JP2003036200A - 文書処理システム、文書処理方法、クライアント端末、サーバ装置、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

文書処理システム、文書処理方法、クライアント端末、サーバ装置、プログラム、記憶媒体

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JP2003036200A
JP2003036200A JP2001221286A JP2001221286A JP2003036200A JP 2003036200 A JP2003036200 A JP 2003036200A JP 2001221286 A JP2001221286 A JP 2001221286A JP 2001221286 A JP2001221286 A JP 2001221286A JP 2003036200 A JP2003036200 A JP 2003036200A
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JP2001221286A
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Satoru Ichimura
哲 市村
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書を処理する文書処理システムにおいて、
元の文書ファイルへのアクセス性能を低下させることな
く、文書のファイルサイズをコンパクトにする。 【解決手段】 生成側クライアント端末30は、元の文
書全体をサーバ装置70に送信する。サーバ装置70の
オブジェクト圧縮部74は、受信した元の文書に含まれ
ている高解像度画像を低解像度画像に変換する。オブジ
ェクト置換部76は、低解像度画像を使用してデータ量
の少ない置換文書を生成し、置換文書を置換文書出力部
78を介して生成側クライアント端末30に送信する。
データベース80は、元の文書全体を低解像度画像に対
応付けて格納する。生成側クライアント端末30は、サ
ーバ装置70から置換文書を置換文書受取部36により
受信して文書画像を表示出力するとともに、印刷や編集
時には、サーバ装置70内のデータベース80から元の
文書を読み出して使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書処理方法およ
びシステム、この方法やシステムに使用されるサーバ装
置およびクライアント端末、並びにプログラムおよび当
該プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ワープロ(ワードプロセッサ)などで作
成された従来の文書は、テキストオブジェクトが主であ
り、ファイルサイズは、1メガバイト以下が殆どであっ
た。しかしながら、今日の文書の中には、高解像度の画
像や図などの画像オブジェクトが貼め込まれたものもあ
り、この場合のファイルサイズは、10メガバイトを超
えることがある。これは、たとえば、高解像度で印刷出
力したり元の画像や図などを再編集することを考慮し
て、高解像度の画像や図などのデータ量の多いオブジェ
クトをそのまま嵌め込んでいるからである。
【0003】たとえば、300万画素級の分解能を持つ
デジタルカメラで撮影した画像を文書内に貼り付ける場
合、デジタルカメラで撮影された1枚の画像のピクセル
数は2048×1536程度である。この1枚の画像を
記憶するために必要な容量は、圧縮しないフルカラー画
像(24ビット画像)の場合約72メガバイトになり、
たとえば画像3枚を1つの文書に貼り付けると、文書の
ファイルサイズは200メガバイトを超えることにな
る。
【0004】一方、CRTやLCD(液晶)などの表示
デバイスの画面に表示できる画面解像度(画面サイズ)
は800ドット×600ドット〜1024ドット×76
8ドット(水平×垂直)程度が普通であり、1つの文書
画像を72dpi程度の分解能で表示している。このた
め、文書内に嵌め込まれた高解像度の画像も、表示の際
には、嵌め込み時の画像サイズが変化しないように72
dpi程度に解像度変換されて表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今日で
は、高解像度画像を含む文書でも、表示目的だけに使用
され、印刷や編集がされないことが多い。この場合、印
刷や編集を考慮して高解像度画像をそのままのデータ量
で文書中に嵌め込む必要がないばかりでなく、ファイル
サイズがあまりに大きすぎると、その文書ファイルを電
子メールやインターネット経由で送信するのに長時間を
要したり、あるいは1枚のFDに保存することができな
いなどの不都合が生じる。
【0006】この問題を解消する方法として、たとえ
ば、表示用として、文書中の高解像度の図や写真を低解
像度画像に変換したファイルを使用することが考えられ
る。この場合、たとえば10メガバイトのファイルを数
百キロバイト程度にまでコンパクトにすることができ
る。しかしながら、この方法では、一旦低解像度画像に
変換すると、オリジナルの高解像度画像にアクセスする
ことができず、高画質印刷や画像オブジェクトの再編集
ができなくなるなど、文書ファイルへのアクセス性能が
低下する。また、アニメーション効果などのオブジェク
トの振る舞いが失われてしまう、あるいは、ビデオ映像
をドキュメントに含めることができないという問題も生
じる。
【0007】一方、画像やサウンドあるいはムービーな
どを利用できるようにしつつ、ファイルサイズをコンパ
クトにする方法として、たとえばインターネット経由で
配信される電子文書の標準的なファイル形式であるPD
F(Portable Document Format)や本願出願人が提案し
ているDWF(DocuWorks Format)を利用するなど、文
書全体を別の文書フォーマットに変換することも考えら
れる。しかしながら、この方法も、一旦データ変換する
と、オリジナルデータにアクセスすることができず、高
画質印刷やオブジェクトの再編集ができないなど、文書
ファイルへのアクセス性能が低下する。
【0008】なお、上記のように画像オブジェクトに限
らず、テキストオブジェクトだけからなる文書であって
も、ページ数が多い場合にはファイルサイズが大きくな
り、表示のために文書ファイルを読み込むのに時間がか
かる、あるいはファイル転送に時間を要するなど、文書
ファイルへのアクセス性能が低下する。
【0009】このように、従来の方法では依然として、
文書のファイルサイズをコンパクトにすることと、文書
ファイルへのアクセス性能とを両立させることはできて
いない。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、文書ファイルのサイズをコンパクトにしつつ、
高画質印刷や再編集もできるなど、文書ファイルへのア
クセス性能を低下させることのない文書処理方法および
システム、この方法やシステムに使用されるサーバ装置
およびクライアント端末、並びにプログラムおよび当該
プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒
体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
文書処理方法は、個々のオブジェクトにより構成される
文書を取り扱う文書処理方法であって、元の文書に含ま
れている元のオブジェクトまたは当該元のオブジェクト
のデータ量を圧縮した圧縮済オブジェクトよりもデータ
量が多く且つ前記元のオブジェクトよりもデータ量が少
ない中間オブジェクトを源オブジェクトとして、圧縮済
オブジェクトに対応付けて格納し、要求を受けたとき、
格納しておいた源オブジェクトを出力する。
【0012】また、本発明に係る文書処理システムは、
個々のオブジェクトにより構成される文書を取り扱う文
書処理システムであって、元の文書に含まれている少な
くとも1つのオブジェクトのデータ量を圧縮するオブジ
ェクト圧縮部と、オブジェクト圧縮部により圧縮された
オブジェクトである圧縮済オブジェクトを使用して元の
文書よりもデータ量の少ない置換文書を生成する文書デ
ータ圧縮部とを備えた。また文書処理システムは、オブ
ジェクト圧縮部により圧縮された圧縮済オブジェクトに
ついて、元の文書に含まれている元のオブジェクトまた
は圧縮済オブジェクトよりもデータ量が多く且つ元のオ
ブジェクトよりもデータ量が少ない中間オブジェクトを
源オブジェクトとして、圧縮済オブジェクトに対応付け
て格納する源オブジェクト格納部とを備えた。さらに文
書処理システムは、置換文書および元の文書のうちの何
れを使用するのが好ましいかを判定する判定部と、置換
文書を使用するのが好ましい旨を判定部が示していると
きには文書データ圧縮部により生成された置換文書を使
用し、元の文書を使用するのが好ましい旨を判定部が示
しているときには源オブジェクト格納部に格納されてい
る源オブジェクトを含む文書を使用して、出力処理をす
る文書出力部とを備えた。
【0013】また、本発明に係るクライアント端末およ
びサーバ装置は、上記文書処理方法や文書処理システム
を実現するために好適なものである。さらに、本発明に
係るプログラムおよび当該プログラムを格納したコンピ
ュータ読取り可能な記憶媒体は、上記文書処理方法や文
書処理システムを、コンピュータ(電子計算機)を用い
てソフトウェアで実現するために好適なものである。
【0014】
【作用】上記構成の文書処理方法およびシステムにおい
ては、先ずオブジェクト圧縮部が元の文書に含まれてい
るオブジェクトのデータ量を圧縮して圧縮済オブジェク
トを生成し、文書データ圧縮部が圧縮済オブジェクトを
使用して置換文書を生成する。そしてこれと並行して、
源オブジェクト格納部が、圧縮済オブジェクトについ
て、元のオブジェクトや中間オブジェクトを源オブジェ
クトとして格納する。文書出力部は、置換文書を使用す
るのが好ましい旨を判定部が示しているときには置換文
書を使用する一方、元の文書を使用するのが好ましい旨
を判定部が示しているときには源オブジェクト格納部に
格納されている源オブジェクトを含む文書を使用して、
出力処理をする。
【0015】これにより、たとえば、以下のような使い
方ができる。先ず、高解像度画像などの文書の中のデー
タ量の多いオブジェクトを自動的に低解像度画像などデ
ータ量の少ない圧縮済オブジェクトに変換するととも
に、圧縮済オブジェクトに対応付けて元の高解像度画像
などを源オブジェクト格納部に保管しておき、通常の文
書処理時には圧縮済オブジェクトを含むデータ量の少な
い置換文書を使用する。そして、元の文書が必要な際に
のみ、源オブジェクト格納部に保管しておいた元の高解
像度画像などを参照することで略元の文書を使用するこ
とができる。より具体的には、表示デバイス上での文章
の読み書き、電子メールによる送受信、あるいは電子プ
レゼンテーションなどの用途にはファイルサイズの小さ
い置換文書を用いる一方、印刷をしたり図を編集したり
する際には、源オブジェクト格納部から元の高解像度画
像を取得して利用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明に係る文書処理方法および
文書処理システムの後述する各実施形態の違いを整理し
て示したものであって、元の文書よりもデータ量の少な
い置換文書を生成するためのデータ圧縮を実行する場
所、置換文書よりもデータ量の多い源文書を生成するた
めのデータ伸張を実行する場所、およびデータベースに
登録される対象物の関係を纏めた図表である。図示する
ように、文書を生成する生成側クライアント端末および
サーバ装置の何れかがデータ圧縮を実行でき、源文書お
よび源オブジェクトの何れかをデータベースに登録する
ことができ、生成側クライアント端末、再生側クライア
ント端末、およびサーバ装置の何れかがデータ伸張を実
行できる。なお図示していないが、生成側クライアント
端末およびサーバ装置の何れかが中間文書や中間オブジ
ェクトを生成できる。
【0018】そして、サーバ装置がデータ圧縮を実行
し、源文書をデータベースに登録する具体例(この場合
データ伸張は不要になる)が、後述する第1実施形態や
その変更態様である。また生成側クライアント端末がデ
ータ圧縮を実行し、文書全体ではなく圧縮対象オブジェ
クトについてのみ源オブジェクトを個々にデータベース
に登録し、生成側クライアント端末や再生側クライアン
ト端末がデータ伸張を実行する具体例が、後述する第2
や第3実施形態、あるいはその変更態様である。さら
に、サーバ装置がデータ圧縮を実行し、個々の源オブジ
ェクトをデータベースに登録し、生成側クライアント端
末や再生側クライアント端末がデータ伸張を実行する具
体例が、後述する第4実施形態であり、生成側クライア
ント端末がデータ圧縮を実行し、源文書の全体をデータ
ベースに登録する具体例(この場合データ伸張は不要に
なる)が、後述する第5実施形態である。さらにまた、
サーバ装置がデータ圧縮およびデータ伸張を実行し、圧
縮対象オブジェクトについてのみ源オブジェクトを個々
にデータベースに登録する具体例が、後述する第6実施
形態であり、生成側クライアント端末がデータ圧縮を実
行し、圧縮対象オブジェクトについてのみ源オブジェク
トを個々にデータベースに登録し、サーバ装置がデータ
伸張を実行する具体例が、後述する第7実施形態であ
る。
【0019】なお、図示した態様は、データ圧縮を実行
する場所において中間文書や中間オブジェクトの生成も
実行するものであるが、中間文書や中間オブジェクトの
生成を生成側クライアント端末およびサーバ装置の何れ
で実行するかによって、さらに他の構成態様を実現する
こともできる。
【0020】図2は、本発明の文書処理システムの第1
実施形態を示すブロック図である。第1実施形態の文書
処理システム1は、パーソナルコンピュータやワープロ
などの文書を生成する側の端末である生成側クライアン
ト端末30、生成側クライアント端末30から受け取っ
た文書を再生して表示や印刷などをする側の端末(出力
処理専用の端末)である再生側クライアント端末50、
および文書の全部もしくは一部を配信するサーバ装置7
0を有するデータセンタDCが、公衆通信網の一例であ
るインターネット9やLANなどの通信網によりネット
ワーク接続されている。生成側クライアント端末30
は、再生側クライアント端末50と同様の構成要素も備
え、再生側クライアント端末50としても機能する。
【0021】この第1実施形態は、生成側クライアント
端末30において作成した元の文書をデータセンタDC
にアップロードして文書全体をデータベース80に登録
するとともに、データセンタDC内のサーバ装置70で
文書のデータ量を圧縮して置換文書を生成する態様であ
る。このため、先ず第1実施形態の生成側クライアント
端末30は、文書を生成する文書生成部32と、文書を
出力処理する文書出力部34とを備える。また、生成側
クライアント端末30は、文書生成部32が生成した元
の文書に対応するデータ量の少ない置換文書をサーバ装
置70から受け取る置換文書受取部36と、置換文書を
用いた文書処理時における文書へのアクセス内容に応じ
て、置換文書および元の文書のうちの何れを使用するの
が好ましいかを判定する判定部38とを備える。さらに
生成側クライアント端末30は、元の文書に含まれてい
る全てのオブジェクトについて、圧縮済オブジェクトよ
りもデータ量の多いオブジェクトまたは元のオブジェク
トの何れかを含む文書を源文書としてサーバ装置70か
ら受け取る源文書受取部39とを備える。
【0022】文書出力部34は、判定部38の判定結果
に基づいて使用すべき文書を使い分けながら、文書生成
部32により生成された元の文書、あるいは置換文書受
取部36が受け取った置換文書や源文書受取部39が受
け取った源文書に基づいて、CRTやLCD(液晶)な
どのディスプレイ46に文書画像を出力したり、プリン
タ47で紙媒体48に印刷出力したり、FDやMOある
いはフラッシュメモリなどの可搬型の記憶媒体49に源
文書や置換文書を記憶させたり、さらにはインターネッ
ト9を介して他の端末である再生側クライアント端末5
0に源文書や置換文書を送信するなどの、文書の出力処
理をする。
【0023】第1実施形態のサーバ装置70は、生成側
クライアント端末30から送信された元の文書を源文書
として受け取る源文書受取部72と、源文書受取部72
が受け取った源文書(本例では元の文書)に含まれてい
るオブジェクト(本例では元のオブジェクト)の内、デ
ータ量が予め定められた値よりも多いオブジェクト(以
下圧縮対象オブジェクトという)について、そのデータ
量を圧縮するオブジェクト圧縮部74とを備える。また
サーバ装置70は、源文書に含まれている圧縮対象オブ
ジェクトを、オブジェクト圧縮部74によりデータ量が
圧縮されたオブジェクトである圧縮済オブジェクトに置
き換えた文書(置換文書)を生成するオブジェクト置換
部76と、オブジェクト置換部76により生成されたデ
ータ量の少ない置換文書を出力する置換文書出力部78
とを備える。オブジェクト置換部76は、オブジェクト
圧縮部74により圧縮されたオブジェクトである圧縮済
オブジェクトを使用して元の文書よりもデータ量の少な
い置換文書を生成する文書データ圧縮部として機能す
る。
【0024】さらにサーバ装置70は、すべてのオブジ
ェクトについて、オブジェクト圧縮部74によりデータ
量が圧縮される前のオブジェクトである圧縮前オブジェ
クト(すなわち圧縮対象オブジェクト)を含む文書、も
しくは圧縮対象オブジェクトよりもデータ量が少なく且
つ圧縮済オブジェクトよりもデータ量が多い中間オブジ
ェクトを含む中間文書を、予め定められた記憶媒体(所
定の記憶媒体)に源文書として格納するデータベース8
0と、生成側クライアント端末30や再生側クライアン
ト端末50からの要求に応じて、データベース80に格
納されている源文書を読み出して出力する源文書出力部
82とを備える。データベース80は、オブジェクト圧
縮部74により圧縮された圧縮済オブジェクトについ
て、元の文書に含まれている元のオブジェクトまたは当
該元のオブジェクトと略同等の中間オブジェクトを源オ
ブジェクトとして、圧縮済オブジェクトに対応付けて所
定の記憶媒体に格納させる源オブジェクト格納部として
機能する。
【0025】なお、サーバ装置70は、必要に応じて、
図中点線で示すように、源文書受取部72が受け取った
源文書中の圧縮前オブジェクトについて、オブジェクト
圧縮部74により圧縮された圧縮済オブジェクトよりも
データ量が多く且つ圧縮前オブジェクトよりもデータ量
が少なくなるようにデータ量を圧縮する中間圧縮部90
と、この中間圧縮部90により圧縮された中間オブジェ
クトを用いて置換文書よりもデータ量が多く且つ元の文
書よりもデータ量が少ない中間文書を生成し、この中間
文書を源文書としてデータベース80に格納する中間文
書生成部92とを、源文書受取部72とデータベース8
0との間に備える構成であってもよい。
【0026】このサーバ装置70は、インターネット9
上に構築されたWebサーバであってもよく、また必ず
しもデータセンタDC内に配置されていなくてもよい。
あるいは、データベース80のみをインターネット9上
の任意のWebサーバを利用し、オブジェクト置換部7
6など、その他の部分をデータセンタDC内に配置して
もよい。
【0027】第1実施形態の再生側クライアント端末5
0は、インターネット9などの通信手段を介して、ある
いはFDなどの記憶媒体を介して、生成側クライアント
端末30から置換文書を受け取る置換文書受取部56
と、文書を出力処理する文書出力部54とを備える。ま
た、再生側クライアント端末50は、置換文書および元
の文書のうちの何れを使用するのが好ましいかを判定す
る判定部58と、源文書をサーバ装置70から受け取る
源文書受取部59とを備える。
【0028】文書出力部54は、判定部58の判定結果
に基づいて使用すべき文書を使い分けながら、置換文書
受取部56が受け取った置換文書や源文書受取部59が
受け取った源文書に基づいて、CRTやLCD(液晶)
などのディスプレイ66に文書画像を出力したり、プリ
ンタ67で紙媒体68に印刷出力したり、FDやMOあ
るいはフラッシュメモリなどの可搬型の記憶媒体69に
源文書や置換文書を記憶させたり、さらにはインターネ
ット9を介して他の端末に文書を送信するなどの、文書
の出力処理をする。
【0029】図3は、第1実施形態の文書処理システム
1における処理手順を示したフローチャートである。文
書作成者は、データ量の多いオブジェクトを含む元の文
書を文書生成部32により作成する(S300)。たと
えば、文書生成用のアプリケーションソフトとして、ス
ライドの上に、テキストの他、写真画像やイラスト画像
などの複数の画像オブジェクトを貼り付けてスライド文
書を生成するPowerPoint(登録商標)を用いる。そし
て、デジタルカメラで撮影した高解像度画像(データ量
が多い)を文書のスライドに貼り付けて、元の文書を生
成する。この元の文書を生成する過程においては、文書
出力部34は、文書生成部32が生成した元の文書に基
づいて、CRTやLCD(液晶)などのディスプレイ4
6に文書画像を出力する。文書作成者は、ディスプレイ
46に表示された文書画像を確認し、さらに必要に応じ
て、スライドの上に貼り付けたオブジェクトを再編集し
て元の文書を完成させる。
【0030】文書出力部34は、元の文書が完成したこ
とを検知すると、インターネット9を介して、データセ
ンタDCのサーバ装置70に、このPowerPoint形式の元
の文書をアップロード(ファイル転送またはファイルコ
ピー)して、この元の文書を源文書としてデータベース
80に登録する(S302)。なお、文書作成者が、積
極的に、文書出力部34に、元の文書をアップロードす
るように指令してもよい。
【0031】データセンタDCにおいては、源文書受取
部72が、生成側クライアント端末30からアップロー
ドされた文書を受け取る。そしてデータベース80は、
アップロードされたPowerPoint形式の文書に対し、たと
えば“8gjk3cl3”などの、文書を識別するため
のユニークな源IDを割り当て、元の文書全体を源文書
として源IDと対応付けて格納する(S700)。すな
わちデータベース80は、元の文書に含まれている全て
のオブジェクトについて、元のオブジェクトそのものを
含む元の文書自体を源文書として格納する。
【0032】オブジェクト置換部76は、源文書受取部
72が受け取った源文書を複製するとともに、源IDを
含む複製IDを割り当て、この複製IDを、複製した複
製文書に埋め込む(S702)。このときオブジェクト
置換部76は、たとえば“http://datace
nter.company.co.jp/acces
s.cgi?DocumentID=8gjk3cl
3”などのように、データベース80への源文書の格納
先を示すアドレスを示したURL(Uniform Resource L
ocators )を含んだ複製IDを割り当てるのが好まし
い。なお、オブジェクト置換部76は、データセンタD
C内のデータベース80に登録する源文書を暗号化し、
これを復号化するための鍵を併せて複製文書に埋め込む
ようにしてもよい。
【0033】次に、オブジェクト圧縮部74は、源文書
受取部72が受け取った源文書に含まれているオブジェ
クトの内、データ量が予め定められた値よりも多いオブ
ジェクトがあるか否かを判定する(S704)。そして
オブジェクト圧縮部74は、データ量が予め定められた
値よりも多いオブジェクトを圧縮対象オブジェクトとし
て、そのデータ量を圧縮して圧縮済オブジェクトを生成
する(S706)。たとえば、オブジェクト圧縮部74
は、複製文書中から、たとえば300dpi程度以上の
高解像度画像(データ量が所定量よりも多い)を検出し
たときには、自動的に72dpi程度の低解像度画像に
変換(解像度変換)することで、圧縮対象オブジェクト
の一例である高解像度画像を、データ量がより少ない圧
縮済オブジェクトの一例である低解像度画像を生成す
る。なお、画像が重なって貼り付けられている場合、重
なりによって隠れている部分に関してはデータをスライ
ド上に保持する必要がないため、オブジェクト圧縮部7
4は、この隠れている部分を変換後の低解像度画像から
削除してもよい。これにより、置換文書のファイルサイ
ズを一層低減することができる。
【0034】次に、オブジェクト置換部76は、源文書
を複製した複製文書に含まれている圧縮対象オブジェク
トを、オブジェクト圧縮部74によりデータ量が圧縮さ
れた圧縮済オブジェクトに置き換えることで、源文書よ
りもデータ量の少ない文書(置換文書)を生成する(S
708)。このとき、オブジェクト置換部76は、複製
文書に埋め込まれている複製IDを、置換文書にも埋め
込まれたままにする。つまり、オブジェクト置換部76
は、オブジェクト圧縮部74により圧縮された圧縮済オ
ブジェクトと対応する元のオブジェクト(源オブジェク
ト)を含む元の文書の格納先を示すアドレス情報を置換
文書に埋め込む。そして、置換文書出力部78は、オブ
ジェクト置換部76により生成された解像度変換後の置
換文書を、インターネット9を介して生成側クライアン
ト端末30に送信する(S710)。生成側クライアン
ト端末30の置換文書受取部36は、サーバ装置70か
ら送信された置換文書を受信する(S304)。文書作
成者は、生成側クライアント端末30が受信した置換文
書を用いて文書処理をする。
【0035】ここでデータセンタDCのオブジェクト圧
縮部74により生成された低解像度画像は、オリジナル
の高解像度画像と比較して、見かけ上の表示サイズやオ
ブジェクトとしての振る舞いは同一で、解像度(または
色階調)のみが低下したものである。たとえば、スライ
ド中の高解像度画像にアニメーション動作が設定されて
いた場合には、変換後の低解像度画像にもそのアニメー
ション動作をそのまま継承する。
【0036】一方、データセンタDCにおいて解像度変
換が施された置換文書は、高解像度の画像データを含ま
ないために、ファイルサイズが非常に小さくなってい
る。このため、生成側クライアント端末30において
は、ディスプレイ46上で文章の読み書きができるとも
に、置換文書を電子メールに添付して転送することや、
インターネット9経由で配信することなどが容易にな
る。
【0037】他方、たとえば文書作成用のアプリケーシ
ョンソフトによりプリンタ47で印刷出力しようとした
場合や編集作業をする場合などには、置換文書に基づい
て処理すると、解像度不足による不都合が生じる。そこ
でこれらの場合には、置換文書に埋め込まれた複製ID
を参照して、オリジナル文書である源文書をデータセン
タDCから取得することで、高解像度のオリジナル画像
を取り扱うことができるようにする。なお必要に応じ
て、再生側クライアント端末50側において、判定部5
8、源文書受取部59、および文書出力部54としてコ
ンピュータを機能させるためのパッチファイル(プログ
ラム)を再生側クライアント端末50にインストールす
るためのインストールプログラムを、たとえば自己解凍
形式などの方法を用いて置換文書に対応付けて配布する
のがよい。
【0038】たとえば先ず判定部38が、置換文書を用
いた文書処理時における文書へのアクセス内容に応じ
て、源文書(すなわち元の文書)および置換文書のうち
の何れを使用するのが好ましいかを判定する(S30
6)。つまり、圧縮前オブジェクトと圧縮済オブジェク
トとのうちの何れを使用して文書を処理するのが好まし
いかを判定する。本実施形態においては、判定部38
は、表示のアクセスがあったときには圧縮済オブジェク
トを含む置換文書を使用するのが好ましいと判定し(S
306−NO)、印刷または編集のアクセスがあったと
きには圧縮前オブジェクトを含む源文書を使用するのが
好ましいと判定する(S306−YES)。たとえば判
定部38は、文書画像をディスプレイ46に表示させる
だけでよいときには既に受け取っている置換文書をその
まま使用し続けさせる一方(S308)、スライド上の
解像度変換された画像オブジェクト(圧縮済オブジェク
ト)が編集モードになったことや印刷指令があったこと
を検出した場合、源文書を使用するのが好ましい旨を源
文書受取部39および文書出力部34に伝える。
【0039】源文書受取部39は、源文書を使用するの
が好ましいと判定部38が判定したとき(S306−Y
ES)、置換文書に埋め込まれている複製IDに基づい
て自動的にデータセンタDCにアクセスし、置換文書に
対応する源文書の配信を要求する(S310)。たとえ
ば、前述の例であれば、複製ID中のURLアドレスで
ある“http://datacenter.comp
any.co.jp/access.cgi?Docu
mentID=8gjk3cl3”にアクセスする。
【0040】データセンタDCの源文書出力部82は、
このアクセスを受け取ると、URL中のDocumen
tIDで示された源文書を識別する源ID“8gjk3
cl3”に基づいて、生成側クライアント端末30にお
いて作業中の置換文書に対応する源文書(オリジナルの
文書)をデータベース80から読み出して、生成側クラ
イアント端末30に送信する(S712)。
【0041】生成側クライアント端末30の源文書受取
部39は、データセンタDCの源文書出力部82から配
信された源文書を受け取る(受信する)(S312)。
文書出力部34は、源文書受取部39が受け取った源文
書に基づいて、ディスプレイ46に文書画像を出力した
り、プリンタ47で紙媒体48に印刷出力するなどの出
力処理をする(S314)。これにより、生成側クライ
アント端末30側の文書作成者は、源文書受取部39が
受け取った源文書を使用することで、高解像度の画像を
用いて編集作業をしたり、あるいは高解像度の印刷物を
得ることができる。
【0042】なお、上記生成側クライアント端末30に
おける置換文書受取部36、判定部38、および源文書
受取部39などの各部は、文書作成用のアプリケーショ
ンソフトやプリンタ用のプリンタドライバにソフトウェ
ア的に組み込まれたものであってもよい。たとえば、ス
ライド上の解像度変換された画像オブジェクトが編集モ
ードになったことが検出された場合には、アプリケーシ
ョン(PowerPoint)が複製IDの存在を識別して自動的
にデータセンタDCにアクセスし、データセンタDCか
らオリジナル文書を取得してこれを編集できるようにす
る。また、文書を印刷する場合には、プリンタドライバ
が複製IDの存在を識別して自動的にデータセンタDC
にアクセスし、データセンタDCからオリジナル文書を
自動的に取得して高精細度で印刷するようにしてもよ
い。
【0043】再生側クライアント端末50においては、
置換文書受取部56が生成側クライアント端末30から
置換文書を受け取る(受信する)(S504)。これに
より、再生側クライアント端末50側の文書作成者も、
生成側クライアント端末30から受け取った置換文書に
基づいて、ディスプレイ66に文書画像を出力したり、
プリンタ67で紙媒体68に印刷出力したり、あるいは
可搬型の記憶媒体に文書を記憶させたり、さらにはイン
ターネット9を介して他の端末に文書を送信することが
できる。そしてこの場合においても、判定部58や源文
書受取部59がハードウェアやソフトウェアで予め用意
されている場合には、生成側クライアント端末30にお
ける処理と同様の処理をすればよい。たとえば、ディス
プレイ66に文書画像を表示出力するべきことを判定部
58が検知したときには(S506−NO)、生成側ク
ライアント端末30から取得した置換文書に基づいて表
示すればよい(S508)。一方、印刷や編集のアクセ
スなど源文書を使用するのが好ましいことを判定部58
が検知したときには(S506−YES)、源文書受取
部59により自動的にデータセンタDCにアクセスして
源文書を取得する(S510,S512,S712)。
これにより、再生側クライアント端末50側の文書作成
者も、源文書受取部59が受け取った源文書を使用する
ことで、高解像度の画像を用いて編集作業をしたり、あ
るいは高解像度の印刷物を得るなどの処理をすることが
できるようになる(S514)。
【0044】一方、生成側クライアント端末30とは異
なり、再生側クライアント端末50には、判定部58や
源文書受取部59がハードウェア(回路など)として用
意されていないとか、旧バージョンのアプリケーション
ソフトやプリンタドライバがインストールされているな
ど、そのままでは、生成側クライアント端末30と同様
の処理を実行することができない場合も多いと考えられ
る。この場合、たとえば自己解凍形式のインストールプ
ログラムが置換文書に対応付けられて配布されている場
合には、以下のような処理をする。
【0045】先ず、再生側クライアント端末50におい
て、アプリケーションソフトが置換文書を開くと、この
置換文書に添付されている自己解凍形式のインストール
プログラムを解凍する。再生側クライアント端末50
は、このインストールプログラムに基づいて、コンピュ
ータを判定部58などとして機能させるためのパッチフ
ァイルを取得し、再生側クライアント端末50にインス
トールする。パッチファイルは、たとえば、サーバ装置
70から提供されてもよいし、あるいはインストールプ
ログラム自体に添付されていてもよい。前者の場合、再
生側クライアント端末50は、インストールプログラム
に従った処理手順の中で、サーバ装置70にアクセスし
てパッチファイルをダウンロード(取得)する。一方後
者の場合、再生側クライアント端末50は、インストー
ルプログラムを解凍したときに、自動的にパッチファイ
ルを取得する。これにより、旧バージョンのアプリケー
ションソフトやプリンタドライバがパッチファイルによ
ってバージョンアップされ、判定部58、源文書受取部
59、および文書出力部54としてコンピュータを機能
させることができるようになり、ソフトウェア的に機能
する源文書受取部59が受け取った源文書を使用するこ
とで、高解像度の画像を用いて編集作業をしたり、ある
いは高解像度の印刷物を得ることができるようになる。
【0046】上記説明では、オブジェクト圧縮部74に
よりデータ量が圧縮される前の元のオブジェクトである
圧縮前オブジェクト(すなわち圧縮対象オブジェクト)
そのものを源オブジェクトとして取り扱っていたが、そ
の他のオブジェクトを源オブジェクトとして取り扱うこ
ともできる。たとえば、図2中点線で示すように、サー
バ装置70は、圧縮対象オブジェクトを中間オブジェク
トに圧縮する中間圧縮部90と、この中間圧縮部90に
より圧縮された中間オブジェクトを用いて中間文書ファ
イルを生成する中間文書生成部92とを、源文書受取部
72とデータベース80との間に有する構成であっても
よい。この変更態様の構成によれば、中間オブジェクト
を源オブジェクトとして取り扱いつつ、中間オブジェク
トを用いて生成された中間文書ファイルを源文書として
データベース80に格納することで、サーバ装置70と
生成側クライアント端末30や再生側クライアント端末
50との間における源文書のハンドリング性が、中間圧
縮部90と中間文書生成部92とを有しない構成よりも
改善される。
【0047】また上記説明では、印刷や編集のアクセス
など圧縮前オブジェクトを含む源文書を使用するのが好
ましいことを判定部38により検知して自動的にデータ
センタDCにアクセスするようにしていたが、これに限
らず、たとえばオリジナル文書を取得して複製文書と差
し替えるように(つまり源文書を使用するのが好ましい
と)文書作成者が明示的に指示したことを判定部38に
より検知して、データセンタDCにアクセスするように
してもよい。この場合、データ量の多いオブジェクト
(たとえば高解像度画像)がデータ量の少ないオブジェ
クト(たとえば低解像度画像)に置換されていることが
閲覧者にとって分かり易くなるように、置換文書を示す
文書アイコンの形状や色を変える、あるいは画像オブジ
ェクトの外枠の色を変えるなどの表示上の工夫を施すよ
うにするのが好ましい。
【0048】以上説明したように、第1実施形態の文書
処理システム1によれば、データ圧縮してファイルサイ
ズをコンパクトにした置換文書を用いることで、表示デ
バイス上での文章の読み書き、電子メールによる送受
信、あるいは電子プレゼンテーションなどにおける文書
データのハンドリング性が向上するとともに、データセ
ンタDCからダウンロードした源文書を用いることで、
高画質印刷や再編集をすることができる。つまり、第1
実施形態の文書処理システム1によれば、ファイルサイ
ズをコンパクトにすることと、元の文書と略等しい文書
を用いて高画質印刷や再編集することとを両立させるこ
とができる。
【0049】また、源文書の格納先を示すアドレス情報
を、圧縮済オブジェクトと源文書とを対応付ける対応情
報として置換文書に埋め込んでいるので、圧縮済オブジ
ェクトと源文書との対応関係を管理するのが簡単にな
る。
【0050】さらに生成側クライアント端末30におい
て文書を完成させると、自動的にファイルサイズをコン
パクトにした置換文書に変換するし、また、置換文書を
用いた作業中に元のオブジェクトや文書を必要とするア
クセスがあったときには、自動的に元の文書をデータセ
ンタDCからダウンロードするので、文書作成者の手を
煩わせることや、上述の処理がなされていることを文書
作成者に意識させる必要もない。また、サーバ装置70
側でデータ圧縮するので、データ圧縮のためのハードウ
ェア構成やソフトウェアを個々の端末や文書作成者が所
有する必要はなくなる。
【0051】さらに、データ圧縮された置換文書の複製
をFDやMOなどに作成した場合にでも、オリジナルデ
ータはデータセンタDCのデータベース80に保存され
ているものを共通に参照することができるので、オリジ
ナルデータを含めて複製する場合と比較して、トータル
の必要記憶容量が少なくて済むという効果がある。
【0052】図4は、本発明の文書処理システムの第2
実施形態を示すブロック図である。この第2実施形態
は、生成側クライアント端末30において文書のデータ
量を圧縮するとともに、文書全体ではなく、元の文書中
の個々のオブジェクトのうち、圧縮済オブジェクトに対
応する元のオブジェクトのみを源オブジェクトとしてデ
ータセンタDCに登録するとともに、生成側あるいは再
生側の各端末30,50において文書のデータ量を伸張
する態様である。
【0053】このため、先ず第2実施形態の生成側クラ
イアント端末30は、第1実施形態と同様に、文書生成
部32、文書出力部34、および判定部38を備えると
ともに、文書生成部32により生成された元の文書に含
まれている元のオブジェクトの内、データ量が予め定め
られた値よりも多いオブジェクト(圧縮対象オブジェク
ト)に対応する元のオブジェクトを源オブジェクトとし
てサーバ装置70に登録する源オブジェクト登録部40
と、圧縮対象オブジェクトについて、そのデータ量を圧
縮するオブジェクト圧縮部42とを備える。また生成側
クライアント端末30は、オブジェクト圧縮部42によ
りデータ量が圧縮される前のオブジェクトである圧縮前
オブジェクト(すなわち元のオブジェクトのうちの圧縮
対象オブジェクト)を源オブジェクトとしてサーバ装置
70から受け取る源オブジェクト受取部44と、元の文
書に含まれている圧縮対象オブジェクトをオブジェクト
圧縮部42によりデータ量が圧縮されたオブジェクトで
ある圧縮済オブジェクトに置き換えた文書(置換文書)
を生成する、あるいは置換文書に含まれているオブジェ
クトの内の圧縮済オブジェクトを源オブジェクト受取部
44が受け取った源オブジェクトに置き換えた文書であ
る源文書を生成するオブジェクト置換部45とを備え
る。オブジェクト置換部45は、置換文書よりもデータ
量が多く且つ元の文書よりもデータ量が少ない源文書を
生成する文書データ伸張部として機能する。文書出力部
34は、元の文書を使用するのが好ましい旨を判定部3
8が示しているときには、文書データ伸張部として機能
するオブジェクト置換部45により生成された源文書を
使用して、文書の出力処理をする。
【0054】なお、生成側クライアント端末30は、必
要に応じて、図中点線で示すように、文書生成部32が
生成した元の文書中の圧縮前オブジェクトについて、オ
ブジェクト圧縮部42により圧縮された圧縮済オブジェ
クトよりもデータ量が多く且つ圧縮前オブジェクトより
もデータ量が少なくなるようにデータ量を圧縮する中間
圧縮部94を、文書生成部32と源オブジェクト登録部
40との間に備える構成であってもよい。
【0055】第2実施形態のサーバ装置70は、生成側
クライアント端末30から源オブジェクトを受け取る源
オブジェクト受取部84と、源オブジェクト受取部84
が受け取った源オブジェクトを、予め定められた記憶媒
体に格納するデータベース80と、生成側クライアント
端末30や再生側クライアント端末50からの要求に応
じて、データベース80に格納されている源オブジェク
トを読み出して出力する源オブジェクト出力部86とを
備える。つまり、データベース80は、源オブジェクト
を含む文書全体を格納することなく、圧縮済オブジェク
トに対応する源オブジェクトを格納する源オブジェクト
格納部として機能する。
【0056】第2実施形態の再生側クライアント端末5
0は、第1実施形態と同様に、置換文書受取部56、文
書出力部54、および判定部58を備えるとともに、源
オブジェクトをサーバ装置70から受け取る源オブジェ
クト受取部64と、置換文書に含まれている圧縮済オブ
ジェクトを源オブジェクト受取部64が受け取った源オ
ブジェクトに置き換えた文書である源文書を生成するオ
ブジェクト置換部65とを備える。オブジェクト置換部
65は、置換文書よりもデータ量が多く且つ元の文書よ
りもデータ量が少ない源文書を生成する文書データ伸張
部として機能する。文書出力部54は、元の文書を使用
するのが好ましい旨を判定部58が示しているときに
は、文書データ伸張部として機能するオブジェクト置換
部55により生成された源文書を使用して、文書の出力
処理をする。
【0057】図5は、第2実施形態の文書処理システム
1における処理手順を示したフローチャートである。文
書作成者は、第1実施形態と同様に、データ量の多いオ
ブジェクトを含む文書を文書生成部32により作成する
(S320)。源オブジェクト登録部40は、元の文書
が完成したことを検知すると、自動的に、変換処理アプ
リケーションを起動する。なお、源オブジェクト登録部
40は、ディスプレイ46に表示されたディスクトップ
上に置かれている変換処理実行アイコンへの文書作成者
による文書のドラッグアンドドロップを検知したことを
条件として、変換処理アプリケーションを起動するよう
にしてもよい。源オブジェクト登録部40は、変換処理
アプリケーションを起動すると、文書に対し、たとえば
“8gjk3cl3”などの、文書を識別するためのユ
ニークな源IDを割り当てるとともに、データセンタD
Cとの通信を確立する。なお源オブジェクト登録部40
により源IDを割り当てる代わりに、生成側クライアン
ト端末30とデータセンタDCとの間の通信が確立され
た後、データセンタDCのデータベース80において源
文書に対する源IDを割り当て、この源IDを生成側ク
ライアント端末30に通知してもよい。
【0058】次に、源オブジェクト登録部40は、起動
した変換処理アプリケーションを用いて、文書に含まれ
ているオブジェクトの内、データ量が予め定められた値
よりも多いオブジェクトがあるか否かを判定する(S3
22)。そして源オブジェクト登録部40は、データ量
が予め定められた値よりも多いオブジェクトを圧縮対象
オブジェクトとし、このオブジェクトを識別する識別子
NO(たとえば324番など)を割り当てる。そして、
検知したオブジェクトが圧縮対象オブジェクトであるこ
とを、オブジェクト圧縮部42(中間圧縮部94を有す
る場合には中間圧縮部94にも)に伝える。さらに、源
オブジェクト登録部40は、データセンタDCのサーバ
装置70に、圧縮対象オブジェクトとされた源オブジェ
クトを源IDおよび識別子NOと対応付けてアップロー
ド(ファイル転送またはファイルコピー)して、データ
ベース80に源オブジェクトを登録する(S322−Y
ES,S324)。なお、源オブジェクト登録部40
は、データセンタDC内のデータベース80に登録する
源オブジェクトを暗号化し、これを復号化するための鍵
を併せて置換文書または圧縮済オブジェクトに埋め込む
ようにしてもよい。
【0059】データセンタDCにおいては、源オブジェ
クト受取部84が、生成側クライアント端末30からア
ップロードされた源オブジェクトを受け取る。そしてデ
ータベース80は、アップロードされた源オブジェクト
と、源IDおよび識別子NOとを対応付けて格納する
(S720)。
【0060】次にオブジェクト圧縮部42は、第1実施
形態のオブジェクト圧縮部74と同様に、高解像度画像
を低解像度画像にするなど、圧縮対象オブジェクトのデ
ータ量を圧縮して圧縮済オブジェクトを生成する(S3
26)。このとき、画像が重なって貼り付けられている
場合、重なりによって隠れるエリアを変換後の画像から
削除してもよい。
【0061】次にオブジェクト置換部45は、第1実施
形態のオブジェクト置換部76と同様に、源文書に含ま
れている圧縮対象オブジェクトである源オブジェクト
を、オブジェクト圧縮部42によりデータ量が圧縮され
た圧縮済オブジェクトに置き換えることで、低解像度画
像に変換された画像オブジェクトを含むなど、源文書よ
りもデータ量の少ない置換文書を生成する(S32
8)。このとき、オブジェクト置換部45は、源IDお
よび識別子NOを含む複製IDを割り当て、この複製I
Dを、生成した置換文書に埋め込む。たとえばオブジェ
クト置換部45は、“httP://datacent
er.company.co.jP/access.c
gi?DocumentID=8gjk3cl3&Co
mPonentID=324”などのように、データセ
ンタDCヘアクセスするためのURLを含んだ複製ID
を割り当てるのが好ましい。
【0062】第1実施形態と同様に、オブジェクト圧縮
部42により変換された低解像度画像のオブジェクトと
しての振る舞いはオリジナルの高解像度画像と同一で、
オブジェクト置換部45により生成された置換文書のフ
ァイルサイズは非常に小さくなっている。また、第1実
施形態と同様に、プリンタ47で印刷出力しようとした
場合や編集作業をする場合などには、置換文書に基づい
て処理すると、解像度不足による不都合が生じる。
【0063】そこで印刷出力や編集作業をする場合に
は、置換文書に埋め込まれた複製IDを参照して、オリ
ジナルのオブジェクトそのものもしくは略等しい中間オ
ブジェクトをデータセンタDCから取得することで、高
解像度のオリジナル画像を取り扱うことができるように
する。
【0064】たとえば先ず判定部38が、置換文書を用
いた文書処理時における文書へのアクセス内容に応じ
て、元の文書および置換文書のうちの何れを使用するの
が好ましいかを判定する(S330)。具体的には、第
1実施形態と同様に、判定部38は、表示のアクセスが
あったときには圧縮済オブジェクトを含む置換文書を使
用するのが好ましいと判定し(S330−NO)、印刷
または編集のアクセスがあったときには圧縮前オブジェ
クトを含む源文書(本例では元の文書そのもの)を使用
するのが好ましいと判定する(S330−YES)。そ
して、たとえば判定部38は、文書画像をディスプレイ
46に表示させるだけでよいときには既に受け取ってい
る置換文書をそのまま使用し続けさせる一方(S33
2)、スライド上の解像度変換された画像オブジェクト
(圧縮済オブジェクト)が編集モードになったことや印
刷指令があったことを検出した場合、源文書を使用する
のが好ましい旨を源オブジェクト受取部44および文書
出力部34に伝える。
【0065】源オブジェクト受取部44は、源文書を使
用するのが好ましいと判定部38が判定したとき(S3
30−YES)、置換文書に埋め込まれている複製ID
に基づいて自動的にデータセンタDCにアクセスし、置
換文書に含まれている圧縮済オブジェクトに対応する源
オブジェクトの配信を要求する(S334)。たとえ
ば、前述の例であれば、複製ID中のURLアドレスで
ある“httP://datacenter.comp
any.co.jP/access.cgi?Docu
mentID=8gjk3cl3&ComPonent
ID=324”にアクセスする。
【0066】データセンタDCの源オブジェクト出力部
86は、このアクセスを受け取ると、URL中のDoc
umentIDで示された源文書を識別する源ID“8
gjk3cl3”と、ComPonentIDで示され
た源オブジェクトを識別する識別子NO“324”とに
基づいて、生成側クライアント端末30において作業中
の置換文書に含まれている圧縮済オブジェクトに対応す
る源オブジェクトをデータベース80から読み出して、
生成側クライアント端末30に送信する(S722)。
【0067】源オブジェクト受取部44は、データセン
タDCの源オブジェクト出力部86から配信された源オ
ブジェクトを受け取り(S336)、受け取った源オブ
ジェクトをオブジェクト置換部45に入力する。オブジ
ェクト置換部45は、源オブジェクト受取部44から源
オブジェクトを受け取ると、置換文書に含まれている圧
縮済オブジェクトを源オブジェクト受取部44が受け取
った源オブジェクトに置き換えて、源文書を生成(復
元)する(S338)。文書出力部34は、オブジェク
ト置換部45が復元した源文書に基づいて、ディスプレ
イ46に文書画像を出力したり、プリンタ47で紙媒体
68に印刷出力する(S339)。これにより、生成側
クライアント端末30側の文書作成者は、オブジェクト
置換部45が復元した源文書を使用することで、高解像
度の画像を用いて編集作業をしたり、あるいは高解像度
の印刷物を得ることができる。
【0068】なお、第1実施形態と同様に、上記生成側
クライアント端末30における判定部38、源オブジェ
クト登録部40、オブジェクト圧縮部42、源オブジェ
クト受取部44、およびオブジェクト置換部45などの
各部は、文書作成用のアプリケーションソフトやプリン
タ用のプリンタドライバにソフトウェア的に組み込まれ
たものであってもよい。このソフトは、たとえば、作成
者がディスクトップ上に置かれている変換処理実行アイ
コンに作成した文書をドラッグアンドドロップすると、
変換処理アプリケーションを起動して、ドラッグアンド
ドロップされた文書中の高解像度画像を検出し、この検
出した高解像度画像オブジェクトをデータセンタに登録
する。さらに、この高解像度画像を自動的に低解像度画
像に変換して置換文書を生成し、編集や印刷のアクセス
があったときには、データセンタDCからオリジナル高
解像度画像オブジェクトを取得し、文書に書き戻して利
用できるようにする。
【0069】再生側クライアント端末50においては、
置換文書受取部56が生成側クライアント端末30から
置換文書を受け取る(受信する)(S528)。これに
より、再生側クライアント端末50側の文書作成者も、
生成側クライアント端末30から受け取った置換文書に
基づいて、ディスプレイ66に文書画像を出力したり、
プリンタ67で紙媒体68に印刷出力したり、あるいは
可搬型の記憶媒体69に文書を記憶させたり、さらには
インターネット9を介して他の端末に文書を送信するこ
とができる。そしてこの場合においても、判定部58、
源オブジェクト受取部64、およびオブジェクト置換部
65がハードウェアやソフトウェアで予め用意されてい
る場合には、生成側クライアント端末30における処理
と同様の処理をすればよい。
【0070】たとえば、ディスプレイ66に文書画像を
出力するべきことを判定部58が検知したときには(S
530−NO)、生成側クライアント端末30から取得
した置換文書に基づいて表示すればよい(S532)。
一方、印刷や編集のアクセスなど源文書を使用するのが
好ましいことを判定部58が検知したときには(S53
0−YES)、源オブジェクト受取部64により自動的
にデータセンタDCにアクセスして源オブジェクトを取
得し、オブジェクト置換部65により圧縮済オブジェク
トを源オブジェクト受取部64が受け取った源オブジェ
クトに置き換えて源文書を生成(復元)する(S534
〜S538,S722)。これにより、再生側クライア
ント端末50の文書作成者も、オブジェクト置換部65
が復元した源文書を使用することで、高解像度の画像を
用いて編集作業をしたり、あるいは高解像度の印刷物を
得ることができるようになる(S539)。
【0071】一方、判定部58や源オブジェクト受取部
64などがハードウェア(回路など)として用意されて
いないとか、旧バージョンのアプリケーションソフトや
プリンタドライバがインストールされているなど、その
ままでは生成側クライアント端末30と同様の処理を実
行することができない場合において、たとえば自己解凍
形式のインストールプログラムが置換文書に対応付けら
れて配布されているときには、第1実施形態と同様に、
インストールプログラムを解凍して、旧バージョンのア
プリケーションソフトやプリンタドライバをパッチファ
イルによってバージョンアップする。これにより、判定
部58、源オブジェクト受取部64、オブジェクト置換
部65としてコンピュータを機能させることができるよ
うになり、ソフトウェア的に機能するオブジェクト置換
部65が復元した源文書を使用することで、高解像度の
画像を用いて編集作業をしたり、あるいは高解像度の印
刷物を得ることができるようになる。
【0072】なお、第1実施形態と同様に、オブジェク
ト圧縮部42によりデータ量が圧縮される前のオブジェ
クトである圧縮前オブジェクト(すなわち圧縮対象オブ
ジェクト)そのものを源オブジェクトとして取り扱うこ
とに限らず、その他のオブジェクトを源オブジェクトと
して取り扱うこともできる。たとえば、図4中点線で示
すように、生成側クライアント端末30は、圧縮対象オ
ブジェクトを中間オブジェクトに圧縮する中間圧縮部9
4を、文書生成部32と源オブジェクト登録部40との
間に有する構成であってもよい。この変更態様の構成に
よれば、中間オブジェクトを源オブジェクトとして取り
扱ってデータベース80に格納することで、生成側クラ
イアント端末30や再生側クライアント端末50とサー
バ装置70との間における源オブジェクトのハンドリン
グ性が、中間圧縮部94を有しない構成よりも改善され
る。
【0073】また、第1実施形態と同様に、印刷や編集
のアクセスなど圧縮前オブジェクトを含む源文書を使用
するのが好ましいことを判定部38により検知して自動
的にデータセンタDCにアクセスすることに限らず、文
書作成者が明示的に指示したことを判定部38により検
知して、データセンタDCにアクセスするようにしても
よい。
【0074】以上説明したように、第2実施形態の文書
処理システム1によれば、ファイルサイズをコンパクト
にした置換文書を用いることで、文書データを複製した
り通信網を介して配布する際のハンドリング性が向上す
るとともに、データセンタDCからダウンロードした源
オブジェクトを用いることで、高画質印刷や再編集をす
ることができる。つまり、第2実施形態の文書処理シス
テム1によっても、第1実施形態と同様に、ファイルサ
イズをコンパクトにすることと、元の文書を用いて高画
質印刷や再編集することとを両立させることができる。
【0075】また、源オブジェクトの格納先を示すアド
レス情報を、圧縮済オブジェクトと源オブジェクトとを
対応付ける対応情報として置換文書に埋め込んでいるの
で、圧縮済オブジェクトと源オブジェクトとの対応関係
を管理するのが簡単になる。
【0076】図6は、本発明の文書処理システムの第3
実施形態を示すブロック図である。この第3実施形態
は、MPEG形式のビデオファイルなどの動画オブジェ
クトを含む文書を取り扱う場合であって、生成側クライ
アント端末30において源文書のビデオクリップ(圧縮
前の動画オブジェクトの一例)を静止画(圧縮済オブジ
ェクトの一例)に変換することで文書のデータ量を圧縮
するとともに、ビデオクリップを含む元の文書全体では
なく、ビデオクリップをストリーミングビデオに変換
し、このストリーミングビデオを源オブジェクトとして
データセンタDCに登録する態様である。ストリーミン
グビデオは、圧縮済オブジェクトの一例である静止画よ
りもデータ量が多く且つ圧縮前オブジェクト(元のオブ
ジェクト)の一例であるビデオクリップよりもデータ量
が少ない動画オブジェクトであって、中間オブジェクト
の一例である。
【0077】ここで、ビデオクリップを静止画に変換す
る処理、およびビデオクリップをストリーミングビデオ
に変換する処理は、サーバ装置70側および生成側クラ
イアント端末30の何れにおいて行なってもよいが、こ
の第3実施形態では、置換文書を生成する生成側クライ
アント端末30がストリーミングビデオを生成する構成
を採用する。
【0078】このため、先ず第3実施形態の生成側クラ
イアント端末30は、第2実施形態の構成に加えて、文
書生成部32が生成した源文書中のビデオクリップを、
ビデオクリップよりもデータ量が少なく且つ静止画より
もデータ量が多いストリーミングビデオに変換するスト
リーミングビデオ生成部(中間圧縮部の一例)96を、
文書生成部32と源オブジェクト登録部40との間に備
える構成である。
【0079】サーバ装置70および再生側クライアント
端末50は、第2実施形態と同様の構成であり、ストリ
ーミングビデオを源オブジェクトとして取り扱う点が異
なるだけである。なお、動画を静止画やストリーミング
ビデオに変換するだけでなく、第1あるいは第2実施形
態のように、画像オブジェクトの解像度を低下させるこ
とにより画像オブジェクトのデータ量をさらに圧縮して
もよい。
【0080】図7は、第3実施形態の文書処理システム
1における処理手順を示したフローチャートである。文
書作成者は、第2実施形態と同様に、データ量の多いビ
デオクリップを含む文書を文書生成部32により作成す
る(S340)。源オブジェクト登録部40は、元の文
書が完成したことを検知すると、自動的に、あるいは変
換処理実行アイコンへの文書のドラッグアンドドロップ
を検知すると、変換処理アプリケーションを起動する。
この後、源オブジェクト登録部40は、源文書に対し、
たとえば“8gjk3cl3”などの、源文書を識別す
るためのユニークな源IDを割り当てるとともに、デー
タセンタDCとの通信を確立する。なお源オブジェクト
登録部40により源IDを割り当てる代わりに、生成側
クライアント端末30とデータセンタDCとの間の通信
が確立された後、データセンタDCのデータベース80
において源文書に対する源IDを割り当て、この源ID
を生成側クライアント端末30に通知してもよい。
【0081】次に、源オブジェクト登録部40は、起動
した変換処理アプリケーションを用いて、文書に、MP
EG形式のビデオファイルなどデータ量が多いビデオク
リップがあるか否かを判定する(S342)。源オブジ
ェクト登録部40は、ビデオクリップを検知すると(S
342−YES)、このビデオクリップを圧縮対象オブ
ジェクトとし、このビデオクリップを識別する識別子N
O(たとえばV3d4ws23など)を割り当てる。そ
して、ビデオクリップが圧縮対象オブジェクトであるこ
とを、ストリーミングビデオ生成部96とオブジェクト
圧縮部42に伝える。なお、データセンタDCのデータ
ベース80において識別子NOを割り当て、この識別子
NOを生成側クライアント端末30に通知してもよい。
【0082】ストリーミングビデオ生成部96は、ビデ
オクリップを、たとえば“Windows(登録商標)Advance
d Streaming Format ”などの形式に基づくストリーミ
ングビデオに変換し、変換したストリーミングビデオを
源オブジェクト登録部40に入力する(S344)。源
オブジェクト登録部40は、データセンタDCのサーバ
装置70に、圧縮対象オブジェクトとされたビデオクリ
ップに対応するストリーミングビデオを、源IDおよび
識別子NOと対応付けてアップロード(ファイル転送ま
たはファイルコピー)して、このストリーミングビデオ
を源オブジェクトとしてデータベース80に登録する
(S344)。
【0083】データセンタDCにおいては、源オブジェ
クト受取部84が、生成側クライアント端末30からア
ップロードされたストリーミングビデオを受け取る。そ
してデータベース80は、アップロードされたストリー
ミングビデオと、源IDおよび識別子NOとを対応付け
て格納する(S740)。
【0084】次にオブジェクト圧縮部42は、ビデオク
リップまたはストリーミングビデオを静止画に変換し、
この静止画に前記識別子NOを割り当てて、オブジェク
ト置換部45に入力する(S346)。たとえば、スト
リーミングビデオから適当な1枚の静止画フィールドま
たは静止画フレームを自動抽出して静止画にしてもよい
し、3枚以上の互いに隣接するフィールド画像を用いて
静止画を加工生成してもよい。オブジェクト置換部45
は、源文書内のビデオクリップを、オブジェクト圧縮部
42から入力された静止画に置き換えることで、ビデオ
クリップから抽出された静止画を含む、源文書よりもデ
ータ量の少ない文書(置換文書)を生成する(S34
8)。このとき、静止画に対応する動画が存在すること
が閲覧者に分かるように、静止画の外枠の色を変えてお
くのが好ましい。また、オブジェクト置換部45は、源
IDおよび識別子NOを含む複製IDを割り当て、この
複製IDを、生成した置換文書に埋め込む。たとえばオ
ブジェクト置換部45は、“httP://datac
enter.company.co.jP/acces
s.cgi?DocumentID=8gjk3cl3
&ComPonentID=V3d4ws23”などの
ように、データセンタDCヘアクセスするためのURL
を含んだ複製IDを割り当てるのが好ましい。
【0085】オブジェクト置換部45によってビデオク
リップを静止画に変換した置換文書は、ビデオデータを
含まないためにファイルサイズは非常に小さくなってお
り、生成側クライアント端末30においては、置換文書
を電子メールに添付して転送することや、インターネッ
ト9経由で配信することなどが容易になる。そこで、判
定部38は、文書画像をディスプレイ46に表示させる
だけでよいときには既に受け取っている置換文書をその
まま使用し続けさせる(S350−NO,352)。
【0086】一方、生成側クライアント端末30におい
て、文書作成者が静止画をダブルクリックするなどして
動画を再生しようとした場合には(S350−YE
S)、判定部38は、源オブジェクトとして登録したス
トリーミングビデオを使用するのが好ましい旨を源オブ
ジェクト受取部44および文書出力部34に伝える。
【0087】源オブジェクト受取部44は、静止画に埋
め込まれた複製IDを参照してデータセンタDC内のデ
ータベース80にアクセスすることで、静止画に対応す
るストリーミングビデオを受信し、ハードディスクなど
の記憶媒体にダウンロードすることなく、受信したスト
リーミングビデオを即時に(待ち時間が殆どなく)文書
出力部34に入力する(S354、S356,S74
2)。情報出力部54は、受信されたストリーミングビ
デオをディスプレイ46上で再生出力する(S35
8)。これにより、生成側クライアント端末30側の文
書作成者は、ストリーミングビデオにより動画を閲覧す
ることができる。
【0088】再生側クライアント端末50においては、
置換文書受取部56が生成側クライアント端末30から
置換文書を受け取る(受信する)(S548)。そして
この後には、生成側クライアント端末30における処理
と同様の処理をすればよい。たとえば、文書作成者が静
止画をダブルクリックするなどして動画を再生しようと
した場合には(S550−YES)、源オブジェクト受
取部64は、データベース80にアクセスして静止画に
対応するストリーミングビデオを受信し、受信したスト
リーミングビデオを即時に文書出力部54に入力する
(S554、S556,S742)。文書出力部54
は、受信されたストリーミングビデオをディスプレイ6
6上で再生出力する(S558)。これにより、再生側
クライアント端末50側の文書作成者も、ストリーミン
グビデオにより動画を閲覧することができる。
【0089】なお上記説明では、ビデオクリップではな
く、ストリーミングビデオ生成部96により生成したス
トリーミングビデオを源オブジェクトとしてデータセン
タDCに登録していたが、たとえば、ストリーミングビ
デオ生成部96を有しない構成として、オリジナルのビ
デオクリップそのものをデータセンタDCに登録しても
よい。この変更態様の構成によれば、静止画に対応する
元の動画像をダウンロードして格納するハードディスク
などの記憶媒体が必要になるなど、サーバ装置70と生
成側クライアント端末30や再生側クライアント端末5
0との間におけるビデオクリップのハンドリング性が、
ストリーミングビデオ生成部96を有する構成よりも低
下するものの、源文書に含まれていたビデオクリップを
再生することができるようになる。
【0090】以上説明したように、第3実施形態の文書
処理システム1によれば、元の文書がビデオクリップな
どの動画オブジェクトを含む場合であっても、動画オブ
ジェクトを静止画に変換してファイルサイズをコンパク
トにした置換文書を用いることで、文書データを複製し
たり通信網を介して配布する際のハンドリング性が向上
するとともに、データセンタDCからダウンロードした
ストリーミングビデオやビデオクリップを再生すること
ができる。つまり、第3実施形態の文書処理システム1
によれば、ファイルサイズをコンパクトにすることと、
元の動画オブジェクトあるいはそれと略同等の動画オブ
ジェクトを用いて動画を再生することとを両立させるこ
とができる。
【0091】図8は、本発明の文書処理システムの第4
実施形態を示すブロック図である。この第4実施形態
は、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせた一態
様であって、サーバ装置70が文書のデータ量を圧縮
し、元の文書中の個々のオブジェクトのうちの圧縮対象
オブジェクトについてのみ、元のオブジェクトまたは中
間オブジェクトを源オブジェクトとしてデータベース8
0に登録し、生成側あるいは再生側の各端末30,50
において、データベース80から取得した源オブジェク
トを用いて文書のデータ量を伸張する態様である。
【0092】このため、生成側クライアント端末30
は、元の文書全体を文書出力部34を介してサーバ装置
70に送信する。なお、図示していないが、後述する第
5実施形態と同様に、源文書登録部40Aや中間文書生
成部98を設け、元の文書そのものだけではなく、中間
文書生成部98により生成した中間文書を原文書として
送信してもよい。サーバ装置70において、源文書受取
部72は、生成側クライアント端末30から送信された
元の文書全体を受け取り、オブジェクト圧縮部74は、
上記第1実施形態と同様に、文書内の圧縮対象オブジェ
クトについて、そのデータ量を圧縮して圧縮済オブジェ
クトを生成する。次に、オブジェクト置換部76は、源
文書(複製文書)に含まれている圧縮対象オブジェクト
を、オブジェクト圧縮部74により圧縮された圧縮済オ
ブジェクトに置換して置換文書を生成する。置換文書出
力部78は、この置換文書を生成側クライアント端末3
0に送信する。これと並行して、データベース80は、
圧縮対象オブジェクトを源オブジェクトとして格納す
る。
【0093】生成側クライアント端末30は、サーバ装
置70から送信された置換文書を用いて文書の処理をす
るが、この際、印刷や編集など、元の文書を使用するの
が好ましいときには、源オブジェクト受取部44は、サ
ーバ装置70にアクセスして、置換文書内の圧縮済オブ
ジェクトに対応する源オブジェクトをデータベース80
から読み出す。そして、オブジェクト置換部45は、置
換文書内の圧縮済オブジェクトをデータベース80から
読み出した源オブジェクトに置換して源文書を生成す
る。これにより、生成側クライアント端末30側の文書
作成者は、端末30において生成した源文書を用いて印
刷や編集をすることができる。
【0094】再生側クライアント端末50は、生成側ク
ライアント端末30から受け取った置換文書を用いて文
書の処理をするが、この際、印刷や編集など元の文書を
使用するのが好ましいときには、生成側クライアント端
末30と同様に、置換文書内の圧縮済オブジェクトをデ
ータベース80から読み出した源オブジェクトに置換し
て源文書を生成する。これにより、再生側クライアント
端末50の文書作成者も、端末50において生成した源
文書を用いて印刷や編集をすることができる。
【0095】図9は、本発明の文書処理システムの第5
実施形態を示すブロック図である。この第5実施形態
は、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせた他の
態様であり、生成側クライアント端末30が文書のデー
タ量を圧縮し、元の文書の全体または中間文書の全体を
源文書としてデータベース80に登録する態様である。
【0096】このため、生成側クライアント端末30
は、元の文書全体あるいは、中間文書生成部98により
生成した中間文書を原文書として源文書登録部40Aを
介してサーバ装置70に送信する。オブジェクト圧縮部
42は、上記第2実施形態と同様に、文書内の圧縮対象
オブジェクトについて、そのデータ量を圧縮して圧縮済
オブジェクトを生成する。次に、オブジェクト置換部4
5は、源文書(複製文書)に含まれている圧縮対象オブ
ジェクトを、オブジェクト圧縮部42により圧縮された
圧縮済オブジェクトに置換して置換文書を生成する。
【0097】一方、サーバ装置70において、源文書受
取部72は、生成側クライアント端末30から送信され
た源文書全体を受け取り、データベース80は、源文書
を格納する。
【0098】生成側クライアント端末30は、オブジェ
クト置換部45が生成した置換文書を用いて文書の処理
をするが、この際、印刷や編集など、元の文書を使用す
るのが好ましいときには、源文書受取部39は、サーバ
装置70にアクセスして、置換文書(あるいは置換文書
内の圧縮済オブジェクト)に対応する源文書をデータベ
ース80から読み出す。これにより、生成側クライアン
ト端末30側の文書作成者は、データベース80から読
み出した源文書を用いて印刷や編集をすることができ
る。
【0099】再生側クライアント端末50は、生成側ク
ライアント端末30から受け取った置換文書を用いて文
書の処理をするが、この際、印刷や編集など元の文書を
使用するのが好ましいときには、生成側クライアント端
末30と同様に、置換文書(あるいは置換文書内の圧縮
済オブジェクト)に対応する源文書をデータベース80
から読み出す。これにより再生側クライアント端末50
側の文書作成者も、データベース80から読み出した源
文書を用いて印刷や編集をすることができる。
【0100】この第5実施形態の場合、第1実施形態と
同様に、生成側あるいは再生側の各端末30,50は、
元の文書を使用するのが好ましい旨を判定部38,58
が示しているときデータベース80に登録された源文書
を使用することができるので、文書のデータ量を伸張す
るための構成要素は不要である。
【0101】図10は、本発明の文書処理システムの第
6実施形態を示すブロック図である。この第6実施形態
の文書処理システム1は、サーバ装置70が文書のデー
タ量を圧縮し、元の文書中の個々のオブジェクトのうち
の圧縮対象オブジェクトについてのみ元のオブジェクト
または中間オブジェクトを源オブジェクトとしてデータ
ベース80に登録し、サーバ装置70において文書のデ
ータ量を伸張して源文書を生成する態様である。
【0102】このため、生成側クライアント端末30
は、元の文書全体を文書出力部34を介してサーバ装置
70に送信する。なお、上記第5実施形態と同様に、源
文書登録部40Aや中間文書生成部98を設け、元の文
書そのものだけではなく、中間文書生成部98により生
成した中間文書を原文書として送信してもよい。サーバ
装置70において、源文書受取部72は、生成側クライ
アント端末30から送信された元の文書全体を受け取
り、オブジェクト圧縮部74は、上記第1あるいは第4
実施形態と同様に、文書内の圧縮対象オブジェクトにつ
いて、そのデータ量を圧縮して圧縮済オブジェクトを生
成する。次に、オブジェクト置換部76は、源文書(複
製文書)に含まれている圧縮対象オブジェクトを、オブ
ジェクト圧縮部74により圧縮された圧縮済オブジェク
トに置換して置換文書を生成する。置換文書出力部78
は、この置換文書を生成側クライアント端末30に送信
する。これと並行して、データベース80は、圧縮対象
オブジェクトを源オブジェクトとして格納する。
【0103】生成側クライアント端末30は、サーバ装
置70から送信された置換文書を用いて文書の処理をす
るが、この際、印刷や編集など、元の文書を使用するの
が好ましいときには、源文書受取部39は、サーバ装置
70にアクセスして、置換文書(または置換文書内の圧
縮済オブジェクト)に対応する源文書の送信を要求す
る。
【0104】サーバ装置70において、オブジェクト置
換部76は、圧縮済オブジェクトに対応する源オブジェ
クトをデータベース80から読み出す。そして、オブジ
ェクト置換部76は、置換文書内の圧縮済オブジェクト
をデータベース80から読み出した源オブジェクトに置
換して源文書を生成する。源文書出力部82は、この源
文書を生成側クライアント端末30に送信する。これに
より、生成側クライアント端末30側の文書作成者は、
サーバ装置70において生成された源文書を用いて印刷
や編集をすることができる。
【0105】再生側クライアント端末50は、生成側ク
ライアント端末30から受け取った置換文書を用いて文
書の処理をするが、この際、印刷や編集など元の文書を
使用するのが好ましいときには、生成側クライアント端
末30と同様に、置換文書内の圧縮済オブジェクトに対
応する源文書の送信をサーバ装置70に要求する。これ
により、再生側クライアント端末50の文書作成者も、
サーバ装置70において生成された源文書を用いて印刷
や編集をすることができる。
【0106】この第6実施形態の場合、サーバ装置70
側でデータ圧縮と伸張の両方をするので、データ圧縮や
伸張のためのハードウェア構成やソフトウェアを個々の
端末や文書作成者が所有する必要はなくなる。
【0107】図11は、本発明の文書処理システムの第
7実施形態を示すブロック図である。この第7実施形態
の文書処理システム1は、生成側クライアント端末30
が文書のデータ量を圧縮し、元の文書中の個々のオブジ
ェクトのうちの圧縮対象オブジェクトについてのみ元の
オブジェクトまたは中間オブジェクトを源オブジェクト
としてデータベース80に登録し、サーバ装置70にお
いて文書のデータ量を伸張して源文書を生成する態様で
ある。
【0108】このため、生成側クライアント端末30に
おいて、オブジェクト圧縮部42は、上記第2実施形態
と同様に、文書内の圧縮対象オブジェクトについて、そ
のデータ量を圧縮して圧縮済オブジェクトを生成する。
次に、オブジェクト置換部45は、源文書(複製文書)
に含まれている圧縮対象オブジェクトを、オブジェクト
圧縮部42により圧縮された圧縮済オブジェクトに置換
して置換文書を生成する。これと並行して、源オブジェ
クト登録部40は、元の文書内の圧縮対象オブジェクト
あるいは中間圧縮部94により生成した中間オブジェク
トを源オブジェクトとしてサーバ装置70に送信する。
【0109】サーバ装置70において、源オブジェクト
受取部84は、生成側クライアント端末30から送信さ
れた源オブジェクトを受け取り、データベース80は、
源オブジェクトを格納する。
【0110】生成側クライアント端末30は、オブジェ
クト置換部45が生成した置換文書を用いて文書の処理
をするが、この際、印刷や編集など、元の文書を使用す
るのが好ましいときには、源文書受取部39は、サーバ
装置70にアクセスして、置換文書(または置換文書内
の圧縮済オブジェクト)に対応する源文書の送信を要求
する。
【0111】サーバ装置70において、オブジェクト置
換部76は、圧縮済オブジェクトに対応する源オブジェ
クトをデータベース80から読み出す。そして、オブジ
ェクト置換部76は、置換文書内の圧縮済オブジェクト
をデータベース80から読み出した源オブジェクトに置
換して源文書を生成する。源文書出力部82は、この源
文書を生成側クライアント端末30に送信する。これに
より、生成側クライアント端末30側の文書作成者は、
サーバ装置70において生成された源文書を用いて印刷
や編集をすることができる。
【0112】再生側クライアント端末50は、生成側ク
ライアント端末30から受け取った置換文書を用いて文
書の処理をするが、この際、印刷や編集など元の文書を
使用するのが好ましいときには、生成側クライアント端
末30と同様に、置換文書内の圧縮済オブジェクトに対
応する源文書の送信をサーバ装置70に要求する。これ
により、再生側クライアント端末50の文書作成者も、
サーバ装置70において生成された源文書を用いて印刷
や編集をすることができる。
【0113】この第7実施形態の場合、第6実施形態と
同様に、生成側あるいは再生側の各端末30,50は、
元の文書を使用するのが好ましい旨を判定部38,58
が示しているときサーバ装置70において生成された源
文書を使用することができるので、文書のデータ量を伸
張するための構成要素は不要である。
【0114】図12は、本発明の文書処理システムの第
8実施形態を示すブロック図である。この第8実施形態
の文書処理システム1は、サーバ装置70が、第1実施
形態の構成に加えて、それぞれ文書についての、複製履
歴、変更履歴、削除履歴、閲覧履歴、あるいは印刷履歴
などを格納する履歴格納部の一例である履歴データベー
ス81を有する点が異なる。履歴データベース81は、
データベース80へのアクセスが生成側あるいは再生側
の各端末30,50からあったことに基づいて自動的に
前記の種々の履歴を格納してもよい。あるいは、図中点
線で示すように、必要に応じて、生成側あるいは再生側
の各端末30,50が、それぞれ文書についての前記の
種々の履歴の少なくとも1つを登録する履歴登録部99
をさらに備え、履歴データベース81は履歴登録部99
からの登録があったときに前記の種々の履歴を格納して
もよい。なお、履歴データベース81を備える構成は、
第1実施形態に限らず、第2〜第7実施形態に適用する
こともできる。
【0115】この第8実施形態の文書処理システム1に
よれば、履歴データベース81に格納されている種々の
履歴を参照することで、置換文書が全く必要でなくなっ
たときや、データベース80へのアクセスが長期間なか
ったなど、生成側や再生側の各端末30,50が元の文
書を必要とすることが殆どなくなったとき、その置換文
書に対応する情報(個々の源オブジェクトや全ての源オ
ブジェクトを含む源文書)をデータベース80から削除
することができる。そしてこれにより、無用な情報をデ
ータベース80から削除することで、記憶媒体を効率的
に使用することができるようになる。生成側や再生側の
各端末30,50側において、たとえば低解像度画像を
含んだ置換文書を消去した場合に、データベース80
は、置換文書に対応する高解像度画像などの源オブジェ
クトや源オブジェクトを含む源文書を削除してもよい。
あるいは、一定時間が経過して使用されない源文書や源
オブジェクトに関しては、データベース80から自動的
に削除したり、バックアップメディアに移動したりする
ようにしてもよい。
【0116】一方、たとえば、生成側クライアント端末
30では置換文書を削除したものの、再生側クライアン
ト端末50では、生成側クライアント端末30から支給
された置換文書(複製された置換文書)を使用し続ける
場合がある。この場合、生成側クライアント端末30が
置換文書を削除したことに基づいてデータベース80か
ら源文書や源オブジェクトを削除してしまうと、再生側
クライアント端末50における置換文書を用いた作業中
に、源文書や源オブジェクトをデータセンタDCからダ
ウンロードして使用することができない、あるいはバッ
クアップメディアからの復元作業に時間を要するなどの
不都合が生じ得る。
【0117】他方、第8実施形態のように、履歴データ
ベース81を有するサーバ装置70を備えた文書処理シ
ステム1とすれば、文書の複製履歴を管理することがで
きるので、データベース80は、全ての置換文書が削除
されたことを条件として、源文書や源オブジェクトをデ
ータベース80から削除したり、バックアップメディア
に移動することができる。そしてこれにより、複製され
た置換文書を用いた作業中であっても、確実に、源文書
や源オブジェクトをデータセンタDCからダウンロード
して使用することができるようになる。
【0118】図13は、本発明の文書処理システムの第
9実施形態を示すブロック図である。この第9実施形態
の文書処理システム1は、判定部、源文書受取部、ある
いは源オブジェクト受取部などがハードウェア(回路な
ど)として用意されていないとか、旧バージョンのアプ
リケーションソフトやプリンタドライバがインストール
されているなど、そのままでは上述した処理を実行する
ことができず、さらに、自己解凍形式のインストールプ
ログラムが配布されていない場合であっても、オプショ
ンキットを取り付けることで、印刷実行時に、上述した
処理をするように構成したものである。なお、この第9
実施形態の構成は、第1実施形態に限らず、上述したそ
の他の実施形態に適用することもできる。
【0119】図13に示すように、再生側クライアント
端末50には、判定部58や源文書受取部59が設けら
れていない。その代わりに、文書出力部154、判定部
158、および源文書受取部159を有するオプション
キット100が、接続ケーブル110を介して、再生側
クライアント端末50とプリンタ67との間に取り付け
られている。オプションキット100内の判定部158
および源文書受取部159などは、第1実施形態の判定
部58や源文書受取部59などと同様の構成で且つ略同
様の作用をなす。すなわち、印刷指示により印刷データ
がオプションキット100に入力されると、圧縮前オブ
ジェクトを含む源文書を使用するのが好ましいと判定
し、源文書を使用するのが好ましい旨を源文書受取部1
59に伝える。源文書受取部159は、源文書を使用す
るのが好ましいと判定部158が判定したとき、再生側
クライアント端末50を介してデータセンタDCにアク
セスし、置換文書に対応する源文書の配信を要求する。
【0120】データセンタDCの源文書出力部82は、
このアクセスを受け取ると、再生側クライアント端末5
0において印刷指示があった置換文書に対応する源文書
(オリジナルの文書)をデータベース80から読み出し
て、生成側クライアント端末30に送信する。源文書受
取部159は、再生側クライアント端末50を介して、
データセンタDCの源文書出力部82から配信された源
文書を受け取り、受け取った源文書を文書出力部154
に入力する。文書出力部154は、源文書を印刷データ
に変換し、変換した印刷データをプリンタ67に入力す
る。これにより、再生側クライアント端末50側の文書
作成者は、オプションキット100が受け取った源文書
を使用することで、高解像度の印刷物を得ることができ
る。上記第9実施形態は、印刷を例に説明したが、編集
に対応したオプションキット100であってもよい。こ
の場合、オプションキット100は、アプリケーション
ソフトが編集時に取り扱う文書ファイルを、置換文書か
ら源文書に変換するものであればよい。
【0121】図14は、生成側クライアント端末30、
再生側クライアント端末50、およびサーバ装置70
を、電子計算機(コンピュータ)10を用いて構成する
場合におけるハードウェア構成の一例を示した図であ
る。図示するように、サーバ装置70などを実現する電
子計算機10は、CPU(Central Processing Unit)
902、ROM(Read Only Memory)904、RAM(R
andom Access Memory)906、メモリ読出部907、通
信I/F(インターフェース)908、キーボードやマ
ウスなどの入力装置912、ハードディスク装置91
4、FD(Flexible Disk )ドライブ916、CD−R
OM(Compact Disk ROM)ドライブ918、および表示
制御部919を有する。
【0122】電子計算機10により構成される生成側ク
ライアント端末30、再生側クライアント端末50、お
よびサーバ装置70は、たとえば図2に示した基本的な
構成および動作と同様とすることができる。また、上述
した処理手順をコンピュータに実行させるプログラム
は、CD−ROM922などの記録媒体を通じて配布さ
れる。あるいは、前記プログラムは、CD−ROM92
2ではなくFD920に格納されてもよい。また、MO
ドライブを設け、MOに前記プログラムを格納してもよ
く、またフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモ
リカード924などのその他の記録媒体に前記プログラ
ムを格納してもよい。さらに、他のサーバなどからイン
ターネット9などの通信網を経由して前記プログラムを
ダウンロードして取得したり、あるいは更新してもよ
い。なお、記録媒体としては、FD920やCD−RO
M922などの他にも、DVDなどの光学記録媒体、M
Dなどの磁気記録媒体、PDなどの光磁気記録媒体、テ
ープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアーカ
ードなどの半導体メモリーを用いることができる。
【0123】記録媒体の一例としてのFD920やCD
−ROM922などには、上記実施形態で説明した生成
側クライアント端末30、再生側クライアント端末5
0、あるいはサーバ装置70のフローチャートの一部ま
たは全ての機能を格納することができる。したがって、
以下のプログラムや当該プログラムを格納した記憶媒体
を提供することができる。たとえば、生成側クライアン
ト端末30用のプログラム、すなわちRAM906など
にインストールされるソフトウェアは、上記実施形態に
示された生成側クライアント端末30と同様に、文書生
成部32、文書出力部34、置換文書受取部36、ある
いは判定部38などの各機能部をソフトウェアとして備
える。また、再生側クライアント端末50用のプログラ
ム、すなわちハードディスク装置914などにインスト
ールされるソフトウェアは、上記実施形態に示された再
生側クライアント端末50と同様に、置換文書受取部5
6、文書出力部54、あるいは判定部58などの各機能
部をソフトウェアとして備える。さらにサーバ装置70
用のプログラム、すなわちハードディスク装置914な
どにインストールされるソフトウェアも、上記実施形態
に示されたサーバ装置70と同様に、源文書受取部7
2、オブジェクト圧縮部74、あるいはオブジェクト置
換部76などの各機能部をソフトウェアとして備える。
【0124】そして、上述したサーバ装置70などにお
ける各機能部を構成するためのプログラムを格納したC
D−ROM922などからプログラムを読み出してハー
ドディスク装置914などにインストールさせておき、
ハードディスク装置914からプログラムを読み出して
CPU902が上記の処理手順を実行することにより、
上記機能をソフトウェア的に実現することができる。
【0125】また、これらのプログラムや当該プログラ
ムを格納した記憶媒体は、既存のシステムやアプリケー
ションソフトをバージョンアップするものとして提供さ
れてもよい。あるいは、上記第7実施形態をソフトウェ
ア的に実現するパッチファイルなど、一部の機能に対応
したオプションプログラムとして提供されてもよい。
【0126】たとえばサーバ装置70を電子計算機10
により構成する場合、CD−ROMドライブ918は、
CD−ROM922からデータまたはプログラムを読み
取ってCPU902に渡す。そしてソフトウエアはCD
−ROM922からハードディスク装置914にインス
トールされる。ハードディスク装置914は、FDドラ
イブ916またはCD−ROMドライブ918によって
読み出されたデータまたはプログラムや、CPU902
がプログラムを実行することにより作成されたデータを
記憶するとともに、記憶したデータまたはプログラムを
読み取ってCPU902に渡す。ハードディスク装置9
14に格納されたソフトウエアは、RAM906に読み
出された後にCPU902により実行される。たとえば
CPU902は、記録媒体の一例であるROM904お
よびRAM906に格納されたプログラムに基づいて上
記各実施形態と同様に処理する。通信I/F908は、
インターネット9などの通信網との間の通信データの受
け渡しを仲介する。
【0127】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更また
は改良を加えることができ、そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれている。ま
た、上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定す
るものではなく、また実施形態の中で説明されている特
徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限
らない。
【0128】たとえば、上記各実施形態は、生成側およ
び再生側の各端末30,50とサーバ装置70とがそれ
ぞれ独立して設けられた形態であったが、たとえば、生
成側クライアント端末30とサーバ装置70とが一体に
なった形態、すなわち生成側クライアント端末30がサ
ーバ装置70の機能を有する形態であってもよい。
【0129】また、第1あるいは第2実施形態では、高
解像画像を低解像度画像に変換することで、文書データ
のファイルサイズをコンパクトにする例を説明したが、
解像度変換以外の方法を用いて、個々のオブジェクトご
とにあるいは文書全体としてデータ変換することで、文
書データを圧縮してもよい。たとえば、静止画オブジェ
クトを含む文書の場合、元の文書に含まれた非圧縮ビッ
トマップ(BMP)の画像データを、JPEG(Joint
Photographic Experts Group)形式の画像データに変換
してもよい。また、静止画・動画を問わず、文書作成用
のアプリケーションソフトで作成された元の文書ファイ
ル全体を、PDF形式などのファイルに変換してもよ
い。さらに、動画オブジェクトを含む文書の場合、たと
えば30fps(frame per sec) から1fpsに変換
するなど、動画のフレームレートを低下させてもよい。
【0130】また、上記各実施形態では、源オブジェク
トや源文書の格納先を示すアドレス情報を、圧縮済オブ
ジェクトと源オブジェクトや源文書とを対応付ける対応
情報として置換文書に埋め込むことで、圧縮済オブジェ
クトと源オブジェクトや源文書との対応関係を管理して
いたが、たとえば、管理テーブルを用いて対応関係を管
理してもよい。
【0131】また、上記各実施形態では、最初に置換文
書に基づいて表示出力し、表示出力された文書画像を印
刷したり編集する場合には、置換文書に対応する源オブ
ジェクトや源情報をデータセンタDCからダウンロード
して出力処理していた。すなわち、判定部は、表示以後
の機能としては、実質的には、元の文書を使用するのが
好ましいか否かだけを判定していた。しかしながら、本
発明に係る文書処理方法およびシステムはこのような態
様に限るものではない。たとえばファイルリスト上で直
接に置換文書に対する印刷や編集の指示を受けたときに
は、置換文書に基づいた表示出力を経ることなく、指示
された置換文書に対応する源オブジェクトや源情報をデ
ータセンタDCからダウンロードして使用すればよい。
この場合、判定部は、たとえばファイルリスト上で置換
文書のオープン指示を受けたときには置換文書を使用し
て表示出力するのが好ましいと判定し、ファイルリスト
上で置換文書に対する印刷や編集の指示を受けたときに
は、元の文書を使用するのが好ましいと判定する。つま
り、上述した各実施形態の判定部も、最初に置換文書に
基づいて表示出力する際、置換文書および元の文書のう
ちの何れを使用するのが好ましいかを判定している。
【0132】さらに上記各実施形態は、データ量が所定
量よりも多い画像オブジェクトを圧縮対象オブジェクト
としていたが、圧縮対象オブジェクトは、必ずしも画像
オブジェクトに限らず、テキストオブジェクトであって
もよい。たとえば、元の文書に含まれているテキスト部
分のデータ量が所定量よりも多いとき、このテキスト部
分を圧縮対象オブジェクトとして、元のテキスト部分の
概要を示すインデックステキストを圧縮済オブジェクト
として生成し、このインデックステキストからなる置換
文書を生成するとともに、元のテキスト部分をデータベ
ースに登録しておく。この場合、概要の表示時や電子メ
ールにおける送信時などにはインデックステキストから
なる置換文書を使用し、元のテキスト全体を表示したり
印刷したりする際、あるいは元のテキストを編集する際
には、インデックステキストに対応する元のテキストを
データベースから読み出して使用する。これにより、テ
キストオブジェクトだけからなるページ数が多い文書で
あっても、概要表示だけなど置換文書で十分な場合には
ファイルサイズの小さな置換文書を取り扱うことで、文
書ファイルの読込時間やファイル転送時間を大幅に短縮
することができる。
【0133】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、圧縮済
オブジェクトを使用してデータ量の少ない置換文書を生
成するとともに、圧縮済オブジェクトについて、元のオ
ブジェクトや中間オブジェクトを源オブジェクトとして
格納しておき、表示などのときには置換文書を使用する
一方、印刷時や編集時には、格納しておいた源オブジェ
クトを含む文書を使用する。これにより、文書のファイ
ルサイズをコンパクトにすることと、元の情報もしくは
元の文書と略等しい文書を用いて高画質印刷や再編集す
るなどの文書ファイルへのアクセス性能とを両立させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る文書処理方法および文書処理シ
ステムの各実施形態の違いを整理して示した図である。
【図2】 本発明の文書処理システムの第1実施形態を
示すブロック図である。
【図3】 第1実施形態の文書処理システムにおける処
理手順を示したフローチャートである。
【図4】 本発明の文書処理システムの第2実施形態を
示すブロック図である。
【図5】 第2実施形態の文書処理システムにおける処
理手順を示したフローチャートである。
【図6】 本発明の文書処理システムの第3実施形態を
示すブロック図である。
【図7】 第3実施形態の文書処理システムにおける処
理手順を示したフローチャートである。
【図8】 本発明の文書処理システムの第4実施形態を
示すブロック図である。
【図9】 本発明の文書処理システムの第5実施形態を
示すブロック図である。
【図10】 本発明の文書処理システムの第6実施形態
を示すブロック図である。
【図11】 本発明の文書処理システムの第7実施形態
を示すブロック図である。
【図12】 本発明の文書処理システムの第8実施形態
を示すブロック図である。
【図13】 本発明の文書処理システムの第9実施形態
を示すブロック図である。
【図14】 生成側および再生側のクライアント端末並
びにサーバ装置を電子計算機を用いて構成する場合のハ
ードウェア構成の一例を示した図である。
【符号の説明】
1…文書処理システム、30…生成側クライアント端
末、32…文書生成部、34,54…文書出力部、3
6,56…置換文書受取部、38,58…判定部、3
9,59…源文書受取部、40…源オブジェクト登録
部、42,74…オブジェクト圧縮部、44,64,8
4…源オブジェクト受取部、45,65,76…オブジ
ェクト置換部、50…再生側クライアント端末、70…
サーバ装置、72…源文書受取部、78…置換文書出力
部、80…データベース、81…履歴データベース、8
2…源文書出力部、86…源オブジェクト出力部、9
0,94…中間圧縮部、92…中間文書生成部、96…
ストリーミングビデオ生成部、99…履歴登録部、10
0…オプションキット、154…文書出力部、158…
判定部、159…源文書受取部、DC…データセンタ

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク接続されたクライアント端
    末およびサーバ装置を備え、個々のオブジェクトにより
    構成される文書を取り扱う文書処理システムであって、 前記クライアント端末は、画像オブジェクトを含む元の
    文書の全体を前記サーバ装置に送信し、 前記サーバ装置は、前記クライアント端末から受信した
    前記元の文書に含まれている少なくとも1つの高解像画
    像の解像度を低下させることにより低解像度画像を生成
    し、この生成した低解像度画像を使用して前記元の文書
    よりもデータ量の少ない置換文書を生成し、この生成し
    た置換文書を前記クライアント端末に送信するととも
    に、前記元の文書を前記低解像度画像に対応付けて所定
    の記憶媒体に格納し、 前記クライアント端末は、前記サーバ装置から前記置換
    文書を受信して文書画像を表示出力するとともに、文書
    の印刷のアクセスまたは前記置換文書に含まれている前
    記低解像度画像に対する編集のアクセスがあったときに
    は、前記所定の記憶媒体に格納されている前記元の文書
    を使用することを特徴とする文書処理システム。
  2. 【請求項2】 個々のオブジェクトにより構成される文
    書を取り扱う文書処理システムであって、 元の文書に含まれている少なくとも1つのオブジェクト
    のデータ量を圧縮するオブジェクト圧縮部と、 前記オブジェクト圧縮部により圧縮されたオブジェクト
    である圧縮済オブジェクトを使用して前記元の文書より
    もデータ量の少ない置換文書を生成する文書データ圧縮
    部と、 前記オブジェクト圧縮部により圧縮された前記圧縮済オ
    ブジェクトについて、前記元の文書に含まれている元の
    オブジェクトまたは前記圧縮済オブジェクトよりもデー
    タ量が多く且つ前記元のオブジェクトよりもデータ量が
    少ない中間オブジェクトを源オブジェクトとして、前記
    圧縮済オブジェクトに対応付けて予め定められた記憶媒
    体に格納する源オブジェクト格納部と、 前記置換文書および前記元の文書のうちの何れを使用す
    るのが好ましいかを判定する判定部と、 前記置換文書を使用するのが好ましい旨を前記判定部が
    示しているときには前記文書データ圧縮部により生成さ
    れた前記置換文書を使用し、前記元の文書を使用するの
    が好ましい旨を前記判定部が示しているときには前記源
    オブジェクト格納部に格納されている前記源オブジェク
    トを含む文書を使用して、出力処理をする文書出力部と
    を備えたことを特徴とする文書処理システム。
  3. 【請求項3】 前記判定部は、表示のアクセスがあった
    とき前記置換文書を使用するのが好ましいと判定し、編
    集または印刷のアクセスがあったとき前記元の文書を使
    用するのが好ましいと判定することを特徴とする請求項
    2記載の文書処理システム。
  4. 【請求項4】 前記源オブジェクト格納部は、前記元の
    文書に含まれている全てのオブジェクトについて前記源
    オブジェクトを含む文書全体を源文書として格納し、 前記文書出力部は、前記元の文書を使用するのが好まし
    い旨を前記判定部が示しているときには、前記源オブジ
    ェクト格納部に格納されている前記源文書を使用して前
    記出力処理をすることを特徴とする請求項2または3記
    載の文書処理システム。
  5. 【請求項5】 前記置換文書に含まれているオブジェク
    トの内の前記圧縮済オブジェクトを、前記源オブジェク
    ト格納部に格納されている前記源オブジェクトに置き換
    えることにより、前記置換文書よりもデータ量が多く且
    つ元の文書よりもデータ量が少ない中間文書を源文書と
    して生成する文書データ伸張部をさらに備え、 前記源オブジェクト格納部は、前記源オブジェクトを含
    む文書全体を格納することなく、前記圧縮済オブジェク
    トに対応する前記源オブジェクトを個々に格納し、 前記文書出力部は、前記元の文書を使用するのが好まし
    い旨を前記判定部が示しているときには、前記文書デー
    タ伸張部により生成された前記源文書を使用して前記出
    力処理をすることを特徴とする請求項2または3記載の
    文書処理システム。
  6. 【請求項6】 前記オブジェクト圧縮部は、前記元の文
    書に含まれている画像オブジェクトの解像度を低下させ
    ることにより前記画像オブジェクトのデータ量を圧縮す
    ることを特徴とする請求項2から5のうちの何れか1項
    記載の文書処理システム。
  7. 【請求項7】 前記オブジェクト圧縮部は、前記元の文
    書に含まれている動画オブジェクトを静止画に変換する
    ことにより前記動画オブジェクトのデータ量を圧縮する
    ことを特徴とする請求項2から5のうちの何れか1項記
    載の文書処理システム。
  8. 【請求項8】 前記元の文書に含まれている動画オブジ
    ェクトをストリーミング画像に変換するストリーミング
    ビデオ生成部をさらに備え、 前記源オブジェクト格納部は、前記ストリーミングビデ
    オ生成部により変換された前記ストリーミング画像を前
    記源オブジェクトとして前記静止画に対応付けて格納す
    ることを特徴とする請求項2から7のうちの何れか1項
    記載の文書処理システム。
  9. 【請求項9】 前記オブジェクト圧縮部は、前記元の文
    書に含まれている複数の画像オブジェクトの少なくとも
    一部に重なり部分を有するとき、前記複数の画像オブジ
    ェクトのうちの前記重なり部分により隠れている部分を
    削除することを特徴とする請求項6から8のうちの何れ
    か1項記載の文書処理システム。
  10. 【請求項10】 個々のオブジェクトにより構成される
    文書を取り扱う文書処理方法であって、 元の文書に含まれている元のオブジェクトまたは当該元
    のオブジェクトのデータ量を圧縮した圧縮済オブジェク
    トよりもデータ量が多く且つ前記元のオブジェクトより
    もデータ量が少ない中間オブジェクトを源オブジェクト
    として、前記圧縮済オブジェクトに対応付けて格納し、 要求を受けたとき、格納しておいた前記源オブジェクト
    を出力することを特徴とする文書処理方法。
  11. 【請求項11】 個々のオブジェクトにより構成される
    文書を取り扱う文書処理システムに使用されるサーバ装
    置であって、 元の文書に含まれている元のオブジェクトまたは当該元
    のオブジェクトのデータ量を圧縮した圧縮済オブジェク
    トよりもデータ量が多く且つ前記元のオブジェクトより
    もデータ量が少ない中間オブジェクトを源オブジェクト
    として、前記圧縮済オブジェクトに対応付けて予め定め
    られた記憶媒体に格納する源オブジェクト格納部と、 要求を受けて、前記源オブジェクト格納部に格納されて
    いる源オブジェクトを出力する出力部とを備えたことを
    特徴とするサーバ装置。
  12. 【請求項12】 前記源オブジェクト格納部は、前記元
    の文書に含まれている全てのオブジェクトについて前記
    源オブジェクトを含む文書全体を源文書として格納し、 前記出力部は、要求を受けて、前記源オブジェクト格納
    部に格納されている前記源文書を出力することを特徴と
    する請求項11記載のサーバ装置。
  13. 【請求項13】 前記源オブジェクト格納部は、前記源
    オブジェクトを含む文書全体を格納することなく、前記
    圧縮済オブジェクトに対応する前記源オブジェクトを個
    々に格納し、 前記出力部は、要求を受けて、前記源オブジェクト格納
    部に格納されている前記源オブジェクトを個々に出力す
    ることを特徴とする請求項11記載のサーバ装置。
  14. 【請求項14】 前記元の文書に含まれている少なくと
    も1つのオブジェクトのデータ量を圧縮するオブジェク
    ト圧縮部と、 前記オブジェクト圧縮部により圧縮されたオブジェクト
    である圧縮済オブジェクトを使用して前記元の文書より
    もデータ量の少ない置換文書を生成する文書データ圧縮
    部と、 前記文書データ圧縮部により生成された前記置換文書を
    出力する置換文書出力部とをさらに備えたことを特徴と
    する請求項11から13のうち何れか1項記載のサーバ
    装置。
  15. 【請求項15】 前記文書データ圧縮部は、前記圧縮済
    オブジェクトと対応付けて、前記源オブジェクトの格納
    先を示すアドレス情報を前記置換文書に埋め込み、 前記源オブジェクト格納部は、前記アドレス情報に従っ
    て、前記源オブジェクトを前記圧縮済オブジェクトに対
    応付けて格納することを特徴とする請求項11から14
    のうち何れか1項記載のサーバ装置。
  16. 【請求項16】 元の文書に含まれている元のオブジェ
    クトのデータ量を圧縮した圧縮済オブジェクトを含む元
    の文書よりもデータ量の少ない置換文書に含まれている
    オブジェクトの内の前記圧縮済オブジェクトを、前記源
    オブジェクトに置き換えることにより、前記置換文書よ
    りもデータ量が多く且つ前記元の文書よりもデータ量が
    少ない中間文書または前記元の文書を源文書として生成
    する文書データ伸張部をさらに備えたことを特徴とする
    請求項11から15のうち何れか1項記載のサーバ装
    置。
  17. 【請求項17】 それぞれ文書についての、複製履歴、
    変更履歴、削除履歴、閲覧履歴、および印刷履歴のうち
    の少なくとも1つを格納する履歴格納部をさらに備え、 前記源オブジェクト格納部は、前記履歴格納部に格納さ
    れている履歴に基づいて、当該源オブジェクト格納部に
    格納している前記源オブジェクトを削除することを特徴
    とする請求項11から16のうち何れか1項記載のサー
    バ装置。
  18. 【請求項18】 個々のオブジェクトにより構成される
    文書を取り扱う文書処理システムに使用されるクライア
    ント端末であって、 元の文書に含まれている元のオブジェクトのデータ量を
    圧縮した圧縮済オブジェクトを含む元の文書よりもデー
    タ量の少ない置換文書および前記元の文書のうちの何れ
    を使用するのが好ましいかを判定する判定部と、 前記置換文書を使用するのが好ましい旨を前記判定部が
    示しているときには前記置換文書を使用し、前記元の文
    書を使用するのが好ましい旨を前記判定部が示している
    ときには、前記元の文書または前記置換文書よりもデー
    タ量が多く且つ前記元の文書よりもデータ量の少ない中
    間文書を源文書として使用し、出力処理をする文書出力
    部とを備えたことを特徴とするクライアント端末。
  19. 【請求項19】 前記置換文書を受け取る置換文書受取
    部をさらに備えたことを特徴とする請求項18記載のク
    ライアント端末。
  20. 【請求項20】 前記元の文書に含まれている少なくと
    も1つのオブジェクトのデータ量を圧縮するオブジェク
    ト圧縮部と、 前記オブジェクト圧縮部により圧縮されたオブジェクト
    である圧縮済オブジェクトを使用して前記元の文書より
    もデータ量の少ない前記置換文書を生成する文書データ
    圧縮部とをさらに備えたことを特徴とする請求項18ま
    たは19記載のクライアント端末。
  21. 【請求項21】 前記文書データ圧縮部は、前記圧縮済
    オブジェクトよりもデータ量が多く且つ前記元のオブジ
    ェクトよりもデータ量が少ない中間オブジェクトまたは
    前記元のオブジェクトである源オブジェクトの格納先を
    示すアドレス情報を前記圧縮済オブジェクトと対応付け
    て前記置換文書に埋め込み、 前記文書出力部は、前記置換文書に埋め込まれた前記ア
    ドレス情報に従って前記源オブジェクトを読み出すこと
    により、前記置換文書に対応する前記源文書を使用する
    ことを特徴とする請求項18から20のうち何れか1項
    記載のクライアント端末。
  22. 【請求項22】 前記源文書を受け取る源文書受取部を
    さらに備え、 前記文書出力部は、前記源文書受取部が受け取った前記
    源文書を使用して前記出力処理をすることを特徴とする
    請求項18から21のうち何れか1項記載のクライアン
    ト端末。
  23. 【請求項23】 前記元のオブジェクトまたは前記圧縮
    済オブジェクトよりもデータ量が多く且つ前記元のオブ
    ジェクトよりもデータ量が少ない中間オブジェクトを源
    オブジェクトとして受け取る源オブジェクト受取部と、 前記置換文書に含まれているオブジェクトの内の前記圧
    縮済オブジェクトを、前記源オブジェクト受取部が受け
    取った源オブジェクトに置き換えることにより、前記置
    換文書よりもデータ量が多く且つ前記元の文書よりもデ
    ータ量が少ない前中間文書または前記元の文書を前記源
    文書として生成する文書データ伸張部をさらに備え、 前記文書出力部は、前記文書データ伸張部が生成した前
    記源文書を使用して前記出力処理をすることを特徴とす
    る請求項18から21のうち何れか1項記載のクライア
    ント端末。
  24. 【請求項24】 それぞれ文書についての、複製履歴、
    変更履歴、削除履歴、閲覧履歴、および印刷履歴のうち
    の少なくとも1つを登録する履歴登録部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項18から23のうち何れか1項
    記載のクライアント端末。
  25. 【請求項25】 個々のオブジェクトにより構成される
    文書を取り扱う文書処理システムに使用されるサーバ装
    置用のプログラムであって、 コンピュータを、 元の文書に含まれている元のオブジェクトまたは当該元
    のオブジェクトのデータ量を圧縮した圧縮済オブジェク
    トよりもデータ量が多く且つ前記元のオブジェクトより
    もデータ量が少ない中間オブジェクトを源オブジェクト
    として、前記圧縮済オブジェクトに対応付けて予め定め
    られた記憶媒体に格納させる源オブジェクト格納部と、 要求を受けて前記源オブジェクト格納部に格納されてい
    る源オブジェクトを出力する出力部として機能させるこ
    とを特徴とするプログラム。
  26. 【請求項26】 個々のオブジェクトにより構成される
    文書を取り扱う文書処理システムに使用されるクライア
    ント端末用のプログラムであって、 コンピュータを、 元の文書に含まれている元のオブジェクトのデータ量を
    圧縮した圧縮済オブジェクトを含む元の文書よりもデー
    タ量の少ない置換文書および前記元の文書のうちの何れ
    を使用するのが好ましいかを判定する判定部と、 前記置換文書を使用するのが好ましい旨を前記判定部が
    示しているときには前記置換文書を使用し、前記元の文
    書を使用するのが好ましい旨を前記判定部が示している
    ときには、前記元の文書または前記置換文書よりもデー
    タ量が多く且つ前記元の文書よりもデータ量の少ない中
    間文書を源文書として使用し、出力処理をする文書出力
    部として機能させることを特徴とするプログラム。
  27. 【請求項27】 個々のオブジェクトにより構成される
    文書を取り扱う文書処理システムに使用されるサーバ装
    置用のプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な
    記憶媒体であって、 前記プログラムは、コンピュータを、 元の文書に含まれている元のオブジェクトまたは当該元
    のオブジェクトのデータ量を圧縮した圧縮済オブジェク
    トよりもデータ量が多く且つ前記元のオブジェクトより
    もデータ量が少ない中間オブジェクトを源オブジェクト
    として、前記圧縮済オブジェクトに対応付けて予め定め
    られた記憶媒体に格納させる源オブジェクト格納部と、 要求を受けて前記源オブジェクト格納部に格納されてい
    る源オブジェクトを出力する出力部として機能させるこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  28. 【請求項28】 個々のオブジェクトにより構成される
    文書を取り扱う文書処理システムに使用されるクライア
    ント端末用のプログラムを格納したコンピュータ読取り
    可能な記憶媒体であって、 前記プログラムは、コンピュータを、 元の文書に含まれている元のオブジェクトのデータ量を
    圧縮した圧縮済オブジェクトを含む元の文書よりもデー
    タ量の少ない置換文書および前記元の文書のうちの何れ
    を使用するのが好ましいかを判定する判定部と、 前記置換文書を使用するのが好ましい旨を前記判定部が
    示しているときには前記置換文書を使用し、前記元の文
    書を使用するのが好ましい旨を前記判定部が示している
    ときには、前記元の文書または前記置換文書よりもデー
    タ量が多く且つ前記元の文書よりもデータ量の少ない中
    間文書を源文書として使用し、出力処理をする文書出力
    部として機能させることを特徴とする記憶媒体。
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