JP2003032292A - 意味情報スイッチ、意味情報ルータ、方法、記録媒体、プログラム - Google Patents

意味情報スイッチ、意味情報ルータ、方法、記録媒体、プログラム

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JP2003032292A
JP2003032292A JP2001210850A JP2001210850A JP2003032292A JP 2003032292 A JP2003032292 A JP 2003032292A JP 2001210850 A JP2001210850 A JP 2001210850A JP 2001210850 A JP2001210850 A JP 2001210850A JP 2003032292 A JP2003032292 A JP 2003032292A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 意味情報ネットワークの構成要素であって、
効果的なイベント転送の設立や解除、転送制御を行なう
ための意味情報スイッチ、意味情報ルータ、方法、記録
媒体、プログラムを提供する。 【解決手段】 意味情報ネットワークのネットワーク構
成要素には、意味情報スイッチ(SI-SW)、意味情報ルー
タ(SI-R)、意味情報ゲートウエイ(SI-GW)、イベントプ
レース、セッションなどがある。SI-SWは、フィルタと
して登録された意味情報と、イベントに付与された意味
情報を照合し、合致したイベント受信エンティティを起
動する。SI-Rは、SI-SW間の経路を選択し、エンティテ
ィたる端末から送信されたイベントを他のSI-SWに転送
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、意味情報ネットワ
ークの構成要素であって、イベント転送の設立や解除、
転送制御を行なうための意味情報スイッチ、意味情報ル
ータ、方法、記録媒体、プログラムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来ネットワークは、図21に示すネッ
トワークモデルにより概念的に表現される。図21にお
いて、各端末は、端末アドレス(例えば、ネットワーク
アドレスとホストアドレス)を自身の識別子としてネッ
トワークに登録する。一方、送信端末は、図22に示す
宛先アドレス(送信先の端末アドレス)とデータから構
成されるイベント(パケット)をネットワークに送出す
る。すなわち、従来の情報ネットワークの基本概念は、
宛先アドレスに基づいて、イベントを目的地まで正しく
配送することにある。
【0003】このネットワークを用いて、提案型サービ
ス(ユーザ毎にパーソナライズされた情報を提案するパ
ーソナライズ情報提案サービス、および、検索サービス
などのイエローページサービス)を実現する場合を考え
る。従来は、パーソナライズ情報提案サービスを実現す
るために、図23に示すような集中型のサーバシステム
(ブローカ)を常に介在させる必要がある。同様に、イ
エローページサービスにおいても、検索サービスと呼ば
れるブローカを前提とする必要がある。このようなブロ
ーカを介した中央集権的なビジネスモデルを、ブローカ
モデルと呼ぶ。このブローカモデルでは、ブローカ(仲
介者)が情報提供者とユーザを結びつける役割を担う。
すなわち、ブローカを介してのみユーザと情報提供者が
出会うことが可能である。
【0004】図24を用いて,上記ブローカモデルの詳
細な説明を行う。図24に示すように、エンドユーザ
(図中ではコンシューマ101)、情報提供者(コンテ
ンツプロバイダ102)に加えて、サービスプロバイダ
(コンテンツ情報プロバイダ)103の3つのビジネス
ロールから構成されるビジネスモデルにおいて、サービ
スプロバイダ103は、情報提供者(コンテンツプロバ
イダ102)から登録されるコンテンツ情報、及びエン
ドユーザ(コンシューマ101)から登録されるエンド
ユーザ嗜好情報を管理するとともに、登録されたコンテ
ンツ情報とエンドユーザ嗜好情報を照合することによ
り、エンドユーザ(コンシューマ101)に相応しいコ
ンテンツを提案する提案型サービスとして実現されてい
た。このようなサービスプロバイダがブローカに相当す
る。
【0005】具体的なサービスとしては、ヤフー(Ya
hoo)等の検索サービス、トレーディングサービス、
エンドユーザの直接的な介在なしに、エンドユーザの興
味に合致するコンテンツを提案するパーソナライズ情報
提案サービスがある。これらのサービスは、図25に示
すように、ネットワーク網109、もしくはコンテンツ
流通網110上に存在する個々のサービスプロバイダ1
03において、それぞれ一体型のサービスシステム(サ
ービスアプリケーション)として実現されていた。
【0006】これらに起因して、ブローカモデルでは、
次のような問題点があった。 (1) 情報提供者(コンテンツプロバイダ102)
が、第三者を介在せずにエンドユーザ(コンシューマ1
01)に対してコンテンツ情報をアナウンスする手段が
存在しなかったため、情報提供者(コンテンツプロバイ
ダ102)自身がコンテンツ情報を流通させる情報提供
者(コンテンツプロバイダ)主導型の御用聞き社会を実
現することができなかった。すなわち、コンテンツの提
供元である情報提供者(コンテンツプロバイダ102)
は、第三者を介在することなく自身のポリシでコンテン
ツ情報を流通させることができなかった。 (2)サービスプロバイダ103の提案サービスを享受
するためには、サービスプロバイダ103の存在、位
置、及びアクセス方法を、エンドユーザ(コンシューマ
101)が明示的に認識しなければならなかった。
【0007】(3)異なるサービスプロバイダ103間
で、コンテンツ、コンテンツ情報、エンドユーザ嗜好情
報を共有することを容易に実現できなかった。これまで
は、個々のサービスプロバイダ103間で事前に取り決
めたプロトコルに従って、情報のやり取りを行うことに
より、情報を共有していた。 (4)サービスプロバイダ103におけるコンテンツ情
報及びエンドユーザ嗜好情報の集中管理に起因して、ス
ケラビリティの高いシステムを構築することが容易では
なかった。これまでは、コンテンツ情報及びエンドユー
ザ嗜好情報を管理するサーバシステムを複数用意する等
の古典的な手法が用いられてきた。
【0008】ところで、WWW(World Wide
Web)、CORBAなどの分散処理技術は、異機種分
散システム上に分散配置されたコンテンツを居ながらに
して簡単に入手できる環境を提供するとともに、誰もが
容易にコンテンツ提供者になれることを可能にした。そ
の反面、世界中に氾濫する膨大なコンテンツの中から、
エンドユーザが所望するコンテンツを見つけ出すことは
容易でなく、そのための実現技術の早期確立が望まれて
いる。このような事情や上記ブローカモデルの問題点に
鑑み、情報提供者(コンテンツプロバイダ)が、ブロー
カの存在を仮定することなく自身のコンテンツに相応し
いエンドユーザに対して、直接コンテンツを提供するこ
とが可能な非ブローカモデルを提唱した。
【0009】非ブローカモデルの実現技術として、Gn
utella,SUNによる発明(US Patent 5,870,60
5:文献1)、NECによる発明(特願平11−328
654:文献2)がある。Gnutellaは,P2P
(Peer-to-Peer)インタラクションモデルに基づいて、
インターネット上に分散する不特定多数のエンティティ
(情報)の中から、特定のエンティティを探索・発見す
るネットワークである。なお、Gnutellaではエ
ンティティのことをサーバントとも呼ぶ。すなわち、個
々の情報提供者がメタデータ(メタファイル)を超分散
管理し、メタファイル間(メタファイルが格納されてい
るホスト間)に任意のコネクションを設定することによ
り、情報提供者のみでメタデータに関する超分散データ
ベースを構築する。そして、情報提供者同士が互いに分
散協調することにより、ブローカを必要としない、メタ
データの検索ネットワークの構築を可能にした。しかし
ながら、消費者からの検索要求パケットが、コネクショ
ンに基づいて全ての情報提供者に対してブロードキャス
トされる。すなわち、P2P方式のインタラクション
を、コネクション情報に基づき、全てのホストに対して
繰り返すため、ホスト数や扱うメタデータ種別の増加に
比例して、不要なトラフィックが増大し、スケラビリテ
ィが極端に低下する問題がある。さらに、スケラビリテ
ィのみでなく、相互運用性、情報共有性、拡張性、セキ
ュリティ、プライバシなどの面においても問題を有して
いる。
【0010】文献1は,内容ベースのルーティングを行
うネットワークシステムによって、情報提供者(Pub
lisher)とユーザ(Subscriber)が互
いに相手に関する知識を有していない状況において,情
報の要求と利用をブローカ不在で可能とする方法を示し
た。しかしながら、不要なイベント転送を抑止するよう
なルーティングの仕組みを有していないため、スケラビ
リティに問題がある。さらに、テリトリ間のオントロジ
(イベント辞書を変換する仕組みなど)を有していない
ため、相互運用性、情報共有性、拡張性などの面におい
ても問題を有している。すなわち、文献1では、共通の
イベント辞書(event dictionary)を共有するテリトリ
を規定しているが、テリトリの実現方法や、異なるテリ
トリ間で情報を共有するための方法が明確化されていな
い。そのため、テリトリに関しては具体的実現性の記述
に乏しい。
【0011】文献2は、特定の宛先アドレスを有するパ
ケットのみならず、関心領域の指定を含むだけのパケッ
トもルーティングすることが可能な情報ルーティングを
提案している。情報ルーティングによって,ブローカを
必要としない探索が実現できる。しかしながら、オント
ロジ体系の一意性やイベントの波及範囲を限定するイベ
ントプレース、ゲートウェイ、セッションという概念が
ない。そのため、スケラビリティ、セキュリティ、プラ
イバシ、相互運用性、情報共有性、拡張性などの面にお
いて問題を有している。
【0012】このように,従来の非ブローカモデルの実
現技術は、大きく分けて以下の4つの課題を有してい
る。 ○セキュリティとプライバシの保護の欠如 ・情報を流通させる範囲を限定する機構がない。つま
り、イベントの波及先の限定が行えない。そのために、
ネットワークに接続している人であれば誰でも情報を見
ることが可能になる。 ・また、情報の終端点が、エンドユーザの端末となり、
外部からこれを参照する。そのために、外部に公開を望
まない情報の載っている端末であっても、ネットワーク
に接続する場合は、情報を公開する可能性がある。 ・セッションの概念がないため、イベント送受信端末の
みでのネットワーク構築はできるが、ネットワークプロ
バイダとイベント送受信者を分離できない。
【0013】○相互運用性の欠如 ・意味情報体系(オントロジ体系)が異なる領域を作る
場合は、それらの領域を接続する仕組みを有していない
ため、それらの間でのイベントの共有ができない。 ・必要なイベントのみの転送ができない。 ○拡張性の欠如 ・動的な機能の追加・削除が困難である。 ・ネットワーク規模を拡張することが容易でない。 ○スケラビリティの欠如 ・イベントの送受信者数の増大に対処できない。 ・意味情報種別(メタデータ種別)の増大に対処できな
い。 ・不要なイベント転送を抑止できない。
【0014】そこで、本出願人は、上述した非ブローカ
モデル以外の非ブローカモデルの実現技術として意味情
報ネットワーク(Semantic Information-Oriented Netwo
rk:SION )を提案した。なお、本出願人による意味情報
ネットワークを記載した文献は以下のものである。 ・星合隆成, 柴田弘:"御用聞き型情報提案のための自
律分散照合環境アーキテクチャとその性能評価", 電子
情報通信学会論文誌(D-I), Vol.J83-D-I, No.9, pp.100
1-1012 (2000-09). ・星合隆成、柴田弘、酒井隆道、小柳恵一:”意味情報
ネットワークアーキテクチャ: SIONアーキテクチャ”,
NTT R&D, Vol.50, No.3, pp.157-164(2001.3).
【0015】これらの文献で提案されているSIONは、意
味情報(メタデータ)に基づいてパケットを配送する自
律分散ネットワークであり、ネットワーク上に分散する
エンティティの中から、特定のエンティティを動的に探
索・発見することができる。SIONの概念を図26に示
す。図26と図21を比較すると明らかなように、SION
は、従来の宛先アドレス(誰に対して送信する)の代わ
りに、意味情報(どういう人に対して送信する)に基づ
くメタネットワークである。
【0016】ここで、意味情報ネットワークの概要を、
図27を参照して簡単に説明する。イベント受信者毎の
エンティティ22a、22b、22c(実際には端末
等)と、イベント送信者毎のエンティティ21a、22
b(実際には端末等)は、SION1を介して接続されてい
る。各エンティティ22(a、b、c)は、あらかじ
め、受信を希望するイベント(情報)の特性を示す意味
情報をフィルタとして各々登録しておく。エンティティ
21(a、b)は、イベントを送信することにより、SI
ON1に”刺激”を与える。ここでは、エンティティ21
aが刺激を与えたものとする。このイベントは、少なく
とも意味情報を含んでいる。SION1は、送信されたイベ
ントの意味情報と、登録された各フィルタを照合する。
送信されたイベントの意味情報と登録されたフィルタが
合致する場合、フィルタは”発火”し、当該イベントを
対応するエンティティ22に送信する。ここでは、エン
ティティ22bのフィルタが発火したものとする。フィ
ルタが発火すると、対応するエンティティ22bは自律
起動し、当該イベントを受信する。これにより、特定の
エンティティのみを探索、発見することができる。
【0017】SIONでは、SIONの構成要素を含めたすべて
のエンティティを自律分散協調させることにより、ネッ
トワークが構築される。SIONのネットワーク構成要素に
は、意味情報スイッチ(SI-SW)、意味情報ルータ(SI-
R)、意味情報ゲートウエイ(SI-GW)、イベントプレー
ス、セッションなどがある。SI-SWは、フィルタとして
登録された意味情報と、イベントに付与された意味情報
を照合し、その結果発火したイベント受信エンティティ
を起動する。SI-Rは、SI-SW間の経路を選択し、エンテ
ィティたる端末から送信されたイベントを他のSI-SWに
転送する。イベントプレースは、イベントの波及範囲で
ある。SI-GWは、イベントプレース間でイベントを転送
する。セッションはSI-SWとエンティティ間の接続関係
である。これらを必要に応じて組み合わせることによ
り、セキュアーでスケーラブルなP2Pネットワークをボ
トムアップアプローチで構築することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、SIONのネ
ットワークを自律分散協調させるためのネットワーク構
成要素を含めたエンティティの概念が提案されている。
しかし、その概念を実際に実現できる機能は、現在提案
されているものだけでは、効果的に特定のエンティティ
を探索・発見するためには不十分である。例えば、現在
提案されている概念では、イベント送受信条件の設定要
求や解除要求は、順次、自律的に波及(伝播)するとし
ている。しかし、イベント送受信条件の設定・解除要求
を受ける度、その要求を各ネットワーク構成要素等へ伝
播させると、ネットワークに負担がかかる。また例え
ば、イベント送受信経路の解除のとき、装置等の故障な
どにより、正規の手順を踏むことなく中継していた装置
等と通信できなくなった時どうするかという課題を解決
する技術的提案はまだない。本発明はこのような事情に
鑑みてなされたもので、意味情報ネットワークの構成要
素であって、効果的なイベント転送の設立や解除、転送
制御を行なうための意味情報スイッチ、意味情報ルー
タ、方法、記録媒体、プログラムを提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、ネットワーク上において、少なくともデータと、該
データのメタデータである意味情報と、該意味情報の語
彙概念であるイベントタイプとからなるイベントを、第
1の意味情報スイッチと、意味情報ルータを介して前記
第1の意味情報スイッチと接続された第2の意味情報ス
イッチとの間で共有する通信システムであって、前記第
1の意味情報スイッチは、イベントの取得条件を示すフ
ィルタの登録要求を送信し、前記意味情報ルータは、イ
ベントタイプ毎のカウンタであって前記第1の意味情報
スイッチから送信されたフィルタ内容に含まれるイベン
トタイプと同じイベントタイプのカウンタを増加させて
保持すると共に、前記受信したフィルタ内容に含まれる
イベントタイプと同じイベントタイプのカウンタが受信
した時点で初期値であった場合、前記受信したフィルタ
の登録要求を送信し、前期第2の意味情報スイッチは、
前記意味情報ルータから送信された登録要求の内容をフ
ィルタとして登録することを特徴とする。
【0020】また、請求項2に記載の発明は、ネットワ
ーク上において、少なくともデータと、該データのメタ
データである意味情報と、該意味情報の語彙概念である
イベントタイプとからなるイベントを、第1の意味情報
スイッチと、意味情報ルータを介して前記第1の意味情
報スイッチと接続された第2の意味情報スイッチとの間
でイベントを共有するためのフィルタ管理方法であっ
て、前記第1の意味情報スイッチは、イベントの取得条
件を示すフィルタの登録要求を送信する過程と、前記意
味情報ルータは、イベントタイプ毎のカウンタであって
前記第1の意味情報スイッチから送信されたフィルタ内
容に含まれるイベントタイプと同じイベントタイプのカ
ウンタを増加させて保持すると共に、前記受信したフィ
ルタ内容に含まれるイベントタイプと同じイベントタイ
プのカウンタが受信した時点で初期値であった場合、前
記受信したフィルタの登録要求を送信する過程と、前期
第2の意味情報スイッチは、前記意味情報ルータから送
信された登録要求の内容をフィルタとして登録する過程
とを特徴とする。
【0021】また、請求項3に記載の発明は、少なくと
もデータと、該データのメタデータである意味情報と、
該意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなる
イベントの取得条件を示すフィルタの登録要求を受信す
る制御要求受付部と、イベントタイプ毎にカウンタを保
持し、前記受信したフィルタ内容に含まれるイベントタ
イプと同じイベントタイプのカウンタを増加させて保持
するフィルタ登録情報管理部と、前記受信したフィルタ
内容に含まれるイベントタイプと同じイベントタイプの
カウンタが受信した時点で初期値であった場合、前記受
信したフィルタの登録要求を送信し登録要求の内容をフ
ィルタとして登録させる制御部と意味情報ルータであ
る。
【0022】また、請求項4に記載の発明は、少なくと
もデータと、該データのメタデータである意味情報と、
該意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなる
イベントの取得条件を示すフィルタの登録要求を受信す
る過程と、イベントタイプ毎にカウンタを保持し、前記
受信したフィルタ内容に含まれるイベントタイプと同じ
イベントタイプのカウンタを増加させて保持する過程
と、前記受信したフィルタ内容に含まれるイベントタイ
プと同じイベントタイプのカウンタが受信した時点で初
期値であった場合、前記受信したフィルタの登録要求を
送信し登録要求の内容をフィルタとして登録させる過程
とを特徴とするフィルタ管理方法である。
【0023】また、請求項5に記載の発明は、イベント
の取得条件を示すフィルタを管理するフィルタ管理プロ
グラムであって、少なくともデータと、該データのメタ
データである意味情報と、該意味情報の語彙概念である
イベントタイプとからなるイベントの取得条件を示すフ
ィルタの登録要求を受信するステップと、イベントタイ
プ毎にカウンタを保持し、前記受信したフィルタ内容に
含まれるイベントタイプと同じイベントタイプのカウン
タを増加させて保持するステップと、前記受信したフィ
ルタ内容に含まれるイベントタイプと同じイベントタイ
プのカウンタが受信した時点で初期値であった場合、前
記受信したフィルタの登録要求を送信し登録要求の内容
をフィルタとして登録させるステップとをコンピュータ
に実行させるためのフィルタ管理プログラムである。
【0024】これにより、イベントの通過経路であるイ
ベントパスの設定要求や解除要求が、順次、自律的に波
及(伝播)していく回数を必要最低限に抑止することが
可能になり、イベントパス制御のオーバヘッドを低減す
ることができる。
【0025】また、請求項6に記載の発明は、ネットワ
ーク上において、少なくともデータと、該データのメタ
データである意味情報と、該意味情報の語彙概念である
イベントタイプとからなるイベントを、第1の意味情報
スイッチと、意味情報ルータを介して前記第1の意味情
報スイッチと接続された第2の意味情報スイッチとの間
で転送するための通信システムであって、前記第1の意
味情報スイッチは、少なくとも該第1の意味情報スイッ
チの識別子を含むシェアードリンク確立要求を送信し、
前記第2の意味情報スイッチは、前記第1の意味情報ス
イッチから送信されたシェアードリンク確立要求を受信
し、少なくとも該シェアードリンク確立要求に含まれる
識別子を送信し、前記意味情報ルータは、前記第2の意
味情報スイッチから送信された識別子に基づいて、前記
第1の意味情報スイッチから送信されたイベントを前記
第2の意味情報スイッチに転送するための設定をするこ
とを特徴とする。
【0026】これにより、意味情報スイッチの間に、イ
ベントを送受信するための一方向のシェアードリンクが
確立され、第1の意味情報スイッチから第2の意味情報
スイッチへイベントを転送することが可能になる。
【0027】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の通信システムにおいて、前記第2の意味情報ス
イッチは、該意味情報スイッチの識別子を、通信ネット
ワークを介してさらに送信し、前記意味情報ルータ、又
は前記第1の意味情報スイッチと前記第2の意味情報ス
イッチを接続する他の意味情報ルータは、前記第2の意
味情報スイッチから送信された識別子に基づいて、前記
第2の意味情報スイッチから送信されたイベントを前記
第1の意味情報スイッチに転送するための設定をさらに
行なうことを特徴とする。
【0028】これにより、意味情報スイッチの間に、イ
ベントを送受信するための双方向のシェアードリンクが
確立され、イベントを互いに転送することが可能にな
る。
【0029】また、請求項8に記載の発明は、ネットワ
ーク上において、少なくともデータと、該データのメタ
データである意味情報と、該意味情報の語彙概念である
イベントタイプとからなるイベントを、第1の意味情報
スイッチと、意味情報ルータを介して前記第1の意味情
報スイッチと接続された第2の意味情報スイッチとの間
で転送するためのシェアードリンク確立方法であって、
前記第1の意味情報スイッチは、少なくとも該第1の意
味情報スイッチの識別子を含むシェアードリンク確立要
求を送信する過程と、前記第2の意味情報スイッチは、
前記第1の意味情報スイッチから送信されたシェアード
リンク確立要求を受信し、少なくとも該シェアードリン
ク確立要求に含まれる識別子を送信する過程と、前記意
味情報ルータは、前記第2の意味情報スイッチから送信
された識別子に基づいて、前記第1の意味情報スイッチ
から送信されたイベントを前記第2の意味情報スイッチ
に転送するための設定をする過程とを特徴とする。
【0030】また、請求項9に記載の発明は、ネットワ
ーク上において、少なくともデータと、該データのメタ
データである意味情報と、該意味情報の語彙概念である
イベントタイプとからなるイベントを、第1の意味情報
スイッチと、意味情報ルータを介して前記第1の意味情
報スイッチと接続された第2の意味情報スイッチとの間
で転送するためのシェアードリンク確立プログラムであ
って、前記第1の意味情報スイッチは、少なくとも該第
1の意味情報スイッチの識別子を含むシェアードリンク
確立要求を送信するステップと、前記第2の意味情報ス
イッチは、前記第1の意味情報スイッチから送信された
シェアードリンク確立要求を受信し、少なくとも該シェ
アードリンク確立要求に含まれる識別子を送信するステ
ップと、前記意味情報ルータは、前記第2の意味情報ス
イッチから送信された識別子に基づいて、前記第1の意
味情報スイッチから送信されたイベントを前記第2の意
味情報スイッチに転送するための設定をするステップと
をコンピュータに実行させるためのシェアードリンク確
立プログラムである。
【0031】また、請求項10に記載の発明は、ネット
ワーク上において、第1の意味情報スイッチと、第1の
意味情報ルータを介して前記第1の意味情報スイッチと
シェアードリンクを確立している第2の意味情報スイッ
チであって前記第1の意味情報スイッチにシェアードリ
ンクの確立を要求した第2の意味情報スイッチと、第2
の意味情報ルータを介して前記第2のスイッチとシェア
ードリンクを確立している第3の意味情報スイッチであ
って前記第2の意味情報スイッチにシェアードリンクの
確立を要求した第3の意味情報スイッチとの間で、少な
くともデータと、該データのメタデータである意味情報
と、該意味情報の語彙概念であるイベントタイプとから
なるイベントを転送するための通信システムであって、
前記第2の意味情報スイッチは、確立しているシェアー
ドリンクの解除要求を受信すると、第1の意味情報スイ
ッチと第3の意味情報スイッチにシェアードリンクを解
除する旨を送信し、前記第3の意味情報スイッチに、少
なくとも前記第1の意味情報スイッチの識別子を含む情
報を送信し、前記第1の意味情報ルータと前記第2の意
味情報ルータとに、シェアードリンクを解除する旨を送
信してシェアードリンクを解除させ、前記第3の意味情
報スイッチは、受信した第1の意味情報スイッチの識別
子に基づいて前記第1の意味情報スイッチにシェアード
リンクの確立要求を送信することを特徴とする。
【0032】また、請求項11に記載の発明は、ネット
ワーク上において、第1の意味情報スイッチと、第1の
意味情報ルータを介して前記第1の意味情報スイッチと
シェアードリンクを確立している第2の意味情報スイッ
チであって前記第1の意味情報スイッチにシェアードリ
ンクの確立を要求した第2の意味情報スイッチと、第2
の意味情報ルータを介して前記第2のスイッチとシェア
ードリンクを確立している第3の意味情報スイッチであ
って前記第2の意味情報スイッチにシェアードリンクの
確立を要求した第3の意味情報スイッチとの間で、少な
くともデータと、該データのメタデータである意味情報
と、該意味情報の語彙概念であるイベントタイプとから
なるイベントを転送するためのシェアードリンク解除方
法であって、前記第2の意味情報スイッチは、確立して
いるシェアードリンクの解除要求を受信すると、第1の
意味情報スイッチと第3の意味情報スイッチにシェアー
ドリンクを解除する旨を送信する過程と、前記第3の意
味情報スイッチに、少なくとも前記第1の意味情報スイ
ッチの識別子を含む情報を送信する過程と、前記第1の
意味情報ルータと前記第2の意味情報ルータとに、シェ
アードリンクを解除する旨を送信してシェアードリンク
を解除させる過程と、前記第3の意味情報スイッチは、
受信した第1の意味情報スイッチの識別子に基づいて前
記第1の意味情報スイッチにシェアードリンクの確立要
求を送信する過程とを特徴とする。
【0033】また、請求項12に記載の発明は、ネット
ワーク上において、第1の意味情報スイッチと、第1の
意味情報ルータを介して前記第1の意味情報スイッチと
シェアードリンクを確立している第2の意味情報スイッ
チであって前記第1の意味情報スイッチにシェアードリ
ンクの確立を要求した第2の意味情報スイッチと、第2
の意味情報ルータを介して前記第2のスイッチとシェア
ードリンクを確立している第3の意味情報スイッチであ
って前記第2の意味情報スイッチにシェアードリンクの
確立を要求した第3の意味情報スイッチとの間で、少な
くともデータと、該データのメタデータである意味情報
と、該意味情報の語彙概念であるイベントタイプとから
なるイベントを転送するためのシェアードリンク解除プ
ログラムであって、前記第2の意味情報スイッチは、確
立しているシェアードリンクの解除要求を受信すると、
第1の意味情報スイッチと第3の意味情報スイッチにシ
ェアードリンクを解除する旨を送信するステップと、前
記第3の意味情報スイッチに、少なくとも前記第1の意
味情報スイッチの識別子を含む情報を送信するステップ
と、前記第1の意味情報ルータと前記第2の意味情報ル
ータとに、シェアードリンクを解除する旨を送信してシ
ェア−ドリンクを解除させるステップと、前記第3の意
味情報スイッチは、受信した第1の意味情報スイッチの
識別子に基づいて前記第1の意味情報スイッチにシェア
ードリンクの確立要求を送信するステップとをコンピュ
ータに実行させるシェアードリンク解除プログラムであ
る。
【0034】これにより、中継点としての意味情報スイ
ッチが廃止されても、その意味情報スイッチとシェアー
ドリンクを確立していた他の意味情報スイッチとの間で
自立的にシェアードリンクを確立し、イベントを転送す
ることができる。
【0035】また、請求項13に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプと、イベントのホップ数と、イベント
の転送属性であるホップ属性とからなるイベントを、イ
ベント送信者から受信して意味情報に基づき他の意味情
報スイッチに転送する複数の意味情報スイッチからなる
通信システムであって、前記通信システムは、少なくと
も第1の意味情報スイッチと、前記第1の意味情報スイ
ッチから要求を受けてシェアードリンクを確立している
第2の意味情報スイッチと、前記第2の意味情報スイッ
チから要求を受けてシェアードリンクを確立している第
3の意味情報スイッチとからなり、前記第1の意味情報
スイッチは、ホップ数を指定し、前記指定したホップ数
とホップ属性を含むイベントを、シェアードリンクの確
立要求を行なった先の他の意味情報スイッチと指定して
送信し、前記第2の意味情報スイッチは、前記イベント
を受信し、前記イベントに含まれるホップ属性及びホッ
プ数に基づいて前記イベントを送信し、前記第3の意味
情報スイッチは、前記イベントを受信し、前記第1の意
味情報スイッチに返却イベントを送信し、前記第1の意
味情報スイッチに前記返却イベントを受信させることを
特徴とする。
【0036】また、請求項14に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプと、イベントのホップ数と、イベント
の転送属性であるホップ属性とからなるイベントを、イ
ベント送信者から受信して意味情報に基づき他の意味情
報スイッチに転送する複数の意味情報スイッチからなる
通信システムで実施するイベント転送方法であって、前
記通信システムは、少なくとも第1の意味情報スイッチ
と、前記第1の意味情報スイッチから要求を受けてシェ
アードリンクを確立している第2の意味情報スイッチ
と、前記第2の意味情報スイッチから要求を受けてシェ
アードリンクを確立している第3の意味情報スイッチと
からなり、前記第1の意味情報スイッチは、ホップ数を
指定し、前記指定したホップ数とホップ属性を含むイベ
ントを、シェアードリンクの確立要求を行なった先の他
の意味情報スイッチと指定して送信する過程と、前記第
2の意味情報スイッチは、前記イベントを受信し、前記
イベントに含まれるホップ属性及びホップ数に基づいて
前記イベントを送信する過程と、前記第3の意味情報ス
イッチは、前記イベントを受信し、前記第1の意味情報
スイッチに返却イベントを送信し、前記第1の意味情報
スイッチに前記返却イベントを受信させる過程と、を特
徴とする
【0037】また、請求項15に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプと、イベントの転送属性であるホップ
属性とからなるイベントを、イベント送信者から受信し
て前記意味情報に基づき他の意味情報スイッチに転送す
るための意味情報スイッチであって、前記イベントに含
まれるホップ属性に基づいて、シェアードリンクの確立
要求を行なった他の意味情報スイッチ又はシェアードリ
ンクの確立要求を受け付けた他の意味情報スイッチ又は
全ての意味情報スイッチいずれかの意味情報スイッチを
イベントの転送先とするイベント送信部、を備えること
を特徴とするる。
【0038】また、請求項16に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプと、イベントの転送属性であるホップ
属性とからなるイベントを、イベント送信者から受信し
て前記意味情報に基づき他の意味情報スイッチに転送す
るためのシェアードリンク確立方法であって、前記イベ
ントに含まれるホップ属性に基づいて、シェアードリン
クの確立要求を行なった他の意味情報スイッチ又はシェ
アードリンクの確立要求を受け付けた他の意味情報スイ
ッチ又は全ての意味情報スイッチいずれかの意味情報ス
イッチをイベントの転送先とする過程を特徴とする
【0039】また、請求項17に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプと、イベントの転送属性であるホップ
属性とからなるイベントを、イベント送信者から受信し
て前記意味情報に基づき他の意味情報スイッチに転送す
るためのシェアードリンク確立プログラムであって、前
記イベントに含まれるホップ属性に基づいて、シェアー
ドリンクの確立要求を行なった他の意味情報スイッチ又
はシェアードリンクの確立要求を受け付けた他の意味情
報スイッチ又は全ての意味情報スイッチいずれかの意味
情報スイッチをイベントの転送先とするステップ、をコ
ンピュータに実行させるシェアードリンク確立プログラ
ムである。
【0040】これにより、きめこまやかな転送先の制御
が可能となる。この発明が効果的な例として、例えば、
意味情報スイッチの障害、電源断、セッション(通信
路)の障害などに起因して、シェアードリンクを再確立
しなければならないケースがある。このようなケースに
おいては、シェアードリンクの再確立時に必要となる代
わりの意味情報スイッチを教授できない可能性がある。
SIONでは、このような状況に対応するために、各意味情
報スイッチは任意の数のホップのイベントを送出するこ
とにより、代わりの確立要求先意味情報スイッチの把握
を行ない、障害時の代替とする。
【0041】また、請求項18に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプとからなるイベントを、第1の意味情
報スイッチと、前記第1の意味情報スイッチと意味情報
ルータを介して接続された第2の意味情報スイッチとの
間で転送するための通信システムであって、前記第1の
意味情報スイッチは、シェアードリンク確立要求を送信
し、前記第2の意味情報スイッチは、意味情報及びイベ
ントタイプ両方をフィルタとして登録しており、前記第
1の意味情報スイッチから送信されたシェアードリンク
確立要求を受信すると、少なくとも前記フィルタを送信
し、前記意味情報ルータは、前記第1の意味情報スイッ
チに、前記第2の意味情報スイッチから送信されたフィ
ルタを登録させることを特徴とする。
【0042】また、請求項19に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプとからなるイベントを、第1の意味情
報スイッチと、前記第1の意味情報スイッチと意味情報
ルータを介して接続された第2の意味情報スイッチとの
間で転送するためのフィルタ管理方法であって、前記第
1の意味情報スイッチは、シェアードリンク確立要求を
送信する過程と、前記第2の意味情報スイッチは、意味
情報及びイベントタイプ両方をフィルタとして登録して
おり、前記第1の意味情報スイッチから送信されたシェ
アードリンク確立要求を受信すると、少なくとも前記フ
ィルタとを送信する過程と、前記意味情報ルータは、前
記第1の意味情報スイッチに、前記第2の意味情報スイ
ッチから送信されたフィルタを登録させる過程とを特徴
とする。
【0043】また、請求項20に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプとからなるイベントを複数の意味情報
スイッチ間で転送するための意味情報ルータであって、
意味情報及びイベントタイプ両方をフィルタとし、ある
意味情報スイッチから送信されたフィルタを、他の意味
情報スイッチに登録させる制御部を備えることを特徴と
する。
【0044】また、請求項21に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプとからなるイベントを複数の意味情報
スイッチ間で転送するためのフィルタ管理方法であっ
て、意味情報及びイベントタイプ両方をフィルタとし、
ある意味情報スイッチから送信されたフィルタを、他の
意味情報スイッチに登録させる過程を特徴とする。
【0045】また、請求項22に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプとからなるイベントを複数の意味情報
スイッチ間で転送するためのフィルタ管理プログラムで
あって、意味情報及びイベントタイプ両方をフィルタと
し、ある意味情報スイッチから送信されたフィルタを、
他の意味情報スイッチに登録させるステップをコンピュ
ータに実行させるフィルタ管理プログラムである。
【0046】これにより、意味情報ネットワークにおい
て、無駄なイベント転送が全く発生しないようにするこ
とができる。
【0047】また、請求項23に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプとからなるイベントを、イベント送信
者から受信して前記意味情報に基づき他の意味情報スイ
ッチに転送するための意味情報スイッチであって、他の
意味情報スイッチ各々に対するシェアードリンクの確立
要求を多くとも1回行なう制御部と、他の意味情報スイ
ッチからの確立要求を無制限に受け付ける制御要求受付
部と、を備えることを特徴とする。
【0048】また、請求項24に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプとからなるイベントを、イベント送信
者から受信して前記意味情報に基づき他の意味情報スイ
ッチに転送するためのイベント転送方法であって、他の
意味情報スイッチ各々に対するシェアードリンクの確立
要求を多くとも1回行なう過程と、他の意味情報スイッ
チからの確立要求を無制限に受け付ける過程と、を特徴
とする。
【0049】また、請求項25に記載の発明は、ネット
ワーク上において、少なくともデータと、該データのメ
タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
るイベントタイプとからなるイベントを、イベント送信
者から受信して前記意味情報に基づき他の意味情報スイ
ッチに転送するためのイベント転送プログラムであっ
て、他の意味情報スイッチ各々に対するシェアードリン
クの確立要求を多くとも1回行なうステップと、他の意
味情報スイッチからの確立要求を無制限に受け付けるス
テップと、をコンピュータに実行させるイベント転送プ
ログラムである。
【0050】これにより、よりきめこまやかなシェアー
ドリンクの制御を行なうことができる。その効果とし
て、無駄なシェアードリンクを防ぐことができる。
【0051】また、請求項26に記載の発明は、請求項
5、請求項9、請求項12、請求項17、請求項22、
請求項25のいずれかに記載のプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0052】これにより、各機能を実現させるプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供することができる。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を、図面を参
照して説明する。以下、パーソナルコンピュータ、ワー
クステーション、情報携帯端末、携帯電話、ウエアラブ
ルコンピュータなどのあらゆるコンピュータを総称し
て、ホストと呼ぶ。さらに、SIONソフトウエアを実装し
たホストを、SIONエンティティ(単に、エンティティ)
と呼ぶ。エンティティは、SIONにおける自律分散の単位
であるとともに、SIONソフトウエアを実装したホストを
SIONにおける自律的な動作実体として仮想化したもので
ある(図1参照)。また、SIONソフトウエアは、個々の
エンティティが自律分散協調を行うための種々の機構を
提供する。
【0054】ここで、エンティティについて詳細に説明
する。エンティティは、図2に示すように主に3つのタ
イプに分類される。 (1)サービスとして振舞うエンティティ(サービスエ
ンティティ:以下SEと呼ぶ) (2)ネットワーク構成要素として振舞うエンティティ
(ネットワークエンティティ:以下NEと呼ぶ) (3)サービス、および、ネットワーク構成要素の両者
の観点から振舞うエンティティ(サービス・ネットワー
クエンティティ:以下SNEと呼ぶ)
【0055】サービスエンティティは、アプリケーショ
ンプログラムをエンティティとして仮想化したものであ
る。SION-MT(SION-Management Tool)が提供するプラグ
イン機構により、一般のアプリケーションプログラムを
サービスエンティティとしてエンティティ化することが
可能である。なお、SION-MT自身も一つのサービスエン
ティティである。サービスエンティティは、セッション
を介して、SIONにイベントを送信したり、SIONからイベ
ントを受信することが可能である。また、一つのサービ
スエンティティから、SIONに対して複数のセッションを
確立することができる。なお、サービスエンティティ
は、基本的にネットワークの構築・運営に関与しない。
【0056】ネットワークエンティティは、SIONを構築
するためのエンティティであり、上述したようにSI-SW
(意味情報スイッチ)、SI-R(意味情報ルータ)、SI-G
W(意味情報ゲートウエイ)、EP(イベントプレー
ス)、セッション、統計情報エンティティ、障害処理エ
ンティティ、Aliveエンティティなどである。本実施形
態のSIONでは、このようなネットワーク構成要素を、必
要に応じて、必要なものを、必要な数だけエンティティ
内に動的に生成可能である。例えば、一つのエンティテ
ィ内に、複数のSI-SWを動的に生成可能である。また、
同一エンティティ内のSI-SWがそれぞれ異なるEPに属す
ることも可能である。これらは、バックボーン型P2Pネ
ットワークの構築や、ハイブリッド型P2Pネットワーク
を構築する際に用いられる。SNEは、サービスとネット
ワーク構成要素の両者の観点から振舞うエンティティで
あり、ピュア型P2Pネットワークを構築する際に用いら
れる。これは、個々のSNEが互いに助け合うことによ
り、ボランティア型のネットワークを構築する形態であ
り、SNEが分散協調することにより、ネットワークを自
己組織化する。
【0057】なお、ハイブリッド型P2Pネットワークと
は、例えばネットワークプロバイダなどの運営者がホス
ト等にイベントプレースをあらかじめ生成し、個人の端
末等のサービスエンティティがセッションによりイベン
トプレースと接続することにより構成されるネットワー
クである。また、ピュア型P2Pネットワークとは、個人
の送受信端末たるエンティティがシェアードリンクで各
々接続されることにより構成されるネットワークであ
り、このネットワークのうち、イベントを共有する最小
単位がイベントプレースである。バックボーン型P2Pネ
ットワークとは、ネットワーク間の接続形態のことであ
り、例えば、複数の地域のピュア型P2Pネットワークを
ハイブリッド型P2Pネットワークを経由して接続した状
態のネットワークのことをいう。
【0058】一つのエンティティ内に複数のネットワー
クエンティティを含む場合のエンティティの構成を図3
に示す。この図において、要求処理部31は、ネットワ
ーク構成要素の生成要求を受け付ける対管理者のインタ
ーフェースである。ファクトリ32は、SI-SW、SI-R、S
I-GW、EP、セッション、統計情報エンティティ、障害処
理エンティティ、Aliveエンティティなどのネットワー
ク構成要素を、例えば分散オブジェクトとしてエンティ
ティ内に生成する。要求処理部31で受けた生成要求に
基づいて、ファクトリ32は上述のネットワーク構成要
素を生成する。この図では、そのようにして生成された
SI-SW、SI-R、SI-GW等が一つのエンティティ内に存在し
ている。
【0059】図4に、SIONのネットワーク構成例を示
す。SIONでは、目的に応じて、エンティティを配置・組
み合わせることにより、様々な形態のP2Pネットワーク
を構築することができる。また、異なる形態のP2Pネッ
トワークをシームレスに連携させることができる。これ
は、「すべてのエンティティを、”刺激と発火に基づく
連鎖反応”という一元的かつ単純な仕組みで自律分散協
調させること」、「P2Pネットワーク形態の差異をエン
ティティの配置問題に帰着させること」などにより達成
される。なお、エンティティは公開プロトコルに基づい
て、自身の存在をアドバタイズする。これをアドバタイ
ズメントという。アドバタイズメントには、アドバタイ
ズの発信基地として振舞う「アドバタイズメントベース
(オリジンエンティティ、オリジンイベントプレースな
ど)」を用いる方法や、ブロードキャスト・カスケード
による方法がある。以下に、個々のネットワークエンテ
ィティについて詳述する。
【0060】<SI-SW(SI-Switch)>SI-SW(意味情報ス
イッチ)は、意味情報に基づいて、イベントをスイッチ
ングするスイッチング機構を提供する。SIONでは、この
SI-SWを分散ソフトウエアとして実装している。図5にS
I-SWの構成を示す。この図において、イベント受信部5
1は、イベント送信者からのイベントを受信する。照合
部52は、イベント受信部で受信したイベントに付与さ
れた意味情報をフィルタと照合する。イベント送信部5
3は、照合部により発火したイベントを、イベント受信
者へ送信する。フィルタ管理部54は、フィルタと、照
合の結果発火した場合のイベントの送信先を記憶する。
制御要求受付部55は、他のスイッチ、ルータ等から制
御要求を受け付ける。制御部56は、制御要求受付部で
受け付けた要求に基づいて、フィルタ制御(登録、解
除)、セッション制御(登録、解除)、シェアードリン
ク制御(確立、解除、再確立、情報応答)等を行なう。
シェアードリンク設定情報管理部57は、シェアードリ
ンク設定条件(設定相手のSWのID、設定要求/被要求の
種別)を記憶する。
【0061】図6に示すように、SI-SWはセッションを
介して、サービスエンティティをスター型で収容する。
ここで、セッションとは、SI-SWとサービスエンティテ
ィ間のコネクションであり、サービスエンティティは、
セッションを介してイベントの送受信を行うことができ
る。なお、サービスエンティティは、SI-SWに対してイ
ベントの送受信を行うエンティティであり、説明の便宜
上、サービスエンティティをイベント送信エンティティ
とイベント受信エンティティとに区別して呼ぶことがあ
る。前者は、SI-SWに対してイベントを送信するエンテ
ィティであり、後者は、SI-SWからイベントを受信する
エンティティである。サービスエンティティは両者の側
面を併せ持つことができる。
【0062】サービスエンティティは、SION上の分散ア
プリケーション(SIONを用いてイベントの送受信を行う
アプリケーションプログラム)として位置付けられるも
のであり、図12に示すFile Exchanger(ファイル交換
アプリケーション)、パーソナルTVサービスなどがサー
ビスエンティティとして既に実装されている。図7にイ
ベント(SIONパケット)の構造を示す。イベントは、制
御情報部(CI:Control Information)部、意味情報(SI: S
emantic Information)部、データ部から構成される。デ
ータ部には、送信データが格納される。送信データとし
て、テキスト(文書、電話番号、XML)、バイナリデー
タ、リファレンス(URL, Object Reference)、プロキ
シ、エージェントなど、様々なデータ、プログラムを格
納することができる。
【0063】一方、意味情報部には、送信データの意味
情報(語彙とその値)、および、意味情報の語彙概念
(イベントタイプと呼ぶ)が格納される。ここで、意味
情報とは、送信データの特性を記述したメタデータであ
り、図8の意味情報体系(オントロジ体系)に示すよう
に、いずれかのイベントタイプに属する。すなわち、意
味情報はイベントタイプのインスタンスであり、イベン
トタイプは意味情報のテンプレートである。イベントタ
イプ間には継承関係を定義できる。なお、SION制御用
(SIONのネットワークエンティティ用)に一部のイベン
トタイプ名が予約済みである。参考までに、意味情報体
系の例を図9に示す。この図において、”タイトル;イ
エスタデイ”、”価格;$30”、”アーティスト名;
ビートルズ”という意味情報は、”ポピュラー”という
イベントタイプに属しており、また”音楽”というイベ
ントタイプにも属している。また、”タイトル;きよし
この夜”、”価格;$20”、”シチュエーション;ク
リスマス”という意味情報は、”BGM”というイベント
タイプに属しており、また”音楽”というイベントタイ
プにも属している。
【0064】制御情報部は、SIONの実行制御のために用
いられるデータフィールドであり、これのみがSIONのユ
ーザであるサービスエンティティに対して開放されてい
ない。制御情報部には、合致したフィルタの識別子、合
致したフィルタの照合得点、同期型統計情報収集フラ
グ、TTL値(イベントプレース内、イベントプレース
間)、ホップ数(イベントプレース内、イベントプレー
ス間)などの様々な制御情報が設定される。図10に示
すように、イベント受信エンティティは、セッションを
介して、イベントの取得条件をSI-SWに登録する。これ
をフィルタと呼ぶ。フィルタには、取得したいイベント
のイベントタイプ、および、意味情報との照合条件(例
えば、語彙”Price”が”$20から$40の範囲”のものを
取得対象とする)が設定される。なお、当該イベントタ
イプに定義されているすべての語彙との完全一致、一部
の語彙との部分一致、重み付け一致なども、照合条件を
フィルタ単位で選択することができる。
【0065】一つのセッションから、複数のフィルタを
登録可能であるが、同一セッションを介して登録された
フィルタ間は”or”関係を有する。すなわち、一つのイ
ベントに対して、一つのセッションは高々1回しか発火
しない。取得したいイベントのイベントタイプにワイル
ドカードを指定した場合には、すべてのイベントタイプ
が照合の対象となる。また、意味情報との照合条件に1
(論理値が真)が設定された場合には、無条件に意味情
報との照合条件が満足されたことを意味する。
【0066】一方、イベント送信エンティティは、セッ
ションを介して、SI-SWにイベントの送信を行う。この
とき、SI-SWのイベント受信部51はイベントを受信
し、照合部52に渡す。照合部52は、イベントの意味
情報部とフィルタとを照合する。具体的には、まず、受
信したいイベントタイプであるかどうかをチェックし、
これを満足した場合には、意味情報と照合条件をチェッ
クする。照合の結果、条件を満足した場合には、合致し
たフィルタを登録したイベント受信エンティティを起動
するととともに、当該イベントを通知する。SIONでは、
イベントの送信を”刺激”、フィルタがイベントに合致
することを”反応”、合致したフィルタを登録したエン
ティティを起動しイベント通知することを”発火”と呼
ぶ。なお、発火によるイベント通知のほかに、ルックイ
ン型のイベント通知もサポートする。これは、受信セッ
ション単位にスプールされているイベントをプルで取得
する受信モードである。このルックイン型のイベント通
知は、図28に示すようなファイアウォールを跨るイベ
ント受信や、SEがアクティブでない場合のイベント受信
に有効である。
【0067】SIONの基本概念は、刺激と発火の連鎖反応
により、すべてのエンティティを自律分散協調させるこ
とにある。なお、フィルタに意味情報を登録し、イベン
トの意味情報部に配布条件(照合条件)を設定すること
も可能である。SIONでは、このような形態を御用聞き型
モデルと呼んでいる。例えば、イベントの意味情報部
に、「$20<Price<$30」を設定することができる。一
方、本文中で説明したような形態(SI-SWにフィルタを
登録し、イベントに意味情報を登録する形態)を御問い
合せ型モデルと呼んでいる。
【0068】<EP (Event Place)>イベントプレースは
以下の目的から考案されたドメインの概念である(図1
1参照)。なお、シェアードリンク、SI-Rについては後
述する。 (1)イベントの転送範囲:刺激と発火に基づく連鎖反
応の波及範囲を制限することができる。 (2)イベントルーティングの対象範囲:シェアードリ
ンクにより接続されているSI-SWの集合である。イベン
トプレース毎に、リンクトポロジーやイベントルーティ
ング方式を選択できる。 (3)意味情報体系の一意性が保証される空間:取り扱
うイベントタイプの爆発的な増大を抑止する。
【0069】このような特長を持つイベントプレースの
主な利用方法として以下のものが挙げられる。 (1)サブネットの単位(物理的な単位) 例えば、職場のパソコンでSIONのローカルネットワーク
を構築する場合などに利用する。 (2)サービスの単位(論理的な単位) 一般的にサービス毎に、必要とされる意味情報体系(語
彙概念や語彙)が異なるため、例えば、証券情報提供サ
ービス、医療情報サービスなどサービス種別毎にイベン
トプレースを構築する場合などに利用する。 (3)サービス運営者の単位 同じサービス種別でも、サービス運営者毎に、異なるイ
ベントプレースを構築する場合などに利用する。
【0070】(4)セキュリティの保証単位 承認されたエンティティのみが、イベントプレースに参
加することが許される。すなわち、イベントプレース内
のSI-SWにセッションを確立する、もしくは、イベント
プレース内のSI-SWに対してシェアードリンクを確立す
ることが許容される。基本的には、イベントプレース間
での情報共有は許容されない。 (5)ネットワーク運営・管理者の単位 運営や管理の容易性から、イベントプレースを更に複数
のイベントプレースに分割することがある。 (6)負荷分散の単位 負荷分散の観点から、イベントプレースを複数のイベン
トプレースに分割することがある。
【0071】(7)セッション確立の制約に伴う物理的
な単位 SIONでは、サービスエンティティとSI-SW間のコネクシ
ョン、およびSI-SW間のコネクション(シェアードリン
ク)は、セッションにより実現される。セッション自体
は論理的な概念であるが、物理的に無線LAN等を用いて
実装されている場合には、無線の到達距離によりグルー
プ化の対象が制限される。 (8)グループのグループ化 後述するSI-GWを用いて、イベントプレースを階層的に
連携させることにより、親グループ、子グループの関係
を持ったクラスタリング構成を構築できる。
【0072】<SI-GW (SI-Gateway)>イベントプレース
はイベントの転送範囲を制限するためのものであり、基
本的には他イベントプレースとのイベント共有ができな
い。しかしながら、SI-GW(意味情報ゲートウエイ)を
設定することにより、イベントプレース間でのイベント
共有が可能になる(図11参照)。これにより、それぞ
れの用途や目的に応じて構築されたイベントプレース間
の連携(フェデレーション)が可能になる。図11にお
いて、例えば、イベントプレースAからイベントプレー
スBに対して連携要求を行い、これがイベントプレースB
によって承認されたとき、イベントプレースAは、SI-GW
A,Bを生成する。なお、連携要求として、片方向、もし
くは双方向の連携を指定可能である。
【0073】SI-GW A,BはイベントプレースBに対してイ
ベント受信用セッションを確立し、一方、自身のイベン
トプレースに対してイベント送信用セッションを確立す
る。これにより、イベントプレースBで生起したイベン
トをイベントプレースAに転送することが可能になる。S
I-GW A,Bは、イベント受信用セッションを介して登録す
るフィルタ値の設定により、すべてのイベントタイプを
転送の対象とする、特定のイベントタイプのみを転送の
対象とするなど、きめ細かなファイアウォール制御が可
能になる。
【0074】また、異なる意味情報体系を持つイベント
プレース間においてイベント転送を行う場合には、イベ
ントの意味情報変換が必要になる。そこで、SI-GW A,B
は、イベントプレースAとイベントプレースB間の意味情
報変換テーブルを作成し、当該情報に基づいて意味情報
変換を行った後に、イベントプレースAに対して、イベ
ント転送を行う。イベントプレース間の転送回数(ホッ
プ数)はTTL値により制限される。上述の考え方に基づ
いて、他のP2Pネットワークとの相互接続も可能であ
る。SIONでは、このための機構を「S/x-GW」と呼ぶ。例
えば、SIONからは、S/G-GWを介して、Gnutellaネットワ
ークが一つのエンティティとして仮想化される。
【0075】<リファレンスモデル>SIONはリファレン
スモデルの考え方を採用している。最下位層がSIONであ
りイベントの伝達層である。上位層に対してネットワー
クインタフェースを提供する。ミドルウエア層がコミュ
ニティネットワークであり、SIONのインテリジェンス層
に相当する。最上位層がアプリケーション層(サービス
エンティティ)である。SION-Management TOOL(SION-M
T)もサービスエンティティの一つに位置付けられる。こ
れは、SIONのネットワークインタフェースを発行するGU
Iツールであり、サービス固有のロジックは有していな
い。しかしながら、SION-MTに他のアプリケーションプ
ログラム(サービスロジックを有するアプリケーショ
ン)を組み込むことが可能なプラグイン機構を提供して
いる。これにより、ユーザ毎にカスタマイズされたサー
ビスエンティティを構築することが容易に可能になる。
【0076】<オンライン増減設方式>ここでは、ネッ
トワークエンティティの増減設方式に関して、特に、SI
-SWの増減設の観点から述べる。 <SI-SW増減設の目的>まず、SIONにおけるSI-SW増減設
の目的について述べる。 (1)イベントプレースのトータル処理能力向上の観点
から、イベントプレース内のSI-SWを増設し、イベント
のフィルタリング処理を負荷分散する。その逆の観点か
ら、SI-SWを減設する。 (2)動的に生成されたSI-SWに対して、シェアードリ
ンクを柔軟に確立することにより、フレキシブルでグロ
ーバルなネットワークをボトムアップ的に構築する。
【0077】<増減設の形態>SIONでは幾つかの増減設
形態を提供しているが、ここでは、図13に代表的な形
態を示す。 (1)イベントプレースの合成と分離 図13(a)に示すように、複数のイベントプレースを合
成することができる。これは、イベントプレースに属す
る任意のSI-SW、もしくはイベントプレースに対して、
合成要求(シェアードリンクの確立要求)を行うことに
より、イベントプレース間にシェアードリンクが確立さ
れ、両者の合成が実現される。なお、合成(シェアード
リンク確立)の要求元および要求先は、それぞれ、SI-S
Wでもイベントプレースでもどちらであってもかまわな
い。一方、分割する場合には、確立されているシェアー
ドリンクを解除し、それぞれのイベントプレースに分離
する。
【0078】(2)イベントプレースへの参加と退去 図13(b)に示すように、イベントプレース内のSI-S
W、もしくは、イベントプレースに対して参加要求(シ
ェアードリンクの確立要求)を行うことにより、既存SI
-SWとの間にシェアードリンクが確立され、当該イベン
トプレースに参加することができる。SI-SWがイベント
プレースから退去する場合には、他のSI-SWとのシェア
ードリンクを解除し、さらに、シェアードリンクの再構
築を行い、当該イベントプレースから退去する。このと
き、退去したSI-SWの状態は、サスペンド状態へと遷移
する。なお、イベントプレース側からSI-SWに対してシ
ェアードリンクの確立を要求することにより、当該SI-S
Wをイベントプレース内に取り込むことも可能である。
これを吸収という。その逆を***という。
【0079】(3)SI-SWの増減設 図13(c)に示すように、イベントプレース内のSI-S
W、もしくは、イベントプレースに対して、SI-SWの増設
要求を行うと、指定されたホスト(エンティティ)に指
定された数のSI-SWが新たに生成され、既存のSI-SWとの
間にシェアードリンクが確立される。一方、イベントプ
レースにSI-SWの減設要求を行うと、指定されたSI-SWの
シェアードリンクが解除された後、シェアードリンクの
再確立が行われ、当該SI-SWが削除される。このとき、S
I-SWの状態は、Non-Existentに遷移する。
【0080】(4)イベントプレース間のフェデレーシ
ョン 図13(d)に示すように、イベントプレース内のSI-S
W、もしくは、イベントプレースに対して、フェデレー
ション(連携)要求を行うことにより、SI-GWが生成さ
れ、セッションを介して両イベントプレースが連携す
る。なお、フェデレーションの要求元および要求先は、
それぞれ、SI-SWでもイベントプレースでもどちらであ
ってもかまわない。上記形態におけるSI-SWの状態遷移
を図14に示す。SI-SWを生成した時の当該SI-SWの状態
は、サスペンド状態であるため、いずれかのイベントプ
レースに属さない限り、当該SI-SWはアクティブになら
ない。また、シェアードリンクが確立されているSI-SW
を削除することはできない。
【0081】<エンティティの配置とビジネスモデル>
上述したように、ネットワークエンティティの配置の仕
方により、ハイブリッド型のビジネスモデルとピュア型
のビジネスモデルを構築することができる。前者は、ネ
ットワークプロバイダもしくはサービスプロバイダが用
意するホストに、ネットワークエンティティを予め配置
することによりイベントプレースを構築し、ユーザ(イ
ベントの送受信者)はセッションを介して、イベントプ
レースに参加する形態である。
【0082】一方、後者は、イベント送受信者の個々の
ホストにネットワークエンティティを配置し、それぞれ
にシェアードリンクを確立することにより、ピュアP2P
ネットワークを構築する形態である。SIONを用いること
により、同一のネットワークアーキテクチャ、制御方式
で、両者の形態を実現することができる。すなわち、ネ
ットワークエンティティの配置方法の問題に帰着させる
ことができる。また、SI-GWを介して、両者を連携する
ことも可能である。SI-GWの利点は、あるイベントプレ
ースAに着目したとき、当該イベントプレースと連携し
ているイベントプレースB(SI-GW)が、イベントプレー
スAの一つのサービスエンティティとして見える点にあ
る。すなわち、一般のサービスエンティティとイベント
プレースを同様に扱うことが可能である。この考え方を
発展させ、SION/Gnutella-GWを配置することにより、Gn
utellaのような他のP2Pネットワークとも簡単に連携す
ることができる。SION(イベントプレース)側から見る
と、Gnutellaネットワーク全体がSIONに参加している一
つのサービスエンティティとして見える。なお、このよ
うなSX-GW(X=I, G)は、イベントプレース運営者が配置
することも可能であるが、SION-MTのプラグイン機構を
用いてSX-GWをSION-MTに組み込むことにより、エンドユ
ーザが配置することも可能である。これにより、シーム
レスなネットワークをビルドアップに構築することが可
能になるとともに、SIONが異なるビジネスモデル(ブロ
ーカモデル、他のブローカレスモデル)の接着剤となる
ことができる。
【0083】<イベントルーティング方式>シェアード
リンク(共有リンク)は、複数の異なるSI-SW間におい
て、双方向のイベント共有を行うための概念である。例
えば、SI-SWは、他のSI-SWに対して、シェアードリンク
(Shared Link:SL)の確立要求を行うことにより、SI-SW
間にシェアードリンクを確立することができる。なお、
後述するフィルタ値の設定によって、SI-SW間に様々な
イベントルーティング方式を動的に選択できる。図15
は、SI-SW2およびSI-SW3がSI-SW1に対して、それぞれシ
ェアードリンクの確立要求を行っている状態を表してい
る。
【0084】<シェアードリンクの確立>ここで、図1
5において、SI-SW2がSI-SW1に対して、シェアードリン
クの確立要求から確立までの仕組みを説明する。図16
に示すように、SI-SWとSI-SWとの間にはSI-Rが設置さ
れ、SI-Rは、意味情報に基づいて、SI-SW間のイベント
ルーティング(イベント転送)を行う。SI-Rの構成を、
図17を参照して説明する。イベント転送部71は、ス
イッチからイベントを受信し、他のスイッチへ送信す
る。制御要求受付部72は、他のスイッチ、ルータ等か
らシェアードリンク制御(確立、解除)、フィルタ登録
制御等の制御要求を受け付ける。制御部73は、制御要
求受付部で受け付けた制御を行なう。フィルタ登録情報
管理部74は、フィルタ登録情報(イベントタイプ毎の
登録回数のカウンタ)を記録する。
【0085】以下、シェアードリンクが確立される動作
を説明する。 (1)SI-SW2はSI-SW1に対して、シェアードリンクの確
立要求と共に、SI-SW2の識別子と、フィルタ設定内容と
を発行する。なお、フィルタ設定内容は必要に応じて発
行するものであり、あってもなくてもよい。 (2)このとき、図16に示すように、SI-SW1は、SL
1,2を確立するために、ファクトリ32によりSI-R1,2
動的に生成するとともに、シェアードリンク設定情報管
理部57にSI-SW2がシェアードリンクの確立要求元であ
ることを記憶する。SI-SW1はSI-R1,2に、SI-W2の識別子
と、フィルタ設定内容等を渡す。
【0086】(3)SI-R1,2の制御部73は、SI-SW2に
対して、イベント受信のためのセッションを確立する。
さらに、自身が属するSI-SW1に対して、イベント送信の
ためのセッションを確立する。 (4)これにより、SL1,2が確立され、例えば、SE4がSI
-SW2に対して送出したイベントが、SI-R1,2を介して、S
I-SW1へも送出されることになる。 (5)このとき、SI-R1,2はSI-SW2に対してフィルタの
登録を要求し、SI-R1,2はフィルタを登録する。そのフ
ィルタの設定内容により、イベントの転送方式を選択で
きる。イベント転送方式の一例を以下(a)、(b)で
説明する。
【0087】(a)SI-SW2に対して送出されたイベント
を、無条件にSI-SW1へと転送する。すなわち、すべての
イベントに対して、SI-R1,2が発火する。これは、SI-R
1,2がイベント受信セッションを介して登録するフィル
タに対し、受信したいイベントタイプとしてワイルドカ
ードを設定し、照合条件として1(論理値の真)を設定
することにより可能になる。この方式では、無駄なイベ
ント転送と転送先でのイベント照合処理オーバヘッドが
発生するが、後述するイベントパスの設定オーバヘッド
が発生しないため、フィルタ登録数がイベント送出数よ
りも十分大きい場合に有効な方式である。
【0088】(b)SI-SW1に取って必要なイベントのみ
をSI-SW2からSI-SW1へ転送する(不要なイベント転送を
行わない)。すなわち、特定のイベントに対してのみ、
SI-R 1,2が発火する。例えば、SE2がSI-SW1に対して登録
したフィルタを、SI-R1,2がSI-SW2にフィルタ登録する
ことにより、本方式は実現できる。なお、フィルタと
して、イベントタイプのみをフィルタ登録する(照合条
件は常に真とする)ことにより、イベントタイプのみを
SI-SW2において照合し、その結果、SI-R1,2が発火する
と、SI-R1,2は当該イベントをSI-SW1へと送出し、意味
情報との照合をSI-SW1において行う形態(語彙概念によ
るイベントルーティング)と、イベントタイプと照合
条件の両者をSI-SW2へフィルタ登録し、SI-SW2において
完全なフィルタリングを行う形態(語彙によるイベント
ルーティング)に大別される。これらのルーティング情
報はイベントパスと呼ばれる。なお、EPの生成時、もし
くは、サービスエンティティからのフィルタ登録時に、
イベント転送方式(SI-RによるSI-SWへのフィルタ登録
時のフィルタ値)を選択できる。
【0089】語彙によるイベントルーティング方式で
は、無駄なイベント転送が全く発生しないが、ルーティ
ングのためのフィルタ登録処理オーバヘッドが膨大にな
るため、フィルタ登録数に比べてイベント送出数が十分
大きい場合に有効な方式である。
【0090】一方、語彙概念によるルーティング方式
は、前述の2方式の折衷案的な位置付けにある。すなわ
ち、フィルタ登録数とイベント送出数が同程度の場合、
もしくは、フィルタ登録数とイベント送出数の比率を予
測できないような利用形態において有効である。これら
の仕組みにより、意味情報に基づく、イベントのマルチ
ホップおよびマルチキャストが実現される。
【0091】(6)上述した(2)から(5)の手順
は、シェアードリンクの確立要求元であるSI-SW2におい
ても同様に行われる。すなわち、SI-SW2は、SI-SW1を確
立要求先として記憶するとともに、SL2,1を確立するた
めに、SI-R(SI-R2,1)を動的に生成し、以降の処理を同
様に行う。これにより、SI-SW1とSI-SW2の間に、双方向
のシェアードリンクが確立され、イベントを互いに共有
することが可能になる。なお、フィルタの登録を行わな
いことにより、片方向のシェアードリンクを論理的に確
立することができる。
【0092】(7)TTL値により、イベントの転送回
数、すなわち、SI-SW間のホップ数を制限できる。これ
らによりSI-SW間のマルチホップを実現できる。これま
での説明から明らかなように、SI-Rは、イベント送信と
イベント受信の両者の側面を持つエンティティであり、
一般のサービスアプリケーションであるサービスエンテ
ィティと本質的な違いはない。SIONでは、SI-Rのような
SIONの制御に用いられるエンティティを、サービスエン
ティティと特に区別して、ネットワークエンティティと
呼ぶ。SIONにおいては、サービスエンティティ、ネット
ワークエンティティのすべてのエンティティを共通のエ
ンティティとして扱い、さらに、イベント送出とイベン
ト受信、すなわち刺激と発火の連鎖反応という単純かつ
一貫性のある共通ロジックに従って自律動作させること
により、すべてのエンティティが自律分散協調可能な超
分散・超疎結合アーキテクチャを提供する。
【0093】<シェアードリンクの解除と再確立>特定
のSI-SWを退去、減設させる場合には、当該SI-SW間にお
いて確立されているシェアードリンクを解除し、さらに
シェアードリンクの再確立を行わなければならない。以
下に、その概要を紹介する。図18において、シェアー
ドリンク確立要求の先頭数字は、それらの要求順序を示
している。まず、SI-SW2からSI-SW1へシェアードリンク
の確立要求を行う。次にSI-SW3からSI-SW2へシェアード
リンクの確立要求を行う。最後に、SI-SW4からSI-SW2へ
シェアードリンクの確立要求を行う。なお、ここでは、
各SI-SWはシェアードリンクの確立要求を、他のSI-SW各
々に対し高々1回しかできないが、無制限に確立要求を
受け付けることが可能なリンクトポロジーを採用するこ
ともできる。これにより、無駄なシェアードリンクを防
ぐことができる。
【0094】この確立要求が成功したとき、前述した手
順で各SI-SW間にシェアードリンクが確立される。この
とき、例えば、SI-SW2は、自身が確立要求を行ったSI-S
W(SI-SW1)と、自身への確立を受け付けたSI-SW (SI-S
W3, SI-SW4)のリストをシェアードリンク設定情報管理
部57に保持している。この状況において、例えば、SI
-SW2の退去、減設などが求められる場合、SI-SW2に対し
てシェアードリンクの解除要求を発行し、シェアードリ
ンクの解除後に新たなシェアードリンクの確立が必要に
なる。以下に手順を示す。なお、ここでは説明の便宜
上、SI-SW1の各部はその末尾にa(例えば制御部56
a)、SI-SW2の各部はその末尾にb(例えば制御部56
b)、SI-SW3の各部はその末尾にc(例えば制御部56
c)、SI-SW1の各部はその末尾にd(例えば制御部56
d)と記載して説明する。
【0095】(1)SI-SW2に対してシェアードリンクの
解除要求が通知される。SI-SW2の制御要求受付部55b
は、その要求を受信し、制御部56bに制御させる。 (2)SI-SW2の制御部56bは、自身のシェアードリン
クを解除する旨を、1ホップのSI-SW (SI-SW1, SI-SW3,
SI-SW4)に対して通知する。これは、イベントのTTL値
を1にしてイベント送出を行うことにより可能になる。
なお、このとき、自身へのシェアードリンク確立を受け
付けたSI-SW (SI-SW3, SI-SW4)に対しては、自身に代わ
るシェアードリンクの確立要求先、すなわち自身が確立
要求を行ったSI-SW1を教える。その後、SI-SW2の制御部
56bは、自身が確立したシェアードリンク(SL2,1, SL
2,3, SL2,4)を解除するために、その旨をSI-R2,1, SI-R
2, 3, SI-R2,4(ただし、これらのSI-Rは図示されていな
い)に通知する。これらのSI-Rの各制御部73は、これ
を契機に他のSI-SWとのセッションを解除する。
【0096】(3)一方、SI-SW3,SI-SW4の制御部56
(c、d)は、自身がSI-SW2に対して確立していたシェ
アードリンク(SL3,2, SL4,2)をすべて解除し、新たなSI
-SW(SI-SW1)に対してシェアードリンクの確立要求を行
い、シェアードリンクを再確立する。なお、SI-SW1の制
御部56aは、SL1,2を解除し、SI-SW3,SI-SW4からの確
立要求を待つ。
【0097】(4)なお、SI-SWの退去や減設などの正
当な手順を踏んだシェアードリンクの解除要求ばかりで
なく、SI-SWの障害、電源断、セッション(通信路)の
障害などに起因して、シェアードリンクを再確立しなけ
ればならないケースがある。しかしながら、このような
ケースにおいては、シェアードリンクの再確立時に必要
となる代わりのSI-SWを教授できない可能性がある。SIO
Nでは、このような状況に対応するために、各SI-SWはn
ホップ(nは任意)のイベントを送出することにより、
代わりの確立要求先SI-SWの把握を行っている。なお、S
IONでは、TTL値と、イベントの意味情報中に含まれるホ
ップ属性とを用いることにより、更にきめこまかなホッ
プ制御が可能である。代表的なホップ属性には以下のも
のがある。 シェアードリンクの確立要求を行っているSI-SWのみ
をホップ対象とする。 シェアードリンクの確立要求を受け付けているSI-SW
のみをホップ対象とする。 すべてのSI-SWをホップ対象とする。
【0098】例えば、のホップ属性を指定した場合
の、イベントの流れを図19の破線で示している。図1
9において、( i /j )は各SI-SWにおいて記憶してい
る、シェアードリンクの確立情報である。iはSI-SWがシ
ェアードリンクの確立要求を行ったSI-SWを示してお
り、一方、jはSI-SWがシェアードリンクの確立要求を
受け付けたSI-SWを示している。例えば、SI-SW3の( 2/
5,6 )は、SI-SW3がSI-SW2に対して確立要求を行い、SI-
SW5およびSI-SW6から確立要求を受け付けていることを
表している。この状況において、SI-SW6が2ホップで
のホップ属性を持つイベントを送出し、SI-SW2から返却
イベントを受信することにより、SI-SW2の存在を知るこ
とが可能になり、これがSI-SW3障害時の代替となる。
【0099】<イベントパスの管理方法>図20は、片
方向のシェアードリンクにおいて、サービスエンティテ
ィがフィルタを登録したときに、SI-Rが設定するイベン
トパス(イベントルーティング情報)がどのように更新
・管理されるかを示したものである。図20の(b)
は、図20の(a)のネットワーク構成において、イベ
ントタイプ「BGM」に対し、SEがフィルタを登録・解除
する時のSI-Rのカウンタ値変遷例を示したものである。
【0100】図20の(b)において、SE i+は、サー
ビスエンティティiが、取得するイベントのイベントタ
イプとしてBGMをフィルタ登録したことを意味してい
る。一方、SE i-は、サービスエンティティがフィルタ
を解除したことを意味している。また、表中の数字は、
SI-Rのフィルタ登録情報管理部74が保持しているイベ
ントパス管理のためのカウンタ値であり、SI-RがSI-SW
に対して、イベントパス設定のためのフィルタ登録を行
っている回数を示している。このような管理は、イベン
トタイプ毎に行われる。但し、SI-RからSI-SWに対する
実際のフィルタ登録は、カウンタ値が0から1へインクリ
メントされたときのみ行われるように制御部73で制御
される。SI-Rは、例えば、1から2へ遷移する場合には、
フィルタ登録は行わずに、フィルタ登録が要求された旨
のみをフィルタ登録情報管理部74のカウンタで記憶し
ている。同様に、サービスエンティティがフィルタ解除
を行った場合には、イベントパスの更新のために、カウ
ンタをデクリメントするが、SI-RからSI-SWに対する実
際のフィルタ解除は、カウンタ値が0になったときに始
めて行われる。これにより、イベントパスの設定要求や
解除要求が、順次、自律的に波及(伝播)していく回数
を必要最低限に抑止することが可能になり、イベントパ
ス制御のオーバヘッドを低減することができる。
【0101】なお、説明を簡略化するために、片方向の
シェアードリンクのみを説明に用いたが、実際には、双
方向のシェアードリンクにおいて同様のイベントパス管
理が行われる。以下に、簡単に図20の(b)を説明す
る。 初期値において、イベントタイプ「BGM」に対するイ
ベントパスは確立されていないことを示している。 SE3がフィルタを登録することにより、イベントパス
の設定要求が順次、自律的に波及し、その結果、SI-R
3,2がSI-SW2にフィルタを登録し、同様に、SI-R2 ,1とSI
-R2,4がそれぞれSI-SWにフィルタ登録することによりイ
ベントパスが設定される。このとき、該当のSI-Rはそれ
ぞれカウンタをインクリメントする。 さらに、SE5がフィルタを登録すると、SI-R5,3を介し
て、イベントパスの設定要求がSI-R3,2に対して波及す
るが、SI-R3,2は、既にイベントタイプBGMに関する
イベントを転送するためのフィルタを登録済み(カウン
タ値が1)であるため、カウンタを単に2にインクリメ
ントするだけで、更なるフィルタ登録は行わない。その
ため、SI-R2,1とSI-R2,4に対して、イベントパスの設定
要求が波及しないため、両者のカウンタには変更が生じ
ない。 同様の考え方で、図20の(b)に示すように、表中
のカウンタ値が更新される。
【0102】なお、図5、図17におけるシェアードリ
ンク設定情報管理部57、フィルタ登録情報管理部74
は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッ
シュメモリ等の不揮発性のメモリや、CR−ROM等の
読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Acces
s Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの
組み合わせにより構成されるもとのする。
【0103】また、この図3、図5、図17における各
部は専用のハードウェアにより実現されるものであって
もよく、また、この図3、図5、図17における各部は
メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、
図3、図5、図17における各部の機能を実現するため
のプログラムをメモリにロードして実行することにより
その機能を実現させるものであってもよい。
【0104】また、図3、図5、図17における各部の
機能の一部またはすべてを実現するためのプログラムを
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この
記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステ
ムに読み込ませ、実行することによりその機能を実現さ
せてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステ
ム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むもの
とする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシ
ステムを利用している場合であれば、ホームページ提供
環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0105】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシス
テムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを
いう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の
通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線の
ように、短時間の間、動的にプログラムを保持するも
の、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュー
タシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プロ
グラムを保持しているものも含むものとする。また上記
プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのも
のであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータ
システムにすでに記録されているプログラムとの組み合
わせで実現できるものであっても良い。以上、この発明
の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な
構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による意味
情報スイッチ、意味情報ルータ、方法、記録媒体、プロ
グラムによれば、不要なイベント転送やイベントパスの
設定・解除要求を抑止することが可能になり、スケラビ
リティに優れた意味情報ネットワークを構築することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態において、エンティティ
の概要を説明する図である。
【図2】 同実施形態において、エンティティのタイプ
(種類)を説明する図である。
【図3】 同実施形態において、エンティティの構成を
説明する図である。
【図4】 同実施形態において、意味情報スイッチ、エ
ンティティ、セッションの構成を説明する図である。
【図5】 同実施形態において、意味情報スイッチの構
成を説明する図である。
【図6】 同実施形態において、意味情報ネットワーク
の構成例を示す図である。
【図7】 同実施形態において、イベントの構成を説明
する図である。
【図8】 同実施形態において、意味情報体系(オント
ロジ体系)の概要を説明する図である。
【図9】同実施形態において、意味情報体系(オントロ
ジ体系)の一例である。
【図10】 同実施形態において、イベント取得条件の
登録を説明する図である。
【図11】 同実施形態において、イベントプレースの
概要を説明する図である。
【図12】 同実施形態において、リファレンスモデル
の考え方を説明する図である。
【図13】 同実施形態において、ネットワークエンテ
ィティの増減形態を説明する図である。
【図14】 同実施形態において、意味情報スイッチの
状態遷移を説明する図である。
【図15】 同実施形態において、意味情報スイッチが
シェアードリンクの確立要求を行なう状態を説明する図
である。
【図16】 同実施形態において、意味情報スイッチが
シェアードリンクを確立する動作を説明する図である。
【図17】 同実施形態において、意味情報ルータの構
成を説明する図である。
【図18】 同実施形態において、意味情報スイッチが
シェアードリンクを解除、再確立する動作を説明する図
である。
【図19】 同実施形態において、ホップ属性を持つイ
ベントの流れを説明する図である。
【図20】 同実施形態において、任意のサービスエン
ティティがフィルタを登録した時、意味情報ルータにお
いてどのようにイベントパスを管理、更新するかを説明
する図である。
【図21】 同実施形態において、従来のネットワーク
を説明する図である。
【図22】 同実施形態において、パケットの構成を説
明する図である。
【図23】 同実施形態において、従来のパーソナライ
ズ情報提案サービスを実現するためのネットワーク構成
を説明する図である。
【図24】 同実施形態において、ブローカモデルを説
明するための図である。
【図25】 同実施形態において、ブローカモデルの実
現方法を説明する図である。
【図26】 同実施形態において、意味情報ネットワー
クの概念を説明する図である。
【図27】 同実施形態の意味情報ネットワークにおい
て、イベントを共有する概念を説明する図である。
【図28】 同実施形態において、SI-GWを用いたファ
イアウォールを跨るフェデレーションを説明する図であ
る。
【符号の説明】 1:意味情報ネットワーク(SION)、2:エンティテ
ィ、21(a、b):エンティティ、22(a、b、
c):エンティティ、31:要求処理部、32:ファク
トリ、51:イベント受信部、52:照合部、53:イ
ベント送信部、54:フィルタ管理部、55:制御要求
受付部、56:制御部、57:シェアードリンク設定情
報管理部、71:イベント転送部、72:制御要求受付
部、73:制御部、74:フィルタ登録情報管理部、1
01:コンシューマ、102:コンテンツプロバイダ、
103:サービスプロバイダ、109:ネットワーク
網、110:コンテンツ流通網

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上において、少なくともデ
    ータと、該データのメタデータである意味情報と、該意
    味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイベ
    ントを、第1の意味情報スイッチと、意味情報ルータを
    介して前記第1の意味情報スイッチと接続された第2の
    意味情報スイッチとの間で共有する通信システムであっ
    て、 前記第1の意味情報スイッチは、 イベントの取得条件を示すフィルタの登録要求を送信
    し、 前記意味情報ルータは、 イベントタイプ毎のカウンタであって前記第1の意味情
    報スイッチから送信されたフィルタ内容に含まれるイベ
    ントタイプと同じイベントタイプのカウンタを増加させ
    て保持すると共に、前記受信したフィルタ内容に含まれ
    るイベントタイプと同じイベントタイプのカウンタが受
    信した時点で初期値であった場合、前記受信したフィル
    タの登録要求を送信し、 前期第2の意味情報スイッチは、 前記意味情報ルータから送信された登録要求の内容をフ
    ィルタとして登録することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 ネットワーク上において、少なくともデ
    ータと、該データのメタデータである意味情報と、該意
    味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイベ
    ントを、第1の意味情報スイッチと、意味情報ルータを
    介して前記第1の意味情報スイッチと接続された第2の
    意味情報スイッチとの間でイベントを共有するためのフ
    ィルタ管理方法であって、 前記第1の意味情報スイッチは、 イベントの取得条件を示すフィルタの登録要求を送信す
    る過程と、 前記意味情報ルータは、 イベントタイプ毎のカウンタであって前記第1の意味情
    報スイッチから送信されたフィルタ内容に含まれるイベ
    ントタイプと同じイベントタイプのカウンタを増加させ
    て保持すると共に、前記受信したフィルタ内容に含まれ
    るイベントタイプと同じイベントタイプのカウンタが受
    信した時点で初期値であった場合、前記受信したフィル
    タの登録要求を送信する過程と、 前期第2の意味情報スイッチは、 前記意味情報ルータから送信された登録要求の内容をフ
    ィルタとして登録する過程とを特徴とするフィルタ管理
    方法。
  3. 【請求項3】 少なくともデータと、該データのメタデ
    ータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であるイ
    ベントタイプとからなるイベントの取得条件を示すフィ
    ルタの登録要求を受信する制御要求受付部と、 イベントタイプ毎にカウンタを保持し、前記受信したフ
    ィルタ内容に含まれるイベントタイプと同じイベントタ
    イプのカウンタを増加させて保持するフィルタ登録情報
    管理部と、 前記受信したフィルタ内容に含まれるイベントタイプと
    同じイベントタイプのカウンタが受信した時点で初期値
    であった場合、前記受信したフィルタの登録要求を送信
    し登録要求の内容をフィルタとして登録させる制御部と
    を備えることを特徴とする意味情報ルータ。
  4. 【請求項4】 少なくともデータと、該データのメタデ
    ータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であるイ
    ベントタイプとからなるイベントの取得条件を示すフィ
    ルタの登録要求を受信する過程と、 イベントタイプ毎にカウンタを保持し、前記受信したフ
    ィルタ内容に含まれるイベントタイプと同じイベントタ
    イプのカウンタを増加させて保持する過程と、 前記受信したフィルタ内容に含まれるイベントタイプと
    同じイベントタイプのカウンタが受信した時点で初期値
    であった場合、前記受信したフィルタの登録要求を送信
    し登録要求の内容をフィルタとして登録させる過程とを
    特徴とするフィルタ管理方法。
  5. 【請求項5】 イベントの取得条件を示すフィルタを管
    理するフィルタ管理プログラムであって、 少なくともデータと、該データのメタデータである意味
    情報と、該意味情報の語彙概念であるイベントタイプと
    からなるイベントの取得条件を示すフィルタの登録要求
    を受信するステップと、 イベントタイプ毎にカウンタを保持し、前記受信したフ
    ィルタ内容に含まれるイベントタイプと同じイベントタ
    イプのカウンタを増加させて保持するステップと、 前記受信したフィルタ内容に含まれるイベントタイプと
    同じイベントタイプのカウンタが受信した時点で初期値
    であった場合、前記受信したフィルタの登録要求を送信
    し登録要求の内容をフィルタとして登録させるステップ
    とをコンピュータに実行させるためのフィルタ管理プロ
    グラム。
  6. 【請求項6】 ネットワーク上において、少なくともデ
    ータと、該データのメタデータである意味情報と、該意
    味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイベ
    ントを、第1の意味情報スイッチと、意味情報ルータを
    介して前記第1の意味情報スイッチと接続された第2の
    意味情報スイッチとの間で転送するための通信システム
    であって、 前記第1の意味情報スイッチは、 少なくとも該第1の意味情報スイッチの識別子を含むシ
    ェアードリンク確立要求を送信し、 前記第2の意味情報スイッチは、 前記第1の意味情報スイッチから送信されたシェアード
    リンク確立要求を受信し、少なくとも該シェアードリン
    ク確立要求に含まれる識別子を送信し、 前記意味情報ルータは、 前記第2の意味情報スイッチから送信された識別子に基
    づいて、前記第1の意味情報スイッチから送信されたイ
    ベントを前記第2の意味情報スイッチに転送するための
    設定をすることを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の意味情報スイッチは、 該意味情報スイッチの識別子を、通信ネットワークを介
    してさらに送信し、 前記意味情報ルータ、又は前記第1の意味情報スイッチ
    と前記第2の意味情報スイッチを接続する他の意味情報
    ルータは、 前記第2の意味情報スイッチから送信された識別子に基
    づいて、前記第2の意味情報スイッチから送信されたイ
    ベントを前記第1の意味情報スイッチに転送するための
    設定をさらに行なうことを特徴とする請求項6に記載の
    通信システム。
  8. 【請求項8】 ネットワーク上において、少なくともデ
    ータと、該データのメタデータである意味情報と、該意
    味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイベ
    ントを、第1の意味情報スイッチと、意味情報ルータを
    介して前記第1の意味情報スイッチと接続された第2の
    意味情報スイッチとの間で転送するためのシェアードリ
    ンク確立方法であって、 前記第1の意味情報スイッチは、 少なくとも該第1の意味情報スイッチの識別子を含むシ
    ェアードリンク確立要求を送信する過程と、 前記第2の意味情報スイッチは、 前記第1の意味情報スイッチから送信されたシェアード
    リンク確立要求を受信し、少なくとも該シェアードリン
    ク確立要求に含まれる識別子を送信する過程と、 前記意味情報ルータは、 前記第2の意味情報スイッチから送信された識別子に基
    づいて、前記第1の意味情報スイッチから送信されたイ
    ベントを前記第2の意味情報スイッチに転送するための
    設定をする過程とを特徴とするシェアードリンク確立方
    法。
  9. 【請求項9】 ネットワーク上において、少なくともデ
    ータと、該データのメタデータである意味情報と、該意
    味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイベ
    ントを、第1の意味情報スイッチと、意味情報ルータを
    介して前記第1の意味情報スイッチと接続された第2の
    意味情報スイッチとの間で転送するためのシェアードリ
    ンク確立プログラムであって、 前記第1の意味情報スイッチは、 少なくとも該第1の意味情報スイッチの識別子を含むシ
    ェアードリンク確立要求を送信するステップと、 前記第2の意味情報スイッチは、 前記第1の意味情報スイッチから送信されたシェアード
    リンク確立要求を受信し、少なくとも該シェアードリン
    ク確立要求に含まれる識別子を送信するステップと、 前記意味情報ルータは、 前記第2の意味情報スイッチから送信された識別子に基
    づいて、前記第1の意味情報スイッチから送信されたイ
    ベントを前記第2の意味情報スイッチに転送するための
    設定をするステップとをコンピュータに実行させるため
    のシェアードリンク確立プログラム。
  10. 【請求項10】 ネットワーク上において、第1の意味
    情報スイッチと、第1の意味情報ルータを介して前記第
    1の意味情報スイッチとシェアードリンクを確立してい
    る第2の意味情報スイッチであって前記第1の意味情報
    スイッチにシェアードリンクの確立を要求した第2の意
    味情報スイッチと、第2の意味情報ルータを介して前記
    第2のスイッチとシェアードリンクを確立している第3
    の意味情報スイッチであって前記第2の意味情報スイッ
    チにシェアードリンクの確立を要求した第3の意味情報
    スイッチとの間で、少なくともデータと、該データのメ
    タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
    るイベントタイプとからなるイベントを転送するための
    通信システムであって、 前記第2の意味情報スイッチは、 確立しているシェアードリンクの解除要求を受信する
    と、第1の意味情報スイッチと第3の意味情報スイッチ
    にシェアードリンクを解除する旨を送信し、 前記第3の意味情報スイッチに、少なくとも前記第1の
    意味情報スイッチの識別子を含む情報を送信し、 前記第1の意味情報ルータと前記第2の意味情報ルータ
    とに、シェアードリンクを解除する旨を送信してシェア
    ードリンクを解除させ、 前記第3の意味情報スイッチは、 受信した第1の意味情報スイッチの識別子に基づいて前
    記第1の意味情報スイッチにシェアードリンクの確立要
    求を送信することを特徴とする通信システム。
  11. 【請求項11】 ネットワーク上において、第1の意味
    情報スイッチと、第1の意味情報ルータを介して前記第
    1の意味情報スイッチとシェアードリンクを確立してい
    る第2の意味情報スイッチであって前記第1の意味情報
    スイッチにシェアードリンクの確立を要求した第2の意
    味情報スイッチと、第2の意味情報ルータを介して前記
    第2のスイッチとシェアードリンクを確立している第3
    の意味情報スイッチであって前記第2の意味情報スイッ
    チにシェアードリンクの確立を要求した第3の意味情報
    スイッチとの間で、少なくともデータと、該データのメ
    タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
    るイベントタイプとからなるイベントを転送するための
    シェアードリンク解除方法であって、 前記第2の意味情報スイッチは、 確立しているシェアードリンクの解除要求を受信する
    と、第1の意味情報スイッチと第3の意味情報スイッチ
    にシェアードリンクを解除する旨を送信する過程と、 前記第3の意味情報スイッチに、少なくとも前記第1の
    意味情報スイッチの識別子を含む情報を送信する過程
    と、 前記第1の意味情報ルータと前記第2の意味情報ルータ
    とに、シェアードリンクを解除する旨を送信してシェア
    ードリンクを解除させる過程と、 前記第3の意味情報スイッチは、 受信した第1の意味情報スイッチの識別子に基づいて前
    記第1の意味情報スイッチにシェアードリンクの確立要
    求を送信する過程とを特徴とするシェアードリンク解除
    方法。
  12. 【請求項12】 ネットワーク上において、第1の意味
    情報スイッチと、第1の意味情報ルータを介して前記第
    1の意味情報スイッチとシェアードリンクを確立してい
    る第2の意味情報スイッチであって前記第1の意味情報
    スイッチにシェアードリンクの確立を要求した第2の意
    味情報スイッチと、第2の意味情報ルータを介して前記
    第2のスイッチとシェアードリンクを確立している第3
    の意味情報スイッチであって前記第2の意味情報スイッ
    チにシェアードリンクの確立を要求した第3の意味情報
    スイッチとの間で、少なくともデータと、該データのメ
    タデータである意味情報と、該意味情報の語彙概念であ
    るイベントタイプとからなるイベントを転送するための
    シェアードリンク解除プログラムであって、前記第2の
    意味情報スイッチは、 確立しているシェアードリンクの解除要求を受信する
    と、第1の意味情報スイッチと第3の意味情報スイッチ
    にシェアードリンクを解除する旨を送信するステップ
    と、 前記第3の意味情報スイッチに、少なくとも前記第1の
    意味情報スイッチの識別子を含む情報を送信するステッ
    プと、 前記第1の意味情報ルータと前記第2の意味情報ルータ
    とに、シェアードリンクを解除する旨を送信してシェア
    −ドリンクを解除させるステップと、 前記第3の意味情報スイッチは、 受信した第1の意味情報スイッチの識別子に基づいて前
    記第1の意味情報スイッチにシェアードリンクの確立要
    求を送信するステップとをコンピュータに実行させるシ
    ェアードリンク解除プログラム。
  13. 【請求項13】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプと、イベント
    のホップ数と、イベントの転送属性であるホップ属性と
    からなるイベントを、イベント送信者から受信して意味
    情報に基づき他の意味情報スイッチに転送する複数の意
    味情報スイッチからなる通信システムであって、 前記通信システムは、 少なくとも第1の意味情報スイッチと、前記第1の意味
    情報スイッチから要求を受けてシェアードリンクを確立
    している第2の意味情報スイッチと、前記第2の意味情
    報スイッチから要求を受けてシェアードリンクを確立し
    ている第3の意味情報スイッチとからなり、 前記第1の意味情報スイッチは、 ホップ数を指定し、前記指定したホップ数とホップ属性
    を含むイベントを、シェアードリンクの確立要求を行な
    った先の他の意味情報スイッチと指定して送信し、 前記第2の意味情報スイッチは、 前記イベントを受信し、前記イベントに含まれるホップ
    属性及びホップ数に基づいて前記イベントを送信し、 前記第3の意味情報スイッチは、 前記イベントを受信し、前記第1の意味情報スイッチに
    返却イベントを送信し、前記第1の意味情報スイッチに
    前記返却イベントを受信させることを特徴とする通信シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプと、イベント
    のホップ数と、イベントの転送属性であるホップ属性と
    からなるイベントを、イベント送信者から受信して意味
    情報に基づき他の意味情報スイッチに転送する複数の意
    味情報スイッチからなる通信システムで実施するイベン
    ト転送方法であって、 前記通信システムは、 少なくとも第1の意味情報スイッチと、前記第1の意味
    情報スイッチから要求を受けてシェアードリンクを確立
    している第2の意味情報スイッチと、前記第2の意味情
    報スイッチから要求を受けてシェアードリンクを確立し
    ている第3の意味情報スイッチとからなり、 前記第1の意味情報スイッチは、 ホップ数を指定し、前記指定したホップ数とホップ属性
    を含むイベントを、シェアードリンクの確立要求を行な
    った先の他の意味情報スイッチと指定して送信する過程
    と、 前記第2の意味情報スイッチは、 前記イベントを受信し、前記イベントに含まれるホップ
    属性及びホップ数に基づいて前記イベントを送信する過
    程と、 前記第3の意味情報スイッチは、 前記イベントを受信し、前記第1の意味情報スイッチに
    返却イベントを送信し、前記第1の意味情報スイッチに
    前記返却イベントを受信させる過程と、 を特徴とするイベント転送方法。
  15. 【請求項15】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプと、イベント
    の転送属性であるホップ属性とからなるイベントを、イ
    ベント送信者から受信して前記意味情報に基づき他の意
    味情報スイッチに転送するための意味情報スイッチであ
    って、 前記イベントに含まれるホップ属性に基づいて、シェア
    ードリンクの確立要求を行なった他の意味情報スイッチ
    又はシェアードリンクの確立要求を受け付けた他の意味
    情報スイッチ又は全ての意味情報スイッチいずれかの意
    味情報スイッチをイベントの転送先とするイベント送信
    部を備えることを特徴とする意味情報スイッチ。
  16. 【請求項16】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプと、イベント
    の転送属性であるホップ属性とからなるイベントを、イ
    ベント送信者から受信して前記意味情報に基づき他の意
    味情報スイッチに転送するためのシェアードリンク確立
    方法であって、 前記イベントに含まれるホップ属性に基づいて、シェア
    ードリンクの確立要求を行なった他の意味情報スイッチ
    又はシェアードリンクの確立要求を受け付けた他の意味
    情報スイッチ又は全ての意味情報スイッチいずれかの意
    味情報スイッチをイベントの転送先とする過程を特徴と
    するシェアードリンク確立方法。
  17. 【請求項17】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプと、イベント
    の転送属性であるホップ属性とからなるイベントを、イ
    ベント送信者から受信して前記意味情報に基づき他の意
    味情報スイッチに転送するためのシェアードリンク確立
    プログラムであって、 前記イベントに含まれるホップ属性に基づいて、シェア
    ードリンクの確立要求を行なった他の意味情報スイッチ
    又はシェアードリンクの確立要求を受け付けた他の意味
    情報スイッチ又は全ての意味情報スイッチいずれかの意
    味情報スイッチをイベントの転送先とするステップをコ
    ンピュータに実行させるシェアードリンク確立プログラ
    ム。
  18. 【請求項18】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイ
    ベントを、第1の意味情報スイッチと、前記第1の意味
    情報スイッチと意味情報ルータを介して接続された第2
    の意味情報スイッチとの間で転送するための通信システ
    ムであって、 前記第1の意味情報スイッチは、 シェアードリンク確立要求を送信し、 前記第2の意味情報スイッチは、 意味情報及びイベントタイプ両方をフィルタとして登録
    しており、 前記第1の意味情報スイッチから送信されたシェアード
    リンク確立要求を受信すると、少なくとも前記フィルタ
    を送信し、 前記意味情報ルータは、 前記第1の意味情報スイッチに、前記第2の意味情報ス
    イッチから送信されたフィルタを登録させることを特徴
    とする通信システム。
  19. 【請求項19】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイ
    ベントを、第1の意味情報スイッチと、前記第1の意味
    情報スイッチと意味情報ルータを介して接続された第2
    の意味情報スイッチとの間で転送するためのフィルタ管
    理方法であって、 前記第1の意味情報スイッチは、 シェアードリンク確立要求を送信する過程と、 前記第2の意味情報スイッチは、 意味情報及びイベントタイプ両方をフィルタとして登録
    しており、 前記第1の意味情報スイッチから送信されたシェアード
    リンク確立要求を受信すると、少なくとも前記フィルタ
    とを送信する過程と、 前記意味情報ルータは、 前記第1の意味情報スイッチに、前記第2の意味情報ス
    イッチから送信されたフィルタを登録させる過程とを特
    徴とするフィルタ管理方法。
  20. 【請求項20】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイ
    ベントを複数の意味情報スイッチ間で転送するための意
    味情報ルータであって、 意味情報及びイベントタイプ両方をフィルタとし、ある
    意味情報スイッチから送信されたフィルタを、他の意味
    情報スイッチに登録させる制御部を備えることを特徴と
    する意味情報ルータ。
  21. 【請求項21】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイ
    ベントを複数の意味情報スイッチ間で転送するためのフ
    ィルタ管理方法であって、 意味情報及びイベントタイプ両方をフィルタとし、ある
    意味情報スイッチから送信されたフィルタを、他の意味
    情報スイッチに登録させる過程を特徴とするフィルタ管
    理方法。
  22. 【請求項22】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイ
    ベントを複数の意味情報スイッチ間で転送するためのフ
    ィルタ管理プログラムであって、 意味情報及びイベントタイプ両方をフィルタとし、ある
    意味情報スイッチから送信されたフィルタを、他の意味
    情報スイッチに登録させるステップをコンピュータに実
    行させるフィルタ管理プログラム。
  23. 【請求項23】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイ
    ベントを、イベント送信者から受信して前記意味情報に
    基づき他の意味情報スイッチに転送するための意味情報
    スイッチであって、 他の意味情報スイッチ各々に対するシェアードリンクの
    確立要求を多くとも1回行なう制御部と、 他の意味情報スイッチからの確立要求を無制限に受け付
    ける制御要求受付部と、 を備えることを特徴とする意味情報スイッチ。
  24. 【請求項24】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイ
    ベントを、イベント送信者から受信して前記意味情報に
    基づき他の意味情報スイッチに転送するためのイベント
    転送方法であって、 他の意味情報スイッチ各々に対するシェアードリンクの
    確立要求を多くとも1回行なう過程と、 他の意味情報スイッチからの確立要求を無制限に受け付
    ける過程と、 を特徴とするイベント転送方法。
  25. 【請求項25】 ネットワーク上において、少なくとも
    データと、該データのメタデータである意味情報と、該
    意味情報の語彙概念であるイベントタイプとからなるイ
    ベントを、イベント送信者から受信して前記意味情報に
    基づき他の意味情報スイッチに転送するためのイベント
    転送プログラムであって、 他の意味情報スイッチ各々に対するシェアードリンクの
    確立要求を多くとも1回行なうステップと、 他の意味情報スイッチからの確立要求を無制限に受け付
    けるステップと、 をコンピュータに実行させるイベント転送プログラム。
  26. 【請求項26】 請求項5、請求項9、請求項12、請
    求項17、請求項22、請求項25いずれかに記載のプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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