JP2003019617A - 切削工具用インサート及び切削工具 - Google Patents

切削工具用インサート及び切削工具

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JP2003019617A
JP2003019617A JP2001208482A JP2001208482A JP2003019617A JP 2003019617 A JP2003019617 A JP 2003019617A JP 2001208482 A JP2001208482 A JP 2001208482A JP 2001208482 A JP2001208482 A JP 2001208482A JP 2003019617 A JP2003019617 A JP 2003019617A
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insert
cutting
cutting tool
angle
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JP2001208482A
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Haruaki Kubo
治明 久保
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Daishowa Seiki Co Ltd
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    • B23C5/2204Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert
    • B23C5/2208Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert for plate-like cutting inserts 
    • B23C5/2213Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert for plate-like cutting inserts  having a special shape
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アキシャルレーキ角を十分に大きくとること
ができ、切れ味が向上し、切削振動の少ない安定した加
工を行うことが可能な切削工具用インサート、及びこの
インサートが装着された切削工具を提供する。 【解決手段】 多角形の略板状をなし、平面視で1つの
コーナー14A(14B)から他方のコーナー15A
(15B)に向けて延びる主切刃16A(16B)が設
けられ、主切刃16A(16B)は、第1の主切刃17
A(17B)と、平面視で当該第1の主切刃と外側に突
出する鈍角をなして設けられる第2の主切刃18A(1
8B)を備え、第1の主切刃は、第2の主切刃に向けて
側面視で着座面11との距離が漸次減少するように傾斜
すると共に、第2の主切刃と着座面側に窪む鈍角を形成
し、かつ第2の主切刃より短く形成されてなるインサー
ト1、及びこれが装着された切削工具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、切削工具本体に装
着されるインサート、及びこのインサートが装着される
切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、工具本体にインサートを装着
して使用する切削工具では、一つのインサートで使用箇
所をなるべく多くするため、多角形のインサートを使用
してコーナーを有効利用している。また、インサートを
工具本体に取り付ける際には、通常、工具本体の回転軸
線に対して正の角度をなすようにポジティブ(正)のア
キシャルレーキ角を持つようにインサートを位置させて
いる。一般に、アキシャルレーキ角が大きくなると、切
削時の食いつきが滑らかになり、切削点が分散するので
切削振動の少ない安定した加工が可能になるが、多角形
のインサートを装着した切削工具では、大きなアキシャ
ルレーキ角を取ることが困難であった。
【0003】多角形のインサートとしては、例えば、特
開平7−246505号公報、特開平9−216113
号公報、特表平11−513315号公報等に開示され
たものがある。
【0004】特開平7−246505号公報に記載され
たインサート(スローアウェイチップ)は、二つのコー
ナー間の稜線部の一方のコーナー寄りに副切刃が設けら
れると共に、副切刃に対して鈍角を以て交差して他方の
コーナーに向けて主切刃が設けられた構造を備えたもの
である。前記主切刃は他方のコーナーから副切刃に向け
て着座面との距離が漸次減少するように傾斜し、副切刃
に交差する側面にはポジティブな逃げ角を有する副切刃
逃げ面が設けられている。また、主切刃に交差する側面
上部には主切刃第1逃げ面が設けられ、この主切刃第1
逃げ面は副切刃逃げ面より小さい逃げ角に設定されてい
る。このため、直角削り能力に影響を与えることなく、
特に主切刃部分の刃先強度を大きくすることができて、
チップ寿命を向上させることができる。
【0005】特開平9−216113号公報に記載され
たインサート(スローアウェイチップ)は、略正方形の
逃げ角がポジティブであり、平面視で上面の切刃が、両
端コーナー部より中央部へ向けて漸次突出しており、か
つスローアウェイチップ側面視で両端コーナー部より中
央部へ向けて漸次低くなった構成を備えている。このイ
ンサートは、切削工具が逆勝手であっても、同一のイン
サートを用いることができ、かつ、直角削りにおける底
面部を副切刃がなくても実質的に90°になるよう仕上
げ加工することができる。
【0006】また、特表平11−513315号公報に
記載されたインサートは、上面、下面及び少なくも2対
の隣接側面を有する実質的に角柱状の本体部分を備え、
平面視で対角線上にある一対のコーナー部が切刃をな
し、残りの一対のコーナー部と、コーナー部とコーナー
部を繋ぐ側面が受け面となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−246505号公報及び特開平9−216113号
公報に記載されたインサートは、アキシャルレーキ角を
主切刃傾斜角度よりも大きく設定することができるが、
切削時の食いつきが滑らかになり、切れ味が十分に向上
し、かつ切削振動が殆どなく十分に安定した加工を行う
ことができる程度にアキシャルレーキ角を大きく取る
と、切削工具の回転動作の間に描かれるインサートの包
絡線が円筒状の表面を構成することが困難になる。した
がって、アキシャルレーキ角を十分に大きく取ることが
未だ困難である。
【0008】また、特表平11−513315号公報に
記載されたインサートは、平面視で対角線上にある一対
のコーナー部が切刃をなし、残りの一対のコーナー部
と、コーナー部とコーナー部を繋ぐ側面が受け面となっ
ている(すなわち、切刃を構成していない)ため、最大
切込み深さが短くなる。
【0009】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、円筒包絡面を形成
し、アキシャルレーキ角を十分に大きくとることがで
き、切れ味が向上し、切削振動の少ない安定した加工を
行うことが可能な切削工具用インサート、及びこのイン
サートが装着された切削工具を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、多角形の略板状をなし、着座面と対向する上
面の稜線が切刃をなすと共に当該上面がすくい面とさ
れ、当該すくい面から着座面に向けた側面が逃げ面とな
る切削工具用インサートにおいて、平面視で1つのコー
ナーから他方のコーナーに向けて延びる主切刃が設けら
れ、当該主切刃は、第1稜線と、平面視で当該第1稜線
と外側に突出する鈍角をなして設けられる第2稜線と、
を備え、前記第1稜線は、前記第2稜線に向けて側面視
で前記着座面との距離が漸次減少するように傾斜すると
共に、当該第2稜線と前記着座面側に窪む鈍角を形成
し、かつ前記第2稜線より短く形成されてなる切削工具
用インサートを提供するものである。
【0011】この構成を備えたインサートは、主切刃の
前記第1稜線が、第2稜線に向けて側面視で前記着座面
との距離が漸次減少するように傾斜すると共に、第2稜
線の長さより短くなっているため、切削工具本体に装着
した際に、アキシャルレーキ角を十分に大きくとって
も、切削工具の回転動作の間に描かれるインサートの包
絡線が円筒状の表面を構成することができる。したがっ
て、切削時の食いつきが滑らかになり、切れ味が十分に
向上し、かつ切削振動が殆どなく十分に安定した加工を
行うことができる。さらに、切削中に第2稜線にワーク
が及んでも、これを切削することができる。そしてま
た、第1稜線の逃げ角の変化を少なくすることができ
る。好ましくは、第1稜線は円筒包絡面を構成する円弧
状である。
【0012】前記第1稜線の前記着座面に対する傾斜角
は、側面視で10゜以上に設定することができる。この
ように設定することで、前記利点に加え、逃げ面の角度
を小さくすることができ、切刃強度をさらに向上させる
ことができる。
【0013】ここで、インサートを切削工具本体に装着
させた際の主切刃のアキシャルレーキ角は、一般的なイ
ンサートでは、5゜〜15゜程度であり、ソリッドエン
ドミルのように約30゜を取っているものはない。この
アキシャルレーキ角を最適な角度にするために、切削工
具本体にインサートをアキシャル方向に対してある程度
傾けた状態で装着している。この時、切削工具本体に対
しインサートを傾け過ぎる(例えば、20゜以上傾け
る)と、切削工具本体の強度が低下する傾向にある。第
1稜線の前記着座面に対する傾斜角を側面視で10゜以
上に設定すれば、切削工具本体に対しインサートを20
゜以下で傾けて装着しても、前述した訳30゜前後の好
ましいアキシャルレーキ角を得ることができる。すなわ
ち、第1稜線の前記着座面に対する傾斜角が側面視で1
0゜未満であると、切削工具本体の強度が低下する傾向
となる。
【0014】前記すくい面は、第1稜線からインサート
の中央部方向に、前記着座面との距離が漸次減少するよ
うに傾斜する第1稜線すくい面を含むことができる。
【0015】前記すくい面は、第2稜線からインサート
の中央部方向に、前記着座面との距離が漸次減少するよ
うに傾斜する第2稜線すくい面を含むことができる。
【0016】前記第2稜線に沿って前記着座面に向けて
延在する第2逃げ面が設けられ、当該第2逃げ面は、当
該着座面と直角または鈍角を形成することができる。
【0017】また、前記第2逃げ面は、切削工具本体に
取り付けられる受け面となることができる。ここで、第
2稜線は、第1稜線より長く形成されているため、第2
逃げ面の長さも長く形成される。したがって、第2逃げ
面を受け面とすれば、切削工具本体に対してインサート
をより安定して取り付けることができる。
【0018】そしてまた、前記第1稜線に沿って前記着
座面に向けて延在する第1逃げ面が設けられ、当該第1
逃げ面は、当該着座面と直角または鈍角を形成してなる
ことができる。この構成により、インサートを切削工具
本体に装着する際に、第1逃げ面が切削工具本体に接触
しないので、該第1逃げ面が傷つくことを防止すること
ができる。
【0019】さらに本発明に係るインサートは、平面視
でコーナーを挟んで前記主切刃と反対側に延びる副切刃
が設けられ、当該副切刃は、当該主切刃と直角または鋭
角を形成してなることができる。
【0020】前記副切刃と交差する側面には、副切刃逃
げ面が形成され、当該副切刃逃げ面は、当該副切刃と正
の逃げ角を形成してなることができる。
【0021】また、前記すくい面は、前記副切刃からイ
ンサートの中央部方向に前記着座面との距離が漸次減少
するように傾斜する副切刃すくい面を含むことができ
る。
【0022】そしてまた、平面視で、前記副切刃と、前
記主切刃と副切刃に挟まれたコーナーに対し当該副切刃
側に位置するコーナーに向かう稜線と、が鈍角をなすよ
う構成することができる。この構成により、当該副切刃
を用いて切削を行う際に、前記主切刃と副切刃に挟まれ
たコーナーに対し当該副切刃側に位置するコーナーに向
かう稜線がワークに接触することを防止することがで
き、切削工具の受け面となる。したがって、副切刃が傷
つくことを防止することができる。
【0023】また、本発明は、前述した切削工具用イン
サートと、当該インサートが装着される工具本体と、を
備えた切削工具を提供するものである。この構成を備え
た切削工具は、アキシャルレーキ角を十分に大きくとっ
ても、切削工具の回転動作の間に描かれるインサートの
包絡線が円筒状の表面を構成することができる。したが
って、切削時の食いつきが滑らかになり、切れ味が十分
に向上し、かつ切削振動が殆どなく十分に安定した加工
を行うことができる。さらに、切削中に第2稜線にワー
クが及んでも、これを切削することができる。
【0024】前記インサートは、少なくとも前記主切刃
の第1稜線のアキシャルレーキ角が正の角度となり、前
記主切刃のすくい角によりラジアルレーキ角が正の角度
となるよう工具本体に装着されることができる。
【0025】また、前記工具本体の外周側に位置する主
切刃は、当該工具本体の回転軸線を中心とする第1稜線
前端の回転半径と、当該工具本体の回転軸線を中心とす
る第1稜線後端の回転半径が略同一となるよう構成する
ことができる。
【0026】そしてまた、前記工具本体の外周側に位置
する主切刃は、当該工具本体の回転軸線を中心とする第
2稜線の回転半径が、前記第1稜線前端の回転半径と略
同一またはそれ以下であるよう構成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
に係る切削工具用インサート、及びこのインサートが装
着された切削工具について図面を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
切削工具用インサートの平面図、図2は、図1に示すイ
ンサートを矢印X方向から見た側面図、図3は、図1に
示すインサートを矢印Y方向から見た側面図、図4は、
本発明の実施の形態1に係る切削工具用インサートを装
着した切削工具の側面図、図5は、図4に示す切削工具
の底面図、図6は、図4に示す切削工具の一部拡大図、
図7は、図5に示す切削工具の一部拡大図である。
【0028】図1〜図7に示すように、実施の形態1に
係る切削工具用インサート1は、平面視で略平行四辺形
(多角形)の略板状を備えており、着座面(下面)11
と、この着座面11に対向する上面12と、着座面11
から上面12に向けた側面13と、を備えて構成され、
上面12の稜線が切刃をなすと共に、上面12がすくい
面とされ、側面13が逃げ面となっている。
【0029】このインサート1は、平面視(図1参照)
で、1つのコーナー14Aから、このコーナー14Aに
隣接する他方のコーナー15Aに向けて延びる主切刃1
6Aが形成されている。同様に、コーナー14Bからコ
ーナー15Bに向けて延びる主切刃16Bが形成されて
いる。また、コーナー14Aを挟んで主切刃16Aと反
対側には副切刃19Aが、コーナー14Bを挟んで主切
刃16Bと反対側には副切刃19Bが形成されている。
【0030】主切刃16A及び16Bは、第1稜線から
なる第1の主切刃17A及び17Bと、平面視で第1稜
線と外側に突出する鈍角αをなして設けられる第2稜線
からなる第2の主切刃18A及び18Bと、を備えてい
る。この第1の主切刃(第1稜線)17A及び17B
は、第2の主切刃18A及び18B(第2稜線)に向け
て側面視(図2参照)で着座面11との距離が漸次減少
するように傾斜するよう形成されている。また、第1の
主切刃17A及び17Bは、第2の主切刃18A及び1
8Bと、着座面11側に窪む鈍角βを形成し、かつ第2
の主切刃18A及び18Bより短く形成されている。ま
た、第1の主切刃17A及び17Bの、着座面11に対
する傾斜角γは、側面視で10゜以上(実施の形態1で
は約20゜)となるよう設定されている。
【0031】副切刃19A及び19Bは、第1の主切刃
17A及び17Bと略直角を形成するよう設けられてい
る。また、平面視で、副切刃19Aと、副切刃19Aか
らコーナー15Bに向かう稜線28Aは鈍角θをなし、
副切刃19Bと、副切刃19Bからコーナー15Aに向
かう稜線28Bも鈍角θをなしている。なお、実施の形
態1では、インサート1が切削工具本体100に装着さ
れる際には、稜線28Aまたは28Bから着座面11に
延在する側面13が、切削工具本体100に取り付けら
れる受け面となる。
【0032】インサート1の上面12から構成されるす
くい面は、第1の主切刃17A及び17Bからインサー
ト1の中央部方向に、側面視で、着座面11との距離が
漸次減少するように傾斜する第1のすくい面21A及び
21Bと、第2の主切刃18A及び18Bからインサー
ト1の中央部方向に、側面視で、着座面11との距離が
漸次減少するように傾斜する第2のすくい面22A及び
22Bと、副切刃19A及び19Bからインサート1の
中央部方向に着座面11との距離が漸次減少するように
傾斜する副切刃すくい面26A及び26Bと、を有して
いる。
【0033】インサート1の側面13から構成される逃
げ面は、第1の主切刃17A及び17Bに沿って着座面
11に向けて延在する第1の逃げ面23A及び23B
と、第2の主切刃18A及び18Bに沿って着座面11
に向けて延在する第2の逃げ面24A及び24Bと、副
切刃19A及び19Bに沿って着座面11に向けて延在
する副切刃逃げ面27A及び27Bと、を有している。
第1の逃げ面23A及び23Bは、着座面11と略直角
を形成している。また、第2の逃げ面24A及び24B
は、着座面11と略直角を形成しており、切削工具本体
100に取り付けられる受け面となっている。また、副
切刃逃げ面27A及び27Bは、副切刃19A及び19
Bと正の逃げ角λ(図6参照)を形成するよう設けられ
ている。
【0034】また、インサート1は、上面12の略中央
部分に、着座面11まで貫通するインサート1を切削工
具本体100にねじ止めするためのねじ孔29が開口さ
れている。
【0035】上述したインサート1が装着される切削工
具本体100は、基準の回転軸線Aを有し(図4参
照)、複数のインサート1(本実施の形態では8個)が
装着される切削用ヘッド部101を備えている。切削用
ヘッド部101には、各々のインサート1を受け入れる
ポケット102がそれぞれ等間隔で形成され、このポケ
ット102は、止めねじ103により内部に保持された
インサート1の着座面11を支持する支持面104と、
第2の逃げ面24A(24B)を支持する支持面105
と、稜線28Aまたは28Bから着座面11に延在する
側面13を支持する支持面106と、を備えている。
【0036】この切削工具本体100に実施の形態1に
係るインサート1が装着された切削工具10では、切削
工具本体100の外周側に位置する主切刃16A(16
B)は、切削工具本体100の回転軸線A(図4参照)
を中心とする第1の主切刃17A(17B)の前端の回
転半径と、回転軸線Aを中心とする第1の主切刃17A
(17B)の後端の回転半径とが略同一となる。また、
回転軸線Aを中心とする第2の主切刃18A(18B)
の回転半径が、第1の主切刃17A(17B)の前端の
回転半径と略同一またはそれ以下になる。
【0037】さらに、インサート1が前述した形状を備
えていることにより、アキシャルレーキ角Ax(図6参
照)を十分に大きくとっても、切削工具10の回転動作
の間に描かれるインサート1の包絡線が円筒状の表面を
構成することができる。また、第1の主切刃17A(1
7B)のラジアルレーキ角Rd(包絡線と主切刃のすく
い面のなす角度)を正の角度(ポジティブ)にすること
ができる。したがって、切削時の食いつきが滑らかにな
り、切れ味が十分に向上し、かつ切削振動が殆どなく十
分に安定した加工を行うことができる。さらに、第1の
主切刃17A(17B)の逃げ角の変化を少なくするこ
とができる。また、切削中に第2の主切刃18A(18
B)までワークが及んでも、これを切削することができ
る。
【0038】そしてまた、第2の逃げ面24A及び24
Bの面積を大きくとることができ、この部分が切削工具
本体100に取り付けられる受け面となるため、切削工
具本体100への取付安定性を向上することもできる。
【0039】さらに、第1の逃げ面23A及び23B
が、切削工具本体100への受け面とならないため、第
1の逃げ面23A及び23Bが傷つくことを防止でき、
さらに良好な切削を行うことができる。
【0040】なお、実施の形態1では、第1の主切刃1
7A及び17Bの、着座面11に対する傾斜角γが、側
面視で約20゜となるよう設定したが、これに限らず、
傾斜角γは、10゜以上にすることが好ましい。
【0041】また、実施の形態1では、副切刃19A及
び19Bが、第1の主切刃17A及び17Bと略直角を
形成するよう設定したが、これに限らず、副切刃19A
及び19Bと、第1の主切刃17A及び17Bは、鋭角
をなすよう形成してもよい。
【0042】そしてまた、実施の形態1では、第1の逃
げ面23A及び23Bが着座面11と略直角を形成する
よう設定したが、これに限らず、第1の逃げ面23A及
び23Bと着座面11は、鈍角をなすよう形成してもよ
い。
【0043】さらにまた、実施の形態1では、第2の逃
げ面24A及び24Bが着座面11と略直角を形成する
よう設定したが、これに限らず、第2の逃げ面24A及
び24Bと着座面11は、鈍角をなすよう形成してもよ
い。
【0044】また、実施の形態1では、図2及び図3に
示すように、側面視で、すくい面が直線的となる場合に
ついて説明したが、これに限らず、図12及び図13に
示すように、すくい面は曲面状となるよう構成してもよ
い。 (実施の形態2)次に、本発明の実施の形態2に係るイ
ンサート、及びこのインサートが装着された切削工具に
ついて図面を参照して説明する。
【0045】図8は、本発明の実施の形態2に係る切削
工具用インサートの平面図、図9は、図8に示すインサ
ートの側面図、図10及び図11は、本発明の実施の形
態2に係る切削工具用インサートを装着した切削工具の
一部を示す側面図である。
【0046】なお、実施の形態2では、実施の形態1で
説明した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0047】実施の形態2に係るインサート2の、実施
の形態1に係るインサート1と大きく異なる点は、平面
視で略三角形を有している点である。すなわち、実施の
形態2に係るインサート2は、図8〜図11に示すよう
に、平面視で略三角形(多角形)の略板状を備えてお
り、3コーナーを切削に使用でき、着座面(下面)11
と、この着座面11に対向する上面12と、着座面11
から上面12に向けた側面13と、を備えて構成され、
上面12の稜線が切刃をなすと共に、上面12がすくい
面とされ、側面13が逃げ面となっている。
【0048】このインサート2は、平面視(図8参照)
で、1つのコーナー51から、このコーナー51に隣接
する他方のコーナー52に向けて延びる主切刃56Aが
形成されている。同様に、コーナー52からコーナー5
3に向けて延びる主切刃56Bと、コーナー53からコ
ーナー51に向けて延びる主切刃56Cが形成されてい
る。また、コーナー51を挟んで主切刃56Aと反対側
には副切刃59Aが、コーナー52を挟んで主切刃56
Bと反対側には副切刃59Bが、コーナー53を挟んで
主切刃56Cと反対側には副切刃59Cが、各々形成さ
れている。
【0049】主切刃56A、56B及び56Cは、第1
稜線からなる第1の主切刃57A、57B及び57C
と、平面視で、第1稜線と外側に突出する鈍角αをなし
て設けられる第2稜線からなる第2の主切刃58A、5
8B及び58Cと、を備えている。この第1の主切刃
(第1稜線)57A、57B及び57Cは、第2の主切
刃58A、58B及び58C(第2稜線)に向けて側面
視(図9参照)で着座面11との距離が漸次減少するよ
うに傾斜するよう形成されている。また、第1の主切刃
57A、57B及び57Cは、第2の主切刃58A、5
8B及び58Cと、着座面11側に窪む鈍角βを形成
し、かつ第2の主切刃58A、58B及び58Cより短
く形成されている。また、第1の主切刃57A、57B
及び57Cの、着座面11に対する傾斜角γは、側面視
で10゜以上(実施の形態2では約20゜)となるよう
設定されている。
【0050】副切刃59A、59B及び59Cは、平面
視で、第1の主切刃57A、57B及び57Cと各々鋭
角を形成するよう設けられている。また、平面視で、副
切刃59Aと第2の主切刃58Cは鈍角θをなし、副切
刃59Bと第2の主切刃58Aも鈍角θをなし、さらに
副切刃59Cと第2の主切刃58Bも同様に鈍角θをな
している。
【0051】なお、実施の形態2では、インサート2が
切削工具本体200に装着される際には、切削に関与し
ない残りの第2の主切刃(例えば、58B及び58C)
から着座面11に延在する側面13、すなわち後に詳述
する第2の逃げ面(例えば、64B及び64C)が、切
削工具本体300に取り付けられる受け面となる。
【0052】インサート2の上面12から構成されるす
くい面は、第1の主切刃57A、57B及び57Cから
インサート2の中央部方向に、側面視で、着座面11と
の距離が漸次減少するように傾斜する第1のすくい面6
1A、61B及び61Cと、第2の主切刃58A、58
B及び58Cからインサート2の中央部方向に、側面視
で、着座面11との距離が漸次減少するように傾斜する
第2のすくい面62A、62B及び62Cと、副切刃5
9A、59B及び59Cからインサート2の中央部方向
に着座面11との距離が漸次減少するように傾斜する副
切刃すくい面66A、66B及び66Cと、を有してい
る。
【0053】インサート2の側面13から構成される逃
げ面は、第1の主切刃57A、57B及び57Cに沿っ
て着座面11に向けて延在する第1の逃げ面63A、6
3B及び63Cと、第2の主切刃58A、58B及び5
8Cに沿って着座面11に向けて延在する第2の逃げ面
64A、64B及び64Cと、副切刃59A、59B及
び59Cに沿って着座面11に向けて延在する副切刃逃
げ面67A、67B及び67Cと、を有している。第1
の逃げ面63A、63B及び63Bは、着座面11と鈍
角を形成している。また、第2の逃げ面64A、64B
及び64Cは、着座面11と鈍角を形成しており、副切
刃逃げ面67A、67B及び67Cは、副切刃59A、
59B及び59Cと正の逃げ角λ(図11参照)を形成
するよう設けられている。
【0054】また、インサート2には、実施の形態1と
同様に、その略中央部分にねじ孔29が開口されてい
る。
【0055】上述したインサート2が装着される切削工
具本体200は、実質的に実施の形態1で説明した切削
工具本体100に準じた構成を備え、基準の回転軸線A
を有し(図10参照)、複数のインサート2が装着され
る切削用ヘッド部101を備えている。切削用ヘッド部
101には、各々のインサート2を受け入れるポケット
102が形成され、このポケット102は、インサート
2の着座面11を支持する支持面104と、第2の逃げ
面64B(64Aまたは64C)を支持する支持面10
5と、第2の逃げ面64C(64Aまたは64B)を支
持する支持面106と、を備えている。
【0056】この切削工具本体200に実施の形態2に
係るインサート2が装着された切削工具20では、切削
工具本体200の外周側に位置する主切刃56A(56
Bまたは56C)は、切削工具本体200の回転軸線A
(図10参照)を中心とする第1の主切刃57A(57
Bまたは57C)の前端の回転半径と、回転軸線Aを中
心とする第1の主切刃57A(57Bまたは57C)の
後端の回転半径とが略同一となる。また、回転軸線Aを
中心とする第2の主切刃58A(58Bまたは58C)
の回転半径が、第1の主切刃57A(57Bまたは57
C)の前端の回転半径と略同一またはそれ以下になる。
【0057】さらに、インサート2が前述した形状を備
えていることにより、アキシャルレーキ角Ax(図11
参照)を十分に大きくとっても、切削工具20の回転動
作の間に描かれるインサート2の包絡線が円筒状の表面
を構成することができる。また、実施の形態1と同様
に、第1の主切刃57A(57Bまたは57C)のラジ
アルレーキ角を正の角度(ポジティブ)にすることがで
きる。したがって、切削時の食いつきが滑らかになり、
切れ味が十分に向上し、かつ切削振動が殆どなく十分に
安定した加工を行うことができる。さらに、第1の主切
刃57A(57Bまたは57C)の逃げ角の変化を少な
くすることができる。また、切削中に第2の主切刃58
A(58Bまたは58C)までワークが及んでも、これ
を切削することができる。
【0058】そしてまた、第2の逃げ面64A、64B
及び64Cの面積を大きくとることができ、この部分が
切削工具本体200に取り付けられる受け面となるた
め、切削工具本体200への取付安定性を向上すること
もできる。
【0059】さらに、第1の逃げ面63A、63B及び
63Cが、切削工具本体100への受け面とならないた
め、第1の逃げ面63A、63B及び63Cが傷つくこ
とを防止でき、さらに良好な切削を行うことができる。
【0060】なお、実施の形態2では、第1の主切刃5
7A、57B及び57Cの、着座面11に対する傾斜角
γが、側面視で約20゜となるよう設定したが、これに
限らず、傾斜角γは、10゜以上にすることが好まし
い。
【0061】また、実施の形態2では、副切刃59A、
59B及び59Cが、第1の主切刃57A、57B及び
57Cと鋭角を形成するよう設定したが、これに限ら
ず、副切刃59A、59B及び59Cと、第1の主切刃
57A、57B及び57Cは、略直角をなすよう形成し
てもよい。
【0062】そしてまた、実施の形態2では、第1の逃
げ面63A、63B及び63Cが着座面11と鈍角を形
成するよう設定したが、これに限らず、第1の逃げ面6
3A、63B及び63Cと着座面11は、略直角をなす
よう形成してもよい。
【0063】さらにまた、実施の形態2では、第2の逃
げ面64A、64B及び64Cが着座面11と鈍角を形
成するよう設定したが、これに限らず、第2の逃げ面6
4A、64B及び64Cと着座面11は、略直角をなす
よう形成してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるイ
ンサートは、切削工具本体に装着した際に、アキシャル
レーキ角を十分に大きくとっても、切削工具の回転動作
の間に描かれるインサートの包絡線が円筒状の表面を構
成することができる。したがって、このインサートが装
着された切削工具は、アキシャルレーキ角を十分に大き
くとることができる。この結果、切削時の食いつきが滑
らかになり、切れ味が十分に向上し、かつ切削振動が殆
どなく十分に安定した加工を行うことができる。さら
に、切削中に第2稜線にワークが及んでも、これを切削
することができる。そしてまた、第1稜線の逃げ角の変
化を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る切削工具用インサ
ートの平面図である。
【図2】図1に示すインサートを矢印X方向から見た側
面図である。
【図3】図1に示すインサートを矢印Y方向から見た側
面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る切削工具用インサ
ートを装着した切削工具の側面図である。
【図5】図4に示す切削工具の底面図である。
【図6】図4に示す切削工具の一部拡大図である。
【図7】図5に示す切削工具の一部拡大図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る切削工具用インサ
ートの平面図である。
【図9】図8に示すインサートの側面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る切削工具用イン
サートを装着した切削工具の一部を示す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る切削工具用イン
サートを装着した切削工具の一部を示す側面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態に係る切削工具用イ
ンサートの平面図である。
【図13】図12に示すXIII−XIII線に沿った断面図で
ある。
【符号の説明】
1、2 インサート 10、20 切削工具 11 着座面 12 上面 13 側面 14A、14B、15A、15B、51、52、53
コーナー 16A、16B、56A、56B、56C 主切刃 17A、17B、57A、57B、57C 第1の主
切刃 18A、18B、58A、58B、58C 第2の主
切刃 19A、19B、59A、59B、59C 副切刃 21A、21B、61A、61B、61C 第1のす
くい面 22A、22B、62A、62B、62C 第2のす
くい面 23A、23B、63A、63B、63C 第1の逃
げ面 24A、24B、64A、64B、64C 第2の逃
げ面 26A、26B、66A、66B、66C 副切刃す
くい面 27A、27B、67A、67B、67C 副切刃逃
げ面 100、200 切削工具本体

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形の略板状をなし、着座面と対向す
    る上面の稜線が切刃をなすと共に当該上面がすくい面と
    され、当該すくい面から前記着座面に向けた側面が逃げ
    面となる切削工具用インサートにおいて、 平面視で1つのコーナーから他方のコーナーに向けて延
    びる主切刃が設けられ、 当該主切刃は、平面視で、第1稜線と、当該第1稜線と
    外側に突出する鈍角を形成する第2稜線と、を備え、 前記第1稜線は、側面視で、前記第2稜線に向けて前記
    着座面との距離が漸次減少するように傾斜すると共に、
    当該第2稜線と前記着座面に向けて窪む鈍角を形成し、
    かつ前記第2稜線より短く形成されてなる切削工具用イ
    ンサート。
  2. 【請求項2】 前記第1稜線の前記着座面に対する傾斜
    角は、側面視で10゜以上である請求項1記載の切削工
    具用インサート。
  3. 【請求項3】 前記すくい面は、側面視で、第1稜線か
    らインサートの中央部方向に前記着座面との距離が漸次
    減少するように傾斜する第1稜線すくい面を含む請求項
    1または請求項2記載の切削工具用インサート。
  4. 【請求項4】 前記すくい面は、側面視で、第2稜線か
    らインサートの中央部方向に、前記着座面との距離が漸
    次減少するように傾斜する第2稜線すくい面を含む請求
    項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の切削工具用
    インサート。
  5. 【請求項5】 前記第2稜線に沿って前記着座面に向け
    て延在する第2逃げ面が設けられ、当該第2逃げ面は、
    当該着座面と直角または鈍角を形成してなる請求項1な
    いし請求項4のいずれか一項に記載の切削工具用インサ
    ート。
  6. 【請求項6】 前記第2逃げ面は、切削工具本体に取り
    付けられる受け面となる請求項5記載の切削工具用イン
    サート。
  7. 【請求項7】 前記第1稜線に沿って前記着座面に向け
    て延在する第1逃げ面が設けられ、当該第1逃げ面は、
    当該着座面と直角または鈍角を形成してなる請求項1な
    いし請求項6のいずれか一項に記載の切削工具用インサ
    ート。
  8. 【請求項8】 平面視で、コーナーを挟んで前記主切刃
    と反対側に延びる副切刃が設けられ、当該副切刃は、当
    該主切刃と直角または鋭角を形成してなる請求項1ない
    し請求項7のいずれか一項に記載の切削工具用インサー
    ト。
  9. 【請求項9】 前記副切刃と交差する側面には、副切刃
    逃げ面が形成され、当該副切刃逃げ面は、当該副切刃と
    正の逃げ角を形成してなる請求項8記載の切削工具用イ
    ンサート。
  10. 【請求項10】 前記すくい面は、前記副切刃からイン
    サートの中央部方向に前記着座面との距離が漸次減少す
    るように傾斜する副切刃すくい面を含む請求項8または
    請求項9記載の切削工具用インサート。
  11. 【請求項11】 平面視で、前記副切刃と、前記主切刃
    と副切刃に挟まれたコーナーに対し当該副切刃側に位置
    するコーナーに向かう稜線と、が鈍角を形成する請求項
    8ないし請求項10のいずれか一項に記載の切削工具用
    インサート。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいすれか
    一項に記載の切削工具用インサートと、 当該インサートが装着される工具本体と、を備えた切削
    工具。
  13. 【請求項13】 前記インサートは、少なくとも前記主
    切刃の第1稜線のアキシャルレーキ角が正の角度とな
    り、ラジアルレーキ角が正の角度となる請求項12記載
    の切削工具。
  14. 【請求項14】 前記工具本体の外周側に位置する主切
    刃は、当該工具本体の回転軸線を中心とする第1稜線前
    端の回転半径と、当該工具本体の回転軸線を中心とする
    第1稜線後端の回転半径が略同一となる請求項12また
    は請求項13記載の切削工具。
  15. 【請求項15】 前記工具本体の外周側に位置する主切
    刃は、当該工具本体の回転軸線を中心とする第2稜線の
    回転半径が、前記第1稜線前端の回転半径と略同一また
    はそれ以下である請求項14記載の切削工具。
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