JP2003034778A - 感圧性接着シートの製造方法およびその装置 - Google Patents

感圧性接着シートの製造方法およびその装置

Info

Publication number
JP2003034778A
JP2003034778A JP2001224177A JP2001224177A JP2003034778A JP 2003034778 A JP2003034778 A JP 2003034778A JP 2001224177 A JP2001224177 A JP 2001224177A JP 2001224177 A JP2001224177 A JP 2001224177A JP 2003034778 A JP2003034778 A JP 2003034778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
photopolymerizable composition
composition layer
support
sensitive adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001224177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4646457B2 (ja
Inventor
Tetsuo Kishimoto
徹夫 岸本
Hitoshi Takahira
等 高比良
Kunihiko Kaida
邦彦 海田
Batsu Hirose
閥 広瀬
Kenji Sano
建志 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2001224177A priority Critical patent/JP4646457B2/ja
Publication of JP2003034778A publication Critical patent/JP2003034778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4646457B2 publication Critical patent/JP4646457B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノマーの蒸発による光照射部の汚染や照度
低下を防止するとともに、モノマーの蒸発自体も抑え
る。 【解決手段】 支持体1の光重合性組成物層4と光照射
部21との間に介在させた光透過性フィルム7を、光重
合性組成物層4に対して非接触で移動させながら、光透
過性フィルム7と光重合性組成物層4との間に、ノズル
24から不活性ガスを供給するようにして、光透過性フ
ィルム7を透過した光を光重合性組成物層4に照射する
とともに、光を照射する過程で冷却機構22から冷却用
液体を支持体1に吹き付けて光重合性組成物層4を冷却
することによりモノマーの蒸発を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状,テープ
状あるいはフィルム状などの支持体上に塗工された光重
合性組成物層に光を照射することによって、その光重合
性組成物層を光重合させて感圧性接着剤層を得る感圧性
接着シートの製造方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルム状などの支持体の上に光
重合性組成物層を適宜の厚さに塗エし、塗工後の光重合
性組成物層を光照射により重合させて、感圧性粘着剤層
を形成する感圧性接着シートの製造方法が知られてい
る。
【0003】この方法では、光照射雰囲気中に存在する
酸素によって重合阻害が起こる事から、例えば、特開平
3−285975号、特開平3−285976号、特開
平3−285974号などの各公報に開示されているよ
うに、不活性ガス雰囲気中で光照射したり、支持体に光
透過性フィルムを貼り合わせて空気を遮断した状態で光
照射するなどの種々の工夫が施されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかしながら、不活性ガ
スを光重合室に流入し空気を置換して、不活性ガス雰囲
気中で光重合させると、光重合性組成物中のモノマーの
一部が蒸発するので、この蒸発したモノマーが光重合室
を汚染し、ひどい場合には光照射部のガラスに付着して
光照度が低下するために重合不良が発生するという問題
点がある。
【0005】また、支持体に光透過性フィルムを貼り合
わせた状態で光照射を行う手法によれば、上記のような
問題は生じないが、光透過性フィルムを支持体上の光重
合性組成物層から容易に引き剥がすために、光透過性フ
ィルムにシリコーン樹脂を塗るなどの離型処理を施す必
要があるのでコストが嵩むとともに、離型処理によって
汚染が発生するおそれもある。
【0006】さらに、重合反応に伴う熱などにより光重
合性組成物層の表面からモノマーの一部が蒸発するの
で、沸点の異なる2種類以上のモノマーの混合物を光重
合性組成物層として用いた場合、モノマー間で蒸発量に
偏りが出る結果、モノマーの組成比が変化して粘着特性
が低下するという問題もある。
【0007】本発明は、上述の事情に鑑み、モノマーの
蒸発による光照射部の汚染や照度低下を防止することが
できるとともに、離型処理が不要であり、しかも、モノ
マーの蒸発自体も抑えることができる感圧性接着シート
の製造方法およびその装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために次のような構成を採る。すなわち、請求項1
に記載の発明は、支持体の表面上に塗布された光重合性
組成物層に光照射部からの光を照射することによって、
その光重合性組成物層を光重合させて感圧性接着剤層を
得る感圧性接着シートの製造方法において、前記支持体
の光重合性組成物層と前記光照射部との間に介在させた
光透過性フィルムを、前記光重合性組成物層に対して非
接触で移動させながら、この光透過性フィルムと光重合
性組成物層との間に不活性ガスを供給するようにして、
前記光透過性フィルムを透過した光を光重合性組成物層
に照射するとともに、前記光を照射する過程で前記光重
合性組成物層を冷却することを特徴とする。
【0009】(作用・効果)請求項1に記載の発明によ
れば、支持体の光重合性組成物層と光照射部との間に設
けられた光透過性フィルムに蒸発したモノマーが付着し
光照射部の光透過窓への付着が防止される。さらに、こ
の光透過性フィルムを移動させているので、光透過性フ
ィルムの光透過箇所はモノマーが未付着である部分とな
るように順次移行していくことになり、光透過窓へのモ
ノマーの付着に起因する光照射部の汚染や光照度の低下
を防止でき、結果、光照度の低下による光重合性組成物
層の光重合不良を防止することができる。また、光透過
性フィルムは支持体の光重合性組成物層に非接触となっ
ているので、光透過性フィルムに対する離型処理を不要
にすることもできる。さらに、光透過性フィルムを透過
した光を光重合性組成物層に照射する過程で、光重合性
組成物層を冷却しているので、光重合性組成物層からの
モノマーの蒸発を抑制することができる。
【0010】本発明において、光を光重合性組成物層に
照射する過程で光重合性組成物層を冷却する手法は特に
限定されないが、例えば、冷却用液体を支持体に吹き付
けて光重合性組成物層を冷却する手法(請求項2に記載
の発明)、冷却用ガスを支持体に吹き付けて光重合性組
成物層を冷却する手法(請求項3に記載の発明)、冷媒
を循環させた冷却プレートを支持体に接触させて光重合
性組成物層を冷却する手法(請求項4に記載の発明)、
冷媒を循環させた冷却ロールを支持体に接触させて光重
合性組成物層を冷却する手法(請求項5に記載の発
明)、冷却ユニットで冷却された冷却コンベアを支持体
に接触させて光重合性組成物層を冷却する手法(請求項
6に記載の発明)、光透過性フィルムと光重合性組成物
層との間に冷却した不活性ガスを供給して光重合性組成
物層を冷却する手法(請求項7に記載の発明)などは好
適に用いることができる。
【0011】さらに、請求項8に記載の発明は、支持体
の表面上に塗布された光重合性組成物層に光照射部から
の光を照射することによって、その光重合性組成物層を
光重合させて感圧性接着剤層を得る感圧性接着シートの
製造装置において、前記支持体の光重合性組成物層と前
記光照射部との間に介在させた光透過性フィルムを、前
記光重合性組成物層に対して非接触で移動させる移動手
段と、前記光透過性フィルムと光重合性組成物層との間
に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前記光
重合性組成物層に光を照射する際に、光重合性組成物層
を冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】(作用・効果)請求項8に記載の発明によ
れば、支持体の表面上に設けられた光重合性組成物層
と、この光重合性組成物層に光を照射するための光照射
部との間に光重合性組成物層に対して非接触に介在する
光透過性フィルムが移動手段によって移動される。不活
性ガス供給手段は、光透過性フィルムと光重合性組成物
層との間に不活性ガスを供給する。光照射部からの光
は、光透過性フィルムを介して支持体の光重合性組成物
層に照射され、その光重合性組成物層が光重合して感圧
性接着剤層を得る。支持体の光重合性組成物層と光照射
部との間に設けられた光透過性フィルムに蒸発したモノ
マーが付着し光照射部の光透過窓への付着が防止され
る。さらに、この光透過性フィルムを移動させているの
で、光透過性フィルムの光透過箇所はモノマーが未付着
である部分となるように順次移行していくことになり、
光透過窓へのモノマーの付着に起因する光照射部からの
光照度の低下が防止され、光照度の低下による光重合性
組成物層の光重合不良が防止される。また、光透過性フ
ィルムは支持体の光重合性組成物層に非接触となってい
るので、光透過性フィルムに対する離型処理を不要にで
きる。さらに、光重合性組成物層に光を照射する際に、
光重合性組成物層が冷却手段によって冷却されるので、
光重合性組成物層からのモノマーの蒸発を抑制すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。本実施例に係る感圧性接着シートの製造装置の概
略構成について、図1,図2を参照して説明する。図1
は、本発明に係る感圧性接着シートの製造装置の一例の
概略構成図である。図2は、図1に示した製造装置の照
射室のA−A断面図である。なお本実施例では、この感
圧性接着シートの製造装置により、感圧性接着シートと
して、例えば、支持体1を剥離ライナーとして使用する
両面接着シートを製造する場合を例に挙げて説明する。
【0014】本実施例に係る感圧性接着シートの製造装
置は、図1に示すように、シート状,テープ状あるいは
フィルム状などの支持体(基材)1を繰り出し供給する
支持体供給ロール2と、この支持体供給ロール2から繰
り出された支持体1に光重合性組成物を所定の厚さに塗
工(塗布)する塗工部3と、支持体1に塗工された光重
合性組成物(光重合性組成物層4)に短波長光をカット
した光を照射するための照射室5と、この照射室5で光
の照射を受けた支持体1に短波長光を照射する短波長光
照射部15と、この短波長光照射部15で短波長光の照
射を受けた支持体1を巻き取る巻き取り部6などで構成
されている。以下、各部の構成を詳細に説明する。
【0015】支持体1は、例えば、ポリエステルフィル
ムなどのプラスチックフィルムや、不織布、織布、紙、
金属箔などが用いられる。
【0016】また、光重合性組成物は、モノマーまたは
その一部重合物と光重合開始剤とを含有してなり、光照
射により重合して感圧性接着剤となるものであり、アク
リル系、ポリエステル系、エポキシ系などの光重合性組
成物が用いられる。これらの中でも、アクリル系の光重
合性組成物が特に好ましく用いられる。以下に本実施例
で用いられる光重合性組成物の各成分について例示す
る。
【0017】本実施例では、光重合性組成物として、ア
ルキルアクリレート単量体を主成分とする単量体と、極
性基含有の共重合性単量体とが用いられる。本実施例で
用いられるアルキルアクリレート単量体とは、(メタ)
アクリル酸アルキルエステルを主成分とするビニル系モ
ノマーであり、具体例としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、イ
ソペンチル基、ヘキシル基、プチル基、オクチル基、イ
ソオクチル基、ノニル基、イソノニル基、デシル基、イ
ソデシル基の如きアルキル基を有するアクリル酸または
メタクリル酸のアルキルエステル、あるいはそのアルキ
ル基の一部をヒドロキシル基で置換したものなどアルキ
ル基の炭素数が1〜14の範囲にあるものを、1種また
は2種以上を主成分に用いられる。
【0018】また、極性基含有の共重合性単量体として
は、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、2−アクリルア
ミドプロパンスルホン酸などの不飽和酸、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートなどの水酸基含有単量体、カプ
ロラクトン(メタ)アクリレートなどが用いられる。ま
た、単量体に限らず、(メタ)アクリル酸ダイマーなど
の2量体を用いても良い。
【0019】アルキルアクリレート単量体を主成分とす
る単量体と、極性基含有の共重合性単量体との使用割合
は、前者が70〜99重量%、後者が30〜1重量%で
あり、特に好ましくは前者が80〜96重量%、後者が
20〜4重量%である。このような範囲で使用すること
により、接着性,凝集力などのバランスをうまくとるこ
とができる。
【0020】本実施例で用いられる光重合開始剤として
は、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテルなどのベンゾインエーテル類、アニソールメ
チルエーテルなどの置換ベンゾインエーテル類、2・2
ジエトキシアセトフェノン、2・2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノンなどの置換アセトフェノン類、
2−メチル−2−ヒドロキシプロピオフェノンなどの置
換−α−ケトール類、2−ナフタレンスルホニルクロリ
ドなどの芳香族スルホニルクロリド類、1−フェニル−
1・1−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニ
ル)オキシムなどの光活性オキシム類などが用いられ
る。このような光重合開始剤の使用量は、前述したアル
キルアクリレート単量体を主成分とする単量体と、極性
基含有の共重合性単量体との合計100重量部当たり、
通常0.1〜5重量部、より好ましくは0.1〜3重量
部が良い。この範囲より光重合開始剤の使用量が少ない
と、重合速度が遅くなりモノマーが多く残存しやすくな
り工業的に好ましくなく、逆に多いとポリマーの分子量
が低下し接着剤の凝集力の低下をきたしやすく接着特性
上好まし特性が得られない。
【0021】本実施例で用いられる架橋剤としては、多
官能アクリレート単量体などが用いられ、例えば、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリ
トールテトラアクリレート、1・2−エチレングリコー
ルジアクリレート、1・6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、1・12−ドデカンジオールジアクリレートな
どの2官能以上のアルキルアクリレート単量体が用いら
れる。この多官能アクリレート単量体の使用量は、その
官能基数などにより異なるが、一般には、前述したアル
キルアクリレート単量体を主成分とする単量体と、極性
基含有の共重合性単量体との合計100重量部当たり、
0.01〜5重量部、より好ましくは0.1〜3重量部
とするのが良い。このような範囲で多官能アクリレート
単量体を用いると、良好な凝集力が保持される。
【0022】また、上記多官能アクリレート以外にも、
粘着剤の用途に応じて架橋剤を併用することもできる。
併用する架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架
橋剤、エポキシ系架橋剤、アジリジン系架橋剤など、通
常用いる架橋剤を使用することができる。なお、本発明
では、必要に応じて粘着付着剤などの添加剤を用いるこ
とができる。
【0023】図1に戻って、塗工部3は、支持体供給ロ
ール2から繰り出された支持体1に光重合性組成物を、
その支持体1の幅方向に所定幅で、所定厚さとなるよう
に塗工するためのものである。この塗工部3は、例え
ば、光重合性組成物を給液するための給液槽11と、給
液槽11から給液された光重合性組成物を支持体1の表
面に所定幅で付着して搬送するためのコーティングロー
ル12と、このコーティングロール12に付着された光
重合性組成物の厚みをコーティングロール12と共に制
御するためのメタリングロール13と、支持体1をコー
ティングロール12に密接させて搬送するためのバック
アップロール14とを備えている。
【0024】なお、塗工部3の構成は、上述したような
リバースコータに限定されるものではなく、グラビアコ
ータなどの他の塗工方式のものであっても良く、光重合
性組成物の厚み調整の手法も各塗工方式に合わせて適宜
に変更実施することが可能である。
【0025】照射室5は、支持体1の表面上に塗工され
た光重合性組成物(光重合性組成物層4)に、短波長光
をカットした光を照射するためのものである。この照射
室5は、例えば、支持体1の光重合性組成物層4の方に
向けて光を照射する光照射部21と、支持体1に向けて
冷却用液体を吹き付けるための冷却機構22と、支持体
1の光重合性組成物層4と光照射部21との間に介在さ
せた、短波長光をカットする光透過性フィルム7を、光
重合性組成物層4に対して非接触で移動させる光透過性
フィルム供給部8と、光透過性フィルム7と光重合性組
成物層4との間に不活性ガス(例えば、窒素ガス)を供
給するための不活性ガス供給部23(図2参照)に接続
されたノズル24と、支持体1に向けて不活性ガス(例
えば、窒素ガス)を噴射して、支持体1の裏面に付着し
た冷却用液体を取り除くノズル25と、光照射部21と
冷却機構22とノズル24などが内部に配置される容器
26とを備えている。
【0026】光照射部21は、図2に示すように、可視
光線や紫外線などの光を出射する光源31と、この光源
31からの光を反射させて支持体1の方に出射させるた
めのリフレクタ32と、光源31からの光を透過させる
光透過窓33とを備えている。光照射部21からの光
は、支持体1の幅方向に対して均一な光照度となるよう
に調整されている。この光源31としては、直管式の光
源を採用しており、図1に示すように、光源31の長手
方向が支持体1の幅方向に一致するように複数本(例え
ば、8本)の光源31が並べて配置されている。個々の
光源31は、例えば、独立して照射条件を設定できるよ
うになっている。例えば、前半部分の光源31(例え
ば、支持体1の入力側から数えて4本目までの光源3
1)は弱めに紫外線を照射し、後半部分の光源31(支
持体1の入力側から数えて5本目から8本目までの光源
31)は強めに紫外線を照射するというような設定がで
きる。この光源31としては、例えば、メタルハライド
ランプ、高圧水銀ランプ、ケミカルランプ、ブラックラ
イトランプなどが好ましい。
【0027】冷却機構22は、光源31からの熱や、光
源31からの光により支持体1の光重合性組成物層4が
重合反応しこの化学反応により生じる重合熱などによっ
て温度上昇する光重合性組成物層4を所定の温度範囲内
となるように冷却するためのものであり、本発明におけ
る冷却手段に相当する。具体的には、冷却機構22は、
重合中の光重合性組成物層4の温度が、60°C〜−3
0°C、より好ましくは40°C〜−20°C、さらに
好ましくは20°C〜−10°Cの温度範囲内となるよ
うに冷却する。重合中の光重合性組成物層4の温度を前
述した所定の温度範囲内となるように冷却することで、
重合時のモノマー蒸発が低減される。重合中の光重合性
組成物層4の温度が低すぎる(例えば、−30°C以
下)と、重合反応速度が過度に遅くなるので好ましくな
い。
【0028】本実施例における冷却機構22は箱状体で
あって、図3の平面図に示すように、その上面に支持体
1の幅方向に延びる複数個の細長い開口22aが開けら
れている。これらの開口22aから支持体1の裏面、す
なわち光重合性組成物層4が形成された面と反対側の面
に向けて、冷却用液体を吹き付けるようになっている。
冷却用液体の飛散を防止するために、開口22aの長さ
は、支持体1の幅よりも短くなっている。本実施例の冷
却機構22は、照射室5の入口から出口にわたって配設
されているが、モノマーの蒸発量が多い重合初期段階の
エリア、例えば照射室5の入口から中央部分までに配設
してもよい。冷却用液体を噴出する開口22aはスリッ
ト状に限らず、多数の小孔を開設してもよい。また、開
口22aの配設間隔も任意であるが、例えば、モノマー
の蒸発量が多い重合初期段階のエリアで配設間隔を狭め
るようにすれば、効率的に冷却することができる。
【0029】冷却用液体は、冷却装置を備えた冷却液タ
ンク27からポンプ28によって冷却機構22に送られ
る。また、冷却機構22から噴出した冷却液は容器26
の底部に集められて冷却液タンク27に戻される。な
お、冷却用液体は、支持体1にダメージを与えない限
り、特にその種類は限定されないが、例えば水、または
エタノール、メタノールなどの有機溶剤、あるいは水に
エチレングリコールなどを適量混合して凝固点を降下さ
せた不凍液などを用いることができる。
【0030】図1に示すように、光透過性フィルム供給
部8は、例えば、未使用の光透過性フィルム7が巻き取
られている供給ロール41と、この供給ロール41から
の光透過性フィルム7を支持体1の光重合性組成物層4
と光照射部21との間に介在させるように案内するため
の複数個のローラ42a,42bと、光透過性フィルム
7を巻き取るように回転駆動する巻き取りロール43と
を備えている。
【0031】光透過性フィルム7の移動方向(b方向)
は、照射室5内において支持体1の移動方向(a方向)
に対して逆方向となっている。その理由は次のとおりで
ある。支持体1の光重合性組成物層4からのモノマーの
蒸発量をみた場合、光照射部21の入口側で比較的に多
くのモノマーが蒸発し、出口側に向かって蒸発量は次第
に少なくなる。蒸発したモノマーを光透過性フィルム7
に付着させて、照射室5の外へ搬出する場合に、光透過
性フィルム7と支持体1との移動方向を同じ方向に設定
すると、光照射部21の入口側でモノマーが多く付着し
た光透過性フィルム7がそのまま光照射部21の出口側
まで進行するので、汚れた光透過性フィルム7によって
光が遮られる量が多くなる。これに対して、本実施例の
ように光透過性フィルム7と支持体1との移動方向を逆
方向に設定すると、光照射部21の入口側でモノマーが
多く付着した光透過性フィルム7がすぐに照射室5の外
に出るので、前者のものと比べて、汚れた光透過性フィ
ルム7によって光が遮られる量が少なくなり、効率よく
光照射を行うことができる。
【0032】光透過性フィルム7は、短波長光をカット
する特性を備えたものとしている。その理由は次のとお
りである。短波長を含む光を照射すると、光重合させる
ことで生成された感圧性接着剤層と支持体1との剥離性
が低下する。これはいわゆる両面接着シートの場合に不
都合であるので、光透過性フィルム7で短波長光をカッ
トしている。
【0033】具体的には、この光透過性フィルム7とし
ては、例えば、短波長光(例えば、300nm 以下)
の透過を90%以上カットできるフィルムが好ましく、
より好ましくは93%以上カット、さらに好ましくは9
5%以上カットできるフィルムが好ましい。また、この
光透過性フィルム7は、可視光透過率が70%以上のも
のを用いており、必要な光透過量を得ることができる。
この光透過性フィルム7としては、可視光透過率が80
%以上のものがより好ましく、可視光透過率が90%以
上のものがさらに好ましい。この光透過性フィルム7
は、照射室5における処理に十分に耐えうる程度の耐熱
性を有するものである。これらの特性を有する光透過性
フィルム7としては、例えば、ポリエステルフィルムな
どが挙げられる。光透過性フィルム7により短波長光が
カットされた光の照射光量は、感圧性接着剤層などの必
要特性により任意に設定することになるが、通常、10
0〜5000mJ/cm2 の範囲内、より好ましくは1
000〜4000mJ/cm 2 の範囲内、さらに好まし
くは2000〜3000mJ/cm2 の範囲内であるこ
とが好ましい。
【0034】光透過性フィルム7の供給速度が速いと、
この光透過性フィルム7の使用量が増加し製造コストが
上がることになるので、この供給速度を遅くする方が良
いが、余りに遅すぎると支持体1の光重合性組成物層4
から蒸発したモノマーが光透過性フィルム7に付着し,
光透過性フィルム7の光の透過率が低下することになっ
てしまうので、ある程度以上の速度が望まれる。以下に
光透過性フィルム7の好適な供給速度について例示す
る。光透過性フィルム7の供給速度は、支持体1の移動
速度をV(m/分)とすると、例えば、0.005V〜
0.5V(m/分)程度が好ましく、より好ましくは
0.01V〜0.2V(m/分)であり、さらに好まし
くは0.02V〜0.1V(m/分)である。
【0035】なお、上述した光透過性フィルム供給部8
が本発明における移動手段に相当する。
【0036】図1,図2に示すように、不活性ガス供給
部23に接続されたノズル24の噴出口24aは、光透
過性フィルム7と光重合性組成物層4との間に不活性ガ
スを供給するように、光透過性フィルム7と光重合性組
成物層4の幅方向の両端側で、光透過性フィルム7と光
重合性組成物層4との間に配置されている。不活性ガス
は、光透過性フィルム7と光重合性組成物層4との間
に、光透過性フィルム7と光重合性組成物層4の幅方向
の両端側からその幅方向の中央に向かって供給される。
【0037】ここでは、ノズル24は、光透過性フィル
ム7と光重合性組成物層4との間に僅かながら差し込ま
れて配置されているが、この配置に限定されるものでは
なく、光透過性フィルム7と光重合性組成物層4との間
に不活性ガスを供給できれば十分であり、次のような変
形例も適宜に実施することができる。例えば、光透過性
フィルム7と光重合性組成物層4との間から引き出した
状態で光透過性フィルム7と光重合性組成物層4との間
に不活性ガスを供給するようにしても良いし、光透過性
フィルム7と光重合性組成物層4との間をノズル24の
噴出口24aの口径よりも小さくして、この光透過性フ
ィルム7と光重合性組成物層4との間に不活性ガスを供
給するようにしても良い。
【0038】本実施例では、不活性ガスとして窒素ガス
を用いているが、アルゴンガスや二酸化炭素ガスなどの
種々の不活性ガスを用いることができる。光透過性フィ
ルム7と光重合性組成物層4との間に不活性ガスを供給
して置換しており、この間における酸素濃度を、例え
ば、10000ppm以下、より好ましくは5000p
pm以下、さらに好ましくは1000ppm以下にして
いる。
【0039】光透過性フィルム供給部8の複数個のロー
ラ42a,42bなどによって、光透過性フィルム7
は、光重合性組成物層4に近接している。光透過性フィ
ルム7と光重合性組成物層4との間の距離は、200m
m以下程度が好ましく、より好ましくは100mm以
下、より好ましくは50mm以下、より好ましくは20
mm以下である。なお、光透過性フィルム7と光重合性
組成物層4との間に供給された後の不要となった不活性
ガスは、排気系統(図示省略)により適宜排気されるよ
うになっている。
【0040】なお、上述した不活性ガス供給部23とノ
ズル24と本発明の不活性ガス供給手段に相当する。
【0041】短波長光照射部15は、照射室5により短
波長光をカットした光の照射を受けた支持体1の光重合
性組成物層4に、少なくとも短波長光(例えば、300
nm以下)を含む光を照射するためのものである。この
ような短波長光照射部15を備えた理由は次のとおりで
ある。すなわち、光透過性フィルム7と光重合性組成物
層4との間に不活性ガスを供給しても、その間の酸素を
完全に除去することは困難である。その結果、僅かに残
存した酸素により重合阻害を受けて光重合性組成物層4
の表面に低分子量体が生成され、この低分子量体により
感圧性接着剤層の凝集力が低下することがある。そこ
で、本実施例では、短波長光照射部15で短波長光を照
射することにより、光重合性組成物層4の表面の低分子
量体を架橋して高分子量化して、感圧性接着剤層の凝集
力の低下を防止している。
【0042】短波長光照射部15は、少なくとも短波長
光を含む光を照射する光源16を備えている。この光源
16としては、例えば、メタルハライドランプ、高圧水
銀ランプなどの高圧放電ランプや、低圧水銀ランプなど
がある。短波長光照射部15による短波長光(例えば、
300nm以下)の照射光量は、例えば、50〜300
0mJ/cm2 の範囲内、より好ましくは100〜20
00mJ/cm2 の範囲内、さらに好ましくは200〜
1000mJ/cm2 の範囲内であることが好ましい。
短波長光照射部15による少なくとも短波長光を含む光
の照射は、照射室5による光照射を受けた支持体1の光
重合性組成物層4に対して行えば良いが、照射室5によ
る光照射を受けた支持体1の光重合性組成物層4の重合
率が低いと、この短波長光照射部15による少なくとも
短波長光を含む光の照射時にモノマー揮散が起こり、短
波長光照射部15の光源の汚染や支持体1の剥離性が低
下するなどの問題が発生するので、照射室5による光照
射を受けた支持体1の光重合性組成物層4の重合率が、
80%以上、好ましくは90%以上、さらに好ましくは
95%以上となった後に、短波長光照射部15による少
なくとも短波長光を含む光の照射を行うようにしてい
る。
【0043】また、この短波長光照射部15にも、重合
中の光重合性組成物層4を所定の温度範囲内に冷却する
ための冷却機構22が備えられている。こうすること
で、重合時の光重合性組成物層4からのモノマー蒸発が
低減できる。なおここでは、この短波長光照射部15に
冷却機構22を備えているが、重合時のモノマー蒸発が
問題無い程度であるなど特に必要無ければ設けなくても
構わない。
【0044】巻き取り部6は、照射室5と短波長光照射
部15とにより光の照射を受けた支持体1を所定の方向
に案内するためのガイドローラ9と、このガイドローラ
9によって案内された重合処理済みの支持体1を巻き取
る支持体巻き取りロール10とを備えている。
【0045】なお、照射室5と短波長光照射部15との
間には、照射室5による光照射(短波長光をカットした
光の照射)後の支持体1に乾燥処理を施すための乾燥部
51が備えられている。この乾燥部51は、光照射後の
支持体1の光重合性組成物層4中に残存する未反応モノ
マーや溶剤その他の非反応性不純物を可及的に揮散除去
するために、光照射後の支持体1に対して強制乾燥ある
いは加熱乾燥を施すものである。この乾燥部51の温度
は、支持体1や光重合性組成物層4などの使用材料によ
り任意に設定されるが、通常、80°C〜150°Cに
設定される。
【0046】次に上記のように構成された実施例装置に
より、感圧性接着シートとして、例えば、支持体1を剥
離ライナーとして使用する両面接着シートを製造する製
造工程について、以下に説明する。
【0047】まず、塗工部3は、支持体供給ロール2か
ら供給される支持体1に対して、光重合性組成物をその
支持体1の所定の幅で、なおかつ、所定の厚さとなるよ
うに塗工する。このように光重合性組成物が塗工された
支持体1は、移動方向(a方向)に移動されて照射室5
の方へ搬送される。
【0048】照射室5は、支持体1に塗工された光重合
性組成物(光重合性組成物層4)に対して、次に説明す
るような状態で、短波長光をカットした光を照射する。
すなわち、支持体1の光重合性組成物層4と光照射部2
1との間を非接触でb方向に光透過性フィルム7を移動
させながら、この光透過性フィルム7と光重合性組成物
層4との間に不活性ガスを供給するようにして、光透過
性フィルム7を透過した光照射部21からの光(短波長
光をカットした光)をa方向に移動する支持体1の光重
合性組成物層4に照射する。また、冷却機構22は支持
体1に冷却用液体を吹き付けて、支持体1をその下側か
ら冷却している。その結果、光重合反応に伴う熱などの
影響で、光重合性組成物層4からモノマーが蒸発するの
が抑制される。
【0049】なお、照射室5による短波長光をカットし
た光の支持体1の光重合性組成物層4への照射は、光重
合性組成物層4の重合率が少なくとも80%以上なるま
で行われる。光重合性組成物層4の重合率が80%以上
になっていることの検出は、例えば、製造しようとする
製品の仕様に応じた光重合性組成物が支持体に塗工され
たサンプルに対して、照射室5における照射光量などの
各条件を適宜変更して照射実験を行い、この実験後のサ
ンプルの重合率を測定することで、実験的に求めること
ができる。このように、光重合開始当初においては短波
長光をカットした光を光重合性組成物層4に照射してい
るので、光重合開始当初における短波長光照射に起因す
る支持体1と感圧性接着剤層との重剥離化現象の発生を
防止でき、支持体1の剥離性を損なうことがない。
【0050】照射室5の出口部分では、支持体1の下面
に向けて、ノズル25から不活性ガスが吹き付けられる
ことにより、支持体1の下面に付着した冷却用液体が取
り除かれる。照射室5を出た支持体1は乾燥部51に導
かれる。乾燥部51では、照射室5により短波長光をカ
ットした光の照射を受けた支持体1、すなわち重合率が
80%以上になった光重合性組成物層4に対して、乾燥
処理を施す。乾燥部51で乾燥処理を施すことによっ
て、この光照射後の支持体1の光重合性組成物層4中に
残存する未反応モノマーや溶剤その他の非反応性不純物
を可及的に揮散除去される。これにより、後段の短波長
光照射部15のモノマー蒸発による汚染が低減される。
【0051】短波長光照射部15では、乾燥部51によ
り乾燥処理が施された支持体1の光重合性組成物層4
に、少なくとも短波長光を含む光を照射する。例えば、
照射室5において、残存酸素による重合阻害に起因して
光重合性組成物層4の表面に低分子量体が生成されてい
る場合であっても、短波長光照射部15により光重合性
組成物層4に短波長光を照射するので、光重合性組成物
層4の表面の低分子量体を架橋して高分子量化すること
ができ、感圧性接着剤層の凝集力低下を防止できる。
【0052】巻き取り部6は、短波長光照射部15で短
波長光が照射された支持体1を巻き取る。このようにし
て感圧性接着シートが製造される。
【0053】以下に、図1に示した装置を用いて得られ
た感圧性接着シートの具体例1〜3と、同じ装置を用い
て、但し光重合性組成物層4の冷却を行わないで得られ
た比較例とを示す。
【0054】<具体例1>光重合において、短波長光カ
ット用の光透過性フィルム7には、38μmのポリエチ
レンフィルムを用い、短波長光カット時の光量は200
0mJ/cm2になるように、また短波長光カット無し
の時の光量は1000mJ/cm2になるよう調整を行
った。短波長光カット用の光透過性フィルム7と支持体
1との距離は10mmであり、支持体1には、シリコー
ン処理を行ったポリエチレンフィルムを用いた。また、
不活性ガスには窒素ガスを用い、照射室5内の酸素濃度
が0.1%になるように置換を行った。
【0055】光重合性組成物は次のようにして得た。ア
ルキルアクリレート単体を主成分とする主単量体として
の2エチルヘキシルアクリレート(2EHA)90重量
部、極性基含有の共重合性単量体アクリル酸(AA)1
0重量部に、光重合開始剤として2・2−ジメトキシ−
2−フェニルアセトフェノン0.05重畳部 を4つ口
フラスコに投入し、窒素雰囲気下で紫外線に暴露するこ
とによって部分的に光重合したシロップを得た。この部
分重合したシロップ100重量部に、架橋割としてトリ
メチロールプロパントリアクリレート0.3重量部を均
一に混合し、光重合性組成物を得た。この光重合性組成
物が50μmになるように塗工部3にて塗工し、冷却用
液体としては30°Cの水を用い、この冷却用液体を支
持体1の裏面に直接接触させる方式にて冷却しながら光
照射を行い具体例1を得た。
【0056】<具体例2>図1に示した装置を用い、冷
却用液体として10°Cの水を用いて、この冷却用液体
を支持体1の裏面に直接接触させる方式で冷却したこと
以外は、具体例1と同様にして具体例2を得た。
【0057】<具体例3>図1に示した装置を用い、冷
却用液体として2°Cの水を用いて、この冷却用液体を
支持体1の裏面に直接接触させる方式で冷却したこと以
外は、具体例1と同様にして具体例3を得た。
【0058】<比較例>図1に示した装置を用い、冷却
用液体による冷却を行わないこと以外は、具体例1と同
様にして比較例を得た。
【0059】上記具体例1〜3および比較例に係る各感
圧性接着シートについて、光重合性接着剤層の剥離ライ
ナー面と窒素面における各接着剤組成および各接着力を
それぞれ測定した。その結果を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】<光重合性接着剤組成測定方法>各感圧性
接着シートをFT−IR(ATR法)によって、重合時
に剥離ライナーと接した面(剥離ライナー面)と窒素に
さらされた面(窒素面)をそれぞれ測定し、2−エチル
ヘキシルアクリレート(2EHA:1734cm-1)と
アクリル酸(AA:1702cm-1)とのカルボニル基
のピークの高さ比を算出することによって光重合性接着
剤の組成を測定した。
【0062】<接着力測定方法>JIS Z−1522
に準じ、被着体としてステンレス板を用いて,重合時に
剥離ライナー面と窒素面との接着力(N/20mm)を
引っ張り速度300mm/minで測定した。
【0063】表1に示した測定結果から明らかなよう
に、剥離ライナー面の接着剤組成を比較すると、光重合
反応の過程で光重合性組成物層4を冷却した具体例1〜
3に比べて、冷却を行わない比較例の場合、窒素面側を
基準とした剥離ライナー面の接着剤組成の変化量が大き
い、すなわち剥離ライナー面におけるモノマー(アクリ
ル酸)の蒸発量が多いことが分かる。その結果、冷却を
行わない比較例の場合、剥離ライナー面の接着力が具体
例1〜3に比べて大きく低下している。また、具体例1
〜3の各々を比較すると、冷却水温度が低いほど剥離ラ
イナー面の接着剤組成の変化量が小さく、その結果、接
着力の低下量も小さくなっていることが分かる。なお、
窒素面における接着剤組成および接着力に関して、具体
例1〜3と比較例との間に差がないのは、光重合性組成
物層4に含まれるプレポリマーが重合中に表面(窒素
面)に偏析し、このプレポリマーからはモノマーが蒸発
しないので、具体例1〜3と比較例との間に差が生じな
かったものと考えられる。
【0064】以上のように、本実施例によれば、支持体
1の光重合性組成物層4と光照射部21との間に介在さ
せた、短波長光をカットする光透過性フィルム7を、光
重合性組成物層4に対して非接触で移動させながら、こ
の光透過性フィルム7と光重合性組成物層4との間に不
活性ガスを供給するようにして、光透過性フィルム7を
透過した光(短波長光をカットした光)を光重合性組成
物層4に照射し、この短波長光をカットした光の照射を
受けた光重合性組成物層4に短波長光を照射しているの
で、光照射部21の光透過窓33へのモノマーの付着に
起因する光重合性組成物層4の光重合不良を防止でき、
支持体1の剥離性を損なうことなく、感圧性接着剤層の
凝集力低下を防止でき、なおかつ、光透過性フィルム7
に対する離型処理を不要にできる。しかも、光重合反応
過程で支持体1を介して光重合性組成物層4を冷却して
いるので、モノマーの蒸発による組成変化を抑え、接着
剤層の表裏の特性差を小さくした、優れた感圧性接着シ
ートを得ることができる。
【0065】本発明は上述した実施例のものに限らず、
次のように変形実施することもできる。 (1)図1に示した装置では、冷却機構22から支持体
1に向けて冷却用液体を吹き付けて光重合性組成物層4
を冷却するようにしたが、冷却用液体に代えて、冷却し
た不活性ガス(例えば、窒素ガス)のような冷却用ガス
を支持体に吹き付けて光重合性組成物層を冷却してもよ
い。
【0066】(2)さらに、上記実施例の冷却機構22
に代えて、図4に示すように、冷媒を循環させた冷却プ
レート52に支持体1を接触させて光重合性組成物層4
を冷却するようにしてもよい。図4中、符号53は、冷
却プレート52に連通接続されて冷媒を循環させる冷媒
循環装置である。なお、冷却プレート52の材質は、熱
伝導性の良い金属(銅、アルミニウム、ステンレス鋼な
ど)が好ましく、特に銅が好ましい。また、この例にお
いて、支持体1と冷却プレート52との間に液体層を介
在させると、支持体1と冷却プレート52とが密着して
熱伝導性が高まるので一層好ましい。さらに、冷却プレ
ート52は、モノマーが蒸発しやすい照射室5の前半部
分にだけ設置してもよい。
【0067】(3)また、上記実施例の冷却機構22に
代えて、図5に示すように、冷媒循環装置53によって
冷媒を循環させた冷却ロール54を支持体1に接触させ
て光重合性組成物層4を冷却するようにしてもよい。こ
の例の場合にも、支持体1と冷却ロール54との間に液
体層を介在させると、支持体1と冷却ロール54とが密
着して熱伝導性が高まるので一層好ましい。
【0068】(4)さらに、上記実施例の冷却機構22
に代えて、図6に示すように、冷却ユニット55で冷却
された冷却コンベア56を循環移動させながら支持体1
に接触させて光重合性組成物層4を冷却するようにして
もよい。冷却コンベア56としては、ステンレスベルト
製コンベアが好ましい。また、上記(2)、(3)と同
様に、支持体1と冷却コンベア56との間に液体層を介
在させてもよい。
【0069】(5)また、上記実施例の冷却機構22に
代えて、図7に示すように、冷却ガス源57から送られ
てきた、冷却された不活性ガス(例えば、窒素ガス)を
ノズル58から噴出させて、光透過性フィルム7と光重
合性組成物層4との間に供給することにより、光重合性
組成物層4を冷却するようにしてもよい。冷却ガス源5
7としては、液体窒素源を用いることができる。また、
図7に示した例と、図1に示した冷却機構22や、上記
(1)〜(4)で説明した各冷却機構と組み合わせて実施
することも可能である。この例によれば、照射室5内の
酸素を置換するための不活性ガスの供給手段を兼ねるこ
とができるので、装置構成を簡素化する上で好ましい。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、支持体の光重合性組成物層と光照射部との間
に光透過性フィルムを介在させるとともに、この光透過
性フィルムを移動させているので、蒸発したモノマーの
付着に起因する光照射部の汚染や光照度の低下を防止す
ることができる。また、光透過性フィルムは支持体の光
重合性組成物層に非接触となっているので、光透過性フ
ィルムに対する離型処理を不要にすることもできる。さ
らに、光透過性フィルムを透過した光を光重合性組成物
層に照射する過程で、光重合性組成物層を冷却している
ので、光重合性組成物層からのモノマーの蒸発を抑制す
ることができ、その結果、モノマーの組成比の変化に起
因した粘着特性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感圧性粘着シートの製造装置の一
例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示した装置のA−A断面図である。
【図3】冷却機構の平面図である。
【図4】冷却機構の変形例である。
【図5】冷却機構の別の変形例である。
【図6】冷却機構のさらに別の変形例である。
【図7】冷却機構のさらに別の変形例である。
【符号の説明】
1 …支持体 4 …光重合性組成物層 7 …光透過性フィルム 21 …光照射部 22 …冷却機構 23 …不活性ガ供給部 24 …ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海田 邦彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 広瀬 閥 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 佐野 建志 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK01B AT00A BA02 CB05B EJ503 EJ523 EJ583 JB14B 4J004 AA01 AB01 AB07 CA01 CA06 CA08 CB01 CB02 CC02 EA01 EA05 EA06 GA01 GA02 4J011 QA02 QA03 QA13 QA22 SA04 SA14 SA34 SA82 SA83 UA01 VA01 VA09 WA06 4J040 EC002 EF282 EH002 FA081 FA131 FA231 FA261 FA271 HB14 HB18 HC16 JB07 JB09 KA13 KA16 KA26 LA06 LA10 MA02 MA09 MA10 MB03 NA08 NA10 PA23 PA32 PA33 PB01 PB06 PB13 PB15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の表面上に塗布された光重合性組
    成物層に光照射部からの光を照射することによって、そ
    の光重合性組成物層を光重合させて感圧性接着剤層を得
    る感圧性接着シートの製造方法において、 前記支持体の光重合性組成物層と前記光照射部との間に
    介在させた光透過性フィルムを、前記光重合性組成物層
    に対して非接触で移動させながら、この光透過性フィル
    ムと光重合性組成物層との間に不活性ガスを供給するよ
    うにして、前記光透過性フィルムを透過した光を光重合
    性組成物層に照射するとともに、前記光を照射する過程
    で前記光重合性組成物層を冷却することを特徴とする感
    圧性接着シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の感圧性接着シートの製
    造方法において、 冷却用液体を支持体に吹き付けて前記光重合性組成物層
    を冷却する感圧性接着シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の感圧性接着シートの製
    造方法において、 冷却用ガスを支持体に吹き付けて前記光重合性組成物層
    を冷却する感圧性接着シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の感圧性接着シートの製
    造方法において、 冷媒を循環させた冷却プレートを支持体に接触させて前
    記光重合性組成物層を冷却する感圧性接着シートの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の感圧性接着シートの製
    造方法において、 冷媒を循環させた冷却ロールを支持体に接触させて前記
    光重合性組成物層を冷却する感圧性接着シートの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の感圧性接着シートの製
    造方法において、 冷却ユニットで冷却された冷却コンベアを支持体に接触
    させて前記光重合性組成物層を冷却する感圧性接着シー
    トの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の感圧性接着シートの製
    造方法において、 前記光透過性フィルムと光重合性組成物層との間に冷却
    した不活性ガスを供給して前記光重合性組成物層を冷却
    する感圧性接着シートの製造方法。
  8. 【請求項8】 支持体の表面上に塗布された光重合性組
    成物層に光照射部からの光を照射することによって、そ
    の光重合性組成物層を光重合させて感圧性接着剤層を得
    る感圧性接着シートの製造装置において、 前記支持体の光重合性組成物層と前記光照射部との間に
    介在させた光透過性フィルムを、前記光重合性組成物層
    に対して非接触で移動させる移動手段と、 前記光透過性フィルムと光重合性組成物層との間に不活
    性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、 前記光重合性組成物層に光を照射する際に、光重合性組
    成物層を冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とする
    感圧性接着シートの製造装置。
JP2001224177A 2001-07-25 2001-07-25 感圧性接着シートの製造方法およびその装置 Expired - Fee Related JP4646457B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224177A JP4646457B2 (ja) 2001-07-25 2001-07-25 感圧性接着シートの製造方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001224177A JP4646457B2 (ja) 2001-07-25 2001-07-25 感圧性接着シートの製造方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003034778A true JP2003034778A (ja) 2003-02-07
JP4646457B2 JP4646457B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=19057387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001224177A Expired - Fee Related JP4646457B2 (ja) 2001-07-25 2001-07-25 感圧性接着シートの製造方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4646457B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120903A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Nitto Denko Corp 加熱発泡型再剥離性アクリル系粘着テープ又はシート
JP2012082433A (ja) * 2011-12-02 2012-04-26 Nitto Denko Corp 加熱発泡型再剥離性アクリル系粘着テープ又はシート
EP2543710A1 (en) * 2011-07-08 2013-01-09 Nitto Denko Corporation Method and apparatus for producing pressure-sensitive adhesive sheet
US8808811B2 (en) 2009-04-15 2014-08-19 3M Innovative Properties Company Process and apparatus for a nanovoided article
US8850715B2 (en) * 2006-09-07 2014-10-07 Eisenmann Ag Process and installation for drying articles
US9464179B2 (en) 2009-04-15 2016-10-11 3M Innovative Properties Company Process and apparatus for a nanovoided article
KR20180078404A (ko) * 2016-12-29 2018-07-10 주식회사 영우 자외선 경화 반응열의 제어를 위한 점착 테이프의 제조방법 및 점착 테이프
KR20180078405A (ko) * 2016-12-29 2018-07-10 주식회사 영우 경화수축율이 작은 자외선 경화형 점착 조성물을 포함하는 점착 테이프 및 이의 제조방법
JP2020002298A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 東洋インキScホールディングス株式会社 硬化物の製造方法
JP2020046650A (ja) * 2019-04-15 2020-03-26 デクセリアルズ株式会社 画像表示装置の製造方法
JP2020046557A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 デクセリアルズ株式会社 画像表示装置の製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06504809A (ja) * 1991-02-28 1994-06-02 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー アクリルをベースとする組成物の製造のための多段照射及びこれにより製造した組成物
JP2000086984A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Nichiban Co Ltd 粘着シートの製造方法
JP2001047521A (ja) * 1999-08-12 2001-02-20 Teijin Seiki Co Ltd 光学的立体造形方法および装置
JP2002020706A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Nitto Denko Corp 感圧性接着シートの製造方法およびその装置
JP2002138258A (ja) * 2000-11-01 2002-05-14 Nitto Denko Corp 感圧性接着シートの製造方法およびその装置
JP2002146313A (ja) * 2000-11-08 2002-05-22 Nitto Denko Corp 感圧性接着シートの製造方法
JP2002322434A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Nitto Denko Corp 粘着シートおよびその製造方法
JP2002322435A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Nitto Denko Corp 粘着シートおよびその製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2918960B2 (ja) * 1990-02-28 1999-07-12 ランテクニカルサービス株式会社 紫外線硬化型素材の硬化方法及びその装置
JPH03285975A (ja) * 1990-03-31 1991-12-17 Sekisui Chem Co Ltd 感光性組成物の光重合室
JP2806599B2 (ja) * 1990-04-20 1998-09-30 積水化学工業株式会社 粘着フィルムまたはシートの製造方法
JPH0776329B2 (ja) * 1990-06-08 1995-08-16 積水化学工業株式会社 粘着テープまたはシートの製造方法
JPH0775668B2 (ja) * 1990-07-27 1995-08-16 積水化学工業株式会社 光照射装置
JPH05239417A (ja) * 1992-02-26 1993-09-17 Sekisui Chem Co Ltd 粘着フィルムまたはシートの製造装置
JPH10259361A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Sekisui Chem Co Ltd 粘着フィルムもしくはシートの製造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06504809A (ja) * 1991-02-28 1994-06-02 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー アクリルをベースとする組成物の製造のための多段照射及びこれにより製造した組成物
JP2000086984A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Nichiban Co Ltd 粘着シートの製造方法
JP2001047521A (ja) * 1999-08-12 2001-02-20 Teijin Seiki Co Ltd 光学的立体造形方法および装置
JP2002020706A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Nitto Denko Corp 感圧性接着シートの製造方法およびその装置
JP2002138258A (ja) * 2000-11-01 2002-05-14 Nitto Denko Corp 感圧性接着シートの製造方法およびその装置
JP2002146313A (ja) * 2000-11-08 2002-05-22 Nitto Denko Corp 感圧性接着シートの製造方法
JP2002322434A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Nitto Denko Corp 粘着シートおよびその製造方法
JP2002322435A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Nitto Denko Corp 粘着シートおよびその製造方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8850715B2 (en) * 2006-09-07 2014-10-07 Eisenmann Ag Process and installation for drying articles
JP2008120903A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Nitto Denko Corp 加熱発泡型再剥離性アクリル系粘着テープ又はシート
US8808811B2 (en) 2009-04-15 2014-08-19 3M Innovative Properties Company Process and apparatus for a nanovoided article
JP2015063689A (ja) * 2009-04-15 2015-04-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ナノ中空物品用プロセス及び装置
US9464179B2 (en) 2009-04-15 2016-10-11 3M Innovative Properties Company Process and apparatus for a nanovoided article
KR101679895B1 (ko) * 2009-04-15 2016-11-25 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 나노공극형 물품을 위한 방법 및 장치
EP2543710A1 (en) * 2011-07-08 2013-01-09 Nitto Denko Corporation Method and apparatus for producing pressure-sensitive adhesive sheet
JP2013018836A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Nitto Denko Corp 感圧性接着シートの製造方法およびその装置
JP2012082433A (ja) * 2011-12-02 2012-04-26 Nitto Denko Corp 加熱発泡型再剥離性アクリル系粘着テープ又はシート
KR20180078405A (ko) * 2016-12-29 2018-07-10 주식회사 영우 경화수축율이 작은 자외선 경화형 점착 조성물을 포함하는 점착 테이프 및 이의 제조방법
KR20180078404A (ko) * 2016-12-29 2018-07-10 주식회사 영우 자외선 경화 반응열의 제어를 위한 점착 테이프의 제조방법 및 점착 테이프
KR101907910B1 (ko) * 2016-12-29 2018-10-17 주식회사 영우 경화수축율이 작은 자외선 경화형 점착 조성물을 포함하는 점착 테이프 및 이의 제조방법
KR101918556B1 (ko) * 2016-12-29 2018-11-16 주식회사 영우 자외선 경화 반응열의 제어를 위한 점착 테이프의 제조방법 및 점착 테이프
JP2020002298A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 東洋インキScホールディングス株式会社 硬化物の製造方法
JP7056413B2 (ja) 2018-06-29 2022-04-19 東洋インキScホールディングス株式会社 硬化物の製造方法
JP2020046557A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 デクセリアルズ株式会社 画像表示装置の製造方法
CN110930864A (zh) * 2018-09-19 2020-03-27 迪睿合株式会社 图像显示装置的制造方法
CN110930864B (zh) * 2018-09-19 2023-05-05 迪睿合株式会社 图像显示装置的制造方法
TWI831835B (zh) * 2018-09-19 2024-02-11 日商迪睿合股份有限公司 圖像顯示裝置之製造方法
JP2020046650A (ja) * 2019-04-15 2020-03-26 デクセリアルズ株式会社 画像表示装置の製造方法
JP7160745B2 (ja) 2019-04-15 2022-10-25 デクセリアルズ株式会社 画像表示装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4646457B2 (ja) 2011-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003034778A (ja) 感圧性接着シートの製造方法およびその装置
US20140178599A1 (en) Methods of making detackified adhesive articles
US20100178431A1 (en) Method and device for the solvent-free production of acrylate adhesive masses
TWI378862B (en) Method of forming multi-layer films using corona treatments
JP5823786B2 (ja) 光反応生成物シートの製造方法およびその装置
JP2002530510A (ja) 感圧接着ラミネート、そのようなラミネートの初期剥離力を変更する方法及び装置
EP2543710B1 (en) Method and apparatus for producing pressure-sensitive adhesive sheet
JP4467169B2 (ja) 感圧性接着シートの製造方法およびその装置
US20140178681A1 (en) Methods of modulating tackiness
JP4197135B2 (ja) 光反応性組成物シートの製造方法および製造装置
US20140087087A1 (en) Method and apparatus for producing photoreaction product sheet
JP2014104440A (ja) 光反応生成物シートの製造方法およびその装置
JP2003145012A (ja) 光反応生成物シートの製造方法およびその装置
JPH01138210A (ja) アクリル系重合体ゲルの連続製造方法
JP5781464B2 (ja) 塗膜付きフィルムの製造方法
JP2004009422A (ja) 光反応生成物シートの製造方法およびその装置
JP2003155457A (ja) 感圧性接着シートの製造方法およびその装置
JP5483483B2 (ja) 光重合性アクリル系粘着シート類の製造方法
JP2002146313A (ja) 感圧性接着シートの製造方法
JP2002020706A (ja) 感圧性接着シートの製造方法およびその装置
JP2016007597A (ja) 光反応生成物シートの製造方法およびその装置
JP4986416B2 (ja) 光重合性アクリル系粘着シート類の製造方法および製造装置
JP2008265349A (ja) 光反応性組成物シートの製造方法および製造装置
JP2002322435A (ja) 粘着シートおよびその製造方法
JPH10259361A (ja) 粘着フィルムもしくはシートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20161217

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees