JP2003019207A - カニュ−レ - Google Patents

カニュ−レ

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JP2003019207A
JP2003019207A JP2001207330A JP2001207330A JP2003019207A JP 2003019207 A JP2003019207 A JP 2003019207A JP 2001207330 A JP2001207330 A JP 2001207330A JP 2001207330 A JP2001207330 A JP 2001207330A JP 2003019207 A JP2003019207 A JP 2003019207A
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Japan
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cannula
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lumen
port
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JP2001207330A
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Yoshinori Mizumoto
吉則 水本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カニュ−レ本体にガイドワイヤ−
をセットするための手間と時間を省き、また、カニュ−
レ本体やガイドワイヤ−を使用前に損傷してしまう虞も
なく、総胆管開口への挿入性にも優れ、その挿入にプル
−ブ等の必要性もないものとしたカニュ−レとする。 【解決手段】 ル−メンを有するカニュ−レ本体
を有し、前記したル−メンに予めガイドワイヤ−が挿通
されて具備されていることとし、前記したガイドワイヤ
−は親水性ポリマ−により成形され、その先端はアング
ル状に曲成されていることとし、前記したル−メンは三
つとし、そのうち大径としたル−メンに前記ガイドワイ
ヤ−が挿通されて具備されていることとし、前記したカ
ニュ−レ本体の基端にはポ−ト部材が一体に連結されて
おり、カニュ−レ本体の軸芯方向と直線上に設けられた
専用ポ−トから前記したガイドワイヤ−が挿入されてい
ることとし、前記したポ−ト部材には造影剤の注入専用
ポ−トが設けられていることとし、前記したカニュ−レ
本体は先端近くでその径を細くし、テ−パ状に形成され
ていることとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカニュ−レ、特にE
RCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)用のカニュ−レ
の改良に関する。
【0002】
【発明の背景】一般的に、ERCP用のカニュ−レは総
胆管の開口にその先端が挿し込まれ、造影剤を注入して
X線透視またはX線撮影によって胆管造影を行なうため
のものである。
【0003】このERCP用のカニュ−レはカテ−テル
シャフト(本体)の基端にポ−ト部材が一体化されて設
けられており、前記したカテ−テルシャフトはフレキシ
ブルな素材で成形され、堅固で摩擦の少ないものとなっ
ており、通常内部に大径のガイドワイヤ−用ル−メン
と、小径の近位端で接合状態とされた二つの造影剤注入
用のル−メンとが形成されたものとなっている。
【0004】そして、前記したポ−ト部材にはカテ−テ
ルシャフトの軸芯方向と直線上にガイドワイヤ−の挿込
口が設けられ、そのガイドワイヤ−の挿込口と直交し
て、造影剤の注入口が形成され、その造影剤の注入口と
ガイドワイヤ−の挿入口とはポ−ト部材内部において完
全に分離され、相互に影響を与えることはないものとさ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
前記したカニュ−レ本体とガイドワイヤ−は共に一回の
みの使用に限定されるものでありながら、カニュ−レ本
体とガイドワイヤ−は各々別異の密封包装体に滅菌状態
で封入されており、使用時にその使用者が各々の密封包
装体(袋)を開け、各々の製品を取り出した後に、ガイ
ドワイヤ−を濡らして滑性を向上させ、前記したポ−ト
部材の挿込口へ挿入する作業を行なわなくてはならな
い。そのため、その作業に要する時間と手間が煩わし
く、また、時として、作業中にカニュ−レ本体もしくは
ガイドワイヤ−を損傷してしまい、未使用のものでも廃
棄せざるを得ない事態が生じる虞があった。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明は上記した従来の実情、
問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消
して、カニュ−レ本体にガイドワイヤ−をセットするた
めの手間と時間を省き、また、カニュ−レ本体やガイド
ワイヤ−を使用前に損傷してしまう虞もなく、総胆管開
口への挿入性にも優れ、その挿入にプル−ブ等の必要性
もないものとしたカニュ−レを提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るカニュ−レはル−メンを有するカニュ
−レ本体を有し、前記したル−メンに予めガイドワイヤ
−が挿通されて具備されていることを特徴とし、前記し
たガイドワイヤ−は親水性ポリマ−により成形され、そ
の先端はアングル状に曲成されていることを特徴とし、
前記したル−メンは三つとし、そのうち大径としたル−
メンに前記ガイドワイヤ−が挿通されて具備されている
ことを特徴としている。
【0008】また、本発明に係るカニュ−レは前記した
カニュ−レ本体の基端にはポ−ト部材が一体に連結され
ており、カニュ−レ本体の軸芯方向と直線上に設けられ
た専用ポ−トから前記したガイドワイヤ−が挿入されて
いることを特徴とし、前記したポ−ト部材には造影剤の
注入専用ポ−トが設けられていることを特徴とし、前記
したカニュ−レ本体は先端近くでその径を細くし、テ−
パ状に形成されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記した構成としたことにより、使用時には既
にカニュ−レ本体にガイドワイヤ−が挿入セットされて
いることとなり、使用者がその挿入セットを行なう手間
と時間が必要なくなり、また滅菌封入されている密封容
器を開けて取り出す手間も一回のみで済むこととなる。
そして、ガイドワイヤ−の挿入セットを行なう必要性が
なくなることで未使用のカニュ−レを事前に損傷させて
しまう虞もなくなることとなるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は本発明を実施した
カニュ−レを示す斜視図、図2は同じく先端正面図、図
3は同じくカニュ−レ本体の断面図である。
【0011】これらの図にあって1はカニュ−レ本体
(カテ−テルシャフト)を示しており、このカニュ−レ
本体1はフレキシブルで、かつ堅固で摩擦係数の小さい
プラスチックで成形されたものとなっており、基端近く
は約2.3mmの径とし、先端近くは約1.83mm程度
としたテ−パ形状とされているもので、侵入、挿入性の
向上が図られている。
【0012】このカニュ−レ本体1内には、そのカニュ
−レ本体1の長手軸芯方向に沿って大径としたガイドワ
イヤ−2の挿通用のル−メン3が形成され、そのル−メ
ン3とは別に、小径とした二つの造影剤の注入用のル−
メン4・4が近位端で接合されて形成されているもの
で、この造影剤の注入用のル−メン4・4とガイドワイ
ヤ−2の挿通用のル−メン3とはカニュ−レ本体1の肉
厚によって隔てられ、完全に遮断されて相互に影響を及
ぼすことはないものとなっている。
【0013】一方、図中5はポ−ト部材を示しており、
このポ−ト部材5はダブルカバ−リングしたチュ−ブ製
のジョイント部材6を介してカニュ−レ本体1の基端に
一体に接続されたものとなっている。
【0014】このポ−ト部材5にはカニュ−レ本体1の
軸芯方向と直線上に形成され、ガイドワイヤ−2の挿通
用のル−メン3と連通するガイドワイヤ−2の挿入口7
が形成されており、また、ポ−ト部材5の中程にはその
ガイドワイヤ−2の挿通口7と直交する配置でカニュ−
レ本体1の造影剤の注入用のル−メン4・4と連通する
造影剤の注入口8が挿入口7とは仕切られて形成されて
いる。
【0015】さらに、前記したカニュ−レ本体1の先端
近くには先端から順に青色、茶色、緑色のカラ−コ−ド
マ−カ−9a・9b・9cが設けられており、胆管系へ
のカニュ−レ本体1(カテ−テル)の挿入位置を内視鏡
的に確認する際の目標となる。
【0016】そして、カニュ−レ本体1の最先端にはX
線不透性マ−カ−10に付けられており、X線透視や胆
管造影中におけるカニュ−レ本体1(カテ−テル)の先
端位置確認が容易に行なえるようになっている。
【0017】また、ガイドワイヤ−2はフレキシブルな
親水性ポリマ−によって成形されており、表面を濡らし
てやることでその表面の滑性が増し、ガイドワイヤ−2
の挿通用のル−メン3内において、その内面との摩擦が
少なく、スム−ズにそのル−メン3内を摺動することが
できるものとなっているもので、この実施の形態にあっ
てガイドワイヤ−2は使用に先立ち予めポ−ト部材5の
挿入口7からカニュ−レ本体1のガイドワイヤ−2の挿
通用のル−メン3内に挿し込まれ済みの状態とされてい
る。
【0018】さらに、このガイドワイヤ−2の先端2a
は胆管系の開口を探るため、カニュ−レ本体1から突出
されるが、その先端2aはアングル状に曲成され、突端
は球面状に形成され、臓器を傷付けてしまうことがない
ように図られている。そして、このガイドワイヤ−2が
カニュ−レ本体1に通されることで内視鏡を送り込むう
えでもスタイレット(探針)は不要なものとなる。さら
に、本発明としての本質からすると、ル−メンは複数で
はなく、単一のものとし、ガイドワイヤ−2と造影剤を
共に送れるものでよく、ガイドワイヤ−2の先端2aは
ストレ−トのものでもよく、格別に親水性ポリマ−によ
るものでなくともかまわないことは勿論であり、その他
内視鏡的カテ−テルの一切にあって、ガイドワイヤ−を
用いるものに幅広く実施することができることとなる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るカニュ−レは上述のように
構成されている。ガイドワイヤ−が予めカニュ−レ本体
に挿し込まれた状態で具備されていることにより、使用
者はカニュ−レの使用に際してガイドワイヤ−をカニュ
−レ本体に挿通する手間(濡らすことも含む)と時間が
不要となり、スピ−ディにERCP作業に着手すること
ができ、予めガイドワイヤ−がカニュ−レ本体に具備さ
れていることによって使用前にカニュ−レ本体やガイド
ワイヤ−を損傷してしまう虞もないものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカニュ−レを示す斜視図であ
る。
【図2】先端の正面図である。
【図3】カニュ−レ本体の断面図である。
【符号の説明】
1 カニュ−レ本体 2 ガイドワイヤ− 2a ガイドワイヤ−の先端 3 挿通用のル−メン 4 注入用のル−メン 5 ポ−ト部材 6 ジョイント部材 7 挿入口 8 注入口 9a カラ−コ−ドマ−カ− 9b カラ−コ−ドマ−カ− 9c カラ−コ−ドマ−カ− 10 X線不透性マ−カ−

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ル−メンを有するカニュ−レ本体を有
    し、前記したル−メンに予めガイドワイヤ−が挿通され
    て具備されていることを特徴とするカニュ−レ。
  2. 【請求項2】 前記したガイドワイヤ−は親水性ポリマ
    −により成形され、その先端はアングル状に曲成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のカニュ−レ。
  3. 【請求項3】 前記したル−メンは三つとし、そのうち
    大径としたル−メンに前記ガイドワイヤ−が挿通されて
    具備されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のカニュ−レ。
  4. 【請求項4】 前記したカニュ−レ本体の基端にはポ−
    ト部材が一体に連結されており、カニュ−レ本体の軸芯
    方向と直線上に設けられた専用ポ−トから前記したガイ
    ドワイヤ−が挿入されていることを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3に記載のカニュ−レ。
  5. 【請求項5】 前記したポ−ト部材には造影剤の注入専
    用ポ−トが設けられていることを特徴とする請求項4に
    記載のカニュ−レ。
  6. 【請求項6】 前記したカニュ−レ本体は先端近くでそ
    の径を細くし、テ−パ状に形成されていることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請
    求項5に記載のカニュ−レ。
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JP2011115617A (ja) * 2003-07-09 2011-06-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd カテーテル収納体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011115617A (ja) * 2003-07-09 2011-06-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd カテーテル収納体
JP2011183217A (ja) * 2003-07-09 2011-09-22 Sumitomo Bakelite Co Ltd カテーテル収納体
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