JP2003013359A - エレクトレット加工品の製造方法 - Google Patents

エレクトレット加工品の製造方法

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JP2003013359A JP2001198616A JP2001198616A JP2003013359A JP 2003013359 A JP2003013359 A JP 2003013359A JP 2001198616 A JP2001198616 A JP 2001198616A JP 2001198616 A JP2001198616 A JP 2001198616A JP 2003013359 A JP2003013359 A JP 2003013359A
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泰義 堀口
Yukio Hachitsuka
幸雄 八塚
Masaaki Takeda
正明 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質で高性能のエレクトレット加工品を生
産可能にしたエレクトレット加工品の製造方法を提供す
ることにある。 【解決手段】 水中に浸漬させた非導電性シートSの少
なくとも片面にバブルジェット水流を衝突させることに
より該非導電性シートSに水Wを浸透させ、次いで該非
導電性シートSを乾燥処理してエレクトレット化するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレクトレット加工
品の製造方法に関し、さらに詳しくは、高品質で高性能
のエレクトレット加工品を生産するエレクトレット加工
品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、低圧損性に優れたエアフィルター
用材料として、エレクトレット加工された繊維シートが
使用されている。このエレクトレット化繊維シートを製
造する従来の方法としては、合成繊維不織布等の繊維シ
ートに高電圧を印加し、コロナ放電によりエレクトレッ
ト化する方法(特開昭61−102476号公報等参
照)や、フィルムシートにワイヤ電極により高電圧を印
加し、同じくコロナ放電によりエレクトレット化した
後、そのフィルムシートを繊維化して不織布にする方法
(特公昭57−14467号公報等参照)などが知られ
ている。
【0003】しかしながら、上記従来の方法は、いずれ
もアース電極の上に高分子材料シートを載せ、その表面
に近接するように針状或いはワイヤー電極を配置し、両
電極間に直流高電圧を印加することによりコロナ放電さ
せて、エレクトレット化するというものであるため、ア
ース電極と印加電極との間隙精度の調整によりムラを生
じやすく、その結果として荷電ムラを生じたり、また火
花放電によるシートが損傷を受けるなどの問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の諸問題を解消し、高品質で高性能のエレクト
レット加工品を生産可能にしたエレクトレット加工品の
製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のエレクトレット加工品の製造方法は、水中に浸漬さ
せた非導電性シートの少なくとも片面にバブルジェット
水流を衝突させることにより該非導電性シートに水を浸
透させ、次いで該非導電性シートを乾燥処理してエレク
トレット化することを特徴とするものである。
【0006】このように非導電性シートを水に浸漬させ
た状態で、少なくとも片面にバブルジェット水流を衝突
させるため、水流の衝突力が空気の存在によって増大
し、非導電性シートに対する浸透を促進することができ
る。したがって、水が非導電性シート内部の隅々まで均
等に分布した状態になるため、これを乾燥処理すること
により、高度かつ均一な電荷密度を有する高品質、高性
能のエレクトレット加工品にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に使用する非導電性シート
は、非導電性を有する材料であれば特に限定されない。
例えば、合成繊維或いは天然繊維の織物、編み物、不織
布等の繊維シート或いはプラスチックフィルムシートな
どを挙げることができる。これらの中でも特に合成繊維
シートが好ましい。また、エアフィルター用の場合に
は、合成繊維不織布が好ましく、中でも高性能フィルタ
ー用には、メルトブロー不織布を使用することが好まし
い。
【0008】非導電性シートの素材は、非導電性を有す
る材料であれば特に限定されるものではない。好ましく
は、体積抵抗率が1012・Ω・cm以上、さらに好まし
くは1014・Ω・cm以上の素材を主体とするものを使
用するとよい。
【0009】例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
乳酸等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリフェニレンサルファイト、フッ素系樹脂、およ
びこれらの混合物などを挙げることができる。これらの
中でも、ポリオレフィンまたはポリ乳酸を主体とするも
のはエレクトレット性能の点から好ましく、さらにポリ
プロピレンを主体とするものは一層好ましい。
【0010】本発明に使用する非導電性シートには、ヒ
ンダードアミン系添加剤及びトリアジン系添加剤の少な
くとも1種を配合することが好ましい。このような添加
剤を非導電性シートに含有させることにより、非導電性
シートに対して特に高いエレクトレット性能を保持させ
ることが可能になる。
【0011】上記2種類の添加剤のうちヒンダードアミ
ン系添加剤としては、ポリ〔((6−(1,1,3,
3,−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5−トリ
アジン−2,4−ジイル)((2,2,6,6,−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ)ヘキサメチレン
((2,2,6,6,−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ)〕(チバガイギー製、キマソープ944L
D)、ハコク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン重縮合物(チバガイギー製、チヌピン622
LD)、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)(チバガ
イギー製、チヌピン144)などが挙げられる。
【0012】また、トリアジン系添加剤としては、前述
のポリ〔((6−(1,1,3,3,−テトラメチルブ
チル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイ
ル)((2,2,6,6,−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)イミノ)ヘキサメチレン((2,2,6,6,−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ)〕(チバガイ
ギー製、キマソープ944LD)、2−(4,6−ジフ
ェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−
((ヘキシル)オキシ)−フェノール(チバガイギー
製、チヌピン1577FF)などを挙げることができ
る。これらのなかでも特にヒンダードアミン系添加剤が
好ましい。
【0013】非導電性シートに対するヒンダードアミン
系添加剤又はトリアジン系添加剤の添加量は、特に限定
されないが、好ましくは0.5〜5重量%の範囲にする
のがよく、更に好ましくは0.7〜3重量%の範囲がよ
い。添加量が0.5重量%未満では、目的とする高レベ
ルのエレクトレット性能を得ることは難しくなる。ま
た、5重量%を超えるほど多く配合すると製糸性や製膜
性を悪くし、かつコスト的にも不利になるので好ましく
ない。
【0014】また、非導電性シートには、上記添加剤の
他に、熱安定剤、耐候剤、重合禁止剤等の一般にエレク
トレット加工品の非導電性シートに使用されている公知
の添加剤を添加してもよい。
【0015】本発明において、非導電性シートのエレク
トレット化のために浸透させる水としては、液体フィル
ター等により汚れを除去し、出来るだけ清浄にした水を
使用することが好ましい。特に、イオン交換水、蒸留
水、逆浸透膜濾過水などの純水が好ましい。純水の純度
としては、導電率で103 μS/m以下であるものが好
ましく、さらに好ましくは102 μS/m以下にしたも
のがよい。
【0016】上記水には水溶性有機溶剤を添加したもの
を使用することが好ましい。水溶性有機溶剤を添加する
ことにより、非導電性シートに対する水の浸透性を一層
向上させることが可能になるからである。水溶性有機溶
剤としては、沸点が水の沸点より低いものが好ましい。
すなわち、水溶性有機溶剤は、非導電性シートに対する
水の浸透性を向上するために添加するので、一度シート
に水を浸透させたら、なるべく早く気化させて乾燥する
ことが好ましいからである。より好ましくは、水との沸
点差が10℃以上ある水溶性有機溶剤がよい。
【0017】水溶性有機溶剤の種類は、非導電性シート
に対する水の浸透性を向上するものであれば特に限定さ
れない。例えば、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン類のケトン類、酢酸プロピル、
酢酸ブチル等のエステル類、その他アルデヒド類、カル
ボン酸類等を挙げることができる。特に、アルコール類
またはケトン類は好ましく、特にアセトン、イソプロピ
ルアルコール、エタノールのうちの少なくとも1種を用
いるのが好ましい。さらに好ましくは、イソプロピルア
ルコールを主成分とするものが好ましい。
【0018】水に対する水溶性有機溶剤の濃度は、浸透
性を向上する効果を奏すれば特に限定はされないが、好
ましくは3〜15重量%とするのがよい。特に、イソプ
ロピルアルコールの場合は、3〜10重量%の範囲が好
ましい。
【0019】本発明において、非導電性シートに水を浸
透させる処理は、非導電性シートを水中に浸漬させた状
態で少なくとも片面にバブルジェット水流を衝突させる
ようにする。このようにバブルを含んだ水流の衝突であ
るため、単なる水流だけの場合に比べて水流の衝突力が
増大し、非導電性シートに対する浸透を促進することが
できる。したがって、水は非導電性シート内部の隅々ま
で均等に分布した状態になり、これを乾燥処理すると高
度かつ均一な電荷密度を有する高品質、高性能のエレク
トレット加工品にすることができる。
【0020】バブルジェット水流の衝突力は、非導電性
シートに対する浸透を促進するものであれば特に限定さ
れないが、好ましくは0.05〜5.0MPaの範囲に
するとよい。衝突力が0.05MPaよりも低くては、
水を分散浸透させる力は弱く、また、5.0MPaより
も高くすると、浸透性は向上するものの非導電性シート
を損傷する場合がある。バブルジェット水流は衝突力が
大きいほど浸透性を向上するが、そのときのシートの損
傷を防止するために、非導電性シートの表面を金網など
の多孔性シートで覆うようにするとよい。
【0021】バブルジェット水流は、ポンプで加圧した
水を噴射する噴射ノズルの周囲に大気に連通するスリッ
トを配置しておき、その噴射ノズルから水中に加圧水を
噴射して、上記スリットからバブルを伴った水流、すな
わちバブルジャェット水流を発生させることができる。
【0022】上記のように水を浸透処理した後の非導電
性シートは、次いで乾燥処理することにより表面に電荷
を帯びた状態にエレクトレット化される。乾燥方法とし
ては、従来公知の方法がいずれも適用可能である。例え
ば、熱風乾燥法、真空乾燥法、自然乾燥法等の方法が適
用可能である。これらのうちでも熱風乾燥法は、連続処
理が可能にであるため好ましい。
【0023】熱風乾燥法の場合は、乾燥温度としてはエ
レクトレットを失活させない程度の温度にする必要があ
る。好ましくは120℃以下、より好ましくは100℃
以下、さらに好ましくは80℃以下にするのがよい。ま
た、熱風乾燥する前に、予備乾燥として、ニップロー
ル、吸水ロール、サクション吸引等によって過剰な水分
を取り除いておくと効率のよい乾燥を行うことができ
る。
【0024】図1は、本発明のエレクトレット加工品の
製造方法において、非導電性シートに水を浸透処理する
ための装置を例示したものである。
【0025】図1において、1は浸透処理用の水Wを貯
留した水槽、2は水を高圧で循環する高圧ポンプ、3は
バブルジェットノズル、4は非導電性シートSが巻回さ
れたシートロールである。非導電性シートSには、例え
ば合成繊維のメルトブロー不織布が使用され、かつ好ま
しくはヒンダードアミン系添加剤及び/又はトリアジン
系添加剤を配合したものが使用される。また、水Wには
純水が使用され、好ましくはイソプロピルアルコールな
どの水溶性有機溶剤を添加した水溶液が使用される。
【0026】水槽1の前後には送りローラ6,7が設け
られ、この送りローラ6,7によりシートロール4から
非導電性シートSを解舒しながら、不図示のスリットを
介して水槽1内部の水Wの中を移動させる。このように
水槽1内を走行する非導電性シートSに対し、バブルジ
ェットノズル3が噴射口を金網5を介して対面させてい
る。
【0027】水槽1の下流側には乾燥処理部9が設けら
れ、水槽1において水Wを浸透処理した後の非導電性シ
ートSを送りロール7と8で移送しながら乾燥処理す
る。乾燥処理部9には供給管9aから加熱空気が供給さ
れ、内部を循環したのち排気管9bから排出される。
4’は乾燥処理後に巻き上げられた非導電性シートSの
シートロールである。
【0028】上記処理装置において、非導電性シートS
を移動させつつ高圧ポンプ2を稼働させると、バブルジ
ェットノズル3からバブルジェットが水中に噴射し、そ
のバブルジェットに伴って水流が発生することにより、
移動中の非導電性シートSの表面に衝突する。バブルジ
ェット水流は金網5に衝突することにより拡大分散し、
非導電性シートSの表面に広く拡散することにより、水
を非導電性シートSの内部まで均等に浸透させる。
【0029】水槽1を出た非導電性シートSは、乾燥処
理部9で乾燥処理されることにより、表面に電荷を帯電
したエレクトレット加工品になり、最後にシートロール
4’に巻き上げられる。
【0030】
【実施例】以下に説明する実施例において使用する特性
値は、次の測定法により測定したものである。
【0031】〔捕集性能〕図3に示す捕集性能測定装置
で測定した。この捕集性能測定装置は、測定サンプルM
をセットするサンプルホルダー11の上流側にダスト収
納箱12を連結し、下流側に流量計13、流量調整バル
ブ14、ブロワ15を連結している。また、サンプルホ
ルダー11にパーテクルカウンター16が設けられ、こ
のパーテクルカウンター16を使用し、切替コック17
を介して、測定サンプルMの上流側のダスト個数と下流
側のダスト個数をそれぞれ測定することができる。
【0032】捕集性能の測定に当たっては、径0.3μ
mのポリスチレン標準ラテックスパウダーをダスト収納
箱12に充填し、サンプルMをホルダー11にセット
し、風量をフィルター通過速度が1.5m/分になるよ
うに流量調整バルブ14で調整し、ダスト濃度を1万〜
4万個/2.83×10-43 (0.01ft3 )の範囲で安定さ
せ、サンプルMの上流のダスト個数Dおよび下流のダス
ト個数dをパーティクルカウンター16(リオン社製、
KC−01B)で5回測定し、JIS K−0901に
基づいて下記計算式にて捕集性能(%)を求めた。
【0033】 捕集性能(%)=〔1−(d/D)〕×100 ただし、d:下流のダスト個数 D:上流のダスト個数 〔含水率〕水浸透後のシートの重量W1 と、それを乾燥
した後のシートの重量W2 とを測定、次式で含水率
(%)を求めた。
【0034】 含水率(%)=〔(W1 −W2 )/W2 〕×100 〔平均繊維径〕SEM写真により拡大した繊維100本
について繊維径を測定し、その平均値を求めた。
【0035】実施例1 耐候剤としてトリアジン系添加剤(チバガイギー製、キ
マソープ944)を1%含有させたメルトインデックス
MIが700のポリプロピレンを原料とし、通常のメル
トブロー法により、目付40g/m2 、平均繊維径2.
0μmのメルトブロー不織布を製造した。
【0036】上記メルトブロー不織布を、図1の装置を
使用して、逆浸透膜濾過水をバブルジェット水流にして
浸透処理をした。この浸透処理後の含水率は120%で
あった。さらに、水切り後に80℃で20分間熱風乾燥
して、エレクトレット化されたメルトブロー不織布を得
た。このエレクトレット化メルトブロー不織布のエレク
トレット性能は、実用上十分に高いものであった。
【0037】比較例1 実施例1において、バブルジェット水流ではなく、水だ
けの噴射流にした以外は実施例1と同様にして処理し
た。その含水率は10%であり、乾燥後のエレクトレッ
ト性能は未処理のものと余り変わらなかった。
【0038】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、非導電
性シートを水に浸漬させた状態で、少なくとも片面にバ
ブルジェット水流を衝突させるため、水流の衝突力が空
気の存在によって増大し、水を非導電性シート内部の隅
々まで均等に浸透した状態にすることができ、これを乾
燥処理することにより、高度かつ均一な電荷密度を有す
る高品質、高性能のエレクトレット加工品にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレクトレット加工品の製造方法に使
用する連続処理装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 水槽 2 高圧ポンプ 3 バブルジェットノズル 4 シートロール 5 金網 9 乾燥処理部 S 非導電性シート W 水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // D06M 101:20 D06M 7/02 A (72)発明者 武田 正明 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 4D019 AA01 BA12 BA13 BB02 BB03 BC01 4D054 AA11 BC16 4L031 AA14 AB34 BA08 BA36 CA09 CA15 CB02 DA00 4L047 AA14 BA23 CB10 CC11 EA05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に浸漬させた非導電性シートの少な
    くとも片面にバブルジェット水流を衝突させることによ
    り該非導電性シートに水を浸透させ、次いで該非導電性
    シートを乾燥処理してエレクトレット化するエレクトレ
    ット加工品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記非導電性シートをロール状に巻き上
    げた状態で前記浸透処理を行う請求項1に記載のエレク
    トレット加工品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記非導電性シートにヒンダードアミン
    系添加剤及びトリアジン系添加剤の少なくとも1種を
    0.5〜5重量%配合した請求項1又は2に記載のエレ
    クトレット加工品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記非導電性シートが合成繊維シートで
    ある請求項1,2又は3に記載のエレクトレット加工品
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記合成繊維シートがメルトブロー不織
    布である請求項4に記載のエレクトレット加工品の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記水がイオン交換水、蒸留水または逆
    浸透膜濾過水である請求項1〜5のいずれかに記載のエ
    レクトレット加工品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記水が水溶性有機溶剤を添加した混合
    液である請求項1〜6のいずれかに記載のエレクトレッ
    ト加工品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記水溶性有機溶剤がイソプロピルアル
    コール、エチルアルコール、アセトンのうちの少なくと
    も1種である請求項7に記載のエレクトレット加工品の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 前記混合液の水溶性有機溶剤の濃度が3
    〜15重量%である請求項7又は8に記載のエレクトレ
    ット加工品の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記非導電性シートがポリオレフィン
    を主体に構成されている請求項1〜9のいずれかに記載
    のエレクトレット加工品の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記ポリオレフィンがポリプロピレン
    を主体に構成されている請求項10に記載のエレクトレ
    ット加工品の製造方法。
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