JP2003040678A - セラミックヒータ及びその製造方法 - Google Patents

セラミックヒータ及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度、耐久性に優れたセラミックヒー
タと、その製造方法とを提供する。 【解決手段】 セラミックヒータ1は、窒化珪素質セラ
ミック基体13中に抵抗発熱体10を埋設した構造を有
し、窒化珪素質セラミック基体13が、焼結助剤に由来
する酸素成分を含み、該窒化珪素質セラミック基体13
の表面から1mm内部までの表層部における平均的な酸
素成分濃度が0.4〜3.2重量%とされている。この
ようなセラミックヒータ1は、ホットプレス焼成工程を
経て製造することができ、該焼成工程を行うための焼成
治具について、そのキャビティ内面から所定深さのSi
C/C複合層を備えたものを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グロープラグ等に
使用されるセラミックヒータとその製造方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックグロープラグ等に使用
されるセラミックヒータとして、絶縁性のセラミック基
体に対し、セラミック導電材料等で構成された抵抗発熱
体を埋設した構造を有するものが知られている。セラミ
ック基体としては、窒化珪素質セラミックが耐熱衝撃性
や高温強度に優れていることから広く用いられている。
【0003】ところで、上記のようなセラミック基体で
構成されるセラミックヒータは、該セラミック基体の仮
成形体を焼成して機械的強度を向上させる場合が多い
が、上記窒化珪素質セラミックとセラミック導電材料と
の熱膨張係数・焼結性が異なるため、常圧焼成では各材
料の境界部にクラックが発生する等の問題が生じる場合
がある。そこで、所定の圧力下にてホットプレス焼成を
行う場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ホットプレス焼成
では、上記仮成形体に接して圧力を加える治具としてカ
ーボン治具を用い、仮成形体とカーボンの間にBN等の
離型剤を介在させて行うが、焼成中に窒化珪素質セラミ
ックのSiとカーボン治具のCとが反応してSiC化す
るため下記のような問題が生じている。例えば、Cによ
る還元雰囲気中で焼成を行うために、窒化珪素の焼結助
剤に用いる酸化物が焼成中に当該窒化珪素セラミックの
表面側に移動しやすくなり、組成不均一を生じる場合が
あり、結果として部分的な強度低下を引き起こす場合が
ある。また、焼結助剤に希土類酸化物を用いた場合、焼
成によりセラミック基体にメリライト結晶相が生成しや
すくなり、該メリライト結晶相が1000℃前後での低
温酸化を引き起こすことに起因して、セラミック基体
(セラミックヒータ)が割れに至る場合がある。
【0005】さらには、窒化珪素質セラミックのSiと
カーボン治具のCとが反応してSiC化することにより
以下のような問題も生じる。例えば、窒化珪素表面の焼
け不良による強度が低下する場合がある。また、窒化珪
素とカーボンが焼成中に反応することにより窒化珪素質
セラミックと治具とが密着し、熱膨張係数が異なる材料
同士が密着した状態で焼成後に冷却されてカーボン治具
が割れる場合がある。さらに、カーボン治具が酸化消耗
しやすく治具の寿命が短くなる場合がある。
【0006】本発明の課題は、機械的強度、耐久性に優
れたセラミックヒータと、その製造方法とを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記の課
題を解決するために、本発明のセラミックヒータは、窒
化珪素質セラミック基体中に抵抗発熱体を埋設した構造
を有するセラミックヒータであって、前記窒化珪素質セ
ラミック基体は、該窒化珪素質セラミック基体の表面か
ら0.1mm内部までの表層部における平均的な酸素成
分濃度が0.4〜3.2重量%とされていることを特徴
とする。
【0008】上記の構成によれば、セラミック基体の表
層部における酸素成分濃度を0.4〜3.2重量%とし
たために、表層部における組成不均一による部分的な強
度低下が生じ難くなった。該酸素成分濃度が0.4重量
%未満の場合、該表層部における窒化珪素質層の緻密性
が低下する場合があり、十分な強度が得られない場合が
ある。また、該酸素成分濃度が3.2重量%を超える場
合も、十分な強度が得られない場合がある。なお、酸素
成分濃度は好ましくは0.6〜2.0重量%とするのが
よい。
【0009】また、セラミック基体が希土類成分を含む
場合、メリライト結晶相が可及的に存在しない、若しく
は存在していても1重量%以下の含有率とすると、該メ
リライト結晶相に基づく低温酸化等が生じ難くなり、結
果的にセラミックヒータの機械的強度向上につながり得
る。なお、メリライト結晶は希土類元素をRとして、一
般式:RSiで表される化合物の結晶のこ
とを言う。
【0010】このようなセラミックヒータは、以下のよ
うな方法により製造することができる。すなわち、本発
明のセラミックヒータの製造方法は、窒化珪素質セラミ
ック基体の成形体又は仮焼体を、焼成治具を用いてホッ
トプレス焼成する工程を含み、前記焼成治具は、前記成
形体又は仮焼体をセットするための湾曲形状のキャビテ
ィが複数連設された態様をなし、該焼成治具のキャビテ
ィ内面から少なくとも0.5mm内部までの表層部がS
iCを含有して構成されていることを特徴とする。な
お、この場合、キャビティ内面から0.5mmとは、キ
ャビティ内面に沿った湾曲形状での領域によって考える
もので、治具の厚み方向での0.5mmをいうものでは
ない。
【0011】すなわち、焼成治具のキャビティ内面から
少なくとも0.5mm内部までの表層部をSiCを含有
して構成したために、当該焼成治具を用いてのホットプ
レス焼成時に、窒化珪素質セラミック基体の成形体又は
仮焼体のSiと、焼成治具の成分との間で反応(具体的
にはC成分との反応)が生じ難くなり、窒化珪素表面の
焼け不良による強度低下を防止ないし抑制することが可
能となり得る。また、窒化珪素質セラミック基体と焼成
治具が反応し難いために両者が密着し難く、結果的に両
者の熱膨張係数の違いに基づく焼成から冷却過程におけ
る治具の割れ等を防ぐことが可能となり得る。また、焼
成治具が酸化され難くなるため、該焼成治具の寿命が向
上する。さらに、本発明においては、1回のホットプレ
ス焼成する工程にてセラミックヒータを複数製造するた
めに、焼成治具は、窒化珪素質セラミック基体の成形体
又は仮焼体を配置して当該基体に圧力を伝えることにな
る湾曲形状のキャビティを一面に複数連設した態様をな
し、各キャビティにより焼成治具の一面は凹凸形状(波
型形状)を構成している。この場合、治具のキャビティ
形状が湾曲であるために、ホットプレス焼成時に窒化珪
素質セラミック基体の成形体又は仮焼体と焼成治具との
間で接触面積が大きくなり、基体となるべき成形体又は
仮焼体に均一な圧力を加えることができるとともに、キ
ャビティ内面から少なくとも0.5mm内部までの表層
部がSiCを主体に含有しているために、成形体又は仮
焼体のSiと治具の成分との間での反応を抑える効果が
一層顕著に現れるものとなる。
【0012】また、上記窒化珪素質セラミック基体の成
形体又は仮焼体は焼結助剤を含むものとすることができ
る。この場合、本発明においては上述の通りホットプレ
ス焼成を行う場合の焼成治具の表層部がSiCを含有し
て構成されているため、焼成中におけるCによる還元性
が、例えばCを主体として構成されたカーボン治具を用
いる場合と比較して低下する。したがって、例えば酸化
物(希土類酸化物)等の焼結助剤が焼成中にセラミック
基体の表層部に移動して焼結助剤成分が不均一化する等
の不具合を防止ないし抑制することが可能となり、した
がってセラミック基体中の組成不均一等も生じ難くな
り、結果的に機械的強度の低下を防止ないし抑制するこ
とが可能となり得る。
【0013】このように、本発明のセラミックヒータの
製造方法において、上記のような焼成治具を用いること
により、連続したキャビティにより生産性が向上すると
ともに、焼成治具の耐久性が向上し、さらにセラミック
ヒータを製造する上で、焼成治具とセラミック基体の成
形体又は仮焼体との間の接触面積が大きくなるにも拘ら
ず両者間の反応が生じ難くなり、当該セラミックヒータ
の機械的強度低下等の問題が生じ難くなり得る。
【0014】上記のような焼成治具は、以下のような方
法により得ることができる。すなわち、湾曲形状のキャ
ビティが複数連設したCを主体とするカーボン治具の当
該キャビティに、Si化合物又はSiを主体として構成
される成形体又は仮焼体を各々セットし1300℃以上
の温度(上限は2300℃程度)にてホットプレス焼成
することにより、該カーボン治具のキャビティ内面から
少なくとも0.5mm内部までの表層部がSiC化して
なる治具を前記焼成治具として得ることができる。ま
た、湾曲形状のキャビティが複数連設したCを主体とす
るカーボン治具の少なくともキャビティ内面にSi化合
物又はSiを主体とする組成物を塗布又はコーティング
し1500℃以上の温度(上限は2300℃程度)に加
熱することにより、該カーボン治具のキャビティ内面か
ら少なくとも0.5mm内部までの表層部がSiC化し
てなる治具を前記焼成治具として得ることも可能であ
る。
【0015】また、上記SiCを含有する表層部は、好
ましくはSiCを主体として構成されるものとするのが
よい。ここで、SiCを主体として構成されるとは、該
表層部を構成する成分のうちSiC成分が最も含有量の
多い成分であることを意味し、例えばSiCとCとの比
が6:4のSiC/C複合層とすることもできる。ま
た、SiC単体で構成されたSiC系治具を用いること
も可能であるが、価格等を考慮するとSiC/C複合層
を備えた治具とすることが望ましい。なお、本発明にお
いて焼成治具の表層部は、当該焼成治具の表面から少な
くとも0.5mm内部までがSiCを含む層であればよ
く、該0.5mmよりも内部においてSiCを含む層が
形成されていてもよいことは言うまでもない。逆にSi
Cを含む層がキャビティ内面から0.5mm未満の場合
は、上記本発明の効果が十分に発揮されない場合があ
る。
【0016】次に、本発明のセラミックヒータにおける
窒化珪素質セラミック基体の組織は、例えば、窒化珪素
を主成分とするSi相粒子が、焼結助剤成分に由
来した粒界相(結合相)により結合された形態のもので
ある。焼結助剤成分は、主に結合相を構成するが、一部
が主相(Si相)中に取り込まれることもあり得
る。なお、結合相中には、焼結助剤として意図的に添加
した成分のほか、不可避不純物、例えば窒化珪素原料粉
末に含有されている酸化珪素などが含有されることがあ
る。
【0017】上記焼結助剤成分は、例えば希土類成分の
ほか、本発明の効果が損なわれない範囲にて、SiやA
lなど、周期律表の4A、5A、3B及び4Bの各族の
元素成分を使用できる。これらは、原料段階にて主に酸
化物の形で添加することができる。希土類成分として
は、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、
Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luを用
いることができる。これらのうちでもTb、Dy、H
o、Er、Tm、Ybは、粒界相の結晶化を促進し、高
温強度を向上させる効果があるので好適に使用できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ説明する。図1は、本発明の
製造方法によって製造されるセラミックヒータを使用し
たグロープラグを、その内部構造とともに示すものであ
る。すなわち、グロープラグ50は、その一端側に設け
られたセラミックヒータ1と、そのセラミックヒータ1
の先端部2が突出するようにその外周面を覆う金属製の
外筒3、さらにその外筒3を外側から覆う筒状の金属ハ
ウジング4等を備えており、セラミックヒータ1と外筒
3との間及び外筒3と金属ハウジング4との間は、それ
ぞれろう付けにより接合されている。
【0019】セラミックヒータ1の後端部には、金属線
により両端が弦巻ばね状に形成された結合部材5の一端
が外側から嵌合するとともに、その他端側は、金属ハウ
ジング4内に挿通された金属軸6の対応する端部に嵌着
されている。金属軸6の他方の端部側は金属ハウジング
4の外側へ延びるとともに、その外周面に形成されたね
じ部6aにナット7が螺合し、これを金属ハウジング4
に向けて締めつけることにより、金属軸6が金属ハウジ
ング4に対して固定されている。また、ナット7と金属
ハウジング4との間には絶縁ブッシュ8が嵌め込まれて
いる。そして、金属ハウジング4の外周面には、図示し
ないエンジンブロックにグロープラグ50を固定するた
めのねじ部5aが形成されている。
【0020】セラミックヒータ1は、図2に示すよう
に、U字状のセラミック抵抗発熱体(以下、単に発熱体
という)10を備え、その各両端部に線状又はロッド状
の電極部11及び12の先端部が埋設されるとともに、
発熱体10と電極部11及び12の全体が、円形断面を
有する棒状の窒化珪素質セラミック基体13中に埋設さ
れている。発熱体10は、方向変換部10aがセラミッ
ク基体13の先端側に位置するように配置され、この方
向変換部10aの両端部に直線部10b,10bが各々
連結している。
【0021】セラミック基体13は、例えばSi
粉末に、ErやYb、SiO等の焼結助
剤粉末を3〜15重量%の範囲で添加・混合して焼結し
たものであり、その表面から0.1mm内部までの表層
部は、平均的な酸素成分濃度が0.4〜3.2重量%と
されている。なお、セラミック基体13の表面から1.
0mm内部までの表層部の酸素成分濃度については、基
体13の表面から1.0mm内部までの表層部を削り出
し、それらを粉砕した上で非分散赤外線吸収法を利用し
て特定した。また、発熱体10は、例えば導電性セラミ
ック粉末としてのWCあるいはMoSi粉末とSi
粉末との混合粉末に対し、セラミック基体13に使
用されたものと同様の焼結助剤成分を、0.8〜10.
5重量%の範囲で添加・混合して焼結したものであり、
その焼結体組織は、Si系基質(マトリックスセ
ラミック相)中にWCあるいはMoSi系粒子が分散
したものとなっている。一方、電極部11及び12は、
W、W−Re、Mo、Pt、Nb、Ta、ニクロム等の
金属線で構成される。
【0022】図2において、セラミック基体13の表面
には、その電極部12の露出部12aを含む領域に、ニ
ッケル等の金属薄層(図示せず)が所定の方法(例えば
メッキや気相製膜法など)により形成され、該金属薄層
を介してセラミック基体13と外筒3とがろう付けによ
り接合されるとともに、電極部12がこれら接合部を介
して外筒3と導通している。また、電極部11の露出部
11aを含む領域にも同様に金属薄層が形成されてお
り、ここに結合部材5がろう付けされている。このよう
に構成することで、図示しない電源から、金属軸6(図
1)、結合部材5及び電極部11を介して発熱体10に
対して通電され、さらに電極部12、外筒3、金属ハウ
ジング4(図1)、及び図示しないエンジンブロックを
介して接地される。
【0023】以下、セラミックヒータ1の製造方法につ
いて説明する。まず、図3(a)に示すように、発熱体
10に対応したU字形状のキャビティ32を有した金型
31に対し電極材30を、その一方の端部が該キャビテ
ィ32内に入り込むように配置する。そしてその状態
で、例えばSiを主成分とする粉末85重量%及
び焼結助剤粉末15重量%(例えば10重量%のYb
と5重量%のSiO とからなる)とからなる絶縁
成分用原料45重量%と、WC粉末(あるいはMoSi
粉末)55重量%とを24時間湿式混合した後、乾燥
して得た混合粉末を、バインダ(有機結合剤)とともに
コンパウンド33として射出する。これにより、同図
(b)に示すように、電極材30とU字状の発熱体成形
体34とが一体化された一体成形体35を作成する。な
お、発熱体成形体34はほぼ円形の軸断面を有するよう
に形成されるとともに、方向変換部34aと直線部34
b,34bが形成される(図4(a)参照)。
【0024】一方これとは別に、セラミック基体13を
形成するための原料粉末を予め金型プレス成形すること
により、図4(a)に示すような、上下別体に形成され
た分割予備成形体36,37を用意しておく。具体的に
は、例えば窒化珪素粉末83重量%に焼結助剤としてY
粉末10重量%及びSiO粉末5重量%、さ
らにMoSi粉末2重量%を配合して原料粉末とし、
これをバインダとともに20時間湿式混合したものをス
プレードライにより造粒し、この造粒粉末を圧粉した2
個の分割予備成形体36,37を用意した。
【0025】これら分割予備成形体36,37は、上記
一体成形体35に対応した形状の凹部38がその合わせ
面39aに形成されている。次いで、この凹部38に一
体成形体35を収容し、分割予備成形体36,37を該
型合わせ面39aにおいて型合わせする(図4(b)参
照)。そして、図5(a)に示すように、その状態でこ
れら分割予備成形体36,37及び一体成形体35を、
金型61のキャビティ61a内に収容し、パンチ62,
63を用いてプレス・圧縮することにより、図6(a)
に示すように、これらが一体化された複合成形体39が
形成される。ここで、そのプレス方向は、分割予備成形
体36,37の合わせ面39aに対しほぼ直角に設定さ
れる。
【0026】こうして得られた複合成形体39は、まず
原料粉末中のバインダ成分等を除去するために所定の温
度(例えば約600℃)で仮焼され、図6(b)に示す
仮焼体39’とされる(なお、仮焼体は、広義の意味に
おいて複合成形体であるとみなす)。続いて図5(b)
に示すように、この仮焼体39’がホットプレス用成形
型(焼成治具)65,65のキャビティ65a,65a
にセットされる。このホットプレス用成形型(焼成治
具)65,65において、キャビティ65a,65aの
内面から少なくとも0.5mm内部までの表層部が、S
iCを主体とするSiC及びCの複合層として構成され
ている(すなわち、表層部がSiC化されている)。さ
らに、ホットプレス用成形型(焼成治具)65のキャビ
ティ65aは、湾曲形状をなすとともに、治具65の一
面に複数連設された態様をなし、一回のホットプレス工
程にて複数の焼成体を製造し得ることが可能である。
【0027】ここで、キャビティ65aの内面には離型
剤が塗布される。例えば、図8(a)に示すように、溶
媒(例えばエタノール)中に離型剤粉末70(例えば窒
化硼素(BN)の微粉末)とアルミナ粉末71とを、分
散剤とともに配合して塗布用懸濁液SLを作る。そし
て、これを図8(b)に示すように、刷毛80等により
手動塗布したり、あるいは図8(c)に示すようにスプ
レーノズル81により噴霧塗布したりすることができ
る。塗布後、溶媒を蒸発・乾燥させることにより、離型
剤粉末70とアルミナ粉末71との複合塗布層72が形
成される。なお、このような複合塗布層72は、仮焼体
39’の外面に塗布することも可能である。
【0028】上記のように複合塗布層72を形成した成
形型65にセットされた仮焼体39’は、図5(b)に
示すように、焼成炉64(以下、単に炉64という)内
で両成形型65,65の間で加圧されながら所定の焼成
保持温度(1700℃以上:例えば約1800℃前後)
で焼成されることにより、図6(c)に示すような焼成
体70となる。このとき、図4(b)に示す発熱体成形
体34が発熱体10を、分割予備成形体36,37がセ
ラミック基体13をそれぞれ形成することとなる。ま
た、各電極材30はそれぞれ電極部11及び12とな
る。なお、焼成は、不純物酸素分圧を0.01〜100
Paとした常圧の窒素を導入して焼成温度(例えば18
00℃)まで昇温し、該雰囲気中にて焼成保持する条件
を例示できる。
【0029】上記焼成により、仮焼体39’は、図6
(b)に示すように、分割予備成形体36及び37の合
わせ面39aに沿う方向に圧縮されながら焼成体70と
なる。そして、図6(c)に示すように、発熱体成形体
34の直線部34b(図4参照)は、その円状断面が上
記圧縮方向につぶれるように変形することにより、楕円
状断面を有した発熱体10の直線部10bとなる。得ら
れた焼結体70は、図6(d)に示すように、外周面に
研磨等の加工を施すことにより、セラミック基体13の
断面が円形とされて最終的なセラミックヒータ1とな
る。
【0030】なお、図7に示すように、セラミック基体
粉末の成形体に対し、導電性セラミック粉末のペースト
を用いて発熱体形状をパターン印刷し、これを焼成する
ことによりその印刷パターンを焼結して、抵抗発熱体1
0とするようにしてもよい。また、抵抗発熱体は、Wや
W−Re等の高融点金属にて構成してもよい。
【0031】本実施例にて用いるホットプレス用成形型
(焼成治具)65,65の製造方法について説明する。
ホットプレス用成形型(焼成治具)65,65の製法と
しては、例えば2種類のものを採用することができる。
一つは、湾曲形状のキャビティが複数連設した例えば炭
素(グラファイト)を主体とするカーボン治具の当該キ
ャビティに、Si化合物(窒化珪素等)又はSiを主体
として構成される化合物の成形体又は仮焼体を、130
0℃以上にて非酸化雰囲気(例えばN雰囲気や真空雰
囲気)下でホットプレス焼成することにより、該カーボ
ン治具のキャビティ内面から少なくとも0.5mm内部
までの表層部がSiC化してなる治具をホットプレス用
成形型(焼成治具)65,65として得ることができ
る。もう一つは、同様に湾曲形状のキャビティが複数連
設した炭素(グラファイト)を主体とするカーボン治具
の表面(キャビティ内面含む)に、Si化合物(窒化珪
素等)又はSiを主体とする組成物(SC)を、図8
(b)又は図8(c)に示した塗布用懸濁液SLと同様
に塗布又はコーティングし、1500℃以上の温度にて
非酸化雰囲気(例えばN雰囲気や真空雰囲気)下で加
熱することにより、該カーボン治具のキャビティ内面か
ら少なくとも0.5mm内部までの表層部がSiC化し
てなる治具をホットプレス用成形型(焼成治具)65,
65として得ることも可能である。いずれの方法におい
ても、キャビティ65aの表面から0.5mmまでの表
層部においてSiCを含む層が表面に沿ってムラなく形
成され、これにより仮焼体39’と焼成治具が反応する
等の不具合を防止ないし抑制することが可能となり得
る。
【0032】なお、ホットプレス用成形型(焼成治具)
65,65について、その厚さ方向における断面により
切断して表面を研摩し、EPMAにより各元素の分布状
態を調べ、観察された各元素の特性X線の強度マッピン
グを行い、線分析を利用して成分濃度の分布を調べるこ
とで、上記キャビティ65aの内面からの上記SiCを
含む層の存在及び領域範囲(厚さ)を特定することがで
きる。
【0033】
【実験例】まず、発熱体用原料粉末は以下のように調整
した。すなわち、平均粒径1.0μmの窒化珪素原料粉
末85重量%と、焼結助剤粉末としてYb粉末を
10重量%及びSiO粉末を5重量%とを配合して絶
縁成分用原料とした。この絶縁成分用原料45重量%
と、WC粉末55重量%とをボールミルにて24時間湿
式混合したのち乾燥し、混合粉末を得た。その後、この
混合粉末に所定量のバインダを添加して混錬機に投入
し、4時間混錬した。次いで、得られた混錬物を裁断し
てペレット状とし、これを金型31(図3参照)を備え
た射出成形機に投入してWのリード線が両端に嵌合され
たU字状の導電体となる成形品(一体成形体)35を得
た(図3参照)。
【0034】一方、セラミック基体用原料粉末は以下の
ように調整した。すなわち、平均粒径0.6μmの窒化
珪素原料粉末83重量%と、焼結助剤としてのYb
粉末10重量%及びSiO粉末5重量%と、MoS
粉末2重量%とを配合し、バインダとともに20時
間湿式混合したものをスプレードライにより造粒した
後、この造粒粉末を圧粉して図4に示す2個の分割予備
成形体36,37を用意した。その後、上記成形品35
を2個の分割予備成形体36,37の間の所定位置にセ
ットし、一体プレス成形して図5(a)及び図6(a)
に示す複合成形体39を得た。
【0035】次いで、この複合成形体39をN雰囲気
中600℃で脱脂(仮焼)してバインダを除去し、脱脂
体(仮焼体)39’を得た(図6参照)。次にこの仮焼
体39’にBN等の離型剤を塗布し、これを図5(b)
に示したホットプレス用成形型(焼成治具)65,65
を用いて炉64内にてホットプレス焼成した。焼成条件
は、窒素雰囲気下、1800℃、20kg/cmで6
0分間である。この焼成後、焼成品を研磨することによ
り図2に示すセラミッヒータ1を作成し、これを組付け
て図1に示すグロープラグ50を作成した。
【0036】得られたセラミックヒータ1に関してJI
SR 1601の抗折試験により抗折強度(3点曲げ強
さ)(MPa)を測定し、さらに該ヒータ1の表面に対
してX線回折を行うことによりメリライト結晶相の有無
を調べた。また、セラミックヒータ1を組み付けたグロ
ープラグに直流電源より1000℃の温度に急速加熱を
1分間行った後、1分間通電を停止して空気を吹き付け
て強制冷却するのを1サイクルとする通電耐久試験を行
い、当該セラミックヒータにおける割れの有無観察を1
0000サイクルまで行った。
【0037】一方、焼成時におけるホットプレス用成形
型(焼成治具)65,65の割れの発生率(割れ率)
を、(割れ枚数)/((1ホットプレス焼成工程での投
入枚数)×(焼成回数))×100(%)により算出し
た。なお、焼成回数は100回とした。また、割れてい
ないホットプレス用成形型(焼成治具)65,65の繰
り返し使用の限界焼成回数をカウントした。
【0038】なお、上記ホットプレス焼成を行うための
ホットプレス用成形型(焼成治具)65,65は、その
キャビティ65a,65aの内面からの表層部を、表1
に示すような種々の方法にて種々の態様でSiC化した
ものを用いた。例えば実施例1及び2は、グラファイト
で構成されるカーボン治具を用いて窒化珪素組成物(S
iC化用組成物)を1400,1600℃でそれぞれ仮
ホットプレス焼成し、該カーボン治具の表層部をSiC
化した焼成治具を用いてセラミックヒータを作成した。
また、実施例3〜6は、グラファイトで構成されるカー
ボン治具のキャビティが形成された表面にSiC粉末又
はSi粉末の泥しょうを塗布した後、所定の温度に昇温
し、該カーボン治具の表層部をSiC化した焼成治具を
用いてセラミックヒータを作成した。実施例7,8は、
グラファイトで構成されるカーボン治具のキャビティが
形成された表面をSi粉末で覆い、所定の温度に
昇温し、該カーボン治具の表層部をSiC化した焼成治
具を用いてセラミックヒータを作成した。実施例9は、
SiCで構成されるSiC焼成治具を用いてセラミック
ヒータを作成した。
【0039】一方、比較例1はグラファイトで構成され
るカーボン治具を用いて焼成治具を用いてセラミックヒ
ータを作成したもの、比較例2はカーボン治具を用いて
窒化珪素組成物(SiC化用組成物)を1200℃で仮
ホットプレス焼成した後の焼成治具を用いてセラミック
ヒータを作成したものである。また、比較例3は、カー
ボン治具のキャビティが形成された表面にSiC粉末の
泥しょうを塗布した後、1400℃に昇温する処理を施
した焼成治具を用いてセラミックヒータを作成したも
の、比較例4は、カーボン治具のキャビティが形成され
た表面をSi 粉末で覆い、1400℃に昇温する
処理を施した焼成治具を用いてセラミックヒータを作成
したものである。なお、これらカーボン治具に対する各
処理を施した後の焼成治具について、形成されるSiC
/C複合層のキャビティ内面からの深さについて前述し
たEPMA観察より求めた。以上の結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】このように、実施例1〜8のような条件に
てカーボン治具をSiC化処理することで得られる焼成
治具は、表1に示すようにキャビティ内面から0.7〜
6.7mm程度の深さのSiC/C複合層が形成されて
おり、これら実施例1〜8と実施例9の焼成治具は、比
較例1〜4と比較してSiCが表層部において多くSi
C/C複合層が形成されていることが分かる(具体的に
は実施例の場合、複合層の深さが0.5mm以上)。実
施例1〜9のセラミックヒータについては、そのセラミ
ックヒータ性能として抗折強度、通電耐久性が比較例1
〜4と比較して優れた性能を具備していことが分かる。
また、セラミック基体の表面におけるメリライト結晶相
の存在も確認されなかった。さらに、焼成治具は、割れ
率が0.5〜2.0%と低く、治具の繰り返し使用限界
数も25〜42回であって、比較例1〜4と比較して高
い耐久性を具備していることが分かる。
【0042】なお、本明細書において「主成分」あるい
は「主体となる成分」とは、特に断りがないかぎり、最
も重量含有率の高くなる成分を意味するものとして用い
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックヒータを採用したグロープ
ラグの一例を示す正面部分断面図。
【図2】そのセラミックヒータの正面断面図。
【図3】セラミックヒータの製造工程説明図。
【図4】図3に続く工程説明図。
【図5】図4に続く工程説明図。
【図6】複合成形体及び焼成体の断面形状変化を示す模
式図。
【図7】本発明のセラミックヒータの別実施例を示す断
面図。
【図8】本発明のセラミックヒータ製造方法の一実施例
における、その特徴部分を、変形例とともに示す工程説
明図。
【符号の説明】
1 セラミックヒータ 10 セラミック抵抗発熱体 13 窒化珪素質セラミック基体 65 ホットプレス用成形型(焼成治具) 65a キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 猛 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 Fターム(参考) 3K092 PP16 QA01 QB02 QB62 QB74 RA02 RB08 RB22 VV31 VV40 4G001 BA04 BA08 BA24 BA32 BA49 BA60 BB04 BB08 BB22 BB24 BB32 BB49 BB73 BC13 BC23 BC42 BC47 BC48 BC52 BC54 BD13 BD21 BE15 BE31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化珪素質セラミック基体中に抵抗発熱
    体を埋設した構造を有するセラミックヒータにおいて、 前記窒化珪素質セラミック基体は、該窒化珪素質セラミ
    ック基体の表面から1mm内部までの表層部における平
    均的な酸素成分濃度が0.4〜3.2重量%とされてい
    ることを特徴とするセラミックヒータ。
  2. 【請求項2】 窒化珪素質セラミック基体中に抵抗発熱
    体を埋設した構造を有するセラミックヒータの製造方法
    において、 前記窒化珪素質セラミック基体の成形体又は仮焼体を、
    焼成治具を用いてホットプレス焼成する工程を含み、 前記焼成治具は、前記成形体又は仮焼体をセットするた
    めの湾曲形状のキャビティが複数連設された態様をな
    し、該焼成治具のキャビティ内面から少なくとも0.5
    mm内部までの表層部がSiCを含有して構成されてい
    ることを特徴とするセラミックヒータの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記キャビティが複数連設したCを主体
    とするカーボン治具の当該キャビティに、Si化合物又
    はSiを主体として構成される成形体又は仮焼体を各々
    セットし1300℃以上の温度にてホットプレス焼成す
    ることにより、該カーボン治具のキャビティ内面から少
    なくとも0.5mm内部までの表層部がSiC化してな
    る治具を前記焼成治具として用いる請求項2記載のセラ
    ミックヒータの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記キャビティが複数連設したCを主体
    とするカーボン治具の少なくともキャビティ内面に、S
    i化合物又はSiを主体とする組成物を塗布又はコーテ
    ィングし1500℃以上の温度に加熱することにより、
    該カーボン治具のキャビティ内面から少なくとも0.5
    mm内部までの表層部がSiC化してなる治具を前記焼
    成治具として用いる請求項2記載のセラミックヒータの
    製造方法。
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