JP2003010633A - ガスの処理方法 - Google Patents

ガスの処理方法

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JP2003010633A
JP2003010633A JP2001203759A JP2001203759A JP2003010633A JP 2003010633 A JP2003010633 A JP 2003010633A JP 2001203759 A JP2001203759 A JP 2001203759A JP 2001203759 A JP2001203759 A JP 2001203759A JP 2003010633 A JP2003010633 A JP 2003010633A
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boric acid
solid alkali
carbonate
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Yoichi Mori
要一 森
Hachiro Hirano
八朗 平野
Kazutaka Otsuka
和孝 大塚
Itsuo Mochizuki
厳雄 望月
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Asahi Glass Co Ltd
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/74General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
    • B01D53/81Solid phase processes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホウ酸成分を含有するガスより、既設のバグフ
ィルタや電機集塵器を利用しながら、安全で効率よくホ
ウ酸成分を除去するガスの処理方法を提供する。 【解決手段】標準状態でB換算で15mg/m
以上のホウ酸成分を含有するガスに固体アルカリ金属炭
酸塩類を添加してガス中のホウ酸成分を除去するガスの
処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホウ酸成分を含有
するガスよりホウ酸成分を効率良く除去する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホウケイ酸ガラス製造、釉薬
製造又はほうろう鉄器製造等において原料としてホウ砂
又はホウ酸を使用するため、工業溶融炉排ガス又は加熱
炉排ガス中にホウ酸成分が含有されており、大気汚染の
一因となっている。また、石炭火力発電所等では、原料
の石炭中にホウ酸成分が含まれているため、燃焼排ガス
中にホウ酸成分が含有され、大気汚染の一因となってい
る。これら環境に放出されたホウ酸成分は、水質又は土
壌の汚染の一因ともなることが知られている。
【0003】例えば、ホウ砂を使用した高温溶融プロセ
スにおいては、その排ガス中にホウ酸が混入する。ホウ
酸はその温度、水蒸気分圧により、HBO、HBO
、B等の組成式で示される分子構造をとること
が知られている。
【0004】従来、これらのホウ酸成分を効果的に除去
できる特別に有効な手段がなく、水酸化ナトリウム等の
アルカリ物質を使用した湿式スクラバや、水酸化カルシ
ウム粉末を煙道中に散布した後、バグフィルタ又は電気
集塵器等で水酸化カルシウム粉末とともに酸性成分を除
去する方法や発生したホウ酸の微粒子を含むガスをフィ
ルタで精密に濾過する方法等が採用されていたが、除去
処理後のホウ酸成分の含有量が充分に低減できず、除去
方法として不充分であった。
【0005】さらに、例えば、湿式スクラバ等において
は、ホウ酸成分除去効率を上げるためにアルカリ溶液循
環量を増やすと排ガス温度が低下し、排ガス温度が酸露
点以下となりガス中のSOガス又は硫酸ガス(以下、
SO成分という)が硫酸ミストとなり、腐食を引き起
こすおそれがある。
【0006】また、循環液のアルカリ濃度を上げると、
反応生成物の炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、ホウ酸
ナトリウムの濃度が上がり、結晶を析出して循環ライン
の閉塞を招くこともある。
【0007】一方、被処理ガス中に水酸化カルシウムの
微粉を注入する方法においては、水酸化カルシウムとホ
ウ酸成分との反応性が低いため、水酸化カルシウム微粉
を大量に使用しなくてはならず、設備の大型化も必要と
なり、さらに回収した反応物と未反応の固形廃棄物の処
分も必要となり大きなコスト負担が発生するといった問
題がある。また、ガスを精密に濾過する方法については
特殊で極めて高価なバグフィルタの設置が必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に関して、既存の設備を利用することにより、効率良く
低濃度にまでホウ酸成分を除去するガスの処理方法の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、標準状態でB
換算で15mg/m以上のホウ酸成分を含有す
るガスに固体アルカリ金属炭酸塩及び/又は固体アルカ
リ金属炭酸水素塩(以下、総称して固体アルカリ金属炭
酸塩類という)を添加してガス中のホウ酸成分を除去す
るガスの処理方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における、ホウ酸成分を含
有する被処理ガスとしては、ガラスの加熱工程又は溶融
工程から排出されるガス等が挙げられる。具体的には、
ホウケイ酸耐熱ガラス、グラスウール断熱材、グラスフ
ァイバー、液晶ディスプレー用ガラス、フリット釉薬、
フェロボロン、磁器等の製造時に発生する排ガス又はそ
の他工程ガス等のホウ酸成分を含有するガスが挙げられ
る。
【0011】本明細書では、ホウ酸成分とは、HBO
、HBO、Bのことを示し、ホウ酸成分の濃
度はBに換算したものとする。
【0012】なお、本発明の方法は、酸性ガス全般の除
去にも効果的であり、ホウ酸成分を含有する被処理ガス
に三弗化ホウ素(BF)又は三塩化ホウ素(BC
)等の酸性ガスが含まれている場合は、それらも同
時に除去することができる。
【0013】本発明において、被処理ガス中のホウ酸成
分量は、標準状態でB換算で15mg/m以上
である。ただし、被処理ガス中のホウ酸成分量がB
換算で15mg/m未満であっても本発明の有効性
に何ら変わりはない。
【0014】本発明において、固体アルカリ金属炭酸塩
類は、例えば、硫酸等の酸の露点以上のガス中に散布さ
れて均一に分散するように添加され、拡散によりガス状
のホウ酸成分を中和して除去する。
【0015】本発明において、ホウ酸成分の除去剤とし
ては、中和反応によってホウ酸成分を除去できる固体ア
ルカリ金属炭酸塩類であればいずれのものでも使用でき
るが、粉砕、入手及び保管の容易さと価格面から炭酸水
素ナトリウム又は炭酸ナトリウムを使用することが好ま
しい。大量かつ安価に入手できること、吸湿性が無く造
粒物の製造及び保存が容易であることことから、炭酸水
素ナトリウムが特に好ましい。工程ガスの精製等で、ナ
トリウムの使用を忌避する場合には炭酸水素カリウムが
使用できる。
【0016】また、アルカリ金属炭酸塩としては炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム等が使用でき、大量かつ安価に
入手できることから、炭酸ナトリウムが好ましい。ここ
で、軽灰と称される多孔質の炭酸ナトリウムは比表面積
が大きく、かつ、粉砕しやすいことから、特に好まし
い。
【0017】多孔質の炭酸ナトリウムが軽灰である場
合、比表面積は1m/g以上であることが好ましい。
比表面積は多孔質である以外に、平均粒子径が小さくて
も増加するので、重灰と称せられる多孔質でない炭酸ナ
トリウムであっても、微粉砕することにより1m/g
以上にでき、反応性を向上させることができる。
【0018】粉砕しやすさと多孔質であることから、軽
灰のほうがより比表面積は大きく、高い性能を発現でき
る利点があるが、一方、重灰は一般的に入手しやすく嵩
が低いために輸送費が安価である利点がある。ナトリウ
ムの使用を忌避する場合には炭酸カリウムを使用するこ
とが好ましい。これら固体金属炭酸塩類はそれぞれ単独
で使用しても、混合で使用しても何ら差し支えない。
【0019】また、後述のとおり、固体アルカリ金属炭
酸塩類及び固結防止剤は天然品、合成品に限らず使用で
きる。なお、固体アルカリ金属炭酸塩類として炭酸ナト
リウムを使用するときは、吸湿性が強いために、長期間
包装した形態で保管するためには、防湿処理された包装
材料にて包装することが好ましい。
【0020】具体的な包装材料としては、JIS−Z0
208で規定する透湿度が40℃で5g/m・日以下
の材料が好ましい。この透湿度は、包装材料を境界面と
して、一方の側を相対湿度90%の空気とし、他の側を
塩化カルシウムで乾燥した状態に保つとき、24時間経
過後に境界面を通過した水蒸気の質量を、包装材料の単
位面積当たりに換算したものである。透湿度は40℃で
1g/m・日以下が特に好ましい。
【0021】固体アルカリ金属炭酸塩類の体積平均粒子
直径は1μm〜0.1mmのものを使用することが好ま
しい。これにより、固体アルカリ金属炭酸塩類の粒子の
比表面積が大きくなり、ホウ酸成分との反応性が高くホ
ウ酸成分の除去に効果的である。
【0022】さらに、単位質量あたりの粒子個数が多く
なるため被処理ガス中の個数密度が高くなり、煙道内部
での粒子へのホウ酸成分の拡散距離を短くできるために
反応性が高くなるので好ましい。
【0023】平均粒子径の下限はホウ酸成分の除去効果
の観点からは特に制限を受けないが、平均粒子径が1μ
m未満であると、粉砕操作により工業的に安価に製造す
ることが困難であることから好ましくなく、平均粒子径
が0.1mm超であると、煙道に散布したときに充分反
応しないまま煙道底部に沈降してしまうため好ましくな
い。平均粒子径は50μm以下が特に好ましく、30μ
m以下がさらに好ましく、20μm以下が最も好まし
い。
【0024】本発明では、平均粒子径は、レーザー回折
散乱式粒度分布測定装置により測定し、全体積を100
%として累積曲線を求めたとき、その累積体積が50%
となる点の粒径を平均粒子径(μm)とする。
【0025】固体アルカリ金属炭酸塩類の被処理ガスへ
の散布量はガス中のホウ酸成分をB に換算してB
1モルに対して、0.5〜50倍モル(例えば、
炭酸水素ナトリウムはNaHCO換算で炭酸ナトリウ
ムはNaCO換算でモル数を表す)であることが好
ましい。散布量が0.5倍モル未満では、ホウ酸成分と
反応したときに当量未満となりホウ酸成分の低減量が不
充分となるため好ましくなく、添付量が50倍モル超で
あると、コスト負担が過大となるので好ましくない。水
酸化カルシウム粉末の散布や水酸化ナトリウムの湿式ス
クラバと併用して使用すると、上記の散布量をより低減
できるので好ましい。
【0026】被処理ガスへの固体アルカリ金属炭酸塩類
の散布方法としては、空気輸送により煙道等に注入する
方法や、エゼクターを使用して粉体を圧縮ガスにより吸
引しつつ注入する方法や、後述する、使用する直前に粉
砕する、すなわち、粉砕機の排出口から直接注入する方
法等がある。
【0027】被処理ガスに散布された固体アルカリ金属
炭酸塩類の除去には、電気集塵器、バグフィルタ、ベン
チュリースクラバ、充填塔等の機器が使用できる。
【0028】本発明の方法により、被処理ガス中のホウ
酸成分の濃度は、標準状態でB 換算で処理前の6
0質量%未満にまで低減でき、好ましくは50質量%未
満にまで低減できる。
【0029】固体アルカリ金属炭酸塩類が大粒子であっ
て粉砕して使用する場合においては、平均粒子径の調整
方法として、煙道等へ散布する直前に大粒子を粉砕する
ことによる方法(以下、その場粉砕法という)と、事前
に大粒子を粉砕しておきこれを貯槽に貯留してここから
使用する方法(以下、事前粉砕法という)とが挙げられ
る。
【0030】その場粉砕法は、常時貯槽に大粒子を貯留
しておき、使用直前に粉砕機に定量供給して粉砕し、そ
のまま煙道等に散布する。粉砕機としては、ピンミルや
パルペライザー等の衝撃式粉砕機又はジェットミル等の
気流式粉砕機等が挙げられる。平均粒子径20μm以下
に効率良く粉砕するためには、分級機構を備えた粉砕機
を使用することが好ましい。
【0031】また、ホウ酸成分との反応性を高めるた
め、固体アルカリ金属炭酸塩類粒子の篩い下累積粒度分
布における90%径が60μm以下となるように粉砕、
分級してからガス中に注入することが好ましい。90%
径は、30μm以下が特に好ましい。分級機としては風
力式分級機等が使用できる。粉砕機としては、ホソカワ
ミクロン社製乾式衝撃式微粉砕機(商品名:ACMパル
ベライザー)等が乾式風力分級機構を内蔵しているので
好適に使用できる。
【0032】事前粉砕法は、大粒子を事前に必要な平均
粒子径に粉砕して貯槽に貯留し、使用時に煙道等に散布
する。ここで使用する粉砕機としては前記の他に、ボー
ルミルや振動ミルや媒体撹拌ミル等の媒体式の粉砕機も
使用できる。
【0033】一般的に、その場粉砕法は専用の粉砕設備
を設置できる大使用量用途に適し、事前粉砕法はまとめ
て他場所で粉砕した方が効率の良いような小使用量用途
に適する。
【0034】粉砕される原料としては、平均粒子直径が
0.05〜0.5mmのものを使用する。平均粒子直径
が0.05mm未満では、粉砕機への安定した供給が困
難であり好ましくなく、平均粒子直径が0.5mm超で
は、20μm以下に粉砕するための粉砕機の設備が過大
となるため好ましくない。
【0035】事前粉砕法においては、貯留時に粉砕物が
凝集したり、使用時に粉砕物を定量的に煙道等に供給す
ることが困難となるため、粉砕される物質は、固結防止
剤と共に粉砕するか、又は、粉砕された後に固結防止剤
を添加することが好ましい。
【0036】固結防止剤は、固体アルカリ金属炭酸塩類
粒子間に介在し、固体アルカリ金属炭酸塩類粒子同士の
接触を防止することにより固体アルカリ金属炭酸塩類粒
子の固結を防止する。したがって、固結防止剤の添加
は、固体アルカリ金属炭酸塩類の粉砕時又は固体アルカ
リ金属炭酸塩類微粉の散布時の凝集を防止できるので、
その場粉砕法にも適用できる。
【0037】固結防止剤の平均粒子直径は0.005〜
5.0μmが好ましい。固結防止剤の平均粒子直径が
0.005μm未満であると、固結防止効果は高まら
ず、かつ、安価な工業製品として入手できないため好ま
しくない。また、平均粒子直径が5.0μm超である
と、微粒子の場合と同じ質量割合を添加しても、固結防
止剤の個数が少ないため固結防止効果が減少するので好
ましくない。固結防止剤の平均粒子径は0.005〜
2.0μmが特に好ましく、さらには0.005〜0.
1μmが最も好ましい。
【0038】固結防止剤としては、炭酸マグネシウム、
シリカ、アルミナ、アルミノシリケート、ゼオライト、
タルク、ステアリン酸塩等、粉体の固結防止又は流動性
の向上を目的に添加される物質として一般に公知のもの
が使用でき、複数の物質を混合して使用することもでき
る。なかでもシリカが好ましく、シリカのなかでも平均
粒子径の細かさ、固結防止効果、流動性付与効果及び入
手が容易であること等からヒュームドシリカがとりわけ
好ましい。
【0039】ヒュームドシリカを使用する場合、装置に
対する固体アルカリ金属炭酸塩類の散布位置によっては
水への分散性が良好な親水性のヒュームドシリカが好ま
しい。その理由としては、疎水性のヒュームドシリカで
も固体アルカリ金属炭酸塩類の流動性改善の効果は良好
であるが、例えば湿式の排煙脱硫装置の上流で固体アル
カリ金属炭酸塩類及びその固結防止剤を散布した場合、
排煙脱硫装置の吸収塔で疎水性ヒュームドシリカが凝集
して気液界面に膜が形成され、撹拌や混合によってその
膜内に空気が取り込まれると泡が消失せず発泡するおそ
れがあるからである。
【0040】ヒュームドシリカは、疎水化処理されてい
なければ親水性を有しており、固結防止剤として好適に
使用できる。親水性のヒュームドシリカは水に浮上せず
水中に分散するので、上記のような発泡による支障が発
生しない。一方、固体アルカリ金属炭酸塩類及びその固
結防止剤を散布する箇所と排煙脱硫装置との間に電気集
塵器が設置されているプロセスにおいては、前述の発泡
等の支障が発生しないので、固結防止剤は疎水性、親水
性を問わず使用できる。
【0041】また、固結防止剤としてはゼオライトも好
ましく使用できる。ゼオライトは固結防止剤としての効
果はヒュームドシリカより劣るものの被処理ガス中の酸
性成分と反応し中和する効果を有するために好適に使用
できる。特に4A型ゼオライトと称される合成ゼオライ
トは平均粒子直径が1〜5μm程度と小さく、ナトリウ
ムを含むので酸性成分の中和作用もあり好ましい。さら
にこのゼオライトを乾燥した粉末は乾燥剤としても使用
できるために粉砕された固体アルカリ金属炭酸塩類微粒
子の吸湿による固結や凝集を抑制できる。さらにヒュー
ムドシリカと併用するとより効果的である。特に固体ア
ルカリ金属炭酸塩類として炭酸ナトリウムを使用する場
合においては、炭酸ナトリウムの吸湿による一水塩の生
成を防止したり、固結防止できるので好適に使用でき
る。
【0042】本発明では、固結防止剤は固体アルカリ金
属炭酸塩類に対し0.1〜5.0質量%添加することが
好ましい。添加量が0.1質量%未満であると、固体ア
ルカリ金属炭酸塩類の流動性改善の効果が低いので好ま
しくない。また、添加量が5.0質量%超であっても、
固体アルカリ金属炭酸塩類の流動性改善効果は添加量に
比例するほどは改善されず、コストも高くなるため好ま
しくない。添加量は0.3〜2.0質量%が特に好まし
い。
【0043】固体アルカリ金属炭酸塩類の固結防止、流
動性改善方法として、平均粒子径20μm以下の固体ア
ルカリ金属炭酸塩類微粉に平均粒子径20μm超、特に
50μm以上の固体アルカリ金属炭酸塩類の粗粒を加え
ることが好ましい。これにより、固体アルカリ金属炭酸
塩類微粉を事前粉砕法により、貯槽に一定期間貯留して
おいてからガスの処理に使用する場合において、後述の
ごとく貯槽からの微粉の排出性が改善される。これは大
きな粗粒子が、その重量と大きさにより、微粒子によっ
て弱く形成されたケーキングを崩すためである。
【0044】固結防止剤と上記粗粒の両方を平均粒子径
20μm以下の固体アルカリ金属炭酸塩類微粉に加えて
ガスを処理することもできる。粗粒の混合量は、平均粒
子直径20μm以下の固体アルカリ金属炭酸塩類の10
〜50質量%を混合することが有効である。例えば固体
アルカリ金属炭酸塩類が炭酸水素ナトリウム又は炭酸ナ
トリウムの場合では、粗粒としてそれぞれに対して炭酸
水素ナトリウム又は炭酸ナトリウムが使用できる。
【0045】上記の量の割合で粗粒を混合することによ
り、貯槽内における粉体の中央部分だけ排出されて、壁
近傍部分に粉体が残留するラットホールと称される現象
を防止できる。この効果は、物理的には大粒子を混合す
ることで得られるが、ホウ酸成分の除去効果を考慮し、
固体アルカリ金属炭酸塩類自体の粗粒を使用して粗粒自
体もある程度ホウ酸成分の除去にも寄与させことが好ま
しい。
【0046】本発明のガスの処理方法は、ホウ酸成分を
除去した後、排煙脱硫装置を使用することが好ましい。
排煙脱硫装置を使用することにより、ガス中のSO
SO 及びHSO成分を効率よく除去できる。
【0047】本発明は乾式であり、被処理ガス中に固体
アルカリ金属炭酸塩類の粉末を散布しているので、湿式
と異なり装置と運転の管理が容易であり安定な運転がで
きる。また、中和した残渣及び未反応分は、水酸化カル
シウム、炭酸カルシウム又は水酸化マグネシウム等を使
用した場合と異なり水溶性であるために、水に溶解して
公知の排水処理方法によってホウ酸を除去すれば固形廃
棄物を削減できる。
【0048】
【実施例】炭酸水素ナトリウムの添加によるガス中のホ
ウ酸成分の除去効果を確認するため、実際のホウ酸を含
むガラス溶融炉の排ガス中に炭酸水素ナトリウムの粉末
を散布する試験を行った。
【0049】以下に図1に沿って、本発明の実施例を説
明する。溶融炉1で発生した約500℃の排ガスは、第
1の煙道9を通ってスタビライザ2に送られる。ここ
で、水6が注入され、SO等が中和除去されて、ガス
温度が約200℃にまで下げられる。次いで排ガスはス
タビライザ2とバグフィルタ3との間の第2の煙道10
で炭酸水素ナトリウム粉末7を注入され、ホウ酸成分が
中和処理され、バグフィルタ3に送られ、ダストともに
さらにスタビライザ2で除去されずに残ったSO等が
反応除去される。バグフィルタで捕集されたダスト8と
して系外に排出される。一方、バグフィルタを通った排
ガスは、第3の煙道11を通って排気ファン4に送られ
圧縮された後、第4の煙道12を通って煙突5に送ら
れ、煙突5から排出される。
【0050】ホウ酸成分を含有するガラスの加熱溶融炉
の型式は換熱方式の平炉であり、重油消費量は450L
/h、排ガス流量は約8000m/h、炉からの排ガ
ス中のホウ酸成分はB換算で約600mg/m3
である。ここでLは容量の単位であるリットルを意味
し、気体の体積は標準状態における体積である。
【0051】図1において、バグフィルタ出口の第3の
煙道11より排ガスをサンプリングし、排ガス中に含ま
れているホウ酸成分を円筒ろ紙及び水吸収で固定化し、
ICP発光分析法(誘導結合プラズマ原子分光分析)に
よりホウ酸成分の分析を行い、B換算した。
【0052】なお、本実施例において、平均粒子径は日
機装社製のマイクロトラックFRA9220を使用して
測定した。また、ICP発光分析装置としては、セイコ
ー電子社製のSPS4000を使用した。
【0053】〔例1(実施例)〕平均粒子径102μm
の炭酸水素ナトリウム(旭硝子社製)を粉砕機(ホソカ
ワミクロン社製乾式粉砕機、商品名:ACMパルベライ
ザー)により、平均粒子径9μm、90%径で19μm
の炭酸水素ナトリウム粉末を得た。ここで、微粉砕時
に、平均粒子直径0.01μmの親水性のヒュームドシ
リカ(日本アエロジル社製、商品名:AEROSIL−
R90G)を炭酸水素ナトリウム粉末に対して1.0質
量%添加、混合した。
【0054】炭酸水素ナトリウム粉末を注入した場合の
結果を表1に示す。炭酸水素ナトリウムの散布量はB
の1molに対する倍率で示した。
【0055】なお、煙突からの排ガス組成は、固体アル
カリ金属炭酸塩類として炭酸水素ナトリウムの微粉を散
布しない場合ではOが10体積%、SOが15体積
ppmであった。
【0056】
【表1】
【0057】なお、排気ファン出口の第4の煙道12で
連続自動分析計にてSOの挙動を記録したところ、1
5体積ppmから3体積ppmにまで低下し、SO
除去にも大きな効果があった。さらに、炭酸水素ナトリ
ウム粉末注入によりバグフィルタ等既存設備へ影響を与
えることはなかった。
【0058】〔例2〕例1において、炭酸水素ナトリウ
ムの代りに、平均粒子径が4μm、90%径で33μm
の水酸化カルシウムを使用する以外は例1と同様に試験
を行った。結果を表2に示す。
【0059】なお、試験時の煙突からの排ガス組成は、
水酸化カルシウムを散布しない場合で、Oが10体積
%、SOが15体積ppmであった。
【0060】
【表2】
【0061】なお、例1と同様にしてSOの挙動を記
録したところ、15体積ppmから12体積ppm程度
で推移し、顕著な低下は認められなかった。また、水酸
化カルシウムの散布がバグフィルタ等既存設備へ影響を
与えることはなかった。
【0062】
【発明の効果】本発明により、従来除去が困難であった
ガス中のホウ酸成分を効率よく除去することができる。
また、本発明は従来の粉体散布装置、バグフィルタ等の
乾式排ガス処理設備をそのまま適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホウ酸成分を含有するガラスの加熱溶融炉より
排出されたガスを処理する方法を示す図。
【符号の説明】 1:ホウ酸成分を含有するガラスの加熱溶融炉 2:スタビライザ 3:バグフィルタ 4:排気ファン 5:煙突 6:水 7:例1では炭酸水素ナトリウム粉末、例2では水酸化
カルシウム粉末 8:捕集ダスト 9:第1の煙道 10:第2の煙道 11:第3の煙道 12:第4の煙道
フロントページの続き (72)発明者 望月 厳雄 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目1番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4D002 AA02 AA40 AB01 AC10 BA03 DA01 DA16 EA05 GA01 GB12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準状態におけるB換算で15mg
    /m以上のホウ酸成分を含有するガスに固体アルカリ
    金属炭酸塩及び/又は固体アルカリ金属炭酸水素塩を添
    加してガス中のホウ酸成分を除去するガスの処理方法。
  2. 【請求項2】前記ホウ酸成分を含有するガスを、前記固
    体アルカリ金属炭酸塩及び/又は固体アルカリ金属炭酸
    水素塩で処理することにより、ガス中のホウ酸成分が標
    準状態におけるB換算で処理前の60質量%未満
    となる請求項1に記載のガスの処理方法。
  3. 【請求項3】前記固体アルカリ金属炭酸塩及び/又は固
    体アルカリ金属炭酸水素塩の体積平均粒子直径が1μm
    〜0.1mmである請求項1又は2に記載のガスの処理
    方法。
  4. 【請求項4】前記固体アルカリ金属炭酸塩及び/又は固
    体アルカリ金属炭酸水素塩が炭酸ナトリウムである請求
    項1、2又は3に記載のガスの処理方法。
  5. 【請求項5】前記炭酸ナトリウムが比表面積1m/g
    以上の軽灰である請求項4に記載のガスの処理方法。
  6. 【請求項6】前記固体アルカリ金属炭酸塩及び/又は固
    体アルカリ金属炭酸水素塩が炭酸水素ナトリウムである
    請求項1、2又は3に記載のガスの処理方法。
  7. 【請求項7】前記ホウ酸成分を含有するガスがガラスの
    加熱工程又は溶融工程から排出されるガスである請求項
    1〜6のいずれかに記載のガスの処理方法。
  8. 【請求項8】前記ホウ酸成分を含有するガスを前記固体
    アルカリ金属炭酸塩及び/又は固体アルカリ金属炭酸水
    素塩で処理した後、排煙脱硫装置で処理する請求項1〜
    7のいずれかに記載のガスの処理方法。
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