JP2003016572A - 運転情報提供システム及び方法 - Google Patents

運転情報提供システム及び方法

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JP2003016572A
JP2003016572A JP2001200107A JP2001200107A JP2003016572A JP 2003016572 A JP2003016572 A JP 2003016572A JP 2001200107 A JP2001200107 A JP 2001200107A JP 2001200107 A JP2001200107 A JP 2001200107A JP 2003016572 A JP2003016572 A JP 2003016572A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両から取得した運行データに基づいて、運転
者及び管理者の双方に対して異なる分析を行い、各々の
立場で行える双方に適した異なる改善案を提案する運転
情報提供システム及び方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】運転情報提供システムは、運転情報データ
ベースと、運転方法提案データベースと、運行計画提案
データベースと、車両から運行データを取得し運転情報
データベースに格納するデータ取得手段と、運転者の運
転方法を分析する運転方法分析手段と、車両の運行計画
を分析する運行計画分析手段と、運転方法の分析結果に
基づいて運転方法の改善案を運転方法提案データベース
から抽出する運転方法提案手段と、運行計画の分析結果
に基づいて運行計画の改善案を運行計画提案データベー
スから抽出する運行計画提案手段とを有する運転情報提
供システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運行データ
を分析し、車両の運転者及び車両の管理者に対して各々
の立場に適した省燃費で運転する為の改善点を提案する
運転情報提供システム及び方法である。
【0002】
【従来の技術】車両を運転する際のバロメータの一つと
して燃料消費量が存在している。燃料消費量は、特に大
型トラック等の商業用車両にとって、その運送コストに
反映する為、非常に重要なバロメータとなっており車両
の運転者にとっては省燃費で運転することが求められて
いる。車両の管理者にとっても省燃費で運転させるよう
運転者に対して指導し、又運転者が省燃費で効率的な運
転が出来るよう、スケジュール管理、走行経路設定(所
謂、運行計画)を行うことが求められている。
【0003】前記点に鑑みて運転者の運転状態を燃料消
費の観点から分析し、運転者に対して分析結果を提供す
る方法が存在する。その代表的な一例が特開2000−
247162号公報に明示されている。
【0004】特開2000−247162号公報は、車
両から得られる運転状態を取得し、取得したデータに基
づいて燃料消費、安全運転の観点から分析しその結果を
運転者に対して提供する方法である。
【0005】一方で、例えばカーナビゲーションシステ
ム等の、時間的に最も早い経路で目的地に到達可能な走
行経路を設定する走行経路設定システムを用いることに
よって、商品の最適な輸送スケジュール等を勘案し、効
率的な運転が出来るよう管理者に対して提供する方法も
存在している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記二方法に於
いては、そのいずれも運転者あるいは管理者のいずれか
一方に対しての提供を行っているにすぎない。従って、
燃料消費の観点からの分析を行った場合、いずれか片方
の立場からの分析のみとなるのであって、運転者と管理
者双方の観点から為される分析ではない。
【0007】しかし、実際上燃料消費は、運転者及び管
理者の双方の観点からの複合的な分析が為されない限
り、運転者及び管理者に対してより精確な分析結果を提
供し、且つ最適な改善案を提供することが困難である。
【0008】例えば、アイドリング時間が長いことによ
り燃料消費量が増加している場合には、運転者に対して
停車時のエンジンストップを徹底させるという運転方法
の観点からの改善と、渋滞路を避けて車両を運行させる
ことによりアイドリング運転を減少させるという運行計
画の観点からの改善との、双方の面に於いて改善点が存
する。従ってどちらか一方のみに改善提案を行っても、
十分な結果が得られないこととなる。
【0009】又従来の手法に於いては、単に分析結果を
提示するのみであって、その分析結果に対してどのよう
な対処をしたら良いのかが不明であり、分析結果の最大
限の活用が為されていない。
【0010】加えて、公知のカーナビゲーションシステ
ム等の走行経路設定システムを用いた場合では、目的地
までの到達時間を算出するのみであって、渋滞等の現実
に即した走行経路の設定は困難である。又VICS等を
用いて渋滞を勘案する方法も存するが、これは「現在
の」渋滞であって、運行計画に基づいて「車両が運行す
る際の」渋滞とは異なる為、管理者にとって実体に即し
たものではない。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、車両
から取得したデータ(以下、運行データ)に基づいて、
運転者(運転方法)及び管理者(運行計画)の双方の観
点から分析を行い、その分析結果に基づいて各々の観点
から見た改善案を双方に対して提案する運転情報提供シ
ステム及び方法を考案した。
【0012】更に場合によっては、運転方法の分析を行
う為の運行データ、運行計画の分析を行う為の運行デー
タと区別して運行データの取得を行うのではなく、同一
の運行データからその分析の観点を変更することによっ
て、双方に対して分析の結果と改善案の提案とを行って
もよい。
【0013】これによって、車両で運行データを取得す
る際に区別して二種類の運行データを取得する必要性が
なくなり、唯一種類の運行データを取得すればよいこと
となる。その為、運行データの記憶容量を削減すること
が可能となる。又、車両から運転情報提供システムに対
して運行データを提供する際に、データの転送時間等を
削減することも可能となる。
【0014】請求項1の発明は、車両から取得した運行
データに基づいて前記車両の運転者及び前記車両の管理
者に対して燃料消費の観点から改善案を提案する運転情
報提供システムに於いて、前記運転情報提供システム
は、前記車両から取得した運行データに基づいて燃料消
費の観点から前記運転者の運転方法を分析する運転方法
分析手段と、前記車両から取得した運行データに基づい
て燃料消費の観点から前記車両の運行計画を分析する運
行計画分析手段と、前記運転方法分析手段に於ける運転
方法の分析結果に基づいて、前記運転方法の改善案を提
案する運転方法提案手段と、前記運行計画分析手段に於
ける運行計画の分析結果に基づいて、前記運行計画の改
善案を提案する運行計画提案手段とを有する運転情報提
供システムである。
【0015】請求項8の発明は、車両から取得した運行
データに基づいて燃料消費の観点から改善案を提案する
運転情報提供方法に於いて、前記運転情報提供方法は、
前記車両から取得した運行データに基づいて燃料消費の
観点から運転者の運転方法を分析し、前記車両から取得
した運行データに基づいて燃料消費の観点から前記車両
の運行計画を分析し、前記運転方法の分析結果に基づい
て前記運転方法の改善案を提案し、前記運行計画の分析
結果に基づいて前記運行計画の改善案を提案する運転情
報提供方法である。
【0016】これらの発明によって、運行データを車両
から取得するのみで、異なる立場である運転者(運転方
法)と管理者(運行計画)の双方に対して分析を行い、
各々の立場(運転方法と運行計画)に適した改善案を提
案することが可能となる。
【0017】請求項2の発明は、車両から取得した運行
データに基づいて燃料消費の観点から運転者の運転方法
を分析する運転方法分析手段と前記運転方法分析手段に
於ける運転方法の分析結果に基づいて前記運転方法の改
善案を提案する運転方法提案手段とを有する運転情報提
供システムに於いて、前記運転情報提供システムは、前
記車両から取得した運行データに基づいて燃料消費の観
点から前記車両の運行計画を分析する運行計画分析手段
と、前記運行計画分析手段に於ける運行計画の分析結果
に基づいて、前記運行計画の改善案を提案する運行計画
提案手段とを有する運転情報提供システムである。
【0018】本発明によって、運転者(運転方法)と管
理者(運行計画)の双方に対して分析し、改善案を提案
する際に、同じ車両から取得した運行データに基づいて
自らは運行計画の分析と改善案の提案を行い、他者が運
転方法の分析と改善案の提案を行うことが可能となる。
【0019】請求項3の発明は、車両から取得した運行
データに基づいて燃料消費の観点から前記車両の運行計
画を分析する運行計画分析手段と前記運行計画分析手段
に於ける運行計画の分析結果に基づいて前記運行計画の
改善案を提案する運行計画提案手段とを有する運転情報
提供システムに於いて、前記運転情報提供システムは、
前記車両から取得した運行データに基づいて燃料消費の
観点から前記運転者の運転方法を分析する運転方法分析
手段と、前記運転方法分析手段に於ける運転方法の分析
結果に基づいて、前記運転方法の改善案を提案する運転
方法提案手段とを有する運転情報提供システムである。
【0020】本発明によって、運転者(運転方法)と管
理者(運行計画)の双方に対して分析し、改善案を提案
する際に、同じ車両から取得した運行データに基づいて
自らは運転方法の分析と改善案の提案を行い、他者が運
行計画の分析と改善案の提案を行うことが可能となる。
【0021】以上のような請求項1から請求項12に示
した発明によって、単一的な観点からの分析ではなく、
複合的な観点からの分析が可能となり、より精確な分析
結果、改善案の提供を為すことが可能となる。
【0022】更に同一の車両から取得した運行データ
を、複数の間で共有し各々が運転方法、運行計画の提案
を行うことも可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様のシステム構成
の一例を、図1に示すシステム構成図を用いて詳細に説
明する。運転情報提供システム1は、車両12、車両1
2の運転者が有する運転者端末10、車両12の管理者
が有する管理者端末11との間でネットワーク13を介
してデータの送受信が可能である。又、本実施態様に於
いては説明の便宜上、運転者端末10と管理者端末11
とを区別するが、それが同一の端末であってもよい。ネ
ットワーク13は、インターネット等のオープンネット
ワーク、LAN等のクローズドネットワークの何れであ
ってもよい。又有線、無線等の別は問わない。又ネット
ワーク13には、フロッピーディスク等の可搬型記憶媒
体を用いてデータの送受信(データの受け渡し)を行う
場合も含む。
【0024】運転情報提供システム1は、データ取得手
段2、運転方法分析手段3、運行計画分析手段4、運転
方法提案手段5、運行計画提案手段6、運転情報データ
ベース7、運転方法提案データベース8、運行計画提案
データベース9を有している。
【0025】データ取得手段2は、運転者が運転する車
両12に於いて取得した運行データを、ネットワーク1
3を介して又は直接受信し(取得)、運転情報データベ
ース7に格納する手段である。この際に格納する運行デ
ータとしては、車速、アクセルの開度、エンジン回転
数、車両の前後加速度、補助ブレーキの使用状況等があ
るが、それ以外であってもよい。
【0026】尚、本実施態様に於いては車両12から取
得した運行データを運転方法、運行計画の双方に用いる
場合(即ち同一の運行データで各々の立場の分析を行
う)を説明するが、同一の運行データを用いずに車両1
2から取得した異なる運行データを用いて運転方法、運
行計画の分析、提案を行っても良い。
【0027】運転方法分析手段3は、運転情報データベ
ース7に格納している車両12の運行データを、運転者
の観点(運転方法の観点)に基づいて公知の手法で分析
する手段である。本実施態様に於いては分析対象とし
て、最高車速、アイドリング時に於ける燃料消費比率、
ギア変速時のエンジン回転数、巡行ギア段の選択、高速
走行時のアクセル操作、ブレーキペダルの踏み方、補助
ブレーキの使い方等があるが、それ以外であっても良
い。例えば、分析対象がアイドリング時に於ける燃料消
費比率である場合、予め定められた時間のアイドリング
状態に於ける燃料消費量と総燃料消費量との比率を算出
する。
【0028】運行計画分析手段4は、運転情報データベ
ース7に格納している車両12の運行データを、管理者
の観点(運行計画の観点)に基づいて公知の手法で分析
する手段である。本実施態様に於いては分析対象とし
て、車両運行経路に於ける渋滞の頻度、車両運行計画に
於ける無駄時間、車両運行時に於ける出発・到着時間等
がある。例えば分析対象が車両運行経路に於ける渋滞の
頻度である場合、予め定められた車速(例えば時速15
km以下)に於ける運行時間が、全運行時間に占める比
率を算出すればよい。
【0029】運転方法提案手段5は、運転方法分析手段
3に於いて分析した結果に対応する運転方法の改善案を
運転方法提案データベース8(後述)から抽出し、運転
者端末10に対して送信し提案する手段である。又場合
によっては運転者端末10に対して送信する代わりに、
紙媒体等で出力する手段でも良い。例えば、分析対象が
アイドリング時に於ける燃料消費比率であって、運転方
法分析手段3に於いてアイドリング時に於ける燃料消費
比率が総燃料消費量の1%から2%である場合には、
「アイドリング時に於ける燃料消費量が、総燃料消費量
の1%以上、2%未満です。荷待ち等の短時間でもエン
ジンを止めるようにしましょう」との運転方法の改善案
を、運転方法提案データベース8から抽出し、運転者端
末10に送信し提案する、又は紙媒体等で出力する。運
転者(運転方法)に対する分析、提案は本実施態様に示
すように車両12の運行後でも良いし、車両12の運行
時であっても良い。
【0030】運行計画提案手段6は、運行計画分析手段
4に於いて分析した結果に対応する運行計画の改善案を
運行計画提案データベース9(後述)から抽出し、管理
者端末11に対して送信し提案する手段である。又場合
によっては管理者端末11に対して送信する代わりに、
紙媒体等で出力する手段でも良い。例えば分析対象が車
両運行経路に於ける渋滞の頻度であって、運行計画分析
手段4に於いて渋滞の頻度が10%から15%である場
合には、「渋滞路の割合は12%で多くはありません
が、少しでも減らせるような工夫をしてみてください。
渋滞路を避けることで燃費を更に向上できます」との運
行計画の改善案を、運行計画提案データベース9から抽
出し、管理者端末11に送信し提案する、又は紙媒体等
で出力する。
【0031】運転情報データベース7は、データ取得手
段2に於いて車両12から取得した車両12の運行デー
タを格納するデータベースである。格納する運行データ
の一例としては、車速、アクセルの開度、エンジン回転
数、車両の前後加速度、補助ブレーキの使用状況等があ
る。
【0032】運転方法提案データベース8は、分析対象
毎の閾値の範囲に該当する運転方法に関する改善案を格
納しているデータベースである。例えば分析対象がアイ
ドリング時に於ける燃料消費比率であって、その閾値の
範囲が総燃料消費量の1%から2%である場合には、
「アイドリング時に於ける燃料消費量が、総燃料消費量
の1%以上、2%未満です。荷待ち等の短時間でもエン
ジンを止めるようにしましょう」との運転方法の改善案
を格納している。
【0033】運行計画提案データベース9は、分析対象
毎の閾値の範囲に該当する運行計画に関する改善案を格
納しているデータベースである。例えば分析対象が車両
運行経路に於ける渋滞の頻度であって、その閾値の範囲
が10%から15%である場合には、「渋滞路の割合は
12%で多くはありませんが、少しでも減らせるような
工夫をしてみてください。渋滞路を避けることで燃費を
更に向上できます」との運行計画の改善案を格納してい
る。
【0034】車両12は、運行データを車両12の各部
位、例えばアクセル、エンジン等にセンサーを設置し、
センサーから直に配線をすることによって電子的に取得
をしても良いし、エンジン電子制御装置で取得している
データを用いても良い。これらのデータを無線等を用い
ることによって、リアルタイムで運転情報提供システム
1のデータ取得手段2に逐次送信しても良いし、車両1
2内に運行データを記憶する記憶手段(図示せず)を具
備し、記憶手段(図示せず)に運行データを一時的に格
納し、車両12の運行後、運行データを運転情報提供シ
ステム1のデータ取得手段2に送信しても良い。又フロ
ッピーディスク等の可搬型記憶媒体を用いてデータの送
受信(データの受け渡し)を行っても良い。
【0035】
【実施例】本発明のプロセスの流れの一例を図1のシス
テム構成図と図2のフローチャート図とを用いて詳細に
説明する。
【0036】運転者は、管理者が予め定めた運行計画に
基づいて車両12を運行する(S100)。S100に
於ける運行時には、車両12の運行データを車両12に
予め具備する記憶手段(図示せず)に格納する。この際
に取得する運行データとしては、車速、アクセルの開
度、エンジン回転数、車両12の前後加速度、補助ブレ
ーキの使用状況等がある。本実施態様に於いては、前記
のように記憶手段(図示せず)に運行データを格納し、
運行後、運行データを運転情報提供システム1のデータ
取得手段2に送信する場合を説明するが、公知の無線デ
ータ通信技術を用いることによってリアルタイムで運転
情報提供システム1のデータ取得手段2に逐次、運行デ
ータを送信しても良い。
【0037】S100に於ける車両12の運行後、車両
12の記憶手段(図示せず)から運転情報提供システム
1のデータ取得手段2に運行データを送信する。データ
取得手段2は、運行データを取得し、運転情報データベ
ース7に格納する(S110)。
【0038】運転方法分析手段3は、運転情報データベ
ース7に格納した運行データに基づいて運転者の運転
を、燃料消費に於ける運転者の観点(運転方法の観点)
から予め定められた分析対象の分析を行う(S12
0)。本実施態様として、最高車速、アイドリング時に
於ける燃料消費比率、ギア変速時のエンジン回転数、巡
行ギア段の選択、高速走行時のアクセル操作、ブレーキ
ペダルの踏み方、補助ブレーキの使い方を分析対象とす
る場合を以下に説明する。尚、具体的な分析方法は本実
施態様に示す方法に限らず、その他の方法で分析を行っ
ても良い。
【0039】最高車速は、S110に於いて運転情報デ
ータベース7に格納した運行データに於ける車速を用い
て、最も速度の高いデータを利用する。これは、最高車
速が高いほど燃料消費量が悪化することに鑑みて分析項
目としているものである。例えば、最高車速が時速80
km以下であれば良、それ以上であれば悪と判定する。
尚、最高車速の分析方法はこれ以外にも、平均車速を演
算し、その平均車速と予め定められた基準値とを比較し
て燃料消費量の評価を行うこととしても良い。
【0040】アイドリング時に於ける燃料消費比率は、
アイドリング時間が長いほど燃料消費量が悪化すること
に鑑みて分析項目としているものである。具体的には、
運転情報データベース7に格納した運行データに於ける
アクセルの開度、エンジン回転数、車速とを用いてアイ
ドリング時であるか否かを判定し、アイドリング時に於
ける燃料消費量が総燃料消費量に占める割合を算出する
ことにより行う。即ち、アクセルの開度が予め定められ
た割合であって、且つ車速が時速0km、エンジンの回
転数が0rpm以上の条件が満たされている場合をアイ
ドリング時として判定し、その状態に於ける燃料消費量
(例えば15l)を総燃料消費量(例えば1000l)
で除算する。燃料消費量は、エンジン電子制御装置を利
用して算出する。前記例に於いてはアイドリング時に於
ける燃料消費比率は、1.5%となる。例えば、アイド
リングに於ける燃料消費量が1%未満であれば良、1%
以上2%未満であれば中、2%を超えていれば悪と判定
する。尚、アイドリング時の判定方法はこの方法に限ら
ず、その他の方法であっても良い。
【0041】ギヤ変速時のエンジン回転数は、ギヤ変速
を行った時のエンジン回転数を検出して累積しておき、
ギヤ変速時における最も頻度の多いエンジン回転数を予
め定められた基準値と比較することにより燃料消費の評
価を行う。これは、ギヤ変速時のエンジン回転数が高い
ほど燃料消費が悪化することに鑑みて分析項目としてい
るものである。
【0042】具体的な判定方法としては、ギヤ変速時の
際にエンジン回転数を検出し、ある範囲の回転数毎に分
けてその頻度を累積し、そのときの最も頻度の多いエン
ジン回転数と予め定められた基準値と比較することによ
り燃料消費の評価を行う。例えば、ギア変速時に於いて
最も頻度の多いエンジン回転数が1100rpmより小
さいときは良、1100rpm以上1300rpm以下
のときは中、1300rpmを超えるときには悪と判定
する。
【0043】巡行ギヤ段の選択は、走行時におけるギヤ
段の使用頻度に基づいて燃料消費の評価を行うものであ
る。これは、走行時のギヤ段が高いほど燃料消費が向上
することに鑑みて分析項目としているものである。
【0044】具体的な判定方法としては、所定時間毎に
現在のギヤ段を検出してその頻度を演算し、そのときの
最も使用頻度の多いギヤ段と予め定められた基準値と比
較することにより燃料消費の評価を行う。例えば、最も
使用頻度の高いギヤ段が5速の時は良、4速の時には
中、3速の時は悪と判定する。
【0045】高速走行時のアクセル操作は、アクセル開
度の変化を検出するものである。これは、アクセル開度
の変化が多ければ車両12を走行する際にアクセルの踏
み込み及び戻しが多く燃料消費の悪化に繋がることに鑑
みて分析項目としているものである。
【0046】具体的な判定方法としては、まず、所定距
離又は所定時間の間のアクセル開度の変化の頻度を検出
し、その頻度を予め定められた基準値と比較することに
より、燃料消費の評価を行う。例えば、所定距離又は時
間のアクセル開度の変化の頻度が1から4回であれば
良、5から9回であれば中、10回以上であれば悪と判
定する。
【0047】ブレーキペダルの踏み方は、車両12の前
後加速度を検出することにより、ブレーキペダルによる
減速時に於ける最も頻度の多い車両12の前後加速度の
大きさを検出し、予め定められた基準値と比較すること
により燃料消費の評価を行う。これは急ブレーキが多い
と、燃料消費の悪化に繋がることに鑑みて分析項目とし
ているものである。例えば、最も頻度の多い車両12の
前後加速度の大きさが0.01Gより小さければ良、
0.01G以上0.1G以下であれば中、0.1Gより
大きければ悪と判定する。車両12の前後加速度を検出
する方法としては、加速度センサを使用して直接検出し
てもよいし、車速センサを使用して単位時間当たりの車
速の変化を演算してもよい。
【0048】補助ブレーキの使い方は、エンジンブレー
キ作動時間に対する補助ブレーキ作動時間の割合を演算
し、予め定められた基準値と比較することにより燃料消
費の評価を行う。これはエンジンブレーキを多用し、補
助ブレーキの使用を控えることが燃料消費の悪化に繋が
ることに鑑みて分析項目としているものである。例え
ば、エンジンブレーキ作動時間に対する補助ブレーキ作
動時間の割合が、1割未満であれば良、2割以上3割以
上であれば中、3割を超えていれば悪と判定する。尚、
補助ブレーキとは、排気ブレーキやリターダ等をいう。
【0049】運行計画分析手段4は、運転情報データベ
ース7に格納した運行データに基づいて車両12の運行
計画を、燃料消費に於ける管理者の観点(運行計画の観
点)から予め定められた分析対象の分析を行う(S13
0)。この際の分析対象としては、例えば、車両運行経
路に於ける渋滞の頻度、車両運行計画に於ける無駄時
間、車両運行時に於ける出発・到着時間等がある。
【0050】車両運行経路に於ける渋滞の頻度は、運行
データに於ける車速を用いて、予め定められた車速(例
えば時速15km以下)に於ける運行時間(例えば12
時間)が、全運行時間(例えば100時間)に占める割
合を算出する。前記例に於いては渋滞の頻度は12%と
なる。予め定められた車速に於ける運行時間が全運行時
間に占める割合を算出後、その割合が予め定められた割
合を超過している場合には、渋滞の頻度が多いと判定
し、車両運行経路の変更を提案することとなる。
【0051】車両運行計画に於ける無駄時間は、運行デ
ータに於けるアクセルの開度、エンジンの回転数、車速
を用いてアイドリング時か否かを判定し、アイドリング
時の時間が、全運行時間に占める割合を算出する。アイ
ドリング時の時間が全運行時間に占める割合を算出後、
その割合が予め定められた割合を超過している場合に
は、荷待ちや荷下ろし等を含む運行計画に無駄があると
判定し、車両運行計画の見直しを提案することとなる。
【0052】車両運行時に於ける出発・到着時間は、高
速走行時に於ける車速を用いて、予め定められた車速
(例えば時速80km)を超過する時間を算出する。つ
まり、車両運行計画の出発、到着時間に無理があった場
合には、高速走行時に於いて車速を上げる必要性が生じ
る。そこで、その車速が予め定められた車速(前記例で
は時速80km)を超過する時間を積算し、その時間が
突出している場合には、車両運行計画の出発・到着時間
に無理があると判定し、車両運行計画に於ける出発・到
着時間の見直しを提案することとなる。
【0053】運転者、管理者の各々の観点(運転方法、
運行計画の各々の観点)からの分析後、S120及びS
130の分析結果に基づいて、運転方法提案手段5は、
運転者(運転方法)の改善案を運転方法提案データベー
ス8から抽出し、その改善案を運転者端末10に送信し
提案する(S140)。又運行計画提案手段6は、管理
者(運行計画)の改善案を運行計画提案データベース9
から抽出し、その改善案を管理者端末11に送信し提案
する(S150)。運転者(運転方法)に対する分析、
提案は本実施態様に示すように、車両12の運行後でも
良いし、車両12の運行時であっても良い。又、S14
0、S150に於いて各々の改善案を紙媒体等で出力し
ても良い。
【0054】S140に於いて運転方法提案手段5は、
例えばS120に於けるアイドリング時に於ける燃料消
費比率が1.5%であった場合、1.5%が該当する閾
値の範囲を運転方法提案データベース8から検索し、該
当する閾値の範囲の改善案を抽出する。前記例では、燃
料消費比率が1.5%であるので閾値は1%と2%とな
り、「アイドリング時に於ける燃料消費量が、総燃料消
費量の1%以上、2%未満です。荷待ち等の短時間でも
エンジンを止めるようにしましょう」との運転方法の改
善案を抽出し、運転者端末10に送信し提案する。運転
者端末10に送信する運転者(運転方法)の改善案の一
例を図3に示す。
【0055】S150に於いて運行計画提案手段6は、
例えばS130に於ける渋滞の頻度が12%であった場
合、12%が該当する閾値の範囲を運行計画提案データ
ベース9から検索し、該当する閾値の範囲の改善案を抽
出する。例えば、「渋滞路の割合は12%で多くはあり
ませんが、少しでも減らせるような工夫をしてみてくだ
さい。渋滞路を避けることで燃費を更に向上できます」
との運行計画の改善案を抽出し、管理者端末11に送信
し提案する。管理者端末11に送信する管理者(運行計
画)の改善案の一例を図4に示す。
【0056】S120からS150は順不同であり、先
に管理者(運行計画)に関する分析を行い、その分析結
果に基づいて管理者(運行計画)の改善案を運行計画提
案データベース9から抽出し、管理者端末11に送信
後、運転者(運転方法)に関する分析を行い、その分析
結果に基づいて運転者(運転方法)の改善案を運転方法
提案データベース8から抽出し、運転者端末10に送信
する等によっても良い。
【0057】以上のようなプロセスを経ることによっ
て、運行データ(例えば車速、アクセルの開度、エンジ
ン回転数、車両の前後加速度、補助ブレーキの使用状況
等)から立場の異なる運転者(運転方法)と管理者(運
行計画)とに対する分析を行い、改善案を送信すること
が可能となる。
【0058】又、本実施態様に於いて明示した分析対象
は一例であって他の燃料消費の観点に基づく分析対象で
あっても良い。各々の改善案の閾値は、予め定められて
いても良いし、管理者が任意に設定できても良い。
【0059】本発明に於ける各手段、データベースは、
その機能が論理的に区別されているのみであって、物理
上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
【0060】又、本実施態様に於いては、運転情報提供
システム1が一台の端末上にある場合を説明したが、当
然のことながら、各手段、各データベースが車両12、
運転者端末10、管理者端末11を含む複数の端末上に
分散して具備されていても良い。
【0061】尚、本発明を実施するにあたり本実施態様
の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した
記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュ
ータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行
することによって実現されることは当然である。
【0062】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラム自体が前記した実施態様の機能を実現することと
なり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当
然のことながら構成することになる。
【0063】プログラムを供給するための記憶媒体とし
ては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光
ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメ
モリカード等を使用することができる。
【0064】又、コンピュータが読み出したプログラム
を実行することにより、上述した実施態様の機能が実現
されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理に
よって前記した実施態様の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0065】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコン
ピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発
性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプ
ログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能
拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の
一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施
態様の機能が実現される場合も含まれることは当然であ
る。
【0066】
【発明の効果】本発明によって、従来のような単一的な
観点からの分析ではなく、複合的な観点からの分析が行
えることとなる。これによって、従来より精確な分析が
可能となる。
【0067】この結果、運転者及び管理者に対しては単
に分析結果を提示するのみではなく、分析結果に対する
対処方法を明示することによって、具体的且つ効果的な
対処が可能となる。
【0068】又場合によっては運転方法の分析を行う為
の運行データと運行計画の分析を行う為の運行データと
を区別せずに同一の運行データを用いて各々を分析して
も良い。この場合、車両に於いてデータを取得する際
に、区別して二種類の運行データを取得する必要性がな
くなり、唯一種類の運行データを取得すればよいことと
なる。その為、データの記憶容量を削減することが可能
となる。又、車両から運転情報提供システムに対してデ
ータを提供する際に、データの転送時間等を削減するこ
とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステム構成の一例を示すシステム
構成図である。
【図2】 本発明のプロセスの流れの一例を示すフロー
チャート図である。
【図3】 運転者の改善案の一例を示す図である。
【図4】 管理者の改善案の一例を示す図である。
【符号の説明】
1:運転情報提供システム 2:データ取得手段 3:運転方法分析手段 4:運行計画分析手段 5:運転方法提案手段 6:運行計画提案手段 7:運転情報データベース 8:運転方法提案データベース 9:運行計画提案データベース 10:運転者端末 11:管理者端末 12:車両 13:ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 目羅 利光 東京都品川区南大井6丁目26番1号 い すゞ自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D037 FA01 FA23 5H180 AA01 BB05 CC12 DD01 EE02 FF12 FF17 FF32

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両から取得した運行データに基づいて前
    記車両の運転者及び前記車両の管理者に対して燃料消費
    の観点から改善案を提案する運転情報提供システムに於
    いて、前記運転情報提供システムは、前記車両から取得
    した運行データに基づいて燃料消費の観点から前記運転
    者の運転方法を分析する運転方法分析手段と、前記車両
    から取得した運行データに基づいて燃料消費の観点から
    前記車両の運行計画を分析する運行計画分析手段と、前
    記運転方法分析手段に於ける運転方法の分析結果に基づ
    いて、前記運転方法の改善案を提案する運転方法提案手
    段と、前記運行計画分析手段に於ける運行計画の分析結
    果に基づいて、前記運行計画の改善案を提案する運行計
    画提案手段とを有することを特徴とする運転情報提供シ
    ステム。
  2. 【請求項2】車両から取得した運行データに基づいて燃
    料消費の観点から運転者の運転方法を分析する運転方法
    分析手段と前記運転方法分析手段に於ける運転方法の分
    析結果に基づいて前記運転方法の改善案を提案する運転
    方法提案手段とを有する運転情報提供システムに於い
    て、前記運転情報提供システムは、前記車両から取得し
    た運行データに基づいて燃料消費の観点から前記車両の
    運行計画を分析する運行計画分析手段と、前記運行計画
    分析手段に於ける運行計画の分析結果に基づいて、前記
    運行計画の改善案を提案する運行計画提案手段とを有す
    ることを特徴とする運転情報提供システム。
  3. 【請求項3】車両から取得した運行データに基づいて燃
    料消費の観点から前記車両の運行計画を分析する運行計
    画分析手段と前記運行計画分析手段に於ける運行計画の
    分析結果に基づいて前記運行計画の改善案を提案する運
    行計画提案手段とを有する運転情報提供システムに於い
    て、前記運転情報提供システムは、前記車両から取得し
    た運行データに基づいて燃料消費の観点から前記運転者
    の運転方法を分析する運転方法分析手段と、前記運転方
    法分析手段に於ける運転方法の分析結果に基づいて、前
    記運転方法の改善案を提案する運転方法提案手段とを有
    することを特徴とする運転情報提供システム。
  4. 【請求項4】車両から取得した運行データに基づいて前
    記車両の運転者及び前記車両の管理者に対して燃料消費
    の観点から改善案を提案する運転情報提供システムであ
    って、前記運転情報提供システムは、前記車両の運行デ
    ータを格納する運転情報データベースと、運転方法の改
    善案を格納している運転方法提案データベースと、運行
    計画の改善案を格納している運行計画提案データベース
    と、前記車両から前記運行データを取得し前記運転情報
    データベースに格納するデータ取得手段と、前記運行デ
    ータに基づいて燃料消費の観点から前記運転者の運転方
    法を分析する運転方法分析手段と、前記運行データに基
    づいて燃料消費の観点から前記車両の運行計画を分析す
    る運行計画分析手段と、前記運転方法分析手段に於ける
    運転方法の分析結果に基づいて、前記運転方法の改善案
    を前記運転方法提案データベースから抽出する運転方法
    提案手段と、前記運行計画分析手段に於ける運行計画の
    分析結果に基づいて、前記運行計画の改善案を前記運行
    計画提案データベースから抽出する運行計画提案手段と
    を有することを特徴とする運転情報提供システム。
  5. 【請求項5】前記運行データとして、車速、アクセルの
    開度、エンジン回転数、前記車両の前後加速度、補助ブ
    レーキの使用状況の少なくとも一以上を含むことを特徴
    とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の運転情
    報提供システム。
  6. 【請求項6】前記運転方法分析手段は、最高車速、アイ
    ドリング時に於ける燃料消費比率、ギア変速時のエンジ
    ン回転数、巡行ギア段の選択、高速走行時のアクセル操
    作、ブレーキペダルの踏み方、補助ブレーキの使い方の
    少なくとも一以上を分析することを特徴とする請求項1
    から請求項4のいずれかに記載の運転情報提供システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記運行計画分析手段は、車両運行経路に
    於ける渋滞の頻度、車両運行計画に於ける無駄時間、車
    両運行時に於ける出発・到着時間の少なくとも一以上を
    分析することを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載の運転情報提供システム。
  8. 【請求項8】車両から取得した運行データに基づいて燃
    料消費の観点から改善案を提案する運転情報提供方法に
    於いて、前記運転情報提供方法は、前記車両から取得し
    た運行データに基づいて燃料消費の観点から運転者の運
    転方法を分析し、前記車両から取得した運行データに基
    づいて燃料消費の観点から前記車両の運行計画を分析
    し、前記運転方法の分析結果に基づいて前記運転方法の
    改善案を提案し、前記運行計画の分析結果に基づいて前
    記運行計画の改善案を提案することを特徴とする運転情
    報提供方法。
  9. 【請求項9】車両から取得した運行データに基づいて燃
    料消費の観点から改善案を提案する運転情報提供方法で
    あって、前記運転情報提供方法は、前記車両から運行デ
    ータを取得し、前記取得した運行データを運転情報デー
    タベースに格納し、前記運行データに基づいて燃料消費
    の観点から前記運転者の運転方法を分析し、前記運行デ
    ータに基づいて燃料消費の観点から前記車両の運行計画
    を分析し、前記運転方法の分析結果に基づいて運転方法
    の改善案を格納している運転方法提案データベースから
    前記運転方法の改善案を抽出し、前記運行計画の分析結
    果に基づいて運行計画の改善案を格納している運行計画
    提案データベースから前記運行計画の改善案を抽出する
    ことを特徴とする運転情報提供方法。
  10. 【請求項10】前記運行データとして、車速、アクセル
    の開度、エンジン回転数、前記車両の前後加速度、補助
    ブレーキの使用状況の少なくとも一以上を含むことを特
    徴とする請求項8又は請求項9に記載の運転情報提供方
    法。
  11. 【請求項11】前記運転方法の分析の際には、最高車
    速、アイドリング時に於ける燃料消費比率、ギア変速時
    のエンジン回転数、巡行ギア段の選択、高速走行時のア
    クセル操作、ブレーキペダルの踏み方、補助ブレーキの
    使い方の少なくとも一以上を分析することを特徴とする
    請求項8又は請求項9に記載の運転情報提供方法。
  12. 【請求項12】前記運行計画の分析の際には、車両運行
    経路に於ける渋滞の頻度、車両運行計画に於ける無駄時
    間、車両運行時に於ける出発・到着時間の少なくとも一
    以上を分析することを特徴とする請求項8又は請求項9
    に記載の運転情報提供方法。
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