JP2003014203A - 過熱蒸気発生装置 - Google Patents

過熱蒸気発生装置

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JP2003014203A JP2001195285A JP2001195285A JP2003014203A JP 2003014203 A JP2003014203 A JP 2003014203A JP 2001195285 A JP2001195285 A JP 2001195285A JP 2001195285 A JP2001195285 A JP 2001195285A JP 2003014203 A JP2003014203 A JP 2003014203A
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Katsutoshi Kato
勝利 加藤
Katsuyuki Mizota
勝幸 溝田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大型ボイラーのような取り扱い免許を必要とし
ないとともに、設置面積も格段に少なくて済み、コンビ
ニエンスストアやファーストフード店等でも設置容易な
過熱蒸気発生装置を提供すること。 【解決手段】常温水または温水を噴霧する噴霧ノズル3
8と、該噴霧ノズル38からの霧(微小水滴集合体)を
導入し、過熱蒸気にして導出する1本又は複数本の伝熱
管40と、前記電熱管を直接的に加熱する管状電気炉4
4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、新規な省スペースが可能な過熱
蒸気発生機に関する。特に、コンビニエンスストアや飲
食店等の、大型の過熱蒸気発生機が設置できない小規模
店に起こる食品加工に好適な過熱蒸気発生機に関する。
【0002】
【背景技術】食品の蒸し焼き・再加熱・脱脂等の食品加
工に、過熱蒸気を使用することは公知である(特開平1
1−178513号公報等参照)。
【0003】過熱蒸気は、例えば、図1に示すような過
熱蒸気発生装置で発生させていた(ホームページ[http:/
/www.itc.city.hiroshima.jp/level7/1010100032.html]
の「脱脂洗浄/応力除去装置のフローシート」から引
用)。基本的には、汎用ボイラー12と過熱蒸気発生ボ
イラー14とからなり、汎用ボイラー12で発生した飽
和蒸気(100℃)を、過熱蒸気発生ボイラー14で更
に加熱して過熱蒸気(480℃)とする構成である。
【0004】具体的には、汎用ボイラー12で発生した
飽和蒸気を飽和蒸気配管16を介して過熱蒸気発生ボイ
ラー14の受熱部(伝熱管部)18に送り込み、多管式
受熱部18の内に配されたガスバーナ(加熱手段)20
からの火炎22で前記飽和蒸気を更に加熱して過熱蒸気
として、過熱蒸気配管24に送り出す。なお、図例中、
26、28はそれぞれガスバーナ用のエア送り込みブロ
アーで、30は排気ブロアー、32、34はそれぞれ排
気管である。
【0005】
【発明の開示】しかし、上記構成の過熱蒸気発生装置
(システム)は、大型ボイラーを飽和蒸気用及び過熱蒸
気用と2台必要とし、設置面積を取り、コンビニエンス
ストアやファーストフード店等の小型食品取り扱い店さ
らには小規模研究機関での設置は困難であった。そし
て、大型ボイラーは、一般的にボイラー取り扱い免許を
必要とし、更に、それらの小型食品取り扱い店での設置
は実質的に不可能であった。
【0006】本発明は、上記にかんがみて、大型ボイラ
ーのような取り扱い免許を必要としないとともに、設置
面積も格段に少なくて済み、小規模食品取り扱い店や小
規模研究機関でも設置容易な過熱蒸気発生装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】本発明者らは、上記課題を解決するため
に、鋭意開発に努力をする過程で、直接加熱した伝熱管
内に水又は温水を噴霧状態で導入すれば過熱蒸気を発生
させることができることを見出して、下記構成の過熱蒸
気発生装置に想到した。
【0008】本発明の過熱蒸気発生装置は、常温水また
は温水を噴霧する噴霧ノズルと、該噴霧ノズルからの霧
(微小水滴集合体)を導入・導出する1本又は複数本の
伝熱管と、電熱管を直接的に加熱する直接加熱手段とを
構成要素として含むことを特徴とする。
【0009】霧状態で伝熱管内に導入されることによ
り、過熱蒸気化が促進される。その理由は下記の如くで
あると推定される。
【0010】水滴が常温又は100℃未満の温水であっ
ても水滴が微小であるため、瞬時に100℃の水蒸気と
なる。そして、100℃水蒸気は膨張して伝熱管内で飽
和状態となるが、更に、伝熱管通過中に加熱されるため
過熱蒸気となる。
【0011】上記構成において、噴霧ノズルは加圧タイ
プとすることが、噴霧量を大きくできるとともに噴霧量
の制御が容易となり、さらには、無酸素状態の過熱水蒸
気を発生させることが容易となる。
【0012】また伝熱管を、扁平断面の伝熱管本体と該
伝熱管本体の長手方向の対向面間をつなぐ、又は、該対
向面の双方又は一方から突出する多数の伝熱フィンとか
らなる構成とすることが、伝熱面積が増大するとともに
水滴ないし水蒸気に対する加熱も促進され、更に、過熱
度(飽和状態からの温度差)が増大する。
【0013】そして、直接加熱手段としては、伝熱管の
受熱部が加熱部に配される加熱炉、特に電気加熱炉が加
熱調節が容易であり、所要の過熱度の過熱蒸気を得易
い。
【0014】上記各構成における各過熱蒸気発生装置で
下記各過熱蒸気発生方法が体現できる。
【0015】本発明の過熱蒸気の発生方法は、常温水ま
たは温水を噴霧ノズルで霧状体とし、該霧状体を一本又
は複数本の伝熱管に導入するとともに、該伝熱管の受熱
部を直接的に加熱して、前記霧状体を過熱蒸気として前
記伝熱管から導出することを特徴とする。
【0016】そして、噴霧ノズルとして加圧ノズルを使
用する、また、伝熱管として扁平断面の伝熱管本体と該
伝熱管本体の長手方向の対向面間をつなぐ、又は、該対
向面の双方又は一方から突出する多数の伝熱フィンとか
らなるものを使用する構成となり、さらには、伝熱管の
受熱部を電気炉の加熱炉の加熱部に配する構成となる。
【0017】
【発明を実施するための最良の形態】以下、本発明の一
実施形態を図2〜3に基づいて説明する。
【0018】すなわち、水道の水栓口(図示せず)にホ
ース36で直結された噴霧ノズル38と、該噴霧ノズル
38からの霧を導入・導出する複数本の伝熱管40から
なる伝熱管群42と、該伝熱管群42を直接的に加熱す
る筒状電気炉(直接加熱手段)44とを構成要素として
含むものである。
【0019】ここで、噴霧ノズル38は、噴霧する液体
のみを加圧して、すなわち、加圧ガス(キャリアー)を
使用せずに加圧してノズルより噴出させる加圧ノズルが
望ましい。加圧ノズルは、加圧ガス(エア)を使用しな
いため、後述の二流体ノズルに比して相対的に噴霧量を
大きくできるとともに、加圧ガス量の影響を受けず噴霧
量(噴射ミスト量)を制御し易く、さらには、水のみを
供給するため、無酸素状態の過熱水蒸気を発生させるこ
とが容易である。特に、加圧ノズルのうち、自動車のエ
ンジン等に使用されているインジェクターは、応答性の
高い電磁バルブを備えて、その噴霧量を、パルス発生器
により容易に制御でき、かつ、伝熱管内の定位置にミス
ト(霧)を安定的に到達させることができる。
【0020】他方、噴射ノズルとして、加圧ガスを使用
する二流体ノズルでもよいが、二流体ノズルは、加圧ガ
スとともに水(液体)を噴射するため、相対的噴霧量が
少なくなり、かつ、加圧ガス量が変動しやすく噴霧量の
制御が困難であり、さらには、加圧ガス(エア)が混入
して無酸素状態の過熱蒸気を発生させることが実質的に
できない。
【0021】また、噴霧ノズルの噴霧形態は、通常、円
錐状で円錐横断面の略全面に分散する形態(ソリッドコ
ーンノズルによる)とするが、同じく円錐状で円錐横断
面のの周囲部のみに分散する形態(ホロコーンノズル)
や狭い幅で膜状に分散する形態(フィルムノズルによ
る)であってもよい。後二者の場合は、全ての伝熱管に
対して液滴を導入するために、通常、ノズルを複数個設
けたり、ノズルを旋回させたりする。
【0022】そして、本実施形態に使用する伝熱管ユニ
ット46の一例を図3に示す。
【0023】伝熱管ユニット46は、複数本(図例では
4本)の伝熱管40を一対の管固定板48、48で保持
したものであり、伝熱管40は、扁平管からなる伝熱管
本体39に、伝熱管本体39と別体の波板41を挿入接
合して伝熱フィン41を形成した構成である。具体的に
は、下記のようにして製造する。
【0024】まず、伝熱管本体39となる扁平管(図例
では短冊断面)と、伝熱フィンとなる金属製の波板4
1、及び、管固定板48を用意する。このとき、扁平管
(伝熱管本体)39、金属波板41及び管固定板48の
各厚みは、使用材料及び耐用期間により異なるが、例え
ば、ステンレスの場合、前第一者:0.1〜1.0mm
(望ましくは0.3〜0.8mm)、前第二者:0.01
〜0.8mm(望ましくは0.05〜0.5mm)、後者:
0.5〜3mm(望ましくは1〜2mm)とする。
【0025】また、扁平管の幅wおよび波板のピッチp
は、伝熱面積と霧(ミスト)または過熱蒸気の流れ抵抗
の両面を考慮して設定する必要がある。例えば、扁平管
の高さ h:20〜40mm、同外幅w:4.2mm、波
板のピッチp:2.5mmとする。
【0026】上記波板41の調製方法は、特に限定され
ず、慣用の方法で調製できる。例えば、引き抜きや、波
型のダイ上を歯車状ポンチを転がしてコルゲーティング
成形(プレス加工)してもよい。
【0027】なお、波板41を図4に示す如く、所定ピ
ッチで45°方向に対向するように矩形切起こし部41
a、41a…を形成して扁平管39に挿入してもよい。
この場合は、伝熱管40の導入流体に渦流(縦渦流)が
発生して、該渦流の存在により導入流体が撹乱され相対
的な熱伝達率(伝熱効率)の向上が期待できる。
【0028】また、伝熱管本体(扁平管)39の断面は
矩形筒状でも長円状であってもよい。伝熱フィン(波
板)41は、図例では、矩形波状であるが、三角山形波
状、円形波状であってもよい。
【0029】そして、波板41の各頂部にろう材を付着
させた状態で扁平管39に挿入した後、扁平管39を圧
縮成形して波板41を仮固定して、各伝熱管40を調製
する。続いて、各伝熱管40を管固定板48に形成され
た伝熱管保持孔48aにろう材を介して挿入し伝熱管ユ
ニット46を組み立てた後(未ろう接状態)、ユニット
46をろう付け用加熱炉(ろう接用加熱炉)を通して、
伝熱管ユニット46を調製する。
【0030】このとき、使用するろう材は、例えば、熱
交換器の材質をステンレスとする場合、通常、銅ろう、
またはNiろうを使用する。ろう付け時の加熱および冷
却条件は、ろう材の種類および熱容量を考慮して設定す
る必要がある。
【0031】また、伝熱管の形態は、上記のものに限ら
れず、例えば、図5(a),(b) 等に示す如く、波板を使用
せずに、一枚のフープ材から順次曲げ加工して伝熱管本
体と伝熱フィンとが一体である伝熱管40A、40A´
としたり、図6(a)、(b)、(c)等に示す如く、一本また
は2本の金属パイプから多段プレス加工(圧縮・ネッキ
ング等)の塑性加工により同様に伝熱管本体と伝熱フィ
ンとが一体である伝熱管40B、40C、40D等任意
である。伝熱管群を構成する伝熱管は単なる細管でもよ
く、さらに、伝熱管は図7に示す如く、横断面放射状の
波形チューブ(波板からなる)で形成された伝熱フィン
41Aを、伝熱管本体39Aの管壁内側に接して配した
二重管式熱交換器に使用される伝熱管40Eを使用して
もよい。
【0032】さらに、管固定板は、上記では矩形とした
が、図8に示す如く円形48Aとして伝熱管40、40
´、40´´と幅の異なるものを配置して、円錐状噴霧
に対応するものとしてもよい。
【0033】そして、上記如く調製した伝熱管ユニット
46は、管固定板48、必要により取り付けフランジ
(図示せず)等を介して管状の電気炉44にセットす
る。具体的には、例えば、アサヒ理化製作所社から「M
型・K型セラミック電気管状炉」の商品名で製造・販売
されている炉体密閉式カバー付きのものを好適に使用で
きる。
【0034】なお噴霧ノズル38と伝熱管ユニット46
入り口との距離は、通常10〜200mmとする。当該
距離が短すぎると、ミストが伝熱管ユニットの入り口全
体に広がりがたく、逆に、長すぎると所要のミスト伝熱
管内速度を確保し難くなる。
【0035】上記では、直接加熱手段として、管状電気
炉を使用する場合を例に採ったが、ガスバーナ、電磁誘
導加熱、可撓性の線状又は面状のシーズドヒータ、等任
意である。直接加熱としたのは、蒸気などの間接加熱で
は伝熱管で過熱蒸気を得るための熱エネルギーを得難い
とともに、従来技術と同様、ボイラーを別に必要として
本発明の効果も得られないためである。
【0036】次に、上記のようにして製造した過熱蒸気
発生装置の使用態様について説明をする(図2参照)。
【0037】過熱蒸気発生装置Hの出口は、過熱蒸気で
調理(加熱食品化加工)する調理器50と接続管52を
介して過熱蒸気を調理器50に送入可能に接続されてい
る。
【0038】まず、管状電気炉44を通電させて電気炉
の温度を過熱蒸気が得られる温度に昇温させておく。例
えば、300℃以上の過熱蒸気を発生させたい場合、水
量・伝熱面積にもよるが、電気炉44は、通常、450
℃以上、望ましくは、600〜800℃に昇温させてお
く。
【0039】この状態で、水栓(水圧:4kgf/cm2(39
2kPa))に接続され電磁バルブ(図示せず)を開とし
て、噴霧ノズル38から電気炉44内にセットされた伝
熱管ユニット46の入り口に向けて水を噴霧する。この
とき水滴径の大きさは、通常、0.1〜100μm、望ましく
は、0.5〜10μmとする。水滴径が小さい方が過熱蒸気
化しやすいが、噴霧効率が極端に低下する。逆に、水滴
径が大きくなると過熱蒸気化が困難となる。
【0040】すると、前述の如く、ミスト(微小水滴集
合体)は瞬時に蒸気化され、さらに過熱されて過熱蒸気
となる。なお、供給水の水道水(常温)に限定されず、
太陽温水器、セントラル給湯設備からの温水を使用して
もよい。この場合は、より高温の過熱蒸気を得られる。
また、被過熱蒸気処理物の処理目的に応じて、浄化した
水や、適宜、薬剤を添加した調製水を過熱蒸気装置に供
給してもよい。
【0041】過熱蒸気は調理器内に流入して、食品加熱
加工に使用される。この過熱蒸気は、単なる食品加熱は
勿論、パンを蒸し焼きすることも可能である。また、過
熱蒸気(水蒸気)は、脱油効果もあり、コンビニエンス
ストアやファーストフード店、小規模飲食店における、
揚げ物食品の再加熱、冷凍の揚げ物を調理したような場
合、サクサク感のある仕上がりが可能となる。さらに
は、粉末油脂等を利用したノンフライの食品加工も可能
となるものである。また、過熱蒸気中では、無酸素の状
態となり食品の酸化防止にもなる。
【0042】
【実施例】図2に示す調理器と接続された過熱蒸気発生
装置において、電気炉温度(A点)700℃における水
噴霧量変化による蒸気温度変化(調理器内温度:B点及
び出口直前温度C点)、電気炉温度(A点)変化によ
る蒸気温度変化(C点)の測定結果を、図9・10にそ
れぞれ示す。なお、A、B、Cは、それぞれ温度測定用
の熱電対である。
【0043】なお、各部材はそれぞれ下記仕様のものを
使用した。
【0044】噴霧ノズル:トヨタビッツ(商品名)用イ
ンジェクター(該加圧ノズルの性能を図11・12に示
す。図11は噴霧形状のモデル図、図12は水圧3.8kgf
/cm2(372.4kPa)のときの各発振幅(一回あたりに吹く
時間)に対する噴霧量を示すグラフ図である。) 伝熱管:図3において幅36mm×高さ5mm×長さ250m
m×肉厚0.15mmの伝熱管4本構成、伝熱管内部空隙断
面積:253cm2、合計伝熱面積:1014cm 2 電気炉:「ARF−80KC」1200W、炉内寸法(80
φ×300L) 調理器:内部容量(幅150mm×高さ150mm×長
さ150mm) 図9から水噴霧量が所定以上でないと過熱蒸気を得難い
ことが分かる。水分子が多いと運搬熱量が多くなるため
である。
【0045】図10から電気炉温度(加熱温度)が450
℃以上、望ましくは500℃以上あれば、300℃以上又は40
0℃以上の過熱蒸気が得られることが分かる。
【0046】
【産業上の利用の可能性】本発明の過熱蒸気発生装置
は、上記のような食品加工ばかりでなく、塑性加工工程
を経た金属製品の脱脂処理、さらには、無酸素状態にお
ける木材等の炭化処理(炭化製品の製造)、各種素材の
殺菌・乾燥等への適用も期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来における過熱蒸気発生装置の概略図
【図2】本発明の一実施形態を示す過熱蒸気発生装置
(調理器と接続した)の概略図
【図3】本発明に使用する伝熱管ユニットの製造工程を
示す概略説明図
【図4】図3における別の態様の波板(伝熱フィン)の
平面図及び側面図
【図5】一枚のフープ(金属板)から製造した伝熱管の
各形態を示す横断面図
【図6】パイプ材から形成する伝熱管の各形態を示す横
断面図
【図7】伝熱管の更に別の形態を示す断面図
【図8】伝熱管ユニットの別の態様を示す断面図
【図9】本発明の実施例における水噴霧量変化による蒸
気温度変化の測定結果を示すグラフ図
【図10】同じく電気炉温度変化による蒸気温度変化の
測定結果を示すグラフ図
【図11】同じく使用した噴霧ノズルの噴霧形状を示す
モデル図
【図12】同じく噴霧ノズルの各発振幅に対する噴霧量
を示すグラフ図
【符号の説明】
38 噴霧ノズル 40 伝熱管 41 伝熱フィン(波板) 42 伝熱管群 44 電気炉(直接過熱手段) 50 調理器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温水または温水を噴霧する噴霧ノズル
    と、該噴霧ノズルからの霧(微小水滴集合体)を導入・
    導出する1本又は複数本の伝熱管と、前記電熱管を直接
    的に加熱する直接加熱手段とを構成要素として含むこと
    を特徴とする過熱蒸気発生装置。
  2. 【請求項2】 前記噴霧ノズルが加圧タイプであること
    を特徴とする請求項1記載の過熱蒸気発生装置。
  3. 【請求項3】 前記伝熱管が扁平断面の伝熱管本体と該
    伝熱管本体の長手方向の対向面間をつなぐ、又は、該対
    向面の双方又は一方から突出する多数の伝熱フィンとか
    らなることを特徴とする請求項1記載の過熱蒸気発生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記直接加熱手段が、前記伝熱管の受熱
    部が加熱部に配される筒状電気炉であることを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の過熱蒸気発生装置。
  5. 【請求項5】 常温水または温水を噴霧のズルで霧状体
    とし、該霧状体を一本又は複数本の伝熱管に導入すると
    ともに、該伝熱管の受熱部を直接的に加熱して、前記霧
    状体を過熱蒸気として前記伝熱管から導出することを特
    徴とする過熱蒸気の発生方法。
  6. 【請求項6】 前記噴霧ノズルが加圧タイプであること
    を特徴とする請求項5記載の過熱蒸気の発生方法。
  7. 【請求項7】 前記伝熱管として、扁平断面の伝熱管本
    体と該伝熱管本体の長手方向の対向面間をつなぐ、又
    は、該対向面の双方又は一方から突出する多数の伝熱フ
    ィンとからなるものを使用することを特徴とする請求項
    5記載の過熱蒸気の発生方法。
  8. 【請求項8】 前記伝熱管の受熱部を筒状電気炉の加熱
    部に配して前記直接的な過熱を行うことを特徴とする請
    求項5、6又は7記載の過熱蒸気の発生方法。
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