JP2003037664A - 折り畳み式電子機器 - Google Patents

折り畳み式電子機器

Info

Publication number
JP2003037664A
JP2003037664A JP2001224026A JP2001224026A JP2003037664A JP 2003037664 A JP2003037664 A JP 2003037664A JP 2001224026 A JP2001224026 A JP 2001224026A JP 2001224026 A JP2001224026 A JP 2001224026A JP 2003037664 A JP2003037664 A JP 2003037664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jog dial
dial device
display device
rotating body
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001224026A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Takashima
宏一郎 高島
Takashi Kayama
俊 香山
Hiroshi Azuma
寛 東
Yoshikatsu Tabe
能活 田部
Tsuyoshi Uchida
強士 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Sony Corp
Original Assignee
Omron Corp
Sony Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Sony Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2001224026A priority Critical patent/JP2003037664A/ja
Publication of JP2003037664A publication Critical patent/JP2003037664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H19/00Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
    • H01H19/02Details
    • H01H19/10Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H19/14Operating parts, e.g. turn knob
    • H01H2019/146Roller type actuators

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムタイプのジョグダイヤル装置15を
備えた折り畳み電子機器、例えば折り畳み式セルラーホ
ンの薄型化を図り、且つ、ジョグダイヤル装置15によ
るデッドスペースが生じることを防止する。 【解決手段】本体部1と蓋部2をヒンジ部16を介して
回動自在に連結して折り畳んだ状態にしたり、開いた状
態にすることができ、ドラム状の回転体を回転させると
少なくともその回転量を検出することのできるジョグダ
イヤル装置15を備えた折り畳み式電子機器、例えば折
り畳み式セルラーホンの該ジョグダイヤル装置15をヒ
ンジ部16による本体部1と蓋部2との連結回動軸の軸
線上に配設してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み式電子機
器、特に、二つの部分がヒンジ部分を介して開閉可能に
連結されてなる折り畳み式電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラムタイプ(円柱型)のジョグダイヤ
ルを有する折り畳み式セルラーホンとして、従来、例え
ば図13(A)〜(C)に示すものがあった。図13
(A)は開いた状態の表面側を示し、(B)は開いた状
態の裏面側を示し、(C)は折り畳んだ状態を示す。図
面において、1は本体部、2は蓋部、3は該本体部1と
蓋部2との間を開閉可能に連結するヒンジ部であり、本
体部1の表面には複数のキースイッチ4及びドラムタイ
プのジョグダイヤル装置5からなる操作部6と、マイク
ロフォン7が配設されている。
【0003】蓋部2の表面(本体部1との間を折り畳ん
だとき本体部1の表面と対向する面)にはジョグダイヤ
ル逃げ凹部5aと例えば液晶表示素子からなる内側表示
装置8とスピーカ9が配設されている。ジョグダイヤル
逃げ凹部5aは蓋部2を本体部1に折り畳んだとき本体
部1のジョグダイヤル装置5のトップ部を逃げて蓋部2
と本体部1が密着できるようにするためのものである。
【0004】本体部1の裏面側には回路基板配置部10
とバッテリ収納部11が設けられ、蓋部2の裏面側には
例えば液晶表示素子からなる外側表示装置(セルラーホ
ンを折り畳んだとき正面になる表示装置)12が配置さ
れている。この外側表示装置12は、折り畳み折り畳み
式セルラーホンのすべての機種に設けられているという
わけではないが、これを設ける機種が増えている。そし
て、外側表示装置12には、時計表示、電池残量、着信
番号通知等、セルラーホンからそのユーザーへの警告、
連絡等の情報を表示するようにされている。13は蓋部
2の上端部に上に伸縮可能に突出形成されたアンテナで
ある。
【0005】上記ドラムタイプ(円柱型)のジョグダイ
ヤル装置5は回転可能なドラムタイプの回転体5bを有
し、ユーザーがその回転体5bの本体部1表面から食み
出た部分を上或いは下に回転することにより、表示装置
8の画面上に現れた選択肢上をカーソルが移動するよう
にでき、そのカーソルにより一つの選択肢を選択するこ
とができ、回転体5bを上から押すことによってその選
択を確定させることができるようになっている。
【0006】斯かるジョグダイヤル装置5は、回転体5
bを指で僅かに回転させることによりカーソルを比較的
大きく移動させることができ、入力操作とカーソル移動
が同期し、ユーザーの意図通りの入力がし易く、感覚的
に操作できるという利点を有する優れた入力装置といえ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のドラ
ムタイプのジョグダイヤルを備えた折り畳みセルラーホ
ンにも問題はあった。その一つは、ジョグダイヤル装置
5がドラム状の回転体5bを有し、操作性を確保するに
は、その径は或る程度の大きさが必要であるので、折り
畳み式セルラーホンの厚さを薄くすることが制約される
という問題である。
【0008】即ち、移動体通信端末等の各種携帯電子機
器は一般に薄型化の要請が強く、当然にセルラーホンに
対してもより薄型化が要求されているが、ドラムタイプ
のジョグダイヤルを備えた折り畳みセルラーホンは、そ
のジョグダイヤル装置5がドラム状の回転体5bを有
し、その操作性からその径を小さくすることに制約があ
るので、薄型化が制約されたのである。
【0009】第2の問題は、ドラムタイプのジョグダイ
ヤル装置5は操作性を確保するために回転体5bの一部
を或る程度以上本体部1の表面から突出させなければな
らず、それ故、蓋部2に、本体部1に折り畳んだときそ
のジョグダイヤル装置5を逃げるジョグダイヤル逃げ凹
部5aを設ける必要があり、そのスペースがデッドスペ
ースとなって表示装置8の専有面積を広めるのを制約す
る要因になるという問題もあった。
【0010】即ち、移動体通信端末等の各種携帯電子機
器は一般に小型化が要請されており、セルラーホンもそ
の例外ではないが、それに伴って表示画面を狭くするこ
とが許容されるわけではなく、従って、折り畳み式セル
ラーホンの蓋部1に占める表示装置8の面積の割合を大
きくすることが要求されている。しかるに、上述したジ
ョグダイヤル装置5を逃げるジョグダイヤル逃げ凹部5
aを設けることにより必然的に生じるデッドスペースの
存在は、その要求に応えることを阻む要因になっていた
のである。
【0011】第3の問題は、外側表示装置を有するタイ
プの折り畳み式セルラーホンにおいては、外側表示装置
があってもそれにより表示されるのは、時計表示、電池
残量、着信番号通知等、セルラーホンからそのユーザー
への警告、連絡等の情報のみであり、ユーザーが表示部
を見ながら得たい情報を選択、決定する、或いは環境設
定等の変更をする等のための操作に必要な表示をするよ
うにはされていないという不満があったことである。ま
た、折り畳んだ状態では、そのような操作をする手段が
存在しなかったという問題もあった。また、もし、折り
畳んだ状態でも入力できるようにするには、従来のもの
に更に別の入力手段、例えばスイッチを増やす必要が生
じ、スイッチの数が増えてしまうという問題があった。
【0012】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、ドラムタイプのジョグダイヤル装置
を備えた折り畳み電子機器の薄型化を図り、且つ、ジョ
グダイヤル装置によるデッドスペースが生じることを防
止し、外側表示装置を有するタイプのものにおいては折
り畳んだ状態でも外側表示装置の表示を見て操作をし、
得たい情報を選択、決定する、或いは環境設定等の変更
等ができるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の折り畳み式電
子機器は、ドラムタイプのジョグダイヤル装置を備えた
折り畳み式電子機器において、該ジョグダイヤル装置
を、ヒンジ部による二つの部分の連結回動軸の軸線上に
配設してなることを特徴とする。
【0014】従って、請求項1の折り畳み式電子機器に
よれば、ジョグダイヤル装置をヒンジ部による連結回動
軸の軸線上に配設したので、ドラム状の回転体の径を操
作性確保に必要な大きさにしても折り畳み式電子機器を
厚くする要因にならないので、折り畳み式電子機器の薄
型化を可能にする。
【0015】そして、請求項1の折り畳み式電子機器に
よれば、従来におけるようにジョグダイヤル装置を二つ
の部分の一方に設けた場合に生じるところの、他方にジ
ョグダイヤル装置を逃げる凹部を形成する必要性がなく
なるので、ジョグダイヤル装置を逃げる凹部によりデッ
ドスペースが生じ、例えば表示装置に割く面積が狭まる
という問題を、なくすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、基本的には、二つの部
分をヒンジ部を介して回動自在に連結して折り畳んだ状
態にしたり、開いた状態にすることができ、ドラム状の
回転体を回転させると少なくともその回転量を検出する
ことのできるジョグダイヤル装置を備えた折り畳み式電
子機器において、該ジョグダイヤル装置を上記ヒンジ部
による上記二つの部分の連結回動軸の軸線上に配設して
なるというものであるが、その典型例は、キー等の入力
手段及びマイクロフォン等を有する本体部に、液晶表示
素子等による表示装置とスピーカ及びアンテナ等を有す
る蓋部を、ヒンジ部を介して回動可能に連結し、そのヒ
ンジ部による連結回動軸の軸線上にジョグダイヤルを配
設した折り畳み式セルラーホンである。
【0017】ジョグダイヤル装置は、ドラム状の回転体
を回転するとその回転量を検出する機能を有することが
最小限必要であるが、回転の方向も検出できることが好
ましい。更に、ドラム状の回転体をプッシュするとその
プッシュを検出できるようにすることが好ましい。後述
する本発明折り畳み式電子機器の一つの実施例として示
す折り畳み式セルラーホンのジョグダイヤル装置は、回
転量のみならず、回転方向を検出することができ、更
に、プッシュするとそのことも検出することができるよ
うにされている。このようにすると、ジョグダイヤル装
置で多様な入力が可能となるからである。
【0018】本発明は、表示装置として開いた状態で視
る表示装置(特許請求の範囲における第1の表示装置)
しか有しないものに適用することができるが、折り畳ん
だ状態で視る表示装置(特許請求の範囲における第2の
表示装置)をも有する折り畳み式電子機器、例えば折り
畳み式セルラーホンにも適用することができる。そし
て、折り畳んだ状態で視る表示装置をも有する折り畳み
式電子機器、例えば折り畳み式セルラーホンの場合、折
り畳んだ状態か否かを検出する検出手段を設けるように
すると良い。というのは、その検出手段により折り畳ん
だ状態になったとき、開いた状態で視る表示装置による
動作を停止させ、折り畳んだ状態で視る表示装置に表示
動作をさせるところの、表示装置の切換が確実にできる
からである。
【0019】そして、折り畳んだ状態にあることを上記
検出手段が検出したとき、折り畳んだ状態のとき視る表
示装置(第2の表示装置)には所定の初期画面の表示を
させると共に、前記ジョグダイヤル装置の操作に応じて
表示内容が変わり、その表示装置の表示を視ながらジョ
グダイヤル装置を操作して折り畳んだ状態でも折り畳み
式電子機器、例えば折り畳み式セルラーホンのジョグダ
イヤル装置を操作して種々の動作をさせることができる
ようにすると良い。なぜならば、例えば折り畳み式セル
ラーホンを折り畳んだ状態でも折り畳み式セルラーホン
に種々の機能を発揮させることができ、得たい情報を選
択、決定する、或いは環境設定等の変更等ができるよう
にすることができるからである。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1(A)〜(C)は本発明折り畳み式電子機
器を折り畳み式セルラーホンに適用した一つの実施例の
外観を示す示すもので、(A)は開いた状態の表面側を
示し、(B)は開いた状態の裏面側を示し、(C)は折
り畳んだ状態を示す。
【0021】図面において、1は本体部、2は蓋部、1
6は該本体部1と蓋部2との間を開閉可能に連結するヒ
ンジ部であり、このヒンジ部16の回転軸の軸線上にジ
ョグダイヤル装置15が設けられており、図1(C)に
示すように、折り畳んだ状態でも該ジョグダイヤル装置
15を操作することが可能である。このように、ヒンジ
部16にドラムタイプのジョグダイヤル装置15が設け
られていることが本折り畳み式セルラーホンの最大の特
徴である。
【0022】本体部1の表面には複数のキースイッチ4
からなる操作部6と、マイクロフォン7と閉じ検知スイ
ッチ1zが配設されている。蓋部2の表面(本体部1と
の間を折り畳んだとき本体部1の表面と対向する面)に
は例えば液晶表示素子からなる内側表示装置8とスピー
カ9と閉じ検知用突起2zが配設されている。閉じ検知
用突起2zと閉じ検知スイッチ1zは蓋部2を本体部1
に折り畳んだとき閉じ検知用突起2zが閉じ検知スイッ
チ1zを押してこれをオンさせることができるような位
置関係に設けられている。
【0023】本体部1の裏面側には回路基板配置部10
とバッテリ収納部11が設けられ、蓋部2の裏面側には
例えば液晶表示素子からなる外側表示装置(セルラーホ
ンを折り畳んだとき正面になる表示装置)12が配置さ
れている。この外側表示装置12は、時計表示、電池残
量、着信番号通知等、セルラーホンからそのユーザーへ
の警告、連絡等の情報を表示するが、更に、得たい情報
を選択、決定する、或いは環境設定等の変更等ができる
ように上記ジョグダイヤル装置15を操作できるように
するために必要な表示を行うことができる点も本折り畳
み式セルラーホンの特徴の一つである。
【0024】即ち、本折り畳み式セルラーホンは、折り
畳み時に、ジョグダイヤル装置15を操作することによ
り上記回路基板収納部10に収納された回路基板からの
指定を受けて外側表示装置12がファンクション選択画
面に切り換わり、ユーザがその外側表示装置12の表示
を見ながらジョグダイヤル装置15を選択/確定操作を
することにより、折り畳んだ状態のセルラーホンを駆動
し、各種機能を実現できるようになっているのである。
【0025】実現できる機能を例示列挙すると下記の通
りである。 1.音楽の再生、停止、早送り、巻き戻し、選曲、音量
調整。 2.ボイスレコーダ機能(外部の音源を録音する際の録
音、停止、再生、停止、早送り、巻き戻し、音量調整) 3.ラジオ(選局、AM/FM/短波切換、音量調整) 4.マナーモードの設定(着信音量調整、バイブオン/
オフ、着信音オン/オフ、伝言メモオン/オフ、マナー
モードの切換、留守番電話オン/オフ) 5.キー操作無効 6.メール(メールの受信、メール内容の表示、メール
の送信等の選択決定操作これらの機能に関しては後で詳
述する。尚、これらは実現できる機能の例示列挙に過ぎ
ず、これらに限定されるわけではない。
【0026】図2はジョグダイヤル装置15が回転軸の
軸線上に位置するように搭載されたヒンジ部16を説明
するための斜視図である。21は本体部側筐体で、裏側
ハーフ21aと表側ハーフ21bからなる。22は蓋部
側筐体で、裏側ハーフ22aと表側ハーフ22bからな
る。23、23は本体部側筐体21に設けられた一端が
閉塞された有底の係合筒、24、24は蓋部側筐体22
に設けられた係合筒で、やはり一端が閉塞された有底筒
状であり、該係合筒23、23の開口した外端部と該係
合筒24、24の開口した内端部どうしを回転自在に係
合させることにより一対のヒンジ部16・16が構成さ
れ、本体部1と蓋部2が開閉自在に連結されるようにな
っている。
【0027】そして、その一対のヒンジ部16・16間
にジョグダイヤル装置15が収納されるジョグダイヤル
収納部25が位置されているのであり、該ジョグダイヤ
ル装置15はヒンジ部16、16による連結回動軸の軸
線上に配設されていることになる。図3(A)、(B)
は本体部1と蓋部2とが結合される部分とジョグダイヤ
ル装置15の回転体15aを示すもので、(A)は本体
部1と蓋部2とが結合される部分とジョグダイヤル装置
15の回転体15aを分離して上から示す平面図、
(B)は(A)のBに示すところの係合筒23及びジョ
グダイヤル収納部25を拡大して斜め上から示す斜視図
である。
【0028】上記ヒンジ部16の上記係合筒23、2
3、24、24には、本体部1側と蓋部2側との間の電
気的接続をするフレキシブル配線(26)が通されてい
る。図4(A)〜(D)はそのフレキシブル配線(2
6)がヒンジ部16の係合筒23、24を通される状態
を説明するためのもので、(A)は係合筒23と24が
回動自在に結合した状態を示す斜視図、(B)はフレキ
シブル配線(26)を示す斜視図、(C)は係合筒2
3、24の表ハーフ23b、24bを示す斜視図、
(D)は係合筒23、24の表ハーフ23a、24aを
示す斜視図である。
【0029】図において、26はフレキシブル配線、2
7は本体部1内の配線基板、28は配線基板27が接続
されたソケット、29は蓋部2内の配線基板、30は配
線基板29が接続されたソケットであり、該フレキシブ
ル配線26はそのソケット28・30間を接続するが、
具体的には、図4(B)に示すようにねじ曲げられ、互
いに隣接して連通する筒状係合筒23と24の内部を通
されて本体部1と蓋部2との間を接続する。尚、23
c、24cは係合筒23、24の互いに係合して結合す
る結合部である。
【0030】このように本体部1と蓋部2との間を接続
することができるのは、基本的に、本体部1及び蓋部2
は共に筐体21、22が表ハーフ21b、22bと裏ハ
ーフ21a、22aからなり、筒状の係合筒23が図4
(C)に示す表ハーフ23bと、図4(D)に示す裏ハ
ーフ23aにより構成され、同様に、筒状の係合筒24
は図4(C)に示す表ハーフ24bと、図4(D)に示
す裏ハーフ24aにより構成され、本体部側筐体1の筐
体21の裏側ハーフ21aと表側ハーフ21との間及び
蓋部側筐体22の裏側ハーフ22aと表側ハーフ22b
との間にねじ曲がった形状でフレキシブル配線26が通
り得る空間が形成され得るからである。
【0031】次に、ヒンジ部16の内側のジョグダイヤ
ル収納部25に取り付けられたジョグダイヤル装置15
について説明する。図5(A)、(B)はジョグダイヤ
ル装置15のドラム状回転体15aの一端部の支持態様
を説明するものであり、図6(A)、(B)はドラム状
回転体15aの他端部のヒンジ部への回転可能な支持態
様を説明するものであり、先ず、図5を参照して、ジョ
グダイヤル装置15のドラム回転体15aの一端部の支
持態様について説明する。
【0032】図5(A)は支持部にジョグダイヤル装置
15のドラム回転体15aの一端部が支持されようとす
る状態を示す斜視図であり、(B)は上記一端部を支持
する側の構造を示す分解斜視図である。32は上記ジョ
グダイヤル収納部25に設けられた受け部で、後で述べ
る受け部材(34)を回転不能に受ける。33eは該受
け部32に設けられたアースブラシで、配線基板に形成
された電子回路に接続されている。ジョグダイヤル装置
15のドラム状回転体15aの後述する導電膜(50)
に接する。このアースブラシ33eの役割については後
で詳述する。
【0033】34は上記受け部32に、図5(B)に示
すように、上から嵌合されて回転不能に且つ上下動可能
に保持される略筒状の受け部材で、中間部に、中心孔と
連通する溝35を有する。受け部材34はこの溝35に
て受け部32と嵌合するようになっており、また、上記
アースブラシ33eはその溝35を通じて略筒状の受け
部材35の中心孔内に入り、延いては回転体15aの後
述する導電膜(50)に接し得るようにされているので
ある。
【0034】略筒状の受け部材34の中心孔は回転体1
5aの端部が回転自在に嵌合するような径にされてお
り、回転体15a側の面の中心孔の周縁部には筒状部3
6が一体に突出形成されており、その先端面にはクリッ
ク感用の波状凹凸が形成されている。37は該受け部材
34の反ジョグダイヤル側の面に設けられた被案内突起
で、上記本体部1側係合筒23の裏側ハーフ23aに形
成された案内凹部38に上下動可能に嵌合し、以て上下
方向に案内される。
【0035】次に、図6を参照して、ジョグダイヤル装
置15のドラム回転体15aの他端部の支持態様につい
て説明する。図6(A)は支持部にジョグダイヤル装置
15のドラム回転体15aの他端部が支持されようとす
る状態を示す斜視図であり、(B)は上記一端部を支持
する側の構造を示す分解斜視図である。41は上記ジョ
グダイヤル収納部25に設けられた受け部で、前記受け
部32と対を成し、後で述べる受け部材(43)を回転
不能に受ける。33a、33bは該受け部41に設けら
れた回転検出用のブラシで、配線基板に形成された電子
回路に接続されており、回転体15aの後述する導電膜
(50)の露出ストライプ(50s)に接する。このブ
ラシ3a、33bの役割はアースブラシ33eの役割と
共に後で詳述する。
【0036】42は上記受け部41の稍外側に設けられ
たタクトスイッチで、次に述べる受け部材(43)が下
降したときそれにより押されてオンする。これは、ジョ
グダイヤル装置15の操作による選択を確定させるとき
等に操作される。43は上記受け部41に、図6(B)
に示すように、上から嵌合されて回転不能に且つ上下動
可能に保持される略筒状の受け部材で、中間部に、中心
孔と連通する溝44を有する。受け部材43はこの溝4
4にて受け部41と嵌合するようになっており、上記ブ
ラシ33a、33bはその溝44を通じて略筒状の受け
部材43の中心孔内に入り、延いては回転体15aの導
電膜(50)の露出ストライプ(50s)に接し得るの
である。
【0037】45は該受け部材43の反ジョグダイヤル
側の面に設けられた被案内突起で、上記本体部1側係合
筒23の裏側ハーフ23bに形成された案内凹部46
(図6には現れない。図7参照)に上下動可能に嵌合
し、以て上下方向に案内される。47は受け部材43の
裏面に形成されたプッシュ用突起で、上記タクトスイッ
チ42と対応する位置に設けられ、ジョグダイヤル装置
15の回転体15aが押されたときそのプッシュ用突起
47にてタクトスイッチ42をプッシュしてこれをオン
させることができるようにされている。
【0038】図7はジョグダイヤル装置15をジョグダ
イヤル収納部25に収納した状態を示すものである。こ
こで、ジョグダイヤル装置15を構成するドラム状の回
転体15aの構造について説明する。該回転体15a
は、周面の略全域に導電膜50が形成された回転軸51
を中核とする。該回転軸51の導電膜50の表面には選
択的に絶縁膜を形成することにより、一端部には、上記
アースブラシ33eと接するアース用露出部50eが、
他端部には、上記ブラシa、bと接するストライプ状露
出部50s、50s、・・・が形成されている。
【0039】該ストライプ状露出部50s、50s、・
・・は軸方向に延びるように形成され、円周方向に一定
間隔をおいて配設されている。このストライブ状露出部
50sの数は上記筒状部36の端面の凹凸な状部の凹部
の数と同数にされている。1クリック分の回転により回
転体15aをストライブ状露出部50sの1配置ピッチ
分回転させることができるようにするためである。
【0040】52は上記回転軸51の受け部34側の端
部より稍内側に設けられた、稍大径のクリック感用係合
用筒部で、その先端52aが上記筒状部36の端面のク
リック感用の波状凹凸に係合して、ジョグダイヤル装置
15の回転体15aを回転操作するときクリック感が生
じ、その凹凸の形成ピッチにより決まる回転角度を単位
として回転するようにするために存在する。
【0041】53はクリック感用係合用筒部52を含む
回転軸51に外嵌された筒状操作部で、回転体15aと
しての外径を大きくし、更に外周面にはストライプ状の
凹部が形成されて操作性を良くする役割を果たす。この
筒状操作部53が外部に露出して操作されるのである。
【0042】図8(A)〜(C)はジョグダイヤル装置
15の原理説明図で、(A)は回転軸51とブラシ33
a、33bを模式的に示し、(B)及び(C)は互いに
回転方向が異なる場合における回転検出パルス図であ
る。ジョグダイヤル装置15に対する回転操作により回
転軸51が回転すると、その周面に存在している導電膜
50の露出ストライプ50sとブラシ33a或いは33
bのとの接続状態が変化し、ブラシ33a或いは33b
と、アースブラシ33eとの間の電気的接続状態が変化
する。
【0043】即ち、前記アースブラシ33eと接するア
ース用露出部50eは回転軸51に全周に渡って(回転
角で360°に渡って)露出しており、回転軸51の回
転角度の如何を問わず常にアースブラシ33eとアース
用露出部50eとは接した状態にある。それに対して、
ブラシ33a、33bは回転軸51の回転角度によって
露出ストライプ50sと接する状態になったり、接しな
い状態(回転軸51の露出ストライプ50sのない部分
と接する状態)になったりする。
【0044】ブラシ33a、33bが露出ストライプ5
0sと接する状態のときは、そのブラシ33a、33b
と上記アースブラシ33eとの間には電気的導通があ
り、露出ストライプ50sと接しない状態のときは、そ
のブラシ33a、33bと上記アースブラシ33eとの
間には電気的導通がない。そして、例えば電気的導通が
あるときは「ハイ」に、ないときは「ロウ」になる(勿
論、その逆に電気的導通があるときは「ロウ」に、ない
ときは「ハイ」になるようにしても良い。)パルスを得
るようにすれば、回転軸51の回転により、例えば図8
(B)、(C)に示すようなパルスPa、Pbが得られ
る。
【0045】そして、回転軸51が上記露出ストライプ
50sの1配置ピッチ分回転する毎にパルスPa、Pb
が1パルス発生するので、そのパルスPa、Pbのパル
ス数をカウントすることにより回転軸51の回転量を検
出できるのである
【0046】ところで、回転軸51の回転により露出ス
トライプ50sと接したり、それのない部分と接したり
するブラシ33の数を1個だけにすると、回転軸51の
回転量は検出できるが、回転方向は検出できない。そこ
で、斯かるブラシとして33aと33bの2個のブラシ
を設け、そして、ブラシ33aと33bとの回転軸51
との接触位置の間隔を適宜ずらす。ずらす量は露出スト
ライプ50sの配置ピッチより適宜小さい、或いは該配
置ピッチの整数倍より稍小さい大きさにする。
【0047】もし、そのようにしない場合、即ち、接触
位置にそのようなずれを設けない場合、或いは設けても
そのずれ量が配置ピッチの整数倍の場合には、ブラシ3
3aとアースブラシ32eとの間が導通か非導通かによ
る(以後便宜上「ブラシ33aに係る」と称する。)出
力パルスPaと、ブラシ33bとアースブラシ33eと
の間が導通か非導通かによる(以後便宜上「ブラシ32
bに係る」と称する。)出力パルスとが全く同じになる
(即ち、同じタイミングで立ち上がり、同じタイミング
で立ち下がる)。
【0048】しかし、上述したように適宜ずらすことに
より、ブラシ33aに係る出力パルスPaとブラシ32
bに係る出力パルスPbとの立ち上がりタイミングと立
ち下がりタイミングがずれる。そして、タイミングのず
れ方が回転軸51の回転方向により異なる。従って、そ
のタイミングのずれ方を検出することにより回転法を検
出することができるのである。
【0049】図8(B)に従ってその点を説明すると、
一つの回転方向のケースを示す図8(A)の場合、ブラ
シ33bに係る出力パルスPbが立ち下がってからブラ
シ3aに係る出力パルスPaが立ち下がっており、その
間にタイミングのずれがあるが、それは前述のブラシ3
3aと33bとの間に上述した位置関係のずれを設けた
ことに起因する。
【0050】ところで、上記回転方向と逆方向に回転す
ると、図8(C)に示すようになる。即ち、回転方向が
逆なので、図8(B)に示す場合とは逆に、出力パルス
Paが立ち下がってから出力パルスPbが立ち下がる。
【0051】従って、出力パルスPaとPbの何れが時
間的に先に立ち下がるかを検出することにより回転方向
を検出することができるのである。依って、ジョグダイ
ヤル装置15の回転操作により、回転方向と回転量の形
態で入力をすることができる。
【0052】依って、例えば、回転方向により例えばカ
ーソル等のスクロール方向を、回転量によりスクロール
量を入力するというようなことが可能となるのである。
このように、回転の量を、或いは回転の量及び方向を検
出するものはロータリーエンコーダと称され、本ジョグ
ダイヤル装置15はロータリーエンコーダを備えている
のである。
【0053】また、回転体15a(の筒状操作部53)
をプッシュすると、その力が回転軸51から受け部材3
4、43に伝わり、その受け部材34、43が下降し、
受け部材43の底面に形成されているプッシュ用突起4
6にてタクトスイッチ42がプッシュされてオンする。
そして、そのタクトスイッチ42のオンにより、既に上
記回転方向、回転量により選択された状態を確定させる
ようにすることができる。
【0054】尚、筒状操作部53に加えていたプッシュ
する力を除くと、例えばタクトスイッチ42自身の復元
ばね力により元の状態に戻るようになっている。尤も、
別にスプリングを設け、そのスプリングのばね力に抗し
て筒状操作部53をプッシュするとタクトスイッチ42
がオンし、プッシュする力を除くとそのスプリングのば
ね力により元の状態に復元するようにしても良い。
【0055】図9は折り畳み式セルラーホンの回路構成
の概略を示す回路ブロック図である。同図において、1
3はアンテナ、62は送受信回路、9はスピーカ、7は
マイクロフォン、1zは蓋部2を本体部1へ折り畳んだ
ときそのことを検出する閉じ検知スイッチ、8は蓋部2
の表側に設けられた例えば液晶表示素子からなる内側表
示装置、12は蓋部2の裏側に設けられた例えば液晶表
示素子からなる外側表示装置、67は該表示装置8、1
2を駆動する表示装置駆動回路、63はCPU(Centra
l Processing Unit)、64は該CPU63が実行する
プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、
65はCPU63がプログラムの実行等のために必要な
データの記憶等をするRAM(Random Acces Memory)
である。
【0056】15は上記ジョグダイヤル装置、66は入
力回路で、各キースイッチ等からの信号を処理するが、
ジョグダイヤル装置15を構成する前記タクトスイッチ
42の信号も受けて処理する。69は該ジョグダイヤル
装置15の出力パルスをカウント(カウントアップ、カ
ウントダウン)するカウンタ、70はタイマー回路、7
1はカウンタ69の出力を受けてCPU63に送るバッ
ファである。
【0057】次に、本折り畳み式セルラーホンの動作に
ついて説明する。 1.概略 アンテナ13で信号を受信したとき、その受信信号はそ
のアンテナ13から送受信回路62に送られ、該送受信
回路62にて音声信号に変換され、スピーカ9によりそ
の音声信号が音声に変換される。また、マイクロフォン
7が受けた音声は該マイクロフォン7にて音声信号に変
換され、送受信回路62にて送信信号に変換され、アン
テナ13から折り畳み式セルラーホン外部に送信され
る。
【0058】CPU63はROM64に記憶されたプロ
グラムをRAM65に記憶されたデータに基づいて実行
し、送受信回路62に対する発呼等の処理を行うほか、
折り畳み式セルラーホン全体の制御を行う。従って、上
記キースイッチ4やジョグダイヤル装置15の操作等に
より入力が為されたときは、その入力信号を処理し、更
にそれに対応する処理を行うことや、上記内外の表示装
置8、12に液晶表示装置駆動回路67を介して各種表
示をさせることも当然にCPU63が行う。
【0059】その場合、閉じ検知スイッチ1zによる検
知結果をCPU63は取り込み、その取り込んだ検知結
果に基づいて、折り畳み式セルラーホンが開いていると
きは、表示装置8により表示をさせ、閉じているとき
は、表示装置12により表示をさせるようになってい
る。表示装置12による表示に関しては後で詳述する。
【0060】2.ジョグダイヤル装置15の(ロータリ
ーエンコーダの)出力の処理について 上述したように、ジョグダイヤル装置15にはロータリ
エンコーダとタクトスイッチ42を備えており、ジョグ
ダイヤル装置15が回転操作されたときは、そのロータ
リーエンコーダの働きにより、回転方向(アップ/ダウ
ン)を示す方向信号と、回転に応じたパルス信号がカウ
ンタ69に送られ、また、ジョグダイヤル装置15がプ
ッシュ操作された場合には、上記タクトスイッチ42か
ら上記入力回路66にクリック信号が送られる。
【0061】カウンタ69は、上記パルス信号を受けた
とき、回転方向に応じてそのパルス信号をカウントアッ
プ又はカウントダウンし、正負の符号付きのカウント値
をバッファ71へ送出する。また、ロータリエンコーダ
から出力されたパルス信号はタイマー回路70へも送ら
れ、該タイマー回路70はパルス信号を受けると動作を
開始し、その開始後、所定時間、例えば20msec計
時し、その時間経過後タイマー回路70からタイマー出
力が発生するようになっている。このタイマー出力はC
PU63に割込信号として入力される。このタイマー出
力を割込信号として受けたCPU63は直ちにバッファ
71に対してそれをクリアする制御信号を出力し、カウ
ンタ69のそのカウント値を該カウンタ69からバッフ
ァ71へシフトさせる制御信号を出力し、更に、そのカ
ウンタ69へそのカウント値をリセットする制御信号を
出力する。
【0062】そのCPU63に割込がかかったときの一
連の動作により、バッファ71にカウンタ69の出力だ
った正負の符号付きのカウント値が保持され、そのカウ
ント値をデータとする所定の処理がCPU63において
為される。また、カウンタ69のカウント値がリセット
され、全ビットが“0”になると、それによってタイマ
ー回路70の動作がストップするようにされるようにな
っている。更に、上記タクトスイッチ42がオンしたと
き発生するクリック信号は入力回路66を経由してCP
U63に送られ、そこで処理される。
【0063】即ち、本ジョグダイヤル装置15の回転操
作による入力の取り込みは、上述のタイマー回路70の
計時時間、例えば20msec毎に行われ、CPU63
による他の処理等を妨害することなくジョグダイヤル装
置15の回転操作による入力の処理を施すことができる
のである。
【0064】3.折り畳んだときの液晶表示装置12に
よる表示 本折り畳み式セルラーホンは、蓋部2を本体部1に折り
畳んだ状態でもジョグダイヤル装置15の操作部が裏側
に露出し、図10(A)、(B)に示すように親指で操
作可能になっている。そして、折り畳んだ状態ではその
折り畳んだ状態にあることが閉じ検出スイッチ1zがオ
ンされ、折り畳んだことを示す信号がCPU63に送ら
れる。
【0065】CPU63は斯かる信号を受けたとき内側
の液晶表示装置8による表示動作を停止させ、外側の液
晶表示装置12による液晶表示をさせる。図11の画面
Aはその液晶表示による初期画面である。この初期画面
Aでは、通信可能か否かの判断資料となる電波状況と、
現在時刻と、バッテリーの残量が表示される。
【0066】初期画面Aが表示されている状態でジョグ
ダイヤル装置15をプッシュ操作(図11及び図12
ではプッシュ操作をで表現し、回転操作をで表現す
る。)すると、画面Bのメニュー画面が現れる。本例で
は、このメニュー画面に6個の選択肢[マナー、電子メ
ール、音楽、ボイスレコーダ、ラジオ、時計(この時計
は本メニューにおけるバックボタンに当たり、これを選
択確定すると、初期画面Bに戻る。)]が現れ、回転操
作によりそのうちから一つのを選択肢を選択し、プッ
シュ操作によりその選択肢の選択を確定させることが
できるようになっている。
【0067】図11の画面Cはマナーを選択肢、確定し
た場合に現れる画面であり、この画面に現れた例えば5
個の選択肢(着信音の音量調整、バイブレーションのオ
ン/オフ、メモのオン/オフ、留守のオン/オフ、)か
ら一つの選択肢を回転操作により選択し、その選択を
プッシュ操作により確定させ、そして、その選択肢の
メニュー下で回転操作とプッシュ操作により任意の
制御ができる。
【0068】図12は画面Bの状態でボイスレコーダを
選択した場合(画面D)、ラジオを選択した場合(画面
E)、時計(バックボタン)を選択した場合(画面
A)、電子メールを選択した場合(画面F)、音楽を選
択した場合(画面G)の各選択肢の画面を示している。
【0069】このように、本折り畳み式セルラーホンに
おいては、折り畳んでもジョグダイヤル装置15を操作
することができるので、その折り畳んだ状態でジョグダ
イヤル装置15を操作するとそれに対応する表示を外側
の液晶表示装置12にさせることとし、その外側の液晶
表示装置12の表示を見ながら折り畳み式セルラーホン
の制御をし、以て、折り畳んだ状態でも折り畳み式セル
ラーホンを有効に活用できるようにしているのである。
【0070】尚、図10(A)に示すように、ジョグダ
イヤル装置15が上を向く向きで、外側表示装置12に
よる表示が視認できる上下の向き(即ち、表示がジョグ
ダイヤル装置15側が上、アンテナ13側が下になる向
き)になるようにしても良いし、逆に、図10(B)に
示すように、アンテナ13が上を向く向きで、外側表示
装置12による表示が視認できる上下の向き(即ち、表
示がアンテナ13側が上、ジョグダイヤル装置15側が
下になる向き)になるようにしても良い。更には、入力
によりその表示の上下における向きを切り換えうるよう
にしても良い。
【0071】
【発明の効果】請求項1の折り畳み式電子機器によれ
ば、ジョグダイヤル装置をヒンジ部による上記二つの部
分の連結回動軸の軸線上に配設したので、ドラム状の回
転体の径を操作性確保に必要な大きさにしても折り畳み
式電子機器を厚くする要因にならないので、折り畳み式
電子機器の薄型化を可能にする。
【0072】そして、請求項1の折り畳み式電子機器に
よれば、従来におけるようにジョグダイヤル装置を二つ
の部分の一方に設けた場合に生じるところの、他方にジ
ョグダイヤル装置を逃げる凹部を形成する必要性がなく
なる。従って、ジョグダイヤル装置を逃げる凹部により
デッドスペースが生じ、例えば表示装置に割く面積が狭
まるという問題をなくすことができる。
【0073】請求項2の折り畳み式電子機器によれば、
ジョグダイヤル装置がドラム状の回転体の回転方向をも
検出できるようにされてなるので、回転方向により入力
値を増やしたり、逆に減じたりすることができ、入力の
多様化を図ることができる。
【0074】請求項3の折り畳み式電子機器によれば、
ジョグダイヤル装置が回転体をプッシュされたときその
ことを検出するプッシュ検出手段を有しているので、回
転体のプッシュという態様でも入力ができ、入力の多様
化を図ることができる。従って、例えば、回転体の回転
体の操作により複数の選択肢から一つの選択肢を選択し
たとき、その選択を回転体のプッシュにより確定させる
ということが可能となる。
【0075】請求項4の折り畳み式電子機器によれば、
折り畳んだ状態にあるとき、第2の表示装置に所定の表
示をさせると共に、その表示を前記ジョグダイヤル装置
の操作に応じて切り換わり得るようにしたので、その表
示装置の表示を視ながらジョグダイヤル装置を操作して
折り畳んだ状態でも折り畳み式電子機器のジョグダイヤ
ル装置を操作して折り畳み式電子機器に種々の動作をさ
せることができる。従って、折り畳み式電子機器を折り
畳んだ状態でも折り畳み式電子機器に種々の機能を発揮
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は本発明折り畳み式電子機器を
折り畳み式セルラーホンに適用した一つの実施例の外観
を示す示すもので、(A)は開いた状態の表面側を示
し、(B)は開いた状態の裏面側を示し、(C)は折り
畳んだ状態を示す。
【図2】上記実施例のジョグダイヤルが搭載されたヒン
ジ部を説明するための斜視図である。
【図3】(A)、(B)は本体部と蓋部とが結合される
部分とジョグダイヤル装置の回転体を示すもので、
(A)は本体部と蓋部とが結合される部分とジョグダイ
ヤル装置の回転体を分離して上から示す平面図、(B)
は(A)のBに示すところの係合筒及びジョグダイヤル
収納部を拡大して斜め上から示す斜視図である。
【図4】(A)〜(D)は上記実施例のフレキシブル配
線がヒンジ部の係合筒を通される状態を説明するための
もので、(A)は係合筒同士が結合した状態を示す斜視
図、(B)はフレキシブル配線を示す斜視図、(C)は
係合筒の表ハーフを示す斜視図、(D)は係合筒の表ハ
ーフを示す斜視図ある。
【図5】(A)、(B)は上記実施例のドラム状の回転
体の一端部の支持を説明するためのもので、(A)は支
持部にドラム状の回転体の一端部が支持されようとする
状態を示す斜視図であり、(B)は上記一端部を支持す
る側の構造を示す分解斜視図である。
【図6】(A)、(B)は、上記実施例のドラム状の回
転体の他端部の支持を説明するためのもので、(A)は
支持部にジョグダイヤルのドラム回転体の他端部が支持
されようとする状態を示す斜視図であり、(B)は上記
他端部を支持する側の構造を示す分解斜視図である。
【図7】上記実施例のジョグダイヤル装置をジョグダイ
ヤル収納部に収納した状態を示すものである。
【図8】(A)〜(C)は上記実施例のジョグダイヤル
装置の原理説明図で、(A)は回転軸とブラシを模式的
に示し、(B)及び(C)は互いに回転方向が異なる場
合における回転検出パルス図である。
【図9】上記実施例の折り畳み式セルラーホンの回路構
成の概略を示す回路ブロック図である。
【図10】(A)、(B)は上記実施例の折り畳み式セ
ルラーホンを折り畳んだ状態でのジョグダイヤル装置を
操作する各別の状態を示す図である。
【図11】上記実施例の第2の表示装置による一部のメ
ニュー例の表示を示す図である。
【図12】上記実施例の第2の表示装置による残りのメ
ニュー例の表示を示す図である。
【図13】(A)〜(C)は折り畳み式セルラーホンの
従来例の外観を示す示すもので、(A)は開いた状態の
表面側を示し、(B)は開いた状態の裏面側を示し、
(C)は折り畳んだ状態を示す。
【符号の説明】
1・・・本体部、1z・・・閉じ検出手段、2・・・蓋
部、8・・・第1の表示装置(開いた状態のとき視る内
側表示装置)、12・・・第2の表示装置(折り畳んだ
状態のとき視る外側表示装置)、15・・・ジョグダイ
ヤル装置、15a・・・回転体、16・・・ヒンジ部、
42・・・プッシュ検出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/40 302 G09F 9/40 302 5K067 H01H 25/00 H01H 25/00 E H04M 1/247 H04M 1/247 H04Q 7/32 H04B 7/26 V (72)発明者 香山 俊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 東 寛 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 田部 能活 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 内田 強士 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 5B020 DD05 DD51 5C094 AA15 BA43 DA08 HA08 5G435 AA18 EE16 EE17 LL07 5K023 AA07 BB11 DD08 GG12 KK01 LL06 5K027 AA11 BB02 EE01 5K067 BB04 FF23 KK17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの部分をヒンジ部を介して回動自在
    に連結して折り畳んだ状態にしたり、開いた状態にする
    ことができ、ドラム状の回転体を回転させると少なくと
    もその回転量を検出することのできるジョグダイヤル装
    置を備えた折り畳み式電子機器において、 上記ジョグダイヤル装置を上記ヒンジ部による上記二つ
    の部分の連結回動軸の軸線上に配設してなることを特徴
    とする折り畳み式電子機器。
  2. 【請求項2】 前記ジョグダイヤル装置が前記ドラム状
    の回転体の回転方向をも検出できるようにされてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の折り畳み式電子機器。
  3. 【請求項3】 前記ジョグダイヤル装置が前記回転体を
    プッシュされたときそのことを検出するプッシュ検出手
    段を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の
    折り畳み式電子機器。
  4. 【請求項4】 前記二つの部分を開いた状態で視る第1
    の表示装置と、 折り畳んだ状態で視る第2の表示装置と、 上記二つの部分が開いた状態にあるか折り畳んだ状態に
    あるかを検出する検出手段と、 を有し、 折り畳んだ状態にあることを上記検出手段が検出したと
    き、上記第2の表示装置に所定の表示をさせると共に、
    その表示を前記ジョグダイヤル装置の操作に応じて切り
    換わり得るようにしてなることを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の折り畳み式電子機器。
JP2001224026A 2001-07-25 2001-07-25 折り畳み式電子機器 Pending JP2003037664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224026A JP2003037664A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 折り畳み式電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224026A JP2003037664A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 折り畳み式電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003037664A true JP2003037664A (ja) 2003-02-07

Family

ID=19057266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001224026A Pending JP2003037664A (ja) 2001-07-25 2001-07-25 折り畳み式電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003037664A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260312A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Sharp Corp 携帯情報機器
JP2007234020A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Lg Electronics Inc 電子機器用入力デバイス及びこれを含む電子機器
JP2008011276A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Kyocera Corp 電子機器
US7480379B2 (en) 2004-03-31 2009-01-20 Nec Corporation Mobile electronic equipment
JP2009187746A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd 回転式表示付押ボタンスイッチ
JP2009290617A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Kyocera Corp 携帯電子機器
US8185170B2 (en) 2008-03-28 2012-05-22 Kyocera Corporation Portable electronic apparatus
KR20210091799A (ko) * 2019-05-23 2021-07-22 구글 엘엘씨 접이식 디스플레이 디바이스용 힌지 기구 및 모드 검출기

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249596A (ja) * 1998-03-06 1999-09-17 Sony Corp 携帯型情報処理装置
JP2000036856A (ja) * 1998-03-25 2000-02-02 Nokia Mobile Phones Ltd 携帯電話用のコンテクスト感知ポップアップウインドウ
JP2000156730A (ja) * 1992-09-08 2000-06-06 Hitachi Ltd 電話機
JP2001298514A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Nec Saitama Ltd 折り畳み式携帯通信機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000156730A (ja) * 1992-09-08 2000-06-06 Hitachi Ltd 電話機
JPH11249596A (ja) * 1998-03-06 1999-09-17 Sony Corp 携帯型情報処理装置
JP2000036856A (ja) * 1998-03-25 2000-02-02 Nokia Mobile Phones Ltd 携帯電話用のコンテクスト感知ポップアップウインドウ
JP2001298514A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Nec Saitama Ltd 折り畳み式携帯通信機

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7480379B2 (en) 2004-03-31 2009-01-20 Nec Corporation Mobile electronic equipment
JP2006260312A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Sharp Corp 携帯情報機器
JP2007234020A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Lg Electronics Inc 電子機器用入力デバイス及びこれを含む電子機器
JP4624965B2 (ja) * 2006-06-29 2011-02-02 京セラ株式会社 電子機器
JP2008011276A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Kyocera Corp 電子機器
JP2009187746A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd 回転式表示付押ボタンスイッチ
US8185170B2 (en) 2008-03-28 2012-05-22 Kyocera Corporation Portable electronic apparatus
US9182792B2 (en) 2008-03-28 2015-11-10 Kyocera Corporation Portable electronic apparatus
US9438711B2 (en) 2008-03-28 2016-09-06 Kyocera Corporation Portable electronic apparatus
JP2009290617A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Kyocera Corp 携帯電子機器
JP4709250B2 (ja) * 2008-05-29 2011-06-22 京セラ株式会社 携帯電子機器
KR20210091799A (ko) * 2019-05-23 2021-07-22 구글 엘엘씨 접이식 디스플레이 디바이스용 힌지 기구 및 모드 검출기
KR102476198B1 (ko) 2019-05-23 2022-12-12 구글 엘엘씨 접이식 디스플레이 디바이스용 힌지 기구 및 모드 검출기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4310084B2 (ja) 情報処理端末及びガイダンス表示プログラム
EP1643732B1 (en) Mobile communication terminal
EP1760999B1 (en) Mobile communication terminal with operational mode dependent on the opening angle
JP5117032B2 (ja) 携帯端末機及びそのモード切替方法
CN1976519B (zh) 在双铰链式移动终端中执行数字广播服务的方法
US8036724B2 (en) Portable data terminal and function selecting and starting method used therein
JP2004040352A (ja) 携帯情報通信端末、プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
JP4313792B2 (ja) 移動体通信端末、および、プログラム
US20120154304A1 (en) Portable terminal with optical touch pad and method for controlling data in the same
EP1692771A2 (en) Portable apparatus user interface
JP5531962B2 (ja) 携帯端末装置及びそれに用いる画像表示方法並びにそのプログラム
KR20100072313A (ko) 휴대 단말, 표시 전환 방법, 표시 전환 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기억 매체
JP5299273B2 (ja) 回転式携帯端末機
JP2003037664A (ja) 折り畳み式電子機器
JP4309091B2 (ja) 折り畳み式携帯情報端末及びそれに用いる状態報知方法並びにそのプログラム
KR20080048250A (ko) 이동 통신 단말기 및 이의 제어 방법
KR100762635B1 (ko) 휴대 단말기의 키 입력 장치
JPH1155724A (ja) 携帯電話機
KR100594000B1 (ko) 폴더의 오픈 방향에 따라 동작 모드를 전환하는 이동 통신단말기 및 그 방법
JP4389114B2 (ja) 折畳式携帯用電子機器
KR100539876B1 (ko) 휴대용 단말기에서 회전키를 사용하는 장치 및 방법
JP2003143284A (ja) 携帯端末
JP2001296960A (ja) ジョグダイヤル
JP2005260643A (ja) 折り畳み式携帯電話装置
JP4441226B2 (ja) 携帯端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041102

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100817