JP2003011935A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷画像のインク水分を強制的に除去するこ
とで、転写画像の画像品質を向上させることができる画
像形成装置および画像形成方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 転写フィルムFに昇華性染料インクを用
いて画像の印刷を行うと共に、印刷後の転写フィルムF
と印刷用メディアCとを重ね合わせて加熱圧接処理し、
転写フィルムFに保持した昇華性染料インクを印刷用メ
ディアCの表面に拡散・定着させて画像を形成する画像
形成装置1であって、転写フィルムFにインクジェット
方式で画像の印刷を行う印刷手段14と、転写フィルム
Fに印刷した印刷画像のインク水分を気化させる乾燥手
段15と、乾燥後の転写フィルムFと印刷用メディアC
とを重ね、加熱圧接処理して印刷用メディアCの表面に
印刷画像を拡散・定着させる定着手段42と、を備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇華性染料インク
により画像を印刷した転写媒体を用いて、被転写媒体で
ある印刷用メディアに熱転写することで画像を形成する
画像形成装置および画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の印刷方式で昇華性染料イン
クを用いて画像を印刷した転写紙から、印刷用メディア
に画像を熱転写する画像形成装置・方法が知られてい
る。このうち、インクジェット方式による画像形成装置
・方法では、転写紙にインク滴を着弾させることにより
含浸保持させ、これを印刷用メディアの表面に重ね、熱
プレス機構等による加熱圧接処理を行い、転写紙に含浸
保持したインク滴を印刷面から積層方向に分子移行によ
り透過させて、印刷用メディアの表面に拡散・定着させ
ることで、画像を転写形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような画像形成装
置および方法において、印刷から加圧熱転写に至る動作
を連続して行うと、印刷画像のインクが乾燥しないまま
(水分を多く含んだまま)加圧熱転写動作に移行するこ
とになる。かかる場合には、加熱圧接状態で、インクの
水分が気化気泡となって、微小な隙間に向かって移動
し、或いは封じ込まれるため、転写画像に滲みや色むら
が生ずるおそれがあった。また、転写紙においては、着
弾したインク滴が紙の繊維に沿うため、にじみが生じや
すく、転写時には既に画像品質を損なっている問題があ
る。
【0004】本発明は、印刷画像のインク水分を強制的
に除去することで、転写画像の画像品質を向上させるこ
とができる画像形成装置および画像形成方法を提供する
ことをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、転写フィルムに昇華性染料インクを用いて画像の印
刷を行うと共に、印刷後の転写フィルムと印刷用メディ
アとを重ね合わせて加熱圧接処理し、転写フィルムに保
持した昇華性染料インクを印刷用メディアの表面に拡散
・定着させて画像を形成する画像形成装置であって、転
写フィルムにインクジェット方式で画像の印刷を行う印
刷手段と、転写フィルムに印刷した印刷画像のインク水
分を気化させる乾燥手段と、乾燥後の転写フィルムと印
刷用メディアとを重ね、加熱圧接処理して印刷用メディ
アの表面に印刷画像を拡散・定着させる定着手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0006】同様に、本発明の画像形成方法は、転写フ
ィルムに昇華性染料インクを用いてインクジェット方式
で画像の印刷を行う印刷工程と、印刷工程の後、転写フ
ィルムに印刷した印刷画像のインク水分を気化させる乾
燥工程と、乾燥工程の後、転写フィルムと印刷用メディ
アとを重ね合わせて加熱圧接処理し、転写フィルムの印
刷画像を印刷用メディアの表面に拡散・定着させる定着
工程と、を備えたことを特徴とする。
【0007】この構成によれば、転写フィルムに画像の
印刷を行うと昇華性染料インクが含浸保持され、この印
刷面(あるいはその反対の面)を表面に重ねた状態で印
刷用メディアを加熱圧接処理すると、昇華性染料インク
が転写フィルムから印刷用メディアの表面深部にまで分
子レベルで移行し、発色して定着することで転写画像が
形成される。そして、転写フィルムを印刷用メディアか
ら除去することで、表面に画像を簡易的に形成した印刷
用メディアが作成される。このとき、加熱圧接処理に先
立って、昇華性染料インクが分子移行しない程度に、湿
潤状態の転写フィルムを強制的に乾燥させ、インク水分
を除去するようにしているため、転写フィルムを乾燥し
た状態で加熱圧接処理することができる。これにより、
加熱圧接処理において、蒸発する水分量は極端に抑えら
れ気化気泡の発生を抑制することができ、転写画像の色
むらやにじみを防止することができる。また、転写媒体
として転写フィルムを用いているため、着弾したインク
滴が繊維質に沿うことがなく、印刷画像自体のにじみを
好適に防止することができる。
【0008】この場合、乾燥手段は、熱風を転写フィル
ムに吹き付けるヒータおよびファンを有していること
が、好ましい。
【0009】この構成によれば、湿潤状態の転写フィル
ムを熱風により乾燥させる形態となるため、非接触で速
やかにそのインク水分を気化させることができる。
【0010】この場合、印刷手段および乾燥手段に沿っ
て転写フィルムが送られてゆく送り経路を備え、印刷手
段と乾燥手段との間の送り経路途上には、印刷後の転写
フィルムを予熱する予熱プレートが配設されていること
が、好ましい。
【0011】この構成によれば、湿潤状態の転写フィル
ムが予め保温されて乾燥手段に臨むため、乾燥手段によ
る本乾燥処理を短時間で行うことができる。また、印刷
手段と乾燥手段とを、予熱プレートによる所定の間隙を
挟んで配設することができるため、ファンによるインク
ジェットヘッドへの直接の風的影響を好適に防止するこ
とができる。
【0012】この場合、乾燥手段の駆動を制御する制御
手段を備え、制御手段は、印刷画像を形成するためのイ
ンク量に基づいて、乾燥手段の熱量および/または風量
を制御することが、好ましい。
【0013】この構成によれば、印刷画像を形成するた
めのインク量、すなわちインク水分量に応じて乾燥処理
を行うことができる。これにより、印刷画像におけるイ
ンク量の多少に関係なく、一定の時間(短時間)で乾燥
処理を行うことができ、これに連動する他の装置への影
響を排除することができる。
【0014】同様に、転写フィルムを送りながら乾燥手
段に臨ませるフィルム送り手段と、フィルム送り手段の
駆動を制御する制御手段とを更に備え、制御手段は、印
刷画像を形成するためのインク量に基づいて、フィルム
送り手段の送り速度を制御することが、好ましい。
【0015】この構成によれば、印刷画像を形成するた
めのインク量、すなわちインク水分量に応じて乾燥の処
理時間を制御することができると共に、乾燥処理を連続
して行うことができる。これにより、印刷画像の画像品
質を好適に維持し、続く加熱圧接処理を効率良く行うこ
とができる。
【0016】また、請求項1において、乾燥手段は、転
写フィルムを水平に載置して加熱するヒートプレートを
有していることが、好ましい。
【0017】この構成によれば、湿潤状態の転写フィル
ムを加熱により乾燥させる形態となるため、接触状態で
速やかにそのインク水分を気化させることができる。ま
た、複数枚の印刷済み転写フィルムを一括してヒートプ
レート上で処理することができ、時間効率を向上したバ
ッチ処理を行うことができる。
【0018】この場合、乾燥手段の駆動を制御する制御
手段を備え、制御手段は、印刷画像を形成するためのイ
ンク量に基づいて、乾燥手段の加熱熱量を制御すること
が、好ましい。
【0019】この構成によれば、印刷画像を形成するた
めのインク量、すなわちインク水分量に応じて乾燥の加
熱熱量を制御することができる。これにより、加熱温度
および加熱時間を巧みにコントロールして、印刷画像の
画像品質を好適に維持し、これに連動する他の装置への
影響を排除し、続く加熱圧接処理を効率良く行うことが
できる。
【0020】これらの場合、画像定着後の印刷用メディ
アを表裏反転して、再度定着手段に臨ませるメディア反
転手段を更に備えることが、好ましい。
【0021】この構成によれば、加熱圧接処理すること
で印刷用メディアに、熱収縮などの反りが生じた場合
に、これを表裏反転させて再度加熱圧接処理を行うこと
で、印刷用メディアの表裏を同一条件で加熱することに
なり、反りを元の水平形態に戻すことができる。これに
より、印刷用メディアの画像品質はもとより、商品価値
を減じることがない。なお、表裏反転に先立って、印刷
用メディアを強制的に加圧冷却を行うことが好ましい。
【0022】これらの場合、印刷用メディアが、カード
であることが、好ましい。
【0023】この構成によれば、カード上に高品質な画
像を形成することができる。例えば、免許証等のよう
に、写真を一部に含む画像の場合であっても、その色む
らやボケを有効に防止することができる。
【0024】これらの場合、転写フィルムは、印刷用メ
ディアに重ね合わさる表面が平滑面から成る水溶性の樹
脂材料で構成されていることが、好ましい。
【0025】この構成によれば、転写フィルムが水溶性
樹脂であるため、フェザリングを好適に防ぎ、印刷時に
おけるインク吸収性を良好にして、転写フィルム内部で
インクを拡散させることなく安定して含浸保持すること
ができる。このため、加熱圧接処理において、印刷画像
は転写フィルムを透過することなく、直接、印刷用メデ
ィアの表面に移行するため、忠実性良く転写することが
できる。また、印刷用メディアには、転写フィルムの平
滑面が重なるため、加圧したときに、転写フィルムと印
刷用メディアとの間に噛む空気が抜け易く、転写フィル
ムを印刷用メディアに限りなく密に接触させることがで
きる。このため、粗面接触によって生じる微小空間を起
因とした、転写画像の色むらを有効に防止することがで
きる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明の一実施形態に係る画像形成装置および画像形成方
法について説明する。この画像形成装置・方法は、樹脂
製のカードである印刷用メディアと水溶性の転写フィル
ムとを用いて、転写フィルムから印刷用メディアに所望
の画像を熱転写するものである。具体的には、昇華性染
料インクを用いてインクジェット方式で、転写フィルム
に文字、図形、背景などの所望の画像の印刷を行い、印
刷画像を強制的に乾燥させた後、転写フィルムを印刷用
メディアに重ねて、この印刷画像を印刷用メディアに熱
転写することで、印刷用メディアに高品質な転写画像を
形成するものである。
【0027】図1は、画像形成装置の内部構造のうち、
主要部を抽出して表した模式断面図である。この画像形
成装置1は、箱型の筐体で外郭を形成した装置本体2の
内部に、印刷用メディアCを供給するメディア供給部3
と、転写フィルムFを供給すると共にこれに画像の印刷
を行う印刷部4と、印刷後の転写フィルムFと印刷用メ
ディアCとを重ね合わせる重合部5と、重ねた転写フィ
ルムFから印刷用メディアCに印刷画像の熱転写を行う
転写部6とを備えると共に、これら各主要部を統括制御
するコントローラ7を備えている。また、特に図示しな
いが、装置本体2の内部には、これら各主要部を関連付
け、印刷用メディアCおよび転写フィルムFを搬送する
搬送手段が設けられている。
【0028】メディア供給部3は、複数枚の印刷用メデ
ィアCを積層してストックするメディアカセット11
と、メディアカセット11の前部下側に配設された駆動
系の供給ローラ12とで構成されている。メディアカセ
ット11は、内側の平面形状が印刷用メディアCの平面
形状とほぼ同一に形成されていると共に、複数枚を重ね
てセット可能な所定の深さを有して構成されている。供
給ローラ12は、積層され最下位に位置する印刷用メデ
ィアCの前部下面に転接するようになっており、一枚ず
つ重合部5へと印刷用メディアCを確実に送り出すこと
ができるようになっている。
【0029】印刷部4は、繰り出し自在なロール状の転
写フィルムFと、繰り出された転写フィルムFに印刷を
行う印刷装置14と、印刷後の転写フィルムFを熱風で
強制的に乾燥させる乾燥装置15と、転写フィルムFを
印刷装置14および乾燥装置15に臨ませるように送り
経路18に沿って送るフィルム送りローラ16と、フィ
ルム送りローラ16で送られてくる乾燥後の転写フィル
ムFを切断する切断装置17とで構成されている。フィ
ルム送りローラ16により繰り出された転写フィルムF
は、送られながら印刷装置14に臨んで所望の画像が印
刷され、続いて乾燥装置15に臨んでその印刷済み部分
が乾燥され、さらに切断装置17によりその乾燥した印
刷済み部分が切断されて、ラベル状の転写フィルム
(片)Fとなる。
【0030】フィルム送りローラ16は、転写フィルム
Fを繰り出すと共に印刷装置14の印刷位置に送り込む
送込みローラ19と、送込みローラ19から受け取った
転写フィルムFを乾燥装置15の乾燥位置に送り込む中
間送りローラ20と、中間送りローラ20から受け取っ
た転写フィルムFを切断装置17に送り出す送出しロー
ラ21と、駆動源となる駆動モータ(図示省略)と、駆
動モータの回転動力をこれら各ローラ19,20,21
に伝達するギア等の動力伝達機構(図示省略)とを有し
ている。
【0031】フィルム送りローラ16を構成する各ロー
ラ19,20,21は、いわゆるグリップローラで構成
されており、送込みローラ19は印刷装置14を挟んで
転写フィルムFの送り方向の上流側に、中間送りローラ
20はその下流側に、さらに乾燥装置15を挟んでその
下流側には送出しローラ21がそれぞれ配設されてい
る。駆動モータは、コントローラ7に接続され、各ロー
ラの回転、すなわち転写フィルムFの走行を制御する。
【0032】印刷装置14は、ヘッドユニット22と、
駆動源となるキャリッジモータ23と、キャリッジモー
タ23の回転を受けてヘッドユニット22を往復動させ
る往復動機構24とを備えている。ヘッドユニット22
は、下面に多数のノズルを形成したインクジェットヘッ
ド25と、インクジェットヘッド25に昇華性染料イン
クを供給するインクカートリッジ26と、インクジェッ
トヘッド25およびインクカートリッジ26を搭載した
キャリッジ27とで構成されている。インクカートリッ
ジ26には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、およびブラック(B)の4色の昇華性染料イン
クが充填されている。あるいは、これらにライトシアン
(LC)およびライトマゼンタ(LM)の2色を加えた
計6色のインクを充填してもよい。
【0033】転写フィルムFへの印刷は、キャリッジ2
7が往復動機構24により往復動することで、この往復
動の際に、インクジェットヘッド25から適宜インク滴
が吐出されることで行われる。具体的には、ヘッドユニ
ット22の下側を通過する転写フィルムFは、フィルム
送りローラ16により送り経路18に沿って間欠送りさ
れ、これに対しヘッドユニット22が送り方向に直交す
る方向に往復動して、転写フィルムFへの印刷が行われ
る。すなわち、ヘッドユニット22の往復動と転写フィ
ルムFの間欠送りとが、印刷技術における主走査および
副走査となって、昇華性染料インクを使用したインクジ
ェット方式の印刷が行われる。
【0034】昇華性染料インクは、昇華性染料からなる
インクであり、熱により昇華性を発揮するものである。
なお、詳細は後述するが、昇華性染料インクは、印刷に
おいて転写フィルムFに一旦は含浸保持されると共に、
熱転写の際の加熱処理における高温の熱により印刷用メ
ディアCに移行して、蒸発・拡散することで発色する。
【0035】乾燥装置15は、印刷装置14の下流側に
配設されており、送られてきた転写フィルムFに非接触
状態で臨むドライヤで構成されている。ドライヤ15
は、送り経路18に対し風を送るファン38と、ファン
38による送風エアーを暖めるニクロム線ヒータ39と
で構成されている。ドライヤ15は、転写フィルムFの
印刷面に一定の間隙を保って臨み、その印刷画像に対し
送風エアーを吹き付けることにより乾燥処理を行う。す
なわち、転写フィルムFは、ドライヤ15により湿潤状
態の印刷画像を熱風に曝されることで強制的に乾燥処理
され、印刷画像のインク水分が気化された状態で、切断
装置17へと送られる。なお、転写フィルムFへの乾燥
制御は、ドライヤ15による送風量および加熱熱量から
なる要素と、転写フィルムFの送り速度からなる要素と
で制御可能である(詳細は後述する)。また、図示しな
いが筐体には、ファンのエアー流路に臨んで吸気口およ
び排気口を形成することが、好ましい。
【0036】切断装置17は、送り経路18に臨んで乾
燥装置15の下流側に配設されており、固定刃30およ
び移動刃31を支持軸32で回動自在に連結したはさみ
形式のカッタ29と、移動刃31を介してカッタ29を
切断動作させるカッタ駆動機構(図示省略)とで構成さ
れている。固定刃30および移動刃31は、送り経路1
8に臨んでおり、カッタ駆動機構により、移動刃31が
固定刃30に対し回動することで、転写フィルムFを挟
み込んで切断する。すなわち、送出しローラ21で送ら
れた印刷・乾燥済みの転写フィルムFは、移動刃31の
回動操作により切断され、ラベル状の転写フィルムFと
なって、重合部5へと送られる。
【0037】重合部5は、印刷用メディアCの上側に印
刷後の転写フィルム(片)Fを重ねると共に、転写フィ
ルムFの上側にクッションシートSを重ねる重合機構3
5を備えている。重合機構35は、トレイを兼ねる載置
台36と、載置台36上に印刷用メディアCおよび転写
フィルムFを導く投入ガイド37と、クッションシート
Sを転写フィルムFの上側に載置するクッションシート
導入装置(図示省略)とで構成されている。
【0038】投入ガイド37は、印刷用メディアCおよ
び転写フィルムFの平面形状に合わせた内面を有して角
筒状に形成され、上部が外側に拡開している。メディア
供給部3から供給された印刷用メディアCは、上方から
投入ガイド37に投入され、これに案内されて載置台3
6上に位置決め状態で載置される。同様に、印刷部4か
ら導入された転写フィルムFは、その印刷面を下にして
投入ガイド37に投入され、これに案内されて印刷用メ
ディアC上に位置決め状態で載置される(重なる)。
【0039】一方、クッションシート導入装置は、特に
図示しないが、メディア供給部3と同様の構造を有して
おり、多数のクッションシートSを重ねてストックする
クッションシートストッカと、クッションシートストッ
カからクッションシートSを1枚ずつ供給するシート供
給ローラとを備えている。この場合、クッションシート
Sは、すでに載置台36上に導入された転写フィルムF
と投入ガイド37の下端との間の間隙から水平方向に送
り込まれるようにして、導入される。なお、クッション
シートSは、耐熱性を有し且つ軟質な素材で、例えばシ
リコン、ウレタン、塩化ビニルなどで構成することが、
好ましい。
【0040】これにより、印刷用メディアCは、転写フ
ィルムFの印刷面に含浸保持されている昇華性染料イン
クからなる印刷画像部分に対し、位置合わせされ且つ密
接するように重ねられ、さらに転写フィルムFの表面
(重ねる印刷面とは反対側の面)に、これを被うように
クッションシートSが重ねられる。なお、転写フィルム
Fの非印刷面側を印刷用メディアCに重ねてもよい。そ
して、このように重合された印刷用メディアC、転写フ
ィルムFおよびクッションシートSは、載置台36と共
に転写部6に搬送され、さらに載置台36から転写部6
に移載される。
【0041】なお、印刷用メディアCの両面に印刷画像
を転写・形成する場合には、転写フィルムFに対し、印
刷、乾燥および切断を2度行って2枚の転写フィルムF
を用意し、重合部5において、その転写フィルムFの各
印刷面を印刷用メディアCの表裏各面にそれぞれ対面し
て重ね、さらにクッションシートSを表裏両側から積層
する。すなわち、クッションシートS、転写フィルム
F、印刷用メディアC、転写フィルムF、クッションシ
ートSの順で、重合動作(重合機構35への投入)が行
われる。
【0042】転写部6は、重合後の印刷用メディアCを
加熱および加圧処理する熱プレス機42と、加熱後の印
刷用メディアCを冷却する冷却ファン43とで構成され
ている。熱プレス機42は、印刷用メディアCを載置す
るプレス受台44と、プレス受台44に平行に対峙する
押圧板45と、押圧板45をプレス受台44に対し昇降
移動させる昇降機構(図示省略)とで構成されている。
【0043】プレス受台44は、ヒータ46を内蔵して
いると共に、印刷用メディアCに平行で且つこれより外
形の大きなプレス受面44aを有し、重合後の印刷用メ
ディアCを水平に載置する。押圧板45は、プレス受台
44と同様にヒータ47を内蔵していると共に、プレス
受面44aに対応してこれに平行なプレス面45aを有
している。昇降機構は、カム機構やトグル機構などのリ
ンク機構で構成されており、押圧板45をプレス受台4
4に対し下降させることで、プレス面45aをプレス受
面44aに向かって圧接させる。なお、ヒータ46,4
7は、遠赤外線ヒータを用いることが、好ましい。
【0044】プレス受台44に水平に載置された印刷用
メディアC、転写フィルムFおよびクッションシートS
は、昇降機構を介して下降してきた押圧板45により、
プレス受台44に向かって圧接されると共に、両ヒータ
46,47により接触状態で加熱される。このような熱
プレス機42の加熱圧接処理により、転写フィルムFに
保持した昇華性染料インクが印刷用メディアCに移行し
て、画像が印刷用メディアCに転写・形成される。な
お、熱プレス機42は、上述のコントローラ7により、
ヒータ46,47の発熱駆動および押圧板45の押圧駆
動が個々に制御される(詳細は後述する)。
【0045】冷却ファン43は、熱プレス機42に臨ん
で配設され、適宜、コントローラ7により制御されて冷
却エアーを送風する。より具体的には、冷却ファン43
は、押圧板45とプレス受台44との間隙に臨んでお
り、その冷却エアーでもって加熱後の印刷用メディアC
を強制的に冷却する。これにより、加熱が行われて画像
が転写された印刷用メディアCは、冷却ファン43によ
り、ユーザが手に持てる程度に冷却されることとなる。
【0046】なお、転写部6に臨んで、メディア反転手
段8を設けることが好ましい。メディア反転手段8は、
特に図示しないが、重合体(印刷用メディアC)の受け
取りおよび受け渡し可能なキャッチャで構成され、画像
転写後の印刷用メディアCを必要な場合に表裏反転し
て、再度、熱プレス機42に臨ませることができるよう
になっている。これにより、印刷用メディアCの両面に
印刷画像を連続して転写・形成することができると共
に、最初の加熱圧接処理で印刷用メディアCに熱収縮に
よる反りが生じた場合にも、再度、同一条件で加熱する
ことにより元の水平形態に復元することができる。
【0047】ここで、印刷部4および転写部6の具体的
な制御処理について説明する前に、転写フィルムFおよ
び印刷用メディアCと、この両者を用いた画像形成のプ
ロセスについて詳細に説明する。図2は、転写フィルム
Fおよび印刷用メディアCの構造を模式的に表した断面
図であり、図3は、転写フィルムFから印刷用メディア
Cに画像が形成されてゆくプロセスを模式的に表した断
面模式図である。
【0048】転写フィルムFは、いわゆるインク受容シ
ートであり、図2(a)に示すように、耐熱性を有する
と共に水溶性を有する樹脂材料で単一の層として構成さ
れ、ダイレクトに印刷される昇華性染料インクを一時的
に保持可能に構成されている。転写フィルムFは、例え
ば、PVA(ポリビニルアルコール)またはピロリドン
を主成分とする水溶性樹脂で構成され、層厚方向のほぼ
その上半部領域に昇華性染料インクを受容する。この場
合、転写フィルムFを水溶性樹脂で構成したことによ
り、印刷時における昇華性染料インクのインク吸収性を
良好にして、転写フィルムF内部で昇華性染料インクを
拡散させることなく安定して含浸保持することができる
ようになっている。
【0049】また、転写フィルムFは、主成分のPVA
等の他、加圧・加熱を加えることにより弱粘着性を発揮
する特性を有する材料や、加圧・加熱を加えた後空気に
曝すと僅かに硬化性を発揮する特性を有する材料が付加
されて構成されている。前者の特性を有する転写フィル
ムFは、熱プレス機42の加圧・加熱により、弱粘着性
を発揮して印刷用メディアCに強密着し、また後者の特
性を有する転写フィルムFは、冷却ファン43等の送風
により、硬化性を僅かに発揮して印刷用メディアCから
分離し易くなる。
【0050】さらに、転写フィルムFは、印刷用メディ
アCに適切に密接して重なるように、昇華性染料インク
を受容する印刷面が平滑性を有して構成されていると共
に、全体として軟質に構成されている。このため、転写
フィルムFと印刷用メディアCとを重ねて加圧すると、
両者間の接触面である界面に介在する空気や気泡が追い
出され、両者が密に接触するようになる。もっとも、印
刷用メディアCの種類等によっては、転写フィルムFは
硬質樹脂であってもよい。
【0051】一方、印刷用メディアCは、図2(b)、
(c)にその積層構造を示すように、2種類の印刷用メ
ディアCが用意されている。図2(b)の印刷用メディ
アCは、基材層51と、基材層51の表面に積層したイ
ンク定着層52とからなり、図2(c)の印刷用メディ
アCは、インク定着層52の表面にラミネートフィルム
に代わるフッ素フィルム層53が更に積層されている。
印刷用メディアCは、ロール紙、印刷テープ、あるいは
単票紙でもよいが、ここではカードを例に説明する。
【0052】印刷用メディア(カード)Cの基材層51
は、PVC(ポリ塩化ビニル)、PET(ポリエチレン
テレフタレート)等のプラスチックフィルムや、合成紙
などで構成され、印刷用メディアC全体の剛性を保持し
ている。また、基材層51は、一般的に主として白色系
で構成されている。インク定着層52は、透明なPET
フィルム等で構成され、最終的に印刷される昇華性染料
インクが浸透する層となる。すなわち、インク定着層5
2に画像が熱転写され、ここでインクが定着する。な
お、印刷用メディアCの表面、すなわち転写フィルムF
の印刷面が対面するインク定着層52の表面も平滑にし
ておくことが好ましい。
【0053】図3に示すように、転写フィルムFにイン
クジェット方式で画像の印刷を行うと、昇華性染料イン
クのインク滴が転写フィルムFに含浸保持される(同図
(a))。このとき、インク滴は、転写フィルムFの内
部にて周辺部に拡散することなく、ほぼ上半部領域に含
浸保持されているが、印刷画像によっては、単位面積当
たりのインク水分は異なっている。そこで、湿潤状態の
転写フィルムFを送風加熱により乾燥処理し、インク水
分を除去するようにする(同図(b))。
【0054】これにより、つづく加熱圧接処理におい
て、蒸発する水分量は極端に抑え気化気泡の発生を抑制
することができる。つづいて、転写フィルムFを上下反
転させ、その印刷面を印刷用メディアCの表面に対面さ
せるように重ねる(同図(c))。なお、このとき、重
ねた転写フィルムFと印刷用メディアCとの界面から気
泡等のエアーを、転写フィルムFの非印刷面側からロー
ラを相対的に押圧転動させることで、十分に抜いておく
とよい。
【0055】重合後の印刷用メディアCを圧接状態で、
すなわち重ねた転写フィルムFと印刷用メディアCとを
相対的に押圧した状態で加熱すると、インク滴は、イン
ク定着層52の基材層51近傍にまで分子レベルで移行
する(同図(d))。すなわち、転写フィルムFに保持
されているインク滴は、加熱によりインク定着層52へ
と浸透して、ここで蒸発・拡散し、発色する。これによ
り、印刷画像がインク定着層52に定着し形成される。
その後、転写フィルムFを印刷用メディアCから分離し
(同図(e))、インク定着層52を外部に露出させる
ことで、印刷画像をインク定着層52に熱転写した印刷
用メディア(カード)Cが作成される。
【0056】一方、分離後の転写フィルムFは、水に浸
漬することで、その水溶性を発揮して溶融分解される。
したがって、画像転写後において、転写フィルムFに僅
かに残る原画を完全消失することができるため、印刷用
メディアCの偽造防止も図ることができる。もっとも、
印刷用メディアCに転写フィルムFを積層した状態で、
これを水に浸漬し、転写フィルムFのみを溶融して、印
刷用メディアCから転写フィルムFを除去(分離)して
もよい。
【0057】図2(c)のフッ素フィルム層53を積層
した印刷用メディアCを使用した場合には、転写フィル
ムFの加熱・加圧の際に、インク滴がフッ素フィルム層
53を透過してインク定着層52に拡散し定着する。す
なわち、転写フィルムFを分離した状態の印刷用メディ
アCは、フッ素フィルム層53を最表層として、インク
定着層52の転写画像を保護することとなる。これによ
り、画像形成後の印刷用メディアCは、フッ素フィルム
層53のコーティングにより、より一層耐候性、耐光
性、耐熱性、耐擦性、耐磨耗性および耐薬品性を有し
て、光沢のあるものとなる。
【0058】なお、印刷用メディアCを基材層51を挟
んで表裏同一の積層形態として構成し、印刷用メディア
Cの表裏両面に印刷画像を熱転写可能に構成してもよ
い。また、分離することを考慮して、印刷用メディアC
に対し転写フィルムFをひと回り大きなものとすること
が好ましい。これによれば、転写フィルムFに分離代を
設けることができると共に、印刷用メディアCに対しそ
の四周縁端まで印刷画像を適切に転写することができる
(全面印刷・転写)。さらに、加熱の度合いによって
は、印刷用メディアCの基材層51にもインクを定着さ
せることができるため、コストダウンを考慮して、透明
なインク定着層52を省略することも可能である。
【0059】次に、画像形成装置1の各主要部を統括制
御するコントローラ7による制御処理について、印刷部
4および転写部6における制御処理を中心に説明する。
コントローラ7は、各種の制御を行うCPUと、各種主
要部を制御するための制御プログラムや制御データを記
憶するROMと、制御処理のための各種作業領域となる
RAMと、各種主要部の駆動のための駆動回路とを備え
ている。コントローラ7は、各種主要部を個別且つ関連
させて制御し、特に、転写フィルムFから印刷用メディ
アCに鮮明な印刷画像が熱転写されるように乾燥装置1
5、フィルム送りローラ16および熱プレス機42を制
御している。
【0060】先ず、印刷部4における制御処理について
具体的に説明する。コントローラ7は、パーソナルコン
ピュータ等で作成した画像情報に基づいて、印刷装置1
4により転写フィルムFに印刷を行う。また、コントロ
ーラ7は、転写フィルムFの性状(材質、種類、厚さ)
が加味された自身の条件テーブルを検索すると共に、印
刷装置14による転写フィルムFへの印刷処理に関する
印刷情報(主としてインク量)に基づいて、乾燥装置1
5の加熱熱量(加熱温度および時間から成る)および風
量と、フィルム送りローラ16のフィルム送り速度とを
決定する。
【0061】具体的には、コントローラ7により、転写
フィルムFの印刷後に乾燥装置15を立ち上げ、乾燥装
置15を転写フィルムFの印刷情報に基づいた所定の加
熱熱量および/または風量で駆動させると、フィルム送
りローラ16は、この加熱熱量および/または風量に基
づいた送り速度で転写フィルムFを乾燥装置15に臨ま
せながら、所定の時間をかけて先方へと送る。そして、
フィルム送りローラ16で転写フィルムFを切断装置1
7に送り出すことで、乾燥装置15の駆動を停止させ
る。なお、この場合、例えば、フィルム送りローラ16
によるフィルム送り速度を一定とし、加熱熱量および/
または風量のみを制御して、乾燥装置15の制御を簡単
に行ってもよい。もっとも、フィルム送り速度を0とし
た、転写フィルムFの送り停止状態で、転写フィルムF
を乾燥装置15に臨ませてもよい。
【0062】ところで、印刷情報は、画像単位当たり
(転写フィルムFへの1回の印刷当たり)の総インク使
用量を基底としており、ここでその例を挙げて、具体的
に説明する。例えば、印刷画像の解像度を向上して印刷
した場合、すなわち、インクジェットヘッド25からの
インクの吐出回数または吐出ヘッドの数を増やして単位
面積当たりのドット数を増加させることにより解像度を
向上させるか、あるいは1ドット当たりに複数のインク
滴を打ち込んで多値記録を行うことにより中間調画像の
再現性を向上させた場合には、乾燥装置15の加熱熱量
および/風量を通常値より高めに設定するように制御す
る。
【0063】また、画像を印刷するのに、ブラック
(B)の昇華性染料インクに対し、イエロー(Y)、シ
アン(C)およびマゼンタ(M)の3色の昇華性染料イ
ンクを混色したコンポジットブラックを置換使用した場
合には、必然的に単位面積当たりのインク量(単位イン
ク吐出量)が増えることとなる。したがって、この場合
には、単位インク吐出量を算出することにより、印刷画
像のうちコンポジットブラックを使用した印刷領域を加
味した上で、乾燥装置15等の乾燥処理を制御するよう
にする。
【0064】また、特に印刷用メディアCがカードであ
る場合に要求される、いわゆる全面印刷にあっては、印
刷領域および単位インク吐出量の大きいべた印刷となる
ことから、加熱熱量を上げて乾燥処理するように制御す
る。このように、印刷画像を保持する湿潤状態の転写フ
ィルムFは、予め乾燥され、その印刷画像のインク水分
を気化された状態で、つづく転写部6に安定して臨むよ
うになる。
【0065】次に、転写部6における制御処理について
具体的に説明する。コントローラ7は、印刷用メディア
Cの材質等が加味された自身の条件テーブルを検索し
て、転写部6における加熱条件等を制御している。より
具体的には、コントローラ7は、転写部6における加熱
条件等(熱プレス機42の加熱温度、押圧力、および冷
却ファン43の駆動、並びにこれらの開始タイミング)
を決定する。もっとも、本画像形成装置1を、転写フィ
ルムFおよび印刷用メディアCの属性情報を記憶するパ
ーソナルコンピュータにリンクさせておいて、これによ
り加熱条件等を決定するようにしてもよい。
【0066】ここで、決定された加熱条件等に基づく、
転写部6の具体的な制御処理およびその流れについて説
明する。熱プレス機42のプレス受台44に導入された
重合後の印刷用メディア(重合体)Cは、先ず、熱プレ
ス機42の発熱駆動をOFFとした状態で、押圧駆動を
先行させて押圧される。すなわち、重合後の印刷用メデ
ィア(重合体)Cは、ヒータ46,47の発熱駆動無し
に下降してきた押圧板45により、転写フィルムF側か
らクッションシートSを介して、その調整された押圧力
で圧接される。これにより、印刷用メディアCと転写フ
ィルムFとの界面からエアーが除去されると共に、印刷
用メディアCと転写フィルムFとが強く密接される。な
お、押圧力が所定押圧力へと徐々に上昇してゆくよう
に、熱プレス機42の下降速度を、下降端位置に接近し
たところで減速させることが、好ましい。
【0067】次に、両ヒータ46,47を同時に立ち上
げ、決定された所定の加熱温度でヒータ46,47を発
熱駆動させる。この場合、熱プレス機42の押圧駆動停
止と発熱駆動開始とは、相前後して行われる。すなわ
ち、熱プレス機42の一連の加熱圧接処理において、少
なくとも、ヒータ46,47の加熱開始タイミングが、
押圧板45の加圧開始タイミングに比べて遅れるように
なっている。そして、加熱圧接処理が所定時間行われる
と、転写フィルムFの印刷画像が印刷用メディアCに転
写してゆく。なお、加熱温度は、所定温度へと徐々に
(段階的にあるいは連続的に)上昇してゆくように制御
されることが好ましい。
【0068】次に、印刷用メディアCと熱プレス機42
との圧接状態を維持したまま、ヒータ46,47の発熱
駆動を停止(OFF)し、冷却ファン43の駆動を開始
する。これにより、印刷用メディア(重合体)Cは、押
圧板45およびプレス受台44に挟持された状態で急冷
され、加熱により生ずる反り、曲がり、変形が防止され
る。印刷用メディア(重合体)Cの冷却がある程度進ん
だら(印刷用メディアCの軟化温度未満)、押圧板45
を上昇させ、熱プレス機42および冷却ファン43の駆
動を停止して、転写部6における処理操作が完了する。
【0069】なお、画像定着後の印刷用メディアCを、
上記のメディア反転手段8を介して再度熱プレス機42
および冷却ファン43による加圧加熱およびこれにつづ
く加圧冷却に臨ませてもよい。また、印刷用メディアC
の片面への熱転写の場合では、印刷用メディアCの反り
等の変形を一層防止するべく、転写フィルムF側でない
下側のヒータ46の加熱温度を、上側のヒータ47の加
熱温度に比べ、幾分低い設定となるように制御すること
が好ましい。
【0070】また、印刷用メディアCの表裏両面に印刷
画像を転写・形成する場合にあっては、押圧板45およ
びプレス受台44の各ヒータ46,47を同一条件で発
熱駆動させるが、印刷用メディアCの一方の表面のみに
画像を熱転写する場合にあっては、押圧板45内のヒー
タ47のみを発熱駆動させるようにしてもよい。
【0071】以上のような画像形成装置1によれば、熱
プレス機42による加熱圧接処理に先立ち、転写フィル
ムFの印刷画像のインク水分を強制的に気化させている
ため、加熱圧接処理において、蒸発する水分量は極端に
抑えられ気化気泡の発生を抑制することができ、転写画
像の色むらやにじみを防止することができる。また、熱
プレス機42の一連の制御により、転写フィルムFと印
刷用メディアCとを密に重ねた状態で、面接触による熱
プレス方式でもって表面全域を均一加圧および効率加熱
することができるため、印刷用メディアCの転写面に微
小な凹凸を形成することなく、鮮鋭な転写画像を形成す
ることができる。なお、乾燥装置15は、上記のドライ
ヤに代え、ハロゲンランプ等による照射式によるもので
構成してもよい。
【0072】次に、第2の実施形態に係る転写部につい
て、図4を参照して説明する。本実施形態では、重合後
の印刷用メディアCは、一対の耐熱板49,49に挟持
され、この状態で熱プレス機42に臨み、一対の耐熱板
49,49を介して加熱圧接処理される。一対の耐熱板
49,49は、熱伝導率および熱拡散率の高い材料で平
板状に構成され、金属、耐熱強化ガラスあるいはシリコ
ーンセラミック等で構成されている。また、一対の耐熱
板49,49は、その相互の対抗面に、クッションシー
トS,Sが積層されている。すなわち、重合後の印刷用
メディアCは、一対の耐熱板49,49に表裏両側から
挟持された状態で、プレス受台44に載置されて加熱圧
接処理される。
【0073】これにより、印刷用メディアCの加熱によ
る反りを一対の耐熱板49,49で防止しておくことが
できるため、熱プレス機42による加熱圧接処理後にお
いて、別途、冷却ファン43による印刷用メディアCの
冷却を行うことができる。
【0074】次に、第3の実施形態に係る転写部につい
て、図5を参照して説明する。本実施形態では、転写部
6は、加熱圧接処理を行う熱プレス機に代えて、印刷用
メディアC(重合体)に相対的に押圧しながら転接する
加圧熱ローラ60を備えている。加圧熱ローラ60は、
ステンレスで筒状に構成されたローラ本体61と、ロー
ラ本体61の内部に内蔵した加熱源となる遠赤外線ヒー
タ62と、ローラ本体61の筒状周面に巻装したゴムロ
ール63とで構成されている。
【0075】遠赤外線ヒータ62は、ハロゲンランプで
構成されており、コントローラ7にその発熱駆動を制御
され、加圧熱ローラ60をその長さ方向に均一に保温す
る。ゴムロール63は、耐熱性を有するシリコンゴムで
構成され、ローラ本体61を介して遠赤外線ヒータ62
の熱を伝達される。そして、加圧熱ローラ60は、印刷
用メディアCの幅に対応した所定の長さを有していると
共に、その加圧力がコントローラ7により調整されるよ
うになっている。
【0076】具体的には、図5(a)に示すように、重
合部5で重合された重合体(C)は、載置台36と共に
転写部6に搬送され、載置台36に載置された状態で、
これに対峙する加圧熱ローラ60が上側(クッションシ
ートS側)から相対的に押圧転動する。加圧熱ローラ6
0は、上記熱プレス機42と同様の制御フローにより、
転写フィルムFおよび印刷用メディアCに対し、加熱圧
接処理を行い、印刷用メディアCの表面に印刷画像を熱
転写する。この場合、加圧熱ローラ60により一連の加
熱圧接処理が行われるため、重合体(C)の表面全域を
均一且つ安定に加圧・加熱することができる。
【0077】すなわち、加圧熱ローラ60により、転写
フィルムFと印刷用メディアCとの間に噛み込んだエア
ーを順次押し出しながら、転写フィルムFと印刷用メデ
ィアCとの部分密着を連続して行うことができる。この
ため、転写フィルムFと印刷用メディアCとの間に微小
空間を生じさせること無く、両者を強密接させることが
できる。これにより、高品質の転写画像を得ることがで
きると共に、加熱圧接処理を連続して行うことができ、
処理時間を短縮することができる。
【0078】また、図5(b)に示すように(クッショ
ンシートSは省略)、加圧熱ローラ60を一対として設
け、転写部6における加熱圧接処理を、転写フィルムF
および印刷用メディアCを挟持して回転送りするように
して行ってもよい。これにより、連続処理を行うことが
できるため、時間効率を向上することができる。もっと
も、一対の加圧熱ローラ60,60の加熱駆動を個々に
制御して、その温度コントロールをすることで、画像転
写後の印刷用メディアCの反りを防止することも可能と
なる。
【0079】次に、第4の実施形態に係る印刷部につい
て、図6を参照して説明する。本実施形態では、印刷装
置14と乾燥装置15との間の送り経路18途上に、転
写フィルムFを低い温度で予熱する予熱プレート70が
非接触状態で配設されている。予熱プレート70は、所
定の加熱面積を有する平板状の遠赤外線ヒータで構成さ
れ、印刷装置14の下流側であって乾燥装置15の上流
側において、送り経路18(転写フィルムF)に平行に
配設されている。予熱プレート70は、中間送りローラ
20により送り出される印刷後の転写フィルムFの印刷
面に臨み、乾燥装置15による乾燥処理に先立って、印
刷後の転写フィルムFを加熱する。
【0080】これにより、印刷後において、湿潤状態の
転写フィルムFは、予め加熱されることにより保温状態
で乾燥装置15に臨むため、乾燥装置15による本乾燥
処理を短時間で行うことができる。また、予熱プレート
70を配設したことにより、印刷装置14と乾燥装置1
5との間に所定間隔をもたせることができるため、乾燥
装置15のファン38による印刷装置14のインクジェ
ットヘッド25への直接の風的影響を好適に防止するこ
とができる。なお、印刷装置14と乾燥装置15(予熱
プレート70)との間に、印刷と予熱を含む乾燥とを分
断する隔壁を設けてもよい。
【0081】次に、第5の実施形態に係る印刷部につい
て、図7を参照して説明する。本実施形態における印刷
部4では、転写フィルムFを印刷および切断した後、そ
の転写フィルム(片)Fを乾燥装置15に臨ませている
(図7(a)では乾燥装置15を省略)。乾燥装置15
は、上記のドライヤ式に代えて、図7(b)および
(c)に示すように、転写フィルムFを載置するヒート
プレート75で構成されている。ヒートプレート75
は、ニクロム線ヒータ76を内蔵し、複数枚の転写フィ
ルムFを水平に載置可能な載置面77を有し、加熱温度
および加熱時間から成る加熱熱量が制御される。そし
て、ヒートプレート75は、その載置面77で印刷後の
転写フィルムFの非印刷面を支持した状態で、加熱する
ことにより印刷後の転写フィルムFに乾燥処理を行う。
【0082】本実施形態によれば、乾燥装置15の制御
を簡単にして、転写フィルムFの印刷画像のインク水分
を気化させることができる。また、複数枚の印刷済み転
写フィルムFを一括して乾燥装置に臨ませて処理するこ
とができ、時間効率を向上したバッチ処理を行うことが
できる。
【0083】
【発明の効果】本発明の画像形成装置および画像形成方
法によれば、本格的に画像を熱転写する加熱圧接処理に
先立ち、転写フィルムの印刷画像のインク水分を強制的
に気化させることで除去している。これにより、加熱圧
接処理において、蒸発する水分量を抑え、印刷画像のイ
ンク水分が気化気泡に移行することを防止することがで
きるため、高品質な転写画像を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の主要
部を抽出して模式的に表した断面構造図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置に用い
る、(a)転写フィルム(b)廉価印刷用メディア、
(c)高級印刷用メディアの構造を示す断面図である。
【図3】転写フィルムから印刷用メディアへと画像が転
写・形成されてゆく様子を示す断面模式図である。
【図4】第2実施形態に係る転写部の断面構造図であ
る。
【図5】第3実施形態に係る転写部の断面構造図であ
る。
【図6】第4実施形態に係る印刷部の断面構造図であ
る。
【図7】第5実施形態に係る印刷部の断面構造図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 装置本体 3 メディア供給部 4 印刷部 5 重合部 6 転写部 7 コントローラ 8 エアー除去部 14 印刷装置 15 乾燥装置 16 搬送ローラ 35 重合機構 38 ファン 39 ニクロム線ヒータ C 印刷用メディア F 転写フィルム S クッションシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 11/00 B41J 3/04 101Z Fターム(参考) 2C056 EA30 FD13 HA46 HA47 2H086 BA02 BA05 BA15 BA26 BA35 BA56 3E095 AA01 BA01 CA02 DA22 DA59 DA76 4J039 BE02 CA03 EA47 GA06 GA24

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写フィルムに昇華性染料インクを用い
    て画像の印刷を行うと共に、印刷後の前記転写フィルム
    と印刷用メディアとを重ね合わせて加熱圧接処理し、前
    記転写フィルムに保持した前記昇華性染料インクを前記
    印刷用メディアの表面に拡散・定着させて画像を形成す
    る画像形成装置であって、 前記転写フィルムにインクジェット方式で前記画像の印
    刷を行う印刷手段と、 前記転写フィルムに印刷した印刷画像のインク水分を気
    化させる乾燥手段と、 乾燥後の前記転写フィルムと前記印刷用メディアとを重
    ね、加熱圧接処理して前記印刷用メディアの表面に前記
    印刷画像を拡散・定着させる定着手段と、を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記乾燥手段は、熱風を前記転写フィル
    ムに吹き付けるヒータおよびファンを有していることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷手段および前記乾燥手段に沿っ
    て前記転写フィルムが送られてゆく送り経路を備え、 前記印刷手段と前記乾燥手段との間の前記送り経路途上
    には、印刷後の前記転写フィルムを予熱する予熱プレー
    トが配設されていることを特徴とする請求項2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記乾燥手段の駆動を制御する制御手段
    を備え、 前記制御手段は、前記印刷画像を形成するためのインク
    量に基づいて、前記乾燥手段の熱量および/または風量
    を制御することを特徴とする請求項2または3に記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写フィルムを送りながら前記乾燥
    手段に臨ませるフィルム送り手段と、 前記フィルム送り手段の駆動を制御する制御手段とを更
    に備え、 前記制御手段は、前記印刷画像を形成するためのインク
    量に基づいて、前記フィルム送り手段の送り速度を制御
    することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記乾燥手段は、前記転写フィルムを水
    平に載置して加熱するヒートプレートを有していること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記乾燥手段の駆動を制御する制御手段
    を備え、 前記制御手段は、前記印刷画像を形成するためのインク
    量に基づいて、前記乾燥手段の加熱熱量を制御すること
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像定着後の前記印刷用メディアを表裏
    反転して、再度前記定着手段に臨ませるメディア反転手
    段を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし7のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記印刷用メディアが、カードであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記転写フィルムは、前記印刷用メデ
    ィアに重ね合わさる表面が平滑面から成る水溶性の樹脂
    材料で構成されていることを特徴とする請求項1ないし
    9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 転写フィルムに昇華性染料インクを用
    いてインクジェット方式で画像の印刷を行う印刷工程
    と、 前記印刷工程の後、前記転写フィルムに印刷した印刷画
    像のインク水分を気化させる乾燥工程と、 前記乾燥工程の後、前記転写フィルムと前記印刷用メデ
    ィアとを重ね合わせて加熱圧接処理し、前記転写フィル
    ムの印刷画像を前記印刷用メディアの表面に拡散・定着
    させる定着工程と、を備えたことを特徴とする画像形成
    方法。
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