JP2003021542A - 変位量を検出する装置及び方法 - Google Patents

変位量を検出する装置及び方法

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JP2003021542A
JP2003021542A JP2001205057A JP2001205057A JP2003021542A JP 2003021542 A JP2003021542 A JP 2003021542A JP 2001205057 A JP2001205057 A JP 2001205057A JP 2001205057 A JP2001205057 A JP 2001205057A JP 2003021542 A JP2003021542 A JP 2003021542A
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detector
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Toshinori Sugiyama
寿紀 杉山
Sho Ito
捷 伊藤
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、量産性及び分解能に優れとる共に
多値情報により高機能性を有する変位量を検出する装置
及び方法を提供する。 【解決手段】 本発明の一側面としての検出装置は、測
定体に取り付けられて当該測定体と共に変位する変位量
表示部であって、当該変位量表示部の表面に凹凸により
形成されるパターンを前記測定体の変位方向に等間隔に
有する変位量表示部と、前記変位量表示部の前記表面に
照射された光束が前記パターンで反射することにより生
じる回折光に応じて多値情報を検出する検出器とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定体の変位量を
検出する装置に係り、特に、回転体の回転変位量(例え
ば、回転角や回転速度など)を光学的に検出する装置及
び方法に関する。本発明は、多値化された情報から測定
体の変位量を絶対情報として検出する検出する検出装置
及び方法に好適である。
【0002】
【従来の技術】近年のオートメーション化や製品の小型
化の進むにつれて従来よりもはるかに細かい作業を自動
化する需要が存在している。このため、位置制御や速度
制御をより高精度に行う必要が生じ、位置や速度をより
高精度に検出するセンサの需要が高まっている。このう
ちロータリエンコーダは、回転角や回転速度などの回転
変位量を検出するセンサとして従来から使用されてい
る。ロータリエンコーダは、半径方向に所定の角度間隔
でマークが複数形成されたディスクを回転してマークを
発光素子と受光素子からなる検出器により検出し、検出
器が検出したマークの個数を計数することによって回転
変位量を求めるセンサである。
【0003】ロータリエンコーダは、その出力形式から
インクリメンタル型とアブソリュート型に大別すること
ができる。インクリメンタル型の検出器は回転変位量に
比例した連続パルス列を出力するため、出力パルスを計
数することによって回転変位量を求める処理装置が必要
である。一方、アブソリュート型の検出器は回転変位量
を多値化された信号として出力されるので、回転変位量
は既に絶対表現として出力される。ロータリエンコーダ
のディスクにはミクロン精度以上でマークを作成するこ
とができるので、検出目的に見合った密度(即ち、分解
能)でマークを作成することによって回転変位量の検出
精度を上げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の検出装
置では、経済性と分解能を上げることを両立させること
が困難であった。エンコーダの分解能を上げるために
は、ディスク上に透過率を変化させる微細なマークを形
成する必要があり、これを安価に大量に作成することは
困難である。また、かかる透過率を変化させるマーク
は、例えば、印刷等の方法により形成されるが、かかる
方法において分解能を上げるには限界がある。それに伴
い、かかる問題はエンコーダの高機能化を妨げる要因の
一つとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、このような課題
を解決する新規かつ有用な変位量を検出する装置及び方
法を提供することを本発明の概括的目的とする。
【0006】より特定的には、本発明は、量産性及び分
解能に優れとる共に多値情報により高機能性を有する変
位量を検出する装置及び方法を提供することを本発明の
例示的目的とする。
【0007】上記目的を達成するために、本発明の一側
面としての検出装置は、測定体に取り付けられて当該測
定体と共に変位する変位量表示部であって、当該変位量
表示部の表面に凹凸により形成されるパターンを前記測
定体の変位方向に等間隔に有する変位量表示部と、前記
変位量表示部の前記表面に照射された光束が前記パター
ンで反射することにより生じる回折光に応じて多値情報
を検出する検出器とを有する。かかる検出装置によれ
ば、変位量表示部に形成された凹凸パターンにより生成
される反射回折光を検出可能であり、かかる反射回折光
から多値情報を得ることができる。凹凸パターンを有す
る変位量表示部は、例えば、射出成形により成形可能で
あり、高精度なパターンを有する変位量表示部を安価に
量産することができる。かかる変位量表示部はディスク
形状を有し、この場合前記検出装置は前記測定体の回転
変位量を検出することができる。
【0008】前記パターンはフォログラムパターンであ
って、前記パターンは当該フォログラムパターンを構成
するピット形状及びピット数が異なる複数のパターン群
より選択することができる。この場合、前記検出器は所
定次数の前記回折光の光強度を検出する。より特定的に
は、前記検出器は前記パターンにより反射される0次乃
至4次回折光のうちいずれか一つ以上の回折光を検出す
る。前記検出器は、検出された回折光の光強度に応じて
多値情報を生成する処理部を有することで、かかるパタ
ーンより多値情報を検出することが可能となる。
【0009】また、前記パターンは楕円又は矩形状であ
ってもよく、前記パターンは当該パターンの前記移動方
向に対する角度、位置及びその両者が異なる複数のパタ
ーン群より選択することができる。この場合、前記検出
器は前記反射光の回折光による強度分布の位置ずれを検
出する。より特定的には、前記検出器は4分割フォトデ
ィテクタである。前記検出器は、前記反射光の強度分布
の位置ずれに応じて多値情報を生成する処理部を有する
ことで、かかるパターンより多値情報を検出することが
できる。
【0010】かかる検出装置において、前記変位量表示
部は前記変位方向に形成された2以上の異なる前記パタ
ーンにより絶対アドレスを表示することで、かかる変位
量は絶対表現として検出することができる。
【0011】また、本発明の別の側面としての検出方法
は、測定体に取り付けられて当該測定体と共に変位する
変位量表示部の前記測定体の変位方向に等間隔で配置さ
れた凹凸により形成されるパターンに検出光を照射する
ステップと、前記パターンによって反射された回折光を
検出するステップと、前記検出された回折パターンによ
り多値情報を生成するステップとを有する。かかる検出
方法によれば、上述した検出装置により実行される検出
方法であって、同様の作用を奏する。かかる検出方法
は、前記変位方向に形成された2以上の前記パターンに
より検出される多値情報に応じて絶対アドレスを算出す
るステップを更に有してもよい。即ち、前記検出ステッ
プは、所定次数の回折光を検出する。又は、前記検出ス
テップは、前記反射光の回折光による強度分布の位置ず
れを検出する。
【0012】また、本発明の別の側面としてのパターン
作成方法は、光学的に検出することにより多値情報を得
ることが可能な凹凸により形成されるパターンの作成方
法であって、凹凸により所定のパターンを作成するステ
ップと、前記所定のパターンにより反射される所定の次
数の回折光を検出するステップと、前記所定の次数の回
折光の光強度が所定に範囲以内であるか判断するステッ
プと、前記判断ステップにおいて、所定の次数の回折光
が所定の範囲以内でないと判断された場合、前記所定の
パターンを前記多値情報を得ることが可能なパターンと
して決定するステップとを有する。かかるパターン作成
方法は、上述の検出装置に適用可能な変位量表示部のパ
ターンである。かかるパターンによれば、パターンによ
り生じる回折光の強度が設定されているので、情報の多
値化を行うことができる。前記作成ステップは、所定の
長さを有する前記パターンを所定の数で分割することに
より複数のブロックを作成するステップと、前記作成さ
れたブロックにピットを作成するステップと、前記作成
されたピットのうち最短長さを有するピットが所定の長
さ以上であるか判断するステップとを有する。
【0013】本発明の更なる目的又はその他の特徴は添
付図面を参照して説明される好ましい実施例において明
らかにされるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一側面としての変位量を検出する検出装置10につ
いて説明する。なお、添付図面の各図において、同一の
参照番号を付した部材は同一部材を表すものとし、重複
説明は省略する。検出装置10は回転体の回転軸の回転
変位量を絶対情報として検出する装置であって、本発明
では、かかる絶対情報を多値情報として検出する。図1
を参照するに、検出装置10は、ディスク100と、光
ヘッド200と、マスク300と、検出器400とを有
する。ここで、図1は、本発明の一側面としての検出装
置10を示す概略斜視図である。かかる検出装置100
において、ディスク100は図示しない回転体の回転軸
にその中心が位置するように取り付けられている。光ヘ
ッド200と検出器400はディスク100に対し同じ
側に設けられ、光ヘッド200はディスク100に照射
される光束の焦点位置がディスク100上になるように
配置される。また、検出器400は光ヘッド200の後
述するビームスプリッタ220を介しディスク100に
より反射された回折光を検出可能な位置に設けられてい
る。また、本実施形態において、マスク300は光ヘッ
ド200のビームスプリッタ220上に設けられるが、
マスク300は集光レンズ230の実効NA(開口数)
を制御し、ディスク100上に形成されるスポット形状
を制御可能であればこの位置に限定されるものでない。
【0015】ディスク100は回転体の変位量を表示す
る機能を有する。ディスク100は当該ディスク100
の表面に凹凸によって形成されたパターン110を有
し、かかるパターン110はディスク100の変位(回
転)方向、即ち、ディスクの周方向に所定の間隔で設け
られている(パターン110a乃至110d(以下、特
に断らない限り、パターン110はパターン110a乃
至110dを総括するものとする。))。本実施形態に
おいては、ディスク100は円板形状を有する薄板であ
って、透明な(即ち、光を透過する)ポリカーボネイド
樹脂で射出成形法によって形成され、その表面には反射
層(例えば、Al、Auなどの薄膜)が形成されてい
る。しかし、本発明の検出装置10に適用可能なディス
ク100の材料がこれに限定されるものではなく、例え
ば、ガラス円板などを使用しても良い。但し、射出成形
法でディスク100を作成することは一度パターン11
0を含むディスク100の金型を成形してしまえばディ
スク100の量産が容易であり、安価にディスク100
を成形することができる。また、射出成形法はミクロン
単位でパターン110を成形可能であり、遮光膜又は光
吸収膜をプリント成形する場合よりもより高精度に分解
能を高めることができる。
【0016】本実施形態において、ディスク100は検
出装置10が回転変位量を検出する装置として実現され
るため最小面積となるよう円板形状を有するが、その形
状は任意に選択することが可能である。例えば、ディス
ク100は長方形、三角形、六角形などの多角形等の任
意の形状から選択可能である。
【0017】パターン110は当該ディスクに照射され
た光束により回折パターンを生成し多値情報を生成する
エンコーダとしての機能する。図2を参照するに、パタ
ーン110はディスクの径方向に形成されたフォログラ
ムパターン、即ち、マーク群112より構成され、形成
されるマーク群112の凹凸形状の相違により異なる強
度の回折光を生成する。ここで、図2は、図1に示す実
線で囲まれた領域を示すディスク100の拡大斜視図で
ある。なお、図2において、マーク110及びマーク群
112は、かかる形態を容易に理解されるようその大き
さ及び形状が誇張して描かれている点に留意されたい。
本実施形態においては、パターン110は、一のパター
ン110に対して少なくとも2以上の同一なマーク群1
12がディスク110の径方向に連続的に形成されてい
る。なお、パターン110は、基本的に、一のパターン
110に対して一のマーク群112を有するに足りるも
のである。しかし、一のパターンに対して同一のマーク
群112がディスク100の径方向に少なくとも2以上
形成されることは後述する光ヘッド200のスポット光
の位置ずれがあった場合でも、検出装置10の検出精度
を落とすことがないという長所を有する。
【0018】以下、図3を参照するに、パターン110
を構成するマーク群112について詳細に説明する。こ
こで、図3は、図2に示すパターン110を構成するマ
ーク群112を例示的に示す概略模式図である。なお、
図3において、マーク群112の凹部(以下、ピット)
を濃い灰色で示し、それ以外の領域(即ち、何も形成さ
れない領域)を白色で示している。また、図中のch
bitは一マーク群112の径方向の長さを0乃至31
の無次元数で示しており、Dataはマーク群112の
種類を0乃至15、及びENDの17種類で表してい
る。
【0019】図2及び図3に良く示されるように、マー
ク群112はその種類によって、径方向に様々な長さを
有する窪み(凹部)であるピット113(図3において
は、灰色の領域)及びその組み合わせにより構成されて
いる。マーク群112は、ピット113の成形上の都合
及び検出可能な最低限な大きさを考慮すると、一のマー
ク群112の径方向に関する長さが6.2μm(即ち、
図3における1chbitが0.2μm)であり、また
最小ピットの径方向に関する長さが0.4μm(即ち、
2ch bit)以上となるように形成されている。ま
た、マーク群112を構成するピット113の周方向の
幅は、検出装置10の分解能によって決定されるもので
あるが、例示的に、6.0μm位に形成されれば十分な
分解能は確保されるであろう。更に、形成されるピット
113の深さは光ヘッド200の後述するレーザ光源2
10の波長λの1/4程度に形成されることが好まし
く、本実施例においては、163nm程度に形成されて
いる。かかる長さは、反射光の戻りが最も効率的となる
長さである。なお、本実施形態において、マーク群11
2は複数のピット113より構成されるが、かかるピッ
ト113が突出した形状を有する凸部として形成されて
も良い。
【0020】マーク群112を構成するピット113の
数及び長さは、後述するように、各Dataに応じて1
次乃至4次の反射回折光の光強度を異ならせ、かかる反
射回折光の強度を検出することで4つの2値化された情
報を得るべくその形状及びその組み合わせが実験的又は
シミュレーションによって決定されるものである。図3
によく示されるように、本実施形態において、マーク群
112は基準となるENDのマーク群、Data0乃至
Data15よりなる16種類のマーク群により構成さ
れる。マーク群112を構成するピット113の作成方
法は後述するものとし、ここでの詳細な説明は省略す
る。
【0021】図3に示されるマーク群112から得られ
る1次乃至4次の回折光強度を測定したところ、図4で
示される結果が得られた。ここで、図4は、図3に示す
マーク群112に光を照射したときの反射光の1乃至4
次の回折光の光強度、及びかかる回折光の光強度の総計
を示す図である。なお、図4における強度は無次元化し
た数値として示されている。図4に良く示されるよう
に、各次数の回折光の回折光強度が20未満を0(白丸
で図示)、20以上40未満をエラー、40以上を1
(黒丸で図示)と言うように2値化すると、各Data
においてを2進数に変換したような0乃至4次の回折光
が得ることができる。また、0又は1の判別が迷う20
以上40未満の回折光強度は出現しない。従って、これ
らの回折光を受光することにより、一のData、即
ち、一のマーク群112で4ビットの信号を得ることが
可能で、さらに複数のパターンを組み合わせる事でさら
に多くの数字を表現できることとなる。例えば、4つの
マーク群112の組み合わせることで16ビットの信号
を得ることが可能となり、即ち、0から65535の数
字を表現できる。
【0022】本実施形態において、パターン110は、
5つのマーク群112で16ビットの絶対アドレスを表
現している。より詳細には、図7を参照するに、先頭か
ら4つのマーク群112がアドレス情報を、最後の1つ
マーク群112(DataEND)がアドレスの区切り
を示すエンコードして形成されている。ここで、図7
は、図1に示すディスク100に形成されるマーク群1
12の例示的な形態を示した模式図である。図7中に示
す、X軸はディスク100の移動(回転)方向、即ち、
周方向を示し、Y軸はディスク100の径方向を示して
いる。図4に示すように、Data ENDマークはい
ずれも2値化後の回折光強度は0、0、0、0である
が、Data 0の各回折光の総和が52なのに対し
て、DataENDはわずか6となり、回折光の総和強
度を検出することにより、Data0とData EN
Dを判別することが出来る。このように、ディスク10
0にはData ENDと、Data0及びData1
5の16種類から選択された4つのマーク群112が一
組となり、各々の組において4つのマークの組み合わせ
が重複しないように形成されている。なお、組み合わせ
るマーク群112の数は例示的であり、これに限定され
るものではない。
【0023】以下、図5及び図6を参照するに、上述の
マーク群112のピット113の作成方法について説明
する。ここで、図5は、図3に示すマーク群112のピ
ット113の作成方法を示すフローチャートである。図
6は、図5に示すステップ1005の詳細を示すフロー
チャートである。まず、第1に光検出器の検出能力を、
例えば、3段階に決定する(ステップ1000)。本実
施形態においては、光検出器は光強度0乃至20未満、
20以上40未満、40以上の3段階に設定されてい
る。なお、かかる値は光強度を無次元的に表した値であ
って、光の相対的な強度を示すものである。また、かか
る値は例示的であり、本発明がこれに限定されることを
意味するものではない。
【0024】次いで、マーク群112のピット113形
状を決定する(ステップ1005)。より詳細には、図
6を参照するに、所定の長さ(例えば、6.2μm)を
有する矩形領域を長手方向に32分割し、かかる分割さ
れた領域のいずれかに単数又は複数の任意のch bi
t長さを有するピットを1又は複数個形成する(ステッ
プ1006)。そして、かかるマークに形成されたピッ
ト113のうち、最小長さを有するピット113が2c
h bit(例えば、0.4μm)以上であるが判断す
る(ステップ1007)。ステップ1007でyesで
あるならば、形成されたピット113をマーク群112
として決定し(ステップ1008)、noであるなら
ば、ステップ1006に移行しもう一度マーク群112
を形成する。
【0025】次に、上記工程により決定されたマーク群
112に光束を照射し、当該マーク群112により反射
された回折光(例示的に、1次乃至4次)を検出する
(ステップ1010)。そして、かかる検出された1次
乃至4次の回折光の光強度を基に、各次数の回折光が中
間地(20以上40未満)であるか(ステップ101
5)、各次数の回折光の強度が100以上であるか(ス
テップ1020)をチェックする。ステップ1015又
はステップ1020でyesであれば、ステップ100
5に移行し、マーク群112を再度形成する。一方、ス
テップ1015及びステップ1020でnoであれば、
図4に示すように、各次数の回折光を0以上乃至20未
満は0、40以上は1として2値化し(ステップ102
5)、4ビットの信号を得る。次に、かかる信号が重複
する事を避けるため、かかる信号を生成するマーク群1
12が他に存在するかチェックする(ステップ103
0)。
【0026】ステップ1030でyesである場合、ス
テップ1005に移行しマーク群112を再度形成す
る。一方、ステップ1030でnoである場合、かかる
マーク群112を新規なマーク群として決定する。
【0027】以上説明したように、上述したマーク群1
12のピット113形状はかかるフローを繰り返すこと
で、実験的に算出されることが好ましいだろう。なお、
本実施形態においては、1次乃至4次の4種類の回折光
を使用するため、図3に示すような全16種類のマーク
群112が存在することとなる。しかし、使用する回折
光に応じてこれらマーク群112の種類は変更可能であ
り、本発明がこれに限定されるものではない。例えば、
一のマーク群112で3ビットの信号を得たいのであれ
ば、3種類の回折光によって信号が得られるようにマー
ク群112が形成されるの足りるものである。但し、上
述のマーク群112より3種類の回折光を選択的に使用
するものであってもよい。
【0028】再び、図1を参照するに、光ヘッド200
はディスク100へ光を照射し、ディスク100による
反射光を検出器400に導入する。図1に良く示される
ように、光ヘッド200は、典型的に、レーザ光源21
0と、ビームスプリッタ220と、集光(対物)レンズ
230とを有する。かかる光ヘッド200において、レ
ーザ光源210、ビームスプリッタ220、集光レンズ
230は各々一直線上に配置される。レーザ光源210
及び集光レンズ230は、かかるレーザ光源210より
射出された光束がディスク100上で焦点を結ぶように
最適な位置に配置される。ビームスプリッタ220はレ
ーザ光源210と集光レンズ230の範囲内に配置され
ていればよく、特に限定されない。
【0029】レーザ光源210は、例えば、波長650
nmを有する半導体レーザであるが、本発明がこれに限
定されるものではない。レーザ光源112はその他の波
長(例えば、波長780nm等)及びレーザを含んでも
よい。しかしながら、半導体レーザは、寿命が半永久的
である、ビーム形状が略円形、低価格であるなどの理由
から、レーザ光源112に好ましいという長所を有す
る。
【0030】ビームスプリッタ220は、光束を個別の
分光光束に分光するため光束の光路上に配置した反射面
を設け、かかる反射面を前記一次光束の伝播方向に対し
て45°の角度で傾斜させ、入射する光束に対して直交
する分光光束を生成する。本実施形態において、ビーム
スプリッタ220は、ディスク110により反射された
回折光を検出器400に導入すべく、かかる反射光を偏
向(又は分光)させるように構成されている。なお、ビ
ームスプリッタ220は当業者にとって容易に理解可能
であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0031】集光レンズ220はレーザ光源210から
出射した光束をディスク100上に集光する機能を有
し、例えば、コンデンサーレンズによって実現される。
本実施形態において、検出器400に導入される反射光
は1次乃至4次までの回折成分を含むため、集光レンズ
220の計はそれを満たすように形成される。なお、レ
ーザ光源210の発散角を抑えることで反射光の回折成
分の広がりを制御可能であり、集光レンズ120の大型
化に寄与することとはなりえない。
【0032】マスク300は集光レンズ230の実効N
Aを制御し、ディスク100上に結像するレーザ光束の
形状を制御する。図8を参照するに、マスク300は光
遮光領域310に設けられた矩形状の光透過部320を
有する。ここで、図8は、図1に示すマスク300近傍
を示す拡大斜視図である。かかる光透過部320は、図
8に良く示されるように、ディスク100の周方向に相
当する辺より半径方向に相当する辺が短く形成されてい
る。マスク300はかかる形状において集光レンズ22
0の実効NAを半径方向に関し0.05、周方向に関し
0.11としている。これにより、図2に良く示される
ように、ディスク100上に計歩行に長い楕円形状(1
3μm×6μm)のスポット径を成形している。上述し
たように、一のマーク群112に関する周方向の長さは
6.2μmであるから、少なくとも2のマーク群112
にスポットを当てることができ、検出精度の向上に寄与
している。
【0033】検出器400はディスク100により反射
された回折光を受光し、かかる回折光の強度に応じた2
値化信号を生成する。図9を参照するに、検出器400
は検出部410と、処理部420と、制御部430とを
有し、各々が電気的に接続されている。ここで、図9
は、図1に示す検出器400を示すブロック図である。
なお、検出器400は、図示しないインターフェースを
介して更なる図示しない外部ホスト装置(処理装置、制
御装置、パーソナルコンピュータ、ディスプレイなど)
に接続されてもよい。
【0034】検出部410は反射光の光強度を検出する
受光素子を有し、反射された回折光を受光可能な検出器
400の表面上に設けられる。本実施形態において、受
光素子は0次乃至4次までの回折光を検出すべく5個設
けられることが好ましいが、使用される回折光に応じて
その数を減少させても良い。上述したように、一のマー
ク群112から4ビットの信号を得るのであれば、検出
部410は4種類の回折光を検出するに足りるものであ
る。なお、当業者は受光素子の構造を容易に理解可能で
あるためここでの詳細な説明は省略する。
【0035】処理部420は検出された信号を各回折光
の強度に応じて2値化する。上述したように、処理部2
40は相対的な光強度で、0以上20未満を0、20以
上40未満をエラー、40以上を1として処理する。処
理部420はコンパレータなどに比較器を使用すること
により容易に構成することができる。
【0036】制御部430は処理部420より出力され
るデータに基づいて容易に回転軸に接続する回転体の情
報を絶対アドレスとして出力することができる。制御部
430は、例えば、CPUやMPUを含むいかなるプロ
セッサを含み、又メモリを備えても良い。なお、上述し
たように、検出器400に図示しない上位装置が接続さ
れるなら、制御部430はかかる上位装置の制御部に置
換されても良い。かかる構成において、制御部430は
省略可能である。
【0037】次に、図10を参照するに、本発明の別の
側面としての検出装置20について説明する。ここで、
図10は、本発明の別の側面としての検出装置20を示
す概略斜視図である。検出装置20は回転体の回転軸の
回転変位量を絶対情報として表す装置であって、本発明
では、かかる絶対情報を複数の多値情報として検出する
ことが可能である。図1を参照するに、検出装置20
は、ディスク500と、光ヘッド600と、検出器70
0とを有する。かかる検出装置20において、ディスク
500は図示しない回転体の回転軸にその中心が位置す
るように取り付けられている。光ヘッド600と検出器
700はディスク500に対し同じ側に設けられ、光ヘ
ッド600はディスク500に照射される光束の焦点位
置がディスク100上になるように配置される。また、
検出器700は光ヘッド600の後述するビームスプリ
ッタ620を介しディスク500により反射された回折
光を検出可能な位置に設けられている。
【0038】ディスク500は、ディスク100同様、
回転体の変位量を表示する機能を有する。ディスク50
0は当該ディスク500の表面に窪み(ピット)によっ
て形成されたパターン510を有し、かかるパターン5
10は検出光に対するディスク500の変位(回転)方
向、即ち、ディスクの周方向に所定の間隔で設けられて
いる(パターン510a乃至510e(以下、特に断ら
ない限り、パターン510はパターン510a乃至51
0eを総括するものとする。))。本実施形態において
は、ディスク500は円板形状を有する薄板であって、
透明な(即ち、光を透過する)ポリカーボネイド樹脂で
射出成形法によって形成され、その表面には反射層(例
えば、Al、Auなどの薄膜)が形成されている。しか
し、本発明の検出装置20に適用可能なディスク500
の材料がこれに限定されるものではなく、例えば、ガラ
ス円板などを使用しても良い。但し、射出成形法でディ
スク500を作成することは一度パターン510を含む
ディスク500の金型を成形してしまえばディスク50
0の量産が容易であり、安価にディスク500を成形す
ることができる。また、ディスク500は、検出装置2
0が回転変位量を検出する装置として実現されるため最
小面積となるよう円板形状を有するが、その形状は任意
に選択することが可能である。例えば、ディスク500
は長方形、三角形、六角形などの多角形等の任意の形状
を選択可能である。
【0039】図11を参照するに、パターン510は当
該ディスクに照射された光束により回折パターンを生成
し多値情報を生成するエンコーダとしての機能を有す
る。パターン510はマーク512より構成され、パタ
ーン510は形成されるマーク512の相違により異な
る強度の回折光を生成する。ここで、図11は、図10
に示す実線で囲まれた領域を示すディスク500の拡大
斜視図である。なお、図11において、マーク512は
かかる形態を容易に理解されるようその大きさ及び形状
が誇張して描かれている点に留意されたい。本実施形態
においては、パターン510は、一のパターン510に
対して少なくとも2以上の同一なマーク512がディス
ク500の径方向に所定の間隔で形成されている。な
お、パターン510は、基本的に、一のパターン510
に対して一のマーク512を有するに足りるものであ
る。しかし、一のパターン510に対して同一のマーク
512がディスク500の径方向に少なくとも2以上形
成されることは、後述する光ヘッド600のスポット光
の位置ずれがあった場合でも検出装置20の検出精度を
落とすことがないという長所を有する。
【0040】以下、図12を参照するに、パターン51
0に形成されるマーク512について詳細に説明する。
ここで、図12は、図11に示すパターン510を構成
するマーク512を整列させた概略模式図である。な
お、図12において、マーク512の凹部(以下、ピッ
ト)を濃い灰色で示し、それ以外の領域(即ち、何も形
成されない領域)を白色で示している。また、図12は
同一の円周上に形成されるマーク512の位置関係及び
設置角度を示すための図であって、かかる配列において
ディスク500上に形成されることを意味するものでな
い。
【0041】図11及び12に良く示されるように、マ
ーク512は楕円形又は矩形状を有するピットにより形
成される。マーク512は、変位方向(即ち、円周方向
であって図中の実線で示す)に対する位置が上下及び中
心となる3種類に加え、マーク512の長手方向に関す
る変位方向へのなす角が異なる3種類により、合計9種
類のピットより構成される。本実施例において、マーク
512の長手方向に関する変位方向へのなす角は、0
°、45°、−45°であるが、これに限定されるもの
ではない。
【0042】なお、マーク512は、ピットの成形上の
都合及び検出可能な最低限な大きさを考慮すると、一の
マークの径方向に関する長さが3μmであり、また最小
ピットの径方向に関する長さが6μmとなるような楕円
形又は矩形として形成されることが好ましい。更に、形
成されるピットの深さは光ヘッド600の後述するレー
ザ光源610の波長λの1/4程度に形成されることが
好ましく、本実施例においては、163nm程度に形成
される。かかる長さは、反射光の戻りが最も効率的とな
る長さである。また、本実施形態において、マーク51
2はピットとして構成されるが、かかるピットが突出し
た形状を有する凸部に置換されても良い。
【0043】図12に示されるマーク512から得られ
る回折光強度を4分割フォトディテクタで検出したとこ
ろ、図13で示される結果が得られた。ここで、図13
は、図12に示すマーク512に光を照射したときの反
射光の光強度を4分割フォトディテクタで検出した検出
結果を示す図である。なお、図13における強度は無次
元化した数値として示されている。図13を見て分かる
ように、各マーク512において各ディテクタで検出さ
れる光強度はそれぞれ異なるものであり、4分割フォト
ディテクタの信号の立ち上がりを比較することにより多
値情報を判別する事ができることが理解される。
【0044】本実施形態においては、パターン510は
例示的に5つのマーク512で12ビットの絶対アドレ
スを表現している。より詳細には、図14を参照する
に、ENDを除く先頭から4つのマーク512がアドレ
ス情報(一のマークで3ビット)を、最後の1マーク5
12がアドレスの区切りを示すエンコードして形成され
ている。ここで、図14は、図10に示すディスク50
0に形成されるパターン510の例示的な形態を示した
模式図である。図14中に示す、X軸はディスク100
の移動(回転)方向、即ち、周方向を示し、Y軸はディ
スク100の径方向を示している。このように、ディス
ク500にはENDと、0及び7の8種類から選択され
た4つのマーク512が一組となり、各々の組において
4つのマークの組み合わせが重複しないように形成され
ている。
【0045】光ヘッド600はディスク500へ光を照
射し、ディスク500による反射光を検出器600に導
入する。図10に良く示されるように、光ヘッド500
は、典型的に、レーザ光源610と、ビームスプリッタ
620と、集光(対物)レンズ630とを有する。かか
る光ヘッド600において、レーザ光源610、ビーム
スプリッタ620、集光レンズ630は各々一直線上に
配置される。レーザ光源610及び集光レンズ630
は、かかるレーザ光源610より射出された光束がディ
スク500上で焦点を結ぶように最適な位置に配置され
る。ビームスプリッタ620はレーザ光源610と集光
レンズ630の範囲内に配置されていればよく、特に限
定されない。なお、かかる光ヘッド600は上述の光ヘ
ッド200と同様の構成であるため、重複する説明は省
略する。
【0046】検出器600はディスク500により反射
された回折光を受光し、かかる回折光の強度に応じた信
号を生成する。検出器600は図示しない検出部と、処
理部と、制御部とを有し、各々が電気的に接続されてい
る。なお、検出器600は、図示しないインターフェー
スを介して更なる図示しない外部ホスト装置(処理装
置、制御装置、パーソナルコンピュータ、ディスプレイ
など)に接続されてもよい。
【0047】検出部は反射光の光強度を検出する4分割
フォトディテクタであって、反射された回折光を受光可
能な検出器400の表面上に設けられる。なお、当業者
は4分割フォトディテクタの構造を容易に理解可能であ
るためここでの詳細な説明は省略する。
【0048】処理部は検出された信号を各回折光の強度
に応じて2値化する。上述したように、処理部は上述し
た検出部の各ディテクタから出力された信号の立ち上が
りを比較し、本実施例では12ビットの信号を生成す
る。
【0049】制御部は上述の処理部及び外部インターフ
ェースとの信号を制御する。制御部は処理部より出力さ
れるデータに基づいて容易に回転軸に接続する回転体の
情報を絶対アドレスとして出力することができる。制御
部は、例えば、CPUやMPUを含むいかなるプロセッ
サを含み、又メモリを備えても良い。なお、上述したよ
うに、検出器600に図示しない上位装置が接続される
なら、制御部はかかる上位装置の制御部に置換されても
良い。かかる構成において、制御部は省略可能である。
【0050】以上、上述の実施形態では、パターン11
0及び510を光入射側に設けたが、光入射側を平面に
し、その反対側にパターン110及び510を設ける事
も出来る。この場合は、CD等の光ディスクと同様に、
光入射側の平面上では光スポットの形状が集光前の大き
い状態なので、平面側に傷やゴミが多少ついても、信号
に影響が出にくいため、耐環境性の良いエンコーダを実
現できる。またパターン110及び510が形成される
表面には、CD同様保護コートを設けることにより傷と
うの影響を防止できる。
【0051】なお、本実施形態では上述の検出装置10
及び20は回転変位量を検出する装置として実現される
が、本発明の検出装置10及び20の適用はこれに限定
されない。検出装置10及び20は、例えば、リニア式
の移動量検出装置として使用することも可能である。な
お、検出装置10及び20が、リニア式の移動量検出装
置として実現されるのであれば、それに応じてその形状
を変形可能であることは言うまでもない。例えば、変位
量表示部として機能するディスク100及び500は、
矩形の平板などに形成され直線的にパターン110又は
510が形成されるであろう。
【0052】以下、検出装置10を利用した回転変位量
の検出動作について説明する。なお、検出装置20は、
基本的に、検出装置10と同様であるためここでの詳細
な説明は省略するものとする。まず、ディスク100を
回転軸に取り付ける。次いで、回転軸を図1において右
回りに回転させる。このとき、光ヘッド200側からデ
ィスク100を見ると、パターン110が断続的に出現
する。
【0053】光ヘッド200のレーザ光源210がマス
ク300を介しディスク100に向けて光を射出する。
このとき、マーク300に入射した光は、集光レンズ2
30で集光され、ディスク100上で楕円又は長方形形
状のスポット光として結像される。かかるスポット光は
ディスク100のパターン110上では回折光を伴いな
がら反射され、一方、パターン110のないところでは
単に反射される。かかる反射された光束は集光レンズ2
30で再び集光され、ビームスプリッタ220を介し検
出器400で最結像される。
【0054】なお、検出器400で受光する反射光は、
0次、+1次、+2次、+3次、+4次光(もしくは、
0次、−1次、−2次、−3次、―4次)のみで、残り
の回折光は受光しない。このとき、検出部410は受光
した反射光にうち1次乃至4次の回折光から光強度を検
出する。かかる情報は処理部420に出力され、光強度
に応じて2値化される。各々2値化された光強度(4ビ
ット)は、制御部430に出力され、例えばメモリに格
納される。かかる動作がパターン110によって回折光
が生成されるたびに行われるものである。そして、制御
部430はENDマークを識別すると、ENDマーク間
に位置するデータを読み出しディスク100の絶対アド
レスを算出する。また、制御部430は回折光の有無に
より回転体の速度を算出することもできる。
【0055】なお、制御部430はかかる情報をインタ
ーフェースを介し上位装置に出力しても良いし、また、
回転軸に接続された図示しない回転体の回転を制御する
こともができる。
【0056】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可
能である。
【0057】
【発明の効果】本発明の変位量を検出する装置及び方法
は、ディスクに形成された凹凸パターンにより生成され
る反射回折光を検出することで、かかる反射回折光から
多値情報を得ることができる。パターンを有するディス
クは、例えば、射出成形により成形可能であり、高精度
なパターンを有する変位量表示部を安価に量産すること
ができ、また、パターンの分解能を高めることができ
る。よって、回転体の変位量を高精度に検出することが
できる。また、本発明の検出装置においては一のパター
ンから多値情報を検出することが可能であり、ディスク
の回転方向に形成された2以上の異なるパターンにより
絶対アドレスを表示することができる。よって、本発明
の検出装置は、かかる変位量は絶対表現として検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一側面としての検出装置を示す概略
斜視図である。
【図2】 図1に示す実線で囲まれた領域を示すディス
クの拡大斜視図である。
【図3】 図2に示すパターンを構成するマーク群を例
示的に示す概略模式図である。
【図4】 図3に示すマーク群に光を照射したときの反
射光の1乃至4次の回折光の光強度、及びかかる回折光
の光強度の総計を示す図である。
【図5】 図3に示すマーク群のピットの作成方法を示
すフローチャートである。
【図6】 図5に示すステップ1005の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図7】 図1に示すディスクに形成されるマーク群の
例示的な形態を示した模式図である。
【図8】 図1に示すマスク近傍を示す拡大斜視図であ
る。
【図9】 図1に示す検出器を示すブロック図である。
【図10】 本発明の別の側面としての検出装置を示す
概略斜視図である。
【図11】 図10に示す実線で囲まれた領域を示すデ
ィスクの拡大斜視図である。
【図12】 図11に示すパターンを構成するマークを
整列させた概略模式図である。
【図13】 図12に示すマークに光を照射したときの
反射光の光強度を4分割フォトディテクタで検出した検
出結果を示す図である。
【図14】 図10に示すディスクに形成されるパター
ンの例示的な形態を示した模式図である。
【符号の説明】
10 検出装置 20 検出装置 100 ディスク 110 パターン 112 マーク群 113 ピット 200 光ヘッド 300 マスク 400 検出器 500 ディスク 510 パターン 512 マーク 600 光ヘッド 700 検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA07 AA09 AA39 BB03 BB16 FF17 FF48 FF52 GG04 HH04 HH13 JJ03 JJ09 JJ26 LL46 LL51 MM04 PP13 UU07 2F103 BA42 CA01 CA03 CA04 CA08 DA07 DA13 EA03 EA12 EA22 EB02 EB15 EB16 EB32 EC13 ED27

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定体に取り付けられて当該測定体と共
    に変位する変位量表示部であって、当該変位量表示部の
    表面に凹凸により形成されるパターンを前記測定体の変
    位方向に等間隔に有する変位量表示部と、 前記変位量表示部の前記表面に照射された光束が前記パ
    ターンで反射することにより生じる回折光に応じて多値
    情報を検出する検出器とを有する検出装置。
  2. 【請求項2】 前記変位量表示部はディスク形状を有
    し、前記検出装置は前記測定体の回転変位量を検出する
    請求項1記載の検出装置。
  3. 【請求項3】 前記変位量表示部は、前記変位方向に形
    成された2以上の異なる前記パターンにより絶対アドレ
    スが表示される請求項1記載の検出装置。
  4. 【請求項4】 前記パターンはフォログラムパターンで
    あって、前記パターンは当該フォログラムパターンを構
    成するピット形状及びピット数が異なる複数のパターン
    群より選択される請求項1記載の検出装置。
  5. 【請求項5】 前記パターンは楕円又は矩形状を有し、
    前記パターンは当該パターンの前記移動方向に対する角
    度、位置及びその両者が異なる複数のパターン群より選
    択される請求項1記載の検出装置。
  6. 【請求項6】 前記検出器は所定次数の前記回折光の光
    強度を検出する請求項1記載の検出装置。
  7. 【請求項7】 前記検出器は前記パターンにより反射さ
    れる0次乃至4次回折光のうちいずれか一つ以上の回折
    光を検出する請求項6記載の検出装置。
  8. 【請求項8】 前記検出器は、検出された回折光の光強
    度に応じて多値情報を生成する処理部を有する請求項6
    記載の検出装置。
  9. 【請求項9】 前記検出器は前記反射光の回折光による
    強度分布の位置ずれを検出する請求項1記載の検出装
    置。
  10. 【請求項10】 前記検出器は4分割フォトディテクタ
    である請求項9記載の検出装置。
  11. 【請求項11】 前記検出器は、前記反射光の強度分布
    の位置ずれに応じて多値情報を生成する処理部を有する
    請求項9記載の検出装置。
  12. 【請求項12】 測定体に取り付けられて当該測定体と
    共に変位する変位量表示部の前記測定体の変位方向に等
    間隔で配置された凹凸により形成されるパターンに検出
    光を照射するステップと、 前記パターンによって反射された回折光を検出するステ
    ップと、 前記検出された回折パターンにより多値情報を生成する
    ステップとを有する変位量検出方法。
  13. 【請求項13】 前記変位方向に形成された2以上の前
    記パターンにより検出される多値情報に応じて絶対アド
    レスを算出するステップを更に有する請求項12記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 前記検出ステップは、所定次数の回折
    光を検出する請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記検出ステップは、前記反射光の回
    折光による強度分布の位置ずれを検出する請求項12記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 光学的に検出することにより多値情報
    を得ることが可能な凹凸により形成されるパターンの作
    成方法であって、 凹凸により所定のパターンを作成するステップと、 前記所定のパターンにより反射される所定の次数の回折
    光を検出するステップと、 前記所定の次数の回折光の光強度が所定に範囲以内であ
    るか判断するステップと、 前記判断ステップにおいて、所定の次数の回折光が所定
    の範囲以内でないと判断された場合、前記所定のパター
    ンを前記多値情報を得ることが可能なパターンとして決
    定するステップとを有する方法。
  17. 【請求項17】 前記作成ステップは、所定の長さを有
    する前記パターンを所定の数で分割することにより複数
    のブロックを作成するステップと、 前記作成されたブロックにピットを作成するステップ
    と、 前記作成されたピットのうち最短長さを有するピットが
    所定の長さ以上であるか判断するステップとを有する請
    求項18記載の方法。
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