JP2003023461A - マルチキャストセルコピー装置及びルータ装置 - Google Patents

マルチキャストセルコピー装置及びルータ装置

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JP2003023461A
JP2003023461A JP2001205915A JP2001205915A JP2003023461A JP 2003023461 A JP2003023461 A JP 2003023461A JP 2001205915 A JP2001205915 A JP 2001205915A JP 2001205915 A JP2001205915 A JP 2001205915A JP 2003023461 A JP2003023461 A JP 2003023461A
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Naoya Hashimoto
直也 橋本
Hiroshi Takenoshita
博士 竹之下
Morio Yoshida
守男 吉田
Hirotaka Fukuoka
弘登 福岡
Maki Tanigawa
真樹 谷川
Masaharu Hashiba
正治 羽柴
Hiroyuki Ichikawa
弘幸 市川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチキャストセルコピー処理を簡易に実行
できる、ハードウェアの規模を抑え、低コストを実現で
きるマルチキャストセルコピー装置及びルータ装置を提
供する。 【解決手段】 本発明のマルチキャストセルコピー装置
は、到来したマルチキャストセルに係る、出方路群を規
定する1又は複数のマルチキャストグループを認識し、
そのグループアドレスを到来したセルに充填する第1の
コピー処理を行い、コピー処理後の各マルチキャストセ
ルを分配出力するルーティング処理手段と、ルーティン
グ処理手段からのマルチキャストセルを保管すると共
に、その保管セルに充填されているグループアドレスに
基づき、各出方路へのマルチキャストセルを形成する第
2のコピー処理を実行して出力するマルチキャストコピ
ー・セルバッファ手段とを有する。本発明のルータ装置
は、本発明のマルチキャストセルコピー装置を内蔵す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチキャストセ
ルコピー装置及びルータ装置に関し、例えば、ATM
(非同期転送モード)ルータに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】ATM網においてもマルチキャストサー
ビスが提供されている。図2は、従来のATMマルチキ
ャスト処理の実現構成を示すブロック図であり、主とし
て、ATMルータ102の内部構成を示している。
【0003】このATMルータ102は、ATM網10
1との物理的インタフェースを有する回線処理部103
−1〜103−4、受信PDU(Packet Data Unit)を
解析して出方路情報を付与するルーティング処理部10
4−1〜104−4、出方路単位に存在し、ATMセル
のバッファリングを行うセルバッファ部105−1〜1
05−4、及び、ATMセルのマルチキャストコピー処
理を実施するマルチキャストコピートランク106を有
する。
【0004】ATMルータ102は、4本の上り回線光
ファイバ及び4本の下り回線光ファイバを介して、AT
M網101と接続されている。各対の上り回線/下り回
線光ファイバがそれぞれ、ATMルータ102内の対応
する回線処理部103−1〜103−4と接続されてい
る。
【0005】回線処理部103−1〜103−4は、A
TM網101から光ファイバを介して到来するATMセ
ルデータを電気信号に変換し、さらに、装置内セル形式
に変換し、装置内タイミングに従って当該方路のルーテ
ィング処理部104−1〜104−4に通知する。ま
た、回線処理部103−1〜103−4は、セルバッフ
ァ部105−1〜105−4から、装置内タイミングに
従って到来する装置内セルヘッダ情報に従ったデータを
受け取り、装置内セルヘッダをATM標準セル形式に変
換すると共に光信号に変換し、ATM網101に送出す
る。この際装置内タイミングとATM網とのタイミング
制御も実施する。
【0006】ルーティング処理部104−1〜104−
4は、対応する回線処理部103−1〜103−4から
到来した装置内セルヘッダ情報に従ったセルデータを解
析処理し、PDU単位で予め登録してある出方路情報を
セルヘッダ情報に付与すると共に、入力側の方路情報を
入方路情報として装置内セルヘッダに格納する。入方路
/出方路情報が充填されたセルは、ルーティング処理部
104−1〜104−4自身によって付与された出方路
情報に従って、対応するセルバッファ部(105−1〜
105−4)に通知する。各ルーティング処理部104
−1〜104−4によって振り分けられたセルデータ
は、セルバッファ部105−1〜105−4に対応する
装置内伝送路を介してセルバッファ部105−1〜10
5−4に通知される。
【0007】また、ルーティング処理部104−1〜1
04−4は、解析処理によって、PDUがマルチキャス
トセルであった場合には、予め登録してあるマルチキャ
ストグループ先頭アドレスをセルヘッダ情報に付与する
と共に、入力側の方路情報を入方路情報として装置内セ
ルヘッダに格納する。マルチキャストグループ先頭アド
レス入方路/出方路情報が充填されたセルは、装置内伝
送路を介してマルチキャストコピートランク106に与
えられる。
【0008】マルチキャストコピートランク106は、
入力したマルチキャストコピー元セル内のマルチキャス
トグループ先頭アドレスを元にマルチキャストコピー処
理を実施し、出方路情報に従って、対応するセルバッフ
ァ部105−1〜105−4にコピー後セルを送信す
る。
【0009】セルバッファ部105−1〜105−4
は、ルーティング処理部104−1〜104−4によっ
て出方路別に振り分けられたセルデータや、マルチキャ
ストコピートランク106によってマルチキャストコピ
ーが実施されたセルデータを一時保管する。セルバッフ
ァ部105−1〜105−4で一時保管されたセルデー
タは、対応する回線処理部103−1〜103−4に与
えられる。
【0010】なお、この明細書において、入力セルが単
一の出力セルとして出方路に通知されるセルをユニキャ
ストセルと呼び、入力セルがATMルータ内部にてコピ
ーされ複数の出方路に通知されるセルをマルチキャスト
セルと呼ぶ。
【0011】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、従来のATMルータ102の全体動作を説明する。
【0012】図2に示すATMルータ102において、
例えば、内蔵するファームウェアからの指令によって、
各管理テーブルの初期化、回線処理部103(103−
1〜103−4)の回線オープン処理、マルチキャスト
テーブルの設定等の初期設定処理が実行される(ステッ
プ201)。
【0013】その後、回線処理部103とATM網10
1とを接続している、回線処理部103内のATM回線
処理ハードウェアの監視を行い、ATM網101からデ
ータ(有効セル)の到来を待ち受ける(ステップ20
2)。
【0014】有効セルが到来すると、ルーティング処理
部104(104−1〜104−4)受信PDUの解析
処理(解析は到達セルを数セルまとめたPDU単位にて
実行される)を行い、PDUヘッダ部の送信先アドレス
がマルチキャスト指定されているか否かの判定を行う
(ステップ203)。
【0015】この判定の結果、非マルチキャストPD
U、すなわちユニキャストPDUであった場合には、後
述するステップ207に移行する。これに対して、マル
チキャストPDUであった場合には、ルーティング処理
部104は、到達マルチキャストセルをセル単位で扱
い、マルチキャストコピートランク106に、上述のセ
ルを順次送信し(ステップ204)、マルチキャストコ
ピートランク106は、マルチキャスト先アドレスの解
析を行い(ステップ205)、コピー先アドレスに該当
する回線処理部103に該当するセルバッファ部105
(105−1〜105−4)に対し、コピー後のセルを
送信する(ステップ206)。なお、マルチキャストコ
ピー先アドレスが複数の回線処理部103を指し示して
いる場合には、指し示す全ての回線処理部103に該当
するセルバッファ部105にコピー後のセルを送信す
る。
【0016】コピー後のセル(以下では、ユニキャスト
セルと取り扱われる)又はユニキャストセルが与えられ
たセルバッファ部105は、ユニキャスト用(方路別)
セルバッファヘの受信セルの保管処理を行う(ステップ
207)。その後、セルバッファ部105は、保管した
セルデータを共通セルバッファ部から読み出し、回線処
理部103へと通知し、回線処理部103では通知され
たセルデータをATM網101へと送出する(ステップ
208)。
【0017】その後は、ATM網101からのセルの受
信待機状態(ステップ202)に戻る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マルチキャストセルコピーの実現構成(ATMルータ)
には、以下のような課題を有するものであった。
【0019】1.マルチキャスト機能をATMルータが
実装する場合には、ユニキャスト転送通信だけを行う場
合に比ベ、マルチキャストコピートランク106が必要
となるため、マルチキャストコピートランク106に係
るパッケージ枚数の増加が発生する。
【0020】2.マルチキャストコピートランク106
は、ATMルータが処理する全出方路に対するセルを処
理するので高速処理が必要となる。高速処理を行うこと
が困難な場合には、マルチキャストコピー処理のパフォ
ーマンス低下という課題が生じる。例えば、マルチキャ
ストコピートランク106が4回線を1枚のパッケージ
で処理する場合、マルチキャストコピートランク106
で必要となる処理速度は、ATMルータ内の他の機能部
分と比較して約4倍の処理速度が必要となる。
【0021】3.同様に全出方路に対するセルを処理す
る必要が生じるために広大なセルメモリー領域を必要と
し、なおかつ、そのメモリヘのアクセス速度は前述した
ように高速であり、メモリについても高速処理が可能で
あるものが必須となる。
【0022】4.ルーティング処理部104及びセルバ
ッファ部105は、マルチキャストコピートランク10
6とのインタフェースが必須となり、そのインタフェー
スは高速インタフェースとなり、高速インタフェース機
能部分がかなり多く成っている。
【0023】5.これらの結果、マルチキャストセルコ
ピー処理には大きな負荷が生じ、高速処理に応じようと
すると、並列処理などを採用することになって、ATM
ルータのハードウェア規模が著しく増大し、ATMルー
タの価格増大が懸念される。
【0024】そのため、マルチキャストセルコピー処理
を簡易に実行できる、ハードウェアの規模を抑え、低コ
ストを実現できる、マルチキャストセルコピー装置及び
ルータ装置が求められている。
【0025】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明のマルチキャストセルコピー装置は、
到来したマルチキャストセルに係る、出方路群を規定す
る1又は複数のマルチキャストグループを認識し、各マ
ルチキャストグループのアドレスをそれぞれ到来したマ
ルチキャストセルに充填する第1のコピー処理を行い、
この第1のコピー処理後の各マルチキャストセルを分配
出力する1又は複数のルーティング処理手段と、いずれ
かの上記ルーティング処理手段から与えられたマルチキ
ャストセルをバッファリングすると共に、そのマルチキ
ャストセルに充填されているマルチキャストグループの
アドレスに基づき、各出方路へのマルチキャストセルを
形成する第2のコピー処理を実行し、第2のコピー処理
後の各マルチキャストセルを出力する1又は複数のマル
チキャストコピー・セルバッファ手段とを有することを
特徴とする。
【0026】また、第2の本発明のルータ装置は、第1
の本発明のマルチキャストセルコピー装置を内蔵してい
ることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下、本発明に係るマルチキャストセルコピー装置及び
ルータ装置を、ATMルータに適用した一実施形態を図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0028】(A−1)実施形態の構成 (A−1−1)ATMルータの全体構成 図1は、この実施形態に係るマルチキャストコピー装置
を備えたATMルータの全体構成を示すブロック図であ
る。
【0029】図1において、ATMルータ302は、複
数個(図示のものは4個)の回線処理部303−1〜3
03−4と、複数個(図示のものは4個)のルーティン
グ処理部304−1〜304−4と、複数個(図示のも
のは4個)のマルチキャストコピー・セルバッファ部3
05−1〜305−4とを有する。
【0030】ATMルータ302は、上り回線光ファイ
バ及び下り回線光ファイバを介して、ATM網301と
接続されている。なお、ATM網301は、この実施形
態のATMルータ302を初めとする各種のATMデー
タ送受信機器が接続され、様々なアプリケーションデー
タを搬送する。ATM網301及びATMルータ302
間の伝送媒体として、光ファイバを想定しているが、こ
のような物理的特性については本発明では特に規定され
ない。
【0031】対をなす上り回線光ファイバ及び下り回線
光ファイバが、ATMルータ302内のいずれかの回線
処理部303−1〜303−4と接続されている。な
お、1個の回線処理部303(303−1〜303−
4)が収容する、上り回線光ファイバ及び下り回線光フ
ァイバの対の数は、1対に限定されず、回線処理部30
3の構成方式やATM網301側とのインタフェース条
件などによって、複数対であっても構わない。後述する
動作説明では、4対として説明する。
【0032】回線処理部303(303−1〜303−
4)は、ATM網301との物理的インタフェースを有
するものである。
【0033】回線処理部303は、ATM網301から
光ファイバを介して到来するATMセルデータ(光信
号)を電気信号に変換し、装置内セル形式に変換し(図
6の装置内セルヘッダ例参照)、装置内タイミングに従
って該当方路のルーティング処理部304(304−1
〜304−2)に与えるものである。ここで、該当方路
とは、例えば、方路#1に対応するルーティング処理部
は一意に処理部304−1に固定される意であり、図中
の装置内伝送路を介して通知する。
【0034】また、回線処理部303は、該当マルチキ
ャストコピー・セルバッファ部305(305−1〜3
05−4)から、装置内タイミングに従って、装置内伝
送路を介して到来する、装置内セルヘッダ情報に従った
データを受け取り、装置内セルヘッダをATM標準セル
形式に変換すると共に、光信号に変換し、ATM網30
1に送出するものである。この際、装置内タイミングと
ATM網301とのタイミング制御も実施する。ここ
で、ルーティング処理部304への通知と同様に、AT
M網301への送出データについても、例えば、方路#
1に対応するマルチキャストコピー・セルバッファ部は
一意にバッファ部305−1に固定され、図中の装置内
伝送路を介してマルチキャストコピー・セルバッファ部
305−1に通知する。
【0035】ルーティング処理部304は、回線処理部
303から到来した装置内セルヘッダ情報に従ったセル
データを解析処理し、PDU単位で予め登録してある出
方路情報をセルヘッダ情報に付与すると共に、入力側の
方路情報を入方路情報として装置内セルヘッダに格納す
るものである。
【0036】入方路/出方路情報が充填されたセルは、
ルーティング処理部305自身によって付与された出方
路情報に従って、対応するマルチキャストコピー・セル
バッファ部305(305−1〜305−4)に与えら
れる。各ルーティング処理部304によって振り分けら
れたセルデータは、マルチキャストコピー・セルバッフ
ァ部305(305−1〜305−4)に対応する装置
内伝送路を介して、マルチキャストコピー・セルバッフ
ァ部305(305−1〜305−4)に与えられる。
【0037】なお、ルーティング処理部304は、ユニ
キャストセルかマルチキャストセルかをも判断してお
り、マルチキャストセルの場合には、後述するように、
セルヘッダのMOSIから判断して、マルチキャスト先
に対応するマルチキャストコピー・セルバッファ部30
5にセルを与えるものである。
【0038】マルチキャストコピー・セルバッファ部3
05(305−1〜305−4)は、受信セルを一時的
に保管する記憶機能と、セルがマルチキャストセルの場
合にマルチキャストコピーを実行する機能とを備えてい
る。
【0039】マルチキャストコピー・セルバッファ部3
05は、ルーティング処理部304(304−1〜30
4−4)から、セル種別を判断され出方路情報を付与さ
れたセルを与えられ、当該セル種別に応じて、当該セル
のセルデータを一時的に保管して、送信要求があった送
信セルを回路処理部303(303−1〜303−4)
に与えるものである。ここで、マルチキャストコピー・
セルバッファ部305は、マルチキャスト先に転送する
回線処理部303(303−1〜303−4)に対応し
ている。
【0040】(A−1−2)マルチキャストコピー・セ
ルバッファ部の内部構成 図4は、マルチキャストコピー・セルバッファ部305
−1の内部構成を、単一方路に着目して示したものであ
り、他のマルチキャストコピー・セルバッファ部305
−2〜305−4も同様な内部構成を有している。
【0041】マルチキャストコピー・セルバッファ部3
05−1の内部構成は、入力インタフェース部401、
セル流監視部402、共通セルバッファインタフェース
部403、共通セルバッファ部404、セル送信順序管
理部405、リンク管理メモリ406、セル数カウント
部407、セル数カウントメモリ408、ファームウェ
アインタフェース部409、ソースセル一時保管部41
0、マルチキャストコピーコントロール部411、マル
チキャスト先アドレステーブル部412、及び、出力セ
ルインタフェース部413を有している。
【0042】入力インタフェース部401は、ルーティ
ング処理部304−1〜304−4とのインタフェース
であり、ルーティング処理部304−1〜304−4か
ら、非同期に与えられたセルを装置内タイミングに整列
して、セル流監視部402に与えるものである。
【0043】セル流監視部402は、ソースセル一時保
管部410と共通セルバッファインタフェース403と
接続しており、装置内の送受信状態のタイミングを監視
するものである。
【0044】セル流監視部402は、入力インタフェー
ス部401からの入力セルが与えられ、また、出力セル
を出力セルインタフェース部413に与えるものであ
る。また、セル流監視部402は、当該マルチキャスト
コピー・セルバッファ部305−1内のATMセルの送
受信状態(入出力状態)を把握し、同一タイミングでの
共通セルバッファ部404へのセルアクセスを未然に防
止する機能を担っている。
【0045】共通セルバッファインタフェース部403
は、共通セルバッファ部404へのセルの格納、又は、
共通セルバッファ部404からのセル取出しを行なうも
のである。具体的には、共通セルバッファインタフェー
ス部403は、入力セル、若しくは、マルチキャストコ
ピーコントロール部411によってコピー処理されたセ
ルのデータを、リンク管理メモリ406の内容に従っ
て、共通セルバッファ部404に格納する。また、共通
セルバッファインタフェース部403は、セル送信順序
管理部405からの送信指示、若しくは、マルチキャス
トコピーコントロール部411からの指示(信号線は省
略している)を受け、リンク管理メモリ406の内容に
従って、共通セルバッファ部404に格納されているセ
ルデータの取り出しを行う。共通セルバッファインタフ
ェース部403は、セル数カウント部407と接続して
おり、共通セルバッファ部404への保管や共通セルバ
ッファ部404からの取出しなどを報告している。
【0046】共通セルバッファ部404は、共通セルバ
ッファインタフェース部403から与えられたセルを保
管する記憶手段である。共通セルバッファ部404は、
ユニキャストのセルデータやマルチキャストコピー元の
セルデータを区別することなく、保管するものである。
【0047】セル送信順序管理部405は、セルの送信
順序を制御するものであり、セルの送信順序情報を共通
セルバッファインタフェース部403へ与えるものであ
る。セル送信順序管理部405は、装置内セル流状況に
応じて、セル送信のスケジューラとしての機能を担って
いる。
【0048】リンク管理メモリ406は、共通セルバッ
ファインタフェース部403によって操作されるもので
あり、受信セルを共通セルバッファ部404のどの領域
に保管すべきか、また、送信セルを共通セルバッファ部
404のどの領域から呼び出すべきか管理しているもの
である。リンク管理メモリ406は、当然に、共通バッ
ファ部404の空き領域や使用領域の情報を管理してい
る。
【0049】セル数カウント部407は、共通セルバッ
ファインタフェース部403を介してセル流監視部40
2と連係しており、受信セルや送信セルの出方路別にセ
ル数を計数するものである。
【0050】セル数カウントメモリ408は、セル数カ
ウント部407によって計数された、受信セルや送信セ
ルの出方路別のセル数(計数値)を保管するものであ
る。
【0051】ファームウェアインタフェース部409
は、ファームウェア(図示しない)とのインタフェース
であり、ファームウェアからの指示により、各構成要素
の初期設定処理などを行うものである。初期設定処理
は、ファームウェアからの指令をトリガとして実行さ
れ、その処理内容は、例えば、各管理テーブルの初期
化、マルチキャスト先アドレステーブル部412の設定
等であり、ハードウェア及びファームウェアのいずれか
の方法によって行われるかを限定するものではない。な
お、この初期設定処理時には、回線処理部303−1に
おける回線オープン処理なども実行される。
【0052】ソースセル一時保管部410は、セル流監
視部402から受け付けたマルチキャストソースセル
(複写元セル)を保管し、装置内セルヘッダ情報から入
方路情報/マルチキャストグループ先頭アドレスを抽出
し、マルチキャストコピーコントロール部411に通知
し、また、マルチキャストコピーコントロール部411
から通知される出方路情報を保管中のマルチキャストソ
ースセルに付与し、マルチキャストコピーコントロール
部411からの指示に従ってセル流監視部402に対し
て通知するものである。
【0053】マルチキャストコピーコントロール部41
1は、ソースセル一時保管部410から通知されるマル
チキャストソースセルの入方路/マルチキャストグルー
プ先頭アドレス情報などを元に、マルチキャスト先アド
レステーブル部412を検索して出方路情報を抽出した
後、ソースセル一時保管部410に通知し、セル流監視
部402から、現在の当該マルチキャストコピー・セル
バッファ部305−1の内部のセルデータの受信し、入
力セルインタフェース部401からのセル受信が存在し
ないタイミングにて、ソースセル一時保管部410にマ
ルチキャストコピー後セルの送信指示を行うものであ
る。
【0054】マルチキャスト先アドレステーブル部41
2は、ファームウェアインタフェース部409からの操
作に従って、マルチキャストコピーコントロール部41
1を介して初期設定が実施され、マルチキャストソース
セル内のマルチキャストグループ先頭アドレス及び当該
アドレスからのオフセッ卜値によって検索されて、マル
チキャストコピーすべき出方路情報を出力するものであ
る。
【0055】出力セルインタフェース部413は、回線
処理部303−1とのインタフェースであり、セル流監
視部402から送信セルを与えられ、回線処理部303
−1に与えるものである。
【0056】(A−1−3)基本データフォーマット 図5は、ATMルータ302を介して通信を行う際に基
本となるデータフォーマットを示している。
【0057】図5(A)は、ATM網301に接続され
通信を行う端末間でのデータフォーマットを示してい
る。通信データは、PDU(Packet Data Unit)を1単
位とし、その単位毎にPDUヘッダ部を有し、ヘッダ部
は送信元(ソース)アドレス、送信先(デスティネーシ
ョン)アドレス、ユニキャスト/マルチキャスト識別等
で構成される。通信データ自体は、ヘッダ部に継続する
PDUデータ部として送信される。
【0058】図5(A)で示したPDUは、ATM網3
01上に送出される際にATMの伝送単位であるセル単
位に分解される、図5(B)は、ATMセルへの分解の
イメージを示している。各ATMセルは、5Byteの
セルヘッダ、48Byteのペイロード(payloa
d)で構成される。セルヘッダ部には当該セルの送信先
(デスティネーションアドレス)等が格納され、ペイロ
ードには、前述のPDUを先頭より48Byte単位で
分解したデータが先頭より順次格納される。
【0059】(A−1−4)装置内セルフォーマット 図6は、ATMルータ302内部で授受される装置内セ
ルのフォーマットを示している。ATM網301から到
来したセルデータ(図5参照)は、回線処理部303及
びルーティング処理部304において、図6に示すセル
フォーマットに従うデータ(装置内セル)に変換され
る。
【0060】以下、装置内セルフォーマットにおける、
この実施形態の特徴に係わるデータ部分について説明を
行う。
【0061】図6において、U/MIは、ユニキャスト
/マルチキャスト識別を表す1bitで構成され、当該
セルがユニキャストセルの場合には0、マルチキャスト
セルの場合には1を表示する。
【0062】OICIは、1bitで構成され、出方路
がインチャネル方路であるか否かを示している。また、
IICIは、1bitで構成され、入方路がインチャネ
ル方路であるか否かを示している。ここで、インチャネ
ル方路とは、ATM網301に接続されない装置内で終
端される方路であり、管理用セルデータを当該ATMル
ータ302から送出する場合、若しくは、管理用データ
を受信する場合に使用する。
【0063】OSUIは、2bitで構成され、出方路
のサブユニット番号を示している。ISUIは、2bi
tにて構成され、入方路のサブユニット番号を示してい
る。ここで、サブユニットとは、当該ATMルータ30
2を構成する最小基本単位のことであり、回線処理部3
03−i(iは1〜4のいずれか)、ルーティング処理
部304−i、マルチキャストコピー・セルバッファ部
305−iで構成される。すなわち、上述のiが同一の
回線処理部303−i、ルーティング処理部304−i
及びマルチキャストコピー・セルバッファ部305−i
が1サブユニットの基本構成であり、図1の例では、4
サブユニットでATMルータ302を構成している。
【0064】OPTIは、2bitで構成され、出方路
のポート番号を示している。IPTIは、2bitで構
成され、入方路のポート番号を示している。ここで、ポ
ート番号とは、回線処理部303における収容している
光回線を識別する番号であり、各回線処理部303−1
〜303−4はそれぞれ、最大4ポートの光回線を収容
可能である。
【0065】MOSUIは、当該セルがマルチキャスト
セルであった場合に有効なものであり、4bitで構成
され、当該マルチキャストセルの出サブユニット番号を
ビット表現で表している。マルチキャストセルの場合に
は、ルーティング処理部304から一意に定まったサブ
ユニットに送出されず、複数のサブユニットに送出され
るため、各ビットにて出方路を表現する。MOSUI
は、OSUI及びOPTIと、装置内セルフォーマット
で同じ位置が利用される。
【0066】VPIは、ATMセルのVPI(仮想パス
識別子)と同一のものであり、回線処理部303におい
て、受信したセルデータのものが充填され、その後、ル
ーティング処理部303にて再割り当てられた出VPI
が充填される。なお、VPIについては、出方路及び入
方路について別個に領域を確保されておらず、セル種別
がユニキャストの場合には出VPI番号がルーティング
処理部304にて充填され、マルチキャストの場合には
出VPI番号がマルチキャストコピー・セルバッファ部
305によって充填される。
【0067】MCTAは、マルチキャストグループ先頭
アドレスを表し、16bitで構成されている。当該セ
ルがマルチキャストセルであった場合には、マルチキャ
スト先アドレステーブル部412の先頭を示すのに使用
される(後述する図8参照)。
【0068】(A−1−5)共通セルバッファ部とリン
ク管理メモリの内部構成 図7は、図4に示した共通セルバッファ部404とリン
ク管理メモリ406の内部構成などを示した図である。
【0069】共通セルバッファ部404は、図7(A)
に示すように、例えば、アドレスとして0〜65535
のIDを有するメモリ空間であり、各IDで示されるメ
モリ領域には1セル分の記憶領域を有する。ここでの1
セルとは、装置内セルフォーマットでの1セル分を示し
ており、総計で65536セル分のセル保管が可能であ
る。
【0070】また、共通セルバッファ部404は、概念
的には、その内部に、ユニキャストセル用バッファ領
域、コピー元セル用バッファ領域を有するが、リンク管
理メモリ406の格納内容が利用され、図7(B)に示
すように、各出方路毎のユニキャストセルと、コピー元
セル(ソースセル)をそれぞれ独立したキュー構造で格
納できるようになっている。すなわち、セルの受信処
理、言い換えると、共通セルバッファ部404ヘの格納
の際毎に、空きID情報を取得し、該当する出方路セル
保管キューの最終に接続する構造となっており、それぞ
れのバッファ領域は物理的に分断されておらず、各出方
路(マルチキャストセルは仮想的に1個の出方路として
扱う)で共通してメモリ領域を使用することが可能であ
る。
【0071】図7(C)に示す先頭バッファID管理メ
モリは、各出方路(の特定情報)をアドレス情報とし
て、各出方路セル保管キューの先頭に存在するセルを格
納している、共通セルバッファ部のID(アドレス)を
保管している。ここで、先頭バッファID管理メモリの
アドレスに使用される出方路情報は、マルチキャスト/
ユニキャスト識別子U/MI、出方路インチャネル識別
子OICI、出方路ポート番号OPTI、出VPI番号
OVPI(図6ではVPIで表記)で構成され、全12
bitのアドレス情報となっている。但し、マルチキャ
スト/ユニキャスト識別子U/MIが1であるマルチキ
ャストセルの場合には、OICI、OPTI、OVPI
は全て0とした仮想出方路としてキューを構成してい
る。
【0072】このようなアドレスによって指定される先
頭バッファID管理メモリ中のデータ領域には、共通セ
ルバッファ部404のID(アドレス)が保存されてお
り、その1アドレスに納まるデータサイズは、共通セル
バッファ部404のアドレス分であって16bitであ
る。
【0073】各出方路セル保管キューの2個目以降のセ
ルを保管している共通セルバッファ部404の領域につ
いては、次バッファID管理メモリによって管理されて
いる。次バッファID管理メモリは、アドレスとして、
共通セルバッファ部404のID(アドレス)と同じも
のが付与されており、データ部には、そのアドレスと同
じID(アドレス)の共通セルバッファ部404の領域
に格納されているセルの次にキューイングされているセ
ルを格納している共通セルバッファ部404のID(ア
ドレス)が格納されている。このように、次に接続され
ているセルのアドレスで示される次バッファID管理メ
モリ内のデータもさらに次のセルアドレスを示すことに
よりキュー構造を構成している。
【0074】(A−1−6)マルチキャスト先アドレス
テーブル部 図8は、図4のマルチキャスト先アドレステーブル部4
12の構成を示したものである。マルチキャスト先アド
レステーブル部412は、マルチキャストコピーを行う
際の出方路情報がグループ単位で格納されているもので
ある。
【0075】図8において、アドレス801、802
は、マルチキャスト先アドレステーブ部412ルのアド
レスを表しており、アドレス内容は、マルチキャストソ
ースセル(U/MI=1のセル)のマルチキャスト先頭
アドレスMCTAを上位16bit、下位4bitを0
固定した20bitで表現する。これによって、各グル
ープは、最低4bit分のアドレス空間を有することに
なる。そのため、各グループには、最低16個のマルチ
キャストコピー対象を設定可能であるが、後述するグル
ープターミネータTRMによるテーブル終端構造となっ
ているため、グループ間で重なりが発生しない条件のも
とでグループのサイズは可変である。
【0076】803−1〜803−6は、マルチキャス
ト先アドレステーブル部412のデータ部を示してい
る。ここで、グループターミネータTRMは、1bit
の構成であり、TRM=1は継続データありを表し、T
RM=0で当該マルチキャストグループが終了すること
を表示する。
【0077】図8の例では、エントリー803−6がM
CTA#x(802)グループの最終エントリーである
ことを意味している。
【0078】OICI、OPTI及びOVPIは、上述
と同様に出方路を表示し、それぞれOICI=1bi
t、OPTI=2bit、OVPI=8bitのデータ
を有する。マルチキャストソースセルに、当該データ
(出方路情報)をコピーし、回線処理部303に順次送
出することでマルチキャストコピーを実現する。
【0079】(A−2)実施形態の動作 次に、以上のような構成を有する実施形態の動作につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0080】(A−2−1)ATMルータの全体動作 まず、ATMルータ302の全体動作を、図9のフロー
チャートを参照しながら説明する。
【0081】ATMルータ302においては、まず、内
蔵するファームウェアからの指令によって、各管理テー
ブルの初期化、回線処理部303の回線オープン処理、
マルチキャスト先テーブル部412の設定等の初期設定
処理が実行される。なお、マルチキャストコピー・セル
バッファ部305内では、ファームウェアインタフェー
ス部409が初期設定指令を受信する。ここで、初期設
定処理は、ファームウェアからの指令をトリガとして実
行されるが、その処理内容についてハードウェア、ファ
ームウェアのいずれの方法によって行われても良い。
【0082】その後、回線処理部303とATM網30
1とを接続している、回線処理部103内のATM回線
処理ハードウェアの監視を行い、ATM網301からデ
ータ(有効セル)の到来を待ち受ける(ステップ90
2)。
【0083】有効セルが到来すると、ルーティング処理
部304は、受信PDUの解析処理(解析は到達セルを
数セルまとめたPDU単位にて実行される)を行い、P
DUヘッダ部の送信先アドレスがマルチキャスト指定さ
れているか否かの判定を行う(ステップ903)。
【0084】この判定の結果、非マルチキャストPD
U、すなわちユニキャストPDUであった場合には、後
述するステップ908に移行する。これに対して、判定
の結果がマルチキャストPDUであった場合には、ルー
ティング処理部304は、到達マルチキャストセルをセ
ル単位で扱い、マルチキャスト先アドレスの解析を行
い、コピー先アドレスに該当する回線処理部303に対
応するマルチキャストコピー・セルバッファ部305に
対し、コピー処理を実行して装置内セルを与える(ステ
ップ904)。ここで、マルチキャストコピー先アドレ
スが複数の回線処理部303を指し示す場合には、指し
示す全ての回線処理部303に対応するマルチキャスト
コピー・セルバッファ部305にコピーを実行する。
【0085】次に、マルチキャストコピー・セルバッフ
ァ部305は、到達したマルチキャストソースセルをマ
ルチキャストソースセル保管キュー(図7(B)参照)
に接続すると共に、リンク管理メモリ406(図7
(C)の次バッファID管理メモリ又は先頭バッファI
D管理メモリ)で指し示される当該共通セルバッファ領
域にマルチキャストソースセルを保管する(ステップ9
05)。
【0086】その後、マルチキャストコピー・セルバッ
ファ部305は、保管されたことによってマルチキャス
トソースセルの滞留数が増加したことをトリガーとして
マルチキャストコピー処理を開始し、マルチキャストソ
ースセルの共通セルバッファ部404からの読み出し処
理と、マルチキャスト先テーブル部412の検索と、検
索内容のソースセルへの置換処理とを実行する(ステッ
プ906)。
【0087】続いて、マルチキャストコピー・セルバッ
ファ部305は、セル流の合間のタイミング(すなわち
ステップ908で示されているユニキャストセルの受信
処理が行われていないタイミング)を使用して、ユニキ
ャスト用(出方路別)セルバッファ(図7(B)参照)
へのマルチキャストコピー後セルの保管処理を行う(ス
テップ907)。
【0088】ステップ908は、マルチキャストコピー
・セルバッファ部305がユニキャストセルを共通セル
バッファ部404ヘ保管するステップであり、マルチキ
ャストコピー後セルの保管と同様に、ユニキャスト用
(出方路別)セルバッファヘの受信セルの保管処理を行
う。
【0089】ここで、ユニキャストセルは逐次受信処理
を実行し、このユニキャストセル受信に重なるタイミン
グでのマルチキャストコピー後セルの保管処理は、ユニ
キャストセルの受信処理の合間にて実施される。
【0090】そして、マルチキャストコピー・セルバッ
ファ部305は、以上のようにして保管したセルデータ
を共通セルバッファ部404から読み出して回線処理部
303へと与え、回線処理部303は、与えられたセル
データをATM網301へと送出する(ステップ90
9)。
【0091】その後は、ATM網301からのセルの受
信待機状態(ステップ902)に戻る。
【0092】(A−2−2)ルーティング処理部の動作 次に、ルーティング処理部304の動作を、図10のフ
ローチャートを参照しながら詳述する。
【0093】ルーティング処理部304は、ファームウ
ェアからの指令によって、各管理テーブルの初期化処理
を実行するとともにマルチキャストテーブルの設定処理
を行う(ステップ1001)。その後、対応する回線処
理部303にATM網301よりデータ(有効なATM
セル)が到達することを待ち受ける(ステップ100
2)。
【0094】対応する回線処理部303が有効なATM
セルを受信すると、そのセルの解析処理を行い、装置内
セルフォーマットの該当位置に対し、入方路情報を格納
する(ステップ1003)。ここで、入方路情報とは、
セルがどの方路から到達したか表す情報で、マルチキャ
ストコピー実施時に入方路への返信を防ぐために、ステ
ップ1003の処理が必要である。この処理によって、
図6に示した装置内セルフォーマットにおける各入方路
情報IICI、ISUI、IPTI、VPIに値が格納
される。
【0095】次に、複数の受信セルにて構成されるPD
U(図5参照)という単位にて処理を行い、PDUの送
信アドレス部を抽出し、出方路情報への変換を行う(ス
テップ1004)。出方路情報への変換方法について
は、この実施形態では特に規定しないが、PDUの送信
アドレス部より一意に決定する出方路情報に変換される
ものとする。
【0096】そして、受信PDUがマルチキャストPD
Uであるか否かの判断を行う(ステップ1005)。マ
ルチキャストPDUである場合には、ステップ1008
に移行し、非マルチキャストPDUすなわちユニキャス
トPDUの場合には、ステップ1006に移行する。こ
こで、マルチキャストPDUであるか否かは、PDUの
送信アドレス部によって判断する。判断方法としては、
アドレスのある領域をマルチキャスト用に割り当て、そ
の領域への送信要求はマルチキャストとして扱う方法を
適用できる。
【0097】ユニキャストPDUの場合には、ユニキャ
ストPDUの送信アドレス部から出方路情報を検索し、
該当する出方路情報を、当該セルの装置内セルヘッダ部
へと充填する(ステップ1006)。この処理により、
装置内セルフォーマットにおける各出方路情報U/M
I、OICI、OSUI、OPTI、VPIに値が入力
される。その後、充填したOSUI情報に対応するマル
チキャストコピー・セルバッファ部305へとセルデー
タを順時送出する(ステップ1007)。そして、有効
セルの受信待ちの状態(ステップ1002)に戻る。
【0098】これに対して、マルチキャストPDUであ
った場合には、PDUのアドレス部をもとに出方路情報
を検索し、該当する情報を装置内セルヘッダ部へと充填
する(ステップ1008)。この処理により、装置内セ
ルフォーマットにおける出方路情報U/MI、MOSU
Iに値が入力される。
【0099】その後、マルチキャストPDUのアドレス
部をもとに、マルチキャスト先方路情報を抽出し、マル
チキャストグループ先頭アドレスとして装置内セルヘッ
ダ部に充填する(ステップ1009)。ここで、マルチ
キャストグループ先頭アドレスは受信PDUのアドレス
部から一意に決定するアドレスである。この処理によ
り、装置内セルフォーマットにおける出方路情報MCT
Aに値が入力される。
【0100】その後、出方路の回線処理部303に対応
するマルチキャストコピー・セルバッファ部304にマ
ルチキャストセルの送出処理を行う(ステップ1010
〜1017)。
【0101】より具体的には、セルヘッダ部のMOSU
Iの4ビット中のビット0=1であるか否かの判断を行
い(ステップ1010)、1であった場合には(回線処
理部303−1に対応するセルであった場合には)、マ
ルチキャストコピー・セルバッファ部305−1に対し
セルの送出を行う(ステップ1011)。同様に、セル
ヘッダ部のMOSUIの4ビット中のビット1=1であ
るか否かの判断を行い(ステップ1012)、1であっ
た場合には(回線処理部303−2に対応するセルであ
った場合には)、マルチキャストコピー・セルバッファ
部305−2に対しセルを送出し(ステップ101
3)、MOSUIの4ビット中のビット2=1であるか
否かの判断を行い(ステップ1014)、1であった場
合には、マルチキャストコピー・セルバッファ部305
−3に対しセルを送出し(ステップ1015)、MOS
UIの4ビット中のビット3=1であるか否かの判断を
行い(ステップ1016)、1であった場合には、マル
チキャストコピー・セルバッファ部305−4に対しセ
ルを送出する(ステップ1017)。
【0102】このように、セルを送出するマルチキャス
トコピー・セルバッファ部305が複数のこともあり
得、ルーティング処理部304においても、マルチキャ
ストコピー処理を行っていることになる。
【0103】なお、このようなマルチキャストコピー処
理は、全ての出方路に対し同時に処理されるため、ステ
ップ1010、1012、1014及び1016とはそ
れぞれ同時タイミングにて実行され、また、ステップ1
011、1013、1015及び1017とはそれぞれ
同時タイミングにて実行されるものとする。
【0104】その後、有効セルの受信待ちの状態(ステ
ップ1002)に戻る。
【0105】(A−2−3)マルチキャストコピー・セ
ルバッファ部の動作 次に、マルチキャストコピー・セルバッファ部305の
動作を説明する。ここで、図11〜図13は、マルチキ
ャストコピー・セルバッファ部305の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0106】まず、マルチキャストコピー・セルバッフ
ァ部305が、ルーティング処理部304から受信した
セルを共通セルバッファ部404に保管するまでの動作
(「セル受信動作」)について、図11を参照して説明
する。なお、図11に示す処理は、主として、共通セル
バッファインタフェース部403が主導権をとって行う
処理である。
【0107】マルチキャストコピー・セルバッファ部3
05は、ファームウェアからの指令によって、セル数カ
ウントメモリ408内のマルチキャスト元セル数や出方
路セル数などの各管理メモリの初期設定処理を実施する
(ステップ1101)。
【0108】その後、ルーティング処理部304からの
セルの受信待ち状態に移行する(ステップ1102)。
【0109】このような受信待ち状態において、いずれ
かのルーティング処理部304から有効セルを受信した
場合には、入力セルインタフェース部401は、有効セ
ルの受信処理中を表示するためにセル流監視部402に
対してセル受信処理中を通知する(ステップ110
3)。セル流監視部402は、この通知によってセル受
信中フラグを立てる。
【0110】次に、受信セルの装置内セルフォーマット
におけるU/MIビットを判定し(ステップ110
4)、当該セルがユニキャストセルの場合にはステップ
1105に移行し、マルチキャストセルの場合にはステ
ップ1107に移行する。
【0111】受信セルがユニキャストセルであった場合
には、リンク管理メモリ406の当該セル出方路用のセ
ル保管キュー(図11ではバッファキューと表記してい
る;図7(B)参照)の最終位置に受信セルを接続する
と共に、セルデータを共通セルバッファ部404の当該
領域(図7(C)参照)に格納する(ステップ110
5)。その後、セル数カウントメモリ408内の受信セ
ルの出方路に該当するメモリ領域のカウンタ(出方路セ
ル数)を1インクリメントする(ステップ1106)。
【0112】これに対して、受信セルがマルチキャスト
セルの場合には、リンク管理メモリ406のマルチキャ
ストソースセル保管キュー(図11ではバッファキュー
と表記している;図7(B)参照)の最終位置に受信セ
ルを接続すると共に、セルデータを共通セルバッファ部
404の当該領域(図7(C)参照)に格納する(ステ
ップ1107)。その後、セル数カウントメモリ408
内のマルチキャスト元セル数を1インクリメントする
(ステップ1108)。
【0113】その後、セル流監視部402に対し、セル
受信処理が終了したことを通知し、このとき、セル流監
視部402はこの通知によってセル受信中フラグを下ろ
す(ステップ1109)。そして、ルーティング処理部
304からの受信セルの待ち状態(ステップ1102)
に戻る。
【0114】以上ようにして、受信セルのセル種別が、
ユニキャストセルであってもマルチキャストセルであっ
ても、同一の共通セルバッファ部404において、セル
データを保管することができる。
【0115】次に、マルチキャストコピー・セルバッフ
ァ部305の「セル送信動作及びソースセルのリード動
作」について、図12のフローチャートを参照しながら
説明する。なお、図12に示す処理は、主として、共通
セルバッファインタフェース部403が主導権をとって
行う処理である。
【0116】ここで、「セル送信動作」とは、共通セル
バッファ部404に格納されているユニキャストセル及
びマルチキャストコピー後セルの送信の双方を含む動作
である。「ソースセルのリード動作」とは、マルチキャ
ストコピーの主たる処理である出方路情報の装置内セル
フォーマットヘの充填処理を行うために、共通セルバッ
ファ部404内に格納されたマルチキャストソースセル
のリード処理とマルチキャストソースセル一時保管領域
への格納処理とマルチキャストコピーの実行指示を含む
ものである。
【0117】図12に示す処理も、ファームウェアから
の指令による、各管理メモリなどの初期設定処理から開
始される(ステップ1201)。
【0118】その後、セル送信順序管理部405が送信
指示を発したか否かを判定する(ステップ1202)。
【0119】そして、セル送信順序管理部405がセル
送信を要求した場合には、すなわち、ユニキャストセル
若しくはマルチキャストコピー後セルの送信要求が発生
した場合にはステップ1203に移行し、送信要求が未
発生の場合にはステップ1208に移行する。
【0120】ここで、セル送信順序管理部405につい
ては、この実施形態では、特にその詳細構成や動作を規
定しないが、ユニキャストセルの送信順序を指示するス
ケジューラ的な存在であり、受信処理を即時送信を行う
のであれば、マルチキャストコピー・セルバッファ部3
05に実装しなくても良い。この場合、セル送信指示は
セル受信処理(図11)の終了(すなわちセル流監視部
402のフラグが下りる)を監視し、当該タイミングに
てセル送信要求があったものとして処理を行うようにす
れば良い。
【0121】セル送信順序管理部405がセル送信を要
求した場合には、セル送信順序管理部405から、送信
指示出方路情報(OICI、OPTI、OVPI)を取
得し(ステップ1203)、取得した送信指示出方路情
報を元に、セル数カウントメモリ408内の当該出方路
セル数を1デクリメントする(ステップ1204)。そ
して、リンク管理メモリ406を参照し、当該出方路用
のセル保管キュー(図12ではバッファキューと表記)
の先頭に接続されているセルデータを、共通セルバッフ
ァ部404からリードし、出力セルインタフェース部4
13へと与える(ステップ1205)。その後、出力セ
ルインタフェース部413に与えたセルが保管されてい
た共通セルバッファ部404の領域を解放する(ステッ
プ1206)。この解放処理によって、共通セルバッフ
ァ部404の当該領域は、今後新規受信セルのバッファ
領域として使用可能となる。次に、出力セルインタフェ
ース部413は、与えられたセルデータを該当回線処理
部303に送出する(ステップ1207)。このとき、
回線処理部303は、与えられたセルデータ(ATMセ
ル)を順次ATM網301に送信する。
【0122】そして、セル送信順序管理部405が送信
指示を発したか否かの判定ステップ1202に戻る。
【0123】ステップ1202でセル送信順序管理部4
05が送信指示を発していないという結果を得たときに
は、セル数カウントメモリ408内のマルチキャスト元
セル数の値を確認する(ステップ1208)。
【0124】マルチキャスト元セル数が0の場合には
(すなわち、マルチキャストソースセルが存在しない場
合には)、セル送信順序管理部405が送信指示を発し
たか否かの判定ステップ1202に戻る。
【0125】これに対して、マルチキャスト元セル数が
0以外の場合には(すなわち、コピーを実施したいマル
チキャストソースセルが存在する場合には)、セル数カ
ウントメモリ408内のマルチキャスト元セル数を1デ
クリメントし(ステップ1209)、リンク管理メモリ
406を参照し、マルチキャストソースセル保管キュー
(図12ではバッファキューと表記)の先頭に接続され
ているセルデータ(マルチキャストソースセル)を共通
セルバッファ部404からリードしてソースセル一時保
管部410にそのセル内容を与え、ソースセル一時保管
部410によってマルチキャストソースセルを保存させ
る(ステップ1210)。その後、マルチキャストコピ
ーコントロール部411にマルチキャストコピーの実行
を指示する(ステップ1211)。
【0126】そして、セル送信順序管理部405が送信
指示を発したか否かの判定ステップ1202に戻る。
【0127】次に、マルチキャストコピー・セルバッフ
ァ部305の「マルチキャストセルコピー動作」につい
て、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
なお、図13に示す処理は、主として、マルチキャスト
コピーコントロール部411が主導権をとって行う処理
である。
【0128】ここで、「マルチキャストセルコピー動
作」とは、共通セルバッファ部404よりリードされた
マルチキャストコピーのソースセル内に充填されている
情報を解析し、該当する出方路情報が格納されているマ
ルチキャスト先アドレステーブル部412のリード、テ
ーブル部412内データのソースセルへの充填及び当該
セルの、セル流の間隙を利用しての共通セルバッファ部
404ヘの格納を実行するものである。
【0129】図13に示す処理も、ファームウェアから
の指令による、各管理メモリなどの初期設定処理から開
始される(ステップ1301)。
【0130】その後、マルチキャストコピー実行の指示
(図12のステップ1211参照)を待ち受ける(ステ
ップ1302)。
【0131】マルチキャストコピー実行の指示を受領し
た場合には、ソースセル一時保管部410に保存されて
いるコピー元セル(ソースセル)より、マルチキャスト
グループ先頭アドレス(MCTA)を取得すると共に
(ステップ1303)、入方路情報(入方路情報=II
CI、IPTI、IVPI、ISUI)も取得する(ス
テップ1304)。
【0132】その後、マルチキャスト先アドレステーブ
ル部412内のアドレス(ソースセルから取得したMC
TAに4bitの0を下位に付与したもの)が指すエリ
アのデータ(=出方路情報OICI、OPTI、OVP
I)を取得する(ステップ1305)。
【0133】そして、ステップ1304で取得した入方
路情報と、ステップ1305で取得した出方路情報とを
比較する(ステップ1306)。ここで、入方路と出方
路が一致しているセルは、コピー処理を実施しないで送
信者へ返却するために、このような判断処理が必要とな
っている。
【0134】入方路情報と出方路情報とが完全に一致し
た場合には、後述するステップ1311に移行する。
【0135】これに対して、入方路情報と出方路情報と
が一部でも一致しない場合には、ソースセル一時保管部
410に保管中のコピー元セル(ソースセル)に対し、
ステップ1305で取得した出方路情報を格納したコピ
ー後セルを形成する(ステップ1307)。そして、セ
ル流監視部402による監視状態を参照し、受信セルが
存在しない状態であること(受信セル処理中でないこ
と)確認して(ステップ1308)、コピー後セルの出
方路情報を元にリンク管理メモリ406を参照し、当該
出方路のセル保管キュー(バッファキュー)にコピー後
セルを接続し、セルデータ(コピー後セル)を共通セル
バッファ部404の該当領域に格納する(ステップ13
09)。その後、セル数カウントメモリ408内の当該
出方路セル数を1インクリメントする(ステップ131
0)。
【0136】以上までの処理が、1個のマルチキャスト
先に対するコピー処理(入方路情報及び出方路情報が同
じでコピーをしない場合を含む)である。
【0137】次に、今までコピー処理を実施した、マル
チキャスト先アドレステーブル部412のアドレス(ソ
ースセルから取得したMCTAに4bitの0を下位に
付与したもの)が指すデータエリアのTRM(ターミネ
ータ=最終アドレス識別子)ビットの値を参照する(ス
テップ1311)。
【0138】TRMビットが1である場合には(すなわ
ち現在のコピー処理を終了しても当該マルチキャストコ
ピーグループ内の他のマルチキャスト先へのコピー処理
が実行されていない場合には)、マルチキャスト先アド
レステーブル部412を参照するためのアドレスを1イ
ンクリメントし(ステップ1312)、次のマルチキャ
スト先へのコピー処理に対応できる状態として、上述し
たステップ1305に戻る。
【0139】これに対して、TRMビットが0である場
合には(すなわち現在のコピー処理にて当該マルチキャ
ストコピーグループ内の全てのマルチキャスト先へのコ
ピー処理が終了した場合には)、コピー処理が終了した
コピー元セル(ソースセル)が格納されていた共通セル
バッファ部404の該当領域を解放し(ステップ131
3)、上述したステップ1302に戻って、次のマルチ
キャストコピー実行の指示を待ち受ける。
【0140】(A−3)実施形態の効果 上記実施形態のマルチキャストセルコピー装置及びAT
Mルータによれば、以下の効果を奏することができる。
【0141】マルチキャストコピー機能の実現構成を、
ルーティング処理部とマルチキャストコピー・セルバッ
ファ部とに分離したので、従来に比べ、全体としてのコ
ピー処理の低減が可能であり、また、1個の構成要素に
コピー処理の負荷が集中することがないので、高速処理
も期待できる。
【0142】また、共通セルバッファ部を設け、マルチ
キャストセルとユニキャストセルとで共通セルバッファ
部を共用するようにしたので、装置全体のメモリ容量を
削減できる。
【0143】さらに、マルチキャストコピー・セルバッ
ファ部におけるマルチキャストセルコピーは、ユニキャ
ストセルの送受信の合間において行なわれるので、効率
的な処理が可能となる。また、マルチキャストセルコピ
ーの処理速度は、ユニキャストセルの送受信の合間であ
るので、高速ではなく、装置全体での処理速度の均一化
が図れる。因みに、従来は、マルチキャストセルコピー
はトランクだけが行っており、トランクは、他の構成要
素に比べ、高速処理を行う必要があった。
【0144】さらにまた、上述したような装置全体での
処理速度の均一化などにより、共通セルバッファ部のバ
ッファメモリに既存のメモリICなどを使用することが
できるように、使用部品も統一化できる。その結果、装
置構成を容易にできると共に、低コストが期待できる。
【0145】(B)他の実施形態 上記実施形態では、光ファイバを使用してATM網に接
続されるATMルータについて説明したが、ATMルー
タとATM網との物理的な接続方式については限定され
ない。
【0146】また、上記実施形態では、1個の回線処理
部や1個のルーティング処理部が収容している回線数
(方路数)が4回線のものを示したが、収容回線数がこ
れに限定されないことは勿論である。
【0147】さらに、本発明は、ATM網以外のネット
ワークにおける、マルチキャストセルコピーにも適用で
きるものである。また、コピーを実行する装置も、ルー
タに限定されず、マルチキャストセルコピーの専用装置
であっても良く、交換装置であっても良い。要は、入方
路からのセルを出方路グループに係る1又は複数のマル
チキャストコピー・セルバッファ手段に分配するルーテ
ィング手段と、与えられたセルを各出方路単位にコピー
処理するマルチキャストコピー・セルバッファ手段を備
えていれば良い。
【0148】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マルチ
キャストセルコピー処理を簡易に実行できる、ハードウ
ェアの規模を抑え、低コストを実現できる、マルチキャ
ストセルコピー装置及びルータ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るATMルータの全体構成を示し
たブロック図である。
【図2】従来のATMルータの全体構成を示したブロッ
ク図である。
【図3】従来のマルチキャストセルコピー処理を示した
フローチャートである。
【図4】実施形態のマルチキャストセルコピー処理を示
したフローチャートである。
【図5】PDU(Pcaket Data Unit)の構成を示した
図である。
【図6】装置内セルフォーマットを示した図である。
【図7】共通セルバッファ部とリンク管理メモリの内部
構造を示した図である。
【図8】マルチキャスト先アドレステーブル部の構成を
示した図である。
【図9】ATMルータの全体動作を示したフローチャー
トである。
【図10】ルーティング処理部の動作を示したフローチ
ャートである。
【図11】マルチキャストコピー・セルバッファ部のセ
ル受信動作を示したフローチャートである。
【図12】マルチキャストコピー・セルバッファ部のセ
ル送信動作及びソースセルのリード動作を示したフロー
チャートである。
【図13】マルチキャストコピー・セルバッファ部のマ
ルチキャストセルコピー動作を示したフローチャートで
ある。
【符号の説明】
302…ATMルータ、 303−1〜303−4…回線処理部、 304−1〜304−4…ルーティング処理部、 305−1〜305−4…マルチキャストコピー・セル
バッファ部、 402…セル流監視部、 403…共通セルバッファインタフェース部、 404…共通セルバッファ部、 405…セル送信順序管理部、 406…リンク管理メモリ、 407…セル数カウント部、 408…セル数カウントメモリ、 410…ソースセル一時保管部、 411…マルチキャストコピーコントロール部、 412…マルチキャスト先アドレステーブル部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹之下 博士 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 吉田 守男 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 福岡 弘登 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 谷川 真樹 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 羽柴 正治 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 市川 弘幸 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA05 HA10 HB29 HD03 KX11 KX23 LB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来したマルチキャストセルに係る、出
    方路群を規定する1又は複数のマルチキャストグループ
    を認識し、各マルチキャストグループのアドレスをそれ
    ぞれ到来したマルチキャストセルに充填する第1のコピ
    ー処理を行い、この第1のコピー処理後の各マルチキャ
    ストセルを分配出力する1又は複数のルーティング処理
    手段と、 いずれかの上記ルーティング処理手段から与えられたマ
    ルチキャストセルをバッファリングすると共に、そのマ
    ルチキャストセルに充填されているマルチキャストグル
    ープのアドレスに基づき、各出方路へのマルチキャスト
    セルを形成する第2のコピー処理を実行し、第2のコピ
    ー処理後の各マルチキャストセルを出力する1又は複数
    のマルチキャストコピー・セルバッファ手段とを有する
    ことを特徴とするマルチキャストセルコピー装置。
  2. 【請求項2】 ユニキャストセル及びマルチキャストセ
    ルが到来する請求項1に記載のマルチキャストセルコピ
    ー装置において、 上記マルチキャストコピー・セルバッファ手段が、第1
    のコピー処理後のマルチキャストセルとユニキャストセ
    ルとに共用されてバッファリングする共通セルバッファ
    部を有することを特徴とするマルチキャストセルコピー
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマルチキャストセルコ
    ピー装置において、 上記マルチキャストコピー・セルバッファ手段は、第2
    のコピー処理を実行するマルチキャストコピー部を有
    し、 上記共通セルバッファ部に格納されている第1のコピー
    処理後のマルチキャストセルの上記マルチキャストコピ
    ー部への転送を、上記マルチキャストコピー・セルバッ
    ファ手段がユニキャストセルの受付及び送出処理を行っ
    ていないときに行うことを特徴とするマルチキャストセ
    ルコピー装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のマルチキャスト
    セルコピー装置において、 上記マルチキャストコピー・セルバッファ手段は、第2
    のコピー処理を実行するマルチキャストコピー部を有
    し、 このマルチキャストコピー部による第2のコピー処理後
    のマルチキャストセルを、上記共通セルバッファ部に再
    格納させるための転送を、上記マルチキャストコピー・
    セルバッファ手段がユニキャストセルの受付及び送出処
    理を行っていないときに行うことを特徴とするマルチキ
    ャストセルコピー装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のマルチ
    キャストセルコピー装置を内蔵していることを特徴とす
    るルータ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7505476B2 (en) 2003-10-27 2009-03-17 Fujitsu Limited Packet transfer path control apparatus and control program therefor
JP2009206799A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Mitsubishi Electric Corp 通信装置

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