JP2003009904A - 靴底の緩衝構造 - Google Patents

靴底の緩衝構造

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JP2003009904A
JP2003009904A JP2001200599A JP2001200599A JP2003009904A JP 2003009904 A JP2003009904 A JP 2003009904A JP 2001200599 A JP2001200599 A JP 2001200599A JP 2001200599 A JP2001200599 A JP 2001200599A JP 2003009904 A JP2003009904 A JP 2003009904A
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shear deformation
end portion
deformation element
midsole
shear
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Shigeyuki Mitsui
滋之 三ツ井
Takashi Nishiwaki
剛史 西脇
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 靴底の構造を新たに工夫することで緩衝性を
向上させる。 【解決手段】 ミッドソール100は上方からの荷重に
より圧縮変形を呈する圧縮変形要素110と、上方から
の荷重により前方に倒れるようにして剪断変形を呈する
剪断変形要素150,160と、軟質緩衝要素124と
を有し、前記剪断変形要素150,160は前記軟質緩
衝要素124が装填されるための中空部114を有し、
前記中空部114に前記軟質緩衝要素124が装填さ
れ、前記軟質緩衝要素124が前記剪断変形要素15
0,160よりもヤング率が小さく設定されていること
で、前記剪断変形要素150,160の剪断変形を助長
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は靴底の特に緩衝構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】靴底には緩衝性能が要求される。従来の
靴底は、一般に、歩行時の着地衝撃をミッドソールなど
のような緩衝部の圧縮変形によりエネルギーを損失させ
て吸収している。しかし、圧縮変形だけによるエネルギ
ーの吸収(損失)では、その吸収量が一般に小さいの
で、十分な緩衝性が得られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、エネルギーの損
失を大きくさせるために、ミッドソールを厚くすると、
靴底の軽量性が損なわれる。したがって、本発明の目的
は、靴底の構造を新たに工夫することで緩衝性を向上さ
せることである。
【0004】
【第1発明の概要】前記目的を達成するために、本第1
発明では、アッパーとアウターソールとの間に介挿され
たミッドソールを有する靴底に適用される。前記ミッド
ソールは、上方からの荷重により圧縮変形を呈する圧縮
変形要素と、上方からの荷重により前方に倒れるように
して剪断変形を呈する剪断変形要素と、軟質緩衝要素と
を有する。前記剪断変形要素は前記軟質緩衝要素をはめ
込むのに適した中空部を有している。前記中空部に前記
軟質緩衝要素が装填されている。前記軟質緩衝要素は前
記剪断変形要素よりもヤング率が小さく設定されている
ことで、前記剪断変形要素の剪断変形を助長する。
【0005】
【発明の効果】本態様においては剪断変形要素が中空部
を有しているから変形し易い。しかも、中空部には軟質
緩衝要素を装填しているので、剪断変形要素の変形を阻
害することなく十分な剪断変形を呈する。
【0006】本第1発明の好ましい態様では、前記剪断
変形要素は、縦方向に沿った縦断面の形状がおおむね平
行四辺形状に形成されていると共に、前記剪断変形要素
は、歩行走行における着地時の荷重により剪断変形を呈
する。剪断変形要素は縦断面が概ね平行四辺形状である
ため、曲げ変形することなく十分な剪断変形を呈する。
【0007】
【第2発明の概要】本第2発明は、アッパーとアウター
ソールとの間に、ミッドソールを介挿した靴底の緩衝構
造であって、前記ミッドソールは上方からの荷重により
圧縮変形を呈する圧縮変形要素と、上方からの荷重によ
り前方に倒れるようにして剪断変形を呈する剪断変形要
素と、軟質緩衝要素とを有している。前記剪断変形要素
の前端部分および/または後端部分には前記軟質緩衝要
素が装填されるための切欠部が形成され、前記切欠部に
前記軟質緩衝要素が装填され、前記軟質緩衝要素が前記
剪断変形要素よりもヤング率が小さく設定されているこ
とで、前記剪断変形要素の剪断変形を助長する。
【0008】
【第2発明の効果】本第2発明においては、前記剪断変
形要素の前端部分または後端部分に切欠部を有している
から、該要素が倒れ易くなるので、剪断変形し易くな
る。しかも、軟質緩衝要素を切欠部に装填したので、剪
断変形要素の変形を阻害しないから、剪断変形要素が十
分に剪断変形を呈する。
【0009】
【第3発明の概要】本第3発明では、アッパーとアウタ
ーソールとの間に介挿されたミッドソールを有する靴底
に適用される。前記ミッドソールは、剪断変形要素を有
する。前記剪断変形要素は、歩行走行における着地時の
荷重により剪断変形を呈する。剪断変形要素の上端面ま
たは下端面のいずれか一方に、軟質緩衝要素が近接した
状態で設けられる。前記軟質緩衝要素は前記剪断変形要
素よりもヤング率が小さく設定されている。
【0010】
【第3発明の効果】この態様では、剪断変形要素が剪断
変形するだけでなく、軟質緩衝要素もまた剪断変形する
ことによって、剪断変形要素が剪断変形し易くなる。し
たがって、衝撃の緩衝性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、添付の図面を参考にし
た以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解される
であろう。しかしながら、実施例および図面は図示およ
び説明のためのものである。本発明の範囲は請求の範囲
に基づいて定められる。添付図面において、複数の図面
における同一の部品番号は、同一または相当部分を示
す。
【0012】以下、本発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1(a)〜図7(b)の第1実施例につい
て説明する。
【0013】第1実施例 図2に示すように、靴Sは靴底1と靴底1の上方に設け
られたアッパーUを備えている。前記アッパーUは、足
を収容すると共に、足を包むのに適した形状・構造を有
している。図1(b)に示すように、靴底1はアウター
ソール(接地底)2とミッドソール100とが互いに一
体に接合されて形成されている。前記アウターソール2
は、踏み面(接地面)20を外表面に有している。
【0014】図4に示すように、前記ミッドソール10
0は、ミッドソール本体110、装着パーツ120およ
びキャップ130を備えている。前記ミッドソール本体
110およびキャップ130は、EVAのような樹脂で
構成されている。
【0015】前記ミッドソール本体110の後足部に
は、装填凹所111が形成されている。前記ミッドソー
ル本体110の外周部には巻上部分112が形成されて
いる。前記巻上部分112の後足部の外側および背面部
には、それぞれ、第1および第2貫通孔(中空部)11
4,115が形成されている。
【0016】図4および図5に示すように、前記装着パ
ーツ120は、流体の性質を持つゲル121と、ゲル1
21が充填された軟質の樹脂からなる密封容器122
と、ポリウレタンの発泡体123とからなる。前記発泡
体123は、前記密封容器122と一体に成形されてい
る。前記ゲル121は、軟質緩衝要素を構成しており、
前記発泡体123から突出した装填部124,125を
有している。
【0017】図3に示すように、前記装着パーツ120
を装填凹所111に装填すると、前記装填部124およ
び125は、それぞれ、第1および第2貫通孔114お
よび115に嵌り込む。この状態において、前記装填部
124,125は前記第1および第2貫通孔114およ
び115から外方に向って露出する。
【0018】図2において、前記ミッドソール本体11
0の後足部の外側には、下部剪断変形要素150および
側部剪断変形要素160が一体に形成されている。図1
(b)に示すように、前記下部剪断変形要素150は、
前端面(前端部分)11cおよび後端面(後端部分)1
1dを有し、その縦断面がほぼ平行四辺形状となってい
る。
【0019】前記側部剪断変形要素160は、前端部分
160cおよび後端部分160dを備えており、概ね平
行四辺形状に形成されている。前記下部剪断変形要素1
50および側部剪断変形要素160を除くミッドソール
本体110およびキャップ130は、圧縮変形要素を構
成する。圧縮変形要素は、上方からの荷重で圧縮変形す
る。
【0020】前記側部剪断変形要素160の前端部分1
60cおよび後端部分160dには、ミッドソール本体
110の表面を抉(えぐ)って形成した溝を形成してい
る。また、前記下部剪断変形要素150の前端部分およ
び後端部分にはスリット150c,150dを形成して
いる。
【0021】なお、前記各前端部分においては、スリッ
ト150cと溝160cとが概ね一直線上に配置されて
いる。一方、前記各後端部分においては、スリット15
0dと溝160dとが、概ね一直線上に配置されてい
る。当該2つの直線は、概ね平行に配置されている。
【0022】前記剪断変形要素150,160は、前記
前端部分および後端部分が、各々、上方に行くに従い前
方に傾斜している。つまり、剪断変形要素150,16
0の縦断面形状が概ね平行四辺形状である。このように
前記両端部が傾斜していることにより、前記剪断変形要
素150,160は、歩行走行における着地時の荷重を
足から受けた時に、圧縮変形すると同時に前方に倒れる
剪断変形を呈する。
【0023】前記側部剪断変形要素160には、前記第
1貫通孔114が形成されている。前記側部剪断変形要
素160の第1貫通孔114には装填部124が装填さ
れている。したがって、側部剪断変形要素160に上方
からの荷重が加わると、側部剪断変形要素160が剪断
変形し易くなる。
【0024】たとえば、図1および図4に示すように、
第1貫通孔114および装填部124は、側部剪断変形
要素160の前端部分160cおよび後端部分160d
に沿った方向に傾いている。しかし、本発明では、たと
えば図6(a)〜図6(d)に示すように、第1貫通孔
114および装填部124の傾き方向は、種々の方向を
選択することができる。また、装填部124は傾いてい
なくてもよい。また、前記図1の実施例では第1貫通孔
114および装填部124は、概ね三角形状であった
が、三角形以外の楕円形や円形などであってもよい。ま
た、図6(d)のように複数個の装填部124を設けて
もよい。
【0025】中空部としては、第1貫通孔114に代え
て、図7(a)に示すように、外周面に向って開口して
いない形状、つまり、凹所114Aとしてもよい。更
に、中空部としては、図7(b)に示すように、第1貫
通孔114に代えて、上方に向って開口する凹所114
Bで形成してもよい。これら図7(a),(b)のよう
に、中空部が貫通孔でない場合、密封容器122を持た
ないゲルからなる軟質緩衝要素が凹所114A,114
Bに充填されてもよい。
【0026】第2実施例 つぎに、図8の第2実施例について説明する。図8
(a)において、ミッドソール110は上方からの荷重
により圧縮変形を呈する圧縮変形要素(図示せず)と、
上方からの荷重により前方に倒れるようにして剪断変形
を呈する剪断変形要素11と、軟質緩衝要素124とを
有する。前記剪断変形要素11の前端面11cおよび/
または後端面11dには前記軟質緩衝要素124が装填
されるための切欠部14が形成されている。前記切欠部
14には前記軟質緩衝要素124が装填されている。な
お、実施例では前端面11cと後端面11dの切欠部1
4を一直線上に設けたが、このように一直線上に設ける
必要はない。
【0027】図8(b)において前記剪断変形要素11
の前記前端面11cおよび後端面11dは、各々、上方
に行くに従い前方に傾斜している。このように前記両端
面11c,11dが傾斜していることにより、前記剪断
変形要素11は、縦方向に沿った縦断面の形状が概ね平
行四辺形に形成されていると共に、前記剪断変形要素1
1は、歩行走行における着地時の荷重により剪断変形を
呈する。
【0028】すなわち、図8(c)に示すように、剪断
変形要素11の前端面11cの形状は切欠部14におい
て、大きく前後方向に変位するので、前記切欠部14や
その近傍における剪断変形が大きくなる。
【0029】図8(b)のように、前記切欠部14が前
記前端面11cの下部と、前記後端面11dの上部とに
設けられ、前記後端面11dの切欠部14が前記前端面
11cの切欠部14よりも上方に設けられていること
で、前記剪断変形要素11の剪断変形が助長される。
【0030】なお、その他の構成は前記第1実施例と同
様であり、同一部分および相当部分に同一符号を付して
その説明および図示を省略する。たとえば、前後端面1
1c,11dにスリットを設ける代わりに図8(d)の
変形例のように前後端部160c,160dに溝を形成
してもよい。
【0031】第3実施例 図9(a)は第3実施例を示す。この図において、上下
一対の剪断変形要素11,11Aは、ミッドソールの一
部を構成する。上の剪断変形要素11の下端面11e
と、下の剪断変形要素11Aの上端面11fとの間に
は、軟質緩衝要素124が介挿されている。軟質緩衝要
素124は、前記2つの端面11e,11fに接触して
いる。
【0032】前記剪断変形要素11,11Aおよび軟質
緩衝要素124には、固定ロッド30が貫通している。
固定ロッド30は、前記軟質緩衝要素124が水平方向
に位置ズレするのを防止する。なお、固定ロッド30も
上下方向に圧縮可能なエラストマーで形成される。固定
ロッド30を設ければ、軟質緩衝要素124をゲルで形
成することが可能となる。しかし、ゲルを密封容器に充
填して軟質緩衝要素124を形成する場合には、固定ロ
ッド30を設ける必要はない。また、ミッドソールの一
部に軟質緩衝要素124を装填する凹所を形成すれば、
固定ロッド30を設ける必要はない。
【0033】図10において、二点鎖線は剪断変形要素
11,11Aの変形前の形状を示し、実線は変形後の形
状を示し、破線は、軟質緩衝要素124がない場合の変
形後の形状を示す。
【0034】本第3実施例では、図10に示すように、
剪断変形要素11,11Aが剪断変形するだけでなく、
軟質緩衝要素124も剪断変形することによって、剪断
変形要素が剪断変形し易くなる。したがって、衝撃の緩
衝性が向上する。
【0035】特に、図9(a)のように、軟質緩衝要素
124を縦断面において平行四辺形状となるように設定
して軟質緩衝要素124が剪断変形を呈する構造とする
ことにより、軟質緩衝要素124においてもより大きな
緩衝性が発揮される。なお、図9(b)のように、軟質
緩衝要素124は剪断変形要素11の下端面11eとア
ウターソール20との間に介挿してもよい。
【0036】なお、その他の構成は前記第1実施例と同
様であり、同一部分および相当部分に同一符号を付して
その説明および図示を省略する。
【0037】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見
て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定
するであろう。たとえば剪断変形要素はEVA以外の他
の樹脂の発泡体で形成してもよい。したがって、そのよ
うな変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の
範囲内のものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1実施例を示すアウタ
ーソールが付着されていないミッドソールの平面図、図
1(b)は本発明の第1実施例を示すアウターソールが
付着された本靴底の側面図である。
【図2】図2は靴を斜め後方から見た図1(a),
(b)のアウターソールを省略した靴底およびミッドソ
ールを有する靴の斜視図である。
【図3】ミッドソールを分解した前述の図のミッドソー
ルの斜視図である。
【図4】ミッドソールを更に分解した前述の図のミッド
ソールを示す斜視図である。
【図5】図1(a)のXI−XI線断面図である。
【図6】図6(a)〜図6(d)は、それぞれ、第2実
施例の変形例を示す剪断変形要素を含む靴底の模式図で
ある。
【図7】図7(a)および図7(b)は、それぞれ、第
2実施例の変形例を示す剪断変形要素の斜視図である。
【図8】図8(a)は第2実施例を示す靴底の一部の側
面図、図8(b)は剪断変形要素を示す斜視図、図8
(c)は変形状態を示す模式図、図8(d)は他のバリ
エーションを示す側面図である。
【図9】図9(a)および図9(b)は、それぞれ、第
3実施例を示す剪断変形要素の斜視図である。
【図10】図10は剪断変形要素の変形状態を示す模式
図である。
【符号の説明】
1:靴底 100:ミッドソール 110:ミッドソール本体(圧縮変形要素) 11,11A,150,160:剪断変形要素 11c:前端面(前端部分) 11d:後端面(後端部分) 11e:剪断変形要素の下端面 11f:剪断変形要素の上端面 114,115:第1および第2貫通孔(中空部) 121:ゲル 122:密封容器 124,125:装填部(軟質緩衝要素) 150c,150d:スリット 160c,160d:溝,前端部分(溝),後端部分
(溝) 2:アウターソール 20:踏み面(接地面) U:アッパー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパーとアウターソールとの間に、ミ
    ッドソールを介挿した靴底の緩衝構造であって、 前記ミッドソールは上方からの荷重により圧縮変形を呈
    する圧縮変形要素と、上方からの荷重により前方に倒れ
    るようにして剪断変形を呈する剪断変形要素と、軟質緩
    衝要素とを有し、 前記剪断変形要素は前記軟質緩衝要素が装填されるため
    の中空部を有し、 前記中空部に前記軟質緩衝要素が装填され、 前記軟質緩衝要素が前記剪断変形要素よりもヤング率が
    小さく設定されていることで、前記剪断変形要素の剪断
    変形を助長する靴底の緩衝構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記中空部は前記ミッドソールの外周面において開口し
    ており、 前記軟質緩衝要素が前記開口部分から前記ミッドソール
    の外側に向って露出している靴底の緩衝構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記剪断変形要素は前端部分および後端部分を有し、 前記前端部分が前記ミッドソールに形成されたスリット
    および/または溝で形成され、 前記後端部分が前記ミッドソールに形成されたスリット
    および/または溝で形成されている靴底の緩衝構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記前端部分および後端部分は、ともに、下部がスリッ
    トで形成されており、上部が溝で形成されており、 前記スリットと溝とが概ね一直線上に配設されている靴
    底の緩衝構造。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記軟質緩衝要素が、樹脂製の密封容器の中に充填され
    たゲルを含む靴底の緩衝構造。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記剪断変形要素の前記前端部分および後端部分が、各
    々、上方に行くに従い前方に傾斜しており、 このように前記両端部分が傾斜していることにより、前
    記剪断変形要素は、縦方向に沿った縦断面の形状がおお
    むね平行四辺形状に形成されていると共に、前記剪断変
    形要素は、歩行走行における着地時の荷重により剪断変
    形を呈する靴底の緩衝構造。
  7. 【請求項7】 アッパーとアウターソールとの間に、ミ
    ッドソールを介挿した靴底の緩衝構造であって、 前記ミッドソールは上方からの荷重により圧縮変形を呈
    する圧縮変形要素と、上方からの荷重により前方に倒れ
    るようにして剪断変形を呈する剪断変形要素と、軟質緩
    衝要素とを有し、 前記剪断変形要素の前端部分および/または後端部分に
    は前記軟質緩衝要素が装填されるための切欠部が形成さ
    れ、 前記切欠部に前記軟質緩衝要素が装填され、 前記軟質緩衝要素が前記剪断変形要素よりもヤング率が
    小さく設定されていることで、前記剪断変形要素の剪断
    変形を助長する靴底の緩衝構造。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記剪断変形要素の前記前端部分および後端部分が、各
    々、上方に行くに従い前方に傾斜しており、 このように前記両端部分が傾斜していることにより、前
    記剪断変形要素は、縦方向に沿った縦断面の形状がおお
    むね平行四辺形状に形成されていると共に、前記剪断変
    形要素は、歩行走行における着地時の荷重により剪断変
    形を呈する靴底の緩衝構造。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記切欠部が前記前端部分の下部と、前記後端部分の上
    部とに設けられ、前記後端部分の切欠部が前記前端部分
    の切欠部よりも上方に設けられていることで、前記剪断
    変形要素の剪断変形を助長するようにした靴底の緩衝構
    造。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記軟質緩衝要素が側方に向って露出している靴底の緩
    衝構造。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記軟質緩衝要素が、樹脂製の密封容器の中に充填され
    たゲルを含む靴底の緩衝構造。
  12. 【請求項12】 アッパーとアウターソールとの間に、
    ミッドソールを介挿した靴底の緩衝構造であって、 前記ミッドソールは剪断変形要素を有し、前記剪断変形
    要素は、歩行走行における着地時の荷重により剪断変形
    を呈し、 前記剪断変形要素の上端面または下端面のいずれか一方
    には、軟質緩衝要素が近接した状態で設けられ、 前記軟質緩衝要素は前記剪断変形要素よりもヤング率が
    小さく設定されている靴底の緩衝構造。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記軟質緩衝要素が、歩行走行における着地時の荷重に
    より圧縮変形および剪断変形を呈する靴底の緩衝構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011527924A (ja) * 2008-07-14 2011-11-10 プリンス、スポーツ、インコーポレーテッド 改善された靴底構造
WO2015059743A1 (ja) 2013-10-21 2015-04-30 株式会社アシックス 緩衝構造体 並びにこれを適用したシューズ
US10383391B2 (en) 2014-03-06 2019-08-20 Asics Corporation Shock absorbing structure and shoe to which the shock absorbing structure is applied

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