JP2003019075A - 電気式焼物器 - Google Patents

電気式焼物器

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Masahiko Watanabe
昌彦 渡辺
Koji Ishizaki
孝治 石▲崎▼
Saburo Totani
三郎 戸谷
Kazuo Imai
和男 今井
Kenji Watanabe
健二 渡辺
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Maruzen KK
Maruzen Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
Maruzen KK
Maruzen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食材表面に適度の焦げ目（焼き色）を付け、
食材内部にジューシーな焼き具合を実現させる電気式焼
物器を提供すること。 【解決手段】 庫内４の上部に上方反射板５が配置され
ると共に、該上方反射板５の内部には、熱源としての波
長を異にする異種ランプ６が配置され、更に異種ランプ
６の下面部には、該異種ランプ６の波長域に対応し、か
つ耐熱性を有する傾斜状保護ガラス板９が配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、業務用厨房
機器として使用に供される電気式焼物器に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、魚介類、肉類、野菜（ピーマン）
等の食材を焼き上げる場合、例えば、ガスの燃焼エネル
ギーを利用した焼物器が用いられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のガ
ス式焼物器では、焼物の対象となる食材表面が黒く焦げ
たり、焼物の水分が抜け過ぎて硬く縮小して、食材の食
感、味覚を損ない、焼き具合の調整が難しく、熟練した
調理人を必要としていた。
【０００４】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、詳しくは、本発明の目的
は、従来、特に焼き加減が難しいとされていた食材の内
部加熱と表面の焼き上げを効果的に行うことができ、食
材に対応した加熱調理が容易であり、調理時間の短縮化
を図ることができ、又、熱源としてのランプや反射板の
汚れによって加熱効果が減衰するのを防止することがで
きる電気式焼物器を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的のため、請求項
１に係る発明は、庫内の上部に配置されている熱源とし
てのランプが波長を異にする異種ランプであることを特
徴とするものである。
【０００６】請求項２に係る発明は、前記異種ランプが
波長を異にする赤（遠近赤）外線ランプの組み合わせに
より構成されていることを特徴とするものである。
【０００７】請求項３に係る発明は、前記異種ランプの
下面部には、該異種ランプの波長域に対応し、かつ耐熱
性を有する傾斜状保護ガラス板が配置されていることを
特徴とするものである。
【０００８】請求項４に係る発明は、前記異種ランプ
は、前記庫内の上部に配置されている上方反射板の内部
に並行、交互、又は不規則形態を保持して配列されてい
ることを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照し、その作用と共に説明する。図１は本発明に係
る電気式焼物器の一例での概略正面図、図２は概略側面
で、これら図において、本電気式焼物器１は、ステンレ
ス等の鋼板で製作された庫体２と、排気用煙突３と、被
加熱食材の出し入れ用扉と電源スイッチ（図示しない）
等により構成されている。。
【００１０】庫体２の庫内４の上部には、図２に示され
ているように、上方反射板５が配置され、該上方反射板
５の内部に波長の異なる異種ランプ６が並行形態を保持
して配列されている。
【００１１】なお、異種ランプ６は、図３に示されてい
るように、交互形態を保持して配列してもよく、又、図
４に示されているように、不規則形態となるように配列
してもよい。
【００１２】異種ランプ６としては、図１に示されてい
るように、例えば、ハロゲンランプ７とカーボンヒータ
ー８との組み合わせが使用される。
【００１３】図２において、９は異種ランプ６の下面部
に配置された傾斜状保護ガラス板を示し、該傾斜状保護
ガラス板９は、耐熱ガラスによって製作され、庫内４に
対して取り外し自在に配置されている。
【００１４】傾斜状保護ガラス板９は、異種ランプ６か
ら発する赤外線を透過させ、焼きスペース１０の被加熱
食材１１に対して赤外線を入射させる機能と、焼きスペ
ース１０で被加熱食材１１を加熱させた際に発生する排
煙等が異種ランプ９及び上方反射板５に入り込み付着す
るのを遮断し、異種ランプ６等が故障して加熱効果が減
衰するのを抑制させる機能と、焼きスペース１０内の排
煙等の流れを排気用煙突３の方向へ円滑に導出させる機
能とを併有するものである。
【００１５】又、傾斜状保護ガラス板９は、庫内４に対
して取り外し自在に配置されているため、掃除等のメン
テナンスが可能である。又、庫内４の排気用煙突３の入
口３Ａと、傾斜状保護ガラス板９との排気溜り９Ａに加
えられる異種ランプ６からの加熱で排気溜り９Ａの中の
煙が燃焼するため、排気溜り９Ａの中の煙が減少し、こ
れを排気用煙突３の入口３Ａより排気用煙突３を介して
庫外に排気させることができる。
【００１６】図１及び図２において、１２は被加熱食材
１１の載置用焼網を示し、該焼網１２は、庫体２の側部
に取り付けられている操作用レバー（図示しない）の上
下作動によって高さ調整が可能になっている。１３は波
形反射板を示し、該波形反射板１３に焼汁通過孔１４が
設けられており、波形反射板１３の下部には汁受皿１５
が配置されている。
【００１７】上方反射板５は、焼きスペース１０内で加
熱調理される被加熱食材１１に対して、適切な配光（拡
散反射）を付与する形状に形設されている。
【００１８】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、異種ランプ
の電圧の変化によって色温度を変化させることが可能で
あるため、被加熱食材の表面に適度の焦げ目（焼き色）
を付け、被加熱食材の内部に適度の水分を残し、旨味が
生きた焼き具合を実現することができる。
【００１９】又、本発明によれば、異種ランプの下部に
配置されている傾斜状保護ガラス板によって、被加熱食
材から放出される排煙等を遮断するために、熱源として
機能する異種ランプ及び上方反射板等に油煙等が付着、
堆積して加熱効果を減衰させるような弊害を少なくする
ことができると共に、排煙の流れを排気用煙突方向に抑
制することができ、しかも、傾斜状保護ガラス板の取り
外しにより、傾斜状保護ガラス板自体の汚れを掃除する
ことができる。
【００２０】更に又、本発明によれば、排気溜りの中の
煙が異種ランプの放熱によって焼かれ、煙の臭い等を排
除することができるため、排気溜りの中の煙の臭いが庫
外に排出される等の弊害を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る電気式焼物器の一例での概略正面
図である。
【図２】同上の概略側面図である。
【図３】異種ランプの一例を示構成図である。
【図４】異種ランプの他例を示構成図である。
【符号の説明】
１ 電気式焼物器 ２ 庫体 ３ 排気用煙突 ３Ａ 排気用煙突入口 ４ 庫内 ５ 上方反射板 ６ 異種ランプ ７ ハロゲンランプ ８ カーボンヒーター ９ 傾斜状保護ガラス板 ９Ａ 排気溜り １０ 焼きスペース １１ 被加熱食材 １２ 焼網 １３ 波形反射板 １４ 焼汁通過孔 １５ 汁受皿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石▲崎▼ 孝治 東京都台東区根岸２丁目19番18号 株式会 社マルゼン内 (72)発明者 戸谷 三郎 東京都千代田区内幸町１丁目１番３号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 今井 和男 東京都台東区根岸２丁目19番18号 株式会 社マルゼン内 (72)発明者 渡辺 健二 東京都台東区根岸２丁目19番18号 株式会 社マルゼン内 Ｆターム(参考） 3L087 AA01 AA03 AB20 AC17 AC20 AC30 CA09 CA13 CA14 CB07 DA08 DA30 4B040 AA02 AA03 AA08 AB02 AC01 AD04 AE11 AE13 CA07 CA08 CA15 CB05 NA16 NA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 庫内の上部に配置されている熱源として
    のランプが波長を異にする異種ランプであることを特徴
    とする電気式焼物器。
  2. 【請求項２】 前記異種ランプが波長を異にする赤（遠
    近赤）外線ランプの組み合わせにより構成されているこ
    とを特徴とする請求項１の電気式焼物器。
  3. 【請求項３】 前記異種ランプの下面部には、該異種ラ
    ンプの波長域に対応し、かつ耐熱性を有する傾斜状保護
    ガラス板が配置されていることを特徴とする請求項１の
    電気式焼物器。
  4. 【請求項４】 前記異種ランプは、前記庫内の上部に配
    置されている上方反射板の内部に並行、交互、又は不規
    則形態を保持して配列されていることを特徴とする請求
    項１の電気式焼物器。
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