JP2003032966A - 電動モータ - Google Patents

電動モータ

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JP2003032966A
JP2003032966A JP2002135480A JP2002135480A JP2003032966A JP 2003032966 A JP2003032966 A JP 2003032966A JP 2002135480 A JP2002135480 A JP 2002135480A JP 2002135480 A JP2002135480 A JP 2002135480A JP 2003032966 A JP2003032966 A JP 2003032966A
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Wataru Mochizuki
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Atsushi Maeda
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Fumiaki Koshio
文明 古塩
Tomohiro Usami
知洋 宇佐美
Yoshiya Tabuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減らしてコストを低減した電動モ
ータを提供することと、設置の自由度を高めた電動モー
タを提供することにある。 【解決手段】 モータ本体1はヨーク3とこのヨーク3
の開口端を閉塞するフロントブラケット4とを有してい
る。フロントブラケット4はアルミニウム合金にて底付
き円筒状に形成されており、その内部にはブラシ17を
保持するブラシホルダユニット14が収容されている。
モータ本体1を制御するモータコントローラ19は通信
部、制御部およびドライバ部を有する電子回路として形
成されており、この電子回路はフロントブラケット4の
内周面に実装されている。また、このモータコントロー
ラ19を構成する電子回路をブラシホルダ上に実装する
ようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子回路により構成
される制御装置を有する電動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】電動モータは、電源から供給される電流
を機械的な回転運動に変換して出力する機器であり、ワ
イパなどの自動車用部品から、OA、AV機器などの民
生機器にいたるまで幅広く用いられている。
【0003】このような電動モータの一種であるブラシ
付き直流モータのモータ本体はヨークを有している。こ
のヨークの内周面には永久磁石が固定されており、ヨー
クの内部に磁束を供給するようになっている。また、ヨ
ーク内には、磁束中に位置して回転自在に電機子として
のロータが収容されており、このロータには複数のアマ
チュアコイルが設けられている。また、ロータの回転軸
には複数の整流子片が放射状に取り付けられた整流子が
軸着されており、この整流子にはブラシホルダに支持さ
れた複数のブラシが摺接されるようになっている。そし
て、これらのブラシに直流電流を供給することにより、
整流子により整流された電流がアマチュアコイルに供給
され、永久磁石の磁界中に位置するアマチュアコイルに
電磁力が発生してロータが回転されるようになってい
る。
【0004】このようなブラシ付き直流モータでは、モ
ータ本体には、その作動を制御するためのモータコント
ローラが接続されている。モータコントローラはモータ
本体とは別体に設けられており、その内部には電子回
路、例えば自動車に装備されるワイパ装置に用いられる
ブラシ付き直流モータの場合には、ロータの回転方向の
切り換えや間欠動作をさせるための平板状の配線基盤が
設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなブラシ付き
直流モータでは、モータコントローラはモータ本体とは
別体に設けられており、モータ本体に対してコネクタ等
を有する配線で接続されるようになっている。そのた
め、モータ本体以外にモータコントローラの筐体や配線
基板さらにコネクタや配線などの部品が必要となり、こ
のブラシ付き直流モータのコスト低減の妨げとなってい
た。
【0006】また、モータ本体の取り付け部とは別にモ
ータコントローラ取付部を確保しなければならないた
め、このブラシ付き直流モータの設置の自由度を狭める
ことになっていた。
【0007】本発明の目的は、部品点数を減らしてコス
トを低減した電動モータを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、設置の自由度を高め
た電動モータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電動モータは、
電気エネルギを機械的な回転エネルギに変換する電動モ
ータであって、磁束を供給する界磁システムとアマチュ
アコイルが設けられた電機子とを収容するモータハウジ
ングを有するモータ本体と、前記モータハウジングの内
部に設けられ、前記モータ本体を制御する電子回路が形
成された制御装置とを有することを特徴とする。
【0010】本発明の電動モータは、前記電子回路を前
記モータハウジングの内周面に形成したことを特徴とす
る。
【0011】本発明の電動モータは、前記モータハウジ
ングを底付き円筒状に形成された継鉄と前記継鉄の開口
端に取り付けられる底付き円筒状に形成された蓋部材と
により形成し、前記電子回路を前記蓋部材の内周面に形
成したことを特徴とする。
【0012】本発明の電動モータは、前記蓋部材が放熱
性材料により形成されていることを特徴とする。
【0013】本発明の電動モータは、前記蓋部材に取り
付けられるブラシホルダと、前記ブラシホルダに固定さ
れ前記蓋部材と対向する位置に接続端子が設けられたブ
ラシ保持部と、前記ブラシ保持部に支持されて前記電機
子の回転軸に軸着された整流子と摺接するブラシとを有
し、前記ブラシホルダを前記蓋部材に取り付けることに
より前記接続端子と前記電子回路とが接続されることを
特徴とする。
【0014】本発明の電動モータは、前記電機子が固定
され、前記モータハウジングに回転自在に支持された回
転軸と、前記回転軸に軸着され、前記アマチュアコイル
と接続された整流子と、前記モータハウジングの内部に
設けられ、前記整流子に摺接するブラシを保持するブラ
シホルダとを有し、前記電子回路を前記ブラシホルダに
設けたことを特徴とする。
【0015】本発明の電動モータは、前記ブラシホルダ
を底付き円筒状に形成し、前記電子回路を前記ブラシホ
ルダの外周面もしくは底面の少なくとも何れか一方に設
けたことを特徴とする。
【0016】本発明の電動モータは、前記ブラシホルダ
が放熱性および耐電磁性を有する材料により形成されて
いることを特徴とする。
【0017】本発明の電動モータは、前記ブラシホルダ
を金属板にて形成し、前記ブラシホルダが樹脂にて覆わ
れていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態であるブラシ付
き直流モータを示す断面図であり、図2は図1に示すブ
ラシ付き直流モータのA−A断面を示す断面図である。
また、図3は図1に示すブラシ付き直流モータの作動を
制御するモータコントローラの制御体系を示す電子回路
ブロック図であり、図4は図3に示すモータコントロー
ラが実装されたフロントブラケットを示す斜視図であ
る。
【0020】図1に示す電動モータとしてのブラシ付き
直流モータは、自動車に装備されるワイパ装置に用いら
れるものであり、このブラシ付き直流モータのモータ本
体1はモータハウジング2を有している。このモータハ
ウジング2は継鉄としてのヨーク3を有しており、この
ヨーク3は深絞り鋼板をプレスで絞ることにより底付き
円筒状に形成されている。また、ヨーク3の開口端には
図示しない締結部材により蓋部材としてのフロントブラ
ケット4が取り付けられている。このフロントブラケッ
ト4は放熱性材料としてのアルミニウム合金製となって
おり、ダイキャストにより底付き円筒状に形成されてい
る。なお、本実施の形態においては、フロントブラケッ
ト4はアルミニウム合金にて形成されているが、これに
限らず、放熱性を有する材料であれば他の金属や樹脂等
にて形成するようにしてもよい。
【0021】ヨーク3の内周面には互いに異なる磁極を
向かい合わせて配置された界磁システムとしての2つの
セグメント形の永久磁石5,6が収容されており、ヨー
ク3の内部に磁束が供給されるようになっている。この
磁束中に位置して、ヨーク3の内部には電機子としての
アマチュア7が収容されている。アマチュア7は回転軸
としてのシャフト8を有しており、シャフト8はヨーク
3の底部3aとフロントブラケット4に形成された貫通
孔4aとに設けられた自動調心形の軸受9,10に支持
されている。これにより、アマチュア7はヨーク3内で
回転自在となっている。そして、シャフト8の先端は貫
通孔4aから外部に突出し、図示しない減速機構を介し
て図示しないワイパ軸に接続されている。
【0022】シャフト8には多数のアマチュア抜板を積
み重ねて形成されたアマチュアコア11が軸着されてお
り、このアマチュアコア11の外周には12個のスロッ
ト11aが形成されている。これらのスロット11aに
は、それぞれ表面が絶縁処理された銅線が巻き付けられ
てアマチュアコイル12が形成されている。なお、本実
施の形態においてはアマチュアコア11の外周には12
個のスロット11aが形成されているが、これに限ら
ず、モータ本体1の仕様に応じて任意の個数とすること
ができる。
【0023】また、シャフト8には、アマチュアコア1
1の図中左側に位置して整流子としてのコミュテータ1
3が軸着されている。このコミュテータ13はシャフト
8に固定された胴部13aとこの胴部13aの外周に放
射状に配置された整流子片13bとにより構成されてお
り、それぞれの整流子片13bはアマチュアコイル12
に接続されている。
【0024】フロントブラケット4の内部には底付き円
筒状に形成されたブラシホルダとしてのブラシホルダユ
ニット14が取り付けられており、このブラシホルダユ
ニット14には2つのブラシ保持部15が固定されてい
る。これらのブラシ保持部15は、それぞれスプリング
16によりコミュテータ13の整流子片13bに向けて
付勢された状態で摺接するブラシ17を支持している。
つまり、ブラシ17はブラシ保持部15を介してブラシ
ホルダユニット14に保持されている。また、それぞれ
のブラシ保持部15のフロントブラケット4の内周面と
対向する位置には、それぞれフロントブラケット4の径
方向に弾性変形可能に形成された接続端子18が設けら
れており、これらの接続端子18はそれぞれブラシ17
に対して電気的に接続されている。したがって、接続端
子18に電流を供給すると、それぞれのブラシ17とコ
ミュテータ13とを介して整流された電流が磁束中に位
置するアマチュアコイル12に流れることになり、フレ
ミングの左手の法則によりアマチュア7に回転力が発生
することになる。つまり、アマチュアコイル12に供給
される電気エネルギはアマチュア7の機械的な回転エネ
ルギに変換されることになる。なお、本実施の形態にお
いては、ブラシ保持部15に支持されるブラシ17は2
つ設けられているがこれに限らず、複数個であればいく
つであってもよい。
【0025】アマチュア7の回転は図示しない減速機構
を介してワイパ軸に伝達されるようになっている。その
ため、ワイパ軸を揺動運動させるためには、それぞれの
ブラシ17に供給する電流の方向を所定のタイミングで
切り換えることが必要であり、また、ワイパ装置を一定
間隔で作動させる間欠動作を行う際には、それぞれのブ
ラシ17に電流を供給するタイミングを調整する必要が
ある。
【0026】そのため、フロントブラケット4の内部に
はモータ本体1を制御する制御装置としてのモータコン
トローラ19が設けられている。つまり、このモータコ
ントローラ19により、モータ本体1に供給する電流つ
まりアマチュアコイル12に供給する電流が制御される
ようになっている。
【0027】図3に示すように、このモータコントロー
ラ19は通信部20と制御部21およびドライバ部22
を有しており、これらのモータコントローラ19を構成
する各部は電子回路により形成されている。これらの電
子回路は、図4に示すように、フロントブラケット4の
内周面に形成された絶縁層23上に形成された配線に電
子部品を実装することにより形成されている。また、そ
れぞれのブラシ保持部15に取り付けられた接続端子1
8は、ブラシホルダユニット14をフロントブラケット
4に取り付けることにより、モータコントローラ19の
ドライバ部22を形成する電子回路と接触するようにな
っている。
【0028】このように、ブラシ付き直流モータのモー
タコントローラ19はフロントブラケット4の内周面に
設けられているので、モータコントローラ19とモータ
本体1とを接続するコネクタや配線等、さらにモータコ
ントローラ19を構成する本体の筐体や配線基板などが
不要となる。したがって、このブラシ付き直流モータの
部品点数は減少することになり、そのコストを低減する
ことができる。
【0029】また、モータコントローラ19はモータ本
体1に内蔵されることになるので、自動車の限られたス
ペース内において、モータコントローラ19の取付部を
別途考慮する必要がない。したがって、このブラシ付き
直流モータの設置の自由度が高められることになる。
【0030】さらに、フロントブラケット4はアルミニ
ウム合金により形成されているため、その放熱性が高
い。したがって、フロントブラケット4に実装された電
子回路の放熱性は向上されることになり、放熱構造を簡
素化してこのブラシ付き直流モータを小型化することが
できる。
【0031】さらに、それぞれのブラシ17とモータコ
ントローラ19とは、ブラシホルダユニット14をフロ
ントブラケット4に取り付けることにより、それぞれの
接続端子18を介して接続されることになる。したがっ
て、従来のようにそれぞれのブラシ17とモータコント
ローラ19とを接続するための溶接作業等が不要とな
り、このブラシ付き直流モータの組み立て工数を低減す
ることができる。さらに、それぞれのブラシ17に発生
する熱は接続端子18を介してフロントブラケット4に
放熱されることになるため、ブラシ17の特性や寿命が
向上することになる。
【0032】モータコントローラ19の通信部20はフ
ロントブラケット4に形成された接続部4bを介してE
CU(エレクトロニックコントロールユニット)24と
接続されており、このECU24には図示しないワイパ
スイッチからの動作指令が入力されるようになってい
る。したがって、通信部20に接続された制御部21に
は、図示しないワイパスイッチからの動作指令すなわ
ち、ワイパ装置の停止と始動および間欠動作の作動指令
が、ECU24と通信部20とを介して入力されるよう
になっている。
【0033】制御部21には制御部本体25とプリドラ
イバ26とが設けられており、ECU24からの作動指
令を受けた制御部本体25は、この作動指令に応じた所
定のゲート信号Gを発するようにプリドライバ26を制
御することになる。
【0034】ドライバ部22を構成する4つのパワース
イッチング素子27〜30はブリッジ回路を構成してお
り、この回路には車両に搭載されたバッテリ31に接続
されている。これらのパワースイッチング素子27〜3
0はゲート信号Gが入力されると通電可能な状態とな
り、したがって、プリドライバ26からのゲート信号G
が入力されるパワースイッチング素子を、それぞれパワ
ースイッチング素子27とパワースイッチング素子30
もしくはパワースイッチング素子28とパワースイッチ
ング素子29とに切り換えることにより、ドライバ部2
2から出力する電流の方向を切り換えることができる。
また、全てのパワースイッチング素子27〜30を通電
不能とすることで、それぞれのブラシ17への電流の供
給を停止することができる。これらのパワースイッチン
グ素子としては、トランジスタやサイリスタ等を用いる
ようにしてもよい。
【0035】ドライバ部22の電子回路には、それぞれ
のブラシ保持部15に取り付けられた接続端子18に接
触するようになっており、この接触点においてドライバ
部22から出力される電流がブラシ17に供給されるよ
うになっている。したがって、ECU24からの作動指
令にしたがって発せられるゲート信号Gにより、このド
ライバ部22からブラシ17に向けて、所定の方向に制
御された電流が供給されることになる。また、これらの
パワースイッチング素子27〜30の作動状態は随時制
御部本体25に向けてフィードバックされている。
【0036】このように、このモータコントローラ19
により、ブラシ17を介してアマチュアコイル12に供
給される電流を制御することにより、モータ本体1が制
御されることになる。つまり、モータコントローラ19
によりこのブラシ付き直流モータの回転を制御して、ワ
イパ装置に所定の動作を行わせることができる。
【0037】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態
では、本発明を自動車のワイパ装置に用いられるブラシ
付き直流モータに適用した場合を示しているが、これに
限らず、ブラシレス直流モータやACモータなど、制御
装置を有する電動モータであればいずれのものに適用し
てもよい。
【0038】図5は本発明の他の実施の形態であるブラ
シ付き直流モータを示す断面図であり、図6は図5に示
すブラシホルダの詳細を示す一部切欠斜視図である。な
お、図5、図6においては、前述した部材に対応する部
材には同一の符号が付されている。
【0039】図5に示すブラシ付き直流モータのモータ
本体32は、その基本的な構造においては図1に示すブ
ラシ付き直流モータと同様となっている。そして、図5
に示すブラシ付き直流モータでは、図1に示すブラシ付
き直流モータにおいてフロントブラケット4の内周面に
実装されていたモータコントローラ19をブラシホルダ
ユニット33を構成するブラシホルダ34に設けるよう
にしている。
【0040】図5に示すように、モータ本体32におけ
るブラシホルダユニット33はフロントブラケット4の
内部に設けられている。このブラシホルダユニット33
は、図6にその詳細を示すように、放熱性および耐電磁
性を有する材料としての金属板を絞り加工することによ
り底付き円筒状に形成されたブラシホルダ34とブラシ
ホルダ34を覆うように形成された樹脂部35とにより
形成されている。なお、本実施の形態においては、ブラ
シホルダ34は金属板にて形成されているが、これに限
らず、放熱性および耐電磁性を有する材料であれば他の
金属や樹脂等により形成するようにしてもよい。
【0041】ブラシホルダユニット33の外径寸法はフ
ロントブラケット4の内径寸法とほぼ同等に形成され、
また、フロントブラケット4との取付部やフロントブラ
ケット4に形成された接続部4bへの嵌め込み部などが
形成されている。したがって、このブラシホルダユニッ
ト33をフロントブラケット4に組み付ける際の位置決
めは容易となり、このブラシホルダ34のモータ本体3
2に対する組付性が向上している。
【0042】モータコントローラ19としては、図1に
示すブラシ付き直流モータの場合と同様なものが用いら
れている。つまり、モータコントローラ19は、図3に
示すように、通信部20と制御部21とドライバ部22
とを有しており、これらのモータコントローラ19を構
成する各部は電子回路により形成されている。そして、
これらの電子回路は、図6に示すように、ブラシホルダ
34の外周面34aおよび底面34b上に形成されて樹
脂部35の内部に位置してブラシホルダユニット33と
一体となっている。また、ブラシホルダ34と電子回路
との間には絶縁層36が形成されており、ブラシホルダ
34と電子回路とは互い電気的に絶縁されている。な
お、本実施の形態においては、モータコントローラ19
はブラシホルダ34の外周面34aおよび底面34b上
に形成されているが、これに限らず、外周面34aと底
面34bとのいずれか一方にのみ形成するようにしても
よい。
【0043】このように、ブラシ付き直流モータのモー
タコントローラ19はモータハウジング2の内部に位置
するブラシホルダ34上に設けられているため、モータ
コントローラ19とモータ本体32とを接続するコネク
タや配線等、さらにモータコントローラ19を構成する
本体の筐体や配線基板などが不要となる。したがって、
このブラシ付き直流モータの部品点数は減少することに
なり、そのコストが低減することになる。
【0044】また、モータコントローラ19はモータ本
体32に内蔵されることになるので、自動車の限られた
スペース内において、モータコントローラ19の取付部
を別途考慮する必要がない。したがって、このブラシ付
き直流モータの設置の自由度が高められることになる。
【0045】さらに、ブラシホルダ34は底付き円筒状
に形成されているので、電子回路をその底面34b上だ
けではなく外周面34aにも形成することができる。し
たがって、ブラシホルダ34上における電子回路の実装
面を増加することができ、より複雑な電子回路を形成す
ることができる。
【0046】さらに、ブラシホルダ34とモータコント
ローラ19とは一体に樹脂成形されてブラシホルダユニ
ット33とされているので、ブラシホルダユニット33
の外部形状を従来のブラシ付き直流モータのブラシホル
ダと同様な形状とすることにより、従来のブラシ付き直
流モータに容易にこの発明を適用することができる。
【0047】さらに、ブラシホルダ34を金属製とした
ことにより、整流子片13bとブラシ17との摺接面か
ら発生する整流ノイズやアマチュア7による回転磁界の
放射ノイズはブラシホルダ34により遮蔽されることに
なる。したがって、モータコントローラ19を構成する
電子部品に対するノイズの影響は低減され、モータコン
トローラ19の誤作動が防止されることになる。また、
この整流ノイズが外部に放射されることを防ぐことにも
なる。
【0048】ブラシホルダ34のコミュテータ13と対
向する位置には磁気センサ37が取り付けられており、
コミュテータ13の先端には磁石38が取り付けられて
いる。磁気センサ37はモータコントローラ19の電子
回路に接続されており、アマチュア7と一体に回転する
磁石38に反応して、このブラシ付き直流モータの回転
数を検出することができるようになっている。磁気セン
サ37により検出された回転数は、随時制御部本体25
に向けてフィードバックされるようになっており、より
精度の高い制御を可能としている。このような構造とす
ることにより、モータ本体32の外形寸法を変えずにア
マチュア7の回転数を検出するセンサ機能を付加するこ
とができる。また、この磁気センサ37および磁石38
の数を増減させることにより、インクリメンタル型やア
ブソリュート型の選択が容易に可能となる。なお、本実
施の形態では磁気センサ37と磁石38とにより構成さ
れるセンサを用いているがこれに限らず、光学式のセン
サや接触式のセンサなど他の方式のセンサを用いてもよ
い。
【0049】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、従来、モータ本体とは
別体に設けられていた制御装置をモータ本体に内蔵する
ことができるため、制御装置の筐体や配線基板さらにコ
ネクタや配線などの部品が不要となり、この電動モータ
の部品点数を減らしてコストを低減することができる。
【0051】また、本発明によれば、制御装置はモータ
本体に内蔵されるため、制御装置の取付部を別に設ける
必要がなく、この電動モータの設置の自由度を高めるこ
とができる。
【0052】さらに、本発明によれば、制御装置の電子
回路は放熱性材料により形成された蓋部材の内周面に直
接構成されるので、電子回路の放熱性が向上することに
なり、放熱構造を簡素化してこの電動モータを小型化す
ることができる。また、電子回路や蓋部材の設計自由度
を向上することができる。
【0053】さらに、本発明によれば、ブラシホルダを
蓋部材に取り付けることにより接続端子と制御装置とが
接続されるので、溶接やコネクタ等が不要となり、この
電動モータの組み立て工数を低減することができる。ま
た、ブラシに発生する熱は蓋部材に放熱されることにな
り、ブラシの特性や寿命を向上することができる。
【0054】さらに、本発明によれば、制御装置をブラ
シホルダ上に設けてこれらを一体に樹脂成形したことに
より、従来のブラシ付き直流モータのブラシホルダとの
互換性を持たせることができるため、従来のブラシ付き
直流モータの形状を変更せずにこの発明を適用すること
ができる。また、蓋部材とブラシホルダとの組付性を向
上することができる。
【0055】さらに、本発明によれば、ブラシホルダを
底付き円筒状に形成したことにより、制御装置を構成す
る電子回路の実装面が増加することになるため、より複
雑な電子回路を形成することができる。
【0056】さらに、本発明によれば、ブラシホルダは
放熱性および耐電磁性を有する材料により形成されるの
で、整流子とブラシとの摺接面から発生する整流ノイズ
や電機子等による回転磁界の放射ノイズはこのブラシホ
ルダにより遮蔽されることになり、モータコントローラ
を構成する電子部品の誤作動や、この整流ノイズが外部
に放射されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるブラシ付き直流モー
タを示す断面図である。
【図2】図1に示すブラシ付き直流モータのA−A断面
を示す断面図である。
【図3】図1に示すブラシ付き直流モータの作動を制御
するモータコントローラの制御体系を示す電子回路ブロ
ック図である。
【図4】図3に示すモータコントローラが実装されたフ
ロントブラケットを示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施の形態であるブラシ付き直流
モータを示す断面図である。
【図6】図5に示すブラシホルダの詳細を示す一部切欠
斜視図である。
【符号の説明】
1 モータ本体 2 モータハウジング 3 ヨーク 3a 底部 4 フロントブラケット 4a 貫通孔 4b 接続部 5,6 永久磁石 7 アマチュア 8 シャフト 9,10 軸受 11 アマチュアコア 11a スロット 12 アマチュアコイル 13 コミュテータ 13a 胴部 13b 整流子片 14 ブラシホルダユニット 15 ブラシ保持部 16 スプリング 17 ブラシ 18 接続端子 19 モータコントローラ 20 通信部 21 制御部 22 ドライバ部 23 絶縁層 24 ECU 25 制御部本体 26 プリドライバ 27〜30 パワースイッチング素子 31 バッテリ 32 モータ本体 33 ブラシホルダユニット 34 ブラシホルダ 34a 外周面 34b 底面 35 樹脂部 36 絶縁層 37 磁気センサ 38 磁石 G ゲート信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 13/00 H02K 23/00 A 23/00 23/66 Z 23/66 11/00 X (72)発明者 望月 亘 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内 (72)発明者 前田 篤志 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内 (72)発明者 古塩 文明 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内 (72)発明者 宇佐美 知洋 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内 (72)発明者 田吹 佳也 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内 Fターム(参考) 5H605 AA07 BB05 BB09 CC01 CC02 CC06 CC07 CC10 DD05 DD11 EA07 EA25 EC08 EC20 FF01 FF03 FF06 GG04 GG06 GG12 5H611 AA01 AA09 BB01 BB03 PP05 QQ01 RR02 RR04 TT01 UA04 UA07 UB00 UB01 5H613 AA01 BB04 BB15 BB27 GA13 GA14 GB02 GB05 GB17 KK02 KK03 KK05 PP03 5H623 AA08 AA10 BB07 GG13 GG16 JJ16 JJ20 LL02 LL14 LL16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気エネルギを機械的な回転エネルギに
    変換する電動モータであって、 磁束を供給する界磁システムとアマチュアコイルが設け
    られた電機子とを収容するモータハウジングを有するモ
    ータ本体と、 前記モータハウジングの内部に設けられ、前記モータ本
    体を制御する電子回路が形成された制御装置とを有する
    ことを特徴とする電動モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動モータにおいて、前
    記電子回路を前記モータハウジングの内周面に形成した
    ことを特徴とする電動モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電動モータにお
    いて、前記モータハウジングを底付き円筒状に形成され
    た継鉄と前記継鉄の開口端に取り付けられる底付き円筒
    状に形成された蓋部材とにより形成し、前記電子回路を
    前記蓋部材の内周面に形成したことを特徴とする電動モ
    ータ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電動モータにおいて、前
    記蓋部材が放熱性材料により形成されていることを特徴
    とする電動モータ。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の電動モータにおいて、前
    記蓋部材に取り付けられるブラシホルダと、前記ブラシ
    ホルダに固定され前記蓋部材と対向する位置に接続端子
    が設けられたブラシ保持部と、前記ブラシ保持部に支持
    されて前記電機子の回転軸に軸着された整流子と摺接す
    るブラシとを有し、前記ブラシホルダを前記蓋部材に取
    り付けることにより前記接続端子と前記電子回路とが接
    続されることを特徴とする電動モータ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電動モータにおいて、前
    記電機子が固定され、前記モータハウジングに回転自在
    に支持された回転軸と、前記回転軸に軸着され、前記ア
    マチュアコイルと接続された整流子と、前記モータハウ
    ジングの内部に設けられ、前記整流子に摺接するブラシ
    を保持するブラシホルダとを有し、前記電子回路を前記
    ブラシホルダに設けたことを特徴とする電動モータ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電動モータにおいて、前
    記ブラシホルダを底付き円筒状に形成し、前記電子回路
    を前記ブラシホルダの外周面もしくは底面の少なくとも
    何れか一方に設けたことを特徴とする電動モータ。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の電動モータにお
    いて、前記ブラシホルダが放熱性および耐電磁性を有す
    る材料により形成されていることを特徴とする電動モー
    タ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電動モータにおいて、前
    記ブラシホルダを金属板にて形成し、前記ブラシホルダ
    が樹脂にて覆われていることを特徴とする電動モータ。
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