリプロピレンから選ばれる請求項7〜10のい
ずれかに記載のレトルト食品包装用積層体。
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