JP2003026296A - 樽定量充填及び/又は抜取り装置、充填ノズル、抜取りノズル、並びにライン内残酒抜取りシステム - Google Patents

樽定量充填及び/又は抜取り装置、充填ノズル、抜取りノズル、並びにライン内残酒抜取りシステム

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JP2003026296A
JP2003026296A JP2001218699A JP2001218699A JP2003026296A JP 2003026296 A JP2003026296 A JP 2003026296A JP 2001218699 A JP2001218699 A JP 2001218699A JP 2001218699 A JP2001218699 A JP 2001218699A JP 2003026296 A JP2003026296 A JP 2003026296A
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Japan
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filling
barrel
line
liquor
nozzle
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JP2001218699A
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English (en)
Inventor
Haruki Takeuchi
春樹 竹内
Shigeyuki Ihara
茂行 井原
Minoru Fujiki
実 藤木
Yoshihiro Fujiwara
宣裕 藤原
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NKK Plant Engineering Corp
Original Assignee
NKK Plant Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酒の樽への充填作業を簡便にし、温度等の環
境変化に左右されない正確な定量充填を可能とする樽定
量充填装置を提供する。 【解決手段】 樽定量充填装置は、樽に酒を充填するた
めの充填ラインに設けられ、該充填ラインを流れる酒の
質量流量を測定する質量流量計11と、前記充填ライン
に設けられ、空気圧を駆動源にして前記充填ラインを流
れる酒の流量を調節する制御弁13と、質量流量計11
から出力される信号に基づいて前記制御弁13を操作す
る制御装置12とを備える。質量流量計11が温度、粘
度の影響にかかわらず、精度良く質量流量を測定する。
また、制御弁13は空気圧を駆動源にしているので、信
号を受けてから弁が作動するまでの遅れが少なく、且つ
遅れの時間も一定している。このため、一定量の酒を樽
に正確に充填することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焼酎、ウィスキ
ー、ブランディー等の酒を樽に一定量充填することがで
きる樽定量充填及び/又は抜取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】焼酎、ウィスキー、ブランディー等の酒
は、熟成すると味が芳醇になり、きれいな色もつく。こ
のため、これらの酒は銘柄によって異なるが例えば3〜
10年程度樽内に寝かせられる。樽の中はあらかじめ黒
こげに焼かれていて、炭化された成分が酒に風味を付け
たり、琥珀色を付けたりする。樽の寿命は、この効果が
維持される12年〜15年ぐらいである。樽には工場か
らできたての新酒が充填され、3〜10年程度寝かせら
れた後、樽から熟成酒が抜取られる。
【0003】酒類には国税がかけられていて、事業主は
醸造される酒の量を税務所に報告する必要がある。この
ため、樽に充填される新酒の量は正確に測定される。
【0004】従来の樽に新酒を充填する作業は、以下の
ように行われていた。新酒タンクからは酒を樽に充填す
るための充填ラインが引き出される。充填ラインの途中
にはポンプ及び流量計が設けられ、新酒ラインの先端に
は樽に挿入される充填ノズルが設けられる。作業員はポ
ンプを作動させ、流量計をみながら樽に充填される量が
所定量手前で手動でポンプを止めた後、検尺で樽底面か
らの高さを測り、不足分を如雨露、升で樽に補充してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の流量計には、内
部に組み込まれた回転子が入口側と出口側の圧力差によ
って回転する構造となる容積式流量計が用いられてい
た。この容積式流量計では、温度が高く酒の粘性が低い
場合には流れる酒の量が測定値よりも大きくなる一方、
温度が低く酒の粘性が高い場合には流れる酒の量が測定
値よりも少なくなるという問題があった。これにより、
高い測定精度が出なかった。
【0006】このため、作業員は流量計の目盛りが所定
量近傍になる時にコックを閉じ、その後、樽の液面を金
尺で計りながらコックを調整して再度酒を充填したり、
如雨露、升で酒を継ぎ足したりしていた。そして、所定
量ぴったりになるように新酒を樽に充填していた。樽の
大きさはあらかじめ検定されているので、樽の液面を測
定することで正確に樽に所定量充填することができる。
【0007】しかしながら、このような充填作業は人手
がかかって且つ手間がかかっていた。
【0008】そこで、本発明は、酒の樽への充填作業を
簡便にし、温度等の環境変化に左右されない正確な定量
充填を可能とする樽定量充填及び/又は抜取り装置を提
供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、樽の酒への充
填作業を簡便にすることができる充填ノズル、抜取りノ
ズルを提供することを目的とする。
【0010】さらに、本発明の更に他の目的は、一日の
充填作業あるいは抜取り作業終了時、ライン内の菌の発
生を防止するために、ライン内の残酒を簡便に抜取るこ
とができるライン内残酒抜取りシステムを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0012】上記課題を解決するために、本発明者は、
温度変化に影響されない酒の質量流量を直接測定する質
量流量計で流量を測定し、この質量流量計からの信号に
基づいて瞬時に弁を閉じることができる空気圧を駆動源
とする制御弁でラインを開閉した。すなわち、請求項1
の発明は、樽に酒を充填するための充填ラインに設けら
れ、該充填ラインを流れる酒の質量流量を測定する質量
流量計(11)と、前記充填ラインに設けられ、空気圧
を駆動源にして前記充填ラインを流れる酒の流量を調節
する制御弁(13)と、前記質量流量計(11)から出
力される信号に基づいて前記制御弁(13)を操作する
制御装置(12)とを備える樽定量充填及び/又は抜取
り装置により、上述した課題を解決した。
【0013】この発明によれば、質量流量計が温度、粘
度の影響にかかわらず、精度良く質量流量を測定する。
このため、温度変化にかかわらず、高精度に流量を測定
することができる。ここで、質量流量計は密度計を合わ
せて体積流量を出力することも可能である。
【0014】また、制御弁は空気圧を駆動源にしている
ので、信号を受けてから弁が閉じるまでの時間的な遅れ
が少なく、且つ遅れの時間も一定している。このため、
一定量の酒を樽に正確に充填することができる。
【0015】制御弁に例えば電気式の制御弁を用いた場
合、交流の波動により、信号を受けてから弁が閉じるま
での遅れに変動が生じてしまい、一定量でぴたりと止め
ることができないという問題がある。これは、電流が大
きいときは励磁力が強いが、電流が小さいときは励磁力
が小さくなるので、信号を受けたときの電流の大きさに
よって信号を受けたときの弁を作動させる力がそのとき
どきで違ってしまうことに起因すると思料される。
【0016】これに対し空気圧を駆動源にすると、信号
を受けたときに弁を作動させる力を一定に保ち、しかも
強い力にすることができるので、信号を受けてから弁が
閉じるまでの遅れに変動が生じてしまうことが少ない。
【0017】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の樽定量充填装置において、前記制御弁(13)は、開
閉2位置動作に加え、多位置動作が可能なように構成さ
れていることを特徴とする。
【0018】酒を充填する時間を短くするためにポンプ
には容量の大きいものが選ばれる。例えば3分で酒を充
填しようとすると、ポンプには150L/Min程度の
大きい容量のものが選ばれる。この流れを弁で一気に閉
じたり、開けたりするとノズル等で衝撃がでる。充填ラ
インの先端に設けられる充填ノズルは樽への固定が充分
になされないので、衝撃を緩和する必要がある。
【0019】この発明によれば、制御弁を開ける際、開
度を複数段階に調節することができ、また制御弁を閉じ
る際、開度を複数段階に調節することができるので、制
御弁を開閉する際の衝撃を緩和することができる。これ
により、樽及び充填ノズルの損傷をなくし、あるいは作
業員が手でもって充填する際の負担を軽減することがで
きる。
【0020】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の樽定量充填及び/又は抜取り装置において、前記充填
ラインの端には、樽の穴に挿入される充填ノズル(1
0)が設けられ、前記充填ノズル(10)には、外周の
周方向に部分的にねじが形成された抜け防止部(25)
が設けられることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、樽の穴に充填ノズルの
抜け防止部を引っ掛け、半周程度回転させると、根元に
向かって径が大きくなる抜け防止部と樽との係合が確実
になる。したがって、充填ノズルから手を離したままで
の充填も可能となる。また、ねじは周方向の部分的に設
けられ、全体に設けられていないので、抜け防止部と樽
との係合が確実になったとしても、樽からの空気の抜け
道が確保できる。
【0022】請求項4の発明は、請求項1ないし3いず
れかに記載の樽定量充填及び/又は抜取り装置におい
て、前記充填ラインの端には、樽に挿入される充填ノズ
ル(10)が設けられ、該充填ノズル(10)には、レ
バー(23)を操作することで開閉すると共に、樽に充
填された酒の液面に接すると開状態から閉状態になる弁
(24)が設けられることを特徴とする。
【0023】この発明によれば、ガソリンスタンドなど
に用いられるガソリン充填ノズルと同様に操作性が良い
充填ノズルが得られる。また手動での微調整も容易にで
き、さらに制御弁等の故障があっても樽から酒が溢れる
のを防止することができる。なお、食品用のノズルなの
で、ガソリン充填ノズルとは材質、パッキン等が変えら
れている。
【0024】請求項5の発明は、請求項1ないし4いず
れかに記載の樽定量充填及び/又は抜取り装置におい
て、前記樽定量充填及び/又は抜取り装置は、さらに樽
から酒を抜取る抜取りラインの端に設けられ、樽の穴に
挿入される筒状の抜取りノズル(32)を備え、該抜取
りノズル(32)の先端部には、該先端部が樽の内面に
接触しても酒を吸込むことができるようにスリット(3
6)が形成されることを特徴とする。
【0025】この発明によれば、抜取りノズルの先端部
が樽の内面に接触しても酒を吸込むことができるので、
最後まで樽から酒を抜くことができる。
【0026】請求項6の発明は、請求項3又は4に記載
の樽定量充填及び/又は抜取り装置において、前記充填
ノズルを吊り上げるバランサー(41)が設けられ、前
記充填ノズル(10)はその自重を軽くして樽の穴へ挿
入されることを特徴とする。
【0027】この発明によれば、充填ノズルを樽に出し
入れする際の作業員の負担が軽減する。
【0028】請求項7の発明は、請求項5に記載の樽定
量充填及び/又は抜取り装置において、前記抜取りノズ
ル(32)を吊り上げるバランサー(41)が設けら
れ、前記抜取りノズル(32)はその自重を軽くして樽
の穴へ挿入されることを特徴とする。
【0029】この発明によれば、抜取りノズルを樽に出
し入れする際の作業員の負担が軽減する。
【0030】請求項8の発明は、請求項1ないし7いず
れかに記載の樽定量充填及び/又は抜取り装置におい
て、前記質量流量計(11)の下流側に前記充填ライン
内の酒の充満状況を確認できる窓(55)が設けられる
ことを特徴とする。
【0031】一日の作業が終わると、充填ラインは残酒
が抜かれる。次の日、充填ラインには酒が入っていない
ので、制御弁を開けても空気により質量流量計が不安定
になり、正確な流量を測れなくなる。このため、充填ラ
インに酒を充満した後に質量流量計を使用する必要があ
る。本発明によれば、窓から充填ライン内の酒の充満状
況を確認できるので、質量流量計の誤動作を防止するこ
とができる。
【0032】請求項9の発明は、樽に酒を充填するため
の充填ラインの端に設けられ、樽の穴に挿入される充填
ノズル(10)であって、前記充填ノズル(10)に
は、外周の周方向に部分的にねじが形成された抜け防止
部(25)が設けられることを特徴とする充填ノズル
(10)により、上述した課題を解決した。
【0033】この発明によれば、樽の穴に充填ノズルの
抜け防止部を引っ掛け、半周ぐらい回転させると、根元
に向かって径が大きくなる抜け防止部と樽との係合が確
実になる。したがって、充填ノズルから手を離したまま
での充填も可能となる。また、ねじは周方向の部分的に
設けられ、全体に設けられていないので、抜け防止部と
樽との係合が確実になったとしても、樽からの空気の抜
け通路が確保できる。
【0034】請求項10の発明は、樽から酒を抜取るた
めの抜取りラインの端に設けられ、樽の穴に挿入される
抜取りノズル(32)であって、該抜取りノズルの先端
部には、該先端部が樽の内面に接触しても酒を吸込むこ
とができるようにスリット(36)が形成されることを
特徴とする抜取りノズル(32)により、上述した課題
を解決した。
【0035】この発明によれば、抜取りノズルの先端部
が樽の内面に接触しても酒を吸込むことができるので、
最後まで樽から酒を抜くことができる。
【0036】請求項11の発明は、一端が新酒タンク
(3)に接続され、他端が樽の穴に挿入可能な充填ノズ
ルに接続され、樽に酒を充填するための充填ラインと、
前記充填ラインの途中に設けられるポンプ(9)と、前
記ポンプ(9)の下流側における前記充填ラインから分
岐され、前記新酒タンク(3)に接続されるリターンラ
インと、前記ポンプ(9)の上流側における前記充填ラ
インから分岐され、空気が吹き込まれるエアーブローラ
インとを備え、空気圧によって前記充填ライン内の残酒
が前記リターンラインを介して前記新酒タンク(3)に
入れられることを特徴とするライン内残酒抜取りシステ
ムにより、上述した課題を解決した。
【0037】酒はアルコールを含むので、殺菌はされて
いるが、菌が繁殖するおそれもある。このため、一日の
作業が終わった後に充填ライン中の残酒を抜取るのが望
ましい。本発明によれば、エアーブローラインから空気
を吹き込むことで、充填ライン中の残酒を新酒タンクに
回収することができる。
【0038】請求項12の発明は、請求項11に記載の
ライン内残酒抜取りシステムにおいて、前記充填ライン
及び前記リターンラインの最も低い部分には、前記充填
ライン及び前記リターンラインに溜まった酒を回収する
ための回収口(53)が設けられ、前記充填ライン又は
前記リターンラインには、前記回収口(53)から回収
された酒を前記充填ライン又は前記リターンラインに戻
すことが可能な回収ポット(54)が設けられることを
特徴とする。
【0039】酒をエアパージしても、空気が一度抜けて
しまえば充填ライン及びリターンライン内に酒が残る。
本発明によれば、この残った酒を一番低いところの回収
口から回収し、この回収した酒を回収ポットに入れてや
り、再びエアパージしながら回収ポットから充填ライン
又はリターンラインに戻すことで、残った酒を新酒タン
クに戻すことができる。
【0040】請求項13の発明は、一端が熟成酒タンク
(5)に接続され、他端が樽の穴に挿入可能な抜取りノ
ズル(32)に接続され、樽から熟成酒を抜取るための
抜取りラインと、該抜取りラインの途中に設けられるポ
ンプ(31)と、前記ポンプ(31)の上流側における
前記抜取りラインから分岐され、空気が吹き込まれるエ
アーブローラインとを備え、空気圧によって前記抜取り
ライン内の残酒が熟成酒タンク(5)に入れられること
を特徴とするライン内残酒抜取りシステムにより、上述
した課題を解決した。
【0041】この発明によれば、エアーブローラインか
ら空気を吹き込むことで、抜取りライン中の残酒を熟成
酒タンクに回収することができる。
【0042】請求項14の発明は、請求項13に記載の
ライン内残酒抜取りシステムにおいて、前記抜取りライ
ンの最も低い部分には、前記抜取りラインに溜まった酒
を回収するための回収口(61)が設けられ、前記抜取
りラインには、前記回収口(61)から回収された酒を
前記抜取りラインに戻すことが可能な回収ポット(6
2)が設けられることを特徴とする。
【0043】この発明によれば、上述の理由で一回目の
エアパージで残った残酒を熟成酒タンクに回収すること
ができる。
【0044】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明の一実
施形態における樽定量充填及び抜取り装置を示す。図1
は装置の回路系統図、図2は装置の平面図、図3は装置
の側面図を示す。この樽定量充填及び抜取り装置は、焼
酎、ウィスキー、ブランディー等の醸造工場に用いられ
る。
【0045】この樽定量充填装置及び抜取り装置は、樽
定量充填装置と抜取り装置とで構成される。樽定量充填
装置は、新酒タンク3から新酒を引き出し、空の樽4に
充填する。抜取り装置は、熟成した酒を樽から抜取り、
熟成酒タンク5に溜める。
【0046】工場内には熟成中の樽が立体的に保管され
ている。立体保管された樽は、立体自動倉庫システムを
利用した搬送装置によって作業台7に搬送される。この
作業台7で、樽4に新酒が充填され、また樽4から熟成
酒が抜取られる。作業台には3つのステーションA,
B,Cが設けられ、各ステーションA,B,Cにおいて
充填及び抜取り作業が行われる。
【0047】まず、樽定量充填装置について説明する。
新酒タンク3からは樽に新酒を充填するための充填ライ
ンが引き出される。この充填ラインは充填ポンプ9を経
由した後3つに分岐され、各ステーションA,B,Cに
延びる。充填ラインの先端には、栓を抜いた樽の穴に挿
入される充填ノズル10が接続される。
【0048】充填ラインの途中には、新酒タンク内の酒
を、圧力を高めて樽に送る充填ポンプ9が設けられる。
【0049】充填ポンプ9の下流には、充填ラインを流
れる酒の質量流量を測定する質量流量計11が設けられ
る。質量流量計11が測定した質量流量又は体積流量は
パルス信号にされて制御装置12に出力される。酒は温
度変化により比重が変化するが、質量流量を測定するこ
とで、温度の影響にかかわらずに精度良く流量を測定す
ることができる。
【0050】質量流量計11の下流には、空気圧を駆動
源にして充填ラインを流れる酒の流量を調節する制御弁
13が設けられる。この制御弁は開閉2位置動作のみな
らず、多位置動作(3以上の位置動作)が可能なように
構成される。この実施形態では、開閉2位置に加え、開
閉の間の所定位置に開度を調節できるように構成されて
いる。
【0051】制御弁13は制御装置12によって操作さ
れる。制御装置12は、質量流量計11から出力される
信号に基づいて制御弁13を操作する。図4は、制御弁
13の動作のタイムチャートを示す。制御装置12は制
御弁13を開にする際、一気に全開にすることなく、例
えば最初の数秒間程度開度を抑え、その後に全開にす
る。このため最初の数秒間程度の流量は低流量に落とさ
れ、その後はフルの流量となる。また、制御装置12は
制御弁13を閉にする際、一度に全閉にすることなく、
例えば最後の数秒間程度開度を絞った状態にし、その後
に全閉にする。これにより、開閉の衝撃が緩和される。
【0052】ここで、質量流量計11からの出力が所定
量になったときに、制御弁13が全閉になるように制御
装置12から制御弁13に信号を出すと、制御弁13の
動作の遅れの問題があるので所定量を超えて充填され
る。このため、制御弁指令設定器での設定を所定量の僅
かに手前にしておく。これにより、所定量になったとき
にぴたりと止めることができる。
【0053】充填ラインの先端には、樽の穴に挿入され
る充填ノズル10が設けられる。図5は、充填ノズル1
0を示す。充填ノズル10にはガソリンスタンドで用い
られるようなガンタイプのものが用いられ、食品用に材
質及びパッキンが変えられている。充填ノズル10は、
流路が形成される本体部21と、本体部21に取り付け
られるハンドル22と、ハンドル22を握ったまま操作
可能なレバー23と、レバー23を操作することによっ
て開閉される弁24とを備える。レバー23は引かれた
位置(弁24を開にした状態)にてロックされる。ま
た、充填ノズル10は、その先端が液面に接すると、空
気圧を利用した差圧信号が差圧管27に伝わり、弁24
が閉じるように構成されている。
【0054】充填ノズル10の樽の穴に挿入される部分
には、抜け防止部25が設けられる。この抜け防止部2
5は、少なくとも一部が先端部から基部に向かって径が
拡がる楔形に形成される。楔形に形成された部分の外周
には、周方向に部分的(例えば半周)にテーパ状のねじ
26が形成される。一方、栓を抜いた樽の穴もテーパに
形成されている。抜け防止部25を樽の穴に挿入して回
転させてやると、ねじ26が木製の樽に引っ掛かるの
で、充填ノズル10と樽の係合が確実になる。
【0055】作業員は充填ノズル10を樽の穴に挿入
し、充填ノズル10の抜け防止部25を樽に係合させ
る。そして、充填ノズル10のレバー23を引き充填ノ
ズル10を開にする。次に作業員は充填ノズル10から
手を離して制御装置12を操作し、樽への新酒の充填作
業を開始する。制御装置12は、質量流量計11からの
信号に基づいて、樽に新酒が所定量充填されるように制
御弁13を操作する。充填が終了すると、作業員は充填
ノズル10を樽から抜取り、次の樽がステーションに搬
入されるまで待機する。
【0056】ここで、上記充填ポンプ9、質量流量計1
1、制御弁13、充填ノズル10及び制御装置12等
が、本発明の樽定量充填装置の構成要素となる。
【0057】次に、抜取り装置について説明する。熟成
酒タンク5からは樽から熟成酒を抜取るための抜取ライ
ンが引き出される。この抜取りラインは抜取ポンプ31
を経由した後3つに分岐され、各ステーションA,B,
Cに延びる。抜取りラインの先端には、栓を抜いた樽の
穴に挿入される抜取りノズル32が接続される。
【0058】抜取りラインの途中には、樽内の醸造酒を
熟成酒タンクに送る抜取ポンプ31が設けられる。この
抜取ポンプ31は、一定量の樽を所定時間内で抜取るこ
とができるような容量を有する。
【0059】抜取りラインの先端には、樽の穴に挿入さ
れる抜取りノズル32が設けられる。図6は抜取りノズ
ル32を示す。抜取りノズル32は、棒状に形成された
ノズル本体33と、ノズル本体33の上端側に設けられ
る取手34と、取手の近傍に設けられる抜け防止部35
とを備える。抜取りノズル32は細長い円筒状に形成さ
れ、その先端部には、該先端部が樽の内面に接触しても
酒を吸込むことができるようにスリット36が開けられ
ている。また、抜け防止部35は、充填ノズル10の抜
け防止部25と同じように、少なくとも一部が先端部か
ら基部に向かって径が拡がる楔形に形成される。楔形に
形成された部分の外周には、周方向に部分的(例えば半
周)にテーパ状のねじが形成される。作業員が取手34
を握り、抜取りノズル32を樽の穴に挿入して回転させ
てやると、抜け防止部35のねじが木製の樽に引っ掛か
るので、抜取りノズル32と樽との係合が確実になる。
【0060】作業員は抜取りノズル32を樽の穴に挿入
し、抜け防止部35を樽に係合させる。そして、抜取り
ノズル32から手を離して制御装置12を操作し、抜取
ポンプ31を作動させる。これにより、樽から熟成酒が
抜取られる。抜取りが終了すると、作業員は抜取りノズ
ル32を樽から抜取り、次の樽がステーションに搬入さ
れるまで待機する。
【0061】ここで、上記抜取ポンプ31、抜取りノズ
ル32等が本発明の抜取り装置の構成要素となる。
【0062】図7は、充填ノズル10又は抜取りノズル
32を吊り上げるバランサー41を示す。バランサー4
1の本体部42に取り付けられた上部フック43は作業
台7に設けられたフレームにひっかけられる。本体部4
2からはワイヤロープ44が引き出し可能に設けられ
る。ワイヤロープ44を引き出すにつれて張力が大きく
なるように、本体部42にはスプリングが設けられてい
る。バランサー41によって充填ノズル10又は抜取り
ノズル32はその自重を軽くして移動することが可能に
なる。
【0063】ライン内残酒抜取りシステムについて説明
する。酒はアルコールを含むので、殺菌はされている
が、菌が繁殖するおそれもある。このため、一日の作業
が終わった後に充填ライン及び抜取りライン中の残酒を
抜取るのが望ましい。
【0064】充填側のライン内残酒抜取りシステムは、
一端が新酒タンク3に接続され、他端が樽の穴に挿入可
能な充填ノズル10に接続され、樽に酒を充填するため
の充填ラインと、この充填ラインの途中に設けられる充
填ポンプ9と、充填ポンプ9の下流側における充填ライ
ンから分岐され、新酒タンク3に接続されるリターンラ
インと、充填ポンプ9の上流側における充填ラインから
分岐され、空気が吹き込まれるエアーブローラインとを
備える。充填ラインから分岐した直後のリターンライン
には弁51が設けられ、充填ノズル10の直前にも弁5
2が設けられている。
【0065】残酒を回収するときには、充填中は閉じら
れている弁51を開け、充填中は開けられている弁52
を閉じる。そして、充填ポンプ9を作動することなく、
エアーブロー配管から空気を圧送してやる。これによ
り、空気圧によって充填ライン内の残酒がリターンライ
ンを介して新酒タンク3に入れられる。リターンライン
は新酒タンク3内で開放しているので、ここから空気が
逃げる。
【0066】また、充填ラインの最も低い部分には、充
填ラインに溜まった酒を回収するための回収口53が設
けられる。リターンラインには、回収された酒をリター
ンラインに戻すことが可能な回収ポット54が設けられ
る。回収ポット54はバルブを介してリターンラインに
接続されている。回収口53から回収された酒は回収容
器に溜められる。回収容器に溜められた酒は、作業員に
よって回収ポット54に充填される。
【0067】酒をエアパージしても、空気が一度抜けて
しまえば充填ライン内に酒が残る。この残った酒を一番
低いところの回収口53から回収し、この回収した酒を
回収ポット54に入れてやり、再びエアパージしながら
回収ポット54からリターンラインに戻すことで、残っ
た酒を新酒タンク3に戻すことができる。
【0068】また、質量流量計11の下流側には、充填
ライン内の酒の充満状況を確認できる窓としてのサイト
グラス55が設けられる。一日の作業が終わると、充填
ラインは残酒が抜かれる。次の日、充填ラインに酒が入
っていないと、制御弁13を開けても質量流量計11が
不安定になり、正確な流量を測れなくなる。このため、
充填ラインに酒を充満した後に質量流量計11を使用す
る必要がある。サイトグラス55から充填ライン内の酒
の充満状況を確認できるので、質量流量計11の誤動作
を防止し、正確な検量をすることができる。
【0069】なお、充填ノズル10の付近には酒が残る
が、この量は極僅かなので残っていてもかまわない。こ
の間の残酒をなくすためには、図1に示すように、リタ
ーンラインに充填ノズル10が連結できるカプラー56
を接続し、また、リターンラインに弁57を設け、再び
エアーブローする。これにより、充填ライン内の酒を完
璧に抜くことができる。
【0070】抜取り側のライン内残酒抜取りシステム
は、一端が熟成酒タンク5に接続され、他端が樽の穴に
挿入可能な抜取りノズル32に接続され、樽から熟成酒
を抜取るための抜取りラインと、該抜取りラインの途中
に設けられる抜取ポンプ31と、抜取ポンプ31の上流
側における抜取りラインから分岐され、空気が吹き込ま
れるエアーブローラインとを備える。
【0071】残酒を回収するときには、充填中は開けら
れている弁58を閉じる。そして、抜取ポンプ31を作
動することなく、エアーブロー配管から空気を圧送して
やる。これにより、空気圧によって抜取りライン内の残
酒が熟成酒タンク5に入れられる。抜取りラインは熟成
酒タンク5内で開放しているので、ここから空気が逃げ
る。
【0072】また、抜取りラインの最も低い部分には、
抜取りラインに溜まった酒を回収するための回収口61
が設けられる。抜取りラインには、回収口61から回収
された酒を抜取りラインに戻すことが可能な回収ポット
62が設けられる。回収ポット62はバルブを介して抜
取りラインに接続されている。
【0073】酒をエアパージしても、空気が一度抜けて
しまえば抜取りライン内に酒が残る。この残った酒を一
番低いところの回収口61から回収し、この回収した酒
を回収ポット62に入れてやり、再びエアパージしなが
ら回収ポット62から抜取りラインに戻すことで、残っ
た酒を熟成酒タンク5に戻すことができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
質量流量計が温度、粘度の影響にかかわらず、精度良く
質量流量を測定する。また、制御弁は空気圧を駆動源に
しているので、信号を受けてから弁が作動するまでの遅
れが少なく、且つ遅れの時間も一定している。このた
め、一定量の酒を樽に正確に充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における樽定量充填及び抜
取り装置、並びにライン内残酒抜取りシステムを示す回
路図。
【図2】樽定量充填及び抜取り装置(作業台)の平面
図。
【図3】樽定量充填及び抜取り装置(作業台)の側面
図。
【図4】制御弁の作動状況を示すタイムチャート。
【図5】充填ノズルを示す断面図。
【図6】抜取りノズルを示す側面図。
【図7】バランサーを示す側面図。
【符号の説明】
3・・・新酒タンク 4・・・樽 5・・・熟成酒タンク 9・・・充填ポンプ(ポンプ) 10・・・充填ノズル 11・・・質量流量計 12・・・制御装置 13・・・制御弁 31・・・抜取ポンプ(ポンプ) 32・・・抜取りノズル 36・・・スリット 41・・・バランサー 53,61・・・回収口 54,62・・・回収ポット 55・・・サイトグラス(窓)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤木 実 神奈川県横浜市鶴見区弁天町3番地7 エ ヌケーケープラント建設株式会社内 (72)発明者 藤原 宣裕 神奈川県横浜市鶴見区弁天町3番地7 エ ヌケーケープラント建設株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA01 AA02 BB05 CC01 DD05 FF05 4B028 AC10 AC15 AG04 AT08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樽に酒を充填するための充填ラインに設
    けられ、該充填ラインを流れる酒の質量流量を測定する
    質量流量計と、 前記充填ラインに設けられ、空気圧を駆動源にして前記
    充填ラインを流れる酒の流量を調節する制御弁と、 前記質量流量計から出力される信号に基づいて前記制御
    弁を操作する制御装置とを備える樽定量充填及び/又は
    抜取り装置。
  2. 【請求項2】 前記制御弁は、開閉2位置動作に加え、
    多位置動作が可能なように構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の樽定量充填及び/又は抜取り装
    置。
  3. 【請求項3】 前記充填ラインの端には、樽の穴に挿入
    される充填ノズルが設けられ、前記充填ノズルには、外
    周の周方向に部分的にねじが形成された抜け防止部が設
    けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の樽定
    量充填及び/又は抜取り装置。
  4. 【請求項4】 前記充填ラインの端には、樽に挿入され
    る充填ノズルが設けられ、該充填ノズルには、レバーを
    操作することで開閉すると共に、樽に充填された酒の液
    面に接すると開状態から閉状態になる弁が設けられるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の樽定
    量充填及び/又は抜取り装置。
  5. 【請求項5】 前記樽定量充填及び/又は抜取り装置
    は、さらに樽から酒を抜取る抜取りラインの端に設けら
    れ、樽の穴に挿入される筒状の抜取りノズルを備え、 該抜取りノズルの先端部には、該先端部が樽の内面に接
    触しても酒を吸込むことができるようにスリットが形成
    されることを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記
    載の樽定量充填及び/又は抜取り装置。
  6. 【請求項6】 前記充填ノズルを吊り上げるバランサー
    が設けられ、前記充填ノズルはその自重を軽くして樽の
    穴へ挿入されることを特徴とする請求項3又は4に記載
    の樽定量充填及び/又は抜取り装置。
  7. 【請求項7】 前記抜取りノズルを吊り上げるバランサ
    ーが設けられ、前記抜取りノズルはその自重を軽くして
    樽の穴へ挿入されることを特徴とする請求項5に記載の
    樽定量充填及び/又は抜取り装置。
  8. 【請求項8】 前記質量流量計の下流側に前記充填ライ
    ン内の酒の充満状況を確認できる窓が設けられることを
    特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載の樽定量充
    填及び/又は抜取り装置。
  9. 【請求項9】 樽に酒を充填するための充填ラインの端
    に設けられ、樽の穴に挿入される充填ノズルであって、 前記充填ノズルには、外周の周方向に部分的にねじが形
    成された抜け防止部が設けられることを特徴とする充填
    ノズル。
  10. 【請求項10】 樽から酒を抜取るための抜取りライン
    の端に設けられ、樽の穴に挿入される抜取りノズルであ
    って、 該抜取りノズルの先端部には、該先端部が樽の内面に接
    触しても酒を吸込むことができるようにスリットが形成
    されることを特徴とする抜取りノズル。
  11. 【請求項11】 一端が新酒タンクに接続され、他端が
    樽の穴に挿入可能な充填ノズルに接続され、樽に酒を充
    填するための充填ラインと、 前記充填ラインの途中に設けられるポンプと、 前記ポンプの下流側における前記充填ラインから分岐さ
    れ、前記新酒タンクに接続されるリターンラインと、 前記ポンプの上流側における前記充填ラインから分岐さ
    れ、空気が吹き込まれるエアーブローラインとを備え、 空気圧によって前記充填ライン内の残酒が前記リターン
    ラインを介して前記新酒タンクに入れられることを特徴
    とするライン内残酒抜取りシステム。
  12. 【請求項12】 前記充填ライン及び前記リターンライ
    ンの最も低い部分には、前記充填ライン及び前記リター
    ンラインに溜まった酒を回収するための回収口が設けら
    れ、 前記充填ライン又は前記リターンラインには、前記回収
    口から回収された酒を前記充填ライン又は前記リターン
    ラインに戻すことが可能な回収ポットが設けられること
    を特徴とする請求項11に記載のライン内残酒抜取りシ
    ステム。
  13. 【請求項13】 一端が熟成酒タンクに接続され、他端
    が樽の穴に挿入可能な抜取りノズルに接続され、樽から
    熟成酒を抜取るための抜取りラインと、 該抜取りラインの途中に設けられるポンプと、 前記ポンプの上流側における前記抜取りラインから分岐
    され、空気が吹き込まれるエアーブローラインとを備
    え、 空気圧によって前記抜取りライン内の残酒が前記熟成酒
    タンクに入れられることを特徴とするライン内残酒抜取
    りシステム。
  14. 【請求項14】 前記抜取りラインの最も低い部分に
    は、前記抜取りラインに溜まった酒を回収するための回
    収口が設けられ、 前記抜取りラインには、前記回収口から回収された酒を
    前記抜取りラインに戻すことが可能な回収ポットが設け
    られることを特徴とする請求項13に記載のライン内残
    酒抜取りシステム。
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