JP2003008507A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2003008507A
JP2003008507A JP2001191743A JP2001191743A JP2003008507A JP 2003008507 A JP2003008507 A JP 2003008507A JP 2001191743 A JP2001191743 A JP 2001191743A JP 2001191743 A JP2001191743 A JP 2001191743A JP 2003008507 A JP2003008507 A JP 2003008507A
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Japan
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power value
base station
transmission power
mobile station
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Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001191743A
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English (en)
Inventor
Takayuki Aono
孝之 青野
Koji Kato
耕治 加藤
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局20が基地局10に通信するにあた
り、他の移動局に対するノイズを抑制する。 【解決手段】 移動局20は、位置情報を算出しこの位
置情報を送信し、基地局10は、位置情報を受信し、こ
の位置情報に応じて移動局20の最大送信電力値を算出
するとともに移動局20に送信する。移動局20は、最
大送信電力値を受信し、かつ、この最大送信電力値以下
の送信電力値にて、送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局及び移動局
の間で無線通信する無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDAM方式の携帯電話システム
では、TPCベースの送信電力制御が採用されている。
【0003】具体的には、基地局は、移動局からの受信
信号に基づいて受信電力を求めるとともに、この受信電
力に基づいてTPCデータ(以下、下りTPCデータと
いう)を求める。そして、基地局は、下りTPCデータ
を移動局に送信する。
【0004】この下りTPCデータは、基地局が、移動
局に対して、送信電力の増加、減少、或いは、一定に維
持することを指示するもので、移動局は、下りTPCデ
ータに基づいた送信電力にて、送信データを送信する。
【0005】さらに、移動局は、基地局からの受信信号
に基づいて受信電力を求めるとともに、この受信電力に
基づいてTPCデータ(以下、上りTPCデータとい
う)を求める。そして、移動局は、上りTPCデータを
基地局に送信する。この上りTPCデータは、移動局
が、基地局に対して、送信電力の増加、減少、或いは、
一定に維持することを指示するもので、基地局は、上り
TPCデータに基づいた送信電力にて、送信データを移
動局に送信する。
【0006】このように、基地局及び移動局の間で、互
いに、送信電力の増加、減少、或いは、一定に維持する
ことを指示することで、必要以上に送信電力を上げるこ
とを避け、他の移動局に対してノイズを与えることな
く、基地局は、移動局とともに、良好な受信を確保でき
るようにしている。
【0007】また、緊急通報時等には、基地局は、上述
のTPCデータではなく、最大送信電力で送信させるよ
うに移動局に対して指示することにより、移動局は、最
大送信電力で、緊急通報を基地局に送信することが提案
されている。これにより、移動局は、緊急通報を基地局
に確実に送信できることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動局
が基地局の近隣に位置するとき、その移動局は、上述の
如く、最大送信電力にて緊急通報を基地局に送信する
と、必要以上の送信電力で、緊急通報を基地局に送信す
ることになる。このため、緊急通報の送信によって、他
の移動局に対してノイズを与えることになる。
【0009】本発明は、上記点に鑑み、基地局が移動局
に、好適な最大送信電力値を、指示することにより、移
動局が基地局に通信するにあたり、他の移動局に対する
ノイズを抑制できる無線通信システムを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、基地局と移
動端末とが通信を行うように構成された無線通信システ
ムであって、移動局は、移動局自身の位置情報を算出す
る移動局算出手段(100、112、132)と、基地
局に上り送信情報を送信する移動局送信手段(27、2
8)と、位置情報を上り送信情報として送信させるよう
に移動局送信手段を制御する移動局送信制御手段(10
2、115、135)とを有し、基地局は、位置情報を
上り送信情報として受信する基地局受信手段(200、
210、230)と、位置情報に応じて移動局の最大送
信電力値を算出する基地局算出手段(203、213、
233)と、最大送信電力値を移動局に指示する基地局
指示手段(206、216、236)とを有することを
特徴とする。
【0011】このように、移動局の位置情報に応じて最
大送信電力値が求められ、この最大送信電力値が基地局
によって移動局に指示される。これにより、基地局が、
好適な最大送信電力値を移動局に指示でき、移動局は、
当該最大送信電力値以下の送信電力値で基地局に送信で
きる。従って、移動局が基地局に通信するにあたり、他
の移動局に対するノイズを抑制できる。
【0012】具体的には、請求項2に記載の発明のよう
に、基地局は、移動局に下り送信情報を送信する基地局
送信手段(16、17)を有し、基地局指示手段は、最
大送信電力値を下り送信情報として送信させるように基
地局送信手段を制御しても良い。さらに、請求項3に記
載の発明のように、基地局指示手段は、下り送信情報を
最大送信電力値以下の送信電力値にて送信させるように
基地局送信手段を制御してもよい。
【0013】ここで、移動局において送信電力値の決定
にあたっては、請求項4に記載の発明を適用してもよ
い。
【0014】すなわち、請求項4に記載の発明では、移
動局は、上り送信情報の先回の送信電力値に所定値を加
算して上り加算電力値を求め、この上り加算電力値が最
大送信電力値以上であるか否かを判定する移動局判定手
段(121、141)と、移動局判定手段によって、上
り加算電力値が最大送信電力値未満であると判定された
とき、上り送信情報の送信電力値を増加させるように設
定する第1の移動局設定手段(122、142)と移動
局判定手段によって、上り加算電力値が最大送信電力値
以上であると判定されたとき、上り送信情報の送信電力
値の増加を禁止するように設定する第2の設定手段(1
24、143)とを有するように構成できる。
【0015】ここで、基地局において送信電力値の決定
にあたっては、請求項5に記載の発明を適用してもよ
い。
【0016】すなわち、請求項5に記載の発明では、基
地局は、下り送信情報の先回の送信電力値に所定値を加
算して下り加算電力値を求め、この下り加算電力値が最
大送信電力値以上であるか否かを判定する基地局判定手
段(221、241)と、基地局判定手段によって、下
り加算電力値が最大送信電力値未満であると判定された
とき、下り送信情報の送信電力値を増加させるように設
定する第1の基地局設定手段(222、242)と基地
局判定手段によって、下り加算電力値が最大送信電力値
以上であると判定されたとき、下り送信情報の送信電力
値の増加を禁止するように設定する第2の基地局設定手
段(224、243)とを有するように構成できる。
【0017】また、請求項6に記載の発明では、基地局
は、予め設定された位置情報毎に移動局の最大送信電力
値を記憶する記憶手段(14a)を有し、基地局算出手
段は、記憶された位置情報毎の最大送信電力値のうち、
受信された位置情報に対応する最大送信電力値を選択す
ることを特徴とする。これにより、最大送信電力値を簡
素な処理で求めることができる。
【0018】請求項7に記載の発明では、移動局送信制
御手段は、上り送信情報としてこの上り送信情報の送信
電力値を送信させるように移動局送信手段を制御し、基
地局受信手段は、上り送信情報の送信電力値を上り送信
情報として受信し、基地局は、記憶された位置情報毎の
最大送信電力値を、受信された上り送信情報の送信電力
値に応じて更新する更新手段(272)を有することを
特徴とする。
【0019】このように、上り送信情報の送信電力値に
応じて前記記憶された最大送信電力値を更新できるた
め、位置情報に対応して、良好な、最大送信電力値を得
ることができる。
【0020】請求項8に記載の発明では、基地局は、上
り送信情報の受信レベルを計測する基地局受計測手段
(201、211)と、計測された上り送信情報の受信
レベルが、所定閾値以上か否かを判定するレベル判定手
段(270)を有し、レベル判定手段によって、上り送
信情報の受信レベルが所定閾値以上であると判定された
とき、更新手段における最大送信電力値の更新を許可
し、レベル判定手段によって、上り送信情報の受信レベ
ルが所定閾値未満であると判定されたとき、更新手段に
おける最大送信電力値の更新を禁止することを特徴とす
る。
【0021】これにより、上り送信情報の受信レベルが
所定閾値以上であるとき、最大送信電力値の更新を許可
し、上り送信情報の受信レベルが所定閾値未満であると
き、最大送信電力値の更新を禁止する。従って、最大送
信電力値の更新を、必要なときだけ、行うことができる
ため、より、一層、良好な、最大送信電力値を得られ
る。
【0022】ここで、請求項9に記載の発明のように、
移動局と通信する基地局の通信方法であって、移動局の
位置情報を受信するステップ(200、210、23
0)と、位置情報に応じて移動局の最大送信電力値を算
出するステップ(203、213、233)と、最大送
信電力値を移動局に指示するステップ(206、21
6、236)とを採用してもよい。
【0023】請求項10に記載の発明のように、基地局
と通信を行う移動局であって、移動局自身の位置情報を
算出する算出手段(100、112、132)と、基地
局に送信情報を送信する送信手段(27、28)と、位
置情報を送信情報として送信させるように送信手段を制
御する送信制御手段(102、115、135)と、位
置情報に対応する最大送信電力値を基地局からの指示と
して受信する受信手段(110、130)とを採用して
もよい。
【0024】請求項11に記載の発明のように、送信情
報を基地局に送信する送信手段を有する移動局のコンピ
ュータを、移動局自身の位置情報を算出する手段と、位
置情報を送信情報として送信させるように送信手段を制
御する手段と、位置情報に対応する最大送信電力値を基
地局からの指示として受信する手段として機能させるプ
ログラムを採用してもよい。
【0025】なお、請求項12に記載の発明のように、
送信情報を移動局に送信する送信手段を有する基地局の
コンピュータを、基地局自身の位置情報を算出する手段
と、位置情報を送信情報として送信させるように送信手
段を制御する手段と、位置情報に対応する最大送信電力
値を移動局からの指示として受信する手段として機能さ
せるプログラムを採用してもよい。
【0026】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に本発明の無線通信システム
の一実施形態を示す。図1は、無線通信システムの構成
を示す概略図である。無線通信システムは、基地局(B
S)10及び移動局(MS)20を有するもので、基地
局10が無線エリア30内の移動局20と無線通信でき
るように構成されている。
【0028】次に、基地局10及び移動局20の電気回
路構成について図2に基づいて説明する。図2は、基地
局10及び移動局20の電気回路構成を示すブロック図
である。
【0029】基地局10は、受信アンテナ11、復調部
12、制御部13、メモリ14、変調部15、電力増幅
アンプ16、及び、送信アンテナ17から構成されてい
る。受信アンテナ11は、移動局20からの通信データ
(以下、上り通信データという)を電磁波を媒体として
受信して上り通信データを出力する。復調部12は、上
り通信データを復調して復調データを出力する。
【0030】ここで、上り通信データは、図3(a)、
(c)に示すように、緊急の通信情報(音声情報、画像
情報等の)に加えて、後述するTPCデータ、位置情報
等を有し、復調部12は、復調データのうち、通信情
報、TPCデータ、位置情報をそれぞれ分離する。ま
た、制御部13は、通話処理、送信電力制御処理等の処
理を実行する。
【0031】メモリ14は、通話処理、送信電力制御処
理等のコンピュータプログラムを記憶するとともに、デ
ータベース14aを有する。データベース14aは、移
動局20の位置情報毎に移動局20の最大送信電力値を
記憶する。
【0032】変調部15は、制御部13によって制御さ
れて、後述する下り通信データを変調し下り変調データ
を求める。また、電力増幅アンプ16は、制御部13に
よって制御されて、下り変調データを電力増幅して下り
電力増幅通信データを出力する。送信アンテナ17は、
下り電力増幅通信データを電磁波を媒体として送信す
る。
【0033】移動局20は、受信アンテナ21、復調部
22、GPSアンテナ23、制御部24、メモリ25、
変調部26、電力増幅アンプ27、及び、送信アンテナ
28から構成されている。受信アンテナ21は、下り通
信データを電磁波を媒体として受信して下り通信データ
を出力する。ここで、下り通信データとしては、緊急の
通信情報(音声情報、画像情報等の)に加えて、後述す
るTPCデータ、最大値送信電力値等を有する。
【0034】復調部22は、下り通信データを復調して
復調データを出力する。GPSアンテナ23は、例え
ば、3つ以上の人工衛星からそれぞれ衛星信号を電磁波
を媒体として受信して制御部24に出力する。制御部2
4は、マイクロコンピュータを有し、このマイクロコン
ピュータは後述するように、通話処理、送信電力制御処
理等の処理を実行する。メモリ25は、通話処理、送信
電力制御処理等のコンピュータプログラムを記憶する。
【0035】変調部26は、制御部24によって制御さ
れて、上り通信データを変調し上り変調データを求め
る。
【0036】電力増幅アンプ27は、制御部13によっ
て制御されて、上り変調データを電力増幅して上り電力
増幅通信データを出力する。送信アンテナ28は、上り
電力増幅通信データを電磁波を媒体として送信する。
【0037】次に、本実施形態の作動につき図4〜図1
1に基づいて説明する。図4〜図9は、基地局10及び
移動局20の各々の制御部13、24の送信電力制御処
理を示すフローチャートである。制御部13、24は、
図4〜図9に示すフロチャートに従って、送信電力制御
処理をそれぞれ実行する。
【0038】先ず、移動局20において制御部24は、
以下のように、ステップ100〜ステップ104の処理
を実行する。
【0039】すなわち、GPSアンテナ23を通して各
人工衛星から衛星信号をそれぞれ受信するとともに、そ
れぞれの衛星信号に基づいて移動局自身の位置情報を算
出する(ステップ100)。さらに、変調部26によっ
て、図3(a)に示すように、位置情報に通信情報を組
み合わせて、上り通信データ(以下、上り第一初期通信
データという)を生成させる。この上り第一初期通信デ
ータは、変調部26によって、電力増幅アンプ27に入
力される(ステップ101)。
【0040】なお、位置情報としては、例えば、移動局
自身の緯度、経度、及び、高さが採用されている。
【0041】次に、利得(以下、上り第一初期利得とい
う)を、電力増幅アンプ27に設定するとともに、その
上り第一初期利得で上り第一初期通信データを電力増幅
させるように電力増幅アンプ27を制御する(ステップ
102、104)。
【0042】これにより、電力増幅アンプ27は、上り
第一初期増幅通信データを、上り第一初期送信電力値
で、出力するため、送信アンテナ28は、上り第一初期
増幅通信データを電磁波を媒体として送信する。
【0043】但し、予め、上述の、上り第一初期送信電
力値は、受信ノイズレベル等に基づいて算出されてお
り、この上り第一初期送信電力値は、メモリ25に記憶
させれている(ステップ103)。さらに、上り第一初
期利得は、上り第一初期送信電力値に基づき求められて
いる。
【0044】次に、基地局10において制御部13が、
以下のように、ステップ200〜ステップ208の処理
を実行する。
【0045】すなわち、受信アンテナ11を通して上り
第一初期増幅通信データを受信するとともに(ステップ
200)、この上り第一初期増幅通信データの受信電力
レベルを測定する(ステップ201)。さらに、復調部
12によって、上り第一初期増幅通信データから、移動
局20における位置情報を抽出させる(ステップ20
2)。
【0046】次に、データベース14aから上記抽出さ
れた位置情報に対応する最大送信電力値を選択する(ス
テップ203)。なお、最大送信電力値の選択処理の詳
細は、後述する。
【0047】また、ステップ201で測定された受信電
力レベルに基づいてTPCデータを生成する(ステップ
204)。
【0048】なお、当該TPCデータは、基地局10
が、移動局に対して、送信電力の増加、減少、或いは、
一定に維持することを指示するもので、TPCデータの
生成の詳細は、後述する。
【0049】次に、変調部15によって、ステップ20
3、204で求められた最大値送信電力値及びTPCデ
ータを、図3(b)に示す如く、通信情報に組み合わせ
ることにより、下り第一初期通信データを生成させる
(ステップ205)。
【0050】次に、利得(以下、下り第一初期利得とい
う)を、電力増幅アンプ16に設定するとともに、その
下り第一初期利得で、下り第一初期通信データを、電力
増幅させるように電力増幅アンプ16を制御する(ステ
ップ206、208)。
【0051】これにより、電力増幅アンプ16は、下り
第一初期増幅通信データを、下り第一初期送信電力値
で、出力するため、送信アンテナ17は、下り第一初期
増幅通信データを電磁波を媒体として送信する。
【0052】ここで、上述の、下り第一初期送信電力値
は、最大送信電力値以下の値であって、受信ノイズレベ
ル等に基づいて算出されている(ステップ207)。さ
らに、下り第一初期利得は、下り第一初期送信電力値に
基づいて求められている。
【0053】次に、移動局20において制御部24が、
以下のように、ステップ110〜ステップ125の処理
を実行する。
【0054】すなわち、受信アンテナ21を通して下り
第一初期増幅通信データを受信するとともに(ステップ
110)、この下り第一初期増幅通信データの受信電力
レベルを測定する(ステップ111)。さらに、GPS
アンテナ23を通して各人工衛星から衛星信号をそれぞ
れ受信するとともに、それぞれの衛星信号に基づいて移
動局自身の位置情報を算出する(ステップ112)。
【0055】次に、ステップ111で測定された受信電
力レベルに基づいて、TPCデータを生成する(ステッ
プ113)。なお、このTPCデータは、移動局20
が、基地局10に対して、送信電力の増加、減少、或い
は、一定に維持することを指示するもので、TPCデー
タの生成の詳細は、後述する。
【0056】次に、変調部26によって、位置情報、T
PCデータ(ステップ112、113で求められた)
を、通信情報に、図3(c)に示す如く、組み合わせ
て、上り第二初期通信データを生成させる(ステップ1
14)。
【0057】次に、利得(以下、上り第二初期利得とい
う)を、電力増幅アンプ27に設定するとともに、その
上り第二初期利得にて、上り第二初期通信データを、電
力増幅させるように電力増幅アンプ27を制御する(ス
テップ115、125)。
【0058】これにより、電力増幅アンプ27は、上り
第二初期増幅通信データを、上り第二初期送信電力値
で、出力するため、送信アンテナ28は、上り第二初期
増幅通信データを、電磁波を媒体として送信する。
【0059】ここで、上述の、上り第二初期利得は、制
御部24によって、次のように生成されている。
【0060】先ず、ステップ110で受信された下り第
一初期増幅通信データから、最大送信電力値(ステップ
203で選択された)を抽出し、この抽出された最大送
信電力値をメモリ25に記憶させる(ステップ11
6)。
【0061】次に、電力増幅アンプ27における先回の
送信電力値、すなわち、上り第一初期送信電力値を、メ
モリ25からを呼出す(ステップ117)。これに伴っ
て、下り第一初期増幅通信データから、TPCデータを
抽出することになる(ステップ118)。
【0062】次に、ステップ118で抽出されたTPC
データに基づいて、ステップ119〜120の処理を行
う。
【0063】具体的には、ステップ119で、基地局1
0から送信電力の変更の指示を受けているか否かを判定
する。そして、基地局10から送信電力の変更の指示を
受けていると判定されたとき、ステップ120に進む。
【0064】ここで、基地局10から送信電力の増加の
指示を受けているか否かを判定し、基地局10から送信
電力の増加の指示を受けていると判定されたとき、ステ
ップ121に進む。
【0065】ここで、上り第一初期送信電力値(ステッ
プ117で呼出された)に、所定値(例えば、1db、
或いは、2db)を加算して加算電力値(以下、上り初
期加算電力値という)を求める。さらに、ステップ11
6で抽出された最大送信電力値の方が、上り初期加算電
力値に比べて、大きいか否かを判定する。
【0066】そして、ステップ116で抽出された最大
送信電力値の方が、上り初期加算電力値に比べて、大き
いと判定されたとき、上述の上り第二初期送信電力値と
して、上り初期加算電力値を設定してメモリ25に記憶
させる(ステップ122)。
【0067】すなわち、上り第二初期送信電力値として
は、上り第一初期送信電力値に比べて所定値だけ大きく
なる。
【0068】さらに、ステップ121で、上り初期加算
電力値は、ステップ116で抽出された最大送信電力値
に比べて、大きいと判定されたとき、上述の、上り第二
初期送信電力値として、最大送信電力値の同一値を設定
してメモリ25に記憶させる(ステップ124)。
【0069】また、ステップ120で、基地局10から
送信電力の減少の指示を、受けていると判定されたと
き、上り第一初期送信電力値から、所定値(例えば、1
db、或いは、2db)を減算して減算電力値(以下、
上り初期減算電力値という)を求める。これに伴って、
上述の、上り第二初期送信電力値として、上り初期減算
電力値を設定してメモリ25に記憶させる(ステップ1
23)。
【0070】すなわち、上り第二初期送信電力値として
は、上り第一初期送信電力値に比べて所定値だけ小さく
なる。
【0071】また、ステップ119で、基地局10から
送信電力を一定に維持するように指示を受けていると判
定したとき、ステップ119aに進んで、上り第二初期
送信電力値としては、第一初期移動局送信電力値と同一
の値を設定してメモリ25に記憶させる。
【0072】すなわち、上り第二初期送信電力値は、上
り第一初期送信電力値と同一の値に維持される。
【0073】このように、ステップ119a、122〜
124で上り第二初期送信電力値がメモリ25に記憶さ
れるとともに、この上り第二初期送信電力値に対応する
上り第二初期利得が求められる。さらに、電力増幅アン
プ27によって、上述の如く、上り第二初期通信データ
は、上り第二初期利得に基づき電力増幅されるため、送
信アンテナ28は、上り第二初期増幅通信データを、上
り第二初期送信電力値で、出力する。
【0074】次に、基地局10において制御部13が、
以下のように、ステップ210〜225の処理を実行す
る。
【0075】先ず、ステップ210で、受信アンテナ1
1を通して上り第二初期増幅通信データを受信すると、
この上り第二初期増幅通信データの受信電力レベルを測
定する(ステップ211)。
【0076】さらに、復調部12によって、上り第二初
期増幅通信データから、移動局20の位置情報を抽出さ
せる(ステップ212)。そして、この抽出された位置
情報に対応する最大送信電力値を、後述の如く、データ
ベース14aから選択する(ステップ213)。
【0077】すると、ステップ211で測定された受信
電力レベルに基づいて、TPCデータを生成する(ステ
ップ214)。
【0078】次に、変調部15によって、最大値送信電
力値(ステップ213で選択された)、TPCデータ
(ステップ214で生成された)を、図3(b)に示す
如く、通信情報に組み合わせさせることにより、下り第
二初期通信データを生成させる(ステップ215)。こ
れにより、下り第二初期通信データは、電力増幅アンプ
16に入力される。
【0079】次に、利得(以下、下り第二初期利得とい
う)を、電力増幅アンプ16に設定するとともに、その
下り第二初期利得で、下り第二初期通信データを電力増
幅させるように電力増幅アンプ16を制御する(ステッ
プ216、225)。これにより、電力増幅アンプ16
は、下り第二初期増幅通信データを、下り第二初期送信
電力値で出力するため、送信アンテナ17は、下り第二
初期増幅通信データを送信する。
【0080】ここで、上述の、下り第二初期利得は、制
御部13によって、次のように、生成されている。
【0081】先ず、メモリ14から、電力増幅アンプ1
6における先回の送信電力値、すなわち、下り第一初期
送信電力値を呼出す(ステップ217)。また、上り第
二初期増幅通信データから、TPCデータを抽出する
(ステップ218)。この抽出されたTPCデータに基
づいて、以下のように、ステップ219〜221の処理
を行う。
【0082】先ず、ステップ219で、移動局20から
送信電力の変更の指示を受けているか否かを判定する。
そして、移動局20から送信電力の変更の指示を受けて
いると判定されたとき、ステップ220に進む。
【0083】ここで、移動局20から送信電力の増加の
指示を受けているか否かを判定し、移動局20から送信
電力の増加の指示を受けていると判定されたとき、ステ
ップ221に進む。
【0084】すると、ステップ221で、上述のステッ
プ217で呼出された下り第一初期送信電力値に、所定
値を、加算して加算電力値(以下、下り初期加算電力値
という)を求める。さらに、ステップ213で選択され
た最大送信電力値の方が、下り初期加算電力値に比べ
て、大きいか否かを判定する。
【0085】このステップ213で選択された最大送信
電力値の方が、下り初期加算電力値に比べて、大きいと
判定されたとき、上述の下り第二初期送信電力値とし
て、下り初期加算電力値を設定して、メモリ14に記憶
させることになる(ステップ222)。
【0086】さらに、ステップ221で、下り初期加算
電力値は、上記ステップ213で選択された最大送信電
力値に比べて、大きいと判定されたとき、上述の下り第
二初期送信電力値としては、ステップ213で選択され
た最大送信電力値と同一値に設定して、メモリ14に記
憶させる(ステップ224)。
【0087】さらに、ステップ220で、移動局20か
ら送信電力の減少の指示を受けていると判定されたと
き、下り第一初期送信電力値から、所定値を減算して減
算電力値(以下、下り初期減算電力値という)を求め
る。これに伴って、上述の下り第二初期送信電力値とし
て、下り初期減算電力値をメモリ14に記憶させる(ス
テップ223)。
【0088】さらに、ステップ219で、移動局20か
ら送信電力を一定に維持するように指示を受けていると
判定されたとき、ステップ219aに進んで、上述の下
り第二初期送信電力値としては、下り第一初期送信電力
値と同一の値をメモリ14に記憶させる。
【0089】すなわち、上述の下り第二初期送信電力値
としては、下り第一初期送信電力値と同一の値に維持さ
れる。
【0090】このように、ステップ219a、222〜
224にて、下り第二初期送信電力値をメモリ14に記
憶するとともに、この下り第二初期送信電力値に対応す
る下り第二初期利得を求める。さらに、電力増幅アンプ
16によって、上述の如く、下り第二初期通信データ
が、下り第二初期利得で、電力増幅されるため、送信ア
ンテナ17は、下り第二初期増幅通信データを、下り第
二初期送信電力値で、出力する。
【0091】次に、移動局20において制御部24が、
以下のように、ステップ130〜ステップ145の処理
を実行する。ここで、ステップ130〜ステップ145
は、それぞれ、ステップ110〜125と実質的に同様
の処理である。
【0092】従って、受信アンテナ21を通して下り第
二初期増幅通信データを受信すると、その受信電力レベ
ルを測定する。さらに、新たに位置情報を算出し、その
受信電力レベルに基づいて、TPCデータを生成する。
変調部26によって、図3(c)に示す通信データ(以
下、上り通信データという)を生成させる。但し、受信
電力レベルに代えて、SIR値を採用して、このSIR
値に応じて、TPCデータを生成してもよい。
【0093】次に、利得(以下、上り利得という)を、
電力増幅アンプ27に設定するとともに、その上り利得
にて、上り通信データを、電力増幅させるように電力増
幅アンプ27を制御する。
【0094】これにより、電力増幅アンプ27は、上り
増幅通信データを、上り送信電力値で、出力するため、
送信アンテナ28は、上り増幅通信データを、電磁波を
媒体として送信する。なお、上り利得の算出処理(ステ
ップ136〜ステップ144)は、上述したステップ1
16〜ステップ125と同様のため、その説明を省略す
る。
【0095】次に、基地局10において制御部13が、
以下のように、ステップ230〜245の処理を実行す
る。ここで、ステップ230〜ステップ245は、それ
ぞれ、ステップ110〜125と実質的に同様の処理で
ある。
【0096】従って、受信アンテナ11を通して上り増
幅通信データを受信すると、この上り増幅通信データの
受信電力レベルを測定する。さらに、復調部12によっ
て、上り増幅通信データから、移動局20の位置情報を
抽出させる。そして、この抽出された位置情報に対応す
る最大送信電力値を、後述の如く、データベース14a
から選択する。すると、この測定された受信電力レベル
に基づいて、TPCデータを生成する。但し、受信電力
レベルに代えて、SIR値を採用して、このSIR値に
応じて、TPCデータを生成してもよい。
【0097】次に、変調部15によって、最大値送信電
力値、TPCデータを、図3(b)に示す如く、通信情
報に組み合わせさせることによって、下り通信データを
生成させる。その後、下り利得を、電力増幅アンプ16
に設定するとともに、その下り利得で、下り通信データ
を電力増幅させるように電力増幅アンプ16を制御す
る。
【0098】これにより、電力増幅アンプ16は、下り
増幅通信データを、下り送信電力値で出力するため、送
信アンテナ17は、下り増幅通信データを送信する。な
お、下り利得の算出処理(ステップ237〜ステップ2
45)は、ステップ217〜225と同様なので、その
説明を省略する。
【0099】このように送信された下り増幅通信データ
は、移動局20の制御部24におけるステップ130の
処理で受信されて、ステップ131〜145の処理が行
われる。このため、上述と同様に、上り増幅通信データ
が、送信される。これに伴い、この送信された上り増幅
通信データが、基地局10の制御部13における処理で
受信されて、ステップ231〜245の処理が行われ
る。このため、移動局20におけるステップ130〜1
45の処理と、基地局10におけるステップ230〜2
45とが交互に繰り返される。
【0100】ところで、基地局10の制御部13、移動
局20の制御部24において、ステップ113、21
4、133、234のTPCータ生成処理は、それぞ
れ、実質的に同様であって、以下、ステップ214にお
けるTPCータ生成処理の詳細を説明する。先ず、制御
部13は、図10に示すフローチャートに従って、TP
Cデータ生成処理を実行する。
【0101】すなわち、ステップ221にて測定された
受信電力レベル(以下、測定受信電力レベルという)
が、基準電力値に一致するか否かを判定する(ステップ
250)。この測定受信電力レベルが、基準電力値に不
一致であると判定されたとき、ステップ251に進ん
で、測定受信電力レベルの方が、基準電力値比べて大き
いか否かを判定する(ステップ251)。
【0102】ここで、測定受信電力レベルの方が、基準
電力値に比べて大きいと判定されたとき、ステップ25
2に進んで、TPCデータを生成する。このTPCデー
タTPCデータにおいて、基地局10が、移動局に対し
て、送信電力の増加することを指示する。
【0103】また、ステップ251において測定受信電
力レベルが、基準電力値未満であると判定されたとき、
ステップ253に進んで、TPCデータを生成する。こ
のTPCデータにおいて、基地局10が、移動局に対し
て、送信電力の減少することを指示する。
【0104】さらに、ステップ250において測定受信
電力レベルが、基準電力値に一致であると判定されたと
き、ステップ254に進んで、TPCデータを生成す
る。このTPCデータにおいて、基地局10が、移動局
に対して、送信電力を一定に維持することを指示する。
【0105】ここで、基地局10の制御部13におい
て、ステップ203、213、233の最大値算出処理
は、実質的に同様であって、ステップ213における最
大値算出処理の詳細について述べる。
【0106】先ず、基地局10における制御部13は、
図11に示すフローチャートに従って、最大値算出処理
を実行する。
【0107】すなわち、今回のステップ212で抽出さ
れた位置情報(以下、今回の位置情報という)が、前回
のステップ232で抽出された位置情報(以下、前回の
位置情報)に一致するか否かを判定する(ステップ26
0)。
【0108】ここで、今回の位置情報が前回の位置情報
に不一致のとき、ステップ261に進んで、データベー
ス14aを参照して、今回の位置情報に対応する最大送
信電力値を選択する(ステップ261、262)。ま
た、今回の位置情報が前回の位置情報に一致するとき、
ステップ263に進んで、今回の位置情報としては、前
回の位置情報と同一値を設定する。
【0109】以下、本実施形態の特徴につき述べる。先
ず、移動局20の位置情報が求められて、この位置情報
が基地局10に送られると、この位置情報に応じて最大
送信電力値が求められる。この最大送信電力値が基地局
10によって移動局20に指示される。これにより、移
動局20は、好適な最大送信電力値が基地局10によっ
て指示され、移動局は、当該最大送信電力値以下の送信
電力値で基地局に送信できる。従って、移動局が基地局
に通信するにあたり、他の移動局に対するノイズを抑制
できる。
【0110】さらに、基地局10は、最大送信電力値以
下の送信電力値にて送信するため、基地局10が移動局
に通信するにあたり、他の移動局に対するノイズを抑制
できる。
【0111】さらに、本発明の実施にあたり、データベ
ース14aに記憶された最大送信電力値を、次のよう
に、更新してもよい。
【0112】先ず、移動局20の制御部24において、
図3(d)に示す如く、上り送信電力値(MS)を、T
PCデータ及び位置情報に組み合わせて上り通信データ
を生成されて、この上り通信データが電力増幅されて、
この上り増幅通信データが、アンテナ28から送信され
る。
【0113】すると、基地局10の制御部13において
上り増幅通信データが受信される(ステップ230)。
すると、この上り増幅通信データの受信電力レベルが測
定されて、この測定受信電力レベルの方が、所定値に比
べて、大きいか否かを判定する(ステップ270)。
【0114】この測定受信電力レベルの方が、所定値に
比べて、大きいと判定されたとき、データベース14a
の更新を許可し、ステップ271に進む。これにより、
上り増幅通信データから位置情報を抽出するとともに、
上り増幅通信データから上り送信電力値を抽出し、この
抽出された上り送信電力値に基づいて新たな最大送信電
力値を計算する。
【0115】具体的には、上記抽出された位置情報に対
応する最大送信電力値(以下、対応最大送信電力値とい
う)をデータベース14aから呼出す。
【0116】また、上り送信電力値(MS)に、例え
ば、1.1を掛け、この掛け算値(MS×1.1)と対
応最大送信電力値との平均値を計算する。その平均値
を、新たな最大送信電力値として定め、この新たな最大
送信電力値によって、データベース14aを更新する
(ステップ272)。また、ステップ270において、
測定受信電力レベルの方が、所定値に比べて、小さいと
判定されたとき、データベース14aの更新を禁止す
る。
【0117】さらに、上記実施形態では、データベース
14aにて最大送信電力値を上げるように更新する例に
ついて説明したが、これに限らず、最大送信電力値を下
げるように更新してもよい。
【0118】すなわち、上述の如く最大送信電力値を上
げるように更新するにあたり、測定受信電力レベルとの
比較に用いた所定値に比べて、小さい閾値(以下、低閾
値という)を採用して、測定受信電力レベルの方が低閾
値に比べて小さいとき、データベース14aの更新を許
可し、上り増幅通信データから位置情報を抽出するとと
もに、上り増幅通信データから上り送信電力値を抽出す
る。
【0119】さらに、上記抽出された位置情報に対応す
る対応最大送信電力値をデータベース14aから呼出
す。そして、上記抽出された上り送信電力値に、例え
ば、0.8を掛け、この掛け算値(MS×0.8)と対
応最大送信電力値との平均値を計算する。その平均値
を、新たな最大送信電力値として定め、この新たな最大
送信電力値によって、データベース14aを更新する。
また、測定受信電力レベルが、低閾値以上で、かつ、上
記所定値未満のとき、データベース14aの更新を禁止
する。
【0120】なお、上記実施形態では、TPCデータを
生成する上で、受信レベルとして、受信電力レベルを採
用した例につき説明したが、これに限らず、例えば、上
り通信データ(或いは、下り通信データ等)のSIR
(Signal−interference−Rati
o)値を測定して、このSIR値に基づいてTPCデー
タを生成してもよい。
【0121】また、上記実施形態において、上述した機
能を達成するプログラムをサーバから移動局にダウンロ
ードし、インストールするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信システムの一実施形態の構成
を示す図である。
【図2】図1に示す基地局及び移動局の電気回路構成を
示すブロック図である。
【図3】通信データのフォーマットを示す図である。
【図4】図1に示す基地局及び移動局の作動の一部を示
すフローチャートである。
【図5】図1に示す基地局及び移動局の作動の残りを示
すフローチャートである。
【図6】図1に示す基地局及び移動局の作動の残りを示
すフローチャートである。
【図7】図1に示す基地局及び移動局の作動の残りを示
すフローチャートである。
【図8】図1に示す基地局及び移動局の作動の残りを示
すフローチャートである。
【図9】図1に示す基地局及び移動局の作動の残りを示
すフローチャートである。
【図10】図1に示す基地局及び移動局の作動の残りを
示すフローチャートである。
【図11】図1に示す基地局及び移動局の作動の残りを
示すフローチャートである。
【図12】変形例における基地局及び移動局の作動を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10…基地局、20…移動局。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K060 BB08 CC04 CC11 CC12 EE05 KK01 LL01 LL25 5K067 AA03 DD20 DD27 EE02 EE10 GG08 HH21 HH23 JJ52 JJ54

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と移動端末とが通信を行うように
    構成された無線通信システムであって、 前記移動局は、 移動局自身の位置情報を算出する移動局算出手段(10
    0、112、132)と、 前記基地局に上り送信情報を送信する移動局送信手段
    (27、28)と、 前記位置情報を前記上り送信情報として送信させるよう
    に前記移動局送信手段を制御する移動局送信制御手段
    (102、115、135)とを有し、 前記基地局は、 前記位置情報を前記上り送信情報として受信する基地局
    受信手段(200、210、230)と、 前記位置情報に応じて前記移動局の最大送信電力値を算
    出する基地局算出手段(203、213、233)と、 前記最大送信電力値を前記移動局に指示する基地局指示
    手段(206、216、236)とを有することを特徴
    とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局は、前記移動局に下り送信情
    報を送信する基地局送信手段(16、17)を有し、 前記基地局指示手段は、前記最大送信電力値を前記下り
    送信情報として送信させるように前記基地局送信手段を
    制御することを特徴とする請求項1に記載の無線通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記基地局指示手段は、 前記下り送信情報を前記最大送信電力値以下の送信電力
    値にて送信させるように前記基地局送信手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記移動局は、 前記上り送信情報の先回の送信電力値に所定値を加算し
    て上り加算電力値を求め、この上り加算電力値が前記最
    大送信電力値以上であるか否かを判定する移動局判定手
    段(121、141)と、 前記移動局判定手段によって、前記上り加算電力値が前
    記最大送信電力値未満であると判定されたとき、前記上
    り送信情報の送信電力値を増加させるように設定する第
    1の移動局設定手段(122、142)と前記移動局判
    定手段によって、前記上り加算電力値が前記最大送信電
    力値以上であると判定されたとき、前記上り送信情報の
    送信電力値の増加を禁止するように設定する第2の設定
    手段(124、143)と、 を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つ
    に記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記基地局は、 前記下り送信情報の先回の送信電力値に所定値を加算し
    て下り加算電力値を求め、この下り加算電力値が前記最
    大送信電力値以上であるか否かを判定する基地局判定手
    段(221、241)と、 前記基地局判定手段によって、前記下り加算電力値が前
    記最大送信電力値未満であると判定されたとき、前記下
    り送信情報の送信電力値を増加させるように設定する第
    1の基地局設定手段(222、242)と前記基地局判
    定手段によって、前記下り加算電力値が前記最大送信電
    力値以上であると判定されたとき、前記下り送信情報の
    送信電力値の増加を禁止するように設定する第2の基地
    局設定手段(224、243)と、 を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つ
    に記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記基地局は、予め設定された位置情報
    毎に前記移動局の最大送信電力値を記憶する記憶手段
    (14a)を有し、 前記基地局算出手段は、前記記憶された位置情報毎の最
    大送信電力値のうち、前記受信された位置情報に対応す
    る最大送信電力値を選択することを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1つに記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記移動局送信制御手段は、前記上り送
    信情報としてこの上り送信情報の送信電力値を送信させ
    るように前記移動局送信手段を制御し、 前記基地局受信手段は、前記上り送信情報の送信電力値
    を前記上り送信情報として受信し、 前記基地局は、前記記憶された位置情報毎の最大送信電
    力値を、前記受信された上り送信情報の送信電力値に応
    じて更新する更新手段(272)を有することを特徴と
    する請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記基地局は、 前記上り送信情報の受信レベルを計測する基地局受計測
    手段(201、211)と、 前記計測された上り送信情報の受信レベルが、所定閾値
    以上か否かを判定するレベル判定手段(270)を有
    し、 前記レベル判定手段によって、前記上り送信情報の受信
    レベルが所定閾値以上であると判定されたとき、前記更
    新手段における最大送信電力値の更新を許可し、 前記レベル判定手段によって、前記上り送信情報の受信
    レベルが所定閾値未満であると判定されたとき、前記更
    新手段における最大送信電力値の更新を禁止するように
    なっていることを特徴とする請求項7に記載の無線通信
    システム。
  9. 【請求項9】 移動局と通信する基地局の通信方法であ
    って、 前記移動局の位置情報を受信するステップ(200、2
    10、230)と、 前記位置情報に応じて前記移動局の最大送信電力値を算
    出するステップ(203、213、233)と、 前記最大送信電力値を前記移動局に指示するステップ
    (206、216、236)とを有することを特徴とす
    る基地局の通信方法。
  10. 【請求項10】 基地局と通信を行う移動局であって、 移動局自身の位置情報を算出する算出手段(100、1
    12、132)と、 前記基地局に送信情報を送信する送信手段(27、2
    8)と、 前記位置情報を前記送信情報として送信させるように前
    記送信手段を制御する送信制御手段(102、115、
    135)と、 前記位置情報に対応する最大送信電力値を前記基地局か
    らの指示として受信する受信手段(110、130)と
    を有することを特徴とする移動局。
  11. 【請求項11】 送信情報を基地局に送信する送信手段
    を有する移動局のコンピュータを、 移動局自身の位置情報を算出する手段と、 前記位置情報を前記送信情報として送信させるように前
    記送信手段を制御する手段と、 前記位置情報に対応する最大送信電力値を前記基地局か
    らの指示として受信する手段として機能させるプログラ
    ム。
  12. 【請求項12】 送信情報を移動局に送信する送信手段
    を有する基地局のコンピュータを、 基地局自身の位置情報を算出する手段と、 前記位置情報を前記送信情報として送信させるように前
    記送信手段を制御する手段と、 前記位置情報に対応する最大送信電力値を前記移動局か
    らの指示として受信する手段として機能させるプログラ
    ム。
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