JP2003030029A - データ管理装置 - Google Patents

データ管理装置

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JP2003030029A
JP2003030029A JP2001219657A JP2001219657A JP2003030029A JP 2003030029 A JP2003030029 A JP 2003030029A JP 2001219657 A JP2001219657 A JP 2001219657A JP 2001219657 A JP2001219657 A JP 2001219657A JP 2003030029 A JP2003030029 A JP 2003030029A
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JP2001219657A
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Osamu Nakagawa
修 中川
Kiyoshi Iwasaki
清 岩崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザごとのアクセス権限を効率的かつ柔軟
に管理する。 【解決手段】 データ格納部110内に商品データベー
スを構築し、端末装置200からのアクセスにより利用
できるようにする。端末装置200を利用する個々のユ
ーザがいずれのグループに所属するかを示すために、ユ
ーザとグループとの対応関係を定義するユーザ管理テー
ブル130と、個々のグループに与えるアクセス権限を
定義するグループ権限テーブル140とを用意し、テー
ブル設定部150によりテーブルの内容を設定できるよ
うにする。ユーザからのアクセスがあったら、アクセス
制御部120は、テーブル130を参照してグループを
認識し、テーブル140を参照してアクセス権限を認識
し、権限の範囲内でアクセスを許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ管理装置に関
し、特に、ネットワークを介して複数のユーザにデータ
を提供することができるデータベースシステムにおい
て、データを保存し、これを管理するためのデータ管理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報産業の発達により、様々な分野にお
いて様々な情報がデジタルデータとして蓄積され、コン
ピュータによる利用に供されている。特に、一般的な企
業では、サーバ装置に種々の情報を蓄積するためのデー
タベースを構築し、ネットワークを介して多数のクライ
アント装置から、このデータベースへのアクセスを行う
ことができるシステムが利用されている。このように、
ネットワークを介して多数のユーザにデータを提供する
ことができるデータベースシステムを運用するために
は、データを保存するとともに、これを管理するための
データ管理装置が必要になる。このようなデータ管理装
置の重要な機能のひとつは、アクセス権限の管理であ
る。特に、企業内に構築されたデータベース内の情報
は、その多くが社外秘の機密情報であり、また、秘密に
する必要がない情報であっても、内容が誤操作あるいは
不正操作によって書き換えられるような事態は防止しな
ければならない。このため、実際の運用では、データの
読み出しを許可するアクセス権限、データの書換えを許
可するアクセス権限、データの新規登録を許可するアク
セス権限など、複数のアクセス権限を予め定義してお
き、個々のユーザにそれぞれ特定のアクセス権限を与え
る措置が採られている。この場合、各ユーザは、与えら
れたアクセス権限の範囲内でのみ、データへのアクセス
が許可されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のデータ管理装置には、ユーザごとのアクセス権
限を効率的かつ柔軟に管理することができないという問
題がある。たとえば、大企業の社内データベースを管理
するデータ管理装置の場合、社内ネットワークを介して
多数の端末装置からのアクセスを受けることになるた
め、このデータベースを利用するユーザの総数は膨大な
数になる。これら多数のユーザのそれぞれに対して、所
定のアクセス権限を設定する作業負担は甚大なものであ
り、必要に応じて適宜アクセス権限の変更を行うという
メンテナンス上の作業負担も考慮すれば、従来のデータ
管理装置では必ずしも効率的な運用を行うことはできな
い。また、アクセス権限の種類としては、上述したよう
に、データの読み出し/書換え/新規登録といった種類
の設定しか用意されておらず、従来のデータ管理装置で
は、きめ細かい柔軟なアクセス権限の設定を行うことは
できない。
【0004】そこで本発明は、ユーザごとのアクセス権
限を効率的かつ柔軟に管理することが可能なデータ管理
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の態
様は、複数のユーザによって利用されるデータを保存
し、これを管理するためのデータ管理装置において、管
理対象となるデータを格納するデータ格納部と、ユーザ
がデータ格納部内のデータを利用する際にアクセスを行
う端末装置と、個々のユーザがいずれのグループに所属
するかを示すために、ユーザとグループとの対応関係を
定義するユーザ管理テーブルと、データ格納部内のデー
タに対してアクセスを行う際に、個々のグループに対し
て与えられたアクセス権限を定義するグループ権限テー
ブルと、ユーザ管理テーブルおよびグループ権限テーブ
ルの内容を設定するテーブル設定部と、特定のユーザが
端末装置からアクセスを行ったときに、ユーザ管理テー
ブルを参照することにより、特定のユーザの所属グルー
プを認識し、グループ権限テーブルを参照することによ
り、認識した所属グループに対して与えられているアク
セス権限を認識し、この認識したアクセス権限の範囲内
で、端末装置からのデータ格納部内のデータに対するア
クセスを許可するアクセス制御部と、を設けるようにし
たものである。
【0006】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係るデータ管理装置において、データ格納部、
ユーザ管理テーブル、グループ権限テーブル、テーブル
設定部、アクセス制御部をサーバ装置に設け、このサー
バ装置にネットワークを介して接続されたクライアント
装置を端末装置として用いるようにしたものである。
【0007】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1
または第2の態様に係るデータ管理装置において、デー
タ格納部内にデータベースを構築し、アクセス制御部に
データベースに対する検索機能をもたせ、端末装置から
データベースに対するアクセスが行えるようにし、デー
タベースシステムとして利用できるようにしたものであ
る。
【0008】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1
〜第3の態様に係るデータ管理装置において、テーブル
設定部が、データ格納部内に格納されているデータに応
じて、それぞれ異なるアクセス権限を設定する機能を有
するようにしたものである。
【0009】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第4
の態様に係るデータ管理装置において、データ格納部内
に、商品に関するデータが、テキストデータからなる商
品書誌データと、画像データもしくは音声データからな
る商品素材データとに分類されて格納されており、テー
ブル設定部が、商品書誌データと商品素材データとにつ
いて、それぞれ別個のアクセス権限を設定する機能を有
するようにしたものである。
【0010】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1
〜第5の態様に係るデータ管理装置において、テーブル
設定部が、データの閲覧、データの新規登録、データの
更新、データの削除を行うためのアクセス権限を設定す
る機能を有するようにしたものである。
【0011】(7) 本発明の第7の態様は、上述の第1
〜第6の態様に係るデータ管理装置において、テーブル
設定部が、データ格納部内に格納されているデータに対
する訂正指示を与えるための訂正指示発行権限およびこ
の訂正指示を閲覧するための訂正指示閲覧権限を設定す
る機能を有し、アクセス制御部が、訂正指示発行権限を
有するユーザからのアクセスがあった場合に、該ユーザ
から与えられた訂正指示をアクセス対象となるデータに
関連づけてデータ格納部内に格納する処理を行い、訂正
指示閲覧権限を有するユーザからのアクセスがあった場
合に、該ユーザに対してアクセス対象となるデータに関
連づけてデータ格納部内に格納されていた訂正指示を閲
覧させる処理を行う機能を有するようにしたものであ
る。
【0012】(8) 本発明の第8の態様は、上述の第1
〜第7の態様に係るデータ管理装置において、テーブル
設定部が、同一アカウントによる複数同時ログインを許
可する二重ログイン権限を設定する機能を有し、アクセ
ス制御部が、端末装置から予め定められた所定のアカウ
ントによるログインがあることを前提としてアクセスを
許可し、かつ、二重ログイン権限を有するユーザからの
アクセスがあった場合に限り、同一アカウントによる複
数同時ログインを許可するようにしたものである。
【0013】(9) 本発明の第9の態様は、上述の第1
〜第8の態様に係るデータ管理装置において、端末装置
に、複数通りのアクセス用プログラムを用意しておき、
テーブル設定部が、複数通りのアクセス用プログラムの
うちの特定のアクセス用プログラムを用いたアクセスの
みを許可するプログラム特定アクセス権限を設定する機
能を有し、アクセス制御部が、プログラム特定アクセス
権限が与えられたユーザからのアクセスがあった場合、
このプログラム特定アクセス権限によって特定されたア
クセス用プログラムを用いたアクセスについてのみ、当
該アクセスを許可する機能を有するようにしたものであ
る。
【0014】(10) 本発明の第10の態様は、上述の第
9の態様に係るデータ管理装置において、端末装置に、
通常アクセスを行うための通常版プログラムと、簡易ア
クセスを行うための簡易版プログラムと、の2通りのア
クセス用プログラムが用意されており、テーブル設定部
が、簡易版プログラムを用いたアクセスのみを許可する
簡易版権限を設定する機能を有し、アクセス制御部が、
簡易版権限を有するユーザからのアクセスがあった際に
は、簡易版プログラムを用いたアクセスがあった場合に
のみ、当該アクセスを許可するとともに、グループ権限
テーブル内のその他のアクセス権限を無効とする取り扱
いを行う機能を有するようにしたものである。
【0015】(11) 本発明の第11の態様は、上述の第
1〜第10の態様に係るデータ管理装置として、コンピ
ュータを機能させるためのプログラムを用意し、このプ
ログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録
して配布できるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。
【0017】§1.本発明に係るデータ管理装置の基本
構成 図1は、本発明の一実施形態に係るデータ管理装置の基
本構成を示すブロック図である。この装置は、サーバ装
置100とクライアント装置(端末装置)200とをネ
ットワーク300を介して接続することにより構成され
ている。ここでは、図示の便宜上、1台のサーバ装置1
00と1台のクライアント装置200しか描かれていな
いが、実際には、ネットワーク300には、この他にも
多数のクライアント装置200が接続されている。ま
た、サーバ装置100も必要に応じて複数台設置するこ
とができる。ここでは、このデータ管理装置を、社内デ
ータベースシステムとして利用する例を示すことにし、
より具体的には、印刷会社において商品カタログを印刷
する業務に利用するための社内データベースシステムと
して利用する場合の例を示すことにする。この例の場
合、サーバ装置100および多数のクライアント装置2
00が、社内LANからなるネットワーク300を介し
て接続されており、ユーザとなる社員は、クライアント
装置200を端末装置として利用して、サーバ装置10
0内に構築されているデータベースに対するアクセスを
行うことができる。
【0018】図示のとおり、サーバ装置100内には、
データ格納部110、アクセス制御部120、ユーザ管
理テーブル130、グループ権限テーブル140、テー
ブル設定部150が設けられている。もっとも、これら
の各構成要素は、サーバ装置100のソフトウエア上の
個々の機能を要素として抽出したものであり、必ずし
も、実際のハードウエア構成要素に対応しているわけで
はない。
【0019】データ格納部110は、管理対象となるデ
ータを格納する構成要素であり、この印刷会社で作成す
る商品カタログに掲載すべき商品に関する商品データベ
ースが構築されている。この実施形態の場合、個々の商
品データは、商品書誌データDαと商品素材データDβ
とに大別される。商品書誌データDαは、テキストデー
タによって構成され、カタログに掲載すべき個々の商品
の商品名、型番、寸法、色、価格、説明文などの書誌デ
ータである。一方、商品素材データDβは、画像データ
によって構成され、カタログに掲載すべき個々の商品の
写真、図面、表などの素材データである。図では、説明
の便宜上、データ格納部110内に、商品書誌データD
αを示すブロックと商品素材データDβを示すブロック
とが別個に描かれているが、実際には、多数の商品に関
する商品書誌データDαおよび商品素材データDβが、
それぞれ商品ごとに区別しうる態様で格納されている。
【0020】アクセス制御部120は、ネットワーク3
00を介してクライアント装置200から、データ格納
部110内の特定のデータに対するアクセスがあった場
合に、このアクセスを許可するか否かを判断してアクセ
ス制御を行う機能を有する。すなわち、ユーザがクライ
アント装置200を操作して、データ格納部110内の
特定のデータに対して、特定の態様によるアクセス(読
み出し/書換え/新規登録など)を試みると、アクセス
制御部120は、当該ユーザに与えられているアクセス
権限の範囲内で、このアクセスを許可することになる。
後述するように、当該ユーザについてのアクセス権限の
認識は、ユーザ管理テーブル130およびグループ権限
テーブル140の内容に基づいて行われる。なお、実際
の運用を行う上では、各ユーザごとに所定のアカウント
およびパスワードを定めておくようにし、クライアント
装置200からサーバ装置100へのログイン時には、
所定のアカウントの名において、所定のパスワードの入
力を条件とすることになる。
【0021】ユーザ管理テーブル130は、このデータ
管理装置を利用する個々のユーザがいずれのグループに
所属するかを示すために、ユーザとグループとの対応関
係を定義する構成要素である。なお、ここでは、この構
成要素の機能に着目して「テーブル」という文言を用い
ることにするが、実際のハードウエア構成要素として
は、もちろん、「テーブル」の情報を格納した記録装置
ということになる。図2に、ユーザ管理テーブル130
の具体例を示す。この図2に示す具体例では、個々のユ
ーザごとにそれぞれ所定の管理番号が付与され、管理番
号、ユーザ名、属性、グループIDの対応関係が示され
ている。たとえば、管理番号「U001」が付与された
ユーザについては、「青木○○」なるユーザ名、「営業
一課」なる属性、「G03」なるグループIDが対応づ
けられており、「青木○○」なる社員が、「営業一課」
なる部門に配属されており、「G03」なるグループI
Dで示されるグループに所属することが示されている。
図示の例では、「青木」および「岡田」なる社員(いず
れも、営業一課)に対して同一のグループID「G0
3」が対応づけられており、このデータ管理装置におい
ては、この両名は同一のグループに所属することにな
る。なお、この例では社員の所属部門を属性としてテー
ブルに掲載しているが、社員の年齢、生年月日、住所、
電話番号などの情報を属性としてテーブルに掲載しても
かまわない。また、個々のユーザがサーバ装置100へ
のログイン時に用いるアカウントおよびパスワードを、
このユーザ管理テーブル130に格納しておくようにし
てもかまわない。
【0022】一方、グループ権限テーブル140は、デ
ータ格納部110内のデータに対してアクセスを行う際
に、個々のグループに対して与えられたアクセス権限を
定義するテーブルである。図示の例では、グループID
「G01」,「G02」,「G03」,…なる個々のグ
ループに、それぞれ「管理グループ」,「経理グルー
プ」,「営業グループ」,…等のグループ名が定義され
ており、各グループごとにそれぞれ8通りの態様による
アクセス権限の有無(○もしくは×)が示されている。
たとえば、グループID「G01」なる管理グループに
対しては、第1〜第4の態様によるアクセス権限および
第6および第7の態様によるアクセス権限が与えられて
おり、その他のアクセス権限は与えられていない。本発
明に係るデータ管理装置の重要な特徴は、個々のユーザ
ごとにアクセス権限を定義する代わりに、ユーザが所属
するグループごとにアクセス権限を定義する点にある。
図3のグループ権限テーブル140に示されているグル
ープIDは、図2のユーザ管理テーブル130に示され
ているグループIDと同一のものであり、このグループ
IDを媒介として、所定のユーザに対して与えられてい
るアクセス権限を認識することが可能になる。
【0023】テーブル設定部150は、ユーザ管理テー
ブル130およびグループ権限テーブル140の内容を
設定する処理を行う構成要素である。本実施形態では、
このデータ管理装置全体についての管理を行う管理者
が、クライアント装置200から管理者用アカウントを
用いて所定のパスワードを入力してサーバ装置100に
対してログインした場合に限り、クライアント装置20
0からテーブル設定部150に対する指示を行うことが
できるような構成になっている。管理者が、管理者用ア
カウントを用いてログインすると、テーブル設定部15
0の機能により、クライアント装置200の画面に、た
とえば、図2に示すようなユーザ管理テーブル130ま
たは図3に示すようなグループ権限テーブル140が表
示されるような仕様になっており、管理者が、このテー
ブルの所定欄に指示入力を行うことにより、各テーブル
の内容を設定したり、変更したりすることができるよう
になっている(グループ権限テーブル140の内容を設
定するための具体的な設定画面例は、後に、図5を参照
して説明する。)。
【0024】さて、テーブル設定部150を用いて、予
め、図2に示すようなユーザ管理テーブル130および
図3に示すようなグループ権限テーブル140の内容を
設定しておけば、アクセス制御部120は、これらのテ
ーブルの内容を参照することにより、各ユーザに与えら
れたアクセス権限を認識することができ、アクセス制御
を行うことができる。すなわち、特定のユーザがクライ
アント装置200から、データ格納部110内の所定の
データに対するアクセスを行った場合、アクセス制御部
120は、まず、ユーザ管理テーブル130を参照する
ことにより、アクセスを行った特定のユーザの所属グル
ープを認識する。続いて、グループ権限テーブル140
を参照することにより、認識した所属グループに対して
与えられているアクセス権限を認識し、この認識したア
クセス権限の範囲内で、クライアント装置200からの
データ格納部110内のデータに対するアクセスを許可
する処理が行われる。
【0025】たとえば、「青木○○」なる社員が、この
社員に付与されたアカウントを用いてアクセスを行って
きた場合、アクセス制御部120は、まず、このアカウ
ントに対する認証を行う。すなわち、このアカウントに
対応したパスワードの入力が行われることを条件に、当
該アカウントを用いたサーバ装置100に対するログイ
ンを許可する。続いて、ユーザ管理テーブル130を参
照することにより、「青木○○」なる社員がグループI
D「G03」なるグループに所属することを認識する。
たとえば、管理番号をそのままアカウントとして用いる
ようにすれば、「U001」なるアカウントによるログ
インがあったことにより、図2のユーザ管理テーブル1
30を参照して、当該ログインに係るユーザが「青木○
○」なる社員であり、グループID「G03」なるグル
ープに所属するユーザであることが認識できる。そこ
で、続いて、図3のグループ権限テーブル140を参照
すれば、グループID「G03」なるグループに与えら
れたアクセス権限が、第5〜第7の態様によるアクセス
権限であることが認識できるので、この「青木○○」な
る社員から指示されたアクセス態様が、第5〜第7の態
様であればこれを許可し、それ以外の態様であれば拒絶
する処理を行うことができる。
【0026】このように、本発明では、ユーザ単位では
なく、グループ単位でアクセス権限の設定が可能なた
め、多数のユーザからのアクセス権限を効率的に管理す
ることが可能になる。たとえば、図2のユーザ管理テー
ブル130では、営業一課に配属されている「青木」お
よび「岡田」なる社員に対しては、グループID「G0
3」で示される「営業グループ」なる所属定義がなされ
ているが、このように営業部門に携わるユーザをすべて
「営業グループ」に所属させるような定義をユーザ管理
テーブル130において行っておけば、図3に示すグル
ープ権限テーブル140において、この「営業グルー
プ」なるグループ単位でアクセス権限を設定するだけ
で、営業部門に携わるすべてのユーザに関するアクセス
権限の設定を行うことができる。また、この営業部門の
ユーザに与えるべきアクセス権限を変更する場合には、
グループ権限テーブル140における「営業グループ」
についてのアクセス権限を変更する作業を行うだけで済
み、従来のように、個々のユーザごとにアクセス権限の
設定を変更する作業を行う必要はない。もちろん、特定
のユーザが営業部門から経理部門に転属となった場合
は、ユーザ管理テーブル130における当該ユーザに関
するグループIDを「G03」から「G02」に変更す
る処理を行えばよい。
【0027】なお、ここに示す実施形態の場合、データ
格納部110内には商品データベースが構築されてお
り、アクセス制御部120には、この商品データベース
に対する検索機能が付加されている。したがって、ユー
ザからのアクセス態様が、アクセス権限の範囲内のもの
であれば、必要に応じて、アクセス制御部120によっ
て、データ格納部110内のデータに対する検索処理が
行われることになる。
【0028】§2.本発明に係るデータ管理装置におけ
るアクセス権限 上述したように、本発明に係るデータ管理装置の重要な
特徴は、アクセス権限の設定をグループ単位で行えるよ
うにした、という点であるが、もうひとつの重要な特徴
は、よりきめの細かい柔軟なアクセス権限の管理を可能
にした、という点にある。以下、この柔軟なアクセス権
限の管理態様を、図示する商品データベースシステムの
実施形態に基づいて説明する。
【0029】図3のグループ権限テーブル140には、
8通りの態様のアクセス権限が示されているが、これら
のアクセス権限の具体的態様を図4の表に示す。第1の
「書誌登録」なる権限は、商品書誌データDαの新規登
録を行う権限であり、新たな商品についての書誌データ
(テキストデータ)を、データ格納部110内に新たに
登録するためのアクセスが許可されることになる。一
方、第2の「書誌更新」なる権限は、既にデータ格納部
110内に存在する商品書誌データDαの更新または削
除を行うためのアクセスが許可されることになる。同様
に、第3の「素材登録」なる権限は、商品素材データD
βの新規登録を行う権限であり、新たな商品についての
素材データ(画像データ)を、データ格納部110内に
新たに登録するためのアクセスが許可されることにな
る。また、第4の「素材更新」なる権限は、既にデータ
格納部110内に存在する商品素材データDβの更新ま
たは削除を行うためのアクセスが許可されることにな
る。
【0030】なお、ここに示す実施形態の場合、図4に
示す8通りの態様のアクセス権限の他に、商品書誌デー
タDαを閲覧するための「書誌閲覧」なる権限および商
品素材データDβを閲覧するための「素材閲覧」なる権
限も定義されているが、これら2つの閲覧のための権限
は、この商品データベースシステムにアクセスするため
のアカウントを付与された全ユーザに対して与えられて
いるため、図3に示すグループ権限テーブル140上に
は掲載を省略するようにしてある。別言すれば、「書誌
閲覧」および「素材閲覧」なる権限は、全グループが有
していることになり、グループ権限テーブル140に掲
載した場合、全グループについて「○」が表示されるこ
とになる。
【0031】このように、データに対する新規登録や更
新(すなわち、データの書き込み)のためのアクセス権
限や、データに対する閲覧(すなわち、データの読み出
し)のためのアクセス権限を設定すること自体は、既に
従来のデータ管理装置においても行われている公知の技
術である。ただ、ここに示す実施形態では、データ格納
部110内に格納されているデータに応じて、それぞれ
異なるアクセス権限を設定することができる。具体的に
は、前述したように、データ格納部110内に格納され
ている商品に関するデータは、テキストデータからなる
商品書誌データDαと、画像データからなる商品素材デ
ータDβとに分類されて格納されており、テーブル設定
部150によって、この商品書誌データDαと商品素材
データDβとについて、それぞれ別個のアクセス権限を
設定することが可能になっている。たとえば、商品デー
タを新規登録するためのアクセス権限であっても、商品
書誌データDαに関する「書誌登録」なるアクセス権限
と、商品素材データDβに関する「素材登録」なるアク
セス権限とは別個に設定されており、同様に、既存の商
品データを更新するためのアクセス権限であっても、商
品書誌データDαに関する「書誌更新」なるアクセス権
限と、商品素材データDβに関する「素材更新」なるア
クセス権限とは別個に設定されている。このように、書
誌データに対するアクセス権限と素材データに対するア
クセス権限とを別個にしておくことは、実用上、有意義
である。たとえば、図3に示すグループ権限テーブル1
40の例では、企画グループには素材データに対するア
クセス権限だけが与えられている。
【0032】ここに示す実施形態では、データ格納部1
10内のデータを商品書誌データDαおよび商品素材デ
ータDβの2つの分類に分け、個々の分類ごとに別個の
アクセス権限を設定できるようにしているが、もちろ
ん、データ格納部110内のデータは、どのような方法
で分類してもかまわないし、3つ以上に分類してもかま
わない。たとえば、データ格納部110内に階層構造を
もったフォルダ形式でデータを格納するようにし、個々
のフォルダ単位で別個のアクセス権を設定するようなこ
とも可能である。
【0033】図4に示す第5〜第8のアクセス権限は、
従来のデータ管理装置では利用されていない本発明に特
有のアクセス権限である。本発明では、このような特有
のアクセス権限を定義することにより、従来に比べてよ
り柔軟なアクセス権限の設定が可能になる。以下、これ
ら特有のアクセス権限を順に説明する。
【0034】まず、第5の「訂正指示発行」なる権限
は、データ格納部110内に格納されているデータに対
する訂正指示を与えるためのアクセス権限であり、第6
の「訂正指示閲覧」なる権限は、この訂正指示を閲覧す
るためのアクセス権限である。上述したように、データ
格納部110内に格納されている商品データ自身に対す
る訂正は、「書誌更新」あるいは「素材更新」なるアク
セス権限により実行することが可能である。しかしなが
ら、分業化が進んだ企業などで利用されるデータベース
システムを考慮した場合、データの訂正指示を行う担当
者自身が、実際にデータの更新作業を行うとは限らな
い。
【0035】たとえば、印刷会社が、商品カタログの印
刷を受注した場合を考えてみよう。この場合、データ格
納部110内には、商品データベースが構築されてお
り、ここにカタログの発注者である顧客企業から寄せら
れた商品データが蓄積されることになる。そして、この
商品データベースへのデータの登録や更新作業は、この
商品データベースの内容を維持管理する管理グループの
担当者によって行われることになっているものとしよ
う。一方、顧客企業との間の折衝は、営業グループの担
当者によって行われることになっているものとしよう。
このような場合に、たとえば、顧客企業側から、カタロ
グに掲載する商品の価格について訂正を行いたい旨の申
し入れがあったとする。このようなシチュエーションで
は、営業担当者が顧客からの訂正申し入れを直接承るこ
とになる。本実施形態に係るデータ管理装置では、この
ような場合、営業担当者は、訂正対象となる商品データ
に対して、「訂正指示発行」なる態様のアクセス権限を
利用して、アクセスを行うようにし、所定の訂正指示を
示す情報を、当該商品データに付加する作業を行えばよ
い。
【0036】具体的には、「訂正指示発行」なる権限を
有するユーザ(この場合、営業担当者)から訂正対象と
なる商品データへのアクセスがあった場合、アクセス制
御部120は、このユーザから与えられた訂正指示を示
す情報を、アクセス対象となるデータ(訂正対象となる
商品データ)に関連づけてデータ格納部110内に格納
する処理を行う機能を備えている。たとえば、この営業
担当者が、特定の商品データを対象として「訂正指示発
行」なる態様でアクセスを行い、「価格変更、3400
円→3200円」のような訂正指示をクライアント装置
200から入力した場合、この「価格変更、3400円
→3200円」なる訂正指示が、当該特定の商品データ
に関連づけてデータ格納部110内に格納されることに
なる。
【0037】一方、管理グループに所属する管理担当者
には、「書誌更新」および「素材更新」なる更新に関す
るアクセス権限とともに、「訂正指示閲覧」なるアクセ
ス権限を与えておくようにする。このように、「訂正指
示閲覧」なる権限を有するユーザ(管理担当者)から訂
正対象となる商品データへのアクセスがあった場合、ア
クセス制御部120は、このユーザに対して、アクセス
対象となるデータに関連づけてデータ格納部110内に
格納されていた訂正指示を閲覧させる処理を行う機能を
備えている。この機能により、管理担当者に対しては、
営業担当者による「価格変更、3400円→3200
円」なる訂正指示が提示されることになるので、管理担
当者は、この訂正指示を把握した上で、新たに、「書誌
更新」なる権限により当該商品データへのアクセスを行
い、価格に関するデータを指示どおりに訂正する更新作
業を行うことができる。
【0038】分業体制をとる企業では、このようなきめ
の細かなアクセス権設定は非常に有効である。たとえ
ば、図3のグループ権限テーブル140に示す例では、
営業グループに対しては、第1〜第4の態様に係るアク
セス権限、すなわち、商品データの新規登録や更新を行
う権限は、一切、与えられていない。その一方で、この
営業グループに対しては、第5の「訂正指示発行」およ
び第6の「訂正指示閲覧」なるアクセス権限が与えられ
ている。これに対して、管理グループに対しては、第1
〜第4の態様に係るアクセス権限、すなわち、商品デー
タの新規登録や更新を行う権限は、すべて与えられてお
り、また、第6の「訂正指示閲覧」なるアクセス権限が
与えられているが、第5の「訂正指示発行」なるアクセ
ス権限は与えられていない。このようなアクセス権限の
設定を行っておけば、顧客企業からの指示に基づく訂正
指示については、営業担当者のみによって発行すること
ができるので、顧客企業と接触がない他の担当者によっ
て誤った訂正指示が出されることを防ぐことができる。
一方、実データの訂正作業に慣れていない営業担当者に
は、実データに対する更新を行う権限は与えられていな
いので、不慣れな営業担当者によって誤ったデータ更新
が行われることを防ぐことができる。また、「訂正指示
閲覧」なる権限を与えるグループを絞ることにより、一
般のスタッフには無用な訂正指示がむやみに閲覧される
ような事態を防ぐこともできる。
【0039】図4に示す第7の「二重ログイン」なるア
クセス権限は、同一アカウントによる複数同時ログイン
を許可するアクセス権限を示している。前述したよう
に、アクセス制御部120は、クライアント装置200
から予め定められた所定のアカウントによるログインが
あることを前提としてアクセスを許可することになる。
ところが、ネットワーク300には多数のクライアント
装置200が接続されているため、異なるクライアント
装置200から同時に同一のアカウントによる二重ログ
インがなされる可能性がある。このような場合、アクセ
ス制御部120は、この二重ログインを要求してきたユ
ーザが、二重ログイン権限を有するユーザである場合に
限り、このような二重ログインを許可することになる。
二重ログインの権限を有していないユーザからの二重ロ
グインがあった場合には、たとえば、後に行われたログ
インを拒絶するような処理を行えばよい。もちろん、三
重、四重のログインをも許可するようなアクセス権限設
定も可能である。
【0040】図4に示す第8の「簡易版」なるアクセス
権限は、その他のアクセス権限とは概念が異なるもので
ある。すなわち、この実施形態の場合、クライアント装
置200には、サーバ装置100内に構築された商品デ
ータベースをアクセスするためのアクセス用プログラム
が複数通り用意されており、この「簡易版」なるアクセ
ス権限は、この複数通りのアクセス用プログラムのうち
の特定のアクセス用プログラムを用いたアクセスのみを
許可する「プログラム特定アクセス権限」を意味してい
る。アクセス制御部120は、このような「プログラム
特定アクセス権限」が設定されたユーザからのアクセス
があった場合、当該ユーザからのアクセスが、「プログ
ラム特定アクセス権限」によって特定されたアクセス用
プログラムを用いたアクセスであった場合にのみ、当該
アクセスを許可する機能を有している。
【0041】より具体的には、この実施形態の場合、ク
ライアント装置200内には、通常アクセスを行うため
の通常版プログラムと、簡易アクセスを行うための簡易
版プログラムと、の2通りのアクセス用プログラムが用
意されている。もっとも、すべてのクライアント装置2
00にこれら2つのプログラムが用意されているという
意味ではなく、あるクライアント装置200には通常版
プログラムのみが用意されており、別なクライアント装
置200には簡易版プログラムのみが用意されている、
という形態でかまわない。もちろん、両方のプログラム
がともに用意されたクライアント装置200があっても
よい。通常版プログラムは、これまで述べてきた商品デ
ータの新規登録、更新、訂正指示発行、訂正指示閲覧、
二重ログインなどのアクセス権限を用いて商品データを
利用することができる通常のプログラムである。これに
対して、簡易版プログラムは、商品データの閲覧のみが
可能なプログラムであり、簡易プログラムを用いてアク
セスを行った場合には、閲覧以外の作業は行うことがで
きない。また、クライアント装置200に表示される表
示画面や操作方法も、通常版プログラムと簡易版プログ
ラムとでは異なっており、簡易版プログラムを用いたア
クセスでは、表示画面も操作方法もより単純化される。
このように、クライアント装置200側に、通常版プロ
グラムと簡易版プログラムとを用意しておき、特定のユ
ーザに対しては「簡易版」なるアクセス権限を設定して
おくようにすれば、当該特定のユーザは、簡易版プログ
ラムを利用したアクセスのみが可能になるので、複雑な
操作に習熟していないユーザについては、「簡易版」な
るアクセス権限を設定しておくことにより、ユーザ自身
の負担を軽減するとともに、データ格納部110内のデ
ータが誤って改変されるような事故を防ぐことができ
る。
【0042】図3に示すグループ権限テーブル140の
例では、庶務グループに対して、第8の「簡易版」なる
アクセス権限が設定されている。したがって、この庶務
グループがクライアント装置200を利用してサーバ装
置100に対してアクセスを行ってきた場合、アクセス
制御部120は、当該アクセスが簡易版プログラムを用
いたアクセスであった場合にのみ、当該アクセスを許可
することになる。もともと、簡易版プログラムには、デ
ータ格納部110内にデータを新規登録したり、データ
更新を行ったり、訂正指示を発行したり、訂正指示を閲
覧したり、二重ログインしたりする機能は備わっていな
いので、これらの処理は、グループ権限テーブル140
においてアクセス権限が与えられていないから実行され
ないのではなく、簡易版プログラム自体にそのような処
理能力が備わっていないから実行されない、ということ
になる。したがって、この「簡易版」なるアクセス権限
が設定されているユーザからのアクセスがあった場合に
は、グループ権限テーブル内のその他のアクセス権限を
無効とする取り扱いが行われる。たとえば、図3のグル
ープ権限テーブル140の例の場合、庶務グループに
は、そもそも第8の「簡易版」なるアクセス権限しか与
えられていないが、もし、この庶務グループに、その他
のアクセス権限が与えられていたとしても、それらは無
効とする取り扱いがなされることになる。
【0043】最後に、テーブル設定部150によるグル
ープ権限テーブル140の設定操作に用いられる画面の
一例を図5に示しておく。前述したように、グループ権
限テーブル140の設定操作は、クライアント装置20
0から管理者用アカウントを用いて所定のパスワードを
入力してサーバ装置100に対してログインすることに
より行うことができ、図5に示す設定画面は、このよう
なログインを行ったときに、クライアント装置200の
画面上に現れることになる。図示のとおり、この設定画
面の左側には、グループ名を選択する窓が表示されてお
り、管理者は、まず、この左側の窓の中から、設定対象
となる特定のグループ名を選択する操作(たとえば、マ
ウスクリック)を行う。選択されたグループ名は反転表
示される。図では、「企画グループ」なるグループ名が
選択された状態が示されている。なお、この左側の窓の
下に配置された作成ボタンおよび削除ボタンを操作する
ことにより、新規グループ名の登録や、既存グループ名
の削除を行うことができる。
【0044】こうして、設定対象となる特定のグループ
名を選択したら、右側の窓に表示されている各アクセス
権限を示すボックスをクリックして、チェックを入れた
り外したりする操作を行えばよい。チェックを入れた場
合、当該アクセス権限が選択されているグループに与え
られ、チェックを外した場合、当該アクセス権限は削除
される。図示の例では、企画グループに対して、「素材
登録」および「素材更新」なるアクセス権限が与えられ
た状態(図3に示すグループ権限テーブル140に対応
した状態)が示されている。アクセス権限の変更を行っ
た場合には、右側の窓の下に配置された更新ボタンをク
リックすることにより、グループ権限テーブル140の
内容が新たな内容に更新されることになる。設定完了す
る場合には、右側の窓の下に配置された終了ボタンをク
リックすればよい。なお、この図5に示す設定画面は、
一例を示したものであり、この他にも種々の設定画面に
より設定を行うことが可能である。
【0045】以上、本発明を図示する実施形態に基づい
て説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定される
ものではなく、この他にも種々の態様で実施可能であ
る。特に、図4に示した8通りのアクセス権限の他に
も、種々のアクセス権限を設定することが可能である。
たとえば、データ格納部110内に格納されている多数
の商品データについて、それぞれ特定のジャンルを定義
して分類するような処理を行う権限や、このようなジャ
ンルによる分類を変更するような処理を行う権限などを
設定することも可能である。このような権限を利用すれ
ば、たとえば、データ格納部110内の商品データのう
ち、自分が担当する顧客企業に関する商品だけを同一ジ
ャンルに定義して分類するような処理を行うことがで
き、当該顧客企業に関する商品データだけを容易にアク
セスすることも可能になる。また、上述の実施形態で
は、商品素材データとして画像データを用いる例を示し
たが、この画像データは静止画のデータだけに限らず動
画のデータでもかまわない。また、商品素材データとし
ては、画像データだけでなく音声データを用いることも
可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係るデータ管理装
置によれば、ユーザごとのアクセス権限を効率的かつ柔
軟に管理することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な実施形態に係るデータ管理装
置のブロック図である。
【図2】図1に示すデータ管理装置におけるユーザ管理
テーブル130の一例を示す図である。
【図3】図1に示すデータ管理装置におけるグループ権
限テーブル140の一例を示す図である。
【図4】図3に示すグループ権限テーブル140に設定
されたアクセス権限の具体例を示す図である。
【図5】図1に示すデータ管理装置におけるテーブル設
定部150による設定操作に用いられる画面の一例を示
す図である。
【符号の説明】
100…サーバ装置 110…データ格納部 120…アクセス制御部 130…ユーザ管理テーブル 140…グループ権限テーブル 150…テーブル設定部 200…クライアント装置(端末装置) 300…ネットワーク Dα…商品書誌データ(テキストデータ) Dβ…商品素材データ(画像データ)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザによって利用されるデータ
    を保存し、これを管理するためのデータ管理装置であっ
    て、 管理対象となるデータを格納するデータ格納部と、 ユーザが前記データ格納部内のデータを利用する際にア
    クセスを行う端末装置と、 個々のユーザがいずれのグループに所属するかを示すた
    めに、ユーザとグループとの対応関係を定義するユーザ
    管理テーブルと、 前記データ格納部内のデータに対してアクセスを行う際
    に、個々のグループに対して与えられたアクセス権限を
    定義するグループ権限テーブルと、 前記ユーザ管理テーブルおよび前記グループ権限テーブ
    ルの内容を設定するテーブル設定部と、 特定のユーザが前記端末装置からアクセスを行ったとき
    に、前記ユーザ管理テーブルを参照することにより、前
    記特定のユーザの所属グループを認識し、前記グループ
    権限テーブルを参照することにより、認識した前記所属
    グループに対して与えられているアクセス権限を認識
    し、この認識したアクセス権限の範囲内で、前記端末装
    置からの前記データ格納部内のデータに対するアクセス
    を許可するアクセス制御部と、 を備えることを特徴とするデータ管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ管理装置におい
    て、 データ格納部、ユーザ管理テーブル、グループ権限テー
    ブル、テーブル設定部、アクセス制御部をサーバ装置に
    設け、このサーバ装置にネットワークを介して接続され
    たクライアント装置を端末装置として用いることを特徴
    とするデータ管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のデータ管理装
    置において、 データ格納部内にデータベースを構築し、アクセス制御
    部に前記データベースに対する検索機能をもたせ、端末
    装置から前記データベースに対するアクセスが行えるよ
    うにし、データベースシステムとして利用できるように
    したことを特徴とするデータ管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のデータ
    管理装置において、テーブル設定部が、データ格納部内
    に格納されているデータに応じて、それぞれ異なるアク
    セス権限を設定する機能を有することを特徴とするデー
    タ管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデータ管理装置におい
    て、 データ格納部内に、商品に関するデータが、テキストデ
    ータからなる商品書誌データと、画像データもしくは音
    声データからなる商品素材データとに分類されて格納さ
    れており、 テーブル設定部が、前記商品書誌データと前記商品素材
    データとについて、それぞれ別個のアクセス権限を設定
    する機能を有することを特徴とするデータ管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のデータ
    管理装置において、テーブル設定部が、データの閲覧、
    データの新規登録、データの更新、データの削除を行う
    ためのアクセス権限を設定する機能を有することを特徴
    とするデータ管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のデータ
    管理装置において、 テーブル設定部が、データ格納部内に格納されているデ
    ータに対する訂正指示を与えるための訂正指示発行権限
    およびこの訂正指示を閲覧するための訂正指示閲覧権限
    を設定する機能を有し、 アクセス制御部は、前記訂正指示発行権限を有するユー
    ザからのアクセスがあった場合に、該ユーザから与えら
    れた訂正指示をアクセス対象となるデータに関連づけて
    データ格納部内に格納する処理を行い、前記訂正指示閲
    覧権限を有するユーザからのアクセスがあった場合に、
    該ユーザに対してアクセス対象となるデータに関連づけ
    てデータ格納部内に格納されていた訂正指示を閲覧させ
    る処理を行う機能を有することを特徴とするデータ管理
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のデータ
    管理装置において、 テーブル設定部が、同一アカウントによる複数同時ログ
    インを許可する二重ログイン権限を設定する機能を有
    し、 アクセス制御部が、端末装置から予め定められた所定の
    アカウントによるログインがあることを前提としてアク
    セスを許可し、かつ、前記二重ログイン権限を有するユ
    ーザからのアクセスがあった場合に限り、同一アカウン
    トによる複数同時ログインを許可することを特徴とする
    データ管理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のデータ
    管理装置において、 端末装置に、複数通りのアクセス用プログラムが用意さ
    れており、 テーブル設定部が、前記複数通りのアクセス用プログラ
    ムのうちの特定のアクセス用プログラムを用いたアクセ
    スのみを許可するプログラム特定アクセス権限を設定す
    る機能を有し、 アクセス制御部が、前記プログラム特定アクセス権限が
    与えられたユーザからのアクセスがあった場合、前記プ
    ログラム特定アクセス権限によって特定されたアクセス
    用プログラムを用いたアクセスについてのみ、当該アク
    セスを許可する機能を有することを特徴とするデータ管
    理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のデータ管理装置にお
    いて、 端末装置に、通常アクセスを行うための通常版プログラ
    ムと、簡易アクセスを行うための簡易版プログラムと、
    の2通りのアクセス用プログラムが用意されており、 テーブル設定部が、前記簡易版プログラムを用いたアク
    セスのみを許可する簡易版権限を設定する機能を有し、 アクセス制御部が、前記簡易版権限を有するユーザから
    のアクセスがあった際には、前記簡易版プログラムを用
    いたアクセスがあった場合にのみ、当該アクセスを許可
    するとともに、グループ権限テーブル内のその他のアク
    セス権限を無効とする取り扱いを行う機能を有すること
    を特徴とするデータ管理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のデ
    ータ管理装置として、コンピュータを機能させるための
    プログラムまたはこのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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