JP2003013960A - 高速回転用転がり軸受 - Google Patents

高速回転用転がり軸受

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JP2003013960A
JP2003013960A JP2001195069A JP2001195069A JP2003013960A JP 2003013960 A JP2003013960 A JP 2003013960A JP 2001195069 A JP2001195069 A JP 2001195069A JP 2001195069 A JP2001195069 A JP 2001195069A JP 2003013960 A JP2003013960 A JP 2003013960A
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Hirotsuna Nawamoto
大綱 縄本
Takeshi Saito
剛 齋藤
Masaru Konno
大 金野
Hirotoshi Aramaki
宏敏 荒牧
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NSK Ltd
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低トルク化および低発熱化を実現できるのは
勿論のこと、高速回転下での耐焼付性および耐摩耗性の
向上を図る。 【解決手段】 内輪11と外輪12との間に複数の玉1
3が保持器14を介して配設されると共に、内輪軌道
面、外輪軌道面、玉13および保持器14の内の少なく
とも一つの母材表面が鋼で形成され、且つ、該母材の表
面上にDLC膜が形成された高速回転用アンギュラ玉軸
受であって、DLC膜は、金属成分の中間層と炭素成分
の複合層と炭素層とを備え、前記複合層は、前記中間層
から前記炭素層に向けて連続的に組成が変化する傾斜層
であり、且つ、該DLC膜の塑性変形硬さを8〜35G
Paとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の主軸等
に用いられる高速回転用転がり軸受に関し、特にグリー
ス潤滑、オイルエアー潤滑、オイルミスト潤滑又は直噴
式の微量油潤滑等の微量油潤滑環境下で使用するのに好
適な高速回転用転がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工作機械は加工効率向上のために
主軸の高速化の要求が強く、これに伴い主軸用の転がり
軸受の使用回転速度も上昇しつつある。また同時に、加
工精度向上のために軸受の低発熱化が求められている。
一般に、アンギュラ玉軸受が高速回転すると、転動体
(玉)と軌道面の接触部において、スピン運動やジャイ
ロ運動による大きな滑りが生じる。また、内輪や玉に作
用する遠心力や、内外輪温度差に起因する軸受内部隙間
の減少によって、玉と軌道面との接触面圧が増加する。
このような接触部での滑りや面圧の増大は、発熱による
温度上昇や焼付き、さらに過大な摩耗の進行など種々の
不具合を生じさせる。
【0003】上記不具合を抑える対策として、玉径を小
さくしたり、あるいは玉の材質を軽量のセラミックスに
したりして、玉の遠心力による面圧の増大を軽減するこ
とが行われている。また、特開昭62−24025号公
報には、内輪の材料を外輪の材料よりも線膨張係数の小
さい材料とすることにより、軸受内部隙間の変化を抑制
する方法が開示されている。
【0004】更に、特開2000−145749号公報
や特開平11−270564号公報には、軸受内部諸元
を最適設計にすることによって、超高速・高剛性・低発
熱の軸受を実現する方法が開示されている。そして、こ
のような対策を施された転がり軸受を工作機械の主軸等
に適用すれば、許容回転速度を示すDmN値が(Dm:
転動体ピッチ径mm,N:回転速度min-1)が最大3
50万程度まで運転可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転がり
軸受の使用回転速度はますます上昇する傾向にあり、上
記開示された技術のみでは更なる高速化、低発熱化は難
しい。特に工作機械用軸受は、低トルク化、低発熱化を
目的として、グリース潤滑、オイルエアー潤滑、オイル
ミスト潤滑或いは直噴式の微量油潤滑等の微量油潤滑で
使用される。すなわち、高速回転下でわずかな量の潤滑
油により潤滑する。そのため、DmN値が約200万を
超える高速回転の場合、玉と軌道面の接触部において油
膜が破断して玉と軌道面が直接接触し易く、焼付きや摩
耗などの損傷が生じ易くなるという問題が生じている。
特にグリース潤滑は、オイルエアー潤滑やオイルミスト
潤滑に比べて、油膜が形成されにくいため許容回転速度
は低くなる。
【0006】本発明はこのような不都合を解消するため
になされたものであり、低トルク化および低発熱化を実
現できるのは勿論のこと、高速回転下での耐焼付性およ
び耐摩耗性の向上を図ることができる高速回転用転がり
軸受を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、内輪と外輪との間に複数の
転動体が保持器を介して配設されると共に、内輪軌道
面、外輪軌道面、転動体および保持器の内の少なくとも
一つの母材表面が鋼で形成され、且つ、該母材の表面上
にダイヤモンドライクカーボン膜が形成された高速回転
用転がり軸受であって、前記ダイヤモンドライクカーボ
ン膜は、金属成分の中間層と炭素成分の複合層と炭素層
とを備え、前記複合層は、前記中間層から前記炭素層に
向けて連続的に組成が変化する傾斜層であり、且つ、該
ダイヤモンドライクカーボン膜の塑性変形硬さが8〜3
5GPaであることを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、前記ダイヤモンドライクカーボン膜の等価弾性係数
が100〜280GPaであることを特徴とする。請求
項3に係る発明は、請求項1又は2において、前記ダイ
ヤモンドライクカーボン膜の膜厚が0.1〜5μmであ
ることを特徴とする。請求項4に係る発明は、請求項1
〜3のいずれか一項において、グリース潤滑、オイルエ
アー潤滑、オイルミスト潤滑又は直噴式の微量油潤滑等
の微量油潤滑環境下で使用されることを特徴とする。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項1〜4のい
ずれか一項において、前記転動体の素材がセラミックス
であることを特徴とする。請求項6に係る発明は、請求
項1〜5のいずれか一項において、前記外輪及び/又は
内輪の母材が耐熱軸受用鋼であることを特徴とする。請
求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか一項にお
いて、工作機械の主軸に用いることを特徴とする。
【0010】ここで、中間層の金属成分としては、母材
の鋼の含有成分や構成元素の原子半径が類似しているも
のであれば特に限定されないが、例えば、Cr、W、T
i、Si、Ni、Fe、Coなどが挙げられる。その中
でも母材がステンレス鋼や軸受鋼の場合は、Cr,Ni
などが望ましく、鋼の含有成分によってはSi、W、C
oなどを適宜選ぶことができる。
【0011】ダイヤモンドライクカーボン(以下、DL
Cという)の成膜法としては、非平衡型マグネトロンス
パッタリングやパルスレーザーアーク蒸着法、プラズマ
CVDなどが挙げられ、その中でも等価弾性係数および
塑性変形硬さを独立に制御しやすい非平衡型マグネトロ
ンスパッタリング法が望ましい。DLC膜の塑性変形硬
さの測定は、(マイクロ)ビッカース硬度計ではなく、
静電容量型で制御できる微小硬度計およびナノインテン
データを用いるのが望ましい。なお、このときの押し込
み探さはDLC膜の膜厚範囲内とする必要がある。等価
弾性係数の測定も同様に微小硬度計およびナノインテン
データを使用し、荷重−除荷曲線の弾性変形量から等価
弾性係数を求めるのが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例で
あるアンギュラ玉軸受を説明するための説明的断面図、
図2はDLC膜の等価弾性係数と塑性変形硬さと破壊強
度との関係を示すグラフ図、図3は炭素、クロム、鉄の
元素比率とDLC膜厚との関係を示すグラフ図、図4は
DLC膜の拡大断面図、図5は本発明の他の実施の形態
である円筒ころ軸受を説明するための説明的断面図、図
6〜図9は比較例および本発明例における軸回転速度と
外輪温度上昇との関係を示すグラフ図、図10は軸受回
転試験機の概略図、図11および図12は比較例および
本発明例における軸回転速度と外輪温度上昇との関係を
示すグラフ図である。
【0013】まず、図1を参照して、本発明の実施の形
態の一例であるアンギュラ玉軸受(高速回転用転がり軸
受)を説明すると、このアンギュラ玉軸受10は、内輪
11と外輪12との間に複数のセラミック製玉(転動
体)13が保持器14を介して配設されており、内輪1
1および外輪12共に鋼製とされて内輪11が回転軸1
5に嵌着されている。そして、内輪11の軌道面と外輪
12の軌道面にDLC膜が形成されている。なお、保持
器14は外輪案内方式とされている。
【0014】このDLC膜は、図4を参照して、Cr,
W,Ti,Si等の金属成分からなる中間層と炭素層と
の間の界面をなくして中間層と炭素層との間に中間層か
ら炭素層に向けて連続的に組成が変化する傾斜組成の複
合層(傾斜層)を形成し、且つ、塑性変形硬さを8〜3
5GPaとしたものである。DLC膜の成膜方法として
は、非平衡型スパッタリング法、プラズマCVD法があ
り、例えば、神戸製鋼所社製のアンバランスドマグネト
ロンスパッタリング装置(UBMS装置504)、神港
精機社製の熱陰極プラズマCVD装置(PIG式薄膜作
製装置)を用いてDLC膜を作成するのが好ましい。
【0015】例えば、UBMS装置504は、スパッタ
に用いるターゲットを複数装着し、中間層と炭素層のタ
ーゲットのスパッタ電源を独立に制御することによっ
て、中間層のスパッタ効率を連続的に減少させながら、
炭素層のターゲットのスパッタ効率を増加させて複合層
を形成する。ターゲットのスパッタ電源はDC電源を用
いて制御し、母材にはバイアス電圧を印加してスパッタ
効率を同時に制御する。DLC膜の膜厚はスパッタ時間
でコントロールでき、中間層および複合層の膜厚比率と
全膜厚を精度よく制御することができる。このDLC膜
の成膜時にアルゴン、水素あるいはCH4 などの炭化水
素系ガスを導入すれば、DLC膜表面の摺動抵抗をコン
トロールすることが可能で、混合ガスあるいはそれらを
単独で導入し、目的にあった膜組成を形成することがで
きる。
【0016】図2にDLC膜の等価弾性係数と塑性変形
硬さと破壊強度との関係を示す。なお、破壊強度につい
ては、図示しないスラスト耐久試験機を用い、2GPa
のヘルツ接触応力を負荷した条件で総繰り返し応力の回
数が109 に至った時点でのDLC膜の剥離の有無で評
価した。また、試験条件は、回転速度8000mi
-1、グリース潤滑とした。
【0017】図2から明らかなように、DLC膜の塑性
変形硬さが8〜35GPaと母材より硬く、且つ、DL
C膜の等価弾性係数が100〜280GPaと母材の等
価弾性係数よりも小さい領域で高い破壊強度を得ること
ができた。DLC膜の塑性変形硬さが8GPa未満では
摩耗が大きくなり、35GPaを超えると脆性破壊が起
こりやすくなる。また、DLC膜の等価弾性係数が10
0GPa未満ではDLC膜の表面硬さが低下して大きな
接触応力に対して摩耗が生じやすくなり、280GPa
を超えるとDLC膜の等価弾性係数が母材(鋼)の等価
弾性係数より大きくなって大きな接触応力に対して鋼が
DLC膜より先に変形するため、繰返し応力によってD
LC膜が破壊される問題が生じる。
【0018】なお、塑性変形硬さ(H)と等価弾性係数
(E)の比は(H/E)が0.08〜0.16が好まし
く、また、複合層はDLC膜の全膜厚の1〜99%(よ
り望ましくは5〜50%)であって、DLC膜の最表面
は炭素元素比率が100%である。等価弾性係数および
塑性変形硬さの測定はフィッシャー社製の微小硬度計を
用い、等価弾性係数については、押し込み荷重20m
N、押し込み深さ0.15〜0.5μmの条件で、荷重
−除荷曲線から求めることができる。なお、1μm以下
の薄膜を測定するときは、押し込み荷重を0.4〜20
mNに適宜設定し、押し込み深さが少なくともDLC膜
の範囲内とすることが望ましい。
【0019】この他にエリオニクス社製の微小硬度測定
装置を用いても同様に等価弾性係数を求めることができ
る。また、複合層の厚さは、X線光電子分光分析機(以
下、XPSという)を用いて測定することができる。こ
れは試料表面にX線を照射し、試料の最外表面(約数オ
ングストローム)より放出される光電子のエネルギー解
析によって試料表面の元素の情報(定性,定量)及び結
合状態を得るが、更に高速アルゴンイオン銃を用いて試
料表面をスパッタしながら測定を行うことにより、元素
の深さ方向(即ち、試料表面下)の分布状態の解析を可
能としたものである。
【0020】図3に炭素、クロム、鉄の元素比率とDL
C膜厚との関係を示す。UBMS装置504によって成
膜されたDLC膜の複合層の厚み測定は、例えば、XP
Sを用いて試料のデプスプロファイルをとり、DLC膜
中の炭素、クロム、鉄の光電子強度の変化を元素比率で
表して複合層を判別し、エッチング速度30nm/mi
nで、エッチング速度とそれに要した時間から複合層の
厚みに換算する。
【0021】また、DLC膜の厚さは、0.1〜5μm
が望ましく、好適には0.5〜3μmである。DLC膜
が0.1μmより薄い膜厚では母材表面の露出が大きく
なってDLC膜の性能が低減される結果、摺動性および
耐摩耗性の向上効果が小さくなる。一方、DLC膜の膜
厚が5μmより厚いと、被膜内の内部応力が大きくなり
母材との密着性が損なわれる。
【0022】DLC膜が施される母材となる軌道輪の金
属材料、すなわち軸受用鋼としては、2次硬化析出型の
共晶炭化物を形成した材料(例えば高速度鋼、セミハイ
ス、マルテンサイト系ステンレス鋼)、および構成元素
成分によって焼き戻し抵抗性を向上させて寸法を安定化
させた材料(高炭素クロム鋼に準ずる材料)が好適であ
る。例えば前者では、SKD、SKH、SUS440C
材などがあり、後者では耐熱仕様軸受用鋼として、例え
ば、少なくともSi:0.7〜1.5重量%、Cr:
0.5〜2.0重量%、Mo:0.5〜2.0重量%を
含有し、表面に浸炭窒化処理を予め施した材料の他M5
0,M50NIL材が具体的に挙げられる。
【0023】なお、軌道輪の金属材料に、一般的な軸受
鋼(SUJ2)を用いることも可能であり、その場合、
焼き戻し温度を120〜400°C、望ましくは180
〜330°C、さらに望ましくは180〜260°Cに
する。焼き戻し温度が120°Cより低いとDLC膜処
理温度(120〜130°C)によって、軸受が変形
し、400°Cより高いと著しく表面硬さが低下する。
したがって、DLC膜の成膜処理によって軸受が変形せ
ず、HRC50以上の表面硬さを付与するためには、前
述の焼き戻し温度範囲であることが望ましい。
【0024】DLC膜が形成される母材の下地処理とし
ては、窒化処理の中でもガス窒化、イオン窒化、イオン
注入などが好適であり、窒素の含有量を適宜にコントロ
ールすることが望ましい。例えば、これらの窒化物層の
厚さは、拡散層として0 .1〜60μmが望ましく、さ
らに窒素濃度として0 .1 〜0 .8%が好適である。0
.1 %未満では表層部の摺動性に乏しく、一方、0 .8
%より多いと表面の窒素濃度が高いため、反応析出物
の下地との密着性が損なわれる。
【0025】上記構成のDLC膜が有効な理由は、転動
体に使用される窒化珪素などのセラミックスと同等表面
硬さを有しており、軌道輪の母材の金属より耐焼付性お
よび耐摩耗性に優れ、また、潤滑特性に優れ、摩擦係数
が低く、破壊強度が高いためである。更に、低トルクお
よび低発熱の性能が要求される転がり軸受に上記DLC
膜を形成することにより、該性能の向上を図ることがで
きる。
【0026】そして、内外軌道輪に上記DLC膜が形成
されたアンギュラ玉軸受を工作機械の主軸等に装着し、
潤滑油のせん断抵抗や攪拌抵抗を小さくして高速回転下
での低トルク化および低発熱化を実現すべく、グリース
潤滑、オイルエアー潤滑、オイルミスト潤滑又は直噴式
の微量油潤滑等の微量油潤滑環境下で使用した場合に、
玉と軌道面の接触部において油膜が破断して玉と軌道面
が直接接触しても、DLC膜自体による低トルクおよび
低発熱特性と耐焼付性および耐摩耗性の向上効果とが相
まって焼付きや摩耗などの損傷が発生するのを良好に防
止することができる。
【0027】なお、上記実施の形態では、内外輪11,
12の軌道面にDLC膜を形成した場合を例に採った
が、必要に応じて内輪11の外径面の全面、外輪12の
内径面の全面にDLC膜を形成してもよく、内輪11、
外輪12の一方のみにDLC膜を形成してもよい。ま
た、内輪11の全面、外輪12の全面にDLC膜を形成
してもよく、保持器14にDLC膜を形成してもよい。
更には、鋼製の転動体13を使用して、その全面にDL
C膜を形成するようにしてもよい。
【0028】更に、上記実施の形態では、高速回転用転
がり軸受としてアンギュラ玉軸受を例に採ったが、これ
に代えて、図5に示すような円筒ころ軸受に本発明を適
用してもよい。この円筒ころ軸受(高速回転用転がり軸
受)20は、内輪21と外輪22との間に複数のころ
(転動体)23が保持器24を介して配設されており、
内輪21、外輪22、ころ23及び保持器24がいずれ
も鋼製とされて内輪21が回転軸(図示せず)に嵌着さ
れるようになっている。そして、内輪21の外径面に設
けられている軌道面と鍔部25端面、外輪22の内径面
に設けられている軌道面と保持器24の案内面、ころ2
3の全面および保持器24の外径面にDLC膜が形成さ
れている。なお、保持器24は外輪案内方式とされてい
る。
【0029】かかる構成の円筒ころ軸受20を工作機械
の主軸等に装着し、潤滑油のせん断抵抗や攪拌抵抗を小
さくして高速回転下での低トルク化および低発熱化を実
現すべく、グリース潤滑、オイルエアー潤滑、オイルミ
スト潤滑又は直噴式の微量油潤滑等の微量油潤滑環境下
で使用した場合に、ころ23と鍔部25端面との接触
部、保持器24と外輪22の案内面との接触部、ころ2
3と軌道面との接触部において油膜が破断してころ2
3、保持器24と軌道輪が直接接触しても、上記実施の
形態と同様に、DLC膜自体による低トルクおよび低発
熱特性と耐焼付性および耐摩耗性の向上効果とが相まっ
て焼付きや摩耗などの損傷が発生するのを良好に防止す
ることができる。なお、その他の構成および作用効果は
上記実施の形態と略同様であるので、その説明を省略す
る。
【0030】
【実施例】図6〜図8は本発明の上記DLC膜の効果を
確認するために、オイルエアー潤滑におけるアンギュラ
玉軸受の温度上昇(外輪温度上昇)と焼き付き限界を測
定した実験結果を示している。また、表1にこの実験に
使用した供試体(軸受仕様)を示している。なお、温度
上昇はアンギュラ玉軸受全体が発生する発熱量に対応す
る。
【0031】
【表1】
【0032】この実験においては、SUJ2からなりか
つ内径が100mmの内輪と、SUJ2からなり且つ外
径が160mmの外輪と、Si3 4 からなるセラミッ
クス転動体(転動体ピッチ径:132.5mm)とをそ
れぞれ備えた複数のアンギュラ玉軸受を供試体として用
いている。なお、保持器は外輪案内方式を採用してい
る。図10に試験装置の概略を示す。図10において符
号31は供試体としての高速回転用転がり軸受であり、
左側がアンギュラ玉軸受、右側が円筒ころ軸受(後述す
る)である。また、符号32は主軸、33は駆動力伝達
用のプーリ、34は測温用の熱電対である。
【0033】図6〜図8に示す実験においては、供試体
としてそれぞれのアンギュラ玉軸受に軸方向に沿って1
470Nの荷重を作用させているとともに、アンギュラ
玉軸受の潤滑方法としてVG22オイルを潤滑材とした
オイルエアー潤滑を用いている。なお、VG22オイル
はJIS(日本工業規格)K2211などに定義されて
いる潤滑油である。また、図6〜図8の縦軸の外輪温度
上昇の値は、外輪外径面に熱電対34を接触させて外輪
温度を計測した結果を外輪温度上昇(外輪温度−外気温
度)に換算して示している。潤滑条件に関しては、0.
1cc/時間(図6)、0.675cc/時間(図
7)、5.4cc/時間(図8)の3種類についてそれ
ぞれの発明品および従来品(比較例)を使用して実験し
た。
【0034】図6〜図8中に示す本発明N1は、アンギ
ュラ玉軸受の内輪軌道面のみに神戸製鋼所社製のUBM
S装置504を用いてDLC膜を成膜したものである。
図6〜図8中に示す本発明O1は、アンギュラ玉軸受の
内輪軌道面および外輪軌道面に神戸製鋼所社製のUBM
S装置504を用いてDLC膜を成膜したものである。
【0035】図6〜図8中に示す本発明P1は、アンギ
ュラ玉軸受の内輪軌道面のみに神港精機社製のPIG式
薄膜作製装置を用いてDLC膜を成膜したものである。
図6〜図8中に示す本発明Q1は、アンギュラ玉軸受の
内輪軌道面および外輪軌道面に神港精機社製のPIG式
薄膜作製装置を用いてDLC膜を成膜したものである。
【0036】図6〜図8中に示す比較例A1は、DLC
膜を施してない従来のアンギュラ玉軸受である。図6〜
図8から明らかなように、本発明品N1、O1、P1、
Q1はいずれも略同等の性能を示しており、比較例A1
に比べて温度上昇(外輪温度上昇)が低く、且つ、焼付
き限界も高くなっていることが分かる。したがって、本
発明品は、アンギュラ玉軸受の高速化、低温度上昇化に
対して有効であることが明らかである。そして、特にD
mN値が200万を超えるような領域ではその差は明確
となる。
【0037】図9はグリース潤滑におけるアンギュラ玉
軸受の温度上昇(外輪温度上昇)と焼付き限界を測定し
た実験結果を示している。また、このとき使用した供試
体を表2に示している。なお、温度上昇はアンギュラ玉
軸受全体が発生する発熱量に対応する。
【0038】
【表2】
【0039】この実験においては、SUJ2からなりか
つ内径が65mmの内輪と、SUJ2からなりかつ外径
が100mmの外輪と、Si3 4 からなるセラミック
ス転動体(転動体ピッチ径:81.65mm)とをそれ
ぞれ備えた複数のアンギュラ玉軸受を供試体として用い
ている。なお保持器は外輪案内方式を採用している。図
9に示す実験においては、供試体としてのそれぞれのア
ンギュラ玉軸受の組合せ時の定位置予圧の予圧設定量に
よって荷重を作用させている(組込み時軸受アキシアル
剛性:98N/μm)とともに、アンギュラ玉軸受の潤
滑方法としてNOKクリューバ社製のイソフレックスN
BU15(封入量:軸受空間容積の15%)を潤滑材と
したグリース潤滑を用いている。
【0040】また、図9において、外輪外径面に熱電対
を接触させて外輪温度を計測した結果を外輪温度上昇
(外輪温度一外気温度)に換算して示している。図9に
示す本発明R1は、アンギュラ玉軸受の内輪軌道面のみ
に神戸製鋼所社製のUBMS装置504を用いてDLC
膜を成膜したものである。図9に示す本発明S1は、ア
ンギュラ玉軸受の内輪軌道面および外輪軌道面に神戸製
鋼所社製のUBMS装置504を用いてDLC膜を成膜
したものである。
【0041】図9に示す本発明T1は、アンギュラ玉軸
受の内輪軌道面のみに神港精機社製のPIG式薄膜作製
装置用いてDLC膜を成膜したものである。図9に示す
本発明U1は、アンギュラ玉軸受の内輪軌道面および外
輪軌道面に神港精機社製のPIG式薄膜作製装置を用い
てDLC膜を成膜したものである。図9に示す比較例B
1は、DLC膜を施してない従来のアンギュラ玉軸受で
ある。
【0042】図9から、本発明品R1、S1、T1、U
1は比較例B1に比べて温度上昇(外輪温度上昇)が低
く、且つ、焼付き限界も高くなっていることが分かる。
また本発明品R1、S1、T1、U1はいずれも略同等
の性能を示しており、内輪軌道面のみにDLC膜を施し
てもアンギュラ玉軸受の高速化、低温度上昇化に対して
は有効であることが分かる。
【0043】図11はオイルエアー潤滑における円筒こ
ろ軸受の温度上昇(外輪温度上昇)と焼き付き限界を測
定した実験結果を示している。また、このとき使用した
供試体(軸受仕様)を表3に示している。なお、温度上
昇は円筒ころ軸受全体が発生する発熱量に対応する。
【0044】
【表3】
【0045】この実験においては、Si:0.7〜1.
5重量%、Cr:0.5〜2.0重量%、Mo:0.5
〜2.0重量%を含有し、表面に浸炭窒化処理を予め施
した耐熱仕様軸受用鋼からなりかつ内径が70mmの内
輪と、内輪と同一材料で外径が110mmの外輪と、内
輪と同一材料の転動体(転動体ピッチ径:91mm)と
をそれぞれ備えた複数の円筒ころ軸受を供試体として用
いている。なお、保持器は外輪案内方式を採用してい
る。
【0046】図11に示す実験においては、供試体とし
てそれぞれの円筒ころ軸受の組み付け時のラジアルすき
間を0μmに調整した。また、潤滑方法はVG22オイ
ルを潤滑材としたオイルエアー潤滑を用いている。な
お、VG22オイルはJIS(日本工業規格)K221
1などに定義されている潤滑油である。また、図11に
縦軸の外輪温度上昇は、外輪外径面に熱電対34を接触
させて外輪温度を計測した結果を外輪温度上昇(外輪温
度−外気温度)に換算して示している。また、潤滑条件
に関しては、0.0375cc/時間についてそれぞれ
の発明品および従来品(比較例)を使用して実験した。
【0047】図11中に示す本発明N2は、円筒ころ軸
受の内輪軌道面および鍔部端面に神戸製鋼所社製のUB
MS装置504を用いてDLC膜を成膜したものであ
る。図11中に示す本発明O2は、円筒ころ軸受の内輪
軌道面、鍔部端面および外輪軌道面に神戸製鋼所社製の
UBMS装置504を用いてDLC膜を成膜したもので
ある。
【0048】図11中に示す本発明P2は、円筒ころ軸
受の内輪軌道面および鍔部端面に神港精機社製のPIG
式薄膜作製装置を用いてDLC膜を成膜したものであ
る。図11中に示す本発明Q2は、円筒ころ軸受の内輪
軌道面、鍔部端面および外輪軌道面に神港精機社製のP
IG式薄膜作製装置を用いてDLC膜を成膜したもので
ある。
【0049】図11中に示す比較例A2は、DLC膜を
施してない従来の円筒ころ軸受である。図11から、本
発明品N2、O2、P2、Q2はいずれも略同等の性能
を示しており、比較品A2に比べて温度上昇(外輪温度
上昇)が低く、且つ、焼付き限界も高くなっていること
が分かる。したがって、本発明品は、円筒ころ軸受の高
速化、低温度上昇化に対して有効であることが明らかで
ある。
【0050】図12はグリース潤滑における円筒ころ軸
受の温度上昇(外輪温度上昇)と焼付き限界を測定した
実験結果を示している。また、このとき使用した供試体
(軸受仕様)を表4に示している。なお、温度上昇は円
筒ころ軸受全体が発生する発熱量に対応する。
【0051】
【表4】
【0052】この実験においては、Si:0.7〜1.
5重量%、Cr:0.5〜2.0重量%、Mo:0.5
〜2.0重量%を含有し、表面に浸炭窒化処理を予め施
した耐熱仕様軸受用鋼からなりかつ内径が70mmの内
輪と、内輪と同一材料で外径が110mmの外輪と、内
輪と同一材料の転動体(転動体ピッチ径:91mm)と
をそれぞれ備えた複数の円筒ころ軸受を供試体として用
いている。なお、保持器は外輪案内方式を採用してい
る。
【0053】図12に示す実験においては、供試体とし
てのそれぞれの円筒ころ軸受の組込み時のラジアルすき
間を0μmとしてた。潤滑方法はNOKクリューバ社製
のイソフレックスNBU15(封入量:軸受空間容積の
10%)を潤滑材としたグリース潤滑を用いている。ま
た、図12の縦軸の外輪温度上昇は、外輪外径面に熱電
対34を接触させて外輪温度を計測した結果を外輪温度
上昇(外輪温度一外気温度)に換算して示している。
【0054】図12に示す本発明R2は、 円筒ころ軸
受の内輪軌道面および鍔部端面に神戸製鋼所社製のUB
MS装置504を用いてDLC膜を成膜したものであ
る。図12に示す本発明S2は、円筒ころ軸受の内輪軌
道面、鍔部端面および外輪軌道面に神戸製鋼所社製のU
BMS装置504を用いてDLC膜を成膜したものであ
る。
【0055】図12に示す本発明T2は、円筒ころ軸受
の内輪軌道面および鍔部端面に神港精機社製のPIG式
薄膜作製装置を用いてDLC膜を成膜したものである。
図12に示す本発明U2は、円筒ころ軸受の内輪軌道
面、鍔部端面および外輪軌道面に神港精機社製のPIG
式薄膜作製装置を用いてDLC膜を成膜したものであ
る。
【0056】図12に示す比較例B2は、DLC膜硬質
被膜を施してない従来の円筒ころ軸受である。図12か
ら、本発明品R2、S2、T2、U2は比較例B2に比
べて温度上昇(外輪温度上昇)が低く、且つ、焼付き限
界も高くなっていることが分かる。また本発明品R2、
S2、T2、U2はいずれも略同等の性能を示してお
り、内輪(内輪軌道面と鍔部端面)のみにDLC膜の被
膜処理を施しても円筒ころ軸受の高速化、低温度上昇化
に対しては有効であることが分かる。
【0057】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、低トルク化および低発熱化を実現できるのは
勿論のこと、高速回転下での耐焼付性および耐摩耗性の
向上を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるアンギュラ玉
軸受を説明するための説明的断面図である。
【図2】DLC膜の等価弾性係数と塑性変形硬さと破壊
強度との関係を示すグラフ図である。
【図3】炭素、クロム、鉄の元素比率とDLC膜厚との
関係を示すグラフ図である。
【図4】DLC膜の拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態である円筒ころ軸受を
説明するための説明的断面図である。
【図6】比較例および本発明例における軸回転速度と外
輪温度上昇との関係を示すグラフ図である。
【図7】比較例および本発明例における軸回転速度と外
輪温度上昇との関係を示すグラフ図である。
【図8】比較例および本発明例における軸回転速度と外
輪温度上昇との関係を示すグラフ図である。
【図9】比較例および本発明例における軸回転速度と外
輪温度上昇との関係を示すグラフ図である。
【図10】軸受回転試験機の概略図である。
【図11】比較例および本発明例における軸回転速度と
外輪温度上昇との関係を示すグラフ図である。
【図12】比較例および本発明例における軸回転速度と
外輪温度上昇との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10…アンギュラ玉軸受(高速回転用転がり軸受) 20…円筒ころ軸受(高速回転用転がり軸受) 11,21…内輪 12,22…外輪 13…玉(転動体) 14,24…保持器 23…ころ(転動体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23B 19/02 B23Q 1/26 D (72)発明者 金野 大 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 荒牧 宏敏 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3C011 FF06 3C045 FD12 FD18 3C048 BB14 CC04 DD13 EE02 3J101 AA02 AA32 AA54 AA62 BA10 BA50 BA70 DA05 EA03 EA44 EA63 EA78 FA31 FA33 FA60 GA31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と外輪との間に複数の転動体が保持
    器を介して配設されると共に、内輪軌道面、外輪軌道
    面、転動体および保持器の内の少なくとも一つの母材表
    面が鋼で形成され、且つ、該母材の表面上にダイヤモン
    ドライクカーボン膜が形成された高速回転用転がり軸受
    であって、 前記ダイヤモンドライクカーボン膜は、金属成分の中間
    層と炭素成分の複合層と炭素層とを備え、前記複合層
    は、前記中間層から前記炭素層に向けて連続的に組成が
    変化する傾斜層であり、且つ、該ダイヤモンドライクカ
    ーボン膜の塑性変形硬さが8〜35GPaであることを
    特徴とする高速回転用転がり軸受。
  2. 【請求項2】 前記ダイヤモンドライクカーボン膜の等
    価弾性係数が100〜280GPaであることを特徴と
    する請求項1記載の高速回転用転がり軸受。
  3. 【請求項3】 前記ダイヤモンドライクカーボン膜の膜
    厚が0.1〜5μmであることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の高速回転用転がり軸受。
  4. 【請求項4】 グリース潤滑、オイルエアー潤滑、オイ
    ルミスト潤滑又は直噴式の微量油潤滑等の微量油潤滑環
    境下で使用されることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一項に記載の高速回転用転がり軸受。
  5. 【請求項5】 前記転動体の素材がセラミックスである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の
    高速回転用転がり軸受。
  6. 【請求項6】 前記外輪及び/又は内輪の母材が耐熱軸
    受用鋼であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    一項に記載の高速回転用転がり軸受。
  7. 【請求項7】 工作機械の主軸に用いることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか一項に記載の高速回転用転が
    り軸受。
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