JP2003015112A - 液晶表示素子およびその製造方法ならびに製造装置 - Google Patents

液晶表示素子およびその製造方法ならびに製造装置

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JP2003015112A JP2001197743A JP2001197743A JP2003015112A JP 2003015112 A JP2003015112 A JP 2003015112A JP 2001197743 A JP2001197743 A JP 2001197743A JP 2001197743 A JP2001197743 A JP 2001197743A JP 2003015112 A JP2003015112 A JP 2003015112A
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Yasuo Koike
保夫 小池
Takashi Inoue
隆史 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラビング布や配向膜の摩耗により発生する異物
が付着しにくい液晶表示素子等を提供する。 【解決手段】液晶表示素子基板11とカラーフィルタ基
板12の少なくとも一方の基板であって、液晶を一方向
に配向するための配向膜11aまたは12aを形成した
面の基板の端がテーパー形状11aまたは12bである
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,液晶表示素子を構
成する液晶表示素子基板およびカラーフィルタ基板の特
にラビング工程に係わる基板および製造方法ならびに製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、携帯型パーソナル・コ
ンピュータや携帯電話などの表示画面として広く用いら
れており、近年では高精細、高コントラスト比、高視野
角等画質が求められている。特に薄膜トランジスタ(T
FT)型アクティブ・マトリクスを用いた液晶表示素子
(TFT−LCD)は画質の点では旧来のブラウン管に
匹敵する性能を有している。また、液晶表示素子は消費
電力並びに省スペースの点でブラウン管に優っており、
将来的にはブラウン管が用いられてきたパーソナル・コ
ンピュータ用モニタを液晶表示素子で全面的に置き替え
るとも言われている。
【0003】先ず、透過式の非晶質シリコン(a−S
i)型カラーTFT−LCDの従来の製造方法を例に、
液晶表示素子の製造方法について簡単に説明する。TF
T−LCDの製造工程は、ガラス基板上に薄膜トランジ
スタや金属配線等を作り込むTFT工程、ガラス基板上
にカラーフィルタを作り込むカラーフィルタ工程及びこ
れら2枚の基板を対向させ、その間に液晶を挟み込むL
CD工程からなる。
【0004】TFT工程では、成膜、レジスト塗布、露
光・現像、エッチング、レジスト剥離、洗浄の一連のプ
ロセスが、ゲート配線、層間絶縁膜、a−Si、画素電
極、保護膜等について数回繰り返される。これによりT
FT基板が完成し、LCD工程へ送られる。
【0005】カラー・フィルタ工程ではブラック・マト
リックスを形成後、成膜、レジスト塗布、露光・現像、
エッチング、レジスト剥離、洗浄の一連のプロセスを
赤、緑、青の三色に関して繰り返す。赤、緑、青の三色
をパターニングした後、面に平坦性を持たせるため、更
にその上にオーバーコート層が形成される。最後に透明
電極膜が形成され、LCD工程へ送られる。
【0006】以上のように形成されたTFT基板とカラ
ーフィルタ基板はLCD工程へ送られ、表面を洗浄され
る。
【0007】LCD工程では、図2に示すように、印刷
前洗浄S21、配向膜印刷S22、配向膜焼成S23、
ラビングS24、ラビング後洗浄S25、シール剤塗布
S26、TFT基板とカラーフィルター基板の重ね合わ
せS27、液晶注入S28、液晶封止S29、点灯検査
S30と続く。点灯検査を経たTFT−LCDパネルは
駆動用集積回路等を実装する工程へ送られる。
【0008】LCD工程のうちラビング・プロセスS2
4では、配向膜が形成された液晶表示素子の電極基板や
カラー・フィルタ基板に対し、液晶を一方向に配列する
ために配向膜を布等で一方向に擦る(ラビングする)処
理を施す。
【0009】図2に示したのは、透過式a−Si型TF
T−LCDのLCD工程を念頭に描いたものであるが、
他の透過式液晶表示素子、反射式液晶表示素子、投射式
の液晶表示素子等についてもほぼ同様である。
【0010】ラビング・プロセスにより、液晶がラビン
グ処理した方向に配列する。従って、液晶表示素子の表
示特性や表示品質は、ラビング処理に大きく依存してい
る。ラビング処理にはナイロン、レーヨン、コットン等
の布を巻き付けたローラーを用いている。配向膜をラビ
ングする際、配向膜とラビング布との機械的摩擦によっ
て配向膜が部分的に摩耗したり、ラビング布繊維が部分
的に切断されたり摩耗したりなどする。
【0011】その結果、摩耗片や切断片(異物)がラビ
ングした基板面に付着する。その異物を除去するために
ラビング後洗浄工程を実施して、異物付着問題に対処し
ているが必ずしも十分ではない。ラビング後洗浄工程を
通じ、異物の再付着等の問題があるからである。このよ
うな問題は、上に述べた透過式のa−Si型TFT−L
CDに限らず、他の透過式液晶表示素子、反射式液晶表
示素子、投射式の液晶表示素子等についても同様であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、配
向膜をラビングする際、ラビング布や配向膜の摩耗によ
り異物が発生し、摩耗片や切断片(異物)がラビングし
た基板面に付着する。その異物を除去するため、ラビン
グ後に洗浄工程を入れ、異物付着問題に対処しているが
必ずしも十分な効果は得られていない。
【0013】例えば、ラビング後洗浄工程で洗浄処理し
た際、液晶表示素子の表示領域面外に付着した異物が表
示領域面内に移動し、配向膜面に再び付着する(異物の
再付着及び転写)という問題がある。配向処理を施され
た配向膜面に異物が付着し、異物が配向膜面を被覆する
ことによって、配向処理の効果がパネルの液晶層全体に
対して及ばなくなり、液晶注入・封止後に実施される点
灯検査の際、部分的な配向の乱れが観察される。つま
り、液晶表示素子画面内の均一性が損なわれる。そこで
ラビング後洗浄工程を省略することにより、ラビング後
洗浄工程で流れた異物の再付着を阻止できる。
【0014】しかしながらラビング後洗浄工程を省略し
た場合、ラビング時に付着した異物の液晶表示素子表示
領域内の配向膜面上への残留、イオン性汚染による表示
特性の劣化、シール剤塗布工程におけるシール塗布不良
等の問題が発生することが判っている。これらの多数の
問題を回避するために、ラビング後洗浄工程が必須であ
る。
【0015】また、ラビング布が摩耗したり切断された
りすることは、ラビング布が液晶表示素子の大量生産に
おける耐久性に乏しくなるということであり、結果とし
て、ラビング布を生産途中で新しいものと交換する頻度
が高くなる。
【0016】本発明の目的は、ラビング布や配向膜の摩
耗により発生する異物が付着しにくい液晶表示素子およ
びその製造方法ならびに製造装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶表示素子
基板とカラーフィルタ基板の少なくとも一方の基板であ
って、液晶を一方向に配向するための配向膜を形成した
面の端がテーパー形状であることを特徴とする液晶表示
素子である。
【0018】本発明において、前記テーパー形状は液晶
を一方向に配列するための配向膜を形成した面から側面
に向かう角度が0度を超え且つ65度以下であることを
特徴とする液晶表示素子である。
【0019】本発明は、液晶表示素子製造プロセスのラ
ビング工程において、液晶表示素子基板とカラーフィル
タ基板の少なくとも一方の基板であって液晶を一方向に
配向するための配向膜を形成した面の前記基板の端を予
め保護することを特徴とする液晶表示素子の製造方法で
ある。
【0020】本発明において、前記保護は、前記液晶を
一方向に配向するための配向膜を形成した面の前記基板
の端をテーパー形状としたことであることを特徴とする
液晶表示素子の製造方法である。
【0021】本発明において、前記前記テーパー形状
は、液晶を一方向に配向する配向膜のある面から側面に
向かう角度が0度を超え且つ65度以下であることを特
徴とする液晶表示素子の製造方法である。
【0022】本発明において、前記保護は、前記液晶を
一方向に配向するための配向膜を形成した面の前記基板
の端をフィルムで覆うことであることを特徴とする液晶
表示素子の製造方法である。
【0023】本発明は、液晶表示素子製造プロセスのラ
ビング工程において、液晶表示素子基板とカラーフィル
タ基板の少なくとも一方の基板であって液晶を一方向に
配向するための配向膜を形成した面の前記基板の端をフ
ィルムで覆う機構を具備することを特徴とする液晶表示
素子の製造装置である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。図1は本発明の液晶表示素
子の実施の形態の構成図である。すなわち、上記の図1
のLCD工程により、製造された液晶表示素子が図示さ
れている。図1において、液晶表示素子基板11の液晶
を一方向に配向する配向膜11aと、カラーフィルタ基
板12の液晶を一方向に配向する配向膜12aとが、ス
ペーサ15を介して対向し、シール材13で接着され
る。その空間に液晶14を注入してなる。図示していな
いが、液晶表示素子基板11の配向膜11aと反対の面
にバックライトを配置することにより、カラーフィルタ
基板12の配向膜12aと反対の面から、表示画面をみ
ることができる。
【0025】本実施の形態において、特徴は、液晶表示
素子基板11の配向膜11aのある面の端がテーパー1
1bになっており、カラーフィルタ基板12の配向膜1
2aのある面の端がテーパー12bになっている点であ
る。なお、11cは駆動用電極である。
【0026】液晶表示素子には、上記液晶表示素子基板
11と上記カラーフィルタ基板12の二つの基板がある
が、いずれも基板であり、どちらの基板でも、配向膜の
ある面の端がテーパーになっている点では共通なので、
以下の説明では、単に基板と呼び、符号を10とし、配
向膜を10a、テーパーを10bとする。
【0027】図3は基板10の配向膜10aに、ラビン
グ処理をする様子を示す図で、(A)は正面図、(B)
は平面図である。基板10は、配向膜10aのある面の
端にテーパー10bが付けられた面を上側にして、図示
していないステージに、真空吸着などの方法によって固
定した後、ステージを移動させることにより、基板10
が、ラビング布20aを貼り付けたラビングローラ20
の方向に移動して、配向膜10aをラビング布20aに
より擦る(ラビングする)。
【0028】本実施の形態においては、カップ型ダイヤ
モンドホイールを用いた枚葉式湿式研磨により基板の端
に対してテーパーを付与した。カップ型ダイヤモンドホ
イールは、大阪ダイヤモンド工業(株)製の番手#50
0、直径φ150mmのものを用い、回転数3600r
pm、基板搬送速度33.3mm/sの条件で加工し
た。今回用いた基板10は厚さ0.7mmであり、テー
パー10bを付与する際に、図3においてa=0.3m
mとした。テーパー10bの角度θと基板10上への異
物付着量の関係を概観するため、θ=25度、45度及
び65度の基板を作製した。従って、図3においてはそ
れぞれb=0.86mm、0.40mm及び0.19m
mとなる。また、ラビング条件は径φ50mmのステン
レス製ローラー20に両面テープでラビング布20aを
貼り付け、ローラー回転数1500rpm、切込量0.
4mm、ステージ移動速度30mm/sとした。ラビン
グ布20aは通常、ナイロン、コットン、レーヨン、ポ
リエステル等の繊維が起毛された布が用いられている
が、今回は揚原織物(株)製で吉川化工(株)品番:Y
A−19−Rのレーヨン布を用いた。
【0029】図4にはこのようにして基板10の端にテ
ーパー10bを付与し、且つラビングしたSiN基板上
の付着異物を計測した結果を示した。図4は、図3の基
板10のテーパー10bの上端より5mm内側で且つ該
上端に平行な仮想線に沿って9箇所測定し、その平均を
図示した。図4で明らかなように、テーパー角θの増加
に伴い、基板10上の付着異物量の増加傾向が認められ
た。
【0030】この結果によれば、本発明の目的とする基
板10上の異物付着量低減のためには、テーパー角θを
減少させることが望ましい。さて、図3におけるaを一
定に保った場合、テーパー角θの減少に伴い、図3にお
けるb、すなわちテーパー10bを付与するために研磨
加工された領域は増加する。
【0031】しかしながら、テーパー10bを付与する
ために研磨加工された領域は液晶表示素子製品そのもの
には不要な部分であるから、図3におけるbは狭いこと
が望ましく、好ましくは3mm以下である。また、図3
におけるaを小さくすると、基板10の端における基板
の機械的強度が低下してチッピングを起こす確率が高く
なるため、図3におけるaは基板10の厚みtのおおよ
そ半分以上あることが望ましい。
【0032】また、一方で、ラビング時のラビングロー
ラー20の切込量は、基板10面内でのラビングの効果
を均一にするため、起毛された布の繊維の高さばらつき
を相殺するようにしなければならない。起毛された繊維
の高さばらつきは±0.1mm程度であるため、ラビン
グローラー20の切込量は0.2mm以上確保しなけれ
ばならない。
【0033】テーパー10bが有効であるためには、図
3における基板の端の被研磨厚(t−a)がラビングロ
ーラー20の切込量以上であることが望ましい。例えば
本実施の形態のように、板厚t=0.7mmの基板10
を用いる場合、a=0.35mm以上が望ましいが、基
板10の端における基板10のチッピング回避よりも基
板10面内でのラビング効果を均一にすることを優先
し、a=0.3mmを選択した。この場合、図4におけ
るbが3mm以下になるためには、θは7度以上である
ことが望ましい。板厚t=0.5mmなど、他の板厚の
場合も同様の方法で計算して、θの下限を定めることが
可能である。
【0034】次に、図3と同時に加工した基板を用い、
ラビング布の材質を変更した場合の実験を行った。今回
は、妙中パイル織物(株)で(株)ヒロキ品番:HC−
25のコットン布を用いた。図5には、基板10の端に
テーパー10bを付与し、且つラビングしたSiN基板
上の付着異物を計測した結果を示した。計測条件は図4
の場合と同様である。図5によると、コットン布の場合
はレーヨン布の場合と異なり、テーパー角θの増加に伴
う基板上の付着異物量の単純な増加傾向は認められなか
った。付着異物量はテーパー角25度<θ<45度では
ほぼ一定値をとり、45度<θで増加傾向にあることが
わかる。この結果によれば、本発明の目的とする基板上
異物付着量低減のためには、テーパー角θは、0度を超
え65度以下に設定する、もっと望ましくは0度を超え
45度以下に設定するとよいことがわかる。
【0035】図6は、基板10の配向膜10aに、ラビ
ング処理をする様子を示す別の実施の形態の図である。
基板10をステージ30に真空吸着などの方法によって
固定した後、基板10の端をフィルム40で覆い、ステ
ージ30を移動させることにより、基板10が、ラビン
グ布20aを貼り付けたラビングローラ20の方向に移
動して、配向膜10aをラビング布20aにより擦る
(ラビングする)。
【0036】ここで、フィルム40として、ポリイミド
製フィルム(宇部興産(株)製ユーピレックス−S、厚
さ50μm)を用いた。これを短冊状に切断し、図6に
示したように、基板10の端から約3mmまでをフィル
ム40で覆った。なお、今回使用したフィルムはポリイ
ミド製であったが、他の材料でできたフィルムでも良
く、好ましくは有機材料系のフィルムが良い。
【0037】また、今回のラビング条件は、径φ50m
mのステンレス製ローラー20に両面テープでラビング
布20aを貼り付け、ローラー回転数1500rpm、
切込量0.4mm、ステージ移動速度30mm/sとし
た。また、ラビング布は通常、ナイロン、コットン、レ
ーヨン、ポリエステル等が用いられているが、今回は揚
原織物(株)製で吉川化工(株)品番:YA−19−R
のレーヨン布を用いた。
【0038】図6はラビングローラー20の回転軸に平
行な基板の端のみをフィルムで覆った図であるが、ラビ
ング方向、すなわちラビングローラーの軸と基板の端の
なす角度は、0度や90度ばかりではなく、例えば45
度なども有り得る。その際は、少なくとも液晶表示素子
の表示領域が露出するようにフィルムを「ロの字」型等
に切り取った後、基板10上に載せることで基板10四
辺の端をフィルムで覆うことになる。また、今回の基板
10はプラズマCVDで成膜したSiN膜が表面にある
ガラス基板を用いた。
【0039】図7にはこのようにして基板10の端をフ
ィルム40で覆いラビングしたSiN基板上の付着異物
を計測した結果を示した。比較のため、図7には、基板
の端をフィルムで覆うこと無しにラビング処理したSi
N基板上の付着異物の計測結果も併せて示した。図7か
ら、基板10の端をフィルム40で覆ってラビング処理
した場合のほうが、基板10上への異物付着量が明らか
に少ないことが判る。従って、基板の端をフィルムで覆
いラビング処理することにより、ラビング布起源の異物
が著しく減少する。これはラビング布の基板端でのダメ
ージを緩和したことを意味するものであり、また、同時
に液晶表示素子製造におけるラビング布の耐久性を補強
したことにもなる。
【0040】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、ラビング時のラビング布起源の異物発生量を
従来の製造方法に比べて大幅に低減することができる。
必然的にラビング時に発生する異物の基板への付着量も
従来の方法よりも大幅に減少する。これにより、異物起
因の不良発生率は大幅に低くなる。従って、液晶表示素
子の製造工程に於ける不良発生要因を減少させることを
可能にし、製造歩留まりの高い液晶表示素子の製造方法
を提供するものである。また、同時にラビング布の摩耗
量が大幅に減少するため、液晶表示素子の大量生産にお
けるラビング布の耐久性は向上する。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ラビング布や配向膜の
摩耗により発生する異物が付着しにくい液晶表示素子お
よびその製造方法ならびに製造装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示素子の実施の形態の構成図で
ある。
【図2】透過式a−Si型TFT−LCDのLCD工程
を示す図である。
【図3】ラビング処理をする様子を示す図である。
【図4】本実施の形態によりレーヨン布によってラビン
グしたときの基板上への付着異物を計測した結果を示す
図である。
【図5】本発明の製造方法によりコットン布によってラ
ビングしたときの基板上への付着異物を計測した結果を
示す図である。
【図6】ラビング処理をする様子を示す別の実施の形態
の図である。
【図7】図6の製造方法によりラビングしたときの基板
上への付着異物を計測した結果を示す図である。
【符号の説明】
10…基板、10a…配向膜、10b…テーパー、11
…液晶表示素子基板、11a…配向膜、11b…テーパ
ー、12…カラーフィルタ基板、12a…配向膜、12
b…テーパー、13…シール材、14…液晶、15…ス
ペーサ、20…ラビング布20aを貼り付けたラビング
ローラ、30…ステージ、40…フィルム。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示素子基板とカラーフィルタ基板の
    少なくとも一方の基板であって、液晶を一方向に配向す
    るための配向膜を形成した面の前記基板の端がテーパー
    形状であることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示素子において、前
    記テーパー形状は液晶を一方向に配向するための配向膜
    を形成した面から側面に向かう角度が0度を超え且つ6
    5度以下であることを特徴とする液晶表示素子。
  3. 【請求項3】液晶表示素子製造プロセスのラビング工程
    において、液晶表示素子基板とカラーフィルタ基板の少
    なくとも一方の基板であって液晶を一方向に配向するた
    めの配向膜を形成した面の前記基板の端を予め保護する
    ことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の液晶表示素子の製造方法に
    おいて、前記保護は、前記液晶を一方向に配向するため
    の配向膜を形成した面の前記基板の端をテーパー形状と
    したことであることを特徴とする液晶表示素子の製造方
    法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の液晶表示素子の製造方法
    において、前記前記テーパー形状は、液晶を一方向に配
    向する配向膜のある面から側面に向かう角度が0度を超
    え且つ65度以下であることを特徴とする液晶表示素子
    の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項3記載の液晶表示素子の製造方法に
    おいて、前記保護は、前記液晶を一方向に配向するため
    の配向膜を形成した面の前記基板の端をフィルムで覆う
    ことであることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  7. 【請求項7】液晶表示素子製造プロセスのラビング工程
    において、液晶表示素子基板とカラーフィルタ基板の少
    なくとも一方の基板であって液晶を一方向に配向するた
    めの配向膜を形成した面の前記基板の端をフィルムで覆
    う機構を具備することを特徴とする液晶表示素子の製造
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015072360A1 (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 日本電気硝子株式会社 ガラスフィルム積層体および液晶パネルの製造方法
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