JP2003017315A - ロータリソレノイド - Google Patents

ロータリソレノイド

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JP2003017315A
JP2003017315A JP2001197371A JP2001197371A JP2003017315A JP 2003017315 A JP2003017315 A JP 2003017315A JP 2001197371 A JP2001197371 A JP 2001197371A JP 2001197371 A JP2001197371 A JP 2001197371A JP 2003017315 A JP2003017315 A JP 2003017315A
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JP
Japan
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pole
permanent magnet
rotating shaft
coil
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001197371A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kawabe
俊之 河邊
Mikinaga Hasegawa
幹修 長谷川
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル及びスイッチング素子の数を低減した
ロータリソレノイドを提供すること。 【解決手段】 回転軸18と、前記回転軸18と一体的
に固定され、前記回転軸18の半径方向にN極及びS極
が形成され、前記S極から前記N極に至る磁束が均一・
平行な永久磁石20と、前記永久磁石20と所定のギャ
ップを隔てて対向する一対のステータ部14A,14B
が形成されたヨーク12と、前記ヨーク12に巻回され
た単一のコイル30と、オン時及びオフ時に前記コイル
30を夫々励磁及び非励磁とするような通電制御を行な
う単一のスイッチング素子36とを備えた、ロータリソ
レノイドを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリソレノイ
ド、特にバルブ弁体の回転駆動に使用されるロータリソ
レノイドに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のロータリソレノイド、例えば、特
開昭54−34014号公報に開示されたものにおいて
は、回転軸上に装架された磁石が、一対のステータ間に
配置されている。また、各ステータ上にはコイルが巻回
されており、各コイルに一方向に通電がなされたとき、
一方のステータ及び他方のステータが夫々N極及びS極
が形成され、磁石が一方のステータ側に引き寄せらる。
そして、各コイルに一方向に通電がなされている間、磁
石は、第1の位置をとる。他方、各コイルへの通電が、
他方向に切換えられたとき、一方のステータ及び他方の
ステータが夫々S極及びS極が形成され、磁石が他方の
ステータ側に引き寄せらる。そして、各コイルに他方向
に通電がなされている間、磁石は、第2の位置をとる。
しかして、磁石は回転軸上に一体的に固定されているの
で、磁石の第1の位置から第2の位置への変移(第2の
位置から第1の位置への変移)に伴い、回転軸は、一方
向(他方向)の回動をなすようになっている。この回転
軸が、例えば、弁に連結されていた場合、弁の開閉作動
がなされることになる。また、各コイルの通電方向の切
換えは2つスイッチング素子を使用している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た技術においては、コイルを一対必要とし、また、各コ
イルの通電方向の切換えは2つスイッチング素子を必要
としているので、制御の簡素化及び部品点数削減の観点
から、更に改善が要請される。 【0004】それ故に、本発明は、かような要請に応え
ることができるロータリソレノイドを提供することを、
その技術的課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた第1の技術的手段は、回転軸と、前
記回転軸と一体的に固定され、前記回転軸の半径方向に
N極及びS極が形成され、前記S極から前記N極に至る
磁束が平行な永久磁石と、前記磁石と所定のギャップを
隔てて対向する一対のステータ部が形成されたヨーク
と、前記ヨークに巻回された単一のコイルと、前記コイ
ルを選択的に励磁及び非励磁とする単一のスイッチング
素子とを備え、前記コイルが励磁されたときに、前記ス
テータ部に形成される磁極と前記永久磁石の磁石との間
の反発力により、前記永久磁石及び前記回転軸とが一体
的に第1の位置から第2の位置に回動変移し、前記コイ
ルが非励磁とされたときに、前記ステータ部に作用する
前記永久磁石の磁気吸引力により、前記永久磁石及び前
記回転軸とが一体的に第2の位置から第1の位置に単独
で回動復帰するようにした、ロータリソレノイドを構成
したことである。 【0006】上記した技術的手段においては、コイルの
非励磁のときは、磁石のN極及びS極は夫々対向するス
テー部を吸引する作用をなすので、磁石は、この吸引作
用のバランスにより、静止する。そして、コイルが励磁
されて、磁石のN極及びS極と対向するステー部に夫々
N極及びS極が形成されるので、その結果生じる反発作
用により、磁石のN極及びS極が、夫々N極及びS極に
形成されたステー部から離れるように変移する。しかし
て、磁石は、回転軸と一体に設けられているので、回転
軸が回転し、この回転力が、所定の部材を作動せしめる
ことになる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明に従った実施の形態を図面
に基づいて説明する。 【0008】図1において、ロータリソレノイド10
は、磁性体のヨーク12を備える。しかしてヨーク12
は、略U字型をなし、その先端部には、所定のギャップ
を隔てて対向する一対のステータ部14A,14Bが形
成されている。尚、ヨーク12は、所定の位置に固定さ
れ、固定部材とされる。 【0009】一対のステータ部14A,14B部間に
は、回転軸18に同芯的且つ一体的に固定された永久磁
石20が配設されている。永久磁石20の断面は真円と
なっており、 これに伴い、永久磁石20のN極及びS
極と対向するステータ部14A,14Bの内周面は、円
弧状となっている。図2に示すように、永久磁石20
は、所謂パラレル着磁されており、永久磁石20内にお
いて、S極からN極に至る磁束が、平行に延在するよう
になっている。 【0010】ヨーク12のコア部16には、コイル30
が巻回されている。コイル30の一方の端部及び他方の
端部は、夫々、電源VB及びスイッチング素子たるトラ
ンジスタ36のコレクタに接続されている。また、トラ
ンジスタ36のエミッタは接地されており、ベースに
は、図示されない制御装置から駆動信号が、印加される
ようになっている。駆動信号がトランジスタ36のベー
スに印加されると、コレクタとエミッタとが導通し、コ
イル30に電源VBからの電流が流れ、コイル30が励
磁される。コイル30が励磁されるされると、ステータ
部14AにはN極が、ステータ部14BにはS極が、夫
々、形成されるようになっている。 【0011】図1の状態においては、コイル30は励磁
されておらず、非励磁となっている。前述したように、
ヨーク12は磁性体で形成されているので、永久磁石2
0のN極及びS極は、夫々、ステータ部14A及びステ
ータ部14Bを吸引する。ステータ部14A及びステー
タ部14B並びに永久磁石20のN極及びS極は、永久
磁石20の軸中心に関して左右対称であるので、永久磁
石20のN極がステータ部14Aを吸引する力と永久磁
石20のS極がステータ部14Bを吸引する力とがバラ
ンスし、永久磁石20が静止する。実用上、コイル30
が励磁されていないときは、永久磁石20は、図1の状
態から少し反時計方向に回動した第1位置に保持される
ようになっている。この第1位置においては、回転軸1
8と一体のアーム(図示略)が第1のストッパ(図示
略)に当接しており、この当接により、永久磁石20が
第1位置に保持される。 【0012】駆動信号がトランジスタ36のベースに印
加されると、前述したように、コイル30が励磁され、
ステータ部14AにはN極が、ステータ部14BにはS
極が、夫々、形成される。永久磁石20のN極及びS極
が、夫々、ステータ部14A及びステータ部14Bと対
向しているので、N極となったステータ部14Aは永久
磁石20のN極と反撥し合い、S極となったステータ部
14Bは永久磁石20のS極と反撥し合う。しかして、
ステータ部14A及びステータ部14Bは、固定部材た
るヨーク12の構成要素であるから、永久磁石20のN
極及びS極が、夫々、ステータ部14A及びステータ部
14Bから遠ざかるように変移し、全体として、永久磁
石20を反時計方向に回動せしめる。同時に、永久磁石
20のN極とS極となったステータ部14Bとの間の吸
引力及び永久磁石20のS極とN極となったステータ部
14Aとの間の吸引力も永久磁石20に作用するので、
これらの力も永久磁石20を反時計方向に回動せしめ
る。しかして、永久磁石20は、回転軸18と一体であ
るので、永久磁石20の変移により、回転軸18が、所
定角度回動する。この所定角度回動は、回転軸18と一
体のアーム(図示略)が当接する第2のストッパ(図示
略)により規制される。 【0013】永久磁石20及び回転軸18が所定角度回
動して静止した時の位置(第2位置)は、駆動信号がト
ランジスタ36のベースに印加されている間、保持され
る。そして、駆動信号がトランジスタ36のベースに印
加されなくなったとき、永久磁石20のN極がステータ
部14Aに、永久磁石20のS極がステータ部14B
に、夫々、吸引され、前記した第1位置に復帰する。こ
の復帰に際しては、リターンスプリングその他の手段
は、一切、不要である。 【0014】上記したように、コイル30に通電したと
きに回転する回転軸18から得られる作動軸トルク(通
電トルク)と、コイル30への通電を停止したときに回
転する回転軸18から得られる作動軸トルク(無通電ト
ルク)は、図4に示すグラフに示すようになる。 【0015】すなわち、今、第1のストッパも第2のス
トッパも存在しないと仮定した場合、コイル30の励磁
により、永久磁石20のN極と、N極となったステータ
部14Aと反発して、図1の反時計方向に回動する。こ
の反発力が永久磁石20を回動させる力(通電トルク)
となる。永久磁石20の回動が進むにつれて、永久磁石
20のN極は、次第にS極となったステータ部14Bか
らの磁界の影響を受けるので、通電トルクは次第に大き
くなる。そして、永久磁石20のN極は、永久磁石20
のN極の回動角が180度になると、停止する。かくし
て、永久磁石20のN極の0度から180度まで回動す
る間の通電トルクは、図4に示すようになる。 【0016】一方、永久磁石20が回動角180度の位
置から0度の位置に復帰する場合を考えると、永久磁石
20が回動角180度の位置にあるときにコイル30が
非励磁とされると、永久磁石20のN極はステータ部1
4Bに吸引されたままであるので、手で永久磁石20を
時計方向に回動させる。この回動は、永久磁石20のN
極とステータ部14Bとの間の吸引力に抗してなされる
(無通電トルクが反時計方向に正となっている)。永久
磁石20の回動角が、時計方向に90度未満になると、
永久磁石20のN極は、ステータ部14Aに吸引される
ので、単独で回動角0度の位置に復帰する(無通電トル
クが反時計方向に負となっている)。かくして、永久磁
石20のN極の180度から0度まで回動する間の無通
電トルクは、図4に示すようになる。 【0017】しかして、無通電トルクが反時計方向に負
となっている範囲で、磁石20及び回転軸18が単独で
回動復帰できるのであるから、この機能を活用するため
には、この範囲内で、ロータリソレノイド10の回転軸
18の使用をする必要がある。図4に示すグラフにおい
ては、使用範囲を10度から80度の間に設定してあ
る。この場合、10度の位置に第1のストッパを、80
度の位置に第2のストッパを、夫々、設けることにな
る。 【0018】なお、上記した形態においては、N極及び
S極は1組となっているが、パラレル着磁で表面磁束密
度がサイン波を描く限り、N極及びS極を何組備えても
よいことは、もちろんである。 【0019】 【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の発明によ
れば、ロータリソレノイドを単一のコイル及び単一のス
イッチング素子だけで駆動できるようにしたので、従来
に比べて、部品点数が低減できる。また、コイルを非通
電としたときの回転軸の原位置への復帰を、リターンス
プリングその他の手段を用いずに行なえ、構成の簡素化
を図る事ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るロータリソレノドの概略断面図で
ある。 【図2】図1に示すロータリソレノドにおいて使用され
る永久磁石の着磁状態を示す説明図である。 【図3】図1に示すロータリソレノドの作動説明図であ
る。 【図4】図1に示すロータリソレノドから得られる作動
トルクの特性曲線図である。 【符号の説明】 10・・・ロータリソレノイド 12・・・ヨーク 14A・・・ステータ部 14B・・・ステータ部 18・・・回転軸 20・・・永久磁石 30・・・コイル 36・・・トランジスタ(スイッチング素子)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転軸と、 前記回転軸と一体的に固定され、前記回転軸の半径方向
    にN極及びS極が形成され、前記S極から前記N極に至
    る磁束が平行な永久磁石と、 前記磁石と所定のギャップを隔てて対向する一対のステ
    ータ部が形成されたヨークと、 前記ヨークに巻回された単一のコイルと、 前記コイルを選択的に励磁及び非励磁とする単一のスイ
    ッチング素子とを備え、 前記コイルが励磁されたときに、前記ステータ部に形成
    される磁極と前記永久磁石の磁石との間の反発力によ
    り、前記永久磁石及び前記回転軸とが一体的に第1の位
    置から第2の位置に回動変移し、前記コイルが非励磁と
    されたときに、前記ステータ部に作用する前記永久磁石
    の磁気吸引力により、前記永久磁石及び前記回転軸とが
    一体的に第2の位置から第1の位置に単独で回動復帰す
    るようにした、ロータリソレノイド。
JP2001197371A 2001-06-28 2001-06-28 ロータリソレノイド Pending JP2003017315A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010143499A1 (ja) * 2009-06-09 2010-12-16 株式会社島精機製作所 編機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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