JP2003029130A - 光学式顕微鏡 - Google Patents

光学式顕微鏡

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JP2003029130A
JP2003029130A JP2001210897A JP2001210897A JP2003029130A JP 2003029130 A JP2003029130 A JP 2003029130A JP 2001210897 A JP2001210897 A JP 2001210897A JP 2001210897 A JP2001210897 A JP 2001210897A JP 2003029130 A JP2003029130 A JP 2003029130A
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optical
optical system
autofocus
light beam
optical microscope
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JP2001210897A
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Masayuki Morita
昌幸 森田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物の観察用光源によりオートフォーカス
できる光学式顕微鏡を提供すること。 【解決手段】 ケーラー照明光学系5の開口絞り21と
開口絞り22とを、更に視野絞り23と視野絞り24と
を制御系8の制御下、切り換えることによって、対象物
2の観察をするときは光軸に沿った光線を使用し、オー
トフォーカスするときは同じ光源17から射出され、光
軸から離軸した光線を使用することとしたので、オート
フォーカス用として別の光源を使用する場合に比べ、対
物レンズ26の色消しの困難性は解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体パタ
ーンの検査に使われる光学式顕微鏡に関し、特に対象物
の焦点位置の調整をするオートフォーカス機構を有する
光学式顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学式顕微鏡を用いた検査装置
において、オートフォーカス手段としてTTL(Thr
ough the Lens)方式が広く普及してい
る。
【0003】この場合光源としては、単色性の良いオー
トフォーカス用のレーザ光源を用いることが多い。ま
た、光学式顕微鏡の対物レンズをオートフォーカス手段
の一部として用いるが、この対物レンズは、一般には使
用する波長領域で複数の硝子材料を組みあわせて、色消
しが行われている。更に色消しが行われている対物レン
ズは、反射防止コートが色消し帯域で施されている。
【0004】一方、近年、半導体検査工程に代表される
半導体パターンの光学式顕微鏡による顕微観察では、半
導体パターンの微細化に伴って要求される光学分解能か
ら、光源として使用される光源波長が、紫外域へと短波
長化されるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、300
nmを切る紫外線領域では、光学透過材料が限られ、ま
た光学式顕微鏡に求められる光学収差性能も、回折限界
付近での周波数応答を求められるようになる。従って顕
微観察で用いられる紫外線領域の光源波長とオートフォ
ーカス用の光源波長との差が大きくなると、オートフォ
ーカス用の光源波長における対物レンズの色消しが困難
なものとなる。この結果、光学式顕微鏡の対物レンズの
製造には、非常に高価なコストが掛かり、紫外線顕微鏡
の普及の阻害要因となってきている。
【0006】例えば、半導体回路パターンの自動欠陥分
類装置において光源とし使用している深紫外(DUV:
Deep Ultra Violet)光では、オート
フォーカスの為に行う対物レンズの色消しには、非常に
高価な高純度蛍石と石英を多用する必要があり、コスト
的に非常に高価になると言う欠点がある。
【0007】更に、この2種類の硝材の貼り合わせには
紫外線透過型の接着剤を用いるが、この接着剤は深紫外
光によりダメージを受け、透過率が経時的に低下してい
くという欠点をもっている。
【0008】また、通常オートフォーカスに用いる光源
波長は赤色〜赤外波長を多用する。従って、オートフォ
ーカスに用いる光源波長の焦点深度は、顕微観察用光源
として用いる深紫外波長の焦点深度に比べ波長比分深く
なり、当然この分オートフォーカス精度は悪化する。
【0009】一方、光学式によらない撮影画像のコント
ラストより最適像面位置を求める画像オートフォーカス
法、変位センサーを用いた測距型オートフォーカス法及
びTTL(Through the Lens)方式に
よらない三角測距方式によるオートフォーカス法等が提
案されているが、いずれも処理速度、測定誤差及び物理
的制約等から、TTL方式に比べ劣っている。
【0010】本発明は、このような課題を解決するため
になされるもので、対象物の観察用光源によりオートフ
ォーカスできる光学式顕微鏡を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の主たる観点に係る光学式顕微鏡は、第1の
軸である光軸に沿って照射される観測用の第1の光線及
び前記第1の軸と離れた第2の軸に沿って照射されるオ
ートフォーカス用の第2の光線を射出する照明手段と、
前記照明手段により射出された光線を対象物に照射さ
せ、前記対象物の反射、回折又は散乱光を結像位置に結
像させる光学系と、前記結像位置に配置された画像撮像
手段と、前記光学系を介して前記第2の光線を対象物に
照射させると共に、前記対象物の反射光を前記画像撮像
手段に結像させ、前記画像撮像手段により得られる信号
に基づいて前記光学系における前記対象物の焦点位置の
調整をするオートフォーカス手段とを具備することを特
徴とする。
【0012】本発明では、対象物の観察をするときは光
軸に沿った第1の光線を使用し、オートフォーカスする
ときは、第1の光線と同じ照明手段であって光軸と離れ
た第2の光線によることとしたので、TTL方式による
オートフォーカスとする場合における対物レンズの色消
しの困難性は、解消されると共にフォーカス制御が非常
に高精度となる。
【0013】本発明の一の形態によれば、前記照明手段
は、前記光線を射出する光源と、前記光源による光線の
光軸上に開口部を設けた開口絞り及び前記開口絞りから
射出した光線の光軸上に開口部を設けた視野絞りを有す
るケーラー照明光学系とが設けられ、前記開口絞りの前
記開口部の位置を変更自在とし、更に前記視野絞りの開
口部の開口面積を変更自在とすることを特徴とする。こ
れにより、開口絞りを光軸に対し離軸した開口絞りとす
ることができ、光軸に対し離れた光線を照明手段から射
出することができる。従って、この離れた光線をオート
フォーカス用の光線とすることができるので、簡単な構
造によって安価に光学式顕微鏡におけるオートフォーカ
スを行うことができる。
【0014】本発明の一の形態によれば、前記開口絞り
及び前記視野絞りは、それぞれ開口絞り用液晶素子及び
視野絞り用液晶素子であることを特徴とする。これによ
り、開口絞りを離軸化することが更に、スピードアップ
され機械的磨耗もなくなる。
【0015】本発明の一の形態によれば、前記オートフ
ォーカス手段は、前記光学系に設けられた対物レンズを
フォーカス方向に移動させるアクチュエータを有するこ
とを特徴とする。これにより、対物レンズを電気的に極
めて正確に且つ、瞬時にフォーカス制御ができることと
なる。
【0016】本発明の一の形態によれば、前記対象物を
保持する保持機構を更に具備し、前記オートフォーカス
手段は、前記保持機構をフォーカス方向に移動させる移
動手段を有することを特徴とする。これにより、対物レ
ンズを固定したままオートフォーカスできるので、光学
系としてのオートフォーカスそのものが簡単であり安価
の装置とすることができる。
【0017】本発明の一の形態によれば、前記オートフ
ォーカス手段は、前記光学系に設けられた前記対物レン
ズをフォーカス方向に移動させる前記アクチュエータ
と、前記保持機構をフォーカス方向に移動させる前記移
動手段とを具備することを特徴とする。これにより、保
持機構によりフォーカス方向に移動させると同時に、対
物レンズをフォーカス方向に移動させることができるの
で、オートフォーカスが更にスピードアップされ高精度
なものとすることができる。
【0018】本発明の一の形態によれば、前記光学系の
前記対物レンズに設けられ、前記対象物に光線を照射す
る距離検出用の光源と、前記対象物により反射された反
射光を検出する検出部とを更に具備し、前記オートフォ
ーカス手段は、前記検出部からの信号により前記対象物
と前記検出部との距離を予備的に調整した後、前記光学
系における前記対象物の焦点位置の調整をすることを特
徴とする。これにより、まず対象物と前記距離検出手段
との距離の調整によって予備的にオートフォーカスを行
い、その後対物レンズによるオートフォーカスによって
ベスト位置に対象物の焦点位置を調整できることとな
り、光学式顕微鏡としてのオートフォーカスの効率化を
図ることができると共に、オートフォーカスを更に高精
度なものとすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態に係る光
学式顕微鏡を示す光学系及び制御系の構成図である。
【0021】図1に示すように、この光学式顕微鏡1
は、保持機構及び移動手段として顕微観測する対象物2
を載置すると共に移動させる可動ステージ3と、対象物
2に光線を照射すると共に対象物2からの反射、回折又
は散乱光を結像するための光学系4と、照明手段として
光学系4に光線を照射するための光源17及び光源17
から射出する光線が入射するケーラー照明光学系5と、
光学系4により結像された像を撮像する画像撮像手段6
と、画像撮像手段6により得られた画像を処理する画像
処理系7と、光学式顕微鏡の全体の動きを制御する制御
系8とを備えている。
【0022】例えば、光学式顕微鏡1により半導体ウェ
ーハ9に存在する各種欠陥の検査及び半導体プロセスの
リソグラフィ工程における半導体ウェーハ9上に形成さ
れたパターンの寸法、重ね合わせ精度等を検査、計測す
る場合は、半導体ウェーハ9が顕微観測する対象物2と
なる。
【0023】ここで、図2は可動ステージ3を示す斜視
図、図3は対象物2の焦点調整する場合の光学式顕微鏡
を示す光学系及び制御系の構成図である。
【0024】図2に示すように、可動ステージ3は水平
方向(XY方向)に移動させるXYステージ10と、半
導体ウェーハ9を垂直方向(Z方向)に移動させるZス
テージ11と、半導体ウェーハ9をXY平面で回転させ
る(θ方向)θステージ12と、それぞれのステージを
駆動するための駆動用モータ13,14,15及び16
と、半導体ウェーハ9を吸着して可動ステージ3上に固
定する為の吸着プレート(図示せず)とを備えている。
【0025】また、可動ステージ3は、制御系8の制御
のもと駆動用モータ13,14及び15を駆動させるこ
とで、吸着プレートにより吸着された半導体ウェーハ9
上の任意の点を、光学系4直下へと移動させることがで
きる。これによって、各駆動用モータを同時に駆動でき
るので、半導体ウェーハ9の移動が極めてスピードアッ
プする。
【0026】更に、制御系8の制御のもと駆動用モータ
16を駆動することによって半導体ウェーハ9の焦点位
置の調整をすることができる。これによって、オートフ
ォーカスが極めて容易に且つ迅速に行うことができる。
【0027】また、図1に示すように光源17は、例え
ば、紫外線固体レーザが用いられる。この紫外線固体レ
ーザは、YAGレーザ等の固体レーザに非線形光学素子
を用いて波長変換し、例えば、波長が266nm及び1
93nmから213nm程度のDUVレーザ光を射出す
る。
【0028】ここで、光学式顕微鏡1の分解能は、対象
物に照射する光線の波長と、対物レンズ26の開口数
(NA:numerical aperture)に依
存し、照明する光線の波長が短波長であり、よりNAが
大きい方が分解能は上がる。
【0029】この点、光学式顕微鏡1は、光源17とし
て深紫外線固体レーザが用いられ、更に高NAの対物レ
ンズ26を用いているので、半導体リソグラフィ工程で
生成される半導体ウェーハ9上の微細パターンの検査が
可能となる。
【0030】更に、光学式顕微鏡1における光源17と
しての深紫外線固体レーザは、装置自体が小型であり、
リソグラフィ工程で盛んに用いられているエキシマレー
ザに比べ、波長安定性、単色性、ビームプロファイル、
冷却対策、ガス補充対策、レーザ安全対策及び取り扱い
の上でも優れている。
【0031】ケーラー照明光学系5は、光源17から射
出した光線を導く光ファイバ18と、光ファイバ18に
よって導かれた光線を射出する射出部19と、射出部1
9から射出した光線を集光する補助集光レンズ20と、
補助集光レンズ20から射出した光線が入射する開口絞
り21,22と、開口絞り21,22から射出した光線
が入射する視野絞り23,24と、視野絞り23,24
から射出した光線が入射するコンデンサ25と、開口絞
り21,22及び視野絞り23,24を駆動する絞り駆
動手段27とを備えている。
【0032】開口絞り21,22のうち開口絞り21
は、対象物2を顕微観測するときに使用されるもので、
例えば板状をなし補助集光レンズ20からの射出光線の
光軸上に開口部がくるように、開口絞り21の中央部に
開口部が設けられている。
【0033】また、開口絞り22は、対象物2の焦点位
置を調整するときに使用されるもので、顕微観測用の光
線の光軸に対し離れた光線をケーラー照明光学系5から
射出できるようにするため、例えば板状をなし光軸に対
し離軸した開口絞りとなっている。すなわち、開口絞り
22は開口部が開口絞り22の中央部より上方に設けら
れている。
【0034】更に、開口絞り22の離軸量は開口絞り2
2と対物レンズ瞳径との倍率が等倍であるので、最大で
対物レンズ瞳径の大きさとなる。
【0035】ここで、開口絞り22は、対象物2を顕微
観測するときは開口絞り21の開口部から射出した光線
を遮断しないように開口絞り22の上端部が光線より下
に下げられている。
【0036】視野絞り23,24のうち視野絞り23
は、対象物2を顕微観測するときに使用されるもので、
例えば板状をなし補助集光レンズ20からの射出光線の
光軸上に開口部がくるように、視野絞り23の中央部に
開口部が設けられている。
【0037】また、視野絞り24は、対象物2の焦点位
置を調整するときに使用されるもので、視野絞り24は
画像撮像手段6にスポットを結ぶように、例えば板状を
なし視野絞り24の中央部に、画像撮像手段6の撮像範
囲より十分に小さい開口部が設けられている。この開口
部は丸孔に限られずスリット状であってもかまわない。
【0038】更に、視野絞り24は、対象物2を顕微観
測するときは、視野絞り23の開口部から射出した光線
を遮断しないように、視野絞り24の上端部が光線より
下に下げられている。
【0039】これによって対象物2の観測用の光線を射
出するときは開口絞り21と視野絞り23とをケーラー
照明光学系として使用することができ、対象物面から見
ると開口絞り21のすべてが光源となり、均質な照明が
得られる。
【0040】更に、図3に示すように、対象物2の焦点
位置調整用の光線を射出するときは絞り駆動手段27に
より、開口絞り21と開口絞り22とを入れ換えられる
と共に視野絞り23と視野絞り24とも入れ換えられ
る。このとき、顕微観測用の光線の光軸に対し離れた開
口絞り22の開口部に入射する光線及び開口絞り22の
開口部から射出する光線を遮断することとならないよう
に、開口絞り21と視野絞り23とが下げられることと
なる。
【0041】これにより、ケーラー照明光学系から、対
象物2の観測をするときはコンデンサ25の光軸上に沿
って光線が射出され、対象物2の焦点位置調整をすると
きはコンデンサ25の光軸から離れた光線が射出される
こととなる。
【0042】絞り駆動手段27は、例えば駆動用モータ
又は電磁石等により制御系8の制御下、開口絞り21と
開口絞り22とを入れ換えると共に視野絞り23と視野
絞り24とを入れ換える。
【0043】これによって、迅速に且つ簡単に同じ光源
17、ケーラー照明光学系5及び光学系4を使用し、対
象物2の顕微観察ができると共に対象物2のオートフォ
ーカスもできることとなる。
【0044】また、図1に示すように、光学系4はケー
ラー照明光学系5から射出された光線が入射するビーム
スプリッタ28と、ビームスプリッタ28により反射さ
れた光線が入射する対物レンズ26と、対象物2から反
射され戻ってきた光線であって対物レンズ26及びビー
ムスプリッタ28を透過した光線が入射する結像レンズ
29と、アクチュエータ30とを備えている。
【0045】ビームスプリッタ28は、ケーラー照明光
学系5から射出された光線を対物レンズ26へ反射さ
せ、対象物2から反射され対物レンズ26を透過した光
線は結像レンズ29へ透過させるものである。
【0046】対物レンズ26は、ビームスプリッタ28
から射出されたケーラー照明光学系5から届いた光線を
対象物2に照射するものである。また対物レンズ26
は、対象物2からの反射光等をビームスプリッタ28を
介して結像レンズ29に出射するように設けられてい
る。
【0047】結像レンズ29は、対物レンズ26によっ
て結ばれた像を更に拡大し画像撮像手段6に像を結ぶも
のであり、これによって微細な対象物2を顕微観察でき
ることとなる。例えば、半導体ウェーハ9に存在する各
種の欠陥を検査し、且つ半導体プロセスのリソグラフィ
工程において、半導体ウェーハ9上に形成されたパター
ンの寸法、重ね合わせ精度等を検査、計測することがで
きることとなる。
【0048】図4は離軸式オートフォーカスを示すケー
ラー照明光学系5及び光学系4である。
【0049】ここで、対象物2の焦点位置調整をすると
きはコンデンサ25の光軸から離れた光線が射出される
こととなるが、この光線は例えば光学系4においては図
4に示すように、ケーラー照明光学系5内のコンデンサ
25の光軸に平行で少し離れビームスプリッタ28に入
射し、ビームスプリッタ28によって対物レンズ26へ
反射される。
【0050】ここで、対物レンズ26の物空間面では、
対物レンズ26の光軸から離れたところから光線が射出
されるため、光軸上の焦点位置に斜めに光線が進むこと
となる。
【0051】従って、対象物2から反射等する光線は入
射角と同じ角度θをもって反射し、対物レンズ26の
物空間面に入射することとなる。
【0052】また、角度θをもって対物レンズ26に
入射した光線は、ビームスプリッタ28及び結像レンズ
29を介して画像撮像手段6のスポット位置に像を結ぶ
こととなる。
【0053】ここで、対象物2がΔdだけ対物レンズ
26から離れたときは、対象物2からの反射光は反射位
置が横方向にhだけずれることとなるので、ビームス
プリッタ28及び結像レンズ29を介して画像撮像手段
6に像を結ぶ位置は、光軸上画像撮像手段6からΔd
だけ手前にスポットを結ぶこととなる。すなわち画像撮
像手段6の受光面においては横方向にhだけずれるこ
ととなる。
【0054】また、横方向のずれhは光学式顕微鏡1
の倍率が100倍であれば、対象物2での反射位置のず
れhの100倍であり非常に高精度のオートフォーカ
スが可能となる。
【0055】このとき対象物2の焦点位置からのずれΔ
が反射角θと、画像撮像手段6の受光面における
横方向のずれhと、対物レンズ26の焦点距離f
と、結像レンズ29の焦点距離fとによって定まる
事を利用して、オートフォーカスを行う手法が離軸式オ
ートフォーカス手法と言われるものである。
【0056】以下に離軸式オートフォーカス手法を数式
を使って説明する。
【0057】離軸式オートフォーカス手法は、結像公式
による縦倍率が横倍率の2乗で表現される特性を利用し
たもので、対象物面である半導体ウェーハ9のデフォー
カスによる像面での横変位量が、縦倍率の離軸による入
射角正接、拡大倍率及びデフォーカス量に比例する性質
を用いている。
【0058】すなわち図3に示すように、ケーラー照明
光学系5における開口絞り22の光軸からの離軸量は、
対物レンズ26からの対象物面への入射角度を決定す
る。
【0059】離軸光の入射角度θ(度)は、対物レン
ズ26の開口数N、対物レンズ瞳径と開口絞りとの直径
比σ、離軸量R及び開口絞り径Aによって、離軸光の入
射角度θ(度)=sin−1(N×σ×R)/2Aで
表現できる。
【0060】今、図4のように、対象物面である半導体
ウェーハ9にΔdのデフォーカスがある状態では、観
察している画像撮像手段6の像面上でのデフォーカス量
は、結像式によりΔd=(f/f×Δd
表現される。
【0061】このとき、画像撮像手段6への入射角si
nθは画像撮像手段6への入射角sinθ=(f
/f)×sinθであるからf<<fすなわち、
対象物面における横変位量hと画像撮像手段6におけ
る横変位量hとの間に、h <<hとなる範囲で、横
変位量hは、h=Δd×sinθとなる。
【0062】これを整理するとh=(f/f)×
sinθ×Δdと表現でき、横変位量hを正しく
測定する事で、フォーカス状態を把握する事を可能とし
ている。
【0063】アクチュエータ30は、内部に設けられた
フォーカスコイル及びフォーカスマグネット等(図示せ
ず)により構成され、制御系8によりフォーカスコイル
に、電圧が印加されることによってフォーカス動作する
ように設けられている。
【0064】画像撮像手段6は、光学式顕微鏡1の光源
17が深紫外線固体レーザ等の場合は、結像レンズ29
によって結像された像を肉眼で直接見ることはできない
ので、CCD等で撮像するために結像レンズ29によっ
て結像されるところに設けられている。
【0065】画像処理系7は、画像撮像手段6により撮
像した情報をモニターテレビ等で見れるように処理する
ものである。
【0066】制御系8は、光源17、絞り駆動手段2
7、可動ステージ3の駆動用モータ13〜16及びアク
チュエータ30等の光学式顕微鏡1全体の制御をできる
ように設けられている。
【0067】次に、上記のように構成された光学式顕微
鏡1の動作について説明する。
【0068】例えば半導体ウェーハ9の各種欠陥を検査
する場合は、まず検査される半導体ウェーハ9が可動ス
テージ3のXYステージ10上に載せられ、制御系8の
電源が投入されると、光源17から光線が射出されると
共に、半導体ウェーハ9が吸着プレートによって吸着さ
れ、XYステージ10上に固定される。これによって、
検査中に半導体ウェーハ9がずれることを防止すると共
に半導体ウェーハ9に傷をつけることを防げる。
【0069】次に、制御系8の制御下、駆動用モータ1
3によりXYステージ10が水平方向であるX方向に移
動されると共に、駆動用モータ14によりXYステージ
10が水平方向であるY方向に移動される。これによっ
て、半導体ウェーハ9の検査すべき位置を光学系4直下
に移動させることができる。
【0070】次に、オートフォーカスをすることとなる
が、例えばオートフォーカス開始用スイッチをスイッチ
オンするとまず、絞り駆動手段27に制御系8の制御
下、電源が投入され、開口絞り21の上端部が補助集光
レンズ20を透過した光線を、遮断することとならない
ように下降する。
【0071】また、開口絞り22は開口絞り22の開口
部が補助集光レンズ20の光軸から離れるように上昇す
る。
【0072】更に、視野絞り23は視野絞り23の上端
部が開口絞り22の開口部から射出した光線を、遮断す
ることとならないように下降する。また視野絞り24
は、視野絞り24の開口部が補助集光レンズ20の光軸
上に来るように上昇する。
【0073】次に、光源17から射出した光線が光ファ
イバ18によって射出部19に導かれ、射出部19から
射出した光線が開口絞り22及び視野絞り24を経て、
コンデンサ25から光軸から離れた光線として、光学系
4のビームスプリッタ28に射出される。これによっ
て、離軸された光線を使って極めて簡単に且つ正確にオ
ートフォーカスをすることができることとなる。
【0074】すなわち、離軸した光線が光学系4のビー
ムスプリッタ28に入射すると、対物レンズ26へ反射
され、対物レンズ26の物空間面から半導体ウェーハ9
の検査すべき位置に斜めに照射される。
【0075】更に、照射された光線は検査すべき位置の
半導体ウェーハ9から反射され対物レンズ26に斜めに
入射し、ビームスプリッタ28及び結像レンズ29を介
して、画像撮像手段6例えばCCDに像が結ばれること
となる。このとき、図4に示すように検査すべき位置の
半導体ウェーハ9の焦点がΔdだけずれているとき
は、結像レンズ29による結像位置では、拡大されたΔ
だけずれることとなり、横方向ではhだけずれる
こととなる。
【0076】このhのずれが画像撮像手段6により電
子情報化され、これにより制御系8からアクチュエータ
30に設けられたフォーカスコイルに電圧が印加され
る。これによって、対物レンズ26がフォーカス方向に
移動され適正な焦点位置が確保されることとなる。すな
わち、画像撮像手段6によりhのずれが認識できない
こととなり、オートフォーカスが終了する。
【0077】次に、制御系8の制御下、特定された検査
位置で通常の半導体ウェーハ9の各種欠陥を検査するこ
ととなる。
【0078】すなわち、絞り駆動手段27に制御系8の
制御下電源が投入され、開口絞り21は開口絞り21の
開口部が補助集光レンズ20の光軸上に来るように上昇
される。また、開口絞り22は開口絞り21から射出さ
れた光線を遮断しないように開口絞り22の上端部が光
線より下方に降下する。
【0079】更に、視野絞り23は視野絞り23の開口
部が補助集光レンズ20の光軸上に来るように上昇され
る。また、視野絞り24は視野絞り23から射出された
光線を遮断しないように視野絞り24の上端部が光線よ
り下方に降下する。
【0080】これによって、コンデンサ25から光軸に
沿った光線として、光学系4のビームスプリッタ28に
射出される。更に、ビームスプリッタ28で反射され、
対物レンズ26に射出されて検査すべき半導体ウェーハ
9に光軸に沿った光線が照射されることとなる。
【0081】また、半導体ウェーハ9に照射された光線
は、反射等され再び対物レンズ26に戻り、ビームスプ
リッタ28及び結像レンズ29を介して画像撮像手段6
に像を結ぶこととなる。
【0082】更に、画像撮像手段6に結ばれた像の電子
情報をモニターテレビ等で見れるように画像処理系7で
処理され、モニターテレビ等で検査することとなる。
【0083】このように本実施形態によれば、ケーラー
照明光学系5の開口絞り21と開口絞り22とを、更に
視野絞り23と視野絞り24とを制御系8の制御下、切
り換えることによって、対象物2の観察をするときは光
軸に沿った光線を使用し、オートフォーカスするときは
同じ光源17から射出され、光軸から離軸した光線を使
用することとしたので、オートフォーカス用として別の
光源を使用する場合に比べ、対物レンズ26の色消しの
困難性は解消されると共に構造的に簡単であり安価に製
造できることとなる。
【0084】また、光軸から離軸した光線を使用し対物
レンズ26への入射角による画像撮像手段6における横
変位量を測定し、フォーカス状況を把握することとした
ので、極めて精密で正確なオートフォーカスができるこ
ととなった。更に、信号処理が極めて高速に行える為、
同色オートフォーカス手法として広く行われている画像
コントラスト法に比べ、収束速度が極めて速くなる。
【0085】従って、深紫外線を使用し例えば、半導体
ウェーハ9に存在する各種欠陥及び、半導体プロセスの
リソグラフィ工程において、半導体ウェーハ9上に形成
されたパターンの寸法、重ね合わせ精度等を検査、計測
する目的で使用するのに最適である。
【0086】次に、図5は本発明の第2の実施の形態に
係る光学式顕微鏡を示す光学系及び制御系の構成図、図
6は対象物の焦点調整する場合の光学式顕微鏡を示す光
学系及び制御系の構成図である。なお、図5及び図6に
おいて第1の実施態様で示した図1及び図3における構
成要素と同一の構成要素については同一の符号を付すも
のとし、その説明を省略する。
【0087】図5に示すように、ケーラー照明光学系5
の開口絞り21及び22の代わりに開口絞り用液晶素子
31が設けられ更に、視野絞り23及び24の代わりに
視野絞り用液晶素子32が設けられており、制御系8に
より制御される。
【0088】図5及び図6を参照しながら本実施形態の
動作について説明する。ここで半導体ウェーハ9の検査
すべき位置を光学系4直下に移動させるまでは、第1の
実施の形態の場合と同一である。
【0089】次に、オートフォーカスをすることとなる
が、オートフォーカス開始用スイッチがスイッチオンさ
れると制御系8の制御下で開口絞り用液晶素子31に、
補助集光レンズ20の光軸から離軸した所に光線を透過
する部分ができるように電圧が印加される。
【0090】また、視野絞り用液晶素子32には、補助
集光レンズ20の光軸上に光線を透過する部分ができる
ように電圧が印加される。更に、この透過部分は結像レ
ンズ29から射出した光線が、画像撮像手段6にスポッ
トを結ぶように、画像撮像手段6の撮像範囲より十分に
小さいものとなっている。
【0091】これによって、第1の実施形態と同様コン
デンサ25から光学系4のビームスプリッタ28に向け
て光軸から離れた光線が射出されることとなり、光学系
4により画像撮像手段6に像が結像され、この情報に基
づいて制御系8の制御下、アクチュエータ30に電圧が
印加されオートフォーカスがなされる。
【0092】次に、制御系8の制御下、特定された検査
位置で通常の半導体ウェーハ9の各種欠陥を検査するこ
ととなる。
【0093】すなわち、制御系8の制御下、開口絞り用
液晶素子31に補助集光レンズ20の光軸上に光線を透
過する部分ができるように電圧が印加される。
【0094】また、視野絞り用液晶素子32にも、補助
集光レンズ20の光軸上に光線を透過する部分ができる
ように電圧が印加される。
【0095】これによって、第1の実施形態と同様コン
デンサ25から光学系4のビームスプリッタ28に向け
て光軸に沿った光線が射出されることとなり、光学系4
により画像撮像手段6に像が結像される。また、画像撮
像手段6に結ばれた像の電子情報はモニターテレビ等で
見れるように画像処理系7で処理され、モニターテレビ
等で半導体ウェーハ9のパターン等を検査することとな
る。
【0096】このように本実施形態によれば、開口絞り
21,22及び視野絞り23,24の代わりに開口絞り
用液晶素子31及び視野絞り用液晶素子32を使用する
こととしたので、機械的に駆動する機構が不要となり機
械的磨耗もなくなる。また、部品点数を少なくできるの
で、スペース的にもコンパクトにすることができる。
【0097】次に、図7は本発明の第3の実施の形態に
係る光学式顕微鏡を示す光学系及び制御系の構成図、図
8は対象物の焦点調整する場合の光学式顕微鏡を示す光
学系及び制御系の構成図、図9はオートフォーカスをす
るときの光学式顕微鏡1における動作を示すフローチャ
ートである。なお、図7及び図8において第1の実施形
態で示した図1及び図3における構成要素と同一の構成
要素については同一の符号を付すものとし、その説明を
省略する。
【0098】図7に示すように、光学系4のアクチュエ
ータ30に距離検出用光源33及び検出部34が設けら
れ、制御系8により制御されている。ここで距離検出用
光源33として例えばレーザダイオードが用いれられ、
検出部34としてはフォトディテクタが用いれられる。
【0099】図7、図8及び図9を参照しながら本実施
形態の動作について説明する。ここで半導体ウェーハ9
の検査すべき位置を光学系4直下に移動させるまでは、
第1の実施の形態の場合と同一である。
【0100】次に、オートフォーカスをすることとなる
が、オートフォーカス開始用スイッチがスイッチオンさ
れると(ステップ101)、まず制御系8の制御下、距離
検出用光源33から対象物2である半導体ウェーハ9の
観測すべき位置に光線が射出される。
【0101】更に、距離検出用光源33から射出された
光線は、半導体ウェーハ9により反射され検出部に入射
する(ステップ102)。この検出部に入射した光線は電
気信号となり制御系8の制御下、可動ステージ3のZス
テージ11が駆動用モータ16によってフォーカス方向
に移動される(ステップ103)。
【0102】これによって、半導体ウェーハ9と検出部
34との距離が調整され、予備的に大まかな半導体ウェ
ーハ9の焦点位置の調整がされることとなる(ステップ
104)。
【0103】次に、制御系8の制御下、絞り駆動手段2
7によって開口絞り21が光軸の下に降下させられると
共に、開口絞り22の開口部が光軸から離れるように上
昇させられる。また、視野絞り23が、光軸の下に降下
させられると共に、視野絞り24は開口部が光軸上に来
るように上昇させられる(ステップ105)。
【0104】これによって、光源から射出した光線が光
軸から離れた光線として光学系4のビームスプリッタ2
8に入射され、対物レンズ26を介して半導体ウェーハ
9に斜めに照射される。更に、半導体ウェーハ9からの
反射光は対物レンズ26、ビームスプリッタ28及び結
像レンズ29を介して画像撮像手段6に像を結ぶ。
【0105】このとき、予備的オートフォーカスでまだ
残っていたデフォーカスによる画像撮像手段6の受光面
での横変位量が検出されることとなる(ステップ10
6)。
【0106】次に、制御系8の制御下、対物レンズ26
に設けられたアクチュエータ30に電圧が印加され(ス
テップ107)、対物レンズ26がフォーカス方向に移
動される。
【0107】これによって、半導体ウェーハ9の焦点位
置がベスト位置となり、オートフォーカスが終了するこ
ととなる(ステップ108)。
【0108】この後、制御系8の制御下、特定された検
査位置で通常の半導体ウェーハ9の各種欠陥を検査する
こととなるが、第1の実施の形態の場合と同じである。
【0109】このように本実施形態によれば、離軸式に
よるオートフォーカスの前に別に設けられた距離検出用
光源33及び検出部34により、予備的にオートフォー
カスすることとしたので、アクチュエータ30によるオ
ートフォーカスのダイナミックレンジが狭い場合に、確
実に高精度のオートフォーカスができることとなる。
【0110】なお、本発明は上述したいずれの実施形態
にも限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変形
して実施できる。
【0111】例えば、上述の実施形態では、オートフォ
ーカス用の画像撮像手段6と顕微鏡観察用の画像撮像手
段6とを兼用しているが、光路途中にビームスプリッタ
等を設け、オートフォーカス用の光学系及び画像撮像手
段を設けても良い。この場合、オートフォーカス用の光
学系として、必要なオートフォーカス精度により光学系
の焦点距離を決定すれば良い。
【0112】また、オートフォーカス用の光学系は顕微
鏡観察用の光学系と兼用しても構わない。
【0113】更に、オートフォーカス用の画像撮像手段
としては、2次元の画像撮像手段である必要は無く、2
分割ディテクタ及びラインCCD等の離軸方向に感度及
び変調度のある1次元型光電変換素子であっても構わな
い。この場合、視野絞り24は2分割ディテクタ等の受
光素子の受光エリアに合わせて、領域を決定してやれば
良い。
【0114】これにより、顕微鏡観察用の画像撮像手段
6をオートフォーカス用の画像撮像手段6として使用す
るための制御等が不要となり、制御系8等がより効率的
なものとなり、より迅速な処理が可能となる。
【0115】また、上述の実施形態では、離軸式による
オートフォーカスにおいてアクチュエータ30によりフ
ォーカス方向へ移動したが、これに限られるものでな
い。例えば、アクチュエータ30によるフォーカス方向
への移動をせず、可動ステージ3のZステージ11を駆
動用モータ16でフォーカス方向へ移動させてもよい。
【0116】これによって、対物レンズ26の構造が簡
単となり安価な装置とすることができる。
【0117】更に、アクチュエータ30による対物レン
ズ26のフォーカス方向への移動と、駆動用モータ16
によるZステージ11のフォーカス方向への移動とを両
方行っても良い。
【0118】これによって、Zステージ11によりフォ
ーカス方向に移動させると同時に、対物レンズをフォー
カス方向に移動させることができるので、オートフォー
カスが更にスピードアップされると共により精度が高く
なる。
【0119】また、上述の実施形態では、開口絞り2
1,22及び視野絞り23,24の開口面積の設定は例
えば板状のものに適宜、孔を開けて使用するか、液晶素
子においては制御系8により適宜、透過部分が設けられ
たが、1つの絞りにおいて複数の板を使用し開口面積を
可変にした絞りを使用しても良い。これによって、部品
点数が少なく済み装置が安価なものとなる。
【0120】更に、上述の実施形態では、開口絞り21
と22とを切り替えて使用したが、1枚の開口絞りを開
口部分が光軸上あるいは、光軸から離れたところに来る
ように移動させ、開口部の位置を変更させて使用しても
良い。これによって、更に構造が簡単となると共に、安
価な装置にできる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対象物の観察用光源によりオートフォーカスできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光学式顕微鏡を示す光
学系及び制御系の構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る可動ステージを示す斜
視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る対象物の焦点調整する
場合の光学式顕微鏡を示す光学系及び制御系の構成図で
ある。
【図4】本発明の実施形態に係る離軸式オートフォーカ
スを示すケーラー照明系及び光学系である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る光学式顕微鏡を
示す光学系及び制御系の構成図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る対象物の焦点調
整する場合の光学式顕微鏡を示す光学系及び制御系の構
成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る光学式顕微鏡を
示す光学系及び制御系の構成図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る対象物の焦点調
整する場合の光学式顕微鏡を示す光学系及び制御系の構
成図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るオートフォーカ
スをするときの光学式顕微鏡1における動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 光学式顕微鏡 2 対象物 4 光学系 5 ケーラー照明光学系 6 画像撮像手段 17 光源 21,22 開口絞り 23,24 視野絞り 26 対物レンズ 30 アクチュエータ 31 開口絞り用液晶素子 32 視野絞り用液晶素子 33 距離検出用光源 34 検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 21/06 G02B 7/11 J 21/24 D B Fターム(参考) 2H044 DA01 DB00 DC02 2H051 AA10 AA11 BA47 BA72 BB11 CB06 CC03 CC04 CC13 DA02 DD10 FA47 2H052 AC02 AC04 AC12 AC18 AC26 AC34 AD09 AD19 AD21 AD35

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の軸である光軸に沿って照射される
    観測用の第1の光線及び前記第1の軸と離れた第2の軸
    に沿って照射されるオートフォーカス用の第2の光線を
    射出する照明手段と、 前記照明手段により射出された光線を対象物に照射さ
    せ、前記対象物の反射、回折又は散乱光を結像位置に結
    像させる光学系と、 前記結像位置に配置された画像撮像手段と、 前記光学系を介して前記第2の光線を対象物に照射させ
    ると共に、前記対象物の反射光を前記画像撮像手段に結
    像させ、前記画像撮像手段により得られる信号に基づい
    て前記光学系における前記対象物の焦点位置の調整をす
    るオートフォーカス手段とを具備することを特徴とする
    光学式顕微鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学式顕微鏡におい
    て、 前記照明手段は、前記光線を射出する光源と、前記光源
    による光線の光軸上に開口部を設けた開口絞り及び前記
    開口絞りから射出した光線の光軸上に開口部を設けた視
    野絞りを有するケーラー照明光学系とが設けられ、 前記開口絞りの前記開口部の位置を変更自在とし、更に
    前記視野絞りの開口部の開口面積を変更自在とすること
    を特徴とする光学式顕微鏡。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光学式顕微鏡におい
    て、 前記開口絞り及び前記視野絞りは、それぞれ開口絞り用
    液晶素子及び視野絞り用液晶素子であることを特徴とす
    る光学式顕微鏡。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちいずれか1
    項に記載の光学式顕微鏡において、 前記オートフォーカス手段は、前記光学系に設けられた
    対物レンズをフォーカス方向に移動させるアクチュエー
    タを有することを特徴とする光学式顕微鏡。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のうちいずれか1
    項に記載の光学式顕微鏡において、 前記対象物を保持する保持機構を更に具備し、 前記オートフォーカス手段は、前記保持機構をフォーカ
    ス方向に移動させる移動手段を有することを特徴とする
    光学式顕微鏡。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項3のうちいずれか1
    項に記載の光学式顕微鏡において、 前記オートフォーカス手段は、 前記光学系に設けられた前記対物レンズをフォーカス方
    向に移動させる前記アクチュエータと、 前記保持機構をフォーカス方向に移動させる前記移動手
    段とを具備することを特徴とする光学式顕微鏡。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のうちいずれか1
    項に記載の光学式顕微鏡において、 前記光学系の前記対物レンズに設けられ、前記対象物に
    光線を照射する距離検出用の光源と、前記対象物により
    反射された反射光を検出する検出部とを更に具備し、 前記オートフォーカス手段は、前記検出部からの信号に
    より前記対象物と前記検出部との距離を予備的に調整し
    た後、前記光学系における前記対象物の焦点位置の調整
    をすることを特徴とする光学式顕微鏡。
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