JP2003024271A - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
- Publication number
- JP2003024271A JP2003024271A JP2001211600A JP2001211600A JP2003024271A JP 2003024271 A JP2003024271 A JP 2003024271A JP 2001211600 A JP2001211600 A JP 2001211600A JP 2001211600 A JP2001211600 A JP 2001211600A JP 2003024271 A JP2003024271 A JP 2003024271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endoscope
- reinforcing metal
- metal coil
- treatment
- flexible tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】処置具挿通チャンネルの補強用金属コイルと信
号ケーブルとの間において電気絶縁上の問題が発生しな
い、電気安全性の高い内視鏡を提供すること。 【解決手段】遠隔操作によって湾曲する湾曲部１ａが挿
入部可撓管１の先端部分に設けられ、処置具類を挿通す
るための処置具挿通チャンネル２０と電気信号を伝送す
るための信号ケーブル６とが挿入部可撓管１及び湾曲部
１ａの全長にわたって挿通配置されると共に、少なくと
も湾曲部１ａ内に位置する部分の処置具挿通チャンネル
２０の外面に沿って螺旋状に補強用金属コイル２１が巻
き付けられた内視鏡において、補強用金属コイル２１の
外表面に、電気絶縁性の表面処理２１ａを施した。
号ケーブルとの間において電気絶縁上の問題が発生しな
い、電気安全性の高い内視鏡を提供すること。 【解決手段】遠隔操作によって湾曲する湾曲部１ａが挿
入部可撓管１の先端部分に設けられ、処置具類を挿通す
るための処置具挿通チャンネル２０と電気信号を伝送す
るための信号ケーブル６とが挿入部可撓管１及び湾曲部
１ａの全長にわたって挿通配置されると共に、少なくと
も湾曲部１ａ内に位置する部分の処置具挿通チャンネル
２０の外面に沿って螺旋状に補強用金属コイル２１が巻
き付けられた内視鏡において、補強用金属コイル２１の
外表面に、電気絶縁性の表面処理２１ａを施した。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は内視鏡に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に内視鏡の挿入部可撓管内には、処
置具類を挿通するための処置具挿通チャンネルが挿通配
置されており、湾曲部内においては、腰折れ防止のため
の補強用金属コイルが処置具挿通チャンネルの外面に沿
って螺旋状に巻き付けられている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、処置具
挿通チャンネルは、補強用金属コイルを巻き付けること
により、湾曲部において小さな曲率半径で湾曲されたと
きの腰折れ防止に大きな効果がある。 【０００４】しかし、電子内視鏡や超音波内視鏡等のよ
うに固体撮像素子や超音波プローブ等に入出力される信
号を伝送する信号ケーブルが挿入部可撓管と湾曲部とに
わたって挿通配置されていると、信号ケーブルの被覆に
傷が付いたときにその信号線と補強用金属コイルとが接
触して、電気絶縁上の様々なトラブルの原因になる可能
性がある。 【０００５】そこで本発明は、処置具挿通チャンネルの
補強用金属コイルと信号ケーブルとの間において電気絶
縁上の問題が発生しない、電気安全性の高い内視鏡を提
供することを目的とする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡は、遠隔操作によって湾曲する湾曲
部が挿入部可撓管の先端部分に設けられ、処置具類を挿
通するための処置具挿通チャンネルと電気信号を伝送す
るための信号ケーブルとが挿入部可撓管及び湾曲部の全
長にわたって挿通配置されると共に、少なくとも湾曲部
内に位置する部分の処置具挿通チャンネルの外面に沿っ
て螺旋状に補強用金属コイルが巻き付けられた内視鏡に
おいて、補強用金属コイルの外表面に、電気絶縁性の表
面処理を施したものである。 【０００７】 【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図２は電子内視鏡を示しており、基端が操作
部２に連結された挿入部可撓管１の先端部分に設けられ
た湾曲部１ａは、操作部２に配置された湾曲部操作ノブ
３を回転操作する遠隔操作により、二点鎖線で示される
ように、任意に屈曲させることができる。 【０００８】湾曲部１ａの先端に連結された先端部本体
４には、内視鏡観察像を撮像するための固体撮像素子５
が内蔵されており、その固体撮像素子５に入出力される
信号を伝送するための信号ケーブル６が、湾曲部１ａ内
及び挿入部可撓管１内の全長にわたって挿通配置されて
操作部２内に達している。 【０００９】操作部２からは、図示されていないビデオ
プロセッサに接続されるコネクタ８が先端に取り付けら
れた連結可撓管７が延出しており、信号ケーブル６はそ
の連結可撓管７内を通ってコネクタ８に接続されてい
る。 【００１０】また、処置具類を挿通案内するための例え
ば四フッ化エチレン樹脂チューブ等からなる処置具挿通
チャンネル２０が、湾曲部１ａ内及び挿入部可撓管１内
の全長にわたって挿通配置されている。 【００１１】図３は、挿入部の先端である湾曲部１ａの
先端部分と先端部本体４部分を示しており、９は対物光
学系である。湾曲部１ａの骨組みである湾曲管は、複数
の節輪１１を図示されていないリベット等で回動自在に
連結して構成されている。１２は外皮ゴムチューブ、１
３は湾曲操作ワイヤである。 【００１２】処置具挿通チャンネル２０の少なくとも湾
曲部１ａ内に位置する部分には、外周面に螺旋溝が形成
されていて、バネ用ステンレス鋼線等からなる補強用金
属コイル２１がその螺旋溝の底部に沿って巻き付けられ
ている。したがって、湾曲部１ａが小さな曲率半径で湾
曲されても、処置具挿通チャンネル２０が腰折れし難
い。 【００１３】図１は、処置具挿通チャンネル２０に巻き
付けられた補強用金属コイル２１の断面を拡大して示し
ており、補強用金属コイル２１の外表面には、例えばポ
リアミド樹脂等のような合成樹脂材のコーティングから
なる電気絶縁性の表面処理２１ａが施されている。 【００１４】したがって、信号ケーブル６の被覆に傷が
付いて、その内部の信号線と補強用金属コイル２１とが
機械的に接触しても、両者間に電気的導通が発生しない
ので、電気絶縁上のトラブルが発生しない。 【００１５】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば補強用金属コイル２１の表面処理２
１ａとしては、コーティング以外の電気絶縁性の処理を
採用しても差し支えない。 【００１６】また、本発明を超音波内視鏡に採用して、
超音波プローブに対して入出力される信号を伝送する信
号線と補強用金属コイル２１との間の電気的導通が起き
ないようにしてもよい。 【００１７】 【発明の効果】本発明によれば、処置具挿通チャンネル
の外面に沿って巻き付けられた補強用金属コイルの外表
面に電気絶縁性の表面処理を施したことにより、湾曲部
内等において信号ケーブルの被覆が破れても、その信号
線と処置具挿通チャンネルの補強用金属コイルとの間で
電気的導通が発生しないので、電気絶縁上の問題が発生
せず高い電気安全性を確保することができる。
置具類を挿通するための処置具挿通チャンネルが挿通配
置されており、湾曲部内においては、腰折れ防止のため
の補強用金属コイルが処置具挿通チャンネルの外面に沿
って螺旋状に巻き付けられている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、処置具
挿通チャンネルは、補強用金属コイルを巻き付けること
により、湾曲部において小さな曲率半径で湾曲されたと
きの腰折れ防止に大きな効果がある。 【０００４】しかし、電子内視鏡や超音波内視鏡等のよ
うに固体撮像素子や超音波プローブ等に入出力される信
号を伝送する信号ケーブルが挿入部可撓管と湾曲部とに
わたって挿通配置されていると、信号ケーブルの被覆に
傷が付いたときにその信号線と補強用金属コイルとが接
触して、電気絶縁上の様々なトラブルの原因になる可能
性がある。 【０００５】そこで本発明は、処置具挿通チャンネルの
補強用金属コイルと信号ケーブルとの間において電気絶
縁上の問題が発生しない、電気安全性の高い内視鏡を提
供することを目的とする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡は、遠隔操作によって湾曲する湾曲
部が挿入部可撓管の先端部分に設けられ、処置具類を挿
通するための処置具挿通チャンネルと電気信号を伝送す
るための信号ケーブルとが挿入部可撓管及び湾曲部の全
長にわたって挿通配置されると共に、少なくとも湾曲部
内に位置する部分の処置具挿通チャンネルの外面に沿っ
て螺旋状に補強用金属コイルが巻き付けられた内視鏡に
おいて、補強用金属コイルの外表面に、電気絶縁性の表
面処理を施したものである。 【０００７】 【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図２は電子内視鏡を示しており、基端が操作
部２に連結された挿入部可撓管１の先端部分に設けられ
た湾曲部１ａは、操作部２に配置された湾曲部操作ノブ
３を回転操作する遠隔操作により、二点鎖線で示される
ように、任意に屈曲させることができる。 【０００８】湾曲部１ａの先端に連結された先端部本体
４には、内視鏡観察像を撮像するための固体撮像素子５
が内蔵されており、その固体撮像素子５に入出力される
信号を伝送するための信号ケーブル６が、湾曲部１ａ内
及び挿入部可撓管１内の全長にわたって挿通配置されて
操作部２内に達している。 【０００９】操作部２からは、図示されていないビデオ
プロセッサに接続されるコネクタ８が先端に取り付けら
れた連結可撓管７が延出しており、信号ケーブル６はそ
の連結可撓管７内を通ってコネクタ８に接続されてい
る。 【００１０】また、処置具類を挿通案内するための例え
ば四フッ化エチレン樹脂チューブ等からなる処置具挿通
チャンネル２０が、湾曲部１ａ内及び挿入部可撓管１内
の全長にわたって挿通配置されている。 【００１１】図３は、挿入部の先端である湾曲部１ａの
先端部分と先端部本体４部分を示しており、９は対物光
学系である。湾曲部１ａの骨組みである湾曲管は、複数
の節輪１１を図示されていないリベット等で回動自在に
連結して構成されている。１２は外皮ゴムチューブ、１
３は湾曲操作ワイヤである。 【００１２】処置具挿通チャンネル２０の少なくとも湾
曲部１ａ内に位置する部分には、外周面に螺旋溝が形成
されていて、バネ用ステンレス鋼線等からなる補強用金
属コイル２１がその螺旋溝の底部に沿って巻き付けられ
ている。したがって、湾曲部１ａが小さな曲率半径で湾
曲されても、処置具挿通チャンネル２０が腰折れし難
い。 【００１３】図１は、処置具挿通チャンネル２０に巻き
付けられた補強用金属コイル２１の断面を拡大して示し
ており、補強用金属コイル２１の外表面には、例えばポ
リアミド樹脂等のような合成樹脂材のコーティングから
なる電気絶縁性の表面処理２１ａが施されている。 【００１４】したがって、信号ケーブル６の被覆に傷が
付いて、その内部の信号線と補強用金属コイル２１とが
機械的に接触しても、両者間に電気的導通が発生しない
ので、電気絶縁上のトラブルが発生しない。 【００１５】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば補強用金属コイル２１の表面処理２
１ａとしては、コーティング以外の電気絶縁性の処理を
採用しても差し支えない。 【００１６】また、本発明を超音波内視鏡に採用して、
超音波プローブに対して入出力される信号を伝送する信
号線と補強用金属コイル２１との間の電気的導通が起き
ないようにしてもよい。 【００１７】 【発明の効果】本発明によれば、処置具挿通チャンネル
の外面に沿って巻き付けられた補強用金属コイルの外表
面に電気絶縁性の表面処理を施したことにより、湾曲部
内等において信号ケーブルの被覆が破れても、その信号
線と処置具挿通チャンネルの補強用金属コイルとの間で
電気的導通が発生しないので、電気絶縁上の問題が発生
せず高い電気安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例の補強用金属コイルの拡大断面
図である。 【図２】本発明の実施例の電子内視鏡の外観図である。 【図３】本発明の実施例の電子内視鏡の挿入部の先端部
分の側面断面図である。 【符号の説明】 １ 挿入部可撓管 １ａ 湾曲部 ４ 先端部本体 ５ 固体撮像素子 ６ 信号ケーブル ２０ 処置具挿通チャンネル ２１ 補強用金属コイル ２１ａ 表面処理
図である。 【図２】本発明の実施例の電子内視鏡の外観図である。 【図３】本発明の実施例の電子内視鏡の挿入部の先端部
分の側面断面図である。 【符号の説明】 １ 挿入部可撓管 １ａ 湾曲部 ４ 先端部本体 ５ 固体撮像素子 ６ 信号ケーブル ２０ 処置具挿通チャンネル ２１ 補強用金属コイル ２１ａ 表面処理
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】遠隔操作によって湾曲する湾曲部が挿入部
可撓管の先端部分に設けられ、処置具類を挿通するため
の処置具挿通チャンネルと電気信号を伝送するための信
号ケーブルとが上記挿入部可撓管及び上記湾曲部の全長
にわたって挿通配置されると共に、少なくとも上記湾曲
部内に位置する部分の処置具挿通チャンネルの外面に沿
って螺旋状に補強用金属コイルが巻き付けられた内視鏡
において、 上記補強用金属コイルの外表面に、電気絶縁性の表面処
理を施したことを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001211600A JP2003024271A (ja) | 2001-07-12 | 2001-07-12 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001211600A JP2003024271A (ja) | 2001-07-12 | 2001-07-12 | 内視鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003024271A true JP2003024271A (ja) | 2003-01-28 |
Family
ID=19046882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001211600A Withdrawn JP2003024271A (ja) | 2001-07-12 | 2001-07-12 | 内視鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003024271A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012506986A (ja) * | 2008-10-29 | 2012-03-22 | エイフレックス ホース リミテッド | 補強された可撓性ホース |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0641701U (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-03 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡 |
-
2001
- 2001-07-12 JP JP2001211600A patent/JP2003024271A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0641701U (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-03 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012506986A (ja) * | 2008-10-29 | 2012-03-22 | エイフレックス ホース リミテッド | 補強された可撓性ホース |
| US9157558B2 (en) | 2008-10-29 | 2015-10-13 | Aflex Hose Limited | Reinforced flexible hose |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080326 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080430 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101028 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101202 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110104 |